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【6月2日2限 意見・感想】
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授業に出席された方はこちらに意見・感想を書き込んでください。
なお、こちらに書き込むことで出席とみなします。
期限は1週間です。
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報告お疲れ様です。4回生の齊藤です。
海軍軍人と大本教との関連を見ていく研究は、聞いていてとても興味深かったです。
大本教に入信した海軍軍人の記録や日記からどのような思いや希望を抱いて入信したのかが分かれば、大本教がなぜ海軍軍人に選ばれたのか見えてくる気がしました。
先生からのアドバイスの中で、海軍は陸軍よりも命の危険と密接に関わっているとあり、ここからは個人的な考えになってしまうのですが、大本教における生命観や生死観が特徴的で、その考えが海軍軍人に合っていたのかなとも思いました。
就活等で忙しい時期とは思いますが、お互いに研究を頑張りましょう。
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発表お疲れ様でした。3回生の長谷部です。辛さのあまり入信した軍人がいることを初めて知ったのでとても興味深かったです。
質問なのですが、大本教に入信した海軍軍人は全体の何割ほどだったのでしょうか? また、逆に入信していない軍人は何を頼りに不安をまぎらわせていたのか比較を見てみたいと思いました。
研究頑張ってください!
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4回生の那波です。
今回、海軍軍人が第一次世界大戦後に大本教への入信をしていたという事例について、それがなぜ起こったのかという報告でしたが、新興宗教がなぜ受け入れられたのかという構造的論理について、新山さん自身がどの程度理解されているのかが気になりました。
あくまでこれは一般的な論理であり、かつ近世から近代初期のころにかけての論理なので第一次世界大戦後に当てはまるかは微妙なのですが、基本的に新興宗教への入信は、「何かしら不安がある→現状信仰している既存宗教の教えではその不安が解消されない・救われない→新興宗教へ救いを求める」といった構造となるようです。
(既存宗教は歴史の長さ等の要因から教えに柔軟性がなくその時々の社会情勢への対応が難しい反面、新興宗教は教えの柔軟性から社会への対応がしやすいという一面があります。)
このような構造的理解は、今回の報告の本筋とはあまり関係がないように思われるかもしれませんが、個人的には意外と重要なのかなと考えています。
仮に先述の構造が今回の事例に当てはまるのであれば、大本教の教えと海軍軍人の不安の整合性をチェックするだけでなく、その海軍軍人が元々信仰していた宗教は何であったのか、という視点を持つ必要が出てくるためです。
また、当時の人々(軍人に限らず)の宗教に対する態度がどのようであったかという一般的な理解も必要になってくるようにも思いました。
以上のような感じで、今後の方針に書いてあった大本教の思想、先生がおっしゃられていた大本教に関する先行研究だけでなく、当時の信仰に関する構造的理解もあったほうが、それと付き合わせたり、もしくは対比させたりなどで考えやすくなるように思います。
(すでにこのような一般的理解が済んでいるようでしたらすみません。また、以前私が取っていた新興宗教の授業のレジュメがまだ手元にあるため、もし必要であればご連絡ください。)
そして付け加えてですが、海軍内部での宗教抑圧施策についても調べていきたいとあったのですが、当時第二次宗教法案の作成審議等が行われていたりなど、宗教統制について行政立法が大きく動いていた時期でもあるので、そこについても見てみてもいいかもしれません。
長々と失礼しました。
様々忙しい時期だとは思いますが、お互いに頑張りましょう。
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報告お疲れさまでした。4回生の舟久保です。
海軍軍人が大本教にこぞって入信するという事例を初めて知り、非常に興味深かったです。
大本教と同時期に誕生した天理教や金光教ではなく、「なぜ大本教に海軍軍人が魅せられたのか」という部分が非常に大事になると思います。海上での仕事でいつ自分が死ぬかわからないという思いは宗教に入信する要因にはなりえますが、なぜ大本教である必要があるのかという所に迫れていないと感じます。大本教の教えはどのようなものでだったのでしょうか。
加えて、新興宗教が旧宗教に比べて勢力が小さいころ、入信者を増やすために軍隊という組織はとても大きく、一括で布教しやすいため大本教は海軍に近づいたという要因もあるのかなと考えます。そうすることで一気に入信者を獲得することが出来、勢力が拡大するからです。
色々と大変な時期かと思いますが、お互い研究頑張りましょう。
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報告お疲れ様でした。4回生の藤巻です。
前回の報告では鉄道と社寺参詣についてやっていたと思うのですが、そのテーマを1ヶ月前に変え1ヶ月間でとても研究を進めていたので本当に凄いと思いました。軍においての宗教を一切知らず、また大本教も今回初めて知ったのでとても興味深く感じました。
海軍内での大本教への入信についての理由が、不満不安であると言っていましたが、個人的には軍人同士の付き合いや、上下関係で入信した人もいたのではないかと思いました。現代でも新興宗教に入信する人で友人付き合いで入信する人もいますので。
これから大本教本部へまた行って調査すると思いますが、のめり込まないよう気をつけて研究頑張って下さい!
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発表お疲れ様です。4回生の大間です。
大本教と海軍の研究ということで非常に興味深く聞かせてもらいました。
舟久保くんもおっしゃっていますが、当時の大本教以外の新興宗教との対比が必要ではないかと思いました。
大本教が他と比べてどのような点が海軍の軍人にとって魅力的な点がわかれば、彼らの不安も明らかにできるのではないかと思います。
研究頑張ってください。
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発表お疲れ様です。4回生の石原航希です。
テーマを変更したという説明がありましたが、それを感じさせないほど自分の中で研究したいことが明確になっているように思いました。
そのため全体を通して、見習うべき点が散見されました。
質問としましては、当時大本教は日本のどのエリアで主に布教活動をしていたのか気になりました。また、入信した軍人とそうでない軍人とでどのような違いがあるのか気になりました。
引き続き研究頑張って下さい。
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報告お疲れ様です。4回生の小出です。
今回の報告を聞いて、海軍軍人が大本教に入信したという事実を知りました。海軍軍人が大本教をどうして信仰したのかが分かれば、当時の軍人の人達の考えていたことや、感じていたことなど、海軍という組織や軍人を理解するのに非常に役立つ研究テーマだと思いました。
報告の中でも大本教の方に史料を見せて頂いて研究を進めると仰っていたかと思いますが、それに加えて当時の軍人だった人物達が書き残した日記などの記述の中からなぜ大本教に入教したのか探ることで、より答えに近づくのではないと思いました。
改めまして、報告お疲れ様でした。
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報告お疲れ様でした。3回生の幡鎌です。
授業内で質問させていただいたのですが、内容にまとまりがなかったため、改めて整理させていただきます。
まず1点目として、報告を聞いていて大本教に入信したのが、海軍将校の中でも軍縮に強い不安を感じていた中間層の人たちなのかなと感じました(回答では、上層部にも入信した人たちがいるという話でしたが)。また、海軍内部で宗教を禁止したのは上層部の人たちであり、その人たちは案外、現実志向で宗教(大本教)とは距離を置いていたのかなと感じました。海軍上層部にも入信した人がいたという話だったので、中間層と上層部という形での比較は取れないと思いますが、大本教に入信した人たちとそうでない人たちの背景を何かしらの形(地域性?派閥?)で比較できるのではないかなと感じました。
2点目は、今回の報告は、大本教に魅せられた海軍軍人の方から宗教に接近したといった内容でしたが、逆に大本教の方が海軍軍人をターゲットにしていたのではないかという疑問です。大本教が陸軍軍人などと比べて海軍軍人に付け入る隙を見出したから接近したのではないかなと考えました。
3点目は、海軍と陸軍のあり方の違いによって、大本教に入信するかどうかの違いが出たのではないかという疑問です。具体的には陸海軍のフィールドの違いや戦闘・戦争に対する理念の違いなどです。2、3点目については山崎先生が仰っていた海軍軍人は不安を抱えやすいというお話の通りだと思います。
以上が報告を聞いていて考えた点です。少しでもお役に立てれば幸いです。卒論の完成、応援しております。
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報告お疲れ様でした。3回生の牧大雅です。
今回の報告での問は「本稿では、多くの海軍軍人が新興宗教、特に大本教に入信していた事実に関して、彼らの抱えていた懸念・不満に焦点を当て、大本教へ入信した理由・背景を追っていきたい。」
とのことでした。多くの海軍軍人が大本教に入信していた、という事実を明らかにし、そのうえで彼らの懸念・不満が何に基づいていたのか、を第一次世界大戦後の国際的な軍縮体制の形成期であった
ことに着目して、一定程度明らかにすることができたのが現時点までの研究報告の成果であったかと思います。
今後の研究進展のための方向性をつけるためのアドバイスをします。まず、前提として申し上げておくと、筆者は幡鎌氏の三点目の指摘である「海軍と陸軍のあり方の違いによって、大本教に入信する
かどうかの違いが出たのではないか」という見解に賛同します。そのうえで、もう少し踏み込んでアドバイスをしますと、軍人が宗教に入信するきっかけやその直接的な原因である「不安」が醸成され
るその要因の一部として、当時の帝国陸海軍の組織文化ゆえに、彼らの宗教にすがろう、という心理的変化を生んだのではないか、という視点で研究の問を深めてみる必要があるのではないでしょうか。
彼ら軍人は、平時であれ戦時ならなおさらのこと、仮想敵国を設定したうえで軍事教練などで研鑽を積み、組織内部の論理に直面して自由な行動がなかなかとれないなかで生活を送っています(別にこ
の点は他国の軍隊でも同様だと思いますが)。近年では、戸部良一防大教授による、第二次世界大戦期の戦争指導や、政治化や暴走のメカニズムの萌芽を大正期に見出す「帝国陸軍の組織分析」研究が
刊行されています(戸部良一『自壊の病理 日本陸軍の組織分析』日本経済新聞出版、2017年)。ただ、本書の視点が、陸軍かつ主に昭和期にあるという点では、全てが本研究の助けになるとは思い
ませんが、一読をお勧めします(特に第Ⅱ部を重点的に)。そのうえで、第一次世界大戦前後の海軍に着目した本研究では、少なくとも一つの原因でしかないかもしれないが、当該期の組織文化がこう
なっていたのだから、海軍軍人が宗教にすがろうという心理的変化が生じたのだ、という説明ができると思います(あくまでも一因です、全部を説明できないことは承知しています)。
当該期の軍部の組織文化に着目する視点を導入することで、海軍軍人が新興宗教に入信したという史実に着目する視点の面白さに加えて、これまでの軍部の組織文化研究が「帝国陸軍と昭和期」に重点
を置いたものだったのに比べて、第一次世界大戦前後かつ目立った研究が余り見当たらない帝国海軍の組織文化※を解明することにもなる、という点でより面白く深みのある研究が可能となると思います。
※佐藤晃『帝国海軍が日本を破滅させた』上下(光文社、2006年)、や是本信義『海軍善玉論の嘘 誰も言わなかった日本海軍の失敗』(潮書房光人新社、2018年)など組織文化?や海軍の体質に着目し
た著作は検索したら出てきましたが、内容が陰謀論チックで悪口と罵倒しか書いていない本のように見受けられ、冷静な検証が出来ていない点で全くお勧めしません。
以上、社会科学にも目を配って研究をしている筆者なりの視点からアドバイスをしました。今後の研究の進展を祈念いたします。
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報告お疲れ様でした。4回生の鳥井です。
新興宗教に多くの海軍軍人が入信していたというのは初めて知ったので驚きました。
今回の報告では、大本教に対象を限定していましたが、報告を聞いて他の新興宗教あるいは新興ではない宗教に関しても熱心な信者はいた可能性があると思いました。他の宗教の信者の割合や、宗教への信仰度の差がどのようになっているのかという点も調べていく必要があるのではないかと思います。
引き続き、研究頑張ってください。
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報告お疲れさまでした。4回生の斉藤亘輝です。
テーマ設定がユニークで、とても興味をそそりました。大本教という宗教や海軍と陸軍の違いなど、大変面白く報告を聞かせていただきました。
個人的には【史料1】において、秋山が神霊に興味を示している点が気になりました。授業内で話のあった通り、海軍は陸軍よりも生死の危険がより身近に感じられた環境であったと推測されます。将軍として活躍した秋山であればなおさら、数々の戦争を経験する中で、人知を超えた存在を感じずにはいられなくなり、オカルトに傾倒するようになったのではないかと考えられました。一見屈強に思える当時の軍人たちが、戦勝の背景を最終的には超常的な存在に求めている部分に面白さを感じられました。
この点で、海軍軍人と大本教の他に、特定の界隈でブームを巻き起こした宗教などはあったのかについて気になりました。軍人に限らず、当時の人々の信仰、いわば超自然的な存在に対する考え方について深めても、面白い研究になるのではないかと感じます。
次回の報告も期待しています!
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報告お疲れさまでした、3回生の舘野です。
海軍と宗教の関連について全くイメージがなかったので、とても興味深く拝聴しました。
大きく見当違いの指摘なら申し訳ないのですが、レジュメ5ページの「軍縮や海軍に対する国民の理解が得られない海軍の苦悩」に関して、結局海軍が国民感情を得られたかどうかが中途半端に感じられました。山本英輔が海軍の実情を国民に伝え支持を得ようとし、実際その努力は成果として現れたという文脈は分かったのですが、それは国民感情がついてこなかったという説明と矛盾してしまうようにも思いました。細かいところで申し訳ないです。
大変だとは思いますが、頑張ってください!
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3回生の深山です。
講義の際にも同様のことを申し上げましたが、陸軍にも石原莞爾のように宗教に入れ込んだ人物がいるため、陸軍(日蓮宗)と海軍(大本教)を対比して海軍側の特徴や特異性を書くということも可能ではないかと考えました。
また、軍人がなぜ宗教に入れ込むのか、そしてなぜ大本教であるのか、という部分が明確に論じられればかなり説得力のある内容になるのではないかと思いました。
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報告お疲れ様です。3回生の徳山です。
海軍と新興宗教の関わりを知らなかったのでとても興味深い報告でした。
他の方も仰っているとは思いますが、海軍の人達が宗教に入信する理由に迫れても、今回の大本教である理由についてもっと深掘りしたらもっと良い研究になるのではと思いました。
応援しています!
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発表お疲れ様でした。4回生の安田祐輝です。
今回の報告では、国防に対しての不安と海軍の力が強化されないことで不安を感じた海軍軍人が、大本教を信じるようになったということが話されていました。個人的には、海軍と宗教が結びつくという視点がなかったので、海軍軍人が大本教を信じるようになったという視点は興味深かったです。
「課題と今後の方針」でもありましたが、なぜ海軍軍人が大本教を信じるようになったかがわからなかったです。他の新興宗教や伝統宗教に関して、海軍軍人がどのような印象を持っていたのかが分かれば、なぜ大本教を信じたのかが分かるかもしれないと思いました。
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報告お疲れ様です。3回生の桂です。
海軍についてあまり知らない上に大本教や神政龍神会という新興宗教も初めて聞いたので新鮮な気持ちで報告を聞かせてもらいました。
まず現在の我々が抱く新興宗教のイメージと当時の新興宗教のイメージに違いは無かったのかなと思いました。現在の我々はオウム真理教などの影響で新興宗教は危ない人々が集まるところであるという認識されていますが、当時の新興宗教は今より敷居が低いものだった可能性は無いのでしょうか。またどんな宗教であれ心の闇を支えてもらうために宗教に頼るわけではないと思います。もう少し経済的利害や政治的利害の一致という方面からも見てみた方がいいと思いました。
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報告お疲れ様でした。3回生の吉田です。
多くの海軍軍人がどのような背景で大本教に入信したのかということについて、テーマを変えてさほど時が経っていないとのことだったのによく研究されていて凄いと思いました。内容もおもしろかったです。
授業中にも質問させていただきましたが、なぜ日蓮宗ではなく新興宗教である大本教に入信したのかということに関してはまだ報告からは疑問が残りました。大本教の教義も踏まえてどのような点で海軍軍人たちの心を掴んだのかということを研究していけば良いのではないかと思いました。
引き続き卒論完成に向けて研究頑張ってください!
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3回生の山本です。
報告有難うございました。
気になった点として、授業中に申し上げた陸軍への軍縮との関連性の他に、そもそも陸軍が何のために日蓮宗を信仰したのかという点があります。
陸海軍が、それぞれ1つの宗教をこぞって信仰するが抑々不思議に感じました。
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4回生の西です。
テーマを変更されたということですが、方向性や史料収集などが明確で驚きました。
内容について、海軍軍人が大本教などの新興宗教と深い関わりがあったということを初めて知りました。宗教勢力側が信者獲得のために海軍に近づいたということはあると思いますが、海軍側がなぜ宗教に陶酔するのか気になりました。先生の陸軍よりも死に近い海軍軍人の方が宗教にのめり込みやすいのではないかという指摘も合わせて興味深い発表でした。
報告お疲れ様でした。
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報告お疲れさまでした。4回生の田島 玄基です。
大本教と海軍軍人の関係については私は初めて耳にした内容でしたので、少々憶測を含んだ感想になってしまうことお許しください。
今回の報告で扱われた大正期から昭和10年(1912年〜1935年)頃に、いくつかの民衆宗教では大学機関と接近する動きがみられます。
代表的な例を挙げると、天理教の中山正善が東京帝大の姉崎正治の宗教学講座に在籍していたことなどでしょうか。
なぜ民衆宗教側が大学機関に接近したのかという理由は、近代的教育機関の中で自らの教義や歴史を改めて明瞭にし、自らの信仰、もしくは
所属する集団が前近代的な「淫祠邪教」ではないことを明確にするためと考えられます(ほかにも国による宗教統制、具体的には第二次宗教
法案に対応するためや、教団内部の主導権争いなどの理由がありました)。
大本教側からすれば、海軍軍人との結びつきは世間へのアピールとして、後ろ盾として非常にメリットのあるものだったのではないかと思い
ました。海軍軍人が大本教に入信した理由について、海軍側からの視点と大本教側からの視点、双方から見ていくと、両者の関係性がよりは
っきりするのではと思いました。
追記
質問と感想を述べさせていただいた際に、如来教の史料に出てくる貴族院議員について、私は「磯前浩」(イソマエヒロシ)と言ってしまい
ましたが、正しくは「磯貝浩」(イソガイヒロシ)でした。申し訳ありません。史料そのものが手元にないので確認はできませんが、昭和18
年の『如来教教学院開校式次第』という史料に、磯貝浩、下出民義(シモイデタミヨシ)という二人の貴族院議員の名前があるとのことです。
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発表お疲れさまでした。3回生の遠山歩楓です。
多くの海軍が大本教に入信していたこと自体知らなかったため、まずは驚きました。そして、近代の日本の宗教というとやはり神道のイメージが強すぎるため、海軍の人たちがこぞって入信したのが新興宗教だったという点に意外性を感じました。
講義でも質問させていただきましたが、やはり大本教に入信した理由が気になります。もちろん地理的な問題もあるかと思いますが、宗教の特色も関係しているのかなと思いました。同時期に入信者が多かった新興宗教とどういった違いがあるのか、宗教の特性を比較してみるのも面白いのかなと思いました。
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報告お疲れさまでした。3回生の戸川です。
海軍軍人たちは屈強な男ばかりだと思っていたので、多くの人が断続的に同じ宗教に入信していたという事実に驚きました。また、八八艦隊等の計画をめぐって、海軍内部にはかなりの不満が渦巻いていたことがわかりました。
一方で、それらの計画がうまくいかないから大本教に入信したという考え方には少し言い過ぎというか、乱暴な気がします。新山さん自身が課題として挙げられていたように、入信理由を大本教の思想と絡めていないようにも感じています。今後の研究は前述の方向性で進められると、より説得力が増すのではないかと思いました。
具体的なアドバイスができずすみません。今後の研究の成功をお祈りしています。
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報告お疲れさまでした。4回生の田中です。
軍隊と宗教の関りについては何となくのイメージこそありますが、海軍が大本教と深く関係があったということは面白い気付きだったのではないかと思いました。
報告時間内でも同様の質問が多く出ていたとは思いますが、数ある宗教の中から、海軍軍人が大本教をわざわざ選択して入信した理由というものを突き詰めていくことができれば、最も論が展開できると思います。
また海軍軍人の入信理由を知るためにも、一般層にも注目して大本教の入信者に通ずる特徴を相対的に掴んでいくことも一つの手段なのではないかと感じました。
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報告お疲れ様です。三回生の横井です。
既に仰っているかたもいますが、大本教の思想と海軍の不満について、上手く絡められていないため、海軍が不満を抱いていた要因が活かされていないように感じます。大本教について、これから調査を深めるというように聞いておりますので、次の報告が今から楽しみです。
また、現代では新興宗教といえば、オウム真理教の影響もあって完全に危険な存在と世間からは見做されていますが、当時としては新興宗教の世間的な評判はどのようなものだったかということも気になります。人が、自分の行い(ex.新興宗教に入信する)を省みる上で重要になるのは、政府の意向だけではなく、むしろ世間の評判が主な比重を占めると思いますので。
ちなみに、個人的には、宗教に助けを求めたいけれども、国家神道では満たされない穴がある。しかし、だからといって日蓮宗を信仰すると陸軍や藤井斉のような危ない連中と同じに見られるため、大本教に助けを求めた、という側面もあったのではないかなと推測しております。
興味深い研究でした。引き続き卒論完成に向けて頑張ってください。
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発表お疲れ様でした。4回生の橘川亜美です。
海軍と宗教の関係性という研究テーマがすごく面白いと思いました。また実際に行って史料を確認できるという利点もあり、とても研究がはかどりやすいのかなと思いました。お互い色々と大変だと思いますが、頑張って研究していきましょう。
自分的にはこのような宗教が海軍だけではなく、当時の新聞がどのように見ていたのかが気になりました。
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