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【4月11日4限 意見・感想】
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講義に出席された方はこちらに意見や感想、アドバイス、参考史料(資料)等を書き込んでください。
なお、こちらに書き込むことで出席とみなします。〆切は4月11日(木)23:59までとします。
これを過ぎると出席点に加算されませんので、〆切厳守でお願いいたします。
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報告お疲れ様でした。4回生の河嶋です。
講義内でも言いましたが、徐志民 『近代日本的中国留日学生政策史』中国社会科学出版社、2020年12月は非常に重要な先行研究であり、黄は取り分け早い段階で日本に留学しているので、黄の特異が導きだされるのではないかと思いました。後、1905年に中国では科挙が廃止されており、中国の状況も踏まえる必要があると思います。後は、「堕落」の定義をどうするのかは必要です。以下は先行研究です。
〇王鼎『湖北省留日学生と明治日本』勤誠社、2024年3月
〇周一川『近代中国人日本留学の社会史:昭和前期を中心に』東信堂、2020年2月
〇黄尊三/さねとうけいしゅう・佐藤三郎訳『清国人日本留学日記:1905―1912年』東方書店、1986年4月
〇清水稔「中国人留学生と日本の近代」『佛教大学総合研究所紀要』1995巻1号、1995年3月、119-138頁
〇王玉珊「中国人日本留学の歴史問題について」『中央学院大学社会システム研究所紀要』10巻2号、2010年3月、99-106頁
〇欒殿武「大正時代における中国人留学生の生活誌:下宿屋生活を中心に」『Global communication』3巻号、2014年3月、85-100頁
〇欒殿武「大正時代における中国人留学生の生活誌:寄宿舎生活に関する考察」『Global communication』5巻号、2015年3月、1-18頁
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報告お疲れさまでした。三回生の大西です。
講義でも若干触れられていたことですが、黄の学生生活、特に友人関係を見ておくべきなのではないかと思いました。
周囲にどのような意見の人がいるかによって本人の意見も大きく変わると考えられます。
もう一点としては、黄が果たして客観的に見て「堕落」していたのか、ということです。少なくとも病気で寝込んでいたのであれば、現代的な意味での「堕落」とは言い難いし、
本人も、ただ単にギャンブルや遊びをしていたという意味での堕落とは違うと認識していたと思います。
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報告お疲れ様でした。4回生の塚本です。
講義内でも述べましたが、当時の留学生の生活をより深く知るために、黄尊三の日本における同郷ネットワーク(河南省)に注目する必要があると思いました。当時の留学生の相互扶助や遊興に関する記録が分かるかもしれません。
以下は、河南省出身留日学生に関する先行研究です。
○胡穎「清末の日本における中国人留学生同郷会について―湖南省留日同郷会の初期活動を中心に―」『人文研究』No.199(神奈川大学人文学会、2019年)pp.41-66
○欒殿武「中国人留学生の日記から読み取る日常生活―下宿屋という都市空間を中心に」孫安石/大里浩秋【編著】『神奈川大学人文学研究叢書42 中国人留学生と「国家」・「愛国」・「近代」』(東宝書店、2019年)
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報告お疲れ様です。3回生の泉です。前回の報告の内容を知らないので理解が難しい部分がありましたが、黄のような症状と堕落を結びつけるのは少し違うと感じました。また、脚気ですが、調べたところ黄のような留学生のみならず日本人たちも明治以降この病に苦しんでいたことがわかりました。そのため、留学生に共通する症状を見つけることができたら良いのではないかと思いました。
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報告お疲れさまでした。4回生の木全です。
講義内でも様々なことが言われていたかと思いますが、やはり気になる点は「堕落」という言葉の意味付けだと思います。
3回生の頃の報告における「堕落」はやることをやらずに遊び惚けている場面やひたすらに寝続ける場面などが提示されていたかと思いますが、今回の報告では居住環境の劣悪性や高額な医療費などを理由に寝込んでしまい、本来果たすべき作業が出来ないことに対する不甲斐なさのような観点が「堕落」と見なされており、基準が曖昧であったように思えます。
「堕落」と「自堕落」というようなイメージで、他人から見た様子と自らが感じる様子という所でズレているのかなと思いますので、留学生の「堕落生活」をピックアップする研究を継続するならそこの基準を明確にすることが優先的に行うことかと思います。
また、黄尊三日記での生活費の内訳についても、全ての品が確認できたわけではありませんが、医療費として使用されていた2割以外の8割も大概が生活費として消費されているように見え、前述した元々研究対象としていた「堕落」の要素に組まれるであろう娯楽に使う費用はほとんど無いのではないかと感じました。
なのでそういった点からも言葉の明確な基準を設けることが必要になると考えます。
中国の史料と日本の史料を同時に当たるのは大変な作業かと思いますが、頑張ってください。
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三回生の石山航です。報告お疲れ様でした。
黄尊三は留学生の病気の原因を日本との気候の不適合に見出していたようでしたが、日本国内の地域的な差異等はあったのでしょうか。
黄の日記に記載されている「病気のせいで学校を休んだ」は堕落的と言うよりは「病的」という表現が適切であり、単なる普遍的な現象では無いのかと感じました。
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報告お疲れ様でした、3回生の鬼木です。
今回が初めてのゼミ参加で、前回並びに前々回の報告内容を存じ上げないため、以下に稚拙な意見を述べることをご容赦いただければ幸いです。
まず在日中国人留学生と在米中国人留学生の差異に関する部分がレジュメ2頁目に記載されていたと思いますが、「政府に尊重されているかどうかが重要ではないか?」
との仮説に対して、日本政府側の在日中国人留学生に対する対応ないしは見解が見受けられるような史資料が何ら提示されていなかった点は些か気になる部分でした。
これらに関する史資料については外務省や内務省などの省庁が主な史資料渉猟の対象となるように思われます。
(確か当時の内務省には衛生局が存在していたはずで、在日中国人留学生に対する日本政府側の動向を掴むきっかけになるかもです!)
次に在米中国人留学生が米国の地において在日中国人留学生のような実質的自堕落に陥っていたのか否かという点です。レジュメ冒頭において述べられていた近代日中間における
経済面や社会面のギャップを堕落視の原因のひとつとするならば、中米間における同様のギャップにも触れることで、より論に説得力が付加されるのではないかと感じました。
例えば在米中国人留学生だった人物の手記などが存在していれば、有力な情報源となるように思われます。また、そのような史資料が認められない場合には、当時の中国が行なった
留学生派遣政策や渡米留学生の選抜などに立ち戻ることで、堕落視に関する異なった原因が見えてくるかもしれないのではないかと。
長文失礼しました。最後に、すべてに目を通したわけではありませんが2つ目の意見に関して参考になりそうなものを見つけてきましたので以下に提示しておきますね。
横井和彦・高明珠「中国清末における留学生派遣政策の展開 : 日本の留学生派遣政策との比較をふまえて」『經濟學論叢』64巻1号、103-143頁、2012年7月
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報告お疲れ様です。4回生の橋本です。
近代の中国人留学生の生活についての研究だったと思います。黄尊三日記を用いて研究されていて非常に興味深いと思いました。研究大変だと思いますが、お互い頑張りましょう。
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報告お疲れ様でした。3回生の内藤です。
報告内で黄尊三という人物が病気がちであるといった当時の大多数でないという理解をしました。どれほど当時の一般的な中国人留学生であるのかという点が気になりました。堕落の定義が難しいというのはそうであると思いますが、自認、他認の堕落があるという点や、他認の中にも中国人留学生から、中国政府からなど、誰から見て堕落であるというのかといった差異を整理するのも効果的ではないのかと感じました。
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報告お疲れ様でした。3回生の上殿です。
講義内でも、複数の方が触れていたように思いますが、「堕落」という言葉を明確にするということが必要だと思います。
「堕落」という言葉は、一般的に、広義で抽象的な概念であると思うので、「堕落」を狭く定義し直すことで、意味が明確となり、研究しやすくなるのではないかと思います。
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報告お疲れ様でした。3回生の橋本です。
近代在日中国人留学生の堕落を、黄尊三という人の日記から原因を導き出そうとしているのが興味深い研究だなと思いながら聞かせていただきました。
今後、「堕落的」という難しい概念に基準を設け、客観的な視点から研究を進めていくと思いますので、さらに多くの留学生の日記や記録から関連性を見つけ、より深まった研究となることを楽しみにしております。
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報告お疲れ様です。3回生の鈴木琴葉です。
以前の発表内容を存じ上げないため理解しきれていない部分があると思いますが、ほぼ毎日何かしら書いているという黄尊三の日記は、少々他の留学生の例と異なる部分もありそうですが史料として興味深い物だと思いました。在日留学生が日本に持つ感情と在米留学生が日本に持つ感情の違いについての原因の考察において、政府からの扱いの違いが見られるような史料があればさらに説得力が増すのではないかと思われます。
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報告お疲れ様でした。3回の三浦です。
まず、皆さんも指摘されているように「堕落」の言葉の意味を明確にする必要があると思います。その上でですが、黄が堕落していたかどうかについては日本留学中の日記だけでは不十分のように思えます。留学する前後の日記も確認して黄がどのように変わったかなどといった要素も加えるとより良くなると思います。
また、レジュメ後半に黄が政治的な影響を受け自堕落になってしまうとあります。これについては黄の政治的思想や信条について明らかにする必要があるのではないかと考えます。
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報告お疲れ様です。4回生の岸愛深です。
今回は中国人留学生の生活や、堕落に着いての報告だったと思います。それにおいて、堕落というのは基準点が曖昧なものであり、人によって判断が変わってくるものだと思います。そのため、基準点を設けたりするとよりわかりやすいのかなと思いました。
研究大変かと思いますが、お互いに頑張っていきましょう。
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報告お疲れ様でした。3回生の高井です。
発表内容の中に中国人留学生の健康事情や脚気などの病気が取り上げられていましたが、病気や流行病などに関連することを研究したいと考えている私にとって聞いていてとても興味深い内容でした。まだまだ自分の知識などが足りておらず理解が追いつかない部分もありましたが、他の人も言っているように「堕落」という言葉の定義や中国人留学生の病気がちな状態について本当に「堕落」という言葉が適切なのかを考え直した方がよいと感じました。
それと個人的な興味からですが、黄さんをはじめとした中国人留学生群体が病気にかかりがちであったということが述べられていましたが、中国人留学生の中で1番多く見受けられた病気が何だったのかがとても気になりました。
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報告お疲れ様です。3回生の森倉です。
感想→『黄尊三日記』のような中国語で書かれた書物を読む機会がなかったので、近代在日中国留学生のうちの1人である黄尊三の留学中の実態や考えについて知れたことは新鮮であったというのが率直な感想です。しかし、質問でも上がっていたように、黄尊三1人の日記だけに視点を置いた今回の報告には近代在日中国留学生の「堕落生活」を軸にした研究を深める上では根拠が足りないように感じました。客観的な視点を入れること、選考研究整理の詳細と比較、これまでの報告との繋がり等、私自身今回の講義から得られるものが沢山あったので、自分の報告に活かそうと感じました。
質問→一枚目のレジュメで「ほかの留学経歴を持つ人と比べたら(黄尊三)は影響力が低い」とありましたが、他の人はどういう面で影響力があるといえるのか、黄と比較しながら教えて欲しいです。(講義中でも似た質問があったと思います。
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報告お疲れ様でした。3回生の梅野です。
まず、「堕落」という言葉の定義が難しいとは思いますが、曖昧なのが原因で、前回に発表は分かりませんが、「堕落生活」からかけ離れている内容だと思いました。
また、「在日中国人留学生と在米中国人留学生の相違点として政府に尊重されているかどうか」と「大陸進出を目指す政治家と日本政府の不満が見える。」についてですが、アメリカは当時、門戸開放で中国へ進出しませんでしたが、他国例えば、ロシアやフランスなどは中国進出を行いました。そこで当時ロシアやフランスに留学していた中国の留学生は侵略行為を進めていた他国に対しても不満があったのかという他国がどのように中国人留学生を尊重していたのかを比較したら、より明治末期日本の留学制度の問題が浮き彫りしやすいのかと思いました。
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報告お疲れさまでした。4回生の八木です。
他の方も述べられていますが、生活費の観点について少し疑問を感じました。2割が医療費に充当、残りの8割が生活費とありますが果たして2割が高額と言えるのかがという点と、当時の元/円レートによっては円資産において十分なお金があったのではという点です。また、質疑応答の際におっしゃっていましたが、3回も大学を入学することができる資金と学力があるため、資金難の面よりも3回も大学を転々とする様子を堕落として捉えて他の留学生と比較するとわかりやすくなるのではないかと思いました。二カ国の史料を調査することはとても大変だと思いますが頑張ってください。
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報告お疲れ様でした。3回生の溝口です。
黄尊三は病気のせいで思うように勉強ができない、やるせない気持ちや不甲斐ない自分を「堕落」という言葉で自己批判的に表しているのではないかなと思いました。なので、賭け事や娼妓に夢中になって学業を放棄するという形の「堕落」とは同じ括りではないのではないでしょうか。
既に言及されている方がいらっしゃいますが、日本以外の国へ留学していた中国人留学生は、健康面での問題を抱えていたり堕落的な生活を送っていると他者から評価されたりしていたのでしょうか。他国との差異を見つけられれば、在日中国人留学生の特異な点が浮き彫りになるのではないかと思います。
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報告お疲れ様です。3回生の中川美祈です。
今回の発表では、『黄尊三日記』から日本の気候・食物に馴染めず病気がちになり、そういった体調不良や自国での革命に対する不安からのモチベーションの喪失が堕落と定義されていたように感じられました。他の方も指摘されていたように、堕落の定義を自分なりに見つけてみるとより良くなると思います。また、こちらもTAさんが指摘されていましたが、他の人の日記や客観的な史料等があれば、主観的・客観的に中国人留学生の堕落というものを捉えられ、より一層充実した内容になると思いました。
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報告お疲れさまでした。3回生の愛葉です。
在日中国人留学生の「堕落生活」に関して述べるには、黄尊三以外の日記も参考にしたり、授業でも話があったように在日中国人留学生の様子が分かる客観的な情報があったりすると、在日中国人留学生がどのような生活を送ってきたかより分かりやすくなると思いました。また、既出ですが日本以外に留学に行った中国人の史料等があれば、日本に留学に来た中国人と比較することができ実情が分かるのではないかと思いました。
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報告お疲れ様でした。4回生の安藤です。
報告の際の質疑応答でも言われていたように客観面が必要かなと感じました。客観視することでより当時の状況が見えてくるのではと思いました。黄さんの日記の重要性もその点ではすごく大きくなるのではないかと感じます。だからこそ一旦俯瞰的にみてみるのも見てみるのもいいんじゃないかなと思いました。
僕自身このテーマにすごく興味がわいたので次を楽しみにしてます!お互いこれからも頑張りましょう!
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報告お疲れ様でした。4回生の山田です。
講義内にも言ったように、構成をもう少し考えれば更によい発表を作ることができると思います。
先行研究整理はとても大変ですが、その分思ってないところでピンとくることが転がっていたりします。
自分の頭を整理するという面や新しい発見をするという面から見ても今一度先行研究を集め直し、今まで見た先行研究も見返してみると今整理できていないことも整理できると思います。
一方で、客観的な視点からの中国人留学生の自堕落と言う評価と黄尊三自身が病に倒れている自分を自堕落だと思う価値観など興味深い部分がたくさんありましたし、質疑応答の返答を聞いていて、オリジナリティを見出せればとても面白い研究になると思いました。
これから頑張りましょう!!
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報告お疲れさまでした。4回生の福田です。
当時の中国人留学生は哲学・文学の方面よりも法学政治学の方面の学徒だったという話でしたが、他の清国留学生の日記があれば、それらの日記を史料に用いて比較的に当時の清国留学生の実態を見ていってもいいかと思いました。また、黄尊三の時期と重なる事柄として辛亥革命前における孫文の中国同盟会の日本における動きと革命派留学生の関係は留学生たちにとって大きな影響があったのではないかと思います。
「堕落」に関しても、文学・哲学的な意味でなく政治的な意味であれば、動乱期にあたる祖国へのナショナリズムが大きく関係するのかなと思いました。当時の清国留学生のナショナリズムについての博士論文がありますので、紹介させていただきます。張 潔『清末期における中国人留学生とナショナリズム』(広島大学、博士論文)
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報告お疲れ様です。3回生の八木です。
これまでスポットライトが当たらなかった蜷川の研究は非常に意義深いものだと思いました。政権以上に知識人が影響力を持っていた近代において、蜷川が「国民」「国家」という定義で世界を捉えたことは画期的だったのではないかと思いました。蜷川の活動は資本主義と社会主義の二項対立的な見方ではなくあえて民衆に目を向け、権力のありかではなく対話の仕方を探ったともとれるのではないかと感じました。
桂さんも仰っていましたが、当時の思想潮流の中で彼の思想がどのような位置づけだったのかが気になります。その後の軍国主義体制や第二次世界大戦に向かうまでに蜷川の思想・影響力にどのような変遷があったのかが知りたいと思いました。
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報告お疲れ様です。4回生の鶴味裕太です。
講義内の質疑応答でもありましたが、堕落の定義について、はっきりさせる必要があるのかなと思いました。
また黄尊三以外の在日中国人留学生の日記との比較により、黄尊三が当時の学生の中でもどういった傾向を持つ人物だったのかがよりはっきりすると思います。報告にあったように環境面により堕落していたのか、それとも他の要素があったのかを考えることが、堕落の定義を固めることにも寄与すると思います。
大変かと思いますが、研究頑張ってください。
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報告お疲れ様です。3回生の八木です。
上のものはあげるスレッドを間違えたのでご放念ください。失礼しました。
近代在日留学生の「堕落」について扱った報告で、数々の証言や記録に残る「自堕落」について留学生を取り巻く環境から探る視点が斬新だと思いました。特に日記に残った生活費から医療費の割合を見るのは今までにない視点だと感じます。
自分が前回の報告時にいなかったので、「自堕落」という語がどこからきたのかが気になりました。その上で何を持って「自堕落」と評価するのか、そもそも「自堕落」という表現が適切なのかについても何か理由が必要な気がしました。
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報告お疲れ様でした。3回生の渡邉です。
今回報告された在日中国人留学生だけでなく、日本に滞在していた留学生に関する発表や研究を聞く機会があまりなかったので、とても新鮮に感じ、わずかながら当時の日記から留学生の日常生活の実態について学ぶことができました。また、講義内で他の方もおっしゃっていたのですが、1人の人物だけに絞らず、中国語史料を解読できるということを強みに、複数人の在日留学生の実態を比較して考察していければ、より充実した報告になるのではないかと感じました。
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報告お疲れ様でした。4回生の竹村勇輝です。
今回、当時の中国人留学生の実情を調べるにあたってより生の声に近い日記という媒体を用いており、とてもわかりやすく当時の情景が連想しやすかったです。
その一方で、一人の日記での意見や様子から大多数がそれに当てはまると直接的に論じてしまうのは、証拠が足りず危険であると感じました。
また、堕落というキーワードの範疇が広過ぎて本来研究していきたい方向性からずれてしまっているのではないかということも気になりました。
今一度最初に感じていた疑問に立ち返って、それに沿うような史料の集め方や活用をしていって欲しいと思います。
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報告お疲れ様です。3回生の下山です。
前回、前々回の報告を聞いていないので、以前に詳しく述べられていると思いますが、八木さんの質問に対する回答の中で、中国人留学生の堕落の姿について、留学生自身が自分のことを堕落していると表現している。という風に仰っていた部分が気になりました。ギャンブルに溺れたり、学業を怠る堕落象を示す史料があったら教えて頂きたいです。
授業内でも指摘がありましたが、堕落についての評価をどの段階まで下すかを明確にするべきだと思いました。
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