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【6月9日4限 意見・感想】
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授業に出席された方はこちらに意見・感想を書き込んでください。
なお、こちらに書き込むことで出席とみなします。
期限は1週間です。
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報告お疲れさまでした。3回生の戸川です。戦時下の総力戦体制が毛皮産業にも大きな影響を与えたことは初めて知りました。
レジュメの最後の方で述べられていた、戦争という状況を、事業をアピールする拠りどころとしていたという考え方には興味深く感じました。このようなところに「平時から戦時へという社会全体の変化」を実感した次第です。今後の研究では、より当時の社会情勢とヌートリア(あるいは他の毛皮に使われる動物)の毛皮産業について見ていくと、より当時の社会像が見えてくるのではないかと思いました。
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3回生の加納誠也です。報告お疲れさまでした。毛皮製品は私たちの身近にありますが、今回の発表の毛皮産業というテーマは、今までの自分にはなかった視点であったため、とても興味深い内容だったと感じました。
卒論の完成に向けて頑張ってください。
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報告お疲れ様です。4回生の齊藤です。
戦時下の毛皮産業については、お話を聞くまで私自身あまり知らない分野であったので、興味深い内容でした。
報告を聞きながら疑問に思ったことがあります。それは、毛皮産業は戦時下においても主要な産業であったのかということです。確かに、寒冷地に行く兵士たちには必需品であったと思いますが、日本の本土では人が毛皮を着ているイメージが私の中ではあまりありませんでした。日本におけるまたは日本軍における毛皮の需要数がどれくらいの規模であったのかは気になりました。また、規模が分かれば、日本の経済活動の中における毛皮産業の位置づけも分かってくるのではないかなと思いました。
様々なことで忙しい時期とは思いますが、お互いに研究を頑張りましょう。
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3回生のZHAO WENBOです。報告お疲れさまでした。
毛皮産業についての歴史は、戦争とも緊密な関係にあります。総力戦体制の下の毛皮産業におけるウサギ、キツネ、タヌキの市場などに興味深いです。日本軍が毛皮に対しての詳しいニーズにも高い関心を持っています。
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報告お疲れさまでした。三回生の牧大雅です。
本研究の最終目的は「平時から戦時へという社会全体の変化が産業、経済活動にどの
ような影響を与えたのか、また産業の担い手である人々が変化する状況に対してどのよう
に相対したのか、その一端を示す」とのことであったが、本当にこの観点に立った研究は
過去に存在しなかったのであろうか。すなわち、本研究の新規性はどれほどあるのか。
「毛皮産業」を軍需産業として(民需の側面からも見たいとのことであったが)位置づけ
る、また経済・産業活動へ与えた影響をも射程に収めたいのであれば、どうやって影響因子
を測定するのか、それは史料だけで本当に明らかになったといえるのか。また、研究目的を
果たすために「毛皮産業」はその最適例といえるのか。
さらに、見直すべきことは「毛皮産業のうち単一の種に主眼を置いたものがほとんどであり、
毛皮産業全体の様相は概説程度に留まっている」という先行研究に対する指摘である。
質疑応答の中で出ていたように、そもそも毛皮産業だけに着目する意図がよく見えないなか
で、単一種ではなく複数種にまで視野を広げて研究すれば何らかの研究目的に対する解答が
見出せるのではないか、というのは楽観的ではないだろうか。筆者は「新規性の見出し方」
という面からも、研究の意図をもう一度よく練り直すことが是非とも必要だと、愚考する。
つまり、単一から複数へ、という発想だけでは視点が散逸する危険性をも孕み、本当にそれで
当時の「毛皮産業の全体の様相」を掴み切れたのか、を常に問い続ける必要があろう。また、
「全体の様相」という抽象的な観点の把握を志向するに際しては、報告者自身がまず「全体の
様相」として想定するモデルのようなものを一度我々に提示することで、その自己モデルと研
究を再度練り直した後に見えてきた研究結果としての実際像との間のギャップ観をも、両者
の相互比較を通じて検討することも可能となろう。
さらに、前段とも関連する点として、これは社会科学の歴史事象に対する理論研究(モデル構
築)の際にしばしば指摘されることであるが、複数事例の検証が却ってある歴史事象の本質を
踏まえない単なる複雑なだけの分かりにくい事例研究に陥る、という問題を孕むという点への
留意である。つまり、ある程度単一種もしくはできるだけ少ない複数種に視点を絞る代わりに、
個別の種を採り上げるなかで、小さな問を設定しその中で他の先行研究と異なる視点で解答の
導出を繰り返し、大テーマの解答を導くための材料にする方が、
結果的に大テーマが他の先行研究と視点がそれほど違わなくても(または全く一緒でも)最終
的な大テーマの解答が他の先行研究とは違った像を提出することも十分に可能ではないか、と
いうものである。
以上、回りくどい指摘になったかもしれませんが、報告を聞き終えて感じた所感を書き留めま
した。これを参考にするかは報告者自身の判断次第ですが、何らかの研究の進展に寄与する結
果となれば、光栄です。
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4回生の那波です。
今回、総力戦体制という社会情勢の変化が毛皮産業にどのような影響を与えたのか、といった報告であったかと思います。
報告について、質問等と重複するのですが、先行研究とどのように違うのか、総力戦体制下の毛皮産業から何を新しく言いたいのか、という点が私としてはわかりにくく感じました(私の理解不足が十分にあると思います、すみません)。
なかなか文章にして全てを伝えるのは難しく、私も決して上手くできるわけではないので偉そうに言えないのですが、そういった点もより意識していく必要もあるのかなと思います。
また上記について質問をした際、民需から軍需への移行というお話もあったのですが、総力戦体制下への移行のなかでそういった変化はおそらくほとんどの産業に見られるものだと思うので、そうなると毛皮産業以外も踏まえた、戦時下における産業史全体を一旦見渡す必要もあるように思いました。
そうすることで、毛皮産業自体の特殊性が見えてくることもあるのかなと思います。
様々忙しい時期だとは思いますが、お互いに頑張りましょう。
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報告お疲れさまでした。4回生の斉藤亘輝です。
毛皮産業と戦時体制、という研究テーマが斬新でとても興味深かったです。関連する毛皮産業とその歴史について分かりやすくまとめられていました。
授業でも指摘されていた通り、今後は研究のオリジナリティの部分が課題になると感じられました。ヌートリアを題材としたいのであれば、数ある毛皮産業の中でヌートリアに焦点を当てて研究する意義を見出す必要があると思われます。
遺された史料が少ない中で研究を進めることは容易ではないと思われますが、興味深いテーマであるとは思うので、ぜひ今後もこのテーマで研究を進めていただきたいです。
次回の報告も期待しています。
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発表お疲れ様です。3回生の鈴木菖子です。
戦争が毛皮産業に与えた影響を考察していると考えました。
日本でそれほど盛んではなかった毛皮産業について研究することはとても大変だと思います。
研究したい最も重要な部分が戦争が与える影響ならば、ヌートリアに絞るのではなく毛皮産業全体で考える方が
より良く戦争の影響が見えてくるんではないでしょうか。
毛皮産業でヌートリアが注目されたのが戦争の影響ならば、
その前後について調べて見ると戦争の影響がどの様にあるのかわかりやすいのではないかと思いました。
今後も頑張ってください。
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報告お疲れさまでした。3回生の桂です。
ヌートリアという動物を初めて聞いたので、それくらい戦時中に重要な役割を果たしていたのであればヌートリア製の毛皮製品の普及率や他の動物との比較を持ってくることでヌートリアに絞る意義が見いだせたのではないかと思いました。
また授業中の意見でも述べたように「国策」「産業報国」を謳い文句と見るのは違うのではないかと感じました。種獣の高騰に関して戦争状態が引き起こしたことではなく毛皮産業の投機性という特徴により起きることなのでこれが戦時中の価格統制との関連性及び矛盾は見られないように思います。
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報告お疲れ様でした。4回生の山内です。
戦時下の毛皮産業については詳しくないためとても興味深く聞かせていただきました。質問でもありましたが戦時下の毛皮産業の発展を語るためには他に戦時下で発展を遂げた他の産業と比較した方が、毛皮産業の特異性がわかると感じました。史料が少ない中の研究は大変だと思いますがとても面白い研究だと感じたので応援しています。
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発表お疲れ様です。4回生の石原航希です。
戦時体制を見ていく中で、毛皮産業に焦点を当てるという点がとても斬新で興味深いものでした。
軍需産業の中でも、毛皮産業はどれ程の需要があったのかもう少し詳細に知りたいと思いました。
また、その中でもヌートリアの重要性を見出せるとより一層研究にオリジナリティが見出せると感じました。
引き続き研究頑張って下さい。
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発表お疲れ様です!4回生の天井です。
毛皮産業には詳しくないので、新鮮な気持ちで聞かせていただきました。少し疑問だったのが、戦時中の産業はどのようなものが盛んだったかが不明なのでヌートリアを用いた産業の特異性があまり分からなかったです。ヌートリアの毛皮産業が、当時の軍需産業のなかでどのような位置づけだったのか比較してみる必要があるのかなと思いました。また、毛皮産業に使われる動物は食べられるので、タンパク質が不足しがちな戦時中には確かに需要はあるのかなと思いました。
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三回生の横井来季です。報告お疲れ様でした。戦前の毛皮産業に注目するところは、私は面白く感じました。ただ、講義で指摘されていたことと、被るのですが、やはり独自の研究が必要なのだと思います。個人的には、日本統治下であった、現在の北朝鮮地域、あそこの冬はかなり寒冷ですが、そうした、日本支配下であった地域では、毛皮産業はどう扱われていたのかが気になりました。興味深いテーマだと思いますので、今後も研究を頑張ってください。応援しています。
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報告お疲れ様でした。3回生の幡鎌です。
他の方も述べられていますが、今回の報告を聞いていて、やはりヌートリアに注目した理由をもう少し詳しく知りたいなと思いました。ヌートリアが毛皮獣として利用されるようになった理由について授業内でも質問させていただきましたが、回答にあったヌートリアの毛皮は防水性・保温性が高い、草食であるため動物性資源が飼育に必要ないといった理由以外にもヌートリアの毛皮が選ばれた理由があるのではないかと考えてしまいました。当時の人がヌートリアにどのような価値を見出していたかが史料などからもう少し分かるようになれば良いなと思いました。
以上が今回の報告の感想になります。少しでもお役に立てれば幸いです。卒論の完成、応援しております。
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報告お疲れさまでした。
ヌートリアは外来種=悪者、というイメージが強かったので、かつては防寒具として人々の役に立っていたという事実に驚きました。毛皮にするために日本へ連れてこられ、現代では害獣扱いされ、すっかり疎まれる存在となってしまったヌートリアたちが不憫に思えてきました。それはそうと、ヌートリアの毛皮で作った服はどのくらい暖かいのか気になります。
毛皮産業は毛皮価格=戦時下における日本の経済状況の変化による影響を強く受けてきた、ということでしたが、人々の倫理観も変化していったのではないかと思いました。(研究テーマからは逸れてしまうかもしれませんが)
ヌートリア関連の質問が多かったので、研究対象をヌートリアに絞ってみても面白いと思います。今後も頑張ってください。
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報告お疲れ様でした。
毛皮産業については詳しくないのですが、個人的に外来生物の歴史については興味があるので、ヌートリアの毛皮利用に視点を当てたこの研究はとても面白いと思いました。ブラックバスやオオヒキガエルなどもそうですが、人間の都合に振り回される動物達が不憫でなりません。
今後については、なぜヌートリアなのか、という点や他の産業との比較などをさらに考えてみると良いのではないかと思いました。
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報告お疲れ様でした。3回生の水谷です。
毛皮産業については全く詳しくないのですが、少し調べてみたところ、ヌートリアの毛皮は
防寒用飛行服の裏地に使用とのことだったので、軍全体に需要があった訳ではない中で、
当時の毛皮産業においてどの程度重要性があったのか気になりました。
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