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【5月12日2限 意見・感想】
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授業に出席された方はこちらに意見・感想を書き込んでください。
なお、こちらに書き込むことで出席とみなします。
期限は1週間です。
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発表お疲れ様です。4回生の大間です。
拷問事件は全て虚偽の出来事であり、警察に恨みを持った人々によるものであったと発表されていました。
私は警察が自身の不祥事をもみ消しているように感じました。今となっては虚偽かどうか検証することもできませんが、史料を鵜呑みにしてしまうのは危険なのではないかと思います。
また、それぞれの新聞でどのように報道されていたのかというのは気になりました。
先行研究整理の部分で研究者の名前に〜氏はつけなくてもいいかなと思いました。
また、図表レジュメと史料レジュメは分け、それぞれの史料に番号を振っていただけた方が見やすいように思います。
大変な作業になると思いますが、頑張ってください。
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報告お疲れ様でした。拷問が法律の下で禁止されているにも関わらず、実際には行われており、それを揉み消していた可能性があるというのは当時の社会情勢を知る上ですごく意義があるなと思いました。
藤巻さんが報告の中で、拷問の全体像をみたいと仰っていましたが、そうであるならば新聞の記述や個人の日記などを見ていく必要があると思います。作業量が増加することもあると思いますが、頑張ってください。
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報告お疲れさまでした。
研究を通して拷問の全体像や実態を見たいということでしたが、拷問の事例は警察側がもみ消すことになるかなと思うので研究の山は高いのかなと感じました。しかし、史料を見つけることができると研究が進むと感じました。警察側に史料がないとなると、拷問の記述があるのは拷問を受けた側になると思います。
先行研究で飯田氏が拷問廃止の法制化過程において玉及と山田が積極的に動いていたとありますが、どのような思いや使命感で動いていたのでしょうか。気になりました。
どのような取り調べの現状に憂いていたのでしょうか?
作業が大変かと思いますが頑張ってください!
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報告お疲れ様でした。4回生の新山です。
決め手となる情報がなかなか見つからず、欲しい情報が手に入らなかったというところで、今後の展開や方針にとても悩まれているようでしたが、議論の中で新しい切り口が見つけられたようで良かったです。
今回の報告では、史料をまるまま信じていいのか、その史料が作成された裏側に何が介在していたのかというところで、研究の可能性がさらに拡がったと思います。私も史料の読み方・捉え方といった点でも、とても参考になる意見があり、今後の自分の研究に活かしていきたいと思いました。
また内容に関したところで、拷問事件記事が増加する明治45年と大正3年について、私も社会情勢など気になるとこがあってその辺の年代を調べているところなので、もし関係しそうな事由があれば共有します。
今後、さらにたくさん史料を読まないといけないようですが、藤巻さんが欲しい情報に出会えることを祈っております。
研究頑張ってください!応援してます!
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報告お疲れさまでした、3回生の舘野です。
新聞で取り上げられた拷問事件内務省がを検証した事例を複数取り上げてありましたが、なぜ拷問を受けたと嘘をついたのかという動機の部分まで言及されているのが面白いと思いました。動機としては、自分の体面を守るため、あるいは個人的な警察への恨みがあるように思います。個人的に面白いと思ったのが、警察全体ではなく、警察関係者個人への恨みがあったとされていることです。意図的に情報を操作しているのか、事実そうであったのかは分からないのですが、少し気になった部分です。
大変な作業になると思いますが、ささやかながら応援しております。
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4回生の那波です。
今回7つの拷問の事例に関する新聞記事の分析をなされていましたが、様々研究の方向性が出てきたため、興味深いものでした。
その中で、明治45年と大正3年に拷問事件の記事が集中しており、それが大逆事件や大正政変の直前・直後であることから、そこに研究の照準を合わせてみてはどうか、といった流れになったかと思います。
その点に関して聞きたいことがあるのですが、現在判明している拷問事件(真偽にかかわらず)は全部で何件で、その内の何件が明治45年と大正3年のものなのでしょうか。
全体として多くの拷問事件の事例が存在していて、その中でも特に明治45年と大正3年が明らかに他の年と比べて数が多いというのであれば、そこに画期が見出せるため、そこに軸を置いてもいいと思います。
ただ、今回の報告の中では具体的な件数などの詳細がわからなかったため、例えばもしそこまで多くの事例が見つかっていないのであれば、慎重に検討してみるといいのかなと思いました。
またその逆で、もしかなり多くの事例が見つかっており、明らかに画期が見出せるのであれば、図表やグラフなどを用いると説得力が増すと思うので、次回の報告の際に見せていただければと思いました。(これまでの研究の整理にもなるかと思います。)
そしてこれについては質問と重複するので簡潔に述べますが、とりあえず困ったら関係人物の史料を目録を頼りにひっくり返してみるというのも一つの手かなと思っているので、関係する人物等のの史料がどこにあるのかなどを把握しているといいかもしれません。
様々忙しい時期だとは思いますが、お互いに頑張りましょう。
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報告お疲れ様です。4回生の齊藤です。
政府側の調査では、拷問の実態は無いとのことでしたが、この結果の信憑性については精査していかなければならないと思いました
質問の際にも言ったことですが、実際に逮捕された人の手記等を見て拷問の実態を探ってみるのも1つの手かなと思います。明治45年と大正3年に拷問事件が多いことに、大逆事件後の「冬の時代」が関係しているのかなと個人的には思いました。
史料をくまなく見ていくのは大変だと思いますが、頑張ってください。
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報告お疲れ様でした。
前回の報告よりも拷問事件に関する部分のどの点を研究するのかが深掘りされていて良かったです。
拷問の噂を聞いて拷問事件の記事が作成し、掲載されたという話がありましたが、拷問事件の真偽の判断は拷問事件について扱った記事からのみになるのでしょうか。事実ではない拷問や拷問によってやっていない罪を自白するなどの場合があるならば、普通の事件として公表された事件についても、拷問事件に当てはまるものもあるのではないかと思います。自身でより具体的に事件の真偽の調査を行う予定はあるのかが気になりました。
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3回生の牧大雅です。藤巻さん報告お疲れ様でした。
旧刑法施行時の拷問実態や刑法施行以降の拷問実態に関して、新聞史料を用いて分析した結果を報告されましたが、ご自身でも述べられているように、複数の史料を照らし合わせ拷問の実態を解明し、その結果「拷問の有無」を述べただけでは研究の意義は見出せないと思います。そこで、ご自身が新聞史料を用いた利点を活かすことで研究が一歩前進するのではないか、と思います。
具体的に言いますと、新聞は国内の多方面の分野にわたる情勢の変化を反映して、ニューズとして活字化したものであるため、記事の背景に横たわる世相や世間の情勢認識、国内政治情勢と記事のリンケージといった点に着目すべきなのではないか、ということです(この類の観点は他の方も述べていたと思うので筆者独自の視点とは言えない)。
次に視点を国際面に向けて述べます。拷問事件は現代法では、言うまでもなく憲法上の規定により厳禁となっていますが、これは人権という観念が法思想の一環として広く受容された結果、法的にも一般感覚としても定着したものであり、このこと自体の意義は重いものがあります。
ただ、よく指摘されるように、人権という概念が人口に膾炙するまでには相当長い期間を要しました。この事実は「拷問が違法」だ、という現代的通念こそが時代的産物、ということを示しています。
そこで着目したいのが、当時の国際法に対する人々の認識、であります。明治日本は外国法を参考に諸法令を発布し、施行しました。当然諸外国も法律を起草する過程で何らかの国際法に付合するように、国内環境とのバランスを見つつ国内法を整備していったのだと思います。外国法の影響を受けた日本の旧刑法も、国際法の影響を直接ではないにしろ間接的にでも受けていた、と見るべきだと考えます。ご自身の研究テーマの「拷問事件」もまさに法の統制という制約下の中で生じたケースであり、旧刑法が国際法の影響をどれほど強く受け、かつその影響を受けた中で生じた「拷問事件」を国際法に対する当時の人々の認識、という視座から捉え直すことも筆者としては必要なのではないか、と考えました。
以上、報告へのアドバイスを記しました。これからの研究の発展を祈念致します。
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3回生の深山です。
他の方も仰られたように、政府側のが事実を隠蔽され作成された可能性や、社会主義活動家の手記や記録等史料の少なさや信憑性が疑わしい点がネックですが、逆にいえば明確に拷問事件を取り扱ってないような史料(例えば普通の事件に見えるがその実拷問による自白であった、と後に主張する等)がある可能性もあるため、範囲を広げて史料にあたって、時代の雰囲気や刑法、事件について見てみると何か掴めるのではないかと感じました。
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発表お疲れ様でした。3回生の阪口です。
拷問事件というテーマは、非常に面白いと思いました。とはいえ、やはり、実際に拷問があったとしても、政府側は公表しないでしょうし、新聞社としても、警察に恨みをもった者が、虚偽の記事を書くことがあると発表されていましたので、エビデンスをどうつけるかという点は難しいと思います。
授業中の質問と被ってしまうのですが、拷問記事が増えている年には、やはり何かしらの理由があったと思います。警察や政府の不祥事なのか、影響力のある、社会主義者などが拷問されたことを発信したのか、理由は分かりませんが、拷問記事と社会情勢の関連を調べてみても面白いのではないかと思いました。
大変ではあると思いますが、頑張ってください。良い研究になれば幸いです。
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発表お疲れ様です。4回生の石原航希です。
先生たちのお話にもありましたが、やはり私も今回取り上げられた全ての事件において拷問はなかったという点に関しては、今ほど法治国家として機能してない中で、それはあり得るのかと疑問を覚えました。
また、そこに政治的問題ないしは社会的な情勢が反映されているのかは分かりませんが、そのような点を探ってみると、新たな突破口が見えてくるように感じました。
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報告お疲れさまでした。3回生の長谷部です。
今回取り上げていた7件すべてが白であるというのはやはり不自然で隠蔽ではないとは言い切れないと思います。
また、個人的に議論の中で興味が湧いたのは今回の事件に地域の偏りがある、という意見です。そういった観点の持ち方もあるのか、と思って参考になりました。たまたまなのか本当にそこの地域に何かがあるのか、そもそも本当に白なのかも含めて、それらを確認するのもたくさんの史料が必要だとは思いますが、頑張ってください!
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報告お疲れ様です。3回生の徳山です。
他の方々の内容と被ってしまいますが、拷問というシリアスな出来事であるために、信憑性にかける点がとても気になりました。他の方々が仰っていたことはとても大事なことだと思ったので、そこを突き詰めていくといい研究ができると思います。
これからも頑張ってください!
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報告お疲れ様です。3回生の桂です。
藤巻さんが意見交換の受け答えの中で拷問についての政府の上の方の見方と大衆の見方のどちらも調べたいという風におっしゃっていましたが、実際の拷問の行い手である警察官は拷問についてどう思っていたのでしょうか。史料では拷問の事実なしのものしか出ていないことは明らかに不自然で絶対に拷問で死んだ人もいると思うのですが、当時の警察官も拷問で人が死んだら「まずいな」と思っていたのかが気になりました。江戸時代の武士の拷問で死ぬ人はよく居たと思うのですが、武士出身の警察官の中でいつから拷問は良くないことだという意識変化が起きたのかが拷問隠蔽への意識にも繋がっていくように感じました。
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報告お疲れさまでした。4回生の田島です。
今回取り上げられた拷問についての新聞報道のうち、そのすべてで拷問はなかったと結論づけられている点は、やはり作為的なものを感じました。
仮定の話になってしまいますが、拷問についての新聞報道のなかに、政府側が反証していないもの、捨て置かれているものはないのでしょうか。
拷問について、そもそもの目的が気になりました。
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発表お疲れさまでした。3回生の戸川です。
最後に先生が仰っていたように、拷問があったかどうか調査したところすべてなかったというのにはきな臭いにおいがします。しかしその一方で、当時の新聞社が裏をとることをしなかったのだとしたら、記事になったすべての拷問が嘘だったというのも納得できると思いました。
記事に関して何か警察に大きな力が働いたのか、それとも新聞の質が低かったのか、そのようなことを調べてみるとさらに事件の実像に迫れると思いました。
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発表お疲れ様でした。4回生の山内優里です。
非常に面白い報告ありがとうございました。拷問事件の真偽についてはもう一度精査すべきだと感じました。授業内でもありましたが、拷問記事が多く出回った時期の社会情勢や警察に対する恨みなどの感情などの時代背景が分かってくればさらに面白い報告になると思います。今回の発表で新たな研究の切り口も見つかったと思うので、後期の発表が既に楽しみです。私も前回授業で研究を進展させることができたので一緒に頑張っていきましょう!
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報告お疲れ様でした。3回生の幡鎌です。
今回の報告と質疑応答からは学ぶことが非常に多かったなと思いました。研究対象に対する時代や地域性の考察から新たに考えられることがこんなにも多くあるのだなと感動しました。これから報告に向けて準備をしますが、時代や地域性、周辺の事件などと合わせて研究対象に対し多くの視点が持てると良いなと思いました。とても勉強になりました。ありがとうございました。
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報告お疲れ様です。3回生の筒井です。
まずテーマの部分において拷問という分野を取り上げ
て研究されている部分について凄く着眼点が面白く
聞いていて凄く面白かったです。
他の方々と少し内容が重なってしまいますが、信憑性がそこまでない点も多く見受けられる所がとても気になりました。時代背景などについてもそうですが、
時代の前後で起きた事件などを参考にもう一度視野を広く持ち研究していくとまたあらたな視点から見えてくるものがあると思います。
これからも頑張ってください!
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【5月12日2限 意見・感想】
4回生の田中です。報告お疲れさまでした。
拷問に関しての研究というのあまり聞いたことが無かったので、こちらの研究内容は非常にオリジナリティー溢れるものになるのではないかと思い、そのような視点を参考にしたいなと感じました。
新聞史料の史料8の下線部では、「田舎警察官」という表現がされており、質問の際にもあったような地域の偏りを見ることに加え、地方の警察組織に焦点を当てることがよいのではないかと感じました。
何か研究の道が開ける突破口が見つかることを祈っております。
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お疲れ様でした!M1の坂本です。
当日は諸事情により出席できず大変申し訳ありませんでした。レジュメを拝読してのみのコメントとなりますので、見当違いなことを申し上げておりましたら、この投稿はお読み捨てください。
レジュメに挙げられた事例を拝見して感じたのは、結局のところ実際に拷問があったのか?ということです。史料を見ていても、拷問事件が闇に葬られたのではないかと思しき箇所が見受けられますし、警察当局への怨恨から拷問事件をでっち上げた人物も存在したとのことでしたので、史料中の情報の真偽を判断するに際しては、慎重の上にも慎重を期する必要があると思います。
とはいえ、実際問題として拷問事件がいつ、どのくらいあったかを把握するのは難しいのではないかとも懸念されます。その際に見る必要のある史料としては、拷問に関わった当事者らが残した記録、すなわち1.警察による記録 と2.拷問を受けたものの書き残した手記・手紙など が挙げられるかと思います。ただし、前者はそれこそ処分されている公算が高いと予想できますし、後者に関しては、その存在、所在が簡単には分からないという難点があるのではないかと思います(また、拷問死した者が、自身の受けた拷問について書き残すことがそもそも不可能であるという問題もある気がします)。
何分私の専門分野ではないので、細やかな助言を差し上げることができず大変心苦しいですが、他の方の投稿を拝見した限り、授業内で何かしら研究を進展させるよすがとなるものを得られたようで安心いたしました。残された課題も多いかとは思いますが、焦らず藤巻さんのペースでひとつひとつこなして頂ければと願ってやみません。
長文失礼しました。時間はまだありますので、頑張ってください。応援しています!
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