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【10月24日 2限 意見・感想】
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授業に出席された方はこちらに意見・感想を書き込んでください。
なお、こちらに書き込むことで出席とみなします。〆切は10月24日 (木) 23:59 までとします。
これを過ぎると出席点に加算されませんので、〆切厳守でお願いいたします。
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報告お疲れ様でした、4回の河嶋です。
龍馬像から社会を見たいとありましたが、今日の報告・これまでの報告、そして、研究意義を加味すると、むしろ社会変化を通しての龍馬像(小説―シミュレーションに於ける)の検討だと感じましたが、そうすると、やはり、谷川研究との違い=小説(シミュレーションを含む)から龍馬を見る意義の明確さをもっと打ち出す必要があると思いました。また、十河先生が仰られていたように、明治維新像の変容と龍馬像の変容をクロスさせるのは非常に興味深いと思いました。
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報告お疲れ様でした。4回生の岡崎蓮です。
これまでの龍馬像表象に関する研究で、戦後に着目してその変化と背景から、明治維新の語りの変化を考えたいという研究は、非常に興味深い視点だと感じました。
報告を聞いていて、気になったことは、質問でもあったと思いますが、龍馬像の変化と背景を知ることにより、明治維新の語りの変化を考えたいと述べられていたのですが、本論の方で述べられていたのは戦後における龍馬像の変化と背景がメインであり、明治維新の語りの変化がどのように関わっているのかが読み取れなかったと考えます。生前の史料的な制限もある中で、難しいと考えますが、その点を明らかにできるとより明確になるのではないかと考えます。
続いて、労働時間とシミュレーション小説を絡めて論を進めている点は、全体の中で1番興味深いところでした。しかし一方で、90年代から龍馬関係小説が増加し、そして2010年代から減少傾向を見せた変化の理由が直接的に書かれていなかったため、その点は少し疑問に思いました。波が変化するということは何らかの因果関係があると考えられるので、その点を明確にすると分かりやすくなるのかなと感じました。
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報告お疲れさまでした。4回生の塚本です。
質疑応答でも述べましたが、坂本龍馬の表象については、⑴戦前の評価と司馬以降の評価との違いと、⑵1960・90年代で坂本龍馬を受容していた「サラリーマン層」の範囲を明確にすることが必要かと思いました。
⑴は、戦前における評価(自由民権運動・海軍の祖)が司馬以降の評価と共通している点が、シミュレーション小説にも表れていることから、こうした坂本龍馬像の連続性を認識することが、時代理解に必要なのではないかと思います。
⑵は、当該期の史料として取り上げられていた対象が経営者層のため、シミュレーション小説を受容していた90年代に30歳代であった層との違いを明示する必要があるかと思います。つまり、同じサラリーマン層であっても、その内部の階層にも着目することで、坂本龍馬像の受容の詳細を解明できるのではないかと思います。
最後に、質問の最後で述べた書籍について下の方に記載しますので、時代と偉人評価との関係性の参考になれば幸いです。
◦呉座勇一『戦国武将、虚像と実像』(KADOKAWA、2022年)
◦マイケル・ワート/野口良平【訳】「明治維新の敗者たち:小栗上野介をめぐる記憶と歴史」(みすず書房、2019年)
卒論まで残りわずかですが、一緒に頑張りましょう!
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発症お疲れ様でした。3回生の鈴木です。
シミュレーション小説ブームの火付け役となった荒牧の「艦隊シリーズ」は発表当時にまだ戦争の影響を大きく受けた世代が生き残っていたため、軍事シミュレーションを楽しめない人々がある程度いたようですが、坂本龍馬の作品が一般に定着する際にはすでに坂本龍馬や開国期の動乱に直接的影響を受けた人はおらず、改変が多くてもより受け入れられやすい部分があったのではないかと思います。娯楽はきっかけがない限り注目されにくいと思うので、やはり読者層は大きくは変わらないと思いますが、第二次世界大戦を扱ったものと比べると評価においてどのような違いがあり、その中で龍馬がどのような意味を持っていたのかが気になりました。また、2000年代にブームが続かなかった理由については龍馬を通して当時の問題を反映しているという考えを踏まえると、当時の問題を反映するのに龍馬含め有名な人が適切ではなくなっていたのではないかと思いました。
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報告お疲れ様です。三回生の山際です。
構成が明確だったので論を理解しやすかったです。2010年代後半から龍馬関連の小説が減少したことについて、坂本龍馬が教科書の削減候補に入ったというニュース記事を見た記憶があり、何か関係があるのかもしれないと思いました。
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報告お疲れさまでした。4回生の木全です。
研究の問題関心や龍馬をピックアップした理由は取り上げられており、内容も整理されていたため分かりやすかった半面、細かなところが気になる報告だったかなと思いました。
那波さんも述べられていましたが、題目や章のタイトルなどに内容や結論が一致しきっていないというのが僕も改善すべきポイントだと思います。
一章一節のラストで龍馬と明治維新が高度成長期に大きな影響力を持っていたのを理解しましたが、他の維新期の人物が取り上げられていないのであればより龍馬に焦点を当てる意義が明確になると感じたので、特質性を際立たせるためにも他の事例があるのであれば提示しておくのも良いと思いました。
また、上述したタイトルと内容の齟齬に関しては、特に二章三節が直接的な表象ではなく、表象を形作る社会的側面がまとめられており、人物表象に収斂せずに社会的変化を組み込んでいくというようなスタイルをとるならば題目を少し変化させるなどの対策を取れば良いと思います。
卒論完成まで一緒に頑張っていきましょう。
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報告おつかれさまです。3回生の小林です。
レジュメがとても見やすくて、構成がわかりやすかったです。労働環境と龍馬のシミュレーション小説に関係があるというのがすごく面白く感じました。90年代と2010年以降は社会の環境や問題がまた変わって来ると思うので、それを踏まえて分析されるといいかなと思いました。
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報告お疲れ様です。3回生の宮島です。
論をちゃんと組み立てようと意識しているのが読み手側からもしっかり分かり、読みやすいレジュメで良かったです。ただ、皆さんもおっしゃっていましたが、やりたいことは分かるのですがいまいち論が盛り上がりきらない感覚があったのが少し残念でした。坂本龍馬像の画期であったり社会背景であったりそれぞれ興味が惹かれるのに深堀りきれてない感じがむず痒かったです。しかしそれ故に完成系がとても気になる発表でした。卒業論文楽しみにしています。
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報告お疲れさまでした。4回生の橋本千昌です。
90年代以降の坂本龍馬の描かれ方が異なっていったところがとても分かりやすくまとめられていて、聞いていてとても興味深いと思いました。
卒論の作成大変だと思いますが、お互い頑張りましょう。
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報告お疲れ様です。3回の三浦です。
報告全体を通して、論が整然としていてレジュメがとても見やすかったです。
坂本龍馬の表象を社会背景の変容に投影し、考察するという試みはとても興味深いです。読者層の所得や職業、居住地域など可能な限り割り出し分類して分析すると、より良い考察になるのではないか思います。
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報告お疲れ様でした。3回生の石山です。
龍馬を取り上げる理由や先行研究整理が端的かつ明確に示されていたので内容が頭に入りやすかったです。
1章1節で〇〇としての龍馬像が示されている一方、2節では10年毎の時代別での龍馬像が示されていたので、どちらの節でも各龍馬像・時代別龍馬像の説明がなされていると対照的な研究になるのではないかと感じました。
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報告お疲れ様です、4回生の山田です。
質疑応答等でもあったように、研究発表自体の構成がしっかりしていて、自分も身の引き締まる思いとなる発表でした。
発表内容についてですが、研究内容的に表現媒体の中でも小説を中心として進めているので、題名にも小説を用いて研究を行っていることが分かるように記したら、題名から内容が分かりやすくなると思います。
また、第2章における社会状況などを関連付ける部分についても、例えば1898年頃に終結した冷戦や1990年代に自己啓発本やビジネス書が流行した時代だったこと、読み手の戦争を経験していない世代への交代だけでなく、書き手側もシュミレーション小説を引っ張ったのは、戦後世代が多いことも社会状況としてシュミレーション小説の流行と少しは関係していると考えました。
社会状況と関連付けて時代背景を考えるのは大変ですが、卒論まで一緒に頑張りましょう
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報告お疲れ様です。3回生の上殿です。
本論に入る前の説明がわかりやすく、本論の内容が入ってきやすかったです。
また、史料も多く用いられていており、内容に説得力がありました。
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報告お疲れ様でした。4回生の岩間です。
発表の構成がまとまっており、とても見やすいレジュメなので参考にしようと思いました。また、史料でサラリーマンの生の声があげられており、大変興味深い内容でした。ただ質疑応答にもあったように、どれだけ中身が素晴らしくても題目との差異があると完成度は下がってしまうので、自分も気を付けないといけないと思いました。
残り2ヶ月頑張りましよう。
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報告お疲れ様です、4回生の赤坂です。
全体的に構成がしっかりされており、はじめにで何を明らかにしたいのかも書かれていたので分かりやすい発表だったと思います。質疑の中でもありましたが、社会情勢との関連がすこし希薄かなという印象を受けました。難しいとは思いますが頑張ってください!
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