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男「モテる代わりに難聴で鈍感なキミたちへ告ぐ 〆!」

246以下、名無しが深夜にお送りします:2017/03/06(月) 22:07:52 ID:c/tiJbOQ
名無し「……オレたちが存在できるのはこの場所だけらしい。奴が次に否定すれば、二度と修復される事なく全員仲良く無になる」

天使「……」

名無し「オレはそれを心から望んでいた、主の意思から男の記憶を際限なく削って復旧を願っていなかったワケでもないが」

名無し「あの時 姉さんがこれ以上奴に余計な事をして、何かしでかしてしまう前に消してやれたら……あんなに感情的になったのは初めてだ……」

名無し「主と決別できた事で、怖いと思えた……感情だ、オレが憎悪の次に覚えた感情は恐怖だった……」

名無し「……なぁ、オレは破滅願望なんてくだらないと考えている。消えたくない」

天使(震える体を自らさすって恐怖を静めようとした名無し。飄々とした態度の化けの皮が剥げれば、やはり人間を模倣した何か)

天使「――――自分は、私は、破滅とか難しいことわかりません。だけど 男くんがこのまま苦しいよ、苦しいよ、と悶え続けるのなら」

天使「二度と、全部無かったことにできないのなら……」

天使「ここから あの人を 追放してやりたいと思うのです!!」

名無し「……ダメだ、話にならない。自分が言った意味を理解しているのか? 糞ガキめ」

名無し「アイツがいない世界に存在意義なんて一片も無くなるぞ。つまり オレたちは用無し、消えるんだ」

天使「消えねーです。ううん、たぶん生き続けられると思うのですよ」

天使「男くんの中で……こんな不確かな箱庭で一日一日を送るより、ずっと有意義に代わるんじゃないかな」

天使(儚いよりも意味のある足跡を残す方法、お父さんを生かして帰すのです)


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