■掲示板に戻る■ ■過去ログ 倉庫一覧■
【11月11日補講(桂)意見・感想】
-
授業に出席された方はこちらに意見・感想を書き込んでください。
なお、こちらに書き込むことで出席とみなします。〆切は11月17日 (金)23:59 までとします。
これを過ぎると出席点に加算されませんので、〆切厳守でお願いいたします。
-
報告お疲れ様でした、3回生の河嶋です。
個人的には、この頃から山本権兵衛が天皇・天皇制を強く意識していた点が非常に興味深かかったです。というのは、第二次山本内閣の倒閣の要因となった「虎ノ門事件」の際に「「此儘晏如として任に留まる臣節を尽す所以の道に非ず、潔く骸骨を請ひ奉りて、罪を天下に謝すべしと決し」(『山本権兵衛伝』下巻、1109-1110頁)と述べ、天皇に対する忠誠が篤く、先ず第一次山本内閣を考える上で、山本の天皇観は非常に大事になってくるのではないかと思いました。
後、これは講義内でもありましたが、原個人に焦点を当てすぎた為か立憲民政党会自体の動きが希薄だったと感じ、山本と政友会が協調する前(大正政変前後)での政友会の主張(天皇制、元老体制についてなど)や時期は若干ずれますが、第一次山本内閣倒閣の際の政友会の動きを見ると山本と政友会の政治的連関性がより見えてくるのではないかと思いました。
最後にですが、奥田義人自身が書いた史料ではないですが、『中央公論 28(7)(292);六月號』1913年6月1日(国立国会図書館でのみ閲覧可能)にて「奧田文相論」「奧田文相」「山本內閣の智嚢」「奧田文相のために」「奧田義人君」「近來出色の文相」「前途有望なる奧田氏」「奧田文相に望む」「現內閣の參謀長」「奧田義人氏」と題し、奥田文相がどう見られたのかが書かれた同時代史料を挙げさせて貰います。
-
報告お疲れ様でした。4回生の幡鎌です。
報告内で質問したことをまとめます。今回の報告では、(桂〜)山本内閣期を明治天皇から大正天皇への移行期として明治憲法体制と天皇権力が不安定になる時期と捉えていましたが、山本内閣期をそのような不安定な時期、加えて権力再編の時期として捉える議論はどの程度なされていたのかが気になりました。(個人的には天皇の権威が揺らぐことはあまりなく、立ち行かなくなったら内閣が変わるだけだというイメージが強かったので、、)あまりなされていない議論であればそれだけでオリジナリティになるのではないかと思いました。
また、大宰相主義という話がありましたが、山本自身の中にどれだけ「大宰相」の構想があったのか、また伊藤の政策を理想としていたという内容で大宰相主義を理想としていたと言えるのかが疑問に思いました。(論としては非常に面白いと思いますし、筋も通っていると思うのですが、史料的な制約がある中でどこまで論証できるのか難しいと思いました。)
史料状況が芳しくない中で、従来の研究に果敢に立ち向かおうとしているのは凄いと思います。卒論の完成目指して一緒に頑張りましょう。
-
報告お疲れさまでした。5回生の村上です。
レジュメを拝読していると、史料的制約があるなかで何とか論を打ち出そうという姿勢が見受けられました。
同じ卒論を書く身分として私も参考にしなければならない姿勢であると思いました。
さて、まず気になった点として体裁面のむちゃくちゃ細かいことですが、雑誌から論文を引用する場合、雑誌の出版元は表記不要です。気を付けましょう!
また、この議論は明治憲法体制と切っても切り離せないものであると思いますが、今回の報告ではほとんどなかったように感じられました。
こうした政治史の下地について、先行研究整理やはじめになどで言及しておくと、大きな視点で山本内閣を再考する意義が見いだせるのではないかと思います。
正直山本内閣を再考して何になるのかがこの手の議論について門外漢の僕には分かりづらかったので、検討してみてはいかがでしょうか。
残りあと1か月頑張りましょう!
-
報告お疲れさまでした。5回生の村上です。
レジュメを拝読していると、史料的制約があるなかで何とか論を打ち出そうという姿勢が見受けられました。
同じく卒論を書く分際の私も参考にしなければならない姿勢であると思いました。
さて、まず気になった点として体裁面のむちゃくちゃ細かいことですが、雑誌から論文を引用する場合、雑誌の出版元は表記不要です。気を付けましょう!
また、この議論は明治憲法体制と切っても切り離せないものであると思いますが、今回の報告ではほとんどなかったように感じられました。
こうした政治史の下地について、先行研究整理やはじめになどで言及しておくと、大きな視点で山本内閣を再考する意義が見いだせるのではないかと思います。
正直山本内閣を再考して何になるのかがこの手の議論について門外漢の僕には分かりづらかったので、検討してみてはいかがでしょうか。
残りあと1か月頑張りましょう!
(すみません、、自分の名前を間違えたので再掲します。)
-
報告お疲れさまでした。3回生の塚本で
河嶋君と似たような内容になりますが、立憲政友会と山本権兵衛双方の認識が桂先輩の研究で重要になってくると思うので、当時の政友会の機関誌などを確認する事で、山本の人事等に関する両者の認識の差について、分かることがあるのではないかと思います。
-
ご報告お疲れさまでした。3回生の山田です。
今回の報告では、発表自体は勿論のこと、質問への回答についてもとても順序立てて様々な史料の内容を組み合わせながら説明されていて、限りある史料の中で、しっかり読み込んで再考している姿勢を感じ、見習わなければならないと思いました。
個人的には、山本が首相となることによって作り上げようとした天皇/元老との関係性や政友会との関係に特に関心を持ちました。
残り1か月ですが、頑張ってください!
■掲示板に戻る■ ■過去ログ倉庫一覧■