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【11月28日 2限 意見・感想】
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授業に出席された方はこちらに意見・感想を書き込んでください。 なお、こちらに書き込むことで出席とみなします。
〆切は11月28日(木)23:59までとします。これを過ぎると出席点に加算されませんので、〆切厳守でお願いいたします。
3回生の報告に入りましたので、以下の条件での書き込みをお願いいたします。
*報告者2人分(1コマ分)で1投稿 ・報告順に従い、
①―さんへ
②〜さんへ と宛名を明示してから本文を書き込む。
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報告お疲れ様でした、4回の河嶋です。
①八木くんへ
講義内でも言いましたが、何を論点にするのか、つまり、個人的には、東京首都機能に於いて神社が如何に整理されたのかという奠都論と明治維新=国家形体の変革が神社にどのような影響を与えたのかという変革期論の中で、東京十社の位置づけるのか、今回の報告は、それを連関させていたと思いますが、どっちつかずになって、論の希薄さがあったと感じました。
②上殿くんへ
講義内でも言いましたが、政友本党が当初、掲げていた
両院協調が、清浦内閣以降、如何に目指されたのか、どういったパイプがあったのか気になリました。やはり、政友本党が何を軸としていたのかをみるべきだと思いました。
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報告お疲れさまでした。4回生の塚本です。
①八木君へ
神祇行政について主に国家側の視点から分析されていましたが、今回の研究で「武蔵国」や「東京府」といった地域的な枠組みのもとで考察していく方針のように、報告を聞いて感じました。そのため質疑応答時にも述べましたが、当時の神仏習合や檀家制度による地方行政といった視点も加味し、それら行政との関わりも踏まえた神祇行政への分析が重要になって来るのかと思いました。
最後に史料提供ですが、当該期における神仏分離の事例を紹介した書籍として、『明治維新神仏分離史料』上・中・下巻(東方書院、1926年)と、『明治維新神仏分離史料 続編』 上・下巻(東方書院、1928年)がありました。当時の廃仏毀釈の状況が伺えるかと思い、提供させていただきます。
②上殿君へ
両院縦断路線にもありましたが、政友会が取っていたこの方式は、常に貴族院最大会派との提携のもと与党に“居続けなければならない”政治路線であると思います。そして政友本党は、政友会の正統な後継者としての位置を自負していたために、総選挙の敗北によって野党の立ち位置になったことが、その後の混乱を招いたように報告を聞いて感じました。そのため、当時の政局における野党である意義や、非政党勢力との関係性に注目することが、本来“与党であったはず”の政友本党を分析する上で必要な視点であると思います。
最後に文献提供ですが、大正期における貴族院とその大物政治家・水野直に関する研究が、西尾林太郎氏によって進められているため、その研究も参照されれば何か見えると思います。
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報告お疲れ様でした、3回生の鬼木です。
【八木さん】
報告内容はもちろんのことですが、まずは3回後期報告においても先陣を駆け抜け、報告の火蓋を切って開けてくれた点については本当に感謝の限りです、自分も4限でしたので安心して報告することができました。さて、研究に関してはこれまた自分と同じく明治維新史ということで大変興味深く拝聴しておりましたが、首都二元論や東京奠都などといった重大物事を決定する局面において、当時の政治を運営していた政府の人々の動向や思考の表れといった部分を見てみることは必須かつ、十分に面白いのではないかと思われました。特に大阪への首都移転を構想していた大久保の話なども出ていましたが、その辺りの話は個人的にも造詣が深いと感じておりますので、気軽に相談していただければと思います。あと、内容に関連して個人的に言いたいのは、何がとまでは言いませんが三条実美は超おもしろいですよ、ぜひ。
【上殿さん】
八木さん・高井さんと同じく初日報告という時間的余裕も無い中、ましてや以前から仰っていた史料的な不足も否めない中での報告、本当にお疲れ様でした。個人的には3つの時期に分けてその性格を分析するという視点は非常に面白いと感じました。ただ、そうした見方をするとなれば変わった部分はもちろんのこと、根底に残された部分的な共通点に関しても眼を向ける必要は今後生じてくるようにも思えました。宮中についての言及もありましたがこれは非常に重要であるように思われ、「宮中はもういいだろう」とは言わせないぞ、という姿勢のもと、自分の分まで頑張ってほしいと思います。(個人的には「谷(干城)はもういいだろう」という某御大からの天啓があったように思えたので一気に研究の方向が変わったのですが…笑)
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報告お疲れ様でした。4回生の八木です。
①八木さんへ
神祇行政についての報告で史料や時系列を整理していて私はわかりやすかったです。ただ報告を聞いて、知識がありませんが素人ながらに2つ疑問に思ったことがあります。1つは平城・平安などの遷都は疫病退散などの大義名分があって遷都を繰り返したと習った記憶があります。では、今回のとても久しぶりの且つ大移動をする遷都が新しい都を作るだけではないのでは?と感じました。質疑の際にもありましたが、遷都の際には神社仏閣を丸ごと移動させていた昔とは異なる点も関連すると思うのでその部分も明らかになると観点②のところがわかりやすくなると思いました。2つ目は明治神宮の存在です。準勅祭制定などの時期とはズレると思いますが、東京十社が存続し続けた点と久々の天皇を祀る神宮が建てられた関係性はあるような気がしました。
②上殿さんへ
現代よりも与野党の関係性が重要な時代だと報告を聞いていて感じました。特に、レジュメに載せられている第二期の選挙の議席を見ると3勢力とも100席以上を獲得しており、拮抗しているようにも思えます。したがって逆に革新倶楽部等のさらに外野がどのように動いていたかが政友本党の輪郭を映し出すのではと感じました。
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報告お疲れ様でした。3回生の内藤です。
①八木さんへ
オリジナリティの二つ目、東京奠都論における「准勅祭」の位置付けに関してですが、前回の報告を聞けなかったのでその点は申し訳
ないのですが、個人的には阪本さんとの違いについて完全に理解できたわけではありませんでした。「『布石』とした」と言う表現が自分の
中で消化しきれずにいるので、その点についてもっとわかりやすい説明があれば良かったと思います。一方で、黒川さんの東京奠都と准直祭
は「無関係」と言う点については打破できているので、良いと思いました。
②上殿さんへ
この時代に限らず、政治史に疎いため、派閥についてはよくわかりませんが、時期区分を設けてみていくと言うスタイルは
わかりやすかったし、どのような状況にあったのかと言うのが理解できました。「憲政の常道」と言う言葉の本質について単純な知識不足
なのですが、従来の形で用いられる「憲政の常道」と床次のいう「憲政の常道」が異なると言う点について興味を持ちました。
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報告お疲れさまでした。3回生の橋本です。
八木くん
「准勅祭」→「東京十社」の流れや変遷、東京の都市空間の3種類の変化について、多くの史料を踏まえて論理的に考察されていてよかったと思います。自身の研究のオリジナリティーを明確に見出せていた点が尊敬しました。それぞれのオリジナリティーについて広く浅くなってしまった点はありますが、今後時間があるので深めて行けたらいいなと思いました。おつかれさまでした!
上殿くん
政友本党を3つの時期に分け、変化を見ることで性格を考察できていて興味深いと思いました。おつかれさまでした!
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報告お疲れ様です。3回の三浦です。
①八木さんへ
3回生トップバッターということでかなりのプレッシャーを感じていたと思いますが、それに負けない報告だったと思います。
個人的には村上(1970)さんが指摘している「政治的社格」という語句が気になりました。東京十社が政治的に利用されたならば、政祭一致体制や国体思想に充分に関わってくると思います。的外れならごめんなさい。
②上殿さんへ
私も同じ時期の政治史について学んでいるので興味深く聴かせていただきました。
質問でも指摘させていただきましたが、政友本党を分析するのに政友本党内部からの検討しかなされておらず、短絡的に終わってしまい、いずれ限界が来るように思えます。個人的には宮中からの視点も非常に重要だと思います。首相を選定するのは元老や宮中ですし、特に牧野伸顕なんかは松方内大臣期から首相選定に関わっており非常に政治性を帯びた人物だと思います。牧野を中心に見ていくことをおすすめします。
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報告お疲れ様です。三回生の山際です。
①八木さんへ
京都と江戸(東京)における神社の支配体制の変遷が図で整理されていたので分かりやすかったです。
「東京」「西京」の二元体制ではなく東京奠都が選ばれた決定打がどのようなものだったのか、二元体制では得られないメリットがあったのか疑問に思いました。
②上殿さんへ
政友会と政友本党の政策にほとんど差がない中で、第1党であることが政友本党にとって重要であり、第15回総選挙でそれが失われたことで党内に混乱が生まれたのかなと感じました。また、他3党と比べると議席数が少ない革新倶楽部が政友本党に何か影響を与えていたのか気になりました。
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① 八木
報告お疲れ様でした、5回生の山本です。
明治元年12月に行われた京都還幸について、東京十社は宮中や東京府に命じられて祈願を行ったのか、それとも自発的に行ったのかが気になりました。
これがもし命令で行われたならば、上の思惑が気になるところですし、自発的に行われたならば、既に神主たちの間に「東京府」という空間意識が形成されていたというのは驚きで、面白い事象になりそうです。
とりわけ東京十社が誕生したのは、准勅祭社十二社の枠組みが出来て直ぐのことですし、特に十社から外された2社は「東京府」という区分に納得いかない部分もあるでしょう。この点を明確にすると、研究の進展に繫がるかも知れません。
② 上殿
報告お疲れ様でした、5回生の山本です。
自分が政治史に疎い所為で碌に質問もアドバイスもできませんが、政党同士の派閥争いに関わる話で、興味深く聞いていました。
まともなコメントも出来なくて申し訳ないのですが、研究が上手くいくように応援しております。頑張って下さい。
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①八木さんへ
この時点でオリジナリティを三つ挙げ、従来の研究を越えることを企図していてすごいなと思いました。また、先行研究も丁寧に整理されており、大変わかりやすかったです。
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報告おつかれ様でした。3回生の小林です。
①八木くん
前回の報告より、より詳しくブラッシュアップされていてすごいと思いました。またオリジナリティもすでにしっかり出されていて流石だなと思いました。実際の史料を手にとって研究されたと聞いて、研究熱心さが伝わりました。これからも頑張ってください!!
②上殿くん
参考文献の量がとてもおおく、たくさん研究されたことが伝わってくる報告でした、時期に分けて分析されていてとても分かりやすかったです。
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報告お疲れ様でした。3回生の鈴木です。
①八木さんへ
前回に触れられた内容について深められており、とても良いと思いました。この段階でオリジナリティについて詳しく考えられている点も素晴らしかったです。
②上殿さんへ
第二期の選挙の内容では、ほか三党と比べると議席数の少ない革新倶楽部がどのような影響を持ったのかという点が気になりました。
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報告お疲れ様です。三回生の石山です。
①八木君へ
神社の支配体制の変遷が多彩な史料と図(特に手書きの方)は発表の補足として理解しやすかったです。政治史も見なければならず、作業量が増えると思いますがともに頑張りましょう。トップバッターお疲れ様でした。
②上殿君へ
これまで話す中でもそうでしたが、今回の報告で政友本党や床次について、上殿くんの熱意を感じられました。研究の方向性も本報告でのアドバイスから得られたところが大きいと思うので次の発表に向けて頑張ってください。
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報告お疲れ様です。3回生の三木です。
①八木さん
あまりこの分野に詳しくないのですが、先行研究として上げられているものが(維新期神祇行政についての先行研究は特に)すこし昔のものになっているので、研究として行き詰まった分野、未開拓の分野なのかなと感じており、それを詰めて行こうとしているのはすごいなと思いました。
②上殿さん
政治の動きに関しては、おそらく目に見えない部分や史料もあったりするなど、その部分も想像しながらの研究になるのかなと感じました。
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報告お疲れさまでした。4回生の福田です。
①八木さんへ
体制の変化と神社体制の変化に奠都の意義から着目した発表だったと思います。オリジナリティの3点目で、京都での祭祀構造を東京十社へ再現することで既存の神社体制が移行されることが述べられていました。
ここで、武家政権によって、独自の権力機構(主に朝廷に関わるものとして狭められた世界)として体制化された京都二十二社がどのように維新政府によって介入され、権力が分解された(権力の推移)のかに着目すると、論の補強につながると思いました。
これからの先行研究の読み込みや史料の収集が多く大変かと思いますが、頑張ってください。
②上殿さんへ
政友本党の3年の歴史を新たなアクターに着目して整理した発表だったと思います。先行研究での床次のような主要人物に着目しすぎず、第三のアクターに着目することで意義を見つけるのは、僕の研究とも似ていたので興味深かったです。
政友本党の分裂が反高橋だったことで、護憲三派〜憲政会単独という政界再編期に政局上の行動理由に反高橋という目的が効力を持っていたかということが気になりました。政友会と政策的な違いはないのに、脱党した議員らの収拾策と、反政友会派の主張との違いから、政友本党がキャスティングボードを意識していたのではないかということも気になりました。
時期を区切ったあとで流れを整理して上手く時期ごとにまとめるかは難しい作業でもありますが、史料次第で新たな視点が見つかる場合もあるので、頑張ってください。
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報告お疲れ様でした。3回の渡邉です。
①八木さんへ
分野別に先行研究を整理し、それぞれを批判することで自身の研究の意義を見出していたり、
この段階で自身の研究におけるオリジナリティを確立させていたりとすごいなと思いました。また、准勅祭神社や東京十社という枠組みができたことによって、神社にどのような影響があったのか疑問に思いました。
②上殿さんへ
たくさんの先行研究や史料を読み込んでいて、研究に対する熱量が伝わる報告でした。私は政治史にあまり詳しくないのですが、時期を分け、それぞれの時期ごとで起こった出来事を分析されていて、とても分かりやすかったです。先行研究との違いを見出すための新しい視点を見つけられることを祈っています。
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報告お疲れ様でした。3回生の溝口です。
八木くん
トップバッターお疲れ様でした。前回の報告に引き続き、多角的な視点でご自身の研究テーマを捉えられていた点が素晴らしかったと思います。
今後は神道学的なアプローチもされるとのことですので、楽しみにしております。
上殿くん
難しい課題に対し、様々な角度で考察を試みられたことが伝わってくる報告だったと思います。
本文レジュメ5ページに、中橋が落選後総裁選出に深く関与していたと見られることが記載されてありますが、これはどこから読み取られたことなのか気になりました。
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