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男「モテる代わりに難聴で鈍感なキミたちへ告ぐ 〆!」

257以下、名無しが深夜にお送りします:2017/03/22(水) 20:56:16 ID:nzo79Trk
男(捨て台詞を最後、オカルト研は走り去るでもなく、二人から隠れるようにこの情けない背中の裏ですっかり小さくなり、額を当て俯くのだ)

男(そうか、ならば『任せる』の意味は。男の仕事の八割は決断であり、残りはおまけみたいな物だと誰かが言っていたのは記憶に新しい・・・・・・一本筋、通させて頂く)

男「少なくとも俺は反対派だからな、オカルト研」

男「俺だけじゃないぜ。他の奴らだってお前がここから去って行くのを黙って見送ったりしない。そうだろ?」

転校生「当たり前よ・・・・・・いつでも人を強引に振り回しておきながら、こんなのってズルいんだから」

転校生「しっかり私たちと向き合ってよ、オカルト研さん。じゃなきゃ一生恨んでやるわ!」

男の娘「うわっ、さ、サラッと怖いこと言わないで! でも僕も男や転校生と同じ意見。僕ら、まったく知らない仲ってわけじゃないんだもん」

男の娘「うーー、あぁ〜〜じ、実は正直苦手なタイプだと感じてたけどさ!! それでも僕 オカルト研さんとの付き合い方、段々わかってきた気がするんだ! え、えへへ」

転校生「ねぇ、私たちと友達でいるのは不満? オカルト研さん」

男「・・・・・・この質問ばかりは、俺任せにも無理があるんじゃないか?」

オカルト研「・・・・・・怖いわ」

男(震えた息とともに吐き出された短い言葉、どれほどの感情が凝縮されていたのだろう。俺という盾を通し、彼女は囁くように続けるのだ)

オカルト研「昔話よ、つまらないけれど。私に友人と呼べる人は少なかった。少なかったけれど、それでも満足はしていたの」

オカルト研「でも、結局アイツら。愚かしいわね、気づいた時にはもう遅い。私は体良く扱われる便利なATM代わりでしかなくなっていた」

男の娘「そんな・・・・・・」


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