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【10月10日 2限 意見・感想】
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授業に出席された方はこちらに意見・感想を書き込んでください。 なお、こちらに書き込むことで出席とみなします。〆切は10月10日(木)23:59までとします。これを過ぎると出席点に加算されませんので、〆切厳守でお願いいたします。
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報告お疲れ様でした、4回の河嶋です。
講義内でも言いましたが、安保闘争時の反岸連合構想―「新党構想」と岸内閣倒閣後の「新党構想」の出現との因果関係、社会・民社・河野の「新党構想」と利害の因果関係など、根拠の部分が希薄だったので、そこを詰めるしかないと思いました。
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報告お疲れ様でした。3回生の高井です。
まず発表やレジュメの量などから、かなりの時間を研究や発表準備に費やされたことが分かるのと、詳しく説明などがなされていて、私も見習うべきであると感じました。
ただボリュームが多いゆえに、他の方も言われていたように論点を特定したり絞ったりして内容をもう少し整理するのは必要かと感じました。
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報告お疲れさまでした。4回生の塚本です。
質問時に述べた事項について、史料等も含めてまとめさせていただきます。
①【史料6】に関する認識について
報告時に福田さんは、宇都宮徳馬の新党構想の証拠として取り上げられていましたが、英国二大政党制を構成する保守党の大勝利について取り上げているため、これは自民党の改革を謳っているものであると私は思いました。特に当時の英国には、スエズ危機(1956年)での出兵に対する国際的な批判や経済低迷という状況を招いた保守党が、マクミラン首相によって改善の兆しが見られた結果、支持率を回復したという経緯があります。そのため恐らく宇都宮は、内閣への国民への支持が低下している自民党政権の状況に対し、類似の状況に追い込まれた英国保守党に倣って、自己改善すべきという主張をしたのではないかと思いました。
英国の保守党が挙げた平和共存政策に対する評価は、宇都宮の論考が寄稿された『再建:日本自由党中央機関誌』14号で、北村徳太郎も行なっており、当時のリベラル系保守の自民党議員には共有されていた事項ではないか思います。(→①)
②岸信介三選問題と安保条約との関係性について
読売新聞によると、1960年の3月から河野一郎が石橋湛山・松村謙三に、安保通過後に岸信介が退陣した後に挙党体制を確立するという名目での協力要請を依頼していました。特に3月21日の石橋・河野会談では、自民党内の最高顧問制確立も提唱しており、自民党の構造改革も述べていました。この会談には宇都宮徳馬(石橋派)、森清(河野派)が同席しており、こうした主張はある程度共有されていたと思います。
また3月21日の三木武夫・大野伴睦・川島正次郎・河野による会談や、翌22日の河野・松村会談では、三木と松村がそれぞれ岸三選問題と安保条約とを分けて考えるべきと言っていました。また両者共に、安保条約内の「極東」の解釈について抽象的な解釈にすべしという希望を伝えており、三木の希望については川島幹事長が国会内での岸首相の答弁に反映させると言っていました。
以上のことから、新党構想の原点には、岸退陣を見越した挙党体制確立の希望や、「極東」の解釈に関する国会運営等も関わっているのではないかと思い、その点に着目すれば、政策面や政治構想をも含めた重厚なものになるかと思います。
(→②・③・④)
卒論が期間短いですが、一緒に頑張りましょう!長文失礼いたしました。
【参考史料】
①北村徳太郎「日ソ貿易の促進」『再建:日本自由党中央機関誌』14号(再建編集局、1960年1月)4〜5頁
②「安保と三選からますな 三木氏、大野・川島・河野氏と会談」『読売新聞』1960年3月21日(月)夕刊、1頁
③「“挙党体制”協力求む 河野氏、石橋氏と会談」『読売新聞』1960年3月21日(月)夕刊、1頁
④「安保と引退切り離せ 松村氏、河野氏に強調/岸首相引退問題」『読売新聞』1960年3月22日(火)夕刊、1頁
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報告お疲れ様です。三回生の山際です。
保守党の派閥推移などが表でまとめられていたので話を理解しやすかったです。時系列もわかりやすく史料も充実していて聞き応えがありました。ただ仰っていた通り範囲が広いと感じたので、対象とする期間などを絞るのも手なのではないかと思いました。
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報告お疲れ様でした。3回生の溝口です。
本文レジュメも史料レジュメも量が多いだけでなく細部まで丁寧に書かれており、専門用語や基礎的な知識も説明してくださったので理解しやすかったです。ただ、情報量が多すぎるが故に史料から導き出されたことや、福田さんご自身の見解がぼやけてしまっているような印象を受けました。
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報告おつかれさまでした。3回生の小林です。
レジュメも史料もボリューミーで福田さんの努力が伝わってくるような報告でした。
政治の研究でややこしい部分も多かったですが、丁寧な説明と見やすいレジュメでとても聞きやすかったです。
皆さんと同じことにはなりますが、私自身もたくさんの情報量に少し混乱してしまった点もあるので、難しいとは思いますが、時代などを絞ってシンプルに説明していただくとさらに分かりやすくなると思いました。
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報告お疲れさまでした。3回生の愛葉です。
発表の内容が非常に充実していて、1960年前後の派閥を含めた政治の流れをよく理解することができました。
難しいかもしれませんが、政治家自身の回顧録や記述などの史料があるとより良い研究になると思いました。
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発表お疲れ様でした。3回生の鈴木です。
非常に複雑な発表でしたが、図があることでとても状況がわかりやすくなっており、助かりました。授業内でもおっしゃっていたことですが、やはり範囲が広いのが懸念点かと思われます。前後のことを大まかに触れる程度にとどめ、一番注目したい部分を中心にして、そうでない部分を和らげるのがいいと思いました。
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報告お疲れ様でした、3回の鬼木です。
55年体制以降から60年安保闘争に至るまでの政治構造が明確に示されており、国対政治も含め前回よりもすんなりと頭に入ってきたように感じられました。個人的には、議会運営の停滞から政界再編の実現可能性が生じ、政局が固定化されるという筋道は理解できたものの、政界再編の実現可能性という漠然としたトピックを如何に論理的に起こせるか否かという点は重要であるように思われました。
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報告お疲れ様です。4回生の田中です。
今回の報告で取り合った当時の自民党内の状況について、図でわかりやすくまとめているのが良いなと思いました。また、報告レジュメや報告内容から、研究への熱心さが伝わってきました。
論をさらにわかりやすくするために、本文レジュメの最後の部分にも課題点として記されていましたが、今回の報告でまとめられていない先行研究や史料を加えた方が良いなと思いました。
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報告お疲れさまでした。4回生の木全です。
重厚な研究で卒論前の報告として非常に聞きごたえがあり、これから報告を控えている身として大変参考になりました。
本文だけでなく並行して図も用いられており、理解も促進されました。
十河先生もおっしゃられていましたが、最後の「現実化段階にあった」という点が具体的に何をもってそう言えるのかが不明瞭であったと感じました。
なのでその点に関してはもう少し明確に書いていただけたらと思います。
残り卒論完成まで2か月ほどなのでお互いに頑張っていきましょう。
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報告お疲れ様でした、5回の山本です。
自分が政治史に疎いので、各党や派閥の推移を図で示して貰えた点はとても有難かったです。ただ、それらの各グループが具体的にどのような政治的思想を持っていたのかが分からず、合流・分離の動機がよく摑めませんでした。
その点を説明して貰えると、聴き手としては助かります。
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報告お疲れ様でした。3回生の三谷です。
非常に重厚な内容で、これまで表面的に捉えていた60年安保闘争以降の政局の内実について深く知ることができました。
70年代において民社党や河野の息子が結党した新自由クラブが第三極として躍進したのは、60年代時点の政界再編の動きが具現化したと言えるのではないかと思いました。
今後の課題でも述べられていた通り、少し範囲を絞った方が問いが見えやすくなるかもしれません。
研究も大詰めですが、頑張ってください!
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報告お疲れ様です。3回生の内藤です。
個人に視点を当てることで、その人の思想や派閥など時代によって移り変わる内容も研究されていると思うので、情報量が非常に多くなると思われますが、丁寧に整理されていたと思います。自身の知識不足により、報告内容全てを理解することは難しかったですが、丁寧に説明されているレジュメは見習いたいと思いました。
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報告お疲れ様です。3回生の三木詩織です。
まず最初に、レジュメに綺麗にまとめられた内容に驚きました。しかし、発表内容と要素が多く、どこが重要なのかがイマイチよく分からなかったため、もう少し要点をまとめられたら良い卒論になるかなと思いました。
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報告お疲れ様でした、4回生の岸です。
レジュメのボリュームのみならず、発表の質からも膨大な時間を割いて丁寧に研究がなされているのだなと思い、個人的にも見習うべきだろうと思いました。私から何かを付け足す部分はもう無いかな、と思っていますが、卒論の字数制限を考えるとやはり超過してしまう可能性があるため、要点を絞って卒論を展開していくのがいいのかなと思います。
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報告お疲れ様でした、4回生の岸です。
レジュメのボリュームのみならず、発表の質からも膨大な時間を割いて丁寧に研究がなされているのだなと思い、個人的にも見習うべきだろうと思いました。私から何かを付け足す部分はもう無いかな、と思っていますが、卒論の字数制限を考えるとやはり超過してしまう可能性があるため、要点を絞って卒論を展開していくのがいいのかなと思います。
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私は、あまり政治や政党に詳しくないのですが、丁寧に整理して報告してくださっていたので、法律改正までの各党の動きや派閥ごとの意見対立などが見えてきて面白いなと感じました。また、議論内でもあったのですが、卒論のねらいや今後の課題などを示してくださったので研究の方針ややりたい事が明確に理解できましたが、作業量が多くボリューミーな分、研究においてどこが重要な部分かが理解しづらいように感じました。
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報告お疲れ様でした。3回生の渡邉です。
私は、あまり政治や政党に詳しくないのですが、丁寧に整理して報告してくださっていたので、法律改正までの各党の動きや派閥ごとの意見対立などが見えてきて面白いなと感じました。また、議論内でもあったのですが、卒論のねらいや今後の課題などを示してくださったので研究の方針ややりたい事が明確に理解できましたが、作業量が多くボリューミーな分、研究においてどこが重要な部分かが理解しづらいように感じました。
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報告お疲れさまでした。3回生の片岡です。
卒論の狙い、構想、課題点、作業量など、私自身が見習わなければいけない点も多く、その反面で指摘があった不明瞭な点もあり、非常に参考になりました。
政治史に詳しくないので内容には深く踏み込めませんでしたが、節と章が丁寧に立てられており、最低限の理解はできたと思います。改めて、お疲れさまでした。
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報告お疲れ様でした。3回生の上殿です。
レジュメの量が多く、内容に厚みがあり、興味深い報告でした。
報告の軸が、明確に示すことができれば、より良い研究になるのではないかと思いました。
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