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【4月18日2限 意見・感想】

1 : 河嶋直 :2024/04/18(木) 12:10:36
講義に出席された方はこちらに意見や感想、アドバイス、参考史料(資料)等を書き込んでください。
なお、こちらに書き込むことで出席とみなします。〆切は4月19日(金)23:59までとします。
これを過ぎると出席点に加算されませんので、〆切厳守でお願いいたします。


2 : 泉晴輝 :2024/04/18(木) 12:25:39
そもそも教員の多忙化の原因というのは、臨時教育審議会のような制度的なものではなく、業務内容的なものに起因するものが多いと考える。私もかつて教職をとっていたが、その際、単純に教員のするべき業務が多いと感じていた。分割できる業務を分割せず、一人の教員に多くの仕事が割り当てられているような状況であるように思える。そのため、部活動や授業準備など本来教員が行う必要のない業務や長時間労働につながる業務が教員多忙化の直接的な原因になっていると考える。そのため教員の業務内容に関する資料を集めることができればよいのではないかと思った。


3 : 石山航 :2024/04/18(木) 13:17:01
報告お疲れ様でした。3回生の石山航です。
今日において、教員の多忙は頻繁にメディアに取り上げられているため、具体性のある生の史料として直近に掲載された新聞記事なども参考にできるのではないかと思います。
また、教員の労働量や労働時間の増加による忙しさが「多忙」と言う言葉のみでの説明が難しければ他の「過労」や「繁忙」などの似たニュアンスの言葉から比較・考察をしてみると新たな発見もあるのではないかと考えます。


4 : 田中拓磨 :2024/04/18(木) 13:27:15
報告お疲れ様です。4回生の田中拓磨です。
もし、できるのであれば、80年代当時に教員を務めていた人の話を聞きに行っても良いのではないかと思いました。実際に教育の現場に立っていた人から話を聞くことで、新しい研究結果が出るのではないかと思います。
また、小学校、中学校、高校の全てを研究の対象にするのは大変そうだなと思いました。私の勝手なイメージではありますが、小学校の教員のイメージは、全教科を担当しており、全教科の授業のカリキュラムを組んでいるというイメージであります。それに対し、中学校、高校の教員のイメージは、担当教科が教員によって異なり、部活動や進路(受験、就職)に関する指導を行うというイメージであります。つまり、同じ学校というジャンルに入っていたとしても、小・中・高、それぞれの教員の仕事が異なっているため、それらを同じ学校というジャンルとして扱うのは、難しいのではないかと思います。私は、小・中・高、それぞれの教員の仕事が異なっていることも頭に置いておいた方が良いのではないかと思います。もし、全てをまとめることが難しいのであれば、小・中・高のどれか一つに絞ってみるのも良いのではないかなと思いました。


5 : 塚本遼平 :2024/04/18(木) 17:19:56
報告お疲れさまでした。4回生の塚本です。

 報告の後半では、「多忙」の定義に教員側の主観が含まれるという特徴から、統一された基準を見つけるのは困難とし、超勤時間等に関する教員実態調査を今後参考にすると述べられていました。「多忙」という、本来の認識以上のマイナスイメージの背景には、給与といった報酬に不相応な、過重労働の認識が含まれているように思います。
そのため、勤務時間に加えて教員給与の変遷についても注目することで、教員となった人たちの「多忙」観を明らかにする上で、一つの目安になるのではないかと思います。

 参考までに、教員の給与に関する論文をいくつか記させていただきます。
◦徳永真直「人材確保法制定後における教員給与の優遇の推移:1978~2018年の小・中学校教員と一般行政職の年齢層別給与比較を通して」『九州大学教育社会学研究集録』22巻、2021年、1-11頁。
◦上林陽治「教員給与は適正に優遇されているのか〜教員の働き方改革の論じ方〜」『自治総研』497号、2020年、111-124頁。
◦丸山和昭「「人材確保法」の成立過程―政治主導による専門職化の視点から―」『東北大学大学院教育学研究科研究年報』56巻1号、2007年、123-138頁。


6 : 山際こころ :2024/04/19(金) 00:59:11
報告お疲れ様でした。3回生の山際です。
今回の報告で臨時教育審議会という機関を初めて知りました。『教育に関する世論調査』において、入試制度や教育内容の改善よりも、「教員の資質向上」を求める声の方が多かったことが興味深かったです。また、1980年代の教育現場でもいじめや非行が問題視されていたことが印象に残りました。
報告内でも言及されておられた通り、「多忙」の感じ方は人によって異なるものであると思います。そのため、教員を務めた経験のある方に聞き取り調査をする必要があるのではないかと考えました。


7 : 小林希颯 :2024/04/19(金) 09:22:14
報告おつかれさまです。3回生の小林です。
授業内では授業準備が大変という意見もありましたが、教職の授業では特に小中学校では授業に関する作業は全体の作業と比べてほんの1部であると習いました。普通学校が補うべきでもないような地域の問題すら学校がなんでもやとなり雑務を増やしているようです。小中高大ではそれぞれ地域や保護者、生徒から求められるものが違うため多忙になる原因も違うのかと思うので、それぞれ分けて考えてもいいかもしれないです。


8 : 鈴木琴葉 :2024/04/19(金) 09:43:11
報告お疲れ様です。3回生の鈴木琴葉です。教員への期待に対して、現場の状況と釣り合わないものであることを主張する点が印象に残りました。政府や一般国民の期待と、現実に現場の人々のできることの差は、現代につながる問題ではないかと思いました。言及されていた通り、「多忙」の定義は主観的なものであり、画一的な基準を見定めることは難しそうですが、労働時間以外にも教員の仕事に対するネガティブな意見を探すと、多忙の原因となるものがより細かく推測できるのではないかと思います。


9 : 八木大輔 :2024/04/19(金) 11:31:06
報告お疲れ様でした。4回生の八木です。
質疑の際にも少しお聞きしましたが、90年代における「教員のICT化」「パソコンの導入」はやはり重要ではないかと考えます。理由としては今ではICT化によってネットや情報通信機器を利用して業務改善や効率化を図ろうとしています。しかし、ネットや電子機器が黎明期である90年代においては新技術の導入は逆に不慣れや受け入れに拒否をするなどのことがあったと思います。

また、最も重要な理由として、「掲示板や報告内でも言及されていた通り、「多忙」の感じ方は人によって異なるという考え」がICT化によって変革されると思います。それまで電話・口頭でのやり取りや紙媒体でのタスク管理から、メールや電子機器を利用した教育管理が始まっていきます。これによって、口頭での目に見えない形から情報として記録される目に見えた形に変化したのだと考えます。それによって感情としての「多忙」から仕事量としての「多忙」に切り替わっていったのが90年代なのではないかと思いました。
参考までに、論文を記させていただきます。お役に立てれば幸いです。
市川 昭午「90年代-教育システの構造変動」『教育社会学研究』 第70巻(2002)p5〜20


10 : 山本駿介 :2024/04/19(金) 11:40:37
発表お疲れ様でした。4回の山本です。
今回は教員に関する「多忙」でしたが、他の職種では「多忙」は問題にならなかったのかなと気になりました(この点はどなたかも指摘していたかと思いますが)。
もし同時期に、乃至は先に他の職種で言われたのであれば、何故教員も「多忙」と捉えられたのかの共通点を見ることができますし、その対象の推移と世情の関係性を見ることもできるのではないかと思います。


11 : 三木詩織 :2024/04/19(金) 15:06:07
報告お疲れ様でした。3回生の三木詩織です。
私は今、小学校で学童保育のバイトをしているので、とても身近な問題として聞くことが出来ました。その中で、小学校の先生との連携をとることが多く、その点も含めて教師の多忙さとは、やりがいを感じる多忙なのか、それとも精神や体に問題がある程の多忙なのか、という発表にはとても考えさせられました。


12 : 三木詩織 :2024/04/19(金) 15:07:03
報告お疲れ様でした。3回生の三木詩織です。
私は今、小学校で学童保育のバイトをしているので、とても身近な問題として聞くことが出来ました。その中で、小学校の先生との連携をとることが多く、その点も含めて教師の多忙さとは、やりがいを感じる多忙なのか、それとも精神や体に問題がある程の多忙なのか、という発表にはとても考えさせられました。


13 : 河嶋直 :2024/04/19(金) 15:12:05
報告お疲れ様でした、4回の河嶋です。
講義内でも言われていましたが、「多忙」の実態にせまるのか、それともその認識にせまるのか、ここを明確にする必要があるのではないかと思いました。また、政府が教員に何を求めてきたのか(「教員像(質)」や「教育内容」、「教員の業務改善」)、そういった中で何が「多忙化」に繋がったのか、現場との乖離などが見られると良いと思いました。後、現在では教員忌避の理由としておそらく「多忙化」が一番の理由と考えられますが、「多忙化」と「教員(数)の低下」(=採用試験の倍率の低下)の関連が見られると「多忙化」の認識の面で時代が明瞭になるのではないかと思いました。


14 : 鬼木翔大 :2024/04/19(金) 18:31:10
報告お疲れ様でした、3回生の鬼木です。
教職課程を履修している身としては、非常に興味深い内容だったように思います。質疑おいても触れさせていただきましたが、臨教審による改革そのものが教員の「多忙」の始まりではなく、もう少し以前に遡って考える必要があるという木全さんの意見には全く以て同意見です。報告を聞いていた感じでは、個人的には【教育荒廃→臨教審による改革→メディアによる報道→教員志望者らの意欲低減→教員減少→労働時間の増加】という一連のサイクルが想定されるように思われ、やはりメディアの有する影響力といったものは度外視できないように思われます。教員志望者の減少や教員の労働時間の増加が年代を経るごとにますます問題視されていることと、それらの問題や対策を取り上げる事のできるメディアが進化してきたこと(Twitterでの「教師のバトン」とかいう文部省の悪あがきが良い例ですよね笑)とは比例の関係にあるようにも感じられました。これに関しては、改革以前からの教員志願者数・労働時間の推移とメディアが教育問題を大きく取り上げるようになった時期という2つを重ね合わせてみることで、多忙が生まれたといえるターニングポイントを得るきっかけになるかもしれないですね。教員の働き方を変えるきっかけとなるような卒論が出来上がるよう、応援しています!


15 : 橋本千昌 :2024/04/19(金) 20:12:22
報告お疲れ様でした。4回生の橋本です。
授業内で他の方が質問されていたと思うのですが、90年代のパソコン導入については関係しているのではないかなと思いました。
過去に私の知り合いがパソコンによって作業が楽になるが、慣れるまでが大変と言っていたことを思い出しました。


16 : 山田渚紗 :2024/04/19(金) 20:13:29
ご報告お疲れ様でした、4回生の山田です。
今回は、臨教審を中心に取り扱っていましたが、現場の教職員と臨教審という対立関係の中で、日教組と教職員組合でそれぞれ学校現場における具体的な改革方法や方針の違いから考え方にも多少の差異があるのではないかと思いました。日教組に入っている教職員の割合と教職員組合に入っている教職員の割合が都道府県によって異なっているのであれば、今回は東京都での改革が例示されていましたが、そのような改革方針にも違いが出てくる可能性もあるのではないかと感じました。
今回の発表で卒論に向けて方向が見えたと思うので、これからも頑張っていきましょう!


17 : 白井岳歩 :2024/04/19(金) 21:54:37
報告お疲れ様でした、四回生の白井です。
終わりにもありましたが、教員の多忙化というのは人間の問題であるため、これを制度の観点から考えるということの限界性はあるかと思いました。
香山健一に関して、彼が元々全学連委員長であるというのは面白いと思いました。


18 : 岩間拓良 :2024/04/19(金) 22:40:51
報告お疲れ様でした。4回生の岩間です。
今回の報告で臨教審の教育改革が原因で教員の多忙に繋がっているという考えに導くことが出来なかったが、今後の方向性が定まっているのでその方面で進めていって良いと思いました。当時の新聞記事などを見て教員の考え方や教育事情を見たほうが教員の多忙に対して知れるのではないかと思いました。残り1年間共に頑張りましょう。


19 : 八木宣大 :2024/04/19(金) 22:56:22
報告お疲れ様でした。3回生の八木宣大です。
現代における「教員の多忙」を臨教審の視点から迫った研究で、兼ねてから問題視されている教員業務のブラックさについて行政の視点から迫った視点が新鮮だと感じました。特に教育改革については、「改革」を謳いながらも実効性がなく泥沼化している現状を見ても、歴史学の観点からそのプロセスの問題点を特定することが重要になるのではないかと思います。
 報告内容については臨教審を中心とする研究になっていた反面、「多忙」についても定義づけされていたため、教育現場の実体とリンクされており問題の核心まで理解することができました。ただ、スケールの大きい研究であるため「公立・私立」、「初等、中等、高等」などジャンル分けされた分析があったらより実体を生々しく描けるのではないかと思いました。
 鬼木くんも授業中発言していましたが、教育現場問の改善は教職課程履修者の自分も喫緊の課題として感じています。ぜひ、教育現場と教育委員会の齟齬や日教組の問題について、卒論を通して鮮明に描き上げていただきたいです。


20 : 岸 愛深 :2024/04/19(金) 23:05:14
報告お疲れ様でした、4回生の岸愛深です。全体的にレジュメも綺麗にまとめられていて、とても理解しやすい報告だったと思います。ですが、授業中にも指摘があったように、「多忙」という言葉の曖昧さが難しいところかなと思います。例えば、何時間以上の超過労働であれば多忙である、などの明確な定義をつけたら良いのかなとも思いました。
卒論までお互いに頑張りましょう。


21 : 三浦光太郎 :2024/04/19(金) 23:51:29
報告お疲れ様です。3回生の三浦です。
今回は教員の多忙さがテーマということで教師を目指している身として興味深く聞くことが出来ました。
これからは多忙の源流を辿っていくということですが、いくつか考えられる点をあげさせていただきます。まず1つ目は、教員に対して生徒数が増えすぎたことが考えられます。ベビーブームによる団塊の世代が就学する時期の教員採用人数などを分析するべきだと思います。また高度経済成長期において高校進学率の向上なども併せて考えると良いでしょう。
2つ目は指導の質の変化があげられます。体罰が当たり前の根性論が通用しなくなり教師と家庭の立場が逆転したことは、教師にとって生徒の指導がやりずらくなる原因となったのではないでしょうか。


22 : 福田敬知 :2024/04/19(金) 23:52:04
報告お疲れさまでした。4回生の福田です。
やはり、教員の多忙という点に関して見ていくならば、現場の視点に着目することは大事だと思いました。現場の実態を捉えた史料にこれから注目していくといいかなと思います。また、時代によって多忙の基準も変容していくので、その変遷を捉えた上でどの年代に着目するか決めていくと意義づけが明確になると思われます。
また、トップダウンとしての政府による改革という一方向的な視点よりも、現場の実態とトップダウンによる改革の接点を捉えていくとよりリアルな観点が見えてくると思いました。その史料としては、各教職員組合の史料が重要になるのかなと思いました。また、社会背景も念頭において各年代における各教職員組合やその他団体の政治色の強弱にも触れておいた方がいいかなと思いました。
教育実習をはさみ、夏場の集中作業になると思いますが、頑張っていきましょう。


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