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【場】『 PC間連絡スレ ―星間通信― 』【他】

1『星間通信局』:2016/02/21(日) 21:16:04
★―――――――――――――――――――――――――――――――――――――☆

  このスレはPC間の電話、メールアプリなどでの連絡や交流、                     
  およびPCの利用するSNSやネットコミュニティの描写に使用できるスレです。
  特定の相手を指定して連絡する場合、相手にそれが分かるように書くことを推奨します。

  PCを介さない、PL同士の連絡は『点呼スレッド』でどうぞ。
  ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453051129/

  また、描写として『ネット上の匿名の声』を持ち出すのは問題ありませんが、
  自キャラや自分の活動を過度に、また不自然に持ち上げさせたり、
  特定のキャラや板上の活動を一方的にsageたりするのに使うのは非推奨です。
  マナーを守って、楽しいネットライフを!

☆―――――――――――――――――――――――――――――――――――――★

7今泉『コール・イット・ラヴ』:2018/11/29(木) 04:27:45

          〜〜〜〜〜♪

                    〜〜〜♪〜〜〜〜♪

「……あっ、電話だ」

               ピッ

電話がきたけど、誰からだろう?
何か約束していたんだったかな。
もしかしたら間違い電話かもしれない。

とりあえず、出てみる事にした。特にやる事とか、ないし。

8夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/12/04(火) 17:23:24
>>7

「――もしもし、夜分遅くに失礼致します」

電話口から聞こえてきたのは、どこか聞き覚えがある声だった。
普段とは声色を変え、まるで受付嬢のように丁寧な口調で喋っているのだ。
もっとも、電話帳に登録されている名前を見れば、一発でバレるのは明白だが。

「私は清月学園・高等部の者ですが、未来さんはご在宅でしょうか?」

なぜ掛けたかというと――ヒマだったから。

9今泉『コール・イット・ラヴ』:2018/12/05(水) 02:31:52
>>8

「えっ」

一瞬迷った。
この番号なのにそういう事言うから。

「ええ。未来はご在宅ですけども」
「ユメミン、ですよね。こんばんはっ!」

でも、よく考えたらユメミンらしいのかも。

「宿題終わりました?」
「私はまだですけど」「今一集中できなくって」

「英語の量がフツーじゃなくないです?」
「同じ単語何回書かせるんだろ」

机に広げていた教科書に目を向ける。

「…………あ。もしかしてなにか用事とかです?」

10夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/12/05(水) 12:04:43
>>9

「――あッあッあッ〜〜〜」

「よくぞ、みやぶった!!さすがイズミン!!スルドイな!!」

なぜ別人を装ったかというと、これといって理由はなかった。
しいて言うなら、思いついたからやってみたということだ。
普通に掛けるっていうのもつまんないし。

「どうも、こんばんは」

「あ〜〜〜イングリッシュホームワークね。うんうん。
 キツいよね〜〜〜。わたしはカンジのほうがニガテだけど。
 エイゴはアルファベットだけだから」

英語は26個のアルファベットから構成される。
それに対して、日本語は平仮名・カタカナ・漢字の三種類。
高校生になるまで目が見えていなかった自分にとっては、
読み書きに関しては日本語の方が難しかったりする。

「あ、まだおわってないよ」

「でも、じつはスピードアップできるウラワザがあるんだよね〜〜〜。
 おおきなコエじゃいえないナイショのハナシなんだけどさ……。
 じぶんでかくより『ドクター』でかくとハヤいんだ」

『ドクター・ブラインド』は人間以上のスピードと器用さを持つ。
スタンドにペンを持たせれば、自分の手で書くよりも早くできるのだ。
爪があるので、少しペンを握りにくいという欠点はあるが。

「そうそう。おりいってイズミンにソウダンがあったんだ。
 まだダレにもいってないココだけのハナシ」

「――なんかオモシロイことない??」

11今泉『コール・イット・ラヴ』:2018/12/05(水) 22:28:16
>>10

「フツーに分かりますよ」
「友達ですし」

友達だから番号登録してるし、って意味だ。
番号を見なくても多分わかるけど。

「漢字も嫌ですねえ」
「私も国語があまり得意じゃなくて」
「今回は書き取りが無くてよかったです」

数学は得意だからすぐ終わる。
国語は苦手だ。文章題とか。
それに、漢字はめんどくさい。

「あっいいな〜」「動き早いですもんね」
「私の『先生』は、そういう手伝いはしてくれないから」

先生は真面目だから。

「っと、相談ですかっ?」
「面白い事! えー、突然ですね!」

今日のドラマ見た?とかそういうのじゃなさそうだ。

「最近はフツーに、フツーな事しかしてないんで」
「特に思いつかないんですけど」「どういう系統がいいのかな」

「面白いお店とか?」「それとも珍しいウワサとか?」

12夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/12/05(水) 23:56:37
>>11

「あ〜〜〜わかるわかる。イズミンの『センセー』はマジメだから」

「『シュクダイ ハ ジブン ノ チカラ デ スルモノ デス』」

「――ってカンジ??」

本当にそんなことを言うかは別として、手伝いはしてくれなさそうだ。
そもそも教科の先生じゃなくて、どっちかというと保険の先生って感じだし。

「ふふふ、ソウダンというのはトツゼンくるものなんだよイズミン!!
 イズミンも、もしソウダンゴトができたらえんりょなくソウダンしてくれたまえ!!」

「えっと〜〜〜じゃあ、まずイズミンの『ショップしょうかい』のコーナー!!
 まえに、『オススメのおみせおしえて』みたいなハナシしたきがするし」

(※ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453647631/449辺りで)
 
「ではでは、こんかいオススメするおみせはコチラ!!ババン!!」

というワケで『オススメのショップ紹介』という流れになったらしい。
『まず』と言っているので、
その後で他の話も聞ければ聞きたいという意図があるようだ。

13今泉『コール・イット・ラヴ』:2018/12/06(木) 04:32:02
>>12

「鋭いですね! まさにそんな感じです」
「シャー芯が中で折れたら、直してくれたりはしますけどね」

先生は今、出ていない。

「相談……そうかな」「そうかも」
「また何かあったら相談しますね」

「そういうわけで紹介しますっ。まずは第一弾」

「えーと」

第一弾とは言ったんだけど。
何のお店から教えようかな。
やっぱり食べ物がフツーに無難かな。

「『こむぎベーカリー』とかどうですか?」

「星見街道のパン屋なんですけど」
「サンドイッチが美味しいんですよ」

「色んな野菜が入ってて」「ソースも手作りで」
「よく、お弁当に買って行ってます」
「値段はフツーに安いですし」

自分の事だけど、フツーな紹介だ。

「あっ。イートインがあるんで、『カフェ』にも使えますよ」
「ドリンクとか、ちょっとしたお菓子とかも売ってます」
「試験前とか、そこで勉強するときあります」「たまにだけど」

「長居するとついクッキーとか買っちゃうんで、そこは危ないですね」

ユメミンは蛇カフェ行く子だし、そういうお店を期待してたかも。
でもそういうのって、あんまりレパートリーがないんだよね。
変わったお店じゃなくてもいい、って言ってた記憶あるし、いいのかな。いいよね。

14夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/12/06(木) 19:15:47
>>13

「あ〜〜〜イズミンのハナシきいてたら、こんなじかんなのにオナカすいてきた。
 でも、いまたべたらプロポーションが……。ぐぐぐ……」

食べ物の話をしていると、ついつい食欲を刺激されてしまう。
それを我慢せねばならない時があるのがツライところだ。

「でも、これは『ようチェック』ですな。せっかくだからメモっとこう。
 『こむぎベーカリー』……ほ・し・み・か・い・ど・う――っと」

手元にあった付箋に書き込んで、それを剥がして手帳に貼り付ける。
よし、これで忘れない。

「サンドイッチって、もちはこびにベンリなのもイイよね〜〜〜。
 いまはさむいけど、あったかくなったら、そとでたべるのもキモチよさそうだし。
 じょうほうていきょうにカンシャします!!」

自分が変わった場所に注意を引かれやすいのは、
元々そういう場所が人目を引きやすいからというのが大きかった。
実際のところ、今まで視力のなかった自分にとっては、
いわゆるフツーの場所でも新鮮に映ることが多い。
なので、オススメスポットを教えてもらえるのは素直に嬉しいのだ。

「おれいに、ユメミンのオススメショップもおしえちゃおっかな〜〜〜。
 そのなは――『おとうふ処 純』!!」

「ほしみかいどうの、ちょっとハズレのほうにあるみせなんだー。
 てづくりのトウフをうってるんだけど、それだけじゃない!!
 トウフやトウニュウをつかったヘルシーなスイーツをあじわえるんだ!!」

「『豆乳ソフトクリーム』と『豆腐チーズケーキ』がユメミンのイチオシ!!」

「あ、『手作り豆腐体験』もできるよ。ようよやく!!」

15今泉『コール・イット・ラヴ』:2018/12/06(木) 23:03:38
>>14

「あはは、がまんがまん」

「メモしておいてくださいねっ」「テスト出ますよ」
「私もメモしておきます。『おとうふ処 純』」

            チョキ

はさみでマスキングテープを切る。
『マスキングメモ』っていう、メモ用のテープ。
そこにペンで書いて、机の隅に貼っておいた。

「豆乳スイーツ、良いですよね」

「身体に良いような気がするし」
「甘さが控えめですし」
「控えめじゃないのもフツーに好きだけど」

牛乳の代わりに豆乳にするのにハマってた事ある。
今はたまにしかしないけど、フツーにおいしい。

「それより、『手作り豆腐』ですかっ」
「なんだか面白そうですね」
「ユメミンはやった事あるんですか?」

「もしまだなら、今度一緒にどうです? 予約取って」

16夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/12/07(金) 00:01:37
>>15

「おっ、いいねぇ〜〜〜。じゃ、やっちゃう??
 じつはユメミンもまだやったことないんだ。いっしょにできたらたのしそう!!」

「ガッコーいったときにでもうちあわせしようよ。よていがあいてたらおしえてね。
 ユメミンは、いつでもオッケーだけど!!」

「たのしみだなぁ〜〜〜。
 それじゃ、じかいの『イズミン&ユメミン』は、
 とうふやさんでアレやコレやするハナシってことで!!」

――と、なんとなくではあるけど話がまとまりそうだ。
次回『イズミン&ユメミン』第24話『哀愁・豆腐屋クライシス』にチェックメイト!!

「そういえばイズミンは、さいきんなんかウワサとかきいてる??
 さっき、ちょっといってたから」

「たとえば……
 ぜんしんにマスキングテープをまいたナゾのヒトカゲがもくげきされたとか??」

なんだか、どこかで見かけたような姿だ。
どこで見たのかは――言うまでもないことだが。

「わたしは、しぜんこうえんに『UMA』をさがしにいったコトあったっけ。
 (※ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453647870/391辺り)
 いわゆる『ミカクニンセイブツ』ってヤツ。
 みずうみのちかくでみかけたってウワサきいてさ。
 まー、そのときはペットのちいさいサルだったけどねー」

17今泉『コール・イット・ラヴ』:2018/12/08(土) 05:49:55
>>16

「いいですね、そうしましょう!」
「場所とか、私の方でも調べときます」

「それで、ウワサですよね」

「確かに、目撃情報はありそうですね」
「先生は勝手に出たり、動く事もあるので」
「たまにですけどね」

前にも知らないうちに知らない人を治していた。
まあ、出て来るのはコントロールも出来るんだけど。

「それにしても、サルがペットって珍しいですね」
「ペットショップで見たことないですよ」「珍しいなあ」

小さいサルってなんだっけ。
ニュースか何かで見た気はする。
SNSだったかも。ハッキリはしない。

「……えーと」

ハッキリしてるのは、別の事。
つまり私の知ってるウワサはフツーだという事だ。

「私の珍しいウワサって、そこまででもないというか」

「誰それと誰それが付き合ってるらしい! とか」
「そういうワイドショー風味なやつなんだけども」

「一応聞きます?」

私にとってもべつに、そこまで面白い話ではない。
けど、こういうのは面白い話なのがフツーな気がするんだ。

18夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/12/08(土) 12:13:40
>>17

「そうそう、めずらしいヤツ」

「『ピグミーマーモセット』っていうのだったかな、たしか。
 セカイで2ばんめにちっちゃいサルなんだって」

「UMAじゃなかったけど、あるイミふしぎセイブツだよね〜〜〜」

実際は、その後に『謎の影』が出現していたのだが、
(ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453647870/411)
本人は知る由もない。

「ふむふむ」

これでも恋愛の話に無関心なわけではない。
一応、人並みの興味は持っている。

「それってさぁ、『セートどうしのハナシ』だよねぇ??
 もしかして、『セートとセンセーのハナシ』とかじゃないよねぇ??」

とはいえ、その手のウワサは刺激がある方が面白いと感じるのも確かだ。

「たとえば、ダレもいないきょうしつでコッソリだきあってたとか……。
 ねつっぽいシセンをかわしあって、そのままクチビルが……」

「ひょっとして……
 『1ねんの夢見ヶ崎とカガクの宮野がデキてる』とかウワサになってる??
 あ〜〜〜とうとうバレてしまったのか……。いままでウマくやってきたのになぁ。
 やっぱり、このまえの『アレ』がマズかったな……。
 いくらほうかごとはいえ、きょうしつでやるべきじゃなかった……」

秘められた禁断のロマンスを語るが、当然そんな経験は一切ない。
たった今でっち上げた架空のお話だ。

「――な〜〜〜んてコトがあったらオモシロイよね〜〜〜。
 あはははは!!ゴメンゴメン、ちょっとしたジョーク。
 あのセンセー、わたしのシュミじゃないから」

シャレのつもりだったので、笑ってごまかそうという心積もりだ。
そんな話が実際にあったら面白いなとは思わないでもないけど。

「そういえばさ――『イズミンのスキなタイプ』って、どんなヒト??」

知らない生徒の恋愛話より、こちらの方が楽しく聞けそうな気がする。
もちろん教えてもらえるかは別の話なのだが、
無理に聞き出そうというつもりがあるわけでもない。

19今泉『コール・イット・ラヴ』:2018/12/09(日) 07:33:41
>>18

「世界で二番目ですかぁ……一番じゃなくって」
「相当小さかったんでしょ」「良く見つかりましたねぇ」

ピグミーマーモセット。
小さいサル、聴いた事あるような、ないような。
そうなると一番小さいのはどんなサルなんだろう。

「今日はいつも以上に鋭いですねユメミンっ!」
「まさにその通り、『先生と生徒』のウワサなんです」

「まあ、又聞きの又聞きなんですけど――――」

「あ、科学の宮野先生ではないですよ」
「ユメミンでもないし〜」「……冗談ですよね?」

「……冗談ですね! あはは」

それから噂の本題にはいろうとしたんだけど。

「私の――――」

「えっ、私のですか?」

「……」

「えーと」

それは、考えてなかったけども。

「そうですね」

「あの」

「フツーに、カッコよくて」「それで」「夢がある人……とか?」

私も、フツーだから。フツーにそういう人が理想だと思った。

20夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/12/09(日) 19:54:07
>>19

「――ほうほう??きょうは、なんだかカンがさえてるきがする!!
 っていっても、もう『きょう』はおわるんだけど。もったいないなぁ〜〜〜。
 これ、『あしたにもちこし』とかできればいいのに」

シャレのつもりだったので、当たってたとは思わなかった。
ちょっとビックリだ。

「ふんふん……なんていうか、イズミンらしいカンジですな!!
 『フツーにカッコよくてユメがあるヒト』……なるほどなるほど……」

「あ――さっきのセンセーとのロマンスって、もしかしてイズミン??
 ダイジョーブ、ダイジョーブ。ユメミンはクチがかたいから……」

もし誰か他の人が聞いたら、あらぬ誤解がかかりそうな発言だった。
念のために説明しておいた方がいい気がするかもしれない。

「ちなみに、ユメミンのスキなタイプは……やさしいヒト??」
 
「おたがいにきづかいあえるっていうか……」

自分から言い出しておいて、つい深く考えてしまった。
我に返ると、急に恥ずかしくなってくる。

「いや。いやいや。いやいやいや――」

「――やっぱ、いまのナシで」

いつの間にか、顔が赤くなっていた。
電話ではバレないのが幸いだ。

21今泉『コール・イット・ラヴ』:2018/12/10(月) 08:19:14
>>20

「あはは、さすがにセンセーはちょっと」
「フツーじゃないですし、そういうのって」

ちょっとカッコいいと思う先生はいる。
みんなも似たような事を言うことがある。
だから、そこまではフツーかもしれない。

けど、好きって多分そういうのじゃないと思う。

「フツーに、同年代がいいです」
「話とか、しやすいですし」
「誤差2〜3さい、くらいまでかなあ」

「あ、具体的に誰かを考えてるとかはないですよ!」

だからフツーに否定しておく。
変な噂とかになったら困るし。
ユメミンはそういうのしないだろうけど。

「へぇ、優しい人、ですか……」

ユメミンの事だからぶっ飛んだことを言うと思ってた。

「……」

「えーと」

「そうですねっ、ナシにしましょう!」
「だから私のもナシで。おあいこっていうやつです」

「イズミンは口が堅いので」「誰にも言ったりしませんよ」

なんだかちょっと恥ずかしい話になってしまった。
だから、これはなかったことにするのが、良いような気がした。

22夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/12/10(月) 21:13:49
>>21

「ぐふっ……イッポンとられた……。イズミンよ、やるな!!
 それでこそ、わがライバルだ!!」

冗談めかして誤魔化そうとはするものの、その声には若干の照れが残っていた。
どうにも恥ずかしいことを言ってしまったのは事実なのだ。
なので、なかったことにする案はありがたい提案だった。

「うんうん、そうしようそうしよう。よし!!
 じゃあ、イズミンとユメミンのヒミツってコトで!!」

いわゆる秘密の共有というヤツになるのだろうか。
それはそれで楽しいような気もする。
大したことではないかもしれないけど、
秘密という響きを聞くと何となく刺激的なものを感じるのだ。

「――ところで、イマなんじ??おお、もうこんなジカン??
 いや〜〜〜、けっこうナガナガとはなしちゃったね〜〜〜。
 ありがと、イズミン!!つきあってくれてたのしかった!!」

「イズミン、しゅくだいとちゅうだっけ??
 オシャベリしてイイカンジにいきぬきできたし、
 ユメミンも『フツーじゃないエイゴのしゅくだい』おわらせよっと!!」

楽しい時間が過ぎるのは早い。
だけど、時間には限りがあって、私達は宿題も片付けなくちゃいけない。
そこが辛いところだ。

「それじゃ、またあしたガッコーで!!
 しゅくだいやっつけてスッキリしたら、いっしょに『トウフづくり』にいこーね!!
 たのしみにしてるから!!」

「――じゃ、また!!」

だけど、辛いことばかりでもない。
それが終われば楽しいことも待っているし、だからこそ頑張れる。
そんな気持ちを胸に、通話を終えて再び宿題に向かうのだった。

23今泉『コール・イット・ラヴ』:2018/12/11(火) 06:49:44
>>22

「あはは。やっぱり、楽しいですね」
「ユメミンとお話しするのは!」

いい友達を持てたんだと思う。
フツーじゃない力を共有し合える。
話も合う。それに、お話が面白い。

秘密を共有するのも、きっと楽しい。
まあ、秘密ってほど秘密かはわからないけど。

「あっ、そうでしたそうでした!」
「もういい時間ですね」「それじゃあまた明日」

フツーに宿題忘れるところだった。
テストの点も微妙だったし、宿題忘れはまずい。

「じゃ、切りますね〜」

         ピッ

「…………」

「ああ」

「早く明日に、なるといいなあっ!」

ベッドに仰向けになった。
それから、宿題のために、机に向かった。

明日もきっと、フツーに楽しい学校が待っている。


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