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【10月15日補講 ②齋藤 意見・感想】
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授業に出席された方はこちらに意見・感想を書き込んでください。
なお、こちらに書き込むことで出席とみなします。〆切は10月21日(金)23:59までとします。これを過ぎると出席点に加算されませんので、〆切厳守でお願いいたします。
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報告お疲れ様でした。4回生の小出です。
今回の報告では大逆事件の前後の時期における堺の思想について迫ろうとしている報告であったと思います。堺が当時生きていた時に読んでいた蔵書に線があったというのがすごいなと率直に思いました。
今後の方針の箇所で、堺の出版した書物の表現方法に着目するという記載があると思いますが、大逆事件の前後との比較で変化が見えずとも、その内容が蔵書の内容と一致している点や同様の内容が読み取れる点が数箇所でも見つかれば、卒論の一節分位の文章が書けるんじゃないかと思いました。山崎先生が仰っていたように、既に入手している蔵書や本などを上手く使っていけば大丈夫な気がしました。
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報告お疲れ様です。4回生の細見です。
文章がとてもきれいにまとまっていて、内容が分かりやすかったです。
第1章が大逆事件の概要について述べられていましたが、事件の概要を第1章で示すというよりも、これまでの報告であったように、堺が社会主義者となる前の考えや趣味嗜好などをそこで示すといいのかなと思いました。そして、堺の人生を追っていくような形で日記の内容や蔵書分析を行うことで、その思想の形成過程が分かりやすくなるのではないかと思いました。
第2章第2節の部分が齊藤さんの研究のメインなのかなと思うのですが、堺の思想との関連を知ることができる蔵書が今回紹介された2冊以外にももう少し見つかると、より堺が蔵書からどのような影響を受けたのかが分かると思いました。福岡や東京など様々なところに足を運んで史料を集められていて、今回見つかった2冊の本はとても価値があるものだと思います。残り期間が少なくなってきたので大変だとは思うのですが、他にもそうした書籍や、その書籍を読んだ後に堺がどのような感想を抱いたのかが分かる史料もセットで見つかると、より良いのかなと思いました。
卒論完成まで残りわずかですが、お互い研究頑張っていきましょう。
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発表お疲れ様です。4回生の大間です。
蔵書から堺の思想を読み取るという研究であったと思いますが、蔵書分析が非常に面白く思いました。
第1章で大逆事件についての概要が述べられていましたが、それは卒論でははじめにや論の随所にちりばめられていくものではないかと感じました。
第2章第2節で書物に傍線が引かれているとのことでしたが、どんな内容に線が引かれているのかが非常に気になりました。
分析して、傾向などがつかめればおもしろいのかなと思います。
卒論執筆までもう少しですが、お互いに頑張りましょう。
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4回生の那波です。
堺利彦の思想を蔵書から分析していくといった報告でしたが、今回は特に、大逆事件前後という時期を設定したうえで蔵書の内容を分析されており、研究の進捗が見えるものでした。
また、やはり蔵書から思想を捉えるという手法そのものが斬新で面白いので、興味深く聞いていました。
気になった点として、質問と重複しますが、蔵書だけでなく、その蔵書を読んだうえでの行動がわかる史料がどれくらい存在するのかということです。
(文字通りの行動だけでなく、堺であれば執筆活動もあるかと思います。)
思想という抽象的なものを客観的に示すには、こういう蔵書があってこれを読んでいるから堺の思想はこうである、と述べるだけでは不十分で、それを踏まえて彼がどういった行動をしたのか、ということまで述べてようやく形として見えてくるものであるのかなと思います。
そのため、蔵書の分析もしつつ、彼の行動についても調査して、この2つの方向から挟み込む形で思想を明確化する、といった流れを意識していくといいのかなと思いました。
そうすれば、今回の報告の一番重要な部分であろう第2章第2節の部分がより広まり、1章分もしくは論全体にかかわる分量になっていくのではないかと個人的には思いました。
さて話は変わって、些細な話にはなるのですが、論文を書くときには気を付けてほしい点があったので、それについて記したいと思います。
今回のレジュメの脚注の中で、「Japan knowledge」が度々使われていたように思います。
「Japan knowledge」自体は便利で、私も頻繁に使うのですが、いざ論文等を書くときに出典で使うのにはあまりおすすめできません。
「Japan knowledge」ということは辞書になるのですが、辞書というものは基本的に何かしらの参考文献からその項目を書いているものなので、二次的な引用になってしまうように思います。
もし「Japan knowledge」(辞書)で調べたのであれば、その項目の下に参考文献がある場合には、その参考文献を実際に見て、それを出典としたほうがいいかと思います。
また、もしその項目に参考文献がないのであれば、その項目についての論文や文献、史料を自分で調べ、それを出典にするのが良いかなと思います。
(もしくは参考文献が書いてある別の辞書を探すとかもあります。)
些細な話ですが、いざ論文を書く際には、意識されるといいかもしれません。
卒業論文提出までの時間も迫ってきて焦りも出てくるかと思いますが、体調にも気を付け、お互いに頑張りましょう。
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報告お疲れ様です。3回生の桂淳志です。
獄中で堺利彦が読んだ蔵書が彼のそれ以降の活動にどのような影響を与えたかについての報告だったと思いますが、彼が出獄した後の思想や考え方について述べられていないなという風に感じました。堺の考えが出ているような行動や文章も加えたらより面白い卒論になるのではないかと思います。
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報告お疲れ様でした。3回生のZHAOです。
堺利彦の思想について興味深く聞かせていただきました。堺利彦の読んだ蔵書がその後の活動に大きな影響を与えこと、大逆事件前後の堺利彦の思想の変動を理解できました。個人的にはもっと多方面の情報から出獄した後の行動と思想の変化を少し深掘りしたら内容を補強できると思いました。
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発表お疲れ様です。4回生の石原航希です。
堺の思想形成についての報告でしたが、特に海外の書物にも堺自身が影響を受けていたというのが興味深かったです。
堺が影響を受けたとされる書物の中に、単語等に下線部が引かれていたとありましたが、それらにはどの様な共通点があるのか、また、今現段階で齊藤さんは堺の思想がある程度完成した時期というのはいつ頃だというように考えているのか気になりました。
話にも上がりましたが、私も第1章の大逆事件の概要部分は、はじめにの部分にまわして、堺の当時の言動や思想について分析したものを盛り込む方が、より堺の思想形成という本論の軸に迫ることができると感じました。
残りわずかになりましたが、お互いに頑張っていきましょう。
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報告お疲れ様でした。3回生の幡鎌です。
蔵書から堺利彦の思想の変化を追うといった内容の報告であったと思います。蔵書から思想形成を読み取るというのは大変面白い研究手法であるのと同時に、思想と蔵書の内容をそのまま結び付けられないために難しい研究だなと思って聞いておりました。蔵書から思想を分析するという研究内容なだけに、どうしても推測しなければならない部分が増えてきてしまうと思います。他の方も仰っていますが、メインの年代を1910年代とした上で、それまでの堺の思想形成の過程とその後の堺の行動や著作の表現から推測の部分を補う形で研究を進めるのが良いかと思いました。
卒論の完成、応援しております。頑張ってください。
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報告お疲れ様でした、3回の山本です。
堺は直接行動派、中でも議会政策派を否定していなかったとのことですが、なぜ議会政治派を否定しなかったのか、またなぜそれは投獄後も変わらなかったのか、抑々どういった理由で直接行動派として活動していたのかが気になりました。
堺の思想を追う上で、この辺りが分かると面白いなと思います。
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報告お疲れさまでした。4回生の斉藤亘輝です。
堺利彦の思想形成過程を旧蔵書の内容からみるところに興味を引かれました。
ただ、今回の報告では蔵書の内容についての言及だけで、下線部のあった部分など堺自身の書き込みについての調査はあまりされていなかったように思われます。
下線を引くという行為は、堺に何か感じるものがあったが故に行われたのでしょう。だからこそ、蔵書の表面的な内容を踏まえた上で、書き込みから堺の当時の思いのようなものが分かれば、当時の彼の思想形成について今以上に論の裏付けが強まると感じられました。
大変な研究ではあると思われますが、卒論までお互い頑張りましょう。
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報告お疲れさまでした。4回生の斉藤亘輝です。
堺利彦の思想形成過程を旧蔵書の内容からみるところに興味を引かれました。
ただ、今回の報告では蔵書の内容についての言及だけで、下線部のあった部分など堺自身の書き込みについての調査はあまりされていなかったように思われます。
下線を引くという行為は、堺に何か感じるものがあったが故に行われたのでしょう。だからこそ、蔵書の表面的な内容を踏まえた上で、書き込みから堺の当時の思いのようなものが分かれば、当時の彼の思想形成について今以上に論の裏付けが強まると感じられました。
大変な研究ではあると思われますが、卒論までお互い頑張りましょう。
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報告お疲れ様でした。4回生の近藤です。
PCの都合上、質疑応答まで聞くことが出来なかったため、発表までの感想になること、申し訳ありません。
蔵書から歴史上の人物の思想を読み取るという研究は、新しい視点からの研究ということもあり、前期同様非常に興味深く聞かせていただきました。
堺が下線部を引いていた場所についてもっと詳しく聞いてみたかったと思いますし、それがより堺を知る手立てになるのではないでしょうか。
卒論まで頑張りましょう!
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報告お疲れ様でした。4回生の安田祐輝です。
今回の報告では、獄中で読んだ本を受け、直接行動を選択しなかった堺が自身の活動に自信を付けられたのだろうなと感じた。堺はトルイストの価値観に親和性を持っていたようだが、堺は獄中に入る前にトルイストの著作を読んでいたのかということが気になった。また、内容とは関係ないが、論文で筆者の独自見解を書く時、「〇〇と思う」「〇〇と筆者は考える」と書くよりは、「〇〇と思われる」「〇〇ではないのか」と受動的な口調が好ましいように思われる。
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報告お疲れさまです。5回生の田島玄基です。
堺利彦の社会主義思想が形成されていくなかで、彼自身の蔵書が与えた影響というところが論の中心であると思います。そうなってくると、堺利彦がどのような本を獄中で読んだかという点に加えて、読んで得た知識、見識、知見をどのようにアウトプットしていたのか気になるところです。質疑応答のなかであったように彼の執筆した著作のなかに現れるのか、それとも他の形で蔵書と思想の一致が見て取れるのか、興味を惹かれる内容でした。
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報告お疲れ様でした。4回生の鳥井です。
堺利彦の思想形成について蔵書から分析を試みるということで、面白い研究だと思いました。
堺の蔵書数点から思想との関連を分析していましたが、蔵書全てからどのようなものが多いのか、またどの程度思想形成に影響しているのかについて概観しておくと良いのかなと思いました。かなり量が多く大変な研究だと思いますが、お互い卒論まで頑張っていきましょう。
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発表お疲れ様です。4回生の橘川です。
思想形成を堺利彦の蔵書から繙くという研究方法がとても独自性があり、面白いと思いました。また入獄していたときの本についての記述を見つけられたとあり、とても熱心に取り組まれてるという印象を受けました。
質問でもありましたが、第一章の内容はどちらかというとはじめにに含まれる内容ではないかと思います。なので、今後は堺利彦の違う一面についての節にしたらよいのかと思います。
お互い卒論がんばりましょうね。
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