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【11月24日4限 意見・感想】
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授業に出席された方はこちらに意見・感想を書き込んでください。
なお、こちらに書き込むことで出席とみなします。〆切は11月30日(水) 23:59 までとします。
これを過ぎると出席点に加算されませんので、〆切厳守でお願いいたします。
3 回生の報告に入りましたので、以下の条件での書き込みをお願いいたします。
・報告者 2 人分(1 コマ分)で 1 投稿
・報告順に従い、①――さんへ
②〜〜さんへ と宛名を明示してから本文を書き込む
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4回生の那波です。
①大脇さんへ
広島藩における「日和見」という評価についての報告でした。
一見マイナスで注目しないような「日和見」という評価を、「日和見」
だからこそ当時の政局をよく捉えていたと考えて注目したのは、非常に面白い視点だなと思いました。
気になった点として、質問と重複しますが、当時の広島藩の立ち位置であったり、他藩との関係性はどのようなものだったりしたのかということです。
今回の報告を聞いていて、広島藩が「日和見」的な評価が同時代においてなされていたのは、広島藩を仲間に引き入れたいという強い思いがあるためなのかなと思いました。
そうなると、他藩にはない、広島藩を仲間に入れることによるメリットみたいなものがあるような気がします。
(例えば、山崎先生もおっしゃっていましたが、広島藩は薩摩藩と盛んに交易しているため、経済的なメリット、もしくは広島藩が敵対することによるデメリットを強く感じていたのかもしれません。)
当時における広島藩と他藩の交流、関係性などを踏まえて見てみると、「日和見」という評価の見方がまた変わってくるかもしれません。
かなり寒くなってきましたので、体調には気を付けて、これからも研究頑張りましょう。
②牧さんへ
近代日本におけるインテリジェンスの認識についての報告でした。
まさか自分のコメントを受けて今回の報告を行ったということで、レジュメを見たときはとても驚きました。
コメント取り上げていただき、ありがとうございました。
大変興味深く聞かせていただきました。
(報告後のコメントの際、恐らく良くない表現をしてしまったのではないかと反省しております。もしそうであったならば、本当にすみませんでした…。上手く言葉に出すのが得意ではないので、許していただけたら幸いです。)
さて今回の報告で気になった点ですが、報告後のコメントでも述べたように、史料を「インテリジェンス」の理論で捉えることに、同時代性があるのかなということです。
例えばですが、【史料1】を解釈する際に、「インテリジェンスの民主的統制」という理論を使って解釈をされていました。
ただ、何らかの事項を証明する際に、証明したい事項の理論を持ち出してしまうのは、証明として成立しなくなってしまいます。
また、史料を読む際に、自身の持つ先入観が強すぎると、どうしてもそのように見えてしまうのかなとも思います。
そういったことを避けるために、史料は基本的に中立な立場で見ることを心がけていく必要があるのかなと思います。
(史料を使って我々は研究をするわけですが、その史料自身は我々の研究のために存在しているわけではない、みたいなことをとある研究者の方が書いていました。そんな感じです。)
というわけで、とりあえず【史料1】から「インテリジェンス認識」は、個人的には見出せなかったといった感じです。
「インテリジェンス認識」については、一旦離れて、その後に取り組みたいとのことでしたが、認識を述べる際には以上のことを少し意識してみるといいかもしれません。
前期から同じことを繰り返し言っていて、自分でもしつこいなと思うのですが、個人的に一番恐れているのは、「インテリジェンス」という認識・理論が、そもそも日本には存在していなくて、にもかかわらずその理論を使って論じてしまうということです。
先行研究から、非常に難解なインテリジェンスの理論をとても理解されていて、それはとても素晴らしいことだと思います。
だからこそその次のステップとして、一度インテリジェンスの理論から離れた上での理解・解釈をしてみて、そしてその上でもう一度インテリジェンスの理論を改めて考えてみたときに、さらに違ったものが見えてくるように思いました。
(偉そうなことを長々書いてすみません。私自身はインテリジェンスについての知識は全然ないですし、研究という面でも未熟ですので、あまり気になさらず、牧さん自身のやりたい方向性に向かっていけば全然良いと思います。なんならプロである先生方がそのようにおっしゃられているので、そのままやっていってください。楽しみにしています。)
かなり寒くなってきましたので、体調には気を付けて、これからも研究頑張りましょう。
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3回生の加納誠也です。報告お疲れさまでした。
①大脇さんへ
広島藩の動きが、前回の報告以上に詳細に示されていると感じました。また、私も、「日和見藩」と聞くと、最初は優柔不断な藩主が支配している藩だと感じましたが、状況に基づいて臨機応変に動いているという捉え方もできることが分かり、発想の転換が面白いものだと改めて実感しました。
②牧君へ
研究の内容が充実しているという点は、レジュメを読んですぐに実感しましたが、それよりも感心した点は、前回の発表での那波さんのコメントを大いに活用しようとした点です。この点から、幅広い視野で研究をしているなと感じ、私自身も、今以上にもう少し多様な観点を持って研究をしなければと意識をさせられました。
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報告お疲れさまでした。4回生の新山です。
①大脇さんへ
前回の報告の時から、より広島藩関連の先行研究を洗われていて、大脇さんの研究したいことがより明確になってきたのではないかと思いました。
私は以前岡山藩やら備中松山藩、津山藩といった岡山県内の幕末の史料をちょっとだけ見たことがあるのですが、岡山藩からすると広島藩は上官的立ち位置であり、岡山の史料では「日和見」という印象ではなく、むしろ岡山藩が日和見だったように思います。(ちょっとしか見てないので嘘かもしれないです…)なので何を以て日和見といったのかを明らかにできれば、史料解釈もしやすくなるのではないかというのが私個人としての見解です。
岡山藩の史料は岡山駅から徒歩圏内の場所で閲覧できるはずなので、ぜひ行ってみてください!これから就活等々で忙しくなると思いますが、無理のない程度に頑張ってください!
②牧くんへ
前回報告は拝聴できなかったのであまり深いことは言えませんが…、すでにご自身の「研究」の道筋が明らかになっており、史料の当てもついているとのことで、この時期なのにすごいなというのが私の率直な感想です。インテリジェンスそのものを取り扱うことに新しさがあるだけでなく、軍人の諜報活動は時代的にも目を向けられやすかったり、史料として使いやすい側面があると思うので、外務省の方にも調査をかけるというのがとても新しいなと思いました。
気になった点として、文章中で多く使われている「○○」という表現が、単なる強調なのか、それとも研究の中で特別な意味合いを持つものなのか断定しかねるものがありました。もし特別な意味があるのであれば、註か本文中で語句の使い方を示していただけると、より拝聴者の理解が深まると思います。
ご自身でやりたいことも、やるべきことも明確になっており、卒論のゴールが既に見えてきているようですので、その研究が大学院、そしてその先までつなげられるよう頑張ってください!
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報告お疲れ様でした。3回生の牧大雅です。
①大脇さんへ
広島藩が日和見藩と後世評価をなされている点に関して深掘りをした報告でした。広島藩側の史料だけではなく、
同じく日和見藩と目されている藩関連の史料などを用いると、後世の評価に対して複合的視点から見直しを迫る
ことができるかと思います。さらなる研究の深化のため、お互い日々頑張りましょう。
②自分の報告なので、これまでのコメントに対して若干の補足をします。
新山さん→
「インテリジェンスそのもの〜とても新しいな」ですが、むしろ時代的にも目を向けられにくかったし、
史料として扱いにくい面があるからこそ、まだまだ拾いきれていない時代と史料群が山積しています。本業として研究する
研究者の数が少ないため、どうしても研究動向において時期的な偏りが出てしまい、「皆んなで手分けして研究をしましょう」
とはなかなかなりにくいのが現状です。次回以降では、従来全く手薄だった第一次世界大戦期を扱いますが、前回報告で述べた
研究上の意義に加えて、其後再考した新たな研究の意義を加えて序章で述べたいと思います。「 」の意味合いについてですが
特に意識したわけではないものもあれば、引用の明示として用いたものなど、様々です。特に研究上の特別な意味があるわけでは
ありません。無意識に「 」を多用した感があるので、初出以降は「 」は外すなど無用な心配を抱かれないようにしたいと思います。
加納くん→コメントありがとうございます。
那波くん→
改めまして前回のコメントを頂き有難うございました。恐らく良くない表現をしてしまったのでは・・・とのことでしたが、後付けという
表現に関してはいわゆる理論研究者に対して歴史学者が向ける批判の典型例なので想定内です。
•史料をインテリジェンスの理論で捉えることの同時代性はあるのか、【史料1】を解釈する際に、「インテリジェンスの民主的統制」という
理論を使って解釈した
→そもそも私は今回「理論」は一度も導入していません。報告レジュメで述べたように「インテリジェンスの民主的統制」は「視点」に過ぎません。
ただ、「インテリジェンスの民主的統制」に関する説明を何もせず、かつ註で補足せずに「視点」として導入したので、「なんらかの事項を証明する際
に、証明したい事項の理論を持ち出してしまう」と受け取られたのも仕方ないかと思います。「インテリジェンスの民主的統制」とは、主に米国で情報
機関が明らかに違法な手段を用いていることがのちに発覚して、議会•政府内の政策決定部門が情報機関の「暴走」として糾弾するために持ち出した、
情報機関弾劾のための批判的手法として編み出された政治的闘争を過分に含んだ「視点」のことを指します。ここで大事なことは、「視点」とは物事を
観察するための立場のことであり、「理論」とは個々の事象や事実を統一的に説明し、予測する力をもつ知識的体系のことであって、両者は全然違うもの
です。そもそも、個々の事象を説明することは意図しているものの、 n=1しかサンプルを用いていないので、「統一的な」説明はできないことは明らか
です。また、体系とは、個々のものを秩序づけて総合した哲学用語が原義であり、そんな状態とは程遠いことも明らかです。
今回導入した「視点」は、ある機関が政治的意図をもって他の機関を糾弾するために創出した批判に対する対応策に「名前」をつけたものに過ぎません。
これを「理論」と呼ぶことは、その内実とは明らかに乖離することになります。
たしかに、那波くんのいうように、史料を中立的に見ようとする「姿勢」は大事だと思いますし、「その史料は我々の研究のために存在しているのでは
ない」との言葉にも異論はありません。ただし、それはあくまで姿勢であって、いわゆる「理論」を導入していない場合においても、完全に客観中立な
歴史解釈などあり得ないし、今回の報告で導入した「視点」を歴史学研究に取り入れることは、解釈上の多様性の一環としてあり得るのではないか、と
思います。ただ、その有効性を説明するのは報告者の責任の範疇なので、第3回もしくは第4回の報告において、これを説明するに適切なトピックに
至った時に再説します。
•「インテリジェンス」という認識•理論が、そもそも日本に存在していなくて、にもかかわらずその理論を使って論じてしまう、という個人的な恐れ
→「そもそも日本に存在していない」ことが「インテリジェンスという言葉が近代日本には一般的には存在しない、もしくは汎用性がなかった」こと
を意味するのであれば前半部の指摘はある程度妥当。ただし、「ない」ということの明証は不可能であり、「ない」と予見すること自体が史料解釈の
「中立性」の侵犯にあたることも事実。また、上の主張を逆に捉えると、日本のインテリジェンス理解が諸外国と比して「孤立」していることを前提
とした日本特殊論の一種ともいえる。日本人だけのサークルで日本人だけに通用するインテリジェンス研究ならそれもいいでしょう。また、日本がイン
テリジェンス研究を外来物として受容したことは事実であっても、そこから派生して日本独自のインテリジェンス理解があることを過大評価する危険が
あることも再認識しておくべきです。後進国だから我々には我々のやり方=理解の仕方がある、だからそれまでのインテリジェンス研究の成果やインテリジェンス
認識を無視してもよい、という独善性に至る可能性があることは紛れもない事実です。那波さんは自分の指摘のメリットと同時にデメリットも考慮してみてはいか
がでしょうか。こうした認識を想定するか、しないかで、研究の質に差が生じてくるのではないでしょうか。
•インテリジェンスの理論を一度離れて、理解解釈し、そのうえで再度インテリジェンスの理論を改めて考えてみると、さらに違ったものがみえてくる
→インテリジェンス研究は、歴史学研究と理論研究の両者を適切に理解し、包括したうえで各々のアプローチを通じ独自性を発揮するものです。「理論
先行」や「理論に囚われている」と批判されるのはあたりません。歴史学と社会科学の中間領域に属するのがインテリジェンス研究であり、他の歴史学の
分野とはそもそも同質に扱っていいものではありません。一方を捨象して他を理解できると考えるのは「理論研究」と「歴史研究」の接触を不快とする旧来
の歴史学者と同様の視点であり、この遺風を継承しているといえます。
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3回生の横井来季です。報告お疲れ様でした。
①大脇さんへ
広島藩についての最終的な論文の結論として、広島藩は「日和見藩」と呼ばれているが、実際は日和見などしていない、という評価を下すのか、広島藩が「日和見」をしてはいたが、賢く「日和見」していたんだと評価するかで、トーンが変わってくるように考えました。今のところは後者に寄っていると思います。「日和見藩」と言われているものの捉え方に対して、一石を投じる研究になるように感じました。
今後の研究も、頑張ってください。
②牧さんへ
同じ三回生の研究とは思えないというのが正直な印象でした。「インテリジェンス」という、日本史研究の中ではまだ新しいであろう分野を切り開こうとしていると思われますが、もう既に卒業論文の一歩先まで見ていて凄いと思います。
今後の研究も頑張ってください。
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報告お疲れ様です。3回生の長谷部です。
①大脇さんへ
前回よりも概要が詳細に描かれていて、広島藩の動向がよりクリアになりました。視点によって「日和見藩」という評価が左右されること、その発想の転換が面白かったです。ひとつの物事に対しても視点を変えることで、そこから見える景色が変わることは、自分の研究においても重要な考え方だなと気づかされました。
年明けから就活も本格化してくるとは思いますが、お互い頑張りましょう。
②牧くんへ
前回に続き、研究への熱量が非常に感じられる報告で驚きました。また、院まで見据えている研究ということで、より一線を画していることを実感させられました。
私が今回気になったのは内容面よりも、文体です。私の文章の書き方がかなりフランクで、牧くんがその真反対にあること、そして文体はファッションと同じで価値観次第であることは重々承知です。あくまで私の文章に対する価値観ですし、私は作文などで受賞した経験もさほどないペーペーです。おこがましいとは思いますが、そこを踏まえたうえで読んでいただけると嬉しいです。
最も気になったのは、句点の位置です。一文が長いです。6行にわたっているところもあってびっくりしました。ご存じの通り、句点は文章の切れ目の役割を持ちます。そして文章の切れ目は読み手の一呼吸につながります。そしてその呼吸の置き方次第で、文章にはスピード、緩急をつけることができます。
例えば、講義を聞いていて眠くなる先生っていらっしゃると思います。なぜ眠いのか? 理由はいろいろあげられます。内容がつまらないというのもありますが、「そういう声のトーン」をなさっている方っていらっしゃいませんか? 話し方に緩急がなくて寝てしまうパターン。彼らのいけないところは、「聞かせる」意識のなさです。逆に良いプレゼンターは、話し方に抑揚を持たせ、聞き手の目すら見ます。先述の通り、文章はファッションです。ファッションにはTPOがあります。ゼミの報告はゼミのメンバーに意見をもらう場所であり、Twitterの鍵垢とはわけが違います。牧くんは研究に対して時間と熱量を大いに注いでいる分、そういった点で本来もらえるはずのアドバイスがもらえないのは勿体ないかなと思いました。とりあえず我々に酸素をください。
長々と申し訳ございませんでした。私へのコメントも、思い当たる節しかなくさすが牧くんだなと思いました。今後の参考にさせていただきます。
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報告お疲れ様です。4回生の齊藤です。
①大脇さんへ
広島藩が日和見と言われてしまう理由に迫っていく面白い研究だと思いました。
授業内でも言われていたと思いますが、当時の多くの藩は広島藩と同じ日和見的な態度であったと思ってしまいます。しかし、現在日和見藩の代表となっているのは広島藩です。それは広島藩が他藩より重要な藩であり、味方につけたいからこそはっきりしない態度がもどかしく映ったのではないかと思いました。私自身、幕末はあまり詳しくないため、はっきりしたことは言えませんが、幕末の日本の構図から広島藩の位置を見てみるといいのかなと思いました。
これからも研究を頑張ってください。
②牧さんへ
研究に対する熱意が伝わってきて、読み応えのあるレジュメでした。自分の研究意識がはっきりしているため、史料と自分の仮説とを照らし合わせてもいいのではないかと思いました。
体裁に関することですが、史料レジュメの史料は四角で囲んだ方が見やすいと思いました。
これからも研究を頑張ってください。
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報告お疲れ様です。3回生の桂です。
①大脇さんへ
広島藩の幕末期における動向を聞いていると、周りの状況をしっかり見ながら行動しているところなんだなという印象を受けました。
先生方もおっしゃっていたように、イケイケどんどんで討幕を進め、明治政府を作ったのが薩摩と長州ですが、逆に言えばそれ以外の大多数はその流れに付き従ったものばかりなわけで、結果的に勝利した薩摩と長州の観点から描かれてばかりいた研究の方が同時代的観点を持っていなかったのだろうなと思います。
他藩を網羅的に見ることで、広島藩が積極的に動いていた側だったことなどが見えてくるのではないかと思いました。
②牧くんへ
コメントから発想を得て、インテリジェンス運用体制について報告するという姿勢が素晴らしいと思いました。
自分が無知なためにインテリジェンス研究とは何かというところから理解しないといけないので、授業の際は拙い質問をして申し訳ありませんでした。
牧くんの掲示板の返信に「インテリジェンス研究は歴史研究と理論研究の両者を適切に理解し、包括した上で各々のアプローチを通じ独自性を発揮するもの」とおっしゃっていましたが、牧くんにとって歴史研究とはどういうものだと考えていますか。他の歴史研究と同質にしてはいけないのはわかりましたが、同時代性を捨象するのは歴史研究のアプローチを踏んでいないと自分自身は感じているのですが、牧くんはどうお考えですか。
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報告お疲れ様です。3回生の吉田圭佑です。
①大脇さんへ
幕末の広島藩の動向について非常に分かりやすくまとめてあって、聞いていておもしろかったです。先生もおっしゃられていましたが、薩摩や長州から見て「優柔不断」というような評価がされるのはそれだけ広島藩が重要視されていたことの裏返しだと思います。今後、薩長側の史料にも当たるとのことだったのでそのような視点で進めたらいいのではないかと思います。また、逆に幕府側の史料も見ることで、多角的な視点で広島藩の実像が見えてくるのではないかと思いました。研究これからも頑張っていきましょう( ◜ᴗ◝)
②牧くんへ
前回より分量を抑えて端的にインテリジェンスについてまとめられていて良かったです。また、その上で大学院まで見据えて研究していて熱量を感じました。桂くんの質問の時にエージェントとスパイの違いを指摘していて、それだけ言葉の定義づけを自分の中で明確に持っているのだなと感心しました。ただ、文章が難しく、私には正直あまり理解できなかったです。もう少し誰でも分かる文にしていただければこちらもコメントしやすいので、来年からよろしくお願いします_(._.)_
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報告お疲れ様でした。4回生の鳥井です。
①大脇さんへ
広島藩が日和見藩という評価に関する研究で、研究史上で言われはじめたということに興味深く聞かせて頂きました。日和見の仕方が他藩の顔色を窺う消極的なものではなく、他藩の調整役にあたるような積極的なものだという方向性で研究を進めていくとのことですので、幕末においての他藩の判断を広い視野を持って見ていくことが必要かと思います。頑張ってください。
②牧くんへ
熱心に研究されていることがわかる良い報告でした。研究においての用語の定義づけや問題意識が明確になっており聞きやすかったです。対象として現場レベルに限定されない多様な立場の人々と設定していましたが、立場に分けて言及するのであれば、どのような立場の人なのかをある程度詳細に分析しておいた方がいいのかなと思いました。民間の人であっても前に政府機関に所属していたなどあると思うので民間と広く捉えるとみえない部分もあると思います。研究頑張ってください。
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1大脇さん
日和見という言葉は優柔不断というニュアンスで考えられますが、逆に言えば現在の状況をよく見て判断していると捉えることができると言った話が授業であったと思います。
この研究は歴史学としての研究だけでなく、言葉の意味は立場によって大きく変わるということを示す研究になるのではないかと思いました。
2牧くん
3回生の後期でこのレベルまで研究が進んでいてすごいというのが正直な感想です。インテリジェンスに関しての考えなどはまとまっているのかなと感じたので、あとは具体的な史料の読み込みが大事になってくると思います。
お二人とも頑張ってください
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報告お疲れ様です。4回生の山内です。
①大脇さんへ
広島藩が日和見藩と呼ばれる理由に迫った研究でしたが前回よりもさらに洗練されておりとても興味深かったです。日和見とは現状をよくみて判断していることだという大脇さん独自の視点はとても面白いと思いました。質問でもありましたが、当時の広島藩の立ち位置が分かればより面白くなると思います。
②牧さんへ
3回生のこの段階で既にここまで研究をしており、自分の同じ時期と比べると本当に凄いなという感想を抱きました。今後の方針もしっかり見据えててとても熱心さが伝わる報告でした。史料の当てもついているということですが、これから史料を読むのがすごく大変だと思うので応援しています。
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報告お疲れ様です。3回生のZHAO WENBOです。
①大脇さんへ
初めて日和見という用語を知って勉強になったのです。広島藩を日和見と言うことが非常におもしろいのです。もしほかの藩の視点から広島藩のイメージを研究してみると内容がより充実になれるのではないかと思いました。
②牧くんへ
専門性がものすごく強い報告を実感しました。インテリジェンスについて前回より深く理解できるようになったのです。内容が豊富だが私にとって完全に理解するのが難しいので今後もインテリジェンスに関する知識を吸収してみたいと思います。
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報告お疲れ様です。4回生の天井です。
①大脇さんへ
日和見藩とされた広島藩が、見方を変えれば臨機応変に対応していたり、別の解釈が出来るのではないかといった内容で、興味深く聞いていました。気になったのは、同じく日和見藩とされた加賀藩などの存在です。それぞれ誰が日和見藩としたのか、言われ始めた背景など何が違うのか比較してみると、より広島藩の特性がはっきりするのではないかと思いました。
②牧さんへ
自分のやりたい研究をしっかり行っていて、論理的にレジュメを作り上げていて、感服しました。私が思ったこととしては、脚注の少なさです。恐らく、牧さんは自分の伝えたいことを率直にかいていただいているとおもうのですが、初見の人だと前提知識などが違うため、理解しにくいところもあるかと思います。
インテリジェンスにおけるひとつひとつの用語や解釈の仕方など、脚注などでしっかり補足説明してあげるとより分かりやすく、理解しやすくなるのかなとおもいました。
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報告お疲れ様でした、3回生の大脇です。
②牧さんへ
研究に対する強い想いが感じられた報告だったと思いました。
インテリジェンスという内容として難しい報告でしたが、前回よりも詳細に述べられており、理解が深まりました。
自分の考えをハッキリ持っているようなので、それを裏付けられるような史料と出会えることを願っています。
一緒に頑張っていきましょう!!
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報告お疲れ様でした。3回生の幡鎌です。
①大脇さんへ
今回の報告を聞いていて、大脇さんは幕末における広島藩をプラスに捉えたいのかなと感じました。軽く調べた感じでは「日和見」という評価は広島藩だけでなく、当時の中小藩には割と使われているイメージなのかなと思いました。しかし、「日和見」と言っても各藩の立場が違う以上、同じ「日和見」ではないと思いますし、今回の報告を聞いた感じでも、広島藩が大きな藩であった以上、「日和見」以上の評価をすることもできるのではないかと思います。私は幕末史について詳しいわけではないので具体的な諸藩の動向などは分かりませんが、一つ思いついた案を挙げます。ここからは仮の話なのですが、仮に薩長が倒幕勢力に広島藩を組み込みたかったことが分かれば、それに何かしら理由があるはずですし、当時の広島藩の立場も見えてくると思います。山崎先生も仰っていましたが、広島藩と似たような「日和見」の評価を受けている藩に当たってみて、そこから広島藩との違い(特に薩長などの倒幕勢力との関わり等)を見ることが出来れば、幕末における広島藩の特異性が明らかになり、「日和見」という評価の払拭にもつながるのではないかと思いました。
少しでもお役に立てれば幸いです。卒論、一緒に頑張りましょう。
②牧くんへ
他の方も仰っていましたが、今回の報告を聞いていて、現代のインテリジェンスに対するイメージがそのまま当時のインテリジェンス的なものに当てはまるのかどうか疑問に思いました。前回の報告でも確か那波さんが仰っていたかと思いますが、当時の人々は現代のインテリジェンスと同じ体系の下で情報を扱っていたわけではないので注意が必要かなと思いました。
また、多分ですが、インテリジェンスは国際政治学などの分野の概念かと思います。そのため、インテリジェンスをそのまま歴史学に適用するのは、難しいのではないかと思いました。(インテリジェンスを歴史学に用いようとしたのは凄い挑戦だと思いますが、)前回、今回と報告を聞いていて、インテリジェンスは結構抽象的で大きな概念なのではないかと思いました。その上で、あくまで個人的な提案ですが、当時のインテリジェンス的な代替となる概念を牧くん自身が設定した上で、その概念を支えるいくつかの小さな下部概念を史料的な根拠をもとに用意して、その全体となるインテリジェンス的な代替概念を論ずれば、歴史史料からインテリジェンスを評価することもできるのではないかと思いました。
私自身、インテリジェンスというものに明るくなく、牧くんの前回、今回の報告を正確に理解できているわけではないので、検討外れのことを言ってしまっていたら申し訳ありません。少しでもお力になれれば幸いです。卒論、一緒に頑張りましょう。
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報告お疲れ様でした。3回生の水谷です。
①大脇さんへ
「日和見」と評された広島藩ですが、伊故海先生が仰っていた、「藩」が後世に創られたものかもしれないという話から、「日和見の広島藩」には、2重に政府側の視点が入っているという点によって、かなり難しい問題になったと感じました。山崎先生が仰っていた研究方針が、自分としては、当時の「日和見」という評価や「広島藩」の姿に迫れるものではないかな、と思います。
①牧くんへ
同時代性の有無はかなり重要なことだと思います。自分も当時の皇族の意識を理解する際に、現在の考え方・知識から考えてしまっているなと気付かされました。研究に対するかなりの熱量を感じたので、山崎先生が仰っていたように、これから史料の読み込みを進めていけば、きっと良い研究になると思います。
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報告お疲れ様でした。4回生の近藤です。
①大脇さんへ
前回に引き続き広島藩に関連した研究をされており、このまま研究を進めていけば、より洗練された卒論がかけるのではないかと思わされるような報告でした。
広島藩が「日和見藩」と周りから言われていたということですが、他の方も言われていたように立場・見方によって変わってくると感じるので、立場・見方を絞って研究を進めればよいのかと思います。
②牧さんへ
前回の報告と関連する研究をされており、よりよい報告であったと感じます。また、牧さんの研究への熱意が伝わり、このまま牧さんの思った通り研究が進むと、とても良い卒論がかけるのではないかと思います。
発表を聞いていて感じたことなのですが、他者からのアドバイスなどを求めるのであれば、解説などがもっと必要なのではないかと思います。今回は報告時間が少なく厳しかったかもしれませんが、来年のゼミ生にアドバイスなどを求めるのであれば、ある程度の説明などは必要になるのかなと感じました。
これからも研究の方、頑張ってください!
お疲れ様でした!
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発表お疲れ様です。4回生の細見です。
①大脇さんへ
前回の報告でもそうでしたが、今回の報告もすごく丁寧に分かりやすく説明されていて、幕末のことはあまり詳しくない私にも理解しやすかったです。
内容についてですが、前回と今回の報告で、幕末期の広島藩の動向について広島藩内部のことはかなり詳しくわかったと思うので、今度は周辺の藩からの立場で外から見た広島藩というものを見てみると、また違った見方が出来るのかなと思いました。また、広島藩の動向だけでなく、そもそも広島藩がどのような特徴をもっていたのか、どのような藩として位置づけられていたのかを見てみると、より多面的に捉えることが出来ると思いました。史料の制約などもあって大変だと思いますが、これからも頑張ってください。
②牧さんへ
レジュメや報告から、研究で明らかにしたいことやそのための方針、計画がしっかりされているのが伝わってきてすごいなと思いました。
内容に関しては、史料を読む際に自分の考えや仮説をあまり持ちすぎず、とりあえず読んでみてそのあとに史料から感じたことや疑問を自分の考えにつなげていくのが大切だと思いました。今回の内容がそのことが出来ていなかったという訳ではないのですが、牧さんはかなりインテリジェンスやそれに関する研究を深く調べて理解されている様子だったので、だからこそ先入観をもって史料を読むことがないよう意識されると、今後史料にあたっていく際により良い史料のよみにつながると思いました。
これからも頑張ってください。
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