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【1月19日4限 意見・感想】

1 : 深山玲於奈 :2023/01/19(木) 16:12:08
授業に出席された方はこちらに意見・感想を書き込んでください。
なお、こちらに書き込むことで出席とみなします。〆切は1月25日 (水)23:59 までとします。
これを過ぎると出席点に加算されませんので、〆切厳守でお願いいたします。


2 : 那波宏哉 :2023/01/21(土) 16:03:05
4回生の那波です。
今回の報告は、「マイホーム主義者」に注目し、それによって高度経済成長期の人々の意識を見出そうとしたものでした。
まずマイホーム主義に注目する経緯・理由を示し、おわりにの中でも今回の作業から何が考察できるかを述べていたことから、きちんと考えながら研究活動を行っていたことがよくわかりました。
さて気になった点として、議論の中で思ったことなのですが、マイホーム主義における「マイホーム」とはどういう意味になるのかということです。
具体的に言えば、自分の住居としてのホームなのか、家族・家庭としてのホームなのかということです。
前者の意味で議論が進んでいたように見受けられたのですが、レジュメを見る限り後者のことを話していたような気がしました。
今後どう定義して進んでいくかはわかりませんが、どちらの意味で取るかによって史料の捉え方や論の方向性が変わってくるように思うので、きちんと区別しながら研究を行っていくと良いかもしれません。
続いて、質問と重複しますが、今後の方針の中で、労働への意識が本当に変化していたのかを調査するとありました。
その調査をするうえで、いわゆる「マイホーム主義者」とレッテル貼りされた層の人々が、下の世代をどう評価しているかを見てみるのもありかなと思いました。
例えば、「マイホーム主義者」は、利己的で向上心がないと評価されていました。
これは裏を返せば、評価を行った人間は、利他的で向上心を持って動いていたと自己評価しており、だからこそ下の世代がそう見えてしまうということだと思います。
(実際、マイホーム主義者より上の世代は史料の中で、会社を優先する・出世を意識するといった特徴が見られていたかと思います。)
こんな感じで、「マイホーム主義者」の層が下の世代をどう評価していたかがわかれば、逆説的に彼らの意識が見えてくるのかなと思いました。
いろいろと書きましたが、何より報告したという事実に大きな意味があるように思います。
体調には気を付け、これからも研究頑張りましょう。


3 : 加納誠也 :2023/01/22(日) 15:35:11
3回生の加納誠也です。報告お疲れ様でした。
「マイホーム主義者」という視点はとても興味深い視点だと思い、高度経済成長期のサラリーマン(私たちの祖父母)はどのようなことを考えて仕事をしていたのかという点を考えさせられました。
一個人として感じた点としては、当時の人々や家に関する数字はもう少し把握しても良いのではないかという点です。
たとえば、
当時の20〜30代のサラリーマンの手取り(年収だと税金等で持っていかれる分も含まれるため、手取りの方が彼らの実態が分かると思います)は平均でいくらか、
当時家がいくらで売られており、彼らは住宅ローンの返済で月にいくらお金を支払っていたか、
という感じに数字に関しても、もう少し着目していくと、より客観的な研究に発展していくと思います。


4 : 安田祐輝 :2023/01/24(火) 15:25:12
お疲れ様です。4回生の安田祐輝です。
1960年代に自分の家庭を重要視し、仕事に対して情熱を注ぐ訳では無い20代〜30代のサラリーマンが出現したことが、今回の報告で分かった。この時代の若者は向上心が高いと思っていたので、そうではなかったということには驚かされた。報告を聞きながら、周囲に無関心で自分や自分と仲の良い人々だけを大切にし、無気力であると言った「マイホーム主義者」に対する批判は、新人類に対して大人の人々が批判し、大人たちを新人類世代は会社のために滅私奉公している存在であると批判していたことを想起させられ、歴史は繰り返すのだなと感じた。また、「マイホーム主義者」が自分の家庭を重要視したのは、家制度がなくなったことも関係あるのかもしれないと思った。
これからも研究を頑張ってください。


5 : 深山玲於奈 :2023/01/25(水) 19:17:50
報告お疲れ様でした、3回生の深山です。
当時の住宅事情、特に政策的な面もそうですが居住環境であったり衛生環境であったりと、そういった住み心地のような面からマイホーム主義者という存在が生まれたのではないか、と報告を聞いていて考えたので、そういう面からも調べてみると何か見つかるのかなと思いました。


6 : 鳥井麗菜 :2023/01/25(水) 19:54:50
報告お疲れ様でした。4回生の鳥井です。
マイホーム主義者という単語を初めて知ったので、大変興味深く聞かせていただきました。授業内で言われていたことと重複しますが、マイホーム主義者が当時の価値観でどの程度の生活をしていたのかという点を明確にしておく必要があると思います。高度経済成長期なのである程度の経済的余裕があったのではないかという予想はできますが、収入や支出の感覚は現在の価値観とはかなり違ってくると思います。その辺りの感覚を詳細に調べてみるとマイホーム主義者についての定義づけもしやすいのかなと思いました。
今後も研究頑張ってください。


7 : 山内優里 :2023/01/25(水) 20:27:15
報告お疲れ様でした。4回生の山内です。
マイホーム主義に着目し高度経済成長期の人々の意識を明らかにする面白い研究だなと感じました。現代にも近い価値観が昔からあったのだなと驚きました。一方で、質問でもありましたが女性は一概にはそうは言えないと思いました。この頃の女性はまだ結婚したら寿退社して主婦になる方が一般的だったとと思いますが、本当はまだバリバリ働きたい女性がたくさんいた気がしてなりません。男女での意識の違いもわかればより面白い研究になるなと思いました。


8 : 近藤明日香 :2023/01/25(水) 20:46:52
報告お疲れ様でした。4回生の近藤です。
現代にも一部の人にも続く「マイホーム主義」について取り上げており、面白い着眼点だと感じました。
他の方や先生もおっしゃっていましたが、「マイホーム主義」というのは様々な要因によって成り立つのではないでしょうか。親族や経済的な問題、子どもの教育に関する問題などが複雑に絡み合い、「マイホーム主義」であったというよりも、むしろ「マイホーム主義」を掲げざるを得なくなった方さえいるのではと思いました。そのような方がいるのであれば、対比として取り上げればより面白い論になるのではないでしょうか。
これからも研究の方、頑張ってください。


9 : 天井いずみ :2023/01/25(水) 21:12:46
発表お疲れ様です。4回生の天井です。やっている年代が自分と近しいものだったので、とても興味深く聞いていました。
史料についてですが、どういった雑誌なのか、どの流れでその話が出てきたのか簡単に説明が欲しかったなと思いました。加えて、マイホーム主義者には男性かつ既婚者だったりする方が多いとの事でしたが、パートナーの影響などはなかったのか気になりました。


10 : 桂淳志 :2023/01/25(水) 21:19:24
報告お疲れ様です。3回生の桂です。
今の考え的には家庭を大事にする旦那さんは、世間的には良い旦那さんと受け取られるし、会社もそれには文句の言えない時代が来ているのかなと思っています。その上で利己的と判断されるのは想像がつきますが、軟弱な感じに受け取られるのは予想外で面白かったです。
授業の時にも発言しましたが、この考え方の差は戦争が大きく関係しているのではないかなと感じました。50年代に20代後半から30代前半だった人たちは実際に戦地にも赴いたであろう「戦争を直に体験し、最後まで勝利を信じた人々」で、60年代に20代後半から30代前半だった人々は子供時代に戦争を経験した「無力に逃げ惑わぜるを得なかった人々」という違いがあるのではないかと思います。かなり大雑把な分析なのでしっかり見ていく必要があるとは思うのですが、「戦地に赴いた人々」と「本土で逃げざるを得なかった人々」との間に意識や考え方の差が出来てくるのは仕方ないことだと感じます。これは他の時代には存在しない意識の差なので、そういうところを見ていくともっと面白くなるのだろうなと思いました。
また、出世しなくても家族を養っていけるようになったというのは、給料の増減や物価の変動で見るとより説得力を増すような気がします。
今年も一緒に頑張りましょう。


11 : 一ノ瀬風雅 :2023/01/25(水) 23:07:55
お疲れ様です。3回生の一ノ瀬です。
マイホームは購入者のお金や土地の値段や物価、金融機関などさまざまなものが絡み合っているので、とても面白い分野だと思った。


12 : 橘川亜美 :2023/01/25(水) 23:14:13
4回生の橘川亜美です。
発表お疲れ様でした。今回初めてマイホーム主義という言葉を聞いたので、とても興味深く聞かせていただきました。今後の課題と方針がきちんと示せていることがとても良いと思いました。また、意識の違いについて明確にわかりやすく説明されており、すごく良かったと思います。
質問でも出ておりましたが、その当時の人の環境もとても重要になってくるので、今後はその点もしっかりと考えていくことが大切だと思いました。
研究頑張ってください。


13 : 横井来季 :2023/01/25(水) 23:59:24
お疲れ様です。三回性の横井です。
現代では、マイホーム主義者というのは、むしろ「良い夫」と見做されると思うので、考えの違いが面白く感じられました。
発表を聞いていると、この考えの違いは、「利他」という言葉によるもののような気がします。現在は「自分以外の人間」が「他」に入りますが、当時は「自分の家族以外の人間」が「他」に入っていたのだろうと思いました。
それと、出世しなくても家族を養っていけるなった影響については、竹内洋『教養主義の没落―変わりゆくエリート学生文化』(中公新書)に多少言及があったような気がします。
これからも研究を頑張ってください。


14 : 細見夏希 :2023/01/26(木) 00:00:01
報告お疲れ様です、4回生の細見です。
マイホーム主義というテーマ自体がとても興味深く、また、なぜそのテーマにしたのかという問題関心もはっきりしているのがすごいなと思いました。
ただ、「マイホーム主義」という言葉に関して、報告レジュメ内ではっきり定義が示されていなかったので、「はじめに」などで書かれていると、具体的にどのような人たちを指すのかがイメージ出来て、内容理解もしやすくなると思いました。
これから研究頑張ってください!


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