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天秤に乗せこぼれ落とさぬよう歩むがようです
1
:
同志名無しさん
:2019/12/09(月) 02:16:50 ID:Alp47kEQ0
東京・吉祥寺
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LDA #BLANKING
STA INIDSP
EL ELOHIM ELOHO ELOHIM SEBAOTH
ELION EIECH ADIER EIECH ADONAI
JAH SADAI TETRAGRAMMATON SADAI
AGIOS O THEOS ISCHIROS ATHANATON
AGLA AMEN
2
:
◆MxHvQqijkA
:2019/12/09(月) 02:26:09 ID:Alp47kEQ0
小さな部屋の中で鳥居を設置する男がいる。十字架に張り付けられた白い少女と、その前に立つスーツの女達がいる。僕の部屋まで上がってきた、エプロン姿の母がいる。高級そうな大部屋に独り立つアメリカ人らしいブロンドの漢がいる。二柱の鉄筋の間に、鎖で繋がれた女性の姿がある。次々と目まぐるしく変わる光景の後に、一面の壮大な曼陀羅が視界を覆う。すぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせすぐにけせ
3
:
同志名無しさん
:2019/12/09(月) 02:50:23 ID:UDD4ChcU0
しょうもなw
4
:
同志名無しさん
:2019/12/09(月) 02:51:15 ID:Alp47kEQ0
曼陀羅の上から大量の文字が降ってきて、おそらく夢の中だというのに僕は気を失う。
次に目が覚めた時には明るい光に包まれてどこかの通路に立っていた。
壁は触れないし勝手に足が進んでいく。
それはいいのだが、通路を包む赤い光のせいで目が痛い。
数歩進むと、僕の目の前を通路一面の壁が遮って足が止まる。
その奇妙な壁─中心部に妙な顔とぐるっと円状に列をなした文字がついた壁が止めたのだと思った。
「ここを通らんとするは何者ぞ」
「名乗らぬものを通すわけにはいかん」
「汝の名を名乗れ」
言い表せない厳かな声が誰かに問いかける。
僕に対してかは分からないが、左右にも後ろにも首を動かせないので他に人がいるか確認ができない。
「汝の名を名乗れ」
「あ、ああああああああ」
厳かで威圧的な声に思わず反応的に叫んでしまう。
5
:
◆MxHvQqijkA
:2019/12/09(月) 02:54:47 ID:Alp47kEQ0
NO GOOD!
頭の中に文字が浮かんでくる。
今の叫びが名乗りだと思われたのだろうか、そんな名前ありえないと拒絶の信号が頭に送られてきた。
「ショボンです」
「汝はショボンというのか?」
ああ、融通利かないなぁ。
「ショボン」
「ショボンなら 秘められし力あるはず」
「自分のあるべき力 思い浮かべよ」
まぁどうせ夢だし望むだけ望んでみようか。
僕はインドア派のパソコンオタクだから、力と体力が欲しい。
瞬発力、素早さもバランスよくほしいな。
昔は陸上方面に進むのが夢だった。
それが挫折してインドアに傾倒してしまったわけだけど。
「ショボンよ 扉くぐりし汝を待ち受けるは」
「光の下に選ばれし民の 法と秩序か」
「力を頼る者共が あい争う混沌か」
「汝の天秤に二つを乗せこぼれ落とさぬよう歩むがよい」
6
:
◆MxHvQqijkA
:2019/12/09(月) 03:11:11 ID:Alp47kEQ0
それだけ言うと壁は重い音を立てて引っ込んだ。
なんだ、壁じゃなくて扉だったのか。
足は無機質にも進んでいく。
また数歩進むと、木でできたような色の十字架が回転しながらやってきて足を阻む。
十字架には人型らしい何かが磔になっている。
その傍らに、音も立てずに青い法衣の人が現れて言った。
「これは神に捧げられし魂」
「あなたが名前を呼べば 目を覚ますでしょう」
いきなり言われても名前なんてわjからない。
とりあえず人型のなにかを観察してみると、おぼろげに表情は見えた。
磔になっているのに笑って呑気に寝ている。
いびきがぶうううん、ぶううんと豪快なので心の中で少し笑ってしまった。
どうせ名前なんてわからないから適当に当てずっぽうで言ってみよう。
「ブーン」
「彼をブーンと呼びましたね?」
当てずっぽうなのに正解だったようだ。
というかこの姿じゃわからんが男だったのか。
法衣の人と十字架がふっと消えたが、男は投げ出されずすっくと立った。
「ここは、どこだろうお・・・」
「僕は何かを成し遂げるはずだったんだお・・・」
「おっお!君が助けてくれたんですかお?」
「君といれば答えが見つかるかもお!一緒に連れて行ってくださいお」
男はいきなり陽気な口調で話しかけ、僕の横に並んできた。
そして足並み揃えて一緒に歩きだした。
7
:
◆MxHvQqijkA
:2019/12/09(月) 03:27:05 ID:Alp47kEQ0
二人で歩き始めて数歩、一本道の突き当たりを右に曲がる。
二度曲がったところで足が止まった。
うつ伏せの半透明な人型が現れたと思ったら、耳の尖った薄茶色の人型の何かが。
悪魔と形容してもいいようなものが半透明の上に乗って踏んでいる。
半透明の人型は苦しそうだ。
「これは力を求める乾いた魂」
「貴様が名前を呼べばこいつは目を覚ますであろう」
「さあ 名前を呼ぶのだ」
また透明な人型の顔を観察してみると、幼稚園だか小学校の頃まで一緒だった友達にどことなく似ていた。
「ドクオ」
「こいつをドクオと呼んだな?こいつにはまだまだ力がある」
フッと悪魔のような人型が消えると、重石のなくなった透明人型がゆっくりと体を起こす!
「・・・」
「何故!俺を起こしたッ!」
「せっかくいい夢を見ていたのに・・・」
「クソッ、とにかくここから連れ出してもらうぜ」
ドクオはショボンの隣に並び、三人揃って歩き始めた。
途方もない時間をずっと直進していくと、唐突に扉が現れた。
勝手に扉が開くと、岩肌に囲まれた青い泉が目の前に広がった。
これが現実ならひたすら歩いた後だから喉が渇いて泉に飛びついていただろう。
足が止まっていたのもあるが、泉のもっと近くに寄れない理由はあった。
一糸纏わぬ女が、尻が少し見えるくらいまで泉の水に使って髪をとかしているのだ。
8
:
◆MxHvQqijkA
:2019/12/09(月) 03:39:24 ID:Alp47kEQ0
扉の開いた音に気付いたのか、女の人はこっちも向かずに声を出す。
「誰?そこにいるのは」
たちまち僕は謝罪と弁解しようとしたが、その前に女の人が振り返って矢継ぎ早に話す。
「あら・・・あなた、ショボンね・・・」
「私の名はゆりこ。あなたのことずっと待っていたのよ・・・」
「永遠のパートナーとしてね・・・」
泉と女の人が視界から消えたと思うと、僕らはまた通路を歩いていた。
同じ景色を何度か曲がっていくと、行き止まりの扉の奥に何もない部屋があった。
「ショボン いつまで寝てるの?休みだからって寝坊はダメよ」
「早く起きてらっしゃい・・・」
母の声で夢から徐々に覚醒し、通路と薄赤い明りが消えていく。
泉の女の人の妖艶な笑みに、母性と慈しみと魔性じみた何かを感じながら・・・。
9
:
◆MxHvQqijkA
:2019/12/09(月) 03:44:50 ID:Alp47kEQ0
ひとまず投稿終わり
コンゴトモヨロシク
10
:
同志名無しさん
:2019/12/10(火) 07:44:40 ID:yACGv8b60
なんでファイナル行かずに今さらここに投下するのか
11
:
同志名無しさん
:2019/12/25(水) 02:32:15 ID:vFc8C0d.0
メガテン?
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