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【5月25日4限 意見・感想】
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授業に出席された方はこちらに意見・感想を書き込んでください。
なお、こちらに書き込むことで出席とみなします。〆切は5月31日 (水)23:59 までとします。
これを過ぎると出席点に加算されませんので、〆切厳守でお願いいたします。
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報告お疲れ様でした。4回生の牧大雅です。
戦争を実際に行う人間に着目し、そこを起点にして南雲忠一の「思想」に着目しようとしたという経緯は、理解できた。加納君が南雲忠一に焦点をあてることを通じ、
明らかにすべきことは、ミッドウェー海戦などの軍事行動における彼の位置づけや日本の戦略を規定するなかで彼が果たした役割を明らかにすることなのではないか。
ただ、今回の報告では、史料収集上の問題と研究目的のあいまいさゆえに、結局何を目指すために南雲忠一を取り上げるのかが明確にできなかったのは非常にまずか
った。崩し字が読めないといったことは誰しもが抱える問題であり、そこから付随して史料の読解が進まないというのはまだ事情が理解できるが、やはり質疑で言わ
れていたように、なぜ自分の研究が必要なのか、そして、自分の研究が完成することで何が期待できそうなのか、をまず明確にしてもらわないと今日の報告の意味が
なくなってしまうのではないかと思った。前回の報告も聞いた時に、山崎先生が南雲忠一の文書を読んでみたら?とアドバイスしていたのを実際に耳にしているため、
今回加納君が南雲忠一を研究対象にしたのは、受動的な動機でしかなかったのかもしれないが、やはり南雲忠一を事例として取り上げるだけの意義を自分なりに主体
的に明確にできない限り、研究のスタートには立てないのではないか。
まずは、じっくりと研究の全体像を掴むことを目指して今後の研究を頑張って下さい。
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報告お疲れ様です。4回生の長谷部です。
聞いていて加納くんご自身に抱いた印象なのですが、なぜ軍に関することが好きなんだろうと思いました。加納くんが、軍事史のどこに魅せられたのか、どれほどの愛を今まで育んできたのかが気になります。加納くんの研究の意義の「本音」は軍事史が好きだからに帰結するように感じたのですが、軍事史は広い分、それぞれの分野の中で魅力や歴史の見え方が異なると思います。例えば軍人が好きな人と戦艦が好きな人はまた違うんだろうなあと思ったり(少しも軍事について詳しくないのであくまで偏見ですが)。そもそもその原動力となる「好き」の感情、ベクトルがあいまいだと、原動力として作用しきれないかも、と思いました。自分はなぜその世界に魅せられたのかを一旦洗い出してみて、ご自身が南雲さんを通して何を見たいのか、どこを描きたいのかが見えてくるといいかなと思いました!
わりと好きなものって「だって好きだもん」で終わらせがちですが、そこに自分の思考の論理を見出せるようになるとさらに好きになると思います。愛しさが増します(?)
将来のことも重なる時期で、各々佳境だとは思いますが、みんなで一緒に卒業証書受け取りましょう! おつかれさまでした。
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報告お疲れ様です。3回生の山田です。
知っていたり、間違っていたら本当に申し訳ないですが、国立国会図書館のリサーチ・ナビのところに2022年9月に発行されている「南雲忠一関係文書目録」という一覧があり、上杉勝憲や尾崎主税から南雲が受け取った手紙や、南雲から家族宛てに出された手紙などがすべて時系列と宛先別に整理されているのを見つけたので、これからのテーマによって必要かどうかは変わると思いますが、参考になれば幸いです。
また、今回の発表では『丸』という雑誌が使用されており、自分自身も原点の興味としては加納さんと同じ時代・同じ軍に関する部分だったので、『丸』という雑誌自体に興味がありました。今回の発表を受けて史料として使用できるような文献が載っているような雑誌だったのだと知ることができ、参考になりました。
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報告お疲れ様でした。3回生の河嶋です。講義でもあったように、南雲の概観をまだ掴めていない状態であり、また、南雲の研究は殆ど無いと仰っていましたが、作家の児島襄や星亮一、元海軍軍人の豊田穣、松島慶三らが、資料として扱えるかは分からないが、特に太平洋戦争期の南雲に関して書いている。これらのタイトルには、大体「悲劇」という言葉が使われており、それなりに南雲の像が分かると思う。また、南雲のウィキベティアに於いて南雲に関する情報や文献が詳細で充実しており、参考になると思います。後、南雲は海軍兵学校の36期生でその同期の佐藤市郎に関して『佐藤市郎 : 軍縮会議回想録・その生涯』1991年、新見政一は『提督新見政一 : 日本海軍の良識 自伝と追想』1995年、雪下勝美は『海軍々縮会議と日本』1935年、沢本頼雄は『沢本頼雄海軍次官日記』1988年があり、南雲忠一に関して何か分かるのではないでしょうか。
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報告お疲れさまでした。3回生の塚本遼平です。
今回の報告は、南雲忠一の概要について述べた形式であったと思います。
質問の際にも述べさせていただきましたが、海軍軍人に関する文献・書籍などは海軍出身者やノンフィクション作家が多く書く傾向にあると思われますので、その方向から史料等を収集してみてはいかがでしょうか。
また、南雲の経歴を調べてみましたが、軍令部や艦隊司令長官といった、軍令(作戦・用兵部門)や現場への赴任が目立ちました。ですので、南雲の研究する際には、軍令部や艦隊に関する面から着目してみるのも良いと思いました。
最後に、現時点で私が知りうる南雲に関係する書籍をご参考までにお送りいたします。
①大木毅「第1章 ラケットを携えた老提督――南雲忠一大将(日本海軍)」『指揮官たちの第二次大戦:素顔の将帥列伝』(新潮社、2022年)、13〜28頁。
→南雲忠一の人間性が主内容の評伝ですが、当時の海軍人事に関する説明もあり、海軍内における南雲の一面をを知ることができると思います。また、209〜210頁に参考文献の一覧が書いてあるため、そこから芋づる式に文献を収集すればよいと思います。
②豊田副武『最後の帝国海軍:軍令部総長の証言』(中公文庫、2017年)。
※底本:同著『最後の帝国海軍』(世界の日本社、1950年)。
→最後の軍令部総長であった豊田副武が述べた談話をまとめたものであり、彼の生い立ちから東京裁判で無罪判決を受けるまでを記しています。南雲に関する記述としては、豊田が連合艦隊司令長官就任を親補された際に、南雲の方が長官の資格(航空に関する経験、作戦推移中のフォロー)に適任であると思っていたことが挙げられます(140〜141頁)。
また、その後のページ(141〜142頁)でミッドウェー海戦時の南雲に関して述べられており、草鹿龍之介以外の回顧録として用いても差し支えないと思います。
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報告お疲れ様でした。3回生の松尾樹です。
今回の発表のテーマは南雲忠一の思想ということでしたが、一口に思想と言っても、南雲が海軍の軍人として軍縮の流れに対して抱いていた考えや指揮する軍そのものへの心情など、国内外でかなり広範囲にわたるものを包含しているものだと思う。なので、一旦研究として着目したい南雲忠一が抱いていた思想の範囲をある程度定義してみてはどうかと感じた。また、南雲がその思想や考えを持つようになるには、必ず南雲本人の過去の経験や置かれた状況がきっかけとしてあるはずなので、それらと照らし合わせながら引き続き考察していってみてはどうかと思った。
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報告お疲れ様でした。4回生の深山です。
研究の方向性に関して、なぜ空母なのか、なぜ海軍なのか、という点について好きだからという理由で始めるのは分かりますが、その研究で何を見たいのか、明らかにしたいのか、という点が現在のまま不明瞭であるとこの先進めるにもどう進めるべきかということで止まってしまうかな、というのが正直な感想です。
史料を探し、読み進めると同時に、自分が何を研究したいのか、という方向性を打ち立てる必要があるかなと感じました。
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報告お疲れ様です。4回生の武部です。
研究の内容が好きだからという理由で始めたのは、自分も同じですので、非常に共感できます。また、その研究に異議を見出すのも自分も苦戦していたためその大変さを痛感しています。
多くの時間は残されていませんが、お互いに頑張っていきましょう!
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報告お疲れ様です。3回生の川田です。
自分の研究も好きから始まったものなので、研究を好きから意義のあるものに昇華するのは難しいということがよく分かります。
その上でまずはほかの方も仰られているようになぜ南雲忠一なのか、なぜ海軍なのかということをまずはもう一度考えてみるのが良いのかなと感じました。研究を続けていく上で方向性が変わることもあるかとは思いますが、とりあえず何かしらの方向性を定めて進めていかなければならないのかなと思います。
これからやることは多いかと思いますが頑張ってください。
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報告お疲れ様でした。3回生の赤坂知哉です、
草鹿や『海軍反省会』における南雲への評価は、果たして客観的かと疑問に思いました。草鹿など海軍出身の人達にとって南雲は「身内」であるので、特別嫌われていない限りは肯定的な評価がなされるのではないかと思います。日本海軍内ではなく、敵であったアメリカ側の評価を見てみてはどうでしょうか。敵からの南雲評を見ることで新しい視点が得れるではないかと思いました。
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報告お疲れ様でした。3回生の竹村勇輝です。
今回の発表では、自分の好きな対象をどのように眺めて観点を探していくのかというところが大事だなと感じました。また対象に関連づけて論を展開していっても、最終的に何が伝えたいのかあやふやになってしまう難しさを感じました。自分の好きなものへの気持ちは失うことなく大切にして、それを活かして筋道を見つけていって欲しいです。
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報告お疲れ様でした。3回生の大西知明です。
今回の報告では、南雲忠一についてまだあまり先行研究を見られていないという状態だったように思われます。報告のときにも言っていたことなのですが、
南雲の思想を研究するのであれば、南雲の若い時期を見るのが一番手っ取り早いのではないかと思いました。
例えば南雲が最初に海軍の学校に入ったときの学校の気風はどうだったかや、同期にどんな思想を持った人がいるかで、ある程度わかるような気がします。
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報告お疲れ様です。3回生の岩間です。今回の発表は南雲を主に取り上げていましたが、何をもって南雲を取り上げたのか分からなかったので、南雲に対してもっと詳しく調べる必要があると思いました。また、質問にもあったように南雲の学生時代にどのような人であり、どのような思想を持っていたかを調べることも大事であると思いました。
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報告お疲れさまでした。三回生の安藤です。
私もやろうとしている研究はほんとに興味があると感じたところから出発しようとしています。だからこそやってやろうという思いは一段にあるのではないかと思います。好きを研究により、より深くすることはやはり難しいと感じました。ですが、その思いさえあればいくらでも研究できると思います。その熱い思いをぜひとも参考にさせていただきたいです。
私自身正直未だ南雲忠一が誰なのかということがわかっていません。また、何がどのようにすごいのかという点においてもあまり理解できていません。このような人たちに南雲を知ってもらうということを軸に進めていくと、どの点においてどのようにすごかったのか、どのような転換点になった人物だったのかということがわかってくるのではないでしょうか。
偉そうに書いてしまい、申し訳ありません。頑張ってください。
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報告お疲れ様です。3回生の鶴味です。
タイトルに南雲忠一の思想とありましたが、人物史的な研究であるとしても、どの観点から研究するのかの明示がないので、論理的なつながりが理解しづらかったです。
また、人に言える立場ではないですが、きっかけや理由とは別の、テーマを扱うことの歴史学的な意義がはっきりしていないことが、研究の方向性が定まらない理由なのかなとも思いました。史料の読み取りが難解な上に、先行研究が少ない分野を扱うのは大変だと思いますが、頑張ってください。
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報告お疲れ様でした。四回生の横井です。
今回の報告では、南雲忠一の思想というよりは、人柄部分しか出てこなかったような気がしました。そのため、報告中は、「もしかしたら、成果主義の基準で評価されてきた軍人たち(高い成果をあげた軍人は、人柄含めて世間から高く評価を受けることが多い気がします。牟田口廉也の散々な評価を見るに、逆もまた然りです)を、人柄という新しい基準で再評価しようとしているのかな?」と思って聞いていました。ただ、報告を聞いてみると南雲忠一についての人物史をやろうというとき、研究の焦点を決めなかったために、報告内容が人柄の方に寄ってしまったのかなという印象を受けました。まずは研究の着地点を定めるところから始めた方がいいのではないかと感じます。
今後の研究も頑張ってください。
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報告お疲れ様でした。4回生の阪口です。
今回の報告は、南雲についてのものでしたが、南雲を研究する理由付けが弱いと思います。南雲を研究することによって、何を解き明かしたかったのかを示すことができず、前回の報告の何を活かし、今回の報告に至ったのかという説明も不十分であり、ここが今回の報告における最大の問題点だと思いました。内容については、先行研究整理に山本五十六を挙げた理由が不明瞭でした。山本の研究を整理することの意味が少なくとも、今回の報告からは見えませんでした。南雲についての報告だったので、せめて南雲についての言及のある先行研究を挙げるべきだと思います。
今後について、このまま南雲について見ていくのであれば、南雲の経歴を調べて、彼の属した派閥や勲等を受けた人物、対立した人物を見ていくのはどうかと思います。南雲がどのような考えを持った人物で、海軍内の派閥争いにどう関わったのかがわかれば、彼の人物像が見えてくるのではないかと思いました。しかし、質問に対する回答を聞く限り、加納さんの研究したいものは南雲本人ではないと思われるので、結局は何を研究したいのかを今一度整理し、先生方も交えて考えるべきでしょう。
私も、自分の研究について悩み、不十分な発表をしています。研究が実を結ぶよう、共に頑張りましょう。
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報告お疲れ様でした。三回生のシュです。
人物像の客観性をあげるため草鹿の証言を引用しましたが、元部下であるため評価が偏っているではないかと感じました、自分は南雲に対して詳しく研究していませんが、報告にも取り上げたように南雲が航空戦力より水雷戦に一筋な人であり、ミッドウェー海戦は空母の対決で知られていて、当時の海軍に航空戦の指揮に力を入れた将官も何人もいますが、航空戦を重視する将官らの南雲に対する評価を探せば参考になれると思います。
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報告お疲れ様です。3回生の田中拓磨です。
なぜ南雲を研究をするのかや、南雲についての史料の詳細、当時の海軍の状況について、もっと聞きたかったです。
史料の読解に行き詰まったり、困ったりした時は、誰かに相談することを忘れないようにしていきたいです。
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報告お疲れ様でした。3回生の代田です。今回の報告で南雲を主に取り上げていましたが、以前の発表との繋がりが大切であると感じました。南雲の思想や人物像で南雲と仲の悪かったような人がいればその人達が南雲に対する評価がどのようなものだったのかが気になりました。
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報告お疲れさまでした。3回生の木全です。
皆さんが仰られているように、南雲を研究するにあたって研究足りえる根拠が少ないのかなと感じました。あと、南雲の人物像もいまいち掴み切れませんでした。ですが、好きな物を研究テーマにしているということで、大変かとは思われますがその気持ちを生かして研究を進められるよう応援しています。
頑張ってください。
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報告お疲れ様です。4回生のZHAO WENBOです。
南雲忠一の概要についてより深く理解できました。南雲忠一の思想ということがよくわかりますが、先行研究の方向性はもっと明確にしてもらえば良いかなと思います。
これからもお互いに頑張りましょう!
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報告お疲れ様でした。3回生の服部です。
南雲の人物像についての史料が偏りのあるように感じたので、客観性を持たせるべきだと思います。また、南雲がどういった人なのかといった人格を考える上で、他の方も言われている通り学生時代を調べるのがいいと思いました。
頑張ってください。
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報告お疲れさまでした。4回生の桂です。
南雲忠一の太平洋戦争期の動きを草鹿龍之介の回顧録から述べた報告だったと思います。
質疑応答の中でも言いましたが、先行研究で海軍全体に関するものが取り上げられていないことが気になりました。南雲に寄りすぎて、全体的に分析する視点が無くなってしまっているなと感じました。
元々南雲を取り上げることになったのも空母を見ていくための切り口として山崎先生が勧められたものだったので、なぜそこから離れてしまったのだろうという気持ちもあります。南雲という人物史を描くのであれば海軍の中での立ち位置を明示しておく必要があったなと思います。
加納君自身は真っ直ぐに物事に取り組める人だと思うので、あとは人に助けを求めることができたら良いものができるのかなと思いました。
最後になりますが、質疑応答で思想はないのではないかと言ってしまいましたが、忘れてください。すいませんでした。
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