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【5月18日4限 意見・感想】
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授業に出席された方はこちらに意見・感想を書き込んでください。
なお、こちらに書き込むことで出席とみなします。〆切は5月24日 (水)23:59 までとします。
これを過ぎると出席点に加算されませんので、〆切厳守でお願いいたします。
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4回生の加納誠也です。報告お疲れさまでした。
報告レジュメにおいて、仮説を立て、立てたものを検証するという手法が、研究をする上でかなり有効であると感じました。
また内容に関しては、第一次世界大戦の頃と、終戦直後の頃と大きく2つの時代を扱った報告でしたが、それら2つの時代の中間にある、戦間期にも注目すれば、より研究内容が鮮明になると思いました。
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報告お疲れ様でした。3回生の岡崎蓮です。今回の報告は、僕がこれまでに研究入門などで聞いてきた報告の中で1番難しいなと感じた発表でした。多くの史料にあたり、そこから導き出せる仮説と問題に対する答は、このような研究手法を目指したいと思えるほどでした。
その中で少し僕が難しく感じたのは「インテリジェンス」という語の定義です。一般的に「インテリジェンス」という語は「知性、知識」と言った意味合いで使われるものなので、それが根元にあるのは分かるのですが、明らかに報告の中で使われてる意味は違うものだと感じました。したがって、「インテリジェンス」という語句の定義を明確化しておくと、よりわかりやすくなるのではないかと考えました。私も講義後、先生に聞いて初めて知り、全体の理解が進んだので、通常とは異なる意味合いで語句を用いる場合は、註で定義する必要はあるのかなとかんじました。
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報告お疲れさまでした。3回生の塚本遼平です。
今回の報告では、第一次世界大戦期のインテリジェンス機関の情報収集活動と、第二次世界大戦後に起きたインテリジェンス機関の解体過程に基づき、情報と政策決定との関係性について考察したと思います。
そうした中で、質問時にお尋ねした情報局は、今回取り上げられた3つの事例の中で、最も組織体系や責任の所在が明確になっている機関であるように感じました。
また、情報局の長たる情報局総裁は内閣の一員として遇されているとともに、政策決定機関の一面も持っているため、情報機関と政策決定サイドとの関係性について着目した今回の報告の方針には格好の事例であるようにも思いました。
最後にですが、報告時に伊故海先生が述べられた北岡伸一さんの著書ですが、『官僚制としての日本陸軍』ではないかと思います。差し出がましいながら述べさせていただきました。
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報告お疲れ様です。4回生の鈴木菖子です。
報告レジュメにおいて、報告を聞く側に興味を持たせることも筆者のするべき事なのではないかと思うので、
言葉の定義であったり、この分野に詳しくない人でも想像を膨らませられるような報告になれば良いと感じました。
資料や報告内容からは時間をかけられていることが伝わりました。
今後も研究頑張りましょう。
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報告お疲れ様でした。3回生の松尾樹です。
今回のインテリジェンスと政策決定に関する研究報告は全体的に難しい内容だと感じましたが、非常に多くの史料を提示して自らの仮説を提示していたことから、とても労力をかけて研究を進めてきたことが伝わってきました。個人的な意見という興味なのですが、このような政策決定に関与するインテリジェンスの存在は他の列強国にも当然あったと思いますが、解明しようとしているメカニズムはそれらの国々と比べてどうであるのかが気になったので、少し余裕がありそうならば枢軸国のドイツやイタリアといった国々のインテリジェンスと戦後の状況について要約のような感じで書いてみると、聞き手の人も考えやすくなったり研究も何か進展があるのではないかと感じました。
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報告お疲れさまでした。三回生の大西知明です。
今回の報告では、インテリジェンスの意味が普段とは使われている意味が異なっていたこともあってか、難しく感じてしまいましたが、諜報が政策決定に多少なりとも影響していることはよくわかりました。
質疑でも挙げられていたことにはなりますが、史料に使われていたものの多くが、当時の日本の新聞においても記載がある事項であったり、あるいは後年になって作られた史料だと思うので、同時代で、政府機関しか得られないような情報であれば
もっと説得力が増すのではないかと思いました。また、政府の政策決定は外国の情報だけに依存しているわけではないはずなので、他の事象とのすり合わせが見られると面白くなるのではないかと感じました。
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報告者本人です。このコメントを書き込む時点までに寄せられたコメントに関して、返信しておきます。
●加納君
戦間期も考察対象にしてみては、とのコメントでした。おっしゃりたいことの趣旨については私も賛同します。ただ、長期にわたる情報活動を扱うことになることから、卒論レベルでそこまでやる必要があるのかという点が時間的制約の面も含めて問題になりますね。
もし、検討対象に入れるのであれば、先行研究の蓄積に関しても比較的多い時期になるので、そこで使用されている史料などをまずは渉猟してみることが必要ですね。
●岡崎君・鈴木さん
用語の定義に関して配慮が必要ではないかとのコメントでした。次回以降改善します。
●塚本君
「情報局は、今回取り上げられた3つの事例の中で、最も組織体系や責任の所在が明確になっている機関」だとの指摘でしたが、まあその通りかもしれませんね。情報局総裁が内閣の一員として遇され、政策決定機関の役割を担っていたとの指摘ですが、後者に関しては本当にそうなのかは他の史料を探索して確定すべき事項なのではと思います。
私としては、政策決定機関であったかは現時点ではわかりません。あと、北岡伸一『官僚制としての日本陸軍』を入手出来ました。ご紹介ありがとうございました。
●松尾君
今回解明しようとしたメカニズムを他国の情報機関との事例と比較してみては、とのコメントでした。ご指摘ありがとうございます。前回の報告で、英米のインテリジェンスとも比較してみたいとの趣旨を終章で書いたので、鋭意実現できるよう考慮してみます。
●大西君
「諜報が政策決定に多少なりとも影響している」とのご指摘ですが、今回第三節で述べたように、私としては政策決定文書が見当たらなかったため、情報機関と政策決定部門の関係性を解明「できなかった」と書いており、今でもその認識です。おっしゃりたいのは、おそらく情報局解体に関しての事例のことかと推察しますが、
これは政策決定が政治家たちによって、情報機関に対して強制的に行われた事例であり、ご指摘の影響関係とは逆ではないかと思います。
また、「同時代で、政府機関しか得られないような情報」や「政府の政策決定と他の事象のすり合わせ」について考察の射程に含めてみたいと思います。
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報告お疲れ様でした。4回生の幡鎌です。
論がしっかり立てられていて良い報告だと思いました。
また、報告内でいくつか史料が提示されていましたが、その史料から決定的なことが主張できるというよりは自身の論に史料を添えているだけのように感じました。(これは私の研究に対しても同じことが言えるので、全くもって偉そうなことが言えないのですが、、)
まだまだ大変な時期が続くと思いますが、頑張りましょう。
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報告お疲れ様でした。3回生の河嶋です。講義の中でもあったように、人物から「インテリジェンス」を見る必要があると感じました。「インテリジェンス・サイド」も「政策サイド」も最終的には「インテリジェンス」を用いて人が判断を下していると思う。なので、「インテリジェンス・サイド」(内務情報局、陸海軍、外務省などの各情報局のトップ)と「政策サイド」(例えば、総理大臣や外務大臣、陸海軍大臣など)との交流を見ると「インテリジェンス」が「政策サイド」に与える過程が見えてくるのではないかと感じた。
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報告お疲れ様でした。4回生の深山です。
質疑応答でもお話した通り、今回の報告では一次大戦前と二次大戦後では情報機関の立ち位置やそもそもの機関の役割(来るべき戦争や外交政策に向けての情報収集と政策提言なのか、戦後の日本並びに情報機関そのものを存続させるためのものなのか)というものが異なっていると感じました。仮にまた比較するのであれば、該当するものがあるのかは私自身わかっていませんが、そこまで情報機関の役割の差がないケース(同年代等)を用いる、もしくは外交政策、軍事政策等自身でケース分けや定義等をしたうえで提言が有効活用されたものとされなかったもの等の各種比較、別国との比較等行うとより情報機関とインテリジェンス活用に関する当該機関の特徴が見えてくるのではと思いました。
また、もうご覧になられているorそもそもそんな史料がないのかもしれませんが、情報の道筋(今回でいえば海諜報が海軍軍令部に報告され、その後誰に伝えられたのか、というところ)が書かれている政策決定文書に関して、個人的には当時の政府高官の日記等のごく私的なもの、もしくはそもそも会談で情報の共有等されているような気がしているので、抽象的ですがそういったインテリジェンスを活用する側の政府高官なりの史料も余裕があれば見るとなにかわかるかもしれないかと思いました。
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報告お疲れ様でした。3回生の田中拓磨です。
私の知識不足のせいでありますが、「インテリジェンス」という言葉を聞いたことがあるぐらいでそれについてあまり知らなかった私にとって、発表がかなり難しい内容だなと感じました。しかし、理解し、追究していけば、面白いと感じる内容になりそうだなと感じました。質問や講評で取り上げられていたように、史料と論の関係性に気をつけていきたいです。
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お疲れ様です。3回生の橋本です。
恥ずかしながら、日本が連合国占領期に日本版のCIAを創設しようとした政治家が存在していたり、インテリジェンスという言葉を初めて聞いたが、今回の発表を聞いて、とても興味深いと思いました。また、発表内容はとても難しいものでしたが、史料もたくさん使用されていたため、発表の内容を理解することができました。
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報告お疲れ様です。3回の鶴味です。
今回の発表範囲に関して、予備知識がほとんどなく、内容も難しかったので、ついていくのが大変でしたが、だからこそ興味深い事柄が多かったです。インテリジェンスというのは、あくまで何かを行う際に用意・必要とされる素材だと思うので、あるインテリジェンスがどのような決定に役立ち、その決定に誰が関わったのか、具体的な例があればわかりやすいと思いました。
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報告お疲れ様でした。3回生の岸です。
今回は第一次世界大戦期と情報機関解体過程の比較分析に応じて、インテリジェンスが政策決定の選択肢になるメカニズムの解明についての発表だったと思います。今まで聞いてきた報告の中で、いちばん難しく感じました。ただ、その分とても労力をかけて丁寧に研究していることが伝ってきてこちらも何とか理解しようと思考することができました。
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報告お疲れ様でした。3回生の赤坂です。
今回の研究報告は全体的に文、史料がとても多く、難しい内容でついてくのがとても大変でした。日本におけるインテリジェンスだけでなく、海外との比較で日本のインテリジェンスの特殊性など見出せるのではないかと素人ながら思いました。
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報告お疲れさまでした。三回生の横山です。
連合軍占領期における日本のインテリジェンスに関するテーマ・内容がとても面白かったです。
個人的な感想にはなりますが、当発表で取り上げられていた日本版CIAの如き組織は内務省復活に向けた動きの一つなのかなとも思えてきます(明確にそうだと呼べるものでも無いとは思いますが)。
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報告お疲れ様でした。3回生の服部です。
今回の日本においてのインテリジェンスに関する報告は、初めて知ることばかりで興味深かったです。
講義の中でもあったように連合国がなぜ陸軍に情報を求めてかについてを調べてみるのも面白いのかなと思いました。
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報告お疲れ様でした。三回生のシュです。
情報機関と政策決定の関連性についてを説明してとても面白い報告だと思います。
自分は予備知識がなくて申し訳ございませんが、報告の対象時期として第一次世界大戦期と戦後を取り上げたが、情報機関の活躍期ではないと思って、戦間期から終戦までの方で活躍していたが史料整理が大変になることがあるので、局地戦である日清と日露戦争期のインテリジェンス史を研究したら補充になれると思いました。
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報告お疲れ様でした。4回生のZHAOです。
今回の研究報告はすばらしいと思います。内容が難しいですが、インテリジェンスについてさらに理解を深めました。とくに一次大戦前と二次大戦後の情報機関に関する状況の説明はかなり詳しいです。多くの史料がきちんと整理されたのががすごいです。
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報告お疲れ様でした。4回生の横井です。
人やものではなく、目に見えない理論を中心に研究しようとしている点で、非常に意欲的で、面白い報告だと感じました。これは意見ではなく、感想として受け取って欲しいのですが、理論が中心にあって、人や事象など具体的なものが周辺にあるところが、本報告を難しいと感じさせているところなのかなと感じました(普通は、人や事象を中心に研究して、その周辺に理論が現れてくる、という報告が多いかと思います)。
次の報告も楽しみにしています。
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報告お疲れさまでした。3回生の白井です。
内容は難解でしたが、当時の情報部に対する理解が深まりました。
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報告お疲れ様です。4回生の桂です。
インテリジェンスの政策決定への活用について見ていく報告だったと思います。
先生方と同様に私も「政策決定」や「政策決定者」について何も言及していなかったことに疑問を持ちました。牧くんが明らかにしたいのはインテリジェンスを受けて政策に反映する部分であるはずなのに、インテリジェンスを与える側に視点が寄りすぎているように感じました。先行研究では情報機関に目を向けたものが多そうですが、牧くん自身の研究において注目すべきは政策決定機関だと思うので、一回情報機関からは離れた方がいいのではないかと思います。
その上で「政策決定者」とは誰なのかをはっきりと明記して行っていく必要があると感じました。「政策決定者」を無視して、政策決定の話はできないと思います。
また、この時代にインテリジェンスという理論を持ち込めるのかという話は3回生の時からありましたが、個々の機関の史料を見てもインテリジェンス・サイクルが成り立っているとは言えないと思います。この時代の情報機関と政策決定機関のやり取りが描かれているような史料を提示して初めてインテリジェンス・サイクルという前提に立てるのではないかと感じました。
これも前回報告から言われていますが、「インテリジェンス」という言葉を知らない人でもわかるようなレジュメを作ってください。「インテリジェンス」や「インテリジェンス・サイクル」の定義を改めて考えることで見えることもあると思います。
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