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【11月28日 4限 意見・感想】

1 : 河嶋直 :2024/11/28(木) 11:23:12
授業に出席された方はこちらに意見・感想を書き込んでください。 なお、こちらに書き込むことで出席とみなします。
〆切は11月28日(木)23:59までとします。これを過ぎると出席点に加算されませんので、〆切厳守でお願いいたします。
3回生の報告に入りましたので、以下の条件での書き込みをお願いいたします。
*報告者2人分(1コマ分)で1投稿 ・報告順に従い、
 ①―さんへ  
 ②〜さんへ と宛名を明示してから本文を書き込む。


2 : 河嶋直 :2024/11/28(木) 17:10:39
報告お疲れさまでした、4回の河嶋です。
①高井さんへ
講義内でもありましたが、先行研究が少ないと思いました。「医療」・「感染」・「衛生」の研究を踏まえて、富山県を事例にしたコレラ感染をどこに位置づけるのか、そこを論じなければならないと思いました。個人的には、「当時の民衆の風習」が関連していたのか興味深く、近代日本の発展の格差、都市と農村の格差をコレラ感染からみると面白いと思いました。

②鬼木くんへ
講義内でも言いましたが、土佐藩の中に「尊王攘夷派」vs「公武合体(佐幕)派」の枠組みと薩長の「尊王攘夷―王政復古」の流れとの関連・距離をどう位置づけるのか、そうした関連が明治維新以降の近代国家形成課程において、いかに今日みた人的関係がみられるのか、ここが重要だと感じました。


3 : 三谷駿 :2024/11/28(木) 17:50:55
報告お疲れ様です。3回生の三谷です。

・高井さんの報告に関しまして
 質問でもありましたが、大日本私立衛生会に注目したのは、富山県主導による防疫政策では不十分な部分を、私立組織ならばカバーできるのではと自分なりに考えた為でした。お答えいただいたように、明治21年に衛生会が啓発活動を行っていた点を踏まえると、やはり同19年の再流行に際して活動は行われたのか、という点がとても気になりました。その上で、衛生会の活動と富山県の防疫策などが、後世の衛生事業にどのような影響を与えたのかを注目しつつ論じていくと面白いのではないかと思いました。

・鬼木さんの報告に関しまして
 まず、大変簡潔かつ理解しやすい内容と構成で編まれたレジュメが、言うまでもなくハイクオリティでした。内容に関しても、研究史的な位置づけと研究対象とする事項が明確であり、宮中土佐派が形成される過程が良く理解できました。一方、公卿に厳しい姿勢を見せる容堂が三条と縁戚関係を結んだ経緯が最も気になりました。『三条実美関係文書』の調査はこれからだとお聞きしたので、今後の研究がどのように展開するか期待しております。


4 : 鈴木琴葉 :2024/11/28(木) 18:42:39
発表お疲れ様です。3回生の鈴木です。

①高井さんへ
当時の風習や人々の習慣が感染率に関わってくるのではないかという考察はとても興味深いものでした。そのため、先行研究が少ない場合は富山県に限らず、北陸全域に範囲を広げるなどしたものと、全く暮らしが異なる地帯のものを比較したデータがあるとより深まるのではないかと思います。

② 鬼木さん
導入で一言で表しているのがとても良いと思いました。文量が多いながらも、項目の整理がきちんとされており、見やすいレジュメになっていたと思います。今回の題材はいずれもその後の土佐の立場の変化に関わってきそうな内容で大変興味深いと思いました。宮中土佐派の影響がその後にも関わっているらしい点から、当時の考え方が影響している部分が大きいと考えられますが、他の思想がどのような影響を持ったかが気になりました。


5 : 山内葵生 :2024/11/28(木) 18:53:49
高井さんへ
発表お疲れ様でした。3回生の山内です。
報告が急に前倒しになり、時間がなかったと思いますが、その中でできることを優先してやられたんだなと言うのが聞いていて感じられて、決まってからの短期間でここまで仕上げられたことに驚き、すごいと思いました。
私も衛生をみている部分があり、学ぶことも多かったです。
これからも情報共有等出来ればと思います。

鬼木さんへ
発表お疲れ様でした。3回生の山内です。
レジュメの分量からも感じておりましたが、内容に厚みがあり、聞きごたえのある報告だったなというのが感想です。
内容を咀嚼しながら自分の研究の方向性等に活かしていければと思います。


6 : 鬼木翔大 :2024/11/28(木) 18:55:11
報告お疲れ様でした、3回生の鬼木です。

【高井さん】
十河さんから先を越されてしまったのですが、質疑の際に8月に注目すべきと言ったのに関しては理由がありまして、時間の都合上省いたのですが、ふと報告中に自分の中に山崎有恒が降りてきたんです(笑)。降りてきた有恒さんが言うには、やはり「治水」が重要になってくるとのことで、たとえば富山は水害が多いのはもちろんのこと、レジュメにも挙げられていた愛媛県は瀬戸内海に面していることもあり降水量が非常に少なく、溜池や灌漑といった水に関する部分が重要視されてきた土地ということもあり、「治水」に関してはこれらに共通してみるべきだ、とのことでした。また、8月という時期の気候に関しては夏場ということもあり飲用水が年間を通して最も必要とされることからも、経口感染するコレラでは、水についてみてみることは欠かせないと言えるのではとも思われました。


7 : 橋本明日香 :2024/11/28(木) 20:32:00
報告お疲れさまでした。3回生の橋本です。

高井さん
報告順が想定していたよりも1ヶ月以上前倒しとなり大変だったと思います。真っ先に報告順を譲り、21日の補講をなくすためにも移動してくれてありがとうございました。時間がない中での発表だったため、課題が残ると思います。これから時間をかけて一緒にがんばっていきましょう。おつかれさまでした!

鬼木くん
政治史には疎いのですが、それでも頭にスっと入ってくる丁寧でわかりやすい説明でした。鬼木くんも報告順が本来より1ヶ月以上前倒しとなり大変だったと思いますが、ここまで史料を読み込み整理された報告をされたのは圧巻でした。本当におつかれさまでした!


8 : 田中拓磨 :2024/11/28(木) 20:45:27
報告お疲れ様でした。4回生の田中です。

①高井さんへ
富山県でコレラが2度大流行した理由として、水害や火災といった災害が多かったこと、当時の民衆の風習に着目しているのが個人的には良いなと思いました。これらを深掘りしたら、研究がさらに面白くなりそうだなと思います。
先行研究についての記述が少ないことが気になりました。先行研究への批判、自分の研究のオリジナリティについて詳しく記述してほしかったなと思いました。
引き続き研究頑張ってください!

②鬼木くんへ
レジュメがボリューミーであり、研究の内容がまとまっているなという印象を受けました。また、自分の研究のオリジナリティ、現時点での研究を通しての論理的な考察についてしっかり述べられているなと思いました。
引き続き研究頑張ってください!


9 : 内藤貴也 :2024/11/28(木) 20:50:43
報告お疲れ様でした。3回生の内藤です。
①高井さんへ
治水事業や火災による被害に対応するために使用した結果、県の予算を圧迫したので衛生費の捻出が厳しかったことなどを挙げられていましたが
その可能性は非常に高いと思います。自身に検討もついてはいないのですが、そうした中で公的ではなく、私的に衛生対策をしていた人々がいてもおかしく
ないのかなとも感じました。
②鬼木さんへ
レジュメからもわかるように内容の濃い、それでいてわかりやすいレジュメでした。自身の発表にも参考にさせていただきます。
三条実美と山内容堂が親戚関係にあったのは初めて知りました。とすると、山内の公卿に対する忌避的、侮蔑的発言と言うのは、少なからず、親戚関係にあたる三条実美
とも何らかの関係があるのではないだろうかと感じました。


10 : 陰地竜暉 :2024/11/28(木) 21:19:53
報告お疲れ様でした。3回生の陰地です。

高井さんへ
今後の研究状況では対象の地域や時期を広げるとのことでしたが、余力があれば同時時代での富山のコレラ以外の感染症対策についても検討してみるのもアリではないかなと思いました。当時の感染症の流行状況と感染対策についてより理解が深まるかと思います。

鬼木さんへ
内容が充実しており、それでいて理解しやすい良い発表でした。三条と土佐藩関係者との人的関係が顕在化した結果が宮中土佐派とのことですし、このまま三条の交友関係を洗えば仮説により説得力が増すと思いますし、鬼木さんの考えている方向性で研究を進めれば良いと思います。


11 : 山本駿介 :2024/11/28(木) 22:12:40
① 高井
報告お疲れ様でした、5回生の山本です。
 今回は富山県のコレラ事情のみ取り上げていましたが、全国のそれがどうであったかも説明する必要があると思います。
 具体的には、富山県では患者の家を臨時的に隔離病舎とし、流行終了後は自然消滅していたようですが、こういった点を全国的な事例と比較することで見えてくるものがあるかと思います。
 加えて先程口頭でも伝えた通り、先行研究を1点見つけたのでお伝えしておきます。cinii等、普段先行研究を調べるデータベースではヒットしません。Google検索に「富山県 コレラ流行」と打ち込むと出てきます。
・豊田文一「明治初期の富山県におけるコレラの流行について」(『富山県農村医学研究会誌』15巻、1984年)

② 鬼木
報告お疲れ様でした、5回生の山本です。
 私が政治史に疎すぎてアドバイスできないので、ここでは感想を述べておきます笑
 薩長土肥それぞれが辿った結末は、何が分水嶺となったのか個人的に疑問に感じており、その研究をしてくれるのはとても嬉しく思います。特に土佐に関しては、人間関係がその原因となっていたというのは、非常に面白い説です。楽しみにしているので、今後も頑張って下さい。


12 : 小林希颯 :2024/11/28(木) 22:38:13
報告おつかれさまです。3回生の小林です。
①高井さん
短い準備期間だったと思いますが、すごくよくまとめられているなと思いました。富山県でコレラが拡大した原因が3つも考えられていてすごかったです!授業中にも触れられていましたが、軽く調べてみると富山の治水に関する研究がヒットしましたので、また見られてもいいかもしれません。
②鬼木くん
大変な時期だったにも関わらずしっかり研究されて、論もまとまっていて流石だなと思いました。政治は自分の中で苦手意識があるのですが、かみくだいた説明や言葉のチョイスがわかりやすく、理解しやすい報告でした!レジュメも全体的に見やすく、参考にしたいです。


13 : 上殿浩明 :2024/11/28(木) 22:45:27
①高井さんへ
他の人も触れていることと思いますが、先行研究も富山に限らず、全国的な研究も含めていけば良いと思いました。また、富山以外の地域もいくつか挙げれば、相違点や共通点が出て、より深い研究になるのではないのかなと思いました。

②鬼木さんへ
レジュメの量が多く、非常に作業量の多さを感じました。また、うまく論点を打ち出しており、見習いなと思いました。


14 : 中川美祈 :2024/11/28(木) 23:08:56
報告お疲れ様です、3回生の中川美祈です。

高井さんへ
時期と地域を絞って富山県におけるコレラ大流行の要因を自分なりに考察されていたのが面白いなと思いました。富山県が講じた予防法の費用と効果はどのくらいであったのかが気になりました。また、史料が少ないとのことでしたので、大変だとは思いますが、12年〜19年のこれらの患者数の移り変わりも気になるなと思いました。

鬼木くんへ
「宮中土佐派」の定義や成立過程を自分なりに史料を用いて捉えていて、レジュメ•発表ともに分かりやすかったです。特に発表では、簡単に伝え直してくれたり、ユニークな言い回しで学校の先生の授業のようで楽しかったです。

最後に、日にちを譲ってくれて、2人とも
ありがとう!お疲れ様でした!


15 : 宮島夏音 :2024/11/28(木) 23:33:46
報告お疲れ様でした。3回生の宮島です。
①高井さん
まず発表準備お疲れ様でした。気になるなと思った点は皆さんがほとんど仰られていたので、大きな疑問点はもうあまりないのですが、些細な部分で言うと3ページの「上記のような予防を行っているにも〜…」の部分が少し疑問でした。明治12年の流行の際の予防が果たして「予防を行っているにも関わらず」と言える程の予防であったのかなと疑問に思いました。明治19年の対策にも「明治12年と同じく」とあるので、対策の内容自体に大きな変化が無いのであれば、再流行を防げなかったのは当然の結末のように感じます。上記の点も踏まえて、もう少し多方面からこの問題を見てみることは不可欠なのかなと思います。詳しい史料等提示出来ず申し訳ありません。頑張ってください!

②鬼木さん
正直私の浅い知識で言うことなんて「すごかった」以外まぁ無いのですが、ご自身も自覚していたようにこの論をもっとロジカルな方面から立証することが出来たら、物語調でありつつももっと説得力のある論になるのだろうなと思いました。まだまだ史料も多くあるということなので、今後どのように発展していくのか、とても楽しみにしています。お疲れ様でした!


16 : ZHU Yiqi :2024/11/28(木) 23:39:48
報告おつかれさまでした。4回生のシュです。
高井さんへ
富山県のコレラ大流行に関する研究は面白いなと思いますが、関連知識がないためあまり言えないが、史料をもっと増やして、他地域のコレラや富山県で流行ったほかの感染症と比べたらより深い結論が出てくると思いました。
引き続き研究を頑張ってください。

鬼木さんへ
内容が充実した報告で、結論もきちんとしています。完成度の高い報告でした。
引き続き研究を頑張ってください。


17 : 溝口当子 :2024/11/28(木) 23:47:52
報告お疲れ様でした。3回生の溝口です。

高井さん
報告日が早まり、当初よりも準備期間が短くなってしまった中で、準備をなさるのは大変だったと思います。ですが、しっかりとご自身の考察も提示されていた点が良かったと思います。
色々な地方の事例を見比べて共通点や差異を見出していくと、新たな事実が見えてくるかもしれません。頑張ってください!

鬼木くん
とにかくクオリティが高い発表だったと思います。この分野には詳しくないのですが、とても分かりやすく説明してくださったので、内容が非常に理解しやすかったです。
着眼点がとてもユニークで、オリジナリティの強い報告だったように感じました。自分の報告の際に参考にさせていただきたいです!


18 : 高井結菜 :2024/11/28(木) 23:49:51
鬼木くんへ

報告お疲れ様です。3回生の高井です。
まずレジュメの量が圧倒的で内容も様々な視点から切り込まれているなどハイクオリティで私も見習わなければならないと感じました。
とにかく素晴らしい発表で、欠けている点などがなかったように思います。
お互い次の発表まで頑張りましょう。


19 : 白井岳歩 :2024/11/28(木) 23:51:45
報告お疲れ様です。4回生の白井です。

高井さん
富山に着目したことで、地方の具体像が鮮明になっていると感じました。今回示された考察が深まることを楽しみにしております。

鬼木さん
薩長土肥というメタに対して、具体的にアプローチできており、しっかり考察されているなと感じました。


20 : 山田渚紗 :2024/11/28(木) 23:52:51
ご報告お疲れさまでした、4回生の山田です。
①高井さん
 先行研究整理がまだ少し追いついていない状況であると発表を通して感じましたし、勝手な推測ですがどの研究まで取り入れて先行研究として発表するべきか難しいと感じている部分があるのではないかと個人的には思いました。
質疑応答の際にも申し上げた通り、日本全体と富山県では、死亡率が劇的に変化しているとは言い難い状況下にあることに加え、今回研究で取り上げた時代の人口が富山県が一位であることを踏まえると、コレラ感染者数・志望者数などの”数”のみで見てしまって良いものかは少し疑問に思いました。その上で、今回高井さんがあげてくださった3つの感染拡大理由に帰着すると考えるならば、富山県が講じた予防法だけではなく、ほかの都道府県が行っていた予防法とも比較を行うことで、富山県としての再流行の特異性も見えやすくなるのではないかと推測しました。

②鬼木さん
 今回の発表は、発表準備時間が短かった中で、丁寧で非常に分かりやすく、要点もまとまっている素晴らしい発表だったと思いました。
政治分野は知識不足な面が多く、特に申し上げることのできるアドバイス等はありませんが、三条実美周辺の繋がりをさらに精査することに加えて、「七卿土佐移転構想」等の人物史を見つけやすい史料だけでない部分から取り上げる研究に関連する史料は、以後も研究に熱心に取り組んでいる強みになっていくと思うので、このまま頑張ってください。


21 : 福田敬知 :2024/11/28(木) 23:58:33
報告お疲れさまでした。4回生の福田です。

①高井さんへ
明治期のコレラ予防に関して富山の実例に着目した発表だったと思います。
富山におけるコレラ予防について、背景説明がより必要かと感じました。たとえば富山県政や当時の富山の主産業の実態などを参照していくと、これから示していく論の史料実証につながると思いました。松方デフレによる地方への不景気の波及を背景として推察されていることも、富山県政に関する史料で新たなことが分かってくるのと思いました。
あまり詳しく調べていないので恐縮ですが、史料提供させていただきます。
・富山県 編『富山県政史』(富山県、昭和11〜12年)
・桂正直 編『中越名士伝』(清明堂、明治25年)

②鬼木さんへ
宮中土佐派の起原が、土佐勤皇党と宮中の関りと山内容堂と三条実美との関係に連関しているのではないかという発表だと思います。
今回、発表を聞いていて、脱藩と関連があるのかどうか気になりました。土佐における脱藩への処遇と、土佐の脱藩浪士の思想、これらに着目すると、他藩の尊皇派との違いが読み取られ、どの点が公家に評価されたのかも見えてくるかなと思いました。
どれだけ史料を見つけ出してそれをうまく構築していくかが勝負かと思いましたので、頑張ってください。


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