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【6月17日 補講 意見・感想】
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授業に出席された方はこちらに意見・感想を書き込んでください。
なお、こちらに書き込むことで出席とみなします。〆切は6月23日 (金)23:59 までとします。
これを過ぎると出席点に加算されませんので、〆切厳守でお願いいたします。
3 回生の報告に入りましたので、以下の条件での書き込みをお願いいたします。
・報告者 の人数分で 1 投稿
・報告順に従い、①――さんへ
②〜〜さんへ と宛名を明示してから本文を書き込む
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報告お疲れ様でした。4回生の深山です。
①ZHU君へ
個人的には史料ありきの研究になってしまうのかなというのが率直な感想です。仮に中国に戻った留学生の自伝や日記といったものがあるor見れるのであれば当事者のリアルの声が聴けてとても良いものになるかと思います。また、中国からの留学生を対象としていますが、余裕があれば中国から日本ではない他の国に留学した人や、日本人が別の国に留学した際の手記なり日記なりを見て、比較できるのであればすると面白いのかなと思いました。
留学生個人に限らず、該当する時代において中国人留学生がどうみられていたのか、ということを研究やルポや雑誌新聞等から拾い上げると、より当時の実像に迫れるのではないかと思いました。
②安藤君へ
競馬が公営競技である以上、認識というより事実としてスポーツとギャンブル両方の側面を持ったものであると考えています。なのでスポーツやギャンブルという概念をどうとらえるか、という点は避けては通れないので概念の整理をするといいのかなと思いました。
また、個人的な意見としては競馬のマイナスイメージ(ギャンブル、反社の温床、オッサンが酒飲みながら見てる、競馬場に怒声が響く、汚い等々の偏見に近いイメージ)が払拭され、よりスポーツ的な側面が強くなったのはそういう反社会的勢力への締め付けやJRAのイメージ戦略と同時にアイドルホース(どう定義するかは難しいところですが年代的にいえばミスターシービー以降の人気、有力馬)や騎手人気(武豊や田原成貴等々)の存在、テレビ中継によってその楽しさを共有できるようになり、ギャンブルのマイナスイメージが上書きされていったからなのかなと思っています。なので現在競馬のイメージも強いスポーツ誌『number』(1980年創刊らしいのでそれ以前の主要スポーツ誌等に競馬の記事があるのかはわかりませんが)であったり、一般の週刊誌等で競馬がどうみられていたのか、という点も見てみると当時の雰囲気がわかるのかなと思いました。方針をどのように取るにしろ、同時代的な雑誌新聞は見れるのであれば見ておいて損はないのかなと思います。
③白井君へ
個人的には華青闘告発以降の諸セクトと太田竜との温度差や行動の差があれば割と面白いのかなと思いました。アイヌ研究やマイノリティ研究の方でも取り扱っていそうな気はするので、太田竜の著作を読み進めると同時に、広く関連しそうな研究を漁るのもいいかなと思います。
また、あるのであれば近しい人間が書いた評伝等に生い立ちや思想の裏側が書いてありそうな気もするので、そちらも見てみるといいのかなと思いました。
最後に、新左翼の流れの図や概説的な年表のようなものが参考資料として図表や報告内に組み込む等あれば、より理解できたのかなと感じたため、次回以降余裕があればそういった前提知識の整理の項や図があれば理解が進むのかなと思いました。
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4回生の加納誠也です。報告お疲れさまでした。
①ZHU君へ
日本における中国人留学生の日常に注目するというのは、面白い視点だと感じ、中国語の史料を研究で活用できることがZHU君の強みだと感じました。
今回の報告では、文学作品を史料として見られていましたが、作品の内容が当時の留学生の実態を必ずしも反映しているのかな、という点が気になりました。というのも、文学作品を残すことができる人は少数派であると思うからです。
したがって、当時の留学生の日記を中心に、史料を集めていくのが良いのかなと思います。
②安藤君へ
報告を通して、競馬に対する情熱を感じ、競馬をテーマにして研究をしたいという思いを感じることができました。
質疑応答で、競輪やボートレース、野球などの話が出てきましたが、野球における不正(不祥事)を一度調べてみても良いのかなと感じました。というのも、競輪やボートレースは競馬に近いようなイメージを私自身が抱いているため、プロ野球での不正を見ることで、新しい発想が生まれるのかもしれません。
以下のキーワード(少なくて申し訳ないです)で一度検索をしてみることをオススメします。
・黒い霧事件
・巨人 野球賭博
③白井君へ
太田竜という人物は、今回の報告を聞くまで私自身は知らなかったため、多様な面があるという点で非常に面白い人物だと感じました。
しかし、報告を通して少し太田に固執しすぎているのかなと感じました。太田が歴史においてどのような役割を果たしていたかについて考える上で、左翼という観点なら左翼組織や、人物、事件などを調べ、アイヌという観点だったら一度アイヌの歴史などを確認しても良いのかなと感じました。
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報告お疲れ様でした。3回生の松尾です。
①ZHU君へ
近代において留日経験を持つ中国の人々を何人か冒頭で挙げられていましたが、これから研究をしていくにあたって、軍人や政治家、文人問わずに彼らが後に起こした行動やあるいは抱いていた思想に何らかの共通点のようなものは無いか探ってみるのも面白いと感じました。日本への意識と現地で得た経験が各人の立場においてどう作用したのかを考えると研究も進むのではないかと思います。
②安藤君へ
質疑応答の際にも言ったようにファン投票を導入したレースや天覧競馬も触れてみると今後の研究でも何か役立つかもしれません。個人的な意見ではやっぱり競馬がスポーツ色を強く帯びるのはアイドルホースや強い競走馬の存在と、彼らを応援するために競馬場に詰めかけたファンが声援を送る瞬間だと思っていて、競馬学校設立はあくまでも競馬開催側のスポーツとしてのプロ意識を将来の騎手候補に教育するものであり、一般人からの視点ならばスポーツとギャンブルの境界を決めうる要素にはならないのではないかと感じました。
③白井君へ
太田竜は今までに聞いたことが無かった人物であるため、その経歴や思想は興味深い内容だったと思います。太田自身も陰謀論者だったり環境保護論者だったり多種多様な理論と自らの著書を残していると思いますが、白井君は革命や思想系の研究なので、あまりそこから彼の思想に関して着想を得るのは難しそうだなと感じました。また、太田は色々な分野に手を出したりその時々の潮流や環境で思想を変えている可能性もあると思うので、人物像を捉えることから始めてもいいのかなと思います。
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報告お疲れ様でした。3回生の塚本です。
①ZHU君へ
『留東外史』を用いた今回の報告では、従来あまり取り上げられなかった「悪徳者」の存在を知ることができ、大変興味深かったです。
今後の方針の箇所や質疑応答時にも述べられていましたが、やはり当時の中国人留学生の日記や回顧録などを用いることが必要になっていくのかなと思いました。
また今後、研究が進むにしたがって、どういったタイプ(軍人や一般学生など)の留学生を取り上げのかといった、研究対象の絞り込みが必要になるのではないかとも思いました。
②安藤君へ
「スポーツ」としての競馬を見ていきたいという研究の意図は、従来ギャンブル性が強調されていた競馬への見方を一新するように感じ、非常に興味深かったです。
質疑応答時やこの掲示板内で他の人が述べられておりますが、公営競技という競馬の性質上、必然的にスポーツとギャンブル両方の要素を持つことが言えます。したがって今後研究をする際には、世間が競馬に対して持つ印象の原因と、それに対して競馬界の方がどのような対応をしたのかという2つの面を調査することが必要であると思います。
例えば、今回取り上げられた山岡事件が起きた1965年の4・5年後には、当時の美濃部亮吉東京都知事が競馬等の公営ギャンブルの段階的廃止を目指す取り組みを行なっていました。こうした背景には、自治体の財源などの問題に加え、八百長問題など競馬会側の不祥事も大きくかかわっています。
したがって、こうした特徴的な事件などから、当時の世間の競馬に対するイメージやそれに対する競馬会側の対応策、そしてスポーツ面での影響を調査していくのも良いのではないかと思いました。
③白井君へ
今回取り上げられた大田竜は、その生涯にわたって様々な思想・主張を唱え、各方面に影響力を及ぼしており、研究テーマとして面白いと思いました。
質問時にもお答えいただきましたが、今後著作等を読み進めていく中でテーマとする時代や事象について明確にしていくことが必要であると思いました。
また今後の方針で述べられていた、当時の政治や社会・思想の状況の調査においては、太田が影響を受けた八切止夫やオカルト情報といったサブカルチャーについても調べていく必要があると思います。ほかの運動家・思想家に比べ、サブカルチャーが思想形成に影響された痕跡が強いため、そうした視点から他の研究との差異が生み出すことが出来るのではないかと思いました。
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報告お疲れ様でした。3回の白井です。
①ZHUさんへ
中国人留学生が日本に来たことにより、彼らの思想がその経験から変化したという点は良く指摘されていますが、彼らの日本観に関しては余り私自身もしらず、様々な史料を用いてそこを深掘りして行く事に大きな意義を感じました。
②安藤さんへ
私の地元に阪神競馬場があり、とても身近なテーマでした。山岡事件以降の競馬に対するバッシングと、その後の競馬界の展開を追っていく事で、更に詳しく競馬界の転換点を理解していけるのではないかと期待しております。
③発表総括
まだまだ史料の読み込みが浅いなと感じました。
発表中にマイノリティー運動としての面が強いと言いましたが、太田や彼のシンパの思想に関して、日本帝国主義の戦前、戦後を通して現在まで続く暴力的、経済的なアジア各国に対する植民地支配に対する反発、そこから生じる強烈な(窮民を除き、資本家は勿論、労働者階級をも含む他者や自身に対する)批判などの様々な反植民地主義思想に通じる考えを、基にしていたと言う点に関して説明が不充分でした。
また、特に経済的な植民地主義を糾弾する為、対外進出を進める巨大企業に対し、テロルを行ったと言う点に関しても、その動機に関して説明が不充分でした。
発表形式に関しても、注釈頼みになりすぎ、当時の社会情勢や、その他諸々に対する私自身の理解が、どの程度の物か伝わりにくかった点が問題でした。
先行研究整理に関しても、記述も理解もかなり不充分だったと感じました。
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報告お疲れ様でした。3回生の八木大輔です
①ZHUさんへ
中国人留学生に焦点を当てて、これまで注目の少なかった「悪徳者」の存在も紹介されており、とても関心が湧きました。留学生たちが日本から何を持ち帰ろうとしたかにつてい日記などを用いて研究するとよいかと思いました。
②安藤さんへ
スポーツとしての競馬という考えを持ったことがなく、賭け事としか見てなかったので大変興味深かったです。馬場馬術と障害馬術との差やスポーツ性の違いを研究してみるとより際立って競馬の面白さやスポーツ性を見れるのではないかと思いました。
③白井さんへ
大田竜という人物を今回の報告で初めて知ったため興味深かったです。非常に多くの史料を挙げられていましたが、いくつかに的を絞り読み込むことで大田の役割や立ち位置を一度明確にしてはどうかと感じました
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報告お疲れさまでした。3回生の山田です。
①ZHUさんへ
やはり、先行的に研究されていることは留日学生の思想の変化から、その後の時代の流れの中でそれがどのような影響を与えたのかという角度で切りこんでいくのが見つめやすいテーマだと思うのですが、そことは異なる「悪徳者」という留学生像に焦点を当てようとしているこの研究は非常に面白いと感じました。
また、日本の男女差別問題を留学生の視点から指摘しているという事実についても興味を持ちました。
②安藤さんへ
発表の中で、競馬に関する不正事件について例を取り上げてその影響についてお話されていてとても興味深かったです。この事件は、1965年に起こったとおっしゃっていて、この事件以外にも似たような不正事件というのがあったというようにおっしゃっていたと思いますが、そのような反社会的な人たちが競馬を主催するようになったのは太平洋戦争終結後に行われていた闇競馬であり、なぜ闇競馬がされるようになったかというと「軍馬資源保護法」の廃止による影響であるということからも影響だけではなく、そのような不正が行われるようになった原因についても少し書かれていたらもっと分かりやすいと思いました。
③白井さんへ
今回の報告で太田竜という人物について初めて知りました。だからこそ、「太田竜」自身のことについて、「1944年4月頃、日本共産党系のマルクス・レーニン主義者となった」とありましたが、1930年生まれの太田竜が推定14歳のこの時期にマルクス・レーニン主義者となる原因はなんだったのかについて興味を持ちました。私はそのような戦中における思想史については詳しくないため、自分の勝手なイメージでしかないのですが、この戦中には軍国主義であった日本において、1925年に治安維持法が発布され太田が生まれた頃くらいから共産主義者への言論弾圧が一層強まっているイメージなのですが、そこの太田竜と共産主義の出会いの経緯に興味を持ちました。
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報告お疲れ様でした。四回生の横井です。
①ZHUさんへ
文学作品から中国人留学生に焦点に当てるという試みが面白いと感じました。留学生たちは、基本的にエリートであるため、書いた文学作品も探せばあるでしょう。また、講義内でも言いましたが、文学作品といっても、例えば紀行文でもエッセイでもなく、小説を選ぶなら、ある程度それを補完する史料が必要とも思いました。
②安藤さんへ
スポーツとして、競馬を見る捉え方は、考え方の一つではあるのでしょうが、個人的にはあまりしっくりは来ませんでした。事実として、ギャンブルの一種であることは変わりないでしょう。私としては、競馬のみならず、ギャンブル全体が、個人主義の影響で世間から受け入れられた結果、競馬をスポーツとして見る考え方も現れてきたのではと感じました。
③白井さんへ
大田竜という人物ですが、とても面白い人ですね。太田の人物史をやりたい気持ちがわかります。太田は、だいぶ灰汁が強く、いろいろな人の考えに反対をしたり幻滅をしたりする人物なようなので、太田の同時代で関連する人物についても、調べる必要があるかと思いました。そうすれば、もっと太田の考えが明確になっていくと感じます。
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報告お疲れ様でした。3回生の鶴味です。
①ZHU君へ
素直に面白そうなテーマだと思いました。実際に中国から日本へ留学しているZHUさんだからこそ、気づくことのできる視点があると思います。
②安藤君へ
今後の課題において、どのようにスポーツが組み込まれていったのかという問題提起がありましたが、スポーツと明確に位置付けられたタイミングがない場合、これを論理的に説明するのはかなり難しいのかなと思いました。
③白井君へ
太田竜に関して、恥ずかしながら知らなかったので、新鮮な気持ちで発表を聞いていました。正直理解するので精一杯だったのですが、太田竜のアイヌ共和国独立までの歴史的な系譜の捉え方が興味深かったです。
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報告お疲れ様でした。3回生の鶴味です。
①ZHU君へ
素直に面白そうなテーマだと思いました。実際に中国から日本へ留学しているZHUさんだからこそ、気づくことのできる視点があると思います。
②安藤君へ
今後の課題において、どのようにスポーツが組み込まれていったのかという問題提起がありましたが、スポーツと明確に位置付けられたタイミングがない場合、これを論理的に説明するのはかなり難しいのかなと思いました。
③白井君へ
太田竜に関して、恥ずかしながら知らなかったので、新鮮な気持ちで発表を聞いていました。正直理解するので精一杯だったのですが、太田竜のアイヌ共和国独立までの歴史的な系譜の捉え方が興味深かったです。
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ZHU君、安藤君、白井君。お疲れさまです。三回生の横山です。
①ZHU君へ
中国人留学生に着目したテーマはとても面白いものだと感じたいのでそのまま貫いていって欲しい。
一方で他の方も指摘されているように資料をもう少し読んで行かなければならないかなと思います。
中国語文献を読むことが出来るという強みを生かして頑張ってほしいです。
②安藤君へ
競馬にはスポーツの側面もあるということを研究に昇華してくれるのは一人の競馬好きとしてとてもおもしろいテーマだと感じます。
ただ、無論ギャンブルの側面も強くある両輪のような業界なのでギャンブルを成立させるためにこそ不正は取り締まらなければならない訳ですのでもう少し競馬の側面について整理が必要かなと感じました。
③白井君へ
興味深いテーマですし、そもそも太田竜自体が追っていくと面白い人間だと思います。
太田竜が与えた反日アジア武装戦線への影響についてもう少し確度の高いものがでてくると進展すると思います。
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報告お疲れ様です。4回生の長谷部です。
①Zhuくん
3回生のトップバッターお疲れ様でした!留学生の中でも、堕落してしまった中国人留学生にフォーカスするという視点が、とても興味深かったです。やはり、史料の特性を理解した上で扱っていく必要があると思います。中国人留学生本人がつづった記録だけでなく、同級生の日本人による史料などがあれば、また別のベクトルから「中国人留学生」を捉えられるのではないかと思いました。
頑張ってください!!
②安藤くん
報告を聞いていて、そもそも競馬のイメージはギャンブルからスポーツへと回復??しているのか自体が疑問でした。また、そういったイメージチェンジについて「馬を好きになってもらいたい」という想いがあるのではないかとありましたが、個人的には単純に「収益を上げたい」という想いもあるのではないかと思いました。
頑張ってください!!
③白井くん
太田竜という方を今回初めて知りましたが、太田さん自身のステークホルダーの多さに少し驚きました。その分、どこに焦点を置くか、その中でどう研究の意義を見出すのかが、鍵になるのではないかなと思いました。
ご自身の改善点を見出してしっかりと言語化なさっているので、それを糧にこれからも頑張ってください!!
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