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【10月6日2限 意見・感想】
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授業に出席された方はこちらに意見・感想を書き込んでください。
なお、こちらに書き込むことで出席とみなします。〆切は10月12日(水)23:59までとします。これを過ぎると出席点に加算されませんので、〆切厳守でお願いいたします。
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3回生の加納誠也です。報告お疲れ様でした。
今回の発表では、当時の児童に対して学校は、公害に関する座学を殆ど行わなかったという点が印象に残りました。九鬼市長が公害に関する授業に否定的だったり、子供たちの両親が公害を引き起こしている企業に勤めていたりするなど、公害教育1つ行うにも様々な壁があるため、当時の先生方はかなり苦労されたと感じました。
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4回生の那波です。
四日市ぜんそくの中での教育実態についての報告でしたが、聞き取り等を通じて公害下の様々な実態を見ることができて、興味深い内容でした。
特に、当時の公害に対する認識が人によって様々であり、今の価値観からは考えにくい認識もあって、それがとても印象的でした。
気になった点としては、質問と少し重複しますが、今回見えてきた実態として特徴的な事項についてです。
(マスクが公害を象徴するから使用されなくなる、校歌の歌詞変更、公害教育を実施しようとしてもできない、など。)
先生もおっしゃっていたようにも思うのですが、こうした事項を、教育以外の観点からも突き詰めていけると、より厚みのもった研究になるように思います。
他の質問にもあった政治の観点であったり、メディアの反応であったりなど、いろんな分野を絡めながら言及できる可能性を持っているように思ったので、少し大変になるかもしれませんが、やってみる価値はあるように思いました。
(当時の政治に関して僕はよくわからないのですが、メディアであれば、今でも存在しているような全国的な新聞であればデータベースがあってネットから見たいものを閲覧できますし、地元の新聞であれば地元の図書館に必ずあるかと思います。)
卒業論文提出までの時間も迫ってきて焦りも出てくるかと思いますが、体調にも気を付け、お互いに頑張りましょう。
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発表お疲れ様です。4回生の大間です。
公害地域における公害教育の実態を聴き取りを用いて述べるというような発表だったと思います。
当時の生徒だった方や教員の方など、聴き取りが豊富で面白かったです。
図表の説明が本文や口頭で説明があるとより分かりやすかったのではないかと思いました。
卒論執筆までもう少しですが、お互い頑張りましょう!
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報告お疲れ様でした。3回生の幡鎌です。
報告内では、現在でも当該地域では四日市ぜんそくについて積極的に公害教育は行われていないという話だったかと思います。その話と関連して、現在、三重県に住んでいる教員志望の友人に現在の公害教育について聞いてみたのですが、やはり四日市ぜんそくを特に詳しく学習するというわけではなく、他の四大公害と合わせて概観するという話でした。(サンプルが少ないので、どの学校にも共通して言えることではないかもしれません。)(また、余談ですが、環境災害の場合は、地域によっては学校で特別に取り上げて学習するようです。これも軽く調べた程度なので、根拠が薄いとは思いますが、)
また、公害問題やそれに対する公害教育の展開には、背景に社会全体の公害に対する認識や行政の動きがあるのではないかという話でしたが、四大公害病が起こった他の地域では公害教育がどのように行われてきたのか、またその裏で行政がどのように関わってきたのか分析、比較してみると面白そうだなと思いました。(時間の都合上、かなり無理難題であるとは思います。)
以上が報告と質疑応答を踏まえて考えた点です。少しでもお役に立てれば幸いです。
卒論の完成、応援しております。頑張ってください。
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報告お疲れ様です。4回生の新山です。
今回の報告では、学校における公害教育の不十分さや、市民兵の会による教育など、幅広く教育に目を向けられていてとても面白かったです。
気になった点としては磯津寺子屋に関して2つあって、ひとつは寺子屋の活動は裁判勝訴まで行われたものだったのか、それとも裁判終了後も長く行われたものだったのかという点です。もうひとつは寺子屋に参加した子どもたちの性質はどのようなものだったのか、という点です。具体的に言うと、公害によって家族を無くした、自身が患ったなどような直接的な被害者の方が多かったのか、被害の大きさ関係なく色んな子どもたちが参加していたのかというところです。
前者に関しては、裁判勝訴してから間もなく寺子屋の運営が終了したのであれば、ここでの公害教育はあくまでも裁判の材料として子どもたちを取り込んだ形で、学校教育の目指すものとは目的が全く異なっているように思えるので、明らかにしておくべきなのではないかと思いました。
後者に関しては、大人の事情に子どもを巻き込んでいたというのを増強するものになるのか、そうではなく純粋に公害ついて学んで欲しかったのかという、市民兵の会の意図・真意が見えてくるのではないかと思いました。
なかなか調べる時間も限られていますが、お互い卒論完成まで頑張りましょう!
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報告お疲れ様でした。4回生の舟久保です。
石原さんが四日市市の出身ということで、自身の地元や育ちに深く関わりのある研究であると思います。
聞き取り調査などから当時の教育現場が公害に対してどのような対策を具体的に行なっていたのかが想像できました。
生徒の親が公害発生源の工場で働いていることから、そのことに考慮して完全な公害対策ができなかったというのは、研究の結果ではありますが想像の範疇であるなと感じてしまいました。
卒論提出まで頑張っていきましょう
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報告お疲れさまでした。4回生の細見です。
元生徒や教員の方に丁寧に聞き取り調査をされていて、当時の学校現場のリアルな状況を捉えることが出来ました。また、工場に勤務している保護者がいるため、積極的な公害教育が行われず、対処療法的な教育活動が行われていたということは、聞き取り調査があったからこそ分かったことだと思うので、とてもオリジナリティのある面白い内容だなと思いました。
発表の中で気になったことが2つあるのですが、1つは、養護教諭の他校とのつながりについてです。今でも養護教諭は各校に1〜2人とかなり少数しか常在していませんが、当時はそもそも常在していることが珍しく、公害被害の著しい地域にのみ2人配置されていたということで、そうした養護教諭間の情報共有がどうなっていたのかなと思いました。聞き取りを見ていても、目測や五感で感じ取ったことを基に対応されている様子が見て取れ、かなり個人の裁量に委ねられているんだなと驚きました。他校の養護教諭とのつながりがあまりなかったのであれば、それだけ公害対策や対応が各校の裁量に委ねられていたといえるのかなと思いました。
2つ目に、雑誌『公害トマレ』や礒津寺子屋の影響力についてです。公害教育について、学校で行うことが難しいのであれば民間の手で行おうという動きがあったことが今回の聞き取り調査などから分かりましたが、それらの活動が実際にどれだけの影響力(雑誌の発行数や購読者数、寺子屋の参加人数など)を持っていたのかが気になりました。もし、影響力が大きかったのであれば、そうした活動を期に反公害の意識を子どもたちに芽生えさせるきっかけになったといえるし、そうでなかったのであれば、民間という学校外での取り組みであるがゆえに、公害教育の限界がみえるのではないかなと思いました。
前回の報告よりも、より多くの、そして様々な人に聞き取り調査を行っていてすごいなと思いました。残りわずかな時間となってきましたが、卒論完成に向けてお互い頑張っていきましょう。
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報告お疲れ様です。3回生の桂淳志です。
四日市ぜんそく下における教育実態ということで、生徒の親が公害の原因になっている企業に勤めている可能性を考慮して公害教育は行われなかったという事実は企業に対しても忖度があるような気がして、地域社会と企業の密接な繋がりの悪いところが出ているなと思いました。
忖度という点で見ると九鬼市長が公害に関する授業を偏向教育だとしたことも忖度なのだろうと思います。九鬼市長のこの動きと、教育現場で公害教育をしようと左寄りだとした風潮に関連性があるのかはわかりませんが、こう見ると四日市市教育委員会が「公害」という単元を盛り込もうとした動きは他とは異なるように感じました。教育委員会の当時の動きを見てみると、教育と政治の関係性なども見れて面白いのではないかと思います。
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報告お疲れさまでした。3回生の戸川です。
質疑応答の際に述べたことと重なりますが、公害教育を政治の観点から捉え、背景にどのような政治的なスタンスやいきさつがあったのかをおさえることで、より教育の実態に迫れるのではないかと思います。四日市市議会における各会派の勢力や、当時の四日市市長の政治的スタンス、当時の全国的な世論の動向に触れることが重要ではないでしょうか。
卒論の作成を応援しています。
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報告お疲れさまでした。4回生の斉藤亘輝です。
公害の発生した地域として有名な四日市においても、公害教育にそこまでの力を入れていない点に驚きました。
個人的には、当時の子どもたちが公害に対してどのように認識していたのかが気になりました。自分の身を守るために様々な対策がなされる一方で、学校で公害の実態が知らされない状況に何を感じていたのか、分かる史料がもしあれば、より深まると感じました。
また、授業内でアドバイスを受けていた通り、行政の視点から研究を深めるのも面白そうでした。当時の九鬼市長は公害に対する市民の声に耳を傾けない、酷い政治家にも感じられる一方、高度経済成長期の中で四日市市を日本でも有数の工業都市として成長発展させた手腕も評価されるべきと個人的には感じます。経済成長を目指す中で起こる公害に対し、当時の四日市の政治家たちが何を感じていたのか、四日市市史などの史料調査から見られるかもしれません。
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報告お疲れさまでした、3回生の舘野です。
聞き取りも含めしっかりと調査をされており、当時の教育のリアルな実態が感じられ、勉強になりました。
ひとつ気になったのは、四日市ぜんそくが流行している最中に、「公害教育」はそもそもなされるのかという点です。私の勝手なイメージですが、教育はその知識が正しいという確証がない限り、子供たちにそれを教えてはいけないと思うのです。裁判に勝ち、「公害」が「公害」と認められるまで、なかなか公に「公害教育」を行うのは難しいように思いました。
卒論完成に向け、頑張ってください。
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報告お疲れさまでした。4回生の田中です。
ご自身の出身地域に関する内容を取り扱う上で、地図を提示していただいた点や、公害による生徒たちに及ぼした健康被害を図表にまとめていただくなど、図表レジュメが充実しており、聞き手が理解しやすい報告だったように思います。
学校教育の現場において、公害教育に対する意識の低さを受け入れる環境になってしまっていた部分が非常にリアルな声として伝わりました。
その一方で、反公害意識を植え付けようとする市民兵の会の動きは対比的であり面白いと感じました。
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報告お疲れさまです。5回生の田島玄基です。
四日市ぜんそくの中という公害に対して、地元の教育現場がどのような態度出逢ったのか、非常に分かりやすい内容であったと思います。
「公害教育を取り扱った教育指導は一貫性を欠き」という文言から、父母の勤め先や、実際に公害被害を受けているか否かなど、教育現場の苦心を見て取れるように思います。
私も詳しい経緯は知らないのですが、四日市ぜんそくは当初水質汚染による漁業への被害も報告されていたと記憶しています。仮定の話ですが、市民や児童のなかに漁業関係者やその親族にあたる人物がいた場合、本報告で取り上げられていた公害教育にまつわる配慮に、また違った側面を見いだせるのかもしれないと思いました。
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3回生の遠山です。
発表お疲れさまでした。
当時は公害教育に積極的じゃなくてもなんとなくわかるのですが、今も別にそんなに積極的ではなかったとおっしゃっていたのは驚きでした。(教員になろうと考えている身なので、どうして今も尚あまり力を入れてないんだろうとか考えてしまいますが…)
聞き取り調査もなされていて、当時の教育現場がどんなものだったのかが良く伝わりました。
卒論にむけて頑張ってください
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発表お疲れ様です。3回生の一ノ瀬風雅です。
公害に関する授業というと、歴史の分野で事実だけを教えるようなイメージがあり、サツマイモを育てたらといった体験型の学習が行われていたことは初めて知りました。そこで現在の三重県でも公害に関する授業として体験型の学習が行われているのか気になりました。
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3回の山本です。
報告お疲れさまでした。
今までの学校教育では「公害が起きた⇒裁判で勝った⇒法律ができた」程度しか教えられなかったので、その過程をより深く知ることができ大変興味深い研究だと思いました。
1点質問なのですが、校歌変更に関する一連の動きは、誰が主体として行ったのかが気になりました。
これを左派的な人々が行ったのか、それともマスコミが盛んに取り立てたのか、或いは学校教師たちが自ら行ったのか、といった点が分かれば、公害に対する人々の反応がより鮮明に浮かび上がるのではないかと思いました。
またこれは余談ですが、こうした過敏な反応を見ていると、現代のコロナ禍における行き過ぎた自粛ムードや、または戦時中の敵性語排除の動きにとてもよく似ていて、現代は近代の延長線上にあることをつくづく感じます。
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報告お疲れ様でした。4回生の近藤です。
本文だけでなく図表や史料も充実しており、特に聞き取り調査を詳しくされていたので、聞いていてとても分かりやすく、勉強になりました。
教育現場にて公害教育が行われていたということが分かりましたが、そのような中で当時の子どもたちがどれほど前向きに参加していたのか気になりました。
これからも卒論作成に向けて頑張ってください。
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3回生の阪口です。報告お疲れ様でした。
四日市における、公害教育を主軸とした内容で、表面的にしか習ってこなかった公害問題を教育という面から掘り下げるという研究は、環境面から見られがちな公害問題の研究の中でもオリジナリティのあるものだと思いました。さらに、聞き込みも含めての情報、史料集めがなされており、完成度が高いと感じました。
先生からの指摘もありましたが、行政の動きを絡めると、よりよい研究になると思います。報告内でも、少し行政の動きは出ていましたが、全国的な動きも取り入れることができると、なお良いと思います。行政の方針は、教育現場に大きな影響を与え、それが公立の学校であれば、尚更です。
とても面白い研究になると思います。卒論、頑張ってください。
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発表お疲れ様でした。4回生の橘川亜美です。
今回地元のである四日市でかつて起きた公害を取り上げた内容でしたが、たくさんの聞き取り結果などがあり、非常にオリジナリティ溢れる面白い研究だと思いました。聞き取りを行うことで当時の現場のリアルさが浮き彫りとなってとても興味深かったです。
質問でもありましたが、当時の市長や内閣の動きについても気になるので、そこのところを補強していくと、更によい研究になると思います。
お互い卒論がんばりましょうね。
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報告お疲れ様でした。4回生の山内です。
学校側が公害教育に対して消極的だった理由について史料などから知ることができ非常に面白かったです。質問でもあった通り教育以外での場面で公害に対してどのように向き合っていたのかが知りたいです。また、公害を出している会社に勤めている親を持つ生徒と公害の被害に合っている生徒で意識の差があったのかも興味が湧きました。
お互い卒論に向けて頑張りましょう。
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3回生の深山です。報告お疲れ様でした。
他の方も言われている通り、市民運動や政治の動きにまで視点を広げると更に教育に関してやそれ以外の場所からも四日市市の公害を取り巻く問題に接近できると思います。
卒論の無事の完成を願っております。
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