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中編以上のネタの書き込み【架空戦記版】 その15
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ネタスレから発展した中・長編や連載のうち、ミリタリー分多め(例:史実準拠)のネタを書き込んでください。
試験的に投稿される場合はネタの書き込み板にどうぞ。
ネタ内容に関係のない雑談・議論は雑談板にお願いいたします。
投稿にあたってはマナーを守り、常識の範囲内でお願いいたします。
二次創作にあたってはルールのあるものもありますので(例:らいとすたっふルール2004等)そちらも参照ください。
※ 投稿にあたっては下記注意事項をよく読み、それに則りお願いする次第です。 デン氏作成「中編以上のネタの書き込み用 規則10条 − Ver1.02」 更新 2012年 2月28日
【新板につき暫定的に流用させていただいております。いずれ追加改訂も考慮してください。】
――このスレには注意すべき事や規則があります。以下の文をお読みになり承諾できる方のみお読み・書き込みしてください。
1.ここは中編以上のネタ用スレなので様々な話が長期に渡って飛び交う可能性があります。場合によっては個人的に好きな内容や嫌いな内容が出る事がありますので、それらを覚悟した上でお読み・書き込みをしてください。
2.ここは中編以上のネタ用スレなので「少々の議論」はともかく、「本格的過ぎる議論」や「相手の価値観を潰す議論」は絶対にしないでください。以前それが原因で話が失速や潰れたりしています。冷静かつ楽しく書き込みを行って下さい。
3.ここでの話題はネタスレで中編以上のネタスレへの移行が推奨された話題のみです。それ以外の話題についてはネタスレに書き込むようお願いいたします。
4.「不適切発言」や「暴言」、「高圧的な発言」はしないでください。
5.ネタSSを投稿する際は出来るだけ、前持って投稿宣言をして下さい。いきなりですと動揺や迷惑、SSの分断の元になる可能性がありますのでご協力をお願い致します。
6.ネタSSは原則何でもご自由ですが「生々し過ぎる・性的・残酷すぎる」SSは禁止です。それらを守れれば「自重しないSS」はOkです。後は七つ目を読み、警告を入れましょう。
7.ネタSSが人を選ぶ様な場合はSSの最初に警告で目立つ様に表示してください。
また、ウィキに搭載しても良い場合は警告の時に一緒に供述してください。またこのSSに限り何か禁止、許可したい場合なども警告に一緒に供述してください。
8.他作者の二次創作関連の話は慎重に取り扱いましょう。荒れる可能性が高く、他作者のファンの皆様の機嫌を損なう可能性があります。十分気をつけましょう。
9.産業作品や他作者の二次創作関連も含め、批評などは「きちんとした理由」なしに書き込まないようにしましょう。元々二次創作などは炎上しやすく、些細な事でここの掲示板に多大な迷惑をかける可能性が高いです。そこら辺もよく考えた上で書き込みましょう。
10.みんなで仲良く話しましょう。
次スレは>>980が立てること、できない場合はスレ作成を依頼して下さい。
※前スレ
中編以上のネタの書き込み【架空戦記版】
その14 ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1413894692/
その13 ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1413182731/
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前スレ1000
大英帝国涙目ってもんじゃねーぞ!>IRA健在
いや…まてよ。武装闘争路線を放棄し、北アイルランド独立派と高度な自治連合派として…
そしてスコットランドと同時に独立投票に――
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戦後夢幻会におけるカンボジア動乱についてはクメールルージュが国をとれない分史実よりか人的被害は抑えられるからマシになっているんだよなあ。
一番悲惨のはハイチか。あそこ赤化してどうすんの?っていう状態やし支援しても何も得る物がないからソ連もハイチ危機終了後に頭抱えるだろうな。
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>>2
独立はスコットランドでもそうだったように恐らく無理です。
しかも南のアイルランド政府との関係も悪いんで尚の事独立してやっていける見込みゼロ。
恐らく最初から高度な自治権を連合王国内で確立するための超現実主義政党になっているかと。
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史実でもアイルランドは戦時中に暴動起きていたよな、確か
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>>3
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>>5
起きているよ〜
ただまあ、史実のままだと現実通りの経緯をたどって無力化されていくだろうね。
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>>3
弾田閣下「むっハイチの赤化ゾンビか!(サイボーグ・スペツナズっぽくw)」(カリブ要塞 code:1978 よりw)
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>>2
豊和工業「武器輸出三原則がないので、引き続き海外へのAR-180輸出は続けますよ。」
……実際に豊和がAR-18をずっと生産してたら、いくらか89式小銃安くなるだろうかな?
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>>9
イギリス政府との亀裂が生じないといいけどね。
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ロールスロイスがやらかしたことは忘れてねーぞ
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殿様商売はいかんですよ!
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「お客様、ロールスロイスは故障しません」
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ならば総交換に応じてもらおうか!
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「倒産したので無理です。計画倒産ではありませんよ。」
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>>15
よろしい!
ならば破産管財人に申請し、出資比率に比した配当を!
まずはペガサスとRB211をもらおうか…!!
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IRAにも出資しようぜ!
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そんな微笑ましい事ばかりしてたせいで
植民地の企業に買収されるジャガーさん。
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一方、引退後にサヴィル・ロウで紳士服を仕立てる白洲さん。
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89式と言えば某所で89式は自衛隊で制式化されてませんよ、と堂々と言い放ってた奴がいたのを思い出した
あの人の言う自衛隊は何処の世界に存在する組織なのだろう
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何故採用されていないのに〜式って付いているんですかねぇ……
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旧軍の89式中戦車とでも勘違いしたのでは?
採用したのは戦車で自動小銃じゃないと
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わからんぞ。車高が高く砲が小さく装甲の薄いT34は戦車とは呼べないと自信満々に言い切ってるのもみた事があるし。
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>>23
もしかして現代の戦車と比較してないかそいつ……
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>>17
テロ支援国家扱いになるんで冗談でもありえない。
同じことやられても文句を言えなくなるんで。
>>9
IRAに渡っている事を知った時点で政府がテロ組織に渡らないように通達してくるから事実上輸出先が国家機関に絞られる。
まじで他国のテロ組織に武器を売るっていうのは同じことされても文句言えないってことになるんで冗談じゃない話になってしまう。
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>>18
ジャガーさんはなあ。
色々ととんでもない話があったりするんで買収されるのもやむなしっすよね(汗)
まあ、英国にはロールスロイス破綻で報復してそれ以降は手出し無用ですからね。
欧州方面における戦後夢幻会日本と同じ役割を担わされる国なんでかの国を弱らせ過ぎるとソ連の戦力シフト等の観点から日本に非常に不利益。
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>>22、その時は89式小銃の話をしてたし、元の文でも89式小銃と言ってたから勘違いではあり得ない
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>>27
だとすると自分自身で調べてみなかったのか……その人物は。
自分でもとっさに調べてから書き込む物だと思ったんだが。
それでも時折後で最新の情報を知って何間違えてんだ俺orzってなって後で訂正の書き込みしたことがあるけど。
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沖縄戦でバックナー戦死後の指揮官はガイガーからスティルウェルと史実通りになるのかな?
打通が史実以上に成功しすぎたせいでスティルウェルが大陸から離れられなさそうだし、スミスになるのかな?
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>>29
「もうやだこいつらの面倒みるの。え、異動? ヤッター」
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>>30
沖縄って後半の場合には最終的な日本軍の降伏受け入れ、民間人が脱出した北部の保護など色々と大変な仕事なんだよなあ。
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九七式(三号突)→九七式改もしくは一式(三号突G、史実四式に載せたボフォース搭載?)→五式(ヤクトパンターもどき)
戦車はこんな感じか?三式試案がどーみても四号(ラング)だったりとか
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>>32
正確には五式はヤクトティーガーとよく似た外見を持つ試製五式砲戦車ホリⅡに近いだろうね。
だから三式試案もしくは四式試案は試製五式砲戦車ホリⅠに似た設計の可能性がある。
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ちなみにホリⅠは和製エレファント、ホリⅡは和製ヤクトティーガーという様な外見だったりする。
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外見は似ていても、日本はエンジンがあれだから戦力にはならないでしょうね・・・。
自走対戦車砲としては使えるかもしれませんが。
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>>35
戦後夢幻会においては駆逐戦車としては活躍できる設計だったんだろう。
まあ元から駆逐戦車として産出されているのだから当然ともいえるが。
アメリカ製エンジンに換装された五式改は換装されていない五式以上に活躍したんだろうなあ。
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後実際に造られた場合についても防衛任務に置いて駆逐戦車として運用する分にはかなり脅威になり得た模様。
ただあくまでも現実のは砲戦車だから駆逐戦車で構わないんだよね。
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速度出ないから、他国では自走砲のカテゴリーになると思う。
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>>38
試製五式砲戦車は時速40kmだから他国で言うなら駆逐戦車だねえ。
それと駆逐戦車のヤークトティーガーも時速41km。エレファントなら時速21kmだったりする。
実際のところ重駆逐戦車としては実に平均的。
戦後夢幻会で同じ出力のエンジンを採用したのなら五式戦車は重駆逐戦車としては十分平均的な速力を備えた車両となる。
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フィリピンやシンガポール戦はどうしたんやろ?
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それと他国で自走砲というと現在の自走榴弾砲になる。
任務からすれば突撃砲や駆逐戦車というのが正しい。
そして駆逐戦車や突撃砲の最大速度は大抵40km/hが速い部類。
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>>40
ひゅうが氏とyukikaze氏との世界軸の違いにより違う。
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まあシンガポール戦に97式改なりが投入されていたら突撃砲的な運用が行われたんだろうね。
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シンガポールやフィリピンではスチュワートは確実にボコボコにされそうだな、マチルダは若干苦戦しそうだが
ビルマ戦線はひたすら機動防御に徹する九七に苦戦するイギリス陸軍とか
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>>44
ひゅうが氏の世界線ではビルマ戦線は敗走だったかな。yukikaze氏のは戦線維持だったか。
だからひゅうが氏の方では撃破されたり敗走中に失われたり破棄されたりした車両もかなり出たんじゃないかなあ。
まあそうなる前に有力な部隊から順次撤退開始していた可能性もあるんだけど。
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ひゅうが氏の世界線は史実より、yukikaze氏は史実と乖離気味なかんじだから。
ひゅうが氏の世界線だとインパール作戦が史実通りかは解らないけど何かしらあって敗走、戦線縮小し再編すべく撤退開始だろうね。
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食料とシャーマンぶち抜ける戦車とパンツァーファストあるだけで士気は違うだろうな
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>>47
九七式改/一式は前線の将兵にとっての神だろうなあ。
ジャンボが来たら絶望的になるけどジャンボは太平洋戦線には来ないだろうからね。
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ドイツがラインの守り作戦で限定的成功を収めてるから
余計にシャーマンジャンボは太平洋戦線に回せなくなってるだろうしなあ。
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ジャンボ自体生産数少ないからね、増産されない限り回されないと思う
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対バーシングのために5式戦車が用意されているけどね
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>>51
まあ実際にはパーシング以上のバケモノがアメリカ本土には配備されつつあったんだけどねえ。
なお、戦後夢幻会の朝鮮戦争ではそのバケモノ達が反撃開始に伴い朝鮮半島へ投入され当初から目的だったソ連軍戦車と殴り合い対等な勝負を実施。
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日米共に用意は怠り無い訳でな。
まあ、夢幻会としては五式を繰り出す前に戦争を終わらせる気だったのだろうけれど。
パーシングとガチで殴り合いせにゃいかん所まで戦争が長引いたらマジで日本が詰む。
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米軍は米軍で日本軍戦車部隊との戦闘経験からM45(105㎜榴弾砲搭載型)を増産に踏み切っているんだよなあ。
確実に五式キラーとなり得たはず。
まあ結果は肩を並べてソ連軍に其々の得意とする戦い方でその太平洋で鍛え上げられた猛威をふるったわけだけど。
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空母や戦艦その他諸もの超生産しながら独ソ戦車と殴り合える戦車作れるベイテーマジべいてー
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>>53
マザーマシーンが摩耗しきってもうどうしようもない状態だからね。
生産機械も摩耗しきっているけどそれを生産する機会が潰れてしまいつつあったからもう生産機械を生産できない。
そんな状態だから五式実戦投入は有り得ない、と考えていたんだろうね。
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軍事的正論を正攻法で実現出来る地球唯一の国家ですから。
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確か、川西社にあったマザーマシンってまだ摩耗してなかったような
5基あって、終戦時に4基破壊されたが、残った1基が戦後も活躍したとか
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>>55
M45重戦車が量産体制に載せられているのを戦後に知った旧日本軍の戦車関係者は真っ青になるんだよなあ(汗
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たった1基のマザーマシンで何が出来る!
マザーマシンで兵器生産していた日本マジ鬼畜。
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>>46
史実寄りではありますが、牟田口氏のあまりといえばあんまりな作戦内容に夢幻会派将校と官僚が東京へ飛んで参謀本部に直訴。
しかし南方における「転進」成功に加え、大陸打通作戦の予想を上回る大成功から、自派将軍に功績を立てさせたかった東条首相はこれを黙殺してしまいました。
さらには英軍の反撃開始時にまったく何もしなかったことから彼は完全に現地部隊に見捨てられます。
ですので各部隊は「司令部の指揮能力が特殊コマンド攻撃により失われたものと判断」し、独断で攻勢防御へと方針を転換しました。
結果、史実に於いて進撃命令を受けつつも2日ほどを空費してしまった第15師団と第33師団は、双方呼吸を合わせて攻勢を実施。あと一歩で英印軍前線は崩壊するところまでいき、それから潮が引くように撤退したのを偽装退却と疑うに至ります。
一方、司令部方面でも遊び呆けていた連中に対し一服が盛られ、作戦中止命令書にサインがされるという統帥上の禁忌をおかしてまでの形式づくりが行われ、5月には各部隊は攻勢発起地点まで退却を完了しました。
この時点で、8万超を数えた日本軍部隊は戦闘可能部隊3万程度にまで減少。しかし餓死寸前の部隊もあわせれば6万程度になるというある程度の被害極限がなされました。
もちろんこの軍事的スキャンダルは中央で大問題に発展。この事態に加えて、マリアナ攻防戦において東条首相肝いりの島嶼防衛部隊が殲滅寸前にまで追い込まれたことから、拙著においては東条内閣は倒閣されるに至りました。
>>52
「ファイティングモンスター」という名前を聞いた原中将が「名は体をあらわすにもほどがあるぞ…」と呟いたとかなんとか。
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>>58
逆にそれくらいしか無かったという事なんだよな。
それだけで最盛期の生産力を維持なんて無理すぎる。
>>55
尚、以前の議論で戦後夢幻会ではM103重戦車の生産開始が早まり朝鮮戦争に来ている可能性もあるんだよなあ。
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和製三号突撃砲がでるなら、私は大歓迎です
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M103が朝鮮戦争に来ていたら将兵からマジで救世主扱いされるでしょ。
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>>61
M103重戦車「ファイティングモンスター」120㎜ライフル砲を主砲にしたバケモノ。
これが戦後夢幻会世界だと日本陸軍の戦車部隊のせいでアメリカで開発が早まり配備開始しようとしていたんですよねえ(白目)
五式でも撃破は極めて困難だしどう戦ってもこいつの前には溶けるぞ。
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>>64
スターリン重戦車を容赦なくぶち抜く火力と正面から戦える装甲を備えた本物の化物ですからね。
朝鮮戦争ではソ連軍義勇兵部隊相手にその猛威をふるったのをみた将兵からは軍神か救世主っすよねえ。
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120mmライフル砲装備の戦車!?
おいおい、時代間違えてんじゃねえのか(汗)
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>>65
さすがに終戦時点でまだ審査中という代物ですねw
本格開発されたのはソ連がベルリンでJS-3を見せびらかしてからです。
しかし、T29重戦車というモノはありますよ!
正面装甲270ミリを誇る怪物ですし最終発展型は120ミリ砲搭載型。
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しかしWW2で恐竜的進化を遂げた各種兵器群が朝鮮戦争でガチで殴り合いをする訳だな。
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センチュリオン生き残れるかな?
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そしてわれらが警察予備隊戦車部隊は……トップアタックの直撃弾で重戦車を撃破する彼らはいつも通りどこかおかしい平常運転だった。
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>>68
ただ、史実より早まっている分朝鮮戦争への纏まった数の投入は十分可能ですな。
いや、ホント朝鮮戦争が怪獣大決戦になりそうだわ。
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>>71
戦後夢幻会版五式戦車もまたWW2で恐竜的進化を遂げた駆逐戦車の集大成に近い車両だからなあ。
扱いとしては見劣りしないだろうな。
>>70
M26パーシングと近い時期の中戦車なんでまあ十分活躍できるかと。
但しソ連軍重戦車が来たら対戦車砲や対戦車装備の歩兵と連携するか、重戦車(M26、M45、M103、五式)の支援が欲しいところ。
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IS-3vsM103の戦いが半島で見られるん?
それにしても両者ともに明らかに時代間違えたとしか思えないレベルの主砲だ…(白目)
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>>71-72
赤コーナー、独裁者の戦車最新型「JS-7」! 130ミリ「戦車砲」搭載の怪物がシベリアからやってきた!
青コーナー、戦う怪物「T-43」こと「M103」!60口径120ミリ砲の威力は絶大!自らの主砲に完全に耐え抜けるまさに怪物中の怪物!
セコンドは、大日本帝国の遺産「五式改」!アメリカ製エンジンを搭載したおかげで機動力は重戦車中随一!しかも127ミリ砲で天井をブチ破る!
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>>74
恐らく東西陣営の戦後最初期のモンスター同士の激闘が朝鮮戦争で見られると思う(汗
122㎜カノン砲(IS3)対120㎜ライフル砲(M103)という時代が違いすぎる火砲と装甲の両者が複数部隊を編成して歩兵や他の戦車と共にぶつかり合うって凄まじい光景だろうな(白目)
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>>75
世界中が重戦車の化物っぷりに頭抱えるよなあ。
特に英国がセンチュリオンではライン軍団で役立たずというのを思い知らされるんでコンカラーの開発を加速しそうですね。
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たった一年の朝鮮戦争に何が起きるw
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>>73
東西の巨獣(重戦車)同士の激突、ジェット戦闘機同士の激突、その他の最新鋭装備の実戦投入、核兵器の実戦投入と三倍ルールの確立。
空母機動部隊の破壊力、将兵の質と最新鋭機器を組み合わせた海軍の優勢(引いては西側海軍の優勢)等一挙に事が動き過ぎる(白目)
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そして亡霊たちが蘇り、べいてー様の守護霊と化したとw
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イギリスだってトータスみたいなアレな戦車開発してたな
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史実でもあんまりに重いわ、装甲のせいで解体出来ないわと放棄されたヤクトティガーがそのまま放置プレイされていたから
戦後の半島はそういった化けもんが回収出来ずに放置されてそう
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>>80
米国は自分達に最も損害を与えた者たちを自分達の指揮下において投入しましたからねえ。
この決断はかなり高く評価されていくんでしょうね。
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朝鮮戦争は次世代の戦争と言われそうなw
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>>82
半島全域で戦闘が繰り広げられましたからいたるところに破棄され破壊された兵器が転がっていそうですな(汗
そして結局朝鮮戦争開始前の38度線に境界線が復帰。史実よりか韓国の国土が微妙に狭いんですよね。鷲津半島という飛び地もありますし。
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「WW2-Extra」か「Pre-WW3」とでも表現できそうですね。
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そういった化け物を満州ならいざ知らず半島で運用出来るかな?
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>>87
運用できるか、ではなく運用しなければ負ける、と言う状態での殴り合いですね。
まあ、できるか、できないか、であれば運用はできます。
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M103であれば朝鮮戦争終結直後の半島で運用試験をしていました。
同級となれば運用はできそうですね。
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>>86
たった一年なのに教訓が余りにも多くそして重すぎると言う事で有名になるでしょうね。
WW2で産出された各種戦術が更に洗練された形で使われたりもしているでしょうし、これが戦後に与える影響は馬鹿にならないんでしょうなあ。
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センチュオンだって悪い戦車じゃないんだがな、17ポンドの貫通力は虎2とタメ張るし
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空じゃMiG-15vsF-86セイバー
地上ではIS-3vsM103
映画などになれば凄いものができそうですね
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>>87
兵站の全てをべいてー様が持ってくれるのであれば。
とはいえ50トンクラスの戦車までが限度だろうがね。
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>>91
IS-3やM103が激突する戦場では如何せん目立ちにくいよなあ。
まあそれ以外相手であれば、M45程ではないにしろ目立てるはず。
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ガダルカナルやサイパンでシャーマンが次々撃破されたせいで沖縄戦で史実より開発が進められたT29投入されたりして
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>>95
開発を進めたとしても本土に配備されている状態だろうなあ。
追加生産はM103の開発も進んでいますんで恐らくなしで。
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>>95
虎と対決してもM4だけで十分と断言した陸軍地上軍管理本部のボケをなんとかしないと配備は難しいですね。
そして投入されるのは欧州優先でしょうし…
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>>95
いや、それもやはり主戦線の欧州優先になってしまうな。
何せドイツがバルジの戦いで結構な成功を収めてしまっているから。
悲しいかな太平洋戦線がアメリカにとって従の戦いであるのは否定出来ない事実であるのだよなあ。
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>>92
海にはビックYの系譜のモンタナ、オハイオ、それに旧ビックセブンの長門。
更にビックYの系譜に連なる装甲空母しなの、米海軍の誇る装甲空母ミッドウェー級、そして米国の誇る重巡洋艦、軽巡洋艦部隊。
WW2で得られた教訓がこれでもかと盛り込まれた海軍艦艇が浮かんでいるんでしょうねえ。
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二次大戦で得られた教訓と技術を継ぎこんだ兵器や戦術のぶつかり合いですねw
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>>67
米帝は155?oライフル砲搭載したT30っていう化けもん作っていたり
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>>95
生産されたT-29は有ったとしたら全部欧州戦線送りだね。
そしてその戦訓と太平洋戦線での戦訓を取り入れてM103の完成が加速するんだろうけど。
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>>100
だからそれを舐めてかかったソ連海軍が主力艦艇諸共あっさりと抹殺されることに。
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なめプ絶対ダメ
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>>103
ソ連海軍「日本海軍ができたんだ、おれたちだって勝てる!まして日本海軍の残りカスなんかに!」
海上警備隊「ほう…」
アメリカ海軍「規模が小さくなってもかえって質が上がっているとは思わんのかなぁ?」
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>>105
アメリカ海軍にしても自分達をあれほど苦しめた連中を甘く見られるのは自分達を甘く見られているに等しいですからねえ。
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ソ連海軍も本当の外洋海軍同士の戦闘を初めて経験できたのですからなあ。
まあ、その初めてで主力艦艇軒並み海底送りでしかも粛清ラッシュだろうからその経験も引き継げないかもしれないけど。
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>>107
某伍長閣下みたいにスターリン氏も手のひらを反して海軍につらくあたりますが、それがゆえにフルシチョフ氏は「外洋艦隊(笑)」といえなくなってしまいました。
ですので、シベリア送りにはならない…と思います。
ソ連海軍にとっての山本権兵衛であるゴルシコフ提督の胃に穴があいているかもしれませんが。
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>>108
西側海軍の力はソ連海軍にとってトラウマになってもおかしくないでしょうからね。
そういう意味でもゴルシコフ提督は胃が痛い。
しかもエアランドバトル等の導入も早まるんで更に西側は海軍力も存分に生かした戦術を生み出してきますしねえ。
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>>107
寧ろ経験値がマイナスになってるレベルなんですがそれは・・・
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>>44
97の真価を知らないアメリカ陸軍は、ガタルカナルと西部ニューギニアで
高い授業料を払うことになります。
アメリカ陸軍は当初「ナチが三号突撃砲を供与した」と判断し、それほど数は
ないと考えていましたが、大陸打通作戦でのこいつらの群れによって、ようやく
その過ちを悟ることになります。
なお、アメリカ陸軍の97式評は「低視認性に優れ、待ち伏せされた時に
真価を発揮する」
当たり前と言えば当たり前ですね。
>>46
まあ私の作品はどれも火葬戦記ですからねえw
>>48
まさしく「歩兵の友」ですね。
エンジン馬力の問題で速度がやや遅かったのと、日本陸軍の自動車化の
低調さから、突撃砲として重用されるケースが多かったですし。
特に中国戦線では敵にまともな敵機甲戦力がなかったことと、砲火力が
大であった事から、各歩兵指揮官から直協火力として愛されることになります。
勿論、敵機甲戦力に対しては、本業に戻りますが。
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史実97式中戦車車体から、三号突撃砲風に改造すると
カタログスペックというか、性能はどうなるんやろな?
大きさとか装甲・砲とか
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装甲とかは何とか溶接しないと爆風に弱いままだよな
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>>112
つ三式砲戦車
まあ史実の車体だとあれが限界じゃなかろうかねえ。
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この高い三式砲戦車を低くするのか。三号突撃砲並に
最初はやはり90式野砲改造からスタートして、純正75mm長砲身砲に換装か
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前にも質問があがってたけど、97式の突撃砲化ってyukikaze氏とひゅうが氏の共通だったっけ?
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共通です。
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>>105
酒匂「やつら、もう勝ったと思っていやがる」
長門「よろしい。ならば教育してやろう。」
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97式中戦車全幅2.32m
3号突撃砲全幅2.95m
うん、足りないな
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47ミリ対戦車砲は開発されないのかな?史実でも以外とシャーマン狩っていたし
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沖縄で頑張ってください。パンツァーファウストが頑張っているでしょうけど
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パンツァーファストはいつ頃投入されているんだろ?マリアナ以降か?
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鉄拳は構造そのものが非常に簡単ですから、夢幻会の梃入れで1943年後半には実戦に投入できるのでは・・・うまくいけばw
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>>和製パンツァファウスト
火炎瓶や梱包爆薬や対戦車地雷での「肉攻」よりは、生存率も戦果も挙げられますからね
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やはりフリーガーファウストの出番は無いよね……
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47mm砲は開発自体はされるだろうけど、大戦の途中で生産中止になるんような気がする。
シャーマンを倒せるっていっても割りと近距離で側・背面をねらった場合だし。
史実とは違って、もっと手軽で効果の高いロタ砲やら鉄拳とかで対抗可能なんだからそこまで必要ではないと思う。
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鉄拳やロタは速射砲である一式に比べると射程距離が絶望的に足らんけどなw
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>>108
ケーニヒスベルク沖でなけなしの戦艦を道連れにされ
その後に対馬沖で補充したばかりの戦艦を漁礁に変えられる
……よくぞ鋼鉄の人は新型戦艦の建造に判を押した
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意地だろw
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米軍が戦後に接収して調べた47ミリ速射砲のデータがあったのでペタリ
以下、距離/垂直貫通力/30度傾斜貫通力
200ヤード/3.0インチ/2.25インチ
500ヤード/2.75インチ/2,0インチ
1000ヤード/2.0インチ/1.4インチ
1500ヤード/1.6インチ/1.2インチ
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>>127
一式でも結局は接近しないと貫通しないんだから射程距離は大した問題にはならないという
判断なんでしょうね……どうせ接近しなきゃならないなら身軽に動ける方がまだマシだろうし
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450m離れていても、垂直なら70ミリ、斜め装甲でも51ミリの装甲板が抜ける。非力では決して無いぞ
日本軍のやっていた水増しデータではなく、米軍が調べたデータでコレだもの
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>>131
ご存じないのですか?
日本の速射砲は対ソフトスキン用に榴弾も撃てるんやで?
94式37mm速射砲も榴弾撃てる
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日本陸軍で一番敵装甲車両を撃破した47㎜速射砲ディスってるのぉ
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チェコの47mm砲って1300ヤードで2.4インチ(垂直)ってWikiに
あるんだけど砲身長は一式の方が長いのに貫通力が低いのはやっぱり徹甲弾の差?
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>>131
接近しなきゃならないって、それはひょっとしてギャグで言っているのか?
対戦車速射砲は「待ち伏せ武器」で「相手が接近してきた所をズドンとやる兵器」やぞw
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たしかどっかのサイトでは日本の徹甲弾は実質徹甲榴弾で中に火薬が入ってるとか
書いてあったな
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>>135
日本陸軍のは徹甲弾(AP)ではなく徹甲榴弾(AP-HR)ですからね
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確かにそう考えると47mm速射砲も十分に使える砲ですな。
大戦後半の陸軍は待ち伏せ戦ばかりだし、あとは展性しゃの入れ知恵でキャニスター砲弾でも作ればもっと使い道が
増えるのかな?
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早い段階からAP弾とHEAT弾の開発もしとけばもっと楽になるかな
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史実でも早い段階で貫通力が外国の同クラス弾に比べて劣っていたのは認識していたようで、「特甲」と呼ばれる貫通力を高めた徹甲弾は史実でも実際に製造配備していたそうです。これで諸外国の45mmクラスの速射砲と同程度になったとウィキペディアにも書いてます
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チハの開発の時に原中将が主張したとされる長砲身57ミリを砲弾の技術をドイツから貰って開発できていたらもう少し違っていたかな?
移動が困難となったかもしれないがロタ砲と違って洞窟やトーチカの中から撃ててバックブラストでの発見も無いから使い勝手は良い筈
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無理じゃない?
日本の冶金技術ではまともなAPすら作れないから劣化版の57ミリ砲にしかならないと思う
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徹甲弾は技術だけじゃなくてレアメタル確保という頭の痛い問題があるからね……
安定したシーレーンを確保が厳しいからHEAT方面の研究に力を入れてもいいかもね。
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だからどっちにしても、47㎜砲さんには終戦まで頑張ってもらう必要がどうしてもある・・・
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>AP弾
>>143氏の指摘もさることながら、そもそも日本陸軍において
AP弾の必要性というものはあまり高くないというのも大きいですね。
「ソ連舐めているのか?」と言われるかもしれませんが、正直当時の
軽戦車の装甲考えるならば、AP弾が必要とされるケースは少なく、
それ以上に、機関銃陣地やら何やらを吹き飛ばせる榴弾系列の方が
優先度は高かったわけで。
拙設定の97式中戦車が、75ミリで砲戦車タイプなのも、ぶっちゃけ
大口径砲によって、砲弾のアイタタさを隠す意味合いも強いです。
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でもHEATなら当時なら75〜90ミリ級の弾頭直径が欲しい。
当時の軍部はドイツ情報でもモンロー効果を知らず弾頭がそのまま回転したままだとどっかで読んだ記憶がある。
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長砲身75ミリクラスなら、徹甲榴弾でも太平洋戦線のM4シャーマンなら確殺できたでしょうね
M26やM4ジャンボは厳しかったと思いますが
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朝鮮戦争では対戦車砲がまだ活躍出来てたから、警察予備隊も少々旧式になったけど米軍のM5対戦車砲(76.2ミリ)を半島に持っていったんだろうかね
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ようやく完成した欧州大戦の続き。
セヴァストポリ戦をようやく終わらせました。
沢山の人が途中でエタるのがよく解ります。・・・なんで長編なんて書こうと思ったんだろう。orz
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ネタSS「憂鬱日本欧州大戦 −ちょび髭のいないバルバロッサ③−」
「まさかこんなに上手くいくとは・・・。」
アレキサンドリアでの会議から2日後、狭い艦橋から暗闇に包まれた海原を見渡しながら、フランス海軍の機雷敷設潜水艦ル・ディアマンの艦長は呟いた。周りに艦影は無く、レーダーやソナーでも敵の存在は確認できていなかった。
「しかし、最初命令を聞いた時は耳を疑いましたよ。まさか潜水艦で黒海に進出しようとは・・・。」
艦長の呟きに副長が答えた、
そう、連合軍は潜水艦でダーダネルス海峡とボスポラス海峡を突破しようとしたのだ。それはかなり厳しい賭けであったが、連合軍はその賭けに勝利した。
「やはりソ連は潜水艦で機雷を放出していたと言う訳か。」
「我々が無事に黒海に進出できた以上、それが正解なのでしょう。。
しかし、ソ連の機雷が触発機雷のみだったのは幸運でした。ドイツみたいに磁気機雷や音響信管を実用化されていたらと思うとゾッとします。」
「ドイツの技術も馬鹿にはできないと言うことだ。例え、主砲を撃ったら爆発する戦艦を作っていたとしても。」
艦長のジョークに副長は小さく笑い声を上げた。
ドイツ海軍の酷さはこの頃には連合軍全体に広まっており、「ドイツ海軍の主力は全て海中にある。」とすら言われているほどだった、実際、ドイツ海軍は潜水艦だけは大量に保有しており、クロンシュタット・レニングラード奇襲でのビスマルクの醜態とは対照的に、地味ながらも活躍していた。
そして、ビスマルクに続いて戦艦シュレンジェンの砲身が破裂してしまったのがドイツ海軍にとって致命的だった。
開戦時から東プロイセン防衛のため、他の艦と共に対地砲撃を繰り返していたが、度重なる射撃による砲身交換によって砲身の在庫が少なくなってしまい、砲身の節約から命数ギリギリまで使い続けていた。
その為、ドイツは兵器生産のリソースを陸軍に注ぎ込んでおり、海軍向けの砲身の生産が低調だったが故に起きた悲劇だった。
「何にしても、我々は無事に黒海へと進出できた。後は出来るだけの事をやるだけだ。」
艦長の言葉に副長は力強く頷いた。
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機雷敷設潜水艦ル・ディアマンを始めとする連合軍潜水艦20隻は、黒海に進出するとすぐさま活動を始めた。ソ連海軍は対潜戦闘能力は低いらしく、連合軍の潜水艦隊は発見されることもなく順調に活動した。
まず行ったのは、セヴァストポリからコーカサス地方に避難したソ連海軍艦艇の停泊する港への機雷敷設だった。連合軍は機雷敷設潜水艦をこの作戦に3隻投入しており、ソ連海軍は知らない間に機雷で閉塞される事になった。
港が機雷で封鎖された事を知ったソ連海軍は、当初は味方の機雷が何らかの原因で偶然港に入り込んだと考えていた。。だが、ノヴォロシースクを始めとするコーカサスの主要な港に機雷が存在していたのだ。この時になって、ようやくソ連海軍はこの機雷が連合軍による攻撃だと理解した。
しかも、機雷の中には接近しただけで爆発する物もあり、その掃海にはかなりの労力と時間が必要だった。
各地の港にある機雷は連合軍の潜水艦が敷設したのだとようやく理解したソ連海軍は、対潜作戦能力のある艦艇を総動員して連合軍の潜水艦の掃討を開始した。
対潜水艦戦と言うことで、駆逐艦以下全ての艦艇を動かしたものの、触雷して損傷したり、味方の潜水艦を攻撃したり、味方と誤認して撃沈されたりと、損害ばかりが増えていた。
一方連合軍は、ソ連海軍の醜態を他所に活発に動いていた。
あるイギリスの潜水艦はクリミア半島の連合軍を砲撃していた艦隊を雷撃し、巡洋艦モロトフ他駆逐艦1隻を撃沈した。
また、あるフランス潜水艦は危険を承知でケルチ海峡に侵入し、自身の撃沈と引き換えに機雷をばら撒き海峡を封鎖し、ケルチ半島への補給を数日に渡って滞らせた。
だが、連合軍にも損害が生まれ始めた。あるイタリア潜水艦は、機関が故障し漂流していた小型貨物船と浮上中に衝突してしまい、損傷の為潜行不能になった。
しかも、運が悪い事に貨物船からの連絡で警備艇が駆けつけて来た事から、抵抗したものの警備艇の砲弾が潜水艦の艦橋に直撃し艦長以下数名が死亡、結局このイタリア潜水艦は降伏し乗員は捕虜となった。
ソ連軍は捕虜達を尋問しようとしたものの、尋問するまでも無くイタリア兵達は作戦内容を喋ってしまい、ソ連軍は連合軍の作戦を大まかにだが把握する事に成功した。
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連合軍の潜水艦が黒海で活躍する一方で、航空攻撃の準備も整いつつあった。
時間はアレキサンドリアの会議直後に戻る。会議で古賀は黒海艦隊及びセヴァストポリ要塞を航空攻撃で撃破する方針を示し、早速第3次遣欧艦隊にエーゲ海進出の命令が伝えられた。
「我々の出番が来たと言うのは嬉しいですが、思っていた以上に状況が悪いようです。潜水艦を黒海に進出させて時間を稼ぐようですが、クリミア半島の英独陸軍は黒海艦隊や各地で逆上陸したソ連陸軍によって補給が苦しく、更にはケルチ半島に上陸したソ連陸軍相手にかなり苦戦しているようです。」
第3次遣欧艦隊旗艦の重巡洋艦那智の艦橋で、第3次遣欧艦隊参謀長の大西少将はセヴァストポリを巡る攻防戦は連合国が圧倒的に不利であり、一刻も早く救援に向かうべきだと主張した。
「しかし、現在私達は北海にいるのですよ。エーゲ海に到着するのは早くても2週間後です。」
「今必要なのは艦ではなく飛行機だ。そうだな参謀長?」
「はい。」
作戦参謀の言葉に、第3次遣欧艦隊司令山本五十六大将は艦上機のみをトルコに送ろうと言い、大西も同意した。艦艇ならば2週間はかかる距離も、航空機ならば精々2日ほどで着く事が出来る。
「トルコへの輸送に時間はかかりますが、アレキサンドリアには魚雷や爆弾が残っています。それに、バルカン半島の陸軍航空隊の爆弾も融通できるかもしれません。」
兵站参謀は、アレキサンドリアには第2次遣欧艦隊向けに集積していた物資が残されており、ブルガリアでソ連軍と戦っている日本陸軍の航空爆弾も融通できる可能性を指摘し、山本たちの案に賛成した。
なお、ブルガリア戦で主力を成すイタリア軍は士気練度装備共に酷く、少数の日英独軍の支援を受けつつ何とか北上していた。
一方で、ルーマニアから南下したドイツ軍はソ連軍を次々と撃破し、9月上旬になるとソ連軍が支配しているのは僅かにヴァルナ程度となっていた。
兵站参謀の言葉に山本は頷き、すぐさまエーゲ海へ航空隊を派遣できるよう具体案を練り始めた。
また、遣欧軍司令部へ連絡を取り中継の空港や燃料等の手配、トルコでの航空隊の受け入れ態勢の構築などを協議した。
英仏独も第3次遣欧艦隊に助力を惜しまず、派遣計画は何と2日で出来上がった。元々古賀や杉山たちが保険として根回しをしていた事もあったし、山本たちもいざという時の備えとして黒海への進出計画を秘密裏に策定していたが故の、驚異的な速度での計画作成だった。
後に、作戦案を2日で練り上げ3日目には実行に移し、しかも成功させた事から山本は”作戦の神様”と呼ばれるようになるのだが、それを知った辻は複雑な心境になったと言う。
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連合軍潜水艦隊進出から3日目、ケルチ半島沖約5kmに1隻の潜水艦が浮上した。潜望鏡と電探で周囲を見渡し敵影が無い事を確認してから浮上した潜水艦は、甲板上を水兵達が慌しく駆け回っていた。
クリミア半島の連合軍を砲撃していた黒海艦隊は、モロトフ等を撃沈されたため根拠地に引き上げていた。
「防水装備解除完了しました。」
「主砲発射準備よし!」
浮上してからおよそ3分経ち、不釣合いな巨砲を持つフランス潜水艦スルクフは主砲発射準備を終えた。
「よろしい。」
スルクフ艦長は主砲発射準備が整った事に頷き、砲撃開始を指示した。既に主砲は事前に伝えられた座標に指向していた。
そして、スルクフの誇る50口径20.3cm砲が初の実戦で吼えた。
「次弾装填!もたもたするな!」
すぐさま主砲へ次弾が装填され発射準備が整ったが発射するにはまだ時間がかかった。3000トン程度の小さな艦体では、発射後の動揺が激しく安定するまで時間がかかるためであった。
暫くして動揺が収まると再び主砲が吼えた。夜の闇の中で、陸地に着弾音と煙が上がっているのがかすかに見て取れた。作戦は順調に推移している。艦長がそう考えていた時、艦橋要員が声を荒げて報告してきた。
「ちゅ、注水音確認!近くに潜水艦がいます!」
「何っ!」
艦長は慌ててソナー要員に質した。すぐさま、北方4kmから注水音が聞こえたと報告があった。だが、報告はそれだけではなかった。
「それ以外にも多数の推進音!複数の潜水艦がいる模様です!」
「レーダーに2時の方向に反応!数およそ10、速力約40ノット!」
この時、ソ連海軍に待ち伏せされていたとスルクフ艦長は気付いた。電探に反応しないようにケルチ半島に隠れていた事といい、海底に潜水艦が潜んでいた事といい、余りにも出来すぎていたからだった。
スルクフ艦長の推測どおり、ソ連海軍はイタリア人捕虜から得た情報を元にスルクフを待ち伏せしていた。この20.3cm砲を搭載するスルクフさえ叩けばクリミアのソ連軍を脅かす存在は英独陸軍のみとなる。
連合軍の潜水艦がいくら優秀だとしても、黒海にあるソ連海軍の艦艇は大小合わせて実に数百、潜水艦だけに限っても100隻以上も存在するのだ。
今回の待ち伏せに限って見ても、潜水艦(艇)や魚雷艇等を合計30隻以上も投入していた。質がいくら良かろうが、量で磨り潰せるとソ連海軍上層部は判断していた。
そして、それは現実になりつつあった。
「砲撃中止!最大戦速、潜行用意!この海域を離脱する!!」
「右舷に雷跡2!」
左舷に回頭していたスルクフに魚雷が襲い掛かったが、すんでの所で回避に成功した。
「後方の敵は魚雷艇の模様!距離約5000!」
「まだ潜行できないのか!?」
「後3分は必要です!」
刻々と状況が悪化していく中、艦長は中々潜行準備が出来ないことに声を荒げた。スルクフは20.3cm砲を搭載している関係から、防水装備は巨大かつ複雑で、潜水するにはかなりの時間が必要だった。そして、その時間がスルクフの命運を決定した。
「右舷及び後方から雷跡それぞれ4!避け切れません!!」
そしてこの日、フランスは1隻の大型潜水艦を失う事になった。
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最終的に、連合軍は黒海へ合計35隻にも及ぶ潜水艦を進出させたが、その約4割が未帰還となる大損害を受ける事となった。とにかく黒海は狭く隠れられるところが少ない上に、黒海艦隊は小型艦艇も含め数だけはあるので、同士討ちで多数の損害を出しながらも、連合軍の潜水艦に打撃を与えていたのだ。
だからと言って、潜水艦部隊が役に立たなかったわけではない。
ケルチ半島のソ連軍への補給や補充を2〜3日不可能にしたため、劣勢だった連合軍は体勢を建て直すことに成功していた。
また黒海艦隊の動きがそれまでと比べて、非常に鈍くなったためにクリミアへの補給が少しばかり改善し、砲撃も止んだ事から連合軍は息を吹き返しつつあった。
そして、第3次遣欧艦隊の母艦航空隊がトルコへ到着し、連合軍とソ連軍の戦力バランスは連合軍有利に傾いた。
ただし、装備類は未だアレクサンドリアから運ばれている途中だった。大西はそれを見越した上で、航空隊全てにロケット弾を搭載して送り出していた。
このロケット弾は、中部地中海海戦の戦訓から開発されたものだった。同海戦で赤城は、のべ120機に及ぶ航空攻撃が行われたが、10機の艦攻は半数が、110機の艦爆・艦戦はその3割が撃墜か修復不能で廃棄されていた。その為、ロケット弾で遠距離から対空砲を潰し被害を減らそうとしていた。
また、上空援護機がない状態でこれほどの被害を受けた事に海軍上層部は衝撃を受けていた。その為、新型機の配備は急ピッチで行われ、第3次遣欧艦隊はその全てを新型機にできていた。
「奴らまだ湾内にいるぞ!」
ノヴォロシースク上空で祥鳳航空隊の烈風搭乗員は、のろのろと動いている黒海艦隊を見て歓声を上げた。湾がいに出ていれば、索敵からやり直しになる。狭い黒海なのですぐ見つかるだろうが、その時間で敵の航空隊がやってきては厄介だった。
「敵の戦闘機はまだ上がってきていない。やるなら今だ!」
そして、烈風と流星は機体に抱えたロケット弾を雨霰とソ連の艦艇へと撃ち込んだ。
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「もっと対空攻撃を激しくしろ!敵機を全然撃墜できていないじゃないか!」
戦艦パリジスカヤ・コンムナの艦橋では政治将校(委員)が喚いていた。この男は親の七光りで政治将校となっていたが、軍事知識は殆ど持ち合わせていなかった。男は兵站や腐敗の摘発などには熱心で、将兵からは一定の支持を受けていたため、無能であるとは言えなかった。最も、時々こうして戦闘に口出しするのが玉に傷ではあったが。
政治将校の言葉に従い、艦長は対空射撃を密にするよう指示を出したが、それでどうにかできるわけでもなかった。パリジスカヤ・コンムナは1914年に竣工し、クールベ級戦艦と同世代の戦艦ではあるため、その防空能力は低かった。日本の金剛型戦艦が魔改造されて対空火器が所狭しと並べたのと比べると余りにその火線は頼りなかった。
「駆逐艦タシュケント大破!」
「巡洋艦ヴィロシーロフ被弾多数、炎上しています!」
烈風や流星が発射したロケット弾が次々と黒海艦隊の艦艇に降り注ぐが、駆逐艦以下の艦艇は兎も角、巡洋艦以上の大型艦にはそれほど被害は出なかった。しかし、対空火器は次々と破壊され、艦隊は一方的に嬲られる事になった。
「助かった・・・のか?
「今の内に修理を進めろ!それと被害はどうなっている?」
そうする内に、ロケット弾が無くなったのか航空隊は引き返して行った。すぐさま応急修理と被害状況の確認を行ったが、駆逐艦以下はかなりの被害を受けていた。一方で戦艦と巡洋艦も損害を受けていた。
パリジスカヤ・コンムナは主要区画や主砲こそ無事だったものの、対空火器の殆どを失い後部マストは激しく破壊された。前部マストも艦橋基部にロケット弾が命中し多数の死傷者を出していた。
巡洋艦ヴィロシーロフは今だ火災が収まらなかったが、弾薬庫への誘爆などは避けられていた。
「これでは次の空襲に耐えられない。」
パリジスカヤ・コンムナの艦橋には悲観的な空気が漂っていた。今回は幸運にもロケット弾のみによる攻撃だったが、それによって最早抵抗する手段を無くしてしまったのだ。
「味方の航空隊が到着しました。」
「何と遅い・・・。だが、2次攻撃は何とか凌げそうだ。」
味方の戦闘機隊が到着した事と、応急修理も順調に進んでいたこともあって、何とか次の攻撃を凌げそうだと希望が生まれた。
そうして、何とか防衛体制を整えたノヴォロシースクの艦隊だったが、その日に再び日本軍による空襲はとうとう無かった。
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第2次攻撃が無かったことに安堵していた黒海艦隊だったが、再攻撃を諦めたわけではなかった。だが、手持ちのロケット弾を全て使ってしまったために再攻撃をしたくても出来なかったのだ。
しかし、翌日になりバルカン半島から鉄道を使って陸軍から融通された爆弾が届いた事から、航空隊は再出撃した。
今回の空襲では、流石に150機もの戦闘機がいたものの、60機ほどの烈風にあっさりと撃退されてしまっていた。
「何だ、噂に聞いたキチガイ染みた大軍じゃないのかよ!」
ある烈風の搭乗員はそう言って、噂も当てにならないと愚痴を言った。
第8艦隊の母艦航空隊が雲霞の如き数のソ連空軍に(連日の出撃による疲労で)潰滅させられたのは、帝国海軍では有名な話だった。(その代わりキルレシオは6倍以上だったが)
当事のフィンランドにソ連軍は約10000機もの航空機を投入しており、対して連合軍は2000機しか投入できなかった為、数の上で圧倒されていた。
そして、当事の英仏の航空機が酷かった事もあり、母艦航空隊は場合によっては10倍のソ連軍機を相手にする事もあり、それと戦い続けてきた赤城と天城の搭乗員は今や伝説となっていた。
だが、1942年後半になるとソ連軍と連合軍の航空兵力比は1:3までに縮まっており、この搭乗員が期待するような雲霞のごときソ連空軍は最早過去の物となっていた。
「昨日はロケット弾だけだったが、今回は陸用とは言え爆弾もあるからな。今度こそ戦艦を撃沈してやる!」
帝国陸海軍では共通の機体を使用している事から、搭載する爆弾も同一規格を採用していた。
徹甲爆弾ではなかったものの、800kg爆弾が少数あった事から戦艦にも打撃を与えられる可能性はあった。そうで無くても、艦上構造物を破壊できるだろうから、撃沈は無理でも無力化は不可能ではなかった。
「今更逃げようとしても遅い!」
8機の流星は800kg爆弾をそれぞれ2発ずつ合計16発、のろのろと動き出しているパリジスカヤ・コンムナ目掛けて投下した。
それは、逃げ場所が無くノヴォロシースクに留まる他無かった哀れな戦艦に6発が命中し、大爆発を引き起こした。戦艦とは言えユトランド以前の代物だったが故に、水平防御が低い事が災いし、陸用爆弾で撃沈されてしまったのだ。
結局、この日に行われた日本海軍による空襲で黒海艦隊は主力艦の殆ど喪失し、その勢力を大きく現ずる事になる。
そして、10月に入ると100式地中貫通爆弾を搭載した連山がセヴァストポリ要塞を空襲し、同要塞を破壊した。要塞に据付が完了していた30.5cm砲も一度も砲撃することなく破壊され、英独陸軍はセヴァストポリの残敵を掃討し、クリミア半島は完全に連合国の手に落ちる事になった。
また10月下旬には、ボスポラス海峡までの掃海が完了し、艦船が黒海へ進出することが可能となった。この時までに、母艦航空隊は各地のソ連湾岸施設を破壊して回り、生き残っていた小型艦艇の維持すらソ連海軍は不可能になりつつあった。
進出してきた連合国艦隊に黒海艦隊は主に魚雷艇や潜水艦などで挑んだが、殆どが抵抗空しく撃沈される事になる。
黒海の制海権が連合国の物となると、続々と輸送船が大量の物資を運び込んできた事で、ウクライナの連合軍は息を吹き返し始めた。
この頃になるとアメリカからも多数の物資が届き始め、特にトラックやジープは兵站に問題を抱える欧州連合軍に喜ばれた。
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そして、強力な支援を受けて連合軍は勝利を重ねていた。10月にはミンスクを陥落させ、キエフでは未だソ連軍が抵抗を続けていたが、陥落も時間の問題だった。
また、レニングラードでは独仏波軍が主力となり、粘り強く戦うソ連軍相手に梃子摺っていた。そこでレニングラードを包囲し持久戦へと移っていたが、補給が途絶しても尚抵抗を続けていた。
そんな中、ロシア帝国亡命政府及び亡命政府軍が10月にロンドンで発足し、ソ連に向けて調略放送を開始していた。
ソ連政府は調略放送を聞く事を厳禁とし、ラジオの取締りや航空機や諜報員等が配布したビラの回収などを進めていたが、人の口に戸は立てられなかった。その上に、対ソ調略組織オリガは正教教会や白軍残党を通じて、ロマノフ王朝の復活を盛んに宣伝していた。
無論、これには秘密警察や軍からの激しい弾圧が加えられたが、日に日に苦しくなる生活や悪化する戦況から、彼らの言葉に耳を傾ける者は増えていた。
そして、レニングラードでも動揺する市民が目立ち始めていた。軍や秘密警察は必死にそれを抑え込もうとしたが、厳しい食糧事情や燃料の不足から餓死者や凍死者が出始めている中では、それも難しくなりつつあった。
そんな中、オリガは教会や協力者を通じて食料や燃料を配布していた為、王党派は密かに増え続けていた。
11月が終わる頃には、増え続ける王党派に対して疑心暗鬼になった当局が激しい弾圧が行うようになり、無関係の市民までもが巻き添えになる事があった。
それを知った連合軍は、王党派や巻き添えになった市民を積極的に迎え入れ、その他の市民に対しても投降を呼びかけていた。
このように、レニングラードのみならず戦況は連合国有利に働いていた。このまま行けば来年にはモスクワに辿り着けるかもしれない。誰もがそう思いながらも、間近に迫った歴史上最大最強の将軍へと備えていた。
特にフランス将兵達は過去の経緯から、厳しい冬に慣れたフィンランド人ですら呆れるほどの厳重な冬季戦装備を持ち込んでおり、その恐れ様は各国の笑いの種になっていたが、同時にフランス人達の準備が杞憂で終わらない可能性を考える者も少なくなかった。史実から冬将軍の凄まじい威力を知る帝国陸軍は、遣欧軍へフランス並の冬季戦装備を送り込んでおり、英独陸軍も遅まきながらも冬季戦装備の拡充に着手し始めていた。
そして、とうとう連合軍はロシア最強の敵、冬将軍を迎え撃つ事になる。
おわり
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次回、連合軍VS冬将軍。誰が国旗を燃やすのか楽しみにしていてね!
何でセヴァストポリ攻略戦に3話もかけたんだろう?当初は2話で終わらせて、仏伊軍大活躍!(※)にする予定だったのに。
イタリア空軍がパスタで爆撃したりワインで爆撃したり、フランス陸軍が100kmくらい後方に快進撃をしたりとか書く予定だったけど、流石に自重しました。
次回こそ、皆さんお待ちかねのアメリカ軍を書けるはず。インドで欧州で大活躍するアメリカ軍をご期待ください!
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>>159
ここまで地雷臭しかしない友軍は過去にあっただろうか
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乙、イタリアェ・・・・
冬将軍にはたとえ防寒できても機銃や戦車が凍ってしまうから
基本冬ごもり状態だろうな
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乙です
冬将軍の指揮下で頼りになりそうなのはフランス軍なフラグが立ちつつある……
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乙
正しく敵なら安心、味方なら不安な同盟国ですな
この後また何かやらかしそうと思ってしまうあたりがまたなんとも...
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乙です。
しかしこれほど「うわぁ…」な同盟国は珍しいw
そしていよいよ連合国軍最大の敵の登場ですね。
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乙です。これからも頑張ってくだちぃ
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ソ連の物量戦も大分鳴りを潜めたか・・・でもその分エースクラスが育って
落としづらくなってそうだな。
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冬将軍「我らこそ!!」
泥将軍「ロシアが誇る!!」
焦土戦術「無敵の三将軍!!」
冬泥焦「「「ここに推参!!」」」
連合軍「「「「「「「出てこないでェェェェ!?」」」」」」」
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>>167
モンゴル帝国「ロシアを攻める時は「南から」!これ、鉄則ね!」
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>>167
自軍も巻き込む迷将なのですがそれは
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>>169
筆髭「その通りだが、何か問題があるのか?」
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>>167
ウクライナ、ベラルーシ、南カフカス、中央アジア方面、シベリア方面これらから一挙に動き出すと柔らかい。
>>169>>170
そうなる前にウクライナ・ベラルーシ確保できているから大丈夫。
後は南カフカス制圧してバクー油田抑えるかねえ。冬将軍関係ないんで。
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ロシアの交通網は基本的に河川中心ですからね。
黒海やカスピ海から一気に北上してモスクワを突くというルートが一番効率がいいのです。
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>>168
東から、じゃね?
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>>173
東からでもありますが、カザフ・ステップを駆け抜けた後のモンゴル帝国軍はカスピ海の「南側」からコーカサスを抜けて黒海沿岸に達し一気にヨーロッパ・ロシアを突きました。
黒海へ流れ込むボルガ川やドン川を利用して北上するルートですね。
そしてそこがロシア最大の弱点――というお話でした。
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そいや、連中もモンゴルっつー酷寒の大地で住んでたから冬将軍の影響受けなかったのかな?
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冬将軍があってもドン川やボルガ川は全面的に凍らなかったんですよ。
つまり冬季においても占領地である沃野から収穫された食料を持ってくることができたわけで。
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>>175
違うよ。
突破した地域が肥沃で冬将軍の影響を受けにくい地域なんです。
河川交通路も凍結しない地域でもありましたし。
ですんで、南カフカスを掌握しカスピ海の南側にでれば突破は容易なんです。
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>>177
補足ありがとうございます。
対して、バルバロッサで突破をかけた正面は、見かけこそまったいらな平原ですが、皮肉にも黒海方面へ向かう河川がいくつも連なり堀のように作用し、その間の低地はまさに泥濘。
おまけにモスクワに近づくに従って平均気温が低下し、逆に交通の中心地へ近づくために戦力の集中も容易になるという死の罠状態です。
ドイツ参謀本部が最後まで河川の戦略的価値を無視したことと、攻勢正面を南にとっても戦略目標をバクーなんぞに向けた(これはちょび髭のせいでもありますが)時点で、すでに戦略的敗北は決定されていたといってもいいのです。
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そしてモンゴル軍の進路はその逆方向から使う場合であっても非常に攻めやすいんですよね。
最も柔らかい部分を食い破るという考え方によればモンゴル軍の教えに従って侵攻すべきでしょう。
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>>178
モンゴル軍ルートはまもりにくいんですよねえ。
特に別方面に敵軍主力がいてそちらにも拘束されている場合には守るべき場所が広すぎて防衛戦が非常の広く浅くなるんで。
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モンゴル軍の場合、当時の最高クラスの装備と機動力があったから戦線が広くなっても
対応できた、とゆうのもあります。(あとは宗教を巧みに利用したのもありますが。)
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欧州ロシア侵攻作戦の場合には軍事的に南回りルートを本命に動けば容易に突破ができるのも事実。
ついでにバクー油田もソ連から切り離せるんで一石二鳥ですしね。
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乙です。
ついに来たロシア最大最強の将軍である冬将軍の登場w
連合軍は無理に攻勢に出ず守りに徹して冬将軍が去るのを待つのが一番でしょうね。
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>>183
南ルートなら冬季でも侵攻できる。
しかも河川ルートも使えるんでかなり攻撃側が有利なルート。
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感想ありがとうございます。
>地雷臭しかしない友軍
世界最大の生産力と動員力、熱帯から寒帯まで国内だけで幅広い訓練が出来る国土、そして高い学習能力。
最も頼りになる友軍だと思うんですけどねぇ。
なお、当面は戦車はM2とM3、戦闘機はP40とF4Fで戦う模様。P39やF2Aもいるよ!
欧州方面ではトルコやウクライナからコーカサスを目指す予定。米軍によるバクー攻略戦&スターリングラード攻防戦をお楽しみに。
>冬将軍
連合国は軒並みフィンランドでの戦闘経験があるから、防寒装備は充実しています。
問題は燃料や防寒装備で輸送量が増えるので、焦土作戦の中でどれほど耐えられるかが問題です。
>ソ連を南から攻める
トルコが連合国ですし、黒海の制海権をほぼ握っているので、コーカサスへの侵攻は史実ドイツと比べれば楽でしょう。
河川交通を把握するためにはキエフとスターリングラードの攻略が必須ですが。
また、アメリカもトルコとウクライナ方面に派兵する予定です。
>ソ連を東から攻める
日本にそんな戦力ありません。><
一応200万以上動員していますが、これ以上動員すると生産力&工作精度が低下する恐れががが。
史実より工業力がアップしているので、余り前線に人手を送れないんです。
アメリカからの支援が来れば話は別ですが、インドと中国にお熱なので。
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>>185
クリミア半島が陥落した以上はキエフは早期に陥落しますね。
防衛ラインを構築しようにも凍結し難い河川ルートであっさりと都市内部に侵入出来てしまうんですよ。
それをふさいできたのがクリミア半島なんで、そこが陥落した以上は中部ウクライナの主要都市は全て陥落したも同然。
橋を破壊する暇もありません。
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ソ連のことだから冬場に口減らし感満載の突撃させてきそうで・・・・・
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因みにソ連の捕虜になったイタリア軍人ですが
「共産主義の偉大さ、素晴らしさ」
に目覚めてイタリア人民赤衛軍みたいな感じの親ソ連義勇兵組織を作らされたり、
親ソ連なイタリア人共産主義者を集めて
「イタリア人民共和国」
とか作ったりする可能性はあったりするのでしょうか?
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>>187
無意味だし恐れる必要性は全くない。
冬将軍は歩兵だろうが関係なく襲いかかってくるから。しかも河川の防衛ラインとしての加護は連合軍側にある。
河川を利用した拠点制圧と防衛ライン構築が同時並行でできる環境にクリミア攻略で移行。
それともう残された戦力を大切にしないとまともに戦える戦力すらなくなる。
戦力再編しようにも編制された部隊は南ルートでカスピ海に展開開始した連合軍への対策で逐次とられていくだろうしねえ。
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>>188
はっきり言おう。無い。
イタリア人部隊と言うのはできるかもしれないが隣接もしていない国に対してそんなの作る程ソ連は楽天的じゃないよ。
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史実でもスペイン共和国政府残党がきたけれどスペイン人部隊の様な物はあってもそれ以上では無かった。
精々義勇兵扱いなのよ。
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乙でした。
ロシア帝国と白軍の復活となれば日本の白系ロシア人を中核としてカムチャッカや
北海道などに移住したコサック兵の末裔たちも日本装備で参戦しそうですね。
寄せ集めでは数と練度が足りないだろうから宮様の最後の花道として日本から
近衛師団が派遣されロシア帝国亡命軍指揮下で戦ったりするのでしょうかw
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>>192
近衛師団を他国指揮下で動かすのは流石に無理があり過ぎるよ。
近衛師団の意味を考えた当然問題だらけ。
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というか他国軍の指揮下に入れて自国軍を送り出すという事が選択肢にならないかな。
連合軍最高司令部なりの指揮下に組み込まれてっていうことはあってもそれ以外の場合には無い。
とり様によっては自国民が他国に良いように使いつぶされるってことになるんだぜ、
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半分以上冗談ではありましたがやっぱり無理ですか。実質ロシア帝国亡命政府って
白系日本人が中心だろうし女帝夫君が日本の皇族なら政府も司令部も日本人が多い
だろうからドイツ軍指揮下の自由ポーランド軍みたいにいけるかなとち妄想して
しまいました
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>>194
近衛師団はあくまで、選抜された農家の次男坊・3男坊。
その為に下手な名目家族・親族達の反発を食らうかと。
宮様トップで大日本帝国領ロシア公国建国の為に、
近衛師団を使うなら納得もするでしょう。
ですが白人女がトップで白人女とその部下達の為に、帝露復活させるので近衛師団使います。
では納得しないでしょう。
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乙です
今回のことで黒海での制海権は握れましたね。
地中海もこれで安心できる地域になりそうです。
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>>195
無理と言うか不可能なレベルの反発食らうぞ。最悪自分の席が無くなる覚悟が必要。
近衛師団は皇族守護として選抜された精鋭だからその家族も誇りを持っている。
それが白人女とその部下の白人の為のロシア帝国復活に命を使われる何て誰が受け入れるかな?
最低ラインは日本人が司令部を固め、宮様をトップにロシア人達が指揮下に組み込まれた上で大日本帝国の
帝国内自治領としてのロシア公国なりロシア人自治領を確保するために使うと言ったところでしょう。
勿論、ロシア人達が受け入れるのが難しくなりますんで机上の空論ですが。
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>>河川の防衛ラインとしての加護
何気に地雷だぞ、これ
史実でドイツ軍がことごとく失敗してる
連中、河川の流れを知り尽くしてるから、むしろ利用して来る
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ま、日本という国と日本国民にとっての利と理がないと戦争なんて大散財はやる意味がありません。
せめて、シベリアや沿海州を日本に割譲とかを参戦条件として提示される位のことがないとねぇ。
でもそんなことしたら東ロシア帝国は成立できませんや。
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>>199
ドイツ軍が河川の使い方を完全に間違えていたのが大きいのよ、アレ。
まあ実際には河川を防衛線と言うよりもその前面に防衛戦を張り河川は河川砲艦や河川砲艇を展開させ火力支援、
更には河川用輸送船を使った兵力移動用に使う感じが正しい運用法。
河川の周囲は周辺より高くなっているから河川の前面に堅牢な防衛陣地を構築できるし、後方の河川はこちらの輸送路であり火力支援基地。
更にその後方の高地にも火砲陣地が連なればかなり優位に戦える。
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それとウクライナの河川は河口部を完全掌握したも同然なんでこちら側が戦力を送り込めば河川航路を掌握できるんですよね。
隠れられる場所は都市を制圧してしまえばほぼ無いですし。
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>>201
史実スターリングラードで似たようなことをやられたのがドイツ軍なんですよね。
巷では映画でも知られていますが、あのように川を補給路として活用できる軍はけっこう強いのです。
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201-202、成る程、勉強になる…… ありがとうございました。
ちと河川砲艦で良さげなのが無いか調べてみようかな
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ロシアで使うのでしたら、旧海軍が長江や黄河で使用していた伏見型や熱海型などの性能良好な艦艇もありますね。
特に前者は沿岸部でのある程度の航行能力も有しているためにお買い得です。
魚雷艇のような高速機動舟艇も大いに活躍できるでしょう。
またかの川はいってみれば「瀬戸内海や浦賀水道が内陸にある」ようなものですので、5千〜1万トン級までの艦艇は楽に1000キロは遡上できます。
一応ご参考までに。
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おお、河川砲艦大活躍ですか
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モーター艦がパブパイプと共に河を遡上する
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>>204
列強は長江流域等で河川砲艦を多数運用していたからね。
これらの再設計し重武装化した物を持ち込める。
それ以外にも意外と各国で河川砲艦は植民地で運用していたから建造ノウハウも運用ノウハウもある。
ドイツやイタリアにはないんだけどね(汗)
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>>207
種類によってはモニター艦も遡上できるな。
カスピ海にバクーを占領後に部品を運び込み建造してアストラハン等を河川を使って侵攻し制圧することも可能。
スターリングラードも河川を使った攻撃には耐えきれないから確実に早期陥落やで。
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モニター艦か、イギリスが保有していたから使えそう…でもあれバルト海運用も目的だったような
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>>207 >>209
英国海軍がアップを始めたようです
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>>211
ハイランダーどもめ!!
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英国面待機
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>>211
今回ばかりはモニター艦がマジで役に立つんで持ってきてください。
輸送船団の護衛任務から防衛陣地への後方からの火力支援役にとなんでもござれなんで。
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架空戦記にモニター艦が河を遡ったネタなかった?
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USS Monitor(誰かがボクを呼んでいる、ような気がする)
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>>215
そういえばあったなあ。
確かモスクワに殴りこみやってたよね。
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野菜市場作戦で包囲された空挺部隊救援するためにカチコミかけるのはあったな
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大西洋をはるばる越えてパナマくんだりまで逝ったドイツ海軍のモニター艦の事は覚えているが……
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>>219
メッテルニヒ&ターレラン「「私たち、頑張ったよね?」」
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>>215 >>217
憂鬱欧州大戦の元ネタの作品と同じ作者さんのやつだね
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よしここで憂鬱版南溟死闘録を…
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ロード・クライヴ級なぞ持ち出そうものなら
ttp://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/7/70/GeneralWolfeStarboardQuarter.JPG
英国海軍「(ドヤァ)」
各国海軍「( ゚д゚)ポカーン」
なんて光景が…
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>>223
確かに18インチ砲だけどさ(汗
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段違いの火力がやってくるwww
30.5センチと45.7センチ搭載のモニター艦ってなんだよwww
というかこのサイズで46センチなんてぶっ放したらひっくり返りそうなものなんだけど意外と何とかなっちゃうものなのね
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と思ったけど常備排水量6000tもあるのね
ただ喫水3Mもないし30.5センチでもすごい揺れそう
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どーも1927年解体完了だそうですので…
主砲砲身をとっといたことにしたら(汗
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15インチ砲二門を積んだエレバス級はww2時代まだ現役だったはず・・・
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英語版を軽く調べてみたらどうもモニターのロード・クライブ級は1927年までに全艦解体完了。
しかし主砲の18インチ砲はその後も各種試験に供されて1947年まで使用されていたようです。
最低限に見積もって3門の在庫がありますね。
ただ…この主砲、40口径な上に「あの」ネルソン級用16インチ砲のテストに供されていたらしいんです。
まさか――
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諦めてなかったのか・・・(汗
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流石英国というかなんというか…
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エレバス級は使えますね!
史実でも艦隊行動してますし。
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>>230-231
N3級やG3級用の主砲テストに使っていたんでしょうねぇ。
というか実現していたらN3級の主砲は高初速のネルソン級のアレもどきに?!
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それにしても、同志ウドンスキーはパスタと蛙食いに何か怨みでもあるのかと言うくらいの不憫さが感じるんだけどw
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>>234
そこに愛を感じてしまう。(ビクンビクン
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北アフリカのフランス外人部隊は、そろそろ対ソ連戦に投入されるのかな?
基本軽歩兵部隊だから正面から殴りあえないだろうけど
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これより、某NHK(日本放送機構)ネタを投下いたします。
なお、本編は実在の人物・団体とは一切関係ありません。
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※ この掌編はフィクションです。実在の人物・団体などとは一切関係ありません!
戦後夢幻会ネタ―――閑話「その時歴史が動いた〜日本放送機構のある番組から〜」
昭和20年4月14日午前9時、宮中を二人の男が歩いていました。
一人は、宮内省侍従 徳川義寛。のちの、宮内庁侍従長となる人物です。
そしてもう一人は、帝国海軍大佐 阿部俊雄。のちの、国防軍統合幕僚長です。
彼らは、明治宮殿(旧殿)の松の廊下を曲がると、彼らの上司が待つある場所へとたどりつきます。
そこには、二人の人物が彼らを待ち構えていました。
鈴木貫太郎内閣総理大臣。
そして――昭和天皇。
彼らは深々と一礼すると、持参した資料と用意された地図をもとに、現状について話し始めました。
ちょうどその時――広島県呉市江田島。
緊急に集合をかけられた呉市民は、集められた先の海岸線である光景を見て仰天しました。
普段は厳重に立ち入りが制限されていた軍港地帯のその先には、慣れ親しんだ「海軍さん」が集結しその中心には彼らがまったく見たこともない巨大な軍艦が浮かんでいたのです。
戦艦「大和」。
全長263メートル、満載排水量7万2000トン。
人類史上最大の水上戦闘艦です。
主砲の46センチ砲は1.3トンに達する巨大な砲弾を放ち、そしてその身にはこの巨砲に耐えられるだけの装甲をまとっています。
戦闘力はそれまでの戦艦5隻分に匹敵したともいわれ、実際に南太平洋で数々の武勲をあげていました。
その周囲には、国民が慣れ親しんだ「長門」「陸奥」。
航空母艦「瑞鶴」、そして大小の巡洋艦、無数の駆逐艦がこれを取り巻いていました。
と、ボー!という汽笛が鳴り響きました。
艦内からはまばゆい白い軍服に身を包んだ水兵や士官たちが甲板に上がり、そして、市民に向けて敬礼を送ります。
人々は、悟りました。
連合艦隊は、永遠の別れを告げているのだと。
戦艦大和が宜野湾沖へ突入するまで、あと33時間のことでした。
「皆様今晩は。松平でございます。本日の『その時歴史が動いた』は、日本史の大きな転換点となったあの大戦を振り返り、『提督たちの決断――太平洋戦争』を前後編としてお送りいたします。
ゲストとして、元総理であり沖縄沖海戦の参加者である、中曽根元総理においでいただきました。
よろしくお願いします。」
「お願いします。私はあとでわかるように実際の戦闘には参加できなかったのですが、あの作戦の一端を垣間見た一人として本日はお邪魔させてもらいました。」
「中曽根さんは、今回取り上げる人々についての手記をまとめて本も書いていらっしゃいますね。」
「はい。戦後もあの人とは長い付き合いになりましたから記憶をまとめていましたら、史家の人たちがそれを裏付ける資料を見つけてくれまして。
おかげで記憶だけで恥をかかずにすみましたし、予想以上に多くの人に読んでいただけることになりました。」
「さて、本日の主役は、一人の人物。
戦後国防軍の長老として長く冷戦期の軍事政策を支えた阿部俊雄。
近年発見された資料によって、これまで彼が果たしてきたといわれるよりも、はるかに大きな影響が日本の中枢において与えられていたことが明らかになりました。
この前編においては、彼と周囲の人々がどのようにかかわり、そしてどのような結末を迎えたのかを見ていきましょう。」
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明治29年、阿部は愛媛県に生まれました。
兄は、のちの海軍中将阿部弘毅。太平洋戦争でも数々の武勲を上げた提督です。
幼いころから瀬戸内の海で遊んだ彼は、当然のように兄の後を追い海軍に入隊。
もっぱら魚雷を抱いた駆逐艦を率いて敵艦隊へと強襲をかける水雷戦隊畑を歩みました。
大正6年、海軍少尉に任官したばかりの彼に転機が訪れます。
第一次世界大戦。
中でも彼を驚愕させたのは、欧州において進む無制限潜水艦作戦でした。
ドイツのUボートは世界最強をうたわれた大英帝国海軍を嘲笑うかのように次々に商船を撃沈。
その威力には、海の王者とうたわれた戦艦ですら手も足も出ません。
「このままではいけない」
当時、日本帝国海軍は護衛駆逐艦部隊を遠く地中海に派遣していました。
阿部は、Uボートと死闘を繰り広げる彼らからの報告をむさぼるように読みふけったといいます。
やがて、潜水艦への攻撃手段が生まれるにつれ、多くの人々の衝撃は薄らいでいきました。
ですが。
「わが海軍は短期決戦で敵に勝利するという。護衛用の艦隊まで持つとなると国力がもたないというのはわかるが、もしも大戦のような長期戦になったら日本はもつのか?」
のちに彼が記した回想録に、そんな漠然とした不安が記されていました。
そして歴史は、彼が危惧したように進んでいきます。
昭和16年12月8日、太平洋戦争勃発。
察知していたアメリカ側にとっても予想外の大損害を与え、帝国海軍は破竹の快進撃を続けていきます。
ですが、緒戦で艦隊を全滅させてもアメリカの戦意は衰えません。
阿部は、自ら駆逐艦隊を率いて初動の南方作戦に参加。バリ島沖海戦で大きな武勲をたてます。
その後、主力艦隊に随伴して数々の作戦に参加した彼は、小さな危惧が大きな恐怖に変わったのだといいます。
戦後に記された、彼の作戦考察です。
「どんどん作戦海域が広がっていく。わが海軍機動部隊は精強だ。世界最強といっていい。
だが無限ではない。我々はそれをミッドウェーで思い知らされた。」
ミッドウェー。
日本海軍の運命は、ここで一度暗転します。
帝都東京を空襲されるという屈辱から場当たり的に実施された作戦と、その代償はあまりにも大きなものだったのです。
「中曽根さんはミッドウェーのことを覚えておられますか?」
「いえ、最初はいつものように勝った勝ったの提灯行列です。
ですが、そのうちに主経科…要するに経理屋ですね。その私のところにも『どうやら負けたらしい』という話が聞こえてくる。
決定的だったのは、呉に戻ってきた水上艦隊の一部姿ですね。
みんな打ちひしがれていました。
いくら南方のトラック環礁に展開していたとしても交代で本土に艦隊は戻ってきます。
そのうちに、大敗北だというのがわかりました。」
「なるほど。中曽根さんはそれを阿部さんから聞いたわけですね?」
「阿部提督はミッドウェーから帰ってきて以来人が変わったように精力的に動いておられましたからね。
上官を丸め込むと休職扱いということにして、水雷学校や呉、そして東京を忙しく行きかいはじめました。
その過程でどうしても給料やら何やらといった問題が出てくる。」
「そこで中曽根さんにもつながりができたと?」
「つながりというほどのものではないですね。ですが、阿部提督は不思議とよくしてくれました。
のちに吉田首相や、下村さんなんかの若手官僚たちに引き合わせてくれたのもそんな頃でした。もっとも私は、よく顔を見せてはうまいものを食わせてくれる人と思っていましたが(笑)」
「なるほど(笑)」
「確か42年の8月だったと思います。足を延ばした広島で、提督はいいました。
『中曽根。この町が一面の焦土になると信じられるか?』
私は『あまり…』と返しました。
『ミッドウェーで空母機動部隊は消滅したからな。これからは本土が焼かれるのを覚悟せにゃならん。場合によっては――』
それからあとはずっと黙り込んでおられましたね。」
「ありがとうございました。 では、次は阿部大佐がどのように動いていったのかをご覧いただきたいと思います。」
-
昭和17年6月。
阿部の目の前では信じられない光景が広がっていました。
三空母炎上。
一瞬のすきをついて来襲したアメリカ海軍攻撃隊は、ちょうど発艦作業中であった南雲機動部隊の空母群に襲い掛かり、これに爆弾を投下。
本来はアメリカ空母に叩きつけられるはずだった爆弾や燃料が次々に誘爆。
宝石よりも貴重な搭乗員たちとともに、世界最強を誇った空母機動部隊は消滅していったのです。
「帝都だけではない。日本全土が炎に包まれる――」
そのとき、阿部はそうした悪夢を眼前にしたといいます。
慢心と油断が生んだ一瞬の隙、それは、国力に劣り、艦艇や航空機を補充する能力においてアメリカの10分の1ともいわれた日本にとり致命傷を生んでしまうことを、この時彼はいやというほど思い知らされたのです。
「このままじゃ終わらせない。いや、終わることができんぞ。」
当時の乗艦の艦長は阿部がそう呟いたと日記に記しています。
帰国した阿部は、古巣であった海軍水雷学校を訪ねました。
そしてこう言い放ちます。
「帝国を破滅から救うために、力を貸してほしい。」
彼が言い出したのは、対潜戦術や電探技術の向上策でした。
これまであまり重視されていなかった内容に、研究者や技術者たちは顔を見合わせました。
ですが、阿部は切り札を持っていました。
「予算と、命令書ならここにある。」
そこには、連合艦隊参謀長 宇垣纏の名前がありました。
実は、彼は帰国の途上でわざわざ南雲機動部隊の一員として短期間で提言書をまとめ上げ、強引に宇垣参謀長のもとを訪ねていたのです。
山本連合艦隊司令長官と静かに会食する南雲長官とは別に、別室において阿部は源田実大佐をはじめとする人々と喧々諤々の議論を戦わせたといいます。
「電探開発については至当と認める。だが対潜戦術を強化しようとすると、今後の航空戦力整備のための資源が失われるのではないか?」
第1航空艦隊の作戦を担った源田作戦参謀に対し、阿部はこう答えます。
「その航空戦力を整備する力すら失うかもしれません。」
粘り強く説得を続ける阿部の姿に、宇垣参謀長も頷きます。
ちょうど、日本側の潜水艦が米機動部隊の航空母艦「ヨークタウン」を撃沈したというニュースが入ってきたこともあり、なし崩し的に話は進んでいきます。
「当時の阿部中佐は鬼気迫るものがあった。そして驚くべきことにその論理に破綻がない。
おそらく長年温めていた内容なのだろう。
『ヤギ・アンテナ』という高性能アンテナをこともあろうにわが軍がまるで知らないという話などを仕入れているくらいだ。」
宇垣は、その日記「戦藻録」にそう記しています。
そしてこの会見が歴史をひとつ動かしました。
通常は海軍省などを通じた多くの手続きが必要となるレーダーやソナー、そして対潜兵器類の開発は、連合艦隊のお墨付きを得て見切り発車のように始動することになったのでした。
阿部は精力的に動きます。
この当時、軍需省に隠然たる影響力を発揮していた名物官僚 下村治日本発送電総裁に働きかけ、戦時輸送能力と船団護衛の強化を名目に開発技術者をもぎ取ります。
海軍省に乗り込んだ阿部は、その弁舌で並み居る将官たちを説き伏せ、政治方面からの要望という形を突きつける形でなし崩し的に開発許可をもぎとっていきました。
ですが、それは彼が海軍が忌み嫌う手法を行使したことを意味しています。
戦前の陸軍の常とう手段、独断専行、そして政治方面からの圧力。
海軍軍令部は、武勲に輝く水雷戦隊指揮官ではなく、この上ない厄介者と認識したのです。
当然、彼に用意されていた栄達はあり得ません。
しかし阿部はそれでも精力的にうごきました。
編成上は水雷戦隊指揮官のままでしたが、実際は彼が指揮した艦たちは瀬戸内海において演習と機材テストに明け暮れ、阿部自身は潜水艦隊の人々や技術者たちと折衝を重ねる。
その勉強ぶりは驚くべきもので、ソナーの取り付け位置から、レーダーの基本構成にいたるまで疑問に感じた部分にはとことん突っ込む。
そんな彼のもとに集められた有能な技術者たちはヒントを見つけ出し、そして当時の技術で可能な最善の機材や戦術を練り上げていきます。
その情報には、遠く大西洋で続く英独の対潜戦も含まれていたといいます。
-
そんな彼らを白眼視していた人々が目をむく事態が起こります。
砲塔運搬艦「樫野」撃沈。
日本近海で、それも十分な護衛をつけていたはずの貴重な輸送艦、そしてあの大和型戦艦の主砲塔を輸送できる唯一の艦が失われたのです。
既に大和型3番艦の航空母艦への計画変更が決定していたとはいえ、いまだに戦艦としての建造をあきらめていなかった人々にとってそれはとどめの一撃でした。
南方のソロモン諸島周辺において繰り広げられる激戦から生還した将兵も、阿部の動きを支持します。
今や、阿部が作り上げた流れは海軍全体の流れとして定着しようとしていました。
それを面白く思わない軍令部や海軍省の官僚たちは、阿部を南方の最前線送りにします。
しかしその頃には阿部が集めた人々は護衛艦の建造から輸送船団の編成、そして海上護衛総隊司令部の設置に至るまで数々の変化を与えていました。
この時までに、のちの連合艦隊司令長官としてマリアナ沖海戦を戦う古賀峯一大将や、ソロモン海の英雄として軍令部入りした栗田健男中将とも阿部はつなぎを作り、そして海上護衛総隊を実質的に率いることになる大井篤大佐らの士官たちも消極的あるいは積極的に彼に賛同していたといいます。
「こうしてみると、ものすごい行動量ですね。そして多くの味方を手に入れている。」
「阿部提督には独特の凄味と魅力がありましたからね。ミッドウェーを生き延びた中では彼が随一でしょう。
ほら、君子豹変すというではありませんか。豹変することができた点が提督の強さであると私は思っています。
目の前で世界最強の空母機動部隊が一瞬の隙をついて消滅する様子を見るというのはそれだけの衝撃を持っていたのだと私は思っています。」
「やはり、恐ろしかった?」
「それは恐ろしいでしょう。ですがそれを一過性のものとして衝撃から身を守るのがふつうであるのに対し、阿部提督はそれをしなかった。
それが恐怖というなら恐怖でしょう。」
「なるほど、勇気であると中曽根さんはおっしゃるわけですね?」
「その通りです。阿部提督は恐怖には立ち向かうことができた。多くの現実逃避する人々と違って。そうした少しの違いは案外大きく歴史に作用するものです。」
「さて、本日の前編において、阿部大佐の動きはひとつの実を結んでいきます。」
-
1942年後半、ソロモン海において橋頭保を確保した日本海軍は、三次にわたるソロモン海戦に積極的に主力艦隊を投入しました。
失敗に終わったミッドウェー島攻略によるハワイ直接攻略とは異なり、有力な連合国の一角であったオーストラリアとアメリカの間の交通を遮断し連合国からの脱落を企図する米豪遮断作戦の一環ですが、それ以上に連合艦隊司令部にとっては主力艦隊をここで可能な限りすり減らさせておくことが目標でした。
加えて、陸軍や海兵隊の戦力を消耗させることで厭戦感情を喚起することも考えていたといわれていますが、それは副次的な目標であったといいます。
そのために日本軍は、ソロモン諸島からはるかニューカレドニアを目指して進撃する目標をたてます。
ただし、初期の目的はすぐに潰えます。
この頃に、聴音技術の向上もあって静粛性に極めて深刻な問題ありと判定された日本側潜水艦の改修が進んでいなかったこともありますが、日本側の目的を知った連合軍が強硬な抵抗を繰り広げたためです。
ですが、その代償は大きなものでした。
夜間戦闘能力の向上に戦前から取り組んできた日本海軍水雷戦隊と主力艦隊はここで大きな力を発揮。
アメリカ海軍が戦前に作り上げた巡洋艦隊をはじめとする補助艦艇群を消滅させたともいわれる奮戦を繰り広げたのです。
その中には、改修をすませた第11駆逐隊を率いる阿部大佐の姿もありました。
1942年8月、第2次ソロモン海戦において彼らはさっそく威力を発揮します。
配備されたばかりのレーダーにより防空戦闘の目を構成した第11駆逐隊は、ミッドウェーのかたき討ちに燃える南雲機動部隊を的確に援護。
アメリカ機動部隊をに痛烈な反撃を加え、一時的にこの海域で行動する航空母艦をゼロにまで落とし込みました。
連合艦隊司令部においてその勲功は高く評価され、本土に残った人々の活動に大きな弾みをつけました。
ところが、一気にオーストラリア方面への侵攻を主張する参謀たちに山本長官はこう言い放ちます。
「戦線を、マリアナまで下げる」
のちに、Z作戦構想と呼ばれたアメリカ艦隊誘引撃滅構想です。
参謀たちは反対します。
今が行動の時だ。今を逃してオーストラリアを戦争から脱落させ、戦争を終わらせる機会はないと。
そんな彼らに、山本は黙って、その場に呼ばれていた阿部を呼びます。
阿部は、本土から持参した補給曲線と呼ばれる資料を彼らに提示しました。
この時点で日本側の補給能力は限界に達しており、これ以上の進撃を行えば、いくら量産した護衛部隊や輸送船団をもってしても艦隊の行動は不可能となる。
そして、勝利を得たニューカレドニアやその先で、艦隊は補給を絶たれて立ち枯れしてしまう。
阿部の資料はそう物語っていました。
もしも攻勢を行うとすれば、行えるだけの輸送船団と護衛部隊がそろうのは、早くて44年半ば。
その頃にはアメリカ艦隊は正規航空母艦20隻以上というとてつもない戦力を整えてやってきます。
「わが海軍は、アメリカ海軍が放ったわずか30隻の潜水艦によってこの苦境に立たされたのです。」
阿部の言葉に誰もが俯きます。
短期決戦で勝利を得ても後が続かない。まさしく、阿部が危惧していた通りの事態でした。
そんな彼らに、宇垣参謀長が静かに語りかけました。
「帰ろう。そして勝とう。また来られるように。」
無表情で、黄金仮面とも呼ばれていた宇垣のこの言葉に、連合艦隊司令部の意見はまとまりました。
ですが、本土の軍令部は作戦続行を求めて矢の催促。
連合艦隊は、さらなる一撃をアメリカ艦隊に加え、その間に戦線を思い切って縮小するとして作戦を認めるかわりに自分たちの意見を飲ませました。
このとき、第1次ソロモン海戦において英雄となっていた栗田健男中将が軍令部次長に就任しており、なし崩し的にではありましたがこの方針は承認されます。
このことは、当時の日本の戦争指導部がまるで何の展望も抱かずにむやみに戦線を拡大させていたというおそろしい事実を阿部に教えてくれました。
そして、1943年初頭、第3次ソロモン海戦が勃発。
主力艦隊を丸々つぎ込んだ大海戦は、完成したばかりの大和型戦艦姉妹の活躍もあり、日本側の大勝利に終わりました。
しかし、彼らにはその報復ともいえる凶報が待っていました。
山本連合艦隊司令長官機撃墜。
既に疑われていた暗号解読の結果、待ち伏せを受けた山本五十六連合艦隊司令長官の乗る飛行機はブーゲンビル島上空で撃墜され、連合艦隊は得難いリーダーを失うこととなったのです。
ですが、その間隙を連合艦隊司令部は意外な形で乗り切ることになります。
宇垣参謀長が陣頭指揮をとり、勝利に沸くアメリカ海軍の目をかすめるように根拠地を引き払い、戦線の大幅縮小に成功したのです。
-
以後、1943年は時折夜間強襲や残置偵察部隊への強行補給任務につく水雷戦隊と、動く余裕のないアメリカ海軍との間の小競り合いで終始しました。
新たに着任した古賀峯一大将も、山本前長官の作戦方針を踏襲。
ようやく効果を上げ始めた輸送船団の強化と対潜護衛部隊の増大は、連合艦隊に潤沢な補給を約束。
この間に、日本海軍はミッドウェーや南太平洋で消耗した航空戦力の錬成にいそしみます。
一方のアメリカ海軍は自ら動くことができませんでした。
当時、連合国は独ソ戦の天王山となるスターリングラード攻防戦に忙殺され、大西洋方面の輸送船団編成にかかりきりとなっていたためです。
太平洋戦争の勃発以来積み重ねられていた損害、特に艦船の被害は甚大で、おいそれと攻勢を起こすわけにはいかなかったのです。
「1943年は欧州と違って太平洋は静かだったのですね。」
「そうですね。ただし小競り合いや、遭遇戦じみたものはよく発生しました。
勇名なのが、43年8月に阿部提督率いる強行偵察部隊と、のちのケネディ大統領が乗った魚雷艇が遭遇し正面衝突した一件でしょうね。」
「駆逐艦天霧の一件でしたね。あのとき阿部さんは救命胴衣を投げ込んだとか。」
「そう聞いています。さすがに夜の闇に隠れての強行偵察と襲撃ですから救助に立ち止まるわけにはいきません。味方でないと知れた時点で救命胴衣や食料を落とし、無礼を謝したということだそうですよ。」
「それが戦後の縁につながるわけですから不思議ですね。」
「ええ。本当に。」
「話を戻しますと、43年には大規模な海戦がもう一回発生していますね。」
「トラック沖海戦ですね。あれは、ミッドウェーの勝利を第2次ソロモン海戦で失ったアメリカ海軍が、政治的勝利を目指して日本の真珠湾と呼ばれたトラック諸島を攻撃した戦いでした。」
「この当時、スターリングラード攻防戦は今やたけなわ。片や、アメリカ陸軍は北アフリカ上陸作戦を成功させたのはいいものの、ドイツ軍の巧みな守備によって損害が続出。
同盟国であったイギリス軍にも皮肉を言われるという始末だったとか。」
「はい。ルーズヴェルト大統領が何よりも勝利を欲し、彼の大好きな海軍に無理強いをした、といわれていますね。
今では全部がキング長官のせいにされていますが。」
「この海戦では、日本側が引き払いはじめていたトラック環礁に向けて米機動部隊が進撃。
しかし、ちょうどマーシャル諸島やギルバート諸島から撤収していた日本側の航空部隊に捕捉されて手痛い損害を受けていますね。」
「高速機動部隊による一撃離脱を目指したために戦艦をつれていかなかったこと、そしてソロモン海での消耗からおもに空母の護衛部隊が立ち直り切っていなかった中で強行された作戦ですからね。
ハルゼー提督やスプルーアンス提督も実施には反対していたというふうに聞いています。」
「さて、前編となります今回、いよいよ今日のその時がやってきます。」
1944年に入ると、日米の戦力差は互角以上のものとなっていました。
アメリカ海軍は航空母艦15隻を筆頭にした高速機動部隊を編制。そのほとんどを戦争勃発後に作り上げた艦で固めました。
一方の日本側は、どれだけ力を振り絞っても第一線の航空母艦はわずか14隻。
戦艦や水上艦隊はほとんどが戦前以来のものです。
ですが、そんな彼らには切り札がありました。
手塩にかけて育て上げた航空機とそのパイロットたちです。
ことに、強引に南方からの撤退に成功したことは、貴重なパイロットたちを教官として若手パイロットを大量育成する時間の余裕を得たということでもありました。
そうして数を揃えた作戦用航空機の数はおよそ1300機。
その大半を、ここをとられれば日本本土を爆撃可能なマリアナ諸島周辺に配置して、再建なったばかりのアメリカ機動部隊を撃滅する。
それが、今は亡き山本長官やその後を継いだ古賀長官率いる連合艦隊司令部が練り上げた作戦構想でした。
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対するのは、ミッドウェーで日本海軍に苦杯をなめさせたレイモンド・スプルーアンス提督。智将の誉れも高い名将です。
ですが、そんな彼や、たった30隻の潜水艦で日本海軍の攻勢を頓挫させた太平洋艦隊司令長官ニミッツ提督を罠にはめるため、日本海軍は数々の手を打っていました。
口の軽い参謀が漏らす内容、艦隊の欺瞞行動、そして極めつけは偽の作戦計画書の漏えい。
解読を警戒して行われた暗号の全面改訂前に、ふと漏らされる作戦計画の一端。
陸軍特殊部隊の協力を得て行われた謀略作戦は、暗号解読による成果に頼り切っていたアメリカ海軍にとり食いつくに足る内容でした。
そして、この偽の情報に基づいて、アメリカ海軍は太平洋戦争の勝敗を決定するであろう日本本土戦略爆撃基地の設営のためにマリアナ諸島を攻略しようと動き出したのです。
アメリカ海軍は、罠にはまりました。
1944年6月19日。
陽動攻撃を経てマリアナ諸島へ来襲したアメリカ機動部隊は、予想以上の日本側の抵抗に攻めあぐねます。
日本側が用意したのは、のちの本土・沖縄防空戦で威力を発揮する新鋭戦闘機「紫電」やドイツとの技術協力によって実用化にこぎつけた高性能対空レーダー群。
かつてバトルオブブリテンで威力を発揮した防空システムは、今度はアメリカ海軍相手に牙をむいたのです。
そして、日本側の作戦計画書といわれる情報に基づいたあさっての方向へ警戒を強めていたアメリカ艦隊はついに日本側の手にとらえられます。
「敵機多数接近!間に合わない!」
同時に多数方向から飛来した陸上機部隊によって混乱し、飽和状態になったアメリカ機動部隊の隙を突き、小沢治三郎長官率いる機動部隊は虎の子の大攻撃部隊合計400あまりを叩きつけたのです。
展開は、ミッドウェー沖海戦をまるで逆にしたようなものでした。
航空母艦12隻撃沈破。
しかも、帰途には、阿部の手によって格段に静かになった日本側潜水艦隊が待ち構えていました。
日本側の、大勝利でした。
ですが、用意されたうちの800機あまりはこの世から永遠に失われてしまいます。
1年間をかけて作り上げた日本側にとり、それはあまりに大きすぎる痛手でした。
しかし――日本政府はまったく何もしようとはしませんでした。
ただ、マリアナ諸島が陥落寸前となったことによる責任をもって右往左往し、これまでの強引な戦争指導の結果反感を買っていた東条首相が政権の座から引きずり降ろされただけです。
このとき、日本本土へ帰還し、対潜や海上護衛に尽力していた阿部は当時の日本の指導者層に大きな失望を味わったといいます。
すでに、海上護衛部隊の強化に加え、阿部は、潜水艦隊の強化にも道筋をつけていました。
その代償として、対ソ連情報を扱う第8課長という閑職へと左遷されていた彼は、この大勝利を東条おろしにしか使おうとしない人々に何かが切れる音が聞こえたといいます。
「なんとかしなければ。」
阿部のもとには、これまで彼と共に海軍の強化に関わっていた多くの人々、そしてそれに関係した多くの若手官僚や政治家が集まっていました。
彼らは決意します。
「この戦争を終わらせる。」
――次回の「その時歴史が動いた」は、後篇となります。
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>>242
における第2次ソロモン海戦は、10月と修正しておきます。
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【あとがき】――気が付いたらなぜかこんなものを書いてしまった…解せぬ…
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乙です。
こういう第三者からの視点でのまとめはいいですねぇ。
話が長くなってくると全体の流れでどう変わっていったのか分からなくなってくる所がありますし。
最後は三度目で一周回ってもとに戻った神埼少年が悶絶するんですね。
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議論を読んでると脳みそが煮えたぎる。w
>河川交通と防衛線としての活用
ソ連は河川モニターや戦闘用舟艇を大量に保有しているので、まずはこれを排除しなければなりません。そして、上流から流れてくる大量の機雷。(´・ω・`)
まあ、河川砲艦艇大国のフランスや、魚雷艇や水雷艇を大量生産している英仏伊がいるので難しい話ではないでしょうが。哨戒艇と水雷艇と河川砲艦やモニター艦が活躍する仮装戦記なんて、今まであったかしら?
後アゾフ海はかなり遠浅の海なので、喫水線がかなり浅くないと座礁する危険性が。(汗)
その点ではエレバス級やロバーツ級が活躍する芽がある・・・筈です。
でも、X1やM1級潜水モニターを出したかった。(´・ω・`)
>近衛師団
日本の近衛師団は名前とは裏腹に、ただの精鋭部隊ですから。
既に極東戦線に投入されています。
ただ、日本軍に所属するロシア系の将兵はこぞって亡命政府軍に参加するでしょうね。
>パスタと蛙食いに何か怨みでもあるのかと言うくらいの不憫さが感じる
史実じゃ余り活躍できなかったフランスとイタリアを、せめて仮想戦記では活躍させたくて書いているのですが・・・。
そんなに不憫ですかね?
イタリアはまだ戦時体制に移行できていないので、対仏戦で大量に消費した武器弾薬を賄えないので頼りなく見えるかもしれません。
ですが、フランスは史実と比べれば十分に活躍していると思います。何よりも(数の上では)連合軍の主力ですし。
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乙です!
阿部さんも前世以上に苦労していますね。
ですけど、艦隊決戦主義を何とか押し止めて、史実よりはマシな終戦を迎える事が出来たので本望でしょうけど。
・・・憂鬱世界が超絶ハードモードなだけですけど。
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ひゅうが様乙です。後編も切望する物です。
しかし中曽根元首相、出演要請快諾したんだろうなー。あるいは引退後は終戦記念日が近付くと放映されるある種の番組の結構な常連さんになってるとか。
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乙です。政治屋、仕事しろの一言ですね
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大高「阿部さん我々『青風会』も力を貸しましょう」
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イランから帰れ
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乙です
Yasuが元首相の肩書きで出演しているということは、1990年前後以降か?とか
思いましたが、『その時歴史が動いた』は2000年春改変番組ですので、それ以降
かなw
そういえば、『映像の世紀』にも結構出番がありそうですよね>阿部さんw
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>>252、技術交流だけオナシャス
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と言うか居たらこんな状況に(良いか悪いかはともかく)なってないな
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>>254
ありがとうございます。
大勲位殿は実はまだまだご存命ですので史実の年代でも出演されていると考えています。
今年で御年96歳。もちろん史実の方とは全く関係ありませんが。
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乙です。
政治家仕事しろというか政治を行う中枢部が機能不全を起こしているのを目の当たりにしたんですよねえ。
それでもなお命をかけて国を守るべく前線の少壮将校や前線司令官達とそれに協力する官僚たちは奮闘していたわけでして。
本当に吉田さん等将来を託せる政治家との接触も急がれていたんでしょうなあ。
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>『映像の世紀』にも結構出番がありそうですよね、阿倍さん
「パリは燃えているか」をBGMに「やらないか」をするんですね、わかります
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阿部さん違いだ。そういうネタは人によっては不快に感じるかもしれんから程々にしとけ
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>>259
そういうネタは場所を選べっていろんなところでういわれているでしょうが。
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>>258
調べれば調べるほどあの頃って神がかっているとしか言いようがないですからね。
それが敗戦の時の青空を見上げ、詔勅を耳にしてようやく正気に戻ったように思えてしまいます。
もちろんそれ以前から神がかっている「ふり」をし続けていたのでしょうけど。
>>259
第5編「世界は地獄を見た」中盤 ミッドウェー海戦の項で。
「私ははたと気が付いた。空母が燃えている。世界最強の機動部隊が、たった10機の攻撃隊によって。
慢心、油断、怠慢。そのいずれもが生んだ紅蓮の炎が、祖国の野山に重なるようだった。
1億の国民を乗せた船が炎上しないなど、誰が断言できるだろうか。」
そこで例のテーマ曲。
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申し訳ありませんでした ごめんなさい
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>>263、ゆ〜る〜す〜!
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>>263
今後御気をつけて。
マジで怒られるんで。
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とある旅館の一室に集まった老人たちの姿が。
「いやあ、かっこいいですねえ(にやにや)」
「救国の英雄ともなると扱いが違いますなあ(にやにや)」
「いやはやさすがですなあ(にやにや)」
「いっそ殺してくれ!」
実際は放送時期的に、夢幻会メンバーの多くが次の世界に旅立ってるでしょうけど。
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>>266
生きているメンバーは人ごとじゃない人が多い件について。
次はだれが放送される?で冷や汗書いているかもしれんね。
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倉崎氏ならノリノリでプロジェクトXに協力するはず。
NHK「一発逆転ドラマ展開がリアルで多すぎてどう省略しても三部構成になる(汗」
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戦争末期から朝鮮戦争終結後までで大長編ドラマになるよなあ(汗
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第四集「戦争の時代 〜アメリカとイギリス〜 指導者の苦悩と選択 彼等は誤った道を自ら選んだ」
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乙でした。阿倍さん本人としては気は進まないかもしれませんがマスコミを使って
国民への啓蒙に励むことは過ちを繰り返さないための責務なんでしょうね。
山岡○八や司馬○太郎などの取材も積極的に受けたりしていそうだけど司馬作品は
まだしも山岡作品だと美化が凄いから読んだらのた打ち回るかもw
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>>270
対馬奪還から始まった朝鮮戦争後半の巻き返しから限定核戦争に至る経緯は戦争末期から終戦後再軍備開始までとはまた違った意味で大切な局面ですから
念密な検証を行った描写がなされるんでしょうなあ。
そして大長編は一定期間で情報公開開始などで最新の情報に置き換えられた物が出されるんでしょう。
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あるいは、
映像の世紀20世紀 第四集「民主主義の光と影 無責任と熱狂こそがファシズムを生んだ」
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ドキュメント太平洋戦争やシリーズ太平洋戦争もかなり内容変わりそうだね
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>>274
そりゃまあ敗北から学んで対策立てて相応の成果出してるからねえ。
最後は沖縄県民を守る為に連合艦隊を消滅させてるし。
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「責任なき戦場〜ビルマ・インパール〜」が「責任なき国家〜マリアナ海戦後〜」とかに
なるのだろうか
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まあ、戦前の責任無き政党政治からしっかり番組作ってもらわないとな?
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政治家が無責任だと国がここまで酷くなるというのを定期的に理解させられるしな
国民の政治への無関心と選挙の投票率の低下を防ぐという意味でも効果的だわ
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>>275
戦後を見越して残存させた艦艇も当にその期待に応えたしなあ。
南樺太救出から始まり千島、北部九州防衛、対馬奪還(第二次日本海海戦)、クロスロード、ウラジオ攻撃とまあ。
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ソロモン開戦は勝ったとは書かれていても、具体的にどう戦ったは描写されてたっけ?
纏めにも三川艦隊が美味くやった話しか無いが
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>>276
インパールでは現場が頑張っただけで司令部の無責任さは変わらんからなあ(汗)
それ以上に目立つのが戦線縮小を開始して以降の政府と軍人政治家、それに連なる者達の無為無策さなんだけど。
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>>238-244
乙です。
史実で戦中は日本国民に存在を知られなかった大和でしたがこの世界では呉市民が大和を生で目撃したのですね。
沖縄へと最後の旅に向かう大和にとって最高のはなむけでしたね。
恐らく沖縄沖海戦後の新聞やラジオなどで大和の活躍とその壮絶な最後を日本国民は知ることになるでしょうな。
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決断のレイテ沖や沖縄沖の艦隊決戦はすごい力入ってそうだな
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>>282
特別な記憶になっているんだろうねえ。
自分達が出撃を見送った艦艇の殆どが帰ってこなかったのだから。
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>>283
ちゃっかり信濃の日本海への移動する際の映像も入っていたりねw
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連合艦隊最後の出撃として大和たちの出撃も記録撮影されてそうだ
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>>283
円谷さんがアップを。
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>>286
戦後に公開されるんだろうねえ。
大和、長門、陸奥、瑞鶴以下帝国海軍主力が全力出撃していく様子が。
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・・・ん?良く見たら第一次だけでなく第二次まで完成してるのか
なら、不明なのは第三次海戦か?>ソロモン海戦
とりあえず、史実であった比叡・霧島・綾波・夕立他の損失が無しで、サウスダコタ他いくつかの敵主力艦が沈んだのは確定らしいが
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>>268
鶴野正敬少佐が手掛けて完成できなかった震電を翁がジェット機にして復活させるお話ですね分かります
・・・朝鮮戦争時の非公式な戦闘記録とか出てきそうだな(汗)
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>>290
大丈夫。流石に出てこない。
なにせ核攻撃の時点で首都圏にしか展開していなかったから(汗
核攻撃されて迎撃能力に不安が発生し日本海側と北方地域へ増強して展開したからね。
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それ以前に戦闘に出ると色々と拙いし米国も許さないさね。
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半世紀後、当時少年少女だった呉市民の老人たちが語り部として沖縄出撃する連合艦隊を語り継ぐんでしょうね。
目玉は生で見た世界最大最強の戦艦大和の雄姿で思い出補正もあって神格化されて語られそう。
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>>238-244
乙です!
こうしてみると本当阿部さん(嶋田さん)駆けずり回っていますね(汗
後半が楽しみです
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>>293
ごめん、脳裏に永井一郎さんの声がして涙が・・・
「あれがにっぽんの、おとこの船だ。忘れないように、よぉく見ておけ」
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後半だけでは終わらなそう…
ニ分割してお送りします。
現在、沖縄決戦直前まで書き進めてあります。
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0時00分より後編その1を投下いたします。
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明日も早いが待機ー
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戦後夢幻会ネタ―――閑話「その時歴史が動いた〜日本放送機構のある番組から〜 その2」
「皆様ごんばんは、松平でございます。今日の『その時歴史が動いた』は、あの大戦を振り返り『提督たちの決断――太平洋戦争』その後篇を、時間を大幅に拡大してお送りいたします。
従来は、悲劇の提督山本五十六や、不屈の名将南雲忠一、闘将宇垣纏などが有名で、彼らを主人公にした映画も数多く作られています。
ですので前編で、阿部俊雄という戦後に頭角をあらわしたと思われがちな人物を登場させたことに驚かれた方も多いのではないでしょうか。
ですが、新発見された資料では、彼が残した業績と影響が、太平洋戦争、いわゆる大東亜戦争の終結に極めて大きな役割を果たしていたことがわかってきました。
ゲストには、引き続き戦中の阿部提督とも親交があった中曽根元総理においでいただいています。
中曽根さん、本日もよろしくお願いします。」
「お願いします。前回の放送は反響が大きかったようですね。」
「ええ。たくさんのご意見をいただきました。
中には軍人の方も。」
「提督は戦後に活躍したイメージが強い人物ですからね。あとで出てきますが空母信濃の生みの親という印象が強いので、口さがない連中などは『運がいいから出世できた』なんていっていました。
そんな連中も戦後の功績は否定できないのがまた苦笑すべきところですが。」
「はい。では、本日は、昨日お送りしました前篇でアメリカ海軍機動部隊を壊滅させた直後から見ていきましょう。」
昭和19年7月。日本国内は戦勝ムードに沸いていました。
これまで転進という言葉でごまかしてはいましたが南太平洋地域からの撤退、そしてよく知られるインパール作戦の失敗など快進撃に陰りが見えていた中で1年ぶりに掴んだ大勝利です。
国民は無邪気に戦争の勝利を確信し、新聞社もまたそれを煽り立てていました。
帰国した機動部隊への熱狂的な歓迎の映像が残されています。
小沢第一機動艦隊司令長官を出迎える古賀連合艦隊司令長官、マリアナの基地航空隊を指揮した南雲長官、そして栗田軍令部次長。
握手をしているのは、首相に就任したばかりの小磯国昭。当時は文官となっていた宇垣一成や、陸相留任となった東条英機の姿も見えます。
華やかな祝祭に、窮乏の陰が見え始めていた国民が勝利に酔う中、人知れずに次の動きははじまっていました。
昭和19年7月14日、帝都東京のとある料亭に、阿部俊雄の姿はありました。
そこに集まっていたのは、軍服もいれば私服も、また洋装もいる奇妙な集団でした。
元駐英大使吉田茂、のちの内閣総理大臣。
日本発送電総裁 下村治。のちの復興局長にして大蔵大臣。
宮内省侍従 徳川義寛
内務省警保局 第二課長 後藤田正晴
そのほかにも、多くの官僚や軍人たちがその席についています。
中には、のちに国防軍統合幕僚長となる「官僚将軍」林敬三や、朝鮮戦争で主力艦隊を率いることになる吉田英三の姿もありました。
この席にはじめて呼ばれた吉田茂は、このように問いかけます。
「大丈夫なのか?とはじめに尋ねた。
東条率いる憲兵隊が目を光らせている中でこんなに集まってしまっては。」
すると阿部はしれっとして答えます。
「大丈夫です。憲兵隊のうち、我々の監視担当は仲間です。それに憲兵隊はゾルゲの一件で騒がしい。
監視対象は岸さんたちに絞られているでしょう。
それにここの主人は私の友人です。」
ゾルゲ事件。
独ソ戦の行方すら左右したこの一件について、最初に気が付いたのは東京憲兵隊だったといわれています。
当時の憲兵隊は全力をあげてそのスパイ網の摘発と対策に及んでおり、その成果は皮肉にも敗戦後に花開くことになります。
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ともあれ、こうして集まった面々は多くが官僚や軍の間では若手あるいは中堅どころであったため、大物のように政治を動かすことはできない人々です。
集った理由は、みな共通しています。
「終戦工作」。
吉田によると、このときすでに彼らはソ連の対日参戦が既定方針となっていることを確信していました。
特命の情報提供者とのコンタクト、とぼかして記述されていることが多い謎の人物からの情報です。
残念ながら今回の調査でその正体に迫る資料は発見できませんでした。
ですが、阿部と、宮内省の徳川侍従がいつのまにか顔をあわせていたことを考えると、ひとつの仮説が浮かんできます。
「宮中からの内意」
少なくとも賛同以上のものがあったことは確かなようで、宮中の侍従の日記にはこの時期から急に自動車の使用頻度が増えていったことが記録されています。
そしてそうした事情からか、この時集まった人々の結束は固かったと吉田は記録しています。
この日の会議は夜遅くまで続き、ひとつの統一見解に達したといいます。
「昭和20年後半までに戦争を終えなければ、日本経済は破綻し、国民は飢餓により最低でも2000万人が餓死。
その頃には日本本土には米ソ連合軍が侵攻し、それに数倍する犠牲を払い国土は分割。
日本は国家として完全消滅する。」
対ソ情報を統括する立場へと「左遷」させられていた阿部は、ここぞとばかりに陸軍の対ソ情報部と連絡をとり、さらには憲兵隊ともつながりを作っていました。
その結果としてたどり着いたおそるべき想像、そして、そこへ入ってきた超第一級の情報源と目される情報からこの結論にたどり着いたのは、この年の4月であったといいます。
今回発見された彼の手記です。
「米国が原子爆弾を完成させるのは昭和20年7月前後。遅くとも8月初旬までには、5発程度が太平洋戦線へ転用され、そして使用されると目される。
おそるべきことにその情報はソ連に漏れている。2年の幅を見て、昭和21年から23年までの間にソ連もまた保有に至るだろう。
本土決戦など、痴人の夢である。
米国民はもとよりその指導者の対日観を考えれば、欧州でナチスがやっていることをサルと決めつけられている我々に行わないとはだれが言えるだろう。」
今回ご覧いただきたいのは、当時米国政府内部で検討されていたという敗戦後の日本分割計画図です。
阿部が危惧した通り、北海道と東北地区はソ連占領地域に、そしてそれ以外を米英、そして中華民国が占めています。
そして終戦時に素案として検討されていた日本本土侵攻作戦「ダウンフォール」。
そこには、大量の原子爆弾と生物化学兵器の使用、そして200万にも達する連合軍の総力を挙げた侵攻作戦が記されています。
参加航空機1万3000機超、参加艦艇大小2000隻。さらには北方からはナチスドイツを倒したソ連の巨大な機械化軍団が迫ってきます。
もし、戦争が昭和21年にまでずれこんでいたとしたら…
日本は、次々に投下される原子爆弾により都市を焼かれ、阿鼻叫喚の地獄絵図の中で滅びて行ったことでしょう。
吉田や、阿部の腹は決まりました。
なんとしても、こうなる前に戦争を終わらせ、国土を守りきる。
そして、北から迫るソヴィエトに対抗できるだけの力を残す。
親英米派であった吉田はもとより、その場のすべての人々がこれには賛同しました。
阿部は言います。
「国土は占領されるだろう。陸海軍はもとより、その掲げた大義もまた否定されるかもしれない。
だが、国民は残る。それに、この資料で判明した事実をもってすればなんとか最後の衝撃を米国に与えられ、一縷の望みをつなげるかもしれない。」
実はこのとき、政府上層部も終戦工作を開始しようとしていました。
戦争を終わらせるためには、仲介者となる国が必要です。
日本政府が頼ろうとしたのはなんと、ソ連。
当時交戦関係にない唯一の連合国側の大国として期待をかけたのです。
ですが。阿部が手にしていた資料には、そんなことは期待できないという事実が示されていました。
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「砕氷船理論」
日本と周辺国の争いを助長し、それによって泥沼の果てに荒廃したアジアをソヴィエトが席巻するというその理論が本当にソ連政府の手によって指示されたものであったのかはわかりません。
ですが、当時憲兵隊や各地のシンパから押収した資料の中には、まるで救世主を待望するかのようにそのような言説が文書に記されていたといいます。
決定的だったのは、匿名の情報源からの告発でした。
「米国内高官に、相当数のソ連シンパあり。ことに英国内部においては情報部のごく上層が染め上げられている。」
そして阿部は、交換船で米国から帰国した武官の一人から聞いた話をもとにして、次の結論に達します。
「大統領は知っていたのだ。日本側が先制攻撃に出ることを。」
真珠湾奇襲攻撃の際、日本大使館では翻訳作業に手間取り、厳守とされていた提出期限に30分遅れて宣戦布告文書が手交されました。
しかし、それを見越して、駐在海軍武官であった寺井義守中佐と磯田三郎陸軍中佐は、独断でマスコミ各社に連絡。
「手交期限において重大発表を行う。これは日米関係にある重大な変事が生じる結果となったためである」と言明していました。
しかし、不思議なことに、取材自由であるはずの国務省内のロビーと日本大使館内に指定した会見場には誰も姿を見せませんでした。
「パールハーバー」以後、そのことを尋ねた寺井中佐は、ある国務官僚たちがいたずら電話だとロビーから記者を締め出し、問い合わせをかけた日本大使館と電話がつながらなかったことを知らされました。
真相は、未だに明らかとなってはいません。
しかし、暗号解読の結果当時の大統領が少なくとも真珠湾奇襲攻撃以前に開戦を知っていたことは複数の証言から確実となっています。
ですが、阿部たちは悩みました。
既に日本による卑劣な奇襲攻撃という形でアメリカの世論は固まってしまっています。
いかにして戦争を終わらせ、そして戦後の復讐に名を借りて行われる国力の衰退と、ソ連による国内浸透を防止するのか。
いずれにせよ、手詰まりとなることは確実でした。
情勢の変化を待ちつつ、可能な限り敗北を先送りにする。
平凡ですが、それが彼らのとるべき手段となります。
対潜戦と対空戦の専門家として注目されていた軍人たち、そして官僚たちは連絡を密にしつつ効率化に邁進します。
その過程で、軍令部や艦隊の中でも彼らを認め始めていた人々からの助力もあり、昭和19年10月までに連合艦隊各艦は所定の改装を完了。
基地航空隊の整備とあわせ、量産が開始されていた小型水中高速潜水艦も配備がはじまっていました。
この間に、阿部は、副総理格として入閣していた海軍和平派の領袖 米内光正海相に行動の承認と黙認をとりつけています。
以後の吉田茂と阿部ら一派は、この黙認を後ろ盾にこれまで以上に活動を活発化させることになります。
「いやぁ、中曽根さん。わかってはいてもすさまじい内容ですね。」
「そういう時代だったのですね。現代のように互いの国がどういうことなのかボタンひとつで調べるなんてこともできません。
まだ開発中だった新エネルギーである原子力の危険性もわかっていないことの方が多かったといいます。」
「その点、阿部提督が――いってしまえば節操なく集めた研究者の中に、放射線被曝を研究していた彦坂忠義博士がいたことは極めて効果的に作用していたといえるかもしれませんね。」
「はい。集めたというよりは訪問して矢のように質問を浴びせ口説き落とすのですが、これには軍上層部のほうが驚いていたらしいですね。
何しろ、彼は、日本の原爆開発計画のうち応用と発展を研究していたF計画の中心人物だったのですから。」
「水爆の登場やその後の相互確証破壊までを予見していたという人物ですね。
この番組でも以前取り上げさせてもらったことがあります。
しかし、この匿名の情報源というのは一体?」
「こればかりは私もわかりませんね。そして『わかっていても言えない』と申し上げておきましょう。」
「ではひとつだけ。その人物にお会いしたことは?」
「ありません(笑)。」
「わかりました(笑)。では、次にいってみましょう。
終戦工作を開始した阿部提督ら一派。その動きを待たずに歴史は再び動き始めます。」
-
昭和19年9月。
海軍は情報収集の結果アメリカ海軍の次なる侵攻先をフィリピンと断定。
その際にとるべき作戦について話し合いを持ちました。
会議に出席したのは、連合艦隊司令長官に親補されたばかりの南雲忠一大将をはじめ、航空隊の総指揮官も兼ねる小沢治三郎中将、艦隊側の主だった面々がすべて集まっていました。
軍令部からは、古賀峯一軍令部総長と栗田健男次長。
陸軍からは参謀総長梅津美次郎大将をはじめ、フィリピン防衛を担当する将帥も参加しています。
会議冒頭、作戦計画を練り上げた神重徳大佐と源田実少将らは方針を説明します。
「本作戦の主目標はフィリピンへ侵攻する米艦隊ではなく、米上陸軍部隊である。
これを徹底してたたくことにより米国民の厭戦気分を惹起せしめるのがその目的である。」
この言葉にその場の面々は動揺します。
海軍の目標となると、艦隊というのがその常識。
ざわめく海軍側を尻目に、梅津参謀総長が質問します。
「陸軍としては助力はありがたい。だが、艦隊を撃滅しなければ侵攻意図を挫くことは難しいのではないだろうか?
この作戦の意図を知らせてほしい。」
神は、その場にいた総力戦研究所所長の小川貫爾海軍少将を演壇に呼び寄せます。
小川は言います。
「フィリピンをおとされれば南方航路は途絶し、本土は飢餓状態に陥る。これは戦前に想定されながらも無視されたわが総力戦研究所の図上演習の通りであります。
これを阻止するに、艦隊を狙うのはまったくその通りですが、もはや数が違いすぎます。」
小川がもたらした、フィリピンに襲来する米艦隊の戦力を聞いた陸軍側はざわめきます。
空母20、戦艦15近く。
かのマリアナ沖海戦において大打撃を与えてもなおこれだけの戦力を整え、かつ投入できるアメリカという国のすさまじさを陸軍側ははじめて直視したといってもいいかもしれません。
「艦隊を撃滅することは可能でしょう。ですが、それのみを目的としたのならば連合艦隊は全滅し、その後繰り出される米艦隊によりフィリピン、マリアナ、沖縄と次々に要地が落ちていくでしょう。」
「ならばこの作戦の後はどうするのか。」
「フィリピンを守ることができれば、最低限の南方航路は守ることができます。
その後、敵の侵攻に対し打撃を与え続けて米国内の変化を待ちます。
敢闘精神をもってしても、これから来年度にかけて就役するさらに20隻以上の正規空母と戦艦をすべて撃滅し切ることは困難であります。」
梅津をはじめ参謀本部員たちはうめき、「あいわかった」と返答したといいます。
この会議場には、阿部の姿もありました。
航空作戦における夜間攻撃と敵兵站攻撃の方針について説明するためです。
マリアナ沖海戦の結果判明した米艦隊の強力な電探連動対空砲火や戦闘機誘導などを鑑みて昼間の大規模攻撃の限界が露呈したとして、航空攻撃の夜間化や、電波妨害などの併用を提言した阿部は、ミッドウェー以来連絡をとりあっていた源田実、そして松田千秋や長瀬登らの防空戦闘の専門家たちとともに航空戦と防空戦の方針を艦隊側において転換させていたのです。
この方針を陸海軍共通のものとすべく臨んだ会議においては、極端なものでは「体当たりを前提とした航空作戦」までもが提案されますが、南雲提督や古賀提督、さらには梅津総長の反対で潰えます。
結局「他策なかりしと認む」として方針は既定化されました。
しかし、とりわけ陸海軍将帥を驚愕させたのは、作戦の方針ではなくその方法でした。
「空母機動部隊には防空戦闘に徹し、10隻の戦艦を主力とした水上艦隊を上陸地点と推定されるレイテ島周辺へ突入。輸送船団と支援艦隊ごと敵上陸軍5万程度を艦砲射撃と陸からの反撃で撃滅する。」
この方法は、第1次ソロモン海戦において日本海軍が実施した方針の発展系でした。
これには、空母機動部隊用に用意されていた攻撃機部隊の再建が進み切っていないという事実が関係していました。
マリアナ沖海戦において起きた大規模消耗は、半年やそこらで埋め合わせ可能なものではなかったのです。
これを報告する機動部隊の担当者、ことに錬度を説明する淵田大佐をはじめとする搭乗員たちの間からはすすり泣きの声が漏れたといいます。
もはや海軍機動部隊の栄光は、マリアナの勝利と引き換えに失われてしまったと。
かわって出番がまわってきたのが、第3次ソロモン海戦において猛威を振るった大和型戦艦姉妹を筆頭とした水上艦隊。
夜間射撃能力の向上や、対空火器の大増設、そして回避戦術の徹底化などの対応をとっており勝算はあると考えられたのです。
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最後に、「フィリピン防衛は陸海軍の総力を挙げたものとなる。とりわけ陸軍の協力は必要不可欠となる。よろしくお願いする。」と古賀提督が述べて会議は終了しました。
作戦名は「捷1号」。
勝利を期待する切なる祈りがこめられた名前でした。
海軍が作戦準備に移る中、阿部たち一派はそれに紛れるかのように行動を開始します。
しかし、その前に阿部には、軍令部の一部から押し付けられた仕事が待っていました。
有人ロケット飛行爆弾計画の粉砕。
先走った士官たちの行動は、技術開発関係者経由で専門家であり本土にいる阿部の耳に入ったのでした。
ですが、彼が出るまでもなく、夜間攻撃や連合軍側から逆輸入された反跳水切り爆撃という対策法が提案されたこともあり艦隊側や海軍省からもこの計画は反対の声があがりました。
かわりに、航空本部が計画していた長距離誘導飛行爆弾計画へと舵を切ります。
そのための技術協力を陸軍に要請するための人間が必要となったのです。
そして白羽の矢が立ったのは、有能な厄介者呼ばわりされていた阿部大佐でした。
陸海軍共同でフィリピン防衛作戦にあたることが決まったとはいえ、誰も頭を下げることはしたくはなかったのです。
このとき、阿部大佐は誰も想像しなかった行動をとりました。
話を聞きつけて威圧する陸軍士官たちや将帥の前に、荷物持ちの副官一人をつけて赴き、そしておもむろに膝をつきます。
阿部は、膝をついて頭を下げ、切々と懇願したのです。
土下座、でした。
仲の悪い海軍軍人をさんざんにいびってやると息巻いていた陸軍士官たちを圧倒します。
この後、なぜこんなことをしたのか問われた阿部はこう答えています。
「頭を下げれば、散る若鷲が少しでも減る。ならば下げないことがあるのか?」
図らずも、この行為は陸軍の中枢はもとより軍令部の多くにも阿部の支持者を増やす結果となりました。
そしてこの時点で、阿部たち和平派の動きを妨害できる者はほとんどいなくなったことを意味していました。
外交官であった吉田茂の援護射撃もあり、阿部は、ストックホルムとスイスという、政府が予備の交渉窓口と位置づけていた方面へのつなぎを作ることに成功します。
そして、彼は切り札を託しました。
それが花開くまでは、さらに半年以上の歳月が必要となります。
昭和19年11月。
米軍レイテ島に来襲の報告を受けた海軍は、捷1号作戦の発動を下命。
ブルネイ泊地に待機していた連合艦隊主力と、防空戦に徹していた台湾の第2航空艦隊、さらにはレイテ島に配備されていた陸軍部隊が動き出します。
主力部隊の指揮官となったのは、第2艦隊司令 宇垣纏中将。
本土の南雲連合艦隊司令長官は囮となる小沢治三郎第3艦隊司令長官に対し、「可能な限り耐久せよ」との訓令を送ります。
これに対し、アメリカ海軍はマリアナの雪辱を果たそうと大機動部隊をもって日本艦隊迎撃のため、台湾空襲を中止し前進を開始しました。
当時の常識からすると、もはや海軍の主力となるのは航空母艦。
日本側の15隻の空母群こそがその戦力の中核であるためです。
防空戦闘機部隊を満載した第3艦隊は、防空戦艦となった「伊勢」「日向」搭載レーダーにより的確に探知。
効果的な防空戦闘を展開します。
艦隊の維持を第一として陣形を組むアメリカ方式の防空戦ではなく、個艦の回避能力に重点を置くという新たな防空戦闘方式はここでも威力を発揮。
1日目の空襲においては、小沢機動部隊はその被害を局限することに成功します。
対して、突入部隊の主力となった宇垣艦隊は、防空用軽空母の働きがあったとはいえ苦戦を強いられました。
次々に被弾する補助艦艇。
中でも、大和型戦艦の2番艦武蔵には多くの米軍機が殺到しました。
そして、そのうちの一発が、偶然にも多くの艦艇にとっての急所を直撃。
速力が大幅に低下してしまいます。
宇垣長官は迷います。
突入すべきか。それとも…
そんな時、アンテナからは小沢機動部隊からの敗北宣言と同時に勝利宣言が入ってきます。
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「ハルゼー機動部隊は北方へ針路を転じたり。」
ハルゼー提督は、南北から彼らの艦隊を挟撃するように進んでくる小沢艦隊と宇垣艦隊を、自艦隊の撃滅のために小沢艦隊を囮としたと判断したのです。
それは、艦隊こそが主力というこれまでの常識に加えて、ハワイや米本土からの指示によるものでした。
現在の研究においては、フィリピン侵攻を強引に押し進めた陸軍に対し、海軍合衆国艦隊司令長官を務めていたアーネスト・キング元帥が艦隊への対処を厳命したことがこの判断にいたった直接の理由であったということが定説となっています。
宇垣長官は、発光信号によって高らかに宣言します。
「ゆくぞ、レイテへ!」
この状況は、日本本土で作戦の帰趨を見守っていた阿部の耳にも届きます。
やがて、スガリオ海峡へと達した宇垣艦隊は、迎撃に出てきたアメリカ艦隊を夜間レーダー射撃をもって瞬殺。
サマール島沖において護衛空母艦隊を消滅させ、ついにはレイテ湾に達します。
そして、有名な電文が全周波数帯に放たれます。
「天佑まさに我らの手にあり。全艦突撃せよ!」
10隻の超弩級戦艦、数十隻の巡洋艦・駆逐艦。
その前に差し出されたのは、旧式戦艦部隊に加え、合計10万近い上陸軍部隊。
容赦なくふるわれた火力は、核攻撃を除けば単位時間当たり最大の被害をもたらしました。
死傷者および行方不明者合計 約9万名。
通常兵器によってこれほどの被害がわずか2時間の間に与えられた例はこれ以後もありません。
怒り狂った米艦隊が宇垣艦隊殲滅のために進撃する中、しんがりを買って出た戦艦「武蔵」は、逆にアメリカ海軍の新鋭戦艦を3隻道連れにして海中に没し、残る3隻にも大きな損傷を与えて追撃を断念させています。
レイテ沖海戦は、日本側の勝利によって終結しました。
しかしその代償として、囮となった小沢機動部隊はほぼ壊滅。
ですが――またしても、この勝利はいかされませんでした。
日本政府は、休戦講和の方針をさらに強化したのですが、それはソ連を通じたもののみ。
辛うじて成立の可能性があった中華民国国民党政府との間の交渉も、政府内部の意見が二転三転し当局はもとより相手方にも混乱を呼んだだけでした。
「なぜ政府は動かない!もはや海軍はあと1回の海戦を戦えば全滅するまでになっているのに!」
海軍内部ではそんな声が上がり始めていました。
ですが、陸軍内部では「この時点で膝を屈しては散っていった英霊にどのように言い訳する!」という論理が幅を利かせています。
しかし、多くの人々はそれを本音で信じていたわけではありません。
それを述べていた一部の声の大きい少壮将校の本音は、戦後開かれた東京裁判における証言で明らかでしょう。
「本土決戦となれば、わが陸軍が主役となる。たとえ本土が陥落しても満州に陛下をお連れして抗戦すればよい。海軍の臆病者に降伏させてなるものか。」
政府上層部は、戦前に繰り返されたテロルと、クーデターを恐れるあまりにこれを抑え込むことができませんでした。
自ら強権をふるうことでこれを統制していた東条内閣はすでに倒されていました。
ですが、それが逆に強硬すぎる将校たちへの押さえを緩めてしまっていたのです。
これを封じるには、さらなる衝撃が必要でした。
必然的に、海軍は最後の戦いを覚悟せざるを得ません。
「帝国は、無責任が故に滅びるのですな。」
「そういうことになる。だから責任は取らねばならん。君もな。」
米内副総理兼海相と阿部大佐のやりとりです。
このときを境に、海軍は最後の戦いの準備と同時に本格的な終戦工作を公然と開始します。
憲兵隊はこれを押さえこもうと幾度か摘発を試みましたが、そのたびに意外な人物がこれを阻止しました。
陸相 東条英機大将。
レイテにおける決戦において、自派である第4航空軍司令官や防備部隊司令官がさらした醜態に加えて、東条大将が考えていた一撃講和方針の機会が画弊で終わったことが彼を死に急ぐように駆り立てていたといわれています。
彼がつけていた日記には、「何とか戦争を終わらせなければ」という遅まきながらの彼の決意が記されています。
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このとき、敵となったアメリカでは変事が発生していました。
大統領ルーズベルトが過労によって倒れ、執務不能に陥ったのです。
彼の後をついだのは、「アメリカの良心」として名高いヘンリー・ウォーレス副大統領。
和平派は今こそ講和交渉の好機と考えましたが、欧州におけるバルジの戦いにおけるドイツ軍の大反撃や中国大陸における勝利にさらに声が大きくなっていた抗戦派の抵抗もあり、この動きは不発に終わってしまっていました。
かといって、勝利の道を示す者は誰もいません。
まさに、日本は無責任ゆえに滅びつつあったのです。
「中曽根さん。レイテの後はどんな雰囲気だったのですか?」
「それはもう、お祭り騒ぎです。
レイテ決戦の歌なんてものも作られたくらいで、これを指揮した宇垣長官は今東郷なんて呼ばれていたくらいです。
これで米英は幸福を申し出るなんて景気のいい話も新聞をにぎわせていましたね。」
「あおるだけ煽る、と。」
「ええ。信じがたいかもしれませんがね。
ですがそんな雰囲気は、12月の東京大空襲で吹き飛びました。」
「主に東京の下町を目標に行われた最初の大空襲ですね。」
「はい。当時強力な乱気流が日本周辺を覆っていたことと、米軍が400機という膨大な数を一気に投入したことによって日本側の迎撃隊は阻止に失敗。
5万もの被害を出しています。
まだウォーレス大統領への交代から間もない頃でしたので、陸軍航空隊が強引に報復攻撃を押し通したのです。
さらに、12月7日、東南海地震が発生。報道管制のもとでもきわめて大きな被害が出たということが聞こえてきます。」
「この大地震で中京地区の、ことに航空機工場が被害を受けたそうですね。」
「はい。特に数を揃えなければいけないような二線級の機体の補充能力が目に見えて落ちていきました。
この頃からですね。負けるかもしれない、という話が大っぴらに聞こえ始めてきたのは。」
「その後も空襲は続きましたね。」
「ええ。ですが事前に構築されていた迎撃網が効果的に機能したこととで空襲被害はドイツ本土戦略爆撃ほどの威力を発揮できませんでした。
そこへ、東南海地震で被害を受けた中京地区に対して三河地震が発生します。
45年の年もあらたまったばかりの1月13日です。
今度は、報道の統制がしきれませんでした。
相変わらず南方航路は維持できていましたし、本土決戦なんてことも聞こえ始めていましたから食糧事情は戦後すぐのころほど逼迫していませんでした。内地の一般家庭でもたまには肉が食べられたくらいですよ。
ですが、もうその頃からですね。みんな『これは負ける』と確信したのは。」
「さて、昭和20年に入り、日本を取り巻く状況はさらにひっ迫していきます。
それと同時に、海軍と阿部大佐の最後の戦いの準備も進んでいきました。その内容について、どうぞ。」
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>>299-305
やっとこさ後編その1を投下いたしました。
ご参照くださいませ。
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乙です
前線での勝利が悉く生かされなかったのですね。
それにしてもすぐさま十隻以上の空母や戦艦を揃えられるアメリカは変わらず恐ろしいものです(汗
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乙です。無責任と無謀と最悪の状況ですね(汗)
米英のソ連シンパって名前を上げたらどれくらいになるんだろう?
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有名どころだとスノーやらホワイトになるけどどうなんやろ
それにしてもスノーにホワイトってソ連も洒落がきいてるよな
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この世界のヘタリアとかの国擬人化とかどうなるんだろうな
総合的にはアメリカ大勝利で史実より国力上昇、アジアがやや安定していて日本の相対的な地位が上昇などいろいろさがあるけど
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投下乙です
前編見落としてたので一気読み
大勲位ヤスが随分とファミリアでw
しかしこの期に及んで政治家は何もしないのは流石に温厚な阿部(憂鬱島田)さんもキレますわな・・・
上層部には少なくても東京憲兵隊のような現場レベルには旧夢幻会のメンバーが居るようで
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>>310
とりあえずロシアが史実版以上のサイコキャラになるのは確定じゃないかな
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乙です。
戦前日本が滅んだのは、軍部だけではなく政府の無責任さ故である、と公に言えるのはいいですね。
もう史実日本ときたら・・・。(´Д⊂ヽ戦前と何も変わっていない・・・。
ところで、こういう方式もいいですね。私もこういう感じで書いて見たいですが、真似していいですか?
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やっとこさ後編が完成いたしました。
後編その2を55分ごろから投下します。
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※ 本作はフィクションです。実在の人物・団体には一切関係ありません。
戦後夢幻会ネタ―――閑話「その時歴史が動いた〜日本放送機構のある番組から〜 その3」
昭和20年1月、最高戦争指導会議は本土決戦と、それを可能な限り避けることを目的として日本本土沖合において米侵攻軍の撃滅を図るという二つの方針を決定。
その方法として夜間航空攻撃と潜水艦隊による攻撃、そして水上艦隊による決戦をとることを決定します。
このとき、降伏をも許容する方針が公然とささやかれ、「講和追求」の一文が国防方針に追加されたのが和平派最大の成果となりました。
このとき、どこからともなくささやかれ始めた言葉があります。
「海軍に、もう船はないのか。国民を守ることはできないのか。」
この言葉は、昭和天皇が海軍の不甲斐なさを嘆いていったとされ、陸軍は瞬時に沸騰。海軍もこの言葉に押されて最後の決戦を考え始めます。
ですが、それに疑問符をつけた人物がいました。
宮内省侍従 徳川義寛。
阿部たちの一派と宮中とのつながりを作っていた人物です。
また、彼の縁戚に水戸徳川家の徳川圀順がいたことから彼は政界にも顔が利く人物でした。
そんな彼だからこそ、議会や軍内部でささやかれる噂を気にしていたのです。
彼は、まったくそのようなことを聞いた覚えがなく、入江侍従や藤田尚徳侍従長もまた同様であったのです。
ならば、それはどこで?
答えは意外なところから出ました。
都内の料亭。
あえて阿部たち一派が会合の場所としていたあの場所です。
そこでくだを巻いていたある近衛師団の士官一派が大声で「こういっているに違いない!」と言っていた事柄が伝言ゲームのように隣りの別の士官に伝わり、それがさらに誇張されて広まっていったのです。
陸軍の強硬派の一派はここぞとばかりにこれをあげつらい、海軍が不甲斐ないために苦境に陥っていると宣伝します。
陸軍の多くも、これには口をつぐみました。
事実かどうかを確かめずに。
昭和20年2月のある日、陸相東条英機大将のもとを、阿部は訪ねました。
このときのことを、阿部は記録に残していません。
ですが家人の回顧録によると、彼は憲兵隊の所属らしい士官と民間人を連れて東条宅を訪ね、しばらく誰も通すなと念を押したといいます。
お茶を持って行く前に数分間怒鳴り声が続き、やがて、それから長く一行は話し合ったといいます。
彼らが帰った後、東条は青ざめた顔で考え込んでいたといいます。
この翌日、東条大将は即座に宮中へ参内。
数刻のちに近衛師団長を訪ね、すさまじい剣幕で彼を叱責しました。
「おそれ多くも主上の言葉を捏造し、統帥権を壟断しようとするは何事か!
主上の言葉を借りて外野からはやし立てるとは何事か!!」
東条大将は、陸軍のおさえとしての役割を期待され、その高い忠誠心を評価されて首相となった人物です。
そんな彼にとり、このようなことを利用して政治闘争に使おうとする動きは許せるものではなかったのです。
彼を激怒させたのは、彼が自分の腹心と考えていた人々がこの動きに積極的にかかわっていたことでした。
東条は、決意を固めます。
昭和20年3月31日、憲兵隊は日本全国はもとより占領地においても、強硬派とされた士官や不穏分子の一斉検挙を断行。
同日、この騒動の責任を取り、小磯国昭内閣は総辞職します。
かわって首相となったのは、枢密院議長であった退役海軍大将 鈴木貫太郎。
日露戦争においては海軍随一といわれた武勲を上げた人物です。
陸軍大臣に経戦派ではありながらも政治色が極めて薄い阿南惟幾大将を、引き続き海相兼副総理として米内光正を、そして外相に東郷茂徳、無任所の国務大臣として宇垣一成退役陸軍大将を起用するという陣容は明らかに和平を意図したものでした。
しかし、海軍による最後の米艦隊迎撃計画と陸軍による「本土決戦作戦」を統合した天号作戦はこのときまでにほぼ完成。
さらに、4月4日に米海軍が泊地を抜錨したとの報告は和平を言い出すには極めて不都合なものとなりました。
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ここで時間を少しさかのぼります。
昭和20年初頭時点で、アメリカ海軍は二つの作戦計画をたてていました。
ひとつは、失敗したフィリピン諸島への再侵攻作戦。
そしてもうひとつは、野心的な沖縄方面への侵攻による日本側抗戦能力の破壊です。
すでに、レイテ沖海戦とほぼ同時に実施されたマリアナ諸島攻略作戦、そしてフィリピン攻略の前線基地となるパラオ攻略作戦はアメリカ側の成功に終わっていました。
撤退を完了したトラック環礁もすでにアメリカの手に落ちています。
この点からすれば、フィリピン諸島を攻略することが定石です。
ですが、日本海軍がいまだ有力な艦隊を有し、さらには台湾の航空隊に加えて後方に日本本土という兵站基地を擁するフィリピン、そして10万名近い犠牲を払ったという事実は再度の侵攻に否定的な意見を特に陸軍に抱かせています。
そのため、アメリカ陸海軍は、マリアナ諸島からさらに北上して小笠原諸島を攻略。長距離護衛戦闘機を戦略爆撃隊に随伴させて日本本土へ爆撃と機雷投下を行うという順当な作戦をたてようとしていました。
しかしここで彼らにとっての誤算が起きます。
アメリカ議会の一部がこの悠長な作戦に疑問符をつけたのです。
なるほど確かにこの作戦を継続すれば、7月までには日本海軍の作戦行動能力は大きく阻害され、日本列島は海上封鎖状態となる。
そこで一気に沖縄を攻略し、返す刀で9月には日本本土に上陸するとなると、必ずやソ連の存在がネックとなるだろうと。
確かにその通りでした。
ソ連がこのとき対日宣戦布告の準備を整えていたことをアメリカ側は知らず、その参戦の可能性について大きな疑問符をつけていたのです。
「下手をすれば、日本軍と死闘を演じる中で単独で友好条約を締結し一気に日本列島を赤化してしまうかもしれない…」
それが、アメリカ国務省の一部や議会の与党民主党の懸念となっていました。
これは野党共和党も同様です。
彼らは逆に、ソ連が日本本土に対し火事場泥棒を働くのではないかと危惧していました。
すでにこのとき、末期症状を呈しつつある欧州戦線において、ソ連は共産党による自治委員会を次々に設立。
ポーランド亡命政府をはじめとする諸国の厳重な抗議を受けていました。
ことにフランス共産党が自由フランスを否認する方針をとったこと、それは反共的なでマッカーサー元帥率いる欧州戦線主力軍の後背を脅かす深刻な事態でした。
このため、海軍の一部では戦争の決着を一気につけるべく、南西諸島から東シナ海を封鎖できる「沖縄侵攻」が俎上に上がります。
いまだに日本本土周辺における通商破壊戦は目立った成果を上げておらず、南方からの輸送船団を直接機動部隊によって航空攻撃することを彼らは考えていたのです。
これを大いに後押ししたのは、合衆国艦隊司令長官 アーネスト・キング元帥。
彼は、「本来海軍の戦争である」この戦争を主導しようとしていたマッカーサー元帥がフィリピン戦の敗北により欧州へ転出することになったことを機会に、一気にこれまでの海軍の敗北を挽回しようとしたのです。
陸軍にとっても、この沖縄作戦は来るべき日本本土上陸作戦の前哨戦となり、また対日戦での失点を回復する機会にもなります。
沖縄本島は小笠原諸島のような海兵隊の戦場と比べて広大で、陸軍の活躍の余地がありました。
台湾という案もありましたが、ここはフィリピンに加えて大陸に近く、日本側が大陸に展開する部隊を増援として送り込んでくることを彼らは警戒します。
この時点でも中国大陸沿岸部はほぼ完全に日本側の手に落ちており、そこへの侵攻は躊躇われたのです。
かといって、素直に海軍に賛同するのも腹立たしい。
そこで、陸軍は護衛戦闘機隊の基地となる硫黄島と沖縄の同時攻略を提案。
キング長官はこれに賛同しました。
ところが、今度はアメリカ海軍がこれに反対します。
「あまりにも日本本土に近すぎる」
というのがその理由です。
確かに、作戦は投機的となります。まだ日本本土の封鎖も万全ではありません。
せめて7月に、というのが彼らの意見でした。
ですが、そうなると日本周辺は台風の通り道となります。
それに9月以降となる日本本土侵攻を前提とすれば、これでは間に合いません。
結局、政治的・軍事的な理由によって作戦発動時期は4月とされました。
さらには、キング元帥はこの一撃により戦争を終結させることができると議会秘密会で力説。
さらには、日本本土において重大な震災が発生し生産力に著しい障害が発生したことが計画を後押しします。
陸軍もこれを支持したことから、作戦案にはゴーサインが出されました。
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作戦名は「アイスバーグ」。
発動準備段階となった3月、さらにこれを後押しするしらせが入ります。
小磯内閣が崩壊、穏健派といわれた人々が主導権を握る鈴木内閣が成立したのです。
アメリカは、日本国内の戦争継続能力がついに失われたと判断しました。
「1か月後には戦争は終わっている」
南太平洋のウルシー環礁から出撃していった兵士たちはそうささやきあったといいます。
一方、阿部俊雄大佐は意外なことに東京にはいませんでした。
彼は、前年末から、横須賀で建造が進んでいた航空母艦「信濃」の艤装委員長としてその建造に責任を負い、艦長を拝命していました。
6月に予定されていた艦隊への編入を目指して訓練に励む阿部は、4月に予想された小笠原諸島侵攻には間に合わないと覚悟を決めていました。
昭和20年初頭に就役したばかりの「信濃」はいまだ錬成の途上であり、艦隊とともに行動することはできなかったのです。
そして同時に、彼が予想していたように連合艦隊丸ごとが壊滅するような事態となった後で停戦が成立したとしても、それがすんなりいくとは考えていませんでした。
そのため、航空母艦「信濃」とその航空隊は残存艦隊とともに国内の不穏分子やソ連海軍への抑止力となり逆クーデターなどの事態を阻止すべきであると考えていたのです。
そのため、阿部は3月3日付で「信濃」の次期作戦への投入は不可能とする報告書をもって軍令部を訪問。
これを認めさせています。
阿部は「死ぬのが惜しいか」と罵声を浴びせられました。
「ならば、私を第2艦隊参謀に任じてください。小笠原沖で断じて勝利を掴み、立派に武蔵の後を追ってみせましょう。」
このとき、阿部は懐に忍ばせていた信濃艦長解任願いを、軍令部の福留繁少将に叩きつけています。
これには福留少将も目を見張り、「貴官の覚悟を見誤った。御見事である。この上は私もそろって大和艦上にあり、ともに勝利を掴もう」と答えたと、のちの首相であり当時阿部の副官をつとめていた田中角栄中尉は日記に記しています。
このとき、すでに阿部とその一派は公然と上層部の支持を得て終戦の最後の一手を打っており、もはや彼自身がやることは残っていなかったのです。
ですが、米内海相はそれを許しませんでした。
「勝利を得るのはよいだろう。だが、それで責任をとったことにはならぬ。
君は生きて終戦後の日本に責任を持たねばならぬ。
生きて国民からの罵声を浴びつつ、将来の海軍の再建につとめてもらわねばならぬのだ。」
米内は手元の紙をとると、こう書き記します。
「命令 自決を許さず。」
阿部は、それを米内の遺言のようだと考えたといいます。
このやりとりは、米内流の気遣いであったのではないかと田中角栄は述べています。
米内が記したという人物評にはこうあります。
「阿部俊雄 かの者、性極めて狷介孤高。しかして賢友を集む。故、死するに惜しむ。」
極めて頑固であるが賢明な友人が多く、そういう人間が周囲に集まる。
ゆえに、死なせるには惜しい。
米内は、同様の評価をかの山本五十六にも下しています。
そのため、陸軍強硬派の暗殺を恐れて山本を連合艦隊司令長官に親補したという過去をもっていました。
戦前と、終戦前夜、彼は同じ判断を下したのでした。
一方、陸上へ上がった連合艦隊はその司令部を横須賀鎮守府内に置きました。
東京に近い三田の地下壕への移転が取りざたされても、司令長官の南雲忠一大将はそれを容れずに、密かに進行中であった大本営機能の長野県や奈良県への移転構想へ注力させるかわりにこの施設を使い続けたのです。
そのため、訓練中であった空母信濃艦長は、同僚となった源田実や同じく和平派グループを構成していた高田利種連合艦隊参謀長とともに迎撃作戦を練り上げていきます。
作戦は、可能な限りの打撃を米艦隊に与え、かつ陸軍の本土決戦派に自由にこれを使わせないという副次的な目的をもって立案されました。
陸海軍首脳部からどこからともなく出たこの目的に、参謀たちは眉をひそめたものの可能な限りの戦力投入を目指して作戦を煮詰めていきます。
その名目として、海軍が立案中であった本土決戦作戦の名称をとり作戦名は「天号」とされました。
南北朝時代の名将楠正成の旗印からとられたその名称は、作戦の本質を極めて如実に表していたといえるでしょう。
しかしこの名目上、陸軍航空隊をはじめとする人々は全力で海軍に協力する義務が生じます。
とりわけ本土決戦派であった士官たちは、ついに海軍が本土決戦に腹を決めたと考えて無邪気に歓迎し、協力の目くらましとなったといいます。
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ですが、彼らは米海軍の攻勢正面を絞りきることができませんでした。
なんとなれば、アメリカ海軍の戦力はこの時点ですでに日本海軍を圧倒しつつあり、予想された小笠原方面と沖縄・台湾方面と同時進行すら可能であるのです。
そのため、「天号作戦」は4つの方面について立案が行われました。
このうち、沖縄方面を「天1号」、小笠原方面を「天2号」、台湾・フィリピン方面を「天3号」、本土・北方方面を「天4号」と区分しています。
中でも力が入れられたのが、天1号と天2号作戦でした。
作戦は単純明快。
本土や島嶼の航空隊による全力支援下で、囮艦隊となる空母機動部隊の残存艦隊を出撃。
これの挟撃により一時的に米空母機動部隊の作戦能力を麻痺させ、その間に全力で主力となる戦艦部隊は上陸橋頭保に対して突入。
その過程で水上艦隊を、可能なら輸送船団と敵の陸軍部隊を壊滅させる。
また、後方に潜水艦隊を展開させ、補給・修理能力を奪う支作戦「剣号作戦」も同時に立案されました。
このうち、沖縄方面への天1号作戦はまだ成算がありました。
九州や奄美諸島に展開する航空部隊の攻撃圏内であるためです。
ですが、小笠原方面における天2号作戦は、伊豆諸島という狭い拠点の限界、そして距離が連繋攻撃を困難にしていました。
このことは当然ながらアメリカ側も承知しているはずで、可能性としては硫黄島・小笠原方面へ6割、沖縄方面3割、同時多方面侵攻1割と当時の連合艦隊は考えていたといいます。
今後の成算を昭和天皇の前で問われた古賀峯一大将の言葉が、当時の状況を暗示しています。
「湊川です。」
4月1日、米軍は硫黄島に対し上陸を開始。
連合艦隊は「天号作戦準備」を命令。
本土各地の航空部隊に関東集結を命令します。
呉および佐世保の連合艦隊主力は、直ちに出撃準備に入りました。
「天2号作戦」の第一段階である航空攻撃「菊水作戦」を待ち、連合艦隊は突入準備に入る…はずでした。
ですが、4月7日、思わぬ報告が連合艦隊を揺るがします。
「アメリカ海軍、沖縄に来襲。慶良間諸島に上陸を開始。機動部隊および水上艦隊主力を伴う。」
「いけるかもしれん。」
主力艦隊を率い、沖縄突入を担当する宇垣纏第2艦隊司令長官が呟いたように、日本海軍の絶望的な雰囲気にひとつの炎がともりました。
硫黄島に上陸した戦力は比較的少数であり、艦砲射撃を実施していたのは大型巡洋艦や生き残った旧式戦艦。
対して、沖縄には鉄の暴風雨ともいわれる主力機動部隊による攻撃が加えられていたためです。
この場合、攻撃正面は沖縄方面に限定されます。
困難な防衛戦に備えてマリアナ沖開戦以来延々と続けられていた島の要塞化は完了しており、物資の備蓄を完了していた硫黄島は半年以上の持久が可能と見積もられていました。
対して、疎開が進んでいたとはいえ、急きょ北部への着の身着のままでの避難を実施した沖縄は県民30万と防衛部隊4個師団8万名が救援を待っています。
「行くぞ。沖縄へ。」
宇垣長官の掛け声とともに、「天1号作戦」の発動が宣言されたのは4月10日。
連合艦隊主力の進撃を側面支援すべく、横須賀に残存していた航空母艦「信濃」は、護衛の駆逐艦とともに伊豆諸島沖へ向かい、米艦隊の目を引き付ける命令を受けました。
活気づく連合艦隊司令部をあとにした阿部は、対潜戦の専門家という評価の通りにこの後5日ほどで5隻の米軍潜水艦を護衛部隊とともに撃沈することになります。
さらに関東に展開した航空部隊は九州の航空基地群へと移動を開始し、アメリカ機動部隊による九州空襲に対して防衛戦を開始します。
それは、戦艦大和が沖縄へ到達する、8日前のことでした。
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後編は完成しているのですが、まだ5レス以上が待ち構えていますのでいったんここで切ります。
新編投下は本日中となる予定です。
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おつです
続き楽しみですわー
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遅くなりましたが、ひゅうがさん投下乙です。
新編投下も楽しみにしております。
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乙です。連合艦隊最後の雄姿ですね
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乙ですー。
この後の沖縄戦はどれだけ撃っても大破しながら突撃してくる艦艇を絶望的な表情で見つめる米陸軍とかが象徴的になりそう感じですよね。
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乙です。
続き楽しみに待っています。
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ひゅうが様乙です。こういうテレビ番組からの視点も面白いですね。
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乙です
源田大佐もうまく時流に乗っているようでw
終戦・戦後・朝鮮戦争とやらかさなければ国防空軍か海軍で
中核人材になれるかもw
そういえば大西瀧治郎はどんな終戦・戦後を迎えているんでしょう
>>323
米海軍水兵「オキナワに来たジャップの艦隊はバケモノだった…
とんでもなく大きな『神通』と大きな『神通』と小さな『神通』だけで出来ていたんだ!!」
心情的にはこんな感じだったかもw
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>>326
神通さんが狂戦士の名詞にwww
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大西さんはどんな形でも切腹しそうだな
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瑞鶴「ワレ ヤスクニニユク サキニマッテイル」
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>>327
川内「よか兵子たちでなかか」
そういえば創世記の日本帝国海軍は薩摩閥でしたねw
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お待たせしました。
45分より後編の続きを投下いたします。
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※ 本作はフィクションです。実在の人物・団体には一切関係ありません。
戦後夢幻会ネタ―――閑話「その時歴史が動いた〜日本放送機構のある番組から〜 その4」
「中曽根さんは、この時のことはやはり印象深いでしょうか?」
「もちろんです。4月1日には小笠原でみんな死ぬと思っていましたから、私の乗り組んでいた戦艦長門もみんな遺書を書くように命令が下っていました。
そうしているうちに、出撃直前の7日の未明でしたか、『沖縄がやられている。こちらが本命らしい』ということを艦長が艦内放送で伝えました。訳知り顔の古参士官なんかが『これはいけるかもしれんぞ』と頼まれてもいないのに講釈をはじめました(笑)。
で、『やってやるぞ』という気になりました。」
「なるほど。生き残れるかもしれない、と。」
「それは死ぬのは覚悟していました。ですが、硫黄島までの道中で何の成果もあげられずに撃沈されるよりも、生きて沖縄にたどり着いて、大暴れした後で死ぬほうがいいにきまっています。
何より、助けを待っている県民がたくさんいるということは自然と私たちの胸にすとんと落ちました。
で、悲壮というよりは『やってやるぞ』という雰囲気に。」
「そういうことですか。意外です。」
「不思議なもので、何かが決まってしまうと腹が据わるといいますか、そういう気分になるものですね。
その時はほぼみんな、そんな感じだったと思いますよ。
私なんかも、秘蔵の羊羹をみんなに配ったりしていました。
もっともそれが微妙な結末になってしまったので…」
「なるほど。それではみなさん。いよいよ提督たちの決断のときが迫ってきました。
いよいよ沖縄沖海戦がはじまります。
日本放送機構ではその瞬間までの再現映像を1年をかけて製作しました。
可能な限り史実に忠実に製作していますので、よく知られている事柄と違うことがあるかもしれませんが、ご覧いただければ幸いです。どうぞ。」
昭和20年4月12日深夜。
沖縄本島沖合においてアメリカ海軍機動部隊は大量の通信電波を発信。
これが日本海軍の通信傍受施設において受信され、直ちに文章化されます。
その多くは、突然襲ってきた嵐によって混乱のうちに発せられた暗号化されていない電文でした。
爆弾低気圧。
アメリカ海軍を襲ったのは、現在そう呼ばれる季節外れの台風でした。
極めて短期間に発達したこの低気圧は一度小笠原のはるか沖合で発生してから九州をかすめ、沖縄本島方面へとやってきたものでしたがそのメカニズムについて未知であり、海上の気象についてはあまり熱心ではなかったアメリカ海軍は退避の時期を見誤ってしまいます。
アメリカ海軍がこの作戦に投入していた大型航空母艦の数は8隻。
しかも、航空機から身を守るために大量の対空火器で身を固めていたために重心が高く、ことに暴風雨では不安定さを増してしまいます。
このためにそのうち2隻は、10メートルを超える大波を横から受けて飛行甲板とエレベーターが損傷。戦わずして作戦能力を失ってしまいました。
さらには、航空機を飛行甲板に露天で繋止することで搭載機の数を増やしていたこと、そして格納庫の中では天井から機体を吊り下げることでこれを行っていたことが不運につながりました。
嵐にもみくちゃにされる中で係留ワイヤーが切れた機体や、固定が不十分だった爆弾やガソリンが転がり壁面に衝突、これに引火して爆発するといった事例が多数発生したのです。
こうした事例は、他の艦艇でも発生しました。
嵐を乗り切ったアメリカ機動部隊は、軽巡洋艦1隻、駆逐艦3隻が横転し沈没。
航空母艦2隻が戦列を離脱。
さらには航空機100機あまりを海洋投棄するという大損害を受けてしまいます。
しかし、被害コントロール技術に優れるアメリカ海軍は、わずか2日でこの損害を局限し修理を実施するという離れ業を見せました。
ですがこの時受けた損害に、アメリカ海軍は最後まで苦しむことになります。
昭和20年4月14日午前9時。
予期せぬ大観衆に見送られ、大和を旗艦とする連合艦隊第2艦隊は呉を抜錨。
豊後水道へ向かいます。
遅れて午前11時、佐世保軍港において角田中将を指揮官とする連合艦隊第3艦隊が抜錨。こちらも多くの見送りを受けて東シナ海へと入りました。
彼らは盛んに電波を発し、存在を誇示しつつ南下を開始。九州に展開した基地航空隊が上空を守る中、一路沖縄へ向けての針路をとります。
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午後1時、日本本土の通信量の激増を受けて豊後水道付近に潜んでいたアメリカ海軍の潜水艦「カヴァラ」が危険を冒して潜望鏡を上げ、第2艦隊の出撃を確認します。
しかし、この頃までに性能が向上していた連合艦隊の駆逐艦群はこれを直ちに探知。
即座に、随伴する航空母艦「瑞鶴」から飛び立った歴戦の対潜哨戒機が攻撃に入ります。
そのため、アメリカ海軍は豊後水道から日本艦が出撃という第一報以外の報告を手にすることができませんでした。
日本海軍出撃の報に、米機動部隊は修理を完了したばかりの艦隊から損傷を受けた2隻を除き、さらには予備としていた機体を搭載。
後詰として水上艦隊を残しての迎撃を開始すべく、北上をはじめました。
予定では九州方面への牽制攻撃が計画されていたのですが、爆弾低気圧による損害を受けてこれは断念。かわりに防空戦闘機部隊を多めにとっていたといいます。
そして4月14日夜には、艦隊は奄美諸島の沖合に達します。
ですがそのとき海中から米艦隊を監視する目が光っていたことに、彼らは気付くことができませんでした。
4月15日未明、アメリカ機動部隊のレーダー上に、奇妙な影が映りました。
距離は約200キロ。数は100機あまりの大型機の編隊です。
しかし、その後は艦隊を離れていきます。
迎撃のために飛び上がった夜間戦闘機隊はいぶかしがりながらも帰還しますが、その時…
水平線上にオレンジ色の炎が見えたかと思うと、警報が艦隊に鳴り響きます。
速度は毎時750以上。数は100あまり。
小型単発機と思われたそれは、距離3キロほどまで近づくと一気に上昇。機体後部が燃え上がるような噴射炎を発してさらに加速し、艦隊に次々に突っ込んでいきます。
爆発。たった一発で巨大な航空母艦の甲板から高々と火柱が上がりました。
空母が炎上する中、回避しようと舵を切るものも出てきます。
ですが、まるで見えているかのように機体は進行方向を変えて艦隊から離れようとした艦艇にも襲い掛かりました。
日本海軍が実用化したばかりの対艦ミサイル攻撃、それがこの恐怖の正体でした。
この夜に行われた攻撃により、応急修理ですまされていた無理がたたった航空母艦がさらに2隻沈没。
残る4隻も大小の被害を受けて一時的に戦闘能力を喪失します。
それは、残る英国機動部隊に加え、水上艦隊で日本海軍を相手にせねばならないという最悪の予想を示していました。
意気上がる連合艦隊。しかし、日本海軍にも不運が襲います。
4月15日午前5時14分 九州沖において戦艦「長門」の機関部に故障が発生。
速力をわずか12ノットをしか発揮できなくなってしまったのです。
それは、「長門」の沖縄への突入が事実上不可能となったことを意味していました。
艦長の渋谷清見大佐はそれでも同伴を申し出ますが、旗艦である「大和」からの命令は…
「若年の士官候補生や兵士たちを下船させる。貴艦は夜明けの前に九州航空隊の制空圏下へと退避せよ。」
第2艦隊参謀長をつとめていた森下信衛少将は、このとき、黄金仮面と呼ばれるほどの無表情で有名だった宇垣纏中将と
「これでいい。この先は三十歳未満の連中はまだ早い。」
「大人だけの祭りというわけですか。」
「後始末は大人の責任だよ。」
と笑いあったと手記に記しています。
昭和20年4月15日 午前6時30分 朝焼けに染まる太陽の中、数隻の駆逐艦を共にした戦艦「長門」へ、第2艦隊は永遠の別れを告げました。
艦上には、各艦から退艦した若年志願兵や士官候補生たちがならび、涙にくれる「長門」乗組員たちとともに水平線へと消えていく第2艦隊をいつまでも見送っていたといいます。
戦艦大和が、沖縄に突入するまで、あと12時間。
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「中曽根さんは、この時、この光景を長門の艦橋から写真にとっておられますね。」
「はい。」
「ああ私が出します。こちらです。
奥から単縦陣を組んでいるのが第2艦隊です。この、ひときわ大きな艦が『大和』ですね。」
「はい。(涙を拭きながら)先頭に『雪風』をはじめとする水雷戦隊を、続いて巡洋艦部隊が、そして『大和』『陸奥』『榛名』『霧島』が続いています。」
「佐世保から出撃したのは『金剛』『比叡』や残った空母『雲龍』『天城』などですね。」
「そうですね。それに改装空母が何隻かです。これら以外は、シンガポールの艦隊と、呉で傷を癒していた何隻かの戦艦、そして訓練が未完了のために本土へ残った『信濃』や『葛城』などがいました。
この方面で動ける海軍のフネはほぼすべてが出撃していました。」
「中曽根さんは――少し質問しづらいのですが、そのときどのように感じられましたか?」
「残念でした。せっかくの機会なのに、いっしょに行けないことが。
ただただ残念で残念で…」
「涙をお拭きください。」
「ああすみません。ですが、仕方がないこともあったのです。レイテでほぼ無傷で生き残れたのですが、そのために修理などは多少なりとも敵弾を受けた艦が優先されました。
そのためにオーバーホールの予定であった機関などはほかの中小型艦艇が優先され、長門のボイラーは限界を迎えていたのです。
おかげで終戦までの間に修理を終えることができたのですが、あのまま沖縄へ行って引き返せない時点で故障が起きたらと思うとぞっとします。
間違って海戦の最中なんかであったら…」
「確か、参加予定であった軽巡洋艦『酒匂』や『矢矧』も同様の故障をしていますね。」
「はい。こちらは出撃1週間前でしたので修理が間に合わずに部品を損傷の程度が軽かった『矢矧』に回しました。
しかし、返すも返すも、この機関不調は惜しかったものです。もしも十全であったのなら、もしかしたら――ということが考えられるだけに。
いや、誰のせいでもないことはわかっています。ですがそれだけに――」
「お辛いでしょうに、ありがとうございました。」
「いえ。」
「さて、いよいよ今日のその時がやってきます。」
昭和20年4月15日午前11時30分。
東シナ海を北上する英機動部隊は、そのレーダーに偵察機をとらえます。
毎時700キロに達する高速のその機体は、特別にあつらえられた高オクタン価ガソリンを搭載した偵察機彩雲改。
英機動部隊は、日本海軍第3艦隊に発見されたことに気が付いたのです。
それからわずか30分。
太陽が中天に達すると、第3艦隊から放たれた200機に達する攻撃機隊は英国機動部隊に殺到。
日本側の攻撃機部隊の巡航速度が英国側より毎時100キロ以上も上であったために甲板には発艦作業を待っていた攻撃機隊が満載されていました。
このとき、英艦隊を発した偵察機が日本艦隊を発見して詳細な位置を打電しており、英艦隊は奇襲を受ける格好となりました。
一瞬にして英機動部隊の主力となる空母4隻が炎上すると第3艦隊は周囲にさかんな索敵を開始。ついに米機動部隊を発見します。
このとき、第2艦隊は未だに米艦隊に発見されておらず、米機動部隊はあわてて全力での攻撃に移ります。
英艦隊からもたらされた情報により日本艦隊が2隻の長門型戦艦と機動部隊主力を有すると誤認していたこともこれを後押しします。
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4月15日午後3時。
第3艦隊が最後の攻撃機隊180機あまりの全力攻撃をかけ、米機動部隊がのべ600機に達する攻撃機隊を発進させた頃、北方を警戒していた偵察機が悲鳴のような報告を送ってきます。
「新たな日本艦隊を発見。数は戦艦2 空母1 大型巡洋艦2を基幹とする。戦艦はヤマト・クラスを含む。」
これは、大和型戦艦の大きさに加え、日本側の迎撃隊に追い回される中の報告であったために2隻が含まれていた金剛型戦艦が含まれていない値でした。
この時点で、第3艦隊へ向かった攻撃機隊はこの艦隊に存在していたのが金剛型のうち2隻であったことに気が付いていません。
それでも、攻撃隊が帰還した後でこの新たな艦隊を迎撃できるだけの機体や時間は存在していません。
必然的に、この艦隊は夜間のうちに沖縄周辺へ到達してしまうことになります。
実際に
残った予備機80機あまりを動員して行われた第2艦隊への攻撃は、空母「瑞鶴」の大破によって終了するなど不徹底に終わります。
第3艦隊は、その身が全滅することにより第2艦隊の突入までの時間を稼いだのでした。
―――その時、昭和20年4月15日午後6時、第2艦隊は夕陽に赤く染まる水平線上に、はるか沖縄本島の北端辺土岬を視認します。
第2艦隊は、日本本土と沖縄に向けて全力で電文を発信します。
「第2艦隊は沖縄本島沖合へ到達。これより万難を排し突入を開始す。」
4月15日午後7時、日本海軍の突入を妨害すべく、空母機動部隊の護衛部隊から分派された戦艦「ノースカロライナ」を基幹とする水上艦隊は、沖縄本島北方の与論島において突進を続ける第2艦隊主力と接敵します。
今度こそと意気込む「ノースカロライナ」でしたが、彼女を悪夢が襲います。
戦艦としてはバランスのとれた艦であった本艦ですが、その装甲は軍縮条約の影響を受けて耐36センチ砲相当。
しかも、日本艦隊発見以来突進し続けたために予想以上に早く接敵したことから戦力差は5対1にまでひらいていました。
「ノースカロライナ」は、艦隊最後尾に位置する戦艦「霧島」に捕捉されます。
それは、2年前の第3次ソロモン海戦において咄嗟の遭遇戦で打ち据えられ、大破させらえた因縁の相手「ワシントン」の同型艦への雪辱を果たすかのようでした。
日本艦隊が島影を背にして砲戦を開始したのに対し、「ノースカロライナ」はそれを雑像として見つつも砲戦を開始します。
しかも、数の暴力は日本側に味方しました。
戦艦「榛名」の第2斉射は、対空戦闘のために用意されたままであった三式弾。
すなわち、榴弾の一種でした。
これが「ノースカロライナ」の艦橋に直撃。
花火のようにレーダー装置と照準装置に襲い掛かったのです。
一瞬で夜間の目を奪われた「ノースカロライナ」は砲撃能力を失いました。
開始からわずか3分。戦艦「大和」はその撃沈スコアに新たに1隻を追加。第2艦隊は進撃を再開することになります。
一方、後方から日本艦隊を挟み撃ちにする予定であった「ノースカロライナ」からの悲鳴にも似た電文によりアメリカ艦隊は日本艦隊の目標が沖縄本島中北部北側の宜野湾であると判断。
伊平屋島沖に残った戦艦5隻、「アイオワ」「ニュージャージー」「ミズーリ」「ウィスコンシン」「インディアナ」を展開させ、日本艦隊を待ち受けました。
昭和20年4月15日午後11時53分、伊平屋島沖13海里において宇垣艦隊はアメリカ艦隊と会敵。
この時点で、アメリカ艦隊の指揮官デイヨー中将は日本艦隊の戦力が予想を上回る戦艦4隻に上ることに気が付きます。
しかし、アメリカ艦隊がすべてアイオワ級とサウスダコタ級という最新鋭の艦で構成されていることは彼らに勝利の確信を抱かせたといいます。
いかに大和型戦艦といえども、レイテ沖において撃沈できたのだから、と。
一方の宇垣艦隊、第2艦隊もここが正念場であると突入態勢を作ります。
ここさえ突破すれば、沖縄本島のどこにでも乗り上げることができ、海岸橋頭保を砲撃することができます。
すでに、暗号電文で沖縄で持久戦を展開する第32軍が攻勢を計画している旨は把握されていました。
ここさえ突破できれば。
かくして、太平洋戦争最後の艦隊決戦「沖縄沖海戦 第二夜戦」ははじまります。
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海戦の初手は、双方の巡洋艦部隊、水雷戦隊同士の激突により開始されました。
最後尾に位置していた「榛名」「霧島」は、速力を限界いっぱいの30ノット以上にまで増大させ、水雷戦隊とともに突入を開始します。
これに驚いたのは、米艦隊でした。
高速戦艦である金剛型が、主力を放り出して突入してくるように見えたのです。
ですが、これは日本海軍が金剛型を主力とともに行動する戦艦としてではなく、水雷戦隊の切り込み役として運用していたために起きたこと。
このため、金剛型が進む先となるアメリカ側巡洋艦隊方面を日本艦隊の突破目標であると考えてしまったとしても無理はないでしょう。
元来が金剛型の高速に対抗するために作られたアイオワ級戦艦のうち、「アイオワ」「ミズーリ」は速力を上げつつ金剛型に追随しようとしました。
しかし、それが勝敗を分けます。
アイオワ級戦艦は確かに33ノットという高速により金剛型を翻弄できる速力を有します。ですがその高速とパナマ運河という物理的な制限から、特に高速発揮時や荒天下での砲撃戦能力に大きな問題を抱えていたのでした。
対して、30年をかけて改装を繰り返しほとんど別の艦へと変わっていた金剛型戦艦は安定して性能を発揮。
米艦隊からの電波妨害にも水上観測機から投下される吊光弾とアルミの電波妨害箔(チャフ)という原始的ながらも効果的な対処法をもって位置を把握。
米巡洋艦隊とアイオワ級2隻の砲撃を一身に受けながらも巡洋艦隊の戦列への突入に成功しました。
一方の主力艦同士の砲撃戦は、3対2という数の比にもかかわらず第2艦隊主力の優位に進みます。
開始からわずか10分あまりで戦艦「陸奥」の砲弾2発が「インディアナ」の第2砲塔天蓋を貫通。防御構造に問題を抱えていたサウスダコタ級を一撃で戦闘不能に追い込み、2分後に大爆発を起こして轟沈という結末に追い込みます。
これに負けじと「大和」も砲撃を継続。「ウィスコンシン」の第3砲塔を叩き割り、誘爆により速力を10ノット未満にまで低下させ、さらに5分後には第1砲塔付近および艦橋へ命中弾を得、大破炎上に追い込みした。
しかし、この直後、日本側の大爆発が海をこがします。
砲戦開始後15分。ようやくアメリカ艦隊の旗艦「アイオワ」が命中弾を得、それが戦艦「榛名」の第1砲塔を大爆発させたのです。
この時までに「榛名」は巡洋艦5隻を撃沈破した挙句「アイオワ」に8発の命中弾を得ていましたが、防御装甲を貫通したのはそのうち2発のみ。
反撃は強烈でした。
「榛名」は最後の力を振り絞るかのように続けて2発の命中弾を得ると、弾薬庫が再度爆発。艦首から海へと沈んでいきました。
水雷戦隊のうち単艦となった「霧島」ですが、遅ればせながらも主力が追随していないことに気が付いた「アイオワ」「ミズーリ」を足止めすべく今度は逆に立ちはだかります。
そして稼ぎ出した時間は20分あまり。
最終的に18発もの41センチ砲弾をその身に受けた「霧島」は紅蓮の炎でその身を焼きながらも海上に停止しました。
この時点で日米の戦力比は4対2。これで勝てるとアメリカ艦隊に楽観が広がったとき、再び天秤は日本側に傾きます。
突入を成功させた水雷戦隊が放った魚雷――不必要な長射程を加減するかわりに炸薬量を大幅に増大させ、さらには連合軍のものをコピーしたTOPEX炸薬とした93式酸素魚雷改三が次々に炸裂したのです。
米艦隊の主力重巡洋艦「ボストン」に4発命中、轟沈。「ピッツバーグ」に3発命中、横転沈没。
その他、軽巡洋艦3隻が瞬時に爆沈します。
さらに、水雷戦隊は、わざわざ近寄ってきた米戦艦にも容赦しませんでした。
戦艦「アイオワ」には巡洋艦「北上」が放った40本もの魚雷のうち実に8発が命中。
「アイオワ」はダメージコントロールを行う暇もなく、艦体が3つに折れて海中に没します。
さらに、後続の「ミズーリ」には艦前部左右に4発が命中。航行能力を実質的に喪失した挙句に日本側の重巡洋艦から40発以上ともいわれる大量の20センチ砲弾を撃ち込まれて射撃能力を極端に低下させてしまいました。
意気上がる第2艦隊は、残る「大和」「陸奥」とともに突破を試み、「ニュージャージー」「ウィスコンシン」に対して砲火を向けます。
結果、「ウィスコンシン」は「大和」の斉射を受けてついに耐え切れず沈没。
「ニュージャージー」も前甲板に4発の命中弾を得て炎上します。
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しかし、午前0時36分、砲撃を続けていた「陸奥」の第2砲塔に砲弾が命中。
弾薬庫に引火し爆発を連続させます。
戦艦「ミズーリ」の放った砲撃でした。後部艦橋の予備射撃指揮所の指揮によって放たれた9発の斉射のうち3発が命中し、第2砲塔を叩き割ったのです。
「陸奥」は反撃とばかりにさらに1発の命中弾を得るも、その直後大爆発を起こし轟沈していきました。
日本側の残存戦艦は「大和」のみ。
しかし、砲戦はさらに続きます。沈んだ僚艦の復讐とばかりに「大和」は「ニュージャージー」「ミズーリ」と砲戦を継続。
しかし、砲戦を継続する間に発生した霧は、突き進んでくる影へ気が付くのにわずかに遅れる結果を生みました。
0時45分、軽巡洋艦「ニューファンドランド」「デトロイト」および駆逐艦6隻が「大和」へ接近。
放った魚雷のうち4発が左舷に命中。
さらに、「ニューファンドランド」は「大和」左舷へ主砲を乱射しつつ突入。ゼロ距離での射撃とともに艦首から体当たりし、50発以上の砲弾で艦橋周辺へ甚大な損害を与えました。
これに勢いを得た米艦隊の「ニュージャージー」は、速力をそのままに進む「大和」へ至近距離で10発の命中弾を得て第3砲塔および第2副砲塔を旋回不能にまで破壊することに成功します。
しかし、その後の反応は激烈でした。
左舷へ突き刺さった「ニューファンドランド」は、残った「大和」の第1副砲に乱打され、危険を冒して艦外へと出た乗組員が操作した多連装噴進砲により艦橋を薙ぎ払われて沈黙。
速力を上げた「大和」は、この時点までに付近へ駆けつけていた「伊吹」「利根」「那智」「衣笠」の4隻の重巡洋艦とともに「ニュージャージー」との砲戦を再開。
午前1時12分、「ニュージャージー」は合計9発の46センチ砲弾を得てついに膝を屈し沈黙。
残った戦艦「ミズーリ」は、さらに2発の46センチ主砲弾を得てついに砲撃能力を失うに至りました。
最後に立っているものが勝者であるとするのなら、戦艦「大和」は間違いなくこの海戦の勝利者となったのです。
ですが――大和の射撃可能な主砲塔は前部の2基のみ。
左右両舷の対空砲群は薙ぎはらわれており、空襲を受けると沈没するのは確実とも思われました。
午前4時30分。
海戦終結後、3時間あまりを経て第2艦隊はその戦力の大半を失っていました。
残存戦艦は「大和」のみ。
重巡洋艦は「伊吹」「利根」「那智」「衣笠」の4隻。軽巡洋艦は「矢矧」のみ。駆逐艦はわずかに7隻。
これが、辛うじて戦闘可能といわれた艦隊のすべてです。
しかし、艦隊はすでに残波岬沖合にまで到達。
目的地となる宜野湾を指呼の間におさめていました。
海戦の結果片腕を骨折していた宇垣司令長官は、見守る艦隊各艦に対し、命令を下します。
「大和は死なず。全艦、これより誓約を果たすべし。沖縄を救うべし。」
戦艦「大和」は、そして連合艦隊はこのとき伝説となりました。
ふたたびのその時―――すなわち、昭和20年5月16日午前6時30分。
第2艦隊は、戦艦「大和」を先頭にして宜野湾への突入を開始。
空には、夜間の間に必死で距離をつめてきた米機動部隊の攻撃機部隊総勢120機が攻撃態勢を作っています。
死の防衛戦を展開する輸送船団および護衛艦隊を尻目に、前日の戦闘にもかかわらず29ノット近いという異常な速度を出し切った「大和」は、さらに3発の魚雷と20発近い爆弾と至近弾をその身に浴び宇垣長官を失いながら事前の予定通り、宜野湾市沖合の8番岩礁に乗り上げました。
これに続いて4隻の重巡洋艦はあるいは力尽きるかのように、また全力で海岸に乗り上げます。
残存水雷戦隊は、残ったわずかな護衛艦隊を蹴散らしつつ損傷が一定以上となったものは次々に海岸線に乗り上げていきます。
海岸には、連絡を受けて待ち受けていた日本側の兵士たちがいます。
日本艦隊接近の報告を受けて米陸軍は、戦線を宜野湾市付近から急きょ下げていたのです。
負傷した兵士たちに、軍属となった沖縄県民や第32軍の兵士たちが次々に肩を貸している光景が各所で見受けられました。
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「大和」は、この後実に60斉射360発近い主砲弾を南部の嘉手納基地方面に展開していた米軍部隊に対して発射。
占領されたばかりの嘉手納基地の機能を喪失させ、集積された上陸軍の物資の大半を焼き尽くすことになりました。
さらには、第2艦隊の突入と呼吸をあわせて実施された第32軍の反撃は宜野湾市付近にまで押し込まれていた戦線を沖縄市南部付近にまで押し上げることとなり、物資の欠乏から戦線を膠着させることになります。
最終的には4月31に、大破状態から応急修理を完了した戦艦「ミズーリ」を旗艦とした米艦隊による砲撃によりさらに18斉射51発を応戦として放ち、巡洋艦2隻を大破、後沈没に追い込んだ「大和」はその戦闘行動を終了することになりました。
第2艦隊が沖縄へと突入を開始し、宮中において阿部大佐が戦況説明を行ったその日より3日後、大和が宜野湾に突入したまさにその頃。
欧州のストックホルムにおいて、断続的に実施されていた休戦交渉は決定的な局面を迎えます。
阿部大佐らがかき集め、この時のために温存していた最後の切り札が担当者であったアレン・ダレスの手に渡ったのです。
その内容は、「米国のマンハッタン計画に関する基本情報及びソ連がそれを完成させるまでの時期推定」。
米国内に存在していた「レッドセル」、ソ連の協力者や情報提供者の名簿とその行動内容がその中には含まれていました。
調査を進めていたアメリカ上層部は驚愕します。
それらの正確性と、日米開戦に前後した動き、そしてソ連の対日参戦を促すべく、そしてその利益のために行動していた内容は見過ごすにはあまりにも重大なものだったのです。
阿部大佐をはじめとした和平派の最後の賭けは、成りました。
連合艦隊の壊滅と引き換えにした最後の勝利に呆然としていたアメリカ国民はもとより、アメリカ政府も日本側が要望していた停戦講和条件、「日本軍の無条件降伏と引き換えの条件付き降伏と保障占領」を容認するに至ったのです。
昭和20年5月1日、アメリカ合衆国は単独で「ポトマック宣言」と呼ばれる条件付き降伏の条件を発表。
これに対し、日本政府はベルリン攻防戦が終結するのを横目に即座に受諾の方針を明瞭とした上で非公式協議となっていたストックホルムでの接触を正式交渉に格上げします。
5月4日、最高戦争指導会議は昭和天皇の聖断を仰ぐことで一致。
昭和天皇が出した答えは「宣言受諾」。
これを受け、陸海軍は御聖断という錦の御旗を得て降伏に向けて動き出したのです。
しかし、これに反発した近衛師団の一部や不平将校らは宮中を占拠しようとクーデターの挙に出ます。
いわゆる「5.5クーデター未遂事件」の発生です。
ですが、この動きは、事前に配置されていた打撃部隊に加え、横須賀に集結した海軍の残存水上戦闘艦部隊によって阻止されました。
その中には、沖縄沖海戦への途上で引き返し、横須賀海軍工廠で修理を完了したばかりの戦艦「長門」の姿もありました。
三度の警告の末に、占拠された近衛師団庁舎に対して行われた砲撃は、不平派将校もろともこの動きを封殺。
5月8日には日本政府は諸条件を受諾する旨の内諾を通達。
正使をウェーク島を経由してハワイへと送る「緑十字飛行」の開始について合意します。
そして――昭和20年5月11日。
緑十字飛行の機体がハワイへ到着し、アメリカのコーデル・ハル国務長官と会談するのを待たずに日本放送機構はポトマック宣言の受諾を発表する「玉音放送」を行いました。
ほぼ同時に発せられた日米同時の停戦命令により、第2次世界大戦は終結しました。
このとき、阿部俊雄は少将に昇進して舞鶴にあり、残存する主力艦のうち最大の装甲空母「信濃」と、航空母艦「葛城」「笠置」をもって日本海での警備行動を実施。
ソ連艦隊を牽制しつつその行動の抑止に動きます。
この結果、対馬方面へと動きを見せていたソ連艦隊はひとまずウラジオストクへと帰還。
当面は日本本土周辺で戦火は止むことになります。
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「中曽根さん。今日のその時、いかがでしたか?」
「最近の技術はすごいですね。去年の『坂の上の雲』以上の迫力のある映像を堪能させていただきました。
おっと失礼。年をとると涙もろくなって…」
「ありがとうございます(笑)」
「そうですね。やはり、この作戦と、終戦工作が成功しなければうまく戦争を終えられたとは私は思えませんね。」
「まだ続きますか。」
「はい。たとえば、大和の突入が成功しなかったら、もしくは戦力を出し惜しみしていたら、本土決戦派の暴発を押さえこむことができたのかは微妙なところでしょう。
もしもクーデターが成功していたら、本土決戦の挙句の日本は消滅していたか、もしくは大規模な戦闘で東京がさらに焼け、もしかしたら源平合戦のような結末になっていたかもしれません。」
「その場合、いつごろまで終戦はずれこんでいたと思われますか?」
「阿部提督は、8月ごろまでずれ込んでいたかもしれないと思っていたようですね。
その頃までには日本経済は完全な破たん状態となり、さらに空襲被害も増え、飢餓が発生していたことはほぼ確実であると考えていたといいます。」
「実は、今回発見された国防研究所資料部に保管されていた彼の手記でもそのようなことがかかれています。」
「そうですか。」
「中曽根さんは、その後阿部提督とはどのような付き合いをされたのですか?」
「そうですね。私が政治家になった頃にはもう吉田総理の側近となっていましたからね。
もう最敬礼してアドバイスを願う立場になります(笑)。」
「というと?」
「特にロシア・ソ連の情勢に対する対処や、東南アジア情勢への対応などでは大いに助けられました。
私が国防大臣をつとめていた頃のカンボジア紛争などでもですね。」
「あの戦争――失礼紛争をですか。」
「提督は、そうした危機のたびに処方箋や新しい考え方をもってきて、形にしていきましたからね。ここだけの話、アメリカ軍の介入に際しても多くの助言をしていたようですよ。」
「それはまた…特番の種が増えましたね(笑) しかし言ってしまって大丈夫なのですか?」
「もうだいぶ時間もたっていますし、提督も見逃してくださるでしょう(笑)」
「はい(笑) 中曽根さん。本日は長時間にわたりありがとうございました。」
「ありがとうございました。」
「さて、終戦を迎えた日本でも、阿部提督と彼が築き上げた人脈の役割は終わりませんでした。
本日は、戦後の彼らのはたらきを見ながらお別れしたいと思います。」
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昭和20年8月、鈴木内閣の総辞職に伴い、終戦工作に尽力した吉田茂は首相に就任。
日本の復興という困難な課題と、進駐軍との折衝という難しい課題に直面します。
そのために、有力な頭脳集団と官僚たちを手足のように操れる若手官僚たちのネットワークを欲した吉田は、終戦工作を陰で主導した阿部と、その周辺の人材を手元に置くことにします。
大蔵省復興局長として、のちに高度経済成長の青写真を描くことになる下村治。
戦後の国防軍建設と、同盟国となったアメリカとの間で冷戦を戦い抜く基本戦略を構築した林敬三。
原子核物理学や航空宇宙技術などの最先端の技術者たち。
教育の専門家として戦後民主主義教育の基本を作り上げた多くの学者たち。
そしてそれらをまとめ上げた、阿部俊雄。
政府の諮問機関として再結集した彼らは、いつからか「吉田機関」と呼ばれるようになります。
彼らは戦後史の重要な場面において、国内だけではなく海外においても有力な情報や意見を提供し続けます。
朝鮮戦争においては、ソ連軍の本格介入を。
高度経済成長においては、公害や過開発による弊害の発生を。
核軍拡においては、核戦争のもたらす破局を。
発せられた警告は、時の日本政府や同盟国に最優先で受け取られ、そして多くの場合危機を回避する結果を生んでいきます。
あるとき、退役した阿部に、時の首相が質問したことがあります。
「提督は、どこからそんなことを思いつかれるのですか?」
阿部は答えました。
「夢、あるいは幻です。
ありえないかもしれない夢、悪夢。そして幻のような未来。これを想像し、これまでの過去をよく知りよく考えるのです。
なぜなら私たち人間は、現在だけでなく過去と未来にも責任を持つことができる生き物なのですから。」
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>>332-340
というわけで投下いたしました。
いつのまにやら第2艦隊に金剛型四姉妹が参加していた…解せぬ…
あと瑞鶴までもが大破後に座礁してる。解せぬ…
やはり武勲艦は自己主張が強すぎるようで作戦内容が想定していたよりも大幅に変わってしまいました。
ご笑納ください。
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【あとがき】―――某国営放送ネタとして、この世界の沖縄沖海戦とその周辺を考えてみたらこのようになりました。
番組風ですので、側面支援などのネタはこれ以降の番組のネタとされており、スポットはあくまでも突入する艦隊と並行して進む終戦工作にあてさせていただきました。
だいぶ架空戦記をしてしまいましたし、沖縄沖の描写がくどくなってしまったのですが、お楽しみいただければ幸いです。
それにしても「ですます調」で書くのはもうこりごりです(苦笑)
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瑞鶴はシナズですか。
喜界島辺りに座礁しているんでしょうかね?瑞鶴は大破後のことが描かれていませんが
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>>343
書いてはいませんが、突入にあたって第2艦隊主力から離れ、後方から追いかけてきた米機動部隊水上砲戦部隊の一部を引き付ける囮となっています。
結果、沖永良部島沖合でついに力尽き沈没しました。
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ここで瑞鶴が後進運転しながら、佐世保に帰り、ドッグに入った所で力尽きたら、伝説になれたかもね
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乙です。
戦後でも軍が残っているから、こういう話は結構受け入れられるんでしょうね。
こんな量の文章を一日ほどで書き上げてるなんて・・・。(絶句)
惜しむらくは、ニュージャージ−と衝突した際に移乗白兵戦が起きなかったことですが。(英国脳)
さて、暫くしてから私もひゅうがさんをまねて某番組風ネタSSを投稿しようと思いますが、よろしいですか?
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おお、乙です!あれ?ウィスコンシンは波号の魚雷でボカチンってあったような
ひゅうが氏案の編成だと
第二艦隊
戦艦「大和」「長門」「陸奥」「榛名」「霧島」
空母「瑞鶴」
重巡「伊吹」「利根」「筑摩」「最上」「三隈」「妙高」「那智」「摩耶」「青葉」「衣笠」
軽巡 「阿賀野」「矢矧」「能代」「大井」「北上」
第三艦隊
空母「雲竜」「天城」
「龍鳳」「隼鷹」
戦艦「金剛」「比叡」
軽巡「大淀」 生き残りの5500級
こんな感じか…よく油や資材あったな
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>>345
末期の米機動部隊の目も光ってますからね(白目)
>>346
元ネタのひとつでも、第1回がトーゴーターンですからこの世界でも結構受けたと思いますw
ちなみにこれは終戦(停戦)記念日の番組編成の一つという内容ですね。
衝突したのは軽巡のニューファンドランドですので白兵戦はちょっとw
あと書き始めたらエタらないように書き続けていたらこんな長さに(汗
投下されたいのでしたら、どうぞどうぞ!
当方のはいささか冗長になりすぎてしまいましたので。
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乙です。
戦争末期から条件付き降伏に至る話は非常に重たいですなあ。
でも絶対に戦後日本の国民は知るべきでもある。
だからこそ何度でも調査を重ねて同じ番組が作成されるんでしょうね。
>>345
敵中突破過ぎて流石に不可能だわな。
下手に逃げようとしたら無様な撃沈のされ方になってしまったかもしれないし。
それくらいなら最後まで任務を達成し撃沈された方がまだマシではある。
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>>347
あ…
伊58のはずが…
脳内修正お願いします(汗
油については、この頃までにほぼ国内の備蓄を満たすだけの石油輸送に成功していますので、もう一度ミッドウェーをやるようなこの作戦にも余裕をもって供出することができました。
伊勢と日向については、小沢機動部隊と一緒にいましたので集中攻撃を受けてお休み中としています。
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>>348
ニューファンドランドでしたか。これは恥ずかしい間違いを・・・。
甲板の高さが違うから移乗白兵戦は無理ですか・・・。(´・ω・`)
でも、こんな近距離ならば小銃やグリースガンで射撃したと信じたい。
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乙です
各艦ともに史実以上に凄まじい武勲艦となりましたねw
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ディヨーは生き残ってても査問会にレッツゴーだよな、さて何人ぐらい米海軍の将官のクビがふっとぶやら、あと両軍の最終的損害も
ニューファンドランド…高雄沈めたり日本で解体された船か、いつの間に艦隊と合流したんだ?意地は見せれたか
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>>353
空母機動部隊護衛部隊から分派されたその一隻ですね。
大英帝国海軍の意地を見せるために作戦に強引に参加した手前、そうした行動に出るしかなかったのでしょう。
なお、艦橋に15.5センチ砲弾と燃え盛る多連装ロケット弾を撃ち込まれたために射撃指揮能力と航行能力を失っていますが、それでもこの艦生き残ってます。
そのため、暁の宜野湾へ進撃する「大和」を目撃した唯一の英艦として有名になっています。
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というか、噴進砲で艦橋に攻撃って、戦艦紀伊かよ
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日米英三か国共みんなヤケクソ状態だったんだろうな
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予告していた某番組風ネタSSを投下します。
凄く短くてあっさりしているけど、石は投げないでね。
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噴進弾を搭載していた軍艦は実際にあったからな。
それをぶち込んだら環境にってことは接近戦なら普通に有り得る。
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>>ニューファンドランド
最後の水上砲戦で意地を見せたので、空母4隻炎上は空母決選が無かった故の経験不足で
経験がある水上砲戦ならロイヤルネイビーは伊達で無いと主張出来そうですね。
一部でKGV級戦艦も合流させれば勝利できたという主張もされそうです。
実際に合流した場合は榛名、霧島にボコられたあげく雷撃で沈みそうですが。
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>>355
おお書いてるときにどっかで見たことがあるなと思ったら、それだ!
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ネタSS「憂鬱日本欧州大戦 −【新兵器開発と】カ○ッサの屈辱【欧州列強の持病】−」
兵器開発の歴史。
それは、戦争の歴史であると同時に、人類の歴史そのものである。第2次世界大戦でも、多くの新兵器が開発され、戦場で活躍していた。
しかし、その歴史の中にも忘れ去られた兵器の数々があった。
果たして、人類がどのような兵器を開発し、そして忘れ去られて行ったのか。
我々は歴史の旅に旅立たなくてはならない。
1939年から始まった第2次世界大戦は、当初連合国が圧倒的に不利な状況だった。連合国各国は、とにかく兵器の不足を補うために既存兵器の量産のみならず、驚異的な性能を誇るソ連に対抗できる新兵器を開発しなくてはならなかった。
それは、皆さんがよく知っているであろう、Fw190であったり、パンター戦車であったり、連山や富嶽、更には弾道ミサイルや核兵器と言った物だった。
一方で、歴史の中に埋もれてしまった新兵器も存在した。
兵器と言うものは、性能は勿論の事コストパフォーマンスや量産性も考慮されなければならない。それを手っ取り早く実現するには、既存兵器の改良や改造が最も簡単な方法だった。
例えば、フランスの戦闘機であるVG.30は酷く頼りないものだったが、二重反転プロペラを採用する事で、非力なエンジンでも世界最高レベルの強力なVG.39に生まれ変わった。
また、同じくフランスの戦車であるB1bis戦車は改良を重ねていくうちにB1quaという、傑作駆逐戦車が誕生した。後に、この手法をドイツ陸軍が真似しており、弱小陸軍大国と揶揄されたフランスは一矢を報いる事に成功したのだった。
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「新兵器開発の歴史は、常に時間との戦いでした。そして、新兵器開発の歴史を紐解いていく上で、我々にはある重要な義務が課せられているのです。
その義務とは、乱暴なまでに原形を止めぬほど改造され、勝利のために戦い抜いてきた兵器の数々を褒め称えることです。
さあ、彼らの姿を思い出してください。」
仲谷教授は、第2次世界大戦で登場した新兵器のミニチュアが展示されたショーケースを披露した。
「1941年12月、ソ連軍及び彼らに徴兵されたイラン人達はインドへ侵攻しました。
イギリスはこれを予期し、戦力の増強を図っていていましたが、ちょうど欧州でもイタリアが連合国に宣戦布告し、欧州やアフリカでイタリア軍と対峙しなくてはならず、圧倒的に兵力、武器弾薬が全く足りませんでした。
そこで、質でも数でも劣るイギリス軍は既存の兵器を使って、圧倒的な数の共産軍を相手にしなければならなくなったのです。
陸軍のみならず、海軍からも洗いざらい兵器を持ち出しましたが、それでもまだ十分な数があるとは言えませんでした。
そこで、彼らが目を付けたのは、陸上では到底使用出来ないと考えられた兵器でした。
そして、仲谷教授はおもむろに歩きだした。
その先には、巨大なロケット花火のようなものが付いた二つの車輪の中心にドラム缶のようなものが繋がっているヘンテコな代物だった。
「まずは、このパンジャンドラムです。
使われていた地域が主にパンジャブ地方だったことから、パンジャブドラムとも言われています。
ドラム型爆雷の両端に巨大な車輪を取り付け、その車輪には大量の小型ロケットが付いています。
専用の射出用レールから射出されたパンジャンドラムは、ガンジス川の堤防を駆け下りていき、敵兵をなぎ倒した後敵陣の奥深くで爆発しました。
避けようにも、ふらふらと高速で駆け抜けるパンジャンドラムを避ける事は事実上不可能で、兵士のみならず後方の将校や督戦隊も被害にあったと言います。
イギリス軍がインドから撤退した事で、一時パンジャンドラムは戦場から姿を消しますが、後にロシアの大地で再び活躍する事になります。」
そこで、説明を終えた仲谷教授は、再び歩き始め巨大な球体の隣で立ち止まった。
「次は、このローリングボムです。
パンジャンドラムと同じくガンジス川沿いの防衛戦で使用されたこれは、球形の機雷を地上戦に転用したものです。
機雷の表面には突起を溶接してあり、カタパルト(投石器)で打ち出されたローリングボムは、地面を転がりながら敵兵を跳ね除け、一定時間が経った後に爆発するようになっていました。
当初は既存の機雷を改造していましたが、次第に専用の陸上機雷の製造が始まり、最終的には直径3メートル、重量2トンもの巨大な代物に進化しました。
ですが、このような巨大なローリングボムを放り出せる投石器は製造が難しく、結局試作されただけで終わりました。」
-
説明を終えた教授は再び歩き始め、1機の戦闘機の前に立った。
その戦闘機は、プロペラが前にではなく後ろにあり、しかもプロペラが二つもあると言う独創的な出で立ちをしており、見る者になんともいえない感情を呼び起こさずにはいられないものだった。
「恐らく知っている方も多いと思いますが、最後にご紹介するのは、このVG.40改めVK.01、もしくは蒼莱と呼ばれている戦闘機です。
エンテ翼推進式二重反転プロペラで、最高時速846kmにまで達するこの奇妙な形をした戦闘機は、第2次世界大戦でも最高レベルの性能の戦闘機として知られています。
元は性能が酷かったVG.30という試作機でしたが、VG.39で二重反転プロペラを採用して一気にその性能が向上しました。
また、倉崎重蔵が単身フランスまで出向き、アルスナル国営航空工廠のヴェルニスとタッグを組んで完成させたこの戦闘機は、初期のジェット戦闘機であるMe262に勝るとも劣らない性能で、模擬戦では3勝2敗で勝ち越ししたと言う記録も残されています。」
そこで、教授は一度蒼莱の方に視線を向けながら言葉を続けた。。
「これらの兵器は、第2次世界大戦における熾烈な新兵器開発の最中で、我々に一時の清涼感を与えてくれる貴重な存在です。
戦いの日々を送り、勝利の後に博物館などで二度と使われる事の無い余生を送る彼らに私は、改めて言いたい。
本当にお疲れ様でした。そして、二度と日の目を見ることが無い事を願っています、と。」
だが、現在でも新兵器開発は、世界各国で行われている。
その中には、第2第3のパンジャンドラムやローリングボムが生まれないとも限らないのだ。
1985年、イギリスは新型小銃を開発配備した。
期待の新兵器であったが、すぐに弾詰まりを起こす、マガジンが脱落する等と言った不具合が多発した。これを解決する手段として、イギリス陸軍では数十年ぶりに銃剣突撃を戦闘の中心に据える事となった。
欧州における新兵器開発の持病は未だ治っていないのだ。
おわり
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以前、パンジャンドラムとローリングボムの夢の競演を書きこんだ事あったけど、戦後憂鬱世界じゃ無理っぽいので、憂鬱欧州大戦で実現させることにしてみました。
どのように書くべきか悩んでる時に、ちょうどひゅうがさんが某番組風に仕立てていたので、これだ!と閃き真似させていただきました。
・・・これの元ネタを知っている人がどれほどいるものか。一応元ネタのアドレスを載せて起きますね。
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm4206843
おまけ
【基礎力を確かめよう】
・設問
次に上げるものの内、実際に存在しなかった兵器を一つ指摘せよ。
①タイヤ爆弾
②対戦車爆弾犬
③潜水モニター艦
④ホモ爆弾
⑤ホームガードパイク
⑥飛行戦車
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だから何で銃剣突撃に走るんだよ、英国w
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いあ!いあ!いぐーる ぶりてん ふたぐん!!
(訳:乙でした。フランス…君が唯一の救いだよ…)
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乙です。>>364、ろ、6……、かな?
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乙です
蒼莱って紺碧の艦隊のやつじゃないですかww
そしてローリングボムはこの世界ではパンジャンドラムと揃って英国製にw
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>>367
飛行戦車はソ連辺りが作ってなかったか?
いや、あれを飛行と言っていいのかかなり疑問だったはずだけどもw
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>>369
グライダーに戦車くっつけたんだっけ?
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グライダー戦車とか、空挺戦車ならあるよな
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>>338
>最終的には4月31に、
4月30日あるいは5月1日の間違い?
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>>370
そうそう。確かそんな感じだったはず。
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>>373
しかもアレ、軽戦車だったような。
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>>372
4月30日っす失礼。
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ひゅうが様、Monolith兵、SS投下ありがとうございます。
>>364
ええっと、た、多分4番の「ホモ爆弾」じゃあないかな?
確か記憶によると「実物」は出来てないはずだし…
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>>374
あれ軽戦車扱いだったのか たまげたなあ
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>>377
アレ?違ったっけ?
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ホモ爆弾という名称では存在していなかったはず
計画されていたのはオカマ爆弾あるいはゲイ爆弾と呼ばれていた
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>>378
空挺戦車って聞いたから多分軽戦車であってると思うよ
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>>380
よかった、合ってたか。
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蒼莱に笑ってしまったw
倉崎翁ならやりかねん
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ホモ爆弾は計画だけだった気もする・・・
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あの爺さん、ネタでXL-2緊急展開ブースターみたいなの
開発したりしないだろうな?w
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感想ありがとうございます。
>>365
WW1ではリーエンフィールドで分速16発と言う驚異的な射撃を達成しています。そんな訓練するなら普通に自動小銃作れと言いたい。
銃剣突撃もそれと似たようなものかと。普通に新型小銃配備しろと言いたい。w
それと、イギリスは昔から古い物は大切に使う癖があるから、銃剣突撃戦術も大切に使っているんでしょう。w
>>366
気がついている人は少ないみたいですが、WW2のフランスは何故か銃剣突撃万歳主義・・・。
日本が銃剣突撃よりも火力を重視しているので、WW2の連合国では銃剣突撃が歩兵の主流戦術になっている可能性が・・・。
>>367
残念。
飛行戦車は、ソ連でグライダー付戦車や輸送機の底にくっつける戦車が、日本でもグライダー戦車が開発されています。一応数両だけど実物もあったらしいです。
>>368
蒼莱は日本での別称です。当初はVG.40と呼ばれ、後にVK.01と改称しています。VKはヴェルニスと倉崎の頭文字です。
>>369-371
グライダー戦車以外にも、輸送機と一体化して運搬できる戦車があったらしいです。
↓これの2番目です。
ttp://dailynewsagency.com/2012/07/03/strange-weapon-concepts-from-the-past-33-11r/
昔読んだ本で、ロケット取り付けて飛べるようにした戦車もあったとか言う話がありましたが、本当かどうか解りませんでした。
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>>385
銃剣突撃は今も有効な戦術ですよ〜
全くばかにできる戦術ではありません。
特に士気が低い相手や軍人としての正式な養成を受けていない相手には効果覿面です。
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リーエンフィールドで分速16発・・・確かに凄いがなんだかなあw
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>>385
イギリスって、ダニー・ボーイの戦いでも銃剣突撃してたっけな。
しかも成功させてるしw
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基礎力を確かめようの答えですが、>>379さんや>>383さんが仰られているように、ホモ爆弾が正解です。
ホモ爆弾と言う名前で覚えていたのですが、オカマ爆弾が正式名称だったんですね。申し訳ありません。
ちなみに、タイヤ爆弾は史実日本が開発していました。憂鬱欧州大戦世界でも有志達が開発しています。
また、飛行戦車は元ネタでマルタ攻略戦で使用されていました。w
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htp://dnaimg.com/2012/07/03/strange-weapon-concepts-from-the-past-33-11r/002.jpg
目的地に着く前に撃墜されそうな。
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確か英国軍は今世紀入ってから既に20回近くの銃剣突撃を行っていたはず…(うろ覚え)
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お前等、ドイツからG-36でも買えよって言うw
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イラクでも銃剣突撃を確か実行し暴徒を追い散らしているな。
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湾岸戦争ん時には、米軍の集積所から
M16ガメてったって噂もあったな。
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>>392
ドイツ性がいやならカナダのコルト社からカナダ製M16やM4を買えばいいのにね。
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>>395
SASはカナダ製のM16にしてたっけ。
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>>392
失礼な
英国SASは既にHK53やG-36やM16、M4を購入して運用してるぞ
英国海兵隊?ああ、彼らはよくやってるよ(遠い目)
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>>397
ジャムおじさんと仲良くやってんだろうなぁ…。
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しかし今日は流れが速いですね。投下に投下が重なって…
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確認されているだけでもHK53、カナダ製M16、M4を導入しているね。
サイドアームもドイツ等の信頼性が高いところのを使ってる。
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>>393
銃剣突撃は威圧効果が大きいですからね。
同じく威圧効果の高かった騎兵突撃も機関銃陣地が無ければ、第二次世界大戦くらいまではある程度有効だったらしいしそんなものでしょう。
……戦車で突っ込んだ方が威圧効果もあるし、強いというツッコミはなしでw
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サイドアームはハイパワーなんだっけ?
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あなたがあんなに大量に投下するからでしょう!
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H&K社に改修を依頼してL85A2として以前よりはマシな銃になってし(震え声)
なお一丁ごとの改修費はG36新品とほぼ同じ価格の模様
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>>403
わ、私が悪いの?!
イヤ、スミマセンデシタ・・・
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>>404
総額だと89式よか高くなったんじゃないだろうか?w
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>>401
大抵の場合は戦車が無い局面で発生しているし、戦車が使えない局面で発生している事も多いから。
戦車を使えば〜っていうのは後知恵になってしまう事が多いのよ。
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むしろもっとやれとしか。
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両氏ともに乙です。
阿部さんたちは戦中も戦後も書類仕事に忙殺される運命w
インドで英国面がさくれつ!こうかはばつぐんだ!
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>>406
Wikipedia先生によると9200万ポンド(約150億円)を投じて約20万丁のL85を改修している模様。
1挺あたり大体7万5千円くらいらしいっす。
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>>386
黒光りする刃物を掲げて統率が採れた突撃をしてくる集団を目の当たりのした際の精神的な衝撃力は、下手な銃撃を上回りますからね。
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>>410
一方の89式は、平成20年の時点で約28万円。
うむ、89式は桁が違ってた。
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そりゃ売れる国もありませんから…
最近は少し値段下がったって聞いた(震え声)
L85はこれでも英国以外にジャマイカとボリビアで使われている模様。
しかし詳しくは不明(白目)
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>>411
騎馬警官の騎馬突撃と似たようなものですよね。
精神的な圧力が本当にすごいんでまともな訓練を積んだ軍人じゃないと耐えがたい。
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>>413
英連邦も買わないL85ちゃんw
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平均99発毎に作動不良起こしていたからね…今じゃ改善されている(はず)だし(震え声)
・・・さっきから震え声しか言ってねえ!?
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法整備により会計方式が改善されますので、小火器類のコスト削減はこれからが本番ですかね。
でも生産数の割には世界水準からみてそんなに高価ではない第三世代戦車とか、いったいどうなってんだろう。三菱、利益でてんのかな。
-
改修してからの平均が、99発じゃないっけ?
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失礼。言葉足らずでした。
大改修前。つまりL85A1の時点での話のようですね>>平均99発毎に作動不良
>>417
多少でも安くなってくれるのならありがたい話ですね
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>>416
各国の現行ライフルと同程度には改善してる。
ただしやたら重いのはどうにもならない。
-
>>417
住友のあの様を見ると信頼を得て売れるかなあ、と思わざるを得ないんだよな。
まあ戦後夢幻会ではライバルがかなり増えているだろうから下手したら住友以外が機関重を受注しているかもしれんね。
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偶に弾が出る鈍器。
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>>420
やっぱ重いのは思いが詰まっている証拠だから…
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L85って小銃の進化の系譜からいうと89式といとこみたいなもんだったりする。どうしてこうなった。
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フルマガジンで約5キロ弱。
漬物石に使えそうだな。
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>>402
最近グロックを導入してる。
ひゅうがさん長編、Monolith兵さんネタSSお疲れ様です。
-
>>426
グロック17かな?採用したのは。
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戦後夢幻会でもL85を普通に採用して現場が涙目になっているんだろうな。
そしてドイツに頼んで改修してもらうのまで一緒なんだろう。
チャレンジャーⅡとか戦車はまだいいんだがなんで小火器でそんな珍事を起こすか。
-
独創性がありすぎるのかねぇ、英国人ってのは。
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残念じゃなかった火器類は全て設計はよその国もしくは他国の技師でされたものばっかなんだよな・・・
-
戦後夢幻会でもSAS等はカナダ製やドイツ製の装備で身を固めているんだろうね(汗)
ホント、こればかりはどうしようもない。
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>>332-340
ひゅうが様乙でした。
最大最強の戦艦大和にふさわしい最後でした。
そして見せ場なく瞬殺された英機動部隊(笑)
>>361-363
Monolith兵さま乙です。
いつか新兵器開発の持病が治るといいね(白目)
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>>432
それだけ沈んでくれたおかげで戦後ジブラルタル級正規空母やその後継艦のQE(CVA-01)級正規空母(基準五万四千トン恐らく満載七万トン台)を建造できるだけの予算が確保できますんで。
まあ皮肉な話になってしまいますけどね。
-
金剛4姉妹は全滅か金剛と比叡は航空攻撃で沈んだのかな?
-
予算あるかな?
-
>>431
これはもうしょうがないですよね。
しかし、アームストロング社やヴィッカーズ社などがあったのになぜ…
>>432
見せ場を作ることで英国機動部隊の自信満々っぷりからの落差を見せる方が残酷だと思うんだ…
>>433
しかしジブラルタル級も1隻…
悲しいかな…
-
>>435
艦艇を失ったからあるし、それ以降はNATO内部での要求で維持せざるを得ない。
まあ史実の様な行きすぎた工業力国有化が封じ込められるらしいから恐らくCVA-01級二隻は就役可能やね。
但し護衛艦艇は現実と同じ状態になって、相手が隠したなら大丈夫だけど格上なら同盟国の戦力と合同作戦必須かな。
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>>434
航空攻撃を受けて大破、喜界島へという点でyukikaze氏の設定をいただきました。
-
大型空母の建造は出来ても艦載機はどうなるんですかね?
とりあえず米製レシプロ艦載機ですかね?
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両氏共乙です…
やっぱり霧島は霧島ネキだった
-
・・・グライダー軽戦車は帝国陸軍も計画してなかったか?(滝汗)
-
この世界でも壮絶な最後でしたね霧島の姐さん
-
>>439
恐らく国産機があれば国産機。
足らなければ米国機だろうね。
-
>>406
正直AR-18素直に買えよっておもった。
>>412
低率生産がすべて悪い
>>415
英連邦が英国製の兵器で固めているところって見たことがない
-
>>439
恐らく米国機主体だろうが戦闘雷撃機ファイアブランドTF.II〜5も配備されるのでしょう(白目)
-
史実生産数220(諸説あり)のブラックバーン ファイアブランド・・・(涙
-
シーフューリーとアタッカーはマシでは?
-
両氏ともに乙です。
沖縄沖海戦の流れが熱すぎる。
筆折ろうかな・・・いやマジで。
-
まあ、シーフューリーとかもあるし。
ジェット時代に突入してからはしばらく国産で頑張った後、結構な期間F-4とバッカニアの二本立てで頑張ってもらうと。
-
マトモな大型正規空母があるということは、ハリアーやF35Bは無くなったな
-
まあシーフューリーとファイアブランドTF2-5が主力機だろうね。
これに米国製の機体を補助線kん力として搭載かな。
ジェット時代はCVA-01級でブリティッシュファントムとバッカニア、そしてその次の空母かCVA-01級かでF/A-18かねえ。
場合によってはF-35C導入と新型空母就役まで全てが其の侭現役続行。
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>>450
ハリアーはそもそもが空軍が求めていた機体だから造られるぞ?
あれライン軍団支援の為の機体だから。
その後米海兵隊が目をつけて強襲揚陸艦に搭載開始で軽空母に搭載されていくようになっていくだろう。
-
というか、ファイアブランドって駄作・駄作と言いながら220機も作られたんかよ
-
>>450
制海艦構想で、中〜小国向け小型軽空母用艦載機として開発されるかも。
強襲揚陸艦にも積めた場合だと、揚陸部隊の直援に役立てるし。
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>>453
TF-2〜5まででそれぞれの型式がそれなりに生産されたもんだから合計生産数が増えた
-
>>440
霧島さんたちは史実が壮絶ですからねぇ。
ノースカロライナ級とサウスダコタ級の2隻を相手取って1隻を大破(しかも初手は対艦戦には不似合いな三式弾搭載)させてますのでそれを勘案しました。
なお、さらっと書いてますが日本側は力技でレーダーを妨害。従来型の夜戦で終始作戦を進めています。
-
>>454
まあハリアーその物は空軍が求めた物ですから製造は確実ですわな。
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>>450
なくなったのは、シーハリアーだけかな?
ライン軍団がある限りハリアーの開発は中断されないし、米海兵隊もお買い上げになるだろうしね
あとはスペイン・イタリアから始まった小型空母のブームが起きるかどうか、かな
F-35Bは米海兵隊だけの需要で創れるかどうかだなぁ、採算割れしそうw
-
>>ファイアブランド
諸説あるように220機説以外にも193機やら223機やら色々あるみたいです
-
日本の流星とファイアブランドとではどちらがマシかなあ?
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>>458
ほぼ確実にスペインとイタリアは軽空母を建造するからハリアーユーザーになる。
その関係でF-35Bはユーザーが米海兵隊以外にイタリア海軍とスペイン海軍が存在するのは粗確定なんで問題ない。
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スペインとイタリアの軽空母とハリアーの組み合わせは両国からしてそれしかないという選択肢だったんで確実。
その関係で両国がF-35Bユーザーになるのは確実と言っていいかな。
それと豪州がキャンベラ級強襲揚陸艦を最初からF-35Bを導入する計画で整備する可能性もあるねえ。
近隣に七万五千トン級空母二隻で従来の空母二隻を更新した国がいるし影響を受けやすい国だからね、あの国は。
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>>448
yukikaze様。
いえいえ待ってください。当方は貴著をもとに肉付けしただけですので…
しかも書いている途中でもういやだと何度思ったことか(汗
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yukikazeさんの沖縄沖、何度も読み返して楽しんでます。
筆を折るなんて、そんな事言わないでください。
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yukikaze氏は沖縄沖海戦時の連合艦隊編成とガダルカナル攻防戦の双方損害も掲載されていたけど
あれもまとめに乗せてほしいな
-
いや・・・まあ真面目な話、リアルが忙しすぎて執筆に多大な影響
及ぶのが確定になる事と、戦後夢幻会の主要話が一段落して、
ここら辺で休止するのもいいかもなあと思った訳でして。
ひゅうが氏のを正史、yukikazeのを「ありえたかもしれないもう一つの世界」
とすれば矛盾も解消されますしねえ。
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>>466
なるほど小休止ということですか。それならお待ち申し上げております。
当方も来年から再来年にかけていろいろすさまじい忙しさになる予定ですし…
正史ではなく、どちらも正史としたらよいかもしれませんね。
どちらも史実のIFであることにはかわらないわけですし――
-
纏め人の方。お忙しい所誠に申し訳ありませんが、ひゅうが氏の
F-1ネタも掲載していただければ大変ありがたいです。
後はレイテ沖海戦の所の『血塗れ破壊神』を『血塗れの破壊神』に
修正していただければ幸いです。
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>>468
失礼、>>467のは「復帰をお待ち申し上げております」というのが抜けていました。
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T-0震電二一型のSSも掲載が無いのでできれば宜しくお願い致します。
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IFのレイテと沖縄沖と明石と間宮のSSも掲載OKってあったから掲載してほしいな
-
と・・・言う訳で、取りあえず本日中に何かSSを投下しておこうと思います。
月曜から1週間くらいは、ネット環境からも離れますので。
まあ11月からは事務員にとって悪夢の「年末調整」が始まりますのと、
独身生活の終焉も大きいのですが・・・
朝鮮戦争ネタかはたまた戦車ネタかですかねえ。
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>>472
企業戦士閣下と既婚戦士閣下に億兆の称栄あらんことを。
楽しみにしております。
-
>>472
独身生活の終焉……おめでとうございます。
私は当分、独身生活が続きそうです(苦笑)。
むしろ、終わる見込みがないというべきでしょうか(爆)。
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結婚で妹に先越された私が通りますよっと。
-
うちの家は当代で絶えるかもしれませんね…
-
うちは、一応は妹が結婚したから何とかなるかな。
-
では投下。何というか微妙な出来に・・・
戦後夢幻会ネタSS――「誇り未だ失わず」
1950年9月。
対馬は塗炭の苦しみにあえいでいた。
6月に始まった半島での争いが瞬く間に拡大したことを、島民たちは対岸の火事であると
認識していた。
彼らにしてみれば、数年前に終わった戦争の記憶が生々しかったことから、わざわざ
積極的に戦争を起こす連中に好き好んで付き合おうとは思っていなかったし、更にそれが
事あるごとに戦勝国であると気取り、自分達の漁業の邪魔ばかりする連中が当事者なのだから
それこそ「馬鹿同士殺し合っていろ」と冷たい評価になるのも無理はなかった。
だがそれも、8月9日の釜山陥落で終わりを告げた。
勇ましい事を言いながら、いの一番に逃げてきた南の大統領がずうずうしくも対馬に居座るだけ
でなく、勝手に対馬を自分達の領土にしてのけたのである。
それだけでも島民の憤懣を掻き立てるのに十分であったが、この大統領が北への徹底抗戦を
するべく、島の男子たちを強制的に徴兵したり、島の物資を根こそぎ収奪するなどするに至り
島の住民たちがいつ暴発してもおかしくない状況になる。
彼の大統領からすれば『日帝三十五年の恨みからすればこれ位の事は当然』なのだが、彼らの
民族的気質からは許容されても、統治者としては愚行以外の何物でもなかった。
もっとも、この大統領は、島民が立ち上がるよりも前に、形勢不利なことに敏感だった大統領護衛
師団によって島から叩き出されたのだが、新たに島の支配者になった、かつてはゴロツキであった
この師団長は、大統領以上に暴虐な統治を繰り広げることになる。
後世対馬の住民が、対馬奪還時にこの護衛師団に苛烈な報復を行う遠因になるのだが、しかし
この時はまだ、護衛師団の面々は自分達の運命を予期することはなく、いつもの如く乱暴狼藉を
楽しんでいた。
『こちらサクラ。キキョウ状況送れ』
『こちらキキョウ。目標の排除完了』
『サクラ了解』
短いやり取りの後、対馬沿岸部にある監視所の一つに静けさが舞い戻っていた。
床には何体かの物体が横たわっていたが、監視所にいる男にとっては何ら価値を見いだせなかった。
そう。男にとってこの中にいる者は狩るだけの存在でしかないのだ。
勿論、顔や体に無数のあざを生じさせながら、部屋の隅で毛布にくるまりガタガタと震える女性達は
保護すべき対象ではあるのだが。
男は部屋の周囲を見渡し、つまらなさそうに鼻を鳴らす。
監視所と銘打っているが、そこには通信機材も地図もなく、まともな監視所とはとても言えない
代物であった。
大方、北の命令を受けて慌てて作ったのだろうが、それはあくまで名目上の物でしかなく、実質は
警邏と称して島々を略奪して回るゴロツキ連中が、自らの快楽の場として利用しているだけに
すぎないのだろう。
所詮は、自らの力で近代化する能力も意思もない癖に、プライドだけは異常に高く、そして
相手が弱ったと見るや裏切ることしか能のない連中だけあった。
-
「フン」
男はもう一度鼻を鳴らす。
まあ連中にはそろそろ自分達の愚行のツケを払わせるべきであろう。
都合の悪い事を忘れるのは連中の特技のようだが、そうは問屋が卸さない。
髪の毛をつかんで引きずり倒し、眼を開けさせ思い出させてやろう。
怒った時の日本人がどれほど恐ろしいのかということを。
連中が二度と馬鹿な妄想を抱けないほど徹底的なまでに。
だからこそ、呉鎮守府第101特別陸戦隊の生き残りである自分達は志願してこの地にいるのだ。
沖縄で勇敢に散っていった仲間たちに顔向けができるように。
「ここの制圧は終了だ。次に向かうぞ。ああ。女性たちには十分な手当を行え。やむを得なかった
とはいえ、ここまで救出が遅れた俺達に出来るせめてもの償いだ」
男の命令に、残りの男達も深くうなずく。
軍人は民間人を命に代えても救出する。
その大原則を破るつもりなど彼らにはさらさらなかった。
仮に破った場合、宜野湾で横たわっている連合艦隊の英雄達に泥を塗ることになる。
すすり泣きながら手当を受け、感謝の言葉を発する女性たちの声を背に、男は監視所から外に出る。
海から吹く潮風が、先程から嗅がされていた生臭い其れを吹き流し、男はようやく不快な気分から
脱することになる。
「隊長。あれを・・・」
一人の部下が、小声で海原を指さす。
普通の者なら何も見えないだろうが、夜間訓練を施されている男達には手に取るように分かった。
「早かったな。当然か。彼女にとっても我慢が出来ないだろうしな」
遥か沖縄で、今なお一人で戦っているとされる戦艦大和。
ならば日本海軍で唯一の稼働戦艦であり、『日本の誇り』と称された彼女が、今の状況を黙っている
筈がないのである。
「残念だったな半島の連中」
男は低く笑う。彼らの無知と愚かさに。
「『日本の誇り』を怒らせた報いを味わうがいい」
この日、対馬に、戦艦長門を旗艦とする対馬奪還艦隊が襲来。
コマンドによる奇襲で総司令部が壊滅し、右往左往する対馬防衛師団を嘲笑うように、警察予備隊
1個管区隊が上陸。わずか3日で対馬の開放を宣言するに至る。
1945年の敗戦以降、爪牙を失いながらも誇りを胸に抱き続けた英雄達が、再び舞い戻った瞬間であった。
-
うちは弟に任せるよ・・・
まだワイも弟も大学生だけどw
-
これにて投下終了。
本当は特殊部隊の活躍描きたかったのですが、何ともしまらない話に。
やっぱり韓国政府ネタにするべきだったかなあ。
休息期間中にネタ探しますわ。
-
乙。あとで「対馬大虐殺」とかのたまうだろうから証人が出ないようにしないと(暗黒面)
-
乙。
李承晩が泡吹いてファビョりそうですね。
-
乙でした。なんか投稿ラッシュがすごいですね。
>その時歴史が動いた
伝説になった連合艦隊、そりゃ当時あの艦隊にいたら泣けますよね……一緒に沖縄に
行けなかったことを無念に思う若者たちは多かったでしょうね。しかしこの番組構成だと
陸軍は最後まで良いとこ無しですから陸軍の復権はあるのでしょうかw
>英国面
まあ英国は英国であるが故に英国面からは逃れられないんでしょうね……昨今は
予算の問題で無難なものが多くなり不満ですがw
>対馬奪還
逆襲のS特……こちらでは大戦時に実戦投入に間に合ったのかそれともこれが
間に合わなかった特殊部隊のリベンジなのか。どちらにしろ相手がアレでは
名誉ある戦いとは思えなかったかもしれませんね。無論、国民を守ることは
醜の御盾としての責務なのでしょうがそれも間に合わなかったわけですし……
-
さて反乱兵は生きて半島の地を踏めるのは何人かな?
-
乙
この時稼動していた駆逐艦は雪風・浜風・磯風以外では誰が現役だったんだろ?>水雷戦隊
-
対馬に押し入った連中はジュネーブの協約外かな?
-
>>484
第32軍が反撃を成功させて海軍と肩を並べて戦っている映像が入っていますので、再評価が果たされていることを示していますね。
>>478-479
乙です!
吉田茂「対馬ハ防人ノ地也。祖国ノ最前線ニテ生ズル惨劇ハ、我ラガ不甲斐ナサガ故ナリ。」
森下信衛「日本海軍ハ死ナズ。祖国ノ敵ヲ撃チ払イ、寇賊ヲ殲滅スベシ」
アーニー・パイル「日本海軍は、中世で止まった彼らの虚栄を完膚なきまでに打ち砕いた。」
乙でした!
なるほど、長門が咆哮するに十分すぎる理由ですね。
-
北朝鮮も切り捨てるんじゃない?
「我が軍には夜盗のような連中は居ない、全て偉大なる金将軍の元で鋼鉄の規律を持った兵士達である」とかいって
つまりそうなった場合は、「韓国軍兵士ではなく、北朝鮮の兵士でもない」からあらゆる戦時協約の保護の適用外
-
>>488
中世以下じゃない?アレって。
>>489
李承晩は野盗の頭目扱いか。
-
実際似たようなモンじゃないw
-
>>491
どっちも虐殺もしてるしなw
-
>>482
かくのも不愉快なネタを思い付いたじゃないですか(汗)
-
不愉快なネタなら止めた方が良いんじゃない
-
>>494
ですね。
対馬大虐殺を涙ながらにマスコミに訴える会見場にやってきた日本側の係官の手で署名調書が公開される内容でした(汗
-
対馬近海の海産物が豊漁になると。
-
・・・ん?何で大虐殺?
民間人じゃなくて、軍人(韓国か北朝鮮か知らんが)が同じ軍人(日本)に殺されるなら、虐殺も何もなくね?
まさか、艦砲射撃で吹き飛ばされるのを虐殺とは言わないよな?
それなら硫黄島防衛隊や沖縄防衛隊とかは皆虐殺の被害者だ
-
>>497
つ虐殺主張している人間の国籍参照
-
>>497
朝鮮人からすると、それも立派な虐殺になる悪寒。
-
民兵=自警団=民間人
よって、元来大韓の領土であった場所を守るために立ち上がった警備組織に、日帝は容赦なく火力で報いた!
という公式でした。
その辺の思考回路を想定していたら不愉快になったので「w」をつけた次第。
この辺で失礼(汗
-
>>500
民兵って時点で民間人じゃねーよ!!
ってツッコミは、無意味なんだろうな。
アイツ等が相手じゃw
-
パットン元帥は間違いなく「敵を殲滅しただけだ、寧ろ警察予備隊の将兵は良い仕事をした、俺の部下に欲しい位だ」とかいうんでねw
-
ゲリラやレジスタンスは民間人とは呼ばねーよとたわけww
国際常識も知らんのか連中
各国からも総スカンだろそれ
-
21世紀になった現在でもしらねーんだからw
-
北やソ連は確実に虐殺で戦意高揚を図るだろうな、韓国は流石に言うに言えない状況だけど
-
>>503
トラファルガー海戦記念式典とコリアンシップでググってみるといいと思う。
マジに常識知らないから、アイツ等w
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軍に属さないゲリラや民兵をどうしようと国際法上問題ないからな
-
>>505
寧ろ逆だと思うけどね
愚かな南鮮の連中は指導者を過ったからああ言う事をする人間になった。と宣伝しそう
-
・・・え?冗談抜きで知らないの?
仮にもちゃんと教育受けてるだろう軍人だか文官だかが?
-
なお、yukikaze氏らのネタによって固まっていたのですが、この世界では上陸演習「ヤマザクラ」で在日米軍とともに国防軍は上陸演習を実施しています。
ですので、日本国防軍の、生き残りたちの常軌を逸した練度をパットン元帥は実感しています。
史実に於いてニューギニアとインパールや南方の島々で玉砕していた人々の最低限で半数以上は生き残っています。
-
>>509
海軍所属艦を、戦闘旗掲げさせたまま入港させた韓国ですから。
-
つい先々週、産経新聞の韓国支社の人間を起訴したほどの国際的非常識っぷりやで
-
>>510
それを見た米兵が、「オレ等、よく生き残れたな」って
遠い目をするんですね、分かります。
-
安心しろ、今は味方だ。と言いうのも居るでしょうな
-
「今は味方でホンットに良かったぁ」と。
-
>>513
友軍としては「頼りになる」のが西独軍と共に日本軍であるあたり歴史の皮肉を感じますね。
史実以上に早くその感覚をともにしているのは、史実以上の彼らにとっての勝利ですね。
【追記】――基本的に拙著で悪役になっている人たちや国などに対してはあまり悪感情を抱いていません。
ですが、暗黒面に呑まれそうになることは皆様許していただけますでしょうか(汗
-
>>511
戦闘旗=交戦中、もしくは攻撃するって意味だよな確か・・・?
え?このご時勢に、北以外のどこかにミサイルや砲撃打ち込む気だったの?
-
>>512
国家元首からの親書を郵便で突っ返した事もあったな。
-
>>516
大戦時の友軍がアレでしたからねぇw
>>517
単に常識を知らなかっただけじゃないかと。
-
あまりにネタが多いというか存在自体がジョークみたいな国だから暗黒面に
落ちそうになるのは仕方ないというか自然なことだと思う
-
自衛隊だって自殺や民間線衝突とか、トラブルが皆無とは言わないが、そこまで非常識な行動は取らんぞおい・・・
-
>>521
ちなみに、史実韓国軍はパワハラのせいで銃乱射した挙句に
パイナップル投げたって事件まで起きてます。
こないだは、実弾と銃抱えたまま脱走したってのもあったな。
-
軍人が錯乱して暴走、自体は外国じゃ珍しくないな
ロシアやアメリカや中国じゃ良く起きてるし
-
韓国の場合、セウォル号転覆の現場で
部下にセクハラをします。
-
セウォル号言うなら、あれ、いつまで沈めておくんだろ
ず〜〜〜〜〜〜〜と待機している、クレーン船4、5隻?はいつまで放置させてる気だ
-
アレは確か、遺族があのままにしといてくれって言ってたような。
そうすりゃ、体育館で飯食えるからかな?
-
あいつ等、マジで他国(とくに某日本)には何しても許されると思ってるからなぁ…
褒められ賞賛されるのは当然で
疑念を発したり悪し様に言ったりした連中は、自分らが優秀だから羨ましくて批判してると
マジで思ってる連中だし
で、世界から信頼と賞賛を浴びてる自分らが本気で嫌われてると示されると
火病を起こした挙句、捏造だとかナントカ言い出して暫くすると無かったことにする
-
よーし、みんな落ち着こう
キムチ面に落ちかけてるぞ
-
>>527
「日本は韓国にひどい事したんだから、何されても文句言うな、韓国を嫌うな!」
マジに思ってる節があるからなぁ。
それと、てめぇ等の反日に世界が賛同してる、とも。
理解に苦しむのが、台湾は反日だと思ってるとこだが。
-
落ちなきゃならんなら英国面か米国面にしたいなw
さて、あさっての方向に爆走する英国面がいいか
物量で攻める米国面がいいかww
-
一つの事柄にやり過ぎてしまう独国面ってのも悪かないぜw
-
米国の物量チートも今や陰りがあるがな
それでも原子力空母10隻維持してるけど
それ以上に天下のロイヤルネイビーグランドフリートの没落っぷりがひどいが
今や、日本より規模小さいんじゃね?
-
>>531
美味い食事と恋とスポーツに燃えるイタリア面とか頭よぎっちゃったじゃないかw
-
ひゅうが氏案だと終戦の残存艦が
戦艦 長門、扶桑、山城、伊勢、日向
空母 信濃、鳳翔、葛城、笠置、大鷹級(1、2隻?)、隼鷹(?)、龍鳳(?)
重巡 高雄、(1、2隻生き延びてる可能性?)
軽巡 酒匂、5500級(数隻)
こんな感じか?
-
>>533
それはそれで楽しそうだw
-
改装空母組の隼鷹他は、金剛ら第三艦隊で全滅してるんじゃないか?
-
>>532
決してウィキペディア先生で「イギリス海軍」をググってはいけない
特に現在の保有艦艇は、見たら涙しか出ない・・・
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>>534
そんな感じとなりますね。+αで40隻以上の波号潜水艦と20隻以上の伊号潜水艦が存在します。
ただし、このうち伊勢と日向はハルゼー艦隊の本気の攻撃を受けて中破以上の損害を受けています。
浮いているものや座礁状態のものを含めるなら、「大和」「金剛」「比叡」と巡洋艦および駆逐艦がこれに追加されます。
そのため、除籍されたのは停戦後となりました。
-
最近になってようやくクイーン・エリザベス級の建造を頑張っているし(震え声)
まあ周りにヤバいレベルの仮想敵国もいないのも、ああなった原因の一つかもしれない…
-
・・・ググッたらマジで海自以下かよロイヤルネイビー。
日本が約140有るのに、100以下かい・・・
戦勝国が落ちぶれた物だな
-
>>537
何でだろ?原潜持ってるって知っても、ちっとも羨ましいと思えないのは。
-
yukikaze氏は割と生き残っていたがひゅうが氏だとかなり沈んでいるんだな
沖縄沖で生還出来た連合艦隊は何隻いるんだろ?第三艦隊も駆逐艦ぐらいは生きてそうだが
-
そして陰りが見えてなお、500隻も有する天下のアメリカ海軍
-
>>540
アイツ等、最近じゃシナの顔色を伺うまでに落ちぶれたんだぜ。
-
>>540
アジアの冷戦は終わってないってことで一つ(目逸らし
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>>543
あのブルジョワどもめw
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>>542
駆逐艦8〜10ほどが本土への帰途についていますね。
大和および大型艦が陸軍第32軍の攻勢を支援する砲台となったために離脱にほぼ完全成功しました。
拙著で、突入艦隊を増やしたのは、レイテでの状況をyukikaze氏案とした場合に伊勢姉妹が限界までこれを引き付けたとき、宇垣艦隊の被害がさらに局限できると考えたからです。
そのため突入に加え、砲台としてほぼ完全な成果を挙げられる状態で座礁に成功したものと考えました。
本来ならレイテで大きな被害を受けていたと思ったのですが、それでは伊勢型姉妹の防空戦艦化と中破以上の損害を説明できないかなぁと。
そのため、金剛型四姉妹はほぼ無傷で生き残る結果となりました。
戦艦大和の怪物っぷりは、座礁後も砲台として砲戦を実施しつつ、さらにミズーリなどの艦隊を寄せ付けなかったことにより説明できていたら幸いです。
ちなみに、ミズーリによる砲撃は第3砲塔が使用できない大和の死角を利用しております。
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>>540
フランスもググってみ。
英国と同じで全盛期に比べかなり悲しいことになってる。
アメさん以外は軒並み戦後悲惨なことになっとる
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アスベスト問題抱えてるのって、フランスの空母だっけ?
-
ひゅうが氏案のレイテ沖海戦の損害はほぼ同じ?
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アスベスト問題はわからんが確かフランス次期空母は計画が2013年にキャンセルされていたはず
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・・・あれ?第二次のときは散々だったフランス海軍が、今や規模ならイギリス超えて、日本とほぼ同じなのか
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アスベスト問題はクレマンソーだった。
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>>550
ほぼ同じくらいの予定ですね。
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>>フランス海軍
ただやっぱ装備が古くなってきているから原潜や駆逐艦なんかの新規建造を進めているみたいね。
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というか、イギリスフランスの異様な駆逐艦(護衛艦)の少なさはどういうことやねん。
何で艦隊の主力なのに、日本が40隻以上いるなか、たった10や7しかいないんだ連中。
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それゆーたらロシアなんか…
-
装備更新する金あんのかね?フランス。
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>>557
原潜の原子炉を冷却するための電気を止められたんだっけ?
んでもって、完全武装の部隊が電力会社に突入。
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>>531
それは国家戦略レベルで「他者は我々の思惑の範囲内で行動する」という思いこみがついてくるので避けたいね。戦後になっても本質的に矯正されてないし。
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ロシアは数ならアメリカより多いが?
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>>558
まあ最低限必要な装備を更新するだけの金はあるみたい
ただそれでもやっぱりギリギリなのか上で言ったように次期主力空母の建造がキャンセルされたって話を聞いた。
-
つーか北朝鮮の装備に比べればなぁ。
しかもアイツら、甲板で野菜育ててるし。
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>>548
ドイツ陸軍もひどい状態になってますな。
こいつら軒並み冷戦終結直後の美酒を飲みつづけてアルコール依存症(汗
-
日本は海自の予算は潤沢だからな
代わりに空自と陸自が戦車減らされたり、戦闘機いつまでも新型にならなくて割り食ってるが
-
>>562
たまに思うんだが、英仏って空母持つのを止めれば
予算的に余裕出来るんじゃねぇかな?
出来ないあたりが喜劇とも言うが。
-
先進国の維持って奴か?>空母
でも、ハリヤー退役したのに、載せる戦闘機有るのか?向こうの軽空母で
ライトニング2はまだだぞ
-
>>556
西側だった欧州諸国は大抵NATO所属だからいざと言う時にはある程度共同で部隊を展開する前提だから
一つ一つの国が持つ護衛艦が少ないって話は聞いたな。
あと周りに有力な仮想敵国がいないのと核の維持費+冷戦後の軍縮の煽り。
-
>>567
イギリスは、そのライトニング2を載せる気らしい。
-
>>566
どちらかというと原潜と核じゃないかな。
あれにかなり金取られているらしい話は聞いた覚えがある。
あとむしろ冷戦後の緊張緩和と核軍縮で徐々に核の維持数減らせてきたから
ここにきてようやく正規空母を改めて建造しようって話になったという噂。
-
>>567
英国のにはF-35を載せる予定でフランスのはラファールMを載せる予定だったらしいで。
-
>>570
空母の維持とか出来るんかね?連中。
主に財政的な意味で。
-
>>572
フランスは実際に次期主力空母の計画がキャンセル。
イギリスは建造中のクイーン・エリザベスが計画の遅れと予算の縮小により
売却かヘリ揚陸艦に変更する予定だとか(ただF-35の納品遅れで色々と二転三転している)
F-35を本格的に運用しようとしているのは二番艦のプリンス・オブ・ウェールズになる予定みたい。
因みに一番艦の方は二番艦が就役したら予備役へ編入されるそうです。
-
苦労してんだな、英仏。
-
最新鋭の空母の一番艦を、二番艦が完成次第予備役入りって、それなら最初から一隻だけ作れよw
-
>>575
部品取り用だったんじゃない?w
-
>>541
チャレンジャーの弾が切れたら単なるオブジェになるんでなかったけ?
-
チャレンジャーって…。
-
イギリスの戦車
-
>>576
当初は支援体制により常に必ず1隻をオンステージにするという前提で3隻ではなく2隻でまかなうという構想だったのにどうしてこうなったw
-
>>580
北海油田と、リーマンショックのせい、かなぁ?w
-
第一次大戦のダメージと第二次大戦のダメージと戦後のダメージで第二次産業がわやになったために金融に依存した後にさらなる金融ダメージを食ったのが、って英国近代史のすべてがたたってる気が。
もはや南無阿弥陀仏としかいえんね。
-
等々スコットランドに見限られて、あわや独立に、なんてまでになったから
-
>日本のしたオイタ
皆忘れているみたいだけど、日本はレーニンに資金援助をしていたのだぞ!
これのせいで、レーニンは社会主義活動を続け、後のドイツによる援助も合わさってソ連建国に繋がるわけですが。
朝鮮を国際社会に出した云々よりも、こちらの方が国際社会に与えたダメージは大きかったのではないかと思っています。
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すいません、誤爆しました。
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空母や原潜を無理に維持しようとするとこういう歪つなことになるのか…… >>ロイヤルネイビー
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>>483
この時点で完全に失脚済です。
韓国での統治能力のなさに加え、国際的常識を全く弁えず、本戦争に
おける後方支援地域である日本を本気で激怒させることしかしていませんし。
パットン以上にグルーが激怒して、引退という名のハワイへの追放刑になっています。
まあ韓国は北進でもやらかしましたので、休戦協定時には全く相手にもされず、
「ただ座っていろ」状態にまでおちぶれるのですが、これが若者たちの反米・反日
思考に一役買うことになります。
>>484
S特ですが沖縄戦に参加しています。
主な役割は北部で空挺部隊とともに襲撃作戦を行うのと、余力があれば
逃げ遅れた避難民の誘導ですね。
後方襲撃で戦果を挙げるも、終戦時には部隊は壊滅しています。
>>487
協定外ですね。韓国も北朝鮮も条約調印していませんし。
まあ調印していなくても、普通は自国の捕虜の事を考えて無茶はしないのですが、
余りに凄惨な対馬の状況に、警察予備隊も本気で激怒して、徹底的な攻撃を
加えて殲滅しています。
そりゃあわざと海岸付近にまで誘導して、長門の主砲叩き込めば終わるわな。
>>489
残念ながら北がその宣言をするには遅すぎました。
警備師団が寝返りを見せて対馬を献上した時点で、こいつら正式に北朝鮮軍
に編入されます。なので形式的には北朝鮮の蛮行になります。
ただ韓国がそれに調子に乗って「あいつらは不名誉除隊されているから俺達には
関係ない。そもそも対馬は俺達の領土なんだから戦争終了後には返せ」などと
言ってしまったものだから、日本の朝野の憤激を買い、パットンが「あいつら本当に
黙らせろ」と国務省に抗議しています。
>>502
そんな反応ですね。これまでのgdgdと北進でやらかしたことで、パットン元帥は
完全に韓国に見切りをつけていますし。
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何が酷いって、これだけ酷いことしてるのに現実的にやりかねないと
思ってしまえる所が一番酷いな。
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井戸に放り込んで竜榴弾投げなかっただけでもマシか?妊婦に暴行とか
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これは北以上の仮想敵にされても文句は言えないレベルだわな……米軍が
いなかったらフォークランドばりに西側同士の紛争が起きていたかもしれん
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yukikaze様乙です。
まあ、あいつらならなあ……(呆
しかしイ・スンマンはそれでも生命と生活の保障はしてもらえましたか。
仕出かした事の愚かさを考えればそれだけで十分に勝ち組だよねえ。
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韓国の軍事独裁政権は史実よりずっと長く続きそうだ……(汗
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で、鎖国化する韓国に、国際化する北朝鮮
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ゲン「朴さん夜逃げしたじゃけぇ」
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>>594、何語?
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はだしのゲンに出た、朝鮮人(かなり善良で偽物じゃないかと思ってる)の朴さんじゃね?
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そりゃ突然変異的に善良なのも生まれるでしょうw
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こっちの韓国海軍は米帝様に再教育されて国際常識を学ぶのか?
国防海軍なら苦笑いで済ませない気が=メインマストに戦闘旗を掲げて他国に入港
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>>598
この世界では李承晩が早期に排除されてるし国策としての反日なぞ日米が絶対に認めないので
国際常識はともかく日本に対してはどんな無礼無法も許されるという発想にはならないと思うよ
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普通にEEZに近づいたら警戒、入ったら威嚇して追い払い、強引に領海まで入ってきたら撃沈でしょ。
やらかした過去がアレだから、客観的には、都市に砲撃しようとしているとしか見えない。
ただ、やらかしっぷりが酷過ぎて国際的に韓国海軍が外洋艦艇の所持を許されない可能性もカスレ有り。
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前に朴さんは朝鮮戻れるなら喜ぶだろうなって話があったか。
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外洋艦艇維持出来る金があるかな?
現在だって韓国海軍の駆逐艦は共食い整備やっているし
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そういうのを希少種と呼ぶ
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>>596
×偽物
○捏造
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北朝鮮海軍への対応もあるからOHペリー級くらいは持たせると思うよ
史実みたく駆逐艦や揚陸艦なんかは国力的に無理だろうけどね
それに何度か言われてるけど、どんなに不愉快でも東側との緩衝国家だから
ある程度は発展させて軍事力を持たせないと日本にとっても不利益になる
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むしろ反日反米を主張したり北に通謀する不穏分子や学生を弾圧するのに躍起になってるだろうな韓国政府は。
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あの国は統治時代をきちんとしってる知日派や親日家に転身した歴史家が政府黙認で弾圧されるからな・・・
この世界だとベトナム並にマトモな北に亡命が通例になるのか?
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沿岸防衛用や近海警戒用のフリーゲートとかは持たせると思う
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韓国の良くわからんところは、何で同じ西側陣営なのに、同じ陣営の日本と積極的に潰し合おうとするのか
日本そんなに嫌いなら、東側付けよ、中国の紐付きだし
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英仏独が歴史的経緯見るなら仲悪い筈なのに、先進国同士で今はそこそこ仲良く出来てるのに、何してんだ連中
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>>587
停戦協定及び、老後も史実の通りですか、アレ。
>>609
最近、シナに擦り寄ってるな。
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>>611
>最近、シナに擦り寄ってるな。
加えて、経済面では完全に支那にキ〇タマ握られております(汗。
その気になれば、支那はいつでも南トンスルランドを属国化できます。
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それなら序でに北朝鮮併合して、共倒れすりゃ良いのに
韓流ブームも終って、一部の現実見えてない阿呆以外は国民とかも韓国に見切りつけ始めたし
経済規模的に、反日でも中国とは仲良くするしかないが、別に韓国とは縁切りしようが大して問題はない
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>>612
アイツ等の国際感覚の無さは異常だよな、
戦後世界でソ連に擦り寄ったりしてw
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日本に留学しているような、個人或いは少数派なら良い人たくさんいるんだけどな・・・>韓国人
何で本国の連中はあんな阿呆なんだろ。
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阿呆でないと生きていけないから。
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>>615
>何で本国の連中はあんな阿呆なんだろ。
逆に考えるんだ。「本国では到底生きて行けないくらい善良だったから、留学(脱出)して来たのだ」と。
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そろそろスレ違いではないかな?
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こっちだとベトナム戦争無いから、アイツ等の拡散が無いだけマシだな。
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戦後無限界世界の玉入れ遊びは、半島色が一切消えた健全な遊びになるのかな
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友人の韓国人C君曰く『本国にいた頃は現実がわからないんだよ、外国のちゃんとした情報とか。ネットも中国張りに監視や改竄されてる。あの国は民主主義なんかじゃない、赤の独裁者の国や昔の軍事政権のままだ』
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>>621
こないだ、マジにネットを監視しようとしてたパククネ。
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リアルタイムキムチの話は雑談でやろうか
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本当に自主的に北に脱出するという意味で「脱北者」という言葉が使われそうな朝鮮戦争後の韓国
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脱北しても受け入れてくれるとこが無さそうだけどな。
憂鬱のポーランドと同じで。
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でも南北ともに唯一の正当な朝鮮半島の支配国家と言っているから、亡命してきたら受け入れなければ恥をかくんだよなw
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>>624
「イムジン河」が未だに歌詞通りの意味で歌われ続ける半島か。
ふと思うに、北の「例の偉大すぎる親子」に、ソ連はどの程度の
フリーハンドを許しているのだろう? ドル箱である満州の隣で
バカをやられてはたまらないとばかりに、完全に紐付き状態かな?
ましてや「37時間戦争」という恐怖に満ちた現実を突きつけられれば、
この地域で勝手な行動を起こしそうな余地は徹底的に排除したいだろうし。
それに加えて、半島北部の首脳部の資質に疑問符どころでない問題ががが。
なにしろ、親父からして「抗日英雄の偽者」だったりするからなぁ……。
徹底的に箸の上げ下ろしまで管理下に置かなければ、ソ連としても
到底安心はできないだろうし……。
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むしろ、韓国からの脱出者が増える予感w
史実と違って、日米の支援は最低限だからな。
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話題を変えよう、yukikaze氏案沖縄沖海戦とひゅうが氏案沖縄沖海戦はどっちが損害大きかったんだろ?
ふと思ったが対潜技術や航路維持やトラック奇襲なかったら、史実だとそれで失われた艦艇とか何隻か生き残っててもおかしくないな、龍田や香取や艦隊のアイドルとか
案外龍田と香取は終戦まで生き残っててもおかしくないかも
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龍田は小型すぎて既に艦隊に随伴できないんじゃないかな
海上護衛総隊で潜水艦狩りしてるか?
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>>629
>案外龍田と香取は終戦まで生き残っててもおかしくないかも
生き残ったとしても、大正生まれの天龍型二番艦では、復員で使い終わったら
そのままスクラップとして御国のお役に立つ、となりそうな希ガス。さすがに
戦艦クラスのように多少は無理をしてでも維持するような価値はないだろうし……。
転じて、開戦直前に就役した香取ならば、生き残っていたならそのまま国防海軍に
編入されるでしょう。比較的新しいし、船体の容積が大きくて余裕があるから色々
改装もできるでしょうし。ただ問題は、「なんちゃって戦勝国」が賠償艦として
「よこせアル!」「よこせニダ!」と言ってこないかどうか……。
艦隊のアイドルは、yukikaze氏とひゅうが氏の世界線で共に生き残っているようで。
ただ、これも大正生まれの老嬢ですから、朝鮮戦争の終わった後あたりに解体されて、
新造艦に更新されそうな気がします。なにしろ機関が石炭炊きのレシプロですからねぇ……。
希望が持てる点は、「商船構造をそのまま用いているから、軍艦ほど建造コストが嵩まない
=代替船を比較的楽に建造できる可能性がある」というところでしょうか。
ちょっと>>629氏の想う所はずれてしまいましたが、乱文平にご容赦。
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大淀型と阿賀野型除けば新鋭艦の川内型すら旧式扱いなのか?
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商船構造空母の翔鳳は作られないか
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水上機母艦も何隻か生き延びそうだが船団護衛で沈んでそうだ
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そういや国防海軍から「巡洋艦」はすぐに消滅するんだろうか?
ミサイル駆逐艦が実質的な巡洋艦扱いされるだけで艦種としては消滅が既定路線かね?
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>>632
>大淀型と阿賀野型除けば新鋭艦の川内型すら旧式扱いなのか?
いや、川内型は文字通り「八八艦隊計画の遺児たち」ですし、
「日本国内限定での比較的新しい艦=艦齢20年以上」では、
戦後にわざわざ維持するにはちと厳しいものがあるのでは……。
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復員船として引き上げに従事したらそのまま解体して資機材は戦後日本の礎かな?
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鹿島、香取は戦後は練習艦としては…無理か?
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解体するのとしばらく練習艦として使うの、どちらが有効な使い方という話になるが……
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ひゅうが氏だと沖縄沖海戦に投入された巡洋艦以上は全滅なのか
yukikaze氏だと巡洋艦は4隻ズタボロになりながらも生還出来ていたっけ?
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日向氏案では投入戦力増加=敵への戦果も増加するが、残存艦減少
ユキカゼ氏案ではその逆か
どっちの方が良いんだろうね?戦後日本的には
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ひゅうが氏だとイギリス艦隊はどれだけ沈んでいるのかな?
これでKGV級沈んだら笑いものじゃすまされないだろうな
ニューファンドランド艦長は生きてれば勲章もんだが
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艦橋零距離から機銃やロケットで吹き飛ばされてるんだから、生きてるわけないんじゃね>巡洋艦館長
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>>641
ただし共通化されているのは戦後大型艦は戦艦は長門一隻、空母は信濃、葛城、笠置三隻、軽巡洋艦は酒匂一隻の五隻のみ維持と言う事。
だから幾ら残ってもそれはスクラップになるか他国に持っていかれるか、他国に賠償となった上でスクラップになるかの三択でしかないのよ。
>>637
残存巡洋艦の多くは復員船にならず賠償とされスクラップとなってしまうからね。
とくにシンガポールにあったのは全部スクラップだと考えた方が良い。
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小破程度なら修理して賠償艦、或いは自国艦として復旧出来るだろうけど、大破してたら修理する資材や手間的に、解体した方が手っ取り早いよねぇ
残念だけど
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マニラ空襲やトラック空襲がないだけで補助艦艇はかなり生き延びるからな
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明石や間宮とかな
伊良湖は残ったっけ?
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>>646
優良補助船舶はそれなりの数が中華民国に掻っ攫われるけどな(怒)
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>>645
シンガポールの艦艇は結構状況が良いのもあるけど全て英国に接収されているから無い物と考えるしかないよな。
まあ、残されても戦後の国防予算で維持できる艦艇はアメリカの支援頼りでどう足掻いても少数になるから諦めもあっさりつくけどね。
状態が一番良い奴を残して後はスクラップなり賠償なりすることになるのだから。
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ソ連「伊勢か扶桑をくれないかね?」
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米国「おう、修理や回航の手間暇やら費用やらお前持ちな」
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伊勢型は呉で大破したまま、他の艦の修復優先して放置
扶桑型も硫黄島だかのなんちゃら沖海戦で、アメリカの旧式戦艦やイギリス艦隊相手に奮戦して大破したから無理じゃね
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そもそもソ連はそういう話を持ちかける権利がない。
にもかかわらず樺太でやらかし更に千島で実質的に米軍と武力衝突に至っていることから完全に無くなった。
だから、戦後夢幻会では一隻もソ連には艦艇引き渡しがない。
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伊勢と扶桑級って最終型は砲撃力を除けば、ビスマルクよりも上じゃなかったけ?確か
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伊勢型はともかく、扶桑型はそこまで高性能じゃなくね?
仮にもビスマルクはフッドと同程度は有る高性能艦だし
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扶桑型の欠陥って、最終的に解決されたの?
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>>656
扶桑方は全て史実通りですな。
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扶桑、山城、日向、伊勢は3、4砲塔取り払って防空戦艦化してたな
yukikaze氏
日向、伊勢→大破して呉に放置プレイ
扶桑、山城→アキャブ沖海戦で損傷(恐らく中破)して高雄と放置プレイ
ひゅうが氏
日向、伊勢→中破して呉に放置プレイ
扶桑、山城→アキャブがなければシンガポールでボケーとしてそう
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なんか、砲塔を2基降ろして防空戦艦になってなかった?
伊勢は後部を利用して航空誘導管制艦になってたけど
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日向、伊勢は戦後にスクラップで復興の為に活用。
扶桑、山城はシンガポールで英国に接収され英国の復興財源として日本で解体のされるだろうね。
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四戦艦から外した砲はどうすんだろ?
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>>661
スクラップとなっているんじゃないか。
シンガポールにあるなら英国が鉄くずにするか何かにするんだろう。
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本土決戦派あたりは沿岸砲にしようとか言っただろうけど海軍は戦後に向けて全力で動いているから放置されたんだろうね。
その後に米軍に接収され実験に供されてその後はアメリカで一部は戦利品、後はスクラップ化。
シンガポールにあったら英国で実験後スクラップだろうなあ。
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榛名霧島は呉残存解体ルートと、最終戦戦没ルートがあるが、伊勢日向はどっちも放置プレイか
少し気の毒かも
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扶桑型すら、片方のルートじゃ最後まで奮戦してるのに
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そんな事言っても全ての艦艇が無事に最後の戦いに臨めるほど状況が良くない以上は無理だろう。
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>>665
史実も伊勢日向は最後まで呉で空睨んでただけだよ。
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囮部隊の護衛だったから被害がデカいのは仕方ない
早期に戦線復帰させられる艦の修理に全力を注がないとダメってところまで追い込まれてるからねぇ……
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史実だと傷が浅いままレイテ沖から帰還した伊勢日向だがこっちだとかなり損害蒙っているのか
史実にあった伊勢日向使った輸送作戦はやらなかったのかな?
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史実より海上護衛がしっかりしているから、戦艦使った輸送なんて馬鹿な事はやらなくてもいい。
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クロスロードで実験艦にされてる可能性も
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クロスロードは前に議論されてたから、そこ見てくれば?
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日本艦はクロスロードの実験艦にはされてないんじゃなかった?
ソ連や中国が調子乗ってそれどころじゃなくなったから
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プリンツ・オイゲンが西ドイツに返還されてる位だしな。
いやあ、これもソ連が戦後東西に新型戦艦と新型重巡(という名の巡洋戦艦)を一隻づつ配備してくれたおかげだな。
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戦艦コロラドは不幸戦艦だった
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史実クロスロードの標的にされた旧式戦艦や空母も、軒並み日本海軍に沈められたから的も足らんしなぁ
余った駆逐艦や輸送艦程度じゃね?>戦後夢幻会のクロスロードの的
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アーカンソー、テキサス、ニューヨーク、損傷が酷すぎるエセックス級、残存オマハ級、後旧式駆逐艦
こんな感じか?
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ひゅうが氏の作品だとクロスロードにそもそも米海軍は非協力。
旧式艦艇であっても提供することは絶対にないだろうね。
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>>667-677
例え残っている旧式艦艇でも米海軍は提供しないだろうねえ。
ひゅうが氏のSSを確認してみたけどそうとう空軍に激怒しているから。
メインやユナイテッドステイツ級を沈められた恨みは深い。
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海軍と空軍は仲悪い
フィリピンや沖縄のアレで海軍と陸軍も仲悪い
なら、陸軍と空軍の仲はどうなんだろ?
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>>680
予算圧迫されまくって空軍は戦略空軍(後で完膚なきまで粉砕されるが)をほざいている。
これのどこに仲良くなる余地があると言うのか(汗
まあ時折空軍相手に海陸が手を組んだりするから必要に応じて、だろうね。
ただし空軍のエリートと他の二軍の仲が悪いのはどうしようもない。海兵隊相手に時より三軍が連携することがあるらしいが……
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もしかすると、日本はうちの味方だしと主張しあうアメリカ陸・海・空軍が発生するかもしれないのか
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>>682
別にそういうのはないよ。
同盟国は国としての同盟国としての認識だから軍同士の付き合いは軍として行う。
別にどこがって無様なことはない。
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一番自分のところの兵隊殺されたのに、アメリカ海軍の好感度高いよね日本
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>>684
その後米軍の為に戦い、更に朝鮮戦争でも同じ釜の飯を食い米軍指揮下で米軍を支えて血を流しているからな。
さらにソ連の行動もあるし、せっかく獲得しつつあるアジアを守るために日本の再軍備が必須だったのもある。
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アメリカ陸軍「とりあえずメシくれギブミージャパニーズメシ!『『『プリーズ!!!』』』だ!」
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米空軍は米陸軍航空隊がほぼ丸々独立した組織なんで
史実だと陸軍との関係はそんなに悪くなかったらしいけど
この世界ではどうなんだろ?
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>>687
微妙な感じだろうね。
まあ航空支援を行う部門とは関係良好、戦略爆撃機部門とは関係悪といったところじゃないか。
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戦略爆撃機部門も60年代以降は抑止の主役を弾道ミサイルに奪われてしまっていますからね…
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>>627
不幸にして半島で生まれた日本人転生者ががんばる話とか面白いと思わない?
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下手に頑張っても、暗殺されてお終いじゃね?
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元々が身内だからと言って、ゴッソリ予算持っていかれれば嫌いにもなる。
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>>687
利害が対立すればどうしたって悪くなる。
例えば陸軍の攻撃ヘリの開発に空軍が反対したりとか
縄張りを巡って実に醜い争い嫌がらせが繰り広げられるのは軍に限らず官僚機構その物の永遠の宿唖だから。
-
yukikaze案 沖縄沖海戦損害 剣号込
日本
戦艦 「大和」「陸奥」「金剛」「比叡」
正規空母 「瑞鶴」「雲龍」「天城」
重巡 「伊吹」「利根」「最上」「三隈」「摩耶」「那智」「衣笠」
軽巡 「能代」「矢矧」「大淀」「球磨」
ひゅうが氏案
戦艦 「大和」「陸奥」「金剛」「比叡」「榛名」「霧島」
正規空母 「瑞鶴」「雲竜」「天城」「隼鷹」
軽空母 「龍鳳」 (大鷹級や鳳翔は海上護衛や速度の都合上随伴出来ず?)
重巡 「伊吹」「利根」「筑摩」「摩耶」「最上」「三隈」「那智」「羽黒」「青葉」「衣笠」
(妙高、高雄は史実通りシンガポール、足柄はアキャブがない場合シンガポールに残存?)
軽巡 「大淀」「矢矧」「能代」「大井」「北上」「木曾」「那珂」「五十鈴」「多摩」「球磨」
(木曾以下5隻は全艦参戦していない可能性、あるいは何隻か帰還?)
連合軍
yukikaze氏案
正規空母 「レンジャーⅡ」「アンティータム」「ヴィクトリアス」「インディファディカブル」
軽空母 「カボット」「プリンストン」
護衛空母 「クラ・ガルフ」
戦艦 「アイオワ」「ニュージャージー」「ウィスコンシン」「インディアナ」「ノースカロライナ」
重巡 「ボストン」「ピッツバーグ」
軽巡 「スプリングフィールド」「アストリアⅡ」「ダルース」「オクラホマシティ」「アムステルダム」
「アトランタⅡ」「デイトン」「フリント」「ツーソン」「ブラックプリンス」
「ニューファンドランド」「デトロイト」「マーブルヘッド」
ひゅうが氏案
正規空母 「エセックス級2隻」 (イギリス海軍は不明、場合によっては投入艦4隻全滅?)
軽空母 不明、沈んでない可能性大
護衛空母 「クラ・ガルフ」
戦艦 「アイオワ」「ニュージャージー」「ウィスコンシン」「インディアナ」「ノースカロライナ」
重巡 「ロサンゼルス」「ボストン」「ピッツパーク」 「他巡洋艦7隻(5隻榛名撃沈、2隻大和撃沈)
軽巡 「ツーソン」「デトロイト(?)」 「軽巡4隻(3隻水雷戦隊の雷撃、1隻台風)」
(空襲喰らったイギリス海軍の巡洋艦損失不明、おそらく1、2隻は撃沈)
潜水艦 「カヴァラ」「シーライオン」「ボーフィン」「アルバコア」「艦名不明2隻」
ざっとまとめたらこんな感じか…連合軍の巡洋艦沈みすぎィ!
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>>690
戦後夢幻会世界の半島なんて無理げー
上手い事日本へ亡命する以外方法ない気がする
史実世界の戦後、北朝鮮へ夢幻会転生で何とか行動できるレベル
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そうかぁ、香取は生き残っても元の練習艦としての役目には戻れないのかぁ。
残念だなぁ。
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中朝韓あたりに転生なんかした日には、一刻も早く出国、亡命しないと、まともな人間にとっては命がヤバい。
国を良くする義理もないから、亡命先で夢幻会を結成して自分たち自身の生き残りに全力を傾けるしかないね。
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>>697
戦後夢幻会の台湾なら独立派か日本合併派で日本の吉田機関と接触するなりして独立とその後を考えて動けるけどな。
海南島の国民党だったら……どうやってアメリカと日本に見捨てられず国連の加盟を維持するかに頭を悩ますのみ(白目
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日本軍の被害の割りに、日向氏案の敵沈んでないな
空母の損害はユキカゼ氏案の方が上だし
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ほかにもいっぱい沈んでいますので(汗
特に空母機動部隊のうち一群は帰途に襲撃を受けて潜水艦に追い回される悪夢を…
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>>699
ひゅうが氏は仮想戦記よりで厳し目、yukikaze氏は火葬戦記よりで優し目ってところだね。
まあ、ひゅうが氏のルートでアメリカが優しくなれる理由かもしれんね。これだけの戦力の被害ですんだのが。
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ソロモン以上の巡洋艦墓場化しているな
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>>701
ダメージコントロールによって沈まずに済んだ艦も多くありますが、その大半が戦後に解体という運命をたどります。
そのため、実質的な被害は火葬戦記真っ青になっております。
ですので優しいわけではないですよ(←ゲス顔)
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追加でエセックス級何隻沈むんだろ?そういやイギリス艦隊はどこに逃げるんだ?
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ロイヤルネイビーは役立たずの烙印押されたのに、オランダとかみたいに過剰な報復をしない辺り、理性は残ってたんだな
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その結果がロンドンオリンピックの件だったら笑うけどw
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波級40隻ばらまかれているんだっけ?落ち武者狩りはさぞ悲惨だっただろうな
米帝「連合艦隊つぶしたけど、オデノカラダハドボドダァ!さ、ウルシーで…奇襲…だと…」
波級「ドーモ!米帝=サン!潜水艦デス!」
米帝「アイエエエ!」
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戦後夢幻会世界でも英仏は空母を保有し続けるみたいだけど、イギリスは兎も角フランスはアメリカから中古のエセックスでも買うのかね?
史実では中古の小型空母を戦後暫く運用してるが
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王立海軍 「オデノカラダはボドボドダア!」
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みんなダディバナサンがすきなんだねぇw
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アメリカ海軍「家の方がボロボロだよボケェ・・・」
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米帝の海軍って、ハードはあるけどソフトが結構ヤバい事になってんだっけ?
戦後世界だと。
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米帝様「(>>709の発言を見て)ヒドォチョグテルトヴッドバスゾ!」
主に被害総数的にw
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海軍が水兵殺し捲くったからなぁ
特に巡洋艦から戦艦辺りの艦長指揮官が軒並み死んでる
空母と駆逐艦はそこそこ残ったが
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英国 「米日海軍はおかしい」
>>714
将官も、結構な人数が追い出されてたような。
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正直、追い出した連中に戻ってもらって穴埋めしないと海軍の再建ができないんじゃ無いかい?
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だがキング、アンタは帰ってこなくていいw
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でもキングのお陰で条件付降伏に持ち込めたとも言う
-
>>714
駆逐艦は分母が多いから生き残りも多いだろうし
空母も本来は後ろから遠距離攻撃するための母艦だから生き残りやすいだろうな
軽巡は対空火力もあるし駆逐艦隊の指揮をつぶす意味も込めて空襲とかで散々殴られてそう
なお戦艦や重巡といった殴りあうための艦は・・・
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ひゅうが案だとまじでKGV級沈んでいるかも
剣号作戦の司令官は名物艦長板倉さんかな?
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陸攻に沈められるんかな?
-
yukikaze氏、ひゅうが氏の両ルート共に一国が叩出せる戦果ではないし耐えれる被害でもないんですよね。(例外あり)
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最初は名誉と思われてた戦艦や巡洋艦の乗員が、途中から不吉に思われそうな損害だな
乗ったら日本軍に殺されると
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出撃が決まったら、生前葬とかされてそうだな、
アメリカ海軍の乗組員たち。
-
生前葬と遺書まで用意した戦艦コロラド乗組員は肩透かしを食らった気分だろうな。
こう最期まで艦隊決戦などを経験しなかったのだから
-
以降、米軍では作戦前の生前葬が習慣になった、
とかになったりして。
-
むしろ巡洋艦乗りは出撃前は通夜だろうな、ソロモンで沈み、レイテで沈み、沖縄で沈み…だし
-
特に戦艦はほとんどが沈むか大破してましてますからね。
そういえば、どっちのルートでもアメリカよりも日本の方が戦艦は沈んでないんだよなぁ
-
扶桑型と伊勢型と長門は確定で残るからな
戦艦に限るなら半分近くが生き残った日本と、8、9割型沈んだアメリカ軍の対比になる
-
海軍への希望者が減りそうだな。
-
空母は大体互角の損耗率なのにな
-
ひゅうが案だと日本海軍で生き残る巡洋艦は4隻(高雄、妙高、足柄、酒匂)、多くて5〜8隻やで
-
分母がでっかいから勝てたようなモンかね、米帝は。
-
大和コピペのように、「ミズーリに乗っていました」という老人に敬礼を送る出席者みたいな光景があるかもしれませんね。
-
互角の国力だったらアメリカ海軍はマリアナの時点で全滅してるよ
その二倍、三倍の戦果をレイテや沖縄に与えてるのに
-
アメリカの強みの一つだからな
一度や二度艦隊を潰されてもまだお代わりができるってことは
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イギリス・ドイツ・フランス『アメリカ頭おかしいわ。何で艦隊全滅してるのに、お代わり出せるんだよ。二倍の艦隊潰してる日本も十分頭おかしいが』
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ブルジュワなんか嫌いだ。
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艦これで「置いていかないでくれ!私は戦える」と必死についていこうする長門に
「後は私たちに任せるネー」「長門さん後は頼みます」と戦艦娘達が笑顔を向ける光景が
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ドイツ、お前んとこにも人外がいるだろ。
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長門は他の戦艦亡き後、30年間日本を戦艦としては単艦で支えるしかないからな
・・・艦これでは寂しがり屋になってそうだな
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>>738
???「同志。やはり世界には革命が必要だな!」
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>>742
共産はもっと嫌やw
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>>742
核気安く撃つキチガイは帰れ
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こっちのアメリカは林さんの教育の成果で
核の怖さを知るだろうけど、ソ連の認識は
でかい爆弾程度になるんだろうな。
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運河を掘るのか?
流石に限定核戦争した後にそれはないと思いたいが。
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仮想戦記では沈むことに定評がある扶桑と山城が生き残るなんてな
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核使ってゴミを焼くとか、普通にしそうな。
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艦これで思ったのですが戦後夢幻会艦これでは信濃は自分の初代艦長が阿部俊雄
であった事を誇りに思うか自慢する様なセリフとか言いそうですね。
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というか、艦娘達は軒並み史実のよりは自信満々になるんじゃね?
負けたとはいえ、栄光ある帝国海軍のまま退場したし、不名誉な特攻兵器も無く
戦艦ズは思う存分暴れて武人の矜持を満たせたし、空母組も七面鳥撃ちとか無常な即死もないし
小型艦ズも、潜水艦や航空機に追い回され逃げ惑うようなこともないんだから
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ミッドウェイで沈んだ空母4隻はあまり変わんないんじゃないかな
特にあの大食い赤城さんとかw
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その代わり、雲龍型・翔鶴型・大鳳や軽空母ズは満足できたんじゃね
鳳翔とか、娘の空母ズ全員に先立たれず、葛城や笠置や信濃は自分の死後も頑張っていくんだし
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瑞鶴「一航艦の誇り(笑)?私は最後まで頑張りましたよ!戦果も貴女以上ですよ」
加賀「ぐぬぬぬぬぬ」
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というか、戦後夢幻会世界でも艦隊これくしょんが出来るのは確定なのかw
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・・・史実の艦娘と、戦後夢幻会の艦娘が出合ったらどうなるの想像したが、史実組が軒並み欝になる光景しかうかばないや・・・
あかん
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>>754
ネタが豊富を軽く上回る程ありますからね。
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やる・・・確実に日本人はそれをやる!と確信できてしまうのが恐ろしいw
(衣笠さんを宜野湾突入成功組に入れたら、半年近く出なかったのにいらっしゃいました。法則すごい…)
>>753
「当然よ。あなたたちは私の後輩なんだから。」としれっと返して鶴姉妹を赤面させるお茶目さを持っているというのは偏見でしょうかw
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波級はどんな性格なんだろ?まあロリキャラだろうな
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>>757
凄く加賀さんらしいなとか思ってしまいました。
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信濃はまじでどんな艦娘になるんだろ?赤城以上の大食艦キャラは確定だけど…
あれ?そうなると赤城のアイデンティティーが…
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やっつけで作ってみた。
重装甲空母「信濃」
【ステータス】
耐久:95
装甲:90
回避:50
速力:高速
射程:短
火力:0
雷装:0
対空:68
索敵:65
運:55
燃料:110
弾薬:85
搭載:5スロット 35−30−30−12
紫電改六(笹井隊) 流星改二(関隊) 彩雲改(第723空) 長12センチ高角砲(砲架)
【ボイス抜粋】
「重装甲航空母艦『信濃』です。
大和型の重装甲をそのままに、飛行甲板にまで十分な防御を施された最新の航空母艦なんですよ。大和姉さまたちや機動部隊の先輩方に負けないように、がんばります!」
「もう提督!阿部提督に怒られてもしれませんよ!」
「皆さん、今度は一緒にいきましょう!さあ出撃よ!」
「私を沈める?46センチ砲を持って出直してきなさい!」
「え?私が一番?大和姉さま、私やりました!」
【解説】――艦これ世界最強を誇る重装甲航空母艦。
外見は胸当てをつけて矢を持った大和型。
もともとが大和型戦艦であり、大和や武蔵では使用しなかった部分を用いた間接防御区画を有していることからその装甲は反則的に分厚い。
そのため、撃沈するには台詞の中にあるように戦艦の主砲弾くらいでないと有効なダメージすら与えられない。
さらには装甲空母であるため中破しても平気で艦載機を発艦させてくる上に、格納庫面積において加賀以上の広大さであった史実を反映して搭載機数もまた多く、単艦放置時でも勝利を得るのはそれなりに難しい。
さらには改造を重ねることで搭載スロットも増加してゆき、最終的には湾岸戦争時の艦載機すら搭載できる…が、201X年現在では改二までしか存在していない。
(この点、戦後艦となると明言されている大鳳改三や鶴姉妹の改四とともに登場が待ち望まれている)
また、これだけ強力な艦であるために入手には大きな困難が伴い、大型艦建造での実装後は提督たちの悲鳴が電子の海に満ち満ちた。
「大和」と「大鳳」が第1艦隊にそろっているのが最低条件という点でその難易度は想像できるだろう。
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>その装甲は反則的に分厚い。
つまり、巨乳?
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まずは大和と大鳳を出す所から始めなければならない段階で難易度が酷いwww
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対馬ネタに冷水をかけようかと思ったら、艦これ話で盛り上がってた
>>756
WW2後も、もうちょっとだけ続くんじゃ
もちろん架空もあるよ
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5スロットとかなにその反則!?w そしてこの信濃は大和と武蔵、どっちに
似てるんでしょうね……雰囲気的には大和かな? とりあえず大和も大鳳も
いないうちでは入手不可能だということは分かりましたw
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>>762
おふこーす。
>>763
5−5ボスでのドロップ率1パーセントらしいですよ?(適当)
>>764
乙です。楽しみにしています。
>>765
うちにもいませんよ…(泣
もう20連敗はしたかな?
ちなみに髪型は赤城さんそのまま。「赤城さん、一緒に食べましょう!」という大食いキャラです。
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ハガレンED使った生存組手書きMADあったが、響のポジションは島風に、北上は酒匂以外の生き残りの軽巡(龍田か木曾あたり)、隼鷹は雲竜になるのかな?
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そうですか、巨乳ですか。
乳はいいものですよね?
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>>「赤城さん、一緒に食べましょう!」という大食いキャラ
ゲェェェェッフのAAの信濃バージョンが出来るのは確定的に確かwww
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そりゃ空母だもの。巨乳に決まっているっしょ
なおRJ、ZH、TH、ZK・・・あっ(察し)
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htp://lohas.nicoseiga.jp/thumb/3367446i?
赤城?
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大和以上の資材をボーキ付きで消費とか勘弁してくださいw
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>>769
空母勢の中では後輩ですから先輩たちと一緒にいたがる、と妄想しています。ただし大和型としたら消費はそんなに多くもないのですけどねw
>>771
さて、今日は何食べようか…
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現実艦これの足柄と那智の性格が戦後憂鬱だと入れ替わってそう
後伊吹はどうなるのかな?改鈴谷型だから熊野や鈴谷に似ているとか?
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>>772
燃料弾薬などは長門型と似た感じに設定しておきました。
「長門相当の消費で大和型の装甲アリの艦が手に入る。しかも軽空母同様に対潜能力あり」わけなので…
ボス戦御用達ですねw
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>>773
お櫃でお代わりとかマジ勘弁してくださいw
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戦後版が実装多される信濃や大鳳、鶴姉妹の艦載機はF/A-18C/Dでしょうね。
特に鶴姉妹の場合はF-35CJの実装する可能性も有りそう。
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やめて!深海凄艦たちがいきしてないの!
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モンタナ「朝のコーヒーの香りは格別デース」
オハイオ「PoooooWerrrrrrr!!」
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おい、下はどっかの馬力教信者のイギリス人だろwww
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>>779
デースだとキャラがかぶっちゃいますのでw
あとオハイオさんw
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金剛の落成式(?)の時のメニューには紅茶ではなくコーヒーが載っているらしい。
考えてみたら、軍艦は外交の一部も担ってるから、供される料理や飲み物はフレンチなのが普通なんだよね。
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落成式じゃなくて進水式だった。
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>>782
英艦もコーヒーは飲みますからね。
それに…軍艦の艦内で四六時中英国料理って――地位が高い提督たちほど耐えられないんじゃ(汗
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この世界線だと信濃と長門はソ連絶対殺すマンになってそう
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対潜能力が向上してるから潜水艦にトラウマ持ってる艦娘も減ってるんでしょうね
シーライオンやアルバコア、アーチャーフィッシュの魔の手からも逃れられた艦も多いし
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ほっぽ「ホーネット、おいて…」
信濃「あ゛!?」
ほっぽ「ヒィ!」
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上の方で戦艦で輸送というのはバカげたことであるとか言ってるけど
戦艦大和は陸軍兵士3千名乗れて(その上で砲とか弾薬も積めれる)、輸送船よりも高速で、輸送船よりも潜水艦には安全という
これ以上ない最高の輸送船だと思うよ。
燃料がネックだけど
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小分けした室内とか最高に無駄だよね。>輸送
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史実の伊勢日向使った輸送作戦で運べた物資って微々たる量だったらしいな
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そもそもコンテナとかRR船とかない限りは運べる物資の効率が段違いに悪いし
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そりゃ輸送するために作られる輸送船と比べられてもねw
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山本五十六や米内光政で有名な阿川さんは阿部の本出版しそうだな
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伊勢日向の艦隊で運べた量って中型輸送船1隻分らしいしな
大和もデカいから積めるんだろうけど同じトン数で輸送船作ればその何倍輸送できるんだろうな・・・
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間宮「戦争も終わって一息ついたと思ったら、また戦争で馬車車のように働かされるでござる」
間宮や明石や伊良湖は何年ぐらいまで運用されるんだろ?間宮は結構早く退役しそうだな
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>>794
その為にひゅうが氏案だと大和4番艦、生駒、阿蘇、仁淀、301号艦の資材回していたそうな
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>>795
日本国防海軍は海外への展開はそれほど考えてなく、辺境・僻地にある港湾施設・根拠地の
設備が充実してくれば、工作艦の必要性はなくなる(更に今後艦内で自製出来る部品はどん
どん少なくなる)ので、日本の辺境たる北千島・沖縄周辺辺りの施設がある程度充足してくるで
あろう1960年代後半ぐらいには明石はお役御免で退役ということになりそうです
間宮はAOEの浜名が就役する1960年前後に退役(もう40歳近いお婆ちゃんだからね)伊良湖も
AOE相模が就役する1970年前後には退役でしょう(石炭選焼缶ですしね)
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>>795
朝鮮戦争後には艦齢30年になるから退役が濃厚だけど
空母への補給やそこのメシで胃袋満たした将兵の陳情で代替艦建造になるだろうね。
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代替艦を60か70年代に建造次第交代か
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間宮の代替艦の建造にはアメリカも金だしそうだなあ
政府or軍が出さなくても寄付金送られかねんw
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横須賀か呉に間宮の従軍シェフたちが間宮食堂を作る光景が…そこで旧軍の同窓会とか(史実でめ間宮は同窓会やってた)
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60年代前半なら代替艦の建造で援助してもらえるかもしれないなあ。経済発展が顕著になっていくそれ以降だと……さすがに議会のOKは出ないか?
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>>802
それ以降は無理だ。
あくまでも軍事援助の一環として行われる物だから。
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あんだけ戦艦が活躍した戦後夢幻会世界でも、戦艦の退役時期は史実と大して変わらないのは不思議だな
影響受けて英仏や中国とかが、戦艦乱造しそうだし
実際ソ連がソユーズ級作ったのに
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先立つモンが無いからでは。
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>>804
そりゃ勝っただけで、手に入れた勝利の果実は払った損害の大きさに全く見合う物ではないですから。
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>>801
退役した米軍将校が引退後の日本旅行で夫婦で食べに来るのか
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>>804
むしろ増えたら不思議だな。
失った物に比べ得られたものが少ない状況で戦艦建造なんてありえませんよ。
先立つ物がないのにどうして造れるのか、と。
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>>784
英海軍では士官と下士官以下との格差はすさまじいものがあります。それは食事にも及びます。
英海軍の下士官と兵にガッツがあるのは当然といえましょう。(棒
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一方でソ連は史実でも海軍艦艇の大幅増産やっているしソビエツキーソユーズ級の建造は実行に移していたからなあ。
その大増産のリソースが戦艦と巡洋戦艦に振り分けられたと考えられたら納得できる。
そのかわり史実よりか潜水艦や小型駆逐艦やフリゲート等の建造が相当削減されているのも確実ではある。
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>>809
改革をしてそういう問題が無くなっているところもあるけどそのまま引きついている海軍もあると聞くねえ。
ペルー海軍では人種差別とか平然とあるらしいが陸軍ではそういうのが全くなくむしろ政府よりか民主的というわけわからん状態になっていたりする。
その結果だが、ペルー陸軍は憲法の擁護者となっているんだよなあ。
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ひゅうが案の英東洋艦隊は史実通りの編成かな?yukikaze案だとアンソン加わっていたけど
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>>788
兵員や物資輸送ならば解らない事も無いけれど、わざわざ軍艦で資源を輸送するのはばかげてる。
その軍艦で輸送船を守れよと言いたくなる。
18世紀の軍艦なら解らない事も無いけど。(あの時代の軍艦と商船の区分けはまだ曖昧な部分があった)
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SHSをぶっぱする長門とかみたいが無理か
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>>814
そういうのは諦めとけ。
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>>812
多分史実通りじゃないかな。
まあ空母四隻にしてもヴィクトリアス以外ならどうせ退役だしね。
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長門はミズーリみたいにミサイル撃てるようにはならないのかな?
70年には退役と言うと
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>>817
ないない。
その前の60年代には練習艦になり事実上の予備役入り。
70年代というのは練習艦や事実上の予備役状態から本当に退役する時期で事実上その前に第一線から引いている。
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確かコネタで信濃も90年の湾岸戦争を最後に、モンタナらと同時に退役だっけ?
その後に代替艦で二代目信濃作るっぽいが
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だから60年代の状態で艦容は変わらない。
むしろ他の国の戦艦と同じように練習艦ということで一部装備が外されたりする場合も高確率である。
そして60年代末には岸壁の女王となり、70年代には本当に退役する。
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退役したら記念艦になりそうだけどな
信濃と長門の二隻だけなら行けるだろ多分
酒匂や雪風らは解体されそうだが
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>>219
湾岸戦争は起こらないんじゃないか、という議論があるんでそのネタは本当にネタになってる。
後空母の更新時期だがこうなっているだろうと言う話になってる。
1.「雲龍」型一隻が70年代初頭退役。
2.「大鳳(Ⅱ)」が「雲龍」型代艦として建造される(満載七万五千トン)
3.「信濃」が90年代退役。
4.「信濃」代艦として「瑞鶴(Ⅱ)」型満載七万五千トン級空母一番艦が90年代に就役。
5.「大鳳(Ⅱ)」が00年代前半退役。
6.「大鳳(Ⅱ)」代艦が「瑞鶴(Ⅱ)」型満載七万五千トン級空母二番艦が00-05年に就役。
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>>821
記念艦になるかは不明。
その維持費を考えたら目玉が飛び出そうになるから解体論もかなり以前の議論で強かった。
だから、事実上不明。
退役後は武装と装備を全てはずした状態でモスボールされると言う所までは合意されたはず。
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雲龍型一隻?
もう一隻の分は作らないのか?>代替艦
笠置→大鳳2→瑞鶴2
信濃→瑞鶴2
葛城→?
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それと基本的に記念艦は記念艦それ自体で経営しているか地元自治体が負担。
だからとんでもない維持費を自治体でどうにかしないといけなくなるのよ。
国は基本的に退役した時点で一切何も負担しないし、本当に自治体か記念艦でどうにかしないといけなくなる。
こういうのがあって国によっては金がかかる大型艦の記念艦が殆どなかったりする。アメリカは本当に別なんだよなあ。
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>>824
空母は二隻体制。
三隻も維持する余裕があるわけがない。
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空母の維持費は本当に高いから幾ら安定的成長をしていたとしても三隻なんで無理。
二隻体制が本当に限界点。
だから以前の議論で雲龍型一隻は早期退役させ二隻体制に移行ということになった。
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艦載機はレガシィを改造したやつだったっけ?スパホを一回り小粒にしたような
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>>828
スパホを小粒にしたのは無理ってはなしだった。
あれはあのエンジンを積み込み機体設計を大型化できたからでレガシーでやろうとしたら駄作にしかならないから。
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出雲型みたいなヘリ空母は作らんのかな?
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>>828
ああ、改造という言葉に夢を見ない程度に改造されたF/A-18だ。
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基本的に日本が導入するF/A-18は電子機器などが日本製に変更されたりと強化されているけどあくまでもレガシーと言ったところ。
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>>830
二万トン〜三万トン程度のLHDなら三隻建造されるだろうと言われていたけどヘリ空母は造られない。
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>>828
真面目な話アメリカ海軍仕様F/A-18Cをそのままお友達価格でライセンス生産させてくれるなら、
全く問題ないんだわ。まあ、そうはいっても史実F-15Jレベルの改造になるんじゃないかなーとも思う。
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スパホ登場後も全然有力な機体で主力として現役はっていける機体だしなあC/D型レガシーの米国仕様は。
それに準ずるレベルのレガシーならF-35Cに更新するまでの主力を問題なくこなせる。
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多分揉み手しながらメーカーが改良要求聞いてくれると思うぞ
100機前後採用しているから、米帝様を除けば世界最大クラスのユーザーだしw
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退役、解体とすんなりいけばいいけど。国民人気からややこしいこと(記念艦化運動とか)が起きそうだな。
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>>836
1.5直にしても100機強。2直なら140-160機程度。うんとんでもない導入規模だわ。
これを逃すなんて有り得ないよなあ、メーカーにしてみたら。
>>837
退役はどう足掻こうが止まらないし止めることはだれにもできない。
まあその後の処理は地方自治体が勝手にやりたいならどうぞってところ。
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マクダネルダグラス社「でもレガシーにハープーンクラスの対艦ミサイル4発は・・・(震え声)」
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>魔改造ホーネット
スーパーレガシーホーネットとかいう首捻りそうな通称で呼ばれそう(小並感)
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現役の戦艦の維持費って思う以上に凄い額ですからね
人件費だけで1000人以上の俸給が必要になってくる
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>>839
日本国防海軍「あ、いくら何でも艦載機にそんな性能求めないから(空軍がF-1戦闘攻撃機で突きつけた無茶振りが未だに尾を引いてるよ……)」
真面目な話四発積むだけなら積めるよ? ただ、その場合の飛行性能低下はお察し下さいと言うだけで。
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>>840
魔改造ホーネットなんてものは存在しないからそんな通称で呼ばれる事もないな。
>>839
改修が簡単にできるのならするだろうけど無理なら報復戦力としての対地攻撃能力を優先し諦めるだけだろうね。
下手なことやって核兵器運用能力とか対地攻撃能力に支障が出たりしたらたまらんしね。
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最低でも赤外線短距離対空ミサイル2発と対艦ミサイル2発、可能ならレーダー誘導型中距離対空ミサイル2発積んでほしいだろうなw
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訂正。
四発積めるわ。レガシーは無改造で。
単純に機動性が低下するだけでソレは日本が造った対艦番長も変わらんし。
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大丈夫、対艦ミサイル4発もつめれば大抵のブツは積めるwww
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>>844
まあレガシーの通常の完全武装はそんなもんだよな。
ただ、必要があればASM×4、短AAM×2に切り替えたりも出来る。
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日本国防海軍「MD社、我々が求めているものを要求前に作っているとは、良い仕事するじゃないかw」
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>>848
求めてない求めてないw そもそも普通に積める
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核兵器も運用できるしな。
恐らく国防海軍に配備されるレガシーには核兵器運用機能が残されているはずだし。
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>>850
ああ、それは絶対に外せないからな。
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>>851
国防海軍の空母機動部隊には核報復任務があるからね。
絶対に外せない機能だし米国もそれを強く理解していることだろうね。なにせ核のシェアをしている関係だし。
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>>814
砲身と装填機構、駐退機構のみならず揚弾機構までも丸ごと変更しないといけないからかなりの大工事になるのよ。SHSはどうしても砲弾が「伸びる」し装薬も増やさないといけないからね。
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国防海軍空母の核兵器保管庫前にも、米海軍宜しく陸戦部隊が張り付くんだろうね
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史実とは核アレルギーが違った形になってそうだ
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国防海軍所属の空中給油機は、相手国への核での報復用に保有してそう
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>>856
それをどうやって運用するの?
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潜水艦にも弾道ミサイルあるのかな?日本国防海軍は
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>>840
ヴァイパーゼロみたいにF/A-18の日本仕様はホーネットゼロとか呼ばれるかも
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>>859
という程変える必要が全く無いし、変えられない。
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戦前建造艦で一番長く運用されそうな艦はなんだろ?
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>>859
ふむふむ。で、どれ位改修する?
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>>857
長距離侵攻核報復用空中給油機として意外何に使うと思う?
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>>863
機種は?
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信濃はあんま外観は変わらなそうだな
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韓国とかは日本は核を持つべきではないとか言って騒ぐんだろうな
まー日本が核持っていないとアメリカの基本戦略が破綻するから黙ってろと一蹴されるだろうが
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>>865
何故?信濃は完全に装甲正規空母に設計直してる上で、艦尾が数十m延長されてるんやで
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>>864
粘着乙
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信濃は艦尾延長して、艦首にもエンクローズドバウを装備したから結構変わったと思われ
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あとは5インチ単装速射砲も積んだみたい
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あとはアングルドデッキも搭載してる(スキージャンプじゃないよ
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>>857
核報復用の機体に対する空中給油以外に運用方法なんて無いでしょ。常考。
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話が変わりますが戦後夢幻会版映画「バトルシップ」に登場する戦艦はミズーリからモンタナ級に変更されそうですね。
また、史実と比べてこの世界の映画や漫画、小説、アニメなどで登場する日米両軍はより花花しい活躍が描かれるかも知れません。
その為の噛ませ犬として中国とソ連(又はロシア)の部隊や艦隊がボコボコにされるかもしれませんが。
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信濃についてはまとめwikiを見てから書き込もうな。
改修以前も改修以降も史実と全然違うから。
>>872
空軍が保有しているだろうから空軍のを利用するだけでしょ。
海軍は保有しないよ。
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>>858
それだけはない。
あくまでも核のシェアだということ忘れんな。だから航空攻撃なんだよ。
後、原潜持ったら国防費が破綻起こすぜ。フランスや英国みたいに海軍が崩壊状態になるし圧迫される陸軍や空軍にも悪影響が出る。
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>>873
日本人の爺さんA「なに、あんな連中、かつてのお前さんたちに比べれば大したことないわい」
日本人の爺さんB「おうよ、46サンチ砲に比べればチイと心許無いが、コイツの40サンチ砲でもあの化け物は潰せる」
日本人の爺さんC「ワシら大和戦友会の死に損ない、年はとってもまだまだ若いモンにはまけんて」
こうですね、解りますw
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>>873
モンタナ、オハイオか、日本の技術を取得して大規模仕様変更(長門化)がなされたイリノイかケンタッキーだろうなあ。
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>>829
F412エンジンっていうA-12用のエンジンがあってだなぁ
やろうと思えば大型化は可能だと思う。
まあ最悪F-110-GE-100エンジンがつかえるかもしれんが(IOC:86年)
>>834
F-15Jのレーダーの統合とかでF-15Jが地味にMSIP-1程度で調達されているきはするなぁ。
>>836
まあ確実にFSXと統合されるんじゃあねぇ?っていう気はする。
>>842
大蔵省「F-1の代替え機F/A-18の改造機でよくね?納期的にも空軍の要求納期の90年代前半に間に合うし。」
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>>874
それはひょっとしてギャグで言ってるのか?
海軍と空軍では空中給油装置の交換性は無いのは非常に有名な話だけど
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拙著の信濃の外観は、当初の改装前は大和型というよりは設計A-140案に近い船体長とした信濃のようなものです。
このための船体延長措置に、史実で調整のために空費された4か月ほどと、24時間操業により3分の2程度に短縮された建造期間をあてています。
ただし高角砲に長12.7センチが採用されているのが大きな違いですね。
外観としては1.5倍に拡大された史実大鳳がこれにあたるでしょう。
改装後は、史実における空母ジョン・F・ケネディ(改キティホーク級)に近い外観となっています。
煙突が日本空母の特徴としての傾斜煙突である感じでしょうか。
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>>879
KC-135あたりなら両方ついてなかったけ?給油ノズルはKC-767Jではわざわざ削ったけど。
ヘリでの運用できたから削る必要あったのか地味に疑問ではあるな
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海軍用の空中給油機や輸送機としては、60年代以降にA-3スカイウォーリアを改造使用予定です。
もっともA-4やA-7の導入後となるでしょうが。
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>>879
海軍は専門で給油機は持たず給油ポッドで済ませているだろうな。
給油機を持っているほど予算に余裕があるわけではないだろう。特に二直制をやっていたらそれと各種航空機で航空機予算だけで半端ないことになる。
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新生国防軍の海軍は兎も角陸軍や空軍は誰が中心になるんだろ?
史実通り?
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海軍だから空母に搭載できる空中給油機であるのが大前提で話していたんだけどなぁ・・・
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空軍の国産実戦機の系譜はT-0⇒F-1⇒F-2⇒F-3で続いて航空機製造技術を維持しているんだろうなあ。
まあF-2はF-3開発の為の仕方がない犠牲だし、実際のところはかなり使えるからな。
レガシーなんぞ挟んだら国産機開発技術が史実以上にヤバいことになるから財務当局が言ったら猛烈な反論をされるオチが見える。
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>>885
以前、排水量の時も問題になったけどそういうのはちゃんと書かないと相手に通じないから一応書いておこう。
ここは不特定多数の人が見ているのだから上手く通じない事もあるしね。
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>>886
ごめん、なんで空軍機なのに海軍機のレガシーを挟むという話になるの?
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>>885
陸は林さん(中身憂鬱東条さん)。
確か、阿部さんの次の統合幕僚長で退職後は阿部さんの次の防衛大学校学長。
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>>887
せやな
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>>888
すぐ上でかなり前のコメントへのレスを行っている人がいる様に時折レガシーがFSXだっていう人がいるの。
既に否定されたんだけど何ども書き込んでいるのよ。
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>>890
もめごとは未然に防ぐのが吉だからね。
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艦載給油機で思い出したんだがEA-18Gも恐らく国防海軍は導入するんだろうね。
ああ言う機体はどうしても必要だから。
機体の原型がスパホなんでF-35Cと一緒に運用してもそん色ないし。
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採用は2010年以降になりそうなグラウラー
米帝様でも運用開始が2009年だから
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>>894
F-35Cより多少早く配備開始される感じになるのかな
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イリノとモンタは日本人造船官の手で再設計と言うか手直しされたとの事ですが
改アイオワ級はどんな(変態的な)手直しがされたのやら。
6万t級の攻防力を無理なく5万t級の船体に押込んだりとかですかね?
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>>894
それのためだけにF/A-18E/F系列いれるのも地味に負担だとは思うけどね。
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ちなみにEF-18DJは難しいかね?
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>>898
できなくはないと思う。
実際、豪州のF/A-18Fは順次グラウラーへ改修作業を開始している様にホーネット系を改修することでできるから。
MD社もその改修キットを日本に売却することでまた利益を挙げられると考えれば日本のDJ用のを造ってくれるんじゃないかな。
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>>896
艦首を大和型相当に再設計し抵抗を削減、パナマ運河を無視して(ただし計画中の新閘門対応)バルジを大幅拡大。
艦橋の不合理な司令塔配置などを見直し最適化しすっきりした形へ変更。
戦時急造であった装甲材のうち最外部の被帽破砕装甲を新型の表面硬化鋼とし、可能な限りバス鉄工所製のもののと旧来の粘りのあるものの二本立てへ変更(建造途上であったため手間は最小限で済む)。
航空攻撃や誘導爆弾対応のため、煙突排気部に蜂の巣状防御装甲を設置。
などなど――と考えています。
-
確認してきたけど恐らく日本のDJ型レガシーを改修し電子戦機にすることは可能なはず。
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スパホほど用量が大きくないのがネックだけど
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やっぱり結構外観が変わりそうですね
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>>902
多分かなり外付けのポッド化されるんだろうね。
その分、空中での運動性能は低下し自衛性能も低下するけど仕方がない。
グラウラーより大幅に性能が劣るけどトーネードECR程度で良いのならそれなりに収まるとは思うけど。
それでも翼端のポッドは当然かな。
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>>レガシー
最初はA/Bを購入して、C/Dが発売されたらコッチに切り替え、A/B型も順次C/D準拠に改装していく。感じかな?
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そこまで弄られたら、最早アイオワ級と呼べなくね?>イリノイケンタッキー
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戦後の日本周辺は
ソビエト→大戦の痛手に陸軍よりも海軍再建と核でやられた都市再開発が足を引っ張る
満州→ソビエト随一の傀儡国家にされてそう、だが軍備は精強になりそうだが中国との関係で
陸軍のリソースに振り向けなけれればならないので日本の脅威にはならない
北朝鮮→史実よりかは勝ち組だが満州をソ連が抑えた以上、史実のようないったりきたりは出来ない
ソビエト追従ルート一本、しかしそのお陰で史実より強化
韓国→様々んばやらかしで日本の援助による漢江の奇跡がおきないため
史実より国力と軍事力は低め、GDPが北と逆転するのは難しい?
中国→満州が抑えられている、ソビエトと険悪な為に援助は低め、軍閥残党が
足を引っ張る、一度は満州に対して紛争しかけそうだが史実よりは悲惨
台湾→親日国家
将来は安泰だな、たぶん
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>>897
どのみち艦上電子線機の導入は負担になるんだから、それなら新型を採用するのも有りだと思うが
レガシーの電子戦機化が可能ならそれに越したことはないけども
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改アイオワ級という形ですね。
日本の戦艦の変貌ぶりと比べるとまぁトントンといった感じでしょうか?
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>>908
どっちも負担なんですよね。
S-3にでも入れるかとかぷち思った。
思っただけでやめといたほうが無難だとは思ったけど。
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>>906
アイオワ級だよ? 誰がなんと言おうとも。何せ戦時ならいざ知らず、既存兵器の改修という名目の方が議会の承認が得やすい。
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できることなら、機種は統一しておきたいしねぇ
F/A-18CJ/DJ、EF-18DJで空母航空団を形成するのがコスト的な理想
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MD社は「素直にグラウラー買ってくれませんかねぇ・・・」と思いつつ、レガシー電子戦機バージョンを作るのかw
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>空母航空隊給油機
バディポッドでその時期に運用中の攻撃飛行隊の中からその都度抽出。
メリット:給油対象と同等の巡航速度が維持できる
デメリット:給油機1機あたりの給油可能量が少ない 攻撃機が減る
>信濃さん・変遷
大和型戦艦3番艦として起工<1940>
空母に改装・改設計(全長285mに延長)<1942>
就役後ほどなく終戦
樺太・北千島事変にて緊急対応<1945>
復員事業に従事<1946-1948>
朝鮮戦争に参加<1950-1951>
第一次近代化改修<1956-1957>ジェット艦載機対応改修
(艦体延長・全長310m、バルジ拡大、機関部総交換
武装・電子儀装米海軍式へ増強近代化
エンクローズドバウ改修、アングルドデッキ付与、舷側エレベーター化、
飛行甲板のジェットブラスト対応、蒸気カタパルト4基設置、他)
第二次近代化改修<1974-1976>ファントム・ホーネット対応改修
(蒸気カタパルト出力増強、機関部重整備、電子儀装全改修、
個艦防空を砲火力からSAM+CIWSへ移行、他)
瑞鶴(II)に見送られながら退役<1996-1999??>
こんな感じだと思います
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>>913
レガホユーザーな国家は結構多いから、そこへの改修プレゼンに使えるで?(励まし)
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>>912
F-35とかどうするんだろうね。
F/A-18SEでも作る?
まあ一度F/A-18E/FでつないでF-35電子戦機が開発されてからの乗り換えでもいいかもしれん。
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架空戦記について質問ですが、超弩級空母大和のEOPの何が外道何ですか?
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>>916
F-35が出始めたら、F/A-18CJを更新して状態良好なF/A-18DJは順次EF-18DJ化
後はEF-35が出始めたら、EF-18DJを更新すれば良い
EF-35が出なさそうなら諦めてEF-18Gかね
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>>917
雑談板で同じことを書こう
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日本が時期艦載機導入を決めた途端のアメリカ航空会社の反応とか面白そうだな
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>>916
そこまでホイホイ乗り換えはしないだろうね。レガシーユーザーも乗り変えていないしね。
だからF/A-18A/BをC/D相等へ改修、後期調達機体は最初からC/D型、これらを使い続けてF-35Cへ乗り換えの可能性が高いかな。
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>>918
それが一番妥当な線かな。
まあ初期から開発計画に関わっている関係で得られた情報によりEF-35が開発される可能性が低いと踏んだら、
F-35Cにあわせてグラウラー導入になるかもしれないが。
まあ、その時代には結構困るよなあ。
その直前にはF/A-18CJとEF-18DJが艦載機になっているのだろうけど。
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>>914
そんな感じですね。
時折リムパックなどでモンタナと再会する光景が写真に収められているでしょう。
>>920
なぜか、ダルマに目を入れる採用会社の広報担当と記者会見場みたいなのを幻視しましたw
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そもそもEA-6が米軍で2013年までつかえてるからね。
2020年あたりまではEA-6で行くんじゃあないかという気はする。
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>>924
日本国防軍はA-6系統を導入していないからなあ。
確か攻撃機の系譜はA-4からだけど、A-4EJからA-7そしてF/A-18で戦闘機と統合だったから。
電子戦機としてEA-6を今まで導入した機体の系譜から外れて導入するかどうか。
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>>922
大雑把なタイムスケジュールはこんな感じかな
戦闘機 / 電子戦機
1980 F/A-18AJ (未保有)
1990 F/A-18AJ/CJ EF-18BJor(未保有)
2000 F/A-18CJ EF-18BJ/DJ
201X. F-35C EF-18DJ
20XX F-35C EF-35orEF-18G
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>>925
パーツ的には空軍とある程度共有化できるF-4にでもしますかね。
そして将来的にはそれをF/A-18とF-15に取り付ける形で
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予算の兼ね合いからF/A-18J/DJのF-35CJへの全機更新は難しいのでは?
電子戦機のEA-3DJの更新も含めて攻撃飛行隊分はF/A-18FJ + EF-18GJに
更新という形になる気もする
今更(21cにもなって)レガホに大金を突っ込むというのもロマンではあるけど現実味はない
気がして
あと、日本は米軍に比べてF-4の導入時期が遅いから日本がF/A-18に更新する頃には
MDのラインもC/Dのものしかないと思うよ
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80年代ならまだA/B型のラインが主流
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>>928
ああ、国防海軍の艦載機案には二種類あって一つの案は予算面からレガシー導入の前はF-8なんですよ。
ですからA/B型の時点で導入しないと国防海軍が悲鳴を上げる(汗
後、艦載機ですが問題ありません。
信濃が退役した後に建造される瑞鶴(Ⅱ)型は信濃より艦載機搭載機数が低下しますのでその分でF-35Cに置き換えることができます。
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艦載機数についてはF-35Cを導入する時点でF/A-18導入時よりも導入予定機体数が減ります。
これは信濃の退役後就役するのが満載七万五千トン級空母の瑞鶴(Ⅱ)だからです。
ですので艦載機搭載機数が減りそれに伴い運用機数も減りますのでF-35Cに前期置き換えられるだけの数が減ります。
問題はグラウラーなんですよね。これかなり高いんでF-35Cと導入が被ると大変なことに。
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>>931
手段としては空軍のF-35A導入を見込んで
共同でF-35に内臓できる電子戦ポッドを開発する
もう一つはマクドネル・ダグラスと取引をして、レガホのラインを入手
それを元にEF-18DJを動かし続ける
無論、それだけだと維持費が高騰していくので
レガホユーザー国家への部品供給用ラインとしても活かす
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>>907
ソ連の国力が衰える頃には、韓国が逆転出来るかも。
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あれ?何で戦後夢幻会世界のソ連と中国は仲悪いの?
同じ共産圏じゃないの?
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イデオロギーが同じだからと言って仲が良い訳じゃないから
史実とおんなじで
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自力で発展する気が皆無(タカル気100%)な国がソ連が後押ししてた最前線国をそう簡単に抜けますかな。
ま、ソ連崩壊後に見放されて、発展していない南側より衰える位になったら一応逆転した事になるのかねぇ。
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史実だと、中ソは紛争起こしてたな。
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>>934
そら、中国から見たら自分のものであるはずの満州をガメタ相手だぜ?、ソ連はw
しかも、ソ連からの援助は満州への野望を捨てないかぎり少ないし
底に大量のソ連駐留軍まで居て、自分らとは別の政府まで持ってるとなれば…ねぇ?
ソ連から見たら、折角のアジアへの足場ですぜ?
中国が素直に下僕を務めてればともかく返せとうるさく、中国軍まで出てくるとなれば大規模駐留もやむなし
結構な資源地帯で食料生産地で日本が作った一大工業地もあるから第二次大戦の傷跡と
朝鮮戦争でシベリアの重要都市が核で吹っ飛んだからさらに重要度が増してるからね
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珍宝島(ダマンスキー島)紛争だな
史実だと満州含めて中共だったから起きたけど、この世界だと満共が成立しているからおそらく起こらない
ただ代わりに中満国境紛争が起こりそうだからそれで揉めそうだ
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こっちでは満州を中国に返還してないみたいだし紛争の種なんていくらでもあるだろうしね
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>>934
ソ連が満州占領してそのまま属国化してるんで中共が在満日本資産や工業地帯の接収ができず
半島と国境を接しなくなったんで朝鮮戦争に介入できずに軍閥勢力の処理ができずにそのまま
このために史実より大幅弱体化&国内不安定化
-
そういえば、在満資産の接収は夢幻会も予期しただろうし
居留民や軍の撤退ついでに鉄道や工業地帯を爆破したりしなかったんだろうか?
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>>932
空軍との共同でどっちでもつかえるポッドの開発もあるとおもうけど?
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まず在満邦人を避難させるのが優先だろうから丁寧に爆破処理なんてしてる余裕は
無かったんじゃないかな。せいぜい火をかけて撤収くらいでしょう
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>>943
新規開発とか予算の無駄
新規開発しなくても既存のものがアルならソッチ使う
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間違い
>>943
新規開発は時間の無駄
新規開発しなくても既存のものがあるならソッチを使う、と?
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>>943
ステルス機であるF-35の内臓ウエポンベイに合わせた電子戦ポッドは
どうしても専用開発する必要があるのよね
諦めて外装するなら関係無いかもしれないが、折角のステルス機だし多少は
それに日本単独じゃ予算的に厳しいとしても
丁度専用電子戦機が不在で、かつF-35を導入する米空軍も計画に興味を示すだろうし
そこから共同狙うのは悪くないと思うんだ
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>>947
EF-18DJのほう史実でEF-15とかやってるんだし。
予算圧縮できるところはやったほうがよくない?
F-35の電子戦仕様は米との共同開発以外の選択肢がないとして
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虚構の守り手で軍閥潰しあったからにたようなことして軍閥潰してそうだな中国
1、邪魔な軍閥潰せる
2、国内不満を外に向けられる
まあ文革でグダグダになりそうだけどな
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EF-15って何?
ウィキペディアでも見つからなかったんだけど
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>>948
ああ、そっちね
多分、EF-18DJは機体規模的に電子戦能力の大部分を電子戦ポッドに依存するだろうから
そうなると意図せずEF-15DJの電子戦ポッドにもなりうると思う
ただ開発時期的にその電子戦ポッドは古くなっていくだろうし
やはり何処かでは新しい電子戦ポッドを開発しないといけなくあんると思う
>>950
おそらく航空自衛隊のEF-15DJ(F-15DJの電子戦機化計画)だと思われる
-
つまりEF-15という機体は存在して無いんだね
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イーグルもそろそろ古い機体だしなぁ
あれの代替機は何になるんだろ?
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EF-15DJは2014年3月に開発が完了してるとか。
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>>951
やる場合共通計画にする気はしますけどねえ。
図らずも会社はMDで統一されてますし。
>>953
順調にいってF-35じゃあない?
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F-15の電子作戦機改修版の名称だね>EF-15、”まだ”存在はして無いな、ペーパープランで検討中だから
-
F-35は単発なのがなぁ…。
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単発だとまずいの?
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だけど、F-22はお値段がべらぼうでなぁ……
F-15SEとF-35Aにでもするかね?
-
片っ方止ったら落ちるからね
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単発だと、エンジン壊れたら墜落するしか無いから。
だから空自は、主力機には双発を採用してるって噂が。
-
あぁ、そういう理由か
かといってラプターは高過ぎてアメリカすら生産中止にする有様だし、欧州の機体は整備性やパーツの都合で無理なんだろう?
中国半島に次ぐ仮想敵のロシア製は論外
なら、消去法でライトニングしかないよ
-
>>809
「戦艦ウォースパイト」で腐りかけのスープ缶をまず水兵で試して大丈夫だったから
士官に出したら艦長とコック以外がお腹を壊したネタがあったなw
表向きは「これだから植民地人の作った缶詰は信用できない!」
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まぁ、ラプは日本でも維持費が大変言われた機体だしな。
-
新規設計したほうが結局安くなるともいわれるてるなぁ
特にプログラム言語がマイナーすぎて開発者が少ないので余計に価格高騰に一役買っているとか
-
金持ち国家アメリカですら予定数維持し切れない機体を、日本で維持し切れるわけないしなぁ
その分どれだけ戦車や護衛艦が削減されることになるやら
-
実際出雲型や潜水艦やイージス艦増産の分、戦車減らされたし
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・・・素人の逆の発想でF−15やF−2飛ばせる空母に改装すれば良いんじゃね?と思っちゃった自分
現実問題出来ると思う?
-
空母相当大型化させないと無理じゃない?
イーグルみたいな陸上機は、広大な陸の滑走路で飛ぶの前提だから
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問題は着艦の方だと思う。最低限、アレスティングフック増設とそれを使用した際の負荷に耐える構造フレームの強化が必須。
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>>F-15艦載機化
それは初心者がよくやる妄想でねぇ
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関空クラスのメガフロートを空母として運用出来たらワンチャン?>F−15やF−2飛ばせる空母
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・・・F−15のエンジンを積んでも平気なくらい魔改造したF−4を配備
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それ、解決ビフォーアフターレベルの改造になりますやん。
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>>973
んなゴミいらんわ、フレームからエアインテークすべて作り直しが必要で魔改造ってレベルすら超えてる
しかもそこまでしても性能的には同年代の機体に及ばない、費用対効果最悪ですわ
魔改造ってそこまでしなきゃいけない事情があるからやるわけで、やらないに越したことはない
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>>973
それやるならちょこちょこ出てくるF110エンジン積んだホーネットの方がまだマシ。
まぁこれも燃料搭載量増やしたり剛性強化とかで初っ端からスパホサイズに肥大化するだろうけど。
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>>973
それなんてスーパーファントム計画?
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>>976
つまり完全に改造の域を通り越した再設計新造機って事だからなあ。
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しかしスパホレベルのサイズのレベルで収まらないだろ。つーかF110エンジン搭載の機体にするならスパホのサイズでは割に合わない。
-
そこまでやるならスパホ導入したほうが良くないか?
-
夢幻会はすでにこの先が知ってるからF−4のライセンス導入の段階でそこまで魔改造してるのが憂鬱日本クオリティかなと・・・
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980さん次スレよろしく
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ないない。
魔改造ってのは、最小限の投資で最大限の効果を期待してやるもの。
いつか必要になる”かもしれない”事のために必要になるまでの間ずっと無駄を垂れ流す事じゃないよ。
つうか、無駄を垂れ流す余裕がある位ならそのリソースで別の事をやるね。
それこそ、本編の疾風みたいに「自分達の都合だけで確固とした計画を立てて遂行できる」状況でもない限り、
そういう超長期的な事はやれないし、それは魔改造とは言わない。
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ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1415055535/
次スレ立てました
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>>981
せいぜいF-4ICEに近い仕様になるぐらいというか>F-4EJ-KAI
F/A-18採用している関係からAPG-65をつかわない理由がないからね。
ついでに配線関係を一新してAIM-120/AAM-4を搭載できるぐらいの拡張はしているかもだが
あとはディスプレイを液晶に変えたりとか地味なアップデートはしている可能性があるぐらいじゃあない?
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>>984
乙です。
風邪薬飲んだからかだいぶ寝坊した…
魔改造は基本的に否定的な意味で語られることが多い単語ですが、そう形容せざるを得ない大規模改修が史実でも存在しているから困りますね。
たとえば金剛型戦艦なんてその類。
やっぱり正確さを期するために「魔改造ともいえる大改修」といっといた方がいいのですかね…
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>>961
F-2のベース選定で「単発機は云々」といった空自のえらい人もきちっと論破されてるよ。
「エンジンの信頼性が昔のままだと思ったら大間違い」ということで。
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>アイオワとイリノイ・ケンタッキー
史実では船体構造面で若干以上の変更があり、こと水中防御に関してはまるで別物並みの改良を受けています。
ただ、実際の効果は魚雷喰らっていない以上なんとも…
むしろ戦艦としての改良よりも、対地・対空砲撃艦としての改良に終始するのでは。
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米艦は対空砲ガン積みのせいか魚雷には弱いですからね。
いやむしろ日本艦の対水中防御の方が異常だったのかもしれませんけど。
拙著案の方では砲戦能力はこれ以上増大する必要なしとして、主として砲撃時の安定性向上を主としました。そのために水中抵抗削減を目指して艦首形状の変更をとっています。
対空防御に関してはもともと対空砲ガン積み状態ですのでモンタナ級相当としてあとは3インチ砲により40ミリの代替などの後日改装に期待。
水中防御についてはバルジ配置と応急注排水設備の設置、そして艦底起爆魚雷対策といった感じになっています。
ただしこれらの措置の結果、高速時の砲戦能力は大和型相当に安定したのですがそれでも速度は30ノット相当まで低下しています。
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>>989
お、良い感じですね。それだけ改善出来て尚30ノット出れば上等ですよ
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>>990
アイオワ級の艦首設計は意外に保守的ですからね。そのため、大和型のデータを応用しています。
ただし抵抗削減の成果は、水中防御と安定性を重視するためにバルジを拡大したことで相殺されました。
30ノット以上出して砲戦をすることもないだろうから、20ノット以上や波高が高い時点での安定性をとらせていただきました。
差引でいえば長門型以上の防御力と攻撃力を手に入れた金剛型戦艦といった使い勝手のいいものにできていればいいなぁ…と。
-
>>987
よくぞまぁ史実F-2F110-GE-129エンジンを搭載するとかいう冒険に繰り出したなぁと思うよ。(当時未完成)
むしろセンサー系の関係で双発でもとまるときにはとまるだったようなきもするけど。
-
F/A-18系列(E/F及びEA-18Gを含む)の機体にF110系列、若しくはF100系列のエンジンは搭載できません
エンジンの大きさが違いすぎるからです
F404/F414系列 直径:長さ 35in:154in
F100系列及びF110系列 直径:長さ 46.5in:180-190in前後
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>>993
そう。
だから国防海軍のであれFSXであれ、何だってF/A-18系列にF110orF110を搭載という意見が出せるのか理解出来ない。
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F110orF110を双発で搭載? だったらF-15クラスの大型機にしないとな。
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サシでソユーズを殴り殺せそうなのですがその改アイオワ級(汗
モンタ建造する必要合ったのか?コイツを量産すればいいやん。と後で言われそうですね
-
993を書くのにちょっとwikiで調べたんだけどF414って、
F404の大きさでF-14AのTF30-P414相当の推力があるんだ
TF30:F414
推力AB(lb) 20900:22000
自重(lb) 4251:2445
大きさ(直径inx長さin) 51x236:35x154
燃費(lb/HR/lb st) 2.78:1.85
30年以上時代が違うけど凄いチートwに感じた
-
>>995
どう考えても無茶苦茶だよなあ。
ついでに副次的な影響として機体が大型化した揚句艦載機搭載機数も激減するし。
あくまでも2000年代には七万五千トン級(満載)空母二隻で全長辺りで言うなら280-290m程度の空母だから本当に搭載機は厳選しないと拙い。
F-35Cは問題がない大きさなんだけどね。こういう側面からもライトニングⅡしかない。
-
>>998
改装後ミッドウェイ級が満載7万t弱、史実フォレスタル級が満載8万t前後、史実キティホーク級が8万トン強であることを
考えると重装甲を脱ぎ捨てた最終改修済み信濃くらいには出来そうですよ>満載7.5万t級正規空母・瑞鶴(II)
もちろん運用思想上のバランス配分や電子儀装の過多によっても変わってくると思いますが
-
>>100
一万トンがかなりの差なんだよなあ。
恐らく満載七万五千トンクラスだと50機〜60機当りが最大。
但しこれだけ積んだら恐らく余裕を持った航空機運用は厳しくなる。
余裕を持ったら50機前後か40機強と言ったところか。
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