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【6月12日 4時 意見・感想】
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授業に出席された方はこちらに意見・感想を書き込んでください。
なお、こちらに書き込むことで出席とみなします。〆切は12日(木曜日)23:59 までとします。
これを過ぎると出席点に加算されませんので、〆切厳守でお願いいたします。
3回生の報告に入りましたので、以下の条件での書き込みをお願いいたします。
*報告者2人分(1コマ分)で1投稿 ・報告順に従い、
①―さんへ
②〜さんへ と宛名を明示してから本文を書き込む。
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報告お疲れ様です。4回生の宮島です。
①坂井さんへ
質疑の際に、あえて日本とフランスの関係を見るためにキリスト教を挙げた理由を
お聞きしたり、先生も仰られていたことではあるのですが、日仏関係を見るなら
もう少し広い範囲で深堀りする必要があるのかなと思いました。
キリシタン関係のみで国交が成立していたわけではないと思うし、今回の発表での
質疑を糧に今後どういう風に展開していくか考え、夏の史料調査合宿に備えておくといいかなと思います。
お疲れ様でした!
②榊原さんへ
多くの方が挙げていましたが、この研究にどのような意義を見出すのかは肝要な部分かなと思います。
私も自分の研究においてどのような歴史的意義を与えるか頭を抱えているのですが、このテーマでは
やはり最終的に実現しなかったというのは大きな壁ですし、又聞きですが、先行研究がないジャンルというのは、未開の研究テーマか、
歴史的意義が無いかのどちらかだと言います。今回を軸に今後何を見ていくか、あえて同時期の鉄道関連の先行研究を広く読んでみて
ヒントを得るのもいいかもしれません。頑張ってください!
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報告お疲れ様です。3回生の西村です。
①坂井さんへ
非常に面白い研究内容だなと感じたし、凄く今後が楽しみな内容だなあと感じました。この時期のイメージはやはり「生麦事件」などからも分かる通り、僕としても
イギリスがよく取り上げられる分野だと思うので、フランスに目を付けたというところも含め、自分にはなかったなと思ったし、すごく面白そうな研究だなと思いました。
ただ、実際質疑応答でも述べられていた通り、浦上キリシタンに対する言及が発表を通して少なかった点に関しては気になりました。もちろんこれから研究されていく内容も含め、まだまだ試行錯誤でテーマも定まり切ってない状況だとは思いますが、
題名と報告内容が概ね重なりがあることは大事なのかなと思いました!
非常に面白い研究だと思うので、今後の動向を楽しみにしています!
②榊原さんへ
鉄道に関しては多少自分も興味があるのですが、今回の計画に関してはあまり知らなかったので、発表を通して凄く勉強させていただきました。
凄く大規模な計画で、もしこれが実現して居たら、、と考えるとめちゃくちゃ面白いし、今後の研究がさらに気になりました。当時、飛行機などが発達しておらず、「鉄道」というものが
非常に重要視されていた、というのは容易に想像できるのですが、これほどの規模の計画に対し、「できる!」とここまである種楽観的になれたのは何故だろう?というのは凄く気になりました。
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①坂井さんへ
報告お疲れ様でした。3回生の渡辺です。明治初期の日仏関係に関して、伊達や東久世の立場と政府の立場に相違があったことを知り興味深かったです。政府のキリシタンや列強への対応は、それまでに形成されていたキリスト教に対する世論や政府内部の人間の認識が大きく影響していたと理解しました。これからも頑張ってください。
②榊原さんへ
報告お疲れ様でした。大東亜縦貫鉄道構想に関して、満鉄がどのような計画、研究を進めていたかがわかり興味深かったです。関係ないかもしれないですが、他の授業でロシアのシベリア鉄道が日本や極東に与えた影響を地政学的に分析するというものがありました。そこで大東亜縦貫鉄道が大東亜共栄圏の建設とどう関係しているのかを見るのと同時に、地政学的な視点から戦争政策にどう影響したのかを見ていくのもいいのかなと思いました。これからも頑張ってください。
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報告お疲れ様です。3回生の三好です。
①酒井さんへ
日仏関係について、キリスト教弾圧の宗教問題からの視点は面白く感じました。論点として、明治一桁年度の日仏関係が強行的措置により緊張状態にあったとまとめられていましたが、木多先生の指摘の通り、当時的には当然の措置であったと考えられ、フランス側の資料による分析と並行して行う必要があると感じました。和訳が大変だと思いますが、頑張ってください!!
②榊原さんへ
大東亜縦貫鉄道構想という実現していない事象について研究するのは、分析が難しそうだと感じました。個人的には、大東亜縦貫鉄道構想に対する国鉄の研究は進んでいて、満鉄に対する研究が進んでいないのは、満鉄の構想自体が詰まっていなかったのではないかと思いました。難しいお題だと思いますが、研究意義を見つけられることを願っています!
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報告お疲れ様でした、4回生の三谷です。
①坂井さんへ
浦上キリシタンを巡る日仏関係という着眼点は大変興味深いと思いました。個人的に気になったのは、東久世・伊達の対応についてです。キリシタン弾圧への人道的措置について、明治新政府との連絡は取れていたのか疑問に思いました。仮に通じていた場合、人道的措置についても「その場凌ぎ」的対応に過ぎなかった可能性も考えられます。今後更に、当時の明治新政府内部やフランス公使の動向など、様々な視点からの掘り下げから、どのような実像が見えてくるのか気になりました。フランス語史料の扱いなど並大抵の作業量ではないと思われますが、地道に頑張っていきましょう!
②榊原さんへ
日中戦争時に構想された大東亜縦貫鉄道という、なかなかに壮大なテーマで面白いと思いました。質問でも申し上げた通り、このような壮大な鉄道敷設計画に関して、日中戦争の戦局などの背景がある中で、当時の鉄道省などの計画当局がどこまで現実的に構想していたのか、といった認識が気になりました。また、1930年代後半以降の財政も「戦時財政」として主に軍事費への用途が強くなる中で、鉄道敷設がどこまで比重を置いた計画だったのかといった点においても、当時の認識が必要になってくるのではないかと思いました。これから様々な方向性を模索していくと思いますが、その都度多角的なアプローチに挑んで欲しいと思います。
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報告お疲れ様です。3回生の岡田です。
①坂井さんへ
まず【史料2】に関して、ご自身でフランス語を和訳したということで、質疑応答の時にサラッと自分で訳したとおっしゃっていましたが、自分で訳せる技術と研究に対する意欲・姿勢に感動しました!自分にはできないので尊敬します。
内容について、木多先生からフォローがありましたが、後々日本は憲法や教育においてフランスを手本としなくなるので、逆にそれまで近代国家作りの参考にしていた時期の研究は意義があると思いました。自分の研究テーマは今回の発表とはかなりかけ離れていますが、歴史的な事象について、原因→過程→事例(発露)のような流れがあると思います。今回で言うと、浦上キリシタンの事例は日仏関係の要素が表に形としてでてきたものだと思います。外交的な史料もアテがあるということなので、これから原因について調べていくと面白いだろうなと思いました!
②榊原さんへ
質問もさせていただきましたが、海底トンネルもつくらなければいけないような大大大事業を戦争真っ只中の時代にやろうとしてたのは興味深いなと思いました。今回の発表は一発目ということで、大東亜縦貫鉄道構想の概要、大きな流れを大観した段階だと思うのですが、今回の発表の講評で得た方法などを上手く使えば、これから研究が深まっていきそうだなと思いました。
木多先生の指摘を受け、僕自身も少し気になったのが、満鉄と軍部は別だったということです。そうなると、戦争遂行目的で鉄道を敷設したかったという意図ももちろんあると思いますが、企業目線だとやはり営利目的でもあったと思います。軍の事業であれば軍事的な目的だけでも収まりそうですが、企業となると営利目的も絡んできそうなので、どういう視点で書かれた史料なのか読み取る(お金稼ぎたいから敷設したいとか直接言わないだろうし…)ことも必要になってきそうだと思いました!
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坂井さんへ
明治初期の日本とフランスの外交関係があまり先行研究でやられていないところから、明治初期の当時のホットな話題であったキリスト教弾圧を取り上げたのはとても面白いなと思いました。また、フランスの文献を自分で和訳して史料として使っていて、自分も海外の史料を用いて発表をする予定なので、参考にしたいなと思いました。
榊原さんへ
日本が戦争路線真っ只中で、日本と朝鮮半島・中国を結ぶ夢のような鉄道をつくろうと計画されていたのが初めて知りました。質疑応答でも言われてはいた事ですが、戦争真っ只中の中で、日本と中国・朝鮮半島を結ぶ鉄道をつくろうと思ったら、海底に線路をつくらないといけないといった事が出てくるので、その時に計画者側がどういった方針を持っていたのか調べていく必要があるなと思いました。
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報告お疲れ様でした。3回生の白川です。
①坂井さんへ
明治初期の日仏関係を調べるにあたって、そこに関わる日仏の主要人物3人の考えと動向が書かれており、どのような考えからキリスト教に対する立場が変わっていったのかが分かりやすかったです。また、そこの考え方と政府内の考え方が一致していないとされた点でも国内のキリスト教に対する見方が書かれていて当時の考え方が分かりやすかったです。ひとつ、迫害をやめさせる命令を出すと約束したのが1月12日で政府内で議論されたのが5月8日、五島でキリシタンが殺されたのが5月23日とありましたが、その間に政府から日仏で約束したとされる公式文書が出されたのか、また、それは全国に広まっていたのか気になりました。
②榊原さんへ
当時の大東亜縦貫鉄道構想に対する有用性が、史料で提示されていて、まだその出典に新聞が入っているなどかなり具体的に構想されていたと感じました。また、レジュメに構想や規模が書かれており、分かりやすかったです。レジュメ内に1942年に6月にミッドウェー海戦で敗れて大東亜縦貫鉄道構想は注目されていたが中止になった、とありますが、史料6の1942年10月時点では記事の中にまだ計画されていると書かれていて、この構想が明確に中止になった時期がいつなのか気になりました。
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報告お疲れ様です。3回生の清水爽翔です。
➀坂井さんへ
今回の報告では主に日仏関係に注目されていたと思いますが、自分自身全くと言っていいほど、この時期における日本とフランスの関係については知っていないので、現段階において、先行研究から分かっていることと、自身の研究の立ち位置をもう少し詳しく知りたいと思いました。そのような中でも、今回一回目の報告にもかかわらず、様々な史料を用いておられて、さらにフランス語の史料も用いられている点は大変興味深かったです。
➁榊原さんへ
日本国内だけではなく、東南アジアにまで影響を与えるようなかなり壮大な縦貫鉄道を取り上げられている点は大変興味深かったです。ただ、やはり国鉄、鉄道省と満鉄がイメージする鉄道構想がそれぞれどのように異なっていたのか、そして、鉄道省と満鉄の立ち位置がそれぞれどのようになっていたのかなど、もう少し基礎的な部分について知りたいと思いました。そのような中でも、縦貫鉄道という相当大規模な計画であることからも、他に似たような施策と何か関連づけることもできるのではないかと思いました。例えば、ロシアが建設したシベリア鉄道や明治期にロシアへの対策として進められた北海道内における鉄道建設など、大東亜縦貫鉄道が構想される前に建設された大規模な鉄道計画と何か関連させたり、比較してみるのも面白いのではないかと思いました。
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報告お疲れさまです。四回生の北村です。
➀坂井さんへ
明治初期の日仏関係、特にキリシタン関係に注目したのはとてもユニークだと思います。今回の史料は主に明治政府のキリスト教弾圧をフランスが非難しているという内容でしたが、当時の列強は宗派の違いはあれどほぼ全てキリスト教国だとおもうので、フランス以外の国も明治政府を非難していたと考えられます。他の列強と比較して、フランスだけの特徴などがあればそこを深堀していくのもありかと思いました。
②榊原さんへ
実現せずに終わった大東亜縦貫鉄道構想の研究、大変だと思いますが頑張ってください!まずは当時の鉄道に関する基本的な知識があった方が研究の手掛かりにもなると思うので、国内の鉄道開発なども目を通してみるとよいかもしれません。今は沢山先行研究と史料をあたって研究の焦点を絞る段階かと思います、本当に頑張ってください!
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報告お疲れ様です。4回生の山内です。
①坂本さんへ
日仏関係とキリスト教というテーマは興味深いなと思いつつ、研究が少ないということは研究の幅が狭まるのではないかと感じました。
フランス語の史料が見れたり、現時点である程度の方向性が決まっていたりと強みはたくさんあると思うので、落とし所が見つかることを願っております。頑張ってください。
②榊原さんへ
国外の鉄道についてあまり詳しくなかったため噛み砕きながら報告をお聞きしていました。
その中で、日本側がかなり勢いと自信を持って行っていた印象をうけ、不思議に思いました。
最終的に無くなる構想のため、史料や研究等数が少ないかとは思いますが、まだまだ時間はあるので頑張って焦らずに頑張ってください。
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報告お疲れ様でした。4回生の高井です。
①坂井さん
明治時代の日仏関係、特に浦上キリシタンを取り上げていた点は、中々他にない研究で非常に興味深かったです。
ただ、他の方も言ってるように発表内容が特定の要素が多かったように感じたので、さらに多角的な視点からの研究、考察が必要になってくると思いました。
これから他史料の購読、翻訳など出てくるとは思いますが、頑張ってください。
②榊原さん
榊原さんも、希少性の高いテーマを研究されていることが分かり、発表を聞いていて興味深いと感じる部分が多かったです。
時期に関しては1930年代なども取り扱っており、その時代は日中戦争の勃発などがあったので、個人的にもっと戦争などとの関連性や影響を知りたいと感じました。
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報告お疲れ様です。三回生の大西です。
①坂井さんへ
フランスが浦上キリシタン弾圧に対してしっかりと対応したのは、フランスがカトリックの国だということもあるのではないかと思いました。イギリスはプロテスタントの国なので、そこまで気にしていなかったというのが当時の状況だったのではないかと思いました。
②榊原さんへ
大東亜縦貫鉄道について、非常に興味深く聞いていました。満鉄総裁が大東亜縦貫鉄道に関して割と強気な発言をしているように思ったのですが、満鉄としてどこまで構想に入っていたのかが気になりました。鉄道敷設が全体的に見れば計画段階で終わってしまったのか、泰緬鉄道のように部分的に開業したように、ある程度設備が出来つつあったのかも気になりました。
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報告お疲れ様です。3回生の仲澤です。
①坂井さんへ
日仏関係をキリシタンとの関係から考察していくのは面白いと思いました。当時の日本の中にも、伊達宗城などのキリスト教を容認するような意見を持っている人たちもいて驚きました。また、史料でフランス語で書かれたものも用いていて、これからも史料の幅が広がっていくのではないかと思いました。初めての報告だったにもかかわらず、日本の史料とフランスの史料を用いて考察されていて、すごいなと思いました。1週目の報告、お疲れさまでした!
②榊原さんへ
戦争直前にこのような壮大な計画が構想されていたことに驚きました。今回の質疑応答で、似たような質問がありましたが、史料5に「共栄圏列車はあながち夢ではなく早晩できると思う」という文章があったのが気になりました。「早晩」などの言葉が用いられてはいますが、今回の史料で具体的にこのくらいの時期、といった明確なことが書いていなかったように思いました。完成時期が明確ではない中で、当事者たちが本気で完成させることができると思っていたのだろうかと思いました。多くの史料を用いて考察されていたのですごいなと思いました。
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報告お疲れさまです。3回生の清瀧です。
①坂井さんへ
明治初期の日仏関係において伊達と東久世が政府の意向とは違う意見であったことが印象に残りました。授業でもう仰られてたら申し訳ないのですが、明治初期の日仏関係の研究でブリュネや浦上キリシタンに以外にも何が取り上げられているのか気になりました。また明治初期のフランス公使の対日政策について当時では当然の措置であるとの指摘があり、当時と現在では常識に差があるので、当時の常識や認識を確認することも大事だと思いました。 頑張ってください!
②榊原さんへ
戦前から大東亜縦貫鉄道構想の計画が練られており戦中でもこれを実行しようとしていたことに驚きました。実現しなかった大東亜縦貫鉄道構想を研究対象にして研究するのは史料も少ないと思うので大変だと思いますが、頑張ってください。
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報告お疲れ様でした。4回生の溝口です。
①坂井さんへ
明治初期の日仏関係を、従来とは異なった観点で捉えるという発想は非常に興味深く感じました。また、フランス語の史料をご自身で訳すことができるという点は、かなりの強みになると思いました。
私がこの分野に詳しくないため、日仏関係史において、浦上キリシタンがどのような位置付けであるのかが気になりました。
②榊原さんへ
皆さんおっしゃっているように、結局は実現することがなく、計画だけで終わった大東亜縦貫鉄道を研究テーマにされた着眼点はとても独創的だったように思います。
満鉄に関する先行研究は少ないとのことでしたが、本文レジュメ4頁から始まる「満鉄における大東亜縦貫鉄道構想」は榊原さんご自身の論なのか、先行研究にて述べられたものなのか区別がつきづらかったように感じました。
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報告お疲れ様です。3回生の貝吹です。
①坂井さんへ
日仏関係の中でもキリスト教弾圧への対応に焦点が当てられていることが興味深かったです。日本国内でも意見が分かれていた点や、フランス語の史料を用いた考察は新鮮でいいなと思いました。今後もかんばってください。
②榊原さんへ
大東亜縦貫鉄道という構想が戦前、戦中に考えられていたことが印象的だった。知識が少ないため難しかったですが、たくさんの史料を使って考察をしていてすごいなと思いました。今後もかんばってください。
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報告お疲れ様でした、4回生の鬼木です。
【坂井さん】
自分と同じ時期の研究であるのはもちろんのこと、これもまた同じくフランスという、私にとっても馴染みのある国との関係性を追う研究ということで非常に興味深く報告を聞かせていただきました。この幕末から明治期にかけての外国(各国)との関係性を追っていく中においては、条約改正を含めた広い時期的な接点の数々を拾い集めていき、それらの出来事を俯瞰した上でどのような変化が見えてくるのか、それをどのように歴史的意義として落とし込んでいくのかが重要になってくるように思われます。そのため、例えばフランスに限っていうならば「堺事件」や今回取り上げられていた「浦上四番崩れ」、キリスト教に関連するならば五榜の掲示以降におけるキリスト教への視点など、今後より外交的に広い視野を持って研究を進めていくことができるか否かに掛かっているように思われました。私自身フランス語はかれこれ3年ほど勉強していることもあり(とはいえ実践的な読解力があるかと言われれば不安は否めませんが)、何らかのタイミングで力になれることはあると思いますので、また気軽に相談していただければと思います。
【榊原さん】
質疑の際にも申し上げたことにはなるのですが、やはり研究を進めたい分野における先行研究が見受けられないということは、①史料的欠落が問題となり実証が不可能である場合、②そもそも意義のない分野であると見做され放置されている、というどちらかが主な要因であると言えるのではないかと思われます。それを踏まえて個人的には、この研究はどちらかといえば②の理由から放置されているように思われ、そもそも報告中に取り上げられていた構想自体が最終的に頓挫したものであるという事実からも、ある種そこまでの意義を見出すには値しないと考えられてきたのではないかと推察されます(もちろん①のように史料がないという可能性も十分にあり得るのですが)。ともすれば、これは無責任な言い方にはなってしまうのかもしれませんが、今後の榊原さん独自の視点や観点といったもの次第では十分に意義づけることも不可能ではないように思われ、十分なオリジナリティを有した研究になりうるポテンシャルも無いわけではないと言えるのではないでしょうか。なかなかに難しい部分もあるとは思いますが、先生方への研究相談や合宿などを有効に用いつつ頑張っていただきたいと思います。
あまり時間もない(もう24時過ぎちゃったので関係ないんですけど笑)ので長らくは書き込めないのですが、2限報告のお2人同様、初日での報告本当にお疲れ様でした。後続の3回生に刺激を与えられる良い報告ぶりであったように思われます。秋セメでの報告も頑張って!
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