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( ´_ゝ`)デザート×キャラバンのようです(´<_` )

80名も無きAAのようです:2013/01/01(火) 17:19:44 ID:J2WA92hQ0

( <_ ;)「――見つけた!」


広場の中に立てられた、紫と黒を基調とした色の小さなテント。
その前に並べられた長机を眺める、見覚えのある薄水色の獣の耳。
その周りをブンブンと飛び回る白と紫の影も見えるが。弟者はそれについてはあえて無視をすることにした。


(*´_ゝ`)「おお、弟者じゃないか。もうラクダは手に入れたのか?」

(´<_` )「それよりも前に、兄者が行方不明になった件。
      ……ん? それは」


弟者は兄者が目にしている長机の上に目を移す。
赤や黒で模様が織り込まれた敷き布の上に並べられているそれは、黒く光沢を放つ石板たちだ。
その石板を見た瞬間。弟者の顔が、苦虫を一度に十匹ほど噛んだようなる。

机の上に並べられているのは――魔力と呪文を刻み込んだ魔力石板。
比較的新しいものであるようだが、模造品ではなくちゃんと魔力を吹きこまれた本物であるようだ。
それは、兄者が興味津々で眺めていることからもわかる。


ヾ(*^ω^)ノシ「オトジャー! オトジャだおー!」

(*´_ゝ`)「見てみろ、弟者! 魔法石板2枚組、ついさっき買ったんだがこれすごいぞ。
       旅に便利な魔法を刻んであるので、どんな状況でも安心です――だってさ!」

(´<_`#)「買 っ た の か 。いますぐ返品しようか、兄者。
      そもそも魔法石板の素材を取りに行くといったのは兄者だぞ。ここで石板を買ってどうする」

.


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