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【7月14日2限 意見・感想】
授業に出席された方はこちらに意見・感想を書き込んでください。
なお、こちらに書き込むことで出席とみなします。
期限は来週水曜(7月20日)23:59までとします。これを過ぎると出席点に加算されませんので、〆切厳守でお願いいたします。
3回生の発表に入りましたので、以下の条件での書き込みをお願いします。
・発表者2人分(一コマ分)で1投稿
・発表順に従い、
①ーーさんへ
②〜〜さんへ
と宛名を明示してから本文を書き込む
発表者が欠席したなど特別な理由がない限り、1人分しか書かないのは認められません。
出席確認の複雑化防止と不正防止のため以上の条件を遵守していただきますようお願いいたします。
報告お疲れ様でした。4回生の新山です。
①一ノ瀬くんへ
今回の報告には一ノ瀬くんのたばこへの想いの強さが見え、「好き」を研究にする姿勢はとても素敵だなと思いました。是非今後もたばこ研究を貫いてほしいです。
私自身たばこに関する歴史について全く知らなかったので、江戸期でもかなりの割合で喫煙者がいたと聞いてその普及率に驚きました。
また報告の中で、江戸・明治期にはたばこの健康被害は指摘されていたのか、指摘されていたとすれば政府並びに国民はタバコに対してどのようなイメージを持っていたのかのかが気になりました。今後の研究で上記が見えてくる史料が見つかると、専売制度に関しても何か見えてくるものがあるかもしれません。研究頑張ってください!応援しています!
②横井くんへ
史料・分析ともに非常に興味深く、楽しく拝聴させていただきました。
報告の中ではインターネットに投稿された詩はその後残り続けるということが一因となって詩の凋落が進んだと仮説を立てられていますが、個人的にはネットの特性を踏まえると、誰でも簡単に投稿できる環境が整えられ創作人口の増加によって相対的に低俗なものが目立つようになった可能性や、匿名性や個人が安易に特定されない仕組みであるが故にイタい詩を晒すことに抵抗がなくなっているという可能性もあるのかなと思いました。
いずれにしろ、ネットの普及によって文学作品数は著しく増加しましたが、小説など他分野では優れた作家・作品が発見されていることから、必ずしもネットが文学作品に与えた影響が悪いものばかりではないと思います。詩だけこれほどまでに社会的地位が落ちてしまったのには詩特有の事情があるはずなので、オリジナリティのある面白い研究になると思います。
次回の報告も楽しみにしています!研究頑張ってください!
報告お疲れさまでした、3回生の舘野です。
①一ノ瀬さん
現代では忌避されがちなたばこが、江戸時代には一般的なものだったことを知らなかったので面白かったです。
明治時代でも外国の企業との提携があったことにも驚いたのですが、当時主にアメリカの会社の名前が挙がっていたことが気になりました。当時の外交関係も含めて調べてみると面白そうだなとも思いました。
②横井さん
元日文でありながら全く興味のなかった分野で、詩を歴史的に見るとこうなるんだなあと新鮮な気持ちで拝聴しました。
まず、現代詩の社会的な地位について、詩集の売り上げの変遷などもう少し客観的な根拠があるとより分かりやすいと思いました。また、詩作品そのものの変遷が具体例としてあると、よりイメージしやすかったのではないかと思いました。
お二人とも、大変かとは思いますが研究頑張ってください。
4回生の那波です。
①一ノ瀬さんへ
明治期において、なぜたばこが専売になったのかを研究したいといった報告であったかと思います。
個人的な話ですが、最近見ていた史料の中に、明治15年の「煙草税則」改定についての元老院における会議の記録があったので、その部分が個人的には興味深いものでした。
さて気になった点として、質問の際に意見が出ていましたが、まず文献や先行研究の探し方についてです。
基本的に、ランナーズ(立命図書館の検索システム)だけに頼ることはあまりおすすめしません。
このランナーズというのは、立命館にあるかどうかを示してくれるだけなので、立命館にないものは引っかからず、多くの文献・論文を見落としてしまいます。
そのため、サイニーやNDLサーチ等で探してみて、気になったものがあったときにランナーズで立命館にあるかどうかを確認してみる、といった順序がいいかもしれません。
仮に立命館になくても、サイニー等で調べた場合にはOPAC(確かそうだったと思います)という場所をクリックすればどこにあるのかとかもわかったりもします。
また、ランナーズで調べる際にも、「蔵書検索」の隣のタブに移ればサイニーやNDLサーチでの検索に切り替えられるので、そういう使い方もしてみてください。
ちなみにですが、新しい文献・研究を見つけたら、その脚注や参考文献を見ると、そこから先行研究や参考になる文献・史料が見つかったりするので、そういう探し方もあったりします。
その他いろいろな探し方はありますが、とりあえず意識してみるといいかなと思います。
そして少し話が変わりますが、なぜわざわざたばこを専売にするのか、という問いを解決するには、おそらくですが税制を決めたり専売を決めたりする場所の考えを読み解く必要があるかなと思います。
となると、政府側(大蔵省など)の史料を読み込んでいく必要があるかなと個人的には思うので、そちらも探してみるといいのかなと思いました。
本格的に研究をすることは基本誰しもが初めてで、多々大変なこともあるかと思いますが、お互い頑張りましょう。
②横井さんへ
現代詩の社会的地位の変遷についての報告だったかと思います。
個人的な感想として、この研究を行う上で「社会の変化」に軸を置くということを決める際のその理由を示していたのがとても良いなと思いました。
その理由についても、きちんと自分なりに分析していて、とても説得力があるように感じました。
さて気になった点として、先行研究と史料がごっちゃになっているような印象を受けました。
おそらくですが、今回先行研究として挙がっていたものは、横井さんにとっては研究を行う上での史料になるのではないでしょうか。
挙がっていた「先行研究」は、すべて詩人が書いている、もしくは話しているものだったかと思います。
そうなると、これは研究ではなくて、研究の問いを解くための史料に位置するような気がします。
逆に、【史料4】や【史料11】は先行研究にあたるのではないでしょうか。
これを書いた菅野昭正氏、平居謙氏は調べたところ研究者という一面があるそうですし、著書や論文も出していたりします。
誰が述べているのか、どういう立ち位置で述べているのか、何を述べているのか、自分の研究にとってそれはどういう扱いになるのか、などを踏まえながら、先行研究と史料をしっかり区別していくといいかと思います。
(前提を言うのを忘れていましたが、先行研究と史料は別物になるので、区別はしっかりとつけるようにするといいですよ。)
最後に付け加えですが、社会の変化を軸に置くということなので、当時の社会についての一般的な理解はどうであったのかを、先行研究を通して調べてみるといいように思います。
本格的に研究をすることは基本誰しもが初めてで、多々大変なこともあるかと思いますが、お互い頑張りましょう。
①一ノ瀬くん
たばこへの愛が伝わってくる発表でした。2年間好きなものを追究してください。
先行研究についてですが、たばこそのものの研究やたばこの専売制の研究だけでなく、その他の専売制の研究も目を通されてはどうかなと思います。
他の専売制の研究から研究の方法を参考にすることができますし、自分の研究の立ち位置を把握することができます。
ぜひ、幅広く研究を探してみてください。
②横井くん
豊富な史料や聴き取り調査があり、聞いていてとてもおもしろい発表でした。
私も小学生のころ授業で詩を書くことがあり、家でも書いた時期がありましたが、そのころですら親に見られるのは恥ずかしく必死に隠していた記憶があります笑。
そのころの自分を思い出し、発表内容に共感できました。
今、詩に触れる機会といったら学校の授業か朝刊に載っている詩くらいかなと思います。
塾で詩を教える機会もありますが、「詩は何を言ってるかよくわからない」みたいな声をよく聞きます。
詩に触れる機会の少なさもさることながら、せっかく学校で触れてもなんだかよくわからないというイメージを抱かせて終わりなのが、詩に触れる人の少なさの一因なのかなと思いました。
聴き取り調査で各世代が持つ詩のイメージなども聞いてみてもいいかかなと思います
お二人とも研究頑張ってください!
報告お疲れ様です。4回生の細見夏希です。
①一ノ瀬さんへ
自身が日頃感じている疑問から研究テーマを定められていて、研究に対する熱意が伝わってきました。
先行研究に対してしっかり分析して、述べられていることは事実と異なるのではないかとの疑問から研究方針を立てられている点が良いなと思いました。ただ、その先行研究について、自身の研究のオリジナリティを示すには、多くの先行研究を読んでその中でまだ研究されていない穴を見つける必要があるため、もう少し広い範囲から調べてみると良いのかなと思いました。例えば、たばこ以外の専売制度についてや、たばこの専売制度以外の製造や喫煙習慣に関する研究なども見てみると良いのかなと思いました。
②横井さんへ
詩の社会的地位の変遷を見る際に、詩が変わったのか、社会が変わったのか2通りを考え、根拠をもって後者に絞っていたのが良いなと思いました。
「詩」というものがどういったものを指してるのかが少し捉えにくかったので、そこを明確にしていただけるとより分かりやすくなると思いました。
報告お疲れ様でした。4回生の鳥井です。
①一之瀬さんへ
自分の身近な関心からテーマが決められているのがいいなと思いました。近世以前については詳しくないのでわからないですが、明治初期からタバコは主要な貿易品として取り扱われている印象があるので、研究としてはかなり幅広く行われているのではないかと思います。タバコに限らず、貿易品を広く見た研究にもタバコに関する言及があるかもしれないので調べてみてください。先行研究の整理は大変だと思いますが、研究頑張ってください。
②横井さんへ
私自身学校の授業以外で詩に触れたことがほとんどないので、興味深く聞かせていただきました。最近の詩は形式がほとんどないスラングのような大衆的なものになっているイメージなので、詩にこだわらず、SNSなどを含め現代の人々の文章の書き方全般について見ていくと、変化が面白いと思いました。
研究頑張ってください。
報告お疲れさまでした。4回生の舟久保です。
1一ノ瀬くんへ
質問でも聞かせて頂きましたが、当時の人々の生活にたばこがどれくらい溶け込んでいるのかが気になりました。この部分がはんめいすると当時の生活におけるたばこの重要性などが見えてくると思います。研究頑張ってください。
2横井くんへ
詩が一般的にもつイメージの分析は非常に面白かったです。それぞれ分けて考えられており、興味深く聞かせて頂きました。詩が社会で楽しまれなくなった背景に「読まないと楽しめない」ことがあるのではないかと考えました。現代では音楽が流行し、それはいつでもどこでも楽しむことのできるものです(移動中でも)。しかし、詩は文字を読んで楽しむものです。手軽に楽しむことが出来ないということが
詩が社会から離れた要因の一つになるのではないかとも考えました。研究頑張ってください。
4回生の小出唯羽です。
一ノ瀬さん
報告お疲れ様です。自身の興味関心の元、煙草の専売の歴史についてきちんと調べられていて、聞く側にも分かりやすい報告でした。
先行研究の整理について、様々なツールを用いてより幅広く見ていく必要があると、質疑応答の際に言われていました。自分もその通りだと思います。今回の報告内で先行研究の探し方について、お話がありましたが、実際に史料を探して、見ていく前に先行研究を色々な角度から見ていくのが大切だと思います。
テーマは非常に面白いと思うので、引き続き頑張ってください!
横井さん
報告お疲れ様でした。詩の社会の中での位置が変化したことに対しての研究でしたが、まず詩という着眼点がすごく面白いなと感じました。また、史料や聞き取りなどといった調査もきちんと行われていてよかったと思います。
個人的に気になるのは1980年代以前は社会中で詩というものがどれほど、一般的なものだったのかということです。そこに関して、より詳細にわかった方が論に説得力が出るかなと思いました。
報告お疲れ様です。3回生の長谷部です。
①一ノ瀬君へ
コロナお疲れさまでした。RUNNERSが使えんとか高い学費出してんだから直せよと常々思ってます。特に立命館本なさすぎ、、、司書仕事しろよ、、、も最近思っています。面倒だとは思いますが、サイニーとか使ってちまちま史料集めていくのが無難だと思います。がんばりましょ。
②横井君へ
【史料13】の文芸極道のサイトを覗いてみましたが、一見さんお断り感があって気圧されました。個人的な印象ですが、この人たちは詩が廃れていくことよりも陳腐な詩が嫌い、自分たちの高尚な詩を侵されたくないと思っているイメージを受けました。
これも個人的な偏見ですが、高尚な趣味をお持ちの方の中には、その趣味を好きな自分がお好きな方がいらっしゃいます。横井さんがこのサイトのユーザーだったら申し訳ないのですが、このサイトからはその匂いをほのかに感じました。門戸開いてなさそう、、、そりゃ廃れるわ、、、て感じです。
プロアマ問わず今いらっしゃる詩人の方々が、詩が廃れていくことにどれほどまでの意識を向けているのか、このままでいいと思っているのか気になります。
報告お疲れ様でした。3回生の徳山です。
①一ノ瀬さん
報告お疲れ様でした。
タバコに関しての知識が全くないのでとても興味深く聞くことができました。
大蔵省などの公文書にあたってみるとより研究が前進するのではないかと思いました。
一ノ瀬さんは愛煙家であるということなので、自身に関係のある事柄で、熱量高く保ったまま研究できると思いますので、これからも頑張ってください。
②横井さん
報告お疲れ様でした。
史料が豊富で、聞き取りなどもされていてとても完成度が高い報告だったと思いました。
詩を歴史的に見るという視点がなによりも斬新でとても良かったと思います。
これからも研究頑張ってください。
お2人とも報告お疲れさまでした。4回生の斉藤亘輝です。
①一ノ瀬さん
娯楽や文化の一種と捉えられがちなたばこを、専売という側面からあえて経済・産業的な視点からみる部分に、研究の面白さを感じられました。
今後は課税の対象がたばこである必然性について解明したい、ということでした。そのためには、たばこだけでなく、当時の税制度から課税対象だった品目まで、先行研究を中心に視野を広げて考えることも必要になるのではないかと感じました。
②横井さん
現代における詩に注目し、詩の現状や背景について的確に分析されている、とても面白い研究でした。加えて、聞き手の興味を引く分かりやすい構成であったと感じられます。
個人的には、インターネットの普及により詩人の羞恥心が促され、詩の凋落が始まったのではないか、という仮説は、感情的な議論になってしまう気もしました。もちろんその方向性でも十分面白いですが、もっと90年代の社会的な背景(バブル崩壊など)に目を向けることで論じやすくなるかもしれません。
また、例えば俳句や短歌なども、現代人にとってはなじみが薄いものへ変化していると思われます。横井さんは文芸への造詣が深いと思われるので、様々な文学作品との比較の中で、詩の凋落が文学全体においていえることなのか、特有のものであるのか考察する方向性でも面白くなるかもしれません。
今後の研究も期待しています!
報告お疲れ様でした、4回生の藤巻です。
①一ノ瀬さんへ
たばこをテーマにしていて、なぜその研究テーマにしたのかと思いましたが、一ノ瀬さん自身が好きなもののようなので研究が楽しく出来るのではないかなと思いました。たばこに関しての知識がなかったので、近世から分かりやすくまとめられていて勉強になりました。
これからも研究頑張って下さい。
②横井さんへ
詩にふれる機会は国語の教科書で読むくらいで確かに馴染みの薄いものだと報告を聞きながら思いました。先行研究がしっかりとまとめられていて、仮説もたてられていたので良かったと思います。少し研究の路線からはズレるかもしれませんが、詩に関して教育ではどう扱っていたのか気になりました。
これからも研究頑張って下さい。
3回生の深山です。
①一ノ瀬さん
タバコという視点から専売制を見ていくのはとても興味深いなと感じました。
まずはタバコの歴史などを今一度振り返り、当時のタバコの持つ意味や意義を踏まえたうえで専売制に踏み込んでいくと今まで見えなかったものが見えてくるのではないかと思いました。
また、一ノ瀬さんの興味関心とは離れてしまうかもしれませんが、専売制そのものについてや、専売していた時代の(もしあるなら)料金の値上がりの変遷などを見てみるのも面白そうだなと感じました。
②横井さん
発表を聞いていて、個人的には詩とコピーライター文化、特に糸井重里がけん引した当時の雑誌などのブームも関係があるのかなと感じました。
また、詩とひとくちにいっても発表にもあったようにプロとアマの違いなどもあるため、プロはどう思っていたのか、当時のアマチュアはどう思っていたのかといった違いが当時の雑誌や回顧録、聞き取りなどから引き出せれば詩の文化的な立ち位置の変遷が見えてくるのではないかなと思いました。
3回生の遠山です。
一ノ瀬くん、横井くん報告お疲れ様です。
一ノ瀬くん
好きなものを研究するという話を聞き、自分の動機と一緒で少し親近感がわきました。(同志がいてよかった。)たばこがなぜ専売制がとられているのか、よくわかる報告でしたし今たばこの値段がぶち上りしているのもなんとなく分かるような気がしました。
横井くん
正直、全然未知の世界なのですが、とても面白く拝聴させていただきました。今回の報告でコピーライターの話が途中で出てきましたが、急に出てきたなという印象を受けてしまいました。それ以外の点では、矛盾もあまり感じることなくすごく聞きやすい報告だったと思います!
お2方とも今後も研究頑張ってください
発表お疲れ様です。4回生の石原航希です。
①一ノ瀬さん
タバコを専売制の観点から研究対象にするアプローチの仕方が興味深かったです。
日本のみならず世界でも財政を補うため、特に戦いの遠征費のために専売制というのは発展してきたと思います。今後は、タバコのみならず色々な品目で専売制の先行研究にあたってみると多くのものが見えてくると思いました。
引き続き研究頑張って下さい。
発表お疲れ様です。4回生の石原航希です。
②横井さん
音楽史の中でも、詩というテーマへの着眼点が面白く、興味深く発表を聞かせていただきました。改めて言われてみると、詩というものを現代になって書く人やそれを観る人も少なくなっていることは事実だと私自身感じました。
しかし、それはメロディーが加わり、詞となって形態が変化することで別の形で存在していたり、SNSの普及で気軽に自分の内なる思いを発信できたりと詩と通ずるものは現代でも存在しているような気がしました。
引き続き研究頑張って下さい。
報告お疲れ様でした。3回生の水谷です。
①一ノ瀬さんへ
自分はたばこに関して全く詳しくないのですが、日本のたばこ産業の工業的発達が外国に比べて遅れていることが、そのまま日本国内においてたばこ産業が工業的に発達しているということの否定にはならないのではないかと思いました。当時どれだけの産業でどのくらい工業的発達が進んでいたかについて詳しくは分かりませんが、国内で比べた中でたばこ産業が工業的に発達していた場合、工業的発達が顕著であると解することは可能ではないでしょうか。
②横井さんへ
現代詩に興味を持ったことが今までなかったので、全く新しい知識を手に入れることができました。ありがとうございます。下手な詩が残ることに対しての抵抗感が、インターネットによって増長した、といった部分について、自分は詩については全くなのですが、辞世の句というものは知っているので、詩も同様に後世に遺すことを意識して詠まれるものだとばかり思っていました。詩にはそもそもそういった意識はなかったのか、あったとすればいつ頃から変化したのかなどが気になりました。
報告お疲れ様でした。3回生の幡鎌です。
一ノ瀬さん
報告を聞いていて、一ノ瀬さんのたばこ愛が伝わってくる良い報告だと思いました。授業内でした質問を整理させていただきます。
まず1点目として、江戸時代に幕府によってたばこが禁止された理由が気になりました。現在、たばこに対する風当たり強いのは、副流煙など健康被害によるイメージから来るものだと思いますが、当時は今ほどたばこの健康被害のようなものは明らかになっていなかったと思います。そのため、現在と当時ではたばこに規制がかけられている(税金負担が重い)理由が変わってくるのかなと思いました。また、その中間期にあたる明治時代ではたばこのイメージはどうであったのか、健康面でのイメージからたばこに対する風当たりが強くなり始める(たばこの健康被害が分かり始める)のはいつ頃からなのか気になりました。ここら辺の歴史的変遷が明らかになれば、たばこが専売制を採られた理由が整理できるのではないかと思います。
2点目として、先行研究が少し古いかなと感じました。ただこの点については、質疑応答内で他の方々のアドバイスもあったので、問題ないかなと思います。
以上が報告を聞いていて気になった点です。少しでもお役に立てれば幸いです。
まだまだ研究も始まったばかりで、色々大変だと思いますが、一緒に頑張りましょう。
横井さん
現代詩の社会的地位の変遷ということで、テーマは日本文学で、視点は日本史学という大変興味深い報告でした。授業内でした質問とその他、個人的に感じたことについて述べさせていただきます。
まず1点目として、授業内でした質問と同じ内容ですが、横井さんにとって上手い詩と下手な詩の違いは何であるか(上手い詩と下手な詩をどう定義するのか)気になりました。先生も仰っていましたが、これは非常に感覚的な問題で、捉え方に個人差があるように思います。これについては、作詩活動を行なっている方々に聞き取りをして、複数人の意見から最小公倍数的に定義付けを行なうが一つの方法かなと思いました。
2点目として、これは完全な余談になりますが、最近、他の講義で、生産性/効率性の重視によって芸術的な人文学は後回しにされることがあるみたいな話を聞きました。この主張がどこまで信用できるかという話はありますが、生産性といったものはやはり芸術分野にも大きく影響しているのかなと思います。(報告内にもこうした話があったかと思います。(?))生産性の重視というのは現代社会全体の傾向で、これは文化史一般で言えることですが、文化の興廃は社会の流れと連動しているのかなと思います。個人的には、現代社会において生産性が重視される背景が明らかになれば、それと関わって文化の興廃についても分かるのではないかと思いました。また、先述のように文化は社会の流れと連動しており、それはあらゆる文化について言えることだと思います。夏休みなど時間の取れるタイミングで歌謡史など隣接する分野の研究も読んでみたらより広い視点で現代詩というものにアプローチできるのではないかなと思いました。
以上が報告を聞いていて感じた点です。少しでもお役に立てれば幸いです。あと、現代の文化史ということで個人的に非常に興味のある研究内容です。また今度お話を聞かせてください。
まだまだ研究も始まったばかりで、色々大変だと思いますが、一緒に頑張りましょう。
発表お疲れ様です。4回生の橘川です。
①一ノ瀬くん
私自身あまりタバコとは縁がない身でしたので、タバコを取り扱った研究がとても面白かったです。また、発表のときの質問時間にて同じような内容のこともありましたが、明治期においてのタバコの普及率やイメージについても気になりました。あとタバコについて、どのような広告があったのかということも気になりました。発表、頑張ってください。
②横井くん
詩を歴史的に研究するというテーマがとても面白いと思いました。また聞き取りなどを行っており、とてもリアル感のある発表であったと思います。
学校教育において、自分の記憶の中だと小学校の時をピークにそれ以降は詩についての教育がなされていなかったというイメージがあります。その点において、詩の学校教育についてがとても気になりました。お互い、研究がんばりましょう。
お二人とも発表お疲れ様でした。4回生の安田祐輝です。
①一ノ瀬さんへ
タバコ専売制と明治政府の関係というのは、興味深いテーマだと思いました。たばこを専売にすることで、安定した収益を確保できるからなのかなと感じました。また、生活必需品とまでは言えないので、家計への負担もそこまで多くないから、専売制にして収益を上げたいと考えたのかもしれません。発表を聞きながら、明治時代の人々はどれくらいタバコを吸っている人が多かったのかが気になりました。また、参考文献がタバコに関するものが多かったように感じました。そのため、当時の経済状況や政治状況などが書かれた文献についての調査をしてみるといいのではないかと感じました。
②横井さんへ
現代の詩の地位の低下に着目した点が面白いと感じました。たしかに詩は、一般的ではない様な感じはあります。ただ、今回の発表の史料で提示されている人たちから、詩を理解していない人たちを下に見る態度が見受けられました。ひょっとしたら、その態度があったからこそ、詩が一般的な人々から敬遠されたのかもしれません。また、今回の発表の参考文献や史料は詩や詩人が語ったものが多いように感じました。なので、詩人以外の視点から当時の社会について語られたものを見ていくと、よりよい発表になるのではないかと感じました。
報告お疲れ様でした、3回生の大脇です。
①一ノ瀬さんへ
私はたばこに対して全く関心がなかったので、今回の報告で初めて知ることばかりでした。
気になる点としては、2つあります。1つ目は当時のたばこに対する印象と喫煙率です。いまでは
タバコを吸われている方はお金を持っている方というイメージがあるのですが、当時はどのような
身分の方がタバコをたしなんでいたのだろうか気になりました。2つ目は、銀山にタバコに
関する史料が残っていた点です。たばこと銀山には何かしら関係があったのでしょうか?
②横井さんへ
私は、横井さんが俳句や短歌の作品を作っていて、その作品を拝見したことがあったので、
今回の報告は横井さんらしいなと感じながらとてもたのしく聞いていました。
私の理解が足りないと思いますが、コピーライターのあたりがよく分かりませんでした。
ここを聞いていて、純粋に詩を読み解釈する人間が減って、詩=「商品」としての価値でしか
注目されなくなったのかなと私は思いました。詩が一般的に受け入れられていて純粋に
読む人が多かった時代の背景はどんなだったのだろうと気になりました。
横井さんへ
詩は短歌などを含めるとかなり昔からあって、現在でも詠まれているし、教科書などで人生で一度は必ず触れるものなので、そこを研究対象にしたところはとても面白いと思いました。ラブポエムに関するところで後々見返したときに恥ずかしいインターネットのものとしてmixi?的なやつがあったなと思い出しました。当時の人たちの感性を知るのにも役に立つと思います。
① 一ノ瀬さんへ
国立国会図書館デジタルコレクションで調べて見ると、煙草と税制に関する出版物がかなりの数ヒットします。どうやら当時の人々にとっても、煙草と税金は関心を寄せる話題だったのでしょうか。
ところで、農林省畜産局の史料だったと思いますが、煙草農家が副業として緬羊飼育を行い、それなりの黒字が生まれたという記述を見た覚えがあります。なるほど煙草は農産物であり、だとすれば煙草税制や専売制について検討する場合、大蔵省だけでなく他の省庁に目線を向ける必要があるのかもしれないと思いました。
② 横井さんへ
史料として示された詩人たちの意見、言葉がとても印象に残りました。
「アメリカ的至上主義」「マイナーな異質性を排除」「消費財を提供するものは資本主義の奴隷」など、彼らなりの言葉を用いて、当時の状況に怜悧な目線を向けています。
どれほど主観的なものであったとしても、どれほど感覚的なものであったとしても、それが詩人たちの実感に近い言葉であり、彼らの目に映る(当時の)現代社会であったことはおそらく間違いないと思います。こうした彼らなりの経験や社会状況への思いが、どのように作品のなかに現れるのか、少々作品論に偏ってしまっているのかもしれませんが、この点が気になりました。
3回生の山本です。
お二人とも発表有難うございました。
① 一ノ瀬さんへ
なぜ煙草に高い税が掛けられるのかは、税制度全体と、煙草という商品自体の特性(例えば飲酒率と比較した喫煙率など)を見ていく必要があるのではないかと感じました。
少し曖昧な記憶ですが、近代を通して欧米各国政府の財政の収入源は主に関税であったのに対し、日本では、特に明治期には関税自主権を持たなかったこともあり、主な収入源が地租となっていたと聞いたことがあります。
そうしたことも関係あるのではないかと思うのに加え、もし喫煙率がそれほど高くもなくまた低くもなければ、喫煙者からの反発を無視しつつ税金を(言い方は悪いですが)搾取できそうだと思いました。
② 横井さんへ
現代詩というと、確かに目にする機会は殆どないなと発表を聞いていて思いました。
レジュメ1頁の「2.詩が変わったのか、社会が変わったのか」で取り上げられていた詩へのイメージですが、どれも芸術全てに言えることではないかと私は思います。
それなのになぜ詩だけが地位を落としたのかが問題ですが、本格的に不調になった時期が1990年代であると見当がついているならば、その時期に絞って社会の変化を見ていくと良いのではないかと考えました。
加えて他の芸術の潮流などとも比較すると、何か発見があるかも知れません。
報告お疲れ様でした。三回生の横井です。
一ノ瀬さんへ
私は、たばこについてあまり詳しいことを知らないので、今回の報告は興味深いテーマのように感じられました。参考文献をみると、たばこについての書籍が多いですが、明治期では、たばこだけでなく、今では違法薬物として取り締まられているようなものも人々は嗜んでいたと思うので、例えば麻薬について調べてみると、たばことの比較で参考になるかもしれません。
報告お疲れ様でした。4回生の近藤です。
①一ノ瀬さんへ
一ノ瀬さんのたばこへの愛が伝わってくるような報告で、このまま好きな事柄について研究していくという姿勢を持ったまま卒論に向けて頑張って欲しいです。
当時においての愛煙家はどのような身分の人・年齢の人であったのか、またどのくらいの割合で愛煙家が存在していたのかなど、基本的な調査をすることが大切なのかなと感じました。
②横井さんへ
現代詩についてほとんど知識もなかったため、とても興味深く聞かせていただきました。初回の報告から聞き取り調査を行う、多くの史料を用いるなどしており、横井さんの研究への熱意が伝わってくるような報告でした。
「大衆の関心が詩よりも短歌の方にうつっていった」とありましたが、「サラダ記念日」=「短歌」がおしゃれな女性に好まれたということは、「短歌」=「おしゃれなもの」となったから「短歌」の人気が出たのか疑問に思いました。
これからも研究の方、頑張ってください!
お疲れ様でした。
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