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【7月13日2限 意見・感想】
授業に出席された方はこちらに意見・感想を書き込んでください。
なお、こちらに書き込むことで出席とみなします。〆切は7月19日 (水)23:59 までとします。
これを過ぎると出席点に加算されませんので、〆切厳守でお願いいたします。
3 回生の報告に入りましたので、以下の条件での書き込みをお願いいたします。
・報告者 2 人分(1 コマ分)で 1 投稿
・報告順に従い、①――さんへ
②〜〜さんへ と宛名を明示してから本文を書き込む
報告お疲れ様です。3回生の塚本です。
①福田君へ
左翼運動分裂の原点となる60年安保がその後の左翼運動、ひいてはテロリズムにいかなる影響を与えたのかという報告は、大正期における右傾運動関連の研究をしている私にとっても大変興味深かったです。
質疑の際にも述べさせていただきましたが、60年代初頭は右翼からのテロが相次いだこともあり、左翼がこうした動きにどのような反応を示したのかを調べることで、その後の左翼の直接運動を知る上で重要になってくるのではないかと思いました。
個人的には、左翼と右翼のテロ多発時期が1960年代後半を境目に逆転する印象を持っています(※児玉誉士夫邸セスナ機特攻事件などの事例もあるが)。また、70年代だと三島事件に対して新左翼が反応を示していることから、60年代にも左翼側が右翼側の行動に何かしらの影響を受けた現象が見られるのではないかと思いました。
最後に、当時の右翼側の行動に対する反応についての文献で、私が知っている文献を参考までにお伝えします。
◦木下半治「三無事件とその周辺」『月刊社会党』56号(日本社会党中央本部機関紙局、1962年)
→社会党発行の機関紙で三無事件について述べた記事であり、当時の左派政治勢力がどのように認識していたのか分かると思います。
②川田君へ
戦後における坂本龍馬像の変遷に関する研究は、その時代が坂本龍馬のどの点に着目し、それを持ち上げられていったのかを知りうるため、興味深く聞かせていただきました。
坂本龍馬のイメージ像として国防面や実利の面といった点から描かれることが特徴として挙げられていましたが、1972年4月7日付の朝日新聞の寄稿文では、土屋喬雄(東京大学名誉教授。日本経済史専攻。)が勝海舟と坂本龍馬を「平和的変革の先覚者」と述べていました。土屋は労農派(戦前のマルクス主義グループの一派)の論客として活躍したこともあり、立場としては左派であると考えられます。したがって、明治維新という暴力による変革の中、大政奉還などで内戦を回避しようとするステレオタイプの龍馬像(私見ですが)は、平和主義を掲げる日本の立場をであることを唱える様々な人々から受け入れられていったのではないかと思いました。
また、こうした平和的な龍馬像も、戦後の龍馬像の変遷に大きくかかわっているのではないかと思いました。
報告お疲れさまでした、3回生の河嶋です。
①福田君へ
1960年第(特に安保闘争)に於ける日本共産党内部の崩壊と分派に着目したかったのか、1960年代に於ける日本のテロリズムに着目したかったのか、曖昧であったと感じました。個人的に、共産党分裂期と60年安保期の2つの区分は非常に面白いなと感じ、日本共産党の思想と分裂がどう関係していたのか、共産党員に着目して研究して、追っていくのも面白いなと思いました。
②川田君へ
坂本龍馬像は、個人的には、レジュメにもあったように飛鳥井氏のような、平和主義路線=大政奉還を行って、反倒幕派が強いのかなと思い、『天翔の龍馬』という最近の漫画では、反倒幕路線で作られており、この印象が強いからこそ、講義でもあったが現在の研究に於ける龍馬像の再構築がなされているおのかなと思いました。龍馬像に於いて、後藤象二郎などの土佐の人間による龍馬(像)をどう捉えていたのか、あるいはそれを表出したのかが気になりました。後、1980年〜1990年間に龍馬に関する小説が抜けていたが、「龍馬堂」というサイトで、明治11(1878)年11月に発行された土居香国『海南義烈伝』フウ影桜から風野真知雄『お龍のいない夜』小学館、2022年11月(小説)まで更新されており、1965年〜79年以降5年ずつ、龍馬に関する著作物がまとめられており、1980〜89年でも「龍馬がゆく」以外にも小説が10冊以上載っており、調べると載っている著作物は、実際に刊行されているので、使えるサイトだと思います。
報告お疲れさまでした、4回生の牧大雅です。
①福田君へ
まず、全体的な論述の進め方として、これまでの思考の流れがよくわかり、かつ調査の過程で生じた疑問を大切にして研究を進められているのは良いと思いました。
左翼運動分裂の原点と位置付けている「60年安保闘争」は通常全共闘・全学連などが積極的な政治運動を展開したこともあり、まさに「左翼」が当時の岸政権と対決するという構図にあったと理解されることが多かったようです。しかし、こうした側面は60年代初期の政治状況を適切に言い表しているとはいいきれず、安保闘争には左翼だけではなく右翼も関わっていたものと思われます(隠れ右翼団体など)。こうしてみると、単純な左翼→右翼への行動の反応だけではなく、右翼→左翼への行動の反応といった双方向的な思想の親和性についても分析の射程に含めるとよいかもしれません。
史料についてですが、報告レジュメでは国立国会図書館蔵「『安保闘争』関係文献・資料目録:1960年5月〜6月(部内資料)」を挙げられていましたが、同蔵:公安調査庁編「安保闘争の概要 : 闘争の経過と分析」(1960年)も見てみてください。特に、内調・公安調査庁のホームページ、『赤旗』はくまなくチェックされることを強く勧めます。また、60年安保闘争をテーマにした卒論研究のひとつとして、総合政策学部三年・南智佳子「60年安保闘争―大衆と外交―」(2003年1月15日小熊研究会)という報告資料が検索の結果ヒットしました。そこで挙げられている文献も今後先行研究に組み込んでみましょう。
②川田君へ
司馬遼太郎『竜馬がゆく』が現代龍馬像の定着に非常に大きな影響を与えたことから、箱石氏はなぜ60年代に現代龍馬像が国民に浸透していったのか、を問いました。しかし、数多くの坂本龍馬を描いた著作がある中で、「なぜ司馬遼太郎の著作は現代龍馬像の定着に大きく寄与できたのか」という司馬遼太郎作品が根本的にもつ意義を考察しない限り、龍馬像の変遷を追う第一歩にはならないように思いました。
研究の意義と問いをもっとよく洗練して研究を進めてください。
報告お疲れ様でした。3回生の岡崎です。
①福田くんへ
左翼運動の分裂がどこを契機に起こったのかということを、60年安保闘争に置き、そこからの流れの説明などを聞いていて、非常に興味深い内容だったと思います。
報告を聞いていて、これまでの先行研究とどのような違いが自身の研究には見ることが出来るのかという点は納得しました。一方で、焦点をどこに絞りたいのかという問題が少しわかりにくかったように思えます。したがって、自身がどのようなことを解き明かしていきたいのかという部分が見えにくくなったのかと感じます。したがって、その点を明確にし、洗い出していけると良いのかなと思いました。
②川田くんへ
司馬遼太郎が書いた坂本龍馬像に関する概要や、先行研究整理は、とても司馬遼太郎の坂本龍馬像などに関連して、興味深い視点であると感じました。なぜ、司馬遼太郎が現代の龍馬像に寄与したのかという問題もありますが、私はこの問題はメディアで報じられてきている部分があるため、その点に注目しても面白いのかなと先生方のコメントを聞いていて感じました。
報告お疲れ様でした、3回生の松尾です。
①福田君へ
安保改定とそれに伴う安保闘争において、共産党の分裂や池上彰・佐藤優らの社会党的な立場からの見解を取り上げていたので、当時の運動を起こして改定に反対的な立場を取っていた人々の動向については分かりやすかったと思います。どうやら、政治家である田中秀征(1940~)が、安保闘争当時は運動を行っている学生勢力から「岸は敵ながらあっぱれだ」と称賛する声をよく聞いたと発言したそうで、運動を実際に見たであろう人の発言なので信憑性は高いと思いますが、運動に参加した勢力も当然一枚岩ではなく、運動に参加した人がそれぞれ岸政権と安保改定に対してどう考えていたのかがもっと具体的に掘り下げて、最終的にテロリズム方面に繋げることが出来れば研究も少し進むのかなと感じました。(もしかするとですが単純に時代的な世間の潮流にただ乗っかる形で参加しただけでこれといった主張は無い人々もいたかもしれません)
②川田君へ
日露戦争期に坂本龍馬が昭憲皇太后の夢に出てきたことに起因して2回目のブームが起こったとのことでしたが、東京日日新聞は政府広報を主体的に行っていたので、これが新聞を通して民間レベルで伝達したのならいくらでも人物像を捏造できる(考えすぎかもしれないが、政府が戦意高揚を狙って海戦を勝利に導く龍馬像を創出させた)可能性があるのかなと感じました。川田君は戦後の方に注目していきたいとのことでしたが、『竜馬がゆく』のような小説を中心にして研究を進めていくなら、執筆者の置かれてきた環境や経験を踏まえて描かれた龍馬像を意識して考察していくことが一層求められるのではないかと思います。
報告お疲れでした。三回の白井です。
今回の授業は出席しておりませんが、3回生福田君のレジュメを見たところ「ご意見・アドバイスのほどよろしくお願いいたします。」との記述もあり、若干指摘が必要な点があったので、コメントさせていただきます。
反省でも仰っていましたが、池上彰と佐藤優の著書を挙げるのはまぁいいですが、それをもってなにか左翼運動史全体を理解できるような代物ではないので、せめて小熊英二の『1968』・岩崎 稔/上野 千鶴子/北田 暁大/小森 陽一/成田 龍一 編著 『戦後日本スタディーズ2』 ・立花 隆 『中核vs革マル (上・下)』・外山恒一の著作あたりは参考にすべきかなと感じました。
また、60年安保を主眼に置かれているようですが、ご存じないかもしれませんが、大きなテロと言えば実は60年安保以降の赤軍派系やレボルト社系(太田竜系)の活動によるものが大半ですし、彼らの中でのもテロの捉え方の相違も知る必要があります。(赤軍派の耳目衝動戦術など)
また、オウムと政治思想に関しての理解が十分ではないようなので、『オウムと全共闘』という本もお勧めしておきます。
ブントに関して記述されていましたが、ブントにも第一次・第二次がありますが、レジュメを見た限り把握されているのか怪しく、心配でした。
以上、全体を通してまだまだ60年安保・左翼の歴史・社会運動やテロそのものに対する理解が不十分かなという風に感じました。
追記)安倍晋三を銃殺した山上徹也さんは報道などで右翼であったと指摘されていますが、なぜ研究テーマを右翼によるテロ史にしなかった疑問で仕方がありません。(右翼のによるテロも枚挙に暇がなく、社会党委員長浅沼稲次郎さんの殺害などは有名です。ご参考までに。)
報告お疲れ様です。4回生の武部です。
福田くんへ
安保闘争を映画などのさまざまな面から見ていくのはとても面白いと思います。
あとは焦点をしぼって、史料を集められれば面白い研究になると思いますので、頑張ってください。
川田くんへ
後世の坂本龍馬像を研究するという視点は自分ではあまり考えたことがなかったのでとても面白かったです。
この研究では、たくさんの作品の龍馬像を見ていくよりは、誰かに絞った方が明確になりやすく、研究も進めやすいのではないかと思います。
報告お疲れ様です。4回生の武部です。
福田くんへ
安保闘争を映画などのさまざまな面から見ていくのはとても面白いと思います。
あとは焦点をしぼって、史料を集められれば面白い研究になると思いますので、頑張ってください。
川田くんへ
後世の坂本龍馬像を研究するという視点は自分ではあまり考えたことがなかったのでとても面白かったです。
この研究では、たくさんの作品の龍馬像を見ていくよりは、誰かに絞った方が明確になるかなぁと思いました。
報告お疲れ様です。3回生の竹村です。
福田くんへ
自分が実際に体験、遭遇したことを動機に研究を進めようとしていていいなと思いました。
自分の主観だけにとらわれず、いろんな人の考えも見ていって多角的に考察できるように取り組んでいってほしいです。
川田くんへ
坂本龍馬はさまざまな媒体で扱われているため、どんな方向にも研究が進められそうでいいなと思いました。
研究が多くなされている分野だからこそ自分のオリジナリティを表現するのが難しいと思いますが、過去の研究の潮流も見ていきながら確立させていってほしいです。
報告お疲れ様でした。4回生の深山です。
①福田君へ
今回の報告では先行研究に引っ張られ、概観のみになっているため、他の方も言っている通り(アジテーションに乗っからないような注意が必要とは思いますが)いわゆる左翼側からの共産党史(質疑応答のところで日本共産党五十年史と言ってたと思いますが日共が出してるようではないので、日共側が出している70年史or思想を汲んだ共産主義側からの党史)や運動史、安保関連の先行研究や概説史を見る必要があると思いました。
また史料として用いられていた報道機関の連署は全学連中心の国会突入と樺美智子さんの死の影響が大きいのかなと思うので、課題で取り上げられていたそもそも暴力を容認されていたのか、という点に関しては新聞や雑誌等を範囲等を長めに取って読むとともにそういうメディアから読み取れない空気感を回顧録等を活用して読み解いてみてもいいのかなと思いました。
②川田君へ
2023年現在の龍馬像、というものが司馬遼太郎によって作られたと個人的には思っているので、そこを前提とするのか、逆に司馬の龍馬像は現在に受け継がれていない、とするのかはかなり大きな点だと思います、興味関心がどこに向いているのかはわかりませんが、そこに留意して研究を進めると面白い研究になると思いました。
福田くん
報告お疲れ様でした。
4回生の遠山歩楓です。
まず、研究の動機を聞いたときにシンプルにすごい体験をしたなと思いました。また、そこから問題意識を持ち研究対象にしようという志がすごいと思います。
ただ、何を見たいのかが分かりにくかったなというのが正直な感想です。次回はそこをもっと明確に出来ればいいのかなと思いました。頑張ってください。
川田くん
報告お疲れ様でした。
4回生の遠山歩楓です。
坂本龍馬に関する小説や、ドラマ等を見たことない私にとって、描かれている龍馬像が時代によって違うという話は興味深かったです。龍馬像は時代によって様々な影響を受けることもあるかと思いますが、一方で時代に関わらず描く人によって大きな違いも出てくるのかなと思います。今後、作者を絞る等のことをしていった方がやりやすいのかなと思いました。頑張ってください。
報告お疲れ様でした。4回生の筒井です。
①福田くんへ
安保闘争について様々な点からみていく所に関して
とても面白いのではないかと考えました。
質問でも様々な方が仰ってたように今後の研究を明確にして行くことも大切ですし明確にするにあたって
資料集めも大切なのではないでしょうか。
②川田くんへ
坂本龍馬に関する小説やドラマなどを知らないので
内容はとても興味深い内容でした。
先行研究が多くある研究内容であると思いますので
どこに焦点を当てるかなどを考えてこれからの研究に
むけて考えていく必要があるのでは無いのでしょうか。研究頑張ってください。
報告お疲れさまでした。4回生の戸川です。
①福田くんへ
まず、自身の衝撃的な経験が研究の動機になっている点がよいと感じました。今後の研究のモチベーション維持にもつながると思います。
ただ、どうしても左翼だけに依ってしまいがちな点が気になります。先日個別でもお話ししましたので詳しくは申し上げませんが、左翼を主眼に置きつつも右翼にも目を向けてみると、より視野の広がった研究になると思います。
②川田くんへ
着眼点がおもしろいと感じました。私も、坂本龍馬の描かれ方について触れた研究はあまりないように思います。
ただ『龍馬がゆく』だけでは、龍馬の描かれ方の変遷は辿れませんから、別の作品も見つける必要がありそうです(とはいっても、よい作品を紹介できるわけではないので恐縮ですが…)。
報告お疲れさまでした。4回生のZHAOです。
①福田くんへ
60年代の日本国内の政治情勢に大変関心を持っていますので、興味深く聞かせていただきました。安保闘争について難しい課題と思います。また、個人的には研究していきたい具体的なところを焦点として絞れば研究方向は明確になれると思います。
大変な時期ですが、これからも頑張ってください。
②川田くんへ
坂本龍馬に関する人物のイメージは歴史学者によって描写されますので、オリジナリティ視点から坂本龍馬を探究する内容が非常におもしろいと思います。また、昔の研究を参考にしながら自分の独特な立場を見つけるのをおすすめします。
大変な時期ですが、これからも頑張ってください。
報告お疲れさまでした。三回生の横山です
①福田くんへ
研究に対し、そのきっかけが自らの当事者性があるのは非常に大事なことだと思います。
授業内の質問でもありましたが、テロリズムを中心に取り扱いたいだけならば左翼だけでなく右翼の話も取り扱う必要があると思いますので頑張ってください。
②川田くんへ
物語が坂本龍馬観にどう影響するのかを調べあげるテーマは非常に面白いものだと感じました。
人のことは言えますんが自分の視点を持つことで研究としてより良くなると思いますので一緒に頑張りましょう。
報告お疲れ様でした。3回生の八木大輔です。
①福田君へ
僕はこの時代の左翼右翼の問題がどのようなものなのかほとんど知らないのでこれを機に学びたいと思いました。内容としてはレジュメに書いていないことを補足する形での報告されておりそこが重要な部分だと感じました。なので次回は発言されたところを文にすると重要な部分がわかりやすくなるのでは無いかと思いました
②川田君へ
僕自身、中高で司馬遼太郎作品に出会いまるでその通りに歴史が動いてきたと考えていましたが、大学に入ってそうでも無いと学び、歴史像が作られる複雑さを感じました。実際の研究を読んだわけでは無いのですが、坂本龍馬は他の方がおっしゃるように沢山の研究がなされていると思うのでより近い視点を見つけれると研究の近道になると思いました。
①福田くんへ
60年安保闘争での左翼運動について、私自身大衆・運動・政府の具体的な行動について
知らなかったので、知る良い機会になりました。左翼運動のテロリズムに焦点を当てていましたが、右翼運動との
比較もすると良いのではないかと思いました。
(左翼・右翼の活動に対して、よくテレビ等で取り上げられるのは左翼系の団体によるテロ事件で
あるように私は思います。)
②川田くんへ
私自身、坂本龍馬についての歴史マンガ本を複数読んだことがあり、
その本に描かれている描写が事実であると思って読んでました。
しかし、その龍馬の人物像が変化しているということは考えたことがなかったので、
とても興味深い研究であると思いました。
報告お疲れ様でした。4回生の水谷です。
①福田くんへ
衝撃的な体験が動機となっていて、継続的に活動していく際にモチベーションを
保ちやすくなるのでは、と感じました。
今後の課題でも触れられていましたが、運動の影響を見るときには、どのような
媒体を介していたのかという点が重要となってくるのではないかと思います。
②川田くんへ
龍馬像に小説から迫っていくというのはとても面白いな、と感じました。
一方、(私は古い小説に詳しくないですが、)戦前にしろ戦後にしろ、
近代は日本語そのものにかなり変化があった時期だと思うので、
小説の表現的なものに着目する際は、少し気をつけた方が良いのかもしれないと思いました。
報告お疲れ様でした。四回生の横井です。
① 福田君へ
他の方も言っていますが、もっと先行研究を集める必要があるかと思います。自分はあまり60年代史に詳しくないのですが、小林秀雄なんかは、岸について、「岸は声が良くないんだな。声がキンキンとかしましいから、みんな反対したくなる」というようなことを言っていたらしいので、安保闘争の背景には、政治的な要因のほかに、人情的な要因もあったのかもしれないとは思います。これからも研究を頑張ってください。
② 川田君へ
坂本龍馬を扱った作品について、司馬の他だと、自分は「龍が如く 維新!」ぐらいしか知らないのですが、その作品はだいぶ特殊な龍馬像を提示していたような気がします。その龍馬は、朝廷を滅ぼし江戸幕府に権力を集中させようとする近藤勇に対抗するため、徳川慶喜に大政奉還の直談判をしに行き、斬り合いを通して説得するなど、おそらく史実とはかなり異なる描かれ方をしていたと思います。最近のゲームにはなりますが、もしかしたら研究の役に立つかもしれませんので、やってみてもいいかもしれません。これからも研究を頑張ってください。
報告お疲れ様でした。3回生の代田大地です。
福田くんへ
研究への動機が安倍元首相の狙撃事件を実際に経験したことでこの研究を進めようというのがすごいなと感じました。また映像作品を史料として扱っている点が自分にはなかった考えで面白いなと思いました。
川田くんへ
坂本龍馬が時代ごとで龍馬像が少し違っているのが面白いなと感じました。たくさんの人物像が描かれた中で自分の持つ視点と近い作者が見つけられたらいいなと考えました。
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