■掲示板に戻る■ ■過去ログ 倉庫一覧■

【7月6日 補講日報告①(三木・下山)意見・感想】

1 : 河嶋直 :2024/07/06(土) 12:15:18
授業に出席された方はこちらに意見・感想を書き込んでください。 なお、こちらに書き込むことで出席とみなします。〆切は7月6日(土)23:59までとします。これを過ぎると出席点に加算されませんので、〆切厳守でお願いいたします。
3回生の報告に入りましたので、以下の条件での書き込みをお願いいたします。
*報告者2人分(1コマ分)で1投稿 ・報告順に従い、
 ①―さんへ  
 ②〜さんへ と宛名を明示してから本文を書き込む。


2 : 泉晴輝 :2024/07/06(土) 12:54:34
① 三木さんへ
 報告お疲れ様です。三回生の泉です。自分も小学校の頃は放課後に学童に通っていました。しかし、史料③に見られるように、かつて学童に対して特別な、あるいは否定的なイメージが持たれていたことは知りませんでした。このようなイメージの変遷について扱うと、おもしろい研究になると思いました。また、あまり重要ではないと思うのですが、三木さん自身が学童でボランティア活動をしていた経験があるのであれば、そのときのエピソードを報告の際に盛り込んだ方が、三木さんならではのオリジナリティがよく伝わったのではないかと思いました。

② 下山さんへ
報告お疲れです。三回生の泉です。先行研究の量が多く、史料も多く使われていたので、下山さんの作業量がよく伝わってきました。ただ、先行研究に対する自身の見解が述べられていなかったので、下山さん自身の考えやオリジナリティといったものが少し見えづらかったです。従来の先行研究と自身の研究の違いをおさえることで、研究の意義もはっきりと見えてくるのではないかと思います。


3 : 宮島夏音 :2024/07/06(土) 13:02:11
報告お疲れさまでした。三回生の宮島です。
①三木さんへ
学童保育の歴史の概容を知るには非常に分かりやすかったです。これからの展望もしっかりあるようなで、次回の発表が楽しみです。
しかし、研究の意義が見えにくいなと思う部分も少々あり、発表後の意見交換の雰囲気も見ている限り、一言に学童保育と言っても
地域や施設ごと差は大きく、一言に学童保育とまとめることは難しいのだろうと感じました。今後さらに研究を進めていくにあたっ
て、何にフォーカスを当てていくのか。学童保育を研究することの歴史的意義は何なのか、その点が気になるなと思いました。

②下山さんへ
先行研究整理が重厚だったので、今後これを足掛かりに更に専門的なテーマが生まれると思います。あまり造詣の深くない分野だった
ので、理解が及ばない部分もありましたが、もう少し客観的に見ることが出来たら更に良いものになると思いました。


4 : 三浦光太郎 :2024/07/06(土) 16:27:55
報告お疲れ様です。三回生の三浦です。

①三木さんへ
自分も学童に通っていた身なので大変興味深く聞かせていただきました。一つ申し上げるとするならば、児童からの視点も組み込むとより良いのかなと思います。史料3では親が学童を蔑視していた例であり、子どもがどうであったのか気になりました。
自分の経験になるので時代も異なりますが、周りの友人はみんな学童に憧れていた記憶があります。学童に入っている人だけである種の「閥」のようなものが形成され、その集団がその他より上位であるという印象が自分の友人の間では一般的でした。学童は、学校生活や地域において児童間の人間関係にも影響を与えた側面があるのではないかと思います。

②下山さんへ
先行研究をよく読まれていて情報量も多く、とても興味深く聞かせていただきました。オリジナリティについては、私も同様なのですが、すぐに見つかるものではないと思うので、気負いせず焦らず頑張っていきましょう。
報告内容についてですが、江木千之を調べられるのであれば、併せて江木翼(千之の養子)についても調べると良いと思います。また、治安維持云々は内務省について調べるのも有効だと思います。実際に、鬼木さんが指摘していた一木は内務大臣や内務次官を歴任しています。
私自身の研究の関係上、岡田良平や一木についても調べているので、お互い頑張っていきましょう。


5 : 河嶋直 :2024/07/06(土) 17:08:52
報告お疲れ様でした。4回の河嶋です。
①三木さんへ
「学童保育」の定義云々とありましたが、先ずは年代、そして地域を明確にするべきだと思いました。特に地域に於いては、アクセスや史料面を鑑みても大阪に絞るのも良いのではないかと思いました。後、史料の面で質問しましたが、初出が記載されている場合は、それに当たるのが良いです。もし高度経済成長期(1960年〜1970年)に絞るならその同時代的史料に当たらなければならないと思います。

②下山さんへ
講義内でも言いましたが、報告で出て来た人物がそれぞれどのような教育観を抱いていたのかが重要になってくるのではないかと思います。鬼木が述べていた様に、江木が学校教育が軍事教育の助けとなるという【史料1】からも、軍事教育をどう見ていたのか、あるいは国民(学校)教育をどう見ていたのか、ここが重要になるのではないかと思いました。


6 : 塚本遼平 :2024/07/06(土) 18:12:43
報告お疲れさまでした。4回生の塚本です。

①三木さんへ
 高度経済成長期の学童保育について、その成立経緯と指導内容、指導員の役割形成の面から上手く概観されていたと思います。
 今回の報告で用いていた史料は主に、大阪に集中していましたが、質問時にも述べていた高度経済成長期の現象、団地やその周辺における諸施設(学校、託児所など)の建設の事例が大きく表れているため、地域とのかかわりについて注目しやすいと思います。特に大阪では、泉北ニュータウンなどの建設や人口増加、郊外の発生など、児童を取り巻く環境が教育だけでなく、住環境そのものの変化という形で表れているため、父母会や学校、学童保育側の対応の面から見ていけば、地域との関係性について明らかになる点があるかと思います。
 そのため、研究対象とする年代と地域を徐々に決めていくことが必要かと思います。

②下山さんへ
 1920年代の軍事教育に対する文部省側の考えを解明したいという、明確な問題関心のもと、様々な史料から上手く問題提起が出来ていたと思います。
 質問の際にも述べましたが、臨時教育委員会に出席していた有識者の立場や、「兵式体操」・学校教練に対する認識を明らかにすることで、当時の臨時教育会で何が一番問題視かつ重要視されていたのかより鮮明になってくると思います。
またそれに関係する話ですが、臨時教育会開催前の1914年に帝国在郷軍人会本部から発行された『戦友』(40)の記事(「欧洲列強に於ける青年軍事教育」)の中では、欧米における青年対象の軍事教育の事例について述べられています。そして1916年になると、質疑の際に取り上げた、体育教師の熊谷主膳や、臨時教育会に参加した山川健次郎が、「兵式体操」や学校教練について発言しています。そのため、「兵式体操」や学校教練を見ていくためには、①社会主義・共産主義への対抗策や②天皇制擁護、③総力戦準備としての軍事教育、という3点が密接に関わっていることに着目されると、研究の方向性も固まっていくと思います。
最後に先ほど述べた史料や、参考になりそうな書籍・論文等を資料提供させていただきます。

(史料)
◦熊谷主膳「教練と体操の関係を論じ教練の目的に及ぶ」『帝国教育』(431)、1918年、62〜65頁
◦「学校の兵式体操観 早稲田中学体操科教員 熊谷主膳」『東京朝日新聞』朝刊、1916年8月22日付、4ページ
◦「無価値の学校兵式体操 現役士官を教師としたら 東京帝国大学総長 山川健次郎氏談」『東京朝日新聞』朝刊、1916年8月10日、5ページ
◦岩倉歩兵少佐「欧洲列強に於ける青年軍事教育」『戦友』(40)、帝国在郷軍人会本部、1914年、30〜36頁
◦『偕行社記事』(偕行社)1888〜1945年
→所蔵場所:東京大学 大学院法学政治学研究科 附属近代日本法政史料センター (明治新聞雑誌文庫)

(文献)
◦木下英明「学校教練と青年訓練所——『偕行社記事』を中心に」『季刊現代史』(8)(8) 、現代史の会、1976年、143〜153頁
→NDLコレクションの“送信サービスで閲覧可能”

お二人とも興味深い内容でしたので、この調子で頑張ってください!


7 : 鈴木琴葉 :2024/07/06(土) 19:53:16
①三木さんへ
報告お疲れ様でした。3回生の鈴木です。
初期の学童保育からの変化が大変わかりやすい発表だったと思います。学童保育はいわゆる鍵っ子の家庭に求められたものであるとのことでしたので労働従事比率の変動も地域からの受容という観点で具体性がさらに増すのではないかと思います。

②下山さんへ
丁寧な先行研究整理に、表の制作などかなり史料を読み込まれた発表だったと思います。授業内でも指摘されていたことですが、複数の立場がある人間のことがより細かく記されるとわかりやすくなると思います。特に、グループに所属している者はどのような風潮がそこにあったのかわかるとより良いのではないかと思います。


8 : 中川美祈 :2024/07/06(土) 19:56:56
報告お疲れ様です。3回生の中川美祈です。

三木さん
まずは、質問の答え方から先行研究や史料をしっかりと読まれていて、どこにどのように載っていたのかまで覚えていらっしゃったのがすごいと思いました。それがあって、質問もスムーズに進んでいたと思います。質問で出ていましたが、指導員の就業条件や学童保育の特徴を地域ごとに比較してみると、より良い発表になると思います。

下山さん
体育の授業の中に軍事精神を養う兵式体育を導入するかどうかの賛否について、どのような人がどのような意見から賛成•反対しているのかということを明らかにしているところが理解しやすく頭に入ってきやすかったです。また、実行に際しての意見では、いち早く軍事教練を入れようとしていた側と軍部から行えば、軍事というイメージが強くなってしまうために文部省が先導したとするのが良いと意見が割れていたことも理解することができました。就職活動との両立が大変だと思いますが、どちらもきっと上手くいく!一緒に頑張りましょう!


9 : 溝口当子 :2024/07/06(土) 20:33:19
報告お疲れ様です。3回生の溝口です。

①三木さんへ
学童保育を日本史研究の観点から考察をしたものは少ないイメージがあり、非常に興味深い発表だなと思いながら拝聴しておりました。学童保育は形成段階において、周辺地域の人々から良い印象を持たれていなかったように見受けられましたが、現在では学童保育を利用する家庭も多く、偏見なども持たれていないように感じます。いつ、どのように学童保育に対する印象が変化したのか気になりました。

②下山さんへ
陸軍の教育への介入を、様々な史料を通して考察されており、先行研究の幅広さからも相当準備してらっしゃったことが分かりました。提示されていた論点もオリジナリティが強く、興味深いものばかりでした。今後の研究において不安なことも多いかと思いますが、一緒に頑張っていけたらいいなと思っております。


10 : 鬼木翔大 :2024/07/06(土) 22:17:40
報告お疲れ様でした、3回生の鬼木です。

【三木さん】
学童保育に関する研究内容ということで、長期休暇中に地元の母校で学童指導員(先生)として働いている身としては非常に興味深く拝聴させていただきました。質疑の際にも申し上げました通り、この研究において重要な要素となってくるのは、やはり「地域」という語であるように思われます。例えば、三木さんの働いている地域と自分が働いている地域でも同じ学童とはいえ内実が全く異なりますが、これは地域々々における運営状態が公設民営を主体とするものであることや都市-農村といった地理的要因などによるものと考えることもできますね。ともすると、今後の研究において「どのような地域」を「どの年代で見る」のかといった、今回取り上げられた定義をもっと具体化させる作業を史料調査合宿等を通して行えるか否かが重要になってくるように思われました。おそらくこれは過言ではないと思われるのですが、自分は、学童保育を内側(児童ではなく指導員としての特殊な視点)と外側という双方向的な視点から捉えることのできる学生としては、三木さんを除くとゼミ内で唯一の人間であると思っております。今後何かしらの御助力は必ず出来るはずですので、もし行き詰まったり意見が必要となった時は是非お気軽にご相談ください。以下、関連文献です。
▪️番場美恵子「地域との関係性からみた学童保育施設の立地環境ー横浜市K区を対象としてー」『学苑・環境デザイン学科紀要』第909号、昭和女子大学、2016年、37〜51頁。
▪️戸島信一「高度経済成長過程における家族経営と生活様式の変貌」『九州大學農學部學藝雑誌』52巻1号、九州大學農學部、1997年、113〜127頁。
▪️榊ひとみ「戦後日本の子育て・子育て支援の社会史ー高度経済成長期を中心にー」『子ども発達臨床研究』10巻、北海道大学大学院教育学研究院附属子ども発達臨床研究センター、2017年、109〜125頁。
▪️平田貴子「わが国における学童保育の現状に関する一考察」『川崎医療短期大学紀要』27号、川崎医療短期大学、2007年、47〜51頁。
▪️日本学童保育学会編『学童保育研究の課題と展望:日本学童保育学会設立10周年記念誌』明誠書林、2021年。(※第1部以外は特に必要ないかと。)

【下山さん】
(以下、駄文失礼致します。)
先行研究の部分に関しては驚くほどに多くのものを通読している様子が見受けられ、とても頑張って準備をし、報告に臨んでいたんだなということが、ひしひしと伝わってきました。また、時間の都合上やむを得ず言及されなかった先行研究もありましたが、後々見てみると興味深いものもあり、先行研究部分のみならず全体として見る側のユーザビリティに配慮されたレジュメ構成にも感服いたしました。大変緊張されていたことでしょうし、自分自身のお話した内容も中々に長いものでしたので、質疑の際にも申し上げましたことをここにまとめておきます。まず今回の報告内容において、個人的に着目に値すると思われたのは江木千之と岡田良平の両氏でした。江木に関しては【史料1】にも見られる通り、「軍事」と「教育」を分けて捉えている節がありながらも、最終的には「軍事教育」という部分に言及するに至っています。これはどのような捉え方から生じるものなのかという点に、江木の教育観を深掘りする面白みがあるように思われました。これは江木のみならず、今回登場した教育に関わる文部省の人物たちの教育観についても同じように見ていく必要がありますね。次に岡田良平についてです。この人物の面白い点としては、彼の思想と家族関係が挙げられます。岡田の家庭は父・良一郎の影響により、二宮尊徳の報徳思想が一家の教えとなっていました。彼の行動原理が報徳思想に適ったものであったことの一例として、今回の報告内においても取り上げられていた「軍事教練実行に際しての意見」について、岡田が “確実に実行したい” と発していたことも挙げられるように思われます(実際に尊徳の教えには「実践」を重視し、「単に本を読むだけでは実践に繋がらない」というものがあり、本事例での教育と実践との間における岡田の行動原理が依拠していたものが何だったのかということの多少のヒントであるように思われます)。次に家族関係です。彼の次弟は名を岡田丘平といい(名前の中に「岡」と「丘」って入ってるのが個人的にツボ笑)、なんと宮内大臣として有名なあの一木喜徳郎と同一人物です。寺内内閣の文部大臣として岡田が就任するより先に第2次大隈前内閣の文部大臣のポストにあったのが一木であり、兄弟で文部大臣を歴任していたことになりますが、ここに何かしら繋がりがあったとしたら面白いですね。以上、ここで挙げた思想や家族関係といった内容も加味しつつ岡田という人物をはじめ、文部省内の人物を広く分析することで、文部省内における対立や賛否の根底部分が明らかとなるのではないでしょうか。非常に長くなりましたが、内容的にも難しい部分が多い分野ですので、困ったら気軽に相談してくださいね。


11 : 下山菜々子 :2024/07/06(土) 22:18:40
報告お疲れ様です。3回生の下山です。
地域と学童の関わりという点に関して、地域という特性が各地で異なっているのでどこに焦点を当てるかが鍵になると思いました。
発表内容もとても興味深く面白かったです!
お互いに頑張りましょう!


12 : 三木詩織 :2024/07/06(土) 22:40:33
報告お疲れ様です。3回生の三木詩織です。

①下山さん
今回の発表での、調べている先行研究の多さに驚かされました。しかし、下山さん自身の意見があまり見られなかったため、次の発表ではそこが見れるといいかなと思いました。


13 : 片岡巧月 :2024/07/06(土) 23:29:35
報告お疲れ様でした、3回生の片岡です。

①三木さんへ
私は学童保育に受ける側としても保育する側としても全く関わってこなかったので、少しずつ嚙み砕きながら興味深く拝聴させていただきました。私が授業内で国側の対応が中途半端な部分を聞いたのは、国の対応が中途半端だったからこそ民間運営が捗ったと思ったので、その原因について掘った方がいいのかと思ったこと(既に先行研究、史料にあったらすみません)と、地域によって一律で同じ対応があったのかなと少し気になってのことでした。恐らく学童保育についての理解が浅いのであまり詳しいことは言えませんが、私の気になった点としては前述した部分です。

②下山さんへ
報告内では触れきれないほどに先行研究、史料の量が多くとても熱心に調べたことが伝わってきました。そのため、論点としての提示が最後になっており、報告内で史料を見ていた途中に論点が理解できていなかったのは少し歯がゆい気持ちでした。現在でも十分すごいのですが、全体の順番に気を配るともっと良くなると思いました。内容では、それぞれの人物について相関図などがあればより分かりやすくなるのではと感じました。詳しく踏み込めなくてすみません。いずれにしても泣くほどのものではなく堂々とした発表でよかったです。お二方とも、これからも頑張ってください!


14 : 木全諄 :2024/07/06(土) 23:32:40
報告お疲れ様でした。4回生の木全です。

①三木さん
三木さん自身の経験されている学童保育にフォーカスを当てた研究で、僕自身の研究も教育関連なので興味深く聞かせていただきました。
教育関連の研究をしているため自身の研究に則って少しアドバイスをすると、最終的に現代の学童保育にまで手を広げるというのは少し踏みとどまることも考えたほうがいいのではないかと思います。私自身も現代における教員多忙化の源流を探ろうと幅広く手を付けて調べようとしましたが、思いのほか時間がないということと教育という広範にわたる研究対象を卒論として書くには時代幅も地域幅も広がりすぎて内容が薄くなってしまう危険性があるので、範囲を絞る方向で研究を進めました。なので、通史的な理解は必要ですが、ある程度範囲を設定したうえで研究を進めたほうが良いかと思います。
あと、内容については、学童保育にフォーカスが当たりすぎて学童保育を巡る事象の背景部分があまり見られないのかなと思いました。小学校の事例までは僕も勉強不足であまりわかっておらず申し訳ありませんが、高度経済成長期の急激な社会変動の中で中学生などが特に教師との関係が悪化したり、学校に行きたがらなくなった末の登校拒否や非行など、子供たちが少なからず社会情勢の変化に巻き込まれた形跡というものがあるので、学童保育という日常の教育の延長線上に存在する事象として社会的背景にも目を向けてみるとより三木さんが見たいと考えている地域や家族とのかかわりといった部分にも理解が及ぶのではないかと思います。

②下山さん
まず先行研究がよくまとめられており、時間の関係で触れられなかった点についても簡潔に示されていたので分かりやすかったです。
史料を用いた考察も丁寧に行っておられたので、見ていて内容がスッと入ってきました。授業内でどなたか仰っていたように必ずしも賛成反対の二項対立で語り切れない人物もいるようなのでその点はもう少し詳細に調査してみてもいいのかなと思います。
あとは主観的な表現がみられるという話もありましたが、先行研究を見たうえでの所感からより発展させていくことでより客観性のある論旨へとつなげることができると思います。
これからも頑張ってください。


15 : 北村曉理 :2024/07/06(土) 23:52:44
報告お疲れ様です。三回生の北村です。
➀三木さんへ
私も小学生の時学童保育に通っていたのでとても興味深かったです。日本全体を対象にしてしまうと教育観も社会的情勢もだいぶ異なって来るので、地域は絞った方が今後の研究はスムーズに進むのではないかと思いました。参考資料や先行研究を見ている限り、現代社会の研究資料が殆どだと思います。直近の児童福祉や教育制度を「歴史」として研究する意義を定めたほうがよいと思いました。

②下山さんへ
似た時代・対象を研究しているので、今回の下山さんの研究は私個人としても非常に考えさせられるものであり、とても学びになりました。兵式体操の賛否も軍部・貴族院・政友会・文部官僚など、幅広い資料を使っており、多角的な視点から論じられていたと思います。少し気になったところは先行研究で出てきた「日本精神」や「精神の涵養」という言葉です。この二つの言葉が具体的にどのようなものだったのかをハッキリできれば、修身教育の調査にも有効なのではないかと思いました。


16 : ZHU Yiqi :2024/07/06(土) 23:53:36
報告お疲れ様です。4回生のシュです。
①三木さんへ
日本の学童保育に関してあまり詳しくなかったが、報告を詳しくて面白く聞かせていただきました。現在の視点から見れば学童保育はごく普通のことだと考えられていますが、当時はなぜ人々に悪いイメージを持たせたのかについての疑問がありました。お互い頑張りましょう。
②下山さんへ
陸軍の教育への介入を中心に、戦前期の軍事と教育の関係を興味深く聞かせていただきました。実は中国の教育において、大学や高校の新入生入学直後の1週間ぐらい軍事訓練のような課程があって、そして発表にも取り上げたように、軍事を教育に導入は欧米の影響をうけたので、他国の類似例を探して比べたら新たな発見ができるかなと思います。お互い頑張りましょう。


17 : 横山真太郎 :2024/07/06(土) 23:56:02
報告お疲れ様です。4回生の横山です。

①三木さん
学童保育の研究ということで、指摘されていたような各地域の差異や三木さんが仰っていたような時代ごとの差異についても調査していけばこれからもっと良い発表になると思います。
学童保育への印象について深めていくのか、学童保育の変遷について深めていくのか、いずれにせよ、着地点を決めていくのが肝要だと思います。

②下山さん
しっかり纏められているという印象を受けました。
所感にとどまっているという印象を受けましたが、これは今回の発表から受けた指摘を追っていけば解決できる課題だと思います。
今後の研究頑張ってください!!


■掲示板に戻る■ ■過去ログ倉庫一覧■