ベジーティアたんのみ女の子／ギャグ

54：花火志願の名無しさん：2005/11/13(日) 20:14:33: 「やだって！？こ、こっちの父さんもあなたなんでしょう！？」
軽く混乱するトランクスに、ブルマはやはりベジーティアには聞こえない程度の声で切り返す。
「バカ言うな！俺がどれだけ苦労してベジーティアを落としたと思ってんだ！！そっちの俺は
孫君が死んで落ち込んでるとこを付け込んだだけだろーが！」
トランクスは心底悔しげに言うその内容に少し呆れ、こっちの父さんに言うなってこういうことかと妙に感心しながらも、
少なくとも父は母を好いて自分が生まれたと分かるのは、なんとなく気恥ずかしく、そして嬉しいのだった。

「…父さんと母さんが一緒になったのは悟空さんが元気だったうちです、オレが生まれた日から計算しても間違いありません」
なおぶうぶう言っているブルマに、勘違いしているらしい部分を訂正する。
彼の世界の父と悟飯の証言を合わせるとそういうことになるのだった。

その言葉に、ブルマはぴたりと口を噤む。しかしそれは長くは続かなかった。
「それでも人造人間出るまではそれなりに一緒にいられたんだろ？こっちなんか妊娠中だってしょっ中
いなくなるわお前生んだらもうウチに寄り付かないわでさ、久々に帰って来たら来たで、あくまで情報待ち
だからって言い張るし」

なおぶつぶつと言い続ける父に、あんたらたった今一緒に風呂に入ってたじゃないですか、
などとツッコミを入れたらやっぱり『向こう』の父さんみたいに話が二倍になるのかなあ、と
そんなことを思いながらトランクスは、ブルマの愚痴を聞き流し続けたのだった。

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