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【7月22日 補講日報告①(橋本)意見・感想】
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授業に出席された方はこちらに意見・感想を書き込んでください。 なお、こちらに書き込むことで出席とみなします。〆切は7月22日(月)23:59までとします。これを過ぎると出席点に加算されませんので、〆切厳守でお願いいたします。
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報告お疲れ様でした。4回の河嶋です。
講義内でもありましたが、1950年代、戦後すぐの日本社会の実相を踏まえての1960年代の飼い鳥と人間の関係という見方が重要だと思いましたが、今回の報告ではその社会の世相や状況が踏まえられていなかったと思うのでそこを見るべきだと思いました。その点で、個人的には「日本に於ける小鳥への見方」を見ると良いと思いました。以下参考文献です。
〇打越綾子著『日本の動物政策』(新版)、ナカニシヤ出版、2024年5月
〇石田戢・濱野佐代子・花園誠・瀬戸口明久著『日本の動物観:人と動物の関係史』東京大学出版会、2013年3月
〇谷岡一郎・仁田道夫・岩井紀子編『日本人の意識と行動:日本版総合的社会調査JGSSによる分析』東京大学出版会、2008年1月
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報告お疲れ様でした、3回生の鬼木です。
動物が好きな自分にとっては、聞いているだけでもとても面白い研究内容であるように思われました。書籍に関する情報提供にはなるのですが、ちょうど橋本さんの研究対象とする期間に出版された書籍がありましたので、以下のものを挙げさせていただきます。
◾️大橋克己・西垣卍禅子『小鳥の飼い方 : 趣味と実益』泰光堂、1960年。
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報告お疲れ様でした。4回生の塚本です。
質問の際にも述べましたが、1960年代に人間と小鳥との関係性が「飼う時代」から「小鳥と遊ぶ時代」に変化したことに対し、それが手乗り文鳥という一過性のブームだったのかどうかを調べた方が、今後このテーマを研究していく上で必要かと思いました。そのため、鳥の種類ごとに人間側の見方(「飼う」対象or「遊ぶ」対象)が異なるか、鳥全般に対して「遊ぶ」対象の認識を持っていたのか確認されると良いと思います。
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報告お疲れ様でした。3回生の鈴木です。
『愛鳥の友』や『バードライフ』は、鳥愛好家から販売を行いたい人にまで幅広い対象に向けた本であり、戦後の人間と飼い鳥の多様な関係性が伺えるものであるようで興味深く思いました。現在では法律で禁止されていることもあり、素人による販売目的の飼育のイメージはあまりありませんでしたが、「小鳥と遊ぶ時代」を通して、鳥を飼うということのイメージが変化したこととの関連性があるのであれば見えればさらに面白いのではないかと思いました。
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報告お疲れ様でした、4回の山本です。
お話しを聞いていて、1960年代のペット概念がどうであったか気になりました。
今でいうと「ペット」は犬・猫が筆頭ですが、鳥はそれらと比べて、ペットとしての人気はどうだったのか、抑々「ペット」という概念自体はあったのか。
或いは、ペットの鳥といえばカナリアやインコといった外来の鳥が殆どである点、一方その辺りの野鳥はペットにならない点(現代だと確か捕獲自体法律で禁止されていた筈です)、はたまた屋台でヒヨコが雑な売り方をされている点等、犬・猫から見ると異質な面が目立つのは何故か。
加えて、60年代だとまだ野犬が居た頃だと思いますが、それが関係して犬の見方が現代と違ったのではないか。延いては他の動物の見方も現代と違ったのではないか……。
といった具合で、当時の人々がどのように動物(家畜や愛玩動物)を見ていたのか、もしかしたら研究に繫がるかも知れないと信じて、ここに記載しておきます。
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お疲れ様です、4回生の山田です。
本日の発表では、史料の性質の部分をもう少し思慮する必要があると思いました。
特に、史料2矢野さんの「小鳥飼育についての諸問題」は、しっかりと史料の性質を見極めることが大切だと考えます。
また、質疑応答でも発言させていただきましたように、
1960年飼鳥雑誌は5誌まで増加したにもかかわらず、
1965年には1誌のみに減少してしまっている点についても深堀していく必要があると考えました。
以下、参考になりそうな論文など一覧です。
〇細川 博昭. 「飼い鳥」をカギに、鳥と日本人の関係史を辿ってみる : 江戸のペットブームの中核に位置した飼い鳥. ヒトと動物の関係学(51):2019.2,p.14-22.
〇飼鳥雑誌にみる大正 ・昭和初期の 外国原産鳥類の 飼養と籠抜―外 来種定着リスク回避のための適正飼養に向けて
東京都市大学 調査研究報告書
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報告お疲れ様でした。3回生の八木です。
先程はレジュメにあった内容を質問してしまい申し訳ありませんでした。当時の飼育としては①趣味として飼う、②趣味で飼う傍ら売る、③販売目的で飼うという3種類の形があったことを知り興味深く思いました。当時のブームにおいて最も特徴といえるのは②ではないでしょうか。現代でも小規模なブリーダーが愛玩目的と商業目的の両方で活動している例は見受けられますが、ブーム下においてどのような実態があったのかは重要なのではないかと思います。
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報告お疲れ様です。4回生の木全です。
報告を聞いていて感じたこととしては、まずは「はじめに」で述べられていた飼鳥と人間の関係性が具体的にどのような関係性を見ていくのか若干曖昧であるのかなと思いました。
鳥を飼育していた人の目的に7点あげられていましたが、そこから見ても関係性と一言に言っても様々な関係性であると思いましたので、なんとなくイメージされているであろうペット的な飼い方に焦点を当てるなど絞ってみてもいいのかなと感じました。
また、質疑の際にも述べさせていただいた通り、飼鳥と人間における関係というのは「飼う(繁殖させて販売する面)」から「飼う(遊んだり、癒しを求める面)」に変容したのかなと今日の報告を聞いていて思ったので、山崎先生に言われたような日本におけるペットブームの序章として論を構成するのか、おそらく今日の形から推察される橋本さんの研究関心に基づく前述した関係性の変容についてやっていくのかについては自分のより興味関心のあるほうで進めていってもらえればと思います。
いずれにせよ、ある種ペットと人間の関係性という所を見るのであれば、皆さん述べられている人間の背景にある社会情勢なんかも気にしておく必要があるかと思います。
あと個人的に気になったので書かせていただきますが、大野さんが副業として飼鳥を飼育していたと記述があり、家を購入するために飼っていたとありますが、家を建てられるほどの額が儲かるほどのものだったのかという点が気になりました。高度経済成長期は、長く働けば働くほど給与が上昇するイメージがあり、そこに割って入れるほどの額が稼げているならば割とみんなやっていることなのではという感覚になったので、当時の社会でどこまで実利的なリターンが飼鳥に求められていたのかという点も余裕があれば調べてみると社会背景の部分にも何かしらつながるのかなと思いました。
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報告お疲れ様です。3回生の片岡です。
質問をいくつかさせていただきましたが、時期をどう絞るのか、また史料の性格はどうなのかは再考した方がいいと思いました。教員方がおっしゃっていた通り、1960年付近のペットの全盛期が来る前に着目するのはとても面白いと思いました。ただ飼うだけ、飼育として飼う、商業的に飼う、趣味として手乗り文鳥などを飼うなど、一概に「飼う」といっても様々だと思うので、私個人としては意味の定義はある程度必要かなと思いました。ただ、出どころの分かりづらい雑誌なので、誰が書いたのか、言葉に信用性が持てるのかは注意した方が良さそうです。駄文失礼しました。改めて、お疲れさまでした。
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報告お疲れ様でした。3回生の高井です。
私もインコを実家で飼っており鳥が大好きなので、発表内容をとても興味深く聞いていました。
授業でもいいましたが、小鳥の生産地が静岡県と愛知県が多いようなので、その辺の小鳥に関する史料を読んだら何か新しい展望が見えてくるのではないかと感じました。
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