>それではLetter論文にうつろう。注目すべきは、胎盤にも寄与することがLetter論文に盛り込まれていることである。STAP幹細胞およびFI幹細胞の樹立が述べられ、STAP細胞は新しいタイプの多能性をもつ細胞だと主張される。なお、タイトルは「獲得された多能性を持つリプログラムされた細胞における、胎児と胎盤の系統への発生能力Developmental potential for embryonic and placental lineages in reprogrammed cells with acquired pluripotency」で、2014年1月のものとはやや異同がある。査読者からは、細胞がどのような状態にあるのかを調べる必要が強調されている。JAK阻害剤でES細胞を除外することや、遺伝子発現プロファイリングを行うことが提案されており、これらは論文の改訂に反映されたことになる。また、どちらの論文にも共通して、定性的なデータだけでなく、何回中何回成功(失敗)したのかを示すべきだという指摘がされている。