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【7月22日 補講(川田)意見・感想】

1 : 河嶋直 :2024/07/22(月) 09:33:37
授業に出席された方はこちらに意見・感想を書き込んでください。 なお、こちらに書き込むことで出席とみなします。〆切は7月22日(月)23:59までとします。これを過ぎると出席点に加算されませんので、〆切厳守でお願いいたします。


2 : 河嶋直 :2024/07/22(月) 15:49:55
報告お疲れ様でした。4回の河嶋です。
今後、シミュレーション小説を見ていく中で、筆者がその小説を通して「龍馬に何を語らせたかったのか」「何を龍馬に期待したのか」といった日本の社会背景を抜きにしては語れないのではないかと思いました。また、その小説が通史の龍馬像と何が違うのかも見る必要もあると思います。以下、参考文献です。
〇荒巻義雄『シミュレーション小説の発見』中央公論社、1994年12月
〇山家歩「修正主義的歴史改編への欲望:1990年代の日本における「歴史シミュレーション小説」を素材とする検討」『法政大学大学院紀要』47号、2001年、109-125頁
〇長山靖生『日本SF精神史 : 幕末・明治から戦後まで』河出書房新社、2009年12月


3 : 塚本遼平 :2024/07/22(月) 16:42:53
報告お疲れさまでした。4回生の塚本です。

坂本龍馬のシミュレーション小説を見ていく場合、注目すべきはその小説の内容の方向性なのではないかと思いました。シミュレーション小説という性質上、史実とは異なる歴史の方向性を示すため、当時の作者や読者が志向していた歴史像が表れていると思います。そのため、当時のシミュレーション小説で、生き残った坂本龍馬がどのような歴史を作ろうと奔走したかの描写に着目すると、この当時の歴史観との関係性が見えてくるのではないかと思いました。
最後に、シミュレーション小説の一ジャンルである、架空戦記のブームに火をつけた荒巻義雄さんの公式ウェブサイトがあったので、何か参考になるかと思い、お伝えいたします。


4 : 鬼木翔大 :2024/07/22(月) 17:44:43
報告お疲れ様でした、3回生の鬼木です。
今回の報告を拝聴していて、前回の報告よりも格段に方向性が定まってきている様子が見受けられ、この短期間での川田さんの奔走ぶりに感服いたしました。個人的には上のログで河嶋・塚本両氏が仰っているように、シュミレーション小説を取り上げる上での時代的背景や社会事情、著者の志向していた歴史像などについて見ていく必要があるという点では同感です。一方でそれらを踏まえた個人の軽薄な考えではあるのですが、前回取り上げられていた故司馬遼太郎とは異なり、90年代のシュミレーション小説を取り上げるということならば、その著者や編集者などといった人物はまだご存命であり直接お話を聞くことのできる可能性は残っているのではないかとも思われました。もし聞き取り調査が可能であれば、特に著者の歴史像という部分に関しては研究上の大きなヒントとなってくれるように思われます。


5 : 鈴木琴葉 :2024/07/22(月) 18:10:19
報告お疲れ様でした。3回生の鈴木です。

人物がどのように描かれるのかという観点を研究するというのは、前回の発表の時からとても興味深い研究だと思っていましたが今回の発表で方向性がさらに定まったことで、より興味深い研究であると思いました。媒体によって作風も様々であると考えられますが、社会情勢に加えて雑誌の種類などごとに想定される読者層に少しずつ違いがあるのでしたらそこも盛り込まれるとさらに良いのではないかと思いました。また、普段歴史作品を描いている、または歴史学にも通じた人が龍馬を書いていたのか、そうでない人も多くが書いていたのかによっても人々の捉え方という観点を考えることができる可能性があるのではないかと思いました。


6 : 陰地竜暉 :2024/07/22(月) 18:27:35
報告お疲れ様でした。3回生の陰地です。

私は坂本龍馬について詳しく知りませんが、近年「そもそも坂本龍馬は本当にすごい人物なのか」的な言説をよく見かけます。その言説がどの程度正しいのかもわかりませんが、もしそれがある程度正しいのであれば現代の龍馬人気は脚色による影響が大いと思いますし、その中でも旧来の伝記に代わったシュミレーション小説の類はそういった脚色をさらに深めたのではないかと思います。そういう意味でも90年代のシミュレーション小説への着目は面白いテーマだと感じました。


7 : 山本駿介 :2024/07/22(月) 18:53:05
報告お疲れ様でした、4回の山本です。
90年代に坂本のシミュレーション小説が登場し、2000年代には無くなった点について、どのような社会の変換があったのかが気になるところです。その辺りが分かれば、当時の人々が坂本龍馬にどのような想いを託していたかも分かってくるのではないかと思います。
これに関して、口頭で伝えた『ゼロ年代の想像力』が参考になると思うので、お伝えしておきます。


8 : 愛葉一真 :2024/07/22(月) 20:34:59
報告お疲れさまでした。3回生の愛葉です。
今回の発表を聞いて、小説を見る場合、当時の社会の影響があったことが考えられます。また、対象としてる時代が1990年代ということで聞き取り調査もできると思うので、作品を供給した側、受容した側双方に話を聞いてみると良いのではと思いました。


9 : 溝口当子 :2024/07/22(月) 22:29:13
報告お疲れさまでした。3回生の溝口です。
坂本龍馬は様々な媒体でキャラクター化されており、創作された龍馬像が独り歩きしているような印象を受けます。人々の思い描く龍馬像が当時の社会を反映したものであり、その視点から龍馬表象に迫るという研究は非常に興味深かったです。
先行研究では漫画に関するものが多いとのことでしたが、坂本龍馬は様々なゲームでも取り上げられているイメージがあります。ゲームに見られる龍馬表象は変化してきたのか、または一貫したものであったのか気になりました。


10 : 八木宣大 :2024/07/22(月) 22:33:47
報告お疲れ様でした。3回生の八木です。

前回の報告と比べて方針が明確に見え、全体的に構想が決まってきた様子が伝わってきました。シミュレーション小説にポイントを絞り、2点の論点を導き出したことで今後史料に目を通すときも何を探せばいいのか考えながら読み込めるのではないかと思います。今後も頑張ってください。


11 : 木全諄 :2024/07/22(月) 23:31:30
報告お疲れ様でした。4回生の木全です。

前回報告の時にちょうど教育実習に行っていて聞けていませんでしたが、前回レジュメの情報が散らばっている状態を見事にまとめ上げたなと感じました。
また、研究対象も明確になっているのと上で皆さんに言われているので特に言うことはないと思いますが、おそらく日本史に興味がない人でも知っている歴史上の偉人ということもあり、作り上げられた龍馬像というのは随分と大きく多岐にわたるものだと感じるので、中々その分析を行うのは大変だと思います。ですが川田くんなら問題なくこなせると思うのでここから卒論までお互い頑張っていきましょう!


12 : 片岡巧月 :2024/07/22(月) 23:41:23
報告お疲れさまでした。3回生の片岡です。

研究対象、方法などが明確になっており、またA4用紙が表裏になるほど熱心で良いと思いました。私の質問に関しても教員からの補足で活路が見えてよかったです。今後も研究頑張ってください!


13 : 高井結菜 :2024/07/22(月) 23:56:53
報告お疲れ様でした。3回生の高井です。
前回の発表よりも内容や方針などが明確になってあり、限られた時間の中でも熱心に研究を進められていたことが発表から伺えました。
とても良い卒論になると期待しています。
私も発表準備に対する態度など見習いたいと感じました。


14 : 山田渚紗 :2024/07/22(月) 23:58:47
お疲れ様です、4回生の山田です。
本日の発表は、やるべきことが明確になっており分かりやすかったです。
内容についても、特にシュミレーション小説については、90年代のSFの衰退が新しいジャンルの開拓に繋がったとする仮説もあるそうなので、これらの定義など定めた上でより掘り下げていくことが出来ればとても面白いと思いました。


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