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【6月8日4限 意見・感想】

1 : 深山玲於奈 :2023/06/08(木) 16:11:27
授業に出席された方はこちらに意見・感想を書き込んでください。
なお、こちらに書き込むことで出席とみなします。〆切は6月14日 (水)23:59 までとします。
これを過ぎると出席点に加算されませんので、〆切厳守でお願いいたします。


2 : 塚本遼平 :2023/06/09(金) 15:19:01
報告お疲れさまでした。3回生の塚本です。
中国共産党系軍によるゲリラ戦に焦点を当てた、日中戦争研究は大変興味深かったです。
質疑応答時に回答していただいた、共産党系軍による外国人殺傷事件についてですが、満州事変時の1931年に起きた事例を紹介されておられました。日本においては、1937年7月の盧溝橋事件から日中戦争が始まったという認識が一般的であると思います。ですので今後の報告では、ZHAOさんが研究する日中戦争の時期を明確に定義する必要があると思いました。

最後に差し出がましいこととは存じますが、質疑応答時に挙げさせていただいた日本軍側の文献を再度、お伝えしたいと思います。
【日本軍の治安維持に関する文献】
①防衛庁防衛研修所『戦史叢書第18巻 北支の治安戦<1>』(朝雲新聞社、1984年)(※増刷版)
②防衛庁防衛研修所『戦史叢書第50巻 北支の治安戦<2>』(朝雲新聞社、1971年)
2冊とも「戦史叢書」と検索すれば、防衛研究所の公式WEBサイトで無料閲覧が出来ます。


3 : 松尾 樹 :2023/06/10(土) 18:15:24
報告お疲れ様でした。3回生の松尾樹です。
先生方がおっしゃっていたように、今回の報告において使用されていたものを含めて、地元の中国で保管されている史料や書籍などはあまり日本の歴史学界では日の目を見てこなかったように思います。ZHAOさんは現在その両方を見て研究を進めていける立場だと思うので、帰省した際にもっと現地で様々な文献を探してみてはどうかと感じました。
元々は軍事以外にも経済や政治的な立場から日中戦争を分析していく予定だとおっしゃっていましたが、山崎先生が最後述べられた軍事一本で絞って研究していく方針でも良いと思います。となれば、ゲリラ戦の展開や当時の列強と日中の関係のように地政学的な観点が重要になってくるのではないかと考えました。


4 : 河嶋直 :2023/06/11(日) 10:59:23
報告お疲れ様でした。3回生の河嶋です。日中戦争の長期化の一つの要因をゲリラ戦に置いて展開された報告だったと思いますが、講義でもあったように、日中双方の文献を読めるのは強みであり、それを活かしながら双方の日中戦争に対する意識を探っていくのは非常に興味深いと感じました。また、ゲリラ戦(非正規軍、主に共産党系八路軍)と遊撃戦(正規軍、国民党系)の区別・定義を明確にした方が良いと感じ、朱徳が出てきましたが、朱徳のゲリラ戦と遊撃戦の区別をするべきだという意見は、蒋介石も言っており、軍を指揮する政府(トップ)と実際に戦場で戦っている軍の意思疎通を朱徳から読み取っていくのも面白いと感じました。ところで、「捕虜と民間人を虐殺することを楽しみ、非人道的に試合を行ったことは一時的に日本軍の習慣ではなく、長期的に日本軍の教育のもとに形成された思想であると考える」とレジュメにあり、中国人に対する虐殺も差別も事実ではあるが、この旧日本軍における捕虜の取扱いに関して、立川京一氏が「旧軍における捕虜の取扱い——太平洋戦争の状況を中心に——」『防衛研究所紀要』10巻1号、2007年、99-142頁で、捕虜の扱いに関する失敗の原因を「日本軍の捕虜観」「戦域の拡大と不利な戦況による人的資源、とりわけ現役将校の不足」「予想をはるかに超える膨大な数の捕虜を抱え込んだこと」という三点を挙げ(141頁)、確かに「日本軍の捕虜観」を挙げておられるが、ただそれ以外にも旧日本軍の読みの甘さ、軍の規律・体制・組織といった面にも着目している点は、申し上げておきたい。後、菊池一隆「中国国民政府・国民党の正規戦とゲリラ戦--盧溝橋事件から武漢陥落まで」『愛知学院大学文学部紀要』37巻/号、2007年、286-253頁であり、加えて工藤信弥「日中戦争における蒋介石の戦略形成と重心移行 : 日中戦争史」『エア・アンド・スペース・パワー研究』8巻/号、2021年、87-115頁を挙げさせてもらう。


5 : 赤坂知哉 :2023/06/14(水) 13:49:49
報告お疲れ様でした。3回生の赤坂です。日本語、中国語両方を扱える人ならではの報告だったと思います。
中共ゲリラについてですが、最近読んだ本『中国戦線従軍記』に日本側の視点から中共ゲリラについて触れられていました。
全体から見るとほんの数ページですが、現地で対峙した指揮官の感想が述べられていたので参考になるのでは無いかと思いました。


6 : 横山真太郎 :2023/06/14(水) 15:18:44
報告お疲れ様です。3回生の横山です。
日中戦争の八路軍を中心に取り扱う研究テーマはとても面白いと思います。
先生方が仰っていた様に日本ではあまり知られていない中国の文献を調査して訳すだけでも十分に研究になりうるテーマだと思います。
ただ、発表を聞く限り一つのトピックに対してどちらかの文献だけを引いている印象があったので、同じ出来事を取り扱っている日本の文献と中国の文献とを比べて論じてみても良いのかなと思いました。


7 : 安藤大輝 :2023/06/14(水) 16:01:39
報告お疲れ様でした。三回生の安藤です。
先生方のおっしゃっていた通り、日本と中国の双方の史料を見ることは強みであると感じます。多方の視点を用いる研究を行うことでより、深まるのではないかと感じました。日本ではこれらのことに関してあまり見られていないようであるため、強みを活かし、現地での調査に力を入れることが今後の課題ではないかと思いました。
偉そうに書いてしまいましたが、すごく困難な研究をされていることに尊敬を感じます。お忙しいとは思いますが、今後も研究頑張ってください。


8 : 深山玲於奈 :2023/06/14(水) 16:49:34
報告お疲れ様でした。4回生の深山です。
報告と質疑応答で、中国側での日中戦争研究は政治により過ぎているから参考にならない、という話がありましたが、卒論を書くなり、次の報告を迎えるにあたって、中国側の研究はここが問題点であり、だからこそ自分がフラットな視点で研究出来る、という主張があればよりオリジナリティーを確立させることができるのではないかと思いました。
そのためもうすでに読んでるのかもしれませんが、一つ二つ程度は中国側の主要な研究を挙げて、それに対する反論を用意しておくといいのではないかと思いました。


9 : 鶴味裕太 :2023/06/14(水) 18:18:22
報告お疲れ様でした。3回生の鶴味です。
中国語と日本語の両方を扱うことができ、中国にある史料も発表に活用できるのは、このテーマを研究する上でかなり有利だなと素直に思いました。質疑応答でもありましたが、日中戦争における中国側の主体をはっきりさせた方がいいのかなと思います。主体が複数あったと捉える場合でも、それぞれ行動原理は異なっていたと思うので、それらを整理することも、軍事的要因を探る上では重要だと考えます。こういった研究において、中立性を維持するのは、非常に難しいと思います。偉そうな言い方で申し訳ないですが、ZHAOさんの能力・立場だからこそ出来ることがあると思うので、それらを活かして頑張ってほしいです。


10 : 長谷部詩依 :2023/06/14(水) 18:27:56
報告お疲れさまでした。4回生の長谷部です。
講義の中で先生がおっしゃっていたように、ひとつの要因に絞って研究を進めた方が良いと思います。ですが、様々な角度からひとつのことを考える姿勢は大事だと思うので、ZHAOくんのその視野の広さ(考える幅の広さ)は大事にすべきだとも思いました。日中両方の史料を読めることはZHAOくんの強みだと思いますが、それであれば史料以前に先行研究も日中両方読む必要があると思います。

研究のテーマ自体が難しいので、質問や意見も難しかったと思います。質問者の方々は難しい日本語を使って質問するなあと、日本人の私ですら思ってしまいました。苦笑って感じでした。私も留学をしていたので、母国語ではない地域で勉強することの難しさが少しわかると思います。日本語についての悩みなどがあれば、相談してくれると嬉しいです。研究の内容については、私が戦争について詳しくないので、力になれません。すみません。

お互い就活が終わって、進路が決まっているので、これからが研究を頑張る時期だと思います。 一緒に頑張りましょう!!


11 : 山田渚紗 :2023/06/14(水) 20:57:42
ご報告お疲れさまでした。3回生の山田です。
「日中戦争における長期化の原因」という非常に難しい研究の中で、日本にある先行研究や史料だけでなく中国側の史料も使用して、中立的に研究を進めていくとのことで、日中戦争は日本側と中国側で主張や具体的な数値についても大きな差があることから難しい中で、強みを生かし、活路を見出すことができればとても興味深い研究になると感じました。
また、この意見が間違っていたら本当に申し訳ないのですが、発表の中で1937年『東京日日新聞』の報道を根拠として南京における虐殺について記載がありました。確かに、この虐殺については日本においても事実として語られていますが、戦時中の記事のみを真実の根拠として書くのは戦意高揚の影響を考えると、(今は事実として認定されているので事実であるという周知の事実的な部分はありますが、もし百人切りについて知らない人がいると仮定すると)この部分についてもう一つ何か根拠などがあればさらに整理できるのではないかと思いました。この南京の虐殺について2003年に旧日本軍の将校2人の遺族3人が、百人切りについての記事を新聞社側が戦意高揚のために創作したとし、名誉を傷つけられたとして新聞社2社とジャーナリストに対して損害賠償を求めた訴訟が行われ、結果的に原告側が敗訴していることなども私自身は興味を持ちました。少しテーマの範囲とずれた感想になり申し訳ないですが、少しでも参考になれば幸いです。


12 : 鈴木菖子 :2023/06/14(水) 22:00:37
報告お疲れ様です。4回生の鈴木菖子です。
日本の史料だけでなく、中国の史料や文献も見ることが出来るのはとても良いと思います。
存分にその利点を発揮できる研究になることを楽しみにしています。日本も中国も先行研究を更に深く読み込んで
お互いの主張をわかりやすく整理できると良いですね。
今後も研究頑張りましょう。


13 : 幡鎌伶歩 :2023/06/14(水) 22:26:38
報告お疲れ様でした。4回生の幡鎌です。
今回の報告では、主に日本側の資料と中国側の資料の違いとして統計上の数字の違いを挙げられていましたが、数字だけでなく主張が異なる部分を挙げられると説得力が増すのではないかと思いました。
あまり研究の役に立てるかは分かりませんが、困っていることなどがあれば是非相談してください。
まだまだ大変な時期が続くと思いますが、一緒に頑張りましょう。


14 : 中田駿亮 :2023/06/14(水) 22:28:41
発表お疲れ様でした。3回生の中田です。
日中戦争が長引いた原因をゲリラ戦などの軍事的要因から解明しようとする研究は興味深かったです。
先生方も仰っていたように4つの視点の内、軍事面での視点に絞って研究を行う方向性が現実的に考えると妥当かなと感じます。ただ、4つの視点から日中戦争を捉えようとする試み自体がとても興味を惹かれる内容なので歯痒さを感じます。もし今後も研究を続けるならば、複数の視点を交えて日中戦争について更に体系的な研究結果を見てみたいと感じました。
史料については他の方が述べられているように、『戦史叢書』などの史料にあたってみるのが良いと思います。他にも日本側と中国側の両者の意見が同時に見ることが可能な点で言うと、東京裁判のB級・C級戦犯の裁判記録なども捕虜の対応などの実情を考える際には使えそうだと思いました(個別の具体的な例が続くため、普遍化するには労力は必要ですが)
授業内で先生方も言及していましたが、日本語の史料と中国語の史料の両方に触れることができるのは大きなアドバンテージになると思います。特に日本であまり注目されていない中国語の史料を発見できれば、発表内で意識されていたオリジナリティは達成できるはずです。卒論執筆頑張ってください。


15 : ZHU Yiqi :2023/06/14(水) 22:49:19
ご報告お疲れ様でした。三回生のシュです。
日中戦争において共産党軍によるゲリラ戦に対する評価が、正直に言うとかなりセンシティブな話題であって、政治的な干渉が入って来ているので中立的な研究があまり進められないことを感じました。
ゲリラ戦の研究だったら姜 克實という岡山大学文学部元教授の研究を参考したら良いだと思います。その方は日中戦のゲリラ戦の具体的な作戦を中心に研究していましたが、中国国内の歴史研究にかなり消極的な態度を表明していて、結論も中国国内の研究と比べるとだいぶ違っています。その人の言うことは必ず客観的なものでは言えないが、参考になれば幸いです。


16 : 白井岳歩 :2023/06/14(水) 23:08:19
報告お疲れさまでした。三回生の白井です。
参考にされている史料などをみても、かなりフェアな姿勢でもって研究に臨まれているのだと感じました。
一方で、要所要所の根拠が薄いのではいかと感じざるを得ない所もありましたが、日中双方の史料を読み進めることによって、この若干の飛躍も埋められるのではないかと期待しております。


17 : 水谷春都 :2023/06/14(水) 23:49:10
報告お疲れ様でした。4回生の水谷です。
中国と日本の史料を使用できるのはかなり有利な点だなと思いつつ、今までの発表を聞いていました。戦争についての史料ということで、それぞれの主張などがある中、数字などに基づいて、客観的に行っていこうという姿勢はさすがだなと感じます。
一方、中国側の史料がとても扱いづらい、触れられる情報に制限がかかっているというのは難しい問題だと思います。そのところをかいくぐって得られた史料というものには非常に興味があるので、是非、今後も一緒に頑張っていきましょう。


18 : 渡邊大貴 :2023/06/14(水) 23:50:39
お疲れさまでした。5回生の渡邊です。
日中戦争をテーマにされていて、どうしても国の主観が
入ってしまうテーマですが、日中双方の文献・史料を取り扱っていて、
中立的に論じようとしていると感じました。特に、中国語の文献を読んでいる
ことは、とても良いと感じました。また、日中二国だけでなく、国民党の台湾、
戦争と距離を置いていた第三国の史料もあれば良いのではないかと感じました。


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