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【10月31日 2限 意見・感想】

1 : 河嶋直 :2024/10/31(木) 11:55:24
授業に出席された方はこちらに意見・感想を書き込んでください。
なお、こちらに書き込むことで出席とみなします。〆切は10月31日 (木) 23:59 までとします。
これを過ぎると出席点に加算されませんので、〆切厳守でお願いいたします。


2 : 三木詩織 :2024/10/31(木) 12:15:05
報告お疲れ様です。3回生の三木詩織です。
資料がとても沢山あってわかりやすいなと感じておりました。しかし、先行研究の分量が多くて、本論でどこが重要なのかがいまいち掴めなかったため、卒論の際はそこがわかりやすいと良いなと感じました。


3 : 河嶋直 :2024/10/31(木) 13:15:40
報告お疲れ様でした、4回の河嶋です。
講義内でも言いましたが、自衛隊と御殿場の関係を、日本社会と自衛隊の関係から広くみる必要があると思いました。実際に御殿場の選挙事件は、「第63回国会 参議院 予算委員会 第13号」(1960年4月2日) に、日本社会党の山崎昇が予備自衛官の政治活動の問題から御殿場を出して追及しており、また、「連隊ぐるみ「指揮した2佐有罪 御殿場市長選で自衛隊」『読売新聞』朝刊14面、1970年1月11日(日) にも取り上げられており、ある程度の問題化している中で、この問題と社会状況(第二次安保前夜―三島由紀夫)との関連を踏まえると思いました。後、「権力の館を歩く:御殿場・岸信介邸 合理主義者の見果てぬ夢=御厨貴」『毎日新聞』東京夕刊7面、2007年3月28日に、「御殿場市長鈴木勝巳(まさみ)の存在も大きかった。昭和初期に岳南組という建築会社の現場主任であった鈴木は、一九三六年から満州岳南組取締役を敗戦まで務めている。これまた偶然的必然か、一九三六年から三年余、岸は満州国で行政に携わっている(注3)。満州での交流なしとしない。ゴルフ仲間だったと言われている程だ。その鈴木は何と岸の権力の館が完成した一九六九年から、御殿場市長に就任しているのだ。一九六九年の御殿場に、神の見えざる手ならぬ岸のはっきりとした権力動機が働いたことは言うまでもあるまい。」とあり、鈴木市長時代と岸―自民党、そして十河さんが仰っていた通り、自民党―自衛隊の関係をみれると面白いと思いました。


4 : 塚本遼平 :2024/10/31(木) 13:59:53
報告お疲れさまでした。4回生の塚本です。
 自衛隊の選挙干渉の事例で特に興味深かったのは、鈴木勝巳・御殿場市長と遠藤佐市郎・裾野町長の独自性が際立っていた点です。自衛隊との関係が築かれていた地域に、市長やその周辺にいる裾野町長(昭和43年就任)らが、首長会議をテコに自衛隊との関係を再構築しようとしていた点は、この地域独自の政治動向が大きく関わっている証左であると思います。
 そのため、新しく就任した市・町長2人の自衛隊に対する見方は、同時代の自民党―自衛隊関係に加えて、重要な視点であると思います。そのため、今回取り上げられた遠藤佐市郎に加え、市・町長に対して批判的な言動を行っていた仁藤祐治の回顧録や言動なども参考にしていけば、新しく見えて来るものがあると思います。

最後に、山本さんの研究に拘わりそうな文献を紹介いたします。
残り一ヶ月と少しですが、一緒に頑張りましょう!

文献一覧→NDLで閲覧可能
○仁藤祐治 関連
◦仁藤祐治「御殿場市長選における自衛隊介入について:その実態と消された報道」『マスコミ市民:ジャーナリストと市民を結ぶ情報誌』No.65(マスコミ市民フォーラム、1972年)46〜51頁
◦仁藤祐治「続・御殿場市長選における自衛隊介入について」『マスコミ市民:ジャーナリストと市民を結ぶ情報誌』No.66(マスコミ市民フォーラム、1972年)45〜47頁
◦仁藤祐治「基地内投票所廃止について」『マスコミ市民:ジャーナリストと市民を結ぶ情報誌』No.80(マスコミ市民フォーラム、1974年)42〜43頁
◦仁藤祐治『悦声 : 富士山植物戦線異常あり ある落第議員の私記』(悦声社、1977年)
◦仁藤祐治『御殿場市政争史:物語三つの市長選挙―「市史」には載らない御殿場史』(悦声社、1978年)
◦仁藤祐治『岳麓漫歩 9:東富士演習場小史 続』(悦声社、1985年)

○遠藤佐市郎 関連
◦遠藤佐市郎『人生と教育』(全国協同出版、1967年)
◦遠藤佐市郎『私の教育政治論』(葵出版社、1972年)
◦遠藤佐市郎『子ども教育のあり方』(葵出版社、1973年)
◦遠藤佐市郎『国民に訴える』(葵出版社、1974年)
◦遠藤佐市郎『私の生涯』(葵出版社、1975年)


5 : 八木宣大 :2024/10/31(木) 14:07:25
報告お疲れ様でした。3回生の八木です。
市民・自衛隊・行政と三つの立場から対立関係が生じている中で、当時の行政にどのような背景が生じていたのか明らかにする必要があるのではないかと思いました。先に先輩方も仰っていますが、特に鈴木氏が自民党・自衛隊協力会長の立場から新人で立候補したのは明らかに地場に対する挑戦であると思います。オーラルヒストリーでは現職の勝又氏と鈴木氏の地域における発言力などを聞き取れば何かヒントが見つかるのではないかと感じました。


6 : 木全諄 :2024/10/31(木) 14:08:44
報告お疲れさまでした。4回生の木全です。
先行研究もたくさんまとめられており、全体通して一連の事件の様子はわかりやすかったです。
山本さん本人も課題として挙げられていましたが、御殿場地域の民衆と自衛隊との関係性の変化についての落としどころが不明瞭だったと感じたので、自治への自衛隊関与に反対しつつも部分的に譲歩していたといった様子から、これをどういった関係性の変化として位置づけるのかという所が特に重要だと思います。
残り1か月と少しですが、最後まで頑張りましょう。


7 : 福田敬知 :2024/10/31(木) 14:21:08
報告お疲れさまでした。4回の福田です。
今回の発表は、自衛隊の選挙干渉に対して、市民の批判と市政に影響を及ぼすことというよりは、三首長協というプライベートな協議での解決とそこに対する社会党の批判と告発に至った内容だと思います。つまり、市民主体の問題に至ることなく政争に発展していったと思われました。そこで2点気になることが浮かびました。
まず、御殿場市と自衛隊の関係性で、1959年の自衛隊演習場使用認可から10年の間で自衛隊と市民、それを取り巻く政治状況がどのように変化していったかにに着目する必要があるように思いました。さらに1960年の安保改定や、全国的な基地闘争がどのように展開され、それが御殿場市政にどのような影響を及ぼしたのかにも着目していく必要があると思いました。
また、御殿場市の政治状況を再確認する必要があると思います。ここで質問のときに紹介した書籍を挙げさせていただきます。
仁藤祐治『御殿場市政争史 : 物語三つの市長選挙-「市史」には載らない御殿場史』(悦声社、1978年)
発表でも取り上げられた仁藤氏の上記文献では御殿場市の政治状況が御殿場市成立のときから著述されています。
最後に、社会党の仁藤市議による告発はやはり政党同士のイデオローグ闘争の性質も帯びているように思います。69年の自衛隊選挙干渉で、地方自治体内での政争から国政に関連した政争にシフトした分岐点になるとも考えられるので、そういった背景を把握すると卒論としてまとまってくると思いました。
残りの期間一緒に頑張っていきましょう!


8 : 山際こころ :2024/10/31(木) 15:00:07
報告お疲れ様です。三回生の山際です。
御殿場市長選挙の後、自衛隊に対し明確な嫌悪感を示す人が出てきた一方で、自衛隊を擁護する意見もあったことが興味深いと感じました。他の方も触れられていましたが、自衛隊への嫌悪感が何を契機に緩和されていったのか気になりました。


9 : 愛葉一真 :2024/10/31(木) 17:23:37
報告お疲れさまでした。3回生の愛葉です。
今回の報告を聞いて、自衛隊を巡って近隣地域でひと悶着があったのだと感じました。選挙応援に国会議員を投入していたことからも御殿場市にとどまらず国も巻き込んだ選挙だと思ったので、国(あるいは自民党)から御殿場市長選をどうとらえていたか視点があるとより良い研究になるのではと感じました。


10 : 高井結菜 :2024/10/31(木) 17:51:24
報告お疲れ様でした。3回生の高井です。
まず発表を聞いていて、史料の数や本文の量からかなりの時間を研究に費やされたことが分かり、私も見習わなければならないと感じました。
ただ他の方も言われていたように、内容がかなり限定的なものになっているので、内容的にも時期的にももう少し広い範囲を捉えても良いのではないかと感じました。
加えて個人的な疑問なのですが、先行研究整理の他地域の部分で長野県松本市や北海道が挙げられていましたが、当時他の地域にも部隊などはあったのか、もしあったならばなぜこれらの地域に限定して取り上げたのかが気になりました。(既出だったら申し訳ありません)


11 : 溝口当子 :2024/10/31(木) 18:11:36
報告お疲れ様でした。3回生の溝口です。
私はこの分野にまったく明るくなく、前回の発表も拝聴していなかったのですが、先行研究整理が丁寧に行われていたり研究の意義や独自性がしっかりと説明されていたので、非常に理解しやすかったと思います。
現在の御殿場市民と自衛隊との関係は良好であると認識したのですが、今回注目されていた時期の険悪な関係からどういった経緯で再び良好な関係に戻ることになったのか、とても気になります。また、自衛隊の行動には反感を示していたものの、自衛隊自身を否定することはなかったという住民の反応も特殊だと感じました。


12 : 鈴木琴葉 :2024/10/31(木) 18:55:01
発表おつかれさまでした。3回生の鈴木です。
やはり取り上げられるだけあって珍しい事例であり、この段階での信頼関係の揺らぎを感じる題材だと思います。自衛隊による選挙干渉はどのようなつながりから発生したのか気になりました。また、今回の話では、地域住民と自衛隊の間に距離感があるように感じられ、この状態からどのように地元の人から見て良好な関係に戻すことができたのかということが気になりまし


13 : 田中拓磨 :2024/10/31(木) 19:01:41
報告お疲れ様でした。4回生の田中です。

幅広い視点から先行研究が整理されているのが良いなと思いました。また、選挙干渉、選挙後の流れから見た地元住民(御殿場市)と自衛隊の関係が興味深い内容だと思いました。
報告を聞いて、その後どのようにして決着がついたのかが気になりました。今回の報告で取り扱った年代の後の史料について見ていけば、地元住民と自衛隊の関係がさらに明確になるのではないかなと思います。


14 : 三浦光太郎 :2024/10/31(木) 19:30:08
報告お疲れ様です。三回の三浦です。
自衛隊と御殿場との関係を探る上で、自衛隊が選挙干渉を行ったことは非常に面白い事例だと思いました。しかし、選挙の過程を重視するあまり社会問題として捉えてきれていないように思えます。地方選挙はその地方だけでなく、国政選挙にも影響されることがあります。当時の政権は誰で、どの党が鈴木氏を推薦したか、などといったことも考慮するとより良くなるのではないかと思います。


15 : 橋本千昌 :2024/10/31(木) 19:42:44
報告お疲れ様でした。4回生の橋本です。
文章レジュメが見やすくて、また史料レジュメも分かりやすくまとめられていたので、とても聞きやすい発表だと思いました。
卒論の作成大変だと思いますが、お互い頑張りましょう。


16 : 八木大輔 :2024/10/31(木) 22:20:35
報告お疲れ様でした。4回生の八木です。
報告を聞いて改めて、政治に大きく左右される自衛隊という存在も投票権を持っており政治を左右する側ということがよくわかりました。質疑の際にもありましたが、何を問う選挙なのか・何を掲げた選挙なのかが明確になれば、御殿場での政策的な自衛隊の立場と地元との関係性がより捉えられるのではと思いました。


17 : 岸愛深 :2024/10/31(木) 23:01:36
報告お疲れ様でした、4回生の岸です。
先行研究整理が様々な視点から取り上げられていて、私も見習いたいと思いました。
卒業論文制作まで残り少ない時間ですが、お互いに頑張りましょう。


18 : 片岡巧月 :2024/10/31(木) 23:08:20
報告お疲れ様でした。3回生の片岡です。
報告内でも史料はなかなか残っていないと仰っていたので難しい話ではあると思うのですが、選挙において自衛隊との関係があるため自衛隊関連の史料がやはり欲しいと個人的に感じました。題材の特異性がとても面白いと思ったので、前後の事例も踏まえるなどで良い卒論になることを願っています。


19 : 鬼木翔大 :2024/10/31(木) 23:12:39
報告お疲れ様でした、3回の鬼木です。
今回の報告において取り上げられていた自衛隊組織における選挙干渉という事例はテーマとして非常に面白く、また個人的にも興味深いと感じるものだったように思われました。事件の一連の流れを通覧した上で感じたこととしては、やはり地域住民に関する所の影響はもちろんのこと、或る種の政争としての一側面を有するに至った本事件をいかに社会的な問題として反映させていくかが今後の鍵となってくるように思われ、地域的な観点で言えば、個人的には東富士問題対策協議会やその他の組織的な事後の状況といったものは一見の価値が十分にあるのではないかと思われました。


20 : 石山航 :2024/10/31(木) 23:43:09
報告お疲れ様でした。3回生の石山です。
前回の発表に比べて史料数がかなり増加しており、先ずは率直に聞き応えのある報告であると感じました。
また、同じように自衛隊と地域住民の関係性を研究している私からすると、地域史に基づく選挙運動の一連の流れは参考になると感じました。
陸自は海・空と比較すると駐屯地の数が膨大なため、本文レジュメ4ページからある「他地域」で選定された地域以外にも選挙干渉の発生した地域は見つかるかもしれません。研究中にお伝えできることがあれば随時共有したいと思います。
(広島の海田市駐屯地などに限定されてしまう可能性はすみません。)


21 : 小林希颯 :2024/10/31(木) 23:45:21
報告おつかれさまでした。3回生の小林です。

先行研究整理もしっかりされており、レジュメもとても見やすかったです。
自分の発表の時に参考にしたいと思いました。


22 : 橋本明日香 :2024/10/31(木) 23:55:15
報告お疲れさまでした。3回生の橋本です。
丁寧な先行研究と調べあげられた新聞史料から独自の考察を述べられており、見習いたいと感じました。
自衛隊の選挙干渉について、残りの時間は少ないですが研究が深まるといいなと思いました。


23 : 山田渚紗 :2024/10/31(木) 23:55:58
ご報告お疲れ様でした、4回生の山田です。
本日の発表では、1969年の選挙に自衛隊が干渉したという非常に興味深い内容でした。
質疑応答の際に、自衛隊側の史料がないということを仰っていましたが、1つ立場的な面で申し上げると
田村修「陸上自衛隊演習場と地域社会との関係に関する研究-富士地区演習場における入会権を事例として-」『戦史研究年報(27)』(東京 : 防衛省防衛研究所、2024.3)P.50-71
という論文が少しだけこれらの話題に関連しそうだと思ったので、参考にしてみると良いのではないかと思いました。
また、『静岡年鑑』を読んで、1969年と1970年で市議会議員の所属党を比較すると1969年は無所属が大半を占めていたにもかかわらず、1970年には自民党に入党している市議会議員が非常に多くなっていることも関係があるのではないかと個人的に思いました。
卒業論文まで一緒にがんばりましょう。


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