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【6月30日4限 意見・感想】
授業に出席された方はこちらに意見・感想を書き込んでください。
なお、こちらに書き込むことで出席とみなします。
期限は1週間です。
3回生の発表に入りましたので、以下の条件での書き込みをお願いします。
・発表者2人分(一コマ分)で1投稿
・発表順に従い、
①ーーさんへ
②〜〜さんへ
と宛名を明示してから本文を書き込む
発表者が欠席したなど特別な理由がない限り、1人分しか書かないのは認められません。
出席確認の複雑化防止と不正防止のため以上の条件を遵守していただきますようお願いいたします。
3回生の加納誠也です。発表お疲れ様でした。
①阪口君へ
先行研究を詳細に整理しており、何を問題としているのかという点が分かりやすく、内容が簡潔にまとまっていたと感じました。アドバイス的な話をすると、木戸は敗戦後にA級戦犯に指定されますが、木戸はなぜ戦争犯罪人として指定されたのか、という点も触れてみると、研究の中身がより充実するのではないかと感じました。
②幡鎌君へ
このゼミに所属している、多くの人が受験したであろうセンター試験の試験問題を史料として、現代教育における課題を考えてみようとした試みは、とても面白いと思いました。今後どのような方針で研究を進めるかは、幡鎌君自身が決めることですが、一個人のアドバイスとしましては、もし入試問題を扱うのであれば、今回扱った分だけでなく、共通一次試験(センター試験の前身となった試験)が行われた時代(1980年代くらい)まで研究対象となる年代を広げてもいいのではないかと感じました。ただ、科目は絞ったほうがよく、日本史もしくは世界史、あるいはその両方に限定したほうがいいと感じました。もちろん、全教科を通して考えるというやり方もありますが、全教科を研究対象にするのは、あまりにも時間がかかりすぎるし、数学や理科といった理系科目を扱うことは、理系分野に精通していない限り、決して簡単ではないと思います。
4回生の那波です。
①阪口さんへ
木戸幸一の政治的人格と役割についての報告でしたが、まず木戸に関する先行研究をよく調べられているなという印象を受けました。
また、質問の際にお話しされていた善導論の話が、昨年度の卒業生の研究で取り上げられていたシビリアンコントロールに似たような思想に個人的には感じ、非常に興味深いものでした。
さて気になった点として、軍部側から見た木戸であったり、軍部側から見た善導論については、先行研究でどう述べられているのでしょうか、もしくはどのような史料があったりするでしょうか。
今回は木戸という人物に焦点が当てられていましたが、先生もおっしゃられていたように、軍部側からの研究や史料も見ていくといいかと思います。
特に、タイタスがまとめていた木戸の交際人物の表を見たところ、私の知識不足もあるかと思いますが、軍関係者でいうと東条英機くらいでしょうか。
そうなると、木戸から木戸と軍部との関係性を見ていくというよりは、軍部側からその関係性を見ていくほうが史料が残ってそうだなという感じがしました。
木戸からだけでなく、軍部関係者からの史料も同時並行で見ていくといいのかもしれません。
また、上記と少し重複しますが、最終的には木戸という人物が善導論も含めて軍部にどのような影響を及ぼしていたのか、木戸がどのような役割を担っていたのかという話になるかと思います。
そうなると、当時の軍部に関する研究を眺めていないと、木戸を軍部関係にどう位置付けてよいのかが見えにくくなるようにも思います。
そのため、やはり当時の軍部の研究等も見ていき、そのうえで自身の研究を位置付けていくと、より良くなるのかなと個人的には思いました。
本格的に研究をすることは基本誰しもが初めてで、多々大変なこともあるかと思いますが、お互い頑張りましょう。
②幡鎌さんへ
現代教育において国による方針と現場に齟齬が生じているのではないか、という問題意識から、それを実際の入試問題から見ていくといった報告であったかと思います。
実際の入試問題を分析していく、という点は非常にユニークで、聞いていてとても面白いものでした。
今回のように自身で問題の形式を分類して、それが年度によってどう変わるのか、ということを調べる作業は、かなり労力のいる作業であったかと思うので、たくさん時間をかけて調べられたのだと思います。
さて気になった点として、少し長いスパンで考えたときに、教育における課題というものはこれまでどのように語られているのでしょうか。
おそらく、課題というものがない時期というのはなかったでしょうし、その尽きることのない課題を解決しようと、これまで教育方針というものが常に考えられてきたのだと思います。
つまり課題は常に存在していて、もしくは生まれてきていて、そのたびに教育方針を更新していくことになれば、現場との齟齬は必ず生まれてくるものなのかなとも思います。
そういったことを考えると、幡鎌さんが今回2015年〜2020年の入試問題を持ってきていたのでそこを対象範囲としていると認識しているのですが、必ずしもその時代だけの問題ではないように感じています。
また、私自身教職課程を取っていないこともあってよくわからないのですが、「模倣画一/自由」・「暗記/思考」という類型で長らく語られているのであれば、やはり我々が生きてきた時代だけの問題でもないような気がしています。
ゆえに、一旦現代の教育史を長いスパンで捉えてみて、そのうえで自身が対象とすべき時代を探してみる、もしくは自身が調査した研究を大きな流れの中で位置付けてみるとよいのかもしれません。
そういう大きな視野から考えていけば、まだ注目されてはいない特殊な問題点が見つかるかもしれないですし、もしくはそもそも「暗記/思考」という類型だけでは捉えられなくなっている、といったような発見ができるかもしれません。
長々書きましたが、まとめると、大きな視野で捉えてみたらまた違った景色が見えてくるかもしれないよ、ということです。
本格的に研究をすることは基本誰しもが初めてで、多々大変なこともあるかと思いますが、お互い頑張りましょう。
発表お疲れ様です。4回生の安田祐輝です。
①阪口さんへ
木戸幸一の交友関係についての先行研究をきちんと調べられているように感じました。また、木戸幸一といったら宮中側の人間とばかりと思っていましたが、軍部・経済界などにも顔が利いたというのは意外でした。
史料を閲覧する際、軍部関係者や木戸に近い人間など、木戸以外の人の史料から分かることも有ると思います。余裕があれば、閲覧してみればいいのかなと感じました。
②幡鎌さんへ
現代の教育制度における課題を、大学入試から分析するという試みは面白いと感じました。また、センター試験の問題を実際に見て、問題の形式ごとに分類して、教育機関では何が求められてるのかを分析するのは面白いと思いました。
暗記から思考を重要視するようになった転換点を考える上で、時代像・時代背景・社会的な出来事・産業構造などを踏まえた上で研究を進めていく必要があると、発表を聞きながら感じました。
報告お疲れ様です。3回生のZHAOです。
①阪口さんへ
昭和戦前期の宮中勢力と政治は私にとってさまざまな勢力が複雑に絡み合って難しい研究課題です。図表における木戸の交際という項目で交際様式に興味深いでした。私も木戸を含む近現代の政治家たちが戦時中での政治活動、思想にも触れてみたいと思いました。
②幡鎌さんへ
先行研究がかなり分かりやすく詳しくて整理しましたので、私にとって良い参考の例です。大変勉強になりました。私自身はセンター試験についてあまり詳しく知らないので史料の部分を通じて大学入学共通テストと大学入試センター試験の日本史科目の設問を深く理解できました。これからもお互いに頑張りましょう。
報告お疲れ様です。3回生の桂です。
①阪口さんへ
川田稔さんの木戸幸一の本は私も読んでいたのでやはり木戸幸一は面白いなと思いました。
軍部との関係を見て行きたいということでしたが、川田さんの本にかなり詳細に陸軍将校たちとの関係性が載ってたように思います。海軍との関係性については当時影響力を失ってきていたから考えないみたいなことを本の中で書いていたような気がするのですが(あやふやですいません)、とりあえず川田さんの本を基に軍人たちとの関係性やその軍人の思想・立ち位置を整理してみたらこれからどうすればよいか見やすいのではないかなと思いました。
②幡鎌さんへ
2015年から2022年までの試験を整理・分析する作業がとても丁寧に行われていて見やすかったです。個人的には完全に共通テストに移行した後のデータよりも共通テストへの移行を発表してからのデータを見た方が出題者の試行錯誤が見えるのではないかと思いました。
また授業中にも言いましたが、暗記と模倣画一・思考と自由は完全に一致するものではないと思います。教育現場においても全ての授業において思考できるようなものを作れるかと言われたらそんなわけがないし、入試の思考問題を対策する時点で自由じゃないです。自由教育から最も離れているのが入試なので入試の分析から自由教育を見るのは不可能なのではないかなと感じました。
お二人とも報告お疲れ様でした。4回生の藤巻です。
①阪口さん
先行研究整理が丁寧にされていて、また個人に焦点を当ててじっくり研究しようというところがとても良いなと思いました。また、殆ど木戸幸一という人物を知らなかったので、軍部や経済界などとの繋がり、その役割など知れて興味深かったです。
これからも研究頑張って下さい!
②幡鎌さん
入試問題の分析を行うことで、教育制度が教育現場にどのように影響を与えていたのかという着眼点が面白いと思いました。先日教育実習に行ってきまして、教育現場で僅かばかりですが過ごしていたので、まさに私の中ではタイムリーな内容でした。
入試問題ですが、恐らくご存知だと思われますが確か2025年度から教科内容・科目数が変わります。教科では情報が追加されます。これはかなり大きな変化だと思いますので、この変換点などから各時期の入試問題がどんな教科が追加されたのか見るのもいいのではないかと思いました。
先生が高校の定期テストをみるのがいいのかもしれないと仰っていましたが、それに加えてその科目の評価基準がどのようなものであり、いつ何で評価しているのか研究授業の学習指導案など、残っているものを時期毎にみるのもいいのではないかと思いました。恐らく評価観点は学習指導要領に沿って書かれていると思います。そこから教育現場への影響が少し見えるのではないかと思います。
これからも研究頑張ってください!
発表お疲れ様でした。
①阪口さんへ
先行研究のまとめ方や、これから阪口さんが研究されたいことが明確になっているので、内容がとても分かりやすかったです。
恥ずかしながら、私はあまり木戸幸一という人物のことをよくは知らないのですが、「はじめに」の部分でもう少し詳しく木戸自身の説明をしてくださると、より分かりやすくなると思いました。
②幡鎌さんへ
教育制度が教育現場に与える影響を、入試問題を切り口にして研究しようとされていて、その研究手法が斬新で面白いなと感じました。また、今回センター試験の問題を数ヶ年分分析されていて、その作業量もすごいなと思いました。
報告を聞いて、気になった点が2つあります。1つは、「暗記」と「思考」は相克するものなのかという点です。英単語を覚えないと英語を話したり書いたりすることが出来ないように、どのような教科であっても知識があるからこそ思考が出来るのではないかと思います。文科省の答申である、「『令和の日本型学校教育』を目指して」(令和になってから出された、これかの教育方針に関するものです!)では、履修主義と修得主義を適切に組み合わせていく必要性が示されています。なので、今の教育方針を端的に言い表すと、「暗記→思考」というよりは、「暗記+思考」という感じなのではないかと思いました。他にも、文科省から様々な答申が示されているので、現在の教育方針がどのようなものなのかを把握するには、学習指導要領だけでなくそういった資料も使えると思うので、ぜひチェックしてみてください。
2つ目は、現場への影響を見るならば、現場側からの資料が必要なのではないかということです。上述したような答申や、学習指導要領、教科書などは教育行政側からのものだと思います。そして、センター試験問題も、そういった国の教育方針に合わせて作成されているので、現場への影響を見ることは難しいのではないかと思います。現場側の声を拾うには、先生方に話を聞いてみることなどが必要なのではないかと思いました(一部の声を一般化してもいいのかという面はありますが)。
また、影響を見るならば、新学習指導要領に移行してからまだ時間が経っておらず(高校は今年度から)、現在進行形なので、もう少し長いスパンをとってみる必要があるのかなと思いました。
長々と書いてしまい、申し訳ありません。教育実習などを通して幡鎌さんがもつ問題意識を私も感じたので、この研究がどうなるのかとても興味があります。
お互いこれから研究頑張っていきましょう。おつかれ様でした!
発表お疲れさまでした。3回生の戸川です。
①阪口さんへ
発表のあとにも言いましたが、木戸幸一を軍部の視点から捉えようとするとき、東條や小磯、米内などについて調べることが必要かなと思います。特に、木戸が東條内閣を崩壊に導いたあとにできた小磯内閣にかかわる軍人の視点を調べると、より木戸が当時どのように立ち回ったのかがつかめるのではないでしょうか。
②幡鎌さんへ
センター試験の問題を分類するという独自の方法には率直に驚きました。大学入試においてどのような学力をもった学生が求められているのかが、その変遷とともにわかると思います。ただ一方で、センター試験の問題だけでは現場のことはわからないというのも事実だと思います。やはり現場のことは現場の教員に聞くのが一番なのかなと思いました(建設的なことを言えずすみません)。
報告お疲れ様でした。3回生の幡鎌です。
阪口さんへ
先行研究がわかりやすくまとめられており、非常にうまく研究をなさっていると感じました。個人的な感想ですが、一回生の時にたまたま書店で手に取った本に対する卒論を書くというのはなんとも運命的なものを感じました。是非良い研究をなさってください。応援しております。
まだまだ研究は始まったばかりですが、一緒に頑張りましょう。
発表お疲れ様でした。三回生の横井来季です。
①阪口さんへ
私は、木戸幸一のことを、正直言うとほとんど知らないのですが、それでも分かりやすくまとめられていたと思います。軍部について、近衛文麿との関係は、個人的に気になるところです。
②幡鎌さんへ
センター試験の問題を史料として用いるチャレンジは、ユニークで面白いものがありました。ただ、個人的には、この分野では、2015年〜2020年の間だけを見ていても、近視眼になってしまうような気がしないでもありません。戦前の入試問題も参考に入れつつ、暗記から思考にどのように移っていったのか、ということを調べてみても良いと思います。
発表お疲れ様でした。3回生の水谷です。
①阪口さんへ
自分は旧宮家について調べているのですが、内大臣という立場にいた木戸幸一は、
皇族軍人とどのような関わりがあったのか気になりました。
②幡鎌さんへ
自分は余り詳しくないのですが、教職課程を履修する中で、研究授業の指導案や
研究テーマが、学校によっては公開されていることを知ったので、そういった所
からも現場の思考というものが見えてくるかもしれないと思います。
発表お疲れ様でした。3回生の水谷です。
①阪口さんへ
自分は旧宮家について調べているのですが、内大臣という立場にいた木戸幸一は、
皇族軍人とどのような関わりがあったのか気になりました。
②幡鎌さんへ
自分は余り詳しくないのですが、教職課程を履修する中で、研究授業の指導案や
研究テーマが、学校によっては公開されていることを知ったので、そういった所
からも現場の思考というものが見えてくるかもしれないと思います。
4回生の西風太です。発表お疲れ様でした。
①坂口さんへ
木戸幸一についてはほとんど宮中の人間という印象しかなく、詳しく知らなかったのですが、先行研究を詳しく説明されていたので、分かりやすかったです。個人的に軍部との関係が気になりました。お疲れ様でした。
② 幡鎌さんへ
センター試験の問題を分析して現代の教育課題について考えるというのは面白いと思いました。共通テストに触れる機会があったのですが、センターのように単に語を選ばせるだけでなく「読ませる問題」になっているなという印象を受けたので、この転換については気になっていました。かつての共通一次なども見ると面白いと思いました。お疲れ様でした。
書き込みが遅れてしまい申し訳ございません。
発表お疲れ様でした。
①阪口さんへ
先行研究のまとめ方や、これから阪口さんが研究されたいことが明確になっているので、内容がとても分かりやすかったです。
恥ずかしながら、私はあまり木戸幸一という人物のことをよくは知らないのですが、「はじめに」の部分でもう少し詳しく木戸自身の説明をしてくださると、より分かりやすくなると思いました。
②幡鎌さんへ
教育制度が教育現場に与える影響を、入試問題を切り口にして研究しようとされていて、その研究手法が斬新で面白いなと感じました。また、今回センター試験の問題を数ヶ年分分析されていて、その作業量もすごいなと思いました。
報告を聞いて、気になった点が2つあります。1つは、「暗記」と「思考」は相克するものなのかという点です。英単語を覚えないと英語を話したり書いたりすることが出来ないように、どのような教科であっても知識があるからこそ思考が出来るのではないかと思います。文科省の答申である、「『令和の日本型学校教育』を目指して」(令和になってから出された、これかの教育方針に関するものです!)では、履修主義と修得主義を適切に組み合わせていく必要性が示されています。なので、今の教育方針を端的に言い表すと、「暗記→思考」というよりは、「暗記+思考」という感じなのではないかと思いました。他にも、文科省から様々な答申が示されているので、現在の教育方針がどのようなものなのかを把握するには、学習指導要領だけでなくそういった資料も使えると思うので、ぜひチェックしてみてください。
2つ目は、現場への影響を見るならば、現場側からの資料が必要なのではないかということです。上述したような答申や、学習指導要領、教科書などは教育行政側からのものだと思います。そして、センター試験問題も、そういった国の教育方針に合わせて作成されているので、現場への影響を見ることは難しいのではないかと思います。現場側の声を拾うには、先生方に話を聞いてみることなどが必要なのではないかと思いました(一部の声を一般化してもいいのかという面はありますが)。
また、影響を見るならば、新学習指導要領に移行してからまだ時間が経っておらず(高校は今年度から)、現在進行形なので、もう少し長いスパンをとってみる必要があるのかなと思いました。
長々と書いてしまい、申し訳ありません。教育実習などを通して幡鎌さんがもつ問題意識を私も感じたので、この研究がどうなるのかとても興味があります。
お互いこれから研究頑張っていきましょう。おつかれ様でした!
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