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【12月15日2限 意見・感想】

1 : 深山玲於奈 :2022/12/15(木) 12:27:52

授業に出席された方はこちらに意見・感想を書き込んでください。
なお、こちらに書き込むことで出席とみなします。〆切は12月21日(水) 23:59 までとします。
これを過ぎると出席点に加算されませんので、〆切厳守でお願いいたします。

3 回生の報告に入りましたので、以下の条件での書き込みをお願いいたします。
・報告者 2 人分(1 コマ分)で 1 投稿
・報告順に従い、①――さんへ
②〜〜さんへ と宛名を明示してから本文を書き込む


2 : 牧大雅 :2022/12/16(金) 00:40:54
報告お疲れ様でした。3回生の牧大雅です。
①吉田君へ
授業内では分析対象とした期間の幅が広くなりすぎ、多くの人物の受験体験や入学後の大学生活に関するエピソードを集めたもの、になってしまった結果、なにを分析したいのかが不明確になった、という指摘があった。私の方からは、受験生が受験に対していかに考え臨んだのかを解き明かすことに意義を見出せた一方で、「当時の受験や教育の意味」を最終的に解き明かすことを目的としている以上、対象時期や分析物を絞るにしても、この点を解き明かすためにどんな分析スタイルをとるつもりなのか、が気になった。
②横井君へ
現代詩の分析を通じて、人々の詩に対する価値観の変容を解き明かす、という斬新な発想がとられていると思った。ただ、授業内での質疑にあったように、報告者が漠然とした意味でしか用いていない語句が、研究の進展に伴って重要な意味を持ってくることがあり、受け手との間で概念理解に齟齬が生じる場面があった。研究をしている身として、他人事とはいえない事態を目の当たりにしたように思うし、次回以降の自分の報告でも留意していきたい点だと感じた。

お二方とも研究の骨格は定まっていると思います。あとは他者に自分の研究を説明する際に何を気をつければ良いのかを自覚する必要があるのではないかと思いました。お互い研究を頑張りましょう。


3 : 藤巻凜 :2022/12/19(月) 18:06:51
報告お疲れ様でした。4回生の藤巻です。
①吉田さん
東京帝国大学の入試の不合格者に視点をあてると、前回の報告で仰られて、その後どうなったのか気になってました。まだ不合格者についての研究があまり進んで内ということだったのですが、たまたまネットで尾原宏之という方が京大が東京帝国大の不合格者が降りてくるところという話をみかけました。もし知っていたらすみません。使えそうならということで載せさせて頂きました。
また学校生活にも視点を今回当ててましたが、入試なのか学校生活なのかどちらをやりたいのか分からなかったので、どちらかに限定してもいいのではないかと思いました。
これからも研究頑張って下さい!

②横井さん
前回の報告より更に進んでいて、内容も深まっていて良かったと思います。
聞き取り調査が書店の店主や教授といった人たちが対象で、詩に対して好意的な印象が多かったと仰られていましたが、文字、文学に触れることが多い人たちは好意的な人が必然的に多くなるのではないかと思いました。逆に文学にあまり触れない、詩といっても授業中教科書でみたくらいの人たちの声をきいて比較するのもいいのではないかと思いました。
これからも研究頑張って下さい!


4 : 大間穂乃花 :2022/12/20(火) 11:21:15
お二方、発表お疲れ様です。
4回生の大間です。

①吉田さんへ
受験期が近づき、塾でバイトをしている身としては、とても身近に感じる内容で、面白かったです。
この時期の入学試験制度などの知識が無いのもあり、はじめにでまとめてもらえると内容が入ってきやすかったかなと思いました。また、入試を中心に見るのであれば、入学後の生活よりもそれ以前の生活などを見る方が実態を掴めるのではないかと思います。

②横山さん
たくさんの聞き取りをされていたり、2ちゃんねるを史料にしていたりと、すごいなと思いました。
「文化資本的な価値」という言葉がキーワードになっていましたが、後で自分で検索してみても様々な説明が出てきて、よくわからなくなりました。周囲に知られたら恥ずかしいから文化資本的価値が下がるのかも難しいところだと感じたので、授業でも指摘があったように、定義づけが必要かなと思いました。

これからも研究頑張ってください。


5 : 近藤明日香 :2022/12/20(火) 20:56:26
報告お疲れ様でした。
4回生の近藤です。

①吉田さん
自身の研究の方向性をもとに、しっかりと先行研究批判をされていたこと、そこから様々な史料をもとに研究を進められており、聞いていて興味深いものでした。
「高校から大学に進む段階では、学生の多くが難なく通過していた」とありましたが、どのようなことを根拠に述べられているのか気になりました(前回の報告で述べられていたらすみません)。
また、先生もおっしゃられていましたが、研究範囲が広すぎると感じましたので、もう少し狭めた方がいいのかなと感じました。

②横井さん
聞き取りが多く行われており、非常にリアリティかつオリジナリティのある研究をされているのだなと感じ、非常に面白いものでした。
一つ気になったことは、文化資本的な価値はどのように決定されるのか、という点です。また、どうなると価値があり、どうなると価値がないのか定めなければ、論がぶれるのではないかと感じました。
ポエムに関するタイトルがつけられたスレッドを中心に見られていたと思うのですが、タイトルに関連するスレッドでもポエムを揶揄するレスがある可能性があるので、余裕があれば閲覧されてもいいかなと思います。
匿名掲示板での肩身の狭い扱いが、文化資本的価値に影響を与えているとおっしゃられていましたが、この時期の匿名掲示板の認知度から、そこで述べられたことはあまり世間に影響を及ぼさない気がしました。

これからも研究の方、頑張ってください!
おつかれさまでした。


6 : 新山光咲 :2022/12/21(水) 15:01:29
報告お疲れさまです。4回生の新山です。

①吉田くんへ
当時の学生たちの史料をたくさん紹介されていて、これまでで色んな人の史料に当たられてきたのだなと努力を感じる報告でした。
内容に関しては、講義のみならず演説が学生たちの人間性やその後の思想に大きく影響したと最後に考察されていましたが、わたしも演説の影響力にに関してとても興味をそそられました。もし今後研究範囲を狭めていくのであれば、個人的には、当時の演説の影響力を帝大生からみる研究とか、帝大における演説の影響力の研究というのもありなのでは、と思いました。
これからも研究頑張ってください!

②横井くんへ
素材・考察ともに優れた報告をありがとうございます。全体的にしっかりと思考した痕跡が見え、感服の極みです。
内容に関しては、「趣味のヒエラルキー」に注目するという時点でかなりオリジナリティがあり、聞き取りもたくさんの方にされており、それに対する分析も考えられた内容でとても面白かったです。あとは、皆さんが言われていたように「個性」などの言葉の定義をしっかりされればより良くなると思いました。
横井くんのその独特な考え方は普通に言葉にするのではなかなか伝わりにくいように思います。だけど横井くんは自分の考えを上手く言語化する力を持ち合わせているはずなので、伝えたいことをより丁寧に、的確に表現できるようこれからも頑張ってください!応援しています!


7 : 斉藤亘輝 :2022/12/21(水) 15:12:29
報告お疲れさまでした。4回生の斉藤亘輝です。

①吉田さん
当時の帝国大学を取り巻く学生を、受験や学生生活、人間関係などの様々な部分に焦点を当てており、内容はとても興味深かったです。当時を生きたエリート学生の様子が鮮明に伝わってきました。
しかし、様々な要素を追い過ぎたが故に、今後はどの部分に焦点を当てて研究していく予定であるかが伝わりにくかったです。先行研究は丹念に読み込まれているようなので、それとの差別化ができるような時代に範囲を設定すると良いかもしれません。また、人物史的な手法を取りたいとのことだったので、文豪や政治家など、卒業後の進路で、対象とする人物の範囲を設定しても面白くなるかもしれないと感じました。
今後も研究頑張ってください!

②横井さん
現代詩の凋落が起きた背景について、人々の価値観の変化から切り込んでおり、とても興味深かったです。また、2000年以降の2ちゃんねるにおいて、荒らし目的や人の作品を批判することで評論家を気取りたい人物が現れて、詩の創作が揶揄されるというのは、面白い変化に感じました。インターネットの普及により、以前より読み手の範囲が広がり、混沌化したことが要因に思われます。
加えて、詩は小説や論文などの文章と異なり、短く読みやすいという特性があります。創作のハードルが低い故に、素人でも安易に批判できてしまう側面もあると感じました。
今後の研究も応援しています!


8 : 山内優里 :2022/12/21(水) 15:25:55
報告お疲れ様でした。4回生の山内です。
①吉田さん
当時の入試の様子や学校生活を窺い知ることができてとても面白かったです。またそれぞれの学校の色があるのが卒業生からわかりその点も非常に面白く感じました。今回は範囲が広めでしたが今後は狭めていくと思います。個人的には卒業生を追う研究とかも面白いと思います。

②横井さん
現代のポエムへの価値観になるまでの変遷を知ることができてとても面白かったです。やはり2000年代に大きな転換があるのかなと思いました。質問でもありましたが、文化資本的価値がある趣味とそうでない趣味の線引きがあやふやに感じ、報告者の独断と偏見で決めているのかなと思いました。文化資本的価値について明確な意義づけを行えば、報告者と聞き手の齟齬がなくなると思います。また2ちゃんでの価値観が世界共通の価値観ではないと思うので、他の方法でも2000年代以降のポエムの価値観を調べたほうがいいと思いました。


9 : 鳥井麗菜 :2022/12/21(水) 15:25:59
報告お疲れ様でした。4回生の鳥井です。

①吉田くん
東京帝国大学の学生を対象にするとのことで、前回よりテーマが明確になっていて良かったです。今回は入学と入学後の生活が分けられていましたが、入学時の成績や経緯と入学後の学生生活の内容を一緒に分析することができるとどのような経緯で入学した人がどう学生生活を送ったのかが見えてくるので良いのかなと思いました。
研究頑張ってください。

②横山くん
匿名掲示板でのポエムの扱われ方がしっかりと分析されていて、とても興味深く聞かせていただきました。掲示板はあまり詳しくないあるいは興味のない分野のことであっても、ポータルサイトから比較的簡単に入れてしまうので、批判的な意見も多くなるのかなと思います。インターネット上でも閉鎖的なコミュニティでは状況が変わってくると思うので、インターネットアーカイブなどで過去のコミュニティを調べてみるといいのかなと思います。
研究頑張ってください。


10 : 遠山歩楓 :2022/12/21(水) 17:50:21
①吉田くん
報告お疲れ様でした。教育に関心を抱いている身としてとても面白く聞かせていただきました!今回の報告では学校生活を見たいのか、入学までの過程を見たいのか少し曖昧になってしまっていたように感じます。何にいちばん焦点を当てたいのかもっと明確になればいいと思いました!

②横井くん
報告お疲れ様でした。聞き取り調査の母体がしっかりしていたのと、何をやりたいのかが明確で良かったなと思います。文化的資本価値という言葉についてですが偏見が混じっているのかなという印象を受けたので、もっと明確な定義付けが必要なのかなと思いました。


11 : 長谷部詩依 :2022/12/21(水) 20:18:41
報告お疲れさまでした。3回生の長谷部です。
①吉田君へ
史料の数が多くて、様々な人の受験・学校に対する気持ちが見られて、聞いていて楽しかったです。ただ全体的にスクールライフ?も描かれている印象だったので、議論でもあった通りもっと範囲を狭めるべきかなと思いました。また、不合格者を見たいとのことですが、やはり日記に史料が偏るかなと思うので、これからも史料批判の姿勢は大事だと思います。

②横井君へ
2ちゃんねるが史料として扱われていて、私もインターネットを史料として扱う時の参考にしようと思いました。講義内で「文化資本的価値」について理解しきれずに申し訳ないです。個人的に定義がわからなくなってしまった理由は、「料理は価値が高い、アルコールは低い」と横井君がおっしゃっていたところからです。何をもってして高くて低いのかが、私にとって難しかったです。詩はポエマーwwwwwwと揶揄されていて、そのために文化資本的価値が低いのは理解しました。でもお酒を好きな人が酒カスwwwwwwwwアル中wwwwwwと揶揄されることは想像しづらいので、文化資本的価値が低いというのは個人的に疑問符が浮かびました。。
また、比較とか例で出すのであれば、料理やアルコールなどの衣食住にかかわるところではなく、小説や俳句、作詞作曲などの芸術関連の方が比較としてわかりやすいし、詩に対する解像度もより上がりやすいかなと思いました。

お2方とも研究が進んでいて、私自身も研究にもっと時間を割こうと思いました。あと1年頑張りましょう、、、!


12 : 大脇実祝 :2022/12/21(水) 20:37:07
報告お疲れさまでした、3回生の大脇です

①吉田くんへ
今回の報告では実際に東京帝国大学へ学生として通っていた人が登場したことで、入学までの道のりの厳しさが
具体的に分かり興味深く聞いていました。
気になったこととしては2つあり、東京帝国大学に通っていた人々の親や親族も東京帝国大学だったのかという点と、
他の私学出身のエリートと東京帝国大学卒のエリートに差はあったのかという点です。前者は完全に私の興味ですが、後者を見てみると、
東京帝国大学の特徴や優れている部分が見えるのではないのかなと思いました。
一緒に頑張っていきましょう!

②横井くん
詩に触れたことのない人生だったので、詩を考える貴重な機会となり面白いなと思いながら報告を聞いていました。
今はシンパシーの時代というのもなんとなくわかる気がします。そこで、シンパシーを求める現代において、歌や歌詞というものは
共感を得られて、詩は恥ずかしいと思われるようになったところに、歌・歌詞と詩の差ってなんだろうなとふと疑問に思いました。
また、現代の人は詩を用いて自己に関して発信しなくなったことは、詩の価値が亡くなったのではなくて、SNSとか自分の事を吐き出す場が増えたことに
よるのかなと思いました。
気になることとして、詩は教養などあったりしますか?学校現場では詩を読んで意味を考えるなどのちょっとした授業がありましたが、
昔の人は、詩を書くことを習ったり、教養として学んだりする場や機会があったのかなと感じました。
次回の報告が楽しみです。一緒に頑張っていきましょう!


13 : 桂淳志 :2022/12/21(水) 20:44:27
報告お疲れ様です。3回生の桂です。
①吉田君へ
当時の大学がどんな感じだったのかがよくわかる報告で面白いなと思いました。
ただ皆さん言っているように大学入試と予備門と大学生活のどれを研究していくのかについて、ある程度の方向性を決めておいた方が研究しやすいのかなと感じました。でもどの話も面白そうだったので、人物を絞ってその人の学生生活を追った方が吉田くんのしたいことに近くなるような気がしました。

②横井君へ
現代詩から価値観の変容を見ていたと思うのですが、現代詩の社会的地位の話をするのであれば普段詩に触れない受け手側の意見を多く取り入れないといけないのではないかなと感じました。恥ずかしさが単なる読み手の「恥ずかしい」なのか、受け手の共感性羞恥なのかを言及しておくべきかなと思います。
また、「個性」に関して報告では肯定的に捉えていましたが、自分は否定的なものではないのかなと感じました。我々が「あれも一つの個性だよね」と言う時は、「あの人変わってるし、自分たちとは違うけど、褒めてる感じで個性的って言っとくかあ」というニュアンスな気がします。ただ聞き取り調査をしたときに回答者のイントネーションとか口調とかを見ていて、本当に肯定的に言っている場合もあると思うので、その辺は横井くんだけにしかわかりませんが、「個性」という言葉の持つニュアンスにも踏み込んだ方がいいのではないかなと思いました。


14 : 幡鎌伶歩 :2022/12/21(水) 21:07:52
報告お疲れ様でした。3回生の幡鎌です。
① 吉田さんへ
 今回の報告は、制度史中心に整理されてきた明治期の教育史に人物史の視点から切り込んでいくという点にオリジナリティがあったかと思います。
 報告内の質疑応答で、当時の学生は上昇志向が非常に強かったという話がありましたが、何故当時の学生は上昇志向が強かったのかが気になりました。当時の世相と日記などから見られる学生の価値観、考え方などを突き合わせて、当時は学生にとってはどのように捉えられていて、その理由が何であるのかが分かると良いなと思いました。
まだまだ大変かとは思いますが、研究の完成目指して、一緒に頑張りましょう。


② 横井さんへ
 今回の報告では、趣味のヒエラルキーの話や「ワンダー」「シンパシー」という概念が使われていましたが、これらのものは人によって捉え方が変わってくるので、歴史学で扱う際には、慎重になるべきだと思いました。(ただ、そうした曖昧な概念を厳密な歴史学で論じようとするのは大変面白い試みだと思います。)また、現代詩は小説や歌などの文化と隣接していると思うので、それらの関係の中で見てみると何か分かることがあるのではないかと思いました。
まだまだ大変かとは思いますが、研究の完成目指して、一緒に頑張りましょう。


15 : 一ノ瀬風雅 :2022/12/21(水) 21:20:24
①吉田くん
発表お疲れ様でした。
戦前の大学受験に関する歴史について制度ではなく、当人の日記などから体幹を分析するというのは幅広いことが対象となりそうでとても面白かった。

②横井くん
発表お疲れ様でした。史料として2ちゃんねるを使うのはとても独創的で面白いと思いました。ただ、2ちゃんねるに対してあまりいい印象がないので、偏った史料になってしまうんじゃないかなと思いました。


16 : 筒井響 :2022/12/21(水) 21:23:26
報告お疲れ様です。3回の筒井響です。
①吉田君へ
東京帝国大学を例にあげ当時の入試や学生生活などが分かりやすかったです。
現状、浅く広く研究されていると思いますので
自分なりの方向性を決めてこれから範囲を絞って
研究されていく必要があるのでは無いかと思います。難しいとは思いますが、研究頑張って
ください。
②横井君へ
詩について乏しいので発表を聞いていてとても
興味を持ついい機会になりました。
参考文献として2ちゃんねるを使われていてとても
独創的だと思いますが、私は2ちゃんねるの情報に
ついてあまりいいイメージを持っていないので
難しいとは思いますが、他のとこから引用して
これから研究を進めて行く方がいいのでは無いかと
思います。個人的に意見なのであまり気にしないでください。研究頑張ってください。


17 : 水谷春都 :2022/12/21(水) 23:37:15
報告お疲れ様です。3回生の水谷です。
①吉田さんへ
入試制度など環境がかなり違う中で、当時の学生視点を追っていくというのは、とても大変だろうと思います。自分も先生が仰っていたように、範囲を絞るのが良いのではないかと考えます。

②横井さんへ
既に指摘されている方もいますが、自分も研究で用いる言葉は慎重に扱った方が良いのではないかと思います。扱うとすれば、特に、報告の際は、理解や解釈がすんなりとできなそうなものについては註釈などで説明していただけるととても助かります。
また、2ちゃんねるを用いていたのはとても面白かったです。ただ、2ちゃんねるを使う人に、まず偏りがあると思うので、そういったツールを使用していなかった人の詩に対する考えが現れているものも必要なのではないかなと思います。


18 : 齊藤桃香 :2022/12/21(水) 23:48:08
報告お疲れ様です。4回生の齊藤です。

①吉田さんへ
帝大の入試と学生生活に着目した面白い研究だと思いました。
ただ、他の方も言われているように対象とする範囲が広いかなと思いました。アドバイスになるかは分かりませんが、私が研究対象とした堺利彦も第一高等中学に入学して、学生生活を送っていました。しかし、彼の場合は途中で学校をやめてしまっているため、どこまで参考になるかは正直怪しいです。ただ、自伝で学校生活のことを書いておりますので、一度読んでみたら面白いかなと思います。

これからも研究を頑張ってください。

②横井さんへ
私自身、詩には詳しくないので、歴史学で詩を扱った研究ができることに大変興味がわきました。
2ちゃんねるで詩を投稿している人が散見されましたが、多くの人は詩を酷評していました。これも当時の詩に対する声だとは思いますが、2ちゃんねるの情報だけではその当時の声を反映していたとは言い難いので、2ちゃんねるに加えて雑誌等から詩に対する声が拾えたら確証が出てくるのではと思いました。

これからも研究を頑張ってください。


19 : 戸川湧太 :2022/12/21(水) 23:50:41
報告お疲れさまでした。3回生の戸川です。
吉田くんへ
今回の報告は、戦前における大学入試と学生生活という、盛りだくさんな内容だったと思います。視野を広くもって研究しようとする姿勢はさすがだなと感じました。
ただ、他の皆さんも仰っているように、一旦考察対象を絞ってみるのもありかもしれません。一旦どちらか好きな方の研究を進めてみて、難しいと感じたら選ばなかった方の研究に取り組んでみるのもいいのではないでしょうか。
これからも一緒に頑張っていこう!
横井くんへ
2ちゃんねるが歴史学の研究に役立つとは思っていなかったため、発表を聴いていて驚いたというのが最初の感想でした。2ちゃんねるが史料としてどの程度の価値をもつのかを吟味しつつ、今後も上手に活用していければいいと思います。
私も現代詩には詳しくありませんので、横井くんの意図が正確に読みとれているのか自信がない部分もありますが、今をシンパシーの時代を表すのは言い得て妙だと感じました。
これからも一緒に頑張っていこう!


20 : 舟久保和泉 :2022/12/21(水) 23:53:32
1吉田さん
帝大の入試に関する報告でした。数多くの人の日記資料を持ってきており素晴らしく、吉田くんの努力の成果が伺えました。
人間というものは10代(中高生の時期)が人格形成に大きく関わる時期だと考えています。その時期にそれぞれの人がどのような生活をしていおり、どのようなものの考えや人生観を持っていたのかを知ることができると思い白いのかなと思いました。


2横井さん
報告の後半で詩とネットの関係などについて述べられていました。詩は人に読んでもらうもの。ネットのスレは投稿者が詩を投稿すると何かしらのリアクションが返ってくるもの。この2つがうまく絡み合ったことでネットのスレで詩を書くことがブームになったのかと思いました。ネットの匿名性と詩を書くのが恥ずかしいというのも良い感じに絡み合ったと思います。


21 : 細見夏希 :2022/12/21(水) 23:53:54
発表お疲れ様です、4回生の細見です。
①吉田くんへ
 当時の学生たちの日記や回想録を豊富に用いて、明治から大正にかけての受験や大学生活の実態を知ることができ、興味深く聞かせていただきました。
 内容が充実しているなと感じたのですが、個人的には、「入試」と「学生生活」のどちらかに焦点をしぼってもいいんじゃないかなと思いました。例えば、史料1〜7は主に「入試」について、史料8〜10は主に「学生生活」についてのものでしたが、いずれも同じ人物によって記された史料ではないので、入試から学生生活への連続性が見えにくいように感じました。なので、一人の人物に焦点をあてて入試から学生生活を追っていくか、入試あるいは学生生活に焦点をあてて色んな人の史料からその実態を明らかにしていくかというように、何かに焦点をあてるとより分かりやすくなると思いました。
 また、私が師範学校の生徒達の回想録を読んでいた時に感じたことなのですが、同じ学校でも時代によって校風がかなり変わるので、例えば学生生活を見たときに、ある年度に在籍していた学生の日記だけを見てその学校の特徴を捉えるのではなく、ある程度の幅の年代分を見た方が良いかなと思いました。特に、校長が変わると校風も変わったと書き残している人が多かったので、参考になればと思います。

②横井くんへ
 聞き取り調査や史料などから、「個性」というものに対する見方が1990年代と2000年代で異なるのではないかという独自の仮説をたてられているのが面白いなと思いました。特に、穂村さんの表現を用いて、「ワンダー」の時代から「シンパシー」の時代へと変化しているというのはなるほどなあと思いました。ただ、その穂村さんの表現や考えが本当にそうなのかということは、一度再考する必要があるのかなと思いました。
 ちなみにですが、今後の展望の所で「個性」について教育学や社会学の資料を見ていくとされていましたが、1989年改訂の学習指導要領から「個性の重視」が打ち出され始めたみたいです。ただ、この「個性」というものに対しても、その定義を明確にする必要がありますが、何かの参考になればと思います。

これからも研究頑張ってください。


22 : 深山玲於奈 :2022/12/21(水) 23:57:12
①吉田くんへ
当時の受験〜学生生活に関してかなり理解できました。
ただ時代によって大学という存在自体の価値や意味というものが異なっているように見受けられたのでそこに注意しつつ研究を進めていくことが重要であるかなと思いました。

➁横井くんへ
かなり多くの方へ聞き取りをしていて、そこだけでも厚みのある報告であると感じました。
個人的には対象は違えどもかなり近い研究だなと思っているのでとても興味深かったです。
2000年代以降に何を史料とするかというのがかなり難しい点ではあると思いますが、2ちゃん以外にも雑誌や(残っているのであれば)当時の個人ブログ等も有用であるかなと思いました。探すのはかなり骨が折れるとは思いますが........。


23 : 横井来季 :2022/12/21(水) 23:58:55
報告お疲れ様でした。3回生の横井です。
① 吉田さんへ
 様々な人物の学生時代の経験が、史料から窺えて面白い報告だったと思います。名古屋出身なので、佐藤栄作が受験時代に名古屋に来ていた話などは、レジュメを読んでいて興味深く感じました。今後の方針で、不合格者の史料も見てみたいと書かれていますが、それが大変面白そうなので楽しみにしています。
 これからも研究を頑張ってください。


24 : 吉田圭佑 :2022/12/21(水) 23:59:03
 3回生の吉田圭佑です。
①たくさんの貴重なご意見ご感想をいただきありがとうございます。一つ一つ丁寧に読んで今後の研究の参考にさせていただきます。
②横井くんへ。
 報告お疲れ様です。私はあまり詩というものに詳しくないですが、豊富な聞き取り調査をもとに現代詩の社会的地位の変遷について論じていて非常に面白かったです。2チャンネルのスレッドが史料となっている点に驚きました。扱っている時代が超現代史なので必要性を感じて閲覧されていることと思います。ただ、匿名で、どんな人が書き込んでいるか分からないということは常に念頭に置き、批判的に見ていくことが大切だと思います。お互い今後も研究頑張りましょう。


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