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【4月13日2限 意見・感想】
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授業に出席された方はこちらに意見・感想を書き込んでください。
なお、こちらに書き込むことで出席とみなします。〆切は4月20日 (水)23:59 までとします。
これを過ぎると出席点に加算されませんので、〆切厳守でお願いいたします。
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報告お疲れ様です。5回生の村上です。
今回の報告は「コクリコ坂から」に注目し、そこで描かれている時代像と実態の共通点と差異を見出そうとするものであったと思います。
60年代という時代を食文化を通してみていくという視点は同じ時代を研究している自分にとっては新鮮で、とても面白く拝聴させていただきました。
さて、気になった点としては、先生方からも指摘されていたように高度成長期における食文化についての研究について言及がなかった点です。
サイニーを調べると何件かあがっているので、(もしこのまま食文化でいかれるのであれば)まずはそれらを読んでみるのもアリかなと思います。それを踏まえて、
「今までの食文化についての研究には○○といった問題(というか課題??)があって、今回私はそれを解決するために報告します」みたいな指針があるとより研究も明確なものになるのではないかと思います。
教育実習等、忙しい中だとは思いますがお互いに研究も頑張っていきましょう!
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報告お疲れ様でした。4回生の深山です。
食に焦点をあてるにせよ、60年代という時代に焦点を当てるにせよ、ジブリ作品(コクリコ坂から)の掘り下げと60年代に関する理解というのは必要であるなと感じました。割と映像作品、マンガ作品等メディア作品、映像は残っているかと思うので比較対象は多くあるとは思いますが、やはりフィクションや作品である以上、リアリティを求めるのは難しいと思っているので、取り扱いには注意が必要だなと感じました。
自分の研究領域から話すと、雑誌「アニメージュ」では発行元が徳間書店なのもあって、『コクリコ坂から』以外にもジブリ映画が出るたびに特集、インタビュー記事を組んでいたので、宮崎駿、吾朗やプロデューサー等のインタビューとかで使えるものがあるのかもしれないなと思いました。また、『コクリコ坂から』の公開が2011年なので、探せばネット記事のアーカイブや記事そのものがのこっており、メディアの特性としてすぐ発信できるため、震災関連のこともなにか言っている記事があるのではないのかなと思いました。
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報告お疲れ様でした。3回生の八木大輔です。
今回の報告で一つの映画からも研究テーマが生まれることを実感しました。
僕自身、5限の新3回生ゼミ説明で山崎先生がおっしゃっていたように文化系の研究テーマを設定しようとしているのでとても参考になりました。
発表の際にもご意見させていただきましたが、60年代はアスリートによる栄養管理が活発化していった年代です。特に早稲田大学が大学スポーツの強化をするために始めたことが
有名で先駆者となっています。『コクリコ坂から』をメインに据えるとのことだったので参考程度になるかとは思いますが、色々な献立を見ることは研究の視野を広げることに
つながると思いますし現代にも通用するメニューもあるのでよければ調べてみてください!
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報告お疲れさまでした、4回生の舘野です。
ジブリ映画「コクリコ坂から」から当時の食文化を見る研究で、元日文の自分からすると懐かしい思いに駆られました。
レジュメ第三章のところで、漬物からサラダへの変遷が述べられていましたが、そこには人々の嗜好の変化だけでなく保存技術の進化も関係しているのではないかと思いました。冷蔵庫の普及により、生野菜を長期間保存できるようになったと思うのです。そうした食の変化だけでなく、その背後にある大きな時代の変化まで見えてくるとより面白いのではないかと思いました。
お忙しいとは思いますが、研究頑張りましょう。
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報告お疲れさまでした。3回生の木全です。
『コクリコ坂から』という作品から一つの研究を展開していることに、改めてこの山崎ゼミでの研究対象の幅広さを感じました。
また、こういった文化的な作品から現実の社会を読み解くという解釈も自分の中にはないものだったので新鮮でした。
質疑応答の際にも何名かおっしゃられていましたが、このような研究では作品として完全に史実に基づいて描かれているかどうかという点については十分な吟味が必要であると感じました。
どのような形であれ、作品として世に発信する以上は「商品」としての側面もあると思うので、どうしても受け手に対しての配慮であるとか分かりやすさというものを重視している点もあるのかと思います。
史実とは異なっていても作品としての事実は拭えないので、やはりその時代の実態を研究してすり合わせていくことがより良い研究になる手段であると思います。
『コクリコ坂から』を私は見たことが無かったのですが、報告を聞いていて非常に興味深いと感じたので個人的に作品の方にも目を通してみようと思います。
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報告お疲れさまでした。4回生の戸川です。
ジブリに詳しくない私にも、おもしろさの伝わる報告でした。ただ質疑でも申したように、どうしても結論を急ぎすぎているように見受けられました。大変だとは思いますが、もう少し史料のバリエーションを増やしてみることが大切だと感じました。当時の人々の食文化がより伝わるような史料として、雑誌の他に新聞もあるのかなと思います。参考にしてみてください。
これからも一緒にがんばろう!
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報告お疲れさまでした。3回生の塚本です。
『コクリコ坂から』で描写された食事と、実際の劇中時期(1963年)の食事を比較して、公開時期特有の時代性を追求する研究の仕方は、新鮮でとても興味深かったです。
特に、監督である宮崎吾郎のインタビューだけでなく、当時の婦人誌の記述も活用することで、より一層、劇中と実際の差異や共通点が明確に表出できると感じました。こうした雑誌を用いた手法は、大正期を研究したい自分にとってもその時代を研究する上で活用できると感じたため、参考にしたいと思います。
また、質問の時間で取り上げられていた、カルチェラタンないしそれに関連した学生運動については、学生運動があまり見られない1963年を劇中の設定時期としたという点で、非常に気になった箇所でもあります。報告時に上げられた登場人物のカルチェラタンに対する感情は、学生運動に着眼した方法でも分析できるように感じたため、その方向性でも面白くなるのではないかと思います。
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報告お疲れさまでした!4回生の大脇です。
『コクリコ坂から』という作品は未履修でしたが、どのような作品か分かり、またメッセージ性の強い作品なんだなとしっかり伝わってきました。
横井さんも質問されていましたが原作について私も気になってました。原作にはない部分に注目すると、より宮崎吾郎さんなど作品に関わっていた人々が伝えたかったことが見えてくるのでは
ないかなと思います。例えば、原作では制服廃止が学生運動の目的として描かれていましたが、カルチェラタン存続を訴える学生運動に代わっていた点は興味深いと思ったので、
カルチェラタン方面を追求していくのも面白いのではないかなと思います。
3回生の時からジブリへのこだわりを貫いている点はすごいと思います!ただ、こだわりすぎているのかなと
感じる時もありますので(これは広島藩にこだわりすぎている私にも言えますが)一旦距離をおいて別角度で見るのも良いかもしれません。
お互い多忙な毎日を過ごしていますが、共に頑張っていきましょう!!!!
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報告お疲れでした。4回生の桂です。
『コクリコ坂から』と現実を比較するような報告だったと思います。
最終目標として公開当時の時代性も読み取りたいとして挙げていましたが、なぜ2011年くらい(製作時期も含めて)の時代性を見るのか、それを見る上でなぜ1960年代を舞台とする作品を使用するのかについての言及がなかったことが気になりました。1960年代を舞台とする作品を2010年前後に制作することの意味というところに制作者側が考える当時の時代性みたいなものが隠されているのではないかなと思いました。
また、ある御方が主人公のお父さんは朝鮮戦争で亡くなっているという設定があると仰っていました。ちょっと調べたところ、漫画版にはそのような設定がなさそう(実際に読んだ訳ではないのでわからないです)なので、この設定には制作陣の考えが入っているのかなと思います。なんでわざわざ高度経済成長期を舞台とする作品にそのような設定を入れたのかを考えるのも大事かなと感じました。
自分はジブリを全く見ないので、とりあえず見たいと思います。
一緒にこれからも頑張っていきましょう!
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報告お疲れさまでした。3回生の福田です。
『コクリコ坂』を原点として、1960年代の食に着眼しているところがとても興味深く聞き入りました。
1960年代が舞台ということで食文化の時代背景についても当時の雑誌の記事から分析していたり、作品のもつ時代性も制作陣の意図を踏まえた上で切り込まれていてとても分かりやすかったです。
カルチェラタンに関する言葉の意味や、サークル棟存続の運動など、作品の中から見渡せる当時の時代背景も深く掘り下げるとさらに色々発見できると思いました。
制作陣の方面を掘り下げるならば、鈴木敏夫の経歴に関して、彼と学生運動の関係を考えたりすると、とても面白いと思いましたし、知れば知るほど『コクリコ坂』がより味わい深い作品になっていくと思いました。
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報告お疲れ様でした。3回生の竹村勇輝です。
私自身も好きなことと研究を結びつけたいなと考えているので、今回の発表は参考になる点が何個もありました。結論から決めつけて史料を読んでしまうとどうしても個人の意見が史料読解に反映されてしまうという点が難しかったです。また、そんな好きなことを研究の導入で用いるのか本編に組み込むのかの違いで、発表のテーマが揺らいでしまう難しさも感じました。コクリコ坂からだからこそ導き出せることや伝えられることを探して研究を続けていって欲しいです。
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報告お疲れ様でした。3回生の赤坂です。初めてゼミの発表を聞きましたが、研究対象が『コクリコ坂から』で驚きました。他のゼミではあまり見られないないこのゼミならではな感じがしてとても面白かったです。
内容に関してですが、食文化と『コクリコ坂から』2つの主題が並立しており、論点がはっきりしないのではという印象を受けました。質疑応答のときにも出ていましたが、食文化に焦点を当てるなら、より多くの料理雑誌などを資料として比較する必要があるのではないかと思いました。
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報告お疲れさまでした。3回生の山田渚紗です。
ジブリ作品である『コクリコ坂から』という観点からの研究ということでとても面白そうだと思い、楽しく講義に参加させていただきました。
ピンポイントで1963年という時代に着目することで、なぜ・どのようにこの映画が作られたのかが深堀できるという点が非常に興味深かったです。
個人的には学生闘争に興味を持ち、今となっては私たちにあまりなじみのないものないものなだけに今回の発表が聞いたことを踏まえて、一度『コクリコ坂から』を見てみようという気持ちになりました。
また、私もジブリ作品の料理を作っている映像を見るのはとても好きなので、その『食』を当時/現在の食生活と関連させながら考える難しさも発表を聞いていて感じました。
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報告お疲れ様でした。3回生の河嶋です。映画『コクリコ坂から』は私も見ましたが、映画の中で「卵」に注目されたのは凄いなと思いました。講義の中でも述べさせてもらいましたが、私はジブリの作品は「食」のシーンは案外重視されていると考えており、それを今回だと映画『コクリコ坂から』における1963年の「食」と1960年代日本における「食」の比較として「卵」を使って比較されたのは興味深かかったです。
また、ジブリの作品の多くが、心や志が強い女性が主人公である事が多く、一度は挫けるが再度立ち上がる傾向にある。つまり、映画『コクリコ坂から』と同時代の1960年代と公開された2011年代の時代性・背景を比較し、考察する上では、女性というのは欠かせないのではないかと思います。映画では海も一緒にカルチェラタンの取り壊し反対運動を参加していますが、実際の学生闘争で女性が参加していたのか、この点においてもギャップというものが見られのではないかと思いました。
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報告お疲れ様でした。4回生の幡鎌です。
報告を聞いていて、やはり「作品の中で1960年代が描かれた」ということが重要だと思いました。報告の中で出た方針は大きく分けて、
・『コクリコ坂から』を通して描かれた「1960年代」に注目するのか
・『コクリコ坂から』を描いた「2000年代」(2011年)という時代に注目するのか
・『コクリコ坂から』以降の「アニメーション史」に注目するのか
・『コクリコ坂から』で描かれている「カルチェラタン」に注目するのか
だと思います。
これ以外に方針を立てるにしても、研究をする上では扱う史料が変わってくると思います。質疑応答の際にも聞きましたが、扱う史料の性質を押さえておくことが大切かなと思いました。
いろいろと大変な時期だとは思いますが、一緒に頑張りましょう。
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報告ありがとうございました。5回生の田中です。
主婦の友、コクリコ坂などから60年代当時の食文化の実態についての考察を目指すということで、視覚で捉えられる内容というのもあり、着眼点が鋭いなと思いました。
ご自身でも挙げられていた課題の中に、閲覧雑誌が主婦の友のみとなっている点がありました。この点に関しては、当時の雑誌・他のジブリ映画の作中に、学校給食や社食など、食卓以外での食事風景の描写があればそちらを盛り込んで、食文化全体の理解に使えるのではないかなと感じました。
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報告お疲れ様でした、3回生の岸です。
「コクリコ坂から」は私は完全に未履修だったのですが、それに関して深く掘り下げられていで作品に対する愛やメッセージ性を受け取ることが出来たと思います。
内容に関しては、やはり「コクリコ坂から」と食の関係性を結び付けられているのは面白いと思いましたが、食文化についでがメインな分「コクリコ坂から」の言及は必要なのか?と思ってしまうところが少しありました。しかし、コクリコ坂からには興味が湧いたので、履修してみようと思いました。
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報告お疲れ様でした。3回生の橋本です。
今回の発表を聞かせていただいてジブリ映画を用いて研究していることに非常に興味深いと思い、このような研究の仕方もあるのだなと参考になりました。また、ジブリだけでなくその当時刊行されていた「主婦の友」と言う雑誌から1960年代の食について考えていたところも面白いと思いました。私は幼い頃からよくジブリ映画を視聴しており、この「コクリコ坂から」も過去に何度も視聴していて、発表を聞いて視聴したくなったのでまた視聴しようと思いました。
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発表お疲れ様でした。
4回生の一ノ瀬です。
ジブリに出てくるご飯は、ジブリ飯として非常に有名なものが多いので、それをテーマに取り上げていてとても面白いと思いました。しかし、参考にする映画が一つしかないために少し内容が薄くなっているのかなと感じました。
ジブリの映画に関して取り扱いたいと言うことであれば、ジブリ映画における食生活の変遷やテーマの変遷など歴史の古いジブリスタジオの変遷に迫るような研究テーマも面白いかなと思いました。
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報告お疲れ様でした。4回生の横井です。
60年代あたりは、自分の研究範囲と重なるところもあるので、興味深く聞かせていただきました。気になった点としては、「コクリコ坂から」に限定して研究すると、歴史研究よりは作品研究寄りの研究に傾くのですが、だからと言って歴史研究に重点を置くと、「コクリコ坂から」に限定する意味があまりなくなってくるところです。
個人的には、「コクリコ坂から」が社会に与えた影響について研究すれば、歴史研究と作品研究が両立できるのではと感じました。「太陽の季節」や「リング」のように、創作物は多かれ少なかれ社会に影響を及ぼします。その影響を、歴史的な視点で見れば面白いのかもなと、聞いていて少し考えていました。
次の報告も楽しみにしています。
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発表お疲れ様です。4回生の鈴木菖子です。
「コクリコ坂から」を題材にしているところにとても興味を持ち、報告を聞かせて頂きました。
60年代の食と「コクリコ坂から」のどちらを研究の要にしたいのかによって今後の研究の方向性が明らかになってくると思います。
私が更に関心を持ったのは60年代の食が他の時代とはどう異なっているのか、食の歴史の中でどの様な時代なのかということです。
今後の研究がどの方向に進むのか楽しみにしています。今後も研究頑張りましょう。
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報告お疲れさまでした。5回生の渡邊大貴です。
ジブリ作品の「コクリコ坂から」を研究対象としていることについて、
とても興味深く思いました。1960年代を対象しており、学園闘争において自身の
理想を求め何かを変えるために争う、とありましたが、このように自分の意見を
はっきり述べ、何かを変えるという姿勢は、この「コクリコ坂から」の制作、構想期間前に
あった民主党への政権交代の影響を受けている可能性が少なからずあるのではないかと思いました。
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報告お疲れさまでした。三回生の横山真太郎です。
ジブリ作品「コクリコ坂から」を取り扱い演出意図に着目しつつも食から当時の世相を扱った発表内容は興味深いです。
他の方もこのスレッドで仰られている事ではありますが、「60年代の食(或いは世相)」と「コクリコ坂から」の何れに重点を置くのか否かと言う所が、今後の研究を左右する今最も考えなければならない事の一つなのではないかと思いました。
個人的には「コクリコ坂から」研究に重心を据えたほうが、よりこれからの研究に広がりが持てるのではないかと考えています。
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報告お疲れさまでした。3回生の白井です。
発表の後、『コクリコ坂から』を改めて軽く観なおしましたが、やはり学園闘争時代を生きた原作者の脚本をかなり改変しただけあって、学生運動の抱える党派性や選民思想のようなものが排除されているイメージを受け、ジブリは学生闘争や学園紛争というものを、より身近な問題への解決手段としての闘争の形に再解釈し、従来のイメージとは少し異なる形で提示したいたのではないかと感じました。
本筋である食に関しての話から少しそれてしまいましたが、宮崎吾郎作品はほかにもゲド戦記など興味深いものが多く、彼の作品研究なども面白いのではないかと思います。
>15 このスレッドで学生闘争に女性は参加していたのかという意見がありました。私が関心を持っている分野ですので勝手ながら本を2冊紹介させていただくと、実際に安保闘争で亡くなった樺美智子さんの日記や、立命館大学日本史の先輩でもあり、当時全共闘に参加しその後自ら命を絶った高野悦子さんの日記が、それぞれ出版されておりますので、是非興味があれば読んで頂きたいです。
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