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【11月10日4限 意見・感想】
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授業に出席された方はこちらに意見・感想を書き込んでください。
なお、こちらに書き込むことで出席とみなします。〆切は11月16日(水)23:59までとします。これを過ぎると出席点に加算されませんので、〆切厳守でお願いいたします。
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報告お疲れさまでした。3回生の長谷部です。
講義内で出ていた「男オタク全員が性愛・恋愛として捉えていたのか。推しという概念はないのか」という質問に対して、私も頭を悩ませました。私の研究の中での考えとして、「推し」という言葉が出た事自体は平成〜令和だと思っています。しかし「好きなキャラクター」、「担当」など、概念的に近しいものは、そういったコンテンツ(アニメ、アイドルetc..)がある限りずっと存在していると思います。聞き取り調査をしていて、ワードとして生まれたのは我々の中学入学前後くらいかなと思っています。ただ、分析しきれていないので不確かです。曖昧ですみません、、、
男オタク=二次元へ恋愛を抱いている男という考え方自体が、宮崎勤事件の偏見を引きずっているのかな、と自戒も含めて思いました。
また、アンケートが容姿と性格を別途にしている理由が気になりました。仮に男オタクたちが恋愛対象としてキャラを消費しているとすれば、アンケートは容姿と性格を複合して?とるべきかなと思いました。個人差はあれど、2つの要素がかけ合わさった上で好きになるのかなと思っています。いくら美少女でも性格がひどかったらめったな性癖でない限り好きにはなりにくいし、逆もしかりです。
以下の文献の2章が、男オタクの萌え云々の話だったように思います。ただ私自身が熟読したのは4章で、2章は流し読みだったので記憶違いだったら申し訳ないです。閲覧済みでしたら重ねてすみません、、、
2006年斎藤環、酒井順子著『「性愛」格差論』
また、自分が閲覧した資料の中でアンケートをとって分析していたのは以下の文献です。腐女子メインのものですが、比較対象としてオタクが出ていることと、アンケートの手法や計算方法がわかるかなと思います。どどどど文系の私は頭パンクしました。あと人気資料なので下手したら2週間位待たされます、、、
2016年山岡重行著『 腐女子の心理学 彼女たちはなぜBL(男性同性愛)を好むのか?』
自分としても学ばせていただくことが多かったです。ありがとうございます。卒論まで残りがんばってください!
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3回生の加納誠也です。報告お疲れさまでした。
前回の報告以上に、90年代のオタクが女性に関してどのようなことを考えていたのかが分かりました。また、アニメに限らず、オタクと呼ばれる人は様々なジャンルに存在している(鉄道、アイドル、ミリタリーなど)ため、今回の報告は、彼らの気持ちを考えてみるきっかけになったと感じております。
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報告お疲れ様でした、4回生の細見です。
前回の報告に、アンケートや聞き取り調査の内容が加わっており、オタクが求めた理想の女性キャラクター像がより分かりやすくあらわれているなと思いました。
オタクに関する先行研究についてですが、去年の先輩方にも何人かオタクに関する研究をされていたと思うので、そういった先輩方がどのような先行研究を参考にされていたかを見ると集めやすいのかなと思いました。(鉄道やジャニーズなどの研究だったので少しオタクのジャンル?が違うかもしれませんが)
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報告お疲れさまです。4回生の新山です。
今回の報告では様々な方法で統計や言質を収集しておられて、近藤さんの努力の跡が垣間見え、雑誌からの史料に加え当事者の方々にも聞き取りをされていたので、前回よりもさらにオタクの男性方の気持ちが伝わってくるとても興味深い報告でした。
元気なキャラクターからおとなしいキャラクターに人気が移行したという点に関して、80年代の浮世から一転、バブルが弾け景気が悪化し就職氷河期が訪れる…という現実を直視しなければならなくなり、彼らは無意識のうちに、それまでは完全な虚像として見られていた二次元の中に三次元の世界を持ち込み、自身の理想の女性像を投影するようになったのではないかとも思いました。オタクの理想の女性像の変化に加え、当時の男性のアニメに対する見方にも変化があった可能性もあるのかなと思います。
お互いあとひと月、ギリギリまで頑張りましょう!
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4回生の那波です。
90年代のオタクにおける理想のキャラクター像を分析し、そこにリアルの女性像に対する理想がどのように関連しているのかについての報告であったかと思います。
私自身、現代史をやっているわけではないので、こういった分野には非常に疎いのですが、新たに行った聞き取りやアンケート調査の内容は、聞いていて面白いものでした。
さて気になった点として、伊故海先生がおっしゃられていたかと思うのですが、この研究の位置づけはどうなるのかということです。
今後卒論を書くうえで、はじめにの中で先行研究整理を行うかと思うのですが、そこでそれを示す必要が出てきます。
その先行研究整理の中では、自身の研究にかかわる先行研究がどのように行われ、どのような理解がなされ、その先行研究の状況のどういった点が問題なのか、そしてだからこそ自分はその問題点を解決するために今回のような研究をする、といった流れを示す感じになるかと思います。
(もっと簡単に言うのであれば、私の研究は「○○史」にかかわる研究だけど、現状の「○○史」の研究状況にはこんな問題点があって、だから私はそれを解決しようと考えて今回のような研究をしました、みたいな感じでしょうか。)
多分抽象的すぎてわかりにくい気がするので、一番良いのは、先行研究の先行研究整理を参照してみることかもしれません。
ただ現代史となるとどこまでの研究の蓄積があるのかがわからないので、もししっくりこないようであれば、全然違う分野の、博士論文を基にした文献の先行研究整理を参考にしてみるというのも手かなと思いました。
提出までの時間も迫ってきていますが、何より体調には気を付けて、お互いに頑張りましょう。
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報告お疲れ様でした、3回生の牧大雅です。
今回の報告は、より現時点に近い時代を対象とした文化史という側面を活かして、実際に
アンケート調査と聞き取り調査を行った点で他の先行研究にはない特質を与えることがで
きたのかな、と個人的には思いました(具体的な先行研究を参照していないのでそういい
きれないかもしれませんが)。今後の課題として、聞き取り調査のサンプルの年齢層の偏
りを懸念されていますが、オタク全体の特性としての一般化をするためにはやはり年齢層
の拡大、もしくは対象年代の拡大によりサンプルの偏りを少なくする必要があるでしょう。
なお、この偏りを完全に除去することは不可能なので、ある程度の偏りがあることを前提
にしてさらに考察を深めていくと良いと思います。
卒論完成まで残余僅少ですが頑張って下さい。
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報告お疲れ様でした。4回生の鳥井です。
前回のインタビューに加え、アンケート調査を行いさらに深堀りしていた点が面白かったです。気になる点としては、授業内の議論とも少し被りますが、オタクの持つ二次元キャラクターの理想と現実の女性の理想がどの程度重複しているかということです。理想の女性像というのが所謂憧れの女性のようなものなのか、恋人や夫婦として生活することを考慮したうえでの理想なのかによっても差が出て来ると思うので、本人の恋愛経験なども照らして考えてみるといいのかなと思いました。
残り時間僅かですが、お互い頑張りましょう。
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報告お疲れ様でした、4回生の藤巻です。
聞き取り調査で、女性の理想がやさしい女性になる理由をみて説得力あるなと感じました。やはり人気投票と聞き取りの結果が合致しているところがあってとても興味深かったです。
キャラクター像の理想の変化を見ていく中で、個人的に、キャラクターの種類や量が現在より圧倒的に少ない且つオタクの社会的な地位という点から、この理想のキャラクター像は理想とは言えど制限がある中での理想像、作られた理想像の様に思えました。
卒論提出まであと少しですが、お互い頑張りましょう!
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報告お疲れ様でした。3回生の幡鎌です。
報告を聞いていて、語彙の定義や先行研究の整理が曖昧かなと感じました。細かい部分については他の方が指摘されていた通りなので、詳しくは述べませんが、先行研究を整理する中で、象徴的な議論(通説的に、当時のオタクがどのように捉えられていたかを論じるものなど)や当時のオタクを表現している研究史上のキーワードなどを取り上げて論じると自身の研究の位置づけをしやすくなるかなと感じました。
卒論の完成、応援しております。少ない時間ですが、頑張ってください。
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報告お疲れ様でした。
聞き取り調査やアンケートを行い、アニメを好んでいた人々の生の声を感じられる報告だったと思います。
個人的には言葉の定義が少々曖昧かなと思いました。質疑の時に指摘もありましたが、「やさしい」や「子供っぽい」という言葉にも様々な意味があると思います。
オタクの彼らが「やさしい」女性を求めたのは自分たちを受け入れてくれる人がいいという願望の現れであると考えます。
卒論提出までがんばりましょう
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報告お疲れ様でした。3回生の吉田圭佑です。
点数表などでアンケート、聞き取りの集計を工夫しながら1990年代当時のオタクの理想のキャラクターに迫っていて面白い研究だと思いました。
先生や他の皆さんの意見にあった先行研究整理についてや言葉の定義の曖昧さについては私ももっと丁寧に行っていくべきだと思いました。その他に私が思ったことはアンケートの項目についてです。私は項目に胸の大きさのような身体的特徴も入れるべきだと思います。現に聞き取りの中でもUさんの「露出が多いところがグッときた」やWさんの「友達とかは、エロいって言うてた」という言葉が見受けられ、理想の女性キャラクター像を左右する重要なポイントであることは間違いないと思います。
時間が限られているとは思いますが、卒論完成に向けて頑張って下さい。
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報告お疲れ様です。4回生の天井です。
今回は、聞き取り調査やアンケート調査を用いていて、前回よりもさらに分かりやすくなったかなと思います。
他の方も仰っていましたが、アンケートの中の「かわいい」「やさしい」などは、もっと具体化することでより説得力のある結果になるのかなと思いました。特に「かわいい」は「きれい」とは違って、画一的な基準が無いもので、人によって感覚が特に異なりそうだと感じています。
また、今回の聞き取り調査では年齢が限られていたり、女性よりも男性のほうが多かったりと調査として足りない部分があったと思います。偏りがないように、できる限り年齢や性別を広げて行うと良いと思いました。
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発表お疲れ様でした。4回生の山内です。
前回からアンケートと聞き取りが追加されてより分かりやすくなっていました。ただ、年齢層や性別の偏りがあるのが気になったので可能であればもう少し増やすのも良いかと思います。また、他の方も指摘されていましたが、言葉の定義が曖昧な部分があるとおもいました。「やさしい」など具体的にどうやさしいのか回答者ごとにそれぞれ違うの思うのでうまく定義づけできたらより良いものになると思います。卒論提出まであと少しですが一緒に頑張っていきましょう。
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報告お疲れ様でした。3回生のZHAOです。
90年代のオタクたちの女性像に対する考えについて興味深く聞かせていただきました。多くの聞き取りでオタクたちの異なるキャラクターラへのイメージをより深く理解できました。図表レジュメにおける詳しいグラフを通して人気女性キャラクターが形成された理由がはっきり分かりました。またアニメの女性像がオタクの恋愛観、結婚観に与えた影響についてさらに考察を深めていくと良いかなと思います。
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報告お疲れさまでした、3回生の大脇です。
授業中は考えがまとまってないまま曖昧な質問をしてしまい申し訳ありませんでした。
当時の男性がアニメに対して現代における推しという感じではなく一種の恋愛感情や性愛を持つ人が
多いという背景をきき、現実にはいないような人を捜し求めていたというところが分かりました。
また、当時の女性がバブル時代でボディコンやディスコなど踊って派手派手な方が多かったので、
高飛車で女王様気質の人が多かったのも頷けました。時代背景が見えるとより理解が深まるかなと感じました。
卒論提出まで頑張ってください!!
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報告お疲れ様でした。3回生の深山です。
講義内でも申し上げた通り、時代とキャラクターに関する分析をより深めていくのが方向性としてはいいのかな、と思いました。
講義直後には思い出せなかったのですが、男性オタクと性に関連する本を思い出しましたので以下に載せさせていただきます。
また、1990年代ではありませんが、2000年代に『電車男』ブーム等でオタクが注目された影響もあり、2000年代に「脱オタクファッションガイド」(webサイト)等男性オタクに関する一般的な注目があったようなので、そういったところも掘り下げればなにか出てくるかもしれないなと感じました。
以下に挙げる二冊は研究書といえるかどうか微妙なラインの本ではありますが、(講義後に挙げさせていただいたものはほとんど社会学系の研究書です。)男性オタクの性と恋愛について書かれた本であるので、もし未読であれば目を通していただければ何か得られるものがあるかもしれません。
以下書誌情報です。
本田透(2008)『電波男』講談社文庫
斎藤環(2001)『戦闘美少女の精神分析』ちくま文庫
卒論の無事の完成を願っております。
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