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【11月30日2限 意見・感想】

1 : 河嶋直 :2023/11/30(木) 12:11:08
授業に出席された方はこちらに意見・感想を書き込んでください。
なお、こちらに書き込むことで出席とみなします。〆切は12月6日(水)23:59までとします。
これを過ぎると出席点に加算されませんので、〆切厳守でお願いいたします。
3回生の報告に入りましたので、以下の条件での書き込みをお願いいたします。
・報告者2人分(1コマ分)で1投稿
・報告順に従い、①―さんへ
        ②〜さんへ と宛名を明示してから本文を書き込む。


2 : 加納誠也 :2023/11/30(木) 13:04:57
4回生の加納誠也です。報告お疲れさまでした。

①川田君へ
報告を聞いてまず、先行研究整理に関して、今まで行われた研究を列挙したのにとどまっているような気がしました。研究を行う上では、何が問題なのか、究極的には、川田君が龍馬像研究において、どういった立ち位置であるのかを、今後はより明確にされる必要があると思いました。
次に、人々が龍馬像を抱く手段としては、決して小説onlyということはなく、龍馬ほどの有名人であれば、例えば漫画などの手段もあると思います。つまり、小説から抱かれる龍馬像と、それ以外の媒体によって抱かれる龍馬像と2種類あるという点は、念頭に置いて今後研究を進められるのが良いと思います。
最後に、今回の発表では、龍馬の小説に主に焦点が当てられてきましたが、同じ龍馬の小説であっても、「作家Aの小説は好きだけど、Bの作品はあまり好きじゃない」といった感想を抱いている龍馬ファンもいると思います。ファンがいてこそ龍馬像は成立しうるため、人々という目線に迫るという上でも、研究の対象時期を絞ったり、龍馬ファンに聞き取り調査を行うといったことも、今後の選択肢の1つになると思います。

②横山君へ
一般的に多くの大学生は、就活を経験することになるため、昔の就職事情に迫ることは良いことだと思います。しかし、戦前の就職について研究されるのであれば、「コネ入社」というポイントをもう少し意識された方がよいと思いました。
現代では、ある特定の一部の人を除いて、コネ入社をする人はおらず、なおかつ、”コネ入社=良くない事”、みたいに受け止められていますが、昔は情報化社会ではないため、コネがあって素性のわかっている人を優先的に入社させることは、今と違ってよく行われていたと思います。したがって、現代と同じ感覚で当時の就活について述べることは、先入観で物事をとらえることになる、という点を頭に入れて、研究を進められればと思います。


3 : 河嶋直 :2023/11/30(木) 17:29:51
3回生の河嶋です。報告お疲れさまでした。
①川田君へ
講義内でもありましたが、先行研究に於ける司馬史観への批判やそもそも龍馬像をどのように置いているのかを分析する必要があると感じ、それが先行研究と卒論の差異が見出せるの ではなないかと思いました。後、前回の報告であったかもしれませんが、先ず司馬史観に於ける龍馬像とは何かを明示する必要があるのではないかと思いました。最後に、ご存命かは分かりませんが、野島健児(明治大学の教授)が「坂本龍馬という表象の変遷」という研究プロジェクトを行っており、調べるのもいいのではないかと思います。

②横山君へ
講義内でもありましたが、京都の大学生の状況から何を見るのか、あるいはそれをどのように捉えるのかという核の部分が分かりにくかった思うので、そこを先行研究整理を通して考える必要があるのではないかと思いました。後、歴史学ではないが、保田その(京都大学教育社会学部)が「京都帝国大学卒業生の進路--東京帝国大学との比較を中心に」『京都大学大学文書館研究紀要』(京都大学大学文書館)、4号、2006年、25-41頁があります。


4 : 塚本遼平 :2023/11/30(木) 17:31:58
報告お疲れさまでした。3回生の塚本遼平です。

①川田君
今回の報告で重要な論点となっていたのは、司馬遼太郎が『竜馬がゆく』で描いた”坂本龍馬像”を明確にすることだと思います。また明治百周年記念行事の実施によって、サラリーマンを中心とする広範な世代に”龍馬像”が認知されたとありましたが、その行事期間中の世相も視野に入れる必要があると思います。
質疑の際にも述べましたが、1960-70年代における”坂本龍馬像”は、”合理的”・”革命家”・”人間臭さ”などの要素に加え、”平和主義”といった一見矛盾するようなイメージが入っており、それらが当時の人々の歴史人物に対する嗜好とマッチしていたように感じました。そのため、本筋とは少し外れますが、当時の歴史人物評(媒体は問わない)なども少し参照し、見ていくのも良いと思います。
それと1990年代の小説は、架空戦記の流行も含まれていると思うので、それを視野に入れる必要があるのではないかと思います。

②横山君
今日の報告では、当時の京都市における大学生の就職について考察されたものだっと思います。
他の方の意見にもありましたが、当時の様々な機関の文書等(大学の機関誌、行政文書)を参照するとともに、研究対象の地点と期間を決め、より一層研究の彩度を挙げていく必要性があると思います。


5 : 八木大輔 :2023/12/04(月) 22:54:08
報告お疲れさまでした。3回生の八木です。
①川田君へ
今回の報告を聞いて先行研究の整理や批判はよく分かりましたが、自身の意見が定まりきっていない印象を受けました。一度どちらかに全振りしてみると立ち位置が明確になるのではないかと思います。司馬遼太郎作品は今回の龍馬像だけでなく全ての歴史観に言われているところがあるので、一度龍馬像だけでなく他の作品の研究や批判も見てみるとよいのではと思います。

②横山君へ
京都の大学生に焦点を絞られていましたが、先生がおっしゃっていたように京都の企業への就職率が高くないように感じるので、大阪等の企業の京都出身の学生の割合を見てみると良いかと思いました。


6 : 遠山歩楓 :2023/12/05(火) 10:31:58
お二方、報告お疲れ様でした。
4回生の遠山歩楓です。

川田くん
今回の報告で気になった点は、授業でも言われていた先行研究が列挙に留まっていた点でした。先行研究と自分の差はどこにあるのかを述べられるともっといいものになったと思います!小説を取り扱うということで、作業も多くなるかと思いますが、身体に気をつけて頑張ってください。

横山くん
大卒の就職難から何を見たいのかという点をまず明確にしていく作業が大切かなと思いました。また、先行研究についても今回の報告ではよく分からない点が多かったので、その点もうまく要約出来るといいと思いました。体調に気をつけて頑張ってください!


7 : 横山真太郎 :2023/12/05(火) 23:11:28

川田くん、発表お疲れ様でした!
たくさんの先行研究や小説を読み込んでいてとても参考になります。
坂本龍馬観という大きい風呂敷を今後どのように畳んでいくのかとても楽しみにしてます…!


8 : 鈴木菖子 :2023/12/06(水) 10:01:00
4回生の鈴木菖子です。報告お疲れ様です。

①川田くんへ
 質疑応答で先行研究との違いを指摘されていましたが、確かに龍馬像の変化を見るだけでは挙げられていた先行研究と同じではないかと思ってしまいました。しかし、この研究をする動機として今後の龍馬像が変化するだろうということや、1963年から1995年までの小説で共通しているものが戦争であるが、そこには戦争を体験した立場が違うという川田くんの考察が面白いと思ったので、そこに注目して研究を進められるといいのではないかと思いました。今はまだ1995年までの小説を読み切った段階だと思うので、それ以降の小説やドラマなど見るものが多いと思いますが頑張ってください。

②横山くんへ
 まず、報告を聞いて感じたのは、研究意義が明確にされていないということです。研究意義は研究の方針が決まる1番重要なところだと思うので、そこは省略せずに書く方が聞いてる人もより良いアドバイスや質問を返せると思います。また、大学生の就職難のデータが関東大学は詳細に記述されているのなら、これから京都の大学生の就職難の理由を調べて比較してみるのも面白いと思いました。質疑応答で得た史料がたくさんあると思うので頑張ってください。


9 : 村上雄基 :2023/12/06(水) 14:58:11
報告お疲れ様でした。5回生の村上です。

①川田くんへ
 今回の報告から夏季休暇でコツコツと作業されていたことが分かりました。
今後は質疑等で出た意見を参考にしつつ、考察を深めていくとよいのではないかと思いました。
これからも研究を頑張ってください!

②横山くん
 報告には春から4回生が示してきたような「お作法」があります。今回の報告では、その「お作法」がしっかりと守れていたでしょうか?
報告は自己満足で終わるものではありません。ゼミ生に自分の研究成果を聞いてもらい、意見をもらう場です。そうしたことを踏まえて、
研究なり報告準備を今後していただけることを切に祈ります。


10 : 赤坂知哉 :2023/12/06(水) 15:51:02
①川田くん
 龍馬像が時代によって変化しているというのはとても興味深い内容でした。多くの作品が紹介されており努力の跡が感じられ、とても良かったと思います。授業内でも指摘されていましたが、先行研究の紹介に留まっている印象でした。次の報告で、自分がどう考えているのかを明確にできれば、良い卒論になるのではないかと思いました。


②横山くん
 やはり、まず先行研究についてもっと書く必要があったのではないかと思いました。また、研究の意義、目的が明確で無かったので、研究する上では初めに触れておく必要があるのではないかと思いました。頑張ってください!


11 : 横山真太郎 :2023/12/06(水) 15:52:21
>>9
先週のゼミでは不甲斐ない発表だったにもかかわらず大変丁寧なご指導、誠にありがとうございました。
その際にご教示頂いた内容を踏まえあと1年邁進して参ります。
私も先輩の卒論が良い結果に終わりますよう切に祈っております。

重ね重ねにはなりますが目が醒めるような、適切なご指導、誠にありがとうございました。忘れないよう肝に銘じます。
卒論頑張ってください!


12 : 深山玲於奈 :2023/12/06(水) 17:08:50
報告お疲れ様でした。4回生の深山です。

①川田くんへ
個別個別の作品における竜馬像の差はあるとは思いますが、全体として大きな変化や特徴があるかと言われると弱いのかなというのは報告を聞いて感じたことです。
1995年以降に大きな変化があるのかどうかは見てみないとわかりませんが、司馬遼太郎の竜馬像を前提として誰かや何か(『竜馬がゆく』くらい売れた、やその時代や現在でも有名のような基準で見てみるのも面白いかもしれません)絞った小説に限らない作品や作者を対象にしてみることでその特異性や変化がわかるのかなと思いました。

②横山くんへ
報告をきくと史料面で困っているように見えますが根気強く探せばなにかしら残ってる可能性もあるので、大学史、当時の新聞雑誌等をかき集めてみるだけでも今後の道が開けてくるのかなと思います。
仮にどん詰まりで何もなくてもそこから再構成して新たなテーマが見つかることもあるかと思うので大変かと思いますがとりあえず関連しそうなものを探して見てみるといいかなと思いました。


13 : 竹村勇輝 :2023/12/06(水) 17:14:53
報告お疲れ様でした。3回生の竹村勇輝です。

川田君へ
たくさんの坂本龍馬にまつわる小説に目を通して分類していたのにまず熱意を感じました。小説に着目するということで、対象が同一人物でも筆者によって自由に解釈されてしまい仕分けていくのは難しいと思います。その中でも共通項などを見つけて、より複雑な時代になった現代との比較をしていく面白さを私も感じとることが出来ました。

横山くんへ
47都道府県ある中で京都を調べることの意義をもっと明確にする必要性を私も感じました。それを打ち出すだけでも研究の幅がより広がっていくと思います。京都の特異性を見出した上で他県と比べていくのか、京都府の中で地域によって差を見つけていくのか、それとも別の方向を示してもらえるのか私も楽しみにしています。


14 : 山田渚紗 :2023/12/06(水) 18:14:40
ご報告お疲れさまでした。3回生の山田です。

①川田君へ
膨大な小説群を発表までで読み、分析した点について同じジャンルの文化史をしているからこそ見習わなければと思いました。
特に坂本龍馬像が第二次世界大戦と結び付けられているという点については非常に興味を持ちました。戦争を体験している人としていない人での坂本龍馬像の違いをこれからの研究で打ち出せたら更に面白い研究になるのではないかと感じました。

②横山君へ
研究をする上で、先行研究の批判ができていなければ研究をしている時に自分のオリジナリティをどのように出すのかがより一層難しくなってしまうのではないかと感じます。
先行研究批判をすることで、どのような史料を扱うべきなのかが明確になるのではないかと思いました。
また、、研究の主題が”大学生”の就職状況ですが、まとめの部分では全体的に”高等教育”を受けた者に関するまとめになってしまっているのではないかと感じ、史料から読み取れなかったという点で難しかったと思いますが、テーマに即した結論を目指すのが良いのではないかと思いました。


15 : 岩間拓良 :2023/12/06(水) 20:35:09
報告お疲れ様でした。3回生の岩間です。

①川田くんへ
質疑応答にもあったように、先行研究と自分の研究の立ち位置の違いを明確にする必要があるのかと思いました。小説という事で読み解いていく作業はとても大変であると思いますが、これから一緒に頑張っていきましょう。

②横山くんへ
自分の研究の軸がまだ定まりきっておらず、なぜ京都を選択したのかについての理由も曖昧であったので、まずは質疑応答にもあったように、どのような研究をしていきたいのかを考えてから行動していく必要があるのかというふうに思いました。


16 : 大脇実祝 :2023/12/06(水) 22:51:56
報告お疲れさまでした、4回生の大脇です。

①川田くん
たくさんの龍馬関連の小説を読み込み分析に時間をかけてきたんだろうと分かる報告でした。
小説なのでやはり作者の出身地であったり思想が反映されていると思うので、小説をよみ分析するだけではなく筆者の歴史観も
ふまえる必要があるのかなと感じました。また、小説だけでなく大河ドラマにも注目すると面白いのではないかなと思いました。
龍馬が登場する作品は10作ほどあるそうですし、大河ですと時代に合わせての演出や、役者さんの役作りもあるかと思いますので時間が許す限り
触れてみるのもありかなと思います。
今後の報告が聞けないのは残念です。これからも引き続き頑張ってください!

②横山くん
他の方も指摘されていますが、先行研究整理とそれに対する批判・疑問点がなかったので、
なぜこの研究をするのか、その研究をすることで何が明確になるのかが分からず報告が終わってしまいました。
また、京都を対象にするからにはその位置付けをしっかり決めてスタートした方が良いと思います。
史料は思わぬところで出会えたりするのでとことん時間を使い調査を続けてみてください。


17 : 木全諄 :2023/12/06(水) 22:59:19
報告お疲れ様でした。3回生の木全です。

①川田くん
龍馬像の変化を小説の変遷から追っていくという研究であったと思います。作業量が膨大で大変だったとは思いますが、上手くまとめられていたように感じたので、皆さんに言われているようにここから更に先行研究には無い自らの研究の立ち位置を明確にすることが出来れば良い研究になると思います。個人的に、司馬史観がこの研究におけるキーのような存在になる部分がある気がするので、司馬史観に関する研究等も少しばかり見ておくことでより深い理解ができ、今の研究に何か追加で得られるものがあるのではないかなと思いました。

②横山くん
大学生の就職難という観点について何故その論点を提示したのか、何故京都という土地を選んだのか等をもう少し明確に示しておくべきだと感じました。最後先生が仰られていたように京都の学生を受け入れるキャパが京都自体に無いとの事でしたが、数は多くないとは思いますが一定数京都にも企業はあると思います。そこに就職する人がいなければ当然企業は無くなってしまいますからある程度学生は受け入れていたと思います。(量はどれくらいか分からないのでそこも調べてみてはいかがでしょうか。)なので、設定した時代観に合う京都の企業をいくつかピックアップしてみてそれらの企業がどのくらい学生を受け入れていたのかということ等が調べられたら少しは京都の学生の就職状況も読み取れると思います。色々言われたかと思いますが、めげずに頑張って下さい。


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