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月刊 加藤茂伸

13月4日:2002/03/05(火) 01:24
皆さんの要望に応え、ついに月間化!
こせきこうじ先生の作品が読めるのはコミックバンチだけ!!

162名無しさん:2003/11/05(水) 01:37
2003年11月4日 火曜日

 人の生き方をうらやましく思う時がある。
 けれども、真似をしてみたところで
 その人のはなれない。
 自分には自分のリズムやペースがあるのだろう。
 
 自分のスタイルを安易に変えると
 どうやらバチが当たるらしい。
 そのことを、痛感した。

 大きなミスをしてしまったが、
 なんだか、逆にすっきりした。
 大きすぎて、ピンと来ていないのかも知れない。
 
 とにかく、良くは分からないけれど
 自分は自分のスタイルを貫かないと駄目らしい。
 自分のスタイルが、最良のものであるとは
 微塵も思っていないが
 変えることも出来ず、変わることも良くは無く
 死ぬまで僕は僕と付き合っていかないといけないのならば
 僕のあるがままスタイルを受け容れていかないと
 苦しいだけだ。
 苦しむのなら、
 自分のスタイルを磨き、洗練させる事に対して苦しむべきだ。

 僕は、僕でしかなく、他の誰でもない。

 当たり前のことを実感した。
 だから、逆にすっきりとしたのかな。
 もう少し、考える。

163名無しさん:2003/11/06(木) 01:30
2003年11月5日 水曜日

 「人間楽しい事をしていれば、疲れない。」
 師の言葉である。
 
 僕が疲れずにやっていること
 それが、楽しいことだ。
 
 この日記を書くのも楽しい。
 話をするのはもっと楽しい。
 
 当ての無いことをするのは苦しい。
 果ての無いことをするのはもっと苦しい。
 
 苦しいことを楽しいことに変換するにはどのようにすれば良いのか。
 人それぞれの方法でそれを実行しているのであろうが
 最近は、人がどのようにそれをやっているのか興味がある。
 
 生みの苦しみには、孤独がつきまとうが
 孤独だけではないはずだ

164名無しさん:2003/11/08(土) 01:30
2003年11月7日 金曜日

 今日は書きたいことが溢れ出てくる。
 止められない衝動を書き連ねる。



 僕は弱者だ。
 一人では生きていくことができない。
 正しく言えば、一人だと感じてしまうと生きていけない。
 
 だから、心のどこかで自分は一人ではないと期待している。
 本当は、一人なのに、一人ではないことを期待している。

 自分を騙し、
 自分を騙し、
 自分を騙すストーリーを書き続けている。
 
 それは、妄想でしかないのに。



 ハンニバルのように、頭をかっさばいて
 脳の感情を司る中枢を破壊したい。
 
 心に感情があるのなら、
 感情などガムのようにクッチャクチャに噛みほぐして
 味も何も無くなったところを思いっきり吐き出して
 砂利まみれにし、
 アスファルトにへばりついて
 干からびて、黒い染みになればいい。

 感情など要らない。
 期待など跡形も無く消えればいい。



 「頑張れ」などと言うな。
 
 例えば僕は、とある就職活動サークルが嫌いだ。
 苦しんでいる人間にやたらと「頑張れ」というからだ。

 苦しんでいる人間が、「頑張れ」一言で立ち直れるわけが無い。
 そんな人間は、そもそも苦しんでなどいないのだ。

 本気だからこそ、
 本気だったからこそ、苦しいのだ。

 苦しみに耐えることで精一杯なのだ。
 それだけで、どれほど「頑張って」いることか。

 簡単に「頑張れ」などとは、口が裂けても言えない。



 だからと言って、「勝手にしろ」とも言われたくない。
 だから僕は「弱者」なのだ。

 誰かに気付いて欲しい。
 けれども、誰にも気付かれたくない。
 背反する感情は、回り続けるコインの裏表のように
 クルクルと立場を変える。
 二つの感情は、均衡点を見つけることは無く
 絶えず、どちらかが僕を支配する。
 僕は、どちらが自分なのか分からなくなる
 


 僕にとって、書くこととは
 自分の感情の澱みを、火葬に処し
 残った骨を、砕き、骨粉にし
 大洋に向かって、ばら撒く作業だ。

 僕は書き続けている。
 僕の感情の澱みはまだ、消えていないということだ。

165名無しさん:2003/11/09(日) 00:03
2003年11月8日 土曜日

 今晩は、月が美しく輝いている。
 
 あの月は、僕である。

 月は太陽が無くては、輝くことはできない。
 あの美しい輝きは、太陽があっての輝きである。
 
 月は青白く、形を留めることはない。
 常に、その姿を変えている。
 
 月は、決して裏側を見せない。
 地上にいる僕らからは、裏側を見ることはできない。

 夜空に浮かんでいる。
 月が輝きを増す日は、星は消える。
 月の無い夜は、星が生き生きと輝く。
 あまりにも孤独な月。

 選挙事務所の空に浮かぶ月。
 充実した、選挙活動の日々を終え
 また、僕は孤独な月に帰る。

166名無しさん:2003/11/11(火) 02:21
2003年11月10日 月曜日

 「平行」という概念がある。
 中学生の時、この概念を聞いて、戦慄を覚えた。
 
 「平行な二つの直線は、宇宙の果てまで行っても交わることは無い。」
 数学教師はそう説明した。
 
 数学的には平面だ空間だといろいろ注文はつくのかも知れないが
 「宇宙の果てまで行っても、決して交わらない二つの直線」というのは
 ものすごく、寂しい響きだ。

 寒さが増してきた。
 ようやく本来の季節になってきた気がする。
 
 今、ようやく、「点」だった僕は、少しずつ「線」になろうとしている。
 曲がりくねった線にはなりたくないが
 どの線とも交わることの無い線にはなりたくない。
 媚びて、曲がることはしたくない。

 僕の未来には交わる線はあるのか。
 僕は、どこに向かうのか。



 

2003年11月9日 日曜日

 選挙が終わる。
 ちょうど一区切りだ。
 最高の気分だ。
 
 一つ、弾みをつけて、生まれ変われそうだ。

167名無しさん:2003/11/12(水) 01:03
2003年11月11日 火曜日

 般若心経を読む。
 現代語訳も読む。
 
 一読しただけでは理解できない。
 
 「色即是空 空即是色」

 「物理的現象には実体は無く、実体が無いからこそ物理的現象なのである。」

 唯一日本語の意味が分かるのはこの部分である。
 しかし、内容が理解できない。
 イメージが湧かない。

 昔、なにかの本で日本人の世界観を説明ていた。
 「箱がある。箱には何も入っていない。
  しかし、その箱の中には空ではない。
  充実した空である。」
 それに近い。
 
 「充実した空」
 僕の心象風景は、まだ、実体を追いかけている。
 実体は何も無いという境地にはまだ達していない。
 修行が足らぬ。

168名無しさん:2003/11/13(木) 00:34
2003年11月12日 水曜日

 鶴舞公園。
 地下鉄駅に続く階段の前に立つ。。
 
 4本の手すりが伸びている。
 折れ線グラフのように、こちらに向かってくる。
 右上がりに。僕を突き刺すように。

 3人の老人が奥に吸い込まれていく。
 彼らの背中は透けている。
 足取りは強く。しかしこの世のものではなく。

 振り返ると、傾いた太陽が公園を照らしている。
 散る葉、色褪せる街を、黄金に照らし出す。
 
 僕は振り返った形のまま。
 目だけは大きく開けたまま。
 光に心を奪われたまま。

169名無しさん:2003/11/14(金) 01:56
2003年11月13日 木曜日

 今日は未来の話をしよう。

 今日のゼミはテレビの話をした。
 2011年にはテレビは完全にデジタル化される。
 今から8年後の話だ。

 8年前、僕は16歳だった。
 高校生1年。今の僕と同じように苦しんでいたころ。
 首相は小泉ではなく、橋本龍太郎だった。
 携帯電話はなく、ポケットベルすら持っていなかった。
 インターネットはなく、パソコン通信全盛だった。

 8年後、世界はどのように変わっていますか?
 僕は32歳。今の僕と同じように苦しんでいますか?
 政権は変わっていますか?
 携帯電話をまだ持っていますか?
 インターネットで投票は出来ますか?

 8年前、僕はゼミ生と出会っていなかった。
 8年後、僕らはまだ知的な興奮を共有していますか?

 ゼミ生よ。
 僕は、ゼミの集合写真を眺めるたびに思う。
 僕らはきっと大きく羽ばたくと。
 
 でたらめな世の中で、僕はみんなを信じている。
 漠然とだけど、僕らの成功を信じている。

 僕は未来がモノクロームに見える。
 けれど、そこに僕が色を塗っていくのだろう。
 
 ゼミ生よ。
 8年後にあなたはどんな色を塗っていますか?
 僕が塗る色と、あなたたちが塗る色が
 僕らの未来を創ると信じています。
 
 8年後に出会った時は、あなたの色を見せてください。
 僕も僕の色を見せようと思います。
 
 その色でいいのか、自信が無くてもいいです。
 きっと、僕も自信無く、塗っているでしょうから。

 今、僕は自分の色を
 探して、真似をして、選び出して、創り上げている途中です。



 僕にとって、書くことは、
 形の無い感情に、形を与えることだ。
 それは、感情に振り回されやすい僕が
 僕自身をコントロールする唯一の方法だ。

 感情を物体にして、捕まえてしまうのだ。
 捕えられた感情は、おとなしいもので
 自ら、僕の心の深淵に帰っていく。
 あるいは、気化して、僕に混ざる。
 彼らは僕から生まれ、僕に帰る。

 それは、狩りに似ている。
 感情は巧みに僕の放つ網から逃れる。
 僕は言葉という網を駆使して彼らを捕えようとする。
 言葉の網が、彼らを捕えた瞬間は
 他のものに換え難い興奮を、僕に与える。
 それは、「WRITER's HIGH」 とでも言うべきか。
 
 今日も、僕は書き続ける。
 僕の中にはまだ、捕えるべき獲物がウヨウヨしている。
 それは、獰猛な虎でもあり、
 同時に、愛すべき、かよわい子猫でもある。


 今日も、僕は書き続ける。

170名無しさん:2003/11/16(日) 01:21
2003年11月15日 土曜日

 最近、映画を見ていない。
 本ばかり読んでいるので、
 何か、おすすめの映画があったら教えていただきたい。

 感情移入できる映画が見たい。
 2時間ほどの長さで、殺伐としていないものが良い。

 ジャック・ニコルソン主演の「恋愛小説家」
 スティーブン・キング原作「ショーシャンクの空に」
 ブラッド・ピット主演「ジョー・ブラックをよろしく」
 ブラッド・バード監督作品「アイアン・ジャイアント」
 岩井俊二監督作品「四月物語」
 大林宣彦監督作品「青春デンデケデケデケ」
 ジム・キャリー主演「ライアー・ライアー」
 マット・デイモン主演「グット ウィル ハンティング」

 一見、何のつながりも無いようだが
 見た後に爽快感と、ジワリと染みるような感触のある映画が良い。
 ブラピの「セブン」のように、後味最悪の映画は嫌だ。
 今は、ノーサンキュー

 できれば、泣いてしまうのが良い。
 ブラッド・レンフロ主演「マイフレンド・フォーエバー」は泣いた。
 僕が高校生の時に、学校の映画鑑賞会で見て泣いた。
 クラスメイトに引かれるほど号泣した。
 
 今思うと、あれほど泣かなくても良いと思うが
 その時は、壷にはまってしまった。
 
 「泣ける映画だ」という前評判を聞いていたので
 「ここは泣くべきところか?いや、僕あんまり感動していないんですけど」
 というシーンを延々と見せられて、
 「つまらない映画だ」若干冷めていたところにラストシーン
 
 今思い出しても泣いてしまう。
 ブッダのオープニングシーン
 百万回生きた猫
 jungle smileの「希望」
 くるり「WORLD'S END SUPERNOVA」
 それらを、見たり、聴いたり、語ったりする時、僕は泣きそうになるが
 それと同じように、泣きそうになるシーンだ。

 感動して、悔しくて、悲しくて、嬉しくて
 人は涙を流すが、それは科学的に良いと言われているらしい。
 「科学的」という「お墨付き」をもらっているというのが
 若干興ざめではあるが
 涙とともに、ストレス物質を排出するのだという。
 泣いた後、すっきりとするのはその効用であろうか。
 
 感情の変化で涙を流すのは人間だけだそうだが
 涙を流すことで、感情の昂ぶりを抑えようとするのは
 感情という機能が強くなりすぎた人間の知恵だろうか。

 感情の昂ぶりに身を任せて
 涙が枯れるほどに、大泣きしてみたいものだ。
 
 夏のゼミでやった、黒川伊保子「LOVE brain」はやはり当たっていないと思う。
 それは、僕自身には当てはまらない、という意味で。

 いや、当たっているのか。
 僕は、自分の自我の崩壊に耐えられないからな。
 そもそも、自我があるか疑問だが
 女の方々はそれに耐えられるらしいから。
 僕は、僕の中に自我を求めるのではなく
 実在する、他の何かに求めようとする。
 これは、男性脳の特徴ということに。
 
 イマイチ、自分を掴めん。

 いい映画、募集します。

171名無しさん:2003/11/16(日) 23:30
2003年11月16日 日曜日

 集中力が全く無い。
 試験中も、僕は全く集中していなかった。
 目の前で、数字の羅列が、輪郭を失っている。
 考えているのは、完全に他事。
 
 時計を見ると、10分進んでいる。
 慌てて、作業に取り掛かるが
 しばらくすると、
 またしても、数字が意味を無くしていく。

 集中力の無い人間では無いはずなのに。
 なぜなのだ。
 なぜ、僕は自分を操縦できないのだ。
 
 意識を統一できない。
 精神力が足りない。
 
 明日はいい日にしよう。
 もう、苦しみたくない。
 
 唇を噛みしめながら、
 両手を軽く握り、額を乗せる。
 目を閉じると、眉間には深い皺が寄るのが分かる。
 
 明日はいい日にしよう。
 きっと、いい日になる。

172shigezo:2003/11/18(火) 02:06
2003年11月17日 月曜日

 心は他の人には見えない。
 だから、いい。
 同時に、だから苦しい。
 
 僕の心はが見えるのならば
 爆弾を抱えて自殺した二等兵のように
 どこの部位か分からない臓器が散らばり
 腕は挽き肉のようになり
 折れた歯、
 むき出しの神経
 脳は5つに割れている死体だろう。

 それを、見れば、皆は納得するか。

 小浜逸郎は「弱者とは誰か」の中で言っている。
  「苦しみ」はやはり「苦しみ」なのであって、それ以外のものではない。
  もちろん、それを背負った当事者が、なお生き抜くために、
  自分たちの辛い現実を「前向きにとらえ」ようとしたり、
  神が自分に与えて試練だと一生懸命思おうとすることは
  人間の心情として理解できるし、必要なことであろう。

  だが、それは、あくまで彼ら自身の生きる必要に発し
  彼らの生活から立ち上る固有の感覚を通じて踏み固められた
  内部感情の範囲を逸脱すべきではない。
  そのことが保障されるためには、彼ら自身による
  煩悩や回心なども含んだ緻密な表現のプロセスが要求されるはずだ。

 相手の心が見えれば
 軽薄な励ましの言葉など出てこないだろう。

 僕は今、僕自身を演じる役者である。
 明るい僕を演じている大根役者である。
 ゆえに、時々ボロを出す。

 明るい僕を、役ではなく、地でいけるようになりたい。
 毎日、一生懸命練習している。

 今日は、定期券を無くした。
 10月に買ったばかりの、6ヶ月定期を。
 まだ、4ヶ月も残っているのに。

 今朝は、今日をいい日にするために
 必死で起きた。
 日の出を拝んで始発に向かった。
 朝の空気はさわやかで生まれ変われたような気がした。
 改札を通り抜ける為に
 パスケースを開けたところ
 そこには、定期は無かった。

 まるで質の悪いコント。
 出鼻を挫くには、おあつらえ向きの展開だった。
 
 マジック・ジョンソンがエイズになったのは、
 神様が、彼なら乗り越えられると思ったからだという。

 今日の僕に対しても
 神様が、僕なら、乗り越えられると思ったからなのか。
 
 にしたら、あまりにも意地が悪いのではないのか。
 僕が前向きに生きようとするのを挫くのがそんなに楽しいか。
 僕は、こんな仕打ちを受けなければならないほど
 悪しき業を積んでいるのか。

 負けるものか。
 挫けてたまるか。

 畜生。



 追記

 今日初めて、悩みを赤裸々に人に話した。
 突然、生まれ変わりはしないが、
 今日よりもいい明日にするために
 やはり、頑張っていこうと思う。

 僕は自分自身を憎んでいるが、
 自分を責めるのは、やめよう。
 一日一度、自分を褒めれるように、生きていく。

 なんだか、真面目な文だな。

 明日もいい日にする。

173shigezo:2003/11/20(木) 00:39
2003年11月18日 火曜日

 明るい気分だ。
 明るい気分をどのように表現してよいか分からない。
 明るい気分を持っていてもいいのか不安になる。
 
 自分の内部の暗い部分を文章にする方が苦しい分、簡単な気がする。
 なんだか、間の抜けた文章になっていて、気に入らない。

 今まで、自分が幸せな出会いを多く経験してきたことに感謝をしている。
 自分が、暗澹たる気持ちの仲で
 それでも、希望を持ち続けられたのは
 過去に多くの人に支えられ、喜びを体験してきたからだろう。
 
 だから、心のどこかで、未来を信じることが出来た。

 瞬く5等星のような
 2号ロウソクのような
 そんな、弱々しい光であったが、僕の中に灯り続けていたのは
 過去の多くの出会いであった。
 
 それを、純粋に感謝している。

 今日、大阪池田小で起きた児童殺傷事件についての番組を見た。
 被告に殺された児童の両親の、心に焦点を当てた番組だ。

 僕は、この手の番組が嫌いである。
 彼らは辛いけれど、頑張っています、みたいな、美談
 何やっているんだ、行政、という批判
 犯人許すまじ、といった糾弾
 そんなところに、終止していて、キレイゴトで終わるからだ。
 マスコミ特有の優等生臭さが鼻につく。

 しかし、この番組は良かった。
 被害者の両親の心の動きがつぶさに、かつ、赤裸々に表現されていた。

 昨日も書いたが、「苦しみ」を乗り越えた人は
 それは、結果的にそうなった、だけで
 「苦しみ」をばねに変えるまでは、
 ただただ「苦しんだ」であろう。
 それを、理解せず、結果だけ押し付ける人が、この世の中には多数存在する。
 苦しんでいる人間が一番欲しているのは
 結果では無いのだ。

 担当のカウンセラーが言っていた
 「彼らは、今、だいぶ鬱状態から回復してきた。
  けれど、これは、彼らの症状が、次のステージに上がったという意味ではない。
  彼らは、死ぬまで、この鬱と闘わねばならない。
  息子の同級生が卒業する時には
  『なぜ息子は一緒に卒業できないのだろう』と
  また、鬱状態になることだろう。
  グルグルと回転し続けて、死ぬまで終わりが来ることは無いのです。」
  と。

 このような衝撃的なことを、NHK教育は言ってしまっていいのだろうか。
 でも、真実であると、僕は思う。
 きれいごと、ではなく、彼らを悲劇のヒーローにすることではなく
 淡々と、彼らを眺めたスタイルに違和感を覚える人もいるだろうが
 むしろ、その方が彼らの苦しみが伝わった。
 結論は、視聴者たる、僕らが判断すればいいことだ。

 僕は、自分を責める傾向が強い。
 そして、どこかで完璧主義がある。

 例えば、朝6時に起きようと決めたとする。
 実際に起きた時、6時15分だった。
 その瞬間、僕は起きることが出来なかった自分を責め
 布団の中で、寝るでもなく、9時まで自分を責め続ける。
 
 普段は7時に起きるとすれば、それでも45分の得なのに。
 自分の中で達成でき無かった事を責める。
 できないなら、全くでき無かったほうが良いと考える。

 このことが、自分を苦しめている原因だと考える。


 なんだが、つまらん文章だ。
 実に下らない。

174shigezo:2003/11/20(木) 00:39
2003年11月19日 水曜日

 駄文が浮かぶ。
 自分の感情を上手く捉えきれない。
 しっくりこない。

 以前よりも、僕は確実に変化してる。
 それを成長と呼んでいいのか、今は分からないが。
 
 むしろ、成長ととらえるか、変節ととらえるかは
 僕次第ということも言える。

 僕は、どちらを選びたいのか。
 それが、分からない。

 僕の心は、爛れていて、粘着質だ。
 宙に浮かんだまま
 地に脚の着かない不安に、
 敢えて留まらなければならない。

 小括する。
 僕は、この絶望感を心に留め置いたまま、
 同時に、希望で胸を満たさなければならない。

 そして、それは、僕が今選択した、紛れも無い事実である。
 
 僕は、その生き方を選択する。

175shigezo:2003/11/21(金) 23:50
2003年11月20日 木曜日

 「マンハッタンラブストーリー」(TBS)
 これは、大好きだ。

 キャストも好き嫌いが分かれそうな感じがするし
 コメディー要素が強く、ギャグや展開に付いていけない人には
 ちょっと敬遠するかもしれない。
 けれど、「ラブストーリー」と銘を打っているのは伊達ではなく、
 肝となる恋愛シーンでは、結構いいこと言っている。
 
 見た後に、嫌な気分にならないのがいい。
 HOT MOKKAの様に、甘く、ほろ苦い後味のドラマ。
 あまりドラマを見ないが、これは、好きだ。

 

 今日、駅のホームで若者を見た。
 若者は肩まではかからないが
 長めの髪、色は銀のアッシュ、浅黒い肌。
 地元高校のサッカー部の名がプリントされたジャージを着
 エレキギターのソフトケースを、壁に立てかけると
 ケースのサブポケットから煙草を取り出し
 ホームにあぐらをかいて、一服しだした。
 やがて、電車がホームに滑り込む。
 若者は、吸殻を消すこともせず、その場に置き
 けだるそうに立ち上がると、
 ギターケースともに、電車に乗り込む。

 不快だ。
 非常に不快だ。
 こういうやつが大嫌いだ。

 たぶん、この時代だけの特徴ではあるまい。
 いつの時代もこういうヤツはいるのだろう。
 今の時代の若者は、などと言うつもりは毛頭無い。

 僕が言いたいのは、「お前、見たままじゃないか」
 ということである。
 
 外見から受ける印象と、やっていることに、寸分のずれも無い。
 お前の行動、イメージ通り
 それが、なんとも言えず悲しい。

 そして、もう一つ嫌なのが
 こういうやつが、真面目なことをする、あるいは言うと
 かっこいい、もしくは、実は真面目だと錯覚されることである。

 千代大海は昔、札付きのワルで
 地元では、多くの同級生がいじめられた経験を持つという。
 それが、先生だか親だかが、これではいかんと思い
 部屋に入門させたという。
 そして、見事に大関にまでなったわけである。
 そして、先生にありがとうと言いに行ったらしい。
 マスコミが「不良がここまでになった」といってもてはやしていた。

 それは、違うだろう。
 昔いじめられた、多くの同級生はどうなる。
 先生に会いに行ったついでに謝ったのか?
 聞けば、今でも付き人がいじめられたりしているという。
 もし本当ならば、全然不良じゃないか。

 千代大海のことは、真偽のほどを確かめようもないので、置いておくが
 僕が言いたいのは
 「不良がちょっと優しさを見せたら
  あの人は本当は優しい、という錯覚に陥る」
 のを、やめて欲しい。ということだ。

 普段から、優しい人はどうなる。
 優しさ0の人が20見せたら、80くらいに見え
 普段優しさ50の人が70見せても60ぐらいにしか見られない。
 全国民八割の普段優しい人々が、損をしているとしか思えない。

 優しくない人が優しさを見せたのは、ただの気まぐれなんだ!

 冒頭のギター若者が真面目な話をしたり、優しさ見せたら
 それだけで、評価上がるのだろう。
 かつ、ヤツがその「ギャップ効果」を見越して
 そういう態度をとっていたとしたら
 僕は、そいつをホームから突き飛ばし、轢死させるだろう。



 大学の授業の内容が理解できないのは、僕の勉強不足なのではないのか。
 僕はそう思っている人間である。

 論理的に考えれば、僕ばかり悪いわけではないと思う。
 しかし、僕がもっと努力すれば・・・、と僕は心のどこかで思っている。
 


 最近写真を撮っていない。
 
 撮りたい。



 鈍い雨が降っている。
 アスファルトは艶のある金属のようだ。
 窪みに出来た水溜りに、暖色の街灯が映っている。
 水溜りの街灯は、鈍い雨の輪によって
 ゆらゆらと揺れながら、水面を広がっていく。

 髪から雫が落ちる。
 なぜが、雫が暖かい。

176shigezo:2003/11/22(土) 00:55
2003年11月21日 金曜日

 やらなければならないことはたくさんあるが
 やりたいことは一つも無い。

 ある知り合いの市議会議員は
 「嫌ならやめちゃえ」と言う。
 だが、世の中には、
 「じゃあやめます」ともいえない状況が厳然と存在する。

 映画監督北村龍平の父は
 「嫌なら、やめろ。
 やるしかないなら、突っ走れ。」
 と息子に教えたという。
 息子は、「そら、そうやけど」
 と思ったという。
 欲しいものがあっても、手に入らない時は
 「水飲んどけ」
 と言ったという。
 息子は、「そら、そうやけど」
 と思ったという。
 
 僕が置かれているのは
 「やるしかないから、突っ走」らなければいけない状況だ。
 「突っ走」りたい気持ちはやまやまなのだが
 「突っ走」り切れない自分がもどかしい。
 
 やりたいことはある。

 けれど、それをやるためには
 「今は何もしてはいけない」という状況なのである。

 宙に浮かんだ僕には、走りたくても
 蹴るべき地面が無い。

 ただし、「突っ走」らなければいけない状況であることは抜きにしても
 今走らなければ、僕はきっと死ぬまで後悔する。
 
 そして、来るべき、「やりたいことが実現できる瞬間」
 においても、それは僕に有利に働くのは確実である。

 僕にとっての問題は、蹴るべき地面が無い中で
 いかにして、自分を保つかであり
 いかにして、前進するかである。

177shigezo:2003/11/23(日) 01:09
2003年11月22日 土曜日

 他人の評価を気にしてしまう。
 いやもう、気にしないでいいよ。マジで。
 他人なんかクソ喰らえ、ぐらいのスタンスで行って
 やっと人並みだよ。
 どうせ、他人の評価気にするんなら、それくらいで人並みだ。

 他人と自分を比べてしまう。
 比べたって、何にもいいこと無い。
 自分が劣っていることが良く分かるだけだからな。
 他人に評価されることが自分の満足。
 って、お前の人生つまらんな。

 自分に自信が無い。
 自分に自身が無い。
 誇りも無ければ自我も無い。
 在るのは、妬み、いじけ、排斥、嘲りの卑しい心のみ。
 少しは自分を褒めなさい。
 お前は良くやっていると言いなさい。

 減りと張り、それが肝要。
 お前の人生、ゼロサムゲーム?
 全てか無か。イチかゼロか。
 物事をそうやってとらえるのをお止めなさい。
 必要なのは、アナログの心。

178shigezo:2003/11/24(月) 00:58
2003年11月23日 日曜日

 一昨日、不細工不細工散々言ったが。
 不細工は僕の方だ。

 ヤンキース松井。
 紳士だ。

 特に響いたのは、
 「中学二年の時から一度も人の悪口を言ったことが無い」
 という言葉。

 不細工不細工、言ってる心が、不細工だ。

 その時の心のにごりはおぞましい。

 他人の悪口は二度と言わない。
 少なくとも、本人のいないところで。
 
 世の中の嫌だなと思う場面でも、
 自分の感情を害するような解釈は止めよう。



 夕暮れ時、豊田講堂前の広場に立ったことはあるか。

 今日のような、良く晴れた日は、
 信じられないほど美しい空が見える。

 広場に続く正面の階段の脇にある門のような部分の上に立つ。
 門は蔦が絡まっている。
 意外と高さがある。
 先端に立つと、宙に浮いたようになる。

 眼前に広がるのは、芝。
 そして、奥には中央図書館がそびえ、両側にはクスノキと学部棟が控える。
 
 その空は、刻一刻、変化する。
 
 青はやがて、温度を下げて赤になる。
 茜色の空は、目の前のもの全てを赤く染める。
 やがて、紫色へと空は変わる。この頃には、図書館は影絵になる。
 紫は深い藍へ。影絵はそのまま藍に溶ける。
 そして、夜が来る。

 その時間は30分も無い。
 大学の最も美しい時間の一つだ。


 僕が最も愛する景色である。

179shigezo:2003/11/25(火) 01:14
2003年11月24日 水曜日

 信用。
 これほど大切なものは無い。

 今日、7時半に珈琲屋に出勤。
 カギを開ける店長、来ず。

 僕は、結局一時間半待たされた。

 確かに店長の態度には堪忍袋の緒が切れ
 言うべきことは言わせて頂いた。
 
 だが、問題はそれではない。

 他人からの信用を失うこと。
 これほどに恐ろしいことは無い。

 一度、信頼を失うと、同じように回復するのは
 ほぼ、絶望的に皆無だろう。
 実際、今は、店長に対する信頼が回復するとは思えない。
 
 僕に対して、今、僕が抱いているような感情を
 他の人が持っていたとしたら。
 考えただけでも恐ろしい。

 実際に僕は他の人に対して、そのようの感情を抱かせていたのだろうなあ。
 哀しいことだ。

 どのようにしたら、僕は許されるだろう。
 例えば、逆に、僕が店長に信頼を寄せる場合はどのような条件があるだろう。

 一つは時間。
 そしてもう一つは、行動だ。

 この場合、言葉は効果を示さない。
 本人の改心は、行動によってのみ表現される。

 この問題は、また、じっくり考えたいので、ひとまず終わる。


 もう一つ、今日の一件に関して思うところがある。

 僕は、上手に怒ることが出来ない、ということである。

 上手に怒る人はいる。
 怒られた相手が、納得する怒り方をする人
 怒ることで、最大限の影響力を発揮する人
 怒ることが、その人の持ち味をより生かす人
 
 僕は、怒り下手。
 怒ってる、怒れない、泣き寝入り。

 この、怒れない、というのも重要な課題だ。
 今日は、この辺にする。


 シェンロンが何でも叶えてやると言って
 何か望みを言え、と言われたら
 良く考えたうえで、
 「実行力が欲しい」と言う。

180shigezo:2003/11/25(火) 23:52
2003年11月25日 火曜日
 
 大きな目標が固まりつつある。
 目標は大きいほど、
 自分が小さく見えて
 やることがありすぎて
 絶望感に襲われる。

 目標をパズルに見立てて、
 一つ一つピースを埋めていく。
 
 その積み重ねの面白さを、少しずつ取り戻しつつある。
 久しぶりの感覚だ。

 やらされている感ではなく、
 自分のフィールドで動いている。
 いい気分だ。


 駄文だ。

181shigezo:2003/11/27(木) 01:20
2003年11月26日 水曜日

 知識と知恵は違う。
 
 知識は、物事を知っている、ということ。
 知恵は、物事を適切に処理する能力のこと。
 
 僕には、知恵がない。
 知識は増え続けていく。
 僕は、知識を欲している。
 貪るように知識は僕は知識をかじり
 知識は僕の中に積もっていく。

 しかし、知識を適切に処理する知恵が足りない。
 「知っている」、ということは、必ずしも自分を楽にはしない。
 むしろ、僕を苦しめる要素の一つ。
 積もる知識に振り回される僕を
 適切に処理する術を僕は知らない。
 知恵が足りない。

 なぜ、自分は自分を信頼できないのか。
 一つは、自分がやるべきことをやっていないことに対する嫌悪。
 それが、自分に引け目を感じさせ、自信を喪失させる。

 それ以外は、何があるだろう。
 見当たらないなら、やる事をやるだけだ。
 目の前にある、ピースを一つずつ埋めていくだけだ。

 僕には、弾むような心を持つことは出来ない。
 弾むような心に対する憧れがあるだけだ。

 自分の事を、自分が客観視している状態を、メタ現象というそうだ。
 僕は、よくある。

 客観視している自分が、ものすごく邪魔だ。
 熱中している心をに冷や水をかける。
 
 裏表のように、回り続けていたコインは
 今、裏と表が同じ面にいる。
 同時に、僕を統治する。
 
 それだけ、自分に前向きな要素が増えてきたと喜ぶべきか。
 

 
 煙草をポイ捨てしている人を見た。
 電車の中で化粧をする人を見た。
 先生を、公務員を馬鹿にする人を見た。
 他人の陰口を叩く人を見た。
 
 そんな時、僕は、なんともいえない、憤りと喪失感とを同時に覚えます。
 ストレス物質が脳内に分泌されます。
 どうしたらいいですか。

 気にしないのが一番いいですよ。
 無関心になるのが一番いいですよ。

 現代人が無関心だといわれるのは
 それが一番、自分の精神状態を保つための、合理的な選択だからではないか。

 
 リタイアした中高年が求めるのは居場所だと、ゼミで言う。
 僕は、それの話が分かります。
 居場所?欲しいですよ。

 誰も、自分の事を理解してくれない。
 そう感じた瞬間に、この世には自分一人しかいなくなるんです。
 その瞬間は誰にでも訪れうるんです。
 あなたにも。

 居場所を探すのに、苦労することは、吝かではない。

182shigezo:2003/11/28(金) 01:40
2003年11月27日 木曜日

 身体がだるい。
 目の奥は麻酔をかけたように感覚がない。
 顔面の皮膚は油分を吸い取られた。
 表情を変えることが億劫だ。
 
 首に違和感を覚える。
 肩の筋肉が、壊れたように萎縮している。
 先ほどからしきりに首を回している。
 
 健全な心は、健全な身体に宿る。
 僕は、必ずしもそうではないと思うが
 不健全な心では、やがて身体も不健全になる。

183shigezo:2003/11/29(土) 00:57
2003年11月28日 金曜日

 ニキビが出来ている。
 右目の中に。
 正確に言うと瞼の縁の粘膜に。
 クレアラシュルも塗れない。

 通常のニキビと同じように腫れ、化膿している。
 瞬きするたびに痛みが走り
 膿が目に流れ出し、
 視界はすこぶる悪い。

 不健全な心と、不健全な身体。

 
 葬儀屋のバスが走ってくる。
 喪服の20人ほどが、マイクロバスの座席に身をこごめている。

 そのすぐ後を、黒塗りのワーゲンが追いかける。
 運転席には袈裟をまとった坊主。
 
 仏に仕える者が、物欲の象徴に乗っている。
 喪服と黒塗りのワーゲンは、袈裟をより美しく見せていた。

184shigezo:2003/12/02(火) 01:59
<P><SPAN class="honbun">2003年12月1日 月曜日<BR><BR> 人を信じる心を未だに持ち続けていられる。<BR> まだ、僕の中にはその感情が残っている。<BR><BR> これほどまでに、優しい気持ちになれる自分が<BR> 未だに残っていたことに驚く。<BR><BR> 黒い灰が僕の上に降り続いていた。<BR> 黒い灰に侵された僕の心でも、<BR> 熱を発することは出来るのか。<BR><BR> 僕の熱は、<BR> あなたが閉じ込められている氷を<BR> 溶かせるのか。<BR><BR><BR><BR></SPAN></P><P><SPAN class="honbun">2003年11月30日 日曜日<BR><BR> カタカタカタカタ<BR> カタカタカタカタ<BR> カタカタカタカタ<BR> カタカタカタカタ<BR><BR> カタカタカタカタ<BR> カタカタカタカタ<BR> カタカタカタカタ<BR> カタカタカタカタ<BR><BR> 窓の外は森。<BR><BR> カタカタカタカタ<BR> カタカタカタカタ<BR> カタカタカタカタ<BR> カタカタカタカタ<BR><BR> カタカタカタカタ<BR> カタカタカタカタ<BR> カタカタカタカタ<BR> カタカタカタカタ<BR><BR> 窓の外は闇。<BR> 音一つ漏らさぬ闇。<BR><BR> カタカタカタカタ<BR> カタカタカタカタ<BR> カタカタカタカタ<BR> カタカタカタカタ<BR><BR> カタカタカタカタ<BR> カタカタカタカタ<BR> カタカタカタカタ<BR> カタカタカタカタ<BR><BR> 排気音。<BR> 濁った光。<BR> タイプの音。<BR><BR> カタカタカタカタ<BR> カタカタカタカタ<BR> カタカタカタカタ<BR> カタカタカタカタ<BR><BR> カタカタカタカタ<BR> カタカタカタカタ<BR> カタカタカタカタ<BR> カタカタカタカタ<BR> <BR> 夜を明かす。<BR> 一人で明かす。<BR> 宙に浮かんだ箱の中、<BR> 僕は夜を明かす。<BR><BR> カタカタカタカタ<BR> カタカタカタカタ<BR> カタカタカタカタ<BR> カタカタカタカタ<BR><BR> カタカタカタカタ<BR> カタカタカタカタ<BR> カタカタカタカタ<BR> カタカタカタカタ<BR><BR> カタカタカタカタ<BR> カタカタカタカタ<BR> カタカタカタカタ<BR> カタカタカタカタ<BR><BR> カタカタカタカタ<BR> カタカタカタカタ<BR> カタカタカタカタ<BR> カタカタカタカタ<BR><BR><BR></SPAN></P>

185shigezo:2003/12/02(火) 02:00
なんだこりゃ。

186shigezo:2003/12/02(火) 02:01
2003年12月1日 月曜日

 人を信じる心を未だに持ち続けていられる。
 まだ、僕の中にはその感情が残っている。

 これほどまでに、優しい気持ちになれる自分が
 未だに残っていたことに驚く。

 黒い灰が僕の上に降り続いていた。
 黒い灰に侵された僕の心でも、
 熱を発することは出来るのか。

 僕の熱は、
 あなたが閉じ込められている氷を
 溶かせるのか。





2003年11月30日 日曜日

 カタカタカタカタ
 カタカタカタカタ
 カタカタカタカタ
 カタカタカタカタ

 カタカタカタカタ
 カタカタカタカタ
 カタカタカタカタ
 カタカタカタカタ

 窓の外は森。

 カタカタカタカタ
 カタカタカタカタ
 カタカタカタカタ
 カタカタカタカタ

 カタカタカタカタ
 カタカタカタカタ
 カタカタカタカタ
 カタカタカタカタ

 窓の外は闇。
 音一つ漏らさぬ闇。

 カタカタカタカタ
 カタカタカタカタ
 カタカタカタカタ
 カタカタカタカタ

 カタカタカタカタ
 カタカタカタカタ
 カタカタカタカタ
 カタカタカタカタ

 排気音。
 濁った光。
 タイプの音。

 カタカタカタカタ
 カタカタカタカタ
 カタカタカタカタ
 カタカタカタカタ

 カタカタカタカタ
 カタカタカタカタ
 カタカタカタカタ
 カタカタカタカタ
 
 夜を明かす。
 一人で明かす。
 宙に浮かんだ箱の中、
 僕は夜を明かす。

 カタカタカタカタ
 カタカタカタカタ
 カタカタカタカタ
 カタカタカタカタ

 カタカタカタカタ
 カタカタカタカタ
 カタカタカタカタ
 カタカタカタカタ

 カタカタカタカタ
 カタカタカタカタ
 カタカタカタカタ
 カタカタカタカタ

 カタカタカタカタ
 カタカタカタカタ
 カタカタカタカタ
 カタカタカタカタ

187shigezo:2003/12/03(水) 00:41
2003年12月2日 火曜日

 いい本を読んだ。
 
 僕にとってのいい本は
 自分の価値観と全く違う価値観を見せてくれて、
 かつ、それに説得力がある本だ。

 そういう本を読んだ時は、目から鱗が落ちる。
 まさに。落ちる。

 全く違う価値観にもかかわらず
 その価値観をどこかで僕が望んでいて、
 それをクリアに表現してくれたような感じだ。
 そう、まさに、目に入っていた鱗が落ちる。

 鱗のことを、こだわりや、偏見、誤解と言い換えてもいいだろう。
 新しい気付き、というよりも、
 僕が求めていたものの表現、とでも言いたい。

 苦しみから徐々に解き放たれる。
 苦しみは消えることはないが、
 苦しみと上手く付き合っていく智慧を身につける。

188shigezo:2003/12/04(木) 01:19
2003年12月3日 水曜日

 ホームレスが寝ているモチノキ広場
 一枚の毛布に包まって午前6時
 吐く息が白い。

 バスで老人に席を譲る。
 慇懃に礼を言われる。
 老人は、バスを降りるまでに4度も僕に礼を言った。

 丁寧に僕に道を譲るように言う警備員。
 亜麻色の肌、額には深い皺。
 僕は無視のち謝罪。

 老病死苦
 苦しみとは、物事に囚われていることか。
 
 宿の無い人を可哀想と思うのは
 僕に宿があるからか。

 席を譲って礼を言われるほどの人間ではないのと思うのは
 僕に罪悪感があるからか。

 無視した後に、耐え切れなくなって謝罪をしに走ったのは
 自分のおぞましさに恐怖したからか。

 僕は僕の価値観でしか、事物を見ていない。


 向いていいない事をやるものではない。
 
 僕にはもう、悔しさしか残っていない。
 
 後悔と悔恨と憧れと嫉妬と憧れと憎悪と憧れと憧れ

 焼けた砂の上で
 やせ我慢とダンスを繰り返している。

 首の無い僕は、僕の首を小脇に抱え
 僕の指示に従って、トライを目指す。
 タックルを受けた僕は泥にまみれて
 僕の首は宙を舞って、インターセプトされた。

 戯れに触れた野花には思わぬトゲがあり
 恨めしそうに見つめる僕を
 僕は笑った。

189shigezo:2003/12/05(金) 01:15
2003年12月4日 木曜日

 鏡の中にマネキンが映っている。
 それは、僕なのだが。

 黒目が無い。
 腐ったカスタードの色をした白目が
 僕を見ている。
 見ているのかどうかも、分からないが。

 自分の周りをあらゆる価値で塗り固めようと試みている。
 名の知れた服。
 素晴らしい経歴。
 整えられた顔。
 過去と物量でしか測れない価値を
 精一杯着込む。
 貪欲に。

 結果、白目は濁った。
 何が正しい価値かも分からない。

 結果、黒目は埋まった。
 どうやら僕は死んだようだ。

 達磨の様に
 筆で目を入れてみる。
 とたんに僕は何も見えなくなってしまった。

190shigezo:2003/12/06(土) 02:45
2003年12月5日 金曜日

 残念なことに、僕の左肘から下を失ってしまった。
 右足の踝と踵も、なくなってしまったらしい。

 イラクに自衛隊を連れて行ってほしくないなあ。
 自衛隊が行くと得をする人がいるんだろうなあ。

 顔面からアスファルトに突っ込んだ。
 僕の歯が砕けた。

 いろんな企業が得をするなあ。
 アメリカも得をするなあ。

 目の前に中央分離帯がある。
 僕の鼻骨が折れている。

 イラクに自衛隊が行くと
 僕が一番得をするなあ。

191shigezo:2003/12/07(日) 01:34
2003年12月6日 土曜日

 ジャックスカードのCMがヤバイ。
 田畑智子・松田龍平に山下達郎サウンド。
 何をやっても上手くいかない田畑智子に感情移入を直送。
 松田龍平が差し伸べる手に、僕も思わず手を伸ばす。

 コタツに入りドテラを着た、二度目の年男が
 テレビに向かって手を伸ばしている。
 CMが切り替わる。
 テレビに写るハンバーガーのかわりに
 僕は蜜柑を手に取った。

 
 中央図書館には、5Fが在った。
 そこは、屋上に出ることが出来る。
 6年間で一度も見たことが無い大学の姿を眺める。
 風は強いが、祝福するように、僕をかき混ぜている。
 
 地下に足を踏み入れる。
 マンホールが固く口を閉ざしている。
 心なしが、床が暖かく固い。もう下は土だ。
 決して日光を見ることのない床が、僕を奥へと誘う。

 
 
 

2003年12月5日 金曜日

192shigezo:2003/12/08(月) 01:00
2003年12月7日 日曜日

 そう、12月である。
 なんとなく気がついていたのだが、今日はじめて実感した。
 年の暮れなのだ。

 今日は丸一日誰とも会話しなかった。
 一言も。

 人間会話しなくなると脳が退化するのではないか。
 少なくとも僕はそうだと思う。
 今、僕の脳の働きは著しく低下してる。
 
 とりあえず、猫と会話をしてみる。
 勝手気ままな猫の姿に
 僕は自由持つ切なさ、喜び、強さと弱さを
 教えられている。

 限りなくモノクロに近い街が
 まれに暖かな色に包まれる。
 その瞬間を僕は逃がさず残らず感じ取る。
 
 まだ、こんな僕でも感じることが出来る。

193shigezo:2003/12/09(火) 01:52
2003年12月8日 月曜日

 


 今日は夢を自分で変えた。
 
 僕は一時期、毎晩同じ夢を見ていた。
 正確に言うと、設定は変わるのだけれど
 ほぼ同じ展開の夢であった。

 見つけなければならないものが見つからない
 なぜかいる追っ手から逃げ回る夢。
 毎晩見た。
 そのころの僕は、眠ることすら恐ろしくて
 夢を見ないように、とにかく酒を飲んだ。
 泥酔すると僕は夢を見ない。

 しばらくすると夢は見なくなった。
 けれど、今日久々に見た。
 
 人類はついに3000階のビルを建設。
 僕はその屋上から地上めがけて飛び降りる。
 2568階を通過する時、
 窓際で兄を食べる艶っぽい土偶に
 形見の品として裏返しのテニスボールを二つ呉れてやった。

 当然僕は空を飛ぶことが出来るので、
 空に浮かぶ都市公団が建てた集合団地に向かって旋回した。

 団地の屋上はプールがあるので
 屋上のプールからプールへと飛び石のように跳ねながら
 速度を落とした。

 屋上には老人と孫がおり、
 オートロックのドアが閉まってしまって
 中には入れなくて途方に暮れている。

 僕はここで一度目が覚めた。
 そう、いつもなら、ここで誰かが僕を追いかけ始める。
 今日はたぶんこの老人と孫だろう。
 僕は激しい動悸を覚えて目が覚めた。
 蛍光灯がまぶしい。部屋を見渡す。
 激しい動悸は収まらないが、
 部屋を見て一息つくと、辺りがまた屋上へと変化していく。
 僕は、これは夢だと言い聞かせながら何度も深呼吸して
 心臓の暴れを止める。
 夢の世界に引きずり込まれそうになるのをこらえた。

 目を覚ますと、夜明け前の真っ暗な部屋だった。
 一度確かに脳が起きた。
 きっと目が開かなくて、脳が僕の部屋のイメージを見せたのだろう。


 電車で隣に女子高生が座っている。
 ルーズリーフに古典の単語と意味を書き込んだものを見ている。
 イヤホンからはハイアットの音が漏れている。
 短い丈のスカートから足がニョキっと伸び、
 ルーズソックスは相変わらず彼女の足を丸呑みしている。
 長めの髪は、柴犬の目のように光沢のある深い茶色だ。

 彼女は肩で息をしていた。
 女の子特有の呼吸の仕方だ。
 
 僕は彼女に色気を覚えた。
 それは、彼女個人に対して向けられたものではなく
 記号としての彼女に向けられた。
 そして、それは、決して淫猥なものではなく、
 官能的な侘しさを僕に思い起こさせたのである。


 
追記
 飛び切り面白いことを思いついた。
 これは、なかなかいけるのではないか。

194shigezo:2003/12/10(水) 01:50
2003年12月9日 火曜日

 変わらなきゃ
 って言っていたのはイチローだったか。

 動かなきゃ
 って言ってみる。

195shigezo:2003/12/11(木) 00:55
2003年12月10日 水曜日

 ホームレスが寝ているモチノキ広場
 一枚の毛布に包まって午前六時
 今日は一段と寒い

 ホームレスはガラス戸の向こうで、蓑虫のようになりながら
 改札口より吐き出される人並みをぼんやりと眺めている。
 ぼんやりと。

 生糸のように美しい白髪と鋭い眼光
 肌の黒さがそれらをより際立たせている。
 銀行の頭取のような風格がある。
 
 この冬を越えれず、ひっそりと死ぬ人もいるだろう。
 ニュースにもならず。
 「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」の一角獣のように。

 僕は何が言いたいのだろう。

196フィリピン:2004/02/02(月) 17:25
私は一昨日までフィリピンにいました。
長屋君はフィリピン人に気に入られていたんだろうのなと思いました。

197帰ってきました:2004/03/10(水) 17:12
ネパール・カトマンドゥからイギリス・マンチェスターまで走破してきました。
歯が一本抜けましたが、五体満足です。
信念を持って、大陸横断をやり遂げました。
生まれ故郷を見ることが僕をリモデルしました。
いやー、良かった!

198ホームページ:2004/03/13(土) 17:00
ホームページを改装してみた。
これを期に公表してみる。
http://www.h7.dion.ne.jp/~shigezo/
もし、来ていただいたら、書き込みなぞいただけましたら光栄です。

199長崎の人:2004/03/21(日) 00:25
が帰ってくる。
ゼミ生4人で飲む。
お土産をもらう。

200後ゼミの人:2004/03/22(月) 00:26
来年のゼミ生は28人だそうです。
名大法学部で最大派閥の部類です。橋本派です。

201後ゼミの人:2004/03/25(木) 02:15
キマタ君へ
パキスタンは相当いい国です。

202名無しさん:2004/03/30(火) 00:36
>キマタ
そうだねー。僕はフィリピン全然合わなかった。
けど、長屋王は留学までしていたもんね。
ほんと、人それぞれ。
とりあえず、旅行するならパキスタンいいよ。
仕事はどうか分からんけど。
是非お試しあれ。

203名無しさん:2004/04/01(木) 01:15
今日から始まりました。
お仕事です。

204東京都:2004/04/18(日) 01:04
研修してきました。
石原慎太郎に肉薄しました。

205プレス屋さん:2004/05/13(木) 21:47
 単純作業大好き
 今日のプレスは素晴らしかった
 私、今T海プレスという子会社で研修を
 というより、アルバイトをしています。
 今日はひたすらプレス機押してました。
 今日のプレスは絶好調でした。

 現場での改善
 品質と効率を求めて

 生み出されるリズム
 プレス機と一体になる
 湧き起こるグルーヴ
 世界中が僕に注目

 ビバものつくり
 ビバノン

 それはそうと、今朝研修先のバスの中で
 吉田君のラジオを聞きました。
 妙な節回しとこぶしが効いていました。
 同期が吉田君のこと、褒めていたよ。

206事故:2004/05/18(火) 01:01
また起きたみたいね。
僕もそれだけは気をつけてって言われる。
今でもプレス機に近寄ると怖いもの。

207shigezo:2004/06/05(土) 01:12
ちうかね、豊田で研修中なんです。
両氏、今度遊んでね。
ちうかね、田原以外全部工場行きました。
堤のプレス機、ホワイトベースかと思いました。
ちうかね、パソコン買いました。
ザキさん以来のマックユーザーです。

208shigezo:2004/06/07(月) 02:12
久しぶりに学園祭に行く。
エネルギーにあふれている。
青臭い、中途半端、無駄
エロい、馬鹿っぽい、きどってやがる
内輪ノリ、世間知らず、アホ
いろいろな批判があると思うが
それでも、学園祭はいいものです。
僕は何度か飛びそうになりました。
窪塚のように。
学園祭はいいものです。

209shigezo:2004/06/27(日) 21:20
配属決まりました。
東京本店エレクトロニクス本部です。
室は決まっていないので、たぶん外で修行です。
みなさん、さようなら(TOT)

210shigezo:2007/02/17(土) 01:52:07
みんなさん。ひさしぶり!
転勤します。行き先は香港です。5年ほどの片道切符です。
やんなっちゃう感とやったろうじゃん感が半々ですが
香港に立ち寄る際はご一報ください。
満足納得香港ツアーをプランニングしておきます。

211shigezo:2007/05/05(土) 15:38:16
こちらに来てからはや一月で、住む家も決まり、ネットもつながり
なんとなく形になりつつあり、落ち着いてきたというもんです。

落ち着いてこないのは、婦女子のかわいくなさ。
かわいくないことに定評のある名古屋を軽くいなして
ぶっちぎりにかわいくないです。
電車に乗ったら、街を歩けば、一人や二人は
かわいい子に出会うシステムになっていると思うのですが
ことごとくかわいくないです。もはや驚異的です。

石川りかとか高橋あいとかに会うことは無いのだろうなあ。。。


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