レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
( ^ω^)千年の夢のようです
-
----------
( ^ω^)「もっと延々散開とした街かと思ったけど…」
中心部に近づくほど整備されていく路面と建物、そして人波。
安宿から見る景色とはだいぶ様変わりしてきた街並みが、ブーンを迎える。
居住区や商業区といった区画はなく、その曖昧な線引きは、ひとつ角を曲がれば姿を見せる。
その光景は ──変わらず白く、しかし薄暗い。
散策の目的は、ダイオードが連れていかれた収容所。
そう呼ばれるからには、もっと大きくて目立つ建物があるものだと想像しながら、ブーンは目を光らせ歩いていた。
だがむしろ、中心部のほうが小さくもよく似る建物ばかりが並び、よそ者のブーンには見分けがつかない。
( ^ω^)「…うーん」
白いキャンパスに鉛筆で外壁の線だけを横に一本ジグザグに描けば、この風景は完成するだろう。
色彩を欠くのは、その土地面積に対する国の資源の少なさを象徴しているのかもしれない。
時間だけが悪戯に過ぎていく。
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板