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【7月21日4限 意見・感想】

1 : 新山光咲 :2022/07/21(木) 09:14:24
授業に出席された方はこちらに意見・感想を書き込んでください。
なお、こちらに書き込むことで出席とみなします。
期限は来週水曜(7月27日)23:59までとします。これを過ぎると出席点に加算されませんので、〆切厳守でお願いいたします。

3回生の発表に入りましたので、以下の条件での書き込みをお願いします。

・発表者2人分(一コマ分)で1投稿

・発表順に従い、
 ①ーーさんへ
 ②〜〜さんへ
と宛名を明示してから本文を書き込む

発表者が欠席したなど特別な理由がない限り、1人分しか書かないのは認められません。
出席確認の複雑化防止と不正防止のため以上の条件を遵守していただきますようお願いいたします。


2 : 加納誠也 :2022/07/22(金) 09:22:47
 3回生の加納誠也です。発表お疲れ様でした。

①鈴木さんへ
 戦前、戦中の朝鮮半島出身の留学生に焦点を置いて研究しようとする試みはとても面白いと感じ、当時の日本の植民地政策について考えながら発表を聞かせていただきました。
 以下のことは、質疑応答で私は一切触れませんでしたが、昔の留学は、現代における語学留学やオンライン留学ほど簡単に行うことはできないため、当時の朝鮮の留学生は、一握りのエリートにあたると思います。しかし、朝鮮から日本にやってくる人は留学だけでなく、出稼ぎという目的で来日する人、つまり非エリート層もいるはずです。したがって、このような点も頭の片隅に入れたうえで研究を進めてみても良いのではないかと感じました。

②桂君へ
 「宮中・府中の別」という概念があったことは、今まで知っていましたが、明治前期にもこれに関する動きがあったことは初めて知りました。
 現段階で研究テーマを2つ考えていて、どちらに絞ろうか迷っているという話が発表でありましたが、個人的には、”明治前期の「宮中・府中の別」” の方で研究するのがいいのではないかと感じました。というのも、”メディアから見た宮中と府中”という後者で挙げられたテーマよりも、研究の準備が進んでいる感じがしたからです。また、メディアというのは宮中・府中の別の問題に、直接遭遇したわけではなく、取材等で間接的に知ったことを報道しているはずです。つまり、伝言ゲームみたいに、情報を伝える過程で伝える人間の解釈によって、ニュアンスが変化する場合があるため、必ずしもメディアが報道していることが、実態を反映しているわけではないように思います。


3 : 那波宏哉 :2022/07/22(金) 21:20:48
4回生の那波です。
①鈴木さんへ
戦前・戦中の朝鮮人留学生についての報告でしたが、確か鈴木さん自身が留学のプログラムに参加していたように記憶しているので、非常に鈴木さんらしいテーマだなと思って聞いていました。
また自分が現在在籍している大学でありながら、特別卒業証書授与に関する話を知らなかったので、大変勉強になりました。
さて気になった点として、質問と少し重複しますが、なぜ立命館大学を対象とするのか、という点です。
鈴木さん自身の研究動機として、朝鮮人留学生の方々が数ある大学の中でなぜわざわざ立命館を選んだのだろうか、という疑問があったと思っています。
そしてこれは研究の聞き手としても同じで、どうして鈴木さんは数ある大学の中で立命館大学を研究対象としたのだろうか、疑問が出てきます。
この聞き手の疑問に対して話し手は説明していく必要があり、これが研究の「意義」というものにもなりますし、この研究の「オリジナリティー」というものにもなってきます。
ではこれをどう説明していくか、ということを考えていく必要が今後出てきます。
こうした意義づけについての方法は様々考えられるように思いますが、まず思いつくのは、朝鮮人留学生という観点に立ったときに戦前・戦中の数ある大学の中で立命館大学にはどのような特色があるのか、ということを探るという方法です。
(例えば、「他大学とはちがって立命館には独自の留学制度が当時存在しており、だから当時の留学という面において立命館を注目する」ということであれば、その研究の意義はわかりやすいですよね。)
こんな感じで意義を説明できるといいのですが、そうなると、他大学の留学の状況・制度などがどのようであったのかを調べていかないと、立命館の特色というものは見出しにくくなってしまいます。
そのため、立命館も含めてですが、他大学についても目を向けてみると、意義づけもしやすくなりますし、新たな面白い発見もできたりするかもしれません。
そして話は変わりますが、個人的な疑問として、1910年の韓国併合から1945年まで、朝鮮半島は日本の一部となるわけですが、そのようになっている間に、朝鮮人の留学は果たして留学という扱いであったのか、ということが気になりました。
この対応についても、もしかしたら時期によって、そして大学によって扱いが変わってきたりするのかなとも思ったので、そういった観点からも注目してみるのもありなのかなとも思いました。
本格的に研究をすることは基本誰しもが初めてで、多々大変なこともあるかと思いますが、お互い頑張りましょう。

②桂さんへ
政治史的な観点とメディア史的な観点から、「宮中・府中の別」とはどのようなものであったのかを報告していただきました。
政治史的な章では多くの先行研究をまとめながらそれを説明しており、そしてメディアの章では大学にある新聞を史料として使いながらそれぞれの事象に対するメディアの反応を抽出しており、非常に面白いものでした。
さて気になった点として、今後研究を進めていくうえで、研究対象である「宮中・府中の別」という概念(?)との距離感をどのように調整していくのか、という点です。
どういうことかと言うと、例えば、私は「宮中・府中の別」というものについては桂さんほど興味を持っていません(悪い意味ではないですよ)。
そのためかはわかりませんが、今回報告を聞いて私が思いついたのは、「宮中・府中の別」からは少し離れたものでした。
この質問の際に言った自分の考えが正しいわけではもちろんないですし、あくまで一つの意見に過ぎません。
ただ、正しいかどうかは置いといて、こういう風に何かしらの考えが思いつくのは、そこまで興味のない状態だからなのかもしれません。
研究対象について興味を持っているのは当たり前のことではあるのですが、それにこだわりすぎてしまうと、一見重要ではなさそうなものを無視してしまいやすくなってしまいます。
自分の経験談ですが、一見重要ではないところから研究が進むことは、結構あったりします。
おそらく桂さんは今後、山崎先生がおっしゃっていたような方向性の、政治史的な観点で進めていくのかなと思いますし、それは元々桂さんがやりたかった方向性に近いものだと思うので、思う存分やっていけばいいかなと思います。
しかしそれは裏を返せば、自身の興味のある研究対象との距離感が近くなりやすいテーマでもあるということです。
今後研究を進めていくうえで、様々な課題にぶつかることは往々にしてあることだと思います。
そんなときに、いったん自分がこれまで調べてきた情報を整理し、そこから出てきた疑問や気づきなどに対して、一見関係なく思えてもとりあえずそこに身を投じてみてください。
何の成果も挙げられなかったらどうしようとか色々思うかもしれないのですが、ダメだったとしてもこの方法ではダメだったということがわかっただけでも進歩ですし、後々になってその知識が自分を助けてくれることもあります。
こんな感じで、いったん立ち止まって考えてみるであったり、一見関係なさそうだけどなぜかセンサーに引っかかったものを調べてみる、というのは、研究対象にこだわりすぎてしまうとなかなかできないことでもあるように思います。
どんな方向性で進むにせよ、研究対象に浸かることはとても大事でむしろそうしないといけないのですが、のぼせる前にいったん出ることも大事かもしれないよね、というお話でした。
(偉そうなことを言っていますが、メディアの観点からしか考えが思いつかなかったあたり、だいぶ自分もやられてるなと反省しております。)
本格的に研究をすることは基本誰しもが初めてで、多々大変なこともあるかと思いますが、お互い頑張りましょう。


4 : 阪口颯太 :2022/07/27(水) 00:57:38
3回生の阪口です。報告お疲れ様でした。

鈴木さんへ
 戦前、戦中の朝鮮人についての研究は目にしたことがありましたが、朝鮮人留学生に絞っての研究は目にしたことが無かったので、面白いテーマだと感じました。また、立命館の特色についてを研究されるとのことだったので、一立命館大学生として、非常を気になるテーマでした。
 一つ気になったことは、立命館がどのような教育理念を掲げていたかです。立命館の強みや特色を見るためには、他大学との比較が重要になってくると思いますが、教育理念を見ることができれば、立命館がどのような学生を望んでいたのか、どのような教育方針であったのか、どんな特性を持った大学なのかが分かると考えられます。同じように、他大学の教育理念を見て比較すれば、立命館が他の大学と比べてどのような特徴を持っていたのかが分かるのではないかと思います。その上で、どのような経緯を持った留学生がいたのかを分析すれば、論説に説得力を持たせられると思います。
 立命館大学にとっても意義のある研究になるのではと思います。頑張ってください。

桂さんへ
 「宮中と府中の別」については、私の研究テーマに関連した内容でもあるため、知っていましたが、その概念を政治史だけでなく、メディアという観点からも分析しており、大変面白いと思いました。
 二つの研究テーマで悩まれているとのことですが、私としては、前者のテーマの方が良いと思います。というのも、後者の場合、「宮中と府中の別」とメディアの関連性を見出すことが難しいと思うからです。「宮中と府中の別」という概念自体が、メディアにどう受け止められていたのかという問題もありますが、大正事変とそれ以外の事象を比べた際に、大正事変時は、明らかに国民全体が桂内閣そのものを嫌悪しており、最早、「宮中と府中の別」という問題では無くなっていると思われるからです。それ以外の事象についても結局は、その人物が人気かどうか、各メディアの政治観に合致しているかなどによって論調も変わると思われるので、冷静に「宮中と府中の別」について分析されているかと言われると、疑問です。
 前者であれば、桂さんが元々関心のあったテーマということもあり、研究も捗ると思うので、前者が良いと思います。
悩まれている最中で難しいと思いますが、頑張ってください。


5 : 細見夏希 :2022/07/27(水) 12:41:41
報告お疲れ様でした。4回生の細見です。
①鈴木さんへ
 立命館大学の戦前の留学生制度について今回の報告で初めて知ることばかりだったので、とても面白く聞かせていただきました。
 なぜ朝鮮人留学生が立命館大学を選んだのかという留学の経緯について研究していきたいということでしたが、報告でおっしゃっていたように、外国人留学生が他大学にも存在していたのならば、なぜ立命館に注目するのかという意義づけが必要だと思いました。また、立命館に注目するにあたって、難点が2つあるように感じました。1つは、個人情報保護の観点から、立命館では戦前の留学生に関する情報が得にくいという点です。2つ目は、立命館の留学生に関して先行研究で挙げられていた岩井さんの論文です。内容を聞いていると、史料を基に留学の経緯についても述べられているようなので、岩井さんが言及していないことを研究する必要があります。
 ですので、他大学の留学生の状況を見て立命館の留学生制度の特徴を捉えるとともに、研究対象を立命館に固定せず、史料が使えそうな他大学についても視野に入れてみるといいのかなと思いました。

②桂さんへ
 報告内容がとても充実していて、先行研究もきちんと整理されており、文章も分かりやすく、とても面白く聞かせていただきました。
 今後の研究方針についてですが、池田さんの研究で疑問点があるのであれば、そこを追究していってもいいんじゃないかなと思いました。やろうとしていたことを先行研究で述べられてしまっていても、先生もいっしゃっていたように、必ずどこかに穴があると思います。ですので、最初に研究しようとされていた「宮中•府中の別」が制度として確立する変遷について研究を進めていってもいいのかなと思いました。また、研究していくと当初のゴールが変わることがあります。研究するうちに新たな疑問が出てきて、それについて調べるとまた新たな疑問が出てくるといったように、研究のゴールに選択肢が生まれてくると思います。研究するときはテーマを1つに絞るといいと思いますが、選択肢がいくつかあるとパターン①がダメだったときにパターン②の研究に少し方向転換できるので、絞ったテーマについて幅広く見ていくといいと思いました。(宮中の状況、政治面など)(すごく抽象的で分かりにくいコメントですみません‥)

夏休みに入りましたが、お互い研究頑張りましょう!


6 : 齊藤桃香 :2022/07/27(水) 15:14:48
報告お疲れ様です。4回生の齊藤です。

①鈴木さん
 戦前の朝鮮人留学生にこのような背景があることは知らなかったので、興味深く報告を聞いておりました。
 立命館大学と留学生との関係を見てくのであれば、なぜ立命館大学か、また日本に来る朝鮮人留学生がどの程度の割合かなどをはっきりさせる必要があると思いました。また、日本側の文献では研究が狭まってしまうので、留学生の日記や当該国の論文や史料も読む必要がでてきます。
 面白い研究テーマだと思うので、これからも研究を頑張ってください。

②桂さん
 史料等が丁寧に挙げられていたので、報告の内容が分かりやすかったです。
 私自身あまり「宮中・府中の別」について詳しくないので、的確なアドバイスになっているか分かりませんが、メディアが宮中・府中の別である人物を批判した時、そのメディアはどのような思想の下の新聞かなどは調べる必要があるかなと思いました。もともとその人物に対して反対的な意見を持っているメディアであるならば、小さなことでも大げさに報道すると思います。人物批判のツールとして「宮中・府中の別」を利用したのか、「宮中・府中の別」を乱したことに対して純粋に批判したかったのかは、区別しなければならないと思いました。
 研究が丁寧なので、これからも頑張って研究していってください。


7 : 吉田圭佑 :2022/07/27(水) 17:23:05
報告お疲れ様でした。3回生の吉田です。
①鈴木さんへ
 どんなことを研究するのか報告の時まで知らなかったけど、鈴木さんらしさが溢れていてテーマとしても面白いと思いました。皆さんが言われていましたが、戦前の他の大学での留学生の状況はどうだったのか、その上でどうして立命館なのかということをもっと説明できると道標になってくるのではないかと思いました。また、当時の留学生はもう亡くなっている可能性が高いとしても、子供とかであれば史料を持っていたり何か話を聞いていたりするのではないかと思いました。研究頑張っていきましょう!

②桂さんへ
 テーマで悩んでいるとはいえ、いつも一生懸命研究に取り組んでいるだけあって先行研究がよく整理されていてやっぱり凄いなって思いました。疑問に思ったのは伊藤が宮内大臣を免職になった時は民衆の不満が皇室に及ぶ恐れを懸念してであった一方で桂の時には「宮中・府中の別」という言葉が出てくるということに関して、そもそもじゃあお互いが干渉しないことの意味って何なのかなって思いました。また、那波さんが言われたように距離を置いて見てみたら皇室観の変遷とかみたいな別な角度のものが見えてくるのかもしれないなって思いました。お互い頑張りましょう!


8 : 天井いずみ :2022/07/27(水) 21:18:56
発表お疲れ様です!4回生の天井です!
①鈴木さんへ
戦前の留学生について全く知らなかったため、興味深く聞かせていただきました。留学生を研究対象とするにあたって、今とは社会状況が全く違いますので、留学生たちがどのような目的で来ているのか、何を学びに来たのか、年齢層など細かく知る必要があるかなと思いました。また、朝鮮留学生についての史料が必要になると思うのですが、立命だけにするとかなり限られてきそうなので、はじめに様々な大学での留学生制度などについて調べてみて、そこから立命である理由だったりを見出していったらいいのかなとおもいます。

②桂さんへ
先行研究などが丁寧に整理されていて、詳しくない私にも分かりやすかったです。他の方も仰られていますが、メディアから見ていく際、史料として扱うのは主に新聞だったり雑誌のような媒体だと思うのですが、そのうちのどれに着目するのかはよく考えるべきだと思います。
熱心に研究に取り組んでいることは知っているので、これからも無理せず頑張ってください。


9 : ZHAO WENBO :2022/07/27(水) 22:28:12
報告お疲れ様でした。3回生のZHAOです。
① 鈴木さんへ
戦時中の朝鮮半島は日本植民地として朝鮮人留学生は日本へ留学した原因は当時政治の影響を受けた可能性が高いと思いました。
当時の京都地域で朝鮮人留学生は留学生全体でどのぐらいの割合を占めるか、なぜ彼らは立命館大学へ入学することを決めたか、当時の立命館の留学政策と現在は何か違いがあるかなどほかの視野に入ってみるといいのかなと思いました。

② 桂さんへ
先行研究がよく整理されたのがいい点だと思いました。とくに時代を分け、明治前期、後期、大正各時期を背景にし、研究内容がはっきり分かりました。私もこのような先行研究の調べ方をモデルにして自分の研究を推進していきたいと思います。「宮中・府中の別」などに詳しくないのでこれからも明治期、大正期の宮廷内政治に関する本を読んでみたいです。


10 : 大脇実祝 :2022/07/27(水) 22:45:39
報告お疲れ様でした、3回生の大脇です。
①鈴木さんへ
立命館大学の留学制度に関して、今回の報告で初めて知ったのでとても勉強になりました。
たくさんの大学がある中で、留学生がなぜこの立命館大学を選んだのか、という点が私も気になりました。
この背景が分かれば、立命館大学なりの特色が見えて非常に面白い研究になるのではと思います。
史料探しが大変だとは思いますが、一緒に頑張っていきましょう!

②桂さんへ
4月から報告に至るまで、ずっと頭を抱えて「宮中・府中の別」について悩んでいた姿を見ていたので、
3回生春セメスターの報告が無事に迎えられてだいぶ安心しました。レジュメの文章が簡潔で読みやすく、
史料・図表レジュメも丁寧でさすがだなと感じました。報告前の考えや報告を聞いていて、やはりメディア面
よりも「宮中・府中の別」の変遷の方が関心があるのではと感じます。一旦、興味関心のある
方を進めてみてはどうかと思います。日記や関係文書を読んでいく作業は私も通らなければならない
道なので、若干時代は違いますが共に頑張っていきましょう!!


11 : 一ノ瀬風雅 :2022/07/27(水) 23:13:05
①鈴木さんへ
単純に留学生についての研究だけではなく、特に立命館という一つの大学に範囲を絞って研究することは面白そうだと感じた。せっかく範囲を絞るのであれば、朝鮮からの留学生だけではなく、立命館から行った留学生についても研究した方がいいのかなと思った。


12 : 一ノ瀬風雅 :2022/07/27(水) 23:15:02
間違えて投稿しちゃったので、先程の続きになります。

②桂さんへ
宮中、府中の別に関して当時の反応を見るのに新聞を選ぶのは非常にいい選択肢だと思った。当時の新聞は数も多く、政治思想をより濃く反映している面もあり、当時の知識人の反応などが社説などを通して見ることができる。ただその分狙いの記事を見つけるのはとても大変だと思うので、頑張ってください。


13 : 水谷春都 :2022/07/27(水) 23:20:24
報告お疲れ様でした。3回生の水谷です。
①鈴木さんへ
既に指摘されている方もいますが、朝鮮併合によって当時の複線型の教育制度の中に朝鮮の学校も位置付けられたのではないかな、と思うので、朝鮮人が日本に学びに来る際の制度的な扱いは、日本・朝鮮(や台湾など併合された地)・その他植民地or外国、それぞれで比べた時、本国出身者に近いのか他国出身者に近いのかという点が明らかになっていることが、朝鮮人を留学生として研究する際の前提のようなものになるのではないかなと感じました。知識不足からの発想であることは、あらかじめ謝罪したいと思います。

②桂さんへ
自分も皇室関係の研究なので、とても興味深く聞かせていただきました。1点、気になったのは「大正政変を政治側やメディア側から見る研究は多数存在するが、『宮中・府中の別』という概念から大正政変やその他の事象を見ている研究は管見の限り存在しない」という部分です。Wikipediaで復習がてら「大正政変」を調べたのですが、桂への大命降下に関して、「宮中・府中の別」に反するというような記述があったので、調べてみれば、もしかしたら研究が出てくるかもしれません。全体的なことではなく、狭い視点でしか考えられなかったことを反省しています。自分の研究を進める中で、関係ありそうなものはどんどんと共有していきたいと思います。お互い頑張りましょう。


14 : 幡鎌伶歩 :2022/07/27(水) 23:44:35
報告お疲れ様でした。3回生の幡鎌です。
鈴木さんへ
授業内でした質問と感想を書かせていただきます。
まず、レジュメ1ページの部分で、1996年に立命館大学が当時、朝鮮人留学生だった方々に特別卒業証書授与を行なったという内容がありましたが、これが比較的最近になってから行われたのは何故かが気になりました。回答では、除籍名簿が最近になってから見つかったからであるという話でしたが、この時の名簿が見つかるまでの背景や当時この出来事がどのように注目されていたのかが気になりました。
 また、研究方法についてですが、最終的な研究対象は立命館大学中心で良いとして、研究を進めていく段階では、他の大学も研究対象として視野を少し広く持って調べてみるのが良いと思いました。
まだまだ研究も始まったばかりで、色々大変だと思いますが、一緒に頑張りましょう。


桂さんへ
「宮中・府中の別」というと受験知識で、大正政変の時になんかあったなという程度で詳しいことは良く知りませんでした。「宮中・府中の別」は近現代の政治史を見る上で、とても重要な要素となってくると思いますが、あまり詳しいことは知らないので、もう少し知識を付けようと思います。「宮中・府中の別」について、時間のある時に勉強してみようと思います。
まだまだ研究も始まったばかりで、色々大変だと思いますが、一緒に頑張りましょう。


15 : 長谷部詩依 :2022/07/27(水) 23:48:32
報告お疲れさまでした。3回生の長谷部です。
鈴木さんへ
卒業証書授与の話を初めて知って、自分の大学の事でも全然知らないことあるなあと衝撃を受けました。また、授業内で山崎先生が仰っていたインタビューも、留学している鈴木さんしかできない手法だと思い、とても魅力的です。研究も進むし、語学力も上がるし一石二鳥じゃん!って思って聞いてました笑 研究の意義付けやオリジナリティーを見出すのはとても難しく、私も悩んでいるので一緒に頑張りましょう

桂くんへ
報告の内容というより桂くん自身の事なのですが、報告に追い込まれていて見ていて痛々しかったので休んでください。合宿楽しみですね🐣


16 : 戸川湧太 :2022/07/27(水) 23:56:15
報告お疲れさまでした。3回生の戸川です。
①鈴木さんへ
植民地統治下の朝鮮から、立命に留学生(と呼んでいいのか?)が来ていたことを知らなかったので、今回の報告を聴いてまたひとつ知識を増やすことができました。どのようないきさつで朝鮮から日本へ留学生がやってきたのかを探ることで、より彼らの実像を探ることができるのではないかなと思います。

②桂さんへ
質疑応答の場でも述べましたが、やはり伊藤博文と桂太郎とのあいだには、メディアや人々、それに政府高官からどの程度支持されていたかという点で違いがあると思います。宮中府中の別について検討する場合も、伊藤と桂、そして同様に宮中府中を行き来した人物(例えば牧野伸顕とか木戸幸一とかでしょうか…)の”人気度”の違いについて考えてみるのもひとつの方法かなと思いました。


17 : 横井来季 :2022/07/27(水) 23:56:46
三回生の横井来季です。発表お疲れ様でした。

①鈴木さんへ
 戦前の留学生について、魯迅など、中国からの留学生はよく話題になりますが、朝鮮人留学生はあまり聞かないので、面白いと思いました、戦前・戦中の朝鮮人留学生にとって、立命を選ぶメリットがなんだったのかどうかについて、当時の留学生がまだご存命ならオーラルヒストリーができると思います。研究頑張ってください。

②桂さんへ
 私は、宮中・府中の別についてあまり詳しくないのですが、文章が分かりやすく、面白く聞くことができました。正直、桂内閣を倒閣させた要因程度に思っていたので、深く研究されていることに驚きました。なぜ宮中・府中の別が確立したのか、それをメディアがどう見ていたのか、私自身も気になりますので、今後の研究を応援しています。頑張ってください。


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