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【12月14日2限 意見・感想】
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授業に出席された方はこちらに意見・感想を書き込んでください。
なお、こちらに書き込むことで出席とみなします。〆切は12月20日(水)23:59までとします。
これを過ぎると出席点に加算されませんので、〆切厳守でお願いいたします。
3回生の報告に入りましたので、以下の条件での書き込みをお願いいたします。
・報告者2人分(1コマ分)で1投稿
・報告順に従い、①―さんへ
②〜さんへ と宛名を明示してから本文を書き込む。
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3回生の塚本です。報告お疲れさまでした。
①岩間君へ
今回の報告では、学校給食存続に関する人物が、各政治面に注目されて取り上げられており、児童教育史で語られがちな給食史を違った視点で見ることが出来るのではないかと思いました。
質問の際にも述べましたが、天野以前の文部大臣(学者出身が中心)やそれ以後の文部大臣の政策、そして当時の予算配分などを視野に入れ、天野自身の独自性ないしは文部行政内での立ち位置や、学校給食が当時の日本の政策上にどう置かれていたのかがより明確になると思います。
また当時の実際の行政に関わっていた、文部官僚の証言(伝記や著書など)も参考になるかと思います。
自分が調べたところ、当時の文部官僚(もしくは政治家)として有名なのは、内藤誉三郎・剱木亨弘があるらしいです。
この2人は、国立国会図書館デジタル内に教育政策・財政を振り返る著書があったので、ご参考までにお伝えいたします。
②岡崎君へ
今回の報告では星崎定五郎について、主に伝記を中心に述べられていたと思います。
質問の際にも述べましたが、やはり報徳思想に着目して研究を進められるのが、良いかと思いました。
その際、報徳思想の地域における広がりと、星崎自身の思想・行動を中心に見ていく必要があるとも思いました。
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>>2
3回生の塚本です。追加でコメントを致したいと思います。
①岩間君へ
戦後初頭の学校給食には、米国からの穀物輸入等も大きくかかわっていると思います。現在もそうですが、当時の日米間には、日本がアメリカからの食糧供給に依存していたように記憶しています。そのため、国民(特に児童・幼児)の食生活と大きく関係しているように思います。
中公新書の小川真如『日本のコメ問題 : 5つの転換点と迫りくる最大の危機』(中央公論新社、2022年)に、当時の米国の食糧戦略と学校給食との関係性について述べた個所があったように記憶しています。
御参考になるかと思い、スレッドを書かせていただきました。失礼いたします。
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報告お疲れ様でした。3回生の竹村勇輝です。
岩間くんへ
学校給食の変遷について政治史という視点から切り込んでいくというオリジナリティがすでに確立できていて素晴らしいなと感じました。
また、史料についても適切に用いられているように見えました。
今後は、一つの史料の方向性に囚われずより色んな面から学校給食にアプローチしたり、官僚同士の思想のぶつかり合いなどにも目を向けたりして深めていってほしいです。
岡崎くんへ
岡崎くんも同様に、自分のオリジナリティになりうるものにたどり着けていて羨ましいと思いました。
人物を取り上げる際に、なぜその人物を取り上げたのか、その人はどうすごくてどう他人と違うのかをもっと深く示すことが出来たらより説得力のあるものになっていくと感じました。
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報告お疲れ様でした。4回生の牧大雅です。
①岡崎君へ
移民が帰国後に及ぼした社会的影響について研究したいとのことでした。今回用いた星崎定五郎の伝記に関して、歴史資料の特性上あまりよくない
との考えをお持ちのようですが、歴史研究に伝記を用いるのが誤りなのではなく、それを主として用いて史実を確定しようとする姿勢の方を問題視
すべきだと思います。要は、伝記を研究上どのように用いるのかが重要になるのだと思います。星崎の伝記を読むことは研究上必要なことだと思い
ますが、それだけでは歴史研究にはならないので、他の一次史料を主軸にして研究を進めていき、時折史実の確定を補う補助材料として伝記を用い
るという手法でいくとよいのではないでしょうか。
あと、今回の考察のテーマだった星崎が及ぼした社会的影響に関してですが、この研究に限らず、歴史学研究全般にいえることとして、〇〇の影響
力や〇〇がもたらした効果といった考察テーマは苦戦することが多いです(私が提出した卒論がまさにそれなのですが)。影響や効果は可視化でき
ない性質を有する事象なので、歴史学ではなく、社会科学的な研究手法である定量研究において、データや数値の遷移に基づいて影響力を考察する
研究が盛んに行われているのですが、やはり歴史学でそれを追究するのはかなり困難だというのが卒論研究を終えて感じるところです。そもそもの
問題として、影響力なるものを史料から確定させることができるかというと私は無理だと思っているので、やはり推測に頼る部分が非常に大きくな
ってしまうのが悩みどころかと思われます。結論として、やはり考察テーマを星崎が報徳思想教育から得た人生観がその後の彼の人生でどのように
活かされたのかを追究する方がよいのではと考えました。
②岩間君
戦後日本における学校給食の廃止の是非を政治問題として描くという視点は非常に斬新だったと思います。研究の見通しがしっかり立てられている
と思うので、これからも継続して研究活動を頑張ってください。
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報告お疲れ様でした。3回生の代田です。
①岩間君へ
戦後の給食の存続を政治的な面は捉えられており、官僚ごとの思想違いがあって聞いていて面白いと感じました。今後も頑張って下さい。
②岡崎君へ
星崎定五郎の伝記を通じて移民の帰国後について実感出来たと思いました。星崎定五郎の社会的影響についてもっと大きな目で見ると、日本の各地に星崎は提携を結んでいたと言われる。そのため、歴訪した各地にその影響を窺うことができるであろう。という部分が具体的な影響が気になりました。
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報告お疲れ様でした。3回生の岡崎です。
①岩間くんへ
今回の報告では、学校給食を政治的な面から見るというこれまでの研究ではあまり見られなかった方面から述べられたものであり、史料等も多く使われていて、非常に驚くと共に学びになりました。最後の方に課題と今後の方針でしっかりと自分が何をすべきかということが示されており、1本の軸が決められていて、すごいなと思いました。今後の自分の研究においても、しっかりと意識して進めていかなければと考えさせられました。
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