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【5月12日4限 意見・感想】
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授業に出席された方はこちらに意見・感想を書き込んでください。
なお、こちらに書き込むことで出席とみなします。
期限は1週間です。
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報告お疲れさまでした。
聞き取り調査などの史料から当時の学校の様子が鮮明に伝わりました。非常にわかりやすい報告であったと思います。自分からの意見や質問はおおかた授業中にさせていただきましたので、ありません。
最後に1つアドバイスするとすると、四日市市内での四日市ぜんそくの罹患率についてです。どのくらいの人が四日市ぜんそくに苦しんだかなどの統計があると良いかなと思いました。
研究頑張ってください。
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報告お疲れ様でした。3回生の吉田です。
四日市ぜんそくに関して教科書程度の知識しか無く、その当時の教育現場で先生や子どもたちがどのような様子だったのか分かりやすく聞くことができて面白かったです。聞き取り調査の母数や幅を広げるという点については私も他の方々の意見を聞いていて確かにと思ったので、これから聞き取り調査を重ねれば何か違う糸口が見えてくるのではないかなと思いました。卒論完成に向け、研究頑張ってください!!
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報告お疲れ様でした。4回生の新山です。
四日市市における公害教育を塩浜小学校に関する史料・聞き取り調査から見るというのは、石原くんの持てるものを最大限に活かした研究で、とても興味深く聞かせていただきました。
報告の中では、学校修業中の公害教育を中心に見ているという印象を受けたのですが、学校の放課後の過ごし方等についての指導はあったのか、あったとすればどのような指導がなされていたのか、という点が気になりました。実際、私の地元にも水島という瀬戸内海一汚い海と汚染された空気が漂う工業地域があるのですが、そこではある程度の大気汚染濃度に達すると部活動が中止になり、まっすぐ家に帰るよう指導がされていたと聞きました。(とある高校での話です。おそらく15年以上前の話。今はどうなっているのかわかりません)
他県ではこのような例があるので、もしかすると四日市市でも同じような指導がなされていたのではないかと思った次第です。
聞き取り調査等大変なことが多いかと思いますが、研究頑張ってください!応援してます!
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報告お疲れ様です。4回生の小出です。
前回の報告に引き続き、文字の史料だけに頼るのではなく、当時の実情を知っている人に聞き取り調査を行った点、当時の公害教育の実態をリアルに描き出せていたと思います。非常に面白く聞かせてもらいました。
本文の記述の中で、四日市公害下における公害教育の実態を包括的に見ていきたいと仰っていましたが、であるならば学校関係者だけでなく、当時の四日市市がどのような対応をとっていたのか、教育に対してどのような指針を持っていたのかなどが言及されればより多面的に公害教育の実態を見ることが出来るのではないかと考えました。
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3回生の加納誠也です。報告お疲れさまでした。
”四日市ぜんそく”という単語は聞いたことはありましたが、その実態についてまでは知らなかったので、関係者に対する聞き取り調査を基にして、その当時の状況を明らかにしようとする試みは非常に興味深く感じました。
また、四日市ぜんそく下の子どもたちの保護者にあたる人々が、当時大気汚染を引き起こしていた企業に勤めていたという話が発表でありましたが、そのような事例は、現在のチッソが引き起こした水俣病のケースでも当てはまるのではないかと思いました。したがって、四日市ぜんそくと他の公害との比較という点でも研究を進めていただければ、今まで以上に研究が充実するのではないかと思いました。
卒論の完成に向けて頑張ってください。
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4回生の那波です。
今回、四日市ぜんそく下における教育現場の実態についての報告でしたが、聞き取り調査を踏まえて当時の状況がよくわかるようなものに感じました。
気になった点としては、質問と重複するのですが、どこから現場独自のいわゆる実態なのか、どこまでがそれ以外のものなのか、という点です。
「このような公害対策が目指された」・「このような公害教育が目指された」・「他地域では公害がこのように捉えられていた」、といった一般的なものを受け、その上で「実際はこうであった」という流れがあると実態が鮮明に見えてくるかと思います。
ゆえに現場独自のものとそうでないものを整理しておく必要があるように思います。
そしてそのためにも、文献史料からの知識も必要になってくると思うので、それを身に付けることも意識されるといいのかなと思いました。
またこの作業を行っていけば、聞き取りの精度を上げることにつながる気がします。
私自身聞き取り調査をしたことがないため偉そうなことは言えませんが、聞き取り調査には聞き取り調査なりの長所短所があり、文献調査には文献調査なりの長所短所があると思うので、長所をどう生かし、短所をどう補い合うかを意識しながら両方のアプローチをしていくといいのかもしれません。
様々忙しい時期だとは思いますが、お互いに頑張りましょう。
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報告お疲れ様です。4回生の齊藤です。
四日市ぜんそく下での塩浜地区の教育現場ということでしたが、聞き取り調査を行い、実態が詳細に見えてきたと思いました。また、史料を豊富に用いた丁寧な報告でした。
ただ、塩浜地区の特徴を見ていくのであれば、同時代の他の地区での教育も見ていかなければならないと思いました。他の地区との比較が無ければ、どこが塩浜地区の特徴かわかりにくいと思います。
聞き取り調査含め、これからも頑張ってください。
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報告お疲れ様でした。3回生のZHAOです。
四大公害病の一つである四日市ぜんそくを私も自国の生物教科書で学んだことがあり、非常に印象に残った。公害地区に位置した学校は被害者側としてどんな対策を講じるのかに注目し、当時公害教育の実施も深く研究に値する。公害が発生した際に学校側にとって生徒の健康状態が重要視されるべきである。
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発表お疲れ様です。4回生の大間です。
私も教育現場についての卒論を目指しており、聴き取り調査も行っているので非常に親近感が湧くととともに非常に参考になりました。
次回の報告で別の学校と比較するとのことでしたが、比較して何を明らかにしたいのか気になりました。
次回の発表も頑張ってください。
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3回生の牧大雅です。報告お疲れ様でした。
那波さんが仰っていたことに付け加える形になりますが、聞き取り調査に依存しすぎるあまり、対象者の証言を全面的に信用するのはアカデミズムとしては信頼性の薄い研究として見做されても仕方のないことだと個人的には思います。インタビュー対象者の声は現場の実態や雰囲気を直に知っているという点で貴重なのは間違いないですが、だからといってその証言に信憑性が高いかどうかの判断は別問題です。そして、その判断基準をどう設定して、その判断基準を設けた理由をクリアに説明できるかどうかに関しては、報告者の学究姿勢が試されることになります。
また、インタビューの設問はしっかりとした意図をもって練り、インタビューを行う前に第三者に質問事項をチェックし、不明点を指摘してもらう、その改善点を質問項目に反映し直してもう一度第三者に点検してもらう、ことを最低2回は行ってからインタビューに赴くべきだと考えました。近年ではインタビューの技法を扱った一般向け書籍もあると思いますので、設問の作成方法を洗練させるためにも、お持ちでないのなら入手してみるのも一手かな、と思います。
他の感想のように「四日市喘息」云々という点からは述べていませんが、何か参考になる点があれば幸いです。
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発表お疲れ様です。3回生の鈴木です。
聞き取り調査によって『四日市ぜんそく』の当時の対策や様子を生徒の視点と教師の視点から見てみることはとても面白いと感じました。
当時の様子を経験している人でも子どもと大人、対策を促す側と促される側で対策の重要性などの感じ方は異なってくるのだろうと思いました。
聞き取り調査では意外な一面が見えると研究内容により関心を持てると感じました。聞き取り調査も資料も多く、とても満足感のある発表でした。
四日市ぜんそくの対策を見ていて、現在行っている新型コロナウイルスの対策とを比べることが出来てとても興味深い研究でした。
これからも頑張ってください。
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報告お疲れ様でした。3回生の大脇です。
史料に加え、聞き取り調査があったことで当時の四日市ぜんそくの様子がよく分かりました。
また、石原さんが四日市市出身というところを最大限に生かされており、非常に印象に残った報告でした。
今回の発表は塩浜小学校に焦点を当てられていましたが、個人的には中学校などの取り組みも小学校と同じ
ように取り組まれていたのかが気になりました。
聞き取り調査含め、卒論完成に向けて頑張ってください!!
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報告お疲れさまでした。3回生の桂です。
当時生徒だった人への聞き取りを行うことで当時の様子がより鮮明に浮き上がっており、今の常識で過去を俯瞰することが危険であることを実感しました。個人的には当時の子どもたちが早く遊びたいからうがいをすぐに終わらせていたというエピソードがいつの時代も小学生は無邪気なのだと感じさせるものでとても好きでした。
ただ聞き取り人数が少ないように感じたのでもう少し増やすことができたらよりリアリティのある卒論が出来上がるのではないかと感じました。
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発表お疲れ様でした。4回生の天井です。
先生も仰っていましたが、中学や高校などでどのような対策をしていたのか気になります。
そのぐらいの年齢だと、小学生よりも公害への認識や、自分がどう向き合っていくか等を自分で考えられる人も多いため、独自の取り組みをやっているかもしれないなと思いました。
また、小学校で比べる場合も、感じ方や親の影響によってそれぞれ感性が違う気がするので、そこも知りたいです。
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研究報告お疲れさまでした。4回生の近藤明日香です。
本文や史料や図表のみならず、聞き取り調査もあったことで、石原くんの研究への熱意が伝わる発表であり、また聞き取りを行うことで研究が確かなものへと近づいたのではないかと感じました。
別の小学校との比較を行うと今後の方針で述べられていましたが、比較した場合どのような違いがあると予想されるのか気になりました。また、政府が行っていた活動と民間が行っていた活動の違いとして、もちろん予算の差などで規模は違っていたと考えられますが、比較する中で民衆がどのような対策を重要視していたのか見えてくるのではないかと考えられました。
これからも研究の方、頑張ってください。
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お疲れさまでした。3回生の戸川です。
私はこれまで、聞き取り調査が歴史学の研究でどのように行われているのかを詳しく知りませんでしたので、とても参考になりました。四日市ぜんそくが発生した当時小学生だった人はもちろん、当時の学校の教員にも話を聞けていて、まさに今しかできない研究だと感じました。
ただ授業内でも指摘があったように、尋ねる内容がざっくりしてしまうと、答えも自分の予想とベクトルがまったく違うものが出てきてしまうと思います。もう少し質問を限定した内容にしてみると、より精度の高い・史料的価値のある回答が得られると思います。また、聞き取りをする相手の人数をもう少し増やせるのであれば増やすとよいと思います。
個人的には、せっかく作られたスモッグマスクの配布を早々にやめてしまった理由が気になりました。やはり「校歌の改変と同じような理由から」では説明として苦しいと思うので、そのあたりをもう少し調べてみるとおもしろいかなと思います。
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報告お疲れ様でした。
史料にはない、当時の教師や生徒の生の声は非常に興味深く感じられました。
研究目的については、この研究をなぜ"今"するのか、という点を強調してみてもいいと思います。
公害教育を特に認識していなかった当時の生徒達は、状況的にはコロナ流行の中で生活している現代の子供たちと共通する点があると感じました。私たちにとっては特殊で不便な世の中でも、子供たちからしてみればそれが"普通"なのかもしれない今だからこそ、より面白みが増す研究だと思います。
今回は、当時の教師や生徒達の様子について言及されていましたが、生徒の保護者たちは公害教育に対してどのような思いを抱いていたのか気になりました。参考文献として塩浜小学校のPTA冊子(?)を挙げられていたので、研究対象期間に発行されたPTA冊子を見比べてみるのも面白そうだと思います。
ご自身が四日市出身ということで、テーマとして選ばれた四日市ぜんそくは他府県民よりも非常に身近な存在として認識されているかと思われます。研究する上では圧倒的に有利だと思います、今後も頑張ってください。
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三回生の横井来季です。
オーラルヒストリーという技法自体は聞いたことはあったのですが、実際にそれを用いた研究はゼミではまだ見たことがなかったので、いい知見を得ました。
今回の講義を受け、生きた史料を掘り起こすことは、やはり大変なことのように思えました。他の人が言っていたように、聞き方を変えれば、深まるところがあると思います。
私は、【史料12】の、「新聞、雑誌、テレビなどで公害礼讃型の校歌だと酷評されまし」たと書かれていますが、このことについて、学校関係者はどのようなことを思っていたのかが気になるところでした。
新聞だけでなく、雑誌でもテレビでも取り扱われたということは、その報道を見た学校関係者もきっといるかと思われます。
そこから、報道のあり方、といったところにも接続できるかもしれないと、個人的には思います。
これからも研究の方、頑張ってください。
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4回生の橘川です。
発表お疲れ様でした。地元である利点を活かしながら、オーラルヒストリーという面白い方法で研究をしていて、すごく興味深かったです。写真とかもあり、とてもわかりやすかったです。あと、少し乾布摩擦の歌のメロディーについて気になりました。
他の方々もおっしゃられていましたが、もう少し質問を変えたり、人数を増やして精度を高めたりすることによって、もっと詳しく研究することができると思いました。
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報告お疲れ様でした。3回生の幡鎌です。
今回の報告では公害に関わった人たちに聞き取りを行なっていましたが、公害を受けた側だけでなく、企業側として公害に関わっていた人たちにも聞き取りを行えないか気になりました。当時、企業側として公害に関わっていた人たちにもおそらく公害に対する葛藤があったはずであり、その部分について分かることがあれば、公害を受けた側以外の視点からも考えられるのではないかと思います。また、そうした葛藤を傍で見ていて、子どもは何を思ったのか、親が企業に勤めていた子供の視点から企業と公害はどのように見えていたのか分かるといいなと思いました。これらのことを聞き取りによって知ることができれば、企業と被害を受けた側の関係性についてより分かることがあるのではないかと思います。
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報告お疲れ様でした!M1の坂本です。
公害のまっただ中にあった学校の実態を、史料や聞き取りから把握しようという石原くんの努力が大変よく伝わる報告でした。
以下、授業内でのコメントに補足をする形で意見を申し述べさせていただきます。
1.学校の方針決定の根底には何があったか?
報告中にからは、こまめな手洗いうがい、うがいにおける重曹の使用、乾布摩擦、マラソンなど、児童の健康維持のために学校は様々な対策を講じていた事がよく分かりました。そこで気になったのが、何故こうした対策を考案し実行したか、ということです。児童の健康に関しては、当然重要な問題なので、学校では慎重な議論がかわされたのではないかと想像します。その時に根拠とした科学的知見であったり、他の公害地域の事例であったりといった学校の行動指針を1度押えておく必要があるかと思います。
2.聞き取りについて
聞き取りレジュメを拝見したところ、質問が少々漠然としているように見受けられました。
たとえば、公害教育を受けていたか?という問いかけに関してですが、必ずしも教育に通暁しているとは言い難い元児童の方には、公害教育とはどのようなものを指すかピンとこない可能性があるように思います。
なので、たとえば「小学校で1番印象に残っているのはどんな授業ですか?」「〜といった授業があったと思いますが覚えていますか?」など、明確かつ具体的な質問を投げかけてみると、相手方もイメージしやすくなり、答えの様子も変わってくるのではないかと考えます。
そうした意味でも、まずは文献や実際に使われていた教材などにあたって知識を身につける必要があるかと思います。
まだまだ課題も多く大変かとは思いますが、時間もありますので、コメントを参考にしつつ石原くんのペースで研究に取り組んで頂けたらと思います。長々と失礼いたしました。次回の報告が今から楽しみです。応援しています!
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