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やる夫は自由民主党を作るようです その2
/ ̄ ̄\
/ ヽ_ \
| (⌒ )(⌒) 主人公の吉田です。
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ みなさん、なかよくこのスレを使ってくださいね。
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
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_,,..r''''"/ | \`'/ / |  ̄`''ー-、
内閣総理大臣・吉田茂
___
/ \
/ ⌒ ⌒ \ 違います。
/ ( ー) (ー) ヽ
| u ___`___ |
ヽ、 `ー '´ /
⊂⌒ヽ 〉 く /⌒つ
内閣総理大臣・鳩山一郎
このスレは「嗚呼!やる夫道」様でまとめられています。
いつもありがとうございます!
http://gokumonan.blog87.fc2.com/blog-entry-4847.html
【原作】
戸川猪佐武「小説三木武吉(1983年)」
戸川猪佐武「小説吉田学校 第一部保守本流 第二部党人人脈(1972年)」
【参考文献】
重盛久治「三木武吉太閤記-生きた政治史(1956年)」
三木会「三木武吉(1958年)」
水木楊「誠心誠意嘘をつく 自民党を生んだ男・三木武吉の生涯(2005年)」
その他歴史書・政治評伝
【お願い】
・歴史を元にしておりますが、この作品はフィクションです。これは「物語」です。
・皆様には思い入れのある人物、嫌いな人物等がいるかと思いますが
気分を害した場合は鑑賞を中止する事をお勧めします。
・作品がおかしいと感じたら、同じく鑑賞を中止する事をお勧めします。
・戦後政治ネタと時事ネタに関するレスや、ネタバレはある程度はOKです。
前スレ:http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1359688253/
トリップ忘れましたが、1です。
よろしくおねがいいたします。
前スレ埋めました。
こちらでよろしくおねがいいたします。
>いや、だから君。
>一刻も早く、満州を掌中にして、資源を確保して
>米英から経済封鎖されてもいいように備えないといけないんじゃないか。
なんとかなるものかな
対抗できるのか
せめこまれないのか
わかっていたのかな
乙でした
乙です
乙でした
人を食ってる男が遂にでた!某重大事件の時は奉天領事だったんだよな、たしか
人を食っているという自嘲表現は良い
年下の政敵はともかくとして、弟子や側近が吉田の前にバタバタ死んでいったからなぁ
ヨッシーだ茂じゃなくてよかったっていうwwwww
乙
乙でした。
>>4
連中、まともな資源の見積もりとかできてないよ
完全に希望的観測で動いてた
>>10
やっぱり
リスク管理ゼロですか
満州進出→掌中に→資源確保→備え完成
までに介入されたら途中でパンクするよね・・・。
森は満州の陸軍将校にも吹き込んだ疑惑がある
中国国民党への支援は英米だけでなくソ連やドイツもしてる
国際情勢の情報にも疎いよな
元商社マンのくせに
>>11
だって鉄一つ取ってもアメリカからくず鉄輸入しないとまともな装甲板を纏まった量作れないんだから
満州じゃアメリカの代わりにはどうやってもならない
(装甲板は鉄にニッケル、クロム、モリブデンなどを添加して作るけど、
当時の日本にはレアメタルの入手ルートが米英以外殆ど無い)
電気炉でアメリカのスクラップを溶かして高品質な鉄や特殊鋼の原料にする産業が成り立っていたのが当時の日本
>>14
理工系の人が三井物産、陸軍、満鉄、政党政治家にはいなかったのか疑う
まずは技術盗むのが先だったと
人造石油だってドイツあたりから技術盗まないと
戦車はしれない
技術というよりは、当たり前の貿易構造を全く理解してなかったというか、
蛸壺的省益・自分の利益に拘泥したとしか
基本的に、当時の日本の貿易は、生糸をアメリカに売って綿花を買い、
それを綿製品として英領に売るのが殆ど(輸出入に占める対米比率40%以上)
原油に関しても英米頼み(70%以上)
これを満州進出で肩代わりできると考える方がおかしい
満州進出、じゃなくて日露戦争とシベリア出兵の元を取らなきゃならない満鉄及びその周辺
事業をどう運営保護していくか、でしかなかった。
不安定な軍閥統治に見切りをつけた関東軍がやらかしちゃったからこうなってるだけで、
どこかが相応の値段で買ってくれるなら、満州なんてどうでもかまわんのよ。
合理的な判断よりも身内の利権よ
ということは森の背後にいたのは満鉄と商工省、鉄道省あたりか
関東軍も何者かに唆されたっぽいし
上海の方は駐在同胞の方が危機感抱いて軍に泣きついたらしい
地元の日本語の新聞記事でわかるという
本国の新聞記事は同時期軍縮を喜んでいたという
戦争ってあほな動機でおきることあるし
核兵器以前はもっと適当だったもんな
特に日本の場合欧州大戦の惨禍と無縁ときてる
東大法学部デタ男2人が森に乗せられて汚点のこしたあげくしっぺ返しうけるんだよな
ハーバードのエリートとはどこが違うんだろうか?
>1929年12月31日基準
>吉田茂:51歳(+6)
>やる夫:45歳(+0)
6歳年上か
吉田は28歳卒業、学習院からの転入学か
吉田といいやる夫といい
この時代は何度かつまづいた人間でも出世できたんだなあ
「一流大学までストレートで卒業して一流企業に就職」
みたいなルートは戦後の価値観だからね。
井上準之助とか病気で何年も棒に振ったりしているし、
濱口雄幸のように冷や飯食いの期間が長かったやつも多い。
高橋是清なんて「ダルマは七転び八起き」なんていわれるぐらい失敗の多い前半生だった。
今の時代ストレートな人生の人なんて四やせまそうで信用できない気がする
かといってペテン師多いからなあ
立身出世にうるさいかと思えばそうでもなかったのか
いや、立身出世にはうるさいが再起はわりと可能だった。
これはよくもわるくもコネ社会だったから。
地縁血縁学友とかを今からだと想像できないレベルで重視していた。
超体育会系。高等教育を受けた人数も少なかったしな。
この時代は先輩の紹介で銀行にとか官僚にとか多いよなあ
先輩の紹介で銀行にとか官僚にとか多いよなあ
逆に軍隊はそろそろハンモックナンバー・幼年学校でのエリート主義が定着する頃かな?
艦これのイベントが終わったので、来週中には投下したいなと思う次第であります。
眠れないので古い本読んでたら
「やる夫が育てた政治家一覧」に小沢佐重喜の名前があった。
やる夫弁護士事務所に所属してた弁護士で、やる夫に薦められて政治家になったとか……
ここまで、やる夫が現代政治とつながりがあるとは思わなかったぞ。
有権者も地元の代議士のルーツくらいたぐらんと駄目だね
日本の近代史見ても現職総理よりも元勲とか黒子の方がインパクトあるもんな
やる夫関連書籍を読んでたら「吉田の娘なにがしが――」ってのが出てきた。
これって、あの人の事だよね?……うん。
やっぱり、当時から知られてたんだ。
小説吉田学校の記述は創作かと思ったら、そうでもなかったんだな。
昭和初期は第二次三百代言時代で
弁護士は正業とみなされなかった。
政治家への道の階段みたいなものだったのかな?
昭和50年代より以前は弁護士が銀行から融資をうけるのは大変で
借家住まいが多かったという
社会的地位は国家公務員1種に大負けだったんだな
<お茶ーっ!>
>>28
転職多いとコネがものをいう
森恪は三井物産社員の肩書足がかりにいくつかの会社の経営者になってる
コネを利用したに違いない
>>40
バブル期以降の脱サラじゃなく現役時代から
漱石の吾輩は猫であるの金田みたいに
ここのやる夫も一度政治家廃業しての転身もできっちゃってるよな
金融恐慌と大恐慌のあった時期なのに
>>42
すみません、さすがにこのネタバレはきついので勘弁してください。
友愛発動一歩手前です。
投稿、来週にしてください。すみません。
日本語おかしかったですね。
話が完成できなかったので、投下は来週になります。
浜口内閣のときここのやる夫が蚊帳の外でどうだったか
選挙区の地域住民の暮らしぶりはどうだったか
投下は24時にしたいとおもいます
┌──────────────────────────┐
│戦後の活動だけがクローズアップされるやる夫であるが .│
│彼が戦前、議会人としてどう評価されていたのか? ....│
│やる夫が疑獄事件で公判中の時代―― │
│1930年代初頭に出版された本から紹介しよう ..│
└──────────────────────────┘
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\ 《 三三三三三三三三三=
ヽゝ==========ゝ
【1917-20年頃】
____
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/ ⌒ ⌒ \ ほう、これが国会議事堂の完成予想図かお
/ (●) (●) \
l ⌒(__人__)⌒ l
\ `⌒´ /
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この当時、国会議事堂は完成していなかった。
設計図がこの時、衆議院議員に公開され、やる夫はそれを見たのである。
【1936年に完成した国会議事堂】
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____ おい、議長室はどこだお?
/⌒ ⌒\
/( ―) (―)\ この議事堂ができた時には
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \
| | やる夫が一番最初に
__( ⌒-ィ⌒ヽ、 /⌒` '⌒ )__
`ー-ゝィソノー‐ヾy_ノー" この部屋に納まらないといけないからお。
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:| + ハハハハッ
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
. | ´トェェェイ` .::::::| + さすが、やる夫君
\ |,r-r-| .::::/ +
,,.....イ.ヽヽ、`ニニ´ーノ゙-、. /^) 野次と同じで、冗談もうまいね!
: | '; \_____ ノ.| ヽ iヽ __ ‐┘(
| \/゙(__)\,| i |´⌒ )二 ト、
代議士
┌──────────────────────────────────────┐
│当のやる夫君は冗談半分に言った言葉であったらしく │
│周囲の人たちもはっはっと笑った。 .│
│しかし、その後のやる夫君はどうであろう? .│
│年一年と政界に重きをなし .│
│民政党の重鎮としてその将来を期待されたばかりではなく │
│東京市会の大御所とまで謳われた。 .│
│ .│
│――控訴中の事件に引っかからなければ │
│当然近く「議長」のイスは彼のところへ回ってきたであろうに…… .│
│新議事堂はほとんど完成に近づく今、彼としては感慨無量の思いがあるに違いない。 ....│
│【明日を待つ彼 より引用】 ....│
└──────────────────────────────────────┘
┌────────────────────────────────┐
│やる夫は奇知と駆け引きに富み、その言葉はいつも人の急所をつく。 .│
│彼の「議長!議長!」の連呼には歴代議長がどれだけ悩まされた事か。 │
│彼は謀をめぐらす策士で、非常に理知的なところもある。 .│
│だが、その分、親分肌であり、涙もろいところもある。 .│
│【明日を待つ彼 より引用】 .....│
└────────────────────────────────┘
――やる夫が疑獄事件に連座したことについては、この様に書かれている。
┌───────────────────────────────────┐
│やる夫は「野次将軍」として有名となり、子分がたくさんできた。 .│
│憲政会の幹事長となり、政権では参与官となり、その華々しさに ..│
│人々は強く羨望せしめたものである。 │
│ │
│しかし、子分を持ちすぎたせいか、疑獄事件により彼の政治生命はとん挫した。 │
│だが、その変通性、機敏、識見、雄弁、主張において │
│このまま埋もれてはならない人である。 │
│政治家群像(1932年)より引用 ..│
└───────────────────────────────────┘
――やる夫と濱口との関係も書かれている。
┌───────────────────────────────────┐
│政治家として、彼は情熱の人であり、本当の義に堅い人だ。 ...│
│従って、誠実の人なのだ。 ....│
│「友は類によって集まる」 │
│彼は茺口氏を唯一の友とし、先輩とした。 │
│夏の夜にたった二人で月の下に船を浮かべ、お互いに身の上を語る仲である。 │
└───────────────────────────────────┘
┌────────────────────┐
│ |\ │
│ | \ ......│
│. | .|ヽ. ヽ. , -‐ 7 ......│
│ | .|:::::ヽ ヽ. / ...::7 / .│
│. ___ | .|:::::::::::ヽ V /:::::/ / ...│
│ \ _ ̄二._ ,|::::::::::::::ヽ., -┐:/,/ │
│. \\:::::::::::,_l\::::lヘ::::/,r┐|:::|│ │
│. \ゝ┌.| l iゞ_| l//ィi.│|:::L,二ニ'''フ .│
│ _ -ゝ_,|. | .|├-.l l~´-‐| .|└-'::_::// │
│ <<:::::::::ノ_/,//'⌒.l/ i⌒ヽ-こ二ニミ==- ...│
│  ̄/イ | | | (Ol lO),l |rァ| ...│
│. イ´ ヽ| | l  ̄´丶 ` ̄ l/ ....│
│ | |ノ.、 ヽフ / │
│ |ノ .「` - イ. ̄| ......│
└────────────────────┘
___
/ ―\ ハマグチハマグチハマグチハマグチハマグチハマグチハマグチハマグチ
/ノ (@)\ ソウサイソウサイソウサイソウサイソウサイソウサイソウサイソウサイソウサイソウサイ
.| (@) ⌒)\ ハマグチハマグチハマグチハマグチハマグチハマグチハマグチハマグチ
.| (__ノ ̄| | ///;ト, ソウサイソウサイソウサイソウサイソウサイソウサイソウサイソウサイソウサイソウサイ
\ |_/ / ////゙l゙l; ハマグチハマグチハマグチハマグチハマグチハマグチハマグチハマグチ
\ _ノ l .i .! | ソウサイソウサイソウサイソウサイソウサイソウサイソウサイソウサイソウサイソウサイ
/´ `\ │ | .| ハマグチハマグチハマグチハマグチハマグチハマグチハマグチハマグチ
| | { .ノ.ノ ソウサイソウサイソウサイソウサイソウサイソウサイソウサイソウサイソウサイソウサイ
| |../ / . ハマグチハマグチハマグチハマグチハマグチハマグチハマグチハマグチ
┌──────────────────────────────┐
│疑獄事件に連座した際、民政党内に「やる夫除名論」が出た。 .│
│これに真正面から擁護をしたのが江木翼鉄道大臣であり .│
│内心もっとも憂慮したのが濱口であった。 .│
│だから、やる夫は友情をいたく感銘するとともに、濱口を多とした。 ...│
└──────────────────────────────┘
――濱口が総理大臣になると
┌───────────────────────────────────┐
│濱口の周りで何か事が起これば、自ら飛んで行って .│
│濱口の相談相手となり、後援したのであった。 .│
│かつてやる夫は「俺は濱口がいるから民政党にいるのだ」と言ったと噂された。 │
│本当かどうかは知らないが―― .│
└───────────────────────────────────┘
____
/ \
/ ⌒ ⌒\
/ (◎ )}liil{(◎)、
| u (__人__) |/ ̄ヽ,
\ u ヽ |il!il!il// rY / 濱口総理!
,> 二二二二二二ヽ__|  ̄ ̄|
/ Y / \ |
/ | .| |
| | ヽ、 _/
ヽ_,/ Y´
/ へ |
/ _∧___ \|
| ,−'´= =\ |
ヽ|/´| || \_ゝ
´ \ >- |
y ⌒ ヽ /
)三三 || /
|三三 /|_ /ノヽ
┌───────────────────────────────┐
│やる夫と組するものが、党内の重鎮にはあまりいないのである。 │
│だが、重鎮となった同期の永井柳太郎とは深い仲である。 ....│
│しかし、やる夫の勢力はたいへんなもので、謹慎の身とはいえ .│
│約三十名に近い子分を持っているのである。 │
│あの床次が民政党を脱した時は、わずか28名だったからであるから ....│
│多いことがわかる。 .....│
│【政治家群像より引用】 ....│
└───────────────────────────────┘
∩_
〈〈〈 ヽ
____ 〈⊃ } 民政党の執行部は、本当にバカばかりだお!
/:::\:::/::\. | |
/ <●>::::::<●>\ ! ! そんな民政党にやる夫がいるのは
/ :::::⌒(__人__)⌒:::::\| l
| |!!il|!|!l| | / 濱口がいるかだお!
\ |ェェェェ| //
/ __ / ※政治評論家の想像です
(___) /
┌─────────────────────────┐
│――だが、この本が出版された時…… │
│その濱口はもうこの世には既にいなかったのである。 .│
└─────────────────────────┘
| }ヽ \
i i::::::ヽ ヽ、
i N:::::::::::ヽ ヽ、
、‐‐‐-- ____ i i::::::::::::::::::ヘ '; , イ / }
ヽ、、‐‐‐‐、_ ̄__iiヽト、:::::::::::i '; / ,ィ i / /
ヽ、ヽ:::::::::::::::::::__」 { ヽ:::::,ィ〉.ィ ̄, ィ/:/ j / /
ヽヽ;;>'´ , ‐‐'´ iヽvイ {´ i丁::::::::::/ / ,r'´ ./
,'´, ‐‐フ´ , ィ'´/iヽ、 〉 7 し{:::::::::/ / r‐=‐.ィ' /ヾ
_ r_/_rフ´ /ヽ:i { .じノi iィ、 Yヽ:::/ / ‐‐ フ ,{ , ヽ! / }
, '´ >:::ノ/:::{ {〉i `ー‐┘ ヒ' .i i ト、‐フ ,r '´ / }、 ー _ Y _,/ヽ
 ̄ ‐-=‐r'__:::::::ヽ_ィ ,.ィ _ .'ー' i .}、 ト、ヽ' _,ィ ´i i ヽ Y ´ __, ‐{
`ー, `/´ i i └┘ ,r.i j ,、i´ ヽi _ ィ´ i } { ヽ´____ノ
∠_==ヽ‐‐'{ .ト、 /'´i i i ∧ i Y´フ`¨¨¨´
, ‐‐‐L___i_」¨ ` ーイ‐'´i i/ ┌ノ ̄フ´ i _レ'
/ヽ }、`ヽ}、___i レ´`// >‐'´
/ i 「i‐}` 7< ¨´ i フi >‐'´
/___, フ i_i_j / /i ゙7//i! r' i >'´
/‐r‐、 r./,r'´_ ,、___ヽ./////i! ! ! /
r‐‐'‐r'´ / / i .‐‐ 、_}///////i i i __/
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┃| やる夫は自由民主党を作るようです |┃
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【原作】
戸川猪佐武「小説三木武吉(1983年)」
戸川猪佐武「小説吉田学校 第一部保守本流 第二部党人人脈(1972年)」
【参考文献】
重盛久治「三木武吉太閤記-生きた政治史(1956年)」
三木会「三木武吉(1958年)」
水木楊「誠心誠意嘘をつく 自民党を生んだ男・三木武吉の生涯(2005年)」
その他歴史書・政治評伝
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┃ 第九話 さらば、議会 ┃
┃ ┃
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│1929年7月 ......│
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____
/ \
/ _ノ ヽ \
/ (>) (<) \ ついに……この日がやってきたお!
| (__人__) |
\ `⌒´ ,/
/_∩ ー‐ \
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| し'
\ 、/ /
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┌─────────────────────────┐
│やる夫が慕う、濱口雄幸がついに総理大臣となった。 .│
└─────────────────────────┘
. |\
| \
. | .|ヽ. ヽ. , -‐ 7
| .|:::::ヽ ヽ. / ...::7 /
. ___ | .|:::::::::::ヽ V /:::::/ /
\ _ ̄二._ ,|::::::::::::::ヽ., -┐:/,/
. \\:::::::::::,_l\::::lヘ::::/,r┐|:::|│ てへへへ
. \ゝ┌.| l iゞ_| l//ィi.│|:::L,二ニ'''フ
_ -ゝ_,|. | .|├-.l l~´-‐| .|└-'::_::// やる夫君、君たちのおかげで総理大臣になれたよ
<<:::::::::ノ_/,//'⌒.l/ i⌒ヽ-こ二ニミ==-
 ̄/イ | | | (Ol lO),l |rァ|
. イ´ ヽ| | l  ̄´丶 ` ̄ l/
| |ノ.、 ヽフ /
|ノ .「` - イ. ̄|
内閣総理大臣 濱口雄幸
____
/ \
/ _ノ ヽ、_ \ やる夫は、収賄事件の公判中の身で
/ o゚⌒ ⌒゚o \
| (__人__) | 内閣や党の役職にはつけないおが
\ ` ⌒´ /
> / )ヽ < 濱口先生が総理大臣になれてとってもうれしいお。
( \ / __ハ ) / )
\ ゙ /ヽ ゙ / これから、総理の影となって、この内閣を支えるんだお……
\_/ \_/
┌───────────────────────────────────────┐
│汚職事件で公判中の身であったために │
│やる夫は確定判決が出る六年以上も官職や党の役職に就けなかった。 │
│そのため、濱口内閣ができても、地位に変動はなかった。 │
│同期の永井・中野が政務次官になり、後輩にまで地位では追い抜かれていく始末である。 │
└───────────────────────────────────────┘
____
/_ノ ヽ、_ \
o゚((●)) ((●))゚o さすがに笑えねぇお。
/::::::⌒(__人__)⌒::::::\
| |r┬-| | あんな事件さえなければ、今頃は……
\ `ー'´ /
┌──────────────────────┐
│しかし、こんなことでへこたれるやる夫ではない .│
└──────────────────────┘
___
/ \
/ _ノ ヽ、_ \
/ /⌒) ‐=・=- \
|::::::::/ /(__人__):::::::::::::| (, こ ┼'っ l, |
\:/ /:::::トェェェイ`::::::::/ l ノ
`―‐'
【やる夫事務所】
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|\
| ̄|| ̄| | ̄|| ̄| |. \
|_||_| |_||_| | \
| | / /
| ̄|| ̄| | ̄|| ̄| | |____ ___┐ / /ヽ
|_||_| |_||_| | |.. |\ / |´ , へ
| |LlLl LlL |. \ |___/ / | |
| ̄|| ̄| | ̄|| ̄| | |======= | | / ./ ヽノ
|_||_| |_||_| | |LlLl LlL | | / ./ |
| |======= | | / / |
| ̄| ⌒ヽ ̄|| ̄| | |LlLl LlL | | / / |
, ⌒(:::::::::::... ヽ | | |======= | | / / |
::::::::::、⌒::::::::::::: ) | |LlLl LlL | |_ i
:::::::::::: ' :::::::ヽ⌒ヽ | |======= | |llll |\ /
ゝ:::::ヾ:: `ヽ(::::::::::::::: ) | |LlLl LlL | |llll | |_
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(:::::(⌒:::::::://:::::::::::) (:::::::::::ヽ⌒ヽl LlL | |llll | |lll | |
::(::: :::ヾ::://::::::::::::: `)ヽ::::ヾ::::::::: `)::::⌒) ! |llll | |lll | |
::::ヽ:::::::::| (::::::::::::: ノ (:::::(⌒::/::: ノ::::(::::: ) |llll | |lll | | __,,..
(::::::ヽ! |::/::) i ゝ::| |: ノ ) =ヽ:::||:::ノ |llll |__,,l-‐' ̄
|_||__| |::)_||_| | (::| |::ノLlLl L || | |-‐'
| | | | | i l'l'l'l_,...-‐' _,,-- =-
| | | |~|~|~|~|_,...-‐' ̄ ,r''" ,,,,
|~|~|~|~|~|~||l__,,.. .- ‐ '  ̄ ̄ _,;‐''
-‐'  ̄ ̄ ̄ ̄ _,,.r''"
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│やる夫は自分の子分を事務所へと呼んだ ...│
└────────────────────┘
, :<¨ ̄ ̄ ̄¨>.、
ー=≠: : : :/: : : : : : : : : : : \
/: : : : : :{ : : : : : h: ヽ : : ヽ:ヽ
/: :/:/: :,ム∧: : : : : |ヘ-、∨ : ハ ハ やる夫先生に呼ばれてきましたけど
/:/: |: : // ', : : : }.:} ヽ: j : : i |: {
{/ / : | : {リ ヽ: :/j/, Y.: : :| | :ヘ 今日は何の用ですか?
{: : :| :∧ィ=气,j/ ィ≠气 : :∧}: : :ヽ
|:/{ Ⅵ: } :.:. _,、, .:.} : : }: : : : ヽ、
|{ ヘ |: :八:. { ヘ ,|: //: /´ ̄´
ヽ: : :厂fv≧ー=≦/j//∨
(ヽ {:∧{ / :{__ / //ヽ、
(\〉r', ヾ,イ{{: : : l /: : : ;/アヽ
rー' .:} 〉-、 ,/ Vハ: : | ′;/,/ '.
`こ、 / : ∧-、 / ヾヘ、:! {/,/} ヽ
{/ : /: ノ ∨ { \∨/ /ノ \
ヽこ;/ ⌒ヽ\/ > ^´<´ \ ヽ
東京市会議員 松永東
_,.-‐─-ィ'ト-‐─-‐':.:<´
,ィ'´: : : : : : : : |: : : : :: : : : : ` ̄:`‐-、
/ : /: : : : : :j:: : |ト、: : :i: . . . . . . . .ヘ ̄`
/:ヽ、r',: :/: :/: : : /|:: : | | }: :|: : : : : : :: : : ハ
/::rー-|: :/: : :|::;-‐'´|:: .:j | |: :|`‐-: : : i:: : : :ハ
/:::j:::::∧/::|: : |::/ |: :/ | |::j ∨: : : |:: : : |::|
/::::|::::/::/::/|: ::j/ __j:/ | |/___ ∨: : :|:: : : |:j なんでも、これからの政治方針について述べるんですって
\:|::〈::::|:/::|: :/ヤ〒行` オテヤハ:: ;小、:: :j/
|::::::\_(|;/ `、ヒィzj {んソ,λ/::i::| ∨ なんでしょうね?
|:::: ::|:: :| `ーヘ  ̄ 、  ̄ j::::::::i::|
|:: : : |: ::| ヽ、 、‐-, ,イ:i::::::|::|
|:: : : |: ::| ` ー-_ァ`ニ-‐"´ |::|:::: |::|
|: : : :|: ::| ,r'~ ,ィj {、`ヽ、|:::|: : |::|
|: : : :|: : | r' ̄ `ヽ、 } |: :|: : |::|
|: : : :!: : | j´`ヽ、. \\|ー‐j ,|: :|: ::}::|
|: : : : : : | ノ {`ヽ、\| / /|: :|: :|:λ ,ノ^ァ‐、__ノ´)
⊂ニ´ ̄ Y^ヽ: : : |/" ヽ、. \|./ /,/|: :|: |`ヽr'" { {{´ <_
ノ γノ 丿 `ヽy `ー-,"、ー'´ :|: ::|::j 〈 ゝy、~゛ 、、`>
やる夫事務所長兼秘書 原玉重
____
/⌒ ⌒\ ホジホジ
/( ー) (ー)\ よぉ、忙しいところ、呼び出してわるかったお。
/::::::⌒(__人__)⌒:::::\
| mj |ー'´ | ちょっと、これからやる夫が大事な事を言うので
\ 〈__ノ /
ノ ノ 耳をかっぽじってよくきくんだお
__
, ‐ '´ ̄;.;.; ̄` ー 、
/.;.;.;.;.;.;.;;.;.;.;.;.;.;.; .;.;.;.;.; ヽ
/: :: ::i: : : : :.;;.;.;.;.;.;.; .;.; .;.; .;. ヽ
/: :/;..;.;i;.;.;.;/|;;/|:: : : : : : : : : : : ヽ
/.;.;|/;..;.;|;.;.;/ i;/ |.;.;.;.;/|.;.;iヽ:;:;;:;: ;ヽ
i;.;.;/i;.;.;;.;|;;/ レ |.;.;.;/ |.;/ ヽ.;.;.;.;.ヽ\ なんですか、それは?
i;.;/.;|;.;..;.;|7ナァォョ |.;.;/ _レ ヽ.;.;.;;.;.;ヽ
/;.;|.;/|;.;;.;イ 迄rノ |.;/ 辺冖/;.;.;.;.;.;.;i
/,;ゥ;|/ |;.;.;;.;|`‐`'´ '´ 弋万i;.;.;.;.;.;ト;.;|
'´ /;;.;`‐|,-‐,'コ /;.;.;.;.;,、| ヽi
/, -‐'フ _|, やト 、 ` ー |;.;.;.;.;;/ i;|
' / ニレ7ヘ`t _ ‐ t'´i;;.;.;.;/ |
| ィァ',/i ,'‐' `<´' |/ {;.;.;.;/
〉 ',‐'i`ヽ~ ‐/ `入 |;.;/
____
/ \ やる夫は若い頃に苦労してたおが、がんばってきたんだお。
/ ― ― \
/ (● ) (● ) \ 「出世しまくって、末は大臣や衆議院議長になるお」と、決意して
| (__人__) |
\ . `⌒´ / どんな苦難も乗り越えて、これまで――
. mj~i
〈__ノ
ノ ノ
,..-──v'⌒ヽ
_/:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.厂`ー―ァ
. /〈::::/:∨:.:.:.:/::.:.:.:/:./:ヽ:.:.:.:<
〈::::::::Y::::/:.:.:.:.ナナメ|:/ヽ:.:}:.:ト:.\> いや、やる夫先生……
ヽ:::/:::/:.:.:,ィ-|∠_ リ |:ス:.:|:.:.:. |
〉-r(|:.:./ `ト{:r「 イテチ:.:|:.ト:.:| いずれ、大臣になれる機会が巡ってきますから。
. |:.:.:|:.|:/_ ´ ̄ ヒ!ノ∧|.:「リ
. |:.:.:|:.:.:.:.:ト、 u rァ ノ:|:.リ 捲土重来を――
. |:.:.:ト、:.:.:.K:} r‐ rイ:l:.|:.:|
. !:.:.:|__}:.:.:|::::\_,,>、:\:l.:|:.:|
|:.:/ ヽ:.:.ヽ::::::ヽ |::::::}:/:/
∨ ヽ:.:.:l\:::ヽ|:::/|:./
/ .| ヽ::ヽ \ |∧l:.{ r‐rこつ
. / ヽ レく ヽ:.:ト-ィ r'>'⌒「 |_ ⌒⊃、
. { ト、::}、 ト:.|/ \ | ヽ:::厂 ̄
/ ̄ ̄ ̄\ くるっ
/ \ / \ n∩n彡
/ (●) (●) \.∩ || || | もう、やる夫は出世の道はあきらめたお。
| (__人__) ||^ ^ ^ ^|^i
\ ` ⌒´ /ヽ ノ
.__.l`t‐-|:ヽ‐:-:-λ、
-‐==ニ":: u: : :: .:;|: ::i: :: ::∪:: :ヽ、___
,ィ´~ /: : :: :: .:: :;/ |:::|:: :: :: :: :: :: :: ::ヽ `ヽ,〉
〉-‐メ::/:. :: ;ィ'⌒;/ |::|ヽ::;.⌒ヽ:: ::i:: :ハ、 /
ヽ∠;/:;/: : : :/|:/ |::| `ヽ:.:i:.: ::i:: :;ヘ,/ え?
7:: ;|:: :;メ「テリ〒 レ' 〒テヤ7:: :i: :〈
∠: :;i: :: ;ハ、ヒz:リ /// / ヒz:リ ハ;∧::;/
|/:|::;/:(_} ,─---ー、 {_)::.:V
|:.|/::i:::::j:、 { } ,ノ:::i:: ::|
j:: :: :i:::::| `゛‐-ォ-r-‐" ´|::::i:: ::|
|: : :::i::::;/´ ̄二iーj二 ̄゛|::::i:: ::|
|: :: ::|r'" ̄ ̄\∨/ ̄~|::::i:: ::|
⌒ヽ:::`::::::: ̄ ̄:::....
<::::::::::::::::::::::/::::::::::`: 、
. /::::::/:::、://:::::::::::::::::::.\ 先生!
/:::/::::/::/X./::::::::::::::::/:::. ヽ
 ̄/:::..イ:/ |::::::::/ /::::;:::. } もしかしてそれは――
. イイ::::/ \ !::/ゝ-i:::/::::.. /
. ノノ!::::! ,, ̄ i′__ j/:::::::::i/
. ,ヘ⌒) l:::ハ rv‐ 、 \ /::::::::::/
/:::::::::`ヽ !/⌒>、 ノ___'''ノ:::/!:i′
. / \:::::::::://:::/`ヽУ::::ヽ彡'l:::ハ:::|
/ ヽ::/!::!::::i /:::r‐r‐く i/ リ
./ イ::|:::!::::!,'.:::::::/三三ヽ
\ヽ-lヽ―- 、
,..-‐ ̄: :. :|: :. :. :. :∧
/:. :. :/: :i :∧:ト: :. :. 廴)ヘ
//7: :/:,.._|/ |:|>-‐|: : :|ヽ.ヽ
|: :,イ ∠L ヽL--ァ: |: :| \ ――辞職ですか?
| / |:イセf !='ハ: :j、 |イ/
VヘV:| __ 〉/ノ | :|
∨ゝ、 !‐ ‐┘/ソ: : j: :|
|: : /`7 } /: : /:. :|
|: :/ |ミ-彳/: :./ヽ :|
| :j \. |丶イ: : :/ l|
レ' l L_/:. :/... ||
|ヽ__| |-/,|: : /┬‐〒
____
/ \
. / \ いや、そうじゃないお
. / /) ノ ' ヽ、 \
| / .イ '=・= =・= u|
/,'才.ミ) (__人__) /
. | ≧シ' ` ⌒´ \
/\ ヽ ヽ
-―‐‐- 、
__, :'"::::::::::::::::::::::::ヽ
>::::::::::∧:::::::}\:::ヽ:', じゃあ、なんなんですか?
/:::/:::`メ、∧:::ム匕|::j_l:|
//|:::{::ハ三 ∨三 |:::|.八 出世をあきらめるって
|:::V::j'' (⌒v ''l:::爪: ゝ
∨レ个トvz ≦j:∧厂 事実上、政治家を辞めるってことじゃないですか!
ヾY^V7⌒',
人_人__,人
ヽノVVゝイ
____
/ \
/ ⌒ ⌒ \ いや、まさにそこだお。
/ (●) (●) \
_|__ (__人__) | 「政治家=出世欲」という考え方を
/ \ `ー'´ /
/⌒⌒⌒/ ..:::::::::::.. ヽ ピトッ やる夫は捨てんだお。
| | | { .::::::●::::: }
| | | \ ::::::::::::::/
ヽ ヽ ヽ `ー一'´
__ ノ:;|
__,〟-::─:-、/:::/-‐"::∠_
,ィ´:: :: :: :: :: :: :: :: ::/::: :: :: :: :: ::`ヽ、
_r-t/:.::/: : :./ :: :: :: :/::::: ヽ、::. :: :: :: :: :\
,r'";;;ノ;λ;/: : ::/:: ::, :: :: :/|ヽ;: :: ::ハ: : : : :ヽ、_:: :\
/;;;;;;;/;;;;;;γ:: : :/:: ::/|::. ::/ | ∨:: :.:|:: :: : : : :\\::| どういうことですか?
ヽ、;;;;;/;;;;;;;/:: :: ::/:: :/ |: ::/ | ∨:: :|:: :: :: :: :: ::ヘ `
`/;;;;;;;;/:: :: :::j:: :/ \.|::/ | Χ::j::: :: :: :: :: ::.∧
\;;;;|:: :;/::::|:/ __、|/ヽ ! /__|;/^V:: :::i:: :: ; :∧
|:::i:j:.:/|:: ::|;;ヤテァォヾ ,ァチ:マ7 ハ:: :: :|:: :::ト、::ヘ
j:: i:|/::|:: :j' ヒz7:;リ ヒz:;7リ, ハ::|:: : |:: :/ ヽ::|
|:: :|:: :::|:::;イ `-‐~ 、 `‐-~' λ:::|: :/::./ `
|:: ::|: :::|/V、 〈ソ::.:|/:|::/
|:: :::|:: ::`:l‐':ヽ、 '⌒ ノ:: :: メ:::´::|
|:: :.::|:: ::.::|: ::| `>‐-ァ-‐tπ爪::/:: ::/:: :: ::.:|
今までの政治家は――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
|\ /|
|\\ //| 鳩山先生。
: ,> `´ ̄`´ < ′
. V V あなたを総理大臣にするから
. i{ ● ● }i
八 、_,_, 八 総理大臣になったら、僕を大臣にしてよ
. / 个 . _ _ . 个 ',
_/ il ,' '. li ',__
↑利権目的
___
/ \
/ ⌒ ⌒ \ 当たり前じゃないか。
/ (⌒) (⌒) \
| ___´___ |
ヽ、 `ー '´ /
ノ \
↑担がれるバカ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※あくまでもイメージ図です。
____
/ \
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \ 政治家は「出世欲」と「名誉欲」があり
| (__人__) |
\ `⌒´ ,/ それを欲しがるために、偉い政治家や政党幹部に付き従って
/__ ー‐ \
(____) |、 \ 己の政治信念を無視して、その政治家や党のために尽くしてきたんだお。
l U |/ /
| ⊂ / だから、国民を無視した政争が絶えないんだお。
| し'
\ 、/ / やる夫はそういうことを一切やめさせたいんだお。
\/ /
_/ /``l
(____/(_/
やる夫がこれからしようとする事は――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
/ ̄ ̄ ̄ \
ノし ゙\, .,、,/"u\ てめぇら!
/ ⌒ (◎)ヾ'(◎)u \
| u ⌒゙(__人__)"⌒ u | これ以上、いいかげんなことをしてると、国が滅びるお!
\ u `ヾ,┬、/` ,/
. /⌒/^ヽ、 )__( ,ィヽ、 やる夫はお前らのやることに断固反対だお!
/ ,ゞ ,ノ ゙⌒" , ゝ、
l / / ト/.\\
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(○), 、(○)、.:| + (同じ党内の人間なのに……)
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
. | `トェェェイ ' .::::::| +
\ `ニニ´ .:::::/ +
,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | ||
民政党の偉い人
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
___
/ \
,---、 \, 三_ノ \―、 やる夫はこれ以上の出世は望まないお。
.l l (●) (●) \ |
| | (__人__) | | つまり、「国民以外の誰の顔も覗う必要はない」ってことなんだお!
.| | |!!il|!|!l| / /
ゝ |ェェェェ| ノ 同じ党内の偉い幹部だからって、そいつのご機嫌をうかがって
\ /
/ | 自分の政治信念を曲げる必要は、これからはないってことなんだお!
/ |
,. ‐ '' " ´:. ̄:.:``' 、
,. '":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:丶
ー=ニ二´, ‐:.:.:.:.:.:.,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
/:.:.:.:/:.:.:.:/:.,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:'.,
, ':.:.:.:.:.:/, - 、!:.:l:.:.:.:.:.:.:.:., /−、:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.,
,/:.:.:./:.:/:.′/ l`:,!:.:.:.:.:.:.:.:./ ヽ:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:l
/:./':.:.:.!:.:.:./ !/|:.:.:.:.:.:.:./ ヽ:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:| つまり――
/'" !:.:.:.:l:.:.:/, ,ニ、、l:.:.:.:.:.:/ , ‐_丶:.:.l:.:.:.:.:.:.l、:l:.:l
' l:.:.:.:.:l:.:ハV ,ノ:::ヾ,:.:.::/ ,イ_,)::ヽヾ:.:./:.:.:.l:.ヽ!リ
i:.:.:.:.:.:!:l:.:l !i:::::i.!l:.:/ l.i::::::::i.l リ:./:.:.:.:,}:.:.:.:.!
|:.:.:ハ:.:リ:.:.i 弋‐ク l/ !,゙ー ク ,:./:.:.:.:/':.:.:.:N
|:./ !:.i:.:.:.{ ,,,,, 、  ̄,,,/:/:.:.:.:/:.:.:.:.:.:l
l/ !:.l:.:.:丶、 _ /:/:.:.:.:/:.、:.:.:.:.:.!
ヽl:.:.:.:.:ハ:i`'、ァ 、__,. 'エ'/i:.:.:.:ハ:.l ヽ:.:.:.:!
丶:.:.:! リ/} }./′ ,/' ,':.:.:/.、ヽ! ` ゙、
ヽ:!イ..../ ,/.ト---ァ.../:.:/....._ヽ
,{iヾ,/ "^ヽ,、/...//../,. -_}
,. : :'':": ̄:`:丶.、.ィ ___
,:': :/:,.: : : : : : : : /´: : :<`
,,,;;''}'''^;;;,,': : : :, ': : ; : :ハ: : 、` 、
〈;;;;i゙:/「!;;;;;;;;;, : /:_;∠j: / i: i: : i. ヾ 、:. これからは、自分のやりたいようにやる。
:;;|:;'::!::!;;;;;;/.:/:/ ,':/ l:,ト: :l: : :i. `
゙!;:::j:::ヾ'' :/l厶、,,_/ 」!_i: :j: l: :l 誰の指図にも、誰の下にもつかない――
l;::::;!::/゙V ヤ,、)ミ` 行ヤ}:/: ハ:.l
j::::i:!:ヘ._, ヒシ ビ/イィ:/ リ ってことですか?
!:::j::l: :::';|\ r‐; !イ j/
.l::::l::::i: : :'l./ユ丶,._ ..,.イ::::| ,、
j::::l:::::}、: : ヘ、 `ハ!、!:: :.l:::::! ノフ>.>
!::::!:/"`:、: :.ヘ`'゛幵 ヘ: : l::::|./ ヒミ!
___
/ \
/ _ノ ヽ、_\ まぁ、そういうことになるお。
/. ((●)三(●)\
| (__人__) | やる夫だって、もう10年以上議員をやってる一人前の政治家だし
\ ヽ |r┬-|/ /
/ `'ー´ \ 出世のためだけに、誰の下にもつきたくないんだお。
____
/ \ /\ キリッ
. / (ー) (ー)\ ただ、濱口総理はやる夫の最大の理解者だし
/ ⌒(__人__)⌒ \
| |r┬-| | 立派な政治家だから
\ `ー'´ /
ノ __ \ 国のためにも、あの人に協力していくお
/´ l l
____
/ノ ヽ、_\
(●) (● ) \ ――で、問題が一つあるんだお
/⌒(__人__)⌒ \
| ) ) u. |
\ `ー'´ /
⊂⌒ヽ 〉 <´/⌒つ
\ ヽ ヽ /
\_,,ノ| 、_ノ
,. .-'_",...,.‐: : : : : : .::|: : : : :、、: :`:丶、
/-''". '" : : :::;.!: : : : : ::ヽ: : : : : ヽ
/'´,,,,/ ..... . . , : : ::/::/ i: : 、: : : :::ヘ: : : :.ヽ:`、_
/;;; ′. :.:::::/: :./: : :::/!::;' !: ::|i、: : : ::ヘ.: : : :.ヘ;ホ;;;\
ヾ;;;;/: ::/:/::::/: : :i,:-‐:7-:::! V: l.i.>‐:-:、;i: : : : : :V!;ヾ;;;\
У:,;イ:/::::/: : .::j: :.::/ |::! V:l i. \: :.:j:. : : : : '{!;;;;ヘ;;/
,/:./;;i:j:::::::i: : .::::!: :/ l:!. Vj ゙:、 \::}:. : : :j:. {;;;;;;;;;;, なんですか、それは?
〉/;;;;;!i:::::::j: : ::::;l:,;/二__|! ヾ __z‐ニゝィ: : :.|';, !;;;;;;;;;〉
!' ヾ;;!!:::::::}: : :::{.丁勹ホト /'"」不「ハ:. : :.!';;;,j;;;/
i!:::::ハ: : :∧ 「::し'::| 「::し'::| ,!: :./:!;;:イ
,!:::j: :i; :::!ハ ヾ:,,,,:シ ヾ:,,,:シ /l :/: : : :!
l:i::|: :::l、:ト-:i ' 厶|/: : :.|:.|
_ |:N: :.::!ヾ:::::iト、 o ノ:::::}!:: : : l:.|
l l ||: : : :::!: :::::::il `丶 、 ,.,. -: '"|i::::::::,!::: : : l:l
l l !!: : : ::|i: : ::::::! _,r'"´l ゙¨゙ !`ヽ、.j!::::: :j!::: : : :l:!
,-:、 !、!: : :.:::!:i: : : ::f'´ |'" `| ゙/:: : :,'|::::: : : jl
/i. ,ゝ-ヽ!: : .:::|:::j: : : :.! l''" ̄`` l /: : : :,、|::::: : :!:|
{ 、゙、>ァ !: : .:::l, '`i: : : :i、 l. j ./: : : :/:久::: : :!:l
____
/ \
/_ノ ヽ、_ \ お前ら――
/ (●) (●) \
| (__人__) u | やる夫についてきてくれるかお?
r、 r、\ ` ⌒´ ,/
ヽヾ 三 |:l1 > ー‐ ヘ やる夫の下にいたら、立身出世は――
\>ヽ/ |` } ヽ
ヘ lノ `'ソ イ | |
/´ / ./ | | |
\. ィ_ノ .| | |
| | |
,r'7 _,..-‐::─::─::‐-.、_
_j´i,/ /_/〉ィ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::..::..`ヽ、
〈_j`´ /: : : .:.:.::.:.:.:.:.:.::..:.::.:.:.:、::.: : : :...\
__j___,/:.:./. . . . ..:.:.:__i_::.:.:.:.:.:.:.:.ハ:: :... . . . .ヘ
〉==/:.:.:/ . . i. ...::'´:/|::`:i:::.:.:.:.:.i:.:}、::..: : : : : ハ
_ノ==/:.:.:/:.:.:.:.:|:.:.:;/__|:.:/|::::.:.:.:.:|:.:jヽ‐-、::.:.:.:.:.} 別に?
〈´゛ ̄:j:.:.:/.:.:.:.:.:..|::;ィチ弐|;/ |:::.:.:.:.:|;/ |:.:/:::.:.:.:::.:|
| |:.:.j:.:.::.:.:.::.:|;/ んメ:;}` ∨::.:.:j' j;/|:.::.:.|:.:.:j;
. | |:.::|:.:.:|:.:.:.::.|' 、弋z;ソ ヽ:;/、-─ ,ハ:.:.:.|:.:/
j |:.::|:γ|:.:.:.:.:| ゛゛ ___ ' \、/ |::/|;/
. | ノ:.::|/ゝ|:.:.:.:.:| ,'´`′`. { j/
j j;/|:::::::::::|::i::.:.:ト、 V ,ノ ,.イ
{ |::/|:;ヘ|::|.:.:.:|::;>=-r`ニ."-‐=ニ_:
V ,ノ |/ ´ |::|、:.::|"´ ,rj {ア r'´'"‐、
`ヽ、 :レ' ヽ::| |,-‐-./ ,__{___ ´_)
\ { { {` | / ,/ 〉=======}
\ 、 \.\__ | / /,/,}========}
`ヾ:、_ー-‐l`ー‐- _
_,..-'',.´ , ,| :、` 、 `ヽ
,.-'_,../ , / ハ |、 ゙、 ヽ `、_
'" /, / ,.ム,' ゙、i゙: ̄i、 ゙く;;゙{;;;;,、 そういう人だってわかってましたから
/イ ! / l:! ゙、゙:、 i. lヾ、l;;;;;;;;;,、
r! l / |! x_,,ヽ!、 .l;;;;;j;;;シ'''ヽ やる夫先生にはみんなついていきますよ。
ハ. {∧ィ=、 '"⌒ }、 |7,<ヽ. /
V〉/' ! ' ,、__N´ヽミド'、
「゙' ト ,、_ T_フ_,.イ,r:'′ ヽシ
l ||j!i!,.云「/ / i .}l
ハ | .|j!i/ // / i ,.ヘ:i
/: :ヘ ,ノ |.!j ./イ ./ ! /!: :.i!
,'. : :,'//_じ'シi ./ / |:.|: : :.!
.i : : ;/,「 ,.、``!/、 ィ" |:j|: : :.l
____
/ \ おお……
o ○ o´ _ノ ヽ、_ `o ○ o
.。゚ / o゚/⌒) ((<))゚o\ ゚ 。 やる夫は良い部下を持てたお……
| 0 / /(__人__)' 0 |
\ / / `― ' /
__,イ|__ ... .ィ ヽソ
, :<´ : : : |: : : : :ー<..
/: : :/: :/} :小: : : : : : : : ≧ー 先生、泣かないで……
__,/ /: : /: :/ ,| : | ∨| : : : : : 廴
f´/ }:/.: :.ム斗' | /| `ヘ}ヽ: : : : ヘく うぇぇぇん……
∨ ,イ: : :{ :/ j/ V | : : ∨
ヽ、{∧ 圷旡≧/ / /≦乏ア:| ト、:ハ
|:ヽ}ヘ:/ | |/ / / / | | Ⅳ |:「ヽ}
|: :|:`ー.、| | , -- 、 | | {ム/:{
|: :|: : :|:|> 、ー'⌒ー'_. イ: : |: :|
|: :|: : :|:| ,.≦厂 「x |: : :|: :|
| : ', : :',|/ {___7`ーl: : :|: :|
┌──────────────────────┐
│こうして、疑獄事件により「やる夫」が誕生した。 │
└──────────────────────┘
____
.ni 7 /ノ ヽ\
l^l | | l ,/) / /゚ヽ /゚ヾ\ .n これからはやる夫の好き放題にさせてもらうお。
', U ! レ' / / ⌒ ⌒ \ l^l.| | /)
/ 〈 | (____人__) | | U レ'//)
ヽ\ |lr┬-l| / ノ /
/´ ̄ ̄ノ ゙=ニ二" \rニ |
┌────────────────────────┐
│濱口内閣誕生の翌年の1930年。 │
│やる夫は逮捕後初めての選挙の洗礼を受ける。 ......│
│だが、選挙民からの信頼は厚く、当選してしまった。 ...│
└────────────────────────┘
____
/⌒ ⌒\ / } 司法がなんといおうと
/( ●) (●)\ | ! /)
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \│ {// 選挙民はやる夫を支持してくれたお!
| |r┬-| |/^つyく
\ `ー'´ / { `〈__ }
ヽ ′/
┌───────────────────────┐
│だが、そんなやる夫に最悪の転機が訪れる…… .│
└───────────────────────┘
, -――- 、 _ _/ヽ
/: : : : : : : : : : : : : : : : !-.-.‐.‐.‐. ァ
__∧': / . . . : : : : : /: :/: : : :`: :<
. /:::::::::::::::::〉: : : : : : :./: : : :,:イ: :∧: :i: : . .\:`ヽ ○
〈::::/:::::::::::/: : : : : : :/ : : : / /: / ',: |: : ハ: : ヽ \
∨:::::::::::::/: /: : : : :/: :-∠_/_:/ |: |: : :∧: : :ヘ、 ', ○
〈:::::::::::::/: /: : : : :/: :.X // \!∧: : : :',: : : ハ\j
/\:::::/: /|: : : : /i/ \ /`ー∨: : :l: : : :.! o
,'.:: : :ヾ:./´ !: : : /  ̄ ̄ ̄ ___∨: :i:. : : :!
. i.: : : ./イ! |: : / __ \ /!: ;イ::. : :.i〉 先生!大変です!
. !: : : : .::|:.ヽ_j: / /:::::`:.、 \ /、|:/:.|:::. : ,'
j: : : : : .:!:.:/ |/ \ /::::::::::::::::::〉 ! }':.:.:|∨:/ o
|: : : : : .:|:/ > 、j::::::::::::::::::/ , イ-<:.:.;イ:.Ⅳ
|: : : : : .:|' / |` ーrー-イ--‐ ' |:.:.:.∨:.!: |
|: : : : : : ! 〉 | /ヽ ヽ o j:.:.:.:.:. : !: | O
|: : : : : : | /`ー 、 | ,! }、 |:.:.:.:. : :.|: ! ○
|: : : : : : | ./ ヽ |\/,| / ハ |:.:.:. : : :.|/
|: : : : : : |/ `|\/// | .|::. : : : : |
____
/ \
/ ⌒ ⌒ \ 一体、どうしたんだお?
/ (●) (●) \
l ⌒(__人__)⌒ l
\ `⌒´ /
/ \
___l\__ /ヽ/ヽ/丶
........-―...::::::::::::::::r::、::::::::::::::: ̄┌ 、l´ ̄ ̄ ̄ヽ´/
::´:::::::/:::::::::::::::/::/l::l::lヽ::、:::::::::::::l 」三三三ミミ/
/::::::::::::::::::::l::/ l l::l \ヽ::ノ\:l く l.:\ ヽ 濱口総理が
/:::::::/:::::::\l/ l ll メ\ .ヽl l ` /
,::l:::://:::::::::,::::l l`> l ´ \ l丶::l_l l 東京駅で銃撃されたんです!
(_`l/ l/::l:::::/l::::l ヽ \::l l
l三三三 l:::::l::::l::l _... -―┐ xxl/l l 重傷を負って、病院に搬送されたそうです!
ト――_..´l::::l::::l/ l ∧∧∧/ l l /
.l ´ ∧l:::::、 l;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:l r-l /
. l l`:::::::> 、_l;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:l 人 l /::ヘ
l l::,::::://、ヽヽl;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:l/:::::l 、 /:::::::::ヘ
\ //::::// ヽヽ∧∧∧/l/:::::l l \ ∧:::::::::::ヘ
`‐//::::l/_ ハ \\/ l/:::::l l l ハ:::::::::::λ
//l::::/ `ト-ハ ヘ >-´ ll:::::l/ lヽ ハ::::::::::::::
//::::/ l;:;:ハ -丶ノ/ l l l::::l\ l:;:;/ヽ、ヽ::::
/ ̄ ̄ ̄\
/ / \ \ ――は?
/ (●) (●) \
| (__人__) | お前、何言ってんだお?
\ ` ⌒´ /
/ \ バカじゃねぇのかお?
__
_ '´ ` 、
{`ヽ,/ ┛┗
/ /、/´ 厂``y‐、人 ┓┏
>{. Y≠ {____ノヘ_(0_,)- └┐
/ 八 { / ∠_,ノ> ,./イ 丿 いいから、はやく……
/ /_{ !ト、_ ,/ /´| i∠/ {_.j/ヽ、
, --/ /´〃 ̄´7 /<{ ||xx /∧ ト、} 病院に直行してください!
| / / 〃_ / /〃ハリ且_/´!ノ ,レ′
|./ /⌒ー-、ミ'/ // }
/ /〈こyヘ、 / ,' 〆、 ノ}/)
//j>、_ ̄ { |^ト、 j´Yi|⌒T´
ソ/´/ /\___ i i |/ \ }|__シ
_/ / { ヽ `|人 | `ー'ー┘
【病院】
____
<ザワザワ. / \!??
/ u ノ \ え?
/ u (●) \
| (__人__)| なんなんだお、この騒ぎは……
\ u .` ⌒/
ノ \
/´ ヽ
,. 仁>-、∠Z.. _
r' /∠-‐ ´ ̄ ̄ミ≧
|/ `ヽ、
/ ,. -‐ァ ヽ やる夫……
{/ /∠∠二ニア ,ハ ヽ}
/ ,' /^ー 、 ∠´ ̄ し' 、 、 大変な事になったでござるな。
. { i/: : : : :/ ,.--、) ', ', /^レ'^レ'^i
∧ ' : : : : / ,/ | | 、 , } (ノ (ノ ノ まさか、濱口総理が重体とは
. / { V : : : : {/:|l lハ ハ ', } ,
, {V : : : : :〈|:|l }.:.:| ,'.:.:l } } /
! { |: : : : : /N、ノl./ lノ | ハ/レ':::..、
/|: : : : : { |:丶.. (lTTT) レレ':::::::::::::::\
/::::::l: : : : : :lリ:::|. ー イ:::::i::::::::::::::::::::::::}
. /:::::r弋 : : : : ト、 |_, |::::::l:::::::::i::::::::::::人
/::::::::|::::::\ : : | ∧ ` ´|:::::::l::::::::l::::::::::/i::l:\
外務政務次官 永井柳太郎
/ /' / / ,:'/,:
,:' / ,: ' / ' / / ,:'/, / / ,:'/,:
' ,: /' / ̄ ̄∪\ /' /
' / ,'/,: /(●) (●).\ ' / ' / え?……
/,: / (__人__) \ ,:'/,: /'
/ ,:'/, | ` ⌒´ ∪ | ' / / ,:'/,: 重体――
/ \ ` ,/' /
/ /' / ∪ \'/ /'
/ ,:'/,: | Y ∪ | |/ ,:'/,:
||∪ | |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
| \
. | .|ヽ. ヽ. , -‐ 7
| .|:::::ヽ ヽ. / ...::7 /
. ___ | .|:::::::::::ヽ V /:::::/ /
\ _ ̄二._ ,|::::::::::::::ヽ., -┐:/,/
. \\:::::::::::,_l\::::lヘ::::/,r┐|:::|│ ハハハッハ
. \ゝ┌.| l iゞ_| l//ィi.│|:::L,二ニ'''フ
_ -ゝ_,|. | .|├-.l l~´-‐| .|└-'::_:://
<<:::::::::ノ_/,//'⌒.l/ i⌒ヽ-こ二ニミ==-
 ̄/イ | | | (Ol lO),l |rァ|
. イ´ ヽ| | l  ̄´丶 ` ̄ l/
| |ノ.、 ヽフ /
|ノ .「` - イ. ̄|
____
/⌒ ⌒\
/ (⌒) (⌒)\
/ ::⌒(__人__)⌒::: \
| |::::::| ,---、 アハハハハ!
\ `ー' しE |
/ l、E ノ
/ | |
( 丶- 、 ヽ_/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
____
/ ノ ヽ\
/ (○)}liil{(○) は……濱口先生!
/ (__人__) ヽ
| |!!il|l| |
\ lェェェl /
/ ヽ
しヽ ト、ノ
| __ |
!___ノ´ ヽ__丿
//
_ -―-( (___
/ -`―-、
/ /ヽ ―-- ゝ
/ / / ´ヽ \
/ / / / / / | | ヽ \ ――ちょっと、落ち着くでござるよ……
// / / / / | | | || | | \ ヽ\ \
/ / / //ノ V | | || | | | | ヽヽ
|/ / /_二三ヽ|| /三二_| .| | | ゛
/ /ノ| ` `´ l `´´/| | | |
/ / || | |〉 メ /ノ.| || |レ
/_/ | |\ -- /v V | /
/ ヽl | \_ _/W\ V へ
/ .ヘヘ| ト7 >ヽ、 / \ >
< \\ / / / \ /|二|/
┌───────────┐
│ドタバタドタバタ…… ...│
└───────────┘
<安達を首相臨時代理にしろ!>
<いいや、幣原だ!>
|ヽ/|_
.\ /
___ |__>
/ヽ、 _ノ\
/ (○) (○)\ なんだお、この騒ぎは!?
/ (___人__) ..\
| u ノ ヽ, |
.\ (/⌒ノ´フ ./
. .> . ̄ ̄´ <.
/:.:.:.:.:.: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
/:.:.:.:.:.: :.:.:. :.:.:./:. :.:. .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
/:.:.:.:.:.: :.:. :.:.:./: .:. :.:.:.:.: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: .:.:.:.:.:..',
/:.:.:.|:.:. .: .:.:.:./ :.:. :.:.:/ .:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:../ .:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:| 党内第一の実力者の
/:/.:.:.|:.:. :.:.:.:.:/. .:.:.:./: :.:.:.:.:./:.:.:. .:.:.: ::.:.:.:./ :./:.: .|:.: .:.:.|:.:.|
ノ/l.:.:.:.|:.: :.:.:.:/:. :.:.://: :.:.:.:.:./:.:.:. .:.:. .: ..:.:.:/ :/: |.: .|:.: .:.:.:.|:.:.| 安達謙蔵先生を首相臨時代理にすべきだ!
/´ |.:.:.:.|:.: .:./: :.://:.:/:.//:.:.:. : : .:.:./ :./|:. |:.: |.: .:.:.:..|:.:.|
|:.:.:r|.: .:.l//:.:./://:./:.:.:.::. .:.: .:/ :./:.:.|:. |:. |:. :.:.:.:.|:.:.| 幣原は党外の人間じゃないか!
l:.:.:{ |:.:.:.|/:.:/‐ ´ /:./:.:.:.:.: .:.:.イ: .:./:./|:. |:. |: .:.:..|:.|:.:{
}:.:.:| |:.:.:.|:/ム\\/:./:.:.:.: .:./,/ :./イ彡|:./ ./:.:.|:.:.|リ`‐`-
/:.:/ヽ|:.:.:|\ゝz.イヽ,'、/:.:.:.:./彡/∠イ孑フ/:.:/:.:./:.:/|
/:.,イ:.:.,:|ヽ:.ヽ ` ̄´///:.:./(\/ゝ匕ンイ:.::./:/ヘ./|:l
/´/:./ }:.:.lヽ、\ /' // { `./\  ̄/-/^i:/_〉 〉_|l
/´ //|/\`丶/ ! \ \ /:{ |: / /` :l ̄ ̄/ ヽ
//{ `: { {\ __ 冫 `ヽ ヽ : l / /: : : : : : :/: : : : \
. /: : : | : : ヽヽ \ ´¨ _ ̄` ∠: ヽ `∨ { : : : : : :/: : : : : : : l
/: : : : : :,-、ヶ :\rヽ`r‐ー─‐<´-----ヤ 〉 : : : : ,' : : : : : : ∨
<いや、幣原だ!>
<いや、安達だ!>
,, 、、 ,
、、 ゛ __ ' ,
,' /^ ≡^\ 丶
; /(@)≡(@ ) \ ; こ――こいつら……
; /::⌒(__人__)⌒:::\ ;
,' | u |r┬-| u | _
; /´ ̄``゛)- .‐ / '、,
; |  ̄ ̄  ̄) 、
; | | ̄ ̄ ;
濱口先生が生死をさまよってるのに――
党内で政争をしてるお!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ヽ____ / _.....‐'′ ! l .|i
二>:::::::::: ̄ フ _,.‐'" ./ ,. | ||
:::::::::::::::::::::::::ノ ./ _..-'"-'" ’ l, L\,,
`''‐..,,__:::::::/ _ | ,...'´ ; / ./~, \.
ヽ_ ~'Y /Y ./.7 i ./ / / '.,\
~''ー-,_′ _イ | y / ./ .l // ,′ |. i′ うーん……
'´ ,_,△\ ゝ /ート-::==-t-、__! V !______ | ;
/ ト‐-ニ y ./ |.(⌒)_.._,,}. | lィ"~'厂T~|^y
一/ / ̄ ̄" ソ , '!. -┴二>‐''-┘ i +.二く_フ_,」レ
:::/ /::::::::::::::: / ,/ 人 ヽ. !二'
::;' /::::::::::::::::./ / |1ヽ ´ /ニ二,
.;' /::::::::::::::::::/ .く | .ト, \ -=ァ .,/ , /
.!.,′::::::::::::::/ /ノ入 | |^:.. ヽヽ、, _ ..イ ./
|/::::::::::::::::./ /::::\.|l>| i ヾ:○~"'-v...,,___,..イ{.i'ノ/ ./ /
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌───────────────────────┐
│この臨時代理騒動は、幣原で決着することになる .│
└───────────────────────┘
/i \ \
. / :|/ /, /l ト、 、ヽトヽ. ヽ
イ /// /, ハハ |\. | ヽ ヽ ヽ` ヽ
|/〃 |/ |ハ_∧ハ :!ト、、 ハ ヘ \! ヘ、ヽ
| i i | ヽ. `i: ゙Y ヘヽ}
| i | |、 ヘ i | i 、 ヘ まさか、濱口君がこうなるとは……
| ム ト、 l ヽ i l l i | i ト、 l
{ /=リ=、 l__ ', l ,! / l :i ! :| | ヽ!
i |ィ≠弌三ミ.l ̄Ⅵ /j /1 ム i | | j
i |、{ーゝぃ} ` | / ,ィう|/`Yイ ! ,' .,'
|、 :| ` ̄ ̄´ |/ 辷ソ }/ / ハ/
'. ヽ! i // i: /
、ヘ ` 、 /´ j/
、ヽ}、 / ,. イ | /
\ヽ - ── / | ハ /
` ヽ ´ / |j j/
/ /` 、__ イ ′
{ { / l |
首相臨時代理・外務大臣 幣原喜重郎
┌────────────────────────────────────┐
│濱口は一命をとりとめたが、総理大臣の職には復帰できない状態が長く続いた。 ...│
└────────────────────────────────────┘
ハ
/ : ハ` 、.
/ :::: . ハ. ソ.
、-'-- 、 ./ ::::::::.:: ハ/_|__
. ヽ. ::::::... ̄ ..:::::::::::::;=r、................ ̄ア
'., :::ト::ト‐zzf f∠ィ | |:::::::::::: ,ィ´ いやー―本当に申し訳ない。
'., ',│ !-〈〈 -! ! 廴:::::: ,イ
_ -┘jノ ノ-、ヽ. ,-ト、`‐=〈弋、 やる夫君、幣原君を支えてくれよ。
<::::::::{rr r' ◎| |◎ | |>i、iヾ、{`、
7-、 :!l. |ー‐ , ‐一 ,'_,ノィリ~` 僕の大事な友人でもあるしね。
. // 〉!l |''、 c ''ノ,イ
. ∧lハ!-≧ --イ{|`'、. l.
{|__[::[[:::::!{|_|│
____
/ \
/ \ / \ 当然ですお。やる夫たちがしっかり支え益男。
/ fてハ` ィて刀 ::\
| (__人__) :::::::::::| 幣原先生のような立派な方が首相臨時代理なら
\ `^´ :::::::/
/ ー‐ \ 先生も安心して療養できますお。
>>101 訂正
┌────────────────────────────────────┐
│濱口は一命をとりとめたが、総理大臣の職には復帰できない状態が長く続いた。 ...│
└────────────────────────────────────┘
ハ
/ : ハ` 、.
/ :::: . ハ. ソ.
、-'-- 、 ./ ::::::::.:: ハ/_|__
. ヽ. ::::::... ̄ ..:::::::::::::;=r、................ ̄ア
'., :::ト::ト‐zzf f∠ィ | |:::::::::::: ,ィ´ いや――本当に申し訳ない。
'., ',│ !-〈〈 -! ! 廴:::::: ,イ
_ -┘jノ ノ-、ヽ. ,-ト、`‐=〈弋、 やる夫君、幣原君を支えてくれよ。
<::::::::{rr r' ◎| |◎ | |>i、iヾ、{`、
7-、 :!l. |ー‐ , ‐一 ,'_,ノィリ~` 僕の大事な友人でもあるしね。
. // 〉!l |''、 c ''ノ,イ
. ∧lハ!-≧ --イ{|`'、. l.
{|__[::[[:::::!{|_|│
____
/ \
/ \ / \ 当然ですお。やる夫たちがしっかり支えますお。
/ fてハ` ィて刀 ::\
| (__人__) :::::::::::| 幣原先生のような立派な方が首相臨時代理なら
\ `^´ :::::::/
/ ー‐ \ 先生も安心して療養できますお。
┌──────┐
│だが―― │
└──────┘
|\ /|
|\\ //|
: ,> `´ ̄`´ < ′ いやぁ、すごい転機が巡ってきたね。
. V V
. i{ へ へ }i こうも早く、政権奪還ができるとは……
(ヽ、 、_,_, / )
. /| ``.― ― | ヽ',
. _/ ゝ ノ ヽ ノ ',__
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
政友会幹事長・森恪
【国会】
____
/ \ 首相臨時代理とは一体なんだ!
/ \ ノ \
/ (●) (●) \ いつになったら、その「臨時」が取れるんだ!
| ,-、 |
\ '⌒` / はやく、濱口総理は国会に出てこい!
ノ \
政友会・鳩山一郎
<濱口逃げるな!>
<議会軽視だ!>
___
/\三三ノ'\
/ (●)三(●) \ __
/ ) (__人__) | 〈〈〈 ヽ てめぇら!勝手な事言うんじゃないお!
| u. |!!il|l| / / 〈⊃ }
\ ゙ー ′ / | | 病人に出てこいって、なに言ってんだお!
/⌒ヽ ー‐ ィ___/ !
/ _ノ
/ /i ┌─一'´
| l | |
. | | l |
. 〈 〈 l |
!i i i ! l |
゙゙゙゙`´ |
┌────────────┐
│臨時代理の幣原が―― │
└────────────┘
<おいこら幣原!> <まともに答弁しろ!>
//イ、 ト. `、
/ : :|ィ, |,ィ7 |ヽ! ハ
j . : : :^|/Vj И ト、|ヽ∧ト'ハ| ハ (もう辞めたい……)
l:|: : : : . : , . : : : |ヘ∧∧N | ト、 '.
|:|: : : : : : / /|:,ィ: /. / ,ィ / l:| l ヽ.l
l:ハ: : l: : :ハ /zリ-|イ: : /: //ム: :l: : :|ハ| |!
リヽ!: |: : l戈≠` |: :,イイ辷ト l: :!: : j
_ -ヘ\:| |/ i /: :ム:/
_ - ¨: : : l l \ __ ' , ィ1|/: ' ` 、
_ - ´: : : : : :_ハ 、 ヽ、 - _ - 'j |\、: : : : 丶、
_/: : : : : : :,/′ ゙ヽ、 //` T ´|.l // ゙ヽ、: : : : 丶、
ハ´: : : : : : :,/′ ヽ_/ {_ ヾ/ 丶: : : : :\
l ヽ、: : : : : :ll { ||: : : : /ハ
| \ヽ、: : : :,ノ' l ヽ、: : : /' j
j 、 ヽヽ、: ,/ l \: / ヽ
{ \ ヽヽ" l _.. -ュ `´ //{
┌────────────────────────────┐
│幣原の臨時代理が長続きせず、とうとう、濱口は圧力によって │
│議会に出席するが―― ..│
└────────────────────────────┘
, r' 7
, r'´,ィ7 ;'
{ヽ、 ,r'´ ,ィ::::::::i i
i.iヽヽ' /レ'::::::::::::i i__
{ i:::::Y:::::::::::::::::::/_____ ̄_‐- 、
i マ:::::::::::::::::::::::::::::::::::;r‐'´r'´ ううぅ・・・
、‐‐‐‐ニ=.':::::::::::::>‐‐‐、:≪ <´
`ヽミ、::::::>‐'´ ` ー‐‐'`ヽ>>
`ヽ/ヽ `ヽ
i '; i
ヽ i i
く }、 }
/ /}/ `i_ > ヘ
///} r'´ ヘ
_.r‐/ ,ィ' i ノ / ∧ ヘ
// ./Y .У/ / r77ヘ / ∧ ヘr=、
┌────────────────────┐
│濱口は様態が悪化して再入院してしまった │
└────────────────────┘
___
/ .u \
/((○)) ((○))\ 濱口先生が倒れたってお!?
/⌒)⌒)⌒).:::: (__人__) l_j :::\ /⌒)⌒)⌒)
| / / / |r┬-| | (⌒)/ / / //
| :::::::::::(⌒) U .| | | / ゝ :::::::::::/
| ノ | | | \ / ) /
ヽ / └ー.┘ ヽ / /
【病院】
_ --‐‐‐‐‐‐‐‐‐' {::::::::::::::::::::::∧ /:::::::::::} }
´ ,ィ------- ___i::::::::::::::::::::::::::::∨::::::::::::::::::i i
、 `ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::,、/、ト、::::::::::::::::/ヽ::::::::リ /
`ヽ ヽ、:::::::::::::::::::::::/ / } \:::::X ∧ ヽ/-/_
\ \::::::::::::/ / i r‐`{_ ヽ ヽ___ ,r‐'``ヽ、 もう――辞職しか手段がないかもしれない
, r‐ ヽ::::「 ̄ ,r'´ ノz-ァ } .∧_______`ヽ\
, r'´ , r‐'´r‐'´ { r'´ ィイ{o}}! レ'roリ、}:::フ>、\
'´ <:::r'´_, -‐:::i ヘ { `ー' } {`¨ }'/ \、
¬‐-/‐'`ヽ、::::::::i ヘ i=‐ ' 7ー=‐ヘ `
`> 、` .} i∨ i rっ /
‐=ニ三{ iエ、 } /┐
ト、 { i .i>、 __/ } .|
iヘ .'; ∨oノ十{r}____i__ノ┐
/ ̄ ̄ ̄ \
ノし ゙\, .,、,/"u\
/ ⌒ (◎)ヾ'(◎)u \ 先生!病気が治るまで議会には出なくていいですお!
| u ⌒゙(__人__)"⌒ u |
\ u `ヾ,┬、/` ,/ こんなことで、先生が総理をやめる必要なんてないんですお!
. /⌒/^ヽ、 )__( ,ィヽ、
/ ,ゞ ,ノ ゙⌒" , ゝ、
l / / ト/.\\
┌──────────────────────┐
│だが、民政党内では派閥争いが本格化していた │
└──────────────────────┘
//V:lW V::.:.:.l::::::.:.:.、:.:./:::::::::.:/:::.:./:.:.:.:.:.:`ヽ、
/::lヘl:.jⅣ/レ:.:l/|:::::.:.:.:|Ⅵ∨:::.: /:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.〉
/'/i::::::::::j/::::::.:.:.:.!:::::::::::!/:l/::::. //:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ 濱口総理はいますぐ辞職しろ!
〃|::::.:::::::::::::.:.:.r'{::.::.:.::.j':.:l:.:::〃:.:.:/:.:;.-‐ /:.:.:.:.:.:.:.!
/ jイ::.::::::.::::::.:.:.! l:.:.::.:.:.:.:.:.::;ィ:.:__:ィ/X_//:.:.:.:.:.,j そして、次の総理総裁は安達先生だ!
/ j:.:.:.::::.:.:::.:.:.ムヽ:.:.:.:.:.:l:.|:.!|「 ィ冬‐彡ンィ:.:.:/〃
. |:.:.:.::.:.:.::.:.:.′`ハ:.:.:|:.l:.|:.!リ ヘ礮ト`/:/:./
j:.:.:.::.://:.:.l { ヘ:.:|:.l、トミ ` _彡:.ァ:.:./
ry'/:.:.:.//:.:.:.l 、ヽゝ! ´ ̄ V:.:.:/
_l'ィ/:.:ルi:!、:l:| 丶 __ 〉/
/ ´ ̄´/^゙{=キ!= 、 ヽ  ̄、`y- ''´l/
. / l い‐- 、/ \ /
/ l l | 》、 、´
_/ _ l l | 〃 \\
 ̄\ \ ‐ 、 j j | 〃 丶ヽ
┌────────────────────┐
│こうした、党内の濱口辞職論に │
│やる夫は「現状維持論」を持って対抗した .│
└────────────────────┘
____
/ノ ヽ、_\
(⌒ヽ (○)}liil{(○) \
\ \/ (__人__) \
\ | ヽ |!!il|!|!l| / | 濱口先生を絶対やめさせないお!
\ |ェェェェ| /
(⌒ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ く
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ
\ ヽ γ´ 7
\ `、 ( /
,.-―――― リ、/ /
弋 、_____ノ ` /
\ \ \_ノ
\ \
\ ヽ
\__)
┌─────────────────────────────┐
│やる夫は安達総裁擁立論に動いていた、中野と衝突してしまった │
└─────────────────────────────┘
(⌒ヾ`
ゝ´ ,))
(( ⌒ゝ lij
ー" ミ
//_/l ____
| __/ / ノ( \ 中野、てめぇ、いいかげんにしろお!
/ / /_ノ三ヽ、 \
γ⌒ヽ' /( 。 )三( ゚ ) =ll=.\ γ⌒ヽ これ以上、濱口先生に辞めろと叫ぶんなら
入__ ノ\.| (__人__) ノ( |/弋 _ノ
[_A 〉 ヽ \ |++++| ⌒ / / やる夫がお前をぶっ殺してやるお!
\ --- /
| |
セ⌒ヽ 个 、 /
l三三 , / ィニヽ
|三三.レ'\ レ´ /.ヽ
`ー-ー' ヽ_ ___ イ爻..|
\__/.弋_ノ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::/⌒}=ミ::::::::::::ヽ
/::::::/::::::::::::::::::::::厶イ | }┐:::::::::l
ハ'^ヽ:::::::/::::::;/:::/::::;:} { | | ┐:::::} よろしい・・・
/ 〉〉|:::l:::::;ヘ/, '/:::/:::// } }/::::::;'
{ 〈.|:::l:::l/:/≠、///,′ }::::::::l 相手になってやる!
ヽ { |:ハ::|:::l ゞ‐''/ { ノ/`i;':|
___} l' |l::::! ! } /:; '_.'´ハ{
/:::::∨ |::リヽ |___{//::l::/
∧::::::::`ー- 厶l;' |:;ヽ_/´:::::::::::::::`ヽ::::l:l
/: : \:::::::::::::::::/ !' {::::::::x==ミ::::::::{イ:l!'
/: : : : : : ー―ァ´ ,} /: : : : : `ヽ} `
,′: : : : : : : : :/-‐'''''""´ `}: : : : : : : : : }\
{/: : : : : : : : :/:: : : : : : : : : |: : : : : : : : : |: : :`- _
┌─────────────────────┐
│この時から既に、民政党は壊れかけていた。 │
└─────────────────────┘
/ ̄ ̄ ̄\
γ⌒) (⌒ヽ もうどうしたらいいかわからないお……
/ _ノ ノ \ \ `、
( < (○) (○) | )
\ ヽ (__人__) / /
┌───────────────────────┐
│こうした騒動もあり、濱口はやる気を急速に失って .│
│若槻に総理総裁の座を譲ってしまう。 │
└───────────────────────┘
/ .N::::::::::ヘ .ヽ __
i /:::::::::::::::::ヘ ';__ r‐ '´_ ィ .i
-‐‐‐  ̄____/:::::::::::::::::::::::ヘ , ィ,ィ::::::::::/ i
<::::::::::::::::::::::::トi` { \:::::::;ィ/ |' i:::::::::::7 i あとは――
、 ヽ、:::::::::::::::::| | | ト、ヽ/ { | .|:::::::::/ /
\ \:::::::;r' / / j ̄ ヽ ゙} └-¨ -/ '‐- _ よろしく……
_> У // / ̄` }/L ___ `ヽヽ::::::>>
'´,r‐:::フ´ r { { / `i 〔 i アヽ ヽ`<'´
‐-、:://{ {〔i i | _ } | __ }iイ} }'フ、ヽ .>
 ̄ /く` ム 〈| | |‐' ̄` 、'´ ̄¨i /‐' ``ヽ
>>i i { __,′ /フ
'´ー‐‐‐i i i‐i┐ ∠_'´
i从i .i〉i≧ーィ '´ {〉|
. /.:: :.: .: : .: ::l.::l'"`ヽ'、::..:. : .:. : : . :ヽ
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|.:|l:.:l `ヽ:、:.:.:.:.:.:. :. :.:.::.', 総理……
|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.l_'、ト、 ヽ'、:.:、:.:.:.:.:.:.、:.、:'、
. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,l'、!テト=ー'' 、弌、l:.:.:.:.:l:.ヾ',ヾ'、 後はお任せになって
ll:.:.,-|:.:.:.:、:.ヽゞ='- ィテrゞ,:.:.:.:.ト、:'、 ``
'|:.l'´|:.:.:.:.:ヽトゝ ヾ`'‐'"ハ:.:.:.| `ヾ 療養してください
!:.'、(l:.:.:.:.:.:.:.、\ ノ !:.:.:ヽ:.l
/:.:.:.`|:.:l:、:.:.:.:`ヾ、-‐ ミ ,.:':.:.:.:.:ヾト、
. /ィ:.:.:.:.:.l:.ト、!ヽ、:.:ヾ`、 ` ,ィ:.:.:l:.:.:.:ト、:l`
'´l!:.:.:.:.:.ト、!-`ニミヽ:.ヽ__/! ヽl:.ト、トゝ`
-―‐ゝ‐-、| ` `ミ`''‐、ト! ヾ!
 ̄ ̄ ̄`'' 、`ヽ rトl __!/〃
`''、\ヽ ト' /〃
新内閣総理大臣・若槻礼次郎
┌────────────┐
│そして、1931年8月…… .│
│濱口雄幸が亡くなる .....│
└────────────┘
____
/ _ノ ヽ_\
/ ∩l^l^lnnl^l^|\ うぉぉぉ、先生……
/ 。ヽ ‖ ノ \
| / 人 l |
\ / /|ii!i!|\ \/
. | /. |;;;;;;| \ |
`ー´
/ ̄ ̄ ̄ \
/ :::::\:::/\ やる夫たちが殺したも同然だお。
/ 。<一>:::::<ー>。
| .:::。゚~(__人__)~゚j くだならい政争を続けて、濱口先生を苦しめたんだお……
\、 ゜i⌒i.⌒´,;/゜
/ ⌒ヽ.ノ ノ'"´(;゚ 。 うおおおお……
/ ,_ \ l||l 从\ \
と___)_ヽ_つ_;_ヾ_つ.;.
ベシベシベシ
【病院】
___lヾ 、|ヽ_
_, > ....:::::::::::`丶
/ ::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ――濱口総理の遺体を司法解剖しなければいけませんが
Z、〃ィ :: :::::::::::::::::::::::::::::',
l l l :::::::::::::::::,,:::::::::::::::::} 立会人として、数人の方に解剖室に入っていただきたいのですが……
l l l ::::::::::::/_77771:::/ト//ィ
|l l :::::::::::/7ヒ下 /:r-、::/
' レイ i ::::/l/シ,  ̄ /::/6ノ、ニ=-
{ {ヘ ト{ ド _`シ/丁::::::::::``丶、
/::``:ヽl\ ̄ ∠__.,,┘::::::::::::::::::::::ゝ
く::::::::::::::::::::ヘ  ̄ ヽ::::::::::::,、´__
_ ,、>、::::::::::::::ヽfニニヽ-ニフ}:::<:::::::::`ヽ
/::::::::::::::>:::::::::::::ヽヽ_/イト_ノノ:::::::::``丶::::}
, ´ ,/{/! jヽ′: : : j: : ;ハ:ヽ : :ヽ: : : : : : : : : : : : :
. //! ,{: : : :`´ : ]l: : : :/ : /x,>: : :、 : `: : : : : : : : : : : :
// { {i|`、: : : : : j|: : :/_ィ/イ斤!'; : `ヽ} : : : : : : : : : : :
. 〃/.:レ': : :∨: : : /|: :/,ィfタh] i| |: : : : : : : : : : : : j{: : : 遺族代表としては僕が――
/ / : : : : ヾヾk;、/、}/ 代zkノ , |: : : }: : : : : : : : j{ : : :
く: : : : : | i:}ヘ劣i} -‐‐ ´ i| : :/: : : : : : : : j{: : : :
`ヽ:ヽ:|:iムトマツ i| :/::: : : : : : : ::j{ : : : :
ヽi!: i:}゙´ヽ i|/! : : : : : : : : j{: :,. -‐
. ヽ八 _, -、 ,リ .}: : : : : : : } :j/
∨\ ` ´ ̄ }: : : : : : /.:/ ___
l:ハ: :\ ` イ: : : }.: :/.:/ ≠彡⌒
リ .}: : : :` 、 ,. イ´ |: : :/: /!://劣冖¬
. ,ィf「}}| : |:]i:i|`¨ ´^>、 |: :/}:/ニ}〃/: /
. __,.r匕[f㌍-]: :il卞№x、く=ニ仁|:/E|j=ニ// /
`⌒ ̄ i}| リノ´ ∧〕ニニ二||仁=// //
濱口雄彦
____
/ \
/ ─ ─ \ ――民政党代表として
/ (●) (●) \
| (__人__) | やる夫が濱口先生の解剖に立ち会いますお……
\ `⌒´ ,/
/ ー‐ \
┌───────────────────┐
│やる夫はこうして濱口の最後を見送った │
└───────────────────┘
___
/ \
/:::::::::::::::: \
/:::::::::::::::: \ 濱口先生……
|:::::::::::::::::::::::: |
\:::::::::::::::: /
| ::::::::::::::: | iヘ
| ::::::::::::: ゝ__/
| :::::::::: /
(__(__ ヽ
/ ,_/ ___ノ
`ー' `ー'
椅子取りのためだけに四分ゴレツ
どうしようもないな
┌─────────────────────┐
│やる夫は、やる夫自身が亡くなる寸前まで ....│
│恩師・濱口の遺族を支援し続けることになる。 ....│
└─────────────────────┘
____
/ \ /\
. / (ー) (ー)\ 雄彦クン、何か困ったことが会ったら
/ ⌒(__人__)⌒ \
| |r┬-| | すぐにやる夫に相談するんだお。
\ `ー'´ /
┌────────────────────┐
│ここから、やる夫は自暴自棄へと投入する ..│
└────────────────────┘
, -―ー- 、
/ ヽ
γ⌒' ノ ヽ (⌒ ヽ
/ ' (●) (●) \. 、 濱口先生がいない国政なんて
{ { | |__人_ l | l .)
\ 、 | |i!i!i!i!i | | / / もうどうでもよくなったお!
\ > .j ;;;;;;;;;;l| _j ._/
yι `⌒´ r'
/ l
,' l
l |
弋 イ
| /ー一―一、 |
し 、_,!
┌──────────────────────────────┐
│この一連の民政党内の内紛で、安達が中野達を率いて離党した。 .│
└──────────────────────────────┘
./:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::;:::::::::::::/::::::::::::::::::/!::ト;::::::::';:::::i::::::::::::::::::::ハ
./:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::/::::::://:::::::::::;'::::/ {::{ V::::::::';:::i:::::::::::::::::::::ハ
/::;:::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::/:::::::/:::/:::::::::::/::::/ マム V:::::::|:::!:::::::::::::::::!:::ハ
.ノィ::::/::::::::::::::::::i:::::::/:::::::::/;:::::://:::/:::::::::::/}:::/ ヽム V:::::|:::!:::::::::::::::::!::::ハ
/|::::::::i::::::::::|::::/:::::://}// /:::/:::::::::::/ ,':/ ヽム.V:::!:リ::::::::::::::::|:::::トヽ こんな政党にはいられない!
|::::::::!:::::::::{::/:::/__/.〃 .//!:::::::/./:/ ,,.. -‐. ';::|'::::::::::::::::/::::::| ヾ
|::γ.::::::::::::,ィーtー- ,,`''ー-/.,, !::/ .〃 ,,..-‐''.,,-‐=''ヽヾ!::::::::::::; ィ:ハ:::!
|:::{ ';::::::::::ヽ. ト -'万i卞. `}/ヽ / ,.ィiチ__ノ心} / ,:::::::::::/ /::{ }::!
|:::ハ ':::::::::::{ヽ乂竺!,ソ ゝ / i ' 乂竺沙. ' ./:::/::::::レ':::/ i::!
レ' |ヾ::::::::::::', ` ̄ ̄ ´ :| `  ̄ ̄´ ./:::/::::::/ |::/ i:!
}!ヽ:::::::::::ム | /:;:'::::::::/ レ'
∨:::::::::ゝ. j 〃/:::::::;:'
}ハ:::::::::::ヾ / /::::ハ::|
jヽ::::::ミ:.、 /::::/ }:|
┌─────────────────────────┐
│そして、若槻が民政党内閣をぶっつぶした後の1932年 ..│
└─────────────────────────┘
____
/_ノ ヽ\
/ ( ●) (●)、 おーい、若槻総裁
/::::::::⌒(__人__)⌒\
| |r┬-| | ちょっと今日は渡すものがあるお。
\ `ー'´ /
⊂⌒ヽ 〉 <´/⌒つ
\ ヽ / ヽ /
\_,,ノ |、_ノ
/. : . .:::::::::::;;--、:::::::::::::. :::::::::::::::::::. . :::::::::::::::::::::::::.
/:.:: . : .::::::::::/ ヽ::::::::::::. ::::::i;:::::::::::::.:.:::::::::::::::::::::::::::
/::::.::..::::::i:::::::{ ヽ:::::::::::::::::ハ::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::
l:::::::::::::::::l:::::::l ヽ:::::::::::::l ';:::::ハ:::l:::::::::::::::::::::::::::
l::::::::::::::::::\:::'、__ ヽ::::::::::! _」::/-l/!::::::;イ:::::::::::::::::
';::l:::::::::::::::::::l`゙ヽ `ヽ ';:::::::;'´ l/z_//`l:::::::::::::::::: やる夫、どうしたんだ?
';ト;:::::::::::::::::∨7~テミ、 l:::::/ ''7 _フ/イ`ミl:::::::::::::::::::
` ゙i:::::::::::::ト'、{‐':::::j l::/ {´:::::::ノ_ /::::::::::::::::::::
l:::::::::::::::'、 ̄ ̄ j/  ̄ ̄´/::::::::::::::::::::::
l:l::::::::::::::::', ' /:::::::::::::::::::::::::
/1::::::::::::::::ト、 、 /;イ:::::::::;イ:::i:::::::
';::::i::::::::::::ヽ ` _ '´ l:::::::/-!:/l::::::
';:ハ::::::::i;::::;\ ´ ニ~`'' l::::/''´l' l:::/
ヽ ヽ:::::l';/l::::/\ _,.-;ニl/ {/
ヽ;:!' l/ ヽ、 _,.-ニ‐''´ ヽ、_
――これだお
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| |
| |
/  ̄ ̄ ̄ ̄ /_____
/ /ヽ__//
/ 離党届 / / /
/ / / /
/ ____ / / /
/ / / /
/ / / /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ / /
/:::::..::::: .:: : ::::::::::::{ \:::::::::::::::::::::::::::::::::lヽ:::::::::lヘ::::l1ハ::ト;:::::. :::::::
/::::::::::::::::::::::..:::::::::::| \::::::::::::::::::::::::::::l/ _ヽ::::lニリ- リ ';::::.. ::::::
. /::::::::::::::::::::::::::::i:::::::::| __ \::::、:::::::::::::::::l/r‐;ヽ:| `ミ、 U ';:::::. ::::
. /::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::l/,.-‐ ヽ、、jlヽ:::ヽ::::::::::::::l ゞ_ノ` '` 〉:::::::::
i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::∨ _z==ミ、 ヽ:',ヽ::::::::::| ,,.. -‐''"´ /::::.: .:::
l:::::::;イ:::::::::::::::::::::::::::::::ト;∨ /7ヽ ` ヾ ヽ:::::::| /::::::..::::: り――離党!?
l:::::/ l::::::::::::::::::::::::::::::::', fヘ ゞ‐' _,;-_ ヽ::::! /::::::::::::::
. l::::l ';:::::i;::::::::::::::::::::::::::', -‐''´ ''´ / ';:l /::::::/:::::::
l:::l. ';::::';、::::::::::::::::::::::::l リ /:::::;イ::::::::::
ヽi ';:::',ヽ:::::::::::::::::::::ト、 ヽ /:::/ /:::::::::::
ヽ::'、 ヽ:::::/:::::::::', // ,':::::::::::::
゙ヾ、 `l: :::::::::::'、 ‐'_,,-;;ニ=-、 〃 .!::::::::::::.:
/ ::::::::;:::::ヽ f'‐;'''´ _ノ '′ |:::::::::::::
/: .:::::/::::::::::\ `ゞ-‐ ''"´ l::::::;:::::::::
/::..:::;イ: .:: .::::::::::ヽ、 -―'' l:::::;i:::::::::
/:::::::/ l: : ..::::::::::::::::::`ヽ、 l::::/l::::::/
┌───────────────────────────┐
│東京市政のゴタゴタで、民政党上層部と衝突したやる夫は .│
│松永東など、代議士三名を引き連れて離党した。 ..│
└───────────────────────────┘
, -―ー- 、
/ノ ヽ、_ ヽ
'== === 、
' = == l 若槻ざまぁだおwwwwwwww
{ 〈_,ィ、_,ノ }
、. レ'_,ノ .. ノ
> <、
/ ー―- .、 r 、 ヽ、
`ー―- 、_ノ l \ \
,' l ヽ _,ノ
l |
弋 イ
| /ー ―一、 |
し 、_,!
┌────────────────────────────────┐
│だが、この離党騒動が、やる夫の思いもしない方向へと話が大きくなる。 │
└────────────────────────────────┘
}`ヾ;::..
/ ;.:....:}:::} __ __,
/ /.:.:.:.厂 ̄=ニ ⌒` ミ _厶._ ヽ
.:′ 厶.:イ/ `Ⅵ}
/ / / / j } \
. / / / _/// / ハ 、 ヽ 困りましたね……
..:′ ∧ ,イ トム[工≧ミ/}〃7∧ } '.
{ /ミv八 爪i^f弌芯x \,.// jハ '. ト\ やる夫の息がかかった議員が
Ⅳ//⌒7 Ⅵ{ 、Vこゾ^` / 'ートハ ! \
{,∧{ (7 {ハ} ` ¬ f7芹xヘ ∧ } 30名とも60名ともいると言われてますから。
Nトミ\{ |` \ にソY7^j/ ハ /
ヾ^ヽv| | 〉 ` {/' / { / あたしが説得しましょうか?
\' | | ‐- ノ ∧
}| | /'| / ハ
圦 | 丶 イ | ' / '
kヘ, |\ `r‐-r f{´ i| | |
ヘ l⌒ヽN\ \ __|_ Ⅵ i| | ハ
: :\ |: : : : \{` /⌒v} }j i| | / 八}
\ }j: : : : : : :ゞtハ:::::::}ト:く i| 〃 , / '
Ⅹ: : : : : : : : {:{ Yバ }i:\ !} / / ∧ /
民政党・大麻唯男
. /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ`ヽ、
.,':::::::::::::::::::::::::::::::::::;ヽ,、::::::::. ::::::::::::::: ::::::::::::::::ハ `
.! : ::: :::::::::::::::::::::::: ハ:ハ ∨!、 .::. : ::..:::i、:::::::::::.ハ
.{:.. :. :: :::::::::::::: :: !.∨! !!.∨::;!. .:..ハ::レ!!:!. .. :';::ハ
..∨:..:..:.:..::::::::::::. .::.! '!!. リ ∨!:.::::レ'テミH::.:::. ::ト、ヘ うん……お願い……
. ∨ト;:::::::::::::::::.:.:::|-=,!-==ミ´リ|::::/、_ヒソ' !::ハ.:.::! ヽヽ
ハ!::::: :::::::. ハ、∨ ヒラ, .i::/、 /∧:!::::| `ヽ これ以上、離党者が増えたら
{ :!::::: `ヽ、.:ヽヽ` ̄´ /': : ヽ, /´!::;ハ::ト、
. ∨::::::. `ヽ、ヽ、 .,/ ./'´ .リ ヽ 民政党は崩壊する……
∨:::::i、:.....ハ ``.ヽ、 __, ., ' l
∨l::ト\:::::.ハ丶、 '´-‐/ ,-、 .,'
/ .':!リ ヽ`ヽ、ハ丶、 `` .‐-イ`! / .ハ /
/ .\. ヽ'、}`て.了イ .i レi ! i.{
/ `丶、`丶 .||| .レそ ! `!
┌────────────────────────┐
│だが、やる夫はもう民政党との決別を宣言していた。 .│
└────────────────────────┘
,..¨ ̄ ̄¨丶
/ \ 大麻……
/ ヽ、::::::::: ヽ,
. /( ●):::::::::::, -‐ i てめぇらのような民政党の中枢にいるバカのせいで
i ::::: ( ●) |
\ (_,、 / 民政党がこうなったって、なんでわからないんだお?
\ ` ‐' __/
/ \ 絶対、やる夫は復党なんてしないお!
/ γ...:::/ / \ ヽ::::..ヽ ヽ
{:::::::// Х∧::::::} .
.y・"゜ ‘x レ´
/ | ∧M∧ | | ヽ/ : そういうつもりなら、もういいわよ!
.′ / | | { } | | ゚。
{ / / / ! | | | | | ヽ 、 ヽ } あたしだって、期待してなかったわよ。
| .イ / A-十―{-- | | --}―十‐A } } 、 ! :
| /{ | ハ ト. Ⅵ N Иハ Ⅳ イ 'ハ | | i | あんたなんて、野垂れ死にすればいいのよ!
V ハ从 i¨マ≡≠===z、| リ ,.r===≠≡マ¨ / ,!Ⅵ
/ `:.\ ヽ ` __ノ//乃 ㍉ /〃て_ノ//乃´ア′ 。イ /| ゚、
. / : i\ \| 辷ー℃ノ 弋ー z_ジノ / 从イ| ヽ
/ |_ `¨癶ゞニ三彡 ゞ=ニ彡癶/。イ_´ | \
ノ } )/ イ 丶丶丶 ′ 丶丶丶 入 \( { | .
.: γニ/ '´ 勹\ ┬- -┬ .ィ―`- ` ト、 ハ
:: / / ¨ ̄).:.:゚:. 。 i | i 。 .:゚( ̄¨ | V ', .:
ト { ¨ニつ.:.:≧ 。 :. | ,' 。≦.:⊂ニ¨ } λ ゚
〃ハ Τ |.:.:.:.:.:.i! ≧`―'≦ i!.:.:.:.:.:.`) / ' } :
/′/\ 人∧.:.:.:.:.:i!\.八二二八./i!.:.:.:.:.:.:人 ノ\ ヘ .
/ / \/ ∧.:.:.:.:.:i! ///∧ i!.:.:.:.:.:∧ \/ \ }
┌───────────────────────────────┐
│こうして、やる夫は民政党首脳部と完全に決裂した。 │
│だが、選挙区事情もあり、半年後には民政党に復帰することになる。 .│
└───────────────────────────────┘
____
n /ノ ⌒\
| | /( ●) (●)\ 戻って来いって言うから、もどってきてやったおwww
i「|^|^ト、/::::::⌒(__人__)⌒::::: \
|: :: ! } | /| | | | | |
ヽ ,イ \ (、`ー―'´, /
 ̄ ̄ ̄
┌───────────────┐
│そして――1934年3月 大審院 .│
└───────────────┘
、_ 、 、 _、- -、_ ,、 ,、
、, `'-、 `'-、゙'-,、-'´ ,、- '  ̄`' -、 `' -i'゙ ,、-'´ ,、-'´、-
`'-、 `'-、 `i-' / 、 ─ 、 \ ゙-i ,、-'´,、 '´
`'-─゙-┘ i゙ // ̄\\ ゙: └-゙─'´
`' -、 ! ; | ´','','` | ; ! _ ,、-
、 `' -、 └-┘ \_/ .└-┘ ,、- ' ゙ _
`' -、. `'> | ̄ ̄`! i´ ̄ ̄| <゙ ,、- '´
,-、 i`' T゙ ├─┬''''''''''''''''''┬─┤ ゙T '´!_,.,_ ,、.,,
i/ソi~'),!-、.i_ | ;; | ̄ ̄ ̄ ̄| ;; | ,...,,.-,!c,=!i_・i.!_;,ノ
⌒'`ヽゝソ ! ')i゙;ゝ _ _ _ _ | ;; | _ O _ .| ;; | _ _ _ _ (・.)(゚ノ゙ゝ ' ' ' ´
~` ' ' - 、 , _` ’ \┌ ─ ─-'';─ ┼ '-'-'-' ┼ ─ -─ ─ ┐/ `_ , 、 、 - ' ' ~
 ̄i ` ' ' -, 、 ,`,'_' '_- 、 ,、| i::::::::::::::::::::i i  ̄  ̄  ̄ i i::::::::::::::::::::i |、, _- '_'__´、 、 、、- ' '゛ i  ̄
i ! i ;iミ,;ヾT´! i i┌ ─ ─ ! i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i i ─ ─ ┐i i ,゙-、,ナヽζ! ! !
i ! i 丿 く i i i ! !- ┬ - ┤i- ∩ ┐┌ ∩ -i├ - ┬ -! i !゙(マi i゙T''゙ヽi. i i
i ! i .i~i ゙',゙.! ! ! .i. i二二二二二二二二! ! i .! !' '/./ i!.
i ! i (|─´──┬ ' ´ ! ! ! !. ` ' ┬─ ─ .┤!. i i
┌‐────┐ | i~! .!i i└-───────┘!. ! i~! | i ! !
│ .| | i i. .!i / \. i ! i | i ! !
, -──‐‐-、
/ ,-─==-‐‐、\
/ ,,---、 ,,,---、ヽ
i ''"フ-ァ'ハ ,r‐< i 主文
| '`ー゚ 」 L`゚‐'^ |
__| ,,、--└Li┘---、 |___ 被告人を禁固三箇月の刑に処す
{ ti/ /\ \iァ }
Y ./´ ̄`\ Y´ また法の規定により
ノ ∠__/\_ヾ、 ヽ
/ / / i ヽ ヽ \ 衆議院議員の資格をはく奪するものとする。
i / ,' i ヽ ヽ !
| i i i i } } 以上。
,.、-‐‐┤ : ! ! } ! ノ ノ‐--、,_
,、-''" ヽ ヽ ヽ丶 ! ノ ノ / `‐-、,_
,、-'" \ \ ヽヽ ! / // `'‐、,_
/ \ヽ、,,__ ヽ、,, i/ // / \
/ \ ヽ `r-、, _/ / / / i
┌────────────────────┐
│やる夫は衆議院議員の身分をはく奪された │
└────────────────────┘
___ __ ∩
く,ニ ! └┘/7 [][]「l ∪
くノ <ノ くノ o
/ / ! /
\ / / _ / ノ /
\ _,. --──--、_ ヽ ,イ_>-、_/⌒) /
\ / \ ,イ__>-、_ ヽ/ /
\ /( ノl |\-、 1 | /
\ ( `ー---------‐''" ノ Y"ヽ、レノ
\ (|`ー===========‐'"|) _,.-ノ
\ f`ー==、____,. =''" |\ ノァ-イ
|`ー‐-.._____,. -‐''"l \/イ-‐"
ノヽ=.._ _,. -'"| / ノ
──────── { 、_ `ー----‐''" _ノ }. /`ー" ─────────
ト-.._ _, イ`
|_  ̄`ー--‐‐' ̄ j
/ |`ー--、_____,. -‐‐'"| \
/ ,. -‐''" ̄ゝ ノ`ー-、-、 \
/ / / >、`ー----------‐‐< \\ \
/ / / ト-..__ ̄ ̄"""" ̄ ̄ _フ \\ \
/ | | `ー.. ニニ__ニニ_フ | | \
/ |\\ `ー------‐‐''" / /| \
┌──────────────────────┐
│やる夫は、こうして刑務所に入ることになった。 │
└──────────────────────┘
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\ おーい、みんな!
/::::::⌒(__人__)⌒:::::\
| |r┬-| | すぐ帰ってくるから、元気にしてるんだお!
\ `ー'´ /
┌────────────────────────────────┐
│松永東など、やる夫の部下の回想によると .│
│「この時、先生は笑って刑務所へと行った。こんな人はそうはいない。」 .│
│と語っている。 │
└────────────────────────────────┘
_ -―― <_ノ)
_ '" : : : : : : : : : : : : :ー一ァ
〃: : : : : : : : :ヽ : : : : : : : : <
. /: : : : : :! : : : : : : : : }:\: : : : : 丶 先生!
/: : : : : : : :|:ト、: : : : :.i : i⌒ヽ : : !: : :\
,' : : : { i: /|i⌒\ : : i : }\厶: : i : : : :.ヽ 私たちはずっと先生を支持してますから!
!: : : : い : : j∨_ \ i : 爪_ハY、:i: :ト、: :.:|
|: : i: : :\ :ル爪_`ヽ \ハ:::::jノ N: :| \| また、議会に戻ってきてください!
|: : :ゞー 、:`{八:::::ハ ー'' {: : |
. !: /{ \:\ー'' ,y‐ヘ ヽヽノ\|
j:/レ'\ ヽ `ヽ ( .ノ イ:|
`ト、 )  ̄`ヽ≧T∨/N
. __ノノ` l }゙マー1 //!
/´ { ノ }\j//∧
{ イ __ >ーく. _人ヽV/∨
`ーr='´ { /Y { \}/}
ん-、_>、ー- ‐' / \  ̄l
(選挙で当選した)衆議院議員・松永東
┌──────────────────────────┐
│やる夫はこうして、三か月間、刑務所で暮らすことになる │
└──────────────────────────┘
|| || .|| || ||
|| || .|| || ||
|| || .|| || ||
|| ||./ ̄ ̄ ̄\|| || ||
|| || ─ ─ .|| || ||
|| ||<○> <○>.|| || ||
|| ||| (__人__) || | ..|| ||
|| || ` ⌒´ .||/ .|| ||
|| || .|| || ||
|| /||_. |..|\ ..|| ||
||/ ̄/_ ヽ ,r' _\ ̄ヽ | ||
| |.| < __) .(__ > || ||
┌─────────────────────┐
│出所したやる夫は、出所後にこう語っている。 ....│
└─────────────────────┘
/)
///)
/,.=゙''"/
/ i f ,.r='"-‐'つ____ 政治家は一度、みんな刑務所に入ったらいいんだお!
/ / _,.-‐'~/⌒ ⌒\
/ ,i ,二ニ⊃( >). (<)\ いい経験になるお!
/ ノ il゙フ::::::⌒(__人__)⌒::::: \
,イ「ト、 ,!,!| |r┬-| |
/ iトヾヽ_/ィ"\ `ー'´ /
┌───────────────────┐
│出所後、やる夫はある重大決意をする .│
└───────────────────┘
, -―- -―- 、
, ´ ,: : : : : : : : : : : : : : : ヽ`ー 、
/´/: : : : : : : : : ハ: : : : : : : ヽ;;;;;/
/: : : : : : : : ,イ / ゙、 ト、: : : : ヽ;;{ 先生、おかえりなさい!
|: :/ /: : : /⌒| ゙、⌒、: : : : ゙、`ヽ
<| /| |: : : / レ ヽl ヽ: \|;;;;;;;;ヽ これ、出所祝いです!
レ レ|: /| , == 、 ,== 、ヽ,、: ヽー'
| V ∧ /_ノ: : : ゙、
|: : ヽ人 「 _フ 人: : : : : ゙、
ノ: : : ,r > 、--, < ノ: : : : : : ゙、
/: : : ,´ヽ V ノ `丶|、: : : : ゙
/: : : : { ヽ / | / } |: : : : :゙
/: : : : : 〉 ゙、 l | / 〉 |: : : : : ゙、
/: : : : : /{ , -―- 、 , -―- 、 | |: : : : : ゙、
/: : :,イ: /_ノ_l `> `´ヽ、 !,-、ノ |、: : : l
,': :/ |: : :|`ヽ,| ヽ、_ヘ \、 ヽ | / | |: : : |
|: / |: : :| ノ ヽ、 ヽ/ ヽノ つ| | |: : : |
|: | |: : :|ー'´) rヽ` ー--‐ ,ヽ´ ヘ_) | | |゙: : |
|: | |: : :| |ー' U~U U `' | ノ | ゙、 |
____
/_ノ ヽ、_\
/( ─)/)(─)\ 心配かけてすまないお。
/::::::⌒///)⌒::::: \
| /,.=゙''"/ | 刑務所なんて、大した事なかったお。
\. i f ,.r='"-‐'つ /
/ i _,.-‐'~ \
i ,二ニ⊃
∩_
〈〈〈 ヽ
____ 〈⊃ } そんな事より、原君。
/⌒ ⌒\ | |
/( ●) (●)\ ! ! お前をやる夫の後継者に指名するお。
/ :::::⌒(__人__)⌒:::::\| l
| |r┬-| | / 次の選挙には、やる夫の後継者として立候補してくれお!
\ ` ー'´ //
/ __ /
(___) /
、 _
\_ー、 _f ヽ, ‐───- 、
_ ─` l 、 `r< ̄:::/
/ , 〉. 、 \__j:::::::\_|_
∠ -─ フ´ l ./|ヽ_ヘ\__\ 、\:::::::::::::::::\
r'/ / || ! ヘl \_`ヽ \ヽ、::::::::::::/
〉 / -7l.! l ヽ \ ヽ ヽ、ヽ:::::::::人 はい、わかりました!
.' ,' ! i l __,rz ヽ} ヽl `::/ \
l /:l | | _,,z ==" rへヘー!´ヽ, ‐, \ って――
K__| ヽ ハ彡" _ __,イ` rヘ / /. \
l /入!、! く 冫 / ! ! l i' /っ、 \
. ∨/ / .>、 _____ /l´ヽ、j/ f { `l ヽ \
. ,' / / ! | /:::;j_ /:::::::/ A そ_,ヘ \. \
l / / | イ:::::|´ `!:::::::/ //::ヽ/ ハ、_ \ \
|/ , |,ハ:ヽ::::| ,'::::::/ //:;;//'/ノ l \. \
/ , !ヘ〉、ヽ:! .,':/// /. \// / ヽ \ \
/ ,' ノ///}_ヘ!.!/´// ,' _ `l、/ } \ \
,' , /k ' ' トV/'// l i、`ヽ、 / \ \ \
, -―/l-//
∧: .: .: .: :|: .: : ̄‐-..,
. < 廴) : .: :イ:∧: i: :ヘ: .: .:\
. / /.:|: : :|‐-<|:|. ヘ.!_..,:ハ: :lヾ:ハ
/ |: :| :.r--_l:/ _lン、 :ト、 :| 一体、何を言い出すんですか?
\イ| :,i.: :ハ'=! f刋.ト:|:ハ |
. |: | (.ヘ〈. __ |:V/V 逮捕されてから、これまで落選してないじゃないですか。
. |: :i : ハ:\└‐ ‐゙ _ノ.∨
|: : V:∧ { f´\: : .| きっと、次の選挙も当選しますよ。
. |: / V:∧、ト-イ| V:|
. |l V:∧〉.- '| ./ !: |
|| V∧___!. l. ヽ!
|〒‐┬V: :!iハ-| |._./:|
____
/⌒ ⌒\ もう、やる夫は議会には戻らないお!
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ だから、やる夫の代わりに代議士になってくれお。
| |r┬-| |
\ `ー'´ (⌒)
> ノ ~.レ-r┐、
/ ノ__ | .| | |
| 〈 ̄ `-Lλ_レレ
|  ̄`ー┬--‐‐´
⌒ヽ:::`::::::: ̄ ̄:::....
<::::::::::::::::::::::/::::::::::`: 、
. /::::::/:::、://:::::::::::::::::::.\
/:::/::::/::/X./::::::::::::::::/:::. ヽ 先生、もしかして……
 ̄/:::..イ:/ |::::::::/ /::::;:::. }
. イイ::::/ \ !::/ゝ-i:::/::::.. /
. ノノ!::::! ,, ̄ i′__ j/:::::::::i/
. ,ヘ⌒) l:::ハ rv‐ 、 \ /::::::::::/
/:::::::::`ヽ !/⌒>、 ノ___'''ノ:::/!:i′
. / \:::::::::://:::/`ヽУ::::ヽ彡'l:::ハ:::|
/ ヽ::/!::!::::i /:::r‐r‐く i/ リ
./ イ::|:::!::::!,'.:::::::/三三ヽ
,. / _,,.-;:‐
丶、 _,. -−='├-゙'"、‐''" _
r;,,、`>< ∧ ,! `丶、/;;;l
.|;;;;;;У / し′ ∧ ゙、 j{ \ヾ:;| 政界から引退するんですか?
.};;;;;i / / l / iV゙、゙┘、 ヾ┬`
./;;;;;;l // . : ;l :/ iV゙、: . ヽ ヾ゙;,
/;;;;;;;;;トv/ . : : /// !゙:、V: . i、 Y
`77''∨ . : : ./ 〃 l l V: : !ヽ、!
,':/: :./ . ; : / / i!: : .|l
!/: : j,.イ',.イ ///// |:l.:/ヽ!: l
j/: : :i: :イ´`' -.. r---─‐ュ イ: :リ.l: : : l
| : : :j: : | ノ< ̄ハ //: :/ .|.: : l
| : : :i|: :.| ,rf''''"l ハ 〉}': / |: : !
.| : :l |: :.|./ | ヽ/ ゚| V/ ハ !: l
j : ! j: : '! | | / ./ l ! |
____
/⌒ ⌒\
/ (⌒) (⌒)\
/ ::⌒(__人__)⌒::: \ そうだお。
| |::::::| ,---、
\ `ー' しE |
/ l、E ノ
/ | |
( 丶- 、 ヽ_/
`ー、_ノ
/ ̄ ̄ ̄\
/ _ノ ヽ_ \
/ (>) (<) \ もう、議会政治は終わりだお。
| ::::::⌒(__人__)⌒:::::l
\ |r┬-/ / やる夫がいてもいなくても、議会は変わらないんだお。
. グッ /⌒/^ヽ、`ー'´ ,ィヽ、
/ ,ゞ ,ノ , \ だから、やる夫は別のことをするお。
l / / ト >
ヾ_,/ |/ /
| |/
,. : :'':": ̄:`:丶.、.ィ ___
,:': :/:,.: : : : : : : : /´: : :<`
,,,;;''}'''^;;;,,': : : :, ': : ; : :ハ: : 、` 、
〈;;;;i゙:/「!;;;;;;;;;, : /:_;∠j: / i: i: : i. ヾ 、:.
:;;|:;'::!::!;;;;;;/.:/:/ ,':/ l:,ト: :l: : :i. ` ――なんですか、それは?
゙!;:::j:::ヾ'' :/l厶、,,_/ 」!_i: :j: l: :l
l;::::;!::/゙V ヤ,、)ミ` 行ヤ}:/: ハ:.l
j::::i:!:ヘ._, ヒシ ビ/イィ:/ リ
!:::j::l: :::';|\ u r‐; !イ j/
.l::::l::::i: : :'l./ユ丶,._ ..,.イ::::| ,、
j::::l:::::}、: : ヘ、 `ハ!、!:: :.l:::::! ノフ>.>
!::::!:/"`:、: :.ヘ`'゛幵 ヘ: : l::::|./ ヒミ!
!::::!,′ ヾ: :.ヘ ∪ ∨:.!::::! ,.ノ
.l::::j:! ::. .ト、: i l: :ト:;' |
/.: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
/: : : \
/: : : : \
/: : : : : : \ 金儲けだお
: : : : : : : :.._ _ \
: : : : : : : ´⌒\,, ;、、、/⌒` l
: : : : ::;;( ● )::::ノヽ::::::( ● );;::: |
: : : : : : ´"''", "''"´ l
: : : : : : . . ( j ) /
\: : : : : : :.`ー-‐'´`ー-‐'′ /
/ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : イ\
: : : : : : : : : :.``ー- -‐'"´ \
: : : : . : : . : : . \
┌────────────────────┐
│こうして、やる夫の「戦前」は終わった。 ......│
│衆議院議員歴十七年、当選六回であった。 │
└────────────────────┘
/ ̄ ̄ ̄\
/⌒ ⌒ . \
/(●) (● ) \
| ⌒(__人__)⌒ | もう国政はこりごりだお
.\ ` ⌒´ /
/ ̄ ` ̄´  ̄ ̄)_
/ // /'/ / ⌒l
_____./ ∧し'|;;;;;;;;;;;;|
l'⌒゙l /⌒ ヾ ../⌒ l\_..|'⌒゙|;;;;;;;;;;;;;|
| |─/ /─‐/ /─- | |;;;;;;;;;;;;;|
| | .ノ_ / ノ_ / .| |;;;;;;;;;;;;;|
| i ヘ__ソ iヘ__ソ .| |;;;;;;;;;;;;;|
|__|_ ̄_____ ̄______|__|;;;;;;;;;;;;;|
【戦前編】
〈 ̄ヽ
,、____| |____,、
〈 _________ ヽ,
| | | |
ヽ' 〈^ー―――^ 〉 |/
,、二二二二二_、
〈__ _ __〉
| | | |
/ / | | |\
___/ / | |___| ヽ
\__/ ヽ_____)
【今回の登場人物一覧】
[主人公]
三木武吉:やる夫(2ch)
[民政党関係]
濱口雄幸:武藤遊戯(遊☆戯☆王)
若槻礼次郎:アスラン・ザラ(機動戦士ガンダムSEED )
幣原喜重郎:キラ・ヤマト(機動戦士ガンダムSEED)
中野正剛:ルルーシュ・ランペルージ(コードギアス)
永井柳太郎:緋村剣心(るろうに剣心)
大麻唯男:ホシノ・ルリ(機動戦艦ナデシコ)
松永東:日下部みさお(らき☆すた)
[政友会関係]
鳩山一郎:できる夫(2ch)
森恪:キュウベイ(魔法少女まどか☆マギカ)
[その他]
原玉重:柊かがみ(らき☆すた)
登場人物年齢表(やる夫基準早見表)
1934年12月31日基準
若槻礼次郎:68歳(+18)
幣原喜重郎:62歳(+12)
永井柳太郎:53歳(+3)
鳩山一郎:51歳(+1)
やる夫:50歳(+0)
中野正剛:48歳(-2)
松永東:47歳(-3)
大麻唯男:45歳(-5)
ご視聴ありがとうございました。
「あれとあれがカットされてるぞ!」と思われるかもしれませんが
それはおいおい……
戦後編予告を作ってますので、完成しましたら明日中には投下します。
乙です。
政界ブランクの期間のことは結局やらないんですか?
>>150
もちろん、やるよ!
よかった。その期間こそ謎が多い気がします。
浜口の死に責任の一端ありそうな鳩山を戦後担いだ謎は、
本編戦前編を見るにわからなくもないですが
乙でした
あっさり引退するなあ……とも思ったけど、あっさりじゃない心境の変化があったんだろうなあ
>臨時代理の幣原が――
国会答弁で音を上げる人がよく外相や外交官していられましたね
ネゴシエーターが務まると思えない
やる夫が復党したのは民政党への嫌がらせのような気がしてきた
党内から罪人が出たことになるし
乙
外出する前に作った手抜き予告を投下
┌──────────┐
│1952年 日本独立 .....│
└──────────┘
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≡::::≡:::::::::::|: : : : : : : : : : : : .、 |//////| ) 二二二二二|::||::| O
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┌─────────────────┐
│独立を果たした首相はもちろん―― │
└─────────────────┘
/ ̄ ̄\ ( ;;;;(
/ ._ノ ヽ、\) ;;;;)
| (●)(●)/;;/
| (__人__)l;;,´| 長い道のりだった……
| ./´ニト━・' .l
| .l _ニソ }
/ヽ、_ノ /
__/ / ノ__
/ / / `ヽ.
/´ ./ ,. ヽ.
ト、_,/. |、 ヽ
| |/ /
内閣総理大臣・吉田茂
┌──────────────────────────┐
│だが、独立と共に、戦前の政治家たちが帰ってきた…… │
└──────────────────────────┘
<吉田はいますぐ退陣しろ!>
<アメリカいいなりの首相はいらない!>
/ ̄ ̄\
/ \
|:::::: | え?
. |::::::::::: |
|:::::::::::::: | ....,:::´, .
. |:::::::::::::: } ....:::,, ..
. ヽ:::::::::::::: } ,):::::::ノ .
ヽ:::::::::: ノ (:::::ソ: .
/:::::::::::: く ,ふ´..
-―――――|:::::::::::::::: \ -―,――ノ::ノ――
|:::::::::::::::|ヽ、二⌒)━~~'´
____
/ \
/ \ ノ \ 日本の独立と共に吉田君の役目は終わった。
/ (●) (●) \
| ,-、 | これからは、僕たちが政権を担うんだ!
\ '⌒` /
ノ \ 吉田君には即刻、総理大臣の座を譲ってもらう!
鳩山一郎
._ _ _
(ヽl_l_ll_l,l
ヽ r
│ |
|/ ̄ ̄\
/ \ ノ
| ( ●)(●) 総理の座は譲渡の対象じゃないだろ!
. | ノ( (__人__)
| ⌒ ` ⌒´ノ 常識的に考えて、断固拒否する!
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
l/ く \
| \ \
| |ヽ、二⌒).、
┌─────────────────┐
│吉田退陣に向けて奔走する鳩山達 ..│
│それを率いたのは―― ......│
└─────────────────┘
-──‐-
/:.:.:.:.:.:.:.:.:/ニニ \
イ_:_:./:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
,:':{ 才:.:.:.:.:.:.:.:. / イ:.:.:.:.:.:.:.:.゚,
/:.:.∨l|:.:.:.:.:.i:.:X/ |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. やっぱり
':.:.:.:/V|:.:.:.:.:.|// \ |ト:.:{:.:.:. !:.:.:.!
i:.:.:.:.l (|:.:.:.:.:.| 笊朴 |l ヽX:.:.|:.:.:.| やる夫先生がいないとだめだわ。
|:.:.:.:.|/」:!:.:.:.:.:.! 込ソ ィ芯}:ノ:./ノ
|:.:.ト:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.| 、 ゞy':.:./} 今すぐ東京に呼び出さないと
.x===ミ从:.:.:.:.:| rへ イ:.:.:.:「
.′ ヾ:\:. 〕ト-レ1 |:./|:.:.:.:′
{ ∨∧: v=厂 ヽ j:.:./
| 、 ヾi:ト: { ハ_) }:イ
N \ ヾiト/≧≠ノヽ‐ミ
河野一郎
┌──────────────────────────┐
│打倒吉田・鳩山擁立のために呼び出された男――それは │
└──────────────────────────┘
____ l_
/\ /\ /
/( ○) (○)\ >
/ __'__ \ \ き――君……
| u /___/ |
\ ,. -'"´´ ̄`ヽ 一体、どうしたんだ!?
/ (___ |
/ |
( ̄ |
 ̄ ̄ ̄| |
○
___ .//
/ノ|||| ヽ\ //
/( ○) (○)//
:./:::::\(__人__)i⌒)、 :
.| | |r┬-|./フヽ.`i おおぉ……
\ `ー"// .ノノ
( i .// イ: 鳩山……元気にしてたかお?
.\ .\,. // /
| `ヽ、 ⌒) | ちょっと、病気を患って痩せこけてしまったんだお……
; :| //''" /;
' \ // / :
, :/,.//\ \ .
; し'// ' :| | ;
// ⌒
~
/. :: :: :: : :: : :: :: :: : :: :: :` .
. '. ::: :: :: / -───‐-\:: : ::\
/. :: :: :: ::/ .─────- ヽ:::: :::ヽ
. :: :: :: ::::/.:: ::::/ .!::::: :: :: :: ::. :: :: ::.:: :: :.
!.:: :: :: :: {:!:: ::/\ l::!:lト :: ::: ::: ::: ::!: :: :: ::} やる夫の――
. l:::: ::: /从:::/≧xY从ル \::: : :: ::!::::: :::::!
. |: :: ::{__/.i人!ルr'云 ィテk.Y:ノ:::i::::リ 「じいさん」!?
. |: :::::.//7l::::::| j匕ソ j匕リ }:!:: ル'
!:!::l///(.l::::::| """ """ iルイ」
从.[/イ : :!:::: | ' u リ.: |/
. |:: 人/:::人::::ト. r‐ュ . イ:::::::|
/ Ⅵ |:::| .>.r -- <⌒Y! :: イ
┌─────────────────────┐
│大病を患ったやる夫が帰ってくるのと同時に │
│鳩山が脳溢血で倒れてしまう。 │
└─────────────────────┘
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:.:;:;,,:.;:,,::;:;,,:,:,::..,. .. .. ..: ,,.::..,.,,::,;;::,::,,;;,::;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
.. ., .. ..:. ... ,.. .. . ..,...::,,::.:;:;;:..:;:.;:;;:,.,,,:;;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;::,.;;:;:,.;;:;::....,,.,. .. .:..::..,....::.,.;:;..,:.:;;:,,.;.;::;:;;:;;:,;,,;:;:;;;;;;;;;;;;;;,;,;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;,;:.:;;:;:.::.,,. 、. -―ー 、 _ ..;.: ..,,:;:.,,;:;.:;.;.:;::,.:;:;.:;:;:;;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;:,:.:;:.::,,..,,,..., / ,__、‐'i ',----ー`. ュ f .. .,..::,:,:,,;:;::,,:;.:,,;:;:.:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
| u. 'ー^` ─―==┴----,, .,.,,....::;:;;.,:;:;;.,::;;:;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;,;:.,:;.,.;:.:;,:;.. ..,,. .. . !、 \ ..,,.::.:;:;;:.:;,;;:;;;;;;;;;;;;;;
;;:;;:.,;:,.:,.:.,,..,.,...:.,.: > 、 .y‐=斗,,_. \ .. ,,.. .,...,,,..,,::.:;:.:,
/ ,r' ` ' ‐-(, ',. \ >‐-,, .. .. .,,.. ..;:..
、,r' / ', ', !、_ __ ,) .. :;; :;
(,,, ) ', ', .. ..:
 ̄` ', ',
Y ',
ヽ \
\__ __)
. : . : . . : . : .. . : . : . . : . : .. . : . : . . : . : .. . : . : . . : . : ..
. : . : .::::. : . : ..::::. : . : .::::. : . : .. .::::: .:::::::::: . . : . :::::.. . : .:::::::::: . .::::::::: . :::::..
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
┌─────────────┐
│これを知った吉田は―― .│
└─────────────┘
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( mn)(mn)
. | ////.| |人| | いやぁ、残念残念。
| | |⌒| |
. | | |. | | 鳩山君は気の毒だったねwww
. ヽ. / / } /
ヽ / / ノ ノ
/ ノ,,ノ |
| |
| |
┌─────────────────┐
│だが、やる夫はあきらめない。 .....│
│鳩山が総理大臣になるまでは―― .│
└─────────────────┘
∩_
〈〈〈 ヽ
____ 〈⊃ }
/:::\:::/::\. | | 鳩山!やる夫の使命は君を総理大臣にする事だお!
/ <●>::::::<●>\ ! !
/ :::::⌒(__人__)⌒:::::\| l あの約束を忘れたとは言わせないお!
| |!!il|!|!l| | /
\ |ェェェェ| //
/ __ /
(___) /
| / \ |、:..
| / − − \|::..
/ (一) (ー) \::::
| ´ ij .|::
この通り、私はもう足が自由に動かないんだ。 \ ⊂つ /::::
|,r'",´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ、|l::::
もうこんな状態では総理大臣にはなれないよ・・・ | ::::.... ..:::|l::::
| |l::::
| |l::::
| ''"´ |l::::
| |l::::
| ``' |l::::
| ''"´ |l::::
\,'´____..:::::::::::::::_`l__,イ::::
`´::::::::::::::::::::::::::::::`´::::::
\ヽ l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l //
\ /
二 やる夫が鳩山の手と足となって 二
二 二
― 絶対、君を総理大臣にするんだお! ―
// \
// l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l ヽ\
/:.ノ( \ ,, ,,. ,.
/: : : ⌒ \ / | /| /| _,,.r':/ /::|
/ : : : : ._ _ \ /:::::i /::i |:::::i ./'''"´:::::/ ./:::::::|
| : : : : ´⌒\,, ;、 、、/⌒`. l /::::::::i |::::! .i::::::i /::::::::::,,.//:::::::/
. |: : : ::; ( ◎ ) ノヽ ( ◎ ).;;:: | i::::::::::i i::::i i:::::::i/:::;.r''" /:::::::/
|: : : : : ´"''" , "''"´ l i:::::::::i. i::::i,/i:::::/'"´ ./:::::::/
\ : : : ( j ) / i:::::::::i. i:::/::::i:::/ /:::::::/
,r''"\: : .`ー-‐'´`ー-‐'′/ i:::::::::i i/:::::::i/:| /::::::::/
f!: : : : :: : : ト、 i:::::::::"::::::::::/ |:::::::/
i!: : : !: : : : : ヽ. i:::::::::::::::/ i::/
! i ./: : .i i: : : : :: : ;!ii:::i: :i:i i i:::::::::/ i/
| i!i/: : : : !l|r"-'"-i| i`i|‐、 :i' i, i::::::::i
|,イ|,,..r''"!l| i! |ヽi `i :,./. ', / . i:::::::i
,r'''! |i! ii | | |`i i: :// ', ヽ.,.r"/. i:::::::i
i、 / ! ,,,,.i! l-ー|--i!、 .i:/ ./ :'i,'.,.,,,.r'" / .i:::::::i
\ i \ /i ,,..r''" i! i. ! i! l .i ./:: ;;ir''" /ヽ . i::::/
\ ! .\/ .:i. | i ヾ、./:r''" / ヽ. i/
`' / .::/ .!|,,.rヾ、,,ノ /ヽ. ヽ、
. 〈 .::::i i | ,,..-‐ ''"|i i / ヽ、 .ヽ、
ヾ;::ヽ、i ! / /,,,,..... -−''' "´
―−―――ヾ;::::i ! !|i !|/ヾ;― ==
ヾ:i, |i. !|| i |i ,,.r"!| 〉
`i、 || |i i ||'" /
.ヽ|| i|'
. i'ヽ、 ,,.r''"!i
....:::::::::ヽ|i,,,,,|,,..r''":::::::.......
┌──────────────────────────────┐
│鳩山のために吉田と戦うやる夫に立ちふさがる「戦前からの因縁」 .│
└──────────────────────────────┘
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:....\
'. ..:.:.:.:.:.:.:.:/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. . . .ヽ
/ ...:.:.:.:.:.:.:.:.:′. .:.:.:.:.:.:..:.:/ ..:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.. : : ,
.′..:.:.:.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:′..:.:.:/′:.:.:.:.. : :′
. ..:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:./ │ |:.:.:.:.:.. : :'.
. ..:.:.:.:.:.:.:.:.:/´|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|/__ `ヽ|: :|:.:.:.:.:.:.: ': : }i 「民政党」のやる夫――
i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{ { |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|、]「、`刈V|: /:.:../.:. , .:|
|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.V'|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| 弋zソ } |/ |:./:./ ..:| あいつだけは絶対に許さない……
|..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| ,}炸kハ ..:.:|
| .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| 代z',:' |i.:.:.:|
| .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| .:.:.:.:.:.:.:.:.:i.:| {. / | ||.:.:.:l
| .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;.:.:.:.:.i .:.:.:.:|.:| r' ,:′l || : :,
; :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|i :i: :| .:.:.:.:|.:| -_ 、 .什1: :|| :/
′:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:八:|: :| .:.:.:.:|.:| / :|.|.:| : |l ′
/ . .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/冖iト、j.:.:.:.:.:|.:ト . _ / | .:.:|.|.:l :.:|;
′. .:.:.:.:.:.:.:.:.:/ | \ .:.:|.:|/ | .:.:|.l.:.:.:..|
/. . ..:.:.:.′.:.:.: ′ \|│ │: :| .:.:.:..,
大野伴睦
┌──────────────┐
│やる夫の「戦前の党友たち」 .....│
└──────────────┘
_ x<⌒丶
__ _ -‐=ニ  ̄ ニ=xく:::::\ \ \
/ ̄}::V´ \:::::\ :.
/ ,〃 \::::} '. あたしにとって
, / / / ハiトミx Ⅵ } }
/ / j/ .: i !{ ィ-┼-ヾ\ j/ ′ やる夫の存在は邪魔でしかないわ……
. / / 从 /!-┼从 i /r伝芋fァY⌒v /
/ / / ィ刈ム芹ミxⅥ/ V:ソ }} / / 絶対に叩き潰してやる……
. // /v圦` V:ソ ´ / 爪 / /
/ / / / `込 ´ ' 〃! , .:′
. / / / / \ ¨´ / / //
=彡' / / / > _ . ヘ\///
. / / / / \ 厶' ヾ〉ヾ{
/ イ / / __/ ` 〃 }}
彡'7 / / √ ^ ̄ ̄ ニ=‐- ァ‐=彡' ハ
大麻唯男
_彡: : : : : : : '⌒ヾ: : : : : : : : : : : : : : : : : : :-=ミ: : 三≧=ァ
ィ彡: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :`ヾ´、
x<": : : : :/: : : : : : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : :ミ辷ミx、
<: : : : : :=彡: : : : : : : : : : : : : :イ: : : :/: : :/: : : : : : : : : : : : :`ヽ、 ` 民政党をつぶしたのはやる夫だ――
、ヾ: : : : : : : : : : : : : : : : : :/:彡': :./: : :イ: : : : : : : :ヾ: : :ヾミ廴三≧
ヾミx: : : : : : : : : : : : : :>ミ==夭彡ィ/: :/}: i: : : : : :\ミ辷:.、 僕は絶対に許すことができない……
ヾ: : : : : : : : : : : :/ ;ヘ Yx:::::::::::::≧ィvハ!:爪: : : トミ、
\: : : : : : : : : :{ r=:ィ |;ハ:::::::::::::::::::::>}イ/:::ハ::ハ:}
`ミ: : : : : : : : : :廴ヾ' {′ \:::::::::::::::::://:フ/ j/ }!
Y: : : : : : : : : :ヽ ` ヾ::::::::::::7:::{イ ′ "
_____!:三: : : : : : : :.}′ ` :.、::′:i
i7///7777/77ァミx: : :〈 ` ー}!
|//////////////7ァミx __ r一'
|////////////////`≧x ノ¨´
|////////////////////>:、 /
松村謙三
┌──────────────┐
│政界に巣食う魑魅魍魎たち .│
└──────────────┘
/:::::l、:{⌒ヾヽ::ト、:ヽ:::::ヽ
//!:::i:l:!::ヾ、::::::ヾ::!`ヽ:ヽ:::::ヽ
〃:!:l::::l!:ト、::::liヽ、:::リ:!::i:::ヽ:ヽ::::i
i:!::!i::i::::i::!:i:ヾ!:i::::!:、:::!:::l:i:!:ヽヽ:l:!
l!::!:!:iト:::!:i:j/代トト、l:ハ::升ト!:l::!:!lj
li::l::N{:ヾVヘ「 ̄` lハ ソr‐テハ!:l/
!:l!:ト、l::l{` ! j川/
ヾト辷N! ‐ノ !:l/
Yl:ト、 ヾ==r ノ/
iN \. ` ニ′/}'
礀 丶、 /
ノ ̄´"''‐ 、 `¨´釗
_rく /癶V⌒!=| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
__,、=T下、``ヽ /‐''"_, -ヘ| |
/「 ̄´ ヽヽ \ ヽ/ ´ _,,厶ヘ ∧=、、
|八 \ __/ _,)ヽ___/ ヽ ``=、、
/: : : : : : : :/: : : /: : ,ィ: /l: : : l: : |: : : : : : ::ヽ
;´: : : : : : : /: : /|/ .|/ .!: : /i: : !: l: : : : : :丶
.i: : : : :|: : : : |/ |/ | /|: :|: : i: : : :゙ヽ
i: : : : ::i: : : ::/ ´ ̄ ̄ ̄`'''' ´ ヽ|: : | .|: :丶
|: : : :,-リ: : : | "疋;:ソ` '`'-、_.i: : |: |: ヽ
.|: : :/-、',: : | , f:テリ` /: : |: i丶
.ソ、::l,.( _ リ、:| l .` /l: :/| i
,|::\__ ヽ| , //|/ |/
リl: ::| | ′ //
l::|リ ヽ ` ― - 、 //
,リ `、 `" /リ
,----亠--- 、_`.、 / 彡
// ̄ ̄⌒`ヽ` \::`::-、,_, ´.
┌────────────────────┐
│打倒吉田のために鳩山に協力する者たち .│
└────────────────────┘
ゞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i:::::iy,,
斗;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i:::i!::::!::i}
ソ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ソ::ノ::ノ::リ ノ
イ;;;;;ミヾ、;;从从ノリ彡イ::ハ´
_ ヘ;;;;f::::::、( l ハ ノ ソ l:ヘ`ヽ
辷>=-、__ 〃ゞ::乏弌ヾ ,ィキテ‐ j( '′ ___
`ーヘ¨ヽ \ 'i!ミ:::::. ...:::| i::゙7´ /__.. -‐ ´ ` ー 、
ヾヽ>.::、 \_,ヘ`ー――― ´ ̄ ,,,,,,,,,,,,,. ヽ.
\::{:::::....::::::::::::::', ,,,,,,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;}
>‐--‐‐、― ', >;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:イ
/ 、 ヾ、 \;;;} ,,,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;_/
/ \ \i ヾ=―<´二ノ| ̄ / ̄ヾ;;;;;;;;;/;;/
ヽ \;}、. /V: : : :ト、/_ l;;;;;;;;;;/ ,- ァ‐,´ク
ヾ:. \==' ∨: : :| ゙´ | ';;;/! /ノ//_,..,
ヾ:. \ ∨: : !. l ';′! ,' ´ レ',´‐ '
ト 、 、 \ | : :∧ { 、 / i ,'
∨ \、 `ー==‐`'¨\∧_{__У.. -―――く. ,'
\ /`ヾ:. ´ ̄ ̄ ,,,,;;;;',....ノ
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ノ L.... イ::::/ : : |:::::::::{ /
┌───────────┐
│やる夫を慕う者たち │
└───────────┘
{::{__,、__ __,
..-‐:.:.: ̄:.:.:.:.::/:::\:.: ̄:`:ー:-‐'´:.:/
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:<
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,':.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /|::i:.:.:.:.:.:.:|ヽ::.、:.:.:.:.:.:.、:.:.:.:\ うーん、やる夫のじいさんがそう言うなら
|:.:.:.i/:.:.:.:.::,':-‐:/ |:|.:.:.:.:.i::| ーl-|:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.∧
|:.:.:,':.:.:.:.:.::|:.:.:./ !|::.:.:.::|:.l |::|、:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.、:.:ハ それでいいんじゃね?
|:.:.|:.:.:.:.:.:.:|:.:/___ |:.:.:./|/_|/ ∨:.:.:.:|:.:.:.:.:.|\|
|:.:.|:.:|:.:.:.:||:/三三 |:/ 三三 /::∨::.:|∧:.:.:|
|:.:.|:.:|:.:.:/|´ ・ハ:.:.:|:.:/ \:|
|:.:.|/|:.:/::| xxx ` xxx |:.:.:.:|/
|:.:.:.::|/::.:.|、 'ー'^ー' ,..':.::|:|
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|:.:.:.:.:.|:.:.|::| \j 〈::.} ゛|::|:::.:.:|:|
|:.:.:.:./|.:.:|::|\ \ ./ |::|:::.:.:|:|
/ : : : : {/´ : : : : }}: : : : \ : : \
/: : : : : :l :| : : : : j: : :小: :ヽ: : : : : : : :\
. / : :│: : :| :| : : : /|: :/ | ヘヽト. : : ヽ: :} : : ヽ、
/{ : :│: : :l :l : : 厶イ/ j ',:}ヘ: : : :∨: :'\ ヘ
. / l: : : :| : : :Ⅴ :7 ,/ / ヽ、ヽ、: :l : : :', ヽ} やる夫先生、大好き〜!
イ |: : : :l : : : {/ ― -- ∨:} : : : ',
ヘ: : : | : : : l ,ィ三三 三ミx、ハ/ : { : : :,
≠=ー-ヽ{: l : : : :∨´ , { }: : |ヽ:│
|: | : : : : |: :: :. .ィー-r .: : }ノ: : :l Ⅵ
|: l:l : : : :l: :: :. { / .::丿: : : :′j/
ヽ、 Ⅵ:h.: : :|≧r 、 ー' , r:≦´Λ : /
ヽ ヽ{\ :l ,」 7^ヽ、Ⅳ j/ } /
ヽ ヽ、/ヽ.:∧{ヽ、 >ー `ァーvj/
\ {.:.:.:.:/ , \ ー '´ ,/⌒.:.:/{
┌─────────────────┐
│吉田と鳩山の争いを憂う国士たち .│
└─────────────────┘
>.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶、
,...:´::::::::/.:::::::::::::::::::::::::::::/ |:::::ハ::::::::::::::::::::::::::/ !::/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>
 ̄ ̄/.::::::::::::::::::::::::::::/l/ >|:/ |:iハ:::::i:::::::::/ j/ハ::::/!::::::::::::::::::::::::<
/.:::::::::::::.イ:::::::::::::/<でうラ'ヘ`}:ト::∧:l::::/厶イ´.::::∨::|:::::::::::::\ー―一
ー‐ァ.:::::::::{ 厶イ:::ハ/ `ニ ノ.:::jノ.::::::八/.:::'でうラヽ/.:::|:::::::::::::::::::\
/___::∧ (|/ 〈::::::::::::::::::::::://.:::::::::::::ー一'.:::::::j/!::::::::::\ ̄
/.:::::ハ ∧ \::::::::::::::/ {::::/ ̄ ̄\::::::::::/ }:::::::「 ̄ その幻想――俺がぶっ潰してやるぜ!
∠::::::::::::八 :. \:::::/ }::j\ /.::::::/ ∧ハ|
厶イ:::::::::ーヘ ´/ノ.::::::\_/.::::::/イ }
ノイ::/i:::ハ {:::::::::::::::::::::::::::∧丿
|/ |::::::|\ , -‐='::、::::::::::::::::::::/
x≦ハ| ::\ ー‐.:::::::::::::::::::/
/ ∨//| ::::\ `7.::::::::::::.イ\
/ ∨/j \:::\ ;::::. .<:::::'///\
/ ∨′ \:::::: ̄::::::::::::::::'/////⌒ヽ
┌─────────────┐
│その争いに乗じる者たち │
└─────────────┘
. / | / |′ / / / /:/ / 八 :.
⌒7 / |i ′ | /´ | |ノ /:/ / j/ ヽ .
ノイ : |{ | 彡ハト、 j| |i´ j/ {ハ{ ′ !
|i | 八{ !{/≧x、)ハ|{、_厶斗、 !i |i |
|{ ト、 从 tッ Y´j八/'"tッ 冫|{ |{ | 吉田にもできたんだ――
. 八{ハ ヽ{ ヾ 彡″ ミ=‐ ' 从 /八 {
/ jノ }\ :| ノイ/! ヽ 俺が総理大臣をやれないわけがない……
/ /ハ / 八{
ノイ| ヽ 、-== ァ .イj/ |{ ヽ
从i \ ` こ´ /i |′八
/ |{ ′/ > <ミiノ | / | ヽ
八{ / j三三三|ツ i j/ハ{
__ __ /イ `¨¨¨¨´`ヽ/{/ ヽ
,.イ/{ ヽ| \.:.:.:.ヽ /:./:.:...`Yヽ、_
.イ///∧ Vヘ ヽーヾ , イ‐ ´// ノ `ヽ、
ト、////∧ ∨ヘ、` ー―| ´ィ7 /,ハ
┌────────────┐
│颯爽と輝く政治家たち .│
└────────────┘
,. -:―- 、 *
/: : : : : : : : :\
* /: : : : : : : !:.|^^ヾミヽ,
_!_ /: : : :/:./|:.ハ!、__ }:!ヽ
! /: :元仆七" , リ _人_
<: /f穴! '⌒ ⌒ム `Y´ キャハハハハ
厶: : `ー:.、 r- ァ 八!
_人_ 厶ィZ:_: > 、ー, ィ{:ゝ *
`Y´ ,xr<:| \_ノ^TTヽ
/ ヽヽ: ! /|゚|\八! ', *
r‐―く. |: |: :\ | ! /: : :! \__ n__
| |/ : : : :ヽソ: r:ォ| / /んれ
,. ‐‐、 ヽ. /: : : : : : : : : :ヾ:| /\ _,ノ ’ ノ¨
ムィ \____/ \,/ |: : : : : : : : : : : : :|\厶  ̄ ,. ‐'
` ー - 、 _ / ',: : : : : : : /: : : :リ \__, - '´
 ̄ ̄`´ } : : : : : :./: : : : {
/ : : : : : : : : : : :∧
/___: : : : : : :.ノ
/ー――- ミ ー―┤
┌─────────────────────┐
│多彩な登場人物たちを相手に .....│
│やる夫は自らの命を懸けた大一番に挑む! ...│
└─────────────────────┘
____
/::: \
/:::::::::: \ やる夫が亡くなった後――
/:::::::::: \
|::::::::::::::: | この国を任せられる人材を見つけようと努力してきたおが……
/⌒::::::::: ⌒ヽ/
;/:::::::::::: \;
;/:::::::::::::: \ ヽ;
――この国を任せられるのは、あの男しかいないお……
二ユ i二二ユ i二二ユ |二コ |
二ユ i二二ユ i二二ユ |二コ ト、 ハ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄|,. -‐==≠
二ユ i二二ユ i二二ユ |二コ | | _j_j____ __ __, | iココココココココ ∠〃〃〃〃
二ユ i二二ユ i二二ユ |二コ |_| | iコ | iコiコiコ |. | iココ |iiiii| _| iコココココココ /〃〃〃〃〃
二ユ iニf爪川ハ: |:. f爪川ハ. | iコ | iコiコiコ |三._|__|_iii|二) |iiiiii| iコココココココfj川川川川川
二ユ iニ川川川:.:...r=≠t川川j八::. | iコ | iコiコiコ |三| iココココ |ii|三三|iiiiii| iコココココココレ'W´レレ'VVW´
:. :. . iハ ハir=≠爻川__z------------──────────────---------------x_
:::. :. . || ,.彡爻__: (_)二コ仁二コ仁二コ仁二コ仁二コ仁二コ仁二コ仁二コ仁二コ仁二コ仁二コ仁
爻ミ:::. .:,ハ==(_)=| |工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工.r爻
爻ミ「i元元「i仁仁| |仁仁}.工.,. <>┴┴<> 、工工工工工工工,. <>┴┴<> 、工工工彡爻
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L二L二L二_ト、\二ソ二|,.<フ三>'´:.:. :. . . ヽ>、工工エ,.<フ´:.:. . . .: .:.:.:.:.::::ヽ>x爻爻爻
_」_」_」_」ト、\二ソ|.V三ア´::::.:.:. :.... Vj工工エV. :. . . .: .:.:.:.:.:::Vミ彡爻
」_」_」_」_」__ト、\^|/ア:::::::.:. :. . V工工V . .: .:.:.:.:.:Vx彡爻
_」_」_」_」_」__,ト、「i/::::::::.:.:. :. .. i.工工i . .: .:.:.:.:i工爻
」_」_」_」_」x≦三:V::::::::.:.:. :. .. |工工{ . .: .:.:.|工メ
_」_」_」x≦三三三7:::::::::::::. :. .. . .:.::::::::::::::.:. . . .:.: ̄\
」_」__」x≦三三三三 7:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
やる夫が現代日本に残した物は一体なんだったのか――
最終回であきらかになる……
,. -─────────‐- .、 ノ
/ \ :::::::::::::::::::::::: / \ ヽ'
/ \ :::::::::::::::::::::::: / \ `)
/ _ \:::::::::::::::::/ _ \ <
/ / /::::::\\::::;;;;;;;;;;;;;;;;;:::://:::::\\ \ ) やる夫が死んだ後の日本は――
/ | |:::::::::::::::| | ::::;;;;;;;;;;;;;::::| |::::::::::::::| | \ <
/ \ \::::::// :::::::::::::::::: \\:::::// \ `, 君に任せたお!
/ ../ ̄ ̄\ ̄ / ::|:: \  ̄/ ̄ ̄\.. \ <
/ ::::: | | | ::::: ヽ >
| | | | | <
| \__/\__/ | `,
| | | | <
| |r─‐┬──、| | >
ヽ |/ | | / <
\ \ / / ノ
\  ̄ ̄ ̄ ̄ / `,
やる夫は自由民主党を作るようです 戦後編
来週あたりから投下――でも、まだ戦後じゃない
知識があって勘のいい人なら
やる夫が、自分が死んだ後の日本を任せた人物が誰で、配役が誰なのかわかるんだろうなぁ……
結構簡単(作者の頭の中では)と思うので、ぴんときた方がいたらおっしゃってください。
これに関してはネタバレ指定はしません。
乙
朝早くから乙でした
任せた相手……鳩山に近くて時期的な話でもいうと、妖怪なA級戦犯とかがパッと出てくるけど……配役誰だろ
乙でした
ルリの口調にだけなんか違和感が
大麻って あたち〜でちゅわ って言ってた人でしょ?
>>181
児玉誉士夫?
岸信介と肌があったかどうかわからないので
>>184
/ ̄ ̄ ̄ \
/ :::::\:::/\
/ 。<一>:::::<ー>。
| .:::。゚~(__人__)~゚j すみませんでした
\、 ゜ ` ⌒´,;/゜
/ ⌒ヽ゚ '"'"´(;゚ 。
/ ,_ \ \/\ \
と___)_ヽ_つ_;_ヾ_つ.;._
やる夫が政界引退中に何をしていたか楽しみ
刑務所入ったということは弁護士もできない
今なら裏社会と結びつくか、どこかの法律事務所か企業の顧問やコンサルタントかな
鷲頭様ww
赤の心を折った経済の池田さんかなあ
やる夫と親交があったのは
岸
中曽根
三木武夫
河野洋平
ぐらいか
>>191
岸か中曽根かな
フィクサーの児玉にも目をかけていたけど
さ…佐藤栄作(小声)
中曽根は有能で胆力あるから、総理には向いていた。
だが、自己顕示欲が強すぎるから、仲裁や調整役は向かない。
それをやる夫はどう思っていたかだな。
やる夫派を受け継いだのがアレで、アレの後を継いだのがソレ
しかしここまで対立していた鳩山と、
戦後に手を取り合うんだからすごいなぁ。
鳩山には無駄なカリスマがあるんだろうか
>>196
御輿は軽くてp(ry……孫は過ぎたけどネ!
戦前に散々ああいうことしておきながら、
戦中は一転だから矛盾もいいとこ
戦後の鳩山は親族親戚、側近の傀儡だった傾向が強い
やる夫は側近ではなく、徳川家康に仕える藤堂高虎のような外様大名ポジだから
鳩山は老いて足を引きずる身になっての総理総裁だったからな
傀儡になりきっていたかもな
総理を2年で辞めたのは、三木の遺言どおりなのか
正解だな
日米安保をどうこうするには二が重過ぎだ
大学時代に読んだ日本史の本には
やる夫が死んで、総理を続ける気力が無くなったと書いてあった
でも、
戦前から総理に色気見せて、森かくに担がれて踊っていた男がそれだけで?
て気はするよ
現に森かく死んだあとだって政治活動続けていた炉
70歳過ぎて疲れたこともあるのかな
東京のボンボンの出だから野心の燃え具合が田舎者ほどなかった
やる夫の後継者は中曽根
配役はキョン
河野一郎がハルヒだから、河野の後を継いだ中曽根ということでキョン
おおっ!
つながる
石橋湛山や松永安左エ門と組む話はやるのだろうか。外交や政治では道理に合わないことは絶対にせず、経済をよくわかっている人々で、
いかにも三木が好きそうな二人だが。
実際のところ、池田隼人に最も大きな影響を与えた二人でもある。
三木は石田博英と中曽根に惚れて、仲間にしようとしたが、石田は石橋の忠臣になってしまった
中曽根は風見鶏と呼ばれたけど、三木が見込む何かがあったんだろうな
あの二人ってハプニング解散直前まで一緒に行動するのが多かったから、
主義思想的にはうまがあったんじゃね?
>>209
いろいろと勘違いしてる
このスレには孫崎享の「戦後史の正体」のようなもっと踏み込んだ内容やってほしいわ
岸信介の回想
「三木さんには実の父親のようにかわいがってもらった。」
ぐぐったら出てきた
革新官僚あがりの岸信介をか
三木がいなかったら岸は総理大臣になれなかった
これはどの歴史家も共通認識だろ
CIAのエージェントを総理に押し上げたのか
今じゃ中国の工作員がここかしこに
特定秘密保護法反対もな
いかがわしさしか感じない
吉川英治
随筆 新平家
高松産の知人二人が思い出された。菊池寛氏と三木武吉氏である。郷党性というものか、どこか共通点がある。「新・平家」を書き出すと、その武吉さんから馬史の古写本など送ってくれた。神楽坂の松ヶ枝女史と共に、近ごろの消息はとんと聞かない。聞くときは、いつも何か人の意表に出るような事業をきっとやっている。菊池氏とは一度、一しょに来たことがある。郷里は余り好きな所ではなかったらしい。
菊池寛
ttps://www.lang.nagoya-u.ac.jp/~matsuoka/Kikuchi.html
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8F%8A%E6%B1%A0%E5%AF%9B
当時の文士というより普通の立身出世談に近い生涯だな
中退を繰り返したり、学友の罪をかぶるとか、三木武吉と被る
>郷里は余り好きな所ではなかったらしい。
最近でも尼崎事件の舞台になったな
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%88%E4%BA%8B%E4%BB%B6
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E9%87%8E%E6%96%87%E5%A4%AB
こんな人が日本共産党創立にかかわったのか
《――民主党あるいは鳩山内閣ができる段階で岸さんのもとで一番活躍したのは誰ですか。
矢次 三木武吉だろうな。
岸 三木さんは相談相手ではあるけれども、私より先輩です。
矢次 けれども、一時文句を言っていたことがあるが、広い意味の岸派だった。
私は三木武吉が東京市会議員の時から知っているから、三木が岸さんに対してもっていた感情が強かったり、弱かったりする時代をずっとみているけれども、
初め三木は官僚嫌いで、岸さんは好かれていなかった。しかし後には、吉田は歴史的役割は終わった。
鳩山は健康がだめだ、そのあと、俺がやるわけにはゆかないよ、俺はドンブリ飯みたいな男だとか、
床の間に置ける人間と置けない人間がいて、自分はその器ではないし柄でもないとよく言っていた。
彼とはずいぶん思い出に残る話をしているけれど、結局、煎じ詰めると、岸君しかいないということを私は三木から聞いている。
彼は役人嫌いだったが、最後は岸さんの支持者になったんじゃないかと思う。
岸 亡くなる前には、あたかも親父が息子に接するような仕方で遇してくれましたよ。》(p.121)
岸信介のどのへんを気に入ったのかな
自民党の派閥として、現在も三木の思想を受け継いでるのは
鳩山→岸→福田の旧福田派
(三木)→河野→中曽根の旧中曽根派だけ
三木武吉に従っていた代議士は、三木の死後に岸派と河野派に別れた
<お茶ーっ!>
>>223
それにしちゃ、天賦人権や国民主権無視した改憲草案掲げているが
本気で憲法改正する気あるなら、他党が同調しない
、改憲派の憲法学者からも批判される草案は引っ込めるべきだと思う
辻政信と三木
戦後、辻は、『潜行三千里』をひっさげて登場すると、参院選に出たが、
二回は無所属で、三回目は、岸が幹事長をしていた民主党から立った。
そのとき、辻は、選挙区へ出発する前に、党本部へ挨拶に行った。
すると、岸が新聞紙に包んだ百万円を出して、
「これはきみの公認料だ」といった。
辻の語るところによると、まるで料亭の女中にチップをくれるような態度だったために、
かっとなった辻は、自分の貧乏世帯ぶりを知ってはいたが、
「こんなもの要らん」といって、突き返した。
一部始終を見ていた三木武吉が、廊下まで追ってきて呼び止めた。
「辻君、きみは正気の沙汰か、選挙は金がなければできんぞ。どうする気なんだ?」
「友達がわずかばかり援助してくれますし、持っている刀を売って、どうにか法定費用だけはつくってあります。
それだけあれば、なんとかやれますよ」と、辻は昂然といった。
「金が要らんというなら、わたしのからだをやろう」といった。
つまり、応援にいってやる、というのだが、辻は、
「三木さんみたいに薄汚いじいさんがきたなら、かえって票が減りますから、きて頂かんでも結構です」とやりかえした。
ただし、この拒絶は、辻にいわせると、三木の老体と健康を考えていったので、三木もそれがわかっていたらしく、
当選して党本部へ行くと、三木は手を握って、ぽろぽろと涙をこぼしたという。
辻正信、やけに三木にうけがよかったんだな
戦時中あれこれやらかした軍人なのにな
当時の政治家や選挙民にはうけのいい人物だったのかな?
すみません、長い間お待たせいたしました。
なんとか今月中には投下できそうです。
あと…
休止してる間に、やる夫スレ作者さんから
「宮脇氏は出てくるのか?」と書かれているのを拝見したのですが…
申し訳ないです。宮脇氏については、やる夫関係資料見る限り、一文字も登場されてません。なので書けないです。
宮脇氏の兄上が全て悪いのです。この人の存在が強大なためかと思われます。
そのスレの作者さんに指摘されて急いで調べたのですが
ああ、なるほどなぁ…と。
「大政翼賛会に抗した40人」という本を読めば、そんなことが書かれてるんでしょうが、読んだことがないのでなんとも。
とりあえず、やる夫は宮脇氏にごめんなさいって言わないといけないですね。ごめんなさい。
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E8%84%87%E9%95%B7%E5%90%89
なるほど、こんな人がいたんですね。
本スレには未登場となるわけですね?
知らない人を知ったかぶって書けないです。
もう調べるにも遅いので。
ただ、やる夫が故郷の香川県高松から選挙に出られずに、東京選挙区から出馬して当選し続けた原因は、宮脇氏のお兄さん等が地盤をガチガチに固めてたせいで
新人のやる夫が故郷の選挙区から出る隙間がなかったからと伝記には書かれてます。
後年の、宮脇氏を脅かしたやる夫の行動は、故郷にある程度影響力を持っていたからだと思われます。
<お茶ーっ!>
やる夫氏、大日本帝国憲法回帰っぽい発想の憲法改正に共感していたんだろうか?
岸だの辻だの、どうもきな臭い
手抜きになりましたが、投下しますか……
┌─────────┐
│1958年 鳩山邸 .....│
└─────────┘
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/ ̄ ̄ ̄\
/ \ ――やる夫君の三回忌の年に
/ ─ ─ ヽ
| (●) (●) | 彼の伝記が完成したことを
\ ' /
/  ̄ \ 私は大変喜ばしく思う……
彡三三ミY彡三三ミ\--、 |
\ \\ \E | ノ 元内閣総理大臣、鳩山一郎……っと……
___
/ \
/- ヽ \ なかなか良い伝記じゃないか。
/(●) (● ) ヽ
| _´___ | あの世の彼は怒ってるかもしれないが
\ /
/ \ 彼の業績を伝えるには、こういう方法しかないからね。
| ̄ ̄ ̄ ̄|~| |
. | | .|-、 ノ |
. (つ .|と  ̄” ノ
,..-──v'⌒ヽ
_/:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.厂`ー―ァ
. /〈::::/:∨:.:.:.:/::.:.:.:/:./:ヽ:.:.:.:<
〈::::::::Y::::/:.:.:.:.ナナメ|:/ヽ:.:}:.:ト:.\> 鳩山先生には伝記の序文を書いていただきまして
ヽ:::/:::/:.:.:,ィ-|∠_ リ |:ス:.:|:.:.:. |
〉-r(|:.:./ `ト{:r「 イテチ:.:|:.ト:.:| 本当にありがとうございました。
. |:.:.:|:.|:/_ ´ ̄ ヒ!ノ∧|.:「リ
. |:.:.:|:.:.:.:.:ト、 rァ ノ:|:.リ 現総理や河野先生はもちろんのことですが
. |:.:.:ト、:.:.:.K:} r‐ rイ:l:.|:.:|
. !:.:.:|__}:.:.:|::::\_,,>、:\:l.:|:.:| あの大野副総裁まで伝記に回想を寄せてくださいました。
|:.:/ ヽ:.:.ヽ::::::ヽ |::::::}:/:/
∨ ヽ:.:.:l\:::ヽ|:::/|:./ やる夫先生もきっとあの世でびっくりしてますよ。
/ .| ヽ::ヽ \ |∧l:.{ r‐rこつ
. / ヽ レく ヽ:.:ト-ィ r'>'⌒「 |_ ⌒⊃、
. { ト、::}、 ト:.|/ \ | ヽ:::厂 ̄´
\ \ |:.:| ∧ } ヽ-イ´
原子燃料公社副理事長・原玉重
___
/ \
/ ノ ヽ \ ただねぇ……やる夫君は死ぬまで
/ (●) (●) \
| ´ | 自分のことを周囲にあまり語ったりしなかったら
\ ⌒ /
ノ \ 伝記を作るのは大変だったろ?
ヽ、
__\ヽr 、
/: : ,: : : ̄: :|: :  ̄` 、
/-‐7´: : : :/: イ!: l: :、: : : :、ヽ
/. . /: :ィ_./ ! !、!、:ヘ. . . Y\_ そうですね……あの人は自分を自画自賛したり
/ !: /: 7 l/ | ヽ|`ヾ-!: : l: i:::::〉`┐
/〈!:.:l: イコヤ! 卞弌ヶ: :ト |::人:::::l する人ではなかったですからね。
/イ ハ.:レi 辷ソ , せシ l: :l:.ト!':|!iヽノ
/ l:/`l _ r!/Y:::::|!:| 亡くなってしまったために、真意がわからないという
`ーi: ,'::\_ ` _ ..イー':〈_」!_」
|l:!: : l/!イj ̄/ハ// : /:::::::| 事が、いくつかありまして……特に――
|l:!: : l「l l::〉'/ ,/: :./||:::::::|
lll:: :〃l. ∨ /! : .i ヽ!::::::|
__,j`r-::‐::‐::-::-:.、_
,-‐=ニ":: :,;: :: :.i: :: :: :::(.j::.:`ヽ、___
,ィ´~,ィ´::,:: :(,j: :: :;|: : :|、:: : :: :: :: ::ヽ、`ヽ やる夫先生が鳩山先生を総理にするために
>‐メ:::/:.:: :: : :;,ィ:/V:: :|:: ::u:: :: : :i: ::ハ`ヽ〉
\,,|:;/:: ;/:ヽ:;/ |:| V.;:|`ヽ、:;メ: :: :i:: ::ゝ,/ 命を削って活動されたのか……
'゙7: :;/::: :;/\||_ ヽ| _/V::i:: ::|:: : :>
||: :;i:: :;ハマォリz ` zテヤ7:λ:;l: :| 本人がそれについて本当のことを何も語ってないので
. |:|/:|:.;/::(}、ヒz:リ / / / ヒz:リ {)::V::: :{
. |:: .:|. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`Y´ ̄ ̄ ̄ ̄~|::| 伝記でも、あやふやにしてるんですが……
j:: : :| 伝記 i.i. |:::|
|: :: :.| ヽ( ゚ω゚ ) i.i |: :{
|: :::,f.| (゚ω゚ )/∩ノフ'7. |: .::|
|: :::j .| i i j ´ ィフ ,ィ' ヘ; ::j
|: ::ノ |___,,ノ´ヽ _,,ア___〈 孑 ,〉::|
/ ̄ ̄ ̄ \
/ ノ ヽ \ うーん……
/ (ー) (ー) \
| __´ _ | 生前の彼は周囲にこう言ってたそうだね。
\  ̄ /
ノ \
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
____
/⌒ ⌒\ ホジホジ
/( ●) (●)\ 鳩山は将の将たる器だお。
/::::::⌒(__人__)⌒:::::\
| mj |ー'´ | だからやる夫は、鳩山を総理にしたいんだお。
\ 〈__ノ /
ノ ノ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
\ヽ-lヽ―- 、
,..-‐ ̄: :. :|: :. :. :. :∧
/:. :. :/: :i :∧:ト: :. :. 廴)ヘ ええ、確かに。
//7: :/:,.._|/ |:|>-‐|: : :|ヽ.ヽ
|: :,イ ∠L ヽL--ァ: |: :| \ いつもそう言ってましたね。
| / |:イセf !='ハ: :j、 |イ/
VヘV:| __ 〉/ノ | :| それ以上のことは言わなかったんですよ、あの人は……
∨ゝ、 !‐ ‐┘/ソ: : j: :|
|: : /`7 } /: : /:. :|
|: :/ |ミ-彳/: :./ヽ :|
___
/ \ でも、彼が僕を総理にしてくれた理由というと
/ - ヽ \
/ (● ) (● ) \ あの出来事が真っ先に思いつくな……
| _`___ |
ヽ、 /
/ \
┌───────────────────────────┐
│彼はもう亡くなってしまってるから、僕の推測になるが .│
│ .│
│「鳩山が将に将たる器」という理由だけで .│
│ .│
│僕を総理にしたのではないという事だけは絶対に断言できる │
└───────────────────────────┘
____
/ \
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \
| (__人__) |
\ `⌒´ ,/
/ ー‐ \
┏━ ━┓
┏┛| ̄  ̄|┗┓
┃| ̄  ̄|┃
┃| やる夫は自由民主党を作るようです |┃
┃|_ _|┃
┗┓|_ _|┏┛
┗━ ━┛
\ │ /
/ ̄\
─( ´∀` )─
\_/
/ │ \
∩ ∧ ∧
∩ ∧ ∧ \(´∀`)∩
(´∀`)/ | /
| 〈 | |
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 ̄ / /
【原作】
戸川猪佐武「小説三木武吉(1983年)」
戸川猪佐武「小説吉田学校 第一部保守本流 第二部党人人脈(1972年)」
【参考文献】
重盛久治「三木武吉太閤記-生きた政治史(1956年)」
三木会「三木武吉(1958年)」
水木楊「誠心誠意嘘をつく 自民党を生んだ男・三木武吉の生涯(2005年)」
その他歴史書・政治評伝
┏ ┓
┃ ┃
┃ 第十話 遺言 .┃
┃ ┃
┗ ┛
┌──────┐
│1934年頃 │
└──────┘
/.: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
/: : : \ やる夫は会社を作ることにしたお。
/: : : : \
/: : : : : : \ その名も「玄々社」
: : : : : : : :.._ _ \
: : : : : : : ´⌒\,, ;、、、/⌒` l 世の中、金がないと何もできないお。
: : : : ::;;( ● )::::ノヽ::::::( ● );;::: |
: : : : : : ´"''", "''"´ l だから、事業を起こして金儲けするんだお。
: : : : : : . . ( j ) /
\: : : : : : :.`ー-‐'´`ー-‐'′ /
/ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : イ\
: : : : : : : : : :.``ー- -‐'"´ \
: : : : . : : . : : . \
, -―/l-//
∧: .: .: .: :|: .: : ̄‐-.., (この人は、また突拍子もないことを)
. < 廴) : .: :イ:∧: i: :ヘ: .: .:\
. / /.:|: : :|‐-<|:|. ヘ.!_..,:ハ: :lヾ:ハ はぁ……
/ |: :| :.r--_l:/ _lン、 :ト、 :|
\イ| :,i.: :ハ'=! f刋.ト:|:ハ | で、どういうことをするんですか?
. |: | (.ヘ〈. __ |:V/V
. |: :i : ハ:\└‐ ‐゙ _ノ.∨
|: : V:∧ { f´\: : .|
. |: / V:∧、ト-イ| V:|
. |l V:∧〉.- '| ./ !: |
|| V∧___!. l. ヽ!
____
/ \
/ ─ ─ \ そんな大したことじゃねぇお。
/ (●) (●) \
| (__人__) | 山から金を掘り当てるんだお。
\ ` ⌒´ ,/
r、 r、/ ヘ
ヽヾ 三 |:l1 ヽ
\>ヽ/ |` } | |
ヘ lノ `'ソ | |
/´ / |. |
\. ィ | |
| | |
,. / _,,.-;:‐
丶、 _,. -−='├-゙'"、‐''" _
r;,,、`>< ∧ ,! `丶、/;;;l
.|;;;;;;У / し′ ∧ ゙、 j{ \ヾ:;|
.};;;;;i / / l / iV゙、゙┘、 ヾ┬`
./;;;;;;l // . : ;l :/ iV゙、: . ヽ ヾ゙;, ……金!?
/;;;;;;;;;トv/ . : : /// !゙:、V: . i、 Y
`77''∨ . : : ./ 〃 l l V: : !ヽ、! 山師をやるんですか!?
,':/: :./ . ; : / / i!: : .|l
!/: : j,.イ',.イ ///// |:l.:/ヽ!: l
j/: : :i: :イ´`' -.. r---─‐ュ イ: :リ.l: : : l
| : : :j: : | ノ< ̄ハ //: :/ .|.: : l
| : : :i|: :.| ,rf''''"l ハ 〉}': / |: : !
.| : :l |: :.|./ | ヽ/ ゚| V/ ハ !: l
j : ! j: : '! | | / ./ l ! |
| | l: :.l } ゚! ! /! ! .! |
| | !:.l. l j! / | l | |
| .l ゙j |i. ソ ,! | | |
! | _,L,_,.、| ' ! ,.、」_,,_|,.、 !
─┴ ┴{゙」⊥_i_,|―────┴し、_i.j.ノ ┴─
____
/― ― \
/(●) (●) \ 今は亡き、濱口大先生がこうおっしゃったお……
/ (__人__) \
| ` ⌒´ | 「金は国にとって必要不可欠な物」だと。
\ /
/ \ 政友会にぶっつぶされた金政策だけど
| ・ ・ )
. | | / / 金の重要性は全くかわってねぇお。
| | / / |
| | / / |
(YYYヾ Y (YYYヽ |
(___ノ-'-('___)_ノ
____
/ \
/ _ノ ヽ \ だから、やる夫は
/ (>) (<) \
| (__人__) | 日本国中の山に眠ってる金山から金を採掘するんだお。
\ `⌒´ ,/
/_∩ ー‐ \ それぐらいの資金力は、今のやる夫には十分あるお。
(____) |、 \
| |/ / 原君、君を事務長にするから
| ⊂ /
| し' 金が眠ってそうな山を、リストアップしてくれお。
\ 、/ /
\/ /
_/ /``l
(____/(_/
,, -: '':":´: ̄: :`:丶.、,,_ ,. -.┐
/: : : : : : : : : : : : : : :,.: : : : : : :|``丶、
,.イ : ,,.-へ⌒;;;,,、: : : : / : : : | : l ヾ'''‐-ヽ
./ /;;;;;;;;!j;;;;;;;;;;;;;\ :/ | :i. ヽ
/ ,/;;;;;;;;;;;;;l:.|;;;;;;;;;;;;;;;;;/ . : :/| {: :.゙:.、 ハ はぁ……
,イ /;;;;;;;;;;;;;;;;l: l;;;;;;;;;;;;;;/ ,i `.ー-: /-| ,'|: : :.i ヽハ
. /;;! '-、;;;;;;;;;;;;;!: :l;;;;;;;;:ィ /:! . : :-/―l/ l: : : :i ゙:} (何考えてんだろ、この人……)
〈;;;;j `7r-': : :゙!´: //: :! : : : ヤT寸′l: : : :|
`゙:、 /:'!: : !: : :l.;ィ<::j : : : / !::| l: i: : :|
.i、,//::!: : :i: : /⌒ヽ .l: : :/ ニ !: ト、: |
j::i゙:、: l: : : :!: :\ !: / ∨ ∨
l:j: : `!: : : ハ : : :`:T''レ′ __/
.l:j: : :.l: : : : :i゙:、: : : ヘ;l ⊂´-‐ァ
j:i: : :.l: : : : :i: :ヘ : : :.ヾー―‐ '''"
l:l: : :j : : : :.i: :/ ゙:、 : : ゙:、 ,、
r-、
rー―― !: : `´ ̄`. .' . 、
,!: : : : : : :!: i : i、: : : : : : : :ヽ、
/: : : : : / /|: | : l:!ヽ : : : : ヽ : :ヽ やる夫さーん
/ : : : : : ,': ,' .! l: : !| l: i、: : : ヽi : ',
/ : : : ,: : ,!-!‐ !,l: : l:! !‐!- 、 : : ヽ : ! 遊びに来ましたよー
. ,': i: : : i: : :l :l lノ!: : !! |/ ヽ : : i: ',: |
l : |: : : !: : :N _! : リ ' _ ヽ: :|: :V
|: /!: : :|: : l. ,´== `r‐{. ==ミ!i: :h: !
l/ !: : i、:i'{ '''' ノ ,.ヽ ''''ノ,ハ:l,ハ,!
ヽ: l ヽ!:`iー‐‐' r‐┐`''''",!,! :i' :|:i
ヽ! ,|: |:i`'ー- `_‐',., イ: !': : !: :!:!
r 、 /|: :!|: : |, '^'、 ,ハl:/: : :,! : ',|
ヽ ヽ_r_v r! :ヾ―l, V /: : : ハ: :ヽ
Y,. -{ Y!:',: :ヽ:.:.V´,フ、ヽ/ : : /:.:`i,: : :',
l、/´)ハヽ'、 :ヽ:.ヾイ|.!|、! : :, ':.:.:./ ! : : ヽ
読売新聞社主・正力松太郎
____
/ ⌒ ^\
/ ( ●) (●) おっ!正力!いいところにきたお!
/ ::::::⌒(_人__)⌒ヽ
| |r┬-| | 今、金の採掘のことで話し合ってたんだお!
\ `ー'´ /
,、
_,.-‐─-/ ヘ‐-、_
/ | `ヽ、
/ i λ:: |: ヽ、 .ハ あれー
| iノ .: | 'フ´|::. j`ヽ、| λ |
|/ : : .;イ´j/, j;:/ , リ 〉 ヘj 本当にやるんですか?
〈 : :/::| ┃ ,H ┃ ∧ノ ,〉
V}`|: ::|.`‐-‐' `‐-‐'〈::::j,/{ あはははっは
j ::| :.:|、""" {_,フ "jY77ァ:. |
| ::| ::{ `>‐-‐{ニニ二}: : |
ノ ::丶、ヽ、 |__{ニニ二}: :. |
/ : :::f´ 、ー-`| ,.〈 ,〉: :. |
/ / : ::| i\.|//| |: : ヘ、
〈 :/ : : ::| |> `´ <| ト、:. : : \
__
_ '´ ` 、
{`ヽ,/ ┛┗
/ /、/´ 厂``y‐、人 ┓┏
>{. Y≠ {____ノヘ_(0_,)- └┐ やる夫先生に
/ 八 { / ∠_,ノ> ,./イ 丿
/ /_{ !ト、_ ,/ /´| i∠/ {_.j/ヽ、 余計な事を吹き込んだのはあなたでしたか!
, --/ /´〃 ̄´7 /<{ ||xx /∧ ト、}
| / / 〃_ / /〃ハリ且_/´!ノ ,レ′
|./ /⌒ー-、ミ'/ // }
/ /〈こyヘ、 / ,' 〆、 ノ}/)
//j>、_ ̄ { |^ト、 j´Yi|⌒T´
ソ/´/ /\___ i i |/ \ }|__シ
_/ / { ヽ `|人 | `ー'ー┘
__ - ――‐' " \
,/ ! ∧ ほら、この前の東北で大地震が起きたことで
/ ,/ __ /,ィ: l __ ヘ、
j /.:: /,ィ//'!l 、.|∨`ヽ ::. \ 「東北には金や鉱物が眠ってる」という話が広まってるんですよ。
. У .:::/ ,イ,// |l ト!| ∨:| :::. l、,/
i /:/ /:::!レr‐、リ ノレ r= i:ノ |::: |}/ 東北以外にも、朝鮮や満州に未開発の鉱山があるとかないとか。
ヽ{ヘ{ |:::!:! lij:j,7ィ}={, l:ijj.〉ノ: |^i: /
. | \.!::l::ト、_/_ノ ゝ__ l':レイ! レ′ 当てたら、金持ちになれますよーってやる夫さんに言ったんですよ。
. レ:::::j:/y'フ,ィァ (二フ ,.ィ:|::l: l:! _
/:::::/、j、_ ´ 〈/フー「`iー、:!:|: |::〉ァ.//
ノ :::/:iへ ::.\ У⌒゙| |:lλ!::l レ/,j_
/ :::::/:::| \| |\ | |;' !:!|:{ Lメノ}、
/ :::::/:::::| | | ヽ! !.j ヽア /::::〉
____
/⌒ ⌒\ / } そ、そういうこと。
/( ●) (●)\ | ! /)
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \│ {// やる夫は金山を当てて、金持ちになるんだお!
| |r┬-| |/^つyく
\ `ー'´ / { `〈__ }
ヽ ′/
┌─────────┐
│玄々社の組織図 │
│・総務部 │
│・法務部 │
│・政治部 │
│・鉱山部 │
└─────────┘
/)
///) 後、やる夫が金儲けするには理由があるんだお。
/,.=゙''"/
/ i f ,.r='"-‐'つ____ 儲けた金を「政治部」に回して
/ / _,.-‐'~/⌒ ⌒\
/ ,i ,二ニ⊃( >). (<)\ やる夫が支援してる政治家に金を渡すんだお。
/ ノ il゙フ::::::⌒(__人__)⌒::::: \
,イ「ト、 ,!,!| |r┬-| |
/ iトヾヽ_/ィ"\ `ー'´ /
/ ̄ ̄ ̄\
/ _ノ ヽ_ \ そして「法務部」
/ (>) (<) \
| ::::::⌒(__人__)⌒:::::l やる夫は弁護士資格をはく奪されたけども
\ |r┬-/ /
. グッ /⌒/^ヽ、`ー'´ ,ィヽ、 やる夫の弟子たちが弁護士として大活躍中だから
/ ,ゞ ,ノ , \
l / / ト > そいつらに任せれば、そっちでも金が稼げるお。
ヾ_,/ |/ /
| |/
,
, ィ//____
/´ ̄: : :!: : : : : :.`ヽ
┌‐ァ´/:/: :.l: ∧: :.!: : :`ヽ: \
Y´:{:/: : /__:イ:/ !__!、:.!: : :ヾー ゝ ……
{:::::/:{: /´/l/ l/ `}:|: : l: :}
`Y: イ:ャ≠rミ r-=rァ: :|: :| ようは、政治や弁護士業務は人に任せて
|∧!:/ r、:::| トィ,.:} 〉: ト、l
|l: 込.弋シ 弋ツ{ }イ:| 自分は鉱山部門に集中したいってことなんですね……
|:!:. ート、'''' 。 '''ノl" l:.|
|:.ヽ: :| ` ァ-ャ<. |: :l:.|
|: :.}: :| /l ></ ト、 |: :l.:|
|: :.|: :|/ |/}::::{ヽ!l V: :イ.:|
鉱業会社をあっさり設立できる資金があったのか
┌───────────────────────────────┐
│やる夫が若い頃に育てた政治家一覧 │
│(肩書は最終的な物。一部ネタバレの部分は伏せ) .....│
│ ....│
│・原玉重(衆議院議員、原子燃料公社副理事長) .│
│・中村梅吉(衆議院議長、文部・法務大臣、自民党×××派の重鎮) ...│
│・小沢佐重喜(運輸・郵政・建設大臣、小沢一郎の父親) .....│
└───────────────────────────────┘
, '´ ̄ ̄` ー-、
/ 〃" `ヽ、 \ やる夫は、貧しい弁護士志望の学生を
/ / ハ/ \ハヘ
|i │ l |リノ \}_}ハ 多数、積極的に書生として養ってきたので
|i | 从 ● ● l小N
|i (| ⊂⊃ 、_,、_, ⊂li|ノ その中から、衆議院議長だとか
| i⌒ヽ j (_.ノ ノi|__/⌒)
| ヽ ヽx>、 __, イl |::::ヽ/. 有名な政治家を多数出てきたんだにょろ
| ∧__,ヘ}::ヘ三|:::::/l| |',:::::ハ
| ヾ_:::ッリ :::∨:/ | | >'''´
, -‐―- _
/:::::::::::::::::::::::::::::`ヽ、 やる夫が育てた政治家・弁護士を2パターンにわけると
/::::::::::::::::::〃⌒ヽ_::::::::::\
/:::::::::::::::{::::ト、 ヽ:ヽ:::::ヽ 原玉重・中村梅吉のように
/ :::::::::::i::{:l::::! \ }:::j:::::::::}
/ ::::::: /^| ::l:八 / ーァイ:!-::/ やる夫の資金援助のおかげで弁護士になれて恩義を感じている直系型。
. / ::::::::: l | ::| / / }:l/
/ :::::::::::: `ニ| ::| "r‐- 、 / / :! 小沢佐重喜のように
/::::::_x=ニて¨| ::l. ヽ_y> } :::|
/=三=彳 ヽj ::l fkー‐┬イ ::: | 弁護士として仕事を始めてから、やる夫に接触したパターンと二つあります。
\ __, -'´三彡'' ノ |::.|>' ∧ :::::l::::| :::: |
/ == ̄ _, ィj |:::|ー'' i |::::::|::::| :::: | やる夫が東京の民政党の重鎮だったという事もあり
{ _, -'´ // /:/ .{ i |::::::|::::| :::: |
__,>―‐一'/:::::::::∠/ ヽ j:/ ノ i |::::::l:::,' :::: j 東京に出てきた政治家志望者は、やる夫のところに大勢来たという事なんです。
/::::::::://`ヽ_ 〃rイ i |::::::j/:::::::/
!::/l::// `ヽ〃__{/ i |::::::::::::: /
┌───────────────────────────┐
│話を元に戻す。 │
│やる夫は、金を国内で採掘する事が重要だと言う認識から │
│北海道・東北のありとあらゆる山に自ら出かけて行った。 │
└───────────────────────────┘
,==(◎)=、 `\、 、
∠_______\ \ヽ\
/ "\, 、/゙\ \\\
/ ( ●) (●) \ \\(@)
| :::⌒(__人__)⌒::: l /\\\ 金!金!金!金!
\、 ` ー ´ / //´ \\\
(⌒ヽ、 ー‐ ィヽ. // \\ヽ
l \ \ i // \ヾ、
| \ \ /, イ ヽ !
| \ , '⌒く/ / ゙!
l ゝ、ニ≠ソ
| `´  ̄ |
| ,ィ' |
| | ヽ ,l
| ,|ノ /
l, l (
..(_"__゙)ヽ、,,)
┌──────┐
│だが…… │
└──────┘
, -―/l-//
∧: .: .: .: :|: .: : ̄‐-..,
. < 廴) : .: :イ:∧: i: :ヘ: .: .:\
. / /.:|: : :|‐-<|:|. ヘ.!_..,:ハ: :lヾ:ハ この前、やる夫先生に金山を紹介した人が
/ |: :| :.r--_l:/ _lン、 :ト、 :|
\イ| :,i.: :ハ'=! f刋.ト:|:ハ | 警視庁に詐欺罪で逮捕されたそうですよ……
. |: | (.ヘ〈. __ |:V/V
. |: :i : ハ:\└‐ ‐゙ _ノ.∨
|: : V:∧ { f´\: : .|
. |: / V:∧、ト-イ| V:|
. |l V:∧〉.- '| ./ !: |
|| V∧___!. l. ヽ!
|〒‐┬V: :!iハ-| |._./:|
___
/ \
/ 一' `ー\ ……え?
/ ( ○) (○)\
i (__人__) i 借金してまで、全財産つぎこんだのに……
ヽ、 |r┬-| /
/ `ー'´ く
i 丶 ヽ ヽ ガシャ
r ヽ、__) (_丿 , -っ ゚
ヽ、___ ヽ ヽ r. ― ┐ ー ュ '
と_____ノ_ノ | 茶. | 。, つ o
` ー‐┘‐- ´。
┌───────────────────────────────┐
│しかし、「数うちゃ当たる」という言葉どおり ...│
│朝鮮の金山が大当たりして、借金は全て完済してしまったそうである。 ....│
└───────────────────────────────┘
____
/⌒ ⌒\ / }
/( ●) (●)\ | ! /) 結果よければすべてよしだお!
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \│ {//
| |r┬-| |/^つyく
\ `ー'´ / { `〈__ }
ヽ ′/
┌───────────────────┐
│この鉱山部。 ......│
│面白い事に、こんな逸話が残っている。 ...│
└───────────────────┘
`ヾ:、_ー-‐l`ー‐- _
_,..-'',.´ , ,| :、` 、 `ヽ
,.-'_,../ , / ハ |、 ゙、 ヽ `、_
'" /, / ,.ム,' ゙、i゙: ̄i、 ゙く;;゙{;;;;,、 先生ー
/イ ! / l:! ゙、゙:、 i. lヾ、l;;;;;;;;;,、
r! l / |! x_,,ヽ!、 .l;;;;;j;;;シ'''ヽ 朝鮮の鉱山ですごいものみつけましたよー
ハ. {∧ィ=、 '"⌒ }、 |7,<ヽ. /
V〉/' ! ' ,、__N´ヽミド'、
「゙' ト ,、_ T_フ_,.イ,r:'′ ヽシ
l ||j!i!,.云「/ / i .}l
ハ | .|j!i/ // / i ,.ヘ:i
/: :ヘ ,ノ |.!j ./イ ./ ! /!: :.i!
,'. : :,'//_じ'シi ./ / |:.|: : :.!
.i : : ;/,「 ,.、``!/、 ィ" |:j|: : :.l
l : / ハィ´i|゙:、' > / |:|.!: : !
∩_
〈〈〈 ヽ
____ 〈⊃ }
/⌒ ⌒\ | | おっ!
/( ●) (●)\ ! !
/ :::::⌒(__人__)⌒:::::\| l もしかして、ダイヤモンドかお!?
| |r┬-| | /
\ ` ー'´ //
/ __ /
(___) /
___ /ヽ、
─==フ¨´  ̄| ``'ー- 、
/, / ,ィ'| ヽ ヽ、
// / / /〃 | | | ヽ ヾYニヽ、
/,イ / / 〃/, |│!、 ',. ヽ |:.:.:ヘ:.:.\
/ / ,' / 孑|'" l !| \ } ∨:.:.:.:.:',:.:./ 違いますよ。
/ i ,'' / j l || ヽ |`i }:.:.:.:.:.:.∨
| / |/{!7メミ、 | _ _土 l| | |:.:.:.:.:.:.:.| 「ウラン」です。
| / | lム {:::::::} 'fて::;;;}7} ト、|:.:.:.:.:. 丿
|/ | │il ヒ辷 {::::::::ソ | | | ̄ ̄ |
|ヽ∧} ' , ` ー'′ | /) ,' |
| | | ` 、 r‐┐ '' |/ノ / |
| | l |>.、`___ .. -‐'ア /l |
r‐‐'"¨¨V | | | | / \/ / | |
≧= Ⅵ | │ /-< 〃 / | |
と´r─' _,イヽ、 ,レ'|::::::∧ / イ | |
`ー┬´ | / 厂::| ∨ / │ │ |
| 丿 / /:::::::| / / | |
━┓
┏┛ ⌒
・ ___⌒
/ ― 乂____ ━┓
/ノ (●/ ― \ ┏┛
. | (●) | (●) ヽ\ ・ ウラン?
. | (__ノl (⌒ (●) |
. │ 〉  ̄ヽ__) | なんだお、それは?
\__/´ ___/
/| ヽ
| | |
こんな詐欺通用するだけの埋蔵資源が日本にあったのか
,
, ィ//____
/´ ̄: : :!: : : : : :.`ヽ
┌‐ァ´/:/: :.l: ∧: :.!: : :`ヽ: \ 核分裂を起こすことで
Y´:{:/: : /__:イ:/ !__!、:.!: : :ヾー ゝ
{:::::/:{: /´/l/ l/ `}:|: : l: :} 膨大なエネルギーを生む
`Y: イ:ャ≠rミ r-=rァ: :|: :|
|∧!:/ r、:::| トィ,.:} 〉: ト、l 新たに発見された鉱物だそうですよ。
|l: 込.弋シ 弋ツ{ }イ:|
|:!:. ート、'''' 。 '''ノl" l:.|
|:.ヽ: :| ` ァ-ャ<. |: :l:.|
|: :.}: :| /l ></ ト、 |: :l.:|
|: :.|: :|/ |/}::::{ヽ!l V: :イ.:|
_____ ━┓
/::::: \ ┏┛
/::::::::: \ ・
. |::::::::: | 意味がわからないお……
. |::::::: /
. |:::::::::::::: /
\_::::::: \
/:::::: |
. |:::::::::::: |
/ ̄ ̄ ̄ \ ま、そんな夢みたいな話は置いといて
/ ─ ─\
/ (ー) (ー) \ お前は、金山の採掘の話を進めてくれお。
| (__人__) |
\ ` ⌒´ / そういう話なら、やる夫以外の人間にしてくれお。
/ ヽノ ⌒\__
/ | \___)⌒\ ったく……
` ̄\ \ -''' ⌒(___)
\ /\ \__
` ―─―─´ ヽ___)
__,j`r-::‐::‐::-::-:.、_
,-‐=ニ":: :,;: :: :.i: :: :: :::(.j::.:`ヽ、___
,ィ´~,ィ´::,:: :(,j: :: :;|: : :|、:: : :: :: :: ::ヽ、`ヽ
>‐メ:::/:.:: :: : :;,ィ:/V:: :|:: ::u:: :: : :i: ::ハ`ヽ〉 陸軍の人から聞いた話だと
\,,|:;/:: ;/:ヽ:;/ |:| V.;:|`ヽ、:;メ: :: :i:: ::ゝ,/
'゙7: :;/::: :;/\||_ ヽ| _/V::i:: ::|:: : :> かなり現実的な話らしいんですけど……
||: :;i:: :;ハマォリz ` zテヤ7:λ:;l: :|
. |:|/:|:.;/::(}、ヒz:リ / / / ヒz:リ {)::V::: :{ まぁ、そういうなら、ほかの人に相談しますね。
. |:: .:|. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`Y´ ̄ ̄ ̄ ̄~|::|
j:: : :| 陸軍報告書i.i. |:::|
|: :: :.| ヽ( ゚ω゚ ) i.i |: :{
|: :::,f.| (゚ω゚ )/∩ノフ'7. |: .::|
|: :::j .| i i j ´ ィフ ,ィ' ヘ; ::j
|: ::ノ |___,,ノ´ヽ _,,ア___〈 孑 ,〉::|
|::/ ,f´ `ゝ j´`ー'λ:|
|:{ " / | 〉:|
┌───────────────┐
│んで、どうなったかというと…… .│
└───────────────┘
_,ノ:7
_,.-‐─-ィ'ト-‐─-‐':.:<´
,ィ'´: : : : : : : : |: : : : :: : : : : ` ̄:`‐-、
/ : /: : : : : :j:: : |ト、: : :i: . . . . . . . .ヘ ̄`
/:ヽ、r',: :/: :/: : : /|:: : | | }: :|: : : : : : :: : : ハ
/::rー-|: :/: : :|::;-‐'´|:: .:j | |: :|`‐-: : : i:: : : :ハ 陸軍がウランという鉱物を使って
/:::j:::::∧/::|: : |::/ |: :/ | |::j ∨: : : |:: : : |::|
/::::|::::/::/::/|: ::j/ __j:/ | |/___ ∨: : :|:: : : |:j 新しいエネルギーを生み出すという
\:|::〈::::|:/::|: :/ヤ〒行` オテヤハ:: ;小、:: :j/
|::::::\_(|;/ `、ヒィzj {んソ,λ/::i::| ∨ 研究を進めてるそうですよ。
|:::: ::|:: :| `ーヘ  ̄ 、  ̄ j::::::::i::|
|:: : : |: ::| ヽ、 、‐-, ,イ:i::::::|::|
|:: : : |: ::| ` ー-_ァ`ニ-‐"´ |::|:::: |::|
|: : : :|: ::| ,r'~ ,ィj {、`ヽ、|:::|: : |::|
|: : : :|: : | r' ̄ `ヽ、 } |: :|: : |::|
|: : : :!: : | j´`ヽ、. \\|ー‐j ,|: :|: ::}::|
|: : : : : : | ノ {`ヽ、\| / /|: :|: :|:λ ,ノ^ァ‐、__ノ´)
⊂ニ´ ̄ Y^ヽ: : : |/" ヽ、. \|./ /,/|: :|: |`ヽr'" { {{´ <_
ノ γノ 丿 `ヽy `ー-,"、ー'´ :|: ::|::j 〈 ゝy、~゛ 、、`>
<ノノノアー< `゛ ,/ / i `ヽ、|: :j:/:、 /  ̄`‐'´
`~`´ |`ー-、 /〉、 / j \ |;ノ: : :| \_,/
┌───────┐
│こうなった .│
└───────┘
/ ̄ >―───―-
, -ー─ |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : `丶
|: : : : : : l: : : : : : ヽ: : : : : : : : : : : : : : : \
. |: : /: :.:|: : | : : : : l\ : ヽ: :/ : : : : :\: :ヽ なんですか!?その話は!?
j/ : /: :.|: : | : : : : | \/丶: : : : :.ヽ: :\ハ
/: : : / : : |\|l.: : : :.|、_/_\ }\: : : : : l: . : |:| 続きを聞かせてください!
/: : : / : : ∧ :八.: : :│ 行う示㍉ヽ: : : j\: |:|
/: : : : | : : ,′'x=ミ、 : : l、 |j:_:::_jⅣ:.ヘ : / : :j/:|
|: :/| :│ : | /イ:::ハヽ :{ :>弋_;;;ソ |│:.Vヽ.: : :│
| :ハ: : ヽ:小'{iヘ_;;;ソfj⌒ヾ、 ''  ̄ ,| j: : :! } : : |
∨ ヽ: : ト{ ハ ゞ'´/ ,`-、 `ー‐ '´|/∨:|イ : :│
ヽ \!/\j__''_ノ ∨_ ) / : : :.|│: :│
|: :.:ノゝ, __/⌒'ヽ、_ イ.: : : :.:|⊥:.:八
|: :/: :j: : |/ ノ`ーくヽ ∨: : : : : リ'⌒\丶
∨: :/ : /  ̄ヽ_)_)‐': : : : :〃 `、:\
/ : / /7 Y '´ ,ィ’ : /: :/ |: : :\
/: : : / ∧{. ノ // : : /: :/ │: : : :.ヽ
↑原子力の父
新型爆弾の研究はドイツもしていたっけ
┌────────────────────────┐
│こうして、やる夫が金儲けに精を出してる頃 ...│
│やる夫の周りにいろんな人物があらわるようになる。 .│
└────────────────────────┘
___,r⌒ーァ ⌒ヽ、_
/ ' ∨ \゙!
/ / r { ,┐! ヽ
. / / ムェ..ヘ | | l ヘ
. / | | | | l | ||| ごめんください。
| | | l___,| |__| |||
∧ xf´ 二.` ´二ミヽ.ノ ハ 予約してた者ですが、やる夫先生はいますか?
| V |イ .| | ト|' 〈
| | |└‐' , ー┘| /|
| ∧ !、 ー一 / /|
| | ヽ |` 、 ,. '/ / !
| | ヽ| ,. |` ー ´r.、 |/ .|
| / /´ f l `! |
'7 / | | | ト
-―─- 、
/ \
′ ─ ─ , やぁ、よく来てくれたお。
i ( ●) (● ) i
| (__人__) | で、何の用だお?
、 ノ
⊂⌒ヽ > <_/⌒つ
\ 丶′ 7
\ ノ ト、_/
. ′ |
. i |
乂 イ
| /ー―一 、 |
し′ 、_j
. /.::::/.::::::::::::::::::::`ヽ:::::>‐-ミ
/.::::/.::::::::::::::/.::::::::::/::∨.:::::::::::::.\
. ,:〈::::/.:::::::::::::::::/.::::::::::∧∨:ハ::i:::::::::::::.ヽ あの、実は私。
. ∧::∨〃.::::::::::::'::::::::::::/``ヾ'<|::l::::::::::}i:::ハ
〈::::::::!|::l:::::{::::::::_{::」:|L/ |::l:::::::::八:::::::. 東京で事業をいろいろとしようと思ってるんですが
〈::::::::l:|::|::::」≠-r{‐‐l: ト、 ,::」|::::::/.::/.::::::|
i:';:::::」{::|:::::|::{ x≦=ミ 7フTヽ:':::/.:::::;リ 議員を辞めた後も、民政党の重鎮で影響力があり
|:.∨ lヽl‐-l:〃ん.::i| ` ァミ刈∨.::::/
|::::.ヽ|:::::::::::::i 込rリ ん.:;リ 》厶イ 東京市政を仕切ってらっしゃるやる夫先生に
.:|:::::::::|:::::::::::::| , , , ヒrシ' ー=彡'
,:::|:::::::::l::::l::::::::| __ , , /.::::::| 今後、いろいろとお世話になるかと思いまして……
. /.:::|::::::::八:l:::::N 、 、_ ノ ,.:::::::::l:|
/.:::/|::::::::::::::ヽト{ 丶. イ:l:::::::川
. /.:::/_:|::::::::::.ヽ:::|::::. ` r=≦:::ハ|::l::::/:::::|
xく ̄ヽ:八::::::::::::::.\:::..、 _ト、 ∨.:::N:/.:::::::|
' \: : :ヽヽ:::::::::::::::.\::、__/, ==\';:::jイ::::::::i:|__
. ヽ: : :\ヽ:::::::::::::::.\ //⌒ヽ刈ノ ::::::::|:|: :ト、
-―─- 、
/ \ (またいつもの利権関係の連中かお)
′ -‐ ‐- ,
i ( ●) (● ) i それはそれは、ご挨拶ありがとうだお。
| ⌒(__人__)⌒ l
、 `⌒´ . ' で、あなたのお名前は?
⊂⌒ヽ > <_/⌒つ
\ 丶′ 7
\ ノ ト、_/
,. . : :⌒ー -- : : . .、
,. :´: : : : : : : : : : : : : : ゞ`ヽ
/: : : : : : /`´`ヽ : : : : : : : : .`、
. / : : : : ;': :/{ 、}_.! : : : `ヽ : : ; あらすみません。
/.: : : :./斗七!´ |:|`メ、: : :}: : : |
{: : : :./,r‐ト从 从lイ=z,:.: /: : :.:| 私は――
l: : : i_:,' 灯J:i| |zJ:il i∨.: : r、!
ヾ:∨i | { ヒ_:::リ ヒ::_リ } {.: : :.!j}|
乂`、}//// , ////| : : :l/:!
/: : :ヾ{ __ | : : : : |
. /: : : : : :ゝ、 __lY_ノ ノ : : : : |
/.: : : : : :`ヽ`y′ヽゝ ,. イ}: : : : : : |
. / : : : : : : : / ヽ くゞ',┐´ /: : :i: : : ∧
/ : : : : : : : /: : :.l Y /ー ´/ : : /: : : : : ヽ
__/ ヽ―― x '\
__/ \/  ̄ヽ
/ , / ,' ! ヽ ハ__
/ / | | | /ヽ , ヘ. ! ! ヘ 児玉誉士夫と言います。
| | | | | |,,, 、,, 、,,,| | | i ハ
,'| | | | | | | | | | i| | どうか、お見知りおきお。
. | ! ! ∧_! -i! ! ! 」_ / / i |
| ヽ i| !tニムヱ}」 ム旡ニzx_/ ィ !
| ヘ_ハ__| '¬' |___/j/
| ( i |z==ミ ィ==z| | |
| /│ | , ! ! |
| | i! | /// __ /// | | !
│ | ! |ヽ `ー' , イ !! |
| | │ ! > 、 , < │ || !
| | ヽ |-‐ri| >‐< |ー- | リ │
-‐ '´ ̄ ̄`ヽ、 て
/ /" `ヽ ヽ \ て
//, '/ ヽハ 、 ヽ
〃 {_{\ /リ| l │ i|
レ!小l● ● 从 |、i| ついに出たにょろ!
ヽ|l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ |ノ│
/⌒ヽ__|ヘ ゝ._) j /⌒i ! あの人が、ついに出たにょろ!
\ /:::::| l>,、 __, イァ/ /│
. /:::::/| | ヾ:::|三/::{ヘ、__∧ |
`ヽ< | | ヾ∨:::/ヾ:::彡' |
, -‐ r ─― 、
/ / \
// ,=vシ== 、 ヽヽ ヽ
// // ヽ ヽ ! l l ……この頃からの知り合いらしいですね、この人は。
〃{ i{ {‐-、 ィ尢ハl i| |
{仆 f _ _ | | | ですけど、やる夫にとっては「その他大勢」という認識だったそうですが。
|ハム  ̄ ,  ̄ l |)l|!
l `∧ r‐‐v li l l |l
. ,' i ゝ、 ヽ ノ ィ'l l l !
/ ,' l _}>‐匕!_ / ,'l l |
/rt/ ィf< _ _ `/ /_j | l
┌────────┐
│1935年12月頃 │
└────────┘
,. ,. -=キ≠=- 、
/: : :'´: : : : : :.ィ: : : :`ヽヽ:\
/: : : : : :/ : : ://!l: : : !: : :.い: : ヽ
. / / .. :/. :/:.// ll: : :l: : ヽl:.|. :. うわぁ……やっぱり東京って大都会だなぁ……
// : : l:./: : !/「/ l lヽ卞ヽ、l:.!: : : : i
/ /: /: :l/: :イ|:./ l/ V }从:ト: : : : : ! やる夫さんの事務所に来るまで道に迷って
. / イ: : :l: : :/レ勹示 i勹tトV: : : .!: :|
l / l:.: :.{:.: | i乍心:| |;心:.}豸: :.,′:| もうこんな時間になっちゃった……
l/ |: : ∧:.l 辷ツ 辷ツl: : :/、∧|
|: :/ト.Vt ¨¨ ___ ¨¨ //:ム/ `
l / l |: :.〉r、 {___} _イ:.イ:/
l/ !:/.rLl^l^i、 ‐-‐ ,i^l^|」:/l/
ィrト、 ` ー┴ v-┴‐'´_,{ァ、
∧∨、` ー---┼--‐'´ |/∧
{ ∨、.`ー----┼‐‐--'´∨ }
l | ` ー----┼---─'´| l
/i
ト 、 l. |
\_`ヽj ,∠.._
,,.-'' '",゙゙^`丶ミ!`丶、
, ' / / |:|、 ::| l ヽ すみません、やる夫先生はいますか?
./:/ .l./l l:! ゙、__ ::!i. ハ
/i l /l7 | ゙{ ヽ`:}! .::.l 田舎から出てきまして、是非お会いしたいんですけど。
./,:!:j i{' __ i! z;,_゙'l .;/:j
ハ! l ,{ ィ''' "゙゙`i! .::/:.:.!
l :V::i ' i .::/;.イl
.i.: :.;!ト,.,,_ `'′,,ィ ; /:' |!
!: ハ;! ゙、刀´ノ:!/、'"
.ヾ ,、‐'/´ア _,!'-‐ュ、
,〈 i!./ //-'",,-┬
/ ゙、i /'".-''" |
./ Nレ'゛/ |
〈 _,, -V、Y__ ノ
\ r:、_
-‐ : : ̄{ : : : : \_
_r≦ァ'´: :/: : / ;'い: : : : : ヽ≧、_
〈 ∨: :/: /: _/| :ハ : _\ : : :', / 〉 どうぞ、どうぞ。
∨ ;イ: :│/ l/ ヽ:{\ヽ: :.l_/ ノ
. |:/ | : 小テぇ. ィテハl: : |oく 先生なら、いま暇してますから。
/ | : ∧ V:リ V:リ ∧Nヽ│
. |__/∨ト人.:::: t ┐ ::.:人イ_」」 (議員を失職してからも、こういう人って多いのよね)
|: : :l: : :|ニ=ァrーr< /)|: :|: |
|: : :|: : :|イ ヘ∨/(Y7'ヽ/: :| (田舎から出てきて、先生に会いたいって人って)
|: : :|: : :|ハ. ∨ ∧`^ 人:.ノ
|: : :|: : :| '、/ ′|\}}`ヽ
| : ∧ : | / / | // }
, -― 、 , '" ̄/
. , .'. : : : : : : : 7 /
. /: : : : : : :/-―ヽ ∠ヽ― 、
/: : :/: : : : :/ ̄7 ̄: \- \ え、本当ですか?
f: : :/: : : :レ: : /: :ィ ,イ |:` ̄: 「 ̄
|: : :|: : : : |:.'フ"/// |: |: : :|: :ヽ うれしいです。
|: : :|: | : : | // / ハ∧: :|: :| ヽ
|: :(|: | ::zニニミ ,z_リ .|: j: : ト、',
| ハ |:∧: :| " └-シ」 /:.| | ヽ
l:ハ|/ |: :j、 r‐┐ ,、レlイ ∧|
>‐V| ヽ,ニ-‐fヽj V. |:/ |
/ミヽ / 7┬ヽ (ミ′「.)レ
. ト、 ヽ| { ´ノぅ | 人//|_
____
/⌒ ⌒\
/ (⌒) (⌒)\ どうもだお。
/ ::⌒(__人__)⌒::: \
| |::::::| ,---、 豚箱にぶちこまれて、議員を失職したやる夫だお。
\ `ー' しE |
/ l、E ノ そんな、やる夫に会いたいってどんな――
/ | |
( 丶- 、 ヽ_/
`ー、_ノ
, -―┬- 、
「 _rニ>二二r‐、__
_ >: : : : : : : ,i: : ヽ \
': : : : : : : : : ,イ |: : : \ _∧
//: : : : : : :/// |: :|: : : : ̄: : : : }
. , イ: : : : : : :/‐ナ | | :ト,-、|: : : :l: : l
/ /: : :/: : : :|: :/ | ',| ヽ |〉: : :|: : |
,': : :/:/: : ハ/ | l| ヽ|: : : |: : | ……
. l: :イ lハ: : イ,z=-┐ ≧、_/: : : |: : j
| /|: ::::::j Alヽ" ̄ , └-ミゝ: :.〃: /
|´ |: : : :レ〈| r―┐ |: : 〃 /
|: : : ::`¬、 ヽ_ノ |: :/ レ'
|: : : ィハ: : ::i > 、_ , -‐オ / :/
|: :/|ハ: /イフ´ ヽ‐、イ.|/∧!
____
/ヽ /\
/(●) (●)丶 き、君。どうしたんだお?
/::⌒(__人__)⌒:::uヽ
l |r┬-| l 体の調子でも悪いのかお?
\ `ー'´ /
/ ヽ
し、 ト、ノ
| _ l
!___/´ ヽ___l
. ` 、 ` 、 ,―ー'フ
\ ヽ ,r' /
, ーヽ i.v' /
. , ': : : : : :>、 └i/ _/、
': : : : : : :κ'ーテ‐ヘー<ヽ、` 、
:./: : : : :/: :/: : : :ノ个、`\l : : ヽ
/: : : : ム-ー、: :/./ | V :|: : \ : ヘ ……
: : : : イ//: :// | v>、: : :l: : `、
: : : :レ: :/ // | Yヘ: :ヽ: |: : :ヽ あの、やる夫先生……
: : : :.| /'-―' | | V. !: :|: : : :`、
: : : :,|=≡三、 ト 、 V: :/|: : :ト、 |
: : : :.|` ,, イミミ、 〉/:j: : : | `.|
ト: : :.| ' ,, ヽ'/レ: /: : :.|
|V: : | (` j . /: : /.:/|. :|
| V: :|` 、 ` /: : // | /
>\|―f`ヽ -.┬__ニ´|: : /' レ
\\::::::ヽ' |`フ::|.|`!/
__ / }
\ `ヽ.__j, /_
j___>┴⌒: : `: .、
/: :f'´: : : : :|: : : :、: :\
. /: : : :|:.: :,!.:∧ト、-、: ',:.:. :.'
l: :|: :..:レ':/|/ !| \:..:l:.:. : ! 私をやる夫先生の秘書にしてくれませんか?
|: :!: : :|:/ l′ ',: ! : |:|
|: :|: : :|′ , __l:.|::|:|′
|: :|: : :| ,ィz  ̄l/| レ
|: :|: : :ト 〃 __ ,イ:.|
|: :|:∧トヽ. __`_',.ィ :;ヽ!ヽ
|ハj/ |ハ:;ィ/|::::::'v-:〉/:::::::::::)
/:::: ̄`ヾ〃:::::::/ヽ
. ト-──:┬<´:://::|
ト:、:_::\::::|f>∨:::::::::|
ヽ ::: `:ヾ:::!::::/:::::::::: |
∧ ::::::::ヘ:|::/::::::::::::/
____
/ \ (久しぶりに、こういうやつが来たかお……)
. / \
. / /) ノ ' ヽ、 \ いや、やる夫は議員失職中だし
| / .イ '=・= =・= u|
/,'才.ミ) (__人__) / 今は、来年2月の原君の衆議院選挙出馬の準備で忙しいんだお
. | ≧シ' ` ⌒´ \
/\ ヽ ヽ
/ |
, r::'::´: : : : :``7 |
./: : : : : : : :/: :__」 ,入
./: : ::/: : : : ::/二-ァ=ゝムヤチ ̄`メ、
,': : : /: : : : i/: : /: : : ::i: :\,,___,,>
i: : : ,': : : : :i: : /: : /i::/.|: : : : : : ',
i: : : i: : : : : ヒイ´/ // |: :i: : ::i: ::', じゃあ、お手伝いさせてください
|: : :」:i : : : ! .ノイ / .|`从: :l: :i: ',
|: :.{.|::|: : ::zチェ、 ./ |,' |: : ,!: :|ヾi
|ハ: :!:;|: : :l =ェ、/:|: /::i: | i!
|! i::|:i::l: : l r::: , ._7: !:': ::ハ:|
i!r=::i: l `ト、`¨´_<ヽi, Y. |: :l
r≦ヽ::::i:レク ユ、:::::::ミ` |`i::/
.ヶ、ミメミ、::| レクri i;:::::ヽ /,::|'
.! ``Y::{ ",イ .|:::::/7'´//|`i
____
/ \
/ \ いや、いきなりそんなこと言われて――
/) ノ ' ヽ、 \
/ .イ(ー) (ー) u |
/,'才.ミ) (__人__) /
.| ≧シ' ` ⌒´ <
/ / ヽ
{\ /}
,. -‐>_`ニ´_<-.,
,..:.´.:.:.:.´´.:.:.:.:.:.:.:.:``.:.:`:..、
/.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.;イ∧:.:.:i:.:.:.i:.:. ヽ
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:,':.:.:/ |j ∨:|:.:.:.:!:.:.... '.,
,' ...:.:.:.:.:!:.斗‐/ j! ',:!\‐|-:.:.:.:.:.:ハ
i.:.:.:.:.:.:.:.|:.:/!/ i! ヽ!.:.:.:.:.:.:.:.ハ 好きです
|.:.:|.:.:.:.:.:|/ィチ行 磷ミx∨:.:.:.:i:.::.:!
|.:.:|:i.:.:.:.:.!{ !、::ノ! {、::ノj }.∨:.:.|.|、:.!
|.:.:|:|:.:.:.:.:!弋zソ 弋z'ソ .∧:.:イ:| ヾ
. |.:.:!:|:.:.:.:.|xwx ' xwx/ !/l:.l
. |/|.:|.:.|:.:.!、 r_っ /<´:.:.i、!
|イ.:.|:.:.|、> .,__ __,.. イ:./∨:,'
. ヽj.:.:.| ヽ;r‐|  ̄ |‐ 、/i/ i/
\l/ i' `i \
_____ ━┓
/::::: \ ┏┛
/::::::::: \ ・
. |::::::::: |
. |::::::: / ――はい?
. |:::::::::::::: /
\_::::::: \
/:::::: |
. |:::::::::::: |
. /: ://^: : : : : :∧: : : : : :\|: : : :ヽ
/: : //: : : /: :/|: :,小: ト: : : : : :l: : : : : ' ,
/: : //: : /,イ | / | ', |ヽ、__: : :|: : : : : : } やる夫先生が好きです!
,': : fイ: : フ / レ' | ヽ| \`: :|: : : : : : |
,' :/ : | |: : /|/=ミl' チミミ、 |: : : :|: : :|
/ イ: ::|| |: :/,ィう:::::} トイ:::ヽ:|: : : :|: : :|
| /|: : ijλ/ll.|7しj| |iしjリ|ゝ : : /: j: |
|/ |: :`|( V} 弋.ン/// 弋_ノ | : : :/: :ハ |
. { :∧ ヽ j、 r‐┐ //: :/| :从|
ヽ| ヽr‐く> 、 ヽ-' _ ,イ/: / .レ′
. λ V ̄\` ‐ '"///|/|
勹へマ、‐ \_/―/‐/‐}
>>273
軍部に拾われる前か
笹川良一とも会ってないころだろうな
事業するカネなんてあったのか
___
/ ⌒ ⌒\ __
/ (⌒) (⌒) \〈〈〈 ヽ
/ ///(__人__)/// 〈⊃ } 採用!即採用!
| u. `Y⌒y'´ | |
\ ゙ー ′ ,/ / 原君!原君!
/⌒ヽ ー‐ ィ /
/ rー'ゝ /
/,ノヾ ,> /
| ヽ〆 |
\ヽ-lヽ―- 、
,..-‐ ̄: :. :|: :. :. :. :∧
/:. :. :/: :i :∧:ト: :. :. 廴)ヘ どうしたんですか、先生?
//7: :/:,.._|/ |:|>-‐|: : :|ヽ.ヽ
|: :,イ ∠L ヽL--ァ: |: :| \
| / |:イセf !='ハ: :j、 |イ/
VヘV:| __ 〉/ノ | :|
∨ゝ、 !‐ ‐┘/ソ: : j: :|
|: : /`7 } /: : /:. :|
|: :/ |ミ-彳/: :./ヽ :|
n
l^l.| | /)
| U レ'//)
___ ノ /
/ ⌒ ⌒\ rニ | この子をやる夫の秘書にするお!
/ (⌒) (⌒)\ ヽ /
/ ///(__人__)///\ / ` / 落ちぶれ中のやる夫のことを好きだって言ってくれたお!
| `Y⌒y'´ | /
\. ゙ー ′ ,/ / 即採用だお!
/⌒ヽ ー‐ ィ /
/ rー'ゝ /
/,ノヾ ,> イ
| ヽ〆 |
, ': : : :| ヽ-r‐' ̄` 丶 、
/: :. :. :. :.>- 、 ,_ ̄____> 私、四国の田舎から東京に出てきて
/: :. : : :/: /-‐' ̄ ̄: :ト:`^丶、く:.`、
. /: :. :. :. :./: / /: : : :/l: :/|、: :.|: : :\: :丶 弁護士になって、政治家になった先生を尊敬してるんです。
/: :. :/: :. :.|: |:./: : : / |:/ | ヽ:.|: : : : :ヽ: :`、
|: : : :|: : : :|: レ -‐:フ ̄|/ | 、ト 、: : : : |: :. :.\ 絶対に政界に復帰されると思ってますから
{: : : :|: : : :}: |: :./__/ .リ、V`: : :|: :l: ト: |
|: :|: :|: : : : :vレ≠テゝ ,テミ、V: l |: :|: | `| 先生の下で働きたいんです。
|: :ト :|: : : : :vイト.イ:::::} ヘノ》 〉: |:|: :|:.j
、: |、(ヽ、: : :ヘ`弋:::::ソ {::::ソ'∧イ/: :|/
. ヽ|、: :ヽ: : : :ヘ `///,/ ` ' /: :. :. : :|
\: ヽ: : :ヽ、 _ ,ノ:イ: /|: :/
\: :i、: :r`jー-t^nヘ√:./j/ |/
>|‐ヽ|\_,i^__}∠_
/、`ヽ、 |―――――}.
_ _ ___
/ ) ) )/ \ /\
{ ⊂)(●) (●) \ 原君!さっそく手続きをしてくれお!
| / ///(__人__)/// \
! ! `Y⌒y'´ | 頼んだお!
| l ゙ー ′ ,/
| ヽ ー‐ ィ
| / |
| 〆ヽ/
| ヾ_ノ
_____/〉-‐:´::/
__,.-‐":: :: :: :: :: :;/:: : :: :: ::`ヽ、
,ィ´,:: :: :: :: ::/: :: :: ;イ、:::、:: .: :: :: :: ::\
__,/::_:/::; ::/:: ::/:: :/|:::/| ∨:|:: :: ::.、::.:ヽ、::`ヽ
/;;;;マ;;/:.:/:::i: :: :⌒://:/ | |::|;⌒:: ::.i:: :: ::ヽ、::\
/;;;;;;;,|;;;;|::/|: ::|:: :/:/__'" | _|/_ヽ、: :; :|:: : :: :: :ト‐-` いいですけど……
ヽ、_;;/{_;;|;/;;| ::|:: ;ヤチテォ゛ 'ィァヤ:7∨::|: :: ::i: ::|
j:::∧;: ::{ |:.:|/ 、込:z:;i ヒ::z;j, ハ:;リ::: :;/:::/ あなた、お名前は?
|:: ::∧:弋|;/, `-‐' 、 `‐" 〈_):|: :/|:;/
j:: :: :∧:: :ヘλ ._ 丿::::|;/ '´
|: :: :: ハ:: : :∧`> 、 __ |:| ,.ィ´::i:: ::|
|:: :: :::iλ:: : ∧__,.-‐j. Τ|:|、_.|:: ::i.: ::|
{:: :: :i:| ヽ;: :: :`ヽヾ==="|:| `ヽ;:!:: ::}
|:: :: :i:| ,f´`}:: ::ハ |.| :i, ヘ;: ::|
j:: :: :i:| 丿 |:: : :} ,ィ´~ヘ |: 〉:.:j
|:: :: :i:〈´,,,, |::i:.:| 丿 λ|__,<}: :|
,r' ̄ヽ、
}\ /j ,J 〉
| ヽ、_/ ノ ( く
,.>、__h_∠`丶、 ヽ、_ )
∧ /‐/ 7l、: : ヽ : : :ヽ / )
/:.廴)|/: :/l ハ`、 |‐、 :u:. :\ ̄ ̄` 、_ ノ
{: :. :uレ'フ |' | ヽ|ヽ: :l: l:ヽ、ゝ
|: :|: :.| /_=< 'ぅミ、:.|: |: :.ヽ 重盛久治といいます!
|: :|。: :vイ.iiヽ//ヒii::}ゝト |:. : :|
|: :|: : :《弋''ノ//ヽ-' {)' |\| どうぞ、よろしくおねがいします!
ヽ:|(ヽ: :| _ 小: |
ヽト^、: :ト. .、.(__ノr.イ ヽ|`l
/'∨ヽ|ヽlーrノ └ァー-、
r' ⌒レ'/ f--、-丶-'---,-マヽ
{ ヽ、 {-〈 'クぅ__rヽ`}‐{
フ ノ {_}ヽ、'く___.ト-'ケ-)
. `ー -′ },-rヽ-ζ .}―' )'}
\ヽ-lヽ―- 、
,..-‐ ̄: :. :|: :. :. :. :∧
/:. :. :/: :i :∧:ト: :. :. 廴)ヘ
//7: :/:,.._|/ |:|>-‐|: : :|ヽ.ヽ
|: :,イ ∠L ヽL--ァ: |: :| \ ど、どうも……
| / |:イセf !='ハ: :j、 |イ/
VヘV:| __ 〉/ノ | :| (ま、また変なのが増えた……)
∨ゝ、 !‐ ‐┘/ソ: : j: :|
|: : /`7 } /: : /:. :|
|: :/ |ミ-彳/: :./ヽ :|
┌───────────────────────────────┐
│重盛氏がやる夫を尊敬した理由 ..│
│ ....│
│・四国の貧しい家から東京に一人出てきて、大成功を収めたから │
│(↑実際は武士の家だったから、貧しくはない) │
│ ....│
│・野次将軍として国会で大活躍したから │
│ ....│
│・庶民派弁護士として、庶民の味方をしたから ..│
│ ....│
│・自分が好きな歴史上の人物である豊臣秀吉とやる夫が被ったから .│
└───────────────────────────────┘
| |_ / ̄ ̄7
-‐ ' ̄> 、 !T___/
/: : :/: /‐'" ̄`~`丶ヽ\
. /: :. :. :|: /: : :. :/小: :l: :`ヽ: \ 私は、やる夫先生の草履取りとなって
/: :/: :. :|//-'"イ/.| ヽ:|‐-、: : : :.ヽ
|: :.|: : : :|〃:/_/ | ',:|: :| `: :.l: : :| 先生を豊臣秀吉にするのが夢なんです。
|: :.|: : : :|イィzチミ ァミ、: :| |: : :}
. |: :.|: :. :.|,イ┘ } トバl :レ' ハ |
. }:|:,ゝ: : ヽ弋_.ソxxxxx}_ ンクノ: :.小|
|∧lヽ: : | _ ' ` {|: : ,'
V、:\ト 、 `′_, イl|: :/
ヽ.lト「└こfフ\ `レ'
. /|::::::::::::::::::::::::λ
/:::::::` ‐- 、...-‐'´::::ヽ
,':::::::::| ,-<ヽ、::::.,、/:::::|
{:::::::::|/::::::\jζノ\:::}
-‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
/ /" `ヽ ヽ \ >>1 はこの人の書いた本を読んだらしいにょろが
//, '/ ヽハ 、 ヽ
〃 {_{ノ `ヽリ| l │ i| 「おっ……」と大変いたたまれない気持ちになったそうだにょろ。
レ!小l● ● 从 |、i|
ヽ|l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ |ノ│ 「メンヘラ―が書いた本かと思った」と言ってたにょろ。
/⌒ヽ__|ヘ. ー' j /⌒i !
\ /:::::| l>,、 __, イァ/ /│ でも、その本が、「小説やる夫」の原作みたいになってるので
. /:::::/| | ヾ:::|三/::{ヘ、__∧ |
`ヽ< | | ヾ∨:::/ヾ:::彡' | 貴重な資料として扱われてますにょろ。
, -‐ r ─― 、
/ / \
// ,=vシ== 、 ヽヽ ヽ 三行であの本をまとめるなら
// // ヽ ヽ ! l l
〃{ i{ {‐-、 ィ尢ハl i| | 「やる夫大好き」
{仆 f _ _ | | |
|ハム  ̄ ,  ̄ l |)l|! 「豊臣秀吉が好き」
l `∧ r‐‐v li l l |l
. ,' i ゝ、 ヽ ノ ィ'l l l ! 「先生は秀吉、奥さんはねね」
/ ,' l _}>‐匕!_ / ,'l l |
/rt/ ィf< _ _ `/ /_j | l という、大変――「おっ……」な本でした。
ノ |l/ ,' llニニ二ニ/ / >、|
/ / /. ├ ¬ー/ / // ヽ
. / / / | ,/ /´,/ ヽ
, イ / ∧ | fA./ //レ''´ \
〃≠-、,.イ/ ∧ \,| / / ハ. \
___
,.ィ:::::::::::::::::::::`:.、 でも、あの本が書かれた背景を知ってから
. /:::::::ノ⌒ヽ:::::::::::::\
. /::::/´ }从|:::::|:::::::', 「メンヘラ―が書いた本」だとは
r|:::::| ー |:::::|::::::::::',
_/ ̄ヽ:::::| ノ ___ |:::::| ):::::::::', 思えなくなりましたけどね。
/ }从ト、 =='  ̄.|:::::|::::::::::::::′
. / / 小:.、 -‐ |:::::|:::::::::|::::′ あまりにも、重盛氏はやる夫に感情移入しすぎてしまったんでしょ。
/ ―く |:::::ト ._ イ|:::::|:::::::::l:::::i
\ ` ー― |:::::| ̄7´ |:::::ト .,:::l:::::::, 気持ちはよくわかるんですがね。
\ |:::::| / ̄ ̄/|:::::| \:::::,
. ` .,_ /::::::|./ / .|:::::|/ ̄/\,
┌─────────────────────────────┐
│そんなこんなで、1936年2月20日。 .│
│やる夫の後継者である、原玉重が衆議院選挙で当選を果たす。 ..│
└─────────────────────────────┘
,ヘ
____ / /
/\ /\ / /
/( ⌒) (⌒)\/ / 原君!
/ :::::⌒(__人__)⌒:::::\ /
| |r┬-| | 代議士になれた感想はどうかお!?
\ ` ー'´ /
/ \
/ \
/ /\ ヽ
/ \ ノ
U ヽ ノ
`ー、- 、 、
,. >‐.: : :`: :「`:''': :-. 、 。
, -'". : : : : : : : /:,.|: : : : : : : :\ ○
/-ァ' , . /. . // l.:!、: . : . : :.ヽヽ o
/. ./: : : 厶、_// !l `v--:、: :.ヘ:.Y´ ̄`ヽ
/. :./: : : /: : / !′ l.l ∨: ヘ: : : :.i:.!`ヽ | 先生の代わりで当選したと言っても
. ,':.; イ: : : ,': :./_| !| _V__i : : l.:l:| ゙ ,!
i:/ |:i.: : i: :ヌ`゙゙ト ィ''Tヾ刀: : |、| Y かなりうれしいです。
{' r:|ハ: :.l∧Υリ | Υリ | ヘ}、:.|ノ} ノ
ヽ|∧.:|'^l ヾ-'' //// ヾン ',ヘ:|: |、_,/| ありがとうございました!
|: :ヘト人 r-┐ ,_,ノ'.:! |: : i:| /〉
l: :/: :.l:,r≧;,,,、` '′ _,. イ|!: : : :,! |: : :l| /ノ)
l:./: : ,!'//ニ''-‐`=</_ l//: : :i|: |: : :.l! ,ノ /
. l/: :/,,''/ ∨ユ、〃: :_/」-!-、;l、ベ、 ,レ^!
/: :.// _ _,. . -=' "´ ゙i ヽヽ∨/
/: :,/イ '' '"´ ヽ ゙!.゙!.|′
. /: :/::::::l L!-''
/: /:::::::::::l >,、、_ ...:::_,ノ
/: : :7'r:.、::,! ,. :''" / Vヾ!>,、___,,. . r:'':"|:|
____
, ヘー‐- 、 /ヽ / \ これからの政界はますます混迷を深めると思うが
-‐ノ .ヘー‐-ィ /(●.) (● )ヽ
''"//ヽー、 ノ ./:::⌒(__人__)⌒::::::ヽ やる夫の代わりにがんばってほしいお!
//^\ ヾ-、.| |r┬-| |
,ノ ヽ,_ ヽノヽ_)\ `ー'´ /
/ <^_,.イ `r‐'゙ ::::ヽー‐-..、 ,..-‐|、
\___,/| ! ::::::l、:.:.:.:.:.ヽ /:.:.:.:.| \
┌────────────────────────┐
│ご存じの通りだが、この一週間後の「2月26日」―― │
└────────────────────────┘
/' ̄|
|" ̄`ヽ、 /::: }
\_ ,ヽ;:r'ユ|,ノ-‐<::─-.、_
_,.-‐'" ̄: :": : : ``ー-、__ |: : : : :`ヽ、
,.イ´: : : : : : : :/|: :: : : :\: : :`|: : : : :: : : ヘ
/: : : : : : : : : ::/| |: :|:.: : :、::\: :|: : : : i::: : : :ヘ た……大変だぁ!
//: : : : : : : ::i: ::/ | .|: :|\: ::`ヽヘ|: : : : |::: : : : ハ
/: : : : :/: : : :|::/ | |. :| ーヽ‐-:.:| |: : : : :|:::: : : : :}
j: :j: : :/: : :.:|::_|ノ | ヽ:| ,`゙` |: : : : :|::: : : : ::|
|: :|: :/:/{: : :ト、:| | ` / |: : : ::i:|::: : : :iリ
|::;/∨'´:ヽ、:|____, "ー-- |: : : ::|:|)::. : :|
|/ |: : :::::ヽ ,/ |: : : ::|リ:::.:. : :|
|: : :: ::::∧ ' /|: :|: :/:::.:. :ト、:|
|: : : :/:::::j、 r'´`,) ,.イ:::|:/∨::;∧:::| `
|: ::∧:::/|:::`ー─┴r-<´ :ヽ〉λ::;/ ヽ:| -=ニ⊃
⊂ニ=- |:;/ ∨ ∨:::|:::;イ{" // `ヽ、 -=っ
c=‐ '" ヽ:|/ | |-、 ,.-// \
/ | |──-// ハ
┌─────────────┐
│二二六事件が起こった。 │
└─────────────┘
_>、 h'/. ,_/
, ' ̄ ,->、-ー`-、-<、ヽ、
/: : : : :/': : : :./: :∧: : 、: : `ゝ 、 'フ
.//: : : : /: : : : /: :/.l V: :.|: : : : : : ヽ、丶
./: :|: : : : :.|: : : :./l_,/ l V: |、: : : : : : : 、 ヽ つ
{: : |: : : : : |-ーナ'7/ l ヽ「`ー、: : : : : :ヽ`、 、
.|: : .|: : : |: :|: :/ -< ,L._ V: : : : : : : :|`、 、) 先生が無事でいますように!
|: : :.{: : : |: :|./,≠テミ ,≠ラミ、: |: : : : : :|丶
|: : :.|: : : |.:彳{ヽイ::::l ヒ:イ:::|ゝィ: : : : : :.|
|: : :λ: : |: :|弋:ヌ:::リ l:::゚:::リ"/l: :|.: l、: :|
|∧(、: : :|: :| `ー" `ー"./)|:/ :.j |\|
| V: : :ゝ.:| __ ' |く|/: :/ |
vヘ: : :.|\.、 〈_r^fヌn _ ノ∧|: :/
>、|-(`-フ'ーlj l,rY-, 、/ |:/
〈 ヽ| ζ <___レ , , .!{< 丶 レ
{、 '、ζ.〈 ' ' ノl,) |
_____/ / ̄ ̄ ¨ア
,. . ''´ : : : : : : : :〉 ィ _,, >'´
. /: : : : : : : :.∧: :.レ' / ̄ヽ /|
/: : : : : : : : : :廴): :|/∧: : |: :\ く Ζ__
,': : : : : : : :|: : : : : : : |: :廴)./:!: : い \ / 先生!大丈夫で―――
. l: : : ∧: : : !: : : : : : : |: : : :.イ ハ: : : :ド | \
. |: :: :廴): : い: : : : : : |: :: :/ lノ }: :|: :! \  ̄ ̄
!: : : : : : : ハ |: : : : : :! : / / !: :|: :|
l: : : : : : : : 入!: : : : : | / |: :ハ ! ! 十 l7
|: : : : : : :.(´ V: : : : :!′ l: :! レ | d- う o
}: : : : : : : :`T'' Ⅵ.: : :| }: :|
|ハ: : : ,: : : :! ヽト: :.!l¬__ノ: : |
ヽ: :ハ: :├―ド「ヽ| ̄ヽト、 : :|
V / \| \=‐┐リ \| _
. / \/ /ム-っ
,' ト、 rj ' つ
, 乂. `l に⊃
_-―――- 、._
,-"´ \
/ ヽ
./ ::::::::::::::::::::::::ヽ ……
| :::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
l :::::::::::::::::::::::::::::::::;l
` 、 (__人_) .;/
`ー,、_ /
/ `''ー─‐─''"´\
|\ ___
l \ / /
| Ⅵ‐|_ /
イ ̄>zノ-┴-≦ミヽ、
. / /イ´ 小. `ヽ\
/ f'// 〃/ | `ヽト、 \_ あ……ご無事でしたか。
./ い| /^/ / | ⅥV | ∧゙ー
.l い: / ! / | zュ!_∨. | .ハ 安心しました……
.∨ハ ∨ ィ气 うヾ!i Ⅵ | ,ハ
Vハ X´)ハ ドハ.!´/} |\|
V .ハ 〈代辷! `‐'′レ' |
. ぃ、ゝ ',`" ´ _ノ ハ|
レ'V\ ヽ、_ '`_ ,<´ ∨
. / jヽ! トーイ /|
〈rー‐- 、._ \ j ,イ./ L_
ヽ |`ヽV/ノ/ |_ ヽ-、
トj \|‐ァ人 `レ′/ `ト、_)
__ 」ハ. \ ハ j |-、.l
____
/ \
/ _, 、_ \ やる夫は今日から、酒を飲むのをやめるお。
/ ( ―)三(― ) .\
| '" (__人__)"' |
\ ` ⌒ ´ /
/ゝ "` `ヽ.
/ \
__ /^l
ヽ ヽ、 _| j___
\__>{_∠..,_:::::::`\
/:::l/::::ハ:::::::_::::\l::::::ヽ ――はい?
//:::::.r:|:::/ハ:::ヽ`:::::::| ::::l:::',
 ̄/::::::::::/V l \|\ :::| ::::|::::l
,'.::::::l:::::| ○ヽ| ::::ト:::|
|/{:::::\|、○ │:: |:'::|ヽ
ヽ::::::::ハ t'ヘ |::::リ∨
\::`:ゝ .__n_ イ-:|::/
\lV\| Kr-} \
` / { ノⅥ />、
ト/ l\j// lハ
,r'ニニニヾヽ、 \/〈 //ニニニヽ、
("´ ̄ ̄ヾ)) __〉,ヘ ((/ ̄ ̄`゙`)
| 、ィ_ノと)' /"\三/"\ (つ(_,,ア |! やる夫は今日から、酒をやめるお!!!
i| ` イ_/ ./((○))三((○))\ _Y |!
.ヽ、 ' ( / `゙(__人__)'" \ / ` /
\ \l i| |! l/ /
l|l \ \ 、i|,/⌒ヾ、|!;, / / |l
\ ヾ `ー一'´ ィ / i
ヾ、 ``"´ /
゚ |! Y ィ |! 。
,. ' 、/ ヾ ´ ’ `
゚, i! `| ゜、l! i|!; ゚ ゜ 。
_
| \ /^!
O | ヽ. / | o
o ヽ \ / j
\ ノ^Y /
° -‐─∠二ニ=≠< ∠
, '´ ::::/::::::::::::::/{:::::::::\ }:: \ ゚
. /:/:::::: /::::::::::/::/ ハ:::l:::::::::::ヾ:::::: \ O ひゃあ……
///::::::::/:::::`ァ孑/ / Ⅵ::::::::::::::|::::::::::::ヽ
/::::::: ,':::::/ j/ / |`ト、_:::::l::::::::::::::: ', o 先生が覚醒した……
O /::::::::: |:::/ |::l::::::: ,'::::::::::::::::: i
,':::::::::::::Ⅳ ◯ |∧::::/:::::::::::l ::::: | う、うれしい……
i:::::/:::::::リ / / ◯ ∨:::::::::::::|::::::::| C
|::/! ::::: {. / / / i l::::::/::::::ハ ::: l
レ' | :::::: ゝrく rー-‐- 、 j _j /::::/l:::::/ノ::::::|
. l:∧/ '/ /)、`_ー〜ー' fヽヽ`Y /|::/:::::∧::|
. |ハ{. (∨::`l ¨¨了∧ j'´ |/:::::/ V
┌──────────────────────────────────┐
│政治が嫌になって、政治から遠ざかったやる夫だったが .│
│この事件を契機に、心の奥底で何かかが燃えた出したと、重盛は語ってる。 ...│
└──────────────────────────────────┘
( ⌒ )
γ⌒ ⌒ヽ
ゝ ノ ポッポー
| l |
____
/ \
/ 一 ノ ゝー ヽ
/ (●) }lil{ (●) ',
__| ノ( (__人__) |
(´ .\ ⌒ | / /
``゙''ー、 >ー- `´ --‐ '’
} ヘ
.{ j、 }
} :! `ー' ペシッ!!
/ / ヽ } |l!il|
( / ヽ ! γ `゚´ ヽ て
`ー' `ー' {___jzz, て
) て
┌──────────┐
│話は飛んで1940年 .│
└──────────┘
____
―― [] ] / ノ ヽ\
| l ̄ | | . 三 (○)}liil{(○)
|_| 匚. | 三 . ___´__ '
| | 三 u |!!il|l| | やる夫君!
|_| 三 . lェェェl /
[] [] ,- r⌒ヽ rヽ, } やる夫君はいるか!?
// 三 i/ | ノヽ
匚/ 三 三 / )≡
三 三 / /≡
ニ三 ./ /
二≡、__./ /、⌒)
三 \  ̄
三 /\ \
三 /ニ ヽ 三 三
三 / ニ_二__/
三 ./ .
≡ / |
≡ /
三_ノ
____
/ \ ハハハ、鳩山君。久しぶりだお。
/ ─ ─\
/ ⌒ ⌒ \ で、一体、そんなに慌ててどうしたんだお?
| ,ノ(、_, )ヽ |
\ トェェェイ /
/ _ ヽニソ, く
____
/ ∪ \
γ⌒) ノ三三三ゞ(⌒ヽ そ、その……
/ _ノ (>)三(<) \ `、
( <:::∪:::: __',__::::∪| ) 義兄の鈴木が危篤状態に……
\ ヽ ::∪:: `ー'´∪:://
____
/⌒ ⌒\
/( ー) (ー) \
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ ほうほう、鈴木先生が危篤――
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
r´、___∩∩__, /
\__ ´人 ` _ノ
ヽ  ̄  ̄ |
| /
| r /
ヽ ヽ/
>__ノ;:::......
/^`、
( ,,.---]_ ヤルオクン・・・
l 〈ヾ。
/-^]r ^ ヽ
l /^ヽ 7
lr゜ "
`
\ ,,_人、ノヽ ガン!!
)ヽ (
- < >─ ____
) て /ノ ヽ、_\
/^⌒`Y´^\ \/ ( ○)}liil{(○)
_/ / ヽ / (__人__) \ 鈴木先生が危篤!?
〈__/ . | | ヽ |!!il|!|!l| / |
/ .\ i⌒ェェ| / こうしちゃおられないお!?
./ / ⌒ヽ, _.ヽ .\/
.__ r / |/ー、\ \
."ヽ | i, ノ .\^ i
.| ヽ./ ヽ、_../ / . ヽ、__ノ
.i / // ./
.ヽ、_./ ./ /
./ /
.ノ.^/
|_/
┌─────┐
│鈴木邸 │
└─────┘
(二二二ニ/二二ニ/二|二二ヽ二ヽ二ニニ)
//_/__//_/__//_/| |ヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ
//_/__//_/__//_/_| |__ヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ
//_/__//_/__//_/__| |_ヽ_ヽヽ__ヽヽ_ヽヽ
二二二ニ/二二ニ/二二二//_/__//_/__//_/_| |__ヽ_ヽヽ__ヽヽ_ヽヽヽ二二ヽ二二ヽ二二ヽ二二ヽ
//_/__//_/__//_/__///_/_//_/__//_/_ | |___ヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽヽヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ
//_/__//_/__//_/__//○====○====○======.○=====○===○===○===○ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ
//_/__//_/__//_/__//_| |┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬|__|_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ
○====○====○====○===.| |││││││││││││││││|| ||===○===○===○===○===○
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""" ̄ ̄ ̄'''''''''''''''""""" ̄""" ̄ ̄''''''''''""""""""""""""""""""""""""" ̄ ̄'''''''''"""" ̄ ̄ ̄ ̄"""""""""
政党内閣すっかり終わった時期だな
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:、:.:.:.:.:.:.:ヽ、
/:.:.:.:./.:,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.ヽ:.、:.:.:.ヽ:.\
/,:.:.:.:/:./:.:.:.:.:.:./:.:.!:.:.:.!:.:.:.l:.:.l:.ヽヽ:.:.:.:.:ヽ:.ヽ
. //:.:.:.,':./:.:.:.:.:.:./:.:./:.:.:.:|:.:.:.|:.:.|:.:.l:.:.!:.:.、:ヽ:.ト. ',
. /」:|:.:.:.|:.|:.:.:.:.:,.イ:.:./|:.:.:.:,!:.:./:.:.l:.:.:|:.:.|:.:.:!:.:.l:.:.! 1 や……やる夫君……
ノ'´|:.|:.:.:l:.:|:.-rーァx...」:_:.ノ!:.:.ハ:.A ォ-:!:.:.:.|:.:}:.:.| !
|:.|:.:.:|:.l:|V|;ォf==レ ´ル' /ィ-ヘ|:./:.:.,!:./|:./ よく来てくれたね……
1l、:.l:.ハl:.:.|` {゚: ::| u. {゚: ::ル',!:.:.ィ:/ ,リ
゙ ',:.トl、!:.:.| ゙-┘ 、 `ー' /:イ,シ / 今まで療養に努めたけど
. ヽヽヽ:.l、 u. _ _ u. /:.:.!
` lハ:lヽ、 u. ,.-1:./ もうこれが限界らしい……
ヽN |` ‐ 、__,. ィw '/
,r'^,! 「ヽ、'´
_,.-' | ヽl ヽ、.._
_,. r ´ | _...._ | l. `ヽ.._
r{. l. | |-‐ ´ _...._` -| | l. ト、
/ ヽヽヽ |-‐ ´ ,.- 、`ー| | | l ヽ
政友会前総裁・鈴木喜三郎
____
/ \
/ _ノ ヽ、_ \ 先生、そんな弱音を吐かないでくださいお。
/ o゚⌒ ⌒゚o \
| (__人__) | きっと、病気はよくなりますお。
\ ` ⌒´ /
> / )ヽ < がんばってくださいお。
( \ / __ハ ) / )
\ ゙ /ヽ ゙ /
\_/ \_/
Ⅵ:.:.:|:.: i:.:.:.:.:. l:.i:.:.:./|:.:.:.:.:i:.:. |:.: /:.:./ !: :./ // /'
|:.i:.|:.: |:.:.: : /:,:|: / !:.:.:.:.l:.:.:.|:.:.i/ < / /
|:.!:.|:.: |:.:.:.:/:/ l:.| l:.:.:.:.|:.:.: !:. l '
|ハ|: ,:|:.: /:/ !:! l:.:.:.:.|:.:.:.ll: l ,...:´i ――いや、もうだめだ。
' l:/ |:.∧′ || !:.:.:.:|:.:.:l l l ‐,-':.ハ: l
.――く′|:′ ! :. :.:.:l:. l !:! /´:.: / } ! だから最後に君に頼みたいことがあるんだ。
: : : : : : : : : 、 〉:.:.!: |` ll /l:.:.:./ j/
: : : : : : : : : : : : 、 / :. :.:. | ! `´ !:.:,' /' 聞いてくれないかな?
: : : : : : : : : : : : : :\ i :. : | l:.i
: : : : : : : : : : : : :. :. :.\! :. | !l
: : : : : : : : : : :. :. :. :. :. :.\ :| !
三≧=- 、: : : : : : :. :. :. :. :.ヽ _
三三三三≧ 、: : : : : : : : : : :<i:i:i:iヽ
____
/ \
/ _ノ ヽ、\ な、なんでも。
/ (○) (O) \
| || (__人__) ..| やる夫は先生のいう事だったら、なんでも聞きますお。
\ ノi ! |. /
/ し' `⌒´ .ノ
| ./ ./
/, | /:: , l:: i::. }::ヽヽ::.ヽ \
.// .:! :| : /:::/:/::/i: /: !: }i:',ヽ:| もう一度、政界に復帰して
i,i .::| :|: :: !,/_ム/_ l:/::: l:: !l::! i::!
. ! l .: : .::::| :i:.:: レ',ソ,_/`!::/i:/ i:! | 鳩山の手助けをしてやってほしい……
. !.:! ::. : .:.::/´', !::: | ! ヾ.i´:i` !/ / !
i:l', :::::. :. ::. ::〈 、'_゙il::::. |.| j_ソ ゙、_ 昨今の政治状況で
ヽヽ、:::::::::. :::.::::\ニ',::. ii::! u. ノ
ヾ、i::::l::::l::::',:| ',::. !',! ィ´ 鳩山はかなり危ない立場にいるから……
i|ヾ:!:::i::::/ヽ ヽ. l 丶.u. /
ノ /ii/lノ ヽ:r‐y┬ '
イ'"`'‐- 、 / ヽl/ '
/ \__{ヽ、
____
/ u.\ ――いや、先生……
/ー‐-:::::::::::-‐' \
/ t j:::::::ィ ッ \ それは無理ですお……
|. u `¨、__,、__,¨´ |
\ `こ´ / やる夫は民政党、鳩山は政友会……
/ u .\
/: .,: : : i: : : : : : : : : : : : : ,、:: : : : : : : : :.: |: : : ::::::::::::::::::|::::::::/::::::::::::::::
: : ,|: : /: : : : ∧: : : : : . :: ::|ヽ: : : : : : . .::.| : : :::::::::::::::::::|:::: /::::::::::::::::::
/|::/: : : ―ト-、:ヽ: :.:: : : | 斗―‐―-:::.i::::::::::::::::::::::::::|:::/::::::::::::::::::::: もう、政友会も民政党もない……
|: : :.:|::::::.::| レ' \ :::::i __ \ヽ、:::::|: ::::::::::::::::::: : |/::::::::::::::::::::::::
レ::::: |: :::ヘ:i ィ=ミ、. \| -‐≦==ミ、|: ::::::::::::::::::://:::::::::::::::::::::::::::: それは君もわかってるだろ?
|: : :::| : : :ヽ`ト':::} イ゚'::.:::::i} 》 i:: :::::::::::::::://iヽ::::::::::::::::::::::::::
|: :::∧: ::: :ヽ代ソ マヽ‐ソ/ |:: :::::::::::::::/:|〉 }:::::::::::::::::/|:::: 鳩山を助けられるのは君しかいない……
|: :/ ヽ:::i:::::i , u. `¨´ i::::::::::::::::/: / /::::::::::::::::/ レ
|:/ |::|:::从 ヽ |:::::::::::::::::::/イ::::::::::∧/
/ i: | :::∧ u. |:::::::::::::::::::|::::::::::::/
レヽ::::::ヽ `` /::::::::::::::/::/:::::::::/
ヘ::::::::i\ u. イ /:::::::://レヽ:::/`ヽ
ヽ:: | ヽ _ < レ'|::::::/|/ i ∧'/:∧
ヽ| /ヽ |:::/ / /:::::::::∧
/  ̄ ̄ \
/ノ ヽ__ \
/(―) (― ) \ いや、そんなこと言われましても……
|. (_人_) u |
\ `⌒ ´ ,/
/ ヽ
./ l ,/ / i
(_) (__ ノ l
/ / ___ ,ノ
!、___!、_____つ
, . /: ィ彡:=:-: : : : : : : : : : : `: ..
,.. :´: : : : : : ヾミ: -: : : : : : : : : : : : : : :ヽ、
,.': : : : : : : : : : : : : : : : : 、: : : : : : : : : : : ヽ\
,.: : : /: : : : : : : : :/: : : : : ヽ: : : : : : : : \ :\\
,: : /: : : : : : : :〃: : : : : : : : : : : : :ヽ:\ : : \ハ き、君に見捨てられたのなら、鳩山も終わりだ……
,: : : ;: : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : :ト、: : : :.',: : : : ヾ}
i: : : : : : :/ : : :/: : : : : : : /|: : : :: :ハハ:: i: : : : : : : y 最後は君の判断に任せるよ。
|: : : : : :;': : : : i: : : : : : :./.ノ: :,ィ: : iム_从!: : : : : : : i
八: : : : i: : : : :.|: : : : :.∠/: :/ j: :./ ,__ハ: : :i: : : : ! でも、僕からの願いは……
∨: :_j: : : : :.|: : :ィ/_//_ //u.,ィf笊ミ}: :/: : : :.,’
Ⅵ 小rイ: : !: /イf示笊ミ./ r'f::j ,':/: : : i: : は、鳩山を……よろ…し…く……ぶほっ……
ハ{ 从::i: :.:Ⅳ ヾ{イf::j:リ u. `''/7!: : :ノ:/
}ト、._∧: :トミ、 ゞー''_,. '-‐''"´y' /イ:.:/ ごっほ…ごっほ……
}:.ハ: :ヾ:.、 , '´ __,,,/ / /: :/イ
/^}レ:ヘ.:.: / '"´ , '´/:.:/
,.:.:.:.:.i{ \| /
/:.:.:.:.:.:..ヽ | /\
. ∠.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..∧ | /l::||:::.
. /:::::::\:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧ | |:.|::||:::::| \
¨¨¨¨¨ 、
/ i l! | \
′u | | |l ! u. ヽ せ、せんせい!
/ ! (___人___) }
i u !ililililil| / す、すぐに医者を呼んできますお!
! {ililililiノ /
ゝ イ..ノ}
7 ..ノ} ! ノ
/ .ノ |´
/ |
┌────────────────────┐
│この数日後に、鈴木喜三郎は亡くなった。 │
│やる夫に遺言を残して…… ......│
└────────────────────┘
(,、) /: : : : : : : : : : ー- 、`丶、 ;. o
, ': : : : : : : :- 、 . . `丶、`丶、`丶ヽ くノ 0
/: : : : : : . : ヽ: : :`ヽ、: : ヽ.: : \. \
, ' : : : : ヽ、:、: : : : :ヽ`丶、\: : :ヽ.\`、 丶 _
/::: : : : { ',: : {ヽ、ヽ、::::::. :\-ヽ=、: : :.';. }.\ (,、) `;
;.:.:.: : : ヽ: : ヽヘ -\` ー- 、} _}_ {ヽ: :}/、 厂ノ
{:.:.:. : : : l\/\ イテ"ワ; :}/:.: : ヽ、 _ `´
. !: : . : : : :.V ヽx==ミ マ_:j V:::...: : \ヽ (,.ノ
' : :: : : : :ヽ 《 マんハ, 丶 ;\::::::: : ヽ ` 、 ◇
. ヽ:\:.:.:.:.:.:.. : \ ゝ '’ ,、 八 ヽ`丶、| _
}.:.:.:.ヽ、:.:.:.:.: : :`丶、_ ' ′ ヽ ヽ O (,、) ヽ 、
. !ト、 :.:::::{丶、:.:_:_: : : :\ ,.' (`')
. '| ヽ{\`ー‐‐ <`丶: :ヽ -‐ ヽ./ ̄ ̄:~` / ̄二ニ=、 ( _`メ⌒)
. ヽ|`丶、|\ `ヽ /:. :. :. :. :. //:. :/;';';';';';';';`丶、 (,_人_,)
_ヽ ,':. :. :. :::. :.,':,' :. /;';';';';';';';';';';';';';';'丶、
_ ; /.::/} /_; :. :. :. :. :.:j:j: :. ;';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';ヽ o
(,.ノ l :.;/ ̄ ̄ ____. :. :.:::i::i :. i;';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';\ `;
, j:. | / ̄ Y ̄ ̄`¬-x_. :l;';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';ヽ <Z
. ∠フ /:. f  ̄ ̄:}:. :. :. :. :. j::j :`ヽ;';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';'\_
x―(~又___./!. :. :. :. :. j::j :. j;';';';';'ヽ;';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';'ヽ;'`丶、
┌─────────────────────┐
│鳩山は、やる夫の死後にこう回想している。 .│
└─────────────────────┘
___
/ \ 鈴木は枕もとにやる夫を呼んで
/ ノ ヽ \
/ (●) (●) \ 「鳩山を頼んだ」と言い残して死んでいったそうなんだ……
| ´ |
\ ⌒ /
ノ \
┌───────────────────────────┐
│「もう、政友会も民政党もない……」 │
│ .│
│鈴木の言葉通り、この二つの政党は存在していなかった。 .│
└───────────────────────────┘
/  ̄  ̄ \
/ _ノ ヽ、_ \
/ o゚|⌒| |⌒|゚o \ せ……せんせい!
| | (__人__). | |
\ | `|⌒|´ | /
/ ̄ |川!| ̄|川i| ̄\
__ ______,00 ,勹
└‐¬ | └‐¬ | く..く
l二ノ . l二ノ. \)
.
時間がないため、キャスト表は今回は省略です。すみません。
政友会と民政党が消滅した経緯や、読売・報知新聞や、やる夫の政界復帰は次回になります。
お久しぶりですー!乙乙
児玉誉士夫が大物ぶるようになったのって、戦後もしばらく経ってからですしねえ・・・
復活乙
>>317
たしかに、今回はやる夫氏個人の周辺しかなかったです
鈴木さんはこのとき梯子外されていたのかな
乙でした!
>>273 で吹きましたw
直訴状出したと思えば、所属団体ころころ変えたり、
児玉さん出世の機会狙ってたんだろうね
読み返してみたら、岸と中曽根はまだえぬ
岸と中曽根はまだNG…
岸の名前が作中では、総理とぼかされてる
中曽根もネタバレ扱い
岸は革新官僚だからな
やる夫と対立する立場だったのに、なぜか戦後重用された
恩師喜三郎の遺言だから、鳩山を支えたに尽きるのかな
喜三郎も政党政治家になんぞならずに、せいぜい貴族院議員として地味にやったくらいでよかったな
その方が晩節を汚さずにすんだ
鳩山一郎の戦前してきたこと見れば、支えてやる必要感じないんだが
政友会史観の是清スレと見比べると
立ち場が違うとココまで見方や描き方が変わるんだな
森格についてはどちらも胡散臭い役回りではあったけど
三木が幹事長にし、河野が首相にした岸の配役が気になります
>>330
大衆には嫌われたのに、政界の領袖たちには可愛がられたのが不思議
>>331
安保前は人気があっただろ
選挙でも勝った
鳩山一郎も人気あったよ
単に自民党しか投票する先がなかっただけの気がする
ほかは社会党か共産党しかない時代
とうじは政界・財界の本流があり、この本流の支持がある限り大衆の支持など
総理は意に介さなかったと聞く
>>335
だから吉田政権の最期はあんな感じになったんだよな
夏ですねぇ
お昼だけど、投下しましょうか
┌─────────┐
│1959年 永田町 .....│
└─────────┘
キメ〃〃l'メ〃'"'メ':〃 / // ./;:/ |::::l::::::::::::::::l::l:::::::l::l::::::::::::::::l::::|
キキk'"メ,,.イ〃k'"'メ': __/ // ./;;/.,/' l|::::l::::::::::::::::l::l:::::::l::l::::::::::::::::l::::|
〃メ,,.イ k'"メ'ゞ /|/ // /::/../;;;/..|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
キメ〃〃l'メ〃'"'メ':〃,,,,.... / //./::/ /;;;/..,::'|::::l::::::::::::::::l::l:::::::l::l::::::::::::::::l::::||
メ〃メ,,ゞゞキゞゞ k''"'メ':メ,.キキ〃' / //./::/ /::/ .,'' : |::::l::::::::::::::::l::l:::::::l::l::::::::::::::::l::::|
〃メ,,.イ〃キキk'"キキ'メ':〃' / .// /:/ /:/ ::, '::,' ::|::::l::::::::::::::::l::l:::::::l::l::::::::::::::::l::::|
キメ〃〃l'メ〃'"'メ':〃 / . // // /:/ .':::,.':: ,:|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
〃メ,,.イ k'"メ'ゞ / ..//.// / / ,.:":, " /::|::::l::::::::::::::::l::l:::::::l::l::::::::::::::::l::::|
メ〃メ,,.イ〃キキ k'"'メ':メ,.〃' / //.// /:/ ,.:'::,,' /:: /|::::l::::::::::::::::l::l:::::::l::l::::::::::::::::l::::|
キキ;;:〃キメk"〃キメ,,メ" / l/// /:/ , '::, '/:::/ ,.|::::l::::::::::::::::l::l:::::::l::l::::::::::::::::l::::|
〃メ,,.イ〃キキk'"'メ':〃' | /l ://,/:/ ,'':,' ./:::/ ./::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
キメ〃k"〃キメキ,'"___ __ |.// l///,,.'::, ./:::/ /: /|::::l::::::::::::::::l::l:::::::l::l::::::::::::::::l::::|
〃メ,,.イ〃k'"'メ':・・・・|::::| |://l .//,.'' /::/./::::/ ::|::::l::::::::::::::::l::l:::::::l::l::::::::::::::::l::::|
〃キメk"〃キ :・・・・・|::::| |:// :l/' ,,'// /:::/ /::|::::l::::::::::::::::l::l:::::::l::l::::::::::::::::l::::|
キメ〃〃l'メ" ・・・・・・|::::| |//l. ::; //./::/ / ; /|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
〃〃k'"メ'・・・・・・・・|::::| ,,,.II |//. /,"/::/ / ;; / ::|::::l::::::::::::::::l::l:::::::l::l::::::::::::::::l::::|
〃キメゞ・・・・・・・・・・|::::| 〃メメキ:: ̄ ̄|\ |//l: l,"// / ;; / _,,.-''|::::l::::::::::::::::l::l:::::::l::l::::::::::::::::l::::|
ゞゞ キ ゞ・・・・・・・・・|::::| 〃メkゞゞゞ :: |\| . |//: // /;;;;;/,,-''":l;;;;;;;; |::::l::::::::::::::::l::l:::::::l::l::::::::::::::::l::::|
ゞ〃;;ゞ;;;・・・・・・・・・|::::|〃メ〃キゞゞメ:::::\|,,,.....,,,.. ... ,|/l l/ -'';;;;,.''"-''"::::: : |-''''"|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
〃〃ゞ ・・・・・・・・・ 彡メ〃ゞ〃ゞゞゞゞ(〃メメゞキ;;;::;;|. '" l,,-''",,-'::::::::::|:|::::: | ::|::::l::::::::::::::::l::l:::::::l::l::::::::::::::::l::::|
/ / / \
/ / / l \
/ / / / // l l l ',
/ / ,. イ / l / ! l ハ 自民党総裁選では総理との一騎打ちになりますが
l / /」L.」_ l ∨/ | / ,' l
| l l/V _ ヽ| Tナ≠| /l l l なぜ出馬されたのですか?
l /l 」 ョ'-fzし! ´,ィf¬レ//l / ,'
V个、( ゞ=ヘ_ , lzチヌ[ / / /' 既に総理は主流派閥から支持を得て、再選は確実な情勢ですが。
ヽl ` ー‐ '゙ / `l `¨ )/l/イ
\ ` ¨¨¨´/ノ //
, -- 、 \ ー -、 /ァf´
`丶、 / `ト--个 、_ イチレ'
`丶、_ / l \ ,∧/_
、 / /\/´! l\ |`丶、ゝイ >1 ⌒ヽ
、 `丶、,' ,' ∧ヽ l | -`TT´- | l ヽ
\ `\./ ヽ. \ l L. -ー木 ‐- .」ー」 ヽ
/ ヽ-―‐-、\ ヽ. | l / /l ', ヽ「l/⌒ヽ
__ミュ、/イ,,ィ
_>::::::::::::::::::::::::::≧=ュ、、
_,≦:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.\⌒ 現在の、派閥の数と金権による強引な政治を誰かが止めなければならない。
_>:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミ、_
アィ:::从ァノノ/v/!从;:::::::::ミ` 我々「反主流派」は一致団結して
/ル{ |ニニ≧ー=ニミi、:.\
´`ヤ\ニ ニニ-イム{`` この悪い流れを断ち切る必要があると感じたからだ。
l=ニニム \_>´ ,イ⌒
|ニニニ≧ュ、‐- /≧ュ、,_
!ニニニニニニ≧ュ、、、、>>
iヨ三ミ≧ュ;ニニニニニ三三Ⅳ
,ィ彡ニニニ>ミニニニ三三‖
/ニニニニニニニヾミ三彡イヨム
‖ニニニニニニニニニニニニニヨム
元文部大臣・松村謙三
| / l // |l | l l l l
l l l /| // l 丶 l l l l | l l.
l l| / l /イ l 丶 l / 丶jレヘl| l ll 総理は63歳
l /l l 」//| l ヽl l /レT「 l l l|
l ! l //丶 | ヽ. ! l // /' /l l l| 対してあなたは76歳の政界の長老ということで
丶.|,ィT 丶、ヽ| ヽ.! 、レ'チ _.厶 l/ l | l|
| l N 丶! 丶---'\ |//, ィ ´ 」L∟Ll._ l / / かなり冷やかな見方をされていますが……
l 丶 l | /, -――- 、− イ,ィチV / /l j/ /
tl l | Y´ _l>t:ッ≠‐-、 /ゞ--'ン`/.イ /レ|/
、ヽ ト、 / ゞ.二ツ '., -‐=ト、  ̄ イ /
丶\/、 ` ー‐ '´ 〈ノ 、 `゙ ー---‐ァf゙ \
ゝ.'、 _ .. -‐'´ j〉 / | ヽ __
 ̄、 _ / l |l \
l` 、 / )ノ / l |! \
l `> 二 イ l | ハ
ヾ、‐-、、,,_ ヽ、
_,`ゝ::::::::::.≧ヽヾュ、
. ー‐=≦´.::::::::::::::::::::::::::::::::ム ム_,,,,,,,,_
_,,>::::::::::::::::::::::::::::::::>ゝj;::::::::≦、
弌::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::フ弌::::::::::ム ……このまま放っておけば、保守党の未来が危ういと感じたからです。
. _,イ::;ィ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
弌::;イ´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミヽ 少数の意見を多数で封殺する……
∠彡::;イ::::::アイ!:::::;イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::\`
゙ア;イィ/}寸、∨ムイヽミ、::::::::::::::::::::::::::、、\ まさに大政翼賛会的やり方を是正する必要が――
"アリ }i ):::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::、ヾ、
ム ヽマ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ア≧ュ、
,,ム ''マ:::::::::::::::;;、ィ≦二二ニニⅣ
/ニム }::;;ィ≦二 二二ニニニ‖
/ニ彡≦ミ彡三三 二二二二ニ‖
j{ミニニ彡≦三三三ニ ニニニニ彡;〉
,/|三三三三三三彡ニニニ彡彡彡ム>
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:::::::::::::::::::::::::::::
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┌─────┐
│1940年 │
└─────┘
//
_ -―-( (___
/ -`―-、
/ /ヽ ―-- ゝ
/ / / ´ヽ \ 我々は民政党を離党することにしたでござる。
/ / / / / / | | ヽ \
// / / / / | | | || | | \ ヽ\ \ 近衛の新体制運動に参加し
/ / / //ノ V | | || | | | | ヽヽ
|/ / /_二三ヽ|| /三二_| .| | | ゛ 一党体制を樹立させるでござるよ。
/ /ノ| ` `´ l `´´/| | | |
/ / || | |〉 メ /ノ.| || |レ そのために、民政党を解党することを要求するでござる。
/_/ | |\ -- /v V | /
/ ヽl | \_ _/W\ V へ
/ .ヘヘ| ト7 >ヽ、 / \ >
< \\ / / / \ /|二|/
\ \\ // / /|二|/
前逓信大臣 永井柳太郎
∠___:::::::::::::::::::::::::::::::::::::`\:::::::::::::::::::::::::::_ゝ
/::___::::::::::::::::::::__::::::::::::::::::_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::`\
/´:::::::::,..-ー'/´:::::::::::/´::::;::.-ー'"´::/::::::::::::::::-<、
//ノ::::,/::::/:::::::::::::::/::::;;-/ヽ;::-''フ:;l:::::::l:::::::::::::`< 永井さん、我々民政党は第一党ですよ
,/::/::::,/ /.、:::::_,...ィッ;-'゙Tイニ'、ヽ,:';/l:::::::/l::::::::::::::::`\
/;:ィ:::::/r'">、ヽl´ ´ 、゙廷_ソ.''^'' /::;イ∧:::::::::::`゙< なぜ解党する必要があるんですか!?
/;ィ:::::::l ("テ `゙ /''",弐'"|ヽ:::::::::、::::;ヽ
'''")::.ヘヽ、 ' t'リ,L/::::|:::::::::::`<
,.ィ-、;::::〉‐、 ,>′|::::/ l::::;l::::/
__,.、__r" ヽ.シ' l ,.-'"゙ヾ゙,ヽ、_ ,l/ ,|::::l,/
`-'l `゙ヽ._ヽ. ,/ .l゙,フ" ,/ //
| | ,.-''''ヽ / ヽ l' ,ノ′ /
,イ | ,ィ"| / ゙、 ,/ /
l | ''" ゙ .| / 、_ `゙''"/
'ノ l, ,/ ノ`゙'''ー-<__
民政党総務(元政調会長) 松村謙三
_____ //____
⌒>:::::::::::`ヽ///∠´ ̄ ̄`丶
/:::/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.Y//.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ`ヽ
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. ::::::〃.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,:.:.:.i:.:.:.:.\:.:.:.:.:.:ヾ`\ 政友会は既に解党。
/::::: /:::::::::: /.:.:.:.:.//:.:,:./:.j::::|:.:.:}:.:.:.:∨:.:.:.:.:.:\
. .':::::::/::::::,::: /::/::::///.:.://::/}::::! :/∧:.:.:∨:.:.:.:ヘ.:.、 拙者らも合流し、強固な議会政党を作り
i::::::::i ::::/:::/::/:: 7才んメ/:://:./.:/∧∧:.:.:Ⅵ:.:.:. ト、\
|::::: :| :/:::/::/::::/ ヽ 弋り㍉X.:/.:/厶ミ:.:}!:.:.:Ⅳ:.:.:.| \ この戦争に勝たねばならぬでござるよ。
:::::::::|/:::/::/::::/  ̄ ///<必`Yリ.:.:. Ⅳ:.:.:.|
∨::/::i::|!/::::/!i /´/´ ヽーイ|i:.:.: ∧/|:.:.:!
∨:::::i:|!::::/ノリ ノ \|:.:.:∧/:.:!:.:.′
∨:::!|!: |ーヘ. , --, 八:∧/:.:/Ⅳ
∨ |!:::!::::!| ヽ  ̄ /|:.:/ |:.:/.:/
∨∨::::::| 、 / j:/ :|/.:/
.,-=ミY:::| >┬< / 八
//:::::::::::::ヾ| ├─┐__
|\ /\ / | // /
_| \/\/ \/\/ |∧/ ///
\ /
∠ 永井の言う通りだお! >
/_ _ \
 ̄ / /∨| /W\ /\|\ .|  ̄
// |/ \/ \|
____
/⌒三 ⌒\ 民政党は即刻解党して
/( ○)三(○)\
/::::::⌒(__人__)⌒:::::\ 近衛の新体制運動に参加すべきなんだお!
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
/..:::::::;ノ::::: ..:::::::/:::::::::..:::::::::::|::::::::l::::::::::::::::::::.. ::::::::::::::::::.. ::::\
";::-'''"/:::::::::,..::::::/l:::::::::::l..::::::::::|:::::::::l:::::::l:::::::::::l:::..、:::::::::.. ::::::\ヾ:、
´ /:::::::;:イ:::::/::;|:::::::::::l::::::::::::l:::::::::l:::::::.l:::::::::::l:::::::ヽ:::::::::,、:::::::ヽ
/::::/ /..//::::ィ:::::::,イ::::::::::ハ::::::::|ヽ::::l、:::::::::l、:::::::lヽ::,l' ヽ、::::ヽ
''"´ ´ |゙'l::/ |:::::/_|::::,イ:::l .|::::|:::l ゙、:l ゙、::::__L、:::lィ,|'" `゙ヾ やる夫さん……
.l'∧'"l::::/`_゙7ト、_' , l:::l、:L,斗七_、 .|, ゙、::rリ
.゙、、.l 'l::/'ャ込:リ`'` ゙l:|.゙、|".辷'_;リン,.|',∧l′ あなたまで何を言うんですか!?
゙'、ヘl' u ゙ l,<'゙
,..-l`゙、 , u / ゙lヽ、
,.::-ー'''''''''''''" l ヘ l; ,.イ l `゙'''ー-.、
l l'ヽ. ,.......__,、 ,.イ,l l `゙'
l l.l \ `  ̄.´ / レ .l
l ゙''、. \ ,/ ノ l
,l ゙、_ `ー‐' ,...ィ' ,イ. ヘ
____
/ノ ヽ、_\ このまま、政友会と民政党が争っては
/( ○)}liil{(○)\
/ (__人__) \ 軍部の台頭を許し、議会の指導力が低下する。
| ヽ |!!il|!|!l| / |
\ |ェェェェ| / ここは議会が大同団結して
/ `ー' \ |i
/ ヽ !l ヽi 指導力を発揮するときなんだお!
( 丶- 、 しE |そ
`ー、_ノ \xAD堯\xA1l、E ノ < ドンッ!
、:::/´::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ:::;ゝ
'"/:::::/:::::::::::::/:::::::/:::::/l:::::l:::::::l::::l:::::::、:::::::::::::::::::::::\::::`ヽ
´:::::::/::::::::::::::/:::::::,イ::::,イ,イ::::l::::::l;::;ハ:::::::lヽ:::、::::::::::::::::::\::::ヾ でも、民政党は政友会を抜いて議会第一党……
:::::,/:::::::::/::::/|::::,/ |::/l_',.l:::::l:::::|、l__ ヽ::::l ゙l:;ハ:::l::::::::::::::::::\:::
;イ:::::::::/;、::l -七_二,´ ゙l ,ハ:::| ,.`二、トl'、 l:::l:;、::::\:::::::ヽ 第一党が解党する必要が――
/:::::::/:::::}、l' -イ´r-':::)゙ ゙ ゙、l ' r-'::::)゙ァ' .V'ィ l:::::::::::゙、ヽ、
,,/l:::::ィ l〈゙r、 ゙ ゙ー‐′ ゙l ゙'--'′ r'l 'ノ゙ヽ、::::ヽ
,..l//;∧ ゙ヘ u , lノ,ノ、`゙'ー`ゞ_
´:::::::::::/ \、 〈l /;-" ゙l::::::::::::::::`゙
:::::::::::,/ ト、 u,, ,イ l:::::::::::::::::
:::::::::::| l::\ ´ ̄` ,イ::::l l:::::::::::::::::
:::::::::::| l:::l \ ,/ /::::/ ゙:、::::::::::::::
:::::::::::| l::::\ ゙ヽ、 /' /:::::| .゙、:::::::::::
:::::::::::l |:::::::::\ `゙'''" /:::::::::| ゙、::::::::
, (⌒ ⌒)
(⌒ ( ) ⌒)
( ) )
(_ヽ_ハ从人_ノ_ノ
,r'ニニニヾヽ、. | || | | //ニニニヽ、 松村君!
("´ ̄ ̄ヾ)) ノ L,l ,|| |、l、 ((/ ̄ ̄`゙`)
| 、ィ_ノと)' /"\三/"\ (つ(_,,ア |! もう民政党とか政友会とかいう時代は終わったんだお!
i| ` イ_/ ./((○))三((○))\ _Y |!
.ヽ、 ' ( / `゙(__人__)'" \ / ` / この二つの政党の争いがこの国をダメにした。
\ \l i| |! l/ /
l|l \ \ 、i|,/⌒ヾ、|!;, / / |l やる夫は即刻、民政党を解党すべきだと
\ ヾ `ー一'´ ィ / i
ヾ、 ``"´ / 君たち、党指導部に要求するお!
゚ |! Y ィ |! 。
,. ' 、/ ヾ ´ ’ `
゚, i! `| ゜、l! i|!; ゚ ゜ 。
/へ\へ///へ\へ///へ\へ///へ\へ///へ\へ///へ
〆 〆
〆 バスに乗り遅れるな! 〆
〆 〆
〆 民政党は大政翼賛会に参加すべきだお! 〆
〆 〆
へ///へ\へ///へ\へ///へ\へ///へ\へ///へ\/\
,. -─────────‐- .、
// ̄ ̄\ / ̄ ̄\\
/ \
/ :::::::::::::::::::::::::::::::: \
/ / / ̄\\::::;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::// ̄\\ \
/ | |. ┃ .| | ::::;;;;;;;;;;;;;::::| |. ┃ .| | \
/ \ \_// :::::::::::::::::: \\_// \
/ ../ ̄ ̄\ / ::|:: \ / ̄ ̄\.. \
/ ::::: | | | ::::: ヽ
| | | | |
| \__/\__/ |
| エエエエエ |
| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ |
ヽ :::::::::::: /
\ /
\  ̄ ̄ ̄ ̄ /
□
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┌───┐
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│ │
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:ミ:、`: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ミ=-
ィ彡: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :三ニ
イ'ィ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヾ卞:、 今思えば、やる夫がやったことは
:/:::::::;ハ;从ヾ;:,、;:ハj:ハ;ゞ:、:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ、: \
:::::彡ーくハ八大十┼L∧_ハ;ヾⅣ;、::i::::::::: 第二の大政翼賛会を作ったという事だ。
:::::{ i⌒ヾⅥ::::::::::::::::::::::::::ヾ ̄二三iゞ::::::_
:::八ヾ> ゞ! ヾ:、::::::::::::::::::::::::li:::li::::::::}::::::_彡 あの時と、今の自民党はどう違うと言うんだ?
:::::::::;≧、` `ヾ:、::::::::::::::::li:::li:::;:イゞ、ミ:、
;;;;;;;;:l::::∧ `ー- :::_」i::/ヾ=:ゝ あの時より、ひどいじゃないか……
ー-ト、:::::::\ ゞ’/ ̄
::::::::::: `:丶:、:\ "¨ニ´ へ,
::::::::::::::::::::::::ヾ┴―-:、 /;:ァ::/
:`:丶:、::::::::::::::::::::::::::::::::Y⌒V:::/
――だが、あれは5年でつぶれた。
――君が作った自民党は後10年ってとこだろう……
――必要であれば、僕が潰してやる……
l
|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|\
|_____________ |: \
|三|三|三|三|三|三|三|三|三|三|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|\
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|三|三|三|三|三| ノヽ |三|三|三| ,. |三|三|三|三|三|三|三|三|三|三|三|三|三|三|三|三|三|三|三|三| | l |
|______ 彡;;i;ミゞ___ ,.ソ;:ミゞ____________.,ソ;:ミゞ,::____________| | l |
|三|三|三|三|三ソ彡;ミミ|三|三| 彡ヽゞ' || || 彡ヽゞ' || || :|三|三| | l |
| |i: |i, || || |i, || || :|_____| | l |
IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII
IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII
┏━ ━┓
┏┛| ̄  ̄|┗┓
┃| ̄  ̄|┃
┃| やる夫は自由民主党を作るようです |┃
┃|_ _|┃
┗┓|_ _|┏┛
┗━ ━┛
\ │ /
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─( ´∀` )─
\_/
/ │ \
∩ ∧ ∧
∩ ∧ ∧ \(´∀`)∩
(´∀`)/ | /
| 〈 | |
/ /\_」 / /\」
 ̄ / /
【原作】
戸川猪佐武「小説三木武吉(1983年)」
戸川猪佐武「小説吉田学校 第一部保守本流 第二部党人人脈(1972年)」
【参考文献】
重盛久治「三木武吉太閤記-生きた政治史(1956年)」
三木会「三木武吉(1958年)」
水木楊「誠心誠意嘘をつく 自民党を生んだ男・三木武吉の生涯(2005年)」
その他歴史書・政治評伝
┏ ┓
┃ ┃
┃ 第十一話 やる夫と大政翼賛会 ┃
┃ ┃
┗ ┛
┌─────┐
│1932年 │
└─────┘
うう……もう僕はダメだよ……
,,, .- ; ,
_ ___ イ-.、 .''^ッ ノ`ヾ゙ミ、,, ,,,
lヽ  ̄ Y '''''''''''...< /_) ) ヾ ,ィ^'' ^.k
/⌒ヽ k.ヘ、/ ヽ/ ――.' ヽ,,,ィ'゙ツ .゙ミ、
l \ \./ ヽ\ ミ
.ヽ ,,,ィ''ミ⌒/ .ト .ミ
/ -―へ、 ○ ○ イ、 `ヾ⌒)/ /
' ― --.―ィへ、_,ィv,,_/Y >ミ/ ( 、, /
ヾ、 `ヾ (, ,オ`^ `^ v、,,,v ヾ,v,,, Ⅵ vv、 イノ
⌒ -'' .⌒ ^^^ ^^^^
前内閣書記官長 森恪
____
/ \ しっかりするんだ、森君!
/ _ノ ヽ、_ \
/ o゚⌒ ⌒゚o \ 君がいないと僕は――
| __´___ |
\ ` ⌒´ /
文部大臣 鳩山一郎
l.ヽ、 /|
|\ \ //|
| \ \_,,.. -─‐´´ ̄ ̄ ̄`` ──- ..,,_// l いや、もう大丈夫ですよ。
.| _> < /
゙y.'' u ` < 目障りだった犬養の野郎が死んで
/ / _ _ \ \
/ / /::::(う、 /:::::(う、 !. ヽ 鈴木さんと鳩山さんが
/ / .|::::(;;;;)::::| |::::(;;;;)::::| l. |.
/ .| \::::::/ \::::::/ | .| 政友会を自由にできるでしょ……
.| .|  ̄  ̄ .| |
| !. u / .| でも――
.| |\ `ー'`‐' /| |
| .| .゙ ‐- ..,,__ ___,,.. -‐'' | |
.! | 7 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ !、 | .!、
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
__ __
, ´ `´ `'' 、
/ / ヽヽ \
.'/ / ヽ ヽ ヽ
ノィ ' / / / , ! l ヽ ゙ 森は軍部に迎合し過ぎじゃないのか……
./ f,' i ││ |! 丶. | | | |
f | l l ,イ |ヽ!、. ト、. | | ! | 議会人なのに、軍人と密談して
l ,.イ ヘ l ー!‐_、ト ヾ\ l ≠.jト、,l /! ,
|ハ ,!ゞV´!:::_j` `'イ::_j`メ|/,.-、l! 一体、何を企んでるのか……
f ト, ! ー' ー' ' !.ノゞ
`Viヾ.! ' j /| / ある程度。距離をおかないと……
!ハ !ゝ. ´` ..イ /
\ルヽ . ,.イノレ'
` rノ ` ´ |' -..
/ |‐- -‐ヽ \_ __
rィl´ |-- ― -- / //ァ
政友会総裁 鈴木喜三郎
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
最近の鈴木さんには困ったものですね。
いろんな「お偉い方」が鈴木さんに怒ってますよ。
もう軍部と協力しないと何もできないのに……
∨ \ ./ __ __
∨ /\/ _)/ ハ _)/ ハ
. ∨ ./ { 込cリ { 込cリ
/ ' ゞ='’ ゞ='’
. / ‘
/ :
. / .l
/
. / ‘, ゝ ^ヽ _ノ
____
/ \
/ _,ノ \ \ 森君。君は一体何を言って――
/ (●) (●) \
| ' |
\ ⌒ /
r − - 、
/ \
/ ヽ 僕が死んでも大丈夫でしょう……
{ __ .ヽ
,.ィ、 l .r´ マ ハ もう後には引き返せないから……
/ | | l l V
o´ ̄ ヽ≧_ .l .リ
r/{ _ o r<7 }
_r、rゝ'_>~ } .「´ \ ,'
`ー---‐ ' `T 'イ ト、 `}> /
{Vゝト‐K ヽ_ノ ノ
ハ| | ヽ、{´
'イ_八 ゚ 、゚ r'
,!ヽ.
_ ノ i
, ´ ̄ |
/ / . ォ
. / / / , :
, ′ ,. '"´ r─ - 、 ,. ─‐'- 、i ! 僕の念願だった大陸政策は
. / ,. '" '、`>ォ ` `ヾ.
/ ,.′ 冫 .′ ● i 満州国樹立によってもう既定路線となった。
,′ ヽ{ / .i ● ,!'.
: ∧ .′ .!、 、_,_, / '. もうこれで、この国は引き返せない。
| | r ,′ : ` 、___,. " i. X
| 、 | ゝ、 i / | レ ゙:. もうあなたたちの力を借りる必要もないわけです。
: ヽj. / >'/ i! '. \
∨ ` 、/ У l il '. ゚ ゚ ゚ ヽ
\ r'__゚ ゚ ,. ゚ / l l. /i ゞ-'´ゝ '`ー゙
. ヽ. _,.イ ゞ-'"^^ヽ i i / ,'
`ーァ '"´ ̄ ̄! i : :,イ / ̄ ̄/|
/ ∨ ノ _,!. lf._j / /
/ ヽ.___゙オ'´ ゙^´ ./ / i
. /_______________/ / .!
└─────────────── '
. i i
. | |
}YY}
/…/
≠ ≠
∠} /
{> ⌒。Y
/ (°~ /^) ごほっ……・
≠ ≠(^Y /
/…/ У { ごほっ!
{ハハ{ ( ヽ
(ノ⌒ヽ、 _ノ、
/⌒ ー‐U }
/ /
{ ___ /
ヽ (
\)
/ ̄ ̄ ̄\
/ ノ \ \
/u (●) (●) \ 森君!?
| __´__ u |
\ .L:::::ノ /
/ u \
┌─────────────────────┐
│大陸での戦争へとつながる満州事変…… .....│
│政党政治が終わった五・一五事件事件…… │
│これらで暗躍した森恪は1932年に亡くなった。 │
└─────────────────────┘
____
/ ∪ \
γ⌒) ノ三三三ゞ(⌒ヽ 森君が亡くなって、僕はどうしたらいいんだ……
/ _ノ (>)三(<) \ `、
( <:::∪:::: __',__::::∪| )
\ ヽ ::∪:: `ー'´∪:://
┌──────────────────────────┐
│森が亡くなってから、さっそく動きがはじまる。 ..│
│森が育てたファシズム勢力。 ..│
│そして軍部が、鈴木と鳩山への攻撃をはじめたのだった。 │
└──────────────────────────┘
<斎藤内閣をつぶして、挙国一致内閣を作れ!>
<軍部のいう事を聞かない政府は倒してしまえ!>
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:、:.:.:.:.:.:.:ヽ、
/:.:.:.:./.:,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.ヽ:.、:.:.:.ヽ:.\
/,:.:.:.:/:./:.:.:.:.:.:./:.:.!:.:.:.!:.:.:.l:.:.l:.ヽヽ:.:.:.:.:ヽ:.ヽ
. //:.:.:.,':./:.:.:.:.:.:./:.:./:.:.:.:|:.:.:.|:.:.|:.:.l:.:.!:.:.、:ヽ:.ト. ',
. /」:|:.:.:.|:.|:.:.:.:.:,.イ:.:./|:.:.:.:,!:.:./:.:.l:.:.:|:.:.|:.:.:!:.:.l:.:.! 1 (……何か、おかしくなった……)
ノ'´|:.|:.:.:l:.:|:.-rーァx...」:_:.ノ!:.:.ハ:.A ォ-:!:.:.:.|:.:}:.:.| !
|:.|:.:.:|:.l:|V|;ォf==レ ´ル' /ィ-ヘ|:./:.:.,!:./|:./
1l、:.l:.ハl:.:.|` {゚: ::| {゚: ::ル',!:.:.ィ:/ ,リ
゙ ',:.トl、!:.:.| ゙-┘ 、 `ー' /:イ,シ /
. ヽヽヽ:.l、 _ _ /:.:.!
` lハ:lヽ、 ,.-1:./
ヽN |` ‐ 、__,. ィw '/
,r'^,! 「ヽ、'´
_,.-' | ヽl ヽ、.._
_,. r ´ | _...._ | l. `ヽ.._
┌─────────────────────────┐
│そして、鳩山が文部大臣在任中に、帝銀事件が発生。 ..│
│鳩山は汚職での追及を議会で受け、失言をしてしまう。 .│
└─────────────────────────┘
___
/ \
/ ノ ヽ\ 辞職の件について
/ u (●) (●)\
| U __´__ u | 明鏡止水の心境で対処します。
\ `ー'´ /
ヽ < ∩ノ ⊃
| ⌒ヽ i |/ _ノ
| ヽ \ /
┌───────────────────────────┐
│政友会内部で育ったファシズム勢力、親軍派勢力が .│
│同じ政党の鳩山一郎を攻撃し、辞任に追い込んでしまった。 .│
└───────────────────────────┘
\明鏡止水!? / \それは辞意表明!?/ \鳩山はやめろ!/
|\ /|. |\ /|. |\ /|
|\\ .//|. |\\ //|. | \ //|
. / ,> `´ ̄`´ < ′ | ,> `´ ̄` <、 | _ /  ̄`´`´ < ′
_ / / V:/⌒l /V \(⌒)( Y `ヽ\ {⌒)
.(⌒ヽイ ● ● | _ノ (^ヽ {● ● }i ノ / | {● ● } / /
\ \ 、_, _ ノ. ノ /\ \ 、_,_, ノ/ / /|. ゙、 、_,_, ノ /。\
\ \ ノ 7・ ・/\ . . / / /。 \ ト . _ _ . ./ |/\_.|
\_ Y l/l/ ) / l/l/) /
<森恪の意向で、鳩山と鈴木が政友会に連れてきた親軍派の皆様>
_____
/ \
/_ノ \ ヽ
i(ー) (ー ) | ……もう辞めよう……
ゝ __`____ j
` _`ー'´ /
/ _ `i
/  ̄`Y´ ヾ;/ |
,| | |´ ハ
| | |-‐'i′l
|__ | _| 7'′
( (  ̄ノ `ー-'′
┌───────────────────┐
│今までの政友会 ...│
│・議会政治による政権運営 .....│
│・軍と距離を置く │
│ ......│
│森恪・鈴木派台頭後の政友会 │
│・議会政治重視のリベラル派の追い出し .....│
│・軍との距離を縮める ..│
└───────────────────┘
-‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
/ /" `ヽ ヽ \ 自分たちが政治的に利用していた森恪が亡くなったとたん
//, '/ ヽハ 、 ヽ
〃 {_{ノ `ヽリ| l │ i| 森の仲間たちに、自分たちが攻撃されるなんて
レ!小l● ● 从 |、i|
ヽ|l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ |ノ│ 鳩山は夢にも思ってなかったにょろか?
/⌒ヽ__|ヘ. ー' j /⌒i !
\ /:::::| l>,、 __, イァ/ /│
. /:::::/| | ヾ:::|三/::{ヘ、__∧ |
`ヽ< | | ヾ∨:::/ヾ:::彡' |
___
,.ィ:::::::::::::::::::::`:.、
. /:::::::ノ⌒ヽ:::::::::::::\ 政友会内の派閥争いに勝つために
. /::::/´ }从|:::::|:::::::',
r|:::::| ー |:::::|::::::::::', 森恪の力を利用して、選挙で自派の議員を増やし
_/ ̄ヽ:::::| ノ ___ |:::::| ):::::::::',
/ }从ト、 =='  ̄.|:::::|::::::::::::::′ 鈴木派を第一派閥にしたのはいいのですが
. / / 小:.、 -‐ |:::::|:::::::::|::::′
/ ―く |:::::ト ._ イ|:::::|:::::::::l:::::i それが結局は議会軽視の「親軍派」の議員ばかりになったんですね。
\ ` ー― |:::::| ̄7´ |:::::ト .,:::l:::::::,
\ |:::::| / ̄ ̄/|:::::| \:::::, 政治権力争いの結果、こうなってしまったんですね。
. ` .,_ /::::::|./ / .|:::::|/ ̄/\,
. \/:::::::,' | / ,!:::::! / \
, -‐ r ─― 、
/ / \
// ,=vシ== 、 ヽヽ ヽ 鳩山の義兄の鈴木総裁も
// // ヽ ヽ ! l l
〃{ i{ {‐-、 ィ尢ハl i| | 明らかに森格のやり方がおかしいと感づいて
{仆 f _ _ | | |
|ハム  ̄ ,  ̄ l |)l|! 森と距離を置き出したそうなんですよね。
l `∧ r‐‐v li l l |l
. ,' i ゝ、 ヽ ノ ィ'l l l ! それに森が怒って、鈴木追い出しも画策したそうですが
/ ,' l _}>‐匕!_ / ,'l l |
/rt/ ィf< _ _ `/ /_j | l その前に、自分が亡くなってしまったそうです……
ノ |l/ ,' llニニ二ニ/ / >、|
/ / /. ├ ¬ー/ / // ヽ
. / / / | ,/ /´,/ ヽ
, イ / ∧ | fA./ //レ''´ \
〃≠-、,.イ/ ∧ \,| / / ハ. \
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
before(戦前)
,___
/ \
/ \ / \ 統帥権干犯!統帥権干犯!統帥権干犯!統帥権干犯!
/ (●) (●) \
| ___'___ | 統帥権干犯!統帥権干犯!統帥権干犯!統帥権干犯!
\ |il!|!il| /
. /⌒〜" ̄, ̄ ̄〆⌒,ニつ 統帥権干犯!統帥権干犯!統帥権干犯!統帥権干犯!
| ,___゙___、rヾイソ⊃
| `l ̄ タキガワ、チアンイジホウ
. | |
after(戦後)
___
/ \
/ ⌒ ⌒ \ あれが、議会軽視に繋がるなんて
/ (⌒) (⌒) \
| ___´___ | あの当時は、夢にも思ってませんでした。
ヽ、 `ー '´ /
ノ \ 僕も軍部の政治台頭による被害者なんですよ(真顔で)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
./: /: : :/:.:./ ヽ:.i: : : : ヽ: : : ハ
/: /: : :/: :/ i:i: : :ヽ:.:.i: : : : ::
.′:!: : : {: :′ i:}、: : i|: :i:.i: : : :i まぁ、いくら森の言いなりだったからって
.:/i:i: : : :|:{´ ̄`ヽ、 . ィ  ̄:.i|ミi:.|: : :.:|
.i:ハi:{: :.:.:.i.ヽ_ 、 ´ .V |: :i.:|: : : i 「あんなことになると思ってなかった」
.i:{i:iハ:.:.:.i,イ'示:えミ. ィニ:示ヽ|:/:.:|: : : |
.i:{:,':i: :V小 {:r':.:.:.i {r':.:.:.:i i}: : :.|: : : i 「後で軍部に攻撃されたのは自分だ」
λ:i: : iハ ヽニ:' っ:.:./ .i: : : |}: : :i
/: /i: : |: ::. ’ `¨´ ./: : :.:|: :.:i:{ とか言うのもどうかと思うんですけどね……
/: /:.i: :.:|:i:八 . --、 ./: : : :/: : :i:.:.
./:.イ:.: |: : :i|: : へ  ̄ .イ: : : :./: : : : ハ
/:/..i:.:._|.:-‐|: : : i. ./:i . . イ i/: : : /ヽ: : : : :ハ
┌───────────────────┐
│話は変わって…… │
│日中戦争が起こってる最中の1939年4月 ....│
└───────────────────┘
____
/- 、 ! ,. -\
/ヘ二_爪_二ヘ\ ――ということでやる夫君。
/ ヾニ・ニハ ハニ・ニフ \
| / | | \ | 報知新聞の社長選びは任せたよ。
\ ィニニニュ /
,--ゝヘヽ、___ ーーノ゙-、.
/ | '; ゝ_____ ノ. |ヽ i
l |. ヽ/゙(__)\/| i. |
| | ヽ. ハ..ノ | | |
新・東京市長(報知新聞社長)
頼母木桂吉
____
/⌒ ⌒\ / }
/( ●) (●)\ | ! /) 安心してくださいお。
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \│ {//
| |r┬-| |/^つyく 報知新聞のことはやる夫に任せせてくださいお。
\ `ー'´ / { `〈__ }
ヽ ′/
┌─────────────────────────────────┐
│東京市政の大御所としてやる夫は .│
│新市長に同じ民政党の頼母木桂吉を擁立。 │
│その結果、報知新聞社長であった頼母木の後継社長を探すことになった。 .│
└─────────────────────────────────┘
が――
_-─―─- 、._
,-"´ ゝ \
/ ヽ え?……
/ ::::/::::::::\::ヽ
| / ヽ `::::´ /`ヽ 誰も、報知新聞の社長になりたくない?
l ( ○ノ::::::::::ヽ○.;l
` 、 (__人_) .;/
`ー,、_ /゚
/ `''ー─‐─''"´\o
┌───────────────────────────┐
│10年前から、報知新聞は経営難になっており ....│
│経営者がころころ変わるなど、負債がたまりにたまっており ...│
│誰も貧乏くじをひきたくなかったのであった。 ...│
└───────────────────────────┘
-―─- 、
/ \
/⌒' _ノ \ (⌒ヽ, ということは……
. / ′ ( >)}lil{(< )o.\ 丶
{ { 。゚ (__人__) ゚ } )
. \ 、 |!lil|!|!l| ; / /
\ ー |ェェェェ| /
7 l
┌───────────────────┐
│社長の後継者を頼まれた手前もあって .│
│自分で社長になってしまった。 ..│
└───────────────────┘
- - 、
/ (● ●)ヽ えー皆様
ゝ(_人_) ノ
/ ヽ 報知新聞社の社長に就任したやる夫だお
/ ̄ ̄Ⅰ ̄ ̄\
|二二二二二二二|
| |
パシャッ! パシャッ! パシャッ! パシャッ! パシャッ! パシャッ! パシャッ!
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
( )】 ( )】 ( )】 【( ) 【( ) 【( )
/ /┘ . / /┘. / /┘ └\ \ └\ \ └\ \
ノ ̄ゝ ノ ̄ゝ ノ ̄ゝ ノ ̄ゝ ノ ̄ゝ ノ ̄ゝ
┌──────────────────────────────┐
│この報知新聞社。 .│
│大隈重信の影響を絶大に受けており、株主には大隈の息子がおり │
│事実上、民政党の機関新聞社であり、東京の大新聞社であった。 ....│
└──────────────────────────────┘
トイ
トイ
トイ
i三i
〃 ヾ、
〃 ヾ、 でも、借金ばっかりで
〃 ヾ、
〃 ____ ヾ、 やる夫が肩代わりするはめになるんだお……
〃 / \ ヾ、
|| / _ノ ヽ、_ \ || それに、新聞社なんて全くわからないお。
|| / o゚⌒ ⌒゚o \ ||
ヾ,| (__人__) |// 誰か助けてほしいお……
(⌒)、_ ` ⌒´ _,(⌒)
/ i `ー=======一'i ヽ
l___ノ,、 ,、ヽ___i
l l
/ ̄ >―───―-
, -ー─ |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : `丶
|: : : : : : l: : : : : : ヽ: : : : : : : : : : : : : : : \ あれ〜やる夫さん
. |: : /: :.:|: : | : : : : l\ : ヽ: : : : : : : : :\: :ヽ
j/ : /: :.|: : | : : : : |ー\‐丶-: : : : :.ヽ: :\ハ ┼ どうしたんですか?
/: : : / : : |/|l.: : : :.| _\ }\: : : : : l: . : |:|
/: : : / : : ∧ :八.: : :│ 行う示㍉ヽ: : : j\: |:| _人__ 今にも死にそうなお顔をして?
/: : : : | : : ,′'x=ミ、 : : l、 |j:_ハ_jⅣ:.ヘ : / : :j/:| `Y´+
|: :/| :│ : | /イノ'ハヽ :{ :>弋_Yソ |│:.Vヽ: : :│ +
| :ハ: : ヽ:小'{iヘ_Yソfj⌒ヾ、 ''  ̄ ,| j: : :! } : : |
∨ ヽ: : ト{ ハ ゞ'´/tー'^ヽ`ー‐ '´|/∨:|イ : :│
ヽ \!/\j__''_ノ ∨ } / : : :.|│: :│
|: :.:ノゝ, __/⌒'<_ イ.: : : :.:|⊥:.:八
|: :/: :j: : |/ ノ`ーくヽ ∨: : : : : リ'⌒\丶
∨: :/ : /  ̄ヽ_)_)‐': : : : :〃 `、:\
/ : / /7 Y '´ ,ィ’ : /: :/ |: : :\
/: : : / ∧{. ノ // : : /: :/ │: : : :.ヽ
読売新聞社社長 正力松太郎
____
/_ノ ヽ、_ \ おー、正力!いいところにいたお!
o゚((●)) ((●))゚o
/::::::⌒(__人__)⌒::::::\ 新聞経営とか全くわかんねぇお!
| |r┬-| |
\ `ー'´ / お前、俺を助けてくれお!
ヘ
/゙  ̄ ̄ `ヽ|: : :\ー- 、
/: : : : : : : : : : :|: : : : : : : : : : ヽ、
/: : '´ : : : : : /: :l : : : : : : : : : : : :.\
/ : : : : : /: :/: :/: : : : : :/|: : : : : : : : :ヽ なんだ、そんなことですか。
/ : : : : : : /: : _/:_:/ !: : : : / |: | : : : : : : : : ',
/: : : : : : : : /: :'´/|: / |: : : : | l:丁`ヽ: : :ヽ: : :i じゃあ、私が
/: //: : : : ,': : : / .|/ :l: : : : | ヽ|: : : : : : :.∨ |
// ,' : : : : i: : :/ ,ィ≠k ',: : : :.| z=kVヽ: : : : : ∨ 新聞社のことを知ってる人を
| : : : : :|: ://代 ノハ ヽ:..:::| f..う㍉ハ: : : : : :l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|小 {i ::::::j} } ∨:| {i:::::::ハヾ|: : :|:: :│ 紹介しましょうか?
| ━━━━━ l{ハ V廴ソ f==fヾ Vヒ ソ j: :.∧:: :|
| 紹介状 |ヘ}、 _ _ ノ ' ヽ、 `¨ ノ| :/小: :|
. /^) 〜〜∴〜〜 |: :ゝ _ ::.:. こフ  ̄.:.:::/ :|/: : | ∨
{/ ス |: :.|: :.|> , __ </: : :|: :.│
{/ _ノ |: :.|少' r| Ⅳ\ /: : : :l: :.│
ヽ'´_フ |: :.| |_ | ノ: : : :/ : :│
V| |: :.| | `7 /: : : : /: : : : l
ト| |: :ヘ. | ,/ /: : : : / \: : : l
{.L.rー‐、(こ'ー-、__.」: : :}ヽ | / { : : : / /}: : :ヽ
____
/ \
/ _ノ ヽ、_ \ おー、正力。本当助かったお。
/ o゚⌒ ⌒゚o \
| (__人__) | やる夫は鉱山経営で手一杯だから
\ ` ⌒´ /
> / )ヽ < 新聞社を任せられるやつが欲しかったんだお。
( \ / __ハ ) / )
\ ゙ /ヽ ゙ / ありがとうだお。
\_/ \_/
/ / |l /::/ \ \
. ,イ | | |/:::::/ ,イ ∧ l ヽ \
/ | | |:::::/ ィ'"¨/ | / V 、! ヘ ヽ
,′ | l | / ,/ / .| / ∨|ヽ ハ ヘ やる夫先生〜
i | 〈j::/ ,/ / l/ Vヘ | ,∧
| | ! ∨ /,>=ミ. / ,r=く }| l| ト、', 正力さんんが紹介してくれた人が来られましたよぉ
| | l V,勹::::ハ ' jr'ハ∨ ||| ヽ
l|八 ', :| 《{::ト :::ノ| |{::リ } /! ト、:| なんでも、司法大臣の秘書官をやってる方だとか。
| |∧ ヽ/∨ハ V弋rリ Vノ ∧/|| ',l!
Ⅵ V { V::ヘ ', ¨´ ' '' | :|/ リ
ヽ V 廴.∨:::ヽ、 ヽ ( フ ,.ィ| :|
∨ ト、.∨ト、\ ヽ 、 _ ..< |/八 ,'
∨| \{ ̄ ̄\ \/j/}/ | }/
ヽ| |\:: :: :: >- \ /
,':: :: ::.// ̄ ̄\
/:: :: ::/ / \
やる夫秘書・重盛久治
____
/ ⌒ ^\
/ ( ●) (●) おっ、なんか早いお。
/ ::::::⌒(_人__)⌒ヽ
| |r┬-| | すぐ呼んでくれお。
\ `ー'´ /
┌─────────────┐
│で、やってきたのが―― .│
└─────────────┘
,ィ;ニ:ニ:ヽ、
/:/ `゙
{::{__,、__ __,
..-‐:.:.: ̄:.:.:.:.::/:::\:.: ̄:`:ー:-‐'´:.:/
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:<
/:.:.:.:.: /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:::.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\ ういーーーす。
,':.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /|::i:.:.:.:.:.:.:|ヽ::.、:.:.:.:.:.:.、:.:.:.:\
|:.:.:.i/:.:.:.:.::,':-‐:/ |:|.:.:.:.:.i::| ーl-|:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.∧ 正力さんに呼ばれて来たよ。
|:.:.:,':.:.:.:.:.::|:.:.:./ !|::.:.:.::|:.l |::|、:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.、:.:ハ
|:.:.|:.:.:.:.:.:.:|:.:/___ |:.:.:./|/_|/ ∨:.:.:.:|:.:.:.:.:.|\| で、どなたがやる夫先生?
|:.:.|:.:|:.:.:.:||:/三三 |:/ 三三 /::∨::.:|∧:.:.:|
|:.:.|:.:|:.:.:/|´ ・ハ:.:.:|:.:/ \:|
|:.:.|/|:.:/::| xxx ` xxx |:.:.:.:|/
|:.:.:.::|/::.:.|、 'ー'^ー' ,..':.::|:|
|:.:.:.:.:|::..i::|::>::... __ __,..イ::i:.:.:.|:|
|:.:.:.:.:.|:.:.|::| \j 〈::.} ゛|::|:::.:.:|:|
|:.:.:.:./|.:.:|::|\ \ ./ |::|:::.:.:|:|
____
/ \ (なんか、のんびりしてそうなやつが来たな……)
/ ─ ─\
/ ‐=・=‐ ‐=・= \ やる夫だお。で、名前は?
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/
: : : : : : : : : : : : : : : : `:`:ヽ-:'':":゙:、
.: : : : : : : : : : : : : : ; ': : : : : : : : : :゙,
: : : : : : : : : : : : :, ': : : : : : : : i: : : :.i:.`丶、
.: : : : : : : : : : :, ',.': : : : : : : i: :!: : : :.!:::.\:`:.、 あなたがやる夫先生?
: : : : : : : : : :,.' / . . |: l:. : : :.!::::::.ヽ\゙:、
.: : : : : : : : :,' ,': : : : :,:|: : :./!:.}::: : : :|:::;、:::::`、ヾ:、 野次将軍とか言うから、いかつい顔かとおもってたら
: : : : : : : :.,': ,' : : : :.;':!: 、:/ !:ハ:: : : :l:::::',゙、:::::i.
.: : : : :|: : ,': ,': : : : ;'::!: :./`j、' !: : :.l::::::::! V:::! ただのじいさんじゃん。
: : : : : !: :j: :i : : : ;:::/.:./ 〃`''|: : ;{:::::::::! V:l
.: : : : :j: :i: ;l: : : ://':.;イ / !: :/ !:::::::! V| あ〜私の名前は池田正之輔。
: : : : :.|:/|:,'! : : 〃!/:i:l 二ニ、j:./ l::::::l ゙}
.: : : : :! Y,'.|: : :/:/゙::: !j  ̄ ̄ ツl、 l:::/ あと、私の呼び方は「池正」でいいよ。じいさん。
: : : : :l: :.|ヘ|: /:::':::: : :.!i 冫 |/
:.:|: : :j: .:::::::!'ハ::i:: : : : :!! .__,_ / ;⌒!
::l: : :.!:.:::::::::;' V、::. : : jl !_ノ/ ノ . /
:j: : :.!::::::::::;'`ヽV:、:. : : i! __ .ノ / '――- 、
l: : :.!:::::::::/ ,,...、V、:. : : ゙、 / ノ r‐-、―'
: : :l::::::::/''";:=''‐ミヾ:、: : : `、. / r''‐-;'
.: :l::::::/'彡'-'''"⌒`ヾ:、: : :.`、 / /、仁.ソ
: :!::/シ'´ ヾ: : : `、 / /
司法大臣秘書官 池田正之輔
/)
///)
/,.=゙''"/
/ i f ,.r='"-‐'つ____ ハハハハ……
/ / _,.-‐'~/⌒ ⌒\
/ ,i ,二ニ⊃( >). (<)\ やる夫はもう「じいさん」かお。
/ ノ il゙フ::::::⌒(__人__)⌒::::: \
,イ「ト、 ,!,!| |r┬-| | 気に入った。採用だお!
/ iトヾヽ_/ィ"\ `ー'´ /
l.:./ /: :`:、 __
!/_,. .-: :'':":´: : : : : : :ヾ`''"_ _,.二=ー…-
,. :':゛: /: : : : : : : /: : : : : i: : : :`:`:ヽ.、
/: : :.; ': : : : : :/: : /: ! ゙! ヽ `ヽ、 うーん、と言ってもねぇ
/: : : : /: : : : : :./: : :,l: :/: : : : i |. .i.. . . .、 \ ` 、
' . :/: : : /¨7ヽ:,:'゙!.:/: : : : :j,.オ-、:: : : :゙、: . ヾ丶、 私は読売で記者はやってたけど
' . : :,': : : /: :.:::;l: :/ '/ !: : : : l.:,ハ.:lヽ: : : :i: ヽ: `、
. |. : : :,': :/: : : :.:::j:/ 〃 !: : : :,!:/ l:.|::::: : : :i: : i. : :. 田舎の新聞社を経営してたぐらいで
!: : :,': イ: : : ;;;∠ム≦/ l: : : /;/≧ッキ|V:: : : j: : :l: : :.
l: : ,':/:l: : ッ''オ示乏! l: :./ノ 伐片ヵV:: : :l:: : :|: : :i. こんな大きな新聞社を動かしたことはないんだけど
. l: :j:/::|: : :.V !vヘ ノj j:,.' トヘ ,ノリ V: :.l::: : j\:.:l
l.:|,!/'|: : /::l ∨つ」! / レつゾ /::!: :ハ:: :.l ヾ| 一体、なにをすればいいの?
!j!{ !:.:/:::::! ´ 、 `` . !::::l:/ 'l: /
i!.:゙J∨:::::::l " ,、 ,!::::|{ l/
j: ::.|: : ::::::::ト、 ,-、 '┘ __,.ィ´::::/ !
. ! ::.|: : : ::::::l:|:ト、 ヽ、__,.-''"´ _,ノ::|::::::.: : |
i: : :l: : : : :::::|/゙ヘ く::|:::::!::::.: : : |
l: : :.゙、: : : : : }'⌒`丶、 ノ\:l: : : : : :j
l: : : ::|、: : : :./==、、 \ | l: : : : : /:!
/: : : ;rミ:、: : /==、、``、、 `く ,!: : : : /: :.l
____
/ \
/ ─ ─ \ 全部。
/ (●) (●) \
| (__人__) |
\ `⌒´ ,/
/ ー‐ \
,r:-::‐:::-:.、
|:/" ̄`ヽ::}
__,.:-┴::─ィ'ヽj/:‐:-.、
,.ィ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ::.::.:.:.:`ヽ、
,/:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.::i:.:.:.:.:.::|:.:.:.ヽ、:::.:.\
../:.:.:.:.:.:.,'.:.:.:.:::i::.:|;/|:.:.:.:|:.:|i:.:.:.:ヘ:::.:.::ヘ ……え?
.j.......:.:.:/:.:.:.::;-i‐- |:.:.:.:|:.:||‐-:.:ハ:::.:.:ハ
l: : : :.:/:.:.:.:.:.:/|:.:|. |:.:.::リj/| ∨:.:.:|::::∧:|
{:.:.:.::/:.:./::.:/__j;/_ |:.:/ __!__|:V:..}:.:}
∨:〃::/:.:./オ≡≡ j;/ ≡≡|:.∨::/
. ∨:.:/:.::/:| ’|::.:|;/
|::/.:.:/::.:|、゛ ー'ー' ィ|::.:|
____
/ \ やる夫は忙しいから
/ ⌒ ⌒\
/ ( ●) ( ●)ヽ お前に全部任せるお。
l ⌒(__人__)⌒ |
\ ` ⌒´ / じゃあ、後は頼んだお。
/ ヽ
<じゃあ後はまかせたお!>
:::::::::::::〃::::::::::::;イ:::::::::::! !:::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::/:|:::::::::::::/|:::::::::::::| |::::::::::::::::::::;イ::::::::
:::::::::」斗+─-/、::::j:::::::::! ,.-┼一-+、/ |:::::::: (このじいさん、アホじゃないのか……?)
::::/ / |::::::::/ |::::|1::::::::|´ ',::::::::::/\j::::::::
:::::::::::/ |::::::/ リ:::| ',::::::::! ',::::::/ |`:::::: あ、はい、わかりました……
:::::::〃 |::::/ j::::| ',:::::::| ',:/ !:::::::
:::::::/ レ' |:::j ',:::::::! リ |:::::::
:::::├────Ⅵ ',::::::| ‐────┤:::::
|:::イ彡三三三ミ '::::::! 彡三三三ミミト::::|
::|::::| ~~ ̄ ̄ ̄~ \| ~ ̄ ̄ ̄~~ l:::|::
::::| | ・ | |::::
::::Ⅵ Ⅳ::::
:::::::::リ ///// ///// リ:::::::
:::::::八 L_,‐、_j ノ:::::::::
:::::::::::::> 、.. ___ __ .. - <´:::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丿 ̄ [::::::::::::::::::::::::::::::::::
┌───────────────┐
│池正の回想では ...│
│この頃が一番楽しかったのこと ....│
└───────────────┘
,r:-::‐:::-:.、
|:/" ̄`ヽ::}
__,.:-┴::─ィ'ヽj/:‐:-.、 __
,.ィ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ::.::.:.:.:`ヽ、 | | ヾ}ヾ}
,/:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.::i:.:.:.:.:.::|:.:.:.ヽ、:::.:.\ | | _ おもしれぇわ〜
../:.:.:.:.:.:.,'.:.:.:.:::i::.:|;/|:.:.:.:|:.:|i:.:.:.:ヘ:::.:.:: ヘ ゝ二゙ノ
.j.......:.:.:/:.:.:.::;-i‐- |:.:.:.:|:.:||‐-:.:ハ:::.:.:ハ __ やりたい放題〜
l: : : :.:/:.:.:.:.:.:/|:.:|. |:.:.::リj/| ∨:.:.:|::::∧:| | |
{:.:.:.::/:.:./::.:/__j;/_ |:.:/ __!__|:V:..}:.:} ! !
∨:〃::/:.:./オ≡≡ j;/ ≡≡|:.∨::/ | |
. ∨:.:/:.::/:| ’|::.:|;/ ~
|::/.:.:/::.:|、゛ ー'ー' ィ|::.:| グゥ〜
/⌒Y⌒i^Yヽ:.:ヽハー::':´::: :.:∨⌒i⌒i^Yヽ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ゙̄ーヘ.ノしし' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄¨゙ーヘ.ノしし' ̄ ̄ ̄
┌─────────────────────────────────┐
│だが、戦争の激化に伴って ......│
│新聞紙の用紙制限が開始され、報知新聞社は大打撃を受けることになる ...│
└─────────────────────────────────┘
____
/ \
/ \ / \ 政府の野郎ども!
/ (●)i!i!(●) \
| u , (__人__) | こんな用紙制限を受けてしまったら
\ .`⌒´ 〆ヽ
/ ヾ_ノ 読者拡大どころか、縮小だお!
/rー、 |
/,ノヾ ,> | / 読者全員に新聞を配ることができなくなるお!
ヽヽ〆| .|
/ \
{ ヽ
____ ハ }
 ̄`>: : : : : ∨: : ー‐ --yz 、 う〜ん……
/: : : : : : : :/: : : : : : : : : : 、: :\
/:_: : : : :/: : /: |: : : : : : : : : : :\: : ヽ やる夫の"じいさん"
/ /// : :/: : :/:/:!: : :.:.|、: : : : : : : \: :.',
. {/ // : :/: : :/_/: | i:. :.:.| ヽ: : : : : : : ヽ: l 私に考えがあるよ〜
l/l : : !: : :/__ l| V:.|´ ̄ヽ : : :、 : : l: |
|: :/|: : fTヌカ j| 〒TTi \: : \: :!: \_ 商工省の役人と交渉して、新聞用紙の枠を増やしてもらうよ〜
|/ |;/l/xヒzソ ヒ,.ソ.ハ: :.ヽl\: : : :\
r┬z/:.:| ∠─-ヘトr-く ̄ヽ :\
r「「l {: : :\ ー'ー' ////「 { \ヽ:.:\ \ :\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
____
/ ⌒ ^\ おっ、池正!?
/ ( ●) (●)
/ ::::::⌒(_人__)⌒ヽ 商工省に知り合いでもいるのかお!?
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
_,.⊥'-.-: : :‐.-. . . .、_ ,.-┐
.-:''": : : : : : : : : : : : : : : : : : `ヾ''": : : :! __,.ィ
.: : : : : : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : :|'゙ 、二ニ-‐'´
: : : : : : : : : : : :.; ': : : : : . / | `ヽ、
.: : : : : : . . . : /: : /: : : : : : :_: : :/. | 、 \. \
: : : : : : : : : /: :.;/: : : : :,:ィ´:l:`∧|: : : :.l. `、 ヾ:、ヽ. 商工省で偉い奴をしってるんだよ〜
.: : : : : : : :/: :.〃: : : : ';.'.:::::,!:./ !|: : : :!: : ヾ、. `、ヾ:、
: : : : : : :./: ://: : : : :,:'.:::::;イ / l!: : :,!:. : :.ヘヾ: : .゙i. 多分、多少の融通は利かせてくれるよ〜
.: : !: : : ,': :/|/: : : : /.::::;:' 〃 |: :/::. : : :.i `、: :.i
: : l: : : ,':./::;': : : : /::::ィ゙ /' __|: :;{:::::,!: : : ! `、:i まぁ、私に任せな〜
.: :l.: : :,':/::;;!: : : :/:::;イ|三三三三!:./|:::::ハ: : :.l ヾ
: :j: : :,','::/ !: : : /::/::|:|  ̄ ̄ ,'/ !::/ !.: :,'
.: !: : :i!:::{. !: : ://:::: :l:| '" / V !.:,'
: l: : :.' :::::゙|: : ,4::::: : :l:| ヽ レ
.:! : : : :::::::!: /:::}:: : : :l:| (__,._, ノ
,': : : .::::::::|.:/::/ !: : : :゙| ,. '′
: : : .:::::::/|/;へ、j: : : : 「::::丁
.: : .::::::/:;レ゛ ヾ: : : l::::::|
____
/_ノ ヽ_\ それは心強いお!
/。(⌒) (⌒)。\
/::::::⌒(__人__)⌒::::::\ で……誰なんだお?偉い奴って?
| ヽr┬-/ |
\ `ー'´ /
/ : :./: : : : : : : : : : l: : : : : : ',: : : : : : : : : : : \-、 \
/. . / : : : : : : : ,: : :!: : : : : : :}: : : 、: : : :、 、 ヽ `ヽ、: :ヽ
,: : : : : /: : : . . . . . . ../:.:./|: : : : : : :.!,: : : :',: : : :、: : : 、: : : :\ ` \
!: : : : : :/: : : : : : : : : :,/:-/、|: : : : : :l: |ヽ: : : l: : : : ,: : : :',: : : : : ',
.i: : :. : :./: : : :l: : : : :´:/: :/ !: : : : :,イ:.| ´`ヽ!: : : :.}: : : : ト、: : : :‘, 岸信介と言って
l: : : :.:./: : : : l: : : : : /:/. !: : : :.:/|: | }:.:.|: : : : |: : : : :} \: : :.
|: : :.:./: : : :.,イ: : : : /´ |: : : :/ !:| ',: :|: : : : |: l: : : | ヽ: :. 超エリートで
|: : : :{: : :/:.|: : : :/ !: : :/ |} }: |: : : :/: i: : : l ∨
',: : :/l: :/:.:.:.:|: : :/ |: :./ |_ l:/!: : /: :/: : :,' 超頭が良い官僚なんだよ〜
,: : { l:/,: : :.:|: :/ 三三三' l: :/ 三三三 ' |: :/: :イ: : :/
}: : :ヽ、.',: : :|:/: ', |:/ ・!}:/: :./|: :./ じいさん、知らない?
|: : : : : : ',: :l/: :∧ ' j:/l: :/ _!:/
|: : : : : :.∧: : : : ∧ {`¨ ´ ,ー' _ , イ: :.|// }
|: : : : : : : :.ヽ: : : : :.> 、_ゝ- '´_,.. . < l: : : : :l / /
|: : : |: : : : : : \: : : : :、 ト、 ̄ ヽ:/ !: : : :/ l ,.- 、
|: : : |: : : :.:./`ヽ\: : : :ヽ、 \ヽ } 、 |:(⌒ヽl / ヽ
|: : : |: : : : {、 \: : : :∨、 ヽ l ヽl: /ヽ. ( }
|: : : |: : : : | `ヽ \ \: : l ヽ、_!l !/、 ヽ、 ー- ' ノ
____
/⌒ ー、\ ん、なんか名前は聞いた覚えはあるおが
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒:::::\ やる夫は、官僚が嫌いだから、よく知らないお。
| |r┬-/ ' |
\ `ー'´ /
/: : : : ,,-'':::゙゙:`>、: ;::l: : : : : : : :j.:l_L⊥: : : : :!: :ヽ: :.ヾ:、: :.`:、
: : : /: ::: : :./.l: :/|:l: : : : : : : :ll/ !:j、`ヾ: : :l: : :゙、: : `、ヾ :`、
.: : : : ::: : :./ l :/ !!: : : : : : :,':l′ |j ∨ : : : |: : : ゙,: : : ゙、 \ 、
: : : : : : :./ l:/ .|: : : : : : /;.' |′ V: : : |::. : : i.: : : :゙. ヾ:、 官僚が嫌い?
.: : :.rー='ニニ'゙二ユj: : : : : :/.' r二'ニ=: : : |:::. : : l、: : : :!
: : : :゙l「丁::. ̄ ̄l !: : : : /'′ '厂:. ̄「∧: : l:::::. : :.| V: : :i それはなぜ?
.: : :.イl||:.:. : : .::| .|: : : / |::. : : .:| |.ハ: :,{:::::: : : ! V: :.!
: : /::! つ。 . :::| !: :/ つ。. :j ,':::!:ハ:::: : :.j V.:|
.:/:::l::i !:::.....:;;」. レ' 」;;....:::/ ,'::::И::! i:: : :j V!
/::::::l::i "´ ̄ , ``・ !:::::::::l/ l: : l. ゙!
::::::::::l::! 〃 〃 l:::::::: | l.:.!
::::::::::::l:i. '^ イ:::: : :| ∨
____
/⌒ ⌒\ 官僚の考え方の基本は
/( ●) (●)\
/ ::::⌒(__人__)⌒:::: \ 「国民は馬鹿で、国民の言う事を聞いたら間違ったことがおこる」
| |r┬-| |
\ `ー'´ / なんだお。
> <
( | / ) だから「頭が良い俺たちが国を動かすんだ」という
`| /'
| r / おかしな考え方に支配されいるから、やる夫は大嫌いなんだお。
ヽ ヽ/
>__ノ;:::......
>>386 訂正
____
/⌒ ⌒\ 官僚の考え方の基本は
/( ●) (●)\
/ ::::⌒(__人__)⌒:::: \ 「国民は馬鹿で、国民の言う事を聞いたら間違ったことがおこる」
| |r┬-| |
\ `ー'´ / なんだお。
> <
( | / ) だから「頭が良い俺たちが国を動かすんだ」という
`| /'
| r / おかしな考え方に支配されているから、やる夫は大嫌いなんだお。
ヽ ヽ/
>__ノ;:::......
____
/ \ やる夫は議会政治で生きていた人間として
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ そんな考え方には絶対反対だお。
| (__人__) |
/ ∩ノ ⊃ // ∩ノ ⊃ 大衆迎合もよくないが
( \ / _ノ \/ _ノ
.\ “ / . \ “ / 国民をばかにした考え方はもっと大嫌いだお。
\ / /\/
\ \
\ \ \
> > >
/ / /
,/:::〃::::::::::/::::∠//l:::::::::l::::i::::::!:::::::
/:://:;:::::::::/:::::/::/! l、::::::!:::ト、:l:::::::::
.〃 l/l::::::::l:::::イ::/ | l:::::∧::lヽ\::::::: ふ〜〜〜ん。そ。
!:::::::!:::/レー l !::i l:::i ヾ 、:::::
l:::::::i::::! l- l l:l '、| __ ヾ、:::: ま、とりあえず、商工省に行ってくるわ。
|::::イl:::l .ト_シ l f 、 フi ∧::
ヽ::l||::i | Jノ//::::!::i
! ||:::\ _ー、_, `´・//::::::∨
l|::::::i://ヽ、__ ,..-//::::::/::!::
|l:::r// / /i l /::::::〃::::::/::::l:::
||:::l レ:::::::::::::/:::::::,'::::::::!:::
┌────────────────┐
│なんとかその場しのぎはできたが .│
│何の解決にもならなかった。 .│
└────────────────┘
/: : : ,./: : : : : : : :/: : : :/: : , '/!: : : : : : |: : :|: : : : : : : : :
, ': : : ://: : : : : : : :/: : : :/_/ / l: : : : : : :|: : :|: : : :l: : : : : :
/: : :/ / : : : : : : :/: : : :/´: :/ l` |: : : : : : |: : :|、: : : !: : : : : : じいさん……
. /: :/ /,イ: : : : : /: : : : /: : / !:::::::l: : : : : ∧: : ! \: :!: : : : : :
// // |: : : : : :!: : : : ,! :::/:::::!:::::::::::!: : : :/ ヽ: :| ヽ`ヽ、 : : : : やばすぎるわ、この新聞社。
!' l: : : : : l: : : :/.|: ,':::::::!:::::::::::::!: : : !:::::::l: |:::::ヽ: ヽ: : : : :
| : : : : |: : :/ !|/'ー- |、::::::::::::::l: : l:::::::::', l:::::::::ヽ: ヽ: : : : もう、倒産しかないわ…・・
| : : : : |: :/l:::::|__ |::::::::::::::!: |:::::::::__'|:::::::::::ヽ;!、: : : :
|: : : : :,!: !: l:::::r ' i !:::::::::::::::| |:::::::::::/`''―- 、ヾヽ: : :
!: : : イ|/: :,!:::::!ヽ-'/::::::::::::::::::l:!:::::::::::!_ /l: :∧: :
',: : l l |': / ` ー' | r‐' i ./ ! :/: :! : :!
ヽ:| | |: :{ l、 ヽ.ノ,. ' /:/ : : | : l
'.| | |: : \ 、__ ` '´ /:/ : : : ,!: |
| |: : : : |ヽ、 __,.、 `ー' ・ /:/: : : : :/!/
| |: : : : |: :// ヽ ,.. /:/: : : : :/´|: :
| |: : : : |/ / / ,'‐;!ー――,.i' ´-.//: : : : :/ : :|: :
| |: : :/7 / / / l」 ,.. ''´:::::::::::::/': : : : : / : : |: :
| |: : ! |/::::::::::::::::: , ': : : : : , ': : : : |: :
,.-、
. /゙(_ )、 ___
. ( _ノ" i / \
ゝ、 〈 / ― ― \ よーし、ここはやる夫の出番だお。
,〃 ヘ ト/ ( ●) ( ●) ヽ
7 , 弋 │ (__人__) | 最終兵器を使うお。
i ! \ \ し′ /
ヽ ゝ、 .> _/
. `>`- ,_ ,.-、 \
. 〈  ̄ ´) | ハ
ゝ--― -、__.ノ |> !
| /`''" _/
| `く__, ィ"
__
/⌒ヽヽ
___ ,、__ |/
‐=ニ_ : : : : `Y: :`: : : : : : ` ヽ、
, イ: : : : : : : :l: : : : l: : : : : : : : : \
/;:/: : : : : : : |: l : : |、: l: : : : : : : : :ヽ
/// , : : : : :l_:_/|: l : : l l_:_|_: : : :ヽ: : : : l なにそれ?
/ /: : : :/ 'l:./`|: l: : { ´l: |、`ヽ: : l: : : : !
,' /| : : /: :/|{ l/l: : | ヽl \: : :l : : : l
|/ |: : /: :ハr┯┯ l : | ┯┯yl : |: :\l
. |: :lイ ;'ハ b::| ヾl b::! l l: l`l:`メゝ
ヽ| レ |: :l  ̄  ̄・ l l/ー': :l
l.:|: :ゝ、._ ー'ー' _,.ィ': : l:: : :|
|.:|: : : :__二7T ¨´lヽ、| : :l: : : |
┌───────┐
│読売新聞社 │
└───────┘
|┃
ガラッ. |┃
|┃ ノ// ./ ̄ ̄ ̄ \
|┃三 / \ / \ 正力!報知新聞社を買ってくれお!
|┃ / (●) (●) \
|┃ | (__人__) |
|┃三 \ ` ⌒´ /
|┃三 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
/ ̄ >―───―-
, -ー─ |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : `丶
|: : : : : : l: : : : : : ヽ: : : : : : : : : : : : : : : \
. |: : /: :.:|: : | : : : : l\ : ヽ: :/ : : : : :\: :ヽ
j/ : /: :.|: : | : : : : | \/丶: : : : :.ヽ: :\ハ ど、ど、ど、どうしたんですか!?
/: : : / : : |\|l.: : : :.|、_/_\ }\: : : : : l: . : |:|
/: : : / : : ∧ :八.: : :│ 行う示㍉ヽ: : : j\: |:| いきなり現れて!?
/: : : : | : : ,′'x=ミ、 : : l、 |j:_:::_jⅣ:.ヘ : / : :j/:|
|: :/| :│ : | /イ:::ハヽ :{ :>弋_;;;ソ |│:.Vヽ.: : :│
| :ハ: : ヽ:小'{iヘ_;;;ソfj⌒ヾ、 ''  ̄ ,| j: : :! } : : |
∨ ヽ: : ト{ ハ ゞ'´/ ,`-、 `ー‐ '´|/∨:|イ : :│
ヽ \!/\j__''_ノ ∨_ ) / : : :.|│: :│
|: :.:ノゝ, __/⌒'ヽ、_ イ.: : : :.:|⊥:.:八
|: :/: :j: : |/ ノ`ーくヽ ∨: : : : : リ'⌒\丶
∨: :/ : /  ̄ヽ_)_)‐': : : : :〃 `、:\
/ : / /7 Y '´ ,ィ’ : /: :/ |: : :\
┌────────────────────────────┐
│今北産業 │
│ .│
│・報知新聞社の借金がやばい。読売が払ってくれ。 ....│
│・用紙制限でまともに新聞が刷れない。 ....│
│・じゃあ、読売と報知を一緒にして、用紙制限の枠を増やそう。 .│
└────────────────────────────┘
r-、
rー―― !: : `´ ̄`. .' . 、
,!: : : : : : :!: i : i、: : : : : : : :ヽ、
/: : : : : / /|: | : l:!ヽ : : : : ヽ : :ヽ
/ : : : : : ,': ,' .! l: : !| l: i、: : : ヽi : ', わー、これは良い提案ですね。
/ : : : ,: : ,!-!‐ !,l: : l:! !‐!- 、 : : ヽ : !
. ,': i: : : i: : :l :l lノ!: : !! |/ ヽ : : i: ',: | お金はともかく、用紙制限は困ってたんですよ。
l : |: : : !: : :N _! : リ ' _ ヽ: :|: :V
|: /!: : :|: : l. ,´== `r‐{. ==ミ!i: :h: ! 読者がいても、紙がなければ擦れませんからね。
l/ !: : i、:i'{ '''' ノ ,.ヽ ''''ノ,ハ:l,ハ,!
ヽ: l ヽ!:`iー‐‐' r‐┐`''''",!,! :i' :|:i 報知の用紙枠をもらえたら、助かりますよ。
ヽ! ,|: |:i`'ー- `_‐',., イ: !': : !: :!:!
r 、 /|: :!|: : |, '^'、 ,ハl:/: : :,! : ',|
ヽ ヽ_r_v r! :ヾ―l, V /: : : ハ: :ヽ
Y,. -{ Y!:',: :ヽ:.:.V´,フ、ヽ/ : : /:.:`i,: : :',
l、/´)ハヽ'、 :ヽ:.ヾイ|.!|、! : :, ':.:.:./ ! : : ヽ
/ `ュ,ノ }i 〉ヽ :ヽ:ヾ|,|,!'l: :/:/:., ' !: : : : ヽ
ト´、 ノ l':.:.:.:ヽ:}:.:.::.:.:.:|/:.:i// l: : : : : : i
_,,..-――-..,,_
/ __ .`ヽ、
/ /_ ヽ
./ ./,,旬丿 ', 報知新聞はこのままじゃつぶれてしまうお。
.,' ,.-―‐- └''"´ l
. l == .、__ ) 人 .l だから、読売新聞の力を借りたいんだお。
. | ゝ__ノ_,,-'' , Y /
', ー''" / 読売新聞が報知新聞社を買収して
ヽ _ -‐''"´ ヽ、
__ ̄ ̄7 ヽ 経営陣は全て読売新聞の人間にしてもらってかまわないお。
,--、/./ / ヽ
..| .{ / / | 社長も読売の人間に譲ってもいいお。
..| `''‐‐--''" / .|
..ヽ_ ./ |
`゙''-..,,_ / |
.| `''‐''´ |
| |
,、
_,.-‐─-/ ヘ‐-、_
/ | `ヽ、
/ i λ:: |: ヽ、 .ハ え〜、買収しても、社長はやる夫さんのままでいいですよ。
| iノ .: | 'フ´|::. j`ヽ、| λ |
|/ : : .;イ´j/, j;:/ , リ 〉 ヘj とりあえず、読売新聞が誇る最強の経営者を
〈 : :/::| ┃ ,H ┃ ∧ノ ,〉
V}`|: ::|.`‐-‐' `‐-‐'〈::::j,/{ 報知新聞に送りますね。
j ::| :.:|、""" {_,フ "jY77ァ:. |
| ::| ::{ `>‐-‐{ニニ二}: : | じゃあ、ここに来てもらいましょうか。
ノ ::丶、ヽ、 |__{ニニ二}: :. |
/ : :::f´ 、ー-`| ,.〈 ,〉: :. |
/ / : ::| i\.|//| |: : ヘ、
〈 :/ : : ::| |> `´ <| ト、:. : : \
,-.、
,.-−:.、 ,': : :.`:.ー:.-. 、
/: : : : : : l: : : : : : : : : : : `:.、
/: : : : :,: :.:j!: : : : :V: : : : :l: : へ、
/: : : : : :,': :ハ: : : : :.l; : : : :.l: : : :Λ はいはい〜
. /: : :,': : :,ィ:'7 V!: : : :lマ:-v:.,': : :l: : ',
/: : : ,: : : : l:,′ }:ト: : : l V:.l:,: : l: !: : :l 社長、何の用ですかぁ〜
,:':,ィ: : :l: : : ハ:.! l:! V: ,' V:}: : :l:.l: : :,'
. l:./ l: : :V: :l ォZ-z ' }:.,'_Z=オ,!: : :l: : :..′
V V: :λ:.{〃´ ̄ ,j/  ̄`V: : :.!: : ,'
ヽ:ヘ:.ヾ! _ ,: : : : l: : {
,:7: l: :ゝ 、 {::::) ,: :l: : : l: :ハ
/:l: : !: :.}: : :> 、、 , ィ:{: : : : ,: l: : :}
_r , {:ハ: : : /!: :ハ: :ノ ゝ:V:./:}:j: /:.l
r! l ll^l ヽ: l >: l '´- __ >-《:,ィ' リ
l l ! j-, 》 ヾ!ーミr┬ ' __彡 ' ヽ
l ノ ノ / l l Tr '´ , ‘,
', / ,' !, .l !/ / }
゙, l / ,' l ' l! l
l l { l ; l/ ,'
. } V! :、 l 〃 /
, .-‐:.'´: : : :Λ: : : : : : :.ヽ、
,. .:.'´: : : : : : ,!: : : : : ',: : : : : : : : ヘ 務台光雄と言って
/: ,: : : : : : :/:.j:!:l: : : :l: l: : :v.: : : : : :.\
,:' : /: : : : : : :/: ,ハ:',: : : : ハV:_:',: :V: : : : : \ ちょっと変わった人なんですけど
,: : :./ : :, : : : ,ァ: 7 ',: l: : : : l: lマ:丶: :V: : : : ',: ヘ、
l: :./: : :/: /:/,: ,′_, V!: : : :l: } V: l、: :',: : : :.ハ: :Λ 読売が誇る超経営者なんですよ。
|:,:': : :.,': : : :/ ,.{:レ芹、ヾ!: : :j; :テ尤ミV: : ': : : : ハ: : :}
l;′: :,': : : :, ,〃オゝ;イ }: :ハ: jゝィ心》: : :l: : : : :.}V:.! 読売新聞がここまで成長したのも
{: :,: : l: : : :Ⅳ.{Kじ刈! ,:./ }/ヒう:リ ' j!: :l、:l: : :l リ
l: ハ: :{: : : :l:k Vにソ 'ヘ- {. ゞこノ ,:l: :,' ヽ!: / この人のおかげなんですよ。
V: :ヘ:!: : : :l:| l ` ‐'' ノ ‘、 ,{j:/:! .j:/
. |: : :l丶: : l:l \ _ ' __, ` ‐‐ ´ノ: :.l 〃
|: : :!: lへ:V`:.、 ̄ , 、 ,.ィ:'´: : :|
. l: :,: : l: : l`: :l: : >r- _.l l:´: l:.l: |: : :.|
/"`‐-.、_,./^ヽ、__
/ i  ̄゛‐-.、
/ ,ノ { : | . `ヽ、
| / : i .人 :: |、 `ヽ、:: ハ
j/ :‐-‐'/| V :: |‐-‐ }:: i } そんな……こともあります!
/ , ::,ノ| / | V ,リ \. |: |
{ i :.:ハ |/ ! V j `ヽ、 {: i. |
Vj ::〈:.:} ,ィ≠z゛ jノ "z≠t、j : | |: |
ヽ、: :|::| { : |) |
j >、|:j、 /,~i^ヘ.ノ ,| ::λ_,ゝ
〈 {: :|: .:>‐{ j-‐<´ | :: 〉
`´ヽ|ヘ:i"ヽ::〉 丿i::∧::j/|,ノV
,イ´/ /、_/ `ヽ、
読売新聞社幹部(後の社長) 務台光雄
┌───────────────────────┐
│1941年。 ....│
│こうして、報知新聞は読売新聞に買収された。 ......│
│報知新聞は残ったが、読売のグループ会社となり ..│
│事実上、報知新聞の歴史は終わった。 │
└───────────────────────┘
____,.イ´ヽ/`ヽ、
,.イ´ { λ、
/ ト、 `ヽ、
/ ; / ,ィ:i ::. | |\ ヽ、 ヘ、
/ j/ / |:i :::. | |ー-:. l ヘ 報知新聞社を買収したおかげで
. { .i ' .-‐'´ |j :j::. j !__ ∨,} iリ
| | j i,/ __ j_ノ}:: ,/ ,ォチミ.∨ :: | 読売新聞の規模も大きくなって
| j/ i |' ィ彡ミ jノ {::::〉 ,ィ: j
} / , |、l j::::j,ノ j / これから、どんどん仕事が忙しくなりますねぇ〜
ノ { i `ヽ、 { ̄ノ ,.ィ':::::; / レ
"7::ヘ ', : \:ー-r‐τ爪:/|::::::/ あらやだ、どうしよ。
∨`ヽ、', :: 〉,ィj }`ヽ、__ :j
`ー-、,ノ}ノ | \/ / | `ヽ
,ィ' j | ,/o\/ | ハ
/ l ̄ ̄ ̄ ̄l ⊂ ̄ヘ_,' ヽ
/ | :| { `ヽ、. ヽ
.ノ /フ | `ー‐r、. `ヽノ
〈 -‐'´ 'ニュ | | \,ノ
`ー─{.__-‐} | |
┌────────────────┐
│やる夫は晩年にこう語っている。 ......│
└────────────────┘
/ ̄ ̄ ̄\
/⌒ ⌒ . \ 若者たちに言いたい。
/(●) (● ) \
| ⌒(__人__)⌒ | やる夫を尊敬したり、真似したりしてはいけないお。
.\ ` ⌒´ /
/ ̄ ` ̄´  ̄ ̄)_ もし、経営者になりたいのなら
/ // /'/ / ⌒l
_____./ ∧し'|;;;;;;;;;;;;| 務台光雄を真似するといいお。
l'⌒゙l /⌒ ヾ ../⌒ l\_..|'⌒゙|;;;;;;;;;;;;;|
| |─/ /─‐/ /─- | |;;;;;;;;;;;;;| あれは日本一の経営者だお。
| | .ノ_ / ノ_ / .| |;;;;;;;;;;;;;|
| i ヘ__ソ iヘ__ソ .| |;;;;;;;;;;;;;|
|__|_ ̄_____ ̄______|__|;;;;;;;;;;;;;|
,. .: : :´: : : : : : ̄: :': : :.}-‐…- 、
/: : : ,: : : : : : : : : : : : :./: : : : : : :ヽ
/: : : : :/: : : : : : /: : : : : :ハ: : : : : : :.:Λ
,′: : : :!: : : :_,: :イ: : : : : :/j V: : : : : :、: :}
!: :i: : : :l: :/: :/l: :./: : : :} .! ',`ヽ、: : :`ヽ、 ちなみに、長嶋茂雄は嫌いです。
|: :.!: : :.l: : : :, ' !:/: : : :/ } V: : : !: : : :.ハ
|: :.|: : : !: : / |': : : :/ ,' V: : :l: : : : : :ハ 私が干しちゃいました♪
!: :.|: : : l: / _ ,z l: : :〃 /__ }: : :l: : : : :!: :ハ
!:.v'!.: : :l,zァ=ミ l: :/ _,二ミ、 |: : :,': : : : :ト、:.:!
. l; { l: :.`タ´, , V  ̄`ヾ j: :/}: : : : / }:/
j: :ゝ.i: : :.| , ハィ': :!: : :/
ハ: : : ノ: : :ト.、 r‐- 、 ノl´: : :j:/
{: : :ハ:l: : : :l: :>.、 ゝ- ’ ィ´: :}: : : ハ
V: l {:V: : V: l: :ノ ` ¨ T´:/ l: : ,ィ: : : l: ',
ヾ{ .>: ト ‐-゛{'´ !  ̄二7: : :ハ:}
/ ` <、 、‐- __ -‐ァ´/!/ハ
┌─────────────────┐
│だが、この報知新聞社の買収劇。 .│
│ただですむわけがなかった。 .....│
└─────────────────┘
<やる夫でてこい!> <説明しろ!>
___
/ \
/ノ \ u. \ な、なんだお!?
/ (●) (●) \ <この裏切り者が!>
| (__人__) u. |
\ u.` ⌒´ /
ノ \
/´ ヽ
┌────────────────────────────────────┐
│(旧)民政党には報知新聞社の出身者が多く │
│同じ民政党の仲間まであったやる夫が │
│無断で報知新聞社を売ったことに対して、(旧)民政党党員が激怒したのだった。 ...│
└────────────────────────────────────┘
_____
/.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
|.:::::::::γ⌒Y⌒ヽ::.| どういうことだ!
|::::::::/ \:三::/i:::|
|:::::::〉( ○)::( ○).| 我々に何の相談もなく報知新聞を売るとは!
.(@ ::::::⌒(__人__)⌒)
| u |i|!i|!| | お前は、自分の金儲けのために報知新聞を売ったんだな!
\ `⌒´ ,/
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、. 正力にいくらもらった!?
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | ||
<怒り心頭の報知新聞の皆様>
____
/ ノ \\
/ (●) (●)\ いや、やる夫は金なんてもらってないお。
/ ∪ (__人__) \
| ` ⌒´ | 全部借金にあてたのであって……
\ /⌒)⌒)⌒) //⌒)⌒)⌒)
ノ | / / / (⌒) ./ / /
/´ | :::::::::::(⌒) ゝ ::::::::::/
| l | ノ / ) /
ヽ ヽ_ヽ /' / /
ヽ __ / / /
_____
; /.::::::::::::::::::::::::::.:ヽ
; |.::::γ⌒ Yノ( ヽ::::::| ; やる夫……やる夫……
; |::::/ _ノ三ヽ、 |:::| ;
; |:ノ(( 。 )三( ゚ )u::| ; 我々はお前を報知新聞の人間とは認めないぞ!
; (@ ⌒(__人__)⌒ @) ;
; | u |++++| ノ( | ;
; \ ` ⌒´⌒ / ;
; / \ ;
<頭が沸騰中の皆様>
┌─────────────┐
│この一件は戦後まで続く .│
└─────────────┘
____
/ \ 報知新聞の皆様……
. / \
. / /) ノ ' ヽ、 \ あの件は、経営立て直しのために
| / .イ '=・= =・= u|
/,'才.ミ) (__人__) / やむ得ない事情があったんだお……
. | ≧シ' ` ⌒´ \
/\ ヽ ヽ
<釈明するやる夫>
┌───────────────────────────┐
│話は再び変わり、今度は政治の話題とする。 .│
│1939年。 │
│政友会では犬養に代わって総裁になっていた鈴木喜三郎が ....│
│党内指導力の低下と、自身の病気により退任。 ......│
│党内派閥の争いにより、総裁が不在の状態が続いていた。 ..│
│そして、政友会は二つに分裂したのだった。 ...│
└───────────────────────────┘
____
/ \ 我々「正統派」は
/ \ / \
/ (●) (●) \ 議会政治、立憲政治を守る!
| __´__ |
\ '‐‐一` / 軍部とは距離を置く。
/ \
政友会総裁代行委員 鳩山一郎
┌──────────────────────────────┐
│だが、この時期、日本の議会政治上大きな出来事が起きていた。 ....│
└──────────────────────────────┘
/、;:;:;:;:;:;:;:;:;ー-:;、_;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:l
./ミミミミミ、;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ー-;:;、;:_;:;_:;::-‐'"´i
lミミミミミミミミミー-::、;;;;_;:;:;:;:;:;i;:;:;:;:;:;:;:;:i この戦争(日中戦争)に勝つには
,!ミミミミミミミミミ _;`-、;;;!:-‐'''´|ミi
//`,ヾミミミミシ‐'″ 'ー‐' : 'ニフ' i;/ 強力な指導体制を築く必要があるでおじゃる。
l l ,rヾミミミ _,,,,, ノ _,,_ l
',ヽヾ、ヾミミ ィで)ヽ、 r';ィび、.ノ 脆弱化した議会政治を取り戻して
ヽ、__,, ミミ `゙゙'''"フ` | `゙'''フ'i
〃 i l ミミ /´ | `ー'´l 議会人が軍部と対等になるためにも
/ヾ.l ミミ /' | /
. /:::::',ヽヽ` / ` `゙ー-' / 政友会と民政党は解党して
r/::::::::::',ヽヽ i:i ', /
/::::::::::::::ヽヽ\ '"ー===-'/ 一つの政党になる必要があるでおじゃる。
ヽ:::::::::::::::::ヾ、 ` 、 ゙'一''ー'ノ′
、 \:::::::::::::::ヽ ` ー‐-t't::i´゙ー-、
.`-、 `ー-:、::::::ヾ'、 //:::l ヽ `゙ー- 、
近衛文麿 元首相
┌──────────────────────────────┐
│近衛文麿が提唱した「政友会と民政党の解党による一党体制」 ......│
│つまり、近衛新体制運動がはじまったのであった。 .│
│その結果、政友会は一足早く解党し、「大政翼賛会」へと合流した。 .│
└──────────────────────────────┘
____
/ノ ヽ、_\
/( ○)}liil{(○)\ せ……政友会が消えた!?
/ _´_ \
| ヽ |!!il|!|!l| / | そんな馬鹿な!?
\ |ェェェェ| /
┌──────────────────────────────────┐
│今北産業 ......│
│ │
│・満州事変、5・15事件、2・26事件、支那事変等で議会の影響力が低下 ......│
│・議会より軍部の意向が政治に反映されるようになる ..│
│・じゃあ、政党を一つにして、政治家が影響力を復活させればいいんじゃね? ....│
│A.大政翼賛会 │
└──────────────────────────────────┘
____
/ \
/ _ノ;::::::::⌒ \ そ……そんな馬鹿な……
/ ;;;(◯)::::::(◯);;; \
| ,__´___ ⌒ | 政党政治の自殺行為じゃないか……
\ `ー'´ /
/ \
┌──────────────────────────────┐
│前の選挙で第一党となった民政党は │
│この、近衛新体制運動に参加するかしないかで揉めに揉めた。 │
│政友会と民政党による腐敗した政治にうんざりしていた国民は ....│
│マスコミに先導された事もあり ......│
│この「近衛新体制」を支持し、民政党の解党を要求することになる。 .│
└──────────────────────────────┘
<バスに乗り遅れるな!> <バスに乗り遅れるな!> <バスに乗り遅れるな!>
<バスに乗り遅れるな!> <バスに乗り遅れるな!> <バスに乗り遅れるな!>
\__
}`ヾ;::..
/ ;.:....:}:::} __ __,
/ /.:.:.:.厂 ̄=ニ ⌒` ミ _厶._ ヽ
.:′ 厶.:イ/ `Ⅵ} もう、ここに至っては仕方ないわ。
/ / / / j } \
. / / / _/// / ハ 、 ヽ 民政党全員で近衛新党に合流して
..:′ ∧ ,イ トム[工≧ミ/}〃7∧ } '.
{ /ミv八 爪i^f弌芯x \,.// jハ '. ト\ 新党の実権を私たちが握ればいいのよ、
Ⅳ//⌒7 Ⅵ{ 、Vこゾ^` / 'ートハ ! \
{,∧{ (7 {ハ} ` ¬ f7芹xヘ ∧ }
Nトミ\{ |` \ にソY7^j/ ハ /
ヾ^ヽv| | 〉 ` {/' / { /
\' | | ‐- ノ ∧
}| | /'| / ハ
圦 | 丶 イ | ' / '
kヘ, |\ `r‐-r f{´ i| | |
ヘ l⌒ヽN\ \ __|_ Ⅵ i| | ハ
: :\ |: : : : \{` /⌒v} }j i| | / 八}
民政党総務 大麻唯男
/..:::::::;ノ::::: ..:::::::/:::::::::..:::::::::::|::::::::l::::::::::::::::::::.. ::::::::::::::::::.. ::::\
";::-'''"/:::::::::,..::::::/l:::::::::::l..::::::::::|:::::::::l:::::::l:::::::::::l:::..、:::::::::.. ::::::\ヾ:、
´ /:::::::;:イ:::::/::;|:::::::::::l::::::::::::l:::::::::l:::::::.l:::::::::::l:::::::ヽ:::::::::,、:::::::ヽ
/::::/ /..//::::ィ:::::::,イ::::::::::ハ::::::::|ヽ::::l、:::::::::l、:::::::lヽ::,l' ヽ、::::ヽ
''"´ ´ |゙'l::/ |:::::/_|::::,イ:::l .|::::|:::l ゙、:l ゙、::::__L、:::lィ,|'" `゙ヾ 大隈公や加藤さんや濱口さん……
.l'∧'"l::::/`_゙7ト、_' , l:::l、:L,斗七_、 .|, ゙、::rリ
.゙、、.l 'l::/'ャ込:リ`'` ゙l:|.゙、|".辷'_;リン,.|',∧l′ 大先輩が築き上げてきた民政党を
゙'、ヘl' u ゙ l,<'゙
,..-l`゙、 , u / ゙lヽ、 自分たちの手でつぶすなんて……
,.::-ー'''''''''''''" l ヘ ; l; ,.イ l `゙'''ー-.、
l l'ヽ. u ,.......__,、 ,.イ,l l `゙'
l l.l \ `  ̄.´ / レ .l
l ゙''、. \ ,/ ノ l
,l ゙、_ `ー‐' ,...ィ' ,イ. ヘ
,ィ=ミ
/ γ⌒ヽ, -─-ミ
/ λ___/´ `ヽ
//./ ` 、
/ / ,.:' / / / ', 政党を潰したあたしもバカよね。
/ ,.:' / / /- / ./ ./,, :. ,ィ=ミ
. / / { ,イ 廴 / `メ、 / `Y }⌒Y Y でも、これを好機と考えない
. ,′ Ⅳ.{ リ ん)刈/ / / / / {_ノ |
,' .: ,ハ 从{ 乂ツ /フメ、 / ,: | あなたたちもバーカよね。
{ | } //ノ rぅぇミ メ / ,′ :::|
| | Ⅳ l:. 、 ' 乂ツノ/ イ/,' l| :| 物は考えよう。
| | リ :|ヘ - ,ィ`//イ :j :| :|
| | { :}..,,ヘ_ ...., イ/イ '´ ノ,イ | :| 議会第一党のあたしたちが
', :},,..乂ハl!ゝ __ ノ)ト、 l :| // | リ l|
r乂 l!:::::::::::l! `大´ l!::::::/ ノー// .| / リ 新党の過半数を占めるのは間違いない。
,ハ \l!:::::::::::l!__/i:ム_.l!::::/,イ /ハ .| / ′
', l!::::::::::l! 〉〈 l!::::'´:::l! / } / ′ つまり、参加すれば事実上新党は「民政党」よ。
l!:::::::::l! ,i:i:i! l!:::::::::::l!´ ノイ j/
/ ./ / / ./___
{ -‐/‐-A、/ / } :| 残念だけど、それしか選択肢はないの
八弌ァ示ミs。 `ヽ/ イ ノ
::{ lヽヾん'::::ハ ヽ( フ土く | あたしたち、政党人が生き残るには
::| :l \弋__ツ ん'ハ、 X ,l!
::{ :l{ V__ソノ / l / これしか手がないの。
:::. ト、 ' _彡' ノイ
', ', ヘ - , イ ハ わかった?
', ', 个s。 。o<∨ ハ
,.イ: : : : : : : : : : : : : : : : :ヾ⌒
≦彡: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.\_ (こんなことは絶対に間違ってる……)
ー=彡ィ: : : : :ィ: /∧ミx: : : : : : : :xく´
'フ/: : :/}/-ハハリ≧爪=: : : :\_` (でも、こうするしかないのか……!)
/ィ彡{イ 代リ`′"´ヒリ>`Y辷ミ ̄`
′ ヾt , 〃 ` ……わかりました
__入 __ /、
- 、 /
┌──────────────────────┐
│1940年 ......│
│最期まで残った民政党も解党し │
│解党大会は悲しい万歳の三唱により閉幕した。 │
└──────────────────────┘
<ばんざーーーーい!>
<ばんざーーい!>
<ばんざーーーーい!>
\ /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::\
\ ,.:':::::::::::::::::::::::::/:::゚。:ヽ::::::::::::::::ヽ::::::::ヽ 明治以来七十年――
/::::::::::/:::::: |::::::/:::::::|l:::ト廴从::::::::ム::::::::::.、
ヽ ./:/:::::::/:::::::::レく从:::::八ハィfミx゚。:::::::', :::::::::':. 憲政を守ってきた政党は――
\{:ハ::::l{:::{:::l::lィチハ ヽ( じツ.)ア}::::::::}:::::::::::::ヘ
lト、 ',::ハ::乂:癶じソ `¨う ノイ::: ハ::::::::::::∧ ここに解党を宣――
`¨fs。___{o゜ ' __ r、__彡::/:::゚。:::::/::∧
マ///ノゝ V´ ) \:_:_,イ::::::::,::::::::/::∧
ヘ、 '////\:ヘ、 `¨´ トxl::::::::|::::::::::/::∧
へ、. '/// ア/`:.、__。o≦,ィ彡イ{:::::::|::::::::::厂 ̄¨ v
へ マ{ ,イ'/::::::{二フ彡'" ノ,l:::::::|777,' /zs。
\ マ .///::::::::}ヽ マム .{/リ:::::::|///l ////心、
ゝ-ア:::::::::i `ヽ}lリ/´ ヾ':::::: |///| ム'/////ム__
\ /::::::::::i jl|{ ,::::::::::}//,'l ハ///////}_ノ
民政党総裁 町田忠治
┌─────────────────┐
│こうして、この国の政党は一つとなり │
│1941年12月を迎えることになる │
└─────────────────┘
´ ̄`丶
/ ヽ ,-、
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,. ‐‐‐‐---- '"- l_ i ! ゙゙゙ ー-l、 /::├::|
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¨ ー- ..._ヽ _;;;;;;;;;;ノ::::::::::::::::ニニニニニニ二 " ´´ _... -‐ '"´==‐
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\ /l´  ̄ ̄ __....、__」
- `ー--―‐―一 ''''' " ¨ ̄
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└‐¬ | └‐¬ | く..く
l二ノ . l二ノ. \)
.
すみません、戦前編は終わったといいましたが
終わってないよね……?いや、終わったか?
だって、戦時中だもん。言い訳っすね、ごめんなさい。
後、戦後編に突入した際は、お断りを一つ入れさせていただきます。
そうしないと、完結しそうにありません。ご協力よろしくおねがいいたします。
キャスト表、年齢表は戦後編で復活させます。
乙乙
乙です。
この頃の政党は政争の具にしちゃいかんものを政争の具にしてたという印象がががが……。
政党政治に引導が渡されるのもインガオホー、ショッギョムッジョ。
民主党の管内閣のときの民主党内の内紛みたいだな
大前提を守ろうという意識がなく、近視眼的
乙でした
>>388
こういっておいて、大政翼賛会には賛成するんだから、
心にでかい棚を持ってるんだろうなあ、鳩山と同志になったわけだww
大政翼賛会はそんなに言うほど悪い組織ではなかったという説
中途半端すぎて全く機能してなかったとか
>>417
その間、代議士が何やってたか気になります
>>338-342
この当時の総理って
戦時中の閣僚なら余計にそう思われるわ
>>345-349
やる夫まで推進する側とは
これで自主憲法制定なんていったら、戦後の大衆には悪印象
>>396-401
新聞社社長はやむを得ずなっただけで、あとはほかの人に丸投げか
にしても、なにかあるごとに敵を作りまくりだな
経営者の手腕はなさそう
当時の炭鉱はオーナーにはイージーなビジネスだたのかもしれないな
タコ部屋のボスに採掘のことは丸投げ、ほかのことも事務方に丸投げ
そうだたのでは?
佐渡鉱山が流刑地だったように、元々日本の鉱山っていうのは
罪人による強制労働所に近く、三井の三池炭坑なんかは
まさしく、そんな場所だった。
それを改めて近代的な鉱山経営を行おうとしたのが、
血盟団のキチガイにとばっちりで殺された団琢磨だったりする。
団の殺害から二年後に、その制度は改められることになる。
松村健三で検索したら、やる夫との対立がこと細やかに書かれてるな
乙でした
議会人の近視眼的迷走は、ここに誰がいても多かれ少なかれこうなったのだろうな、と思う
個人を攻撃するより、この潮流自体をどう食い止められたのか、考えたい
近視眼的な対策は、憲法を不朽の大典とせずに改正出来るようにしておくべきだった
治安維持機能を高めてクーデターや暗殺で政治家が怯えずに済むようにしておくべきだった
抜本的な対策は、政治家・立候補者の教育機関を作り、免許制にすること
職業としての重要性は医師以上にもかかわらず、免許もなく、専門教育を受ける必要もない
ぶっちゃけ、有権者の過半が賢い選択が出来、選ばれた候補者が最初から職責を全うできる
というファンタジーに基づく政治体制が問題
この手の問題は、アメリカのティーパーティ台頭による財政の崖とか、
我らが小沢一郎が参議院を政争の道具にしたことによるねじれ問題とか、
今でも「やっちゃならんこと」を理解してない素人が議員になるとよく起きる
>>424
合衆国大統領は最近一流の院卒ばかりだな
フランスではエナはじめとするグランゼコール出身者ばかり
>>425
問題は議会で、TPPを例に挙げると、
オバマはTPA=Trade Promotion Authority(貿易促進権限)を得てないから、
個別の条項に議会が口挟むことができる=妥結が難しい
これが有ると、議会は行政府案を受け入れるか拒絶するのか二択しか出来なくなるので話を通しやすい
自由貿易主義の共和党は前向きでも、保護貿易志向の民主党や支持基盤の労働組合は
自分達の利益を追求したがるから、オバマは議会対策からTPPで日本に譲歩しにくい
特に中間選挙があるからTPAという貿易に関する委任状をオバマは得られないし、
議員もそれぞれの地元の利益を訴える必要があって話が進まない
共和党は共和党で財務問題に関しては、
ティーパーティ議員に自分の議席を奪われかねないから安易な妥協が出来なくなったりして悪循環
結局、大統領がどうであれ議会を構成する議員がアレだとどうにもならない
松村と三木が仲悪かった理由の一つが報知新聞の売却問題(松村は元報知新聞の記者)
他にも書かれているように翼賛会の問題、派閥の親分との関係が悪いといったのもあるけど
二人の生まれと性格の違いが一番大きいと思う。
三木…高松の骨董屋の息子 松村…富山屈指の大地主の息子
三木…ゴールドラッシュを夢見るなど結構欲深い 松村…金に淡白な上に後に政治家として『ある事』をやって実家の財産を放棄するなど欲がない
三木…野次と人の悪口が大好きで大得意 松村…野次や他人のアラさがしを好まない性格であり、佐藤栄作の悪口を言った周恩来に説教をした事もある
とまあ鳩山同様に松村も『何故三木と同志になったの?』という疑問がプンプン湧いてくる…
あの二人って同僚にはなったけど、同志にはなってないんじゃないか?
戦後の松村と三木はお互いを『このジジイ』と呼び合う仲で
保守合同の際にもめた以外はかなり親しくしていたらしい。
ちなみに三木は松村を衆議院議長にしたかったみたいだけど結局できなかった。
一通さんは義足のアノ人か>>175
義足の人は過小評価されすぎな気がする
吉田より能力はあるだろう
>>431
目立てる地位に就けず、注目する物書きが大々的な宣伝をしていないからでは
>>431
政治の世界は結果責任だから仕方ない
>>433
同意
つか、政治家と軍人は能力無くても運があって結果を出せればそれで良い
あとできれば給料以外の国民の税金から出た金、懐にいれなきゃなおありがたいな。
義足の人は『官僚』としては優秀だったけど『政治家』としては落第生だったそうだ。
特にヤバかったのが資金調達能力で戦後、ルリルリとアキト、後の大勲位、東条首相の弁護士といった人が
「新党を作りたいけど資金(当時の2億円)の目途がつかないよー」
と言っているところに「資金?金なら心配するな俺が持ってる」と言ったので
「本当かやったーじゃあ君が総裁ね!よーし結党式を開こう!」
そして結党式が行われ義足の人は結党資金としてドヤ顔をして50万円を取出しその場にいた人全員を凍りつかせたというエピソードがあります
自分より格下だと思ってた芦田と吉田が首相になって嫉妬してたんだよな
当時の官僚政治家なんてそんなもんだよ
吉田茂だって地元じゃこう言われてる
「高知は銅像が多いですが、吉田茂のはありませんなあ。
まあ、あん人は地元にはなにもしてくれませんでしたから」
>>438
だって吉田茂の場合、陳情に対してきた地元の人間に対して、
私は国会議員として国家のことを考えているからそういう陳情は受けないって答えた人だもの
というか、その言葉でいうと龍馬だって生前は地元の高知には何もしてないんだから矛盾してるよ
たんにその地元の人たちが吉田茂が嫌いなだけじゃないの?
新幹線の駅を作ればよかったのか?
>>439
龍馬は政治家じゃないからなあ
>>440
そういうのが党人政治家で、官僚政治家はそういう面に欠けるよね
その真逆が田中角栄だわな
田中角栄以降は、地方に不要な箱モノ工事だらけになった
そのピークが瀬戸大橋3本と関西国際空港つくったバブル期
そもそも戦後の政治家で地元に銅像が建つ人に歴史的に見て立派な人って誰かいたか?
>>443
美濃部式土地亡者術と田中式インサイダー不動産術のせいで、都市部での開発投資が効率よく出来なくなったからだろう。
事業費のほとんどが買収費用で消えずに、国内経済での循環ができたなら、本当に必要な都市部での事業計画実施が
進んでいたはず。
官僚政治家が作ったワンマン道路は?
>>444
原敬とか東北系は結構地元に銅像立ってたりする
だるまさんも地元と私邸跡の両方に有ったと思った
>>446
あれ別に選挙区への利益誘導じゃ無いからなあ
ウィキの鉄道と政治の画像が岐阜羽島のあれなんだよな
>>447
原さんもだるまさんも戦前の人やん
そもそも戦後は優秀な若者が政治家目指さなくなった時代
>>449
戦後なら佐藤栄作はどうよ?
地元選挙区に利益誘導を行った政治家は
地元に銅像が建ってる人が多い
ハラケンとか
地元住民もしょうもないな
銅像にするような功績がない政治家の銅像
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/ja/thumb/9/9b/Miki-Takeo_statue_Awa-Donari.jpg/450px-Miki-Takeo_statue_Awa-Donari.jpg
>>454
首相やったのと代議士の在任が長かったのと
>>363
帝銀事件じゃなくて帝人事件だよね?
名前似てるけどえらい違うぜw
帝銀事件は殺人事件。帝人事件は疑獄。
>>456-457
枢密院副議長の平沼騏一郎が黒幕という。
検察畑とはいえ司法官僚が、堂々と大臣や大蔵省の次官、台湾銀行頭取、
を起訴して、しかも全員無罪のでっち上げでしたというのが。
司法権が悪い意味で力あったんだな
>>458
戦前の歴代総理で一番のバカを選べと言われたら、絶対に平沼だと思う。
これだけの事をやらかして首相になっているわけで。
で、この事件、証拠不十分どころか、犯罪そのものがないと
判決で断言されている「でっち上げオブでっち上げ」だったんだよな。
>>459
総理大臣にふさわしい場数を踏んできたと、自分では思っていたんでしょうかね?
陸軍将校より視野狭いことさえありそうなのに
>>460
実はそれを一番危惧して「あいつは駄目」とハッキリと指摘していたのが、
かの西園寺公望だったりするのです。
キャリア的には枢密院議長になれてもおかしくないのを、ずっと副議長で
昇格させなかったのは西園寺公にその無能さと危険さを見抜かれていたわけで。
ちなみに、これだけの事をやって政権奪取しているにもかかわらず、
放り出してしまっているという始末。
バカのレベルならば確実にポッポと同じかそれ以上。
田中義一への評価が顕著だけど是清スレとは大きく異なるよね
山宣スレでもそうだけど一貫してヒール
ヒール扱いでないのが珍しい
五一五事件の共産党弾圧で、左翼からは悪の権現とされ
治安維持法改定で反動主義者のレッテルを貼られてるからな
>>463
三・一五事件では?
高橋是清スレでの扱いは、田中悪役というほどではなかった気がする
>>459
まあ確かに『複雑怪奇』なんて言って投げ出した時点でおバカとしか言えないけど
平沼それでも対米開戦や翼賛会の結成には銃弾を6発撃ち込まれても一貫して反対してるし
終戦の時も平沼がポツダム宣言の受諾を賛成したから無事に終戦を迎えられた訳だからそこまでバカな人間ではないと思う
むしろ近衛文麿や広田弘毅のバカぶりと無責任さは平沼以上に突出していて
広田は軍部の横暴に殆ど有効な手を打てないどころか追随して部下からは
『これ程ご都合主義な、無定見な人物はいない』と酷評されているし
近衛に至っては対米開戦間近という非常時に『開戦の責任をかぶりたくない』『痔のせいでお尻が痛くて閣議がつらい』
こんな理由で総理の座を投げ出し、東条にすべてを押し付けて逃げ出している
広田については城山三郎の小説で『悲劇の人』のイメージが定着してるけどこの二人こそが戦前最強の大バカ総理だと思う
バスに乗り遅れるなとか、この当時の日本の政治家も「ほかの連中もしているから」
という根拠だけで、暴走していく、情勢の勢いに流されている
っての一緒だ
>>465
>近衛に至っては対米開戦間近という非常時に『開戦の責任をかぶりたくない』『痔のせいでお尻が痛くて閣議がつらい』
>こんな理由で総理の座を投げ出し、東条にすべてを押し付けて逃げ出している
孫の細川元首相と同じで、泥をかぶるよりさっさと逃げる、ええかっこし
>広田は軍部の横暴に殆ど有効な手を打てないどころか追随して部下からは
>『これ程ご都合主義な、無定見な人物はいない』と酷評されているし
この人、玄洋社のメンバーらしいけど、全然骨があるように思えないな
絞首刑になると確信して黙って処刑されたくらいしか、ほめるところがない
>>354-365
森恪って満州駐留の関東軍を動かした張本人であり、
近衛文麿にも接近していたという
元・三井物産社員がここまでフィクサーできたのが謎
>>468
>一つは、森が日露戦争下、ロシアのバルチック艦隊のバシー海峡通過後の行動を追跡し、
>これが東支那海から対馬海峡に向かうことを通報し、連合艦隊の日本海海戦勝利に貢献したということ、
>もう一つは、1911年に辛亥革命が起こり、孫文が中華民国政府の臨時大統領となったとき、
>三井物産は革命勢力支援のための借款を次々と成立させた。
>その代表的なものが、武漢の漢冶萍公司を日中合弁とし、その所有する大冶鉄山を抵当として中華民国政府に500万円貸し付けた、
>この時、現地で孫文との直接交渉に当たったのが森恪だったという話です。
ttp://sitiheigakususume.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-d419.html
ますますわからん
森というより三井物産がなにか企んでいたのか
森格については戸川猪佐武の『党人の群れ』で結構詳しく書かれています。
主人公は犬養毅の息子の犬養健と院外団出身の沖信次郎(架空人物)で彼らの目を通して戦前、戦中、戦後の議会政治が描かれている他
第一部では森格の暗躍と犬養毅との暗闘が描かれています
ちなみに大野伴睦や鳩山一郎、三木武吉、吉田茂も登場するほか
父親に比べて影が薄い犬養健の悲運ぶり…父親は殺され、軍部には弾圧され、誤認逮捕はされ、公職追放を喰らい、党からは追い出され、挙句に無理やり指揮権を発動させられ…が半端なく描かれています
>>470
ttp://blog.goo.ne.jp/GB3616125/e/7b320f7e539a875c14381ef01dab02ac
検察の印象、相当悪いな
>>470
ttp://blog.goo.ne.jp/GB3616125/e/0484a40e6ff5a42abf2e04e2a8555f92?fm=entry_awp
広田は、もともと軍部受けがいいから、外相、首相になれただけともとれるのですね
ttp://blog.goo.ne.jp/GB3616125/e/5eeca44e576930c703b44d527639dd26
戦前の新聞報道も、世論誘導に動いていたろ
>しかし、最終的には、海軍側も政府が現有艦船の勢力向上、航空兵力の整備他の補充策を講じることで、
>このロンドン軍縮会議における日米妥協案を承認していました。
>ところが、このすでに決着したはずの「兵力量不足」の問題を、「統帥権干犯問題」として政治問題化したのが、これまた政友会の森恪でした。
>「岡田日記によれば、五月から六月にかけて、山本悌二郎、久原房之助、鈴木喜三郎などの政友会の幹部が
>岡田大将を訪問し、手を変え品を変えて、海軍をして国防不安なりといわせようと策動しており、
>また六月十日の加藤軍令部長の帷幄上奏を森が前もって知っていた事実などから見て、
>軍令部豹変の背後に政友会があったことは間違いないものと思われる。
>財部海相自身も、後日統帥権問題に就いての知人の質問に
>『あれは政友会のやった策動であった』」と答えています。(『太平洋戦争への道1』p110)
ttp://blogos.com/article/30694/
>>255-256
会社の法務部に弁護士いれば、そのまま法律事務所の仕事もできたのか
>大正時代から昭和の初めにかけても,政府の方針で人為的に弁護士の数が2倍以上に増員されたことがありますが
>(大正9年の弁護士数3,082名→昭和7年の弁護士数7,055名),
>その結果昭和初期には弁護士の約6割が弁護士収入で生活できない状態となり,
>弁護士は経済的基盤と人心を失い,社会の鼻つまみ者となって職業的意義を失い,
>「正業」と評価されなくなったと言われています(『司法改革の失敗』79頁を参照)。
>昭和初期には,弁護士と文屋(新聞記者のこと)には家を貸すなと言われた
ttp://blog.goo.ne.jp/9605-sak/e/6ca00aa12c2696687a0e66e6e400be9b
>昭和40年代くらいまでは弁護士に銀行はお金を貸してくれませんでした。
>そのころは、たいていの弁護士は大きな借家に住んでおり、見栄だけ張って貧乏でした。
ttp://itolaw.blog134.fc2.com/blog-entry-1307.html
正力より務?の力が大きかったわな
読売は
野球も新聞も
務台は報知出身だから、読売の人間として報知に乗り込んだのは心中複雑だったろうな
三木の後を継いだ、河野はろくでもない野郎だったし
自主憲法の岸は老害になるわ
三木の保守合同はまったく報われんかたな
自民党政権の永続化もありがたくないな
替わりの政党に欠陥あるからだけど
エコノミストは経済自由化を常に正義とし、
政治学者は政権交代を常に正義として語る
経済自由化や政権交代それ自体が経済的成功や有能な政権を保障する物ではないのに
「自民党による一党優位の硬直化に日本政治の病根を帰着させていた、私のような学者には、
民主党政権の失敗は出口のない困惑をもたらす」
『民主党政権の蹉跌と政治学の責任』 北海道大学 山口二郎
手段の目的化はやっぱりいかんね。
インド国民会議派やメキシコPRIは、日本の自民党よりも万年与党状態が長かった気がする
三木武吉も小説吉田学校が出るまでは、手段を目的化した策士という評価だった
>>479
当時社会党右派と左派の合同がなければ
吉田自由党と鳩山民主党の保守政党同士の政権なんかもありえたかもな
政権の永続化は、不正の隠ぺいを容易にしてしまうのがいけない
ただ保守合同なしで保守党の二大政党制みたいになってたら、戦前みたいにスキャンダル合戦になったんじゃないかな?
ソレを反省して両方がクリーンになっていたとはとても想像できないし
密約の暴露合戦がありそうで怖いよ
外交や安全保障を政争の道具に思想だし
安保や沖縄返還、日中国交正常化が強力な与党無しでスムーズにできたか疑問だね
最近の民主党政権どころじゃない泥仕合を昭和初期の政党政治でやっていたのがなあ
当時から新聞報道は問題ありだったぽい
民主党政権のよかったところは、自民党政権がまだましだったことを
国民に理解させた所だよ。
政治って誰がやっても一緒だという反論材料にはなったよねw
石橋湛山こそ真の愛国者
だが、鳩山と岸につぶされた
お花畑としか
勝手に倒れただけで鳩山も岸も潰してはいないだろ>石橋
石橋はそもそも年齢的に無理があったからなあ
すみません!
帝人事件を帝銀事件と誤記した件はお詫びして訂正いたします!
夏休みで新幹線展に行きましたら、まさかのやる夫だったので、驚きのあまり写メ撮ってきました。
ネタバレ注意
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org5285939.jpg
短い文章の中にやる夫がいて、個人的にはラッキーでした。
この話は、やる夫が失態を犯す話なんですけどね。
お楽しみに。
あと、艦これE6クリアしたので、製作再開します。
了解
三木やる夫氏は中学時代から失態経験している人だからな
そこが長所でもある
三木は敵を作りすぎた
最終的にははとやま
三木は敵を作りすぎた
最終的には鳩山降ろししてるからな
鳩山の場合降ろされて汚名がすすがれたから、よかった
そのあと、岸はぼろくそにたたかれたこと思えば、あれでよかった
三木武吉氏と我が国の原子力研究
いわゆる原子力三法を成立させ日本の原子力研究の扉を開けたのは鳩山内閣の幹事長、総務会長を歴任した三木武吉である。
アメリカが日本での原子力研究にゴーサインを出したのに対し、共産党を中心とする学者、研究者はこぞって反対を唱えた。日本学術会議も反対だった。これを、岩淵辰雄氏の強力な進言を受けて特別国会において原子力関連三法、原子力基本法
他を国会に提出し通過させたのは三木武吉氏である。
この時若手代議士として活躍したうちの一人が中曽根康弘氏である。追って科学技術庁が発足するが、岩淵辰雄氏の発意で出来た役所であり岩淵氏はその後逝去されるまで科学技術庁の顧問であった。
中曽根氏は岸内閣で科学技術庁長官に任命されている
>>501
科学技術庁って原発のための役所だったのか
三木の大親友のために作った役所だからな
正力
>>501
鳩山内閣のときに幹事長はやってないはずだが
>>501
wikiの記事に岩淵が中曽根の抜擢を三木に進言したとあるな
中曽根の風読みは的確だな
三木武夫と三木武吉は神様のいたずらのように名前が似すぎたよね
本人たちがどう思ってたか知らないけど
>>463
初めて見たのがこれだったからかわいそうな人のイメージだったけどそっちの方が一般的なのか
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm9129240
>>507
長州閥の田中義一の方が陸軍大学校閥よりも相対的に良識的現実的だったというだけで、
ダーティーな部分ももった人だったからな
田中義一ってシベリア鉄道によるロシア軍の輸送力調査で
シベリア鉄道の輸送力を過小に報告して日本に日露開戦決断させた張本人だからなあ
そのせいで日本は常に予想の1.5倍のロシア軍を相手にする羽目になってる
日露開戦させるために虚偽の報告をしてるんだからダーティーとかそういうレベルじゃない気がする
勝ったから不問になっているが処刑されても文句言えないことやってる
>>507
誰が悪いとかじゃなくたんに視点の違いでしょ昭和伝は誰が主人公って訳じゃないし
「衆議院議員のやる夫は暗殺されるようです」を読んだことがないなら、何故田中義一がこんな扱いかはわからないだろうな
あれは山宣側から見た田中像って注釈が一応入ってた
あの番外編でも触れられてたけど昭和天皇はおろか
古巣の軍部にまで最終的に見限られた末路は哀れ
腹心の森や久原にも見放されたし
>>506
武夫は戦時中は反東条の非推薦議員として武吉と同志ではあったけど当選後は武吉、鳩山、河野とは距離を置くようになって
翼賛会の役員をやったり鈴木内閣では軍需省の参与官をやったりしている…それなのに何故公職追放にならない?
その後も改進党では松村謙三と行動を共にして三木・松村派を率いて吉田打倒に動いたから武吉とは一応仲間ではあったけど
松村と一緒に「保守二党論」を唱えて三木や大野の合同構想に終始反対していたし再軍備、憲法改正にも反対していたから両者はあまり仲は良くなかったと思う
ちなみに同じ明治大学の先輩である大野は武夫の事が大嫌いだったらしくとある席で「お前は毛沢東からいくら金を貰ったんだ?」と中共びいきの武夫を罵倒して大げんかをしたそうです…
三木武夫は大野だけでなく岸・佐藤兄弟、同じハト派の大平正芳からも嫌われていたそうです…唯一田中角栄だけは『政治のプロは俺と三木だけ』『三木は政治の上で大先輩』と三木に敬意を持っていたそうです
>>513
武夫氏、ロッキードで田中逮捕を地検に認めた総理大臣だよね?
田中が好意もった理由はなんだ?
親中派?
>>514
三木が同じ党人であり政界においては大先輩である事に田中は好意と敬意を持っていたそうです
戦後の歴代総理の中で三木よりも政治歴と当選歴が長いのは鳩山一郎だけ、故に三木は『議会の子』と呼ばれていた
ただしそれ以外の点については田中は三木をあまり評価していない…
むしろ『カネすらも自分で作れない口先だけの男』と三木の事をこき下ろしています…三木の莫大な政治資金の大半は大番頭の河本敏夫(三光汽船オーナー)が調達
ちなみに三木は地元での評判もかなり悪いらしい…ロッキード事件の頃選挙区では「政界浄化を叫ぶ暇があるなら角栄みたいに道路の一本でも地元に作れ」と陰口をたたかれていた
戦前の食い逃げ解散の時から政治家やってる生粋の党人派議員だし
同じ党人派の議員としてリスペクトしてたんじゃねえの?
それと角栄が親中派に傾いたのは総理になって移行だよ
角栄と福田が自民総裁の座を争った総裁選時に
三木・中曽根が田中陣営に協力する条件として
提示したのが中共との国交樹立だった
キャラ的に戦前の尾崎行雄と被る>三木武夫
三木本人も尊敬する政治家として尾崎をよく挙げてた。
原理主義者で堅物で口先だけは綺麗事な所がよく似てる
まぁ三木の場合は>>515 の通り
子分の河本や睦子夫人の内助の功もあって
総理にはなれたけどね
>>516
中曽根って中共との国交回復目指していたのか
自民党派閥の系譜には
やる夫→河野→中曽根と書いてある
中曽根が日中国交回復に賛成したのは、頑なに拒否してきた、官僚佐藤政権に対するアンチテーゼ的要素がある
中曽根が派閥の長になれたのも、河野の反佐藤を受け継いだからとも言える
三木と角栄は何か繋がりはあったの?
角栄は吉田学校だけど空気的に合う二人だと思うが
小説吉田学校での三木武吉と田中角栄の総務会での一幕は創作だと作者自身が言ってる
三木は若手の中では田中でなくて改進党の中曽根首相と櫻内議長の青年将校に目をつけて自分の手下にした
中曽根はまだ記者時代の渡辺恒雄とツーカーだった
正力松太郎と三木武吉が背後にいたのか
>>522
別情報では三木が田中に小遣いをあげたり総務にしてやったりして手なずけた上で
『お前は佐藤と親しいだろ、誰にも知られずこっそりと俺を佐藤に会わせろ』
と依頼し、真冬の深夜に田中本人が車を運転して三木を佐藤の家の前に連れて行った上で田中が佐藤の家に侵入して
佐藤を叩きおこし…庭先で大声で怒鳴ったり寝室の窓に石をぶつけたりしたらしい…て三木と合わせた上で三木が
『党三役のどれかに俺を就任させろ、そうすれば君の幹事長就任を邪魔しない』
と取引を持ちかけそれを佐藤が呑んで佐藤幹事長、三木総務会長が成立した…と書いてあった。
ちなみにこのおぜん立てをしたのは田中ではなく二階堂進、原健三郎、根本竜太郎だという説もあるそうです。
>>525
田中も派閥の領袖にえらく無礼はたらいたな
大野伴睦の家に不法侵入して
情報を取ろうとしたナベツネの逸話もあるし
この当時はこの手の逸話が結構ある
ナベツネは政治家じゃないけど
田村元は保守合同の際に大野伴睦と三木武吉、河野一郎、岸信介を密会させるために
お互いを隣り合わせの別々の料亭に時間をずらせて入らせた後に壁や塀をぶっ壊して
秘密の通路を作って何度も会合の席を作ったらしい…もちろん後で弁償したらしいけど。
携帯がない昔は密会するのも大変だ
>>528
書き込んだ翌日にそのエピソードの主人公である田村元その人が死亡するとは…
なんちゅう偶然…それにしても今や教科書の中のお話である保守合同の登場人物の一人がまだ生きていたことに驚きです。
これでまた一つ昭和が遠くなりましたね…
田中角栄と大喧嘩して一時干された岡崎も死んじゃったな
祖父が政友会で寝業師として鳴らした岡崎邦輔氏
>これでまた一つ昭和が遠くなりましたね…
中曽根「まだだ!まだ終わらんよ!」
私の履歴書に寄稿した鳩山の記事が
ネットに転がってるけどまんま>>367 の通りで笑った
ヒトラーに一時好意的だったから公職追放されたとか他にも追放理由あんだろw
ttp://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A7%81%E3%81%AE%E5%B1%A5%E6%AD%B4%E6%9B%B8/%E9%B3%A9%E5%B1%B1%E4%B8%80%E9%83%8E
>>533
おまけに文部大臣として京大の刑法の教授を言いがかりつけて罷免した滝川事件まで引き起こしている
よくこんな人間を吉田茂の後総理大臣にたてたわ
吉田の方が立憲政治にはよほどましじゃないか
鳩山も近衛もそうだけど最後の最後は反戦派に加わって
それなりに正しい活動もするわけだけど(特に近衛)
それまでの道程があまりに酷くて擁護出来ないんだよな
近衛の弟が近衛を評して
「政界に行かなけりゃ平穏な人生を送れたのに」と
嘆いたそうだが鳩山もその手の人物だと思うわ
昭和天皇からも他の面々ともども酷評の対象だったな<近衛
近衛の奥さんが息子を助けてくれと鳩山に懇願したから日ソ国交回復がなった
昭和天皇の最大の落ち度は木戸なんぞを側近としてずっと傍に置いてた事
息子さんはお祖父様譲りで気骨の人だったのにねェ
>>近衛公
鳩山威一郎だって親父や息子に比べれば余程出来た人物だった
>>537
ハーグ陸戦条約の批准国ではないとはいえ、捕虜の虐殺、奴隷使役という戦争犯罪を延々続けていると
共産圏は暗黒奴隷国家群という悪評が定着しかねないのと、サンフランシスコ講和条約批准後も在韓米軍と連携している
在日米軍が駐在している状態を放置していると、ハンガリー動乱やプラハの春のようなソ連軍による「開放」のチャンスを
作れなくなるから、ちょうどいい国益無視のパフォーマンス馬鹿である鳩山に華を持たせる形をとっただけで
日本側の都合なんてはなから相手にしてないよ。
中立条約違反の奴隷狩り、虐殺、略奪、陵辱という最悪の事態を、スーパー馬鹿の鳩山を利用することで何の負担なく解決し
ようやく1955年に、ソ連がハーグ陸戦条約を批准することができるようになったんだよ。
>>541
お前さんが鳩山嫌いなのは良く分かるし俺も好きではないけど
それはそれで変なイデオロギー入りすぎて気持ち悪い
国連の加盟にソ連の了解は必須条件だったし
シベリアに抑留されてる兵士もまだ残っててその解決も必要だった
北方領土を棚上げにして国交回復したのは失策だったが
あの時点で「解決」となると色丹歯舞二島返還しかないとおもうけど
なにしろサンフランシスコ条約後の国会でその条約を結んできた「吉田内閣」で
「択捉国後は条約で放棄した千島に含まれる」と答弁してる
それが「四島とも固有の領土で放棄なんてしていない」に主張変わったのは
まさにその国交回復直前だし
日ソ国交回復は外交問題ではなく国内問題にされたからな
内政問題でない外交問題の方が多分珍しい
三木の戦前の人脈を探っていくと
知り合いの多い政友会ではなく
憲政会を選んで議員になったのかが理解できない
☆の元で同僚だった横田は原敬の側近で
鈴木も司法官僚の頃から政友会贔屓だったし
弁護士時代に世話になった原嘉道は
同じ名字の原敬シンパだったしな
早稲田出身
大隈重信後援会から推薦を受けたので憲政会
当時の憲政会若手代議士は早稲田ばかり
詳しくはこれで
http://www.aozora.gr.jp/cards/001248/files/46807_26523.html
ひとむかしの早稲田雄弁会が政界をリードしたように、
早稲田って学閥強いんだね
弁護士出身・策士・金権etc...
一日だけの書生だったが政治家としては星亨の路線を踏襲したと言える
最期は違ったけど
>>549
小渕や竹内は典型的な二世だから、弁論会は関係ないと思う
竹内じゃなくて竹下だった
河野親子も世襲早稲田か
>>551-552
竹下家は代々地元の地主で庄屋の家か
代議士は登が最初では?
>>551
小渕恵三は二世代議士だけど父親の地盤は超脆弱(2勝4敗)なうえに父親の死後に地盤と後援会を元知事に乗っ取られた経験もある上に中曽根、福田という超強敵に挟まれていて娘のような親の遺産で楽々当選の二世ではないんだよな…
だから小渕恵三は政治家に必要だってんで雄弁会以外にも、必要そうな会には3つ4つ入ったらしいね
そこまでして政治家を志したから殉職したのかもしれないが
三木武吉の子孫って今何やってんの?
本妻の他に妾が何人も居て子供もかなり居たそうだけど
著名な人って居ないよね
>>556
早稲田大学教授
http://www.waseda.jp/hougakubu/main/faculty/f_miki_taeko.html
>>521
角栄は三木の妾が経営していた料亭の女に手を出して男子を産ませた
この事を真紀子は今も許さず、兄弟の存在そのものを認めてない
>>557
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1426290204/a73663379
遺産はろくになくて借金王だったそうな
高松の政治家、福家俊一が訃報を聞いてかけつけ2時間前に死んだはずの三木が生き返って「後は頼む(後継者と指名された?)」と言われた!と言い張り後継者の座を得たという話があるそうです。(http://www.sankei.co.jp/seiron/koukoku/2000/ronbun/06-r5.html )
>>559
その福家もあまりにも露骨な嘘が祟ったのか三木の支持者の大半は支援せず当落を繰り返した…
15回立候補して6勝9敗でしかも三木の死後に6回落選をしています
この福家さん意外と小者っぽい下っ端的なエピソードが多く某実業家から岸信介への闇献金500万の内100万円をネコババして岸にばれて叱られたり
岸『福家君、いいかい金を渡すときは1、2、3はあるがその次は5で4は無いんだ、返しなさい』
福家『俺がもっと悪党だったら200万円盗っていたのに損したよ』
岸『バカ…』
67年の選挙での落選後16年のブランクを経て復活当選して当選6回の入閣適齢期になったとき
福家『福田先生、俺を大臣にしてください!』
福田『16年もブランクがある君を大臣に推薦することはできない、運輸委員長で我慢しなさい』
福家『アンタには愛想が尽きた福田派を抜けさせてもらう』
福田『やれやれやっと厄介払いができたよ』
その後入閣のお願いを中曽根大勲位と岸信介にもお願いしたけど断られて結局入閣の夢は叶わなかった。
ちなみにそんな福家さんの肉声と応援ソングがコレ
https://www.youtube.com/watch?v=Bna69UDPtU8
ちなみに福家さんは何気に顔が広く甘粕正彦や東条英機、李香蘭と友達だったほか岸さんとは50年来の親友だったそうです。
長文やめちくり〜
>>560
大陸浪人していて甘粕に気に入られて上海で国策新聞発行したという
政界ではぱっとしなくて池田内閣で政務次官した程度のようですね
【>>559 について】
___
,.ィ:::::::::::::::::::::`:.、
. /:::::::ノ⌒ヽ:::::::::::::\
. /::::/´ }从|:::::|:::::::', 触れてはいけない人に、触れた人がいるようですね……
r|:::::| u ー |:::::|::::::::::',
_/ ̄ヽ:::::| ノ ___ |:::::| ):::::::::', まさかこの人の名前が出てくるとは。
/ }从ト、 =='  ̄.|:::::|::::::::::::::′
. / / 小:.、 -‐ u |:::::|:::::::::|::::′
/ ―く |:::::ト ._ イ|:::::|:::::::::l:::::i
\ ` ー― |:::::| ̄7´ |:::::ト .,:::l:::::::,
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,':::::::∧ |/ / !:::::! 厂ヽ ′
-‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
/ /" `ヽ ヽ \
//, '/ ヽハ 、 ヽ >>559 は友愛決定だにょろ!
〃 {_{ノ `ヽリ| l │ i|
レ!小l● ● 从 |、i|
ヽ|l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ |ノ│
/⌒ヽ__|ヘ. ー' j /⌒i !
\ /:::::| l>,、 __, イァ/ /│
. /:::::/| | ヾ:::|三/::{ヘ、__∧ |
`ヽ< | | ヾ∨:::/ヾ:::彡' |
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..ィ"::::::::::::::::`::::..、
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ ただ友愛するのも面白くないので
. /:::::::::::::::::::::::::::::::::、::::::::ヽ:::ヽ
/::::::::::r一…ミx:::::::::::\::::::i::::ハ 今風にたとえると「小者界の大物」である
':::::::/::l| \::::::::::ヽ::|:::::::.
|::l::::!:::{{__ ヾ゙ム从i|::::::::i 福家氏の嘘を暴いてみましょう。
Ⅳ:::l:::ト __` ´__l川:リ::::::::!
|ヾ:{人Τr::cミ ィ::r::c 少:::::::.
l::::::/)、.乂zソ 乂zソ ハ:ヘ:::::ハ ちなみに、本編には登場しませんので。
.'::::///) ' .人 〉》::::∧
/:x〈〈〈. ゞ≧:. r‐y .ィ彡 / /}、::::∧
. // |l\ }  ̄ { ィ':| l!ヽ∧
/::i キ! .>‐ |、 ,| 手キl:::| l! i::∧
-‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
/ /" `ヽ ヽ \
//, '/0° ヽハ 、 ヽ さっそく、あの人を召喚してみるにょろ!
〃 {_{\ /リ| l │ i|
レ!小l● ● 从 |、i|
ヽ|l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ |ノ│
/⌒ヽ__|ヘ ゝ._) j /⌒i !
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`ヽ< | | ヾ∨:::/ヾ:::彡' |
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:/ _ノ iiiii \. \ 一体ここはどこだお。
/ (○) (○) \
: | (__人__) |: よくわからないお。
\ ` ⌒´ /
/ ⌒ /⌒Y⌒ヽ ヽ
:| \| .i イ |
|\ / 人 .\!
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/:.:.:.:z─y─ミ/ ノ:.ヽ やる夫さん、お忙しいところすみません。
/:.:.:/:/´ \:.:.ヽ:.:.ハ
{:.:i:.l:.:!⌒ヽ ゙:.:.:i:.:.:.:.! 一つお聞きしたいことがあるんですが。
Ⅵ:.V ⌒ヽ.}:./:. :./
`Ⅵ.ィ=ミ //:.://:|
/:`ト ィ==ミ 彳:ノイ:.:.|__
.':.:.人 `__ /:.:バ:.:///〉
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, ':.:./ /:.:.:.:. ,:ャ=イ/:.:./≧:! ./!
_____ ━┓
/ ─ \ ┏┛
/ (● ) \\ ・ ん?聞きたいことってなんだお。
| (⌒ (● ) |
|  ̄弋_) | なんでも聞いてくれていいお。
\ /
> ⊂ヽ∩ <
/" (,_ \. |
.| / \__ノ
┌───────────────────────────────────────────┐
│松野頼三氏の証言 │
│「福家は『やる夫先生が息を引き取られました』と伝え聞いて、飛んでいった。 .│
│で、そのなきがらに抱きついて号泣した。 ...│
│そのあとで、「いま、やる夫先生から後を頼む。このうちは君が守ってくれといわれた」 .....│
│とそばにいた人たちにいったんだ。 │
│やる夫は二時間前に息を引き取ったんだから、みんな目をシロクロした。 ......│
│それでも、「やる夫先生が生き返って、自分の耳元でそういわれた」と福家俊一はいったんだ(笑) .│
│福家は財産が欲しかったわけじゃない。 │
│やる夫の家を取ることによってその後継者という地位を得たわけだ。 .│
└───────────────────────────────────────────┘
-‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
/ /" `ヽ ヽ)└\
//, '/ ヽハ⌒、 ヽ 死人が喋ったという出鱈目な話をしてるにょろが
〃 {_{ー' ゛'`ー リ| l │ i|
レ!小l● ● 从 |、i| やる夫さんはどう思うにょろか?
ヽ|l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ |ノ│
/⌒ヽ__|ヘ ゝ._) j /⌒i !
\ /:::::| l>,、 __, イァ/ /│
. /:::::/| | ヾ:::|三/::{ヘ、__∧ |
`ヽ< | | ヾ∨:::/ヾ:::彡' |
____
/⌒ ⌒\ ホジホジ まぁ、死人はしゃべらないお。
/( ー) (ー)\
/::::::⌒(__人__)⌒:::::\ 誰でもわかることだから、別にどうでもいいお。
| mj |ー'´ |
\ 〈__ノ /
ノ ノ
,. -‐…‐- .,
,. ::'"::::::::::::::::::::::::::::::::`::..、
,.:::::::::::,ィ≠ミ::::::::::::::::::\:::::::\ でも、やる夫さんの家を福家が取って
/:::::::/ \:::::::::::::::::',:::::::::ヽ
/:::::::/ /ヽ::i|:|::::::::':::::::::::::', やる夫さんの後継者になったと
|::::::::|_ / }从|:::::::::':::::::::::::′
|::::::::| ` 芹ぅミ |:::::::::|、::::::l::::i 福家は言ってますが?
_|:i|:::i| 芹ぅミ V乃:|:::::::::|_}::::::l::::!
_/ }八从 V乃 , |:::::::::|::|::::::l:::|
_/ |:::i:., _ |:::::::::|::|::::::|:::|
/ _r― |:::|::::., ´ /|:::::::::|::|::::::|:::|
/ ´  ̄ ̄ \ |:::|::::::::> .,_ ィ |:::::::::|::|::::::|:::|
\  ̄ |:::::::::i ̄ ̄7/ |:::::::::|― - 、|
` ., |:::::::::|.: : :// /|:::::::::|: ://\
> .,_ /::::::::/: : /二二∨/|:::::::::|; / \
 ̄ /:::::/: : / /: |:::::::::|/ \
-‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
/ /" `ヽ ヽ \
//, '/ ヽハ 、 ヽ やる夫さんは死んだ後にこんなことされて
〃 {_{ リ| l.│ i|
レ!小lノ `ヽ 从 |、i| 悔しくないにょろ?
ヽ|l ● ● .| |ノ│
|ヘ⊃ 、_,、_, ⊂⊃j | , | 自分の家をこんなやつに取られて……
| /⌒l,、 __, .イァト|/ |
. | / /::|三/::// ヽ |
| | l ヾ∨:::/ ヒ::::彡, |
/ ̄ ̄ ̄\
/ / \ \ 家を取られて悔しいも何も……
/ (●) (●) \
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
/ \
┌───────────────┐
│あの家は借家なんだおが…… │
└───────────────┘
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l」/'' l」/'' l」/'' ./,,くノ__ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ__ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ____
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┼─╂ ヒ,イ=@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==
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< //, '/ ヽハ 、 ヽ 論破はやっ!
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レ!小l● ● 从 |、i|
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| | l ヾ∨:::/ ヒ::::彡, |
, -‐ r ─― 、
/ / \
// ,=vシ== 、 ヽヽ ヽ 小者界の大物がやる夫の家を取った事自体
// // ヽ ヽ ! l l
〃{ i{ {‐-、 ィ尢ハl i| | おかしいことなんですがね。
{仆 f _ _ | | |
|ハム  ̄ ,  ̄ l |)l|! もし福家が「この家は俺のものだ!」と言ったとして
l `∧ r‐‐v li l l |l
. ,' i ゝ、 ヽ ノ ィ'l l l ! それに納得する人なんていないと思うんですが。
/ ,' l _}>‐匕!_ / ,'l l |
/rt/ ィf< _ _ `/ /_j | l
ノ |l/ ,' llニニ二ニ/ / >、|
┌──────────────────┐
│最悪、海の底に沈めらるのでは…… ....│
└──────────────────┘
___,r⌒ーァ ⌒ヽ、_
/ ' ∨ \゙!
/ / r { ,┐! ヽ
. / / ムェ..ヘ | | l ヘ
. / | | | | l | ||| フフフ……
| | | l___,| |__| |||
∧ xf´ 二.` ´二ミヽ.ノ ハ
| V |イ .| | ト|' 〈
| | |└‐' , ー┘| /|
| ∧ !、 ー一 / /|
| | ヽ |` 、 ,. '/ / !
| | ヽ| ,. |` ー ´r.、 |/ .|
| / /´ f l `! |
'7 / | | | ト
↑やる夫の周りにいた超怖い人
あの家は借家なんですけど(震え声)
黙認しようと考えましたが、我慢できませんでした。すみません。
東京の一等地にある立派な屋敷だったので、福家はやる夫の家と勘違いしたんでしょうね。
やる夫の性格を知ってれば、屋敷に住むような人間ではないと普通はわかるんですが。
あの家については大家の名前も、借りた経緯もはっきりしてますからね。
ついでですが、作者から読者の皆様へお詫びです。
ルリルリの口調がおかしいとのご指摘、まさしくその通りです。
おかしかった理由については「どこかのキャラと勘違いしてた」としか言えませんが
次回話から修正いたしますので、よろしくおねがいいたします。
確かやる夫が死んだときに手元にあった財産って財布の中の1万6000円だけだったんですよね…
それ以外にも葬儀の時の香典やら政治資金の残りなんかが数十万円から数百万円位あったらしいですが
そのお金も全部やる夫が戦後『とあること』で大迷惑をかけた人とその家族への刑事裁判の見舞金に消えてしまったそうですから…
おぉきてたのか
乙乙
息子の方は名前出たけどズル平はまだか
乙です
福家さん出ないって事はあの演説の件はカットするのか
ネタキャラとして小話に使うにはいいけど、日本どころか永田町でもどうでもいい人だったでしょうね
乙乙
「小者界の大物」ってなんともすげえなww
もし仮に登場するとしたらAAはかってに改蔵の坪内地丹で確定だなww
何気に実物も運輸政務次官や運輸委員長といった鉄道絡みのポストを歴任していますし
戦後しばらくまでの香川県ってこういう地盤のない人でも当選できたのか
三木武吉も大臣になったことないけど、早稲田卒業して弁護士になれた
なにがしかの人望もあったんだろうな
小物界の大物に何の役割があったかは謎
香川っていうと鈍牛大平のイメージが強い
三木本人は郷里香川に対する愛着があまり無い人だと聞いた事がある
>>559
失礼、失敗しました
>>584
三木自身が郷里の香川から出馬したのは42年の翼賛選挙からで
それ以前の香川は政友会の大物の三土忠造を筆頭に政友会王国だったので
民政党の三木にとっては縁が薄い土地だったからだと思います
ちなみ42年に三木が国替えをしたあおりを喰らって落選したのが
三土の弟であり紀行作家で鉄道マニアの宮脇俊三の父親である宮脇長吉元大佐(黙れ事件の主人公の一人)です
大平さんも地元にはろくに何もしなかったらしい
政治家は地元に利益誘導してナンボな発想だな
原健三郎とか明石海峡大橋を架けた事で
賛否あるけど地元じゃ英雄扱いだしね
採算度外視であんな無用の長物作って
無駄以外の何物でもないけどw
明石海峡大橋って無駄なのか?
>>599
瀬戸大橋は3つもいらんでしょ
>>587
橋架けただけで十分じゃねーかとは思うが
利益誘導どころか中央が邪魔ばかりしてくるわが県に比べれば
本編は未だ太平洋戦争前なんだな
年が明けたけど進捗状況はどうなっているんだろう
____
/ \
/ _ノ ヽ、_ \ ふうぇぇぇっぇ……
/ o゚((●)) ((●))゚o \
| (__人__) | 次々回で戦後編に行けると思ってたら行けなくなったお。
\ ` ⌒´ /
/´ `\ 今夜。できあがったところまで、投下するお。
/ / l l .___
__l l_¶______/_/__/ ヽ
\, ´-'ヽ  ̄| ̄ ̄ ̄ ̄| l二二二二l
ヾ_ノ | '''' ' | l二二二二l
| ルリルリ。. | '''..-- | l二二二二l:::..
| ..'' | ''-. ,|
了解です
私信:嗚呼!やる夫道様へ。
戦後編を「戦中編」にしていただければ幸いです。
よろしくおねがいいたします。
それでは投下します。
ノ´⌒ヽ,,
γ⌒´ ヽ, あのなぁ……>>578 よ……
// ""⌒⌒\ )
i /:::::::::⌒ ⌒ ヽ ) 「友愛」の意味わかってんのか?
!:::::::::::(○)` ´(○)
|:::::::::::::::(__人_) | あっ?
\:::::::::::::`ー' /
/:::::::::::: \
※イッツ友愛ジョーク
┌─────────┐
│自由民主党本部 │
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| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|\
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|三|三|三|三|三| ノヽ |三|三|三| ,. |三|三|三|三|三|三|三|三|三|三|三|三|三|三|三|三|三|三|三|三| | l |
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|三|三|三|三|三ソ彡;ミミ|三|三| 彡ヽゞ' || || 彡ヽゞ' || || :|三|三| | l |
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IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII
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,ィイリ川川彡!ヽ
/ミミl川川川川三ヽ
iミ'´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヾミ! 総理大臣の辞意表明による
iニ! iミ!
ヾ! ,.= 、_ __,,,..、 iリ 自民党の次期総裁選びですが
}ト.{-ェ:ュL_.」,ィェュ}/!:7
l.| `ー‐'´ `ー‐ ' .! } 先程、副総裁による次期総裁指名が行われた模様です。
l /L__ 」、 l‐'
__,. -‐ヘ --''''--.〉 /─- __ それでは自民党本部から中継です。
_ -‐ ''" / \ /!\  ゙̄ー- 、
ハ / |ヽ ̄ ̄// ヽ ハ
| ヽ く ! .>ーく / > / !
| | _> レ'-、 r‐/ <_ / !
.∧ ! ヽ | 厂L/ / i .∧
/ \ | \ ∨ ! / | / ハ
ハ ヽ | ヽ ! | / | /ヽ
/ \ | ヽ. | ./ / | // \
/ \ | \ ∨ / | /- ' ヽ
/, -──‐-ミ」 , ‐''二二⊃、 |/ / ̄ ̄`ヽ!
レ′  ̄ ̄ ̄`ー─---、_/ ′二ニヽ' \--──┴'' ̄ ̄ ヽ |
____
/- 、 ! ,. -\ 新総裁は清廉なることはもちろんですが
/ヘ二_爪_二ヘ\
/ ヾニ・ニハ ハニ・ニフ \ 党の体質改善、近代化に取り組む人でなければなりません。
| / | | \ |
\ ィニニニュ / 国民はわが党が派閥抗争をやめ―――――
_>、-―, _ 、 ― <_
,::'ー'/:fシ:ヽ‐'7:ィ‐/:キ::l:_‐`、
,':::::l::::−/::ヽl::::l/:::ヽ┘:l::::l ――このような認識から私は新総裁には
,l:::::::|:::=t,`:::、、'::/::::/三l:l::::l
ヽ::::!::::::゚::::::::::`::'/l三王l:l:ノ 政界の長老である――
`!:::::::::::::::::::::|o::::+O::::!
l::::::::::::::::::::::|o:::::::::::::::::|
自民党副総裁
\_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人
_)
_) やる夫君を次期総裁に指名いたします。
_)
. ____
/- 、 ! ,. ./`i
/ヘ二_爪_/ リヽ
/ ヾニ・ニハ /| /フ \
.| / | | |リ ヒ |
\ ィニ// ,`弋ヽ
__ ヽ - ′.Y´ , `ヽ`.l
/ : : :介〈 `ー〈::....ノ Vヽ
| : : : : ::〈 「`ヽ_ー 、 `ヾ_/ //:|
| : : : : : /: | {::::} フ-、`ー┴‐- │
| : : : 〈: :│ {::::l /. :`ー‐一′ ::|
<ザワザワザザワザワ……> <ザワザワザワザワ……>
<ザワザワザワザワ……>
, -―ァ―‐- 、 /~) /~)
/ , ィ へ ヽ\ // //
/ / / / l ヘ o o
/ / / /l l | l l
/ / l /|, ィ´l| l /1 l l <ザワザワザワザワ……>
l / /l|Tヽl l l l/ _」ムN l えぇぇぇっぇぇぇ!
l l l 」L. _ヽ! V ィ, - 、l | l
〈\ _ l l l.ィ ft.チヘ ,イtチ `Yハ l| や、やる夫が次期総裁!?
ヽ ヽ| l l |ヽ|、 ゞ' ノ⌒ヽゞ' ィリ l /
V二二ネ `ヽ.l  ̄ __'__ ̄ lノレ'
/' , ―‐'ァ `ト、 l/ ̄ ̄ ヽ /
〈 ' イ ̄、\ l:\ ー―‐, イ <ザワザワザワザワ……>
\ l /'⌒丶. _.vヘ!` ´lヘ/__, ― 、
|ヽ _」l 」 r―- 、 ×, -┐/ 「 ヽ
/____l l | -}こ}- | l-- l
☆
.n ,丶
____ パチン l l
/- 、 ! ,. -\. r'| !
/ヘ二_爪_二ヘ\ 、_ ノ ! ! それでは、やる夫君に所信を語っていただきます。
/ ヾニ・ニハ ハニ・ニフ \ ヽ_`ヽ./ !
| / | | \ | ノ/ \ ヽ|
\ ィニニニュ / ,イ| \ " /
,--ゝヘヽ、___ ーーノ゙-、..,r'{ . ヽ ./
/ | '; ゝ_____ ノ. |ヽ i |ヽ !=,-イ
l |. ヽ/゙(__)\/| i. | |ヽ , -'".|
| | ヽ. ハ..ノ | | || ,r|
<やる夫先生、どうぞ>
____
/ _ノ ヽ_\
. /::::::::::::::::::::::::::::::\ ついに……この時がやってきたお……
l^l^ln ⌒(__人__)⌒ \
ヽ L |r┬-| |
ゝ ノ `ー‐' /
/ / \
/ / \
. / / -一'''''''ー-、.
人__ノ (⌒_(⌒)⌒)⌒))
┌────────────────────────────────┐
│初当選時、最年少の代議士として衆議院でデビューしてから数十年…… │
│やる夫はひたすら、憲政のために尽力してきたお。 ...│
│それが今のやる夫の地位を築き上げたんだお。 │
└────────────────────────────────┘
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
/ ̄ ̄ ̄\
../ _, 、_. \
/ :::::::::::::::::::::::::::::::: \
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
〆~\ /ヽ
/:::;;;、:::::::i::ヽ`介´/::::i::::::::::ヽ
<:::::::::::<|:::::::l::::ヽ| | i::::::7;;;;;;:l::::}
. \::::::::\:::::\;;;i,,/:/:::::::::i:::::{
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌─────────────────────┐
│今では政界の長老と呼ばれるやる夫だが .....│
│若き日のやる夫は、自分の信念を貫き │
│当時の長老や実力者に立ち向かったりしたが │
│時には媚びたりした辛い時期もあったお…… │
└─────────────────────┘
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| | | |
| | | |
/ ⌒`"⌒`ヽ、 | | | |
/,, / ̄ ̄ ̄ ̄\. | | | |
/,//:::::::::::::::::::::::::::::: \ | | | |
;/⌒'":::.:::::::::::::::::::::::::: |⌒ヽ | ,. | | |
/ /、:::::...:::::::::::::::::::::: /ヽ_ \ |ノ 、| | 、|
__( ⌒ー-ィ⌒ヽ、 /⌒`ー'⌒ ) ノ_____,ゝソ___ゝ
━━━`ー──ゝィソノー‐ヾy_ノー─" _ノ゙ ̄⌒^⌒} .{ ⌒^⌒}
'ニ===⊂⊃=} {=⊂⊃=}
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌──────────────────────┐
│だが……そんな経験をしたやる夫だからこそ │
│今こうして政界の頂点に立とうとしてるんだお! ..│
└──────────────────────┘
____
,. -'"´ `¨ー 、
/ ヽ ヽ、
,,.-'" ,,.-'"` ヽ、
/ `゙`'''゙゙゚ 、_,,.-'' ':'" ヽ、
i :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ヽ 今のやる夫の心境を一言で申すなら――
./ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ヽ
/ . i
/ ノ \ l
,' ,' ヽ l
i ( i ) /
', `゚''` `゚''ー' ´ /
ヽ、 /
ヽ /
`¨i ヽ
/ ヽ
/ ヽ
┌─────┐
│1974年 │
└─────┘
_, ,イ,イ
.,イ .| | レ'レ'
./ / | | ∠二> ,.イ
/ / .| |. ∠二> /_/
/ / | l // rz_
./, ' |/ // r‐' rz/ ,イ,イ ,イ
|/ . ̄.|_〉 レレ //
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,. -'"´ `ー 、
/ ヽ、
,.' '⌒ ⌒ヽ ヽ、
/ ヽ、 青天の霹靂ですお!
./ 彡三ミヽ 彡三ミヽ ヽ
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(__) `ー-r'´`jー--‐'′ (__) /
i |/´ | /
ヽ、 `ー'′ /
ヽ、_ /
`i ヽ
第66代内閣総理大臣・やる夫
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┃| やる夫は自由民主党を作るようです |┃
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─( ´∀` )─
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∩ ∧ ∧ \(´∀`)∩
(´∀`)/ | /
| 〈 | |
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 ̄ / /
【原作】
戸川猪佐武「小説三木武吉(1983年)」
戸川猪佐武「小説吉田学校(1972年)」
【新たなお願い】
作者はこのスレを作成するにあたり、一生懸命文献等を読んで調べておりましたが
やる夫のみならず、やる夫に関係するすべての人々について
調べることは時間的に不可能だと悟り、文献漁りは一定の所でやめました。
言い訳になりましたが、そういうわけで、おかしなところがあっても許してください。
【作者が読んだ主な参考資料】
三木武吉(三木会)
三木武吉太閤記 -生きた政治史(重盛久治)
誠心誠意嘘をつく -自民党を生んだ男・三木武吉の生涯(水木楊)
鳩山一郎・薫日記(鳩山一郎)
鳩山一郎 -英才の家系(豊田穣)
さようなら、みなさん! -鳩山日ソ交渉50年目の真相(堀徹男)
モスクワにかける虹 -日ソ国交回復秘録(松本俊一)
吉田茂という逆説(保阪正康)
宰相吉田茂(高坂正尭)
三代回顧録(松村謙三)
正言は反のごとし -二人の謙三(佐高信)
児玉誉士夫巨魁の昭和史(有馬哲夫)
自省録(中曽根康弘)
昭和の妖怪 -岸信介(岩見隆夫)
悪と徳と -岸信介と未完の日本(福田和也)
絢爛たる悪運 -岸信介伝(工藤美代子)
緒方竹虎 -人物叢書(栗田直)
石橋湛山 -一自由主義政治家の軌跡(筒井清忠)
政治家追放(増田弘)
政治家と回想録 -読み直し語りつぐ戦後史(保阪正康)
昭和政権暗闘史(大下英治)
週刊20世紀(朝日新聞社)
一億人の昭和史(毎日新聞社)
読売新聞
毎日新聞
朝日新聞
┏ ┓
┃ ┃
┃ 第十二話 翼賛選挙 ┃
┃ ┃
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│1938年 やる夫事務所 ..│
└────────────┘
____
/ \
/ ─ ─ \ はぁ……
/ (●) (●) \
| (__人__) |
\ `⌒´ ,/
/ ー‐ \
, ィ//____
/´ ̄: : :!: : : : : :.`ヽ
┌‐ァ´/:/: :.l: ∧: :.!: : :`ヽ: \ こんにちはぁ――
Y´:{:/: : /__:イ:/ !__!、:.!: : :ヾー ゝ
{:::::/:{: /´/l/ l/ `}:|: : l: :} と、やる夫先生、どうされたんですか?
`Y: イ:ャ≠rミ r-=rァ: :|: :|
|∧!:/ r、:::| トィ,.:} 〉: ト、l
|l: 込.弋シ 弋ツ{ }イ:|
|:!:. ート、'''' 。 '''ノl" l:.|
|:.ヽ: :| ` ァ-ャ<. |: :l:.|
|: :.}: :| /l ></ ト、 |: :l.:|
衆議院議員・原玉重
___
/ \ あぁ、原君かお。
/ \
/ ノ ヽ、_ \ ちょっと困ったことが起こったんだお……
| ( ●) (● ). |
\ l^l^ln__人__) / はぁ……
/ヽ L⌒ ´
ゝ ノ
─-ぇ-─ 、
∠. ___rく.__ >
/:.:.:.:.:.;L:.!|ヽ:.:-、.: \ やる夫先生はさっきからずっとこんな調子なんです。
/ .:/ l .:/::/l| `、|.:.|:.:、:ヽ
.:..::|. .:.|/|;厶リ jA.:.!::.:Ⅳ 何があったんでしょうね?
|.:.::|::..:.|/r':ハ r小ハ::.:!
|.::rli::.:.| 込リ ヒソ:{:.|V
j:::`li\|、 ヮ ,.イ:.:!
V\lY¬ミ、t-</lハ/
. 〈___`ヽ
| /⌒ヽヽ!>
ヽ、
__\ヽr 、
/: : ,: : : ̄: :|: :  ̄` 、
/-‐7´: : : :/: イ!: l: :、: : : :、ヽ こんなに悩んでるのは初めて見るわ……
/. . /: :ィ_./ ! !、!、:ヘ. . . Y\_
/ !: /: 7 l/ | ヽ|`ヾ-!: : l: i:::::〉`┐
/〈!:.:l: イコヤ! 卞弌ヶ: :ト |::人:::::l
/イ ハ.:レi 辷ソ , せシ l: :l:.ト!':|!iヽノ
/ l:/`l _ r!/Y:::::|!:|
`ーi: ,'::\_ ` _ ..イー':〈_」!_」
|l:!: : l/!イj ̄/ハ// : /:::::::|
|l:!: : l「l l::〉'/ ,/: :./||:::::::|
,ィ;ニ:ニ:ヽ、
/:/ `゙
{::{__,、__ __,
..-‐:.:.: ̄:.:.:.:.::/:::\:.: ̄:`:ー:-‐'´:.:/
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:< うぃーす、じいさん。
/:.:.:.:.: /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:::.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
,':.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /|::i:.:.:.:.:.:.:|ヽ::.、:.:.:.:.:.:.、:.:.:.:\ ――って、どうしたんだ?
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|:.:.:,':.:.:.:.:.::|:.:.:./ !|::.:.:.::|:.l |::|、:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.、:.:ハ やけに落ち込んでるけどさ。
|:.:.|:.:.:.:.:.:.:|:.:/___ |:.:.:./|/_|/ ∨:.:.:.:|:.:.:.:.:.|\|
|:.:.|:.:|:.:.:.:||:/三三 |:/ 三三 /::∨::.:|∧:.:.:|
|:.:.|:.:|:.:.:/|´ ・ハ:.:.:|:.:/ \:|
|:.:.|/|:.:/::| xxx ` xxx |:.:.:.:|/
|:.:.:.::|/::.:.|、 'ー'^ー' ,..':.::|:|
|:.:.:.:.:|::..i::|::>::... __ __,..イ::i:.:.:.|:|
|:.:.:.:.:.|:.:.|::| \j 〈::.} ゛|::|:::.:.:|:|
|:.:.:.:./|.:.:|::|\ \ ./ |::|:::.:.:|:|
報知新聞取締役・池田正之輔
____
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/ _ノ ヽへ\ ああ、池田も来たのお。
/ ( ―) (―) ヽ
.l .u ⌒(__人__)⌒ | しょうがないから、お前らに報告があるんだおが――
\ ` ⌒r'.二ヽ<
/ i^Y゙ r─ ゝ、
/ , ヽ._H゙ f゙ニ、|
{ { \`7ー┘!
/  ̄ ̄ \
/ノ ヽ__ \ やる夫に娘ができたんだお。
/(―) (― ) \
|. (_人_) u |
\ `⌒ ´ ,/
/ ヽ
./ l ,/ / i
(_) (__ ノ l
/ / ___ ,ノ
!、___!、_____つ
!::/
_,.⊥'-.-: : :‐.-. . . .、_ ,.-┐
.-:''": : : : : : : : : : : : : : : : : : `ヾ''": : : :! __,.ィ
.: : : : : : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : :|'゙ 、二ニ-‐'´
: : : : : : : : : : : :.; ': : : : : . / | `ヽ、
.: : : : : : . . . : /: : /: : : : : : :_: : :/. | 、 \. \ ぬおぉぉぉぉ!?
: : : : : : : : : /: :.;/: : : : :,:ィ´:l:`∧|: : : :.l. `、 ヾ:、ヽ.
.: : : : : : : :/: :.〃: : : : ';.'.:::::,!:./ !|: : : :!: : ヾ、. `、ヾ:、 爺さんやるな。54歳で子供作るなんて!
: : : : : : :./: ://: : : : :,:'.:::::;イ / l!: : :,!:. : :.ヘヾ: : .゙i.
.: : !: : : ,': :/|/: : : : /.::::;:' 〃 |: :/::. : : :.i `、: :.i おめでとう――
: : l: : : ,':./::;': : : : /::::ィ゙ /' __|: :;{:::::,!: : : ! `、:i
.: :l.: : :,':/::;;!: : : :/:::;イ|三三三三!:./|:::::ハ: : :.l ヾ って、あれ???
: :j: : :,','::/ !: : : /::/::|:|  ̄ ̄ ,'/ !::/ !.: :,'
.: !: : :i!:::{. !: : ://:::: :l:| '" / V !.:,'
: l: : :.' :::::゙|: : ,4::::: : :l:| ヽ レ
.:! : : : :::::::!: /:::}:: : : :l:| (__,._, ノ
,': : : .::::::::|.:/::/ !: : : :゙| ,. '′
: : : .:::::::/|/;へ、j: : : : 「::::丁
.: : .::::::/:;レ゛ ヾ: : : l::::::|
\ヽ-lヽ―- 、
,..-‐ ̄: :. :|: :. :. :. :∧
/:. :. :/: :i :∧:ト: :. :. 廴)ヘ あっあっあ……
//7: :/:,.._|/ |:|>-‐|: : :|ヽ.ヽ
|: :,イ ∠L ヽL--ァ: |: :| \
| / |:イセf !='ハ: :j、 |イ/
VヘV:| __ 〉/ノ | :|
∨ゝ、 !‐ ‐┘/ソ: : j: :|
|: : /`7 } /: : /:. :|
|: :/ |ミ-彳/: :./ヽ :|
| :j \. |丶イ: : :/ l|
|ヽ ___
| \__/ /
ゝ、_ノ--←ー‐z‐
/: :|彳 :i: :ハ、:-、ヽ:\
/: :. :i|レ' / |:ハ \l、:ヽ :\
f: |: : : :|| :/_=|' ヽ ィぅ、: :|:.l、ヽ はわわわわ……
|: :|: : : :||ィ'う:ヽ ト:::リJV \i
|:. :|: : : :||代::::j 丶' {|: |
. V ヽ: :. :ヘ. `U′ _ ' ノ: :|
Vト、: :. :ヽ_ ‐'.ィf :ハ |
ヽ、l\ヽィ ̄tヽレ∨ `'
ヽ ハlヽ_.} \
/、 ヾ | //i
fミミ丶、 V/// }
{ `丶ミミ彡' yヽ
.: : : : : : : : : : : : : : ; ': : : : : : : : : :゙,
: : : : : : : : : : : : :, ': : : : : : : : i: : : :.i:.`丶、
.: : : : : : : : : : :, ',.': : : : : : : i: :!: : : :.!:::.\:`:.、
: : : : : : : : : :,.' / . . |: l:. : : :.!::::::.ヽ\゙:、
.: : : : : : : : :,' ,': : : : :,:|: : :./!:.}::: : : :|:::;、:::::`、ヾ:、 どうしたんだ、お前ら。
: : : : : : : :.,': ,' : : : :.;':!: 、:/ !:ハ:: : : :l:::::',゙、:::::i.
.: : : : :|: : ,': ,': : : : ;'::!: :./`j、' !: : :.l::::::::! V:::! 54歳が子供を作っちゃいけないなんて
: : : : : !: :j: :i : : : ;:::/.:./ 〃`''|: : ;{:::::::::! V:l
.: : : : :j: :i: ;l: : : ://':.;イ / !: :/ !:::::::! V| 法律はどこにもないんだぞ。
: : : : :.|:/|:,'! : : 〃!/:i:l 二ニ、j:./ l::::::l ゙}
.: : : : :! Y,'.|: : :/:/゙::: !j  ̄ ̄ ツl、 l:::/ ドン引くことはないじゃないか。
: : : : :l: :.|ヘ|: /:::':::: : :.!i 冫 |/
:.:|: : :j: .:::::::!'ハ::i:: : : : :!! .__,_ / ;⌒! 今時、全然恥ずかしくなんかないぞ!
::l: : :.!:.:::::::::;' V、::. : : jl !_ノ/ ノ . /
:j: : :.!::::::::::;'`ヽV:、:. : : i! __ .ノ / '――- 、
l: : :.!:::::::::/ ,,...、V、:. : : ゙、 / ノ r‐-、―'
: : :l::::::::/''";:=''‐ミヾ:、: : : `、. / r''‐-;'
.: :l::::::/'彡'-'''"⌒`ヾ:、: : :.`、 / /、仁.ソ
,. : :'':": ̄:`:丶.、.ィ ___
,:': :/:,.: : : : : : : : /´: : :<`
,,,;;''}'''^;;;,,': : : :, ': : ; : :ハ: : 、` 、 池田さん……あのですね……
〈;;;;i゙:/「!;;;;;;;;;, : /:_;∠j: / i: i: : i. ヾ 、:.
:;;|:;'::!::!;;;;;;/.:/:/ ,':/ l:,ト: :l: : :i. ` この場合、問題は奥さんなんですけど……
゙!;:::j:::ヾ'' :/l厶、,,_/ 」!_i: :j: l: :l
l;::::;!::/゙V ヤ,、)ミ` 行ヤ}:/: ハ:.l
j::::i:!:ヘ._, ヒシ ビ/イィ:/ リ
!:::j::l: :::';|\ U r‐; !イ j/
.l::::l::::i: : :'l./ユ丶,._ ..,.イ::::| ,、
j::::l:::::}、: : ヘ、 `ハ!、!:: :.l:::::! ノフ>.>
!::::!:/"`:、: :.ヘ`'゛幵 ヘ: : l::::|./ ヒミ!
!::::!,′ ヾ: :.ヘ ∪ ∨:.!::::! ,.ノ
l.:./ /: :`:、 __
!/_,. .-: :'':":´: : : : : : :ヾ`''"_ _,.二=ー…-
,. :':゛: /: : : : : : : /: : : : : i: : : :`:`:ヽ.、
/: : :.; ': : : : : :/: : /: ! ゙! ヽ `ヽ、
/: : : : /: : : : : :./: : :,l: :/: : : : i |. .i.. . . .、 \ ` 、 奥さんって、病弱で
' . :/: : : /¨7ヽ:,:'゙!.:/: : : : :j,.オ-、:: : : :゙、: . ヾ丶、
' . : :,': : : /: :.:::;l: :/ '/ !: : : : l.:,ハ.:lヽ: : : :i: ヽ: `、 あまり表に出てこないあの奥さ……
. |. : : :,': :/: : : :.:::j:/ 〃 !: : : :,!:/ l:.|::::: : : :i: : i. : :.
!: : :,': イ: : : ;;;∠ム≦/ l: : : /;/≧ッキ|V:: : : j: : :l: : :. あっ
l: : ,':/:l: : ッ''オ示乏! l: :./ノ 伐片ヵV:: : :l:: : :|: : :i.
. l: :j:/::|: : :.V !vヘ ノj j:,.' トヘ ,ノリ V: :.l::: : j\:.:l
l.:|,!/'|: : /::l ∨つ」! / レつゾ /::!: :ハ:: :.l ヾ|
!j!{ !:.:/:::::! ´ 、 `` . !::::l:/ 'l: /
i!.:゙J∨:::::::l " ,、 ,!::::|{ l/
j: ::.|: : ::::::::ト、 ,-、 '┘ __,.ィ´::::/ !
. ! ::.|: : : ::::::l:|:ト、 ヽ、__,.-''"´ _,ノ::|::::::.: : |
i: : :l: : : : :::::|/゙ヘ く::|:::::!::::.: : : |
/: : : ,./: : : : : : : :/: : : :/: : , '/!: : : : : : |: : :|: : : : : : : : :
, ': : : ://: : : : : : : :/: : : :/_/ / l: : : : : : :|: : :|: : : :l: : : : : :
/: : :/ / : : : : : : :/: : : :/´: :/ l` |: : : : : : |: : :|、: : : !: : : : : :
. /: :/ /,イ: : : : : /: : : : /: : / !:::::::l: : : : : ∧: : ! \: :!: : : : : : 私――用事があったんだったわ。
// // |: : : : : :!: : : : ,! :::/:::::!:::::::::::!: : : :/ ヽ: :| ヽ`ヽ、 : : : :
!' l: : : : : l: : : :/.|: ,':::::::!:::::::::::::!: : : !:::::::l: |:::::ヽ: ヽ: : : : : と、とりあえずお疲れ。
| : : : : |: : :/ !|/'ー- |、::::::::::::::l: : l:::::::::', l:::::::::ヽ: ヽ: : : :
| : : : : |: :/l:::::|__ |::::::::::::::!: |:::::::::__'|:::::::::::ヽ;!、: : : :
|: : : : :,!: !: l:::::r ' i !:::::::::::::::| |:::::::::::/`''―- 、ヾヽ: : :
!: : : イ|/: :,!:::::!ヽ-'/::::::::::::::::::l:!:::::::::::!_ /l: :∧: :
',: : l l |': / ` ー' | r‐' i ./ ! :/: :! : :!
ヽ:| | |: :{ l、 ヽ.ノ,. ' /:/ : : | : l
'.| | |: : \ 、__ ` '´ /:/ : : : ,!: |
| |: : : : |ヽ、 __,.、 `ー' ・ /:/: : : : :/!/
| |: : : : |: :// ヽ ,.. /:/: : : : :/´|: :
| |: : : : |/ / / ,'‐;!ー――,.i' ´-.//: : : : :/ : :|: :
| |: : :/7 / / / l」 ,.. ''´:::::::::::::/': : : : : / : : |: :
| |: : ! |/::::::::::::::::: , ': : : : : , ': : : : |: :
,. / _,,.-;:‐
丶、 _,. -−='├-゙'"、‐''" _
r;,,、`>< ∧ ,! `丶、/;;;l
.|;;;;;;У / し′ ∧ ゙、 j{ \ヾ:;|
.};;;;;i / / l / iV゙、゙┘、 ヾ┬` に、に、に、に、逃げるな!
./;;;;;;l // . : ;l :/ iV゙、: . ヽ ヾ゙;,
/;;;;;;;;;トv/ . : : /// !゙:、V: . i、 Y
`77''∨ . : : ./ 〃 l l V: : !ヽ、!
,':/: :./ . ; : / / i!: : .|l
!/: : j,.イ',.イ ///// |:l.:/ヽ!: l
j/: : :i: :イ´`' -.. r---─‐ュ イ: :リ.l: : : l
| : : :j: : | ノ< ̄ハ //: :/ .|.: : l
| : : :i|: :.| ,rf''''"l ハ 〉}': / |: : !
.| : :l |: :.|./ | ヽ/ ゚| V/ ハ !: l
j : ! j: : '! | | / ./ l ! |
| | l: :.l } ゚! ! /! ! .! |
____
/ \ さすがに子供は困ったお……
/ ─ ─ \
/ -=・=- -=・=- \
| (__人__) U |
\ ` ⌒´ /
┌──────────┐
│結局、こうなった。 ......│
└──────────┘
/ ⌒`"⌒`ヽ、 全てやる夫のせいだお。
/,, / ̄ ̄ ̄ ̄\
/,//:: \ 子供は認知するけど、家の敷居は跨がせないから
;/⌒'":::.. |⌒ヽ
/ /、:::::... /ヽ_ \ これで許してくれお……
__( ⌒ー-ィ⌒ヽ、 /⌒`ー'⌒ )
━━━`ー──ゝィソノー‐ヾy_ノー─"
,ォェ、___
,.f込tン:::::::::::` ヽ、
/::::;. -‐ ´ ̄ ̄`丶\
〃::/ \ヽ、 あなた、お顔をお上げになって。
. ll::/ l 、 ヽY _
ll::l} l | l | l lイニ}| いいんですよ、正直におっしゃってくれたら。
ll;;l} l、 | | l、 -l‐七/v' lミ彳、
. _,'Vi l,x tT二t,|ヽ,ノ,ィT}`'j l ||〃へ.、
/<//l、 ヽヽィf_lj` ¨ ∠ノlノ.|| l ヽ>
ヽ//{∧ \_. __'_, ,ィ′l レ. l
. / //'l | \__<. 、 __`_´.イ,ヽ \,__ l
/ l_| |_! l l l'ー--,<└vヽ \\!
. / ,ィー-.‐| |'′ //lYミヽ|l ハ 、 ヽ:.\
/ /.::::::::::::{ \ーtfノli 斤 l:::::|j\ l:::::::.\
/.:::::::::::::::ヽi\ ヽ  ̄l」 |/ |::.Y :::`'::::::::::/
. /.::::::::::::::::::::::|:::l ヽl_,、_r、,_,、r、l'|:::::', :::::::::::::/
〈:::::::::::::::::::::::::l:::::\゙ ' | l / ' ,}::::/ :::::::::::ハ
かね子
____
/ \ そう言ってくれるとありがたいお。
/ _ノ ヽ、_ \
/ o゚⌒ ⌒゚o \ やる夫がこの世の中で一番愛してるのはかね子だお。
| (__人__) |
\ ` ⌒´ / かね子の事は生涯愛し続けるお。
> / )ヽ <
( \ / __ハ ) / )
\ ゙ /ヽ ゙ /
\_/ \_/
┌─────────────────────────┐
│やる夫は正妻を持ちながら、妾を複数人持っていた。 .│
└─────────────────────────┘
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
___
/ ⌒ ⌒\
/ (⌒) (⌒)\ 英雄色を好むだお!
/ ///(__人__)///\
| u. `Y⌒y'´ | 家内がいても、女は欲しいんだお!
\ ゙ー ′ ,/
/⌒ヽ ー‐ ィヽ
/ rー'ゝ 〆ヽ
/,ノヾ ,> ヾ_ノ,|
| ヽ〆 |´ |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌─────────────────────────┐
│松村謙三などの証言で明らかになってるが │
│やる夫は大正時代から昭和初期にかけて │
│ダンスホールに通いつめたりして女と付き合っていた。 ..│
└─────────────────────────┘
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
♪ ____
/⌒ ⌒\ ♪
/ ( ●) ( ●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
/ \
( (( ( "―― ;;, ヽ ♪
ヽ,___ノ )) | )) )
(( ( ̄ ̄ / |
/ヽ___ノ |
♪ / ヽ、
| | `'ヽ \
| j `'ー-= \
> | ヽ } ) )) )
( (( (__ノ `ー '′
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[]ニ立ニニ立ニニ立ニニ立ニニ立ニニ立ニニ立ニ[]
/ ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; \
rzzz_rzzz_rzzz_rzzz┐ / ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;\ ┌zzz_rzzz_rzzz_rzzz_rzzz
||‐─||‐─||‐─||‐─|/; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;\ ||‐─||‐─||‐─||‐─||‐─
d‐─d‐─d‐─d‐─V二二フ二二二フ二二二フ二二二フ二二二フ二二二フ二二フ;d‐─d‐─d‐─d‐─d‐─
 ̄ ̄ || ̄  ̄ ̄  ̄;| | ̄|  ̄|  ̄| ̄ ̄| ̄|  ̄|  ̄| ̄|  ̄|  ̄| ̄ | ̄| | ̄| ̄| ̄|  ̄ ̄  ̄ || ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄
|| |_|_|__|__|__|_|__|__|_|__|__|__|_|_|_|_|_| || ||
__|| _____;|| rzzzzzzzz |||| ||| || ||| |||| ||;;____||____||_
ΠΠΠΠΠΠΠΠ|| || ;;; ;;;;;;; ||| |||| ||| || ||| ||||ニニニニニll; ||ΠΠΠΠΠΠΠΠΠΠ
ヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ;;ゞ ;;||| |||| ||| || ||| ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ
; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ;;||| |||| ||| || ||| ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| ヾ; ;ゞ | ̄| ヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞ
ヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞ;;||| |||| ||| || ||| ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| ; ;ゞヾ | ll | ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ
; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ;;;;ゞヾ ||| |||| ||| || ||| ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| ヾ; ;ゞ | li | ヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞ
ヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞ;;||| |||| ||| || ||| ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| ; ;ゞヾ | il | ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ
; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ;;||| |||| ||| || ||| ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| ヾ; ;ゞ | ll | ヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞ
从 从 从 从 从 从 从 从;;||| |||| ||| || ||| ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| ;;从 | li | 从 从从 从 从|
X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒ヽ ||| ||||  ̄ ̄ ̄ ||  ̄ ̄ ̄ ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌────────────────────────────┐
│大正初期、代議士となったやる夫は料亭に通い詰めていた。 │
└────────────────────────────┘
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【料亭】
____
/ \
/ \ /\ これが本場のダンスだお!
/ (ー) (ー)\
| ⌒(__人__)⌒ |
γ⌒)\ |r┬-| /
/ ⊃ / _`ー'´ / ズッタン
丶 ∨ 丶
. \. } i l ズッズッダン
. \__ノ,,.-ヽ _i' ./
| //ー'" ヽ / <ハハハハハハハ!>
\____ノ
/ 丶 / )
/ ( /
/ /\ \
( 《 \ \
ヘ ∧ `ソ )
ヘ ∧ ゞ_ /
(___)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
____
/ u \
/ / \\ ふぅ、いい年こいてダンスはさすがにきつかったお。
/ し (○) (○) \
| ∪ (__人__) J |
\ u `⌒´ /
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
∨三三三三三三三三三三三/
.}二二二ニニニニニ二二二7
∠三三三三三三三三三三三三>.、
. \三三三三二ニニニ二三三三三/ あの…やる夫さんって何故
><: : : : l: :.、: : : :、: : : : : :>:.ミ_/
. /: : : : : : : ハ: :{\: : :\:.\ : : :.、\ ダンスをやってるんですか?
/:./: : : l // ヾ.:、 `x―:弋 :ヽ: : :}: : :.
. : :イ l : : l.'/ ̄` \ ヾx=ミ、ミ=一:.}:}
!:{ l: l: : :从r==ミ、 \ 仍 } リ }:./:.:|:.从
. 乂 ': :/イ《う::::} ` ゞ‐' ノイ: : | :! }}
. /l\廴ゝ‐' 、 .::::::. l: :/:/ ノ′
从{ 代´.:::::. __, /.:/:/
. / 乂ハ>'フ `ー' ィ´: :ト:{
. _几rv{ 〈 >≧ー --<_{∧从 `
. /(二!r'´/ >、≧v'´_ `ー-=ニ7
芸者・加藤たけ
____
/_ノ ヽ\ おっ、おたけかお。
/ ( ●) (●)、
/::::::::⌒(__人__)⌒\ 政治とか事業とかは情報収集が命になってくるんだお。
| |r┬-| |
\ `ー'´ / だから社交場であるダンスホールに
⊂⌒ヽ 〉 <´/⌒つ
\ ヽ / ヽ / やる夫はよく足を運ぶんだお。
\_,,ノ |、_ノ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
_____
__/ミミミミミミミミミヽ
/ /ミミミミミミミミミミミヽ 事業とかいいですね……
/ iミミミミミミミミミミミミヽ
∧ lミヘミミミミミミミミミミミ.l 僕も将来は自分の店を持って
./〈ミミ.'; ':;ミヽミミミミミミミミミミ|
/: : ∧ミミヽ. ヽミミ -. _ミミミミミミ;イ| 芸者をたくさん雇った料亭とかを
.l: i :|: : ヽミミミヽ、 ヽ、.. _ミミミミミミ/ミ/
|:.ハ:.ト: : l \ミミミ - ..____彡'´./ 経営したいんですけどねぇ……
|:l. |:| ';、_i : ; ヽミ_ミミミミミミミミミ/
l!l |!__ヽ:.V: : : :i :T ー―----r'
ノ ]_。ァト、: : i : !: : : : : : : i :|
i '''' l``: : : ;イ: : : : : : ;イ: |
、 |: : : / .|: : : : : / : /
ヽ、_.l: : : / |: ;. : :./: :/
|: : /ー-‐`ル:../:/
____
/⌒ ⌒\ ホジホジ 女なのに店を持ちたいとか
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒:::::\ やる夫はすげぇ感心するお。
| mj |ー'´ |
\ 〈__ノ / じゃあ独立したらどうだお?
ノ ノ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,′:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.i.:.:.:.:.:ト、:.:.:.:.、.:.:.:.',.:.:.:.:.:.:ハ
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.'.:.:.:.:.:.:.:.:.;.:.:.:./{:λ.:.| ヽ._.:.、.:.i.:.:.:.:.:.:.:} いえ、無理な話ですよ。
.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.:ーナオ // |:.:.|  ̄ ゞ 、_:ヽ、.:.:.:.:.,小
.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.{:.:.:.:,.イ / 〃 |:.:,′ }`广:.:.:,'丿 姉妹二人で借金を背負ってて
V.:.:.:|:.:.:.:.:.ヤ´ '" |:/ ,.ェ==. j:.;ハ.:.〃
. V.:.:l.:.:.、.:.ハ ,.x=== '′ ム'_,,.ィ″ その借金を返すまでこの店で働かないと……
V.:l.:.:.:ヽ、ヘ ´ , 从.:.:.|
V.',:i.:.:.圦` , ,.イ.:.:.:i:.| 誰かが借金を肩代わりしてくれたら話は別――
ヘトト.:.:.:.:i>.、 ¨´ /从.:.:.乂
ヘ.:.:.弋メ,ィえー- .. ___,.イ≦~ヽ.:.:.:| _,. -y、
r- 、__,ヽ.:λ ∧ 〆 V.リ゙テ升矛i } } って、やる夫さん?
Y´`゙ / ヾj ∧ ,..< レ' ム-. 广:`ヾス
ζミ / ,.ィ≠斤ーェzュ、 ム ド'′:::::::.ヽ}
____
/⌒三 ⌒\
/( ○)三(○)\ し……姉妹……
/::::::⌒(__人__)⌒:::::\
| |r┬-| | つまり……
\ `ー'´ /
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
_ _ ... __
-‐ ´ ̄ `ミ、
, ' '⌒ \
/ ⌒ヽ ヽ
/ ' zニ三三 ___ \
,.'. 三三三 三三ミ゙z '.,
. ./ / ニ三三三 ヘ (二人とも妾にすれば姉妹丼……)
.. .,' XXX / \  ̄` ',
. ′ { 人 } XXX ,
i. `ー-ィ´ \ ノ i
. { 乂_ ノ` ー--‐ ' i
ハ ゝ- -、{ {
ヘ. } } }
. \ U i
. >、 , イ
/
,.x彡
─=<
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
____
/ \ (姉妹丼……姉妹丼……)
/ -‐´ `ー\
/ (●) (●)\ よし、やる夫が二人分の借金を払ってやるお。
| (__人__) |
\ ` ⌒´ / おまけに、独立開業の資金も用意してやるお。
> ー‐ <
. / / ̄彡ミヽ、 だからお前は自分の料亭を経営したらいいんだお。
/ ヽ / / ヽ ヽ
ヽ. Y / | |
ヽ ノ ヽ ノ
,..-──―--...、
,.<´ : : : : : : : : : : : : >.、
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
//: : : : : : ; : ; i: : :i : i : : : : : : : : : : : : ハ や、やる夫さん……
// : i /: : :/ :/ j : :λ |、 ゙: 、 : : : i : : i: : :ハ
/イ: : :レ: : :/ :/ :/ : / |: | ヽ、:ヽ、:::| : : |: : : :l なんで僕たちにそこまでしてくれるんですか?
l:ハ: : :| :_:ムイ≠ / |:,' ` ー==十一|: : : :|
! ', : l : : :_:>'" / | : : |: : : :|
} : ヘ´ィテテ㍉ / rテテテミ. l: : :l¨', V
. | : : ヘ 弋辷ソ ヽ辷:ノ ,': : :j /:/
. |: ;ム-ヘxxxx 、 xxxx /イ : j´:{
. J斤ア´ヾzyィZZZZZシュ、 ,ェムクェyタ外z_
たJ´ ゙ヽ._fr≦7777≧キミァ'"´ }マ7´:`ヽ}
と{ ヽr'//////////////ヤ- '"゙〈,fj::::::::::::::マ
外、_゙y///////////////!lト-‐ }サj:::::::::::::キ
. ,'.:鬥=レ////////////////l|ーr久ア{:::::::::::::::}
|.:::マ|=|/////////////////l|ニニ|个'|::::::::::::::::|
j.:::::ミ',=レ////////////////l|ニニト{/|:::::::::::::::ハ
,'.::::::::ヘ=V///////////////リニ∧/ j:::l::::::::::::∧
. /.:i::::::i::::ヘ=ヾ、///////////ノイマムク/:::l::::::::::::::::∧
/.:::l.:::::.|::::::::\ミゞ===‐'"´ニ/`Tテ:::::l:::::::::::::::::::_ゝ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
____
/⌒ ⌒\ やる夫は金儲けが大好きなんだお。
/( ● ( ● \
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ だから、やる夫と一緒に金儲けをやらないかお?
| |r┬-| |
\ `ー'´ / (姉妹丼……姉妹丼……)
二三三三三三三三三三三三三三二二 /
二三三三三三三三. ,.. _- ── ── く
、ニ三三三三.,. '"´: : : : : : : : : : : : : : : : : :\
\ 三. , . :´ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.\ 本当ですか。
`Y . : : : : : : : :: /.:.l.:.:.:.:.:.:.:.:.:、:.:.:.:.:.:.:.:.:.!.:.:!.:.:.:.::.ヽ
/. : : : : : : ; : ;/::/l|: : :、:\: :.\: : :.:.:.::l.:.:l.:.:.:.:.:.:::! うれしいです……
|: : : : : : ::/ :/::/ lト、: : :\\``ヽ .:.:.:.|.:.:|.:.:.:ト、.:l
|:.: : : : : / :/.:/ __|: |\: : |: :.ヽ ̄`ヽ::|.:.:|.:.:.:| リ
|:.:.: : : :/ :/l/ ̄二|: | \|\:rテテナ 1:.:l.:.:.:l
|:.:.: : :/.:,〈 /テ〒テそ 廴ソノ N:.:.l.:.:/
\.:.://.:ヽ弋辷ソ //レ′
l/.:.:.:.:.:.:.:\_ , , , , ; ' ' ' ' /.:.:.:.:.l\
l.:.:.:.:.:.:.:ト、l _ ,.イ/.:.:.:N : : \
/\.:.:..:.:| 丶、 ´ /{ i/).::/: : : : /
,/⌒ヽく \.:.:| ヽー---イ )i 〕:/i: : :/
 ̄``ヽん ヽl ,ィ介ヽ ヽ ( i〔: : l イ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌────────────────────────────┐
│大正六年、加藤たけはやる夫の援助で料亭「松ヶ枝」を開店。 │
│政治家たちが通う料亭として、繁盛することになる。 .│
└────────────────────────────┘
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
やる夫さんのおかげで、お金儲けができたよ!
次は何のお金儲けをするーー?
⌒ヽ ⌒ヽ /
___ /入 人 /
r '´ ̄ ̄ ̄ ̄`¨i /ノ ゝ、 _\/ ,. /ヾ
|_, -――― - L. (○ )}liil{(○ ) \/ / /
r'´ / / (__人__) \ / /
ヽ._, -――――‐ -'、 l |l!il!il!i| u l ´ /
/ / \\ \ \ ', ゝ lエエエ.l /__/
イ / > ヽ `<ヽ\l l //ヽ_____/
イ|//、_ // | トレ'´{ー、_./ ̄//
|l> 、\__) ィ/} _」 | ||_フノ/
と.」_|{ {_」}_} | }ー' ̄´ ちょ、ちょっと待てお!話が違うお!
\ヽ.」._ノ_/ 姉妹丼は????
/ ̄l凶/ \- 、
_ ハ -z. __ .ノ} ヽ
/ ヽzく.厶_/ \_.ノ
\ }
 ̄' ┘
姉妹丼?なにそれぇ?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌─────────────────────────────┐
│その松ヶ枝の収益のほとんどがやる夫の政治資金となっていた。 │
└─────────────────────────────┘
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
やる夫さん。
お金に困ったら言ってくれていいんだよ。
僕が全部出すから
_____
,ィ7フ//////////フ7X
/////////////////:|
V////__ .-──‐---|_
∨ ̄ ___ -‐ァァ7/フ、-―─-.、_
r─ァ'7/////_厶-:-/ `゛-, おっ、いつも助かるお。
∨//>ァ T : : : : :/ ゙i
. V´ : : :N_ゝ、ト、:/ ⌒ ⌒ .i 彡 (もうこれでいいお……)
|: : : :T´,.=、ヾ | == ==ミ |
|ハ: :::ヘ弋ソ ', | 彡 (やる夫は幸せだお……)
. 八:::ヘ:ヾ ーl、 ,.ミ.__人___) /
\Nヾ≧ー-'/ノ ー' /
,.ィf‐彡,.ィf'" < ` ‐'"´.ヽ、
/:.:に .k( i ; ; 〉 ヽ
/:.:.:.に ,.イ ヘミキ彳 ',
,.イ:.:.:;:.:にk .ソ i
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌──────────┐
│現実に戻って…… │
└──────────┘
____
/ \ (本当、女のことではいろんなことがあったお……)
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \ 話はここらへんにしてそろそろ寝……
| (__人__) |
\ `⌒´ ,/ って、顔色悪くしてどうしたお?
/ ー‐ \
/ / / / / //
/ / ′ イ / ' /イ ちょっと喋ってましたら
/ イ l | / | ′ / /〃 |
〃 | || 7二|丁 > ― /- |、/ 疲れがでてきまして……
/ | ||〃ヒ} | / ァ=≦ 、 |/
八 ヽ| = |/ ヒン ≫ / ゴホゴホッ……
/ lヽ l ' ヽ、_ 彡 /
/ .| |\  ̄ //
/| |ヘ、 r-、 /
>―l l\ ´ u / /
/ ―ヘ ||::\ ∠ イ / /
>'´/::::::::::::::ヽい:::::::>┬<:::::/ /-<
/ / :::::::::::::::::::::::\///|::ト、彡イ:::::::::::::::::
____
/ヽ /\ 咳をして、ちょっと大変だお。
/(●) (●)丶
/::⌒(__人__)⌒:::uヽ おトヨ、ちょっと来てくれお!
l |r┬-| l
\ `ー'´ /
/ ヽ
し、 ト、ノ
| _ l
!___/´ ヽ___l
, -== =-、 __, -====-、
/ ____ `'lr-く _l、
| ここ ]>=― 人_人≦壬_歹 リ やる夫さんどうしたんで……
∧  ̄ ,r'ひ´し'!∧_人_ヽ_ ム、
/_戈__ ノ `ヾ㍉=イ `ヾx、 あれ〜奥さん〜お顔悪い〜
| ,/ l , ㍉ .| ̄
!ムイ , l _l\ l _l_ ㍉!ヽ すぐに布団しくから
. r -―/> 、 l. l .l |`トヽ、 -∧'´ ! ! / .!
. `て、/ / > 、| | ll .l∧ト夾! .ヽ,./r夾,.l| / / /ヽ 横になろうよ〜
/l // .` <ト j 弋;ソ , 弋;ソノ/` 7 ./ |
. り | ! / ̄`ヽ、 .__ 〈, ィ'  ̄l/ ,.イ
マ | ! そ二ニY ! リ ,ィー<`ー イし
弋_l_l____ _,`て´ >-.`二´,イ ヽ
\ l/ \_ .ノl l `ヽ !___
\_/ -―ロ‐-、!__ !ー .、\ ̄l |
∧<フ|.| l .l》 | r 、_マ ∧//
蓮井トヨ
,rセ薇アッ、
,.、'ニ= ―=ニヾ;丶.、_
,..:'ソ ! ヽ ヾ:;:;:ヽ、 トヨさん、いつも悪いですね……
/ソ /! l l ヽ ヾ:;:;:lヽ
i二/; l_l_!_゙、 ! l i二[}二i じゃあ部屋までお願いします。
//,゙" li l,. - 、 ヽ.ノレ'l n´l .n/ハヽト、
/Ll! l l O 丶`l | |l:| !」 l_」 l あなた。じゃあ失礼しますね……
イ ', l ー '´ , | l l '' i'l !
l ハ i \ヽ_ ` ,' i`! i l|'
| li l ヽ、 、-_ / ,'l リl!
| ! ! ヾヽ、 l / ; | /
l | l ヾ;:`‐`i::.、., -'、 〈__ l |__,厶イ{ノ廴,,
、_. \__ l l `_,,..L::.介ト:_ヽrー'´l_,.ヽ-、三三三三三彡彡
、ーz三≧三≧li,. -─---'..::.::.::.ノ::l !`,く 込___入ソ.゙、_三三三彡彡≧
.ご三三三,r‐''´:::: : : : :{l゙~~~ `´ `'./7 / ! ヽ,ヽ三三≧===ァ
ニ二三三三l: : ヽ :::::::::::::{ト====='ヽ' ソ ∨ ノ ヾ三三三三/
`ミミ三三/ : : :::゙、::::::::::::{l ヽ〈{勾}〉〃 ゙,l | | / ゙、三三彡{
_ ,ィ≠ー-く
_, -‐'´: : `V^7: : : : : l|
{「: :`ヽ: : : ;r-トヘrィZ_: :ソ やる夫さん。
〉: : :{レィ^ー'′ ヽ \
∠,ニ_/ / l| l lト、 V 後はトヨに任せて、もう寝てくださいね〜
/ | l ,」-ト H|、! l|
/ ー- 、」l 乂托ミヽノ抃!レヘ./
了二___}仝八_ソ ,ヾ' に_〉
 ̄{二ニZにZ_ ー ' 乂
: :`ヽフ ーュ-イ-、
____
/ \ おう、いつも家内のことで申し訳ないお。
. / \
. / /) ノ ' ヽ、 \ よろしくたのんだお……
| / .イ '(ー) (ー) u|
. /,'才.ミ). (__人__) /
. | ≧シ' ` ⌒´ \
/\ ヽ ヽ
┌────────────────────────┐
│この蓮井トヨはやる夫の愛人の一人で .│
│やる夫の妻に可愛がられていた。 │
│トヨは病床の妻の看病を死ぬまで続けることになる。 .│
└────────────────────────┘
____
/ \
/ \ これは正しい事なんだろかお……
/) ノ ' ヽ、 \
/ .イ(ー) (ー) u | 病弱の妻を家に置いて、やる夫が女遊びをするのは……
/,'才.ミ) (__人__) /
.| ≧シ' ` ⌒´ <
/ / ヽ
┌─────────────────────────────────┐
│家庭内のことであるから、実際奥さんがどういう状態だったかわからないが │
│河野一郎がやる夫の死後に、やる夫家について一言でこう表現している。 ..│
└─────────────────────────────────┘
___ _
..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`:..、
/:.:.:.:./ 二二二 \:.、
/:.:.:.:.:.://:.:.:.:.:.:.:.:.:.\〕:ヽ やる夫先生は
/:.:イ:.:.:/:.:.:/ {:.:.:\:.:.:.:.:.:.:.:.∧
仏/|:.:.:|:.:.l:| V:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:「〉 家庭的に恵まれなかった……
.':.:.7力:.:.!X{:!_ ト、:.:.:.!、:.:.:j_:.:.:.
i:.:〈Z |:.:.:l:| _l_ ヽ\{七/l:.:.l/i:! だから政治の世界では家庭のことを考えないで
l:.:.:.L(|:.:.:.《 ¨襀` 襀ア:∧j:|
|:.:.:.|:.:|:.:.:.| ' 厶':.:川 やってこられたのだと思います。
|l:.:.:|从:.:.:|〕ト - イ:.:/:/ リ
)\(ヾ「\! ` 7壬i: //〕ト.
/{: :i:i: : : :∧-- --/: : : :i:i/ハ
┌────────────────────────┐
│そんなこんなで(女遊びをしながら)1941年を迎える。 .│
└────────────────────────┘
┃ ・・ ┃ ・・ ┃ ・・ ・ ┃
┣━ ━╋ ┣━ ┣━ ━╋ ┃
┃ ┏┫ ・ ・ ┃ ・ ・ ┃ ┏┫ ━━┛
,,,
,r‐::、,_,r.‐:、 ,r:‐、(:: ::) ,, ,r‐:、_ ,r‐:、_
,r::'、::::シ ::) ::リ (:: ::)-.、:'ッ (:: ::) ::''、:) (:: ::)
(:: ::) `; /::゙; (:i'':: (:: ::) /ゞ:: ::シ:: ::)::、:: ::)/,
、ゞ: :;シ /::'' 、ゞ::::シ /;;ッ シ:: '、'' ::'' ::/
\ヽ:: :: ::)/、:: ::/:: ::/' 、..::: i:::../
ヾ:: ::;" ヾ |::::‐、 ;::´ | ̄ ̄| ::/\:: ::/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄  ̄  ̄  ̄ ̄  ̄  ̄ ̄  ̄  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
※日中戦争真っ只中
┌────────────┐
│1941年 やる夫事務所 ..│
└────────────┘
____
/ \
/ ─ ─\ そういうことで、よろしく頼みましたお。
/ (●) (一) \
| (__人__) |
\ `_⌒ ´ /
. ノ.,.,.,.,.,.,.,/ )ヽ.,.,.,く
(;:;:;:\;:;:/|_ノi );:;:;:;:)
. |;:;:;:;:゙;:;:;:;:;:|;:;:;:|;:;:;:;:;:;:/
\_;:;:;:;:;:;:;|;:;:;:|;:;:;:;:::ノ
. -=ニ三ニス= 、
,' ./ `>'`ヽ^ヽ^ヾ.
.人リ ´ (9 (9 i、 わかりました!
!∂′ (二 ) ヽ
〉、 ! } 米屋の仲間に伝えておきます!
/i { ‐ァ リ
/ { 丶 、_) ,〈
丶 ` - . _ . イ `.
` ‐- 一 ´ , i
米屋の親父
_____
/ _ノ ヽ_\
/ (○) (○) ふぅ……
/ (__人__) ヽ
| U ` ⌒´ | こういう仕事は疲れるお……
\ /
/ \
/ , l |
/ /| | |
/ / .| l! .|
/ / | || .|
/ く . | l' {
(__{ー' | | .|ヘ__)
| |! |
r‐- 、 / }
. \ \」 ノ
>z=-、メ丶、`丶、
, ': : : : / ,小: :l `\: : \ やる夫先生。
//: : : :」 / .| ',:」:_: : : : : : 丶
, ' :/: : : 'フイ/ | ヽ|ヽ`ヽ:レ: : : :', 最近、お米屋さんと何をしてるんですか?
/ ィ: :/: : /ィ=ミ テミ、: :/: : /: :}
//ハ:| : /仆イ} トイ}ソ : : /: :/
|: :|: ハ弋ン 弋ン/: : ,イ: :/
|: :|イ :} '__ /: : /': :/
∨ ',: :ゝ、 `′ _ノ: イ/イ/
∨ ヽ;ヲ ヒ/イレ'
/ ̄/_ / 丶、
/| 「 / _」
____
/ \
/ ⌒ ⌒ \ 東京の米屋全てが加盟する
/ (●) (<) \
| (__人__) | 米屋の組合を作って、やる夫がその会長になったんだお。
\ `⌒´ ,/
/_∩ ー‐ \ なんでこんなことをするのかと言うと――
(____) |、 \
| |/ /
| ⊂ /
| し'
\ 、/ /
\/ /
_/ /``l
(____/(_/
┌──────────────────────────────────┐
│やる夫たち「大正時代の政治家」にとって、トラウマ的な出来事が存在した。 │
│それは第一次世界大戦中に起こった1918年の米騒動であった。 ......│
└──────────────────────────────────┘
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
__ __ _
/ソ / / !ヽ
||i !ii !! ||ii !ii i || ヾ。ソ|
|| i !ii .|| ii ! .i i||彡 ヾ |
\.___\__\__ ノ _
/ソ / / !ヽ / !ヽ.
||i !ii !! ||ii !ii i || ヾ。ソ|| ヾ。ソ |.
|| i !ii .|| ii ! .i i|彡 ヾ ||彡 ヾ |.
\.___\__\__ ノ \__ ノ_
/ソ / / !ヽ / !ヽ / !ヽ
||i !ii !! ||ii !ii i || ヾ。ソ|| ヾ。ソ || ヾ。ソ |
|| i !ii .|| ii ! .i i|彡 ヾ ||彡 ヾ ||彡 ヾ |
\.___\__\__ ノ \__ ノ \__ ノ
戦争中でどんどんお米の値段が上がるから
今のうちにお米を買い占めておくか。
,、‐'"´ ̄`ヽ, ,、-‐- 、
´ ,r'"``ー- Y _ _ r'"´ ,,、-、 ``ヽ ,r'゙´ ̄ ̄``ヽ,
. ,!´ レ'´ ,、-'´ヽ, -‐- 、 },r'゙´ `ヾ ,!. /´ ̄`ヾ ヽ
/ == 斤/ / _,i ゙`ヽ、 i! -‐、 ,ィニ、 i ,イ / `、 ゙i
、 ,:; ,」,/ ヽ ,ヽ ,! ヾ '゙~`, ,!イj !,ィ=- V、 l
, 、 ,〉 ,r、 / ,ィェY、-‐''"´V `、 」 - ヽ ``j / ;:.´ ソ ,!
ヽ、 '  ̄Λゞ-─‐- 、 リ -‐、 ソ ヽ,' ー-‐ ,! /ト、,、 ゝ、 Yゞ イ
`, `ヽ、‐'フ´ ヽ ー{ '"´:;V!ト、 `、 // !\丁`, ,i ,人
..:ヽ ,ィ`7 `, / ,:;;;:;! ,! , ィ´ゝ-‐'´/ !.;.;.;`i / ,ィ/ヽ
.:.:.:i\ヽ〉 iノ `、 '´ i 〉 ,、‐'/.;.;,! `ゝ<´ ,!.;.;.;.;.;``ー, -‐'´: : : : : `、
.:.:.:.:\,! i ,イイヽ `、 !人 ,、‐'´.;.;/.;.;.;.;ト、/} ,/`ー//.;.;.;.;.;.;./: : : : : : : : : : : `、
\.:.:.:.:i / / ! l ゝ- ゝイヽ `ヽ、 /.;.;.;.;.;.;.;.;\ /i /^i /  ̄!.;.;.;.;./: : : : : : : : : : : : : ,i
.:.:.:\.:.:i /`V | /\/、/ ト、!.;.;.;.;.;.;.;.;.;i ̄.;.l / | /.;.;.;.;/.;.;.;,/: : : : :,、-─- 、、: : ,|
.:.:.:.:.:.:.:.:〉-‐─- 、 _ ,ィ /\!'´ ,!  ̄/ i }.;.;.;.;.;.;.;.;.;!.;.;.;.;,リ | ,/.;.;.;.;/.;.;.;./: : : /: : : : : : : : ヽ、!
.:.:.:.:,r'´二二ニヽー- 、! / ,カ ,! / | i.;.;.;.;.;.;.;.;.;ヽ.;.;.;\ i/.;.;.;.;/.;.;.;./: : : /: : : : : : : : : : ,!: :,!
'"´::::::::::::::::::::::`` 丶、 Y´ d | ! / ,! |.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;\.;.;.;ヽ/.;.;./.;.;.;./: : : /: : : : : : : : : : : |: : |
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`''ー、 | ,! / ,!, i.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;\.;.;/.;.;.;.;.;.;!: : : :i: : : : : : : : : : : :.|: : ,!
投機家・米問屋など
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌──────────────────────────┐
│庶民に米がいきわたらなかったことによって起こったのが .│
│米騒動であった。 .│
│この結果、時の政権が倒閣される結果となった。 │
└──────────────────────────┘
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<米をよこせ!> <政府が悪いぞ!>
f,} イ { r.、 パヽ
ノ ヽノ } .} `´
ヽ / ‘. .{
__ _>=ミ、 _ノ ヽ_, ィ
_ `ヽ _r- 、 / ̄ ̄`ヽ _ __ >イ´:
_> \ ヾ' { ./::::::::::::::::::::/ __>:.:.`ー' ̄< ヽ::::::
ヽ _⊥ __ >^\ /:::::::::::::::::/ ア:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ァヽ::
`ーイ/ ̄`ヽ r-、 __r、 , <:.:.:.:.:ヽ \:::::::7::::::::::::::::::/ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ ヽ
く:::::::::::::::::‘.__ 厂Yヒァ-- 、 とア\ ヽ___>x ./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}. ヽ/::::::::::::::::::/ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!
ー-、ハ:::::::::::::::::::V:.ヽ/:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ > ⌒ヽ Y ヽ!ハ:.:.:.:.:.:.:.:./ _/::::::::::::::::::::ヽ Ⅵ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ
:.:.:.:.:.} /ヽ:::::::::::::::::V/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ::::::::::::}'´¨`ヽ ヽ ヘ:.:.:.:,、イ><::V::::::::::::::::::::く ハヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
:.:.:.:./ .}:::::V::::::::::::::::V:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ:::::::::/!:.:.:.:.::ハ >^⌒> ´ ̄ ̄へ::::::::::::::::::::ヽ }::}' \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./V /
≠^ー'::::::::V:::::::::::::::::V:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.Y仁!>==イ_> ´:::::::::ト-、:.:.:.:.:.:.:.:∧::::::::::::::::::::::`<ニヽ ヽ:.:.:.:.:.:./イ /:::::
:::::::::::::>::´^ー=-::::::::::ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}:.:.:ハ!¨¨¨ヽ {::::::::::::::::/:.:.:/:.:.:.:.:.:.:./:.:}ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::` ̄^゙V^'^ヽイ:::::::::::
>:::´::::::::::::::::::::::::::::::::::::}:.:.:.:.:.:.:.:.:ハイ::::r^ヘ::{ー- }:::::::::::::/:.:.:/ヽ_:.:.:.:.:.:/!:.:ハ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>へ:.:.:hイ ././ヽ_L=<_|___!::::::::_ノ:.:.:/>-=^ ̄ゝ._}:.:.ハ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::>< }} ヽ| /./ \ ヽ }_:::/:.:.:.:./⌒ヾx ヾヘ:.!ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::><{ り .L======_/ ⌒ ゙Y:(_ ^¨).イ ヾ=====”.ヽ_}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;
>< ||:::::::::V .}! , ー 、 ∧_ア´`! i |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i
:::}リ |}::::::::::ヽ_ハ ./:::::::::::|`ーイ | ヽ /! .ト--イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
____
/_ノ ヽ、_\ 今の政治家はあの事件がトラウマになってるんだお……
/( ─)/)(─)\
/::::::⌒///)⌒::::: \ やる夫が手に入れた情報では、米の統制が始まるって話だお。
| /,.=゙''"/ |
\. i f ,.r='"-‐'つ / だから、国が食料を統制して、庶民に平等に食料を供給できるように
/ i _,.-‐'~ \
i ,二ニ⊃ 米屋の組合を作ったんだお。
∩_
〈〈〈 ヽ これを全国的な運動にするために
____ 〈⊃ }
/⌒ ⌒\ | | だからやる夫は「大政翼賛会」に参加したんだお。
/( ●) (●)\ ! !
/ :::::⌒(__人__)⌒:::::\| l この米屋組合が大政翼賛会の下部組織となり
| |r┬-| | /
\ ` ー'´ // 国民に食糧米が平等に行き届いて
/ __ /
(___) / 米騒動を行さないようにするのがやる夫の目的だお!
┌────────────────────────────────┐
│秘書の重盛は、著書の最初にやる夫が政治家として残した功績は │
│「自由民主党結成」だと挙げた後に .....│
│「やる夫先生は庶民も金持ちも平等に食料が配給される制度を作った」 ..│
│と、この事をほめたたえている。 .│
└────────────────────────────────┘
─-ぇ-─ 、
∠. ___rく.__ >
/:.:.:.:.:.;L:.!|ヽ:.:-、.: \ やる夫先生ってやっぱりすごいんですね。
/ .:/ l .:/::/l| `、|.:.|:.:、:ヽ
.:..::|. .:.|/|;厶リ jA.:.!::.:Ⅳ 国民の食糧事情を考えて
|.:.::|::..:.|/r':ハ r小ハ::.:!
|.::rli::.:.| 込リ ヒソ:{:.|V こういうことをされるなんて。
j:::`li\|、 ヮ ,.イ:.:!
V\lY¬ミ、t-</lハ/
. 〈___`ヽ
| /⌒ヽヽ!>
. l ! l′ '.!
ハ ! |!
┌────────────────┐
│1942年1月 .│
│太平洋戦争が開始した新年早々 .....│
└────────────────┘
,.-、
. /゙(_ )、 ___
. ( _ノ" i / \
ゝ、 〈 / ― ― \ おー、みんな集まったかお?
,〃 ヘ ト/ ( ●) ( ●) ヽ
7 , 弋 │ (__人__) | やる夫は、今回の衆議院選挙に
i ! \ \ し′ /
ヽ ゝ、 .> _/ 出馬することにしたお!
. `>`- ,_ ,.-、 \
. 〈  ̄ ´) | ハ
ゝ--― -、__.ノ |> !
| /`''" _/
| `く__, ィ"
// / ∧ '. ∧ .
/ , , -/ / . - 、| {_,} i
. / // | /j/ ∨ | | | ええええ!?
/ / }/ィテ. ィテx| | |
/ | ハ{!|t.i| |t.i|j〉 ′|
. | ∧{f } ゝ'.:.:.:.:.:.:. ー' j / ハ |
}∧ 人 (..) // / ∧
. ∨∨__〕7冖 iチj/∨V
_入 ∧ { {_,ノ ,.-‐ヘハ
〉 、 | ハ j{_// // ハ
⌒}/ | vしV /_,ノ {/ /
. || || / /
,..-‐ ' '" ̄ ̄""'' ー- ..,_
,/´ "'''ー―-- __
./ , ::| l <" ̄ l
/ / /i ::| l ヽ i、__,,.../
/ l,;:/ ./ .l .::| ト、 、 \ γ´
/ / l;:/ / ./ | ::| i .l ヘ i;, 、 ヘ ゝ..,,__
/ l' l:/ _/ . l.::|、 . l l ヘ .', ヽ ヽ γ´
. l .l ノ l . ー"/⌒` .l ::| l λ'|⌒`r | ', ト、\ ゝ、
l .l し.. l. / ___ .l::| i .ハ:l l .| :; i: . l .` \ `
. l ,;l l, /七ニ=ミミ!| ! /. ,ll-= Ⅴ.! ; .i: . i `
./ ,;;| |〃.Y._.j;;;: Y゙ .! /. K }ヽ`iヘi ' i;;; l . l
. /ィ' ,;;;:| i : ハ{ .{;;;::::::;:::i l./ {:;::::;;;;} レ',l, l;;;;; l , l や、やる夫先生!?
/'/ ,;:'''.l .ハ : l ヘ.ゞ;;;;;:::::i ′ l:;::::;;ツ ' /;l l;;;;;; | . l
." / ,:' ,..l 儿 ; ', .``ー'''´ , `"''´. ,;;;;;;l. l:;;;;;; |ヽ .| それはヤバイんじゃないの!?
/ ,...''" λ;;;;|: ';;. ', u :;;;;;;;;;|.|;|;;;;; | ヘ |
.." /"l;;:'ヘ ':;;,,.'.、 ,'  ̄´ヽ ,,.;;;;;;;;;;;|/|;;; .i ゙!
'"´ レ' .ヽ '::;;、 `'ー-.`ー―.´ .τ/|;;;;;;;;;;/ .|;;;,! つ
ヽ ';;ヾУ" j | `ヽ/V |;;;;;;;;/ |;;,! っ
ヽ '';Xヽ f" .`i `\. |;;;;/ |;!
,,x'ヽ '! !_,,........,,,,,| j`|;;/ . |'
. ,<ヽヽヾ.、':, ! | //レ>,
衆議院議員・松永東
━┓
┏┛ ⌒
・ ___⌒
/ ― 乂____ ━┓
/ノ (●/ ― \ ┏┛ ん?なんでだお?
. | (●) | (●) ヽ\ ・
. | (__ノl (⌒ (●) | やる夫はもう一度、国会で活動したいんだおが……
. │ 〉  ̄ヽ__) |
\__/´ ___/
/| ヽ
| | |
⌒ヽ:::`::::::: ̄ ̄:::....
<::::::::::::::::::::::/::::::::::`: 、 だって、こんな軍部が議会に圧力を加えて
. /::::::/:::、://:::::::::::::::::::.\
/:::/::::/::/X./::::::::::::::::/:::. ヽ 政党が全て解散したご時世ですよ。
 ̄/:::..イ:/ |::::::::/ /::::;:::. }
. イイ::::/ \ !::/ゝ-i:::/::::.. / それにアメリカと戦争中で、国民は高揚してます。
. ノノ!::::! ,, ̄ i′__ j/:::::::::i/
. ,ヘ⌒) l:::ハ rv‐ 、 \ /::::::::::/ 第一、やる夫先生が出馬すると……
/:::::::::`ヽ !/⌒>、 ノ___'''ノ:::/!:i′
. / \:::::::::://:::/`ヽУ::::ヽ彡'l:::ハ:::|
/ ヽ::/!::!::::i /:::r‐r‐く i/ リ
./ イ::|:::!::::!,'.:::::::/三三ヽ
ノ }
ヽク ノ }
__,イ|__ ... .ィ ヽソ
, :<´ : : : |: : : : :ー<..
/: : :/: :/} :小: : : : : : : : ≧ー びえええええええん!
__,/ /: : /: :/ ,| : | ∨| : : : : : 廴
f´/ }:/.: :.ム斗' | /| `ヘ}ヽ: : : : ヘく いいですよ、私は立候補しませんから。
∨ ,イ: : :{ :/ j/ V | : : ∨
ヽ、{∧ 圷旡≧/ / /≦乏ア:| ト、:ハ やる夫先生が代議士に再びなられるんなら
|:ヽ}ヘ:/ | |/ / / / | | Ⅳ |:「ヽ}
|: :|:`ー.、| | , -- 、 | | {ム/:{ 選挙区を明け渡しますよ!
|: :|: : :|:|> 、ー'⌒ー'_. イ: : |: :|
|: :|: : :|:| ,.≦厂 「x |: : :|: :|
| : ', : :',|/ {___7`ーl: : :|: :|
|: : :', : :| | .′ |: : :|: :|
| : : :',: :', 、 '. / :| : :′:!
衆議院議員・原玉重
┌────────────────────────────────┐
│やる夫の部下の原玉重は、やる夫失職後にやる夫の地盤を引き継いで .│
│東京の選挙区から当選し続けていた。 .....│
└────────────────────────────────┘
_____ ━┓
/ ― \ ┏┛
/ノ ( ●) \ ・ いや、やる夫は東京から出馬するなんて
. | ( ●) ⌒) |
. | (__ノ ̄ / 一言も言ってないお。
. | /
\_ ⊂ヽ∩\
/´ (,_ \.\
. | / \_ノ
\ヽ-lヽ―- 、
,..-‐ ̄: :. :|: :. :. :. :∧
/:. :. :/: :i :∧:ト: :. :. 廴)ヘ
//7: :/:,.._|/ |:|>-‐|: : :|ヽ.ヽ じゃあどこから……
|: :,イ ∠L ヽL--ァ: |: :| \
| / |:イセf !='ハ: :j、 |イ/
VヘV:| __ 〉/ノ | :|
∨ゝ、 !‐ ‐┘/ソ: : j: :|
|: : /`7 } /: : /:. :|
|: :/ |ミ-彳/: :./ヽ :|
| :j \. |丶イ: : :/ l|
レ' l L_/:. :/... ||
|ヽ__| |-/,|: : /┬‐〒|
|: | | | ゝイ :/ | :| |
|:.| j | | | |:/ | :| |
____
/⌒ ⌒\ ホジホジ そんなの決まってるお。
/( ー) (ー)\
/::::::⌒(__人__)⌒:::::\ やる夫は故郷に錦を飾りたいんだお。
| mj |ー'´ |
\ 〈__ノ /
ノ ノ
_」 L_/ /
, ´: : :>、_/z‐七<
/: : :,zチ‐" : ∧: `丶ゝ:. \
. /: : : .//: : : :/: 小 : : : |: : : : : \
/: : : : レ: :,-‐フ:/ | \:.:.|`ヽ: : : : :.\
,': :l: : : |/:/〃 | ヽト、: :|: : : :l: : :l
|: :.|: : : |:. :/z=、 テミ、: |: : : :| : : | 香川から出馬するんですか!?
|: :.|: : : |: イ j`ヽ r┘ヾj: : :| | ト、.|
|: :.',: :. :Ⅵ|7 ハ.} {.ィ_ハ|リ|: ハ:| | `|
| l:λ: : :|弋廴ノ 弋_ノ ∧ 小:|
|∧ぃ.: : :| r‐ ┐ ハj: ハ |
|ハ:.: ト、: :ト、 l ノ ,人: :/ リ
|. \|. \|\|>r―┬<//}:.:/
// / \レ'
/ |―-/ /\
● 三 ●
(ヽ三/) ))
__ ( i))) そうだお!
/⌒ ⌒\ \
/( ●) (●)\ ) 「元憲政会幹事長」「元大蔵省参与」の経歴と
./:::::: ⌒(__人__)⌒::::\
| (●)|r┬-| | 「報知新聞社社長」という現職を掲げて
,┌、-、!.~〈`ー´/ _/
| | | | __ヽ、 / やる夫は故郷の香川に戻って出馬するお!
レレ'、ノ‐´  ̄〉 |
`ー---‐一'
―‐ 、
/ .:ヽ
/ .:.:.:.:, 思い起こせば数十年前……
| .:.:.:.:.:.:.:}
\ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ノ
/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
(_ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
| i ! .:.:.:.:.:.!
(__ゝ ____,_ノ
:::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌─────────┐
│明治時代・香川 ......│
└─────────┘
___
/ \ やる夫は東京でビックな男になるお!
/ \ , , / \
/ (●) (●) \ 絶対に出世して、偉くなるんだお!
| (__人__) |
\ ` ⌒ ´ ,/ そして、再び故郷に戻ってくるお!
ノ \
._i⌒i⌒i⌒i┐ ヽ
( l l l l l
ヽ /
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
____
/_ノ ヽ、_ \ 刑務所に収監されたりしけども
o゚((●)) ((●))゚o
/::::::⌒(__人__)⌒::::::\ やる夫は偉くなったんだお。
| |r┬-| |
\ `ー'´ / 香川から出馬したいというのは昔からの夢だったんだお。
_
__ ノ:;|
__,〟-::─:-、/:::/-‐"::∠_
,ィ´:: :: :: :: :: :: :: :: ::/::: :: :: :: :: ::`ヽ、
_r-t/:.::/: : :./ :: :: :: :/::::: ヽ、::. :: :: :: :: :\
,r'";;;ノ;λ;/: : ::/:: ::, :: :: :/|ヽ;: :: ::ハ: : : : :ヽ、_:: :\
/;;;;;;;/;;;;;;γ:: : :/:: ::/|::. ::/ | ∨:: :.:|:: :: : : : :\\::| ちょっと待ってください!
ヽ、;;;;;/;;;;;;;/:: :: ::/:: :/ |: ::/ | ∨:: :|:: :: :: :: :: ::ヘ `
`/;;;;;;;;/:: :: :::j:: :/ \.|::/ | Χ::j::: :: :: :: :: ::.∧ 今回の選挙は「翼賛選挙」で
\;;;;|:: :;/::::|:/ __、|/ヽ ! /__|;/^V:: :::i:: :: ; :∧
|:::i:j:.:/|:: ::|;;ヤテァォヾ ,ァチ:マ7 ハ:: :: :|:: :::ト、::ヘ やる夫先生が東京ならともかく
j:: i:|/::|:: :j' ヒz7:;リ ヒz:;7リ, ハ::|:: : |:: :/ ヽ::|
|:: :|:: :::|:::;イ `-‐~ 、 `‐-~' λ:::|: :/::./ ` 香川から出馬しても勝てるかどうか……
|:: ::|: :::|/V、 u 〈ソ::.:|/:|::/
|:: :::|:: ::`:l‐':ヽ、 '⌒ ノ:: :: メ:::´::|
|:: :.::|:: ::.::|: ::| `>‐-ァ-‐tπ爪::/:: ::/:: :: ::.:|
|:: ::.::|:: :: :|: ::|ィ´ " ,.f:〉::: {:ァ /::/:: :/、::_;γ´`} __
_ _,r--──-‐" ̄ ̄"|:: ::.:|:::| | / j:/::.::ソ '´ / / `ヽ/ ノ
 ̄"  ̄ |:: ::.:|::|\ |-‐-/ ./:.: ::/ / / / /
:::::\ |:: :: :;リ\\ | / ノ:::/ /´ `~´ ,イ_〉____
、 _::;;_ヽ、. |:: :: :| \\ヽ| .///:::/ ___,,ノ ___,,ノ
__ヽ__,、,-‐─ー-‐´ |::i:: ::::|ヽ|:: : :| \ヽ|///:/´(,__,, ` {
|::.|:: ::::| j |:: ::|:ヽ、. ヽ_/ j::jノ λ {{{`ー-‐⌒ヽ,__`ヽ、
|::.|:: :::| | .|:: :| `> <|::| ヽヾミ≧三三彡'"`‐‐'
____
/⌒三 ⌒\
/( ○)三(○)\ ――おい、原。
/::::::⌒(__人__)⌒:::::\
| |r┬-| | やる夫を誰だと思ってんだお?
\ `ー'´ /
,. / _,,.-;:‐
丶、 _,. -−='├-゙'"、‐''" _
r;,,、`>< ∧ ,! `丶、/;;;l え?……
.|;;;;;;У / し′ ∧ ゙、 j{ \ヾ:;|
.};;;;;i / / l / iV゙、゙┘、 ヾ┬` (やばい、この流れ)
./;;;;;;l // . : ;l :/ iV゙、: . ヽ ヾ゙;,
/;;;;;;;;;トv/ . : : /// !゙:、V: . i、 Y
`77''∨ . : : ./ 〃 l l V: : !ヽ、!
,':/: :./ . ; : / / i!: : .|l
!/: : j,.イ',.イ ///// |:l.:/ヽ!: l
j/: : :i: :イ´`' -.. r---─‐ュ イ: :リ.l: : : l
| : : :j: : | ノ< ̄ハ //: :/ .|.: : l
┌─────────────────────┐
│やる夫は、こういう時に本気を出す男である。 .│
└─────────────────────┘
____
/ノ ヽ、_\ 軍部と政府が選挙にまで圧力を加えてくるご時世だからこそ
/( ○)}liil{(○)\
/ (__人__) \ 「翼賛選挙」にやる夫は故郷の香川から出馬するんだお!
| ヽ |!!il|!|!l| / |
\ |ェェェェ| / やる夫の敵は、選挙に干渉してくるすべてのやつらだお!
/ `ー' \ |i
/ ヽ !l ヽi そんな奴らに尻尾をまいて逃げるのはやる夫の性格に合わないお!
( 丶- 、 しE |そ
`ー、_ノ \xAD堯\xA1l、E ノ <
,, -: '':":´: ̄: :`:丶.、,,_ ,. -.┐
/: : : : : : : : : : : : : : :,.: : : : : : :|``丶、
,.イ : ,,.-へ⌒;;;,,、: : : : / : : : | : l ヾ'''‐-ヽ
./ /;;;;;;;;!j;;;;;;;;;;;;;\ :/ | :i. ヽ (あ〜こうなるとめんどくさいなぁ)
/ ,/;;;;;;;;;;;;;l:.|;;;;;;;;;;;;;;;;;/ . : :/| {: :.゙:.、 ハ
,イ /;;;;;;;;;;;;;;;;l: l;;;;;;;;;;;;;;/ ,i `.ー-: /-| ,'|: : :.i ヽハ (はやく、香川に行ってもらわないと)
. /;;! '-、;;;;;;;;;;;;;!: :l;;;;;;;;:ィ /:! . : :-/―l/ l: : : :i ゙:}
〈;;;;j `7r-': : :゙!´: //: :! : : : ヤT寸′l: : : :| わかりました……
`゙:、 /:'!: : !: : :l.;ィ<::j : : : / !::| l: i: : :|
.i、,//::!: : :i: : /⌒ヽ .l: : :/ ニ !: ト、: | 東京のことは私たちに任せて
j::i゙:、: l: : : :!: :\ !: / ∨ ∨
l:j: : `!: : : ハ : : :`:T''レ′ __/ 香川で選挙準備してくださいよ。
.l:j: : :.l: : : : :i゙:、: : : ヘ;l ⊂´-‐ァ
j:i: : :.l: : : : :i: :ヘ : : :.ヾー―‐ '''"
l:l: : :j : : : :.i: :/ ゙:、 : : ゙:、 ,、
,r:-::‐:::-:.、
|:/" ̄`ヽ::}
__,.:-┴::─ィ'ヽj/:‐:-.、
,.ィ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ::.::.:.:.:`ヽ、 うい〜す!ちょっと用事があってきたんだけど
,/:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.::i:.:.:.:.:.::|:.:.:.ヽ、:::.:.\
../:.:.:.:.:.:.,'.:.:.:.:::i::.:|;/|:.:.:.:|:.:|i:.:.:.:ヘ:::.:.::ヘ 爺さん、選挙に出馬するんだって?
.j.......:.:.:/:.:.:.::;-i‐- |:.:.:.:|:.:||‐-:.:ハ:::.:.:ハ
l: : : :.:/:.:.:.:.:.:/|:.:|. |:.:.::リj/| ∨:.:.:|::::∧:| まぁ、がんばりなよ。
{:.:.:.::/:.:./::.:/__j;/_ |:.:/ __!__|:V:..}:.:}
∨:〃::/:.:./オ≡≡ j;/ ≡≡|:.∨::/
. ∨:.:/:.::/:| ’|::.:|;/
|::/.:.:/::.:|、゛ ー'ー' ィ|::.:|
____
/⌒ ⌒\
/ (⌒) (⌒)\ おっ、池田かお。
/ ::⌒(__人__)⌒::: \
| |::::::| ,---、 やる夫はこれから香川に行くから
\ `ー' しE |
/ l、E ノ 報知新聞よろしく頼むお。
/ | |
( 丶- 、 ヽ_/
`ー、_ノ
,ィ;ニ:ニ:ヽ、
/:/ `゙
{::{__,、__ __,
..-‐:.:.: ̄:.:.:.:.::/:::\:.: ̄:`:ー:-‐'´:.:/ あ、実はその件なんだけど。
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:<
/:.:.:.:.: /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:::.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\ 私、衆議院選挙に出馬するんだ。
,':.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /|::i:.:.:.:.:.:.:|ヽ::.、:.:.:.:.:.:.、:.:.:.:\
|:.:.:.i/:.:.:.:.::,':-‐:/ |:|.:.:.:.:.i::| ーl-|:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.∧ その挨拶に今日は来たんだよ。
|:.:.:,':.:.:.:.:.::|:.:.:./ !|::.:.:.::|:.l |::|、:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.、:.:ハ
|:.:.|:.:.:.:.:.:.:|:.:/___ |:.:.:./|/_|/ ∨:.:.:.:|:.:.:.:.:.|\|
|:.:.|:.:|:.:.:.:||:/三三 |:/ 三三 /::∨::.:|∧:.:.:|
|:.:.|:.:|:.:.:/|´ ・ハ:.:.:|:.:/ \:|
|:.:.|/|:.:/::| xxx ` xxx |:.:.:.:|/
|:.:.:.::|/::.:.|、 'ー'^ー' ,..':.::|:|
|:.:.:.:.:|::..i::|::>::... __ __,..イ::i:.:.:.|:|
|:.:.:.:.:.|:.:.|::| \j 〈::.} ゛|::|:::.:.:|:|
|:.:.:.:./|.:.:|::|\ \ ./ |::|:::.:.:|:|
, :<¨ ̄ ̄ ̄¨>.、
ー=≠: : : :/: : : : : : : : : : : \
/: : : : : :{ : : : : : h: ヽ : : ヽ:ヽ わ〜池田さんを出馬するんですか?
/: :/:/: :,ム∧: : : : : |ヘ-、∨ : ハ ハ
/:/: |: : // ', : : : }.:} ヽ: j : : i |: { 頑張って!
{/ / : | : {リ ヽ: :/j/, Y.: : :| | :ヘ
{: : :| :∧ィ=气,j/ ィ≠气 : :∧}: : :ヽ
|:/{ Ⅵ: } :.:. _,、, .:.} : : }: : : : ヽ、
|{ ヘ |: :八:. { ヘ ,|: //: /´ ̄´
ヽ: : :厂fv≧ー=≦/j//∨
(ヽ {:∧{ / :{__ / //ヽ、
(\〉r', ヾ,イ{{: : : l /: : : ;/アヽ
rー' .:} 〉-、 ,/ Vハ: : | ′;/,/ '.
`こ、 / : ∧-、 / ヾヘ、:! {/,/} ヽ
{/ : /: ノ ∨ { \∨/ /ノ \
ヽこ;/ ⌒ヽ\/ > ^´<´ \ ヽ
\ / / /} } ヽ \
/ : :./: : : : : : : : : : l: : : : : : ',: : : : : : : : : : : \-、 \
/. . / : : : : : : : ,: : :!: : : : : : :}: : : 、: : : :、 、 ヽ `ヽ、: :ヽ
,: : : : : /: : : . . . . . . ../:.:./|: : : : : : :.!,: : : :',: : : :、: : : 、: : : :\ ` \
!: : : : : :/: : : : : : : : : :,/:-/、|: : : : : :l: |ヽ: : : l: : : : ,: : : :',: : : : : ',
.i: : :. : :./: : : :l: : : : :´:/: :/ !: : : : :,イ:.| ´`ヽ!: : : :.}: : : : ト、: : : :‘, 実は、選挙に出馬するために
l: : : :.:./: : : : l: : : : : /:/. !: : : :.:/|: | }:.:.|: : : : |: : : : :} \: : :.
|: : :.:./: : : :.,イ: : : : /´ |: : : :/ !:| ',: :|: : : : |: l: : : | ヽ: :. 前々から選挙戦の準備はしてたんだ。
|: : : :{: : :/:.|: : : :/ !: : :/ |} }: |: : : :/: i: : : l ∨
',: : :/l: :/:.:.:.:|: : :/ |: :./ |_ l:/!: : /: :/: : :,'
,: : { l:/,: : :.:|: :/ 三三三' l: :/ 三三三 ' |: :/: :イ: : :/
}: : :ヽ、.',: : :|:/: ', |:/ ・!}:/: :./|: :./ これも、報知新聞に迎えてくれた
|: : : : : : ',: :l/: :∧ ' j:/l: :/ _!:/
|: : : : : :.∧: : : : ∧ {`¨ ´ ,ー' _ , イ: :.|// } やる夫の爺さんのおかげだよ。
|: : : : : : : :.ヽ: : : : :.> 、_ゝ- '´_,.. . < l: : : : :l / /
|: : : |: : : : : : \: : : : :、 ト、 ̄ ヽ:/ !: : : :/ l ,.- 、
|: : : |: : : :.:./`ヽ\: : : :ヽ、 \ヽ } 、 |:(⌒ヽl / ヽ
|: : : |: : : : {、 \: : : :∨、 ヽ l ヽl: /ヽ. ( }
|: : : |: : : : | `ヽ \ \: : l ヽ、_!l !/、 ヽ、 ー- ' ノ
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\ なるほどぉ。
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \
| |r┬-| | だから前々から政治とかに興味があったのかお。
\ `ー'´ (⌒)
> ノ ~.レ-r┐、 そういうことなら、やる夫も応援してやるお!
/ ノ__ | .| | |
| 〈 ̄ `-Lλ_レレ
|  ̄`ー┬--‐‐´
.: : : : : : : : : : :, ',.': : : : : : : i: :!: : : :.!:::.\:`:.、
: : : : : : : : : :,.' / . . |: l:. : : :.!::::::.ヽ\゙:、
.: : : : : : : : :,' ,': : : : :,:|: : :./!:.}::: : : :|:::;、:::::`、ヾ:、 いや、じいさんは自分の選挙のことに集中しな。
: : : : : : : :.,': ,' : : : :.;':!: 、:/ !:ハ:: : : :l:::::',゙、:::::i.
.: : : : :|: : ,': ,': : : : ;'::!: :./`j、' !: : :.l::::::::! V:::! 私は私でやるからさぁ〜
: : : : : !: :j: :i : : : ;:::/.:./ 〃`''|: : ;{:::::::::! V:l
.: : : : :j: :i: ;l: : : ://':.;イ / !: :/ !:::::::! V|
: : : : :.|:/|:,'! : : 〃!/:i:l 二ニ、j:./ l::::::l ゙}
.: : : : :! Y,'.|: : :/:/゙::: !j  ̄ ̄ ツl、 l:::/
: : : : :l: :.|ヘ|: /:::':::: : :.!i 冫 |/
:.:|: : :j: .:::::::!'ハ::i:: : : : :!! .__,_ / ;⌒!
::l: : :.!:.:::::::::;' V、::. : : jl !_ノ/ ノ . /
:j: : :.!::::::::::;'`ヽV:、:. : : i! __ .ノ / '――- 、
l: : :.!:::::::::/ ,,...、V、:. : : ゙、 / ノ r‐-、―'
: : :l::::::::/''";:=''‐ミヾ:、: : : `、. / r''‐-;'
.: :l::::::/'彡'-'''"⌒`ヾ:、: : :.`、 / /、仁.ソ
____
/⌒ ⌒\ いや、やる夫はこんな時代に
⊂。(゚>) (<゚)。つ
⊂ /::::::⌒(__人__)⌒::::: \ つ 選挙に出馬しようとする奴が好きなんだお。
⊂ | /| | | | | | つ
\ (、`ー―'´, / ほら、少ないけど、これ持って行けてお。
( ヽ _____ ././
\ \| 紙幣 レ゛/
.\旨EX ξン┐
|:::| ,、 ___
_,.-┴':‐:─:─/::.:\─:-:‐'"::.:..:.:;二ニ=‐-
,ィ'´:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.::;':.:.:.:.:.:.:.:.:l::.:.:.::.:.:.:.:.:<
/...:;'.:.::/:.:.:.:.:.:.:../.:.:.;:.:.:.:.: :.:|:.:.:.:.:.:.:..\::.:\ ……仕方ないな。
/ . ../. . / . . . . . / : :/::.:.:.:.: :.:|、:.:.::、: : : .\: :.\
/ . ../....:/.:.:.:.:.:-‐;'‐:.:/|::|::.:.:.:..:::| ∨:.:|:.:.:.:.:.:.ハヽ、::\ ありがとう、爺さん。
/:.:.::/.::.:/:.:.:.:.:.:.:::/:::.:/ |:|:.:.:.: ::i::| ,-l‐:|、:::..:.:.:.:.∧  ̄`
l:.:.::/:.::,イ::..:.:.:.::::/|::.:/ |l:.:.:.:.::.|::| |:.:|::::.:.:.:.:.:.:.:∧
|:::/::.://.:.:.:.:;/__|:;/_、 |:.:.:.:.:.:|::| |:.:|:::::.:.:l:::.:.:.:.:∧
|/::/:/:.:.:.::;:イ'マテ弐z、 |:.:.:.:.:人|,.__|:;ハ:::.:.:.|:::.:.::.:. ::|
/::/:::|::;/: ::| | |::::::(_/` /::;/ テ弐マアV:::.::|l::.:.|:::.: :|
j:/:::/j/:l:: : :::| 、. V:::;/, '"´ /::::(_/,''∧::.:.:||::.::|、::: :|
|::/::("|:.:.: :::| ゛ ̄ V:::;/, ,ハ:::|::./ |::/ \|
|/: ::::`|:.: : :::|:、 `  ̄"・,lノ:::|/::| l/
|:.:.:.:.::::|:.:.:.:.:::|::ヽ、 ゝ-'ーr' ,.イ:::::::;'::.:;':l
|:.:.:..:::::|:.:.:.:.::::|::::::::>r-`=="‐<::::ノ::::;:':.:./: :|
|.:.:..:.::::|:.:.:.:.:.:::|:/ / ' / /:;:'::;::':.:/:::: :|
__
_ '´ ` 、
{`ヽ,/ ┛┗ やる夫先生!
/ /、/´ 厂``y‐、人 ┓┏
>{. Y≠ {____ノヘ_(0_,)- └┐ うちの会社のお金を勝手に
/ 八 { / ∠_,ノ> ,./イ 丿
/ /_{ !ト、_ ,/ /´| i∠/ {_.j/ヽ、 ホイホイとあげるのやめてください!
, --/ /´〃 ̄´7 /<{ ||xx /∧ ト、}
| / / 〃_ / /〃ハリ且_/´!ノ ,レ′ (この人の金銭管理は本当めちゃくちゃ…)
|./ /⌒ー-、ミ'/ // }
/ /〈こyヘ、 / ,' 〆、 ノ}/)
//j>、_ ̄ { |^ト、 j´Yi|⌒T´
ソ/´/ /\___ i i |/ \ }|__シ
_/ / { ヽ `|人 | `ー'ー┘
____
/⌒ ⌒\ 別にいいんだお。
/( ● ( ● \
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ 翼賛選挙を「非推薦」で戦う候補者には
| |r┬-| |
\ `ー'´ / お金を与えたってバチは当たらないお。
__,.-‐─‐-.、_ ――あ、そうだ。
,ィ´:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:`ヽ、
/:.:.:/..:.::./:.:.:.::.i:.:.:.:.::..i:.::ヘ 池田さん、一つ質問なんですけど。
/.:./:.:/.:.:::メ|、|:.:.:::|.:|;イ:.:.|:.:.:.λ
/,イ´:./|.:.::/ リ|:.:.:.|´リヽ、:.|:.:.i::.:ヘ 誰かに唆され――じゃなかった
'"j:.:/.::|.:./ __ ヽ::;{ ,__ `|:.:.:|:.:.:.:\
|:/.:..:|.:ハ `"´ ` `~"´ |:.:.:|):.:{ ̄ 誰かに立候補したらどうかとか言われたんじゃないんですか?
/7:.:/;:.::l、 '__, , /:.:./.:.:λ
〈^^^,jλ_j_::::W`>‐-‐<´/:.:/V´ ̄ それか、何か目的があっての立候補じゃないんですか?
T γ ,‐':;/,ィ´ |⌒ / j:;/ァ‐、
`} |´〈´\ | / / `ヽ、
| |/ミ、 j \ |,/ / ,/ ,〉
| jヽ、_`,| \,,/_ |三三}
ヽ_,,/~"| /´∧ `\ | | |
j ヽ、/∧ヽ\,ノ | | |
|__,/ .|_| 〉____| | |
,/:::〃::::::::::/::::∠//l:::::::::l::::i::::::!:::::::
/:://:;:::::::::/:::::/::/! l、::::::!:::ト、:l::::::::: え?
.〃 l/l::::::::l:::::イ::/ | l:::::∧::lヽ\:::::::
!:::::::!:::/レー l !::i l:::i ヾ 、::::: 全部私の判断だよ。特に目的なんてもんはないよ。
l:::::::i::::! l- l l:l '、| __ ヾ、::::
|::::イl:::l .ト_シ l f 、 フi ∧:: ――あっ、私も選挙区に戻らないと。
ヽ::l||::i | Jノ//::::!::i
! ||:::\ _ー、_, `´・//::::::∨ じゃあね。
l|::::::i://ヽ、__ ,..-//::::::/::!::
|l:::r// / /i l /::::::〃::::::/::::l:::
||:::l レ:::::::::::::/:::::::,'::::::::!:::
-―----- 、_,.. -l`ヽー―― - 、
` ̄二> ': : : : : :.|: : : : : : : : :'`ヽ、:ヽ
/: : : : : : : : : : :.:|: : : : : : : : : : : : :\:ヽ_ (あの池田という男――)
/: : : :,: : :,: : : : /: :.!: : : : : : : : : : : : : : :∨!//ヽ、
/: : : : :/: :./: : : :/: :/|: : :l: : \: : : : 、: : : : ∨-、//! (絶対、何か裏がある――)
/,: : : : :/: : :,': : : :/: / l: : :|、: : : ヽ: : : :',: : : : :ヘ//ニヽ、
l/l: : : :.イ: : : l: : : /ヘ、 、: :.! \: :ヘ\: : l: : : : : l/////} (やる夫先生はあの男に利用されてるんじゃ――)
ヽl: : ://!: : : ,!: :下云≧、 ':,:.| \: , -、-:!: : : :.:|/////
l: :///.|: : :.ハ: : l ト::::心 \ /≦云矛、∧: : :!///
|:/、//.|: : /: ヽ:| 弋_zソ 弋zソ j: :',: :/: :/
l'  ̄ ',: :l,: : :八 _' ハ: :∨: ,イ
. ∨l: : : : :l> 、 ` ,. < l: : : :.,: |
l:!: : : : |__ `, ー '"´! .-- |: : :.:.|: |
┌────────┐
│1942年香川県 │
└────────┘
ハ
/∧
///∧
I┴┴I
不スス不
| |
| | _r‐=='^ ∧ー- 、 r7_
| |- '´..:..:..:..:..:.. f二j..:..:..:.ヽ _ r 、 ,. -─一¬二三//:..:..:
r ー| |:..:..:..:..:..:..:..:..:..| |.:..:..:..:..:..:..:..:..: `ー-- 、_/ 同:..:..:..:. 内ハ..://..:..:..:.
TTTTー--一Fテ三] 「|-‐'´..:.. | |.:..:..:..:..:..:..:..:..:.| |:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..|叭≧≦片爿:レ'.:..:..:..:.
立立立立立立立立≧、 :..:..: | |..:..:..:..:..:..:..:..:..:| |..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:.上士士士士士士士士
工工工工工工工] L≧ |[] |三三三三{r二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二
二二二二二二二二二二二二二二ュ_ ..: :.:. ....:.:. :.:. ..:.:.: :.:.:. ... :.: ..:.:.:.: ::.: .:.:.:.: :..:. .:.::.:.: :.:.:. .:.::.: ..::.: . :.:.:. :
_______________|: ..:.: :.: ...:.:.: :.: ....:.:. . .:.:.: :.:.:.:.: .:.:. ..:. :.:.: .:.: .:.:.: ..:..:: :.:.: : .:.: :: .:.:: .:. :
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:...: .. ::.:.: ...: ::..: :::: :. :. :..:::. .: :.::. : . . .: .:. :.:.: .::.: . :.:.:.::....::.: .:.:.: .:.:.:.:. :.:.:.:: :: .:.:.: :.:.:.:.:. :::.:.: .:.:.: :.:. .:. :.: .: :.: ..:.: .:
.. ::.:. . .: : :. :.: :. ::::.:. . :. :. :....:::.: : . :...::: : .:. . :.:. .:.:. :.: .:.:.:. :.:.:. ..:. :.:.:.: . ..:.: ..: ..:. ::.: . :. :.:. .:.:.: .: .:.:.:.:. :.: :.:.: ..: :..
┌───────────────────────────┐
│やる夫は民政党を解党に追い込んだ張本人である。 │
│だが、それは議会政治家が軍部の圧力に対抗するために ....│
│大同団結をするための解党であった。 .│
└───────────────────────────┘
____
/ \ 政府が候補者を「推薦」とか「非推薦」とか
/ \ / \
/ (●)i!i!(●) \ してしまう「翼賛選挙」をやる夫は目指したわけじゃないお!
| u , (__人__) |
\ .`⌒´ 〆ヽ こんなふざけた選挙に対抗するために
/ ヾ_ノ
/rー、 | やる夫は非推薦で立候補したんだお!
/,ノヾ ,> | /
ヽヽ〆| .|
<ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア>
_∧∩∧_∧∧_∧∩∧_∧.∧_∧∩∧∧ ∧_∧,∧∧ .∧∧∩∧_∧_∧
∀・ ) ( ´∀`,,)・∀・ )ノ( ゚∀゚,,,( ´∀` )ノ(^Д^)( ・∀・,,)゚Д゚,,)(゙∀゙ ) ( ・Д・#)ω・)
∧.∧_∧∩∧∧ ∧_∧,∧∧∩/二二 ∧_∧□__∧∩∧_∧∧_∧∩∧∧∩/
゚,,,( ´∀` )ノ(^Д^)人ノし、_人ノし_人ノし、人ノし、_人ノし、人ノし、_・,,)・∀・ )ノ(゚Д゚,,)ノ(
..∧_∧∧∧∩ ) (∧_∧,∧∧ ∧_
( ・∀・,,)゚Д゚,,) ( ) お帰りなさい! やる夫先生 ( ・∀・,,)゚Д゚,,)( ゚∀
_∧_∧_∧ / ) (∧∩ ∧_∧.∧_∧
( ・Д・#)ω・)( ´⌒VY⌒VY⌒VY⌒VY⌒VY⌒VY⌒V⌒VY⌒ ・ )ノ( ゚∀゚,,,( ´∀`
_∧∩∧_∧∧_∧∩∧_∧.∧_∧∩∧∧ ∧_∧,∧∧ .∧∧∩∧_∧_∧∩
∀・ ) ( ´∀`,,)・∀・ )ノ( ゚∀゚,,,( ´∀` )ノ(^Д^)( ・∀・,,)゚Д゚,,)(゙∀゙ ) ( ・Д・#)ω・)
∧.∧_∧∩∧∧ ∧_∧,∧∧∩/二二 ∧_∧□__∧∩∧_∧∧_∧∩∧∧∩/
゚,,,( ´∀` )ノ(^Д^)( ・∀・,,)゚Д゚,,) ( `Д´( =∀=,,)・Д・ ) ( ´∀`,,)・∀・ )ノ(゚Д゚,,)ノ(
香川が生んだ大政治家、やる夫先生 万歳!万歳!万歳!
∧_,,∧
、-‐'''""''''\ /\. (`・ω・´) /ヽ
\ \ | ⊂ ⊃ | r--─‐i
\-‐'''""'''' ヽ/@/ く \ / r─--‐i | |
\ ∧_,,∧ ∧_,,∧(ノ⌒ヽ)∧_,,∧ | | ∧_,,∧ |--─‐''
○○・ω・´) (`・ω・´)∩ ∩(`・ω・´) ''─--‐| (`・ω・´)∩
ヽヽ` ヽ'´) ⊂ r ' '-、 つ ⊂ /
@〉 ,.- '´ @ノ / ヽ '、@ r‐' /@
〈_ノ´..................(ノ⌒し'......................'、_l⌒'、)................`""ヽ_ノ
............::::::::::::::::::::::.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::............
| | お
| | に
| | ワ ッ ぎ
+ + /■\ シ ョ り +
+ ( ´∀`∩ ./■\ ッ イ
(( (つ ノ(´∀`∩)./■\ !!.//
+ ヽ ( ノ(つ 丿(. ´∀`) // +
(_)し' ( ヽノ (つ つ )) +
| | ワ ッ し(_) + ) ) )
| | ワ ッ シ ョ (_)_) +
+ (( /■\ シ ョ ッ イ
. (( /■\ ∩/■\ ッ イ !!
+ (( /■\ ∩/■\ .)/■\!!//
.+ (( /■\ ∩/■\ .)/■\ .)つ )) +
(( /■\ ∩/■\ .)/■\ .)つ ))
+ (( ( ∩/■\ .)/■\ .)つ )) +
. (( ( ノ( .)/■\ .)つ )) +
ヽ . )( 丿( )つ )) +
. し'(_) ( .ノ_)( つ )) +
. し(_) .) ) )_)
. (_(_)
┌───────────────────────────┐
│やる夫は東京で政治活動を続ける一方で ....│
│政治家として故郷の香川のために活動してきたのであった。 │
│それがこうして報いを受けることになる。 ....│
└───────────────────────────┘
____
/ _ノ ヽ、\
/o゚((>)) ((<))゚o 香川はやる夫を見捨ててくれなかったお!
/ .:゚~(__人__)~゚:\
| |r┬-| | やる夫も香川を信じててよかったお!
\、 i⌒i‐' ,;/
/ ⌒ヽ.ノ ノ く
/ ,_ \ l||l 从\ \
と___)_ヽ_つ_;_ヾ_つ.;.
ベシベシベシ
┌────────────────────────┐
│結果としてやる夫は │
│1942年4月30日 │
│衆議院議員選挙、通称「翼賛選挙」で当選を果たし .│
│衆議院議員に復帰したのであった。 .│
└────────────────────────┘
______
(⊂二二二⊃)
 ̄ ̄ ̄ ̄
____
/_ノ ' ヽ_\ ついに国政復帰を果たしたお!
/(≡) (≡)\
/ /// (__人__) /// ヽ
.| |r┬-| |
__\ `ー'´ /__
/YYYY / _ノ(ξ)、_ \YYYYY\
.|YYYYYY(__/ \__)YYYYYY|
∨ { } ∨
{ }
{ }
ヽ | /
ヽ | /
┌──────┐
│一方…… │
└──────┘
__
.〒ェ〒
|工| 、 , r====_,.ィ≦_≧、_====_,.ィ≦_≧、_====_,.ィ≦_≧、_ 、
| | /.土.\ < T |T曲T「 T |T曲T「 .T |T曲T「>. /.土.\
|工|/.土土土.\ ャvr.∧l !曲 !.! ャvr ∧l !曲 !.!. ャvr l !曲 !.! ャvr>/.土土土.\
|/」 ̄|目目| ̄L\ _(;;) l !曲 !.! (;;) l !曲 !.! ..(;;) .l !曲 !.! (;;)/」 ̄|目目| ̄L\
/」;;; |目目| L\_r三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ュ_ . |目目| L\
_/」 _二二二_ ]]]ニ[二二エ二二]ニ[二二エ二二]ニ[二二I二二]ニ[ ̄__二二二_ L\_
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.l._] ] lコ lコ lコ [ [.||||「||田|田|田|田l.|「ll.田|田|田|田|.l「l|田|田|田|田|l「l| ] lコ lコ lコ[ [_.|
.l._] ]_lコ_lコ_lコ_[ [.|||l.!.!!==========l.|.|l==========.||.|l========== |.|| ]_lコ_lコ_lコ[ [_.|
______l._]____.二二二二二___[.|||||」!ⅢⅢⅢⅢⅢ|.|」!ⅢⅢⅢⅢⅢ l」|ⅢⅢⅢⅢⅢ|l」|_.二二二二二____[_.|_
ⅢⅢi  ̄└‐┴─┴─┴─┴─┴─ tllT_T=====T_T=====TT=====TT|┴─┴─┴─┴‐┬┘
 ̄ ̄ ̄ ̄ . | i _i___i_ i ||| i_ ,<\V/>、 i_ ,<\V/>、 _ , <`∀´> 、 | _i___i_ i |
⌒`ヽ :l i i l lコ lコ lコ | i .||| .Y=〒〒〒=Y .Y=〒〒〒=Y Y=〒〒〒=Y | l lコ lコ lコ | i .|
| :| i l lコ lコ lコ | . i ||| i. ||| .| i i. ||| .l i. ||| .l. | l lコ lコ lコ | . i |
| :l i i l lコ lコ lコ | i .||| i._..l__.l.__|.._.l .i._..l__.l.__|.._.l i._..l__.l.__|.._.l. | l lコ lコ lコ | i .|
| :| i .. ̄i ̄ ̄ i ̄ i ||| i[ _ ]l[].l.[]|[ _ ]| i i[ _ ]l[].l.[]|[ _ ]|__i[ _ ]l[].l.[]|[ _ ]l._|  ̄i ̄ ̄i ̄ i |
| :| i i i i [. ̄.].三三三三三[ ̄]三三三三三[ ̄]三三三三三{ ]. i i i .|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ V´ *_rー'  ̄ ̄ i :Tヽ、* ヽ \
/ ::/ ノ:  ̄/: : : : : : :i: : :i : : :ヽ、 .} \ あなた。当選おめでとうございますですぅ!
く :::レ': : : :/ : : : : : : : ::/: : ::i: : ヽ: ::\}. \
\ ::/: : : : /: : : : : : :/: /: : /: i: : : :.i: : : ヽ / 翼賛会から推薦するって申し出を断って
Y: : : : :`:く;; : : : :/://: //:/^レ:'":|: : : : :レ'´
|: : : : : :|__>ァ'-.// /_ェ‐ニL;_: |: : : :i:| それからいろいろと圧力を受けたのに
|: : : : i レイつ^トv" / イブい/゙| : : :i:i
.∧: : : い ヒニソ / ヒ二ソ ./: : :./:| 立派に「非推薦」で当選するなんてすごいですぅ!
,': :(V\:\ 、 /: :/}: :|
,': : :} ヽ. `rー -ー-ァ "フ´ ノ__::|
,': : : :{ * .}: `i 、 `'' _. .イi * /::: ヽ.
,': : : : :{. |: : i: :i _| ー‐ .「: i:r┴┐|:::::... |
.,': : : : :.r┤ レー ' ヽ. .ノ `>く⌒ マ:::イ__ク
: : : :.r'´.ハ{ .| ェ=>くェ.く \ ヽ V 「 ヽ|
: : :/ /: ( ハ フ|=="゙ /^Tヽ| ヽ ` ノ | |i
鳩山薫
___
/ \ いや……僕が当選したって何も変わらないよ。
/ ノ ' ー‐ \
/ (●) (●) ヽ 僕の非推薦同志の大半が落選してしまって……
| ' |
ヽ、 ‐‐-‐ /
/ \
// ̄ ※ ※ ※\
// _,、-――――-、___ヘ
/ / .※ /: : : : : : : : : : : : : : : : \
. / ./ /: : /: : : :/: : :/: : : : : : :l: :.:ヽ そうですね。
. / / /: : : :/: : : :/: : :/: : : : /: :./: : :∧、
. / ,' ※ l: :.:l:.:.l: : : :/: : :/: :/: :/: : /!:l: : l: :l \ 大野さんとかが特に気の毒ですぅ……
. \ l l: : :l: :.l:ム斗孑/:/:/: 、/ l:.l: : l:.:.l ノ
\_.l l: : :l: :l/://///: :/`'十: :.l: :l-'´
/:.l ※ l: : :l: :lイセ'示 '′// イ示'!l!:..:l: ,'
/: :l l: :ヽ:ヽ!弋: ソ / 辷::リ l: : l:/
. /: : :l l: : :ヽ:l`  ̄  ̄ /!:.:/
/: : : :l ※ l:\!\! ' / l:/
. /: : : : :l l: : :`i\ - ‐ / /l
/,、-‐-、.l l_/l. .> 、 , .<l .※. l
./:::::::::::ゝl ※ l \ ノ><、:/,、-‐-、.l
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
,...-====--..、
,r''''´::::::::::::::::::::::::::::::`:ヽ、
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ、
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ニ=-
/:::::::::::::::;::::::::::::::;:::::;:::::;:::::::::::;:::::;:::::::::::} 猿は木から落ちても猿だけど
/:::;::::::;:::::/ヽ::::l:/:::::|::´\_://:/:::::}::::}:;ヽ,
{:::::|::__|_./_,,ニ´::ヽ::::;::::|::::/,--==,.ヽ;:|::::}:|`ヽ 代議士は選挙で落ちればただの人……
{::::::|:::::|/ /::::ヽ,`ヽ:|:::|::/./¨¨ヽ,.ヽ.|:}:::}:}
{::::::|::::/| {:::::゚::::} `ヽ|/ {::::゚:::::} .} }:|::}::}
|::::::|:/|ヽ ゞ::::::/ ヽ::::::/ / }::|/::| こんなおかしな選挙でも
|::::|:´::| につ¨ ¨につ |::::::::|
|:::::|:::::| //////// ′//////// .|::::::::| 落ちると悔しい!
. |::::::|:::::| j::::::::|
|:::::::|:::::|丶、 ,r〜〜〜〜〜ヽ, ,./|::::::::|
|::::::::|::::|:::::::`:.!、 , ....イ´:::::::}:::::::|:|
|::::::::ヽ;:|::::::::::::::.}`ニ=ニニ´ヽ、:::::::}::;:::::|:|
|:::::::::::ヽ|:::;_/´ヽ 〃oヽ / ゙\:/:/::::|::|
|:::::;r--=;´. |〃、 /゙V \r--::|、
|::/:| ヽ_Y_/′ ./:.:.:.:.:.ヽ,
前衆議院議員・大野伴睦
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
___
, 二¨-―-- 、`丶、
/_ ..-――-.. 、十ヽ\ でも、あなたには仲間がたくさんいるじゃないですか。
//::.::,:.:.:./::/::.::.l::.::`ヽ、\ヽ
〃::/:::/:.:.:/::/::.:/::|::.:、:.::.::ヽ ハ `、 残った同志の人たちと共に
l::.:::l:: ,':l:::/::/::.:/::;小:::l::ト、::.:V l ヽ
{::.:::|:::l::|::l::/::.:/::/:/:_j⊥l::ヽ:!} \ 議会で政府と軍部に戦いを挑んだらいいんですぅ!
. ハ::.::l:::|┼く:/::/ /'´ノ ヽ:∨::.:l | /
〈 l::.:|:::l::|∠、ノ , =≡V::.::/|/
ヽヘ::ヽ::V⌒゙ , "゙ / :::,' l〔
/rヘ::\ ゛゛ rーヘ 彡: / /:::Y⌒i
l冫/ }`ヽミヽ、ヽ、ノ, イ:`7十/::.::.:l |
// /:::_rヘ_`二√ __〉/ レヘ::} |
// ,'/夕r==、∨---/、/ f==ミフ 厂ト、
. // 〃r7,イ| >トマ ̄〉 7ヽ厶ィ {ヽ 」__/ / 〉
, -‐'7/ /:.rク/ {ニ=彳/ ハ ∨, / ̄:{八_‐-┴勹
/ / /: :/7/ /,イ/ / /、/_ /: : : :|:厶 `^´ 人
ヽ冫< / {: : :Y〈__ //〃 ,' / 7ヽ ,仆、: : :|| : :`¨¨´: :冫、
\/ rヘ :`ヾ//__/> //V/ /」 ハ: : l|: :丶: : : ,': ヽヽ
/::/^ヽ_/厶>rく/ /l丶/ハ/;'/`ヽj| : : `、 /: : : :} ト、
___
/ \
/ ノ ヽ\ それが、そう上手くいきそうにないんだ……
/ ( ●) (●)\
| ' |
ヽ、 ⌒ /
ノ \
┌──────────────────────────────┐
│鳩山一郎は大政翼賛会結成による政党解消後に ......│
│37名の代議士を率いた「同交会」を作り、翼賛選挙に立候補した。 ...│
│だが、国家権力による干渉により、多くが落選した。 .....│
│そして―― │
└──────────────────────────────┘
____
.. / \ あまりにも選挙干渉が酷いので
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ これ以上、政府にたてつくのはやめようという雰囲気になってるんだ。
| u ' |
\ ⌒ / だから、彼らは議会で政府を追及したりはしないだろう。
. /⌒ヽ ィヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 | かとっていて、僕だけが政府と戦うわけにも……
./ / r─--⊃、 |
| ヽ,.イ `二ニニうヽ. |
, --=ニニ、ヽ、
. ∠ -―‐--- 、 \\
/ / / , `ヽ ヽ\ こういう戦争中だからこそ
// , / / // /,イ Vハ ヽ
// // / // / //||l l! \ 議会で政府と戦うのが
{ノl l| 「Zメ/l// /ム⊥|| | | /
l l |l 〈f沁 {/ / ィ汽く l| j ,リ } rく 議会政治家じゃないんですか?
N八〉`゙′, {゙りノ//〃/イ |
jヘ、 _ " 彡'// |l | あなたの同志は本当に同志だったんですか?
/ / 丶、` , ィ7´ rク l |
厶イ __」二兀//-|-/厂ヽ、 | 私は――今までずっとそう思ってきたんですぅ……
/ / l { ´´rク〈 | /´ 〉 |
/ / /八 }| ∨ ノ! /! 、
/ /イ {几こフl」__j )} ハ ヽ
/レ ノ // r1ー┤ l|_} ヽ \
| /「 } / / |「 / |_} 〉 ヽ
┌────────────────────────────────────────┐
│鳩山一郎は生まれながらの政治家だった。 ....│
│選挙にも難なく当選し、周りからおだてられて成長していった政治家だった。 ......│
│鳩山の周りにいた政治家は、鳩山に付き従う事で、立身出世をもくろむ連中ばかりだった。 ..│
└────────────────────────────────────────┘
___
/ \ そのとおりだね……
/ ⌒ ⌒\
/ ( ー) (ー) ヽ 僕はただの「神輿」にしかすぎなかったわけだ。
| u ___`___ |
ヽ、 `ー '´ / そんな神輿は、戦争中はおとなしくしてるしかない……
_.. - .._
_.. - ,ニ-冖 ⌒ 冖-ニ - _
/ ノ´,. .‐.: : : ̄: :、:‐. 、`ヽ \
/ //: :./: : : : : : :l: : : :.\ヽ \ なんでそんな弱気になるんですか!
< ヽ/: : : :/: : : : : : /: :.l: : :、: : :ヽ/ >
丶、/: : : ::/: : : : ::::〃:/:.|:: : :.l: : : :.', / 鳩山のバカヤローですぅ!
l:l: :-:、l.: :::::::://://:∧:::._;l:-!: l:.|!
,l:l: : : ::|><__/ ' / '_,. へ:.|: l: :|::!l
l:.|:|: : : ::lz=ュ ′ z=ュ.リ:://: l
l: :Nヽ: : :ヽ ' /:://: : :.l
l: : /il ヽ、ヽヽ /二ヽ / '// ̄`ヽ!
l: / il li、`` | | /' li:. ヽ
l:/ il li `丶、ヽ-- ,' ィ .il li::. ヽ
,/ il.※.li ,.ィ`不ヽ、 il.※.li::::::.. ヽ
. // .:il li // //'{l:l ヾ、il li\::::::... l、
/ l/ ..::::il li ヽヽ//l>ィll:l__,ノイ li:::::::丶、:::::::...l \
|: l:::. ..:::::::::il.※.li `イl:l. {.l:「´ il.※.li:\:::::::. `` ┘ \
l:: l::::::_:::-:':´il li {l:l,><{ l:l il li\_l\::::. .::/
/,l:::.  ̄ ::::::il li、,.、,、,、{.l:ト、イ.l:l、,、,il li::::::::l:::::ヽ::. .::::/` 丶、
,. '"´,.-l::::::::::::::::::::::/il.※.li、,、,、,、,、l:l::::::::{_l:l,、,、il.※.li、:::::::l:::::::..........:::::/ニ、ヽ、
____ l_
/\ /\ /
/( ○) (○)\ >
/ __'__ \ \ えっ、どうしたんだ!?
| u /___/ |
\ ,. -'"´´ ̄`ヽ
/ (___ |
/ |
( ̄ |
 ̄ ̄ ̄| |
\ /:.:/:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:\ ヽ \
ヽ/:.:.:/:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:./:/:.:.:.:.!ヽ ヽlヽ 私の知ってる鳩山一郎は
/:.:.:.:|:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:///:.:l:.:.:.:|:.:ヽ / l
. |:.:.:.:..|ィ‐_-_、_. -///;ハ:.:|:.:.:.:!:.:.:.V l 理想を実現するために
. |l:.:.:.:.N r‐ァ-、` ̄ メ/‐-ヽ|、:.:|:.:.:.:| _」
ハ:.:.:.:l 弋:ソ /´ ィ=‐、、\/:.:.:./-r ´ 政治家になったんだと思ってたんです。
/:.li \_\ , 弋:ソ '´/:.:.:./:.:.:.l
. __ /:.:.li il、 , -- ‐、 _/:.:./:.:.:.:.:.! あれだけ、「自由主義」「議会主義」を唱えていたのに
/´‐-、ト,:./:li ※ il:.:\ {__ } ア ̄/l:.:.:.:.:.:l:.l
. / ‐-〈//li il:.:.:.:.:.> 二ニ´ィ:li ※〃:.l:.:.:.:.:.:.l:l 政党が崩壊して議会が有名無実化してる今
l `ニ7'´: :.li il ̄ ̄ _\ノヽ._l:li il-lユ‐_-、:.:!l
r‐l |フ!: : にli il〃 ̄ ィトK\ li ilこ|ー‐ |:.:.:.l 何もしないなんておかしいですぅ!
|〉l イ _): :.にli※/ \///)l:l l:l ヽli. ilこ!|二 /:.:.:.:.:!
/>にLイ<:.:にli /´ //(!|:| L!==li※!こl./ /!:.:.:.:.:.:.l
丁L__|ーLノ:.:.:.にX // )!|:| ハ ilこ! l /ヽl:.:.:.:.:.:.:l
____
/ ノ \\
/ (●) (●)\ いや、こんだけ状況が悪化してるとなると
/ u ___'__ \
| `ー'´ | 一緒に活動してくれる代議士もいないしさ……
\ /⌒)⌒)⌒) //⌒)⌒)⌒)
ノ | / / / (⌒) / / / / 僕一人だけで議会制度を守れるわけないし……
/ | :::::::::::(⌒) ゝ :::::::::::/
| l | ノ / ) /
ヽ ヽ_ヽ /' / /
ヽ __ / / /
__
_/ヽ ヽ ィー、_
. / ヽ(二`リ /ノ`ニ)ー、
. 〈 ヽ、ソ´ .ノ l `ー´ノ!
`i`´'r‐、lrヘ ┏┓┏┓ r十、_ノ`´ノ だったら、仲間を集めたらいいじゃないですか!
r'`ー'ィ=`´ ゝ, ┏┛┃┃┗┓ .ノゝ=`'´`j
`ハ_,-、 rヘノ、 ┗━┛┗━┛ ィ'`ー、 ,-、〈 あなたは昔から「神輿」になるのは
. l ´ l. ┏━┓┏━┓ヽ / `´ l`
l l-‐.'.┗┓┃┃┏┛*ヽ/ / 大の得意だったじゃないですか!
l l .,ィ-‐┗┛┗┛: ̄:`ー、ヽ /
. l l/: : :./__::/: /:./: :l:l: : : l:´', / 「政府と戦うぞ!」とか「議会を守るぞ!」とか言って
', l: : :./:/X///://ヽ;.-l: :.:l /
∨ l: : :.l'ャ'ィォュ\ // /,イ、ヽl: : l / 表に立てば、誰かしらついてきてくれるですぅ!
/::ゝ,_,ィ':´!: : :l `辷ソ / 弋:リ' l:: :/ /
,':l:::::::::::::::::ト、: :ゝ、_ , -.、_ `´.//ノ
,':::l:::::::::::::::::l `´i\. /. l ィ'/ ̄ヽ
,':::::l::::::::::::::::l * l \ ノ </ l:::::::::::ヘ
/ゝイ´::::::::::::::,' l ヽ`´ / .l::::::::::::::ヽ
. /: : \:::::::::::::/ l ,ィ=仝=ュ、. l *ヽ:::::::::::::::〉
../: : : : : \:::::::l .* l 〃 〃ミト、ヾ l ヽ:::::/
/: : : : : : : : `ー'l. l《__〃j .ij ヾ.`l *. l'´:.:ヽ
/ rー‐く ̄ ̄ ̄ゝ-、
/ ノ ― ヽ ̄___ヽ\_
/ /ヽ / _ァー'  ̄/ ⌒\_ヽ
/ ::: : r' 〆 ソ / i \ 私の知ってる鳩山一郎……
/ ::: : .::::/ / / / i ヽ
ー=ニニ>:::/ v/, /:: / ./ / / i. `, 私が嫁いだ人は
|V "ァ‐/::: /: .:/ .:/イ ./: i:: i l
.l ::) i |:::: i /::......:::::::/ ::/ / /: //:i:: i i: l こんな情けない人じゃなかったはずですぅ……
l :( |:::: :i :i L フニニ=ー‐‐''フ// / ハ:i: :i i i|
l :ノ 、i , l::::: i | :| ヽーr‐‐=マ ´ / / >く. |: i: i リ
.l i:)ト‐ ‐ ヽ::::. i l :l にんソ ///ハュ、_> / ノ
l i i( 小 ヽ:::::i l ヽ ハヾ.ー' / " ノ,にア/:/:/
l i i ) へ::ヘ 〃 i.  ̄{//|
l :i i.( ハ \.__ " イi l
l :i i .).ヽi ィ )::| \ =‐' // i: l
. l :i .:i .:( 小 (::」 ` ‐ 、_ _, イ イ:: i: l
.l i ::i ::::} ハ| _. - 亠 く / ハ .ノ::i:::. i:. l
l:i :::i .::::/ }へ>く _ / ./::::::::i:: i: l
i .::::レイ / / /〉‐〈 \ .{ ノ `ヽへ _ i:. l
广| V ‐ ‐ } / /U.ハ \/ } [ ^ / J ハ: l
::ノュ | ( 小 } / /人 | い ./ ハ r┘.l | l:. i |
/ ̄ ̄ ̄\
/ \ ……
/ ─ ─ ヽ
| (●) (●) |
\ ∩ __'__/777/
/ (丶_//// \
____
.. / \ わかった。
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ 次の議会で仲間を探すよ。
| ' |
\ ⌒ / きっと、非推薦で当選した代議士は政府に少なからず
. /⌒ヽ ィヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 | 不満を持っているはずだからね。
./ / r─--⊃、 |
| ヽ,.イ `二ニニうヽ. |
//__, ィ―――、――、 \ヽ、
∠_/´7 : : : : ィ´ : : : : : : :ハ`ヽ、 \ \
/ : : / : : / : : // : : /: :! :ヽ :\ ヽ \ やったです!
/: : //: : / : : /: :/: : : ノ: : |: : !ヽ: : ヽ ヽ ヽ
/: : : /: : /: :/: : /: : /: :i ∧: : :|: :ヽ! } /\ヽ それでこそ私のあなたですぅ!
! i : : !: :/: :/: : /: : /ィ: : /: : ヽ: :!: : : ! Y_ ヽヽ
.!: :| : : !/、_/_/ _ィ//: : /∧: : : : !: : : : } | `ヽ、 ヽ! これから、あなたに「どんなこと」があっても――
! ハ: : |./> ̄/ ノ :入〈 !: : : : !: : : :! /! `ヽ!
|〉、ヽ ! ゙ミミ三、 // `〈__! : : /: : : :イ: :! 私はあなたを支え続けるですぅ!
| 「ヽ!`ゝ::: ミ、、_ 〉へ : : :ノ :|: :|
| | ヽヽ :::: l ::: `゙゙=ミ/: :/:/ /: ! : !
| | ヽ \ !ーァ ::: /:// /: : |: :|
! .\ \ `´ ,イ⌒ア^〉 /| : : !: :!
/| }-、,-、__}>r-ァ´ ̄ / / /: :! : : |: :!
/: ! >-、_ 7―、`/ ノ /: : :! : : ヽ:|
____
/ \ ありがとう!
/ \ / \
/ (●) (●) \ これで自信を取り戻したよ!
| __´___ |
\ `ー'´ /
\ 釗 /
\ 釗 /
/ ̄ ̄ ヽ,
/ ', /
\ ノ//, {0} /¨`ヽ {0} ,ミヽ /
\ / く l ヽ._.ノ ', ゝ \ お〜〜い、親父!
/ /⌒ リ `ー'′ ' ⌒\ \
(  ̄ ̄⌒ ⌒ ̄ _) 選挙で当選したんだって?
` ̄ ̄`ヽ /´ ̄
| | 俺には迷惑かけないでくれよなぁ!
−−− ‐ ノ |
/ ノ だって俺、海軍少尉だし。
/ ∠_
−− | f\ ノ  ̄`丶. つーか、はやく政治家引退してくれよな!
| | ヽ__ノー─-- 、_ )
. | | / / じゃあな!
| | ,' /
/ / ノ | ,' \
/ / | / \
/_ノ / ,ノ 〈 \
( 〈 ヽ.__ \ \
ヽ._> \__)
大蔵官僚・鳩山威一郎(海軍経理将校として戦時招集中)
___
,/ \ こらっ、威一郎!
,,---、 ノ ヽ、\ ― 、
l l ( ○)}liil{(○)\ | ちょっと話があるから来なさい!
| | _´_ | |
| | ヽ |!!il|!|!l| // / 石橋さんとの結婚式の――
ゝ |ェェェェ| /
彡 \ / ――じゃなかった。今の発言についてだ!
彡 / |
./ |
_, -‐-、 _
, -ァ'´ /‐:‐:´: :ト、
, イ / /: : :/: : : :/: ヘ
r<´ ,′ /: : :/_:_; ;.イ:i: : :ヽ (この二人、本当に親子なんですかね?)
ヽ ヽ l ,':l: :/´:/ /;ハ: : : : :.
`i: `ー! { :ヘ:lゞ=-ノ' `ゝ: : : !
. l: : : ∧ }ヾ:ゝ ,ゞュl: :.l:.l
. !: : /: :ヘ ヘ 、 丶 _ /イレ′
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. /: :./::::::::::::ヽ ヽ`ヽrf__{ !
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│というわけで、翼賛議会が始まるのであった。 ....│
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.._日iiviiviiviivii日_
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;ヾ ; 台 |::::| !!:!!:!!:!!:!!:!!:! |::::| 台 "
; ゞ ; ; ___.iェェェ:|;;;;|二二二二二|;;;;|:ェェェi.___ " ;ゞ
;ゞ ヾ; ;" |:::,-、::[.___[((〜.)()(.〜))].___]::: ,-、::| ;ヾ ;"/" ;
;"ヾ ; " ;;--、.__________|:::IIII :|:::┌┬┬┬┬┬┬┬┬┐:::|:: IIII:::|____________ ; ;ヾ ; " "
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"ゞ; ;;ゞ゛;;::|:|[]{" .;;;;;;;;;;;;;;ヽ]|::|[]|::|[]|:::「」 :|:::││││││││││::.|:::「」 ::||[]|:::|[]|/....;;;;;;;;.、`ヽ.::|[]|.:;ゞ ;" "ゝゞ ;
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"ゞ;;ヾ ; ; ;__i_ || ....,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;)¬¬:::|::::::::|./. ┴┴┴┴┴┴┴┴ \:i::::::::|¬¬;;;(,,, ...::;;;;;;;;||,,,;;;;;;;;;;);;;゛ ヾ;\ " ヾ;
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; ;ヾ; ; ;ヾ"  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヾ; ;ヾ; ;メヾ;
__ ______,00 ,勹
└‐¬ | └‐¬ | く..く
l二ノ . l二ノ. \)
.
ご鑑賞ありがとうございました。
いつになったら戦後にいけるの!?
戦後が来ないと、あの人やあんな人はまだ出て来れない……
タイトル前のアレですが、プロット段階から考えていたシーンなので
やっとできて安心しました。
それにしても、鳩山一郎という男は、奥さんとやる夫がいなかったら
総理大臣はおろか、戦後の表舞台にたてたかどうか……奇跡です。
【昨年の選挙で思ったこと】
2chを見てましたら
自民党出身で大臣経験もある某候補が"自分は保守本流だ"という意味の発言をされたそうです。
この方は保守傍流の派閥に属してたので、この発言の意味が理解できません。
もう保守本流という言葉は死語であり、意味が変化してるのでしょうか?
政治用語ではなく歴史用語になってしまったのですね。
┌───────────────────────────────────┐
│吉田と鳩山の争いから60年経ってますから │
│保守本流とか傍流とかが現代の政治にそぐわないのはわかるんですがね…… │
└───────────────────────────────────┘
【保守本流(吉田派)】
/ ̄ ̄\
/ _⌒ \ 戦前の政治家は、戦後では本流ではなく"傍流"だろ。
| (●)(ー)
| ⌒(_,,人__) ホジホジ 常識的に考えて。
| ∩ノ |;;;| }
| /_ノ"' }
/ヽ/ / }
( ヽ /_ ノ
7.ヽ__/ \
【保守傍流(鳩山派)】
※傍流という呼び方は他称であり自称ではありません。
___
,/ \ 僕たち保守議会人を"傍流"呼ばわりとは
,,---、 ノ ヽ、\ ― 、
l l ( ○)}liil{(○)\ | 官僚・吉田茂の傲慢ぶりの現れだ!
| | _´_ | |
| | ヽ |!!il|!|!l| // /
ゝ |ェェェェ| /
彡 \ /
彡 / |
./ |
次回投下は不明です。すみません。
皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、本年完結に向けてがんばります。
ありがとうございました。
久しぶりに読めてよかったです乙。
乙
乙でした。
もう、保守本流とか傍流とかが意味を持つ時代では無くなったんですねえ。
そういう意味では、昭和は遠くなりにけり、ですね。
乙です
吉田茂の孫(麻生太郎)が河野一郎の息子・孫と
派閥を作ったりする時代ですからねぇ
麻生と安倍(岸孫)の仲は言わずもがな
乙でした
冒頭の総理は三木違いじゃないかww
犬養健も妾の芸者に選挙資金を工面して貰ってたらしいね
ちなみにその芸者さんとの間に出来た子が奥田瑛二の奥さん
乙でした
>>616
この娘さんっていうのが>>557 の女性なの?
>>706
芸者から資金引っ張ったというのも凄いな
芸者はそんなに稼げたのか
いわゆる三角福大中でいうと
田中派大平派が保守本流、
福田派中曽根派三木派が保守傍流になる機械的な枠組みじゃなく
自民党結党の党是の「改憲」を目指す勢力を保守本流と再定義してるんじゃないかなあ
>>709
結党の時の党是に改憲って入ってましたっけ?
平成17年の新綱領に入ってるのは確認しましたけど
>>710
保守合同の結党の主導が吉田を排除して改憲主義者の
緒方竹虎を総裁とする自由党と
自主憲法制定の河野、岸の民主党主導で進められたわけで・・・
むしろ小説吉田学校読んでるなら常識の範囲だと思ってました
>>711
当時の党是に入っていたかどうか確認が取れなかったのでお伺いしました
>>712
https://www.jimin.jp/aboutus/declaration/index.html
ちゃんと党の使命で「現行憲法の自主的改正を始めとする独立体制の整備を強力に実行し、もって、国民の負託に応えんとするものである。 」
と入ってますが
>>713
ああ、党の使命の方を仰ってたんですね
綱領の方かと思っておりました
失礼しました
>>708
鑑札制度が生きていたころだと、芸能や遊興に従事する人たちは、
所得税ではなく、等級に応じた鑑札料を納めてればよかったから
(旧幕以前の冥加金を引き継いでいるのと、衣装等の「必要経費の線引き」を査定する徴税吏が圧倒的に足りないので)
だから所定の鑑札料さえ納めてしまえば、繁盛してる分は丸儲け
原敬とか吉田茂が後妻に芸者を迎え入れたのはそういう事情なのかね
>>709-712
三木武夫や松村謙三のグループは改憲に難色を示していたし
よくそれで自主憲法制定を党是に掲げる事ができたな
松村謙三は戦争責任について深く考えた結果がリベラル路線だというが
戦時中に大政翼賛会幹事長だった経歴は消せないわな
徹頭徹尾まともというか首尾一貫していたのは
斎藤隆夫ぐらいで他は程度の差はあれ狂っていた感じ
大野伴睦は42年の選挙で滑った事>>683 が功を奏して
公職追放の対象にならず大物政治家達が軒並み謹慎中の間に力を蓄えて
自由党の大幹部になれたわけだし幸運といえば幸運な話だよね
おつおつ
犬養健は武藤遊戯だろうと思ったら濱口役だったか
>>683
この有名な大野のセリフは大野の書生の話では翼賛選挙での落選直後に大野が憲兵や特高に向かって言った言葉らしい
選挙に落選して暇になって久しぶりに自宅で一家団欒をしている所にずかずかと乗り込んできたので言ったそうな…
しかしその特高は『たとえただの人であっても貴方は要注意人物であり危険人物です』と言ったので取っ組み合いになったとの事
また大野が岸、佐藤兄弟が大嫌いだった理由の一つがこの選挙の際に選挙妨害を仕掛けた人間を子分にしていたからという説もある
大野はすぐに頭を沸騰させる武闘派の一面と
涙もろい性格から、やる夫と岸に騙されたりもする
河野もそうだけど党人派にありがちな猪突猛進さや軽さがあるのは否めないね
同じくそんな気質の三木武夫が総理になれたのは奇跡だったかも知れない
川島正次郎や保利茂みたく2番手3番手を敢えて勤め続ける役回りを選んでおけば
また違った評価もできたかも知れない
この42年の翼賛選挙で初当選した顔ぶれにはキワモノが多いんだよな…
具体的には…
赤尾敏・戦後大日本愛国党総裁、辻説法で有名
中谷武世・日本アラブ協会会長、岸、中曽根のアドバイザー
田村秢・思想犯専門の弁護士、故・田村元衆院議長の父ちゃん
笹川良一・ボートレースと一日一善で有名なおじさん、彼女は川島芳子
福家俊一・小者界の大物、下っぱ界のプリンス、6勝9敗、岸くんの旧友
とまあどのお方も強烈なインパクトをお持ちの方々ばかりです…ちなみに児玉誉士夫も出馬したが結果は落選
岸もその選挙が初当選なハズ
岸クラスの人物なら勅選議員になる事も可能だったろうに
敢えて衆議院議員を選ぶあたり何らかの拘りが垣間見える
玄々社でググったら、原玉重の経歴書を読むことが出来たわ。
>>181
>171-172、>174-176のどれでもないなら、その中の縁者ってことで、
キョン妹を配役にするのかな?と思ったけど、まさか……、
>608ってオチじゃないよね?
彼だと、上記に入ってるものだと思ってたし、
政治信条がまるで違うはずだし……。
>>610
いやでも目に付く岸信介の文字
モスクワにかける虹ということは、日ソやるか
何かこういうのをズカズカ人の家はいって言っちゃうあたり
今でもたまに出るK察のクソっぷりが垣間見えるな>>特高『たとえただの人であっても貴方は要注意人物であり危険人物です』
……結局こういったところは戦前から全然変わってないわけか
深夜にぐぐったら見てはいけないものを見てしまったので
皆さんにも見ていただこうかと思います。
現実世界に生きる人間として憂鬱です。
【やる夫と大臣適齢期】
___ __
/ \ (fつ)
/ / \\ |j′ なんだお、これは?
/ (●) (●) \ O
| (__人__) | ___________
\ ` ⌒´ ,/ | | |
__/ `ヽ | | |
| | / ,. i | | |
| | / / i | . | | |
| | | ⌒ ーnnn | | |_|___________|
 ̄ \__、("二) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l二二l二二 _|_|__|_
, '´ ̄ ̄` ー-、
/ 〃" `ヽ、 \ 福家の件で召喚してしまったやる夫さん
/ / ハ/ \ハヘ
|i │ l |リノ \}_}ハ 一体なにをやってるにょろか?
|i | 从 ● ● l小N
|i (| ⊂⊃ 、_,、_, ⊂li|ノ
| i⌒ヽ j (_.ノ ノi|__/⌒)
| ヽ ヽx>、 __, イl |::::ヽ/.
| ∧__,ヘ}::ヘ三|:::::/l| |',:::::ハ
| ヾ_:::ッリ :::∨:/ | | >'''´
____
/ \ 「2ch やる夫」で
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ やる夫の後世の評価をエゴサしてたら
| U (__人__) | ___________
\ ∩ノ ⊃ / | | | 意味不明な書き込みを見つけたんだお。
___( ` 、 _/ _ノ \ | | |
| | \ “ / ___l || | | 現代の事はわからないから
| | | \ / ____/| | |
| | |  ̄ |_|___________| やる夫に教えて欲しいお
 ̄ ̄ ̄ ̄("二) ̄ ̄ ̄l二二l二二 _|_|__|_
___
,.ィ:::::::::::::::::::::`:.、
. /:::::::ノ⌒ヽ:::::::::::::\ エゴサって……
. /::::/´ }从|:::::|:::::::',
r|:::::| ー |:::::|::::::::::', それで、どんな書き込みなんですか?
_/ ̄ヽ:::::| ノ ___ |:::::| ):::::::::',
/ }从ト、 =='  ̄.|:::::|::::::::::::::′
. / / 小:.、 -‐ |:::::|:::::::::|::::′
/ ―く |:::::ト ._ イ|:::::|:::::::::l:::::i
\ ` ー― |:::::| ̄7´ |:::::ト .,:::l:::::::,
\ |:::::| / ̄ ̄/|:::::| \:::::,
. ` .,_ /::::::|./ / .|:::::|/ ̄/\,
. \/:::::::,' | / ,!:::::! / \
『逢沢一郎先生の入閣祈願スレ』
1 名前:名無しさん
逢沢は大臣にならずに議長狙いか
2 名前:名無しさん
>>13
「平成のやる夫」狙いです。
3 :名無しさん
逢沢は党派を超えて人望が有るのに入閣していないのは不思議だ。
やる夫の様な信条があるのでは
4 名前:名無しさん
やる夫や浜田幸一(どちらも未入閣)に倣うしかないな。
5 名前:名無しさん
逢沢さんはやる夫のように大臣の椅子は自分から断ってると言えばいいのに
6 :名無しさん
平成のやる夫と煽てればいいんじゃね?
7 :名無しさん
>>7 逢沢先生 政局の名人でもなしユーモアもなし 隠し子がいてもどうせ一人でしょう。
やる夫さんに似てるのは入閣なしだけでしょう。
8 :名無しさん
与党経験ありで、未入閣の当選回数一位って三木武吉の11回であってる???
9 :名無しさん
>>8 13回 永田亮一 12回 島村一郎 早稲田柳右衛門
※書き込みを加工いたしておりますので、原文とは違います。
>>731 修正
『逢沢一郎先生の入閣祈願スレ』
1 名前:名無しさん
逢沢は大臣にならずに議長狙いか
2 名前:名無しさん
>>13
「平成のやる夫」狙いです。
3 :名無しさん
逢沢は党派を超えて人望が有るのに入閣していないのは不思議だ。
やる夫の様な信条があるのでは
4 名前:名無しさん
やる夫や浜田幸一(どちらも未入閣)に倣うしかないな。
5 名前:名無しさん
逢沢さんはやる夫のように大臣の椅子は自分から断ってると言えばいいのに
6 :名無しさん
平成のやる夫と煽てればいいんじゃね?
7 :名無しさん
>>7 逢沢先生 政局の名人でもなしユーモアもなし 隠し子がいてもどうせ一人でしょう。
やる夫さんに似てるのは入閣なしだけでしょう。
8 :名無しさん
与党経験ありで、未入閣の当選回数一位ってやる夫の11回であってる???
9 :名無しさん
>>8 13回 永田亮一 12回 島村一郎 早稲田柳右衛門
※書き込みを加工いたしておりますので、原文とは違います。
____
/ \ 「平成のやる夫」ってなんだお?……
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \ 「逢沢」って一体誰なんだお?
| u (__人__) | ___________
\ `ー ´ ,/ | | | 逢沢ってやつのスレッドにやる夫がなんで出てくるんだお?
___/ \ | | |
| | / , | | |
| | / ./ | | |
| | | ⌒ ーnnn |_|___________|
 ̄ \__、("二) ̄ ̄ ̄l二二l二二 _|_|__|_
-‐…―- .,
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
::::::::::::/ ^^`ヽ:::::::::\
:::::::::::| }ハト、::| あ〜この人に触れますか(笑)
:::::::::::|_ ノ ー }ハ!
:::::::::::| ,ィ= r={ それはやる夫さんの経歴が影響してるんですよ。
::::::}从 ″ - 、 V
:::r |:::/, f′⌒ | |
:::ヽ,:::::/, 、_ ノ /
::::::/,:::::/, /,
:::::::/,:::::/, 「 ̄:::/,
:::::::斗:::::/, ト、:::::::/,
‐=ミ、|:::::::::ト_/ ヽ:::::/,
`|:::::::::| \ ∨::::\
. |:::::::::|\ \ /,::::::::::ヽ,
. |:::::::::| \ V二V:::::::::::′
/|:::::::::| \V / '/:::::::::′
┌────────────────┐
│やる夫のスペック .│
│ .│
│衆議院議員当選11回(在職24年) │
│憲政会幹事長 ..│
│日本自由党総務会長 .│
│日本民主党総務会長 .│
│自由民主党総裁代行委員 .│
└────────────────┘
, '´ ̄ ̄` ー-、
/ 〃" `ヽ、 \ やる夫さんは議員在職歴24年の大物政治家なんだにょろ。
/ / ハ/ \ハヘ
|i │ l |リノ \}_}ハ でも、このスペックを見て、何かおかしいとは感じないにょろか?
|i | 从 ● ● l小N
|i (| ⊂⊃ 、_,、_, ⊂li|ノ
| i⌒ヽ j (_.ノ ノi|__/⌒)
| ヽ ヽx>、 __, イl |::::ヽ/.
| ∧__,ヘ}::ヘ三|:::::/l| |',:::::ハ
| ヾ_:::ッリ :::∨:/ | | >'''´
━┓
┏┛ ⌒
・ ___⌒
/ ― 乂____ ━┓
/ノ (●/ ― \ ┏┛ いや、全くわからないお……
. | (●) | (●) ヽ\ ・
. | (__ノl (⌒ (●) |
. │ 〉  ̄ヽ__) |
\__/´ ___/
/| ヽ
| | |
__
..ィ"::::::::::::::::`::::..、
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ (え?本当にわからないの?)
. /:::::::::::::::::::::::::::::::::、::::::::ヽ:::ヽ
/::::::::::r一…ミx:::::::::::\::::::i::::ハ やる夫さん……
':::::::/::l| \::::::::::ヽ::|:::::::.
|::l::::!:::{{__ ヾ゙ム从i|::::::::i このスペック表にはどこにも
Ⅳ:::l:::ト __` ´__l川:リ::::::::!
|ヾ:{人Τr::cミ ィ::r::c 少:::::::. 「大臣」って単語がないですよね?
l::::::/)、.乂zソ 乂zソ ハ:ヘ:::::ハ
.'::::///) ' .人 〉》::::∧
/:x〈〈〈. ゞ≧:. r‐y .ィ彡 / /}、::::∧
. // |l\ }  ̄ { ィ':| l!ヽ∧
/::i キ! .>‐ |、 ,| 手キl:::| l! i::∧
. /::: | V7′ ̄ ̄|  ̄ | ̄ ̄ ハ:.' ′.|::::∧
/:::::: ! /` ー─‐/ :ゝ--:イ ∨ l!::::::∧
. /::::::::::|l ∨ / ヘ. "´ ∨ |::::::: ∧
/::::::::::: |l / .:/\ m ∧ ∨ !::::::::: ∧
____
/ヽ /\ あっ、そういえばそうだお!
/(●) (●)丶
/::⌒(__人__)⌒:::uヽ やる夫は大臣になったことが一度もなかったんだお。
l |r┬-| l
\ `ー'´ /
/ ヽ
し、 ト、ノ
| _ l
!___/´ ヽ___l
____
/ \ でも、やる夫の経歴に大臣がなくたって
. / \
. / /) ノ ' ヽ、 \ 別に問題ないんじゃないのかお?
| / .イ '=・= =・= u|
/,'才.ミ) (__人__) / そもそも、その逢沢ってやつとやる夫がどう関係するんだお?
. | ≧シ' ` ⌒´ \
/\ ヽ ヽ
, '´ ̄ ̄` ー-、
/ 〃" `ヽ、 \ それが、現代政治ではそうは問屋がおろさないんだにょろ。
/ / ハ/ \ハヘ
|i │ l |リ }_}ハ
|i | 从 ノ \l小N
|i (| i ● ● li|ノ
| i ⊂⊃ 、_,、_, ⊂ノi|
| l x>、 __, イl |
| lくミヽ::::ヘ三l:::::ノl lヽ
| l( ⌒ )..::::V::/ ( ⌒ )
__
{ ヽ)))
} 〈
__ r≒≠ォ
/:.ヾ:.:.:.:.:.:.:\ / / やる夫さんは驚かれるかもしれませんが
/:.:.:.:/⌒ヽ:.、:.::. / /
ハ:.i:/⌒ ⌒刈:| / / 現代政治では「大臣適齢期」という
从:{:{ ∩ ∩ }l:.|′ /
|:.圦u ____ 从:| ./ 政治用語があるんですよ。
|:.:l:.:.:≧ー彳:.|:.:.| /
.ノヤ:.:∧〈 〉¨!:n_/)
{ ∨:∧l⌒l .l/ /)
∧ \:} ∨/ヾx ≦
.':.∧ `Y´ } }:|
. /:.:.:.:.:\ /:リ:.!
/:.:.:.:.:.:./ }\ _ ィ |:.:|l:.|
┌───────────────────────────────────────┐
│・大臣適齢期とは? .│
│ .│
│与党である自由民主党議員で衆議院当選5回以上 ....│
│若しくは参議院当選三回以上の議員が大臣になってきたことから │
│大体、これぐらいの当選回数を重ねないと大臣にはなれないと言われてできた政治用語 .│
└───────────────────────────────────────┘
, '´ ̄ ̄` ー-、
/ 〃" `ヽ、 \ 大臣というのは政治家にとってステータスなんだにょろ
/ / ハ/ \ハヘ
|i │ l |リ/ \}_}ハ. だから、大臣適齢期の議員は
|i | 从 ○ ○l小N
|i (| ⊂⊃ 、_,、_, ⊂li|ノ 組閣の度に「大臣になりたい!」と派閥の長にお願いしたり
| i⌒ヽ j ノi|__/⌒)
| ヽ ヽx>、 __, イl |::::ヽ/ まぁ、いろんな実力者に泣きついたりするんだにょろ。
| ∧__,ヘ}::ヘ三|:::::/l| |',:::::ハ
| ヾ_:::ッリ :::∨:/ | | >'''´
.-─…─ ミ
. /::::::::::::::::::::::::::::::::`::..、
/::::::/`゙⌒\:::::::::::::、::::\ でも、大臣適齢期の議員を全員大臣するには
/::::::/ ヽ:::::l}:::i::::::::ハ
/ イ::::/ ⌒ヽ. __l Ⅳ::::|::::::::::::i 一年に何度も内閣改造しないと
/ |::l:! ==ミ ´__} } }i::::|::::::::::::|
{:从' イ沁 ’沁ミ l::: |::::::: {⌒i 到底実現することできないので
. }::::| ヒzソ f_zソ ,::::iヽ::::::| {
/:::::{ _'___ ¨¨ /:::::| }:::::|_|_ 「漏れてしまう」かわいそうな議員がいるんだよね!
/::::::∧ { У /:::::/|:::/ ヽ
/::::::::::/:::::\.乂__ノ ./:::::/:::!::{ ´ ̄ ̄ } 本当かわいそうだよね!(爽やか風に)
. /:::::::::::: イ:::::::::::::≧:.ォ ´/:::::/::〃 { ´ ̄ ̄ }
. 〃;::::::::::/:::::::::::: //ノ /:::::/::::/! { ´ ̄ ̄ }ヽ
. /イ::::::::/::::::::::::..イ / -./:::::/i::::' ≧===彡 /
/::/:::::: /::::::::.イ ,厂ヽ./:::::/ ,|:::{ 、 戈三ィ' ./
┌─────────────────────────────────────────────┐
│かわいそうな自民党議員73人の一覧(2chからコピペ) │
│ │
│衆議院 ....│
│10回 ....│
│逢沢一郎 .│
│8回 ...│
│山本公一 .│
│7回(15人) │
│今津寛、木村太郎、遠藤利明、小此木八郎、田中和徳、河野太郎、平沢勝栄、宮腰光寛 │
│山本拓、竹本直一、原田義昭、三原朝彦 、山本幸三、今村雅弘、岩屋毅 .│
│6回(18人) │
│梶山弘志、山口泰明、土屋品子、松野博一 、渡辺博道、桜田義孝 、吉野正芳、金子恭之、北村誠吾 .│
│松本純、馳浩、高木毅、江崎鉄磨、石田真敏、河井克行 、後藤田正純、平井拓也、福井照 │
│5回(19人) │
│森山裕、坂本哲志、西川京子、左藤章、後藤茂之、 伊藤信太郎、加藤勝信、三ツ矢憲生 .│
│西村康稔、谷川弥一、古川禎久、江藤拓、秋葉賢也、柴山昌彦、菅原一秀、武田良太 │
│井上信治、谷公一、北川知克 │
│ │
│参議院 ....│
│4回(4人) ......│
│橋本聖子、世耕弘成、武見敬三 ..│
│3回(11人) │
│山崎力、岸宏一、岩城光英、岡田広、関口昌一、脇雅史、伊達忠一 ....│
│鶴保庸介、吉田博美、松山政司、愛知治郎 .│
│2回 ...│
│衛藤晟一(衆4) ....│
│1回(3人) ......│
│木村義雄(衆7) 、柳本卓治(衆6)、金子原二郎(衆5) .....│
└─────────────────────────────────────────────┘
_,,,.......,,,_
_,.-ッ≦―:::::::::::::::::::::::::::`:ー、
,..r::´:/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::ヽ 逢沢大先生ってのは
,.r:::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ:::::::::ヽ
,イ:::::::::::{少‐"´ ̄`^<::::::::ヽ:::::::::::::::!:::::::::::', 「当選10回で大臣になれない人」として話題になってるんですね。
,イ::::::::::::/^ \:、:::ヘ:::::、:::::i:::::::::ヘ:',
r:::/::::// 1:!、::::i:::::}::::::!:::::::::::!::, 大臣適齢期の問題は「当選回数を重ねれば大臣になれる」という
l:::i::::::i::i , - ¨了ヘ:::ト、::i::::::i:::::::::::i:ハ
i::!::::::ヘ:!__ ./ ソ !ツ i::|:::::::}:::::::::::}:::! 政治家の思い込みなんですよね。
t:从::::iヾ_ `゙ }:;!:::::::i=ェ;::::::i:::i
f !::::ハ |::!:::::::::ト、 }::::::!:::! 当選回数だけで組閣をしてしまいますと
! ヾ_:::ヽ , ゞ=ニ=ン .1j:::::::::tイソ:i::::i:::::i
`iムゞ=r'''" :リ:::::::::::|´:::::|::::!::::i 有能な政治家が大臣になれないといったことが起きますし
|::::ハ ’ f;::::::::::::!::::::::|::::i:::::!
f:::::::::ゝ -‐っ |i::::::::::i::|:::::::::!::::i:::::} 大臣の「お飾り化」がますます進んでしまうんですよね。
i:::::::::::↑-、_ ` ,イ::::::::::j::!:::::::::|:::::|:::::i
j::::::::::::::|::::i:::|i`::ー.、._,,. -´ f:::::::::::リ:iト、::::::;!:::::|:::::| なお、逢沢大先生が当選10回で大臣になれない理由は知りません。
,{:::::::::::i:::|:::::|::!';::::::::_;:r^! ,!:::::::::::;'::j: : ヽ:!:::::::l:::::|
f:::::::::::j::::|:::::!_;>-´: :_:,.r| ,f::::::::::::;':::,': : : : :`-、|:::::|
i::::::::::::;':::::|/: : : : ;/ー- /::::::::::::;'i:::i': : : : : :,.ィΞ>-、._
, -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
/:::::/" `ヽ ヽ:::::::\ ……というわけで
/:::::::::/ ヽ ヽ:::::::::ヽ
l:::::::{:::l , ー-j从:ヽ::::.ヽ 当選11回で大臣に一度もならなかったやる夫さんは
| ::i::ル{レ' ●` li!:: ト、:::.',
/⌒)i"● ⊂l|:: ||ノ:::.l 「大臣になれなかった多選政治家」として
/ yi ヘ⊃ ,__, l|:: | :::::::.l
( /ス、,ゝ、_ `´ ィ<|:: |_:::::::.l 今でも語り継がれてる人なんだにょろ。
'</ |l:::: i "Tーイ'^ァレ'l_::::::.l
\,,t|l:::: l'ヾ::|三/:://l/ ヽ、'i
|::|l:::: l ヾ∨:::/ ヒ::::彡, | :ji
____
/ \
/ \ そんな話題でやる夫の名前を出してほしくないにょろ……
/) ノ ' ヽ、 \
/ .イ(ー) (ー) u |
/,'才.ミ) (__人__) /
.| ≧シ' ` ⌒´ <
/ / ヽ
>>741 修正
, -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
/:::::/" `ヽ ヽ:::::::\ ……というわけで
/:::::::::/ ヽ ヽ:::::::::ヽ
l:::::::{:::l , ー-j从:ヽ::::.ヽ 当選11回で大臣に一度もならなかったやる夫さんは
| ::i::ル{レ' ●` li!:: ト、:::.',
/⌒)i"● ⊂l|:: ||ノ:::.l 「大臣になれなかった多選政治家」として
/ yi ヘ⊃ ,__, l|:: | :::::::.l
( /ス、,ゝ、_ `´ ィ<|:: |_:::::::.l 今でも語り継がれてる人なんだにょろ。
'</ |l:::: i "Tーイ'^ァレ'l_::::::.l
\,,t|l:::: l'ヾ::|三/:://l/ ヽ、'i
|::|l:::: l ヾ∨:::/ ヒ::::彡, | :ji
____
/ \
/ \ そんな話題でやる夫の名前を出してほしくないお……
/) ノ ' ヽ、 \
/ .イ(ー) (ー) u |
/,'才.ミ) (__人__) /
.| ≧シ' ` ⌒´ <
/ / ヽ
,. . . : : : : : : : : : : : :. .
.//: : : /:/: : : : : : : : : :\
/: /: /: :., ;:/_:.≦;:ミ、: : : ヽ:.ヽ
./: /: /: :/ ヽ: : : : :ハ (優しく)
/: /:/:{: / i: :i: :.i: : :.
.:.:': :i: :トi‐‐- .. i:.λ:.i:|: :i でもやる夫さん。
':.:':.:.ヽ:| ` ` ´ ̄レ'ミ/: i:.:.i
i: |: :i: : ト. __ヾ ,. イ: i: |: :| なんでこんなことになったんですかね?
i: |: :i: : |.ゞ'⌒ヾ z=ニミ |: :!:.|: :|
i:.:|: :i: :ハ ’ /:.:.i: i: ::
i:.:|: :i: :.|ヘ ‘ 一 /: :.:.i:.′i
.i: :|: :i: :.|:.:.:へ . ィ/i: : : |:i: : |
/:_:.|: : :.:.|-‐'´| ` ー ´i ヽ.:.|: :.:.:|:': :.:i
/、i:i |: : :.:.| i ´ i i: : : |::7ヽi
/ i i:i i: : :.:.| | ‐-、_,..--.| ./: : :/:/ / ヽ
.i i i:i.|: : :.:| |‐ ´. `ヽ/ ./: : : :}/ / i
.| .ヾ.|: :.:.:.i |-‐ ⌒ ー/ .}/: : : i ./ λ
____
/ \ え?
. / \
. / /) ノ ' ヽ、 \ 全く分からないお。
| / .イ '=・= =・= u|
/,'才.ミ) (__人__) /
. | ≧シ' ` ⌒´ \
/\ ヽ ヽ
_,,,.......,,,_
_,.-ッ≦―:::::::::::::::::::::::::::`:ー、
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,イ:::::::::::{少‐"´ ̄`^<::::::::ヽ:::::::::::::::!:::::::::::',
,イ::::::::::::/^ \:、:::ヘ:::::、:::::i:::::::::ヘ:', それは……
r:::/::::// 1:!、::::i:::::}::::::!:::::::::::!::,
l:::i::::::i::i i |.ヘ:::ト、::i::::::i:::::::::::i:ハ
i::!::::::ヘ:! , `ー─-リ-、iノ i::|:::::::}:::::::::::}:::!
t:从::::iヾ/ }:;!:::::::i=ェ;::::::i:::i
f !::::ハ |::!:::::::::ト、 }::::::!:::!
! ヾ_:::ヽ , ゞ=ニ=ン.1j:::::::::tイソ:i::::i:::::i
`iムゞ=r'''" :リ:::::::::::|´:::::|::::!::::i
|::::ハ ’ f;::::::::::::!::::::::|::::i:::::!
f:::::::::ゝ -‐- |i::::::::::i::|:::::::::!::::i:::::}
i:::::::::::↑-、_ ` ,イ::::::::::j::!:::::::::|:::::|:::::i
j::::::::::::::|::::i:::|i`::ー.、._,,. -´ f:::::::::::リ:iト、::::::;!:::::|:::::|
...................................
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::: :::::::::::::::
::::::::::::::: あなたが自由民主党を作った :::::::::::::::
::::::::::::::: :::::::::::::::
::::::::::::::: からではないのでしょうか? :::::::::::::::
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-―─- 、
/ \
′ ⌒ ⌒ ,
i ( ―) (― ) i ……いや、大臣の件とやる夫は関係ないし
| (__人__) |
、 ノ 結党後の事を、やる夫のせいにされても困るお。
⊂⌒ヽ > <_/⌒つ
\ 丶′ 7
\ ノ ト、_/
. ′ |
. i |
乂 イ
| /ー―一 、 |
し′ 、_j
___
,.ィ:::::::::::::::::::::`:.、
. /:::::::ノ⌒ヽ:::::::::::::\
. /::::/´ }从|:::::|:::::::', ――え?
r|:::::| ー |:::::|::::::::::',
_/ ̄ヽ:::::| ノ ___ |:::::| ):::::::::',
/ }从ト、 =='  ̄.|:::::|::::::::::::::′
. / / 小:.、 u -‐ |:::::|:::::::::|::::′
/ ―く |:::::ト ._ イ|:::::|:::::::::l:::::i
\ ` ー― |:::::| ̄7´ |:::::ト .,:::l:::::::,
\ |:::::| / ̄ ̄/|:::::| \:::::,
. ` .,_ /::::::|./ / .|:::::|/ ̄/\,
. \/:::::::,' | / ,!:::::! / \
/:::::::/ |⌒7 / !:::::! / ヽ,
-‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
/ /" `ヽ ヽ \ やる夫さんがこんなことのために
//, '/ ヽハ 、 ヽ
〃 {_{ノ `ヽリ| l │ i| 自民党を作ったわけではないのは
レ!小l● ● 从 |、i|
ヽ|l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ |ノ│ みんな知ってることだにょろ。
/⌒ヽ__|ヘ ゝ._) j /⌒i !
\ /:::::| l>,、 __, イァ/ /│ やる夫さんが大臣にならなかった事については本編でやるにょろ〜
. /:::::/| | ヾ:::|三/::{ヘ、__∧ |
`ヽ< | | ヾ∨:::/ヾ:::彡' |
みんなが寝静まった夜
インターネットをやってると
とてもすごいすごいものを見たんだ
やる夫は笑いながらネットのし過ぎというけど
これは絶対に絶対に現実に起きてることなんだ
すみません。あまりにも腹がたって即席で投下しました。
こんなことでやる夫の名前を出してはいただきたくはない。
以上です!
乙
党の重要役職歴があるだけやる夫はハマコーよりマシだねw
当選回数に応じて入閣させるとか何時からこういう不文律的な話が罷り通る様になったんだろ
衆議院議長歴のある人物は総理になれないとかさ
深夜に乙。
伴睦が総理に成れてりゃ、議長経験者はなれない、
の不文律は出来なかったのにな。
逢沢さんも、今頃大臣になっても、
田中直紀みたいになっちゃうんじゃあ……。
逢沢一郎は外交防衛のエキスパートという評価が
党内でもメディアでもされてるし流石に田中より酷いって事はないと思うw
当選回数に応じて大臣を振り分ける手法が蔓延り始めたのは佐藤内閣以降だと思う
以前逢沢氏の演説を聞いた際に当人は『私は入閣する、しないには興味がない』といっていました
ちなみに逢沢氏のおじいさんは池田内閣の時に入閣を打診されたときに『小学校しか出ていない土建屋が大臣になるなんてとんでもない』と言って断り
お父さんは3回連続当選でいよいよ入閣適齢期の4回目の選挙で落選してしまい、そのまま松下政経塾を卒業した一郎氏に譲って引退してしまい
当の一郎氏は森総理の時の「加藤の乱」での行動を森元総理ににらまれたのが入閣できない理由と言われていますけどね
>>749
ハマコーは一応大平内閣の時に行政管理庁長官で入閣の話があり、総理本人も大乗り気(大平総理はハマコーを高く評価していた)で入閣が確実視されたが周囲の反対でご破算になったらしい
また安倍総理の父ちゃんの晋太郎氏は金丸副総裁の推薦でハマコーを予算委員長にしたほか『俺が総理になったら必ず入閣させる』と公言していた
ハマコーは議員引退後になぜか刑事訴追されてたな
イメージ的には現役時代に訴追されそうな気もしたし
小佐野賢治にラスベガスのカジノでの負けを支払ってもらっていたが
猟官売官ここに極まれり
そういうのは総裁選のときの仄めかし位でいいのに
そんなことより議員立法しようぜ
>>752
加藤の乱に加担した山拓や谷垣は小泉政権下で重用され始めるし
その時々力を握っている権力者に気に入られるかどうかな話だとも思う
後は単純に運
河野洋平なんて一度党を抜けた身で総裁・議長にまで上り詰めたわけだしね
結局首相にはなれなかったけどw
>>752
池田じゃなくて角栄では?
>756も言ってるが、加藤の乱参加で小里-谷垣系だと、
谷垣本人はじめ、川崎、ジェネラル、佐藤勉と、
少人数なのに、大臣に成れたの多い。
松下政経塾を出て民主党に入っちゃった奴が多くて、堅気になった奴も副大臣とか特命大臣とかの色物扱いだから
信用が足りてないんじゃないか
ヨシミちゃんのおかげで、松下政経塾出身者に対してフィルターが…。
ヨシミちゃん関係ないでしょ
ヨシミちゃんも加藤の乱の参加者だったけど
第一次安倍政権で拾われて大臣になったね
>>760
だって国会答弁するとき、「丸呑みしてください」と「幸之助さんなら云々」としか、
言ってない印象が…経済人と政治家は言うべきこと違うと思うんだけどなあ…。
スレ違い気味ですいません。
松下(政経塾)人脈のPHP江口と昵懇の仲だし関係ないと言えば嘘になるけどもね
松下政経塾系が民主党に流れがちなのは
自民党じゃ議員枠がないってんで
90年代の新党ブームの頃に人材が殆ど
新党に流れちゃったのも影響してる
>>759
すこし話がそれるけどヨシミちゃんのパパと一郎の息子の間には深い因縁があるんだよな
大蔵省の一課長の私怨が発端の飯塚事件でTKCの飯塚税理士への嫌がらせを黙認、助長していたのが当時国税局長だった鳩山威一郎で
それを国会で激しく追及したのが当時新人代議士で税理士だった渡辺美智雄(飯塚税理士とはマブダチ)だったんだよな
実際にミッチーは国税庁長官と威一郎を参考人招致しようとしていたがそんな二人が福田内閣で外務と厚生大臣で仲良く入閣というのが何とも奇怪だ
ウチの息子が5000株受け取ったばっかりに総理大臣パーになっちゃった(テヘッ)
ミッチーにせよ一郎ジュニアにせよ
二人とも後継者の質に恵まれなかった点では共通しているな
息子のぽっぽ兄弟に比べれば素養はあったと思うよ>鳩山威一郎
鳩山一家の面白いところは孫(由紀夫・邦夫)は
祖父を憧れの対象で見ているんだけど
息子(威一郎)は親を反面教師の材料として見ていた点
鳩山威一郎は大蔵事務次官を務めあげて官僚としての頂点を極めてから政界入りしている
父親のライバルである吉田の愛弟子の池田と違い運ではなく自身の実力で次官になった点を見てもスゴイと思う
>>764 息子の5000株で総理の座がパーになった人がいると思えば母親から月1500万貰い続けて総理になった奴がいる
こうして見てみると政治の世界ほど複雑怪奇な世界はありませんね…
安倍パパとよしみパパは本当に惜しかったね
どちらか一人でもリクルートパージされていなければ
三つ指さんや水玉ネクタイが総理になる事はなかった
安倍パパの場合は中曽根裁定の時点で総理になれなかったのが大きいか
リクルート事件の頃にはもう癌を患い始めていたらしいし
スレ汚し申し訳ない
竹下登よりも適任だったが健康面で体弱かったのがいたい
東大での長男は政界入り拒否してどこぞの社長だっけ
党内で内閣改造圧力を必死に掛けても尚売れ残ってる議員の多い事多い事
逢沢さんはもうオプーナの域だなw
>>762
TVや新聞に騙されて日本新党やさきがけ、新進党に入ったとしても、社会党の職員、組織、支持団体をそっくり引き継いだ
民主党にそのまま居残るのは、政治家以前に25歳以上の人間としての知能が足りないだろう。
松下幸之助も、よもや自分が社会党員養成所に私財をつぎ込み悪名を轟かすとは思っていなかったはず。
その筆頭と言うべき野田ですら「国債買取は禁じ手」とキチガイ丸出しな発言を繰り返し、電車を毎日の様に停めていた。
円高で収入を減らし職を失った松下関連企業の従業員も多かったろうに、あそこまで日本の国益を害することに勤しむ、
恩を仇で返すという日本人においては稀有な例を実践する奴らも珍しい。
いい加減に遺族が、松下の家名に泥を塗り続けることを止めさせにゃならん。
卒業者に関しては手遅れであるにしてもだ。
>>771
間に民主党政権が挟まったせいで、行き遅れてる適齢期の議員が大量発生したんだよね
逆に言うと入閣適齢期ってのは、自民党政権がずっと続くということを前提にした概念とも言えるけど
自民党以外にちゃんと政権を担える党が出てくれば、自民党も人材の流動性が高まると思うんだけどな
>>772
日本はチョンと違って内需八割の国なんですけどね
内需企業にとって円高なんて材料費だけ上がるだけだしなあ
中小始めとする内需企業の犠牲の元に二割の外需大企業優遇してるだけ、とも言える
まあ松下は外需企業だから「恩を仇で返す」というところは当っているか
>>774
円高で材料費が上がる。ほうほう。
就業者が増えたって言うけど & 円安国内回帰に縋りつく馬鹿
リフレ派の不誠実さが分かるグラフ
で検索して。アメーバのURL書き込めんわ
円高円安じゃなくて実態からかけ離れた相場あらしをやめろといって止まるハゲタカではないんだよなあ
>>776
相場荒らしを率先してやってるのは日銀でしょ?
年金を弾にしてせいぜい150ドルが上限の日経平均で遊んでるんだからいい気なもんだよ。
国債の引き受けにブーブー言うバカのせいで、安全な国債の買入の代わりに
危険水準のJ-REITやETFを買わされてるせいだろう。
やる夫のやの字も絡んでこない時事現代ネタはやめてください
すみませんでした。
【お願い】に
・戦後政治ネタと時事ネタに関するレスや、ネタバレはある程度はOKです。
としておりますが
これは、やる夫に少しでも絡んでくるレスを想定していました。
例えば「×××首相は〜」などはOKです。
×××さんはやる夫と関係のある方ですから。
「時事ネタに関するレス」と書いたのが問題でしたね。
作者の意図とは全く別の方向に誤解されてしまう書き方で、申し訳ありませんでした。
難しいですね。
でも、今回は円安円高の話題までエスカレートしましたので、熱くなるのは御自重ください。
さて次回ですが、朝日新聞の方が登場します。
これも時事ネタと言えば時事ネタなんですかね。
次回もよろしくお願いいたします。今月中には……!
植村記者?
記者出身の政治家って多いからなあ
戦前朝日の大スタア、中華人民共和国を創った漢だろう。
最近『昭和の名演説 〜激動期の政治家たち〜』って昔のNHKの番組を見た
https://www.youtube.com/watch?v=bnr4QULMtLQ
既に登場している人物やこれから登場するであろう人物が何人か登場しています
それにしてもこの当時の政治家の演説って物凄いパワーが感じられるけどやる夫の演説はどんなものだったんだろ?
音声なり映像なり残ってないのかな
>>786
永井柳太郎、中野正剛だと……!?(視聴中)
同じ様なNHKの動画で青木一男や鳩山薫が出てる動画を観た事がある
海部がべったりと三木武夫の隣に付き添ってるw(視聴中)
三木海部は分かるけど煙草吸ってる人は誰だろ
ワラワン殿下じゃ無さそう
三木派ってこの三人以外知らんw
面白かったです。ありがとうございました。
>>790 ワラワン殿下と言われたらワラワン殿下のような気もしますが。
次回登場する鳩山の政友会のお友達。
まさか演説してる映像があるとは……
, ──- 、
ゝ/______\
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Y⌒ ` ─ ヘー ヽ
ヽ_ |`───┘ノ
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| |
動画には出ていなかったけど、次回登場する方。
朝日新聞出身で、鳩山の縁戚に当たる。
自由民主党の歴史を語るときには必ず名前が出てくる方。
/ レ'////////////////|
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i {ノ/j__//jノ l:l: }_} ハl|
| -=彡イノ __` 从ノ∨}人ミ≧ー
| ,'l ィfア行 } f'簠ヽノV|
} ,' | ヽ竺ノソ 以ノ/,':i |
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/ ∧: : :r≦|> ___ . < : |: `Y
./ / \:ト、 ≧zzx__}>、j: :.|: : :|
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>>791
『あの人』の役がインデックスとは絶妙ですね…
個人的には『狡く立ち回って出世するけどやる夫に取り込まれて政治生命アウトな和尚さん』と
仮に登場しても出番は少なそうですが『出資法の生みの親になっちゃう元保険外交員』のキャラが気になります
>>790 ワラワン殿下でなければ井出一太郎という可能性もあると思います
ワラワン殿下の写真と見比べてみると髪型とメガネや目元がちょっと違うようにも思える
井出さんの写真は見つからない…
>>786
この動画も中々興味深い
ナレーターが中西龍というのも時代を感じさせる
昭和の誕生
ttps://www.youtube.com/watch?v=4WlJGSm2dsQ
映像で見ると「日本のヒトラー」の名は伊達じゃないなw>中野正剛
やる夫の演説はこれとかこの関連動画でチラチラ出てくる程度しかないね
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm12833403 (7分頃から)
永井さんの息子さんも言うように戦前の演説は皆漢文調だね
東郷元帥とか軍人は御経口調が多い
>>786 の動画視た。
近衛の名前、「あやまろ」って呼んでたね。
>>790
>>792 の言うように、井出一太郎だと思います。
息子さんの、さきがけの正一に似てるので。
>>791
新たな配役。誰のことだろう?楽しみ。
ここの>>1 なら美琴が角栄とか有り得そうだw>>176
石井光次郎
息子は日本会議会長でご健在 ぽっぽ兄弟とはブリヂストン繋がりで親戚
>>796
でも本人の振る舞いは最後まで「だが私はあやまらない」な感じだった気がw
今気付いたけど頼母木桂吉と椎名悦三郎の配役も同じだ
>>368 >>600
反軍部反大政翼賛会だと本人は言っているけど
鳩山さんは東條以下軍部に睨まれるのを恐れて
戦前は軽井沢の別荘にずっと引き籠ってて
特に目立った活動をしてなかったんだよねぇ
これならまだ東條内閣閣僚から反東條に鞍替えした岸の方が
余程東條内閣打倒に貢献したと思う
ナベツネとか三宅久之とか当時の政治記者達には凄く評判が良かったらしいね>鳩山一郎
吉田がマスコミ嫌いで記者達を粗略に扱っていた反面、鳩山は記者達を丁重に扱っていて
今でもベテラン・大御所の政治記者・評論家が鳩山を悪く書かないのはその為だとか
歴史的考証に入ると評判が最悪になるけどw
政治記者からいろいろ吹き込まれたおかげで、ソ連に対して過分な配慮をし
思い通りに動いたくれたことを記者がまた賞賛する、という悪循環の成果が
それを聞いて育ったあの孫なのか
国連加盟とシベリア抑留者が人質に取られてる状況で強気に出られるわけないもんな
鳩山自身満足の行く結果では無かったとソ連から帰って来た時に言ったらしいけど
ソ連側には抑留者と国連加盟を人質に取られ、アメリカには『ソ連側の譲歩案を呑んだら沖縄、小笠原を永久に返さん』と脅された
しかも肝心要の日本外務省は吉田や重光の息がかかった官僚ばかりで政府全権の松本俊一や河野一郎にロクなサポートをしなかったらしい
そんな状況下であれだけの譲歩をソ連から引出して領土問題についても『平和条約締結後』という道筋を作ったのだから鳩山の功績は大きいと思う。
北方領土問題が硬直化したのは鳩山の後の岸や佐藤の反共姿勢と外務省の無策の方が大きいと思う
冷戦時代の外務省ソ連派は親米反ソの集団だったらしいからね
東郷元外相の孫や佐藤優が出てきたあたりで多少変わったけど
また冷戦時代の構造に戻った感じ
脳梗塞を患う前の若き日の鳩山さん
ttps://www.youtube.com/watch?v=sgOvaQPSRgk
国連に加盟して、国益を追求することに熱心な外務省職員を多数国連に送り込み、世論工作をして国連を意のままに…
最近国連に加入した韓国と北朝鮮がやっているようなことを、当時の日本がやった、やろうとしていた形跡がまるで見られ
ないんだが、ドイツも南北朝鮮もスイスも長期間加盟せずさしたる不利益もなかったそれが、損失に見合うものなのか?
8月8日に中立条約を破り、8月15日に武装解除した丸腰の相手を虐殺し、民間人共々虐殺陵辱略奪を好き放題
やっちゃったのに、サンフランシスコ講和会議で駄々こねたら相手にされず、西側が話を進めて仲間はずれにされてしまい
次々と講和条約を参加国が批准し、戦争時のドサクサが落ち着いてきちゃってたわけよ。
戦争直後の調子こいた勢いで東京裁判で好き勝手言っちゃってるんだが、周りがみんな平時になるとソ連の無法者振りが
際立つこととなり、その生きた証拠、清算しなくてはならない負の資産である日本人捕虜をなるべく自分達の体裁を保った
まま復員させなきゃならんのだよ。
日本人捕虜を復員させた後にハーグ陸戦条約の批准をしたことが、あちらさんの方にこそ焦るべき事情があったことの
証左だな。
韓国が竹島近海で漁師を殺傷し、生存者を身代金(経済援助)を得られるまで監禁している中、鳩山のおかげで
日本国内の共産主義者が絶滅しかねない一番危険な爆弾を解体処理することに成功したから、北朝鮮の株も相対的に
上がっている。南北どちらも監理ポスト該当銘柄なのは変わらないけど
>>778
これもアメリカの工作なのかも
負債なら日本よりもはるかに大きいという
作者さんの言う事を聞こう>>781
>>805
鳩山内閣の通産相だった石橋湛山が「アメリカの意向は無視しましょう」と外交の自主性を主張したのも
大きかったらしいね。戦前はジャーナリストとして小日本主義と貿易重視を唱え、ラディカル・リベラリストかつ独立国として米ソにもはっきりものを言う姿勢
さらに第一次吉田内閣の大蔵相として池田勇人らを抜擢している。
総理就任した頃全国各地を熱心に遊説し回った逸話(結果的にこれが脳梗塞に繋がる)なんかを聞くと
早稲田大隈の系譜の人なんだなと思った>石橋
重傷の浜口雄幸を強引に国会に引きずり出した鳩山
重傷で国会に登院できない浜口に辞任を迫った石橋
そんな二人が揃って脳梗塞で倒れる辺りになんか因縁というか怨念めいたものを感じる
>>802
音羽御殿を一日中開放して会いに来た記者達には食事や酒を鱈腹振る舞って
良い人アピールしていたらしいからなそりゃ悪く書かないわ
吉田茂は大磯の家に一切記者を上げなかったらしいし
恐らく吉田との対立軸として必要以上に記者達に良い顔をしてたんだと思う
辻嘉六は出るの?
娘は90過ぎで相変わらず元気らしいが
戦前の事を考えるとあまり知られていないが吉田茂も鳩山並みにブラックな一面がある
元々吉田は満蒙問題については外務省内でもかなりの強硬派であり『満蒙分離論』が持論だった
その為自然と松岡洋右とも親しかったし森格とは一緒に中国への強硬路線、積極外交、進出を推し進めこれが後の満州事変、日中戦争につながった
こうした前歴からかなり早いうちから吉田の名前は公職追放リストに載っていたが現職の外務大臣である事と幣原首相の尽力があったので削除された
そんな吉田が政敵である河野、やる夫、石橋、楢橋渡、松本治一郎の追い落としに公職追放を利用したのだから「卑怯者」と呼ばれても仕方がないと思う
吉田茂の場合は義父の内大臣・牧野伸顕の影響・威光が大きかったと思うな
戦前の政治界隈で吉田茂なんて内務官僚の吉田茂と混同されるぐらい
無名な存在だったらしいし大凡皆、牧野伸顕の娘婿としての認知だった
その牧野が根っからの親英米派だった事もありその影響もあって
親枢軸派の松岡や白鳥の様な末路を辿らなかったんだと思う
吉田が牧野の威光に頼らなくてよくなったのは戦後以降
犬養毅や斎藤実なんて最期が悲劇じゃなければ評価最悪だったろうな
犬養は死んで自業自得だとまだ言われてる方だが
満州国を承認し国連脱退を決めた斎藤内閣の政策は不味かった
松岡は斎藤内田外相の意を受けてあの演説をぶちかまして帰って来たわけだし
日独伊同盟はあれだが国連脱退の件は完全に濡れ衣
斎藤実は岡田啓介的な感じで生き残って評価されてそうだけどね
海軍(条約派)は処世術に長けてるからなぁ
対中強硬派で時の政権の和平案を潰し続けてきた米内が平和の使者だもんな
吉田と松岡は吉田長女だかが佐藤岸兄弟の縁者と婚姻した事で縁戚だし家系図でみると中々興味深い
やる夫はこの時代の大物政治家には珍しく子に政略結婚の類をさせていない
趣味が政局で他の事に構ってられないタイプの人間だと思うわ
遊びはしたけど遊びは遊びで派手に遊んで宵越しの金は持たない主義的な
中曽根に三木武吉と称えられた金丸なんかがそうだけど
子分を養う分のカネの他に自分の分は自分できっちり蓄財していた抜け目の無さが三木にはない
家も借家で貯蓄も無かったらしいしねw>>570
ネタバレに関する事なので深く書けませんが
鳩山一郎が統帥権干犯問題で公職追放されたってたのは、資料を読む限りじゃ誤りなんですけどね。
当時の鳩山の追放理由を読むと、吉田茂も追放者該当と思われる項目がありますんで。
実は、前作「衆議院議員のやる夫が暗殺されるようです」で描いたことが関係してるんですけどね。
>>800
モブです。
多分、あと2・3回は登場します。
統帥権干犯問題で鳩山が叩かれ始めたのって戦後しばらく経ってからの話だと思う
むしろ滝川事件があるのに学者の批判が少ないような
そこらへんについては、そのうちこのスレで出てくるんじゃね?
前作で田中義一内閣を深く取り上げたのと
今作でやる夫を取り上げた理由は偶然じゃないぞ
とだけは言えますね
前作で左翼の史料に目を通したおかげで今作がある…
とも言えます。
次回、早く投稿するつもりなので、申し訳ありませんがお待ちくださいませ。
>>823
ロンドン条約で統帥権の問題を持ち出したのは海軍の加藤寛治大将でありこれに枢密院が乗っかって騒ぎ出したのが始まり
間の悪い事にその直前の選挙で浜口内閣が陰湿な選挙弾圧を行い政友会や野党が大敗してそのせいで浜口内閣への対決姿勢が強まっていた
そんな状況下で森格や久原房之助が統帥権干犯問題を持ち出し、他の幹部も了承したので鳩山が中心になって国会で取り上げた
要は鳩山は言いだしっぺではないし、もし逆の立場だとすれば民政党も倒閣のネタに使っていた可能性が大なのであまり問題にされなかったのだと思う。
>逆の立場だとすれば民政党も倒閣のネタに使っていた可能性が大
たらればな話だけど十分有り得そうな話だな
中野正剛あたりが暴走していた姿が目に浮かぶw
中野正剛は暴走してるのが通常だと思います
ありえる話ではあるけど、でもだからって実際に現実にやった人の責任がなくなるってもんでもなかろうと
>>824
滝川事件は『大学の自治』『学問の自由』の問題で取り上げられるけど実は当時の京大の内部抗争の側面もあるし
滝川教授当人の人格や言動の問題も絡んだもっとドロドロした問題でありそれを見ると鳩山の存在がかすんで見える
戦後首相まで上り詰めた事で戦前の悪事が俎上に上りやすくなった感がある
政治家人生が戦前で終わっていれば森恪ら親軍派の神興にされた
哀れな政治家位の評価で終わっていたと思う
小沢・経世会に担がれただけの海部みたいな感じ
それって数年前の誰かさんみたいに(脳みそが)哀れな人といってるようなもんだわ
政治家なんだから多少は悪人でも国益に沿えば構わないけど、バ○はいかんよ。
たとえ講和直後の日本の様な小国であったとしても。
>>831
要は統帥権干犯問題は鳩山一人の責任ではないという事だと思う
>>823 の言うように憲法を拡大解釈した海軍と枢密院、そしてそれを政権攻撃のネタに使った野党全体に責任があるという事
鳩山は単に党を代表して質問をやっただけでありこの問題をすべて鳩山一人に押し付けるのは酷だと思う
仮にこの時鳩山が統帥権で浜口内閣を追求しなくても既に日露戦争が終わったあたりから軍は統帥権を盾にしていたわけだから
やっぱり昭和初期に政党政治が躓いた大きな原因はかつての元老のような調停役となれる人間がいなかったことだと思う
そういった調停役(元老)になるべき原敬や加藤高明が早くに死んでしまい、同じく田中義一もあんな形で失脚して死んでしまったのが大きな原因だと思う。
日露戦争さんのスレで元老という人為的なシステムに頼った権力構造の脆さが
散々指摘されていたけど遡れば明治からあった権力構造の欠陥だよね
朝日新聞の過去記事コラムに三木武吉が登場してる
>>337
これか
http://kotoba.asahi.com/mukashino/2015012100001.html
日経新聞では三木だけでなく大野や松村といった自民党の政治家や
西尾末広、河上丈太郎といった社会党の大物を取り上げた連載記事があった
最後に取り扱ったのが安倍総理の父親の安倍晋太郎だった
〃´⌒ヽ
. , -―― メ/_´⌒ヽ
/ / ̄ ´ヽ ヽ
. / , /// ト. ! 、 丶ヽ
l / /(((リ从 リノ)) '
| i l . ヽノ .V l
l ,=! l /// ///l l <ねんがんの鳩山一郎回顧録をてにいれたぞ!
l ヾ! ', l ヽ_フ l l
| ヽヽヽ //
l ヾ≧ , __ , イ〃
li (´`)l {ニ0ニ}、 |_"______
li /l, l└ タl」/´ 鳩山一郎 /
リヽ/ l l__ ./ 回顧録 /
,/ L__[]っ /
>>839
http://www.amazon.co.jp/dp/4532168945
これですか?
鳩山一郎回顧録……いろんな書籍で引用されてるので買う必要はないかと思ったのですが
読んでみて、びびったのは序文です。
序文だけでも買った価値はありました。
是非本編で活用してください
>>840
本編が楽しみです。
過去しでかした事に対する自己弁護が酷えって事なのかね
スタルヒンがうちの家に来て一緒に飯食ったよ
とか、そんなことを書いてますね(事実)
鳩山一郎回顧録感想。
・田中義一は、あなたの事を困った奴だなと、扱いに困ってたと思いますよ?
・閣議室で南弘を殴ろうとしたけど、斎藤首相に宥められたというエピソードは笑いました。このエピソードを読む限りでは、奥さんに対するDV説、本当だったんですね。
・「やる夫LOVE」はわかりました。
・吉田茂は死んでも許さないという御気持ちはよくわかりました。
・息子さんに対する記述が全くないのは、やっぱり不仲だったからですか?家族の話題は出さないという方針だったからですか?
・やっぱりこの回顧録もゴーストライター使ってるんですか?河野一郎の息がかかった人ですか?
・とりあえず、奥さんに謝れ。
次回、この書籍は本文に活かします。
その回想録の感想聞く限り、ただのダメなやつですなw
なんで人望があるんだろw
「やる夫君は良い奴なのに、なんでみんなわかってくれないんだろう」←やる夫好感度up
「でも、やる夫君が嫌いな気持ちもよくわかるよ」←やる夫以外好感度up
こんな感じでは
政治家の回想録や自叙伝ってその人の性格が内容にモロに影響していてある意味面白い
大野は自身の回想録ではっきりと「佐藤栄作、テメーは大嫌いだ」と明言している上に自身が満喫した獄中生活や海外でやった迷惑行為、総裁選での賭博行為が誇らしげに書かれていて笑えた
福田赳夫の場合は自身が政界入りする大きな転機になった昭電疑獄事件がこの人にとって黒歴史なんだなという事がハッキリとわかる(わずか数行しか書いていない)
逆に西尾末広の場合は昭電疑獄事件についてのワンコーナーを作っている上に当時の担当検事を探し出して問いただしているのが福田と対照的でした
獄中で月2回夢精していた人はまだ出ませんか?
>>840
自分も図書館に行って『鳩山一郎回顧録』を借りてきました
改造社から刊行された『私の自叙伝』も借りようとしましたがこちらはボロボロだったので断念しました
回顧録の方を開けてみたら最初のページに『今は亡き親友やる夫、安藤正純両君にこの書を捧ぐ』
と鳩山の書が書いてあってびっくりしました…スタルヒンだけでなく水原監督や川上とも飯を食ったのね鳩山さん…
後ついでに松村の『三代回顧録』と大野の『大野伴睦回想録』児玉の『悪政・銃声・乱世』も借りて読むことにしました
反吉田の旗頭になり得そうだったのが鳩山しか居なかったというだけ
>>850
三代回顧録は松村のやる夫に対する思いが書かれてる意味では一級資料です。
「バスに乗り遅れるな」の項では、「あんなスローガンを思いつく最低野郎はやる夫しかいない(要約)」と書いてますからね。
石橋湛山は私の履歴書とか回顧録に、「国政に出るときや首相選挙の時にはやる夫さんに
毎回泣き落としを食らっていました」という旨のことを書いているけど、やる夫の方は石橋はど烏見ていたんだろう
石橋はねぇ……
やる夫側(河野側)と石橋側(博英側)で「あること」をめぐって、正反対の事を言ってるのでねぇ。
河野と博英の代理戦争な面もあるのかな?
それはこれからの世界線のお楽しみって事で
うまいこというな……
ところで、ヤホーみてたら、こんなブログを紹介してて
マジギレしそうになりました。
http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/2b47f4a96ed4a0b43a783a21574f8284
>>856
日本基督教団の関係者のブログでしょうか?
首相官邸でデモしている連中も殺された後藤氏もパスポート没収されたカメラマンも関係者
>>857
(統一)教会よりも箕面を前面に押し出してることからすると、ナイフを常時携行してすれ違った車の運転手を引きずり出し
滅多刺しにした、みのう九条友の会の連中とつながりがあるんじゃないか。
ナイフ男の無防備運動にどこまで加担していたかはともかく、支持者ではあるだろう。
前作品と関連する話題だったらOKかとおもって書き込みしてしまいました。
作者からの脱線失礼いたしました。
明日、投下します。
>>856
普段共産党を毛嫌いしてるくせに安倍を叩きたい時だけ共産党も持ち上げるからな。
節操ねーわ。
>>856
『ヤマセン』が本当に世の中の為、大衆の為に命がけで戦ったのに対し
『ヤマタロ』は単なる自己満足と宣伝のために騒いでるだけ…
正直言って比べること自体墓の下の山本宣治さんに対する侮辱であり私も腹が立ちます
>>857 >>858 >>860 あなた方ルールを守ってください!
>>859 楽しみにお待ちしています!
特定秘密保護法案の時も山宣絡みの記事はよく見かけた
養子に出された島根のルルーシュさんは息災なのかね
それはそうと戦後を代表する野次将軍の一人松田九郎氏が亡くなっちゃったね
白亜の恋の園田天光光さんも亡くなった
やる夫とは多分接点なかったろうけど
所で>>174 の『吉田と鳩山の争いを憂う国士たち』とはいったい誰の事なのでしょうか?
上条くんが演じる国士とは一体…児玉誉士夫は既に朝倉さんが演じているので違いますが
『ボートレースの生みの親』は吉田さんやその後継者(朝日出身)とつながっていたらしいので違うと思いますし
他にやる夫や鳩山と親しい国士と言えば三井の守り神である『室町将軍』でしょうか?
それとも案外作者さんの前スレの関係から『八幡の溶鉱炉の火を消した』人でしょうか?
何気にこの人は鳩山と親しかった他、十河さんを通じてやる夫ともつながりがあったそうですから。
>>862
松田さんは野次将軍と呼ばれたけど三宅久之さんからは『品の無いヤジを飛ばす人』『議会の品位を下げた人』と言われています。
天光光さんが亡くなって『日本初の女性議員』も『戦後初の選挙で当選した議員』も全てお亡くなりになりました…
これでまた一つ昭和が遠くなってしまいましたね。
>>863
溶鉱炉の火を消した方はでてきません。
ご期待に沿えず申し訳ないです。
あと「憂国の士」という表現ですが、安易に使ってしまったかもしれませんね。
こちらも申し訳ございません。
九時に投下します。
了解です
┌────────────────────────┐
│作者が存在自体を忘れかけていた .│
│この方とやる夫に関するエピソードをご紹介しよう。 .│
└────────────────────────┘
. /.:: :.: .: : .: ::l.::l'"`ヽ'、::..:. : .:. : : . :ヽ
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|.:|l:.:l `ヽ:、:.:.:.:.:.:. :. :.:.::.',
|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.l_'、ト、 ヽ'、:.:、:.:.:.:.:.:.、:.、:'、
. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,l'、!テト=ー'' 、弌、l:.:.:.:.:l:.ヾ',ヾ'、
ll:.:.,-|:.:.:.:、:.ヽゞ='- ィテrゞ,:.:.:.:.ト、:'、 ``
'|:.l'´|:.:.:.:.:ヽトゝ ヾ`'‐'"ハ:.:.:.| `ヾ
!:.'、(l:.:.:.:.:.:.:.、\ ノ !:.:.:ヽ:.l
/:.:.:.`|:.:l:、:.:.:.:`ヾ、-‐ ミ ,.:':.:.:.:.:ヾト、
. /ィ:.:.:.:.:.l:.ト、!ヽ、:.:ヾ`、 ` ,ィ:.:.:l:.:.:.:ト、:l`
'´l!:.:.:.:.:.ト、!-`ニミヽ:.ヽ__/! ヽl:.ト、トゝ`
-―‐ゝ‐-、| ` `ミ`''‐、ト! ヾ!
 ̄ ̄ ̄`'' 、`ヽ rトl __!/〃
`''、\ヽ ト' /〃
元内閣総理大臣 若槻礼次郎
┌─────────────────────────┐
│この方とやる夫は、大変仲が悪いことが有名で │
│伝記でもオブラートに仲が悪かったことを示唆してる。 ....│
└─────────────────────────┘
____
/⌒ ⌒\ ホジホジ
/( ー) (ー)\ 若槻なんて大嫌いだお。
/::::::⌒(__人__)⌒:::::\
| mj |ー'´ |
\ 〈__ノ /
ノ ノ
┌─────────────────────────────────────┐
│1940年、東京市長であった頼母木桂吉が亡くなり ....│
│次の東京市長を決める選挙を議会で行う事となった。 │
│議会で多数を占める民政党系が選んだ候補が東京市長になるという手筈であった。 .│
│だが―― ....│
└─────────────────────────────────────┘
_ -―― <_ノ)
_ '" : : : : : : : : : : : : :ー一ァ
〃: : : : : : : : :ヽ : : : : : : : : <
. /: : : : : :! : : : : : : : : }:\: : : : : 丶 やる夫先生〜
/: : : : : : : :|:ト、: : : : :.i : i⌒ヽ : : !: : :\
,' : : : { i: /|i⌒\ : : i : }\厶: : i : : : :.ヽ 東京市長に推薦する人を決めましたよ〜
!: : : : い : : j∨_ \ i : 爪_ハY、:i: :ト、: :.:|
|: : i: : :\ :ル爪_`ヽ \ハ:::::jノ N: :| \|
|: : :ゞー 、:`{八:::::ハ ー'' {: : |
. !: /{ \:\ー'' ,y‐ヘ ヽヽノ\|
j:/レ'\ ヽ `ヽ ( .ノ イ:|
`ト、 )  ̄`ヽ≧T∨/N
. __ノノ` l }゙マー1 //!
/´ { ノ }\j//∧
{ イ __ >ーく. _人ヽV/∨
`ーr='´ { /Y { \}/}
東京市会議員(兼任衆議院議員) 松永東
∩_
〈〈〈 ヽ お、ついに決まったのかお。
____ 〈⊃ }
/⌒ ⌒\ | | 東京市長は「日本の顔」として
/( ●) (●)\ ! !
/ :::::⌒(__人__)⌒:::::\| l 世界にアピールできる人物じゃないとだめだお。
| |r┬-| | /
\ ` ー'´ // 一体誰になったんだお?
/ __ /
(___) /
, :<¨ ̄ ̄ ̄¨>.、
ー=≠: : : :/: : : : : : : : : : : \
/: : : : : :{ : : : : : h: ヽ : : ヽ:ヽ
/: :/:/: :,ム∧: : : : : |ヘ-、∨ : ハ ハ
/:/: |: : // ', : : : }.:} ヽ: j : : i |: { 若槻礼次郎先生です。
{/ / : | : {リ ヽ: :/j/, Y.: : :| | :ヘ
{: : :| :∧ィ=气,j/ ィ≠气 : :∧}: : :ヽ
|:/{ Ⅵ: } :.:. _,、, .:.} : : }: : : : ヽ、
|{ ヘ |: :八:. { ヘ ,|: //: /´ ̄´
ヽ: : :厂fv≧ー=≦/j//∨
(ヽ {:∧{ / :{__ / //ヽ、
(\〉r', ヾ,イ{{: : : l /: : : ;/アヽ
rー' .:} 〉-、 ,/ Vハ: : | ′;/,/ '.
`こ、 / : ∧-、 / ヾヘ、:! {/,/} ヽ
{/ : /: ノ ∨ { \∨/ /ノ \
ヽこ;/ ⌒ヽ\/ > ^´<´ \ ヽ
\ / / /} } ヽ \
ヽ. 〃 { 入 ! {\ \
___
/⌒ ⌒\ ━━┓┃┃
/( ○) (○)\ ┃ ━━━━━━━━
/::::::⌒(__人__)⌒:::: \ ┃ ┃┃┃
| ゝ'゚ ≦ 三 ゚。 ゚ ┛
\ 。≧ 三 ==-
-ァ, ≧=- 。
イレ,、 >三 。゚ ・ ゚ わ……若槻礼次郎!?
≦`Vヾ ヾ ≧
。゚ /。・イハ 、、 `ミ 。 ゚ 。 ・
__,.-‐─‐-.、_
,ィ´:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:`ヽ、 やる夫先生が「日本の顔」だとおっしゃったので
/:.:.:/..:.::./:.:.:.::.i:.:.:.:.::..i:.::ヘ
/.:./:.:/.:.:::メ|、|:.:.:::|.:|;イ:.:.|:.:.:.λ 内閣総理大臣を二度も務められた
/,イ´:./|.:.::/ リ|:.:.:.|´リヽ、:.|:.:.i::.:ヘ
'"j:.:/.::|.:./ __ ヽ::;{ ,__ `|:.:.:|:.:.:.:\ 若槻先生しかいないと思ったんですけどー―
|:/.:..:|.:ハ `"´ ` `~"´ |:.:.:|):.:{ ̄
/7:.:/;:.::l、 '__, , /:.:./.:.:λ
〈^^^,jλ_j_::::W`>‐-‐<´/:.:/V´ ̄ どうしたんですか。顔色悪いですよ?
T γ ,‐':;/,ィ´ |⌒ / j:;/ァ‐、
`} |´〈´\ | / / `ヽ、
| |/ミ、 j \ |,/ / ,/ ,〉
| jヽ、_`,| \,,/_ |三三}
ヽ_,,/~"| /´∧ `\ | | |
j ヽ、/∧ヽ\,ノ | | |
|__,/ .|_| 〉____| | |
____
/ ノ ヽ\
/ (○)}liil{(○) いや、確かにやる夫は「日本の顔」と言ったおが……
/ (__人__) ヽ
| |!!il|l| | (やる夫は若槻が嫌いだから、やめてくれとは言えないお……)
\ lェェェl /
/ ヽ
しヽ ト、ノ
| __ |
!___ノ´ ヽ__丿
____
/_ノ ヽ、\ いや、その……
/( ●) (●).\
/ (__人__) u. \ 元総理という陛下の重臣を東京市長にするのは
|ni 7 ` ⌒´ . |n
l^l | | l ,/) U l^l.| | /) 畏れ多い事だお……
', U ! レ' / . . | U レ'//)
{ 〈 ノ / だから、若槻先生以外の人にしてくれお……
..i, ."⊃ rニ /
."'""⌒´ `''""'''' それに、老齢の若槻先生だって困ってるはずだお。
___
, '´:::::::::::::::::: `丶、
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
___/::/:/::::|::::::::::::::|\:\ ::::::ヽ
\:::/:/:::|:::::|::l从:::::::::::::l'⌒\:ヽ::::人 ご安心を!
`|::| ̄|:::::|::|⌒\从/下灯 |::|::::::::::>
∨⌒V人|ィテミ マダ |::|::|):| もう、ご本人は承諾済みです!
∧@)∨::ゝ マタ '__ ノイ:::|::::>
. ∧ ∨::\ V__ノ 人:l::::|::::\ では、このまま進めますね
'⌒〉 V(人>‐┬ ´|iN\厂 ̄
/ ヽ. \三三\__\三三l\
/ \ \ ___)ニ\ l三三| ヽ
〈 \ \,ノ:::ノ \三三\|三/ |
\_ヽノ:/ \三三K´ ̄ ̄ ̄`>
\___|  ̄`厂 ̄\_/ヽ
ノ \ \ \
/  ̄l ̄ ̄ ― |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
,..-‐'´ ̄:: ̄::`丶、
. /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
,':::::::::::::;:‐::'´ ̄`::::::::::. : : ヽ そんなに言うのなら
i.. . :::::::{;、:::::::::::::::::::::::::.. :... ハ
!::.:.:::::::;--ゝ、:::: :. :::::::::::::::::::::} 東京市長になろうかな?
|、:::::::{ }: ..:..:::::::::::::::::::::!
{|::::::::::!==--ノ|:::::;::A::;:::::::::ハ!
|!::::::::ト!ー=' レ'´'ー≠ラ::::i
|::::::::::!` .i:: /!..,.::!
_,从ハ::リ.ヽ、 _, /|::从:|
_, - ' ´ ヽ!、 .丶、_./.!/´リ `` ー- 、_
r'´ ヽ、 |!!}./ `',
| _, -‐、 `7-〈 /} .,- 、._ /
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
____
/::::::─三三─\
/:::::::: ( )三( )\ バ……
|::::::::::::::::::::(__人__):::: |
|:::::::::::::::::::::: |ililililil|::::: | バカツキの野郎ぉぉぉぉぉぉぉ!
|:::::::::::::::::::::: |ililililil|::::: |
|:::::::::::::::::::::: |ililililil|::::: | 空気読みやがれ!!!!!
|:::::::::::::::::::::: |ililililil|::::: |
|:::::::::::::::::::::: |ililililil|::::: |
|:::::::::::::::::::::: |ililililil|::::: |
\::::::::: |r┬-| ,/
ノ:::::::: `ー'´ \
____
/ノ ヽ、_\ 若槻だけには東京市長をやってほしくないお!
(⌒ヽ (○)}liil{(○) \
\ \/ (__人__) \ あんなやつが市長になったら、東京がつぶされるお!
\ | ヽ |!!il|!|!l| / |
\ |ェェェェ| / 絶対阻止するお!
(⌒ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ く
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ
\ ヽ γ´ 7
\ `、 ( /
,.-―――― リ、/ /
弋 、_____ノ ` /
\ \ \_ノ
\ \
\ ヽ
\__)
┌───────────────────────────┐
│こうなってしまったやる夫を、誰も止めらることはできない。 ....│
└───────────────────────────┘
/ ̄ ̄ ̄ \
ノし ゙\, .,、,/"u\ やる夫の息がかかった連中を若槻の対立候補に投票させるから
/ ⌒ (◎)ヾ'(◎)u \
| u ⌒゙(__人__)"⌒ u | 政友会の鳩山系はそいつに投票してほしいお。
\ u `ヾ,┬、/` ,/
. /⌒/^ヽ、 )__( ,ィヽ、
/ ,ゞ ,ノ ゙⌒" , ゝ、
l / / ト/.\\
____
/ \ なんだかよくわからないけど
/ ⌒ ⌒ \
/ (⌒) (⌒) \ 僕の子分の市会議員が君に協力するよう、手筈を整えておくよ。
| __´___ |
\ `ー'´ / ハハハハッハ。
ノ \
東京市会に勢力がある鳩山一郎
┌───────────────────┐
│政友会系を取り込んだやる夫だったが .│
│それでも若槻の当選が濃厚であった。 ..│
└───────────────────┘
____
/::: \ どうしたらいいんだお……
/:::::::::: \
/:::::::::: \ 奥の手はないのかお……
|::::::::::::::: |
/⌒::::::::: ⌒ヽ/
;/:::::::::::: \;
;/:::::::::::::: \ ヽ;
|
\ __ /
_ (m) _ ピコーン
|ミ|
/ `´ \
____ あった!
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\ 奥の手があったお!
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
┌──────────────────┐
│やる夫は、あるルートを発見した。 ..│
│それは戦後に通じる重大なルート…… │
└──────────────────┘
(ヽ三/) ))
__ ( i))) 早稲田の後輩である君に頼み事があるんだお。
/⌒ ⌒\ \
/( ●) (●)\ ) これは君にとっても決して不利益になることではないから
./:::::: ⌒(__人__)⌒::::\
| (⌒)|r┬-| | 是非、やる夫に協力して、若槻を市長選挙で落選させてほしいんだお!
,┌、-、!.~〈`ー´/ _/
| | | | __ヽ、 /
レレ'、ノ‐´  ̄〉 |
`ー---‐一' ̄
: : : : :.:.i : : !: : !: :. : :| : i | ||:: | {
: : : : :.:.|i: : |: : | : : : :| : | l:. ||:: | '.
: : : : : :|l: : |!: ::| : : : :| : | l:. fi:: | '、
: : : :.:.:.|l: : | |: :| : : : :| : | l:. !|::. {、 ヽ
: : : : :.:|l: : l ! :! : : : :| : |::i l:. ||::. |:'ヽ. \
: : : : :.:|l: : l | :|: : :.: :| : |::l l::. !|::. | ノヽ、 . ''´
: : : : :.:|l: : ! | :|: : :.: :| : |::l l:::. |1 |´ーイヽ. r―‐ '"´
: : : : :.:リ : i l: |: : :.: :| : |::l l:::... f1 | 厶<:〉___.′
: : : : :..′:.l | :!: : :.:::| : |::.:. l:::::.. lz| : |
: : : : :' : : :; !.:|: : :.:::| : |::::; ;:::::::.. ト.!:: | ――そういうことなら
: : : : ' : : ::' |:l|: : :.: | : | : : v:::::::. ! !:: !
: : : :’: .:.:.' |: '.: : : :| : |:::::: V:::::::. ! |:: | 協力してもいいのぉ〜
: : :/: : :.:′ |:∧: : :.l : |::::::: ∨:: : !‐'1: |
: :/ : : : ’ー- .,_.!:.∧:.:.:.|: :|::::::::. ∨:::::. | ! !
:/::: : : :′i:i:i:i:i:i' : ∧ : |: :|:::::::: . ∨:::: ! |:: |
____
, ヘー‐- 、 /ヽ / \ おっ、頼もしいお!
-‐ノ .ヘー‐-ィ /(●.) (● )ヽ
''"//ヽー、 ノ ./:::⌒(__人__)⌒::::::ヽ 君らがついてきてくれるなら
//^\ ヾ-、.| |r┬-| |
,ノ ヽ,_ ヽノヽ_)\ `ー'´ / 若槻の落選は確実だお!
/ <^_,.イ `r‐'゙ ::::ヽー‐-..、 ,..-‐|、
\___,/| ! ::::::l、:.:.:.:.:.ヽ /:.:.:.:.| \
┌───────────────────────────┐
│若槻礼次郎は、東京市会での市長選挙で落選してしまう。 .│
└───────────────────────────┘
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
. /:::::::::::::::::;、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
//::::::::::::/.`Wト、:;:::;::::::::::::::::::::::::::::::::::::i やる夫め……
!:{:::/:::::/ ノ.{ !ト!|i从}、:::::::::、::::::::::::::::::::!
!:!:::!::::::! ヘ Wi!ハ!|ハi!i!:::!!::!:::::::::::::::::::::! 僕に恥をかかせたな……
,'´ハ!:::!::::!{ミヽ、, 、」,.. -=卅! |!!}:!:::::::i!::::::::::!
| ∨!::ハ ・ヽ }ミ //´。``>リ/:::::::::!}|:::::::iト、
}.,、.,-ゝヽ{ ̄´ .! イ `〒テラ./}::/::i::|'::!::::::ハ \
!.!. ヽ`i ミー- /_ u/ '|::/::/:::!!|ト、:!!ハ `ヽ、
∨! ,ハ!ハミー-、_ ``ー-'- |/:/!Mハi:ハリ .! .ヽ、
ヽ、 ハ .ヽ丶、 ` u !,ハ! ハ! ! ハ
∨ !. \ ! ノ ハ
i ! `ヽ | ,へ }
⌒ヽ:::`::::::: ̄ ̄:::....
<::::::::::::::::::::::/::::::::::`: 、
. /::::::/:::、://:::::::::::::::::::.\ やる夫先生は大人げない!
/:::/::::/::/X./::::::::::::::::/:::. ヽ
 ̄/:::..イ:/ |::::::::/ /::::;:::. } こんなことで本気出すなんて!
. イイ::::/ \ !::/ゝ-i:::/::::.. /
. ノノ!::::! ,, ̄ i′__ j/:::::::::i/
. ,ヘ⌒) l:::ハ rv‐ 、 \ /::::::::::/
/:::::::::`ヽ !/⌒>、 ノ___'''ノ:::/!:i′
. / \:::::::::://:::/`ヽУ::::ヽ彡'l:::ハ:::|
/ ヽ::/!::!::::i /:::r‐r‐く i/ リ
./ イ::|:::!::::!,'.:::::::/三三ヽ
____
/ _ノ ヽ、\ 若槻の野郎に大恥かかせてやったお!
/o゚((>)) ((<))゚o
/ .:゚~(__人__)~゚:\ もうこれで、政治の表舞台には絶対にたてないお!
| |r┬-| |
\、 i⌒i‐' ,;/ ひゃははははっははっはは!
/ ⌒ヽ.ノ ノ く
/ ,_ \ l||l 从\ \
と___)_ヽ_つ_;_ヾ_つ.;.
ベシベシベシ
...................................
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::::::::::::::: ぬし様、そんなところで何をしてるんじゃ? :::::::::::::::
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...................................
___
/ ⌒ ⌒\
/ (⌒) (⌒)\ おっ、いいところに来てくれたお!
/ ///(__人__)///\
| u. `Y⌒y'´ | 若槻の野郎を落選させてくれて助かったお。
\ ゙ー ′ ,/
/⌒ヽ ー‐ ィヽ これからもよろしく頼むお。
/ rー'ゝ 〆ヽ
/,ノヾ ,> ヾ_ノ,|
| ヽ〆 |´ |
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ┃
┃ 浅沼稲次郎クン…… .┃
┃ ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
. -───- . ,.ィ ´ ̄ ̄彡
ミ ̄ ̄ ̄`': : : : : : : : : : : : : :.` く ⌒∨
Vi⌒ヽ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ / 礼などいらぬ。
ヽ ./: : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ.: :.:.Yヽ
|: Y´ ″:i : : : : : : : : |: : : : : : :.i : : |: :| ぬし様とわっちに共通の利があっただけじゃ。
|: :|: :|: : :| :|: : i!: : : :.:|.i: : :.| : : | : : |: :|
|: :|: :|_ 斗┼-l|: i : : :|.lナ: :T:卞!: : : : :| 若槻が落選しても、わっちは痛くもかゆくもないからのぉ〜
|: :|: :| | 人|i.__i|:_l_:_i_从l:_:_:|__|_|: : :.|: :|
|: :|: :| {イ示ミ、 イ示乍ミx| : : |: :| ――ともかくじゃ。わっちら革新勢力の力で
|: :|: :| 弋こソ 弋こソ !: : .|: :|
|: :|: :|: |xxxx , xxxx |: : : : :| 政治が動くという事を世間に示せただけでも今回は有意義な選挙じゃったの〜
. 八:|: :|:人 ャ―──‐ァ ,イ | : : | :i|
/-‐i|: :|i : 小 . `‐---‐' /.ノ_l|: : i|: l|
' ,小人: : :.}\` ‐-‐ ´r―く ,小. } ̄`ヽ
. /{ ./: :/ ヽ: :|ヽ \__. /=彡./ : : ′ }
/ :| /: :/ } ilミヽ.‐-`rく / : : :/ ,
,: : :イ.: :, i .,ノ リ;`ヽ:::::::::}:::} ′: :/ ′
社会大衆党(東京市会議員兼衆議院議員)
浅沼稲次郎
┏━ ━┓
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┃| ̄  ̄|┃
┃| やる夫は自由民主党を作るようです |┃
┃|_ _|┃
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\ │ /
/ ̄\
─( ´∀` )─
\_/
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∩ ∧ ∧
∩ ∧ ∧ \(´∀`)∩
(´∀`)/ | /
| 〈 | |
/ /\_」 / /\」
 ̄ / /
【原作】
戸川猪佐武「小説三木武吉(1983年)」
戸川猪佐武「小説吉田学校(1972年)」
【新たなお願い】
作者はこのスレを作成するにあたり、一生懸命文献等を読んで調べておりましたが
やる夫のみならず、やる夫に関係するすべての人々について
調べることは時間的に不可能だと悟り、文献漁りは一定の所でやめました。
言い訳になりましたが、そういうわけで、おかしなところがあっても許してください。
【作者が読んだ主な参考資料】
三木武吉(三木会)
三木武吉太閤記 -生きた政治史(重盛久治)
誠心誠意嘘をつく -自民党を生んだ男・三木武吉の生涯(水木楊)
鳩山一郎回顧録(鳩山一郎)
鳩山一郎・薫日記(鳩山一郎)
鳩山一郎 -英才の家系(豊田穣)
さようなら、みなさん! -鳩山日ソ交渉50年目の真相(堀徹男)
モスクワにかける虹 -日ソ国交回復秘録(松本俊一)
吉田茂という逆説(保阪正康)
宰相吉田茂(高坂正尭)
三代回顧録(松村謙三)
正言は反のごとし -二人の謙三(佐高信)
児玉誉士夫巨魁の昭和史(有馬哲夫)
自省録(中曽根康弘)
昭和の妖怪 -岸信介(岩見隆夫)
悪と徳と -岸信介と未完の日本(福田和也)
絢爛たる悪運 -岸信介伝(工藤美代子)
緒方竹虎 -人物叢書(栗田直)
石橋湛山 -一自由主義政治家の軌跡(筒井清忠)
政治家追放(増田弘)
政治家と回想録 -読み直し語りつぐ戦後史(保阪正康)
昭和政権暗闘史(大下英治)
週刊20世紀(朝日新聞社)
一億人の昭和史(毎日新聞社)
読売新聞
毎日新聞
朝日新聞
┏ ┓
┃ ┃
┃ 第十三話 翼賛議会 ┃
┃ ┃
┗ ┛
-‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
/ /" `ヽ ヽ \
//, '/ ヽハ 、 ヽ やる夫が悪魔過ぎて
〃 {_{. -‐'' `‐- リ| l.│ i|
レ!小l.-- , ,.-‐‐,从 |、i| 言葉がでてこないにょろ……
ヽ|l`‐-‐' `‐-‐' | .|ノ│
|ヘ. r‐-、 |||! j | , |
| /⌒l`ニ`,イァト |/ |
. | / /::|三/::// ヽ |
| | l ヾ∨:::/ ヒ::::彡, |
___
,.ィ:::::::::::::::::::::`:.、
. /:::::::ノ⌒ヽ:::::::::::::\
. /::::/´ }从|:::::|:::::::', この人が同時代を生きた人から嫌われてる理由が
r|:::::| ー |:::::|::::::::::',
_/ ̄ヽ:::::| ノ ___ |:::::| ):::::::::', なんとなくわかってきますよね?
/ }从ト、 =='  ̄.|:::::|::::::::::::::′
. / / 小:.、 -‐ |:::::|:::::::::|::::′
/ ―く |:::::ト ._ イ|:::::|:::::::::l:::::i
\ ` ー― |:::::| ̄7´ |:::::ト .,:::l:::::::,
\ |:::::| / ̄ ̄/|:::::| \:::::,
. ` .,_ /::::::|./ / .|:::::|/ ̄/\,
. \/:::::::,' | / ,!:::::! / \
/:::::::/ |⌒7 / !:::::! / ヽ,
┌────────────────────────────────┐
│時は1942年5月。太平洋戦争の真っただ中。 ..│
│翼賛選挙後の議会が開会されることとなっていた。 │
│会期は二日間で、事実上、議員同士の顔合わせ程度のものであった。 │
└────────────────────────────────┘
,-、
.,|IIII|,、
./;;;;;;;;;;;;;;\
.._日iiviiviiviivii日_
|:::゚:゚:゚:゚:゚;゚;゚;゚;゚:゚:゚:゚:゚:::|
ェ|::::i━━━━━i::::|ュ
|::|::::| ||:||:||:||:||:||:| |::::|::|
;ヾ ; 台 |::::| !!:!!:!!:!!:!!:!!:! |::::| 台 "
; ゞ ; ; ___.iェェェ:|;;;;|二二二二二|;;;;|:ェェェi.___ " ;ゞ
;ゞ ヾ; ;" |:::,-、::[.___[((〜.)()(.〜))].___]::: ,-、::| ;ヾ ;"/" ;
;"ヾ ; " ;;--、.__________|:::IIII :|:::┌┬┬┬┬┬┬┬┬┐:::|:: IIII:::|____________ ; ;ヾ ; " "
;; ;ヾ ; ; ヾ ___________|:::::::::::|:::││││││││││::.|::::::::::::|___________ヾ ;"; "i "; ;
";;;ゞ゛;;; ゞ.|:|[]|::|[]|::|[]|::|[]|::|[]|::|[]|::|[]|:::「」 :|:::││││││││││::.|:::「」 ::||[]|:::|[]|:::|[]|:::|[]|:::|[]|:::|[]|::゛;ゞ ;" "ゝゞ;
; ゞ ; ;ヾ ;;::|:|__|::|r'" . .: ;;;`、:|__|::|__|::|__|:::l:::l:::|:::││││││││││::.|:::l:::l::::||__|:::|__|:::|__|/⌒ヽ-、|__|::ヾ ;"; "i "; ;;
"ゞ; ;;ゞ゛;;::|:|[]{" .;;;;;;;;;;;;;;ヽ]|::|[]|::|[]|:::「」 :|:::││││││││││::.|:::「」 ::||[]|:::|[]|/....;;;;;;;;.、`ヽ.::|[]|.:;ゞ ;" "ゝゞ ;
ヾ;ヾ;ヾ; ;";;;;/∴` . .::: ;;;;ヽ;;;;;;;).|__|;;|__|..__..|___|..││││││││..|___|__..:::||__|:;;|./"⌒';; ∴;;;);;;)._|;;ヾ ;"; "i "; ;
"ゞ;;ヾ ; ; ;__i_ || ....,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;)¬¬:::|::::::::|./. ┴┴┴┴┴┴┴┴ \:i::::::::|¬¬;;;(,,, ...::;;;;;;;;||,,,;;;;;;;;;;);;;゛ ヾ;\ " ヾ;
;ヾ;ヾ; ;メヾニニ[_]. -ニニ三三三三三三三三三三三三三三三ニニ- [__]ニニニゞ ; ; ; ゞ ; ;ヾ
; ;ヾ; ; ;ヾ"  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヾ; ;ヾ; ;メヾ;
___
/ ⌒ ⌒\ 衆議院議員として初めて
/ (⌒) (⌒) \
/ ///(__人__)/// \ 国会議事堂に登院できたお!
| `Y⌒y'´ |
\ ゙ー ′ ,/ 感無量だお!
/⌒ヾ\ ー‐ ィヽ
/::rー'ゝ::>:\介 / 〆ヽ
/,ノヾ ,>::\::::/:::::ヾ_ノ,|
|::::ヽ〆:::::::::::::.|゚、:::::::::|´::::|
※やる夫は、国会議事堂完成前に議員を失職してるため、初めての登院となります。
,. ¨  ̄ ¨' 、
/ ` ヽ_.ノ ヽ
/ ノ (< ) } すげぇお!
,' ( ●) )⌒:::: ,' /ヽ
{ :::: .y ,トイ ,r''´¨>‐- ._ ',¨V /ヽ エレベーターまであるお!
l `¨´| j {//////////ヽ─--{ ト / )
..(ヽr,r y-ノ゙j ゝ `¨ー' _,,..ィヽ//////////´////ゝ } ヽ/) 部屋が真新しいお!
V ' ' .´ 〈- 、`>‐-┐=-ハ ///ゞ/////////////{ { ヽ _/
ヽ、_ ` }///∧∧:::〈 У///////-=、/////∧>´
「ニニニ7////∧ 「:::l /////////////ハ ̄ ̄
ノ/////ム//{//∧l::::l///////////////人
{/////////ハ//∧:;'//////////////////ヽ、
ヽ、///>´ {//∧////////////////////ハ
 ̄ ∨////////////////////////∧
,..-──v'⌒ヽ
_/:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.厂`ー―ァ
. /〈::::/:∨:.:.:.:/::.:.:.:/:./:ヽ:.:.:.:<
〈::::::::Y::::/:.:.:.:.ナナメ|:/ヽ:.:}:.:ト:.\> あの……久しぶりの議会ではしゃがれてるのはわかるんですが
ヽ:::/:::/:.:.:,ィ-|∠_ リ |:ス:.:|:.:.:. |
〉-r(|:.:./ `ト{:r「 イテチ:.:|:.ト:.:| そろそろ、議会で活動するための手続きとかしにいかないと……
. |:.:.:|:.|:/_ .u´ ̄ ヒ!ノ∧|.:「リ
. |:.:.:|:.:.:.:.:ト、 rァ ノ:|:.リ
. |:.:.:ト、:.:.:.K:} r‐ rイ:l:.|:.:|
. !:.:.:|__}:.:.:|::::\_,,>、:\:l.:|:.:|
|:.:/ ヽ:.:.ヽ::::::ヽ |::::::}:/:/
∨ ヽ:.:.:l\:::ヽ|:::/|:./
/ .| ヽ::ヽ \ |∧l:.{ r‐rこつ
. / ヽ レく ヽ:.:ト-ィ r'>'⌒「 |_ ⌒⊃、
. { ト、::}、 ト:.|/ \ | ヽ:::厂 ̄´
\ \ |:.:| ∧ } ヽ-イ´
衆議院議員 原玉重
____
/ \ やる夫はうれしくてたまらないんだお。
/ _ノ ヽ、_ \
/ o゚⌒ ⌒゚o \ やっぱり、やる夫には代議士が向ていたんだお。
| (__人__) |
\ ` ⌒´ / 鉱山とかに夢中になってた時も楽しかったおが
> / )ヽ <
( \ / __ハ ) / ) 原とこうして、議員という身分で議会におれることが
\ ゙ /ヽ ゙ /
\_/ \_/ やる夫にとっては幸せなことだと思うお。
\ヽ-lヽ―- 、
,..-‐ ̄: :. :|: :. :. :. :∧ はいはい、わかりましたから……
/:. :. :/: :i :∧:ト: :. :. 廴)ヘ
//7: :/:,.._|/ |:|>-‐|: : :|ヽ.ヽ じゃあ、私は先に事務局に行ってますから
|: :,イ ∠L ヽL--ァ: |: :| \
| / |:イセf !='ハ: :j、 |イ/
VヘV:| __ 〉/ノ | :|
∨ゝ、 !‐ ‐┘/ソ: : j: :|
|: : /`7 } /: : /:. :|
|: :/ |ミ-彳/: :./ヽ :|
| :j \. |丶イ: : :/ l|
レ' l L_/:. :/... ||
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ┃
┃ やる夫先生! .┃
┃ ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
___ ━┓
/ ―\ ┏┛
/ノ (●)\ ・
. | (●) ⌒)\ ん、どこからだお?
. | (__ノ ̄ |
\ / 聞き慣れない声だおが……
\ _ノ
/´ `\
| |
| |
____
/⌒ ⌒\ ここですお!
〃 / ● ● \ ミ
/⌒ヽ|⊃ (_,、_,) ⊂⊃ |/⌒i やる夫先生!
\ll|l ヽ._) l|lll /
人l||l |l||l 从 バンバン
( ⌒ ) ( ⌒ )
_____ ━┓
/ ― \ ┏┛
/ノ ( ●) \ ・ (ん?見たことがない顔だお……)
. | ( ●) ⌒) |
. | (__ノ ̄ / そこの若い君かお。
. | /
\_ _ノ\ やる夫に何の用だお?
/´ |
. | / | 後、年齢はいくつだお?
____ 僕は1937年の選挙で代議士に初当選した徳島の代議士で
/― ―\
/ ● ● \ 齢は35歳ですお。
| ⊂⊃ (_,、_,) ⊂|
ヽ ィ’ やる夫先生のお名前を諸先輩からよくお聞きしたのでお会いしたかったのですお。
____
/ ⌒ ^\ お、35歳なのかお。若すぎるお!
/ ( ●) (●)
/ ::::::⌒(_人__)⌒ヽ ところで、君の名前は?
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
____
/⌒ ⌒\
/ ● ● \ やる夫ですお。
| ⊂⊃ (_,、_,) ⊂|
ヽ (_.ノ ィ’
____
/ \
/ \ え?やる夫?……
/ \
| \ ,_ |
/ u ∩ノ ⊃―)/
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
____
/― ―\ やる夫武夫と申しますお。
/ ● ● \
/⌒ヽ⊂⊃ (_,、_,) ⊂|/⌒i なにとぞよろしくお願いしますお!
ヽ ll|l (_ノ ll|l /
从l||l |l||l从
( ⌒ ) ( ⌒ )
衆議院議員 やる夫武夫(三木武夫)
____
/ \ ああ、やる夫と同じ名前だから
/ _ノ ヽへ\
/ ( ―) (―) ヽ やる夫のことを知ってたのかお……
.l .u ⌒(__人__)⌒ |
\ ` ⌒r'.二ヽ< こちらこそよろしく頼むお。
/ i^Y゙ r─ ゝ、
/ , ヽ._H゙ f゙ニ、|
{ { \`7ー┘!
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ┃
┃ やる夫武夫君! . ┃
┃ ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
____
/― ―\ あ、先輩に呼ばれたので失礼しますお。
/ ● ● \
/⌒ヽ⊂⊃ (_,、_,) ⊂|/⌒i やる夫先生という存在がいるので、僕は「やる夫」じゃなくて
ヽ ヽ __ ィ’ /
ヽ / 「やる夫武夫」と呼ばれてるんですお。では――
} /
____
/ \ やる夫武夫……
/ ─ ─ \
/ -=・=- -=・=- \ なんか「やる夫」って呼ばれたら、二人とも振り返ってしまったりして
| (__人__) U |
\ ` ⌒´ / ややこしいことになりそうだお……
/ / |l /::/ \ \
. ,イ | | |/:::::/ ,イ ∧ l ヽ \
/ | | |:::::/ ィ'"¨/ | / V 、! ヘ ヽ 先生、どうしたんですか?
,′ | l | / ,/ / .| / ∨|ヽ ハ ヘ
i | 〈j::/ ,/ / l/ Vヘ | ,∧ 私、事務局で秘書登録をすませてきました。
| | ! ∨ /,>=ミ. / ,r=く }| l| ト、',
| | l V,勹::::ハ ' jr'ハ∨ ||| ヽ
l|八 ', :| 《{::ト :::ノ| |{::リ } /! ト、:|
| |∧ ヽ/∨ハ V弋rリ Vノ ∧/|| ',l!
Ⅵ V { V::ヘ ', ¨´ ' '' | :|/ リ
ヽ V 廴.∨:::ヽ、 ヽ ( フ ,.ィ| :|
∨ ト、.∨ト、\ ヽ 、 _ ..< |/八 ,'
∨| \{ ̄ ̄\ \/j/}/ | }/
ヽ| |\:: :: :: >- \ /
,':: :: ::.// ̄ ̄\
/:: :: ::/ / \
秘書 重盛久治
/ ̄ ̄ ̄\ 重盛はやる夫武夫って知ってるかお?
/ / \ \
/ (●) (●) \ やる夫は聞いたことない奴なんだおが……
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
/ \
_ /ヽ
. | `ヽ、 / }
、 ____ヽニ===- _ノ、
_>― : : ,ィ: :ヽ: : : : : : : : \
/ / : : :/: // |: :ト: :\: : |: : : : \ え!?やる夫武夫先生に会ったんですか?
//フ: : : : // | |ト ヽ、―-、|: : : : |: :ヽ
/ /: :/: : ィ:7' | |l\l \ヽ|: : : : |: : :丶 国会ではかなりの有名人ですよ。
. / / :イ: :'∧L._ | ヽ ン=-、ソ: : : : |: : : : }
/ /: :/|: :/,ィ'テミ、 ゔ`ヽゝ: : : |: : : :ノ
|/|: : : |: イlf ┘ } 弋 ノj': : :/j: : :./
' |: : : :V } 弋ノ 、 ` //: : //): レ
. |: : : : :(.} r― //: : イ/': : :ヽ
. |: : : : ハ:ヽ、 _ 丶┘ /|: :/仆、: :|ヽ
. |: /|ハ: : : ト ̄ フク /レ `>、
. |/ ヽ_: | ><「 ̄7/三―‐、
_」 L_/ /
, ´: : :>、_/z‐七< 史上最年少の30歳で衆議院選挙に当選した
/: : :,zチ‐" : ∧: `丶ゝ:. \
. /: : : .//: : : :/: 小 : : : |: : : : : \ 若手の有望株議員ですよ。
/: : : : レ: :,-‐フ:/ | \:.:.|`ヽ: : : : :.\
,': :l: : : |/:/〃 | ヽト、: :|: : : :l: : :l 明治大学在学中に雄弁会でその名を鳴らし
|: :.|: : : |:. :/z=、 テミ、: |: : : :| : : |
|: :.|: : : |: イ j`ヽ r┘ヾj: : :| | ト、.| 卒業後は欧米へ政治視察に行くなど
|: :.',: :. :Ⅵ|7 ハ.} {.ィ_ハ|リ|: ハ:| | `|
| l:λ: : :|弋廴ノ 弋_ノ ∧ 小:| 国際感覚を持ち、新しい政治理論を身に着けた
|∧ぃ.: : :| r‐ ┐ ハj: ハ |
|ハ:.: ト、: :ト、 l ノ ,人: :/ リ 新進気鋭の若手政治家なんですよ。
|. \|. \|\|>r―┬<//}:.:/
// / \レ' 私も本でこの人の事を知って以来、好きなんですよ。
/ |―-/ /\
____
/ ノ \\ はいはい、わかったお。
/ (●) (●)\
/ ∪ (__人__) \ 若くて有能な政治家って事だけはわかったお。
| ` ⌒´ |
\ /⌒)⌒)⌒) //⌒)⌒)⌒) それにしても重盛は、そういう情報には詳しいんだおな……
ノ | / / / (⌒) ./ / /
/´ | :::::::::::(⌒) ゝ ::::::::::/
| l | ノ / ) /
ヽ ヽ_ヽ /' / /
ヽ __ / / /
|ヽ ___
| \__/ /
ゝ、_ノ--←ー‐z‐
/: :|彳 :i: :ハ、:-、ヽ:\ 私、勘はするどいんですよ。
/: :. :i|レ' / |:ハ \l、:ヽ :\
f: |: : : :|| :/_=|' ヽ ィぅ、: :|:.l、ヽ やる夫武夫って人は、将来大物になるんじゃないかって。
|: :|: : : :||ィ'う:ヽ ト:::リJV \i
|:. :|: : : :||代::::j 丶' {|: | やる夫先生も私はきっと将来は宰相になると思ってますから。
. V ヽ: :. :ヘ. ` ′ _ ' ノ: :|
Vト、: :. :ヽ_ ‐'.ィf :ハ |
ヽ、l\ヽィ ̄tヽレ∨ `'
ヽ ハlヽ_.} \
/、 ヾ | //i
fミミ丶、 V/// }
____
/ \
/_ノ ヽ、_ \
/ (●) (●) \ どちらもないない……
| (__人__) u |
r、 r、\ ` ⌒´ ,/
ヽヾ 三 |:l1 > ー‐ ヘ
\>ヽ/ |` } ヽ
ヘ lノ `'ソ イ | |
/´ / ./ | | |
\. ィ_ノ .| | |
| | |
,. -‐…‐- .,
,. ::'"::::::::::::::::::::::::::::::::`::..、 やる夫が"やる夫武夫"に言及した史料というのは
,.:::::::::::,ィ≠ミ::::::::::::::::::\:::::::\
/:::::::/ \:::::::::::::::::',:::::::::ヽ 残念ながら見当たらなかったんですが
/:::::::/ /ヽ::i|:|::::::::':::::::::::::',
|::::::::|_ / }从|:::::::::':::::::::::::′ 秘書の重盛が言及してる記述はあったんです。
|::::::::| ` 芹ぅミ |:::::::::|、::::::l::::i
_|:i|:::i| 芹ぅミ V乃:|:::::::::|_}::::::l::::! 「私はやる夫武夫氏には好感を抱いていた」と――
_/ }八从 V乃 , |:::::::::|::|::::::l:::|
_/ |:::i:., _ |:::::::::|::|::::::|:::| ただ、やる夫がどう思っていたかについてはわかりませんでした。
/ _r― |:::|::::., ´ /|:::::::::|::|::::::|:::|
/ ´  ̄ ̄ \ |:::|::::::::> .,_ ィ |:::::::::|::|::::::|:::|
\  ̄ |:::::::::i ̄ ̄7/ |:::::::::|― - 、|
` ., |:::::::::|.: : :// /|:::::::::|: ://\
> .,_ /::::::::/: : /二二∨/|:::::::::|; / \
 ̄ /:::::/: : / /: |:::::::::|/ \
─-ぇ-─ 、
∠. ___rく.__ >
/:.:.:.:.:.;L:.!|ヽ:.:-、.: \ そういえば先生。
/ .:/ l .:/::/l| `、|.:.|:.:、:ヽ
.:..::|. .:.|/|;厶リ jA.:.!::.:Ⅳ 事務局の方で、なんか騒ぎが起こってましたよ。
|.:.::|::..:.|/r':ハ r小ハ::.:!
|.::rli::.:.| 込リ ヒソ:{:.|V 先生が良くご存じの方が吠えてました。
j:::`li\|、 ヮ ,.イ:.:!
V\lY¬ミ、t-</lハ/
. 〈___`ヽ
| /⌒ヽヽ!>
. l ! l′ '.!
ハ ! |!
____
/ \
/ _ノ ヽ__ \ やる夫が良く知ってる奴?
/ (● ) (● ) \
| (__人__) u | ちょっと見に行ってみるお……
\ ` ⌒´ /
/ (__`ヽ、 u \
\| `\ \___ノ |
| \___/ |
| {
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ なぜだ!?
/::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::l
//::/:l:::::::/::::::;/:::/::::;ヘ::::::::|::::::::::::::::} なぜ、東方会で院内会派登録ができない!?
//:::|:::l:::::;ヘ/, '/:::/:::/ |::::::l:::::::::::::::;'
/|:::l:::l/:/≠、///ニ ̄リ:::/::::::::::::::l
{ |:ハ::|:::l ゞ‐'' / '"てノン/:::::::/`i;':|
l' |l::::! ! ゙"/;::::::; '_..'´ハ{
|::リヽ _ u //://::l::/
l;' |:;ヽ ` _,. /'´ _/::::l:l
!' `ーニ-‐_''"´/イ:l!'
_,|l ̄|| _,=_: : :| `
,.. -‐'''''""´ !l: : |l "}{`: : :\
/:: : : : : : : : 〃: 〃: : : : : : : : :`- _
/:: : : : : : : :〃: 〃: : : : : : : : : : : : ::`''
衆議院議員(東方会)中野正剛
/ ̄ ̄\
/ 「 へ \ 現在、この国の政治結社(政党)は翼賛政治会しか存在しません。
| (●)(●) |
. | | | なので、政治結社ではない東方会としての院内会派登録はできません。
| __´___ ノ
| `ー'´ }
ヽ }
ヽ ノ \
/ く \ \
| \ \ \
| |ヽ、二⌒)、 \
衆議院事務局
_∩
/ 〉〉〉
{ ⊂〉 ____ お〜い、中野!
| | /⌒ ⌒ \
| | /(●) (● ) \ 久しぶりだお!
| |/:::⌒(__人__.)⌒::: \
ヽ | |,┬‐ | | 一体、そこで何やってんだお!
\.\ `ー ´ /
\ __ ヽ
ヽ (____/
. -‐:.:.´ ̄:.:.:`:.丶 、
-:.:.:.´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\ なんだ、やる夫か。久しいな。
_ -‐ ̄:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ、
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ ――どうやら東条の策略のせいで
/:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.':.,
//:.:./: .:./:.:.:. /:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.|:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ 全ての衆議院議員は「翼賛政治会」とやらに
/:.:/:.:./: .:./ :.:./ .:.:.!ヽ:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.|::..:.:.:.|:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',
// :/:.:./ :.:.:/ .:./ :.:..l|ヽヽ:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.|:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l 加入してることになってるそうだ。
/ / :.//:/ :.:./ :.:/ .:.:../:| \\:.:.|:.:.:.:..:l:.:.:.:.:.l:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
,/ / :.//:/ :.:./l :./ .:.:../|:.| __-‐弋ヽ!:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.!:.:.l‐、.:.:.:.:.:.:.:l:.:.l
´ / :.//./ .:.:./:.! .,' :.:..∠//´l_.=≠才l:.:.:.:.!:.:.:.:.:/:./^、l.:.:.:.:.:.:.:|:.:|
,' :./ ,'/ .:.:./.:.:.| .l:.:.:./l //ノ¨|フ:}///.:./:.:.:.:./:./〉//:.:!.:.:.:.:.:l:.:l
|:,' / l :.:./__,|:.l/,イ/´ /´ //:./:.:.:.:./:./_ イ:.:./.:.:.:.:.:|:.:!
|{ l |:./l r-|{ /ノ //:./:.:.:././ / /.イ:.:.:.:.:.:.||.:|
ヽ、 ヽ | | r:.:./\ //:./:.:./:.:イ ,. /:/||:.:.:.:.:.:lト、{
/゙ } | |∠__\__ //イ://// // ||:.:|:.:,'|| `ー
/ / {-------ヽ /´ ´‐ ´ /´ |l:.:|l:' l|
/ く ̄ ̄ ̄/ ̄))_.. イ |ヽ|| `
/ `イ ̄ / ^¨,─┴┬─────‐‐`lヽ
/ / { ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
/ / l : : : | |,-、 〈〉 ,- 、: : : : : : :l
/ _ ' ´ |: : : :| |⌒))||((⌒: : : : : : : :|
━┓
┏┛ ⌒
・ ___⌒ 翼賛政治会?
/ ― 乂____ ━┓
/ノ (●/ ― \ ┏┛ ああ、なんかよくわからない書類に判子を押させられた記憶があるおが
. | (●) | (●) ヽ\ ・
. | (__ノl (⌒ (●) | それのことかお?
. │ 〉  ̄ヽ__) |
\__/´ ___/
/| ヽ
| | |
,..-──v'⌒ヽ
_/:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.厂`ー―ァ あ、やる夫先生来てたんですか。
. /〈::::/:∨:.:.:.:/::.:.:.:/:./:ヽ:.:.:.:<
〈::::::::Y::::/:.:.:.:.ナナメ|:/ヽ:.:}:.:ト:.\> 中野先生はかなり翼賛政治会の事でご立腹のようですよ。
ヽ:::/:::/:.:.:,ィ-|∠_ リ |:ス:.:|:.:.:. |
〉-r(|:.:./ `ト{:r「 イテチ:.:|:.ト:.:| 自分が作った政治結社「東方会」が内務省によって解散させられて
. |:.:.:|:.|:/_ u ̄ ヒ!ノ∧|.:「リ
. |:.:.:|:.:.:.:.:ト、 rァ ノ:|:.リ 翼賛政治会に強制加入されたからだそうで……
. |:.:.:ト、:.:.:.K:} r‐ rイ:l:.|:.:|
. !:.:.:|__}:.:.:|::::\_,,>、:\:l.:|:.:|
|:.:/ ヽ:.:.ヽ::::::ヽ |::::::}:/:/
∨ ヽ:.:.:l\:::ヽ|:::/|:./
/ .| ヽ::ヽ \ |∧l:.{ r‐rこつ
. / ヽ レく ヽ:.:ト-ィ r'>'⌒「 |_ ⌒⊃、
. { ト、::}、 ト:.|/ \ | ヽ:::
/.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
/: .:.:.:./ ..:.:.:.:.:./:.:.:.:.: .i:. :.:.:.:.:.:.:.:.ヽ くっそ!東条の野郎め!
':.: .:.:./ .:./.:.:/:.:.: .:.l .:.l:.: .:',:.:.:.:.:.:.:.l
,'.:.| :.:.l. :.:.//:/:.:.,':.: .:|:.:.:!:.:. .|:..:.:.:.:.:.:| 政治結社としての東方会は滅んでも
/:.: l:.:.:.|:.:.//:/:.:./.:.:. //∧'.:. !:.:.:.:.:.|:.l
/イ.: .|:.:.:.l://l//:./.:.:.:./// _ヽ:l:.:.|:.:.:|'.! 組織や人がなくなったわけではないからな!
/ /:.:.:.r':.:.|ド㍉、'/}.:.:.///_,∠zミ.|:.:l.:.!:{ ヽ
/´|:.,:.ヽハゞfェ'イト.|:.//廾ゝュ'イフ:./ }:.lヽ、 ――では失礼する!
|:.{ヽヽ:ヽ  ̄i!´リ ,'  ̄ //イ:.l'.!
ヽ! ヽ:.l:ヽ. i! /':.:.ハ:.| ヽ
l:.|:.:.\ !ニニ! /l:.:.| ',{
リ.ソ}Fr>、`=´イ/ヲ.:.{ `
ノl`=r ≧≦ヲ/f |`ヽ _ -‐ ' ̄}
/ 艸 | |: : : : | | 圸`ー---‐´ ̄ ̄ ̄: : : : : : : /: : ̄¨}_____
_ -‐ー‐ ´: : : 丱 | |: : : : | |: :卉: : : : -─= : : : : : : : : : /: ://: : : : : : : : : : : :
r──' ̄: : : : : : \: : : : : : : } }: : : : { { : : /: : : : : : : : : : : : : : : : :/: : /´: : : : : : : : : : : : : :
',: : ヽ: : : : : : : : : : : `ー- : : | |: : : : : :.| |: : : : : : : : : : : : : : : : : : :/: / : : : : : : /: : : : : : :
∨: :', : : : : : : : : : : : : : : : : | | : : : : : | |: : : : : : : : : : : : : : : : /: /: : : : : : : /: : : : : : : : :
∨ : ヽ : : : : : : : : : : : : : __| | : : : : : |└──二二才: : : : ://: : : : : : : _/_--───
∨: : ', : : : : : r───´__l : : : : :  ̄ ̄ ̄__ : : | | : : : : /: : : : : : : : イ
∨: : ヽ: : : : | | ̄ ̄ ̄: : : : : : : : : : : : : : ( ): :| |: : : : : : : : _ -‐´
| : : : : : l: : :| | { ): : : : : : : : : : : : : : : : : / : : | |: : : /: :/
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ┃
┃ これはどういうことだ! ┃
┃ ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
_____ ━┓
/ ― \ ┏┛
/ノ ( ●) \ ・
. | ( ●) ⌒) | 今度は聞き慣れた声があっちからするお……
. | (__ノ ̄ /
. | / ちょっと行ってみるお。
\_ ⊂ヽ∩\
/´ (,_ \.\
. | / \_ノ
____
/ \ 無所属でもいいと言ってるのに
/ \ / \
/ (○) (○) \ なんで僕が「翼賛政治会」などという会派に
| __´___ |
\ |il!|!il| / 所属しないといけないんだ!
/  ̄ ̄ \
衆議院議員 鳩山一郎
, ──- 、
ゝ/ ______\ っ わ、わ、わ、落ち着いてよ鳩山君!
/ |/ / ⌒ヽ⌒ヽ|
l |─| ・|・ | っ みんなが見てる前で、翼賛体制への批判はやめてよね!
V⌒ U` ー ヘー つ
ヽ_ /⌒ー── ´ すべての衆議院議員が参加することになったんだから
| |⌒ヽ / _
ヽ二二二⊃_/)///) 仕方ないんだよ!我慢してよね!
/ \/\|ー///) ヽ /
|  ̄ ̄ ̄ | ノー. ′
| ──┬┴ ′ ノノ
_____ ━┓
/ ― \ ┏┛
/ノ ( ●) \ ・ おい、鳩山君。
. | ( ●) ⌒) |
. | (__ノ ̄ / 一体全体、なにを怒ってるんだお?
. | /
\_ _ノ\ それに、君はだれだお?
/´ |
. | / |
, ──- 、
ゝ/______\
/ | / , - 、 - 、l あ、やる夫さん。
l | / l l
l |─| ^|^ | 僕ですよ。覚えてませんか?旧政友会の――
Y⌒ ` ─ ヘー ヽ
ヽ_ |`───┘ノ
∩ ヽ、_ヽ__// ∩
┘`ー┬─´\/\/ー┬─´ └-、
_ __|_ ノ |_|___三
| |
, ─── 、
ゝ/______\ 安藤正純ですよ。
/ | // ⌒ヽ ⌒ヽl
| |─ | ・|< | よろしくおねがいしますね。
Y ⌒ ` ー oーヽ、
ヽ_ ┌───┘l |
ヽ \ // \
>ー── く `\ ヽ
/ \ /\l  ̄| ̄ ノ
/ | ├‐┴-´
衆議院議員 安藤正純
____
/⌒ ⌒\ ホジホジ ああ、政友会で幹事長をしてた安藤君かお。
/( ー) (ー)\
/::::::⌒(__人__)⌒:::::\ こちらこそよろしく頼むおが
| mj |ー'´ |
\ 〈__ノ / 鳩山君と一体なにをしゃべっていたんだお?
ノ ノ
____
/ノ ヽ、_\ やる夫君!
/( ○)}liil{(○)\
/ _´_ \ 翼賛選挙で非推薦だった我々を東条内閣は
| ヽ |!!il|!|!l| / |
\ |ェェェェ| / 「翼賛政治会」に強制加入させたんだよ!!!
____
/ \ 東条英機は本当、やりたい放題するお……
/ _ノ ヽへ\
/ ( ―) (―) ヽ 別に、こんなことで驚かないお。
.l .u ⌒(__人__)⌒ |
\ ` ⌒r'.二ヽ<
/ i^Y゙ r─ ゝ、
/ , ヽ._H゙ f゙ニ、|
{ { \`7ー┘!
┌─────────────────────────────────────────┐
│翼賛選挙では「推薦」と「非推薦」に分かれて選挙戦が戦われたが ...│
│「戦争遂行のため」という理由で、翼賛体制の政治部門と言える翼賛政治会以外の ......│
│政治結社(政党)は内務省命令により解散させられてしまった。 .│
│そのため、全衆議院議員は「翼賛政治会」という日本唯一の政治団体に加入する事となった。 .│
└─────────────────────────────────────────┘
, -─-
, -'´ `丶、
/ \
/ ヽ
/ _ ',
l -‐ --──-- _ |
| /`ヽ、 , -- 、 __,|
|__, ===─i=r === 、_, -‐'{.トl|
/f'il -=ユヾj {.l にニ=‐}} レ'´゙!
ヽ_}ヽ '´ ̄ / ヽ  ̄` .ノ rj/ 俺は嫌な思いしてないから。
l `=='/ ヽ= ' / それにお前らが嫌な思いをしようが俺の知った事ではないわ。
l /{,. -、_, -、j\ ! だって全員どうでもいい人間だし。
l / /lllllllllll\ ヽ l 大袈裟に言おうがお前らが死んでもなんとも思わん。
! { llllllllllllllllllllllllllヽ } / それはリアルでの繋がりがないから。
', '´  ̄二 ̄ ̄ ` /jヽ つまりお前らに対しての情などない。
\ // l
| \____/ '´ !
.__| |\ \_,. -‐'_, ‐i }─-
_,. -‐'"´ | |丑ュl | r‐'´ 。 | /
\セヨ| | | 。 °/ /
\_| ! -‐'´ -‐'´
内閣総理大臣 東条英機
(⌒ヾ`
ゝ´ ,))
(( ⌒ゝ lij
ー" ミ ___ もう僕は家に帰るよ!
ノ(_ \
/"\,, 、/"`` \ 翼賛政治会の議員として働きたくないね!
/ ( ●)´`(● ) \
| '" ' "' | じゃあ失礼するよ!
\ ⌒ /
/ ゝ `` ィヽ
___
/ ____\
ゝ/ | ノ/⌒ ! ま、ま、ま、待ってよ鳩山君!
/ |_| .|
| /^`u ,ヽ_ ノo
ヽ ヽ /⌒\_つ
\/ |
ヽ `──, ( )二l
j二二ヽ ̄ / `-ノ
/⌒ l ̄「 /
/\/ |‐┴-´
./ / | l
/ ̄ ̄ ̄\
/ / \ \ 知らない間に、やる夫の肩書が変わってしまったお……
/ (●) (●) \
| (__人__) | 戦時中だからってやりすぎだお……
\ ` ⌒´ /
/ \
翼賛政治会 衆議院議員
やる夫
─-ぇ-─ 、
∠. ___rく.__ >
/:.:.:.:.:.;L:.!|ヽ:.:-、.: \ 戦争って怖いですね(小並感)
/ .:/ l .:/::/l| `、|.:.|:.:、:ヽ
.:..::|. .:.|/|;厶リ jA.:.!::.:Ⅳ 人の人生が勝手に変えられるんですから。
|.:.::|::..:.|/r':ハ r小ハ::.:!
|.::rli::.:.| 込リ ヒソ:{:.|V
j:::`li\|、 ヮ ,.イ:.:!
V\lY¬ミ、t-</lハ/
. 〈___`ヽ
| /⌒ヽヽ!>
. l ! l′ '.!
ハ ! |!
┌────────────────────────────────────────────┐
│Wikipediaで、戦前政治家の記事を見てる方ならご存知だろうが .│
│翼賛議会の時に衆議院議員をしていた政治家は全て所属政党欄に「翼賛政治会」と書かれている。 │
│これは本人の意思とは無関係に、強制加入させられたからである。 │
└────────────────────────────────────────────┘
, -‐ r ─― 、
/ / \
// ,=vシ== 、 ヽヽ ヽ 前作「衆議院のやる夫〜」において説明しましたが
// // ヽ ヽ ! l l
〃{ i{ {‐-、 ィ尢ハl i| | 当時の政党は内務省による「許可制」だったので
{仆 f _ _ | | |
|ハム  ̄ ,  ̄ l |)l|! 内務省(政府)が自由に政党を解散できたのです。
l `∧ r‐‐v li l l |l
. ,' i ゝ、 ヽ ノ ィ'l l l ! だから、太平洋戦争中の日本に
/ ,' l _}>‐匕!_ / ,'l l |
/rt/ ィf< _ _ `/ /_j | l 翼賛政治会以外の政党は存在しなかったのです。
ノ |l/ ,' llニニ二ニ/ / >、|
/ / /. ├ ¬ー/ / // ヽ
. / / / | ,/ /´,/ ヽ
, イ / ∧ | fA./ //レ''´ \
〃≠-、,.イ/ ∧ \,| / / ハ. \
┌───────────────────────────┐
│こんなことがあった1942年、やる夫の肩書の一つが消える。 .│
└───────────────────────────┘
___
/ \
/_ノ ヽ_ \ これでいいかお?
/(●) (● ) ヽ
| (__人__) | 全ての書類に判子を押したお。
\ `⌒ ´ /
/ \
| ̄ ̄ ̄ ̄|~| |
. / | | .|-、 ノ | ヒョイッ
. // (つ .|と  ̄” ノ
_ ,.へ、
/::`:ー: :-: :./: : : : : : ` :ー - ...、
/: : : : : : : :./: : : : : : : : : : : : : : : :`ヽ、
/: : : : : : : :./: : : : : : :l: : : : : : : : : : : : : \ はい、これで報知新聞は正式に
//: : : : : :./: : : : : : : j!: : : : : : : : : : : : : : :.ヽ
,. :':´: : : : :/: : :,': : : : : : : :ハ: :l: : : : : : :.Λ: : : : : :.ヘ 読売新聞に吸収されることになりました。
/: : ,: : : : : : : : :/:l: : : : : :l:/_l:_.:V: : : : : : : :ハ.: :l : : :. ハ
/: :/: :/: : :.,':.‐:7!:.ハ:.l: : : : ,' V :l`マ: :、: : : : :ハ:.l: : : : : :, なので、やる夫さんは自動的に
,:': :,ィ: : : :/: : : /: :./ l:,' l: l: : : l,' V:.l V: : : : : : : :ハ: : : : : :.!
///: : : ,': : : /: :./ l:'ァオ、: : : l ,ァ牟、V: : : : : : : :.ヘ: : : :.:/ 報知新聞社長を辞める事となりました。
' ,': : : ,:l: : :.,': :.ハ 〃んハV:.:.l 〃 ん心ミ: : : : : : : : :.V:: :,'
. l: : : .ハ: :l: :.,': :'Y, ト、ノ::} 丶:', i ト、ノ::ハヽ: :l: : : : : : ハ:.{ 本当にお疲れ様でした。
l: :./ V: :.l: :ハ V::::ソ f-{ V:::::刈 Y: :l: : : : : l: :l:.!
V:,' ヽ: l: ':,: } `¨´ ノ, ', ゙゚‐- ' l: V: : : : :ハ:/:.l
`!: : :ゝ -‐ ´ 丶、 ノ l: /Vハ:リ: : : l
l: : : :l丶、 r-.、  ̄ ,ィ/: : リ:.}:/: {.: : l
l: : : :j:!: : `>:.. - __ イ,::,:': :/ : :/: : :V :.l
ハ: : ./:ハ: : :_:_:_/:::} /,:´: :./:.:X´ : : : V:.l
__ /: : : ,'::l 7'´:::::::::::.,:' ./:.:: : :,≪ ´ ̄ ヽ: :,ハ:!
. r-r^Y ノ,:.: : /:/:l l:::::::::::::/ __ ,/: : : /:/´ Y: : ヽ
,-‐…-.{ l l `ヽ: :/:/l::l l:::::::::::/ /: : : :/:::/ l: : : ハ
読売新聞社長 正力松太郎
___ ,.- 、
,. .: : :´: : : : : : ̄: :': : :.}-‐…- 、
/: : : ,: : : : : : : : : : : : :./: : : : : : :ヽ
/: : : : :/: : : : : : /: : : : : :ハ: : : : : : :.:Λ 戦時中だから仕方ないですが
,′: : : :!: : : :_,: :イ: : : : : :/j V: : : : : :、: :}
!: :i: : : :l: :/: :/l: :./: : : :} .! ',`ヽ、: : :`ヽ、 新聞の名前も「読売報知」になったんですよ。
|: :.!: : :.l: : : :, ' !:/: : : :/ } V: : : !: : : :.ハ
|: :.|: : : !: : / |': : : :/ ,' V: : :l: : : : : :ハ いずれは、元の読売新聞に戻すつもりですけどね。
!: :.|: : : l: / _ ,z l: : :〃 /__ }: : :l: : : : :!: :ハ
!:.v'!.: : :l,zァ=ミ l: :/ _,二ミ、 |: : :,': : : : :ト、:.:!
. l; { l: :.`タ´, , V  ̄`ヾ j: :/}: : : : / }:/
j: :ゝ.i: : :.| , ハィ': :!: : :/
ハ: : : ノ: : :ト.、 r‐- 、 ノl´: : :j:/
{: : :ハ:l: : : :l: :>.、 ゝ- ’ ィ´: :}: : : ハ
V: l {:V: : V: l: :ノ ` ¨ T´:/ l: : ,ィ: : : l: ',
ヾ{ .>: ト ‐-゛{'´ !  ̄二7: : :ハ:}
/ ` <、 、‐- __ -‐ァ´/!/ハ
, ` - ニ二Y__ -‐ ´ ',
読売新聞 務台光雄
____
/ \ /\ 新聞経営なんて全く興味なかったし
. / (ー) (ー)\
/ ⌒(__人__)⌒ \ やる夫の出番なんて全くなかったおが
| |r┬-| |
\ `ー'´ / これで政治の方に集中できるお!
ノ __ \
/´ l l
元報知新聞社社長 やる夫
,、
_,.-‐─-/ ヘ‐-、_
/ | `ヽ、
/ i λ:: |: ヽ、 .ハ 戦時中はコロコロ肩書やら
| iノ .: | 'フ´|::. j`ヽ、| λ |
|/ : : .;イ´j/, j;:/ , リ 〉 ヘj 会社名が変わって
〈 : :/::| ┃ ,H ┃ ∧ノ ,〉
V}`|: ::|.`‐-‐' `‐-‐'〈::::j,/{ ホント、歴史オタク泣かせですよね。
j ::| :.:|、""" {_,フ "jY77ァ:. |
| ::| ::{ `>‐-‐{ニニ二}: : | アハハッハハ……
ノ ::丶、ヽ、 |__{ニニ二}: :. |
/ : :::f´ 、ー-`| ,.〈 ,〉: :. |
/ / : ::| i\.|//| |: : ヘ、
,-、
,λ ̄゛`ー‐--.| ヽ-‐─--.、_
// .;| . :i::. `ヽ、 ところでやる夫さん――
// ノ / .:| : .:|:: :、 、. `ヽ、
/´ ::/ :.:/ :;メ{ : .:|.:|、 \ :.ヽ、} ハ 政治の世界では一体、誰を神輿にして担ぐつもりですか?
/ / ::/ : :/ :./| ∨ .: :|.:| ∨ .| :.:`ヽ.|
/ / : : :/ : :/ ,ィ⌒| ∨ : .:|:| V⌒ヽ : :. 、 ヘ、 やる夫さんのことだから、昔の濱口総理みたいに
/ /| : : : / : : j ::/ | ∨i .:|j ヽト、 :.: : |: ヘ
〈 :| | : : ::| : : :/|/ ___ ! リヽ、.:| ___ 〉 : :.: ト、: 〉 担ぐ人を決めてるんですよね?
ヽ,| |: : : :| : :;ハ ,.ィ'≠ミ }冖{ `,.ィ≠ミ、 } : : :. / i レ'
|: : : :ヽ、::{:.:ハ. ノ , 、 j: : : :/: |
| : :{ヽ、::|': ::.::j` ‐-‐ ´ __ `‐-‐ ´,|: : :/i: |
`ヽ| |`: |:::::|`l.、 V_,ノ /j;/ | i|
| j: |: :::} .|、:`>‐ァ--t‐<´j::|: : : | |:|
リ : |::;ノ ,ニュ、 |´ `} `|::|: : : ノ. λ
ノ .,ィ´| -‐y 〕 |-─‐-| |リ:. : /ヽ、. ヘ
/ : f\.rヽ、___,j;>、 | |: : メ /i:.. ヘ
/ ::ノ:| }`ミ三三三彡. | j:: // |::i :. `ヽ、
/ : .:/: :| 〈`゛──--ー'〉 | ./ / |: :| ::. )
____
/ ノ \\ それがいなくて困ってるんだお……
/ (●) (●)\
/ ∪ (__人__) \ 実はと言うと――
| ` ⌒´ |
\ /⌒)⌒)⌒) //⌒)⌒)⌒)
ノ | / / / (⌒) ./ / /
/´ | :::::::::::(⌒) ゝ ::::::::::/
| l | ノ / ) /
ヽ ヽ_ヽ /' / /
ヽ __ / / /
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
――やる夫は大物議員と呼ばれている人たちと接触したんだがお……
____ 東条内閣の独裁は許せない。
/〜〜u \
/ /〜〜\\ こんなことを許せば議会政治が……
/ し (◎)―(◎) \
| ∪ ::::(((__人__)))J|
\ u `⌒´ / ゴホッゴホッ……
元衆議院議長 元厚生大臣
秋田清
___
/ \
iニーヽ /─ ─ \ あ、体調が悪いようで失礼しましたお……
iニ_  ̄ ̄/(●) (●) \
⊂ノ ̄ ̄| (__人__) u |
⊂ ヽ∩ `ー´ _/
'、_ \ )
\ \ / /|
|\ ヽ / |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
____
/ノ ヽ、_\
(●) (● ) \ みんな「賞味期限切れ」なんだお……
/⌒(__人__)⌒ \
| ) ) u. | とてもじゃないけど、担げやしないお……
\ `ー'´ /
⊂⌒ヽ 〉 <´/⌒つ
\ ヽ ヽ /
\_,,ノ| 、_ノ
※実際にやる夫が翼賛議会で仲良くしていた秋田清は戦時中に亡くなってる。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
――それに親友の永井柳太郎は……
- -
/ \ \
// / / / \ \ \
// / / / \ \ \ \ やる夫。
. 〃 7 / / / / \ \ \
/ / / / | i ! \ \ \ ', 拙者と一緒に翼賛政治会で働くでござるよ。
/ / / {{ | | | \ ', ', 八
. / / ′ /i ハ { i | |,ィ芹芋≧= , , ヽ 総務とか、要職を用意してるでござるから――
l /1 ! =≦芹≠ミ 、 ! ! _ヒzヅ ヽ ', ',
|' | | |从「`ヒzヅヽ{\ト、{ / /∧ ', ',
| ト、八 i:. `丶,/ /__,ィ', ', |
八 /! ',ーヘ ヾ' , 〃`ヽ/1 リ∧ ',\ |
ヽ{八 | \ \  ̄ /' イ |i i/ィ⌒ヽ ト、 ヽ{
| ヽ |\ \ \ / / ! リ /:::}-、 リ `丶、
\{ \{ 川`ト ._/ }/ィ ≠‐┴―.、 \ \
\ ∨i从ハ: : : :/ -‐ ´:::::::::::::::::::::::/\ \ ',
{ /ハ : //:::::::::::::::::::::::/:::::::《 \ \
/::::/ }/:::::::::::-――≠――へ \ \}
/::::/ /:::::::::/:::::::::::/:::::::::::::::::::::::\ ヽ リ
翼賛政治会 永井柳太郎
____
/ヽ /\
/(●) (●)丶 ……それはお断りするお。
/::⌒(__人__)⌒:::uヽ
l |r┬-| l
\ `ー'´ /
/ ヽ
し、 ト、ノ
| _ l
!___/´ ヽ___l
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
_-─―─- 、._
,-"´ \ やる夫は永井こそ総理大臣に相応しい人物だと思ってるおが
/ ヽ
/ _/::::::\_ヽ 翼賛政治会の大幹部になってしまった以上
| :::::::::::::: ヽ
l u ( ●)::::::::::( ●) 永井を神輿として担ぐわけにはいかないんだお……
` 、 (__人_) /
`ー,、_ / 中学時代からの友人だからとても残念なんだおが……
/ `''ー─‐─''"´\
,..、 __
_ . . .- :': : :}: :´: : :ヘ
, .: : ´: : : : : : : : : : : Λ: : : : : ヘ
. /: : : : : : : : :,: : : : : : : : :.l: : : : : : :\ あれ?やる夫さん。
,:': : : : : : :/: : :/.: : :,ィ: : : : : :l: : : : : : : : へ、
,': : :.,': : : ,: : :.:/!: : :/! }: : : : : lV: : : : : : : : : ヘ 肝心なな人を忘れてませんか?
l: : : !: : : l: : :/ _L:./ l l: : : : 十-:、:.l: : :V: : : :ハ
!: : :.l : : :l: ,:ィ ´ l: :' l : : : : :l V: :l: : : :',: : : :.:', 中学からのご友人も大切ですけど
. l: : : l: : : l: :,' l:,' ,' !: : : :./ V: l: : : : l: : lV:.l
!: : :.l : : :V:! l: _/_ ': : / __ };.ハ: : : :l: : l }:.l もっと身近に"神輿"ならいるじゃないですか。
l: : : l:.: : :Λ ,xz=Z、/:/ ニ=ミl:' Λ: :/: / リ
l: :/ l: : : : :ハ〃  ̄ Y: : l:./l:./
. /: ::ヘ }: : : : :.Λ l: :.:jイ:l'´
イ: : /: :l: : : : lヽ: ', ‐- ' ,ィ': : : l:.ヘ
l: /!: : l: : : : l: :ハ:.}:. 、 __ ,. -ァ': :,':l: : :.:l: :.ヘ
. V ヽ:.ハ: : : : }ーオ-'´ トーァ‐ォ‐}: : :.:l:ハ:リ
/ `ヽ:.:ヘ` 、` ‐ -r‐ ´/ /: ィ: ,'
. { l  ̄ l ! ̄ ' ´ V
____
/ \ ん?そんな奴いたかお?
. / \
. / /) ノ ' ヽ、 \ 中野正剛なら、あれはやる夫と同じ参謀タイプだから
| / .イ '=・= =・= u|
/,'才.ミ) (__人__) / 神輿としては担げ――
. | ≧シ' ` ⌒´ \
/\ ヽ ヽ
__ _
/: ハ _,. : :'´: ハ
, .-‐:.'´: : : :Λ: : : : : : :.ヽ、 あら、やる夫さんったらとぼけちゃって。
,. .:.'´: : : : : : ,!: : : : : ',: : : : : : : : ヘ
/: ,: : : : : : :/:.j:!:l: : : :l: l: : :v.: : : : : :.\ やる夫さんの身近にこんな人がいるじゃないですか。
,:' : /: : : : : : :/: ,ハ:',: : : : ハV:_:',: :V: : : : : \
,: : :./ : :, : : : ,ァ: 7 ',: l: : : : l: lマ:丶: :V: : : : ',: ヘ、 「恩師の義弟」
l: :./: : :/: /:/,: ,′_, V!: : : :l: } V: l、: :',: : : :.ハ: :Λ
|:,:': : :.,': : : :/ ,.{:レ芹、ヾ!: : :j; :テ尤ミV: : ': : : : ハ: : :} 「早稲田大学総長の息子」
l;′: :,': : : :, ,〃オゝ;イ }: :ハ: jゝィ心》: : :l: : : : :.}V:.!
{: :,: : l: : : :Ⅳ.{Kじ刈! ,:./ }/ヒう:リ ' j!: :l、:l: : :l リ 「就職を世話してくれた人の女婿」
l: ハ: :{: : : :l:k Vにソ 'ヘ- {. ゞこノ ,:l: :,' ヽ!: /
V: :ヘ:!: : : :l:| l ` ‐'' ノ ‘、 ,{j:/:! .j:/ 中学からの友人より担ぎやすいじゃないですか。
. |: : :l丶: : l:l \ _ ' __, ` ‐‐ ´ノ: :.l 〃
|: : :!: lへ:V`:.、 ̄ , 、 ,.ィ:'´: : :|
. l: :,: : l: : l`: :l: : >r- _.l l:´: l:.l: |: : :.|
!:/: :.ハ: :V: :V:/Vノ | l.ハ、!:.l:.l: : : !
. l,′:, :.l: : V: V/ヘ、 ! /^ヽz;{: : :.:|
,: : :/: : V: : : :.V/,ハ __ { ´二}/!: : : :',
/: : /: :〃ヘ: : : : V/Λ  ̄ l r }/{: : : :}
. /: : : : :./ミz ヘ: : : :V//ハ /三≧zx_/ハ: : :!
¨¨¨¨¨ 、
/ i l! | \ !?
′u | | |l ! u. ヽ
/ ! (___人___) } も、もしかして……
i u !ililililil| /
! {ililililiノ /
ゝ イ..ノ}
7 ..ノ} ! ノ
/ .ノ |´
/ |
\ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
≧ <
≧ 鳩山一郎かお!? ≦
≧ ≦
/Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
____
/ \ やる夫君〜
/ ⌒ ⌒ \
/ (⌒) (⌒) \ アハハハッハ
| __´___ |
\ `ー'´ /
ノ \
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
! |l!│!l│!l!│!l!l│
│!l│!l!│!l!l│
―‐ 、 │!l!│!l!l│
/ .:ヽ │!l!l│ あんなボンボン……絶対嫌だお……
l .:.:.l │
ヘ .:.:.:.:/ 世間ずれしてるから、絶対やる夫に迷惑ばっかりかけるお。
\ .:.:.:.:.:.:.:く ↑当たります。
ィ´ .:.:.:.:.:.:.:.:|
〈 .:.:.:.:.:.:.:.:| それに、鳩山には政友会時代からの人脈が生きてるから
/>、 .:.:.:.:.〈
/ ! l! .:.:.:.:.l そいつらとやる夫は衝突してしまうから、担ぎたくないお……
/ { .:.l ↑その通りになります。
ゝ‐'\____.:ノ
:::::::::::::::::::::::::::..
::::::::::::::::::::::::::::..
::::::::::::::::::::::::::...
::::::::::::::::::::::::::
______ ./`ヽ、__,-‐、
,ィ´ |´ { やる夫さん……
/ / j :| | j、
/ i:: / /::i j| {、 ヽ、 この非常時にそんな好き嫌いは言ってられませんよ?
/ |:: ノ '⌒/ ,/ |i |:|⌒i、 : : ヘ
| :|/ //| / |i ,ィ j | :| :: | | やる夫さんが一人で政治活動するのは無理なんですから。
| // ,.ィ'´ __j,/ |jノ jノ__|,/| | | |
|/ / /:::|:|,ィfチミ、 }-{ ,ィfチミ ハ | ∧. j 「大将」を立てないと、戦はでいないんですよ?
|/:{ {:::::|| ノ 、 ハ、 jノ }ノ
j i`ヽ|::::::| `‐-‐ ´ 、 `‐-‐´{´|::}ノ| その大将は鳩山一郎しかいないんですから。
| | |:::ヽ、:::ヽ ‐- ノ´ }、::::|
| | |:::::::λ:: `ヽ>‐- -‐´f::'´_,ィ'´j:::|
|リ },ィ'´ `ヽ、 ヽ、/\/:〉_ノ´ {:::|
j f`ヽ、 V ∧ .ハ`~ ,|::j
/ i| `ヽ. j/|/ ヘ / .∨‐--‐"|ノ
/ .ノ:| | `>‐-..、 V_ .,∧ |、
/ ,.:' /::/| | ヽ、 _,≧≦_ハ ` 〉
_____
/ _ノ ヽ_\
/ (○) (○)
/ (__人__) ヽ そんなこと言われても
| U ` ⌒´ |
\ / やる夫は民政党で、鳩山は政友会。
/ \
/ , l | なんで民政党のやる夫が、政友会の鳩山を
/ /| | |
/ / .| l! .| 大将として仰がないといけないんだお?
/ / | || .|
/ く . | l' {
(__{ー' | | .|ヘ__)
| |! |
| || |
| l.! |
| l.| |
ノ l ! ヽ
(___ノ ヽ ___)
/"`‐-.、_,./^ヽ、__
/ i  ̄゛‐-.、
/ ,ノ { : | . `ヽ、 やる夫さん、ちょっと左を向いてもらえます?
| / : i .人 :: |、 `ヽ、:: ハ
j/ :‐-‐'/| V :: |‐-‐ }:: i }
/ , ::,ノ| / | V ,リ \. |: |
{ i :.:ハ |/ ! V j `ヽ、 {: i. |
Vj ::〈:.:} ,ィ≠z゛ jノ "z≠t、j : | |: |
ヽ、: :|::| { : |) |
j >、|:j、 /,~i^ヘ.ノ ,| ::λ_,ゝ
〈 {: :|: .:>‐{ j-‐<´ | :: 〉
`´ヽ|ヘ:i"ヽ::〉 丿i::∧::j/|,ノV
,イ´/ /、_/ `ヽ、
{ / / o|| }
| / / o|j /
____
/ \
/ ─ \ ん?
' (●) \
(l、__) | 誰もいないおが……
⌒´ /
`l \
l \
,. --─‐- 、
/ \
_,.-‐厂 ̄ l ヽ そう……
〈 } l | l | ∧
}ノ | { ! ! | l| l | 誰もいないんです……
/ l l l八. ト、人 } }| l |
. / l l {大不、ノ ,ィテミ、イ ,小. | これが現実なんです……
{ l | lト代ハ { 炊ソ' }/ レ' |
. Ⅵ N从 フ⌒ヽ、'_'_'ノ | l | |
∨ヽノ ヘ、 -‐ .イ トl | l
| > 、 イ | 川人/
,. -┴へr‐-、_ノ l /::::/::::::\
/ 二ヱニニミ、`<ノ /::::/::::::::::::::>、
/ ⌒<二> \:::::/:::::::::::/ }
′ /フ´{::`ーァヘ ∨:::::::/ │
i 〈´ ∧:::::/ >、 ',:::// ∧
民政党も政友会も解散しているからなあ
なぜ院外の政治団体としても残さなかったのか
____
/ ノ ヽ\
/ (○)}liil{(○) 誰もいない……
/ (__人__) ヽ
| |!!il|l| | 大将として担げる政治家が鳩山しかいない!?
\ lェェェl /
/ ヽ
しヽ ト、ノ
| __ |
!___ノ´ ヽ__丿
,_ /: ヽ
/: : : :`l: : : : `:ー -. . .、
. ,: : : : : :.:l: : : : : : : : : : : : `ヽ、
/: : : : : :.:l: : : : : : :.l: : : : : : : : :ヽ
,.:': : : : :/: : ハ: : : : : : l: : : : : : l: : : :ヘ まぁ、そういうご時世になっちゃったんですよね。
. /: : : : : :,': : /_ l: :: : :l: :j_: : : : : :l: : : : :.',
. .:': : : : : : : :l: :7´; V: : :.l: ,'ヽ:``: :/: : : : : :.l 政党が腐敗して、国民が政治家を見放した戦前って
l: : /: : ,' : : :V:l l ',: : :.l/ \:,': : l: : : : :l
',: ,': : :.l: : : / ` __ !: : ,' __ /: : : ,: : : :.,' 恐ろしい時代ですよね。
V!: : :ハ: : :l', ォ≠z l:/ ァ≠z、: : : l_: : :.:l
ヽ:{ V: : ハ´ l: : : : :l .}: : l ――そんなことよりお茶飲みませんか?
. ` /:>-! r‐┐ l: : : : :l´: : :ハ
,':ィ: : : l:>:. 、 ゝ '_ , ァ: : : : l: : :.ハ:.l
l:{ V: /`ヽ: : :,`:.¨7〃´,:'.イ: : j: / リ
` }:/l/ l l l /:./!
| ̄ ̄ l ./'´  ̄  ̄ ` 〈
l l-, / l
l l V l
{r ‐‐- 、! ,' l
ゝ、 , - ‐ l / l
____
/ノ ヽ、_\ r ⌒j
/( ○)}liil{(○)\ / / 日本はここまで追い詰められてしまったのかお!
/ (__人__) \/ / / )
| |i|||||||i| / / / / 政治家の人材不足はここまで深刻なのかお!?
\ |ェェェェ| / '` ´ /
r´ (⌒'ー―- イ′ ´廴
/ > 、 ヽ _  ̄ ̄ ̄)
/ -、 } (  ̄¨´
/ ヽ._ __ \
` --‐'´ `゙' 、_.)
,、
_,.-‐─-/ ヘ‐-、_
/ | `ヽ、
/ i λ:: |: ヽ、 .ハ まぁ、その可能性は否定できませんね。
| iノ .: | 'フ´|::. j`ヽ、| λ |
|/ : : .;イ´j/, j;:/ , リ 〉 ヘj アハハハハ……
〈 : :/::| ┃ ,H ┃ ∧ノ ,〉
V}`|: ::|.`‐-‐' `‐-‐'〈::::j,/{ 大将になれそうな人は歳とったり
j ::| :.:|、""" {_,フ "jY77ァ:. |
| ::| ::{ `>‐-‐{ニニ二}: : | 軍部や政府と仲良くしてますからねぇ……
ノ ::丶、ヽ、 |__{ニニ二}: :. |
/ : :::f´ 、ー-`| ,.〈 ,〉: :. |
/ / : ::| i\.|//| |: : ヘ、
〈 :/ : : ::| |> `´ <| ト、:. : : \
__ - ――‐' " \
,/ ! ∧ ――あ、大事な事を忘れてました。
/ ,/ __ /,ィ: l __ ヘ、
j /.:: /,ィ//'!l 、.|∨`ヽ ::. \ やる夫さんの報知新聞社長勇退のための
. У .:::/ ,イ,// |l ト!| ∨:| :::. l、,/
i /:/ /:::!レr‐、リ ノレ r= i:ノ |::: |}/ 夕食会を料亭で開くことになってたんでした。
ヽ{ヘ{ |:::!:! lij:j,7ィ}={, l:ijj.〉ノ: |^i: /
. | \.!::l::ト、_/_ノ ゝ__ l':レイ! レ′ 今から行きましょう。さぁ。
. レ:::::j:/y'フ,ィァ (二フ ,.ィ:|::l: l:! _
/:::::/、j、_ ´ 〈/フー「`iー、:!:|: |::〉ァ.//
ノ :::/:iへ ::.\ У⌒゙| |:lλ!::l レ/,j_
/ :::::/:::| \| |\ | |;' !:!|:{ Lメノ}、
/ :::::/:::::| | | ヽ! !.j ヽア /::::〉
____
:/ \:
:/ _ノ iiiii \. \ いや、そんなことより
/ (○) (○) \
: | (__人__) |: 日本の事が心配になってきたお……
\ ` ⌒´ /
/ ⌒ /⌒Y⌒ヽ ヽ
:| \| .i イ |
|\ / 人 .\!
| \___/ \__/:
| /
| /
┌────┐
│料亭 │
└────┘
(二二二ニ/二二ニ/二|二二ヽ二ヽ二ニニ)
//_/__//_/__//_/| |ヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ
//_/__//_/__//_/_| |__ヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ
//_/__//_/__//_/__| |_ヽ_ヽヽ__ヽヽ_ヽヽ
二二二ニ/二二ニ/二二二//_/__//_/__//_/_| |__ヽ_ヽヽ__ヽヽ_ヽヽヽ二二ヽ二二ヽ二二ヽ二二ヽ
//_/__//_/__//_/__///_/_//_/__//_/_ | |___ヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽヽヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ
//_/__//_/__//_/__//○====○====○======.○=====○===○===○===○ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ
//_/__//_/__//_/__//_| |┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬|__|_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ
○====○====○====○===.| |││││││││││││││││|| ||===○===○===○===○===○
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""" ̄ ̄ ̄'''''''''''''''""""" ̄""" ̄ ̄''''''''''""""""""""""""""""""""""""" ̄ ̄'''''''''"""" ̄ ̄ ̄ ̄"""""""""
r-、
rー―― !: : `´ ̄`. .' . 、
,!: : : : : : :!: i : i、: : : : : : : :ヽ、 やる夫さんのために
/: : : : : / /|: | : l:!ヽ : : : : ヽ : :ヽ
/ : : : : : ,': ,' .! l: : !| l: i、: : : ヽi : ', 新聞業界の方を多く集めましたよ。
/ : : : ,: : ,!-!‐ !,l: : l:! !‐!- 、 : : ヽ : !
. ,': i: : : i: : :l :l lノ!: : !! |/ ヽ : : i: ',: | ここで交友関係を深めれば
l : |: : : !: : :N _! : リ ' _ ヽ: :|: :V
|: /!: : :|: : l. ,´== `r‐{. ==ミ!i: :h: ! 政治活動にも役立つんじゃないかと思って。
l/ !: : i、:i'{ '''' ノ ,.ヽ ''''ノ,ハ:l,ハ,!
ヽ: l ヽ!:`iー‐‐' r‐┐`''''",!,! :i' :|:i
ヽ! ,|: |:i`'ー- `_‐',., イ: !': : !: :!:!
r 、 /|: :!|: : |, '^'、 ,ハl:/: : :,! : ',|
ヽ ヽ_r_v r! :ヾ―l, V /: : : ハ: :ヽ
Y,. -{ Y!:',: :ヽ:.:.V´,フ、ヽ/ : : /:.:`i,: : :',
l、/´)ハヽ'、 :ヽ:.ヾイ|.!|、! : :, ':.:.:./ ! : : ヽ
____
/ \ 正力はそういうことは得意だおな。
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \ 毎度、頭が下がる思いだお。
| (__人__) |
\ `⌒´ ,/
/ ー‐ \
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ┃
┃ おい!やる夫! ┃
┃ ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
___
/ \
/ _ノ '' 'ー \ もしかして、その声は……
/ (●) (●) \
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
/ . : . : : / /: . /: ://:/_j: l: . : :l: : : : : : ヽ
/ . : . : : / /: : /: /, 彡'´ 丶ト、: /: : : : : : : :ハ やる夫!
ノィ :/. : :/:,/ : ,/ィ, r〃.ィ≦ ̄`7ソ: : : : : : : : : ハ
/: , : : :l /l:≦メ!l{/ ´ {‐彳) /:/ : : : : : : : : :| 新聞記者なんかやったこともないのに
, :/l: . :,:l':ィl'fr!iノ/ 三 ̄ ̄ /:/ : : : : /: : : : : l
l/ 'l: ./: : l ̄〈 、 ノィ: . : : : ム: : : : / 社長がよく務まったな。案外すごいじゃないか。
′ !:/: : : ! 、,.==ニ二} /: :/:/⌒} : : l
l': :|: : ハ ヽ:/ ノ //:/ __彡': : :! l
j: :ハ: :l: :ヽ { / /´ ̄ __//: : : : : トl
/'´ ハ:l/ l\ `ニ´ /:/ : : : トl _,,.. -‐
l:ハ!. l:,l ヘ __ ニ´___/´l: : : :トl-‐ '´: : : :
ノ′` .ノ''l: fニニニl「 ̄:ハ ̄ ̄!: /: : : : : /
____
/ \ 中野。相変わらず、お前は口が悪いおな。
/ -‐´ `ー\
/ (●) (●)\ お前が朝日新聞記者だったなんて、やる夫には信じられないお。
| (__人__) |
\ ` ⌒´ / それに、あんだけヒトラー・ムッソリーニを支持してたお前が
> ー‐ <
. / / ̄彡ミヽ、 翼賛政治会に批判的な理由がよくわからないお。
/ ヽ / / ヽ ヽ
ヽ. Y / | |
ヽ ノ ヽ ノ
┌─────────────────────────────┐
│中野正剛は民政党時代に、やる夫・永井・とともに │
│「民政党の三羽鳥」と呼ばれていた。 ....│
│だが、中野は思想が親軍化していくうちに民政党を脱党して .│
│最終的には東方会という政党を結成する。 │
│欧州視察で、ヒトラー・ムッソリーニと会見したことでも知られる。 .│
└─────────────────────────────┘
.':.:.:.:.:.:.|: .:.:/:.: .:./:. .:.:./i:.:.: .:. ./:.:.:.:.:.:.ヽ、 ヽ:.:.:.:.:.
l.:.:.:.:.:.:.l :. .:.l:.:.:.:./ :.:.///l:.:. :. /:.:.:.:./:.:.:.∧ \:.:. 俺が目指したのは有能な政治家による
|.:.:.:.l.:.:.|:.:. .:.|.:.:./:.:.∠_//_.|:.:.:./.:.:./ /:./ヽ:.ヽ }:.:
,':l:.:.l^l:.:.l:.|.: l:/イ<ヽ、/‐、|:.:.:.レ'´/:/l |.:.:.| |:.: 国家指導体制だったが
/:.|:.:.}}|.:.|:.|.:.:.|、{rf夊仏\|:.:./rフ´/_.| {:.::.| |/
. /:./|:.:.| l.:.l:.|.ト:.'. ̄¬‐┴ヽ',:.//‐´ \_/ ヽ_l 今、総理の座にいるのは政治家としての資質が全くない
// }:.l:ヽrヽl:.l:.ヽ:ヽ ヽ, ,}\ ヽ
/´ .':.ハ.:.{=l:.'.:.ヽ:.',-\ {_ ̄ ̄ ̄ヽ ', ただの素人軍人だからな。
/:/ }:.:|FT〕、:.\ ヽ ̄ヽ l
// /|:.:l|{≡}|ヽ-、\ 、__ _ / .| | ', こんなやつの独裁体制を俺が認めるわけがないだろ?
/´ l:.|}:|f i:|. \ ___ ¨ヽ { l ',
/´l:ハヽヽ、 \ ¨ `才:.ハ
ノ _}:.:|\\ \ , ' ´/:.:./ /,ヽ
}二二匁≡⊃><ヲ‐≠ォ{! ./´ \
/:∧: : / /: :  ̄7 / ̄ ̄l ヽ _〉___
___
/ \ てめぇがヒトラーを崇拝した結果、東方会とかいうヘンテコリンな団体を作り
/ _ノ ヽ、_\
/. ((●)三(●)\ 国民を煽ったから、こんな事になったんじゃないのかお?
| (__人__) |
\ ヽ |r┬-|/ / お前が後先を考えずに行動するから、みんなが迷惑するんだお!
/ `'ー´ \
,.:.:.:´.: ̄.:.:.:> 、 何を言うか。
,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:> 、
/.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:> 、 政治が腐敗化してきたから、俺は一新しようとしただけだ。
/.:/.:.:.:l.:.:./.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:/.:.:.:l.:.:.:.:.:.ヽ
,.:.:./.:.:.:.:|/.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:爪 そして現にいま、俺は今の体制を変えようとしてるんだ。
/イ./.:.:.:.:.:.!.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:/.:.::/.:.:.:.:.:.トー-、.:爪
'/,.:l.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:/.:.:.:.:./.:.:.:./.:.:.:.:人.`ー 、VL',\ ,_,
' ,イ.:.:.:.:.:.:.:|//フ>く//V.:.:.:.:/ゝ、`ーム ゝ┴  ̄ \-、-、
| |.:.ム.:.:.:.:|〃隹不 フ /.://≠―チ> 、_ ァγ ´/イ: :\
’ , l.:ll.:.:八ゝヒ角ムメ./.:彡´ テri一 ,.:.:.:.:.:.:.:lヽ ー " /| イ/: : : : : : \
' ,.:.ヽヽ: ヽ ' l 〔角7 "/.:.:.:.:.:r ' ̄'__./ | 'V: : : : : : : : : :\
l.:.:ゝヽ.:` / ` //.:/.:.:/" ̄ Y: : : : : : : : : : : : :.\
从.:.:.:.:l>\ ____ ,.:.:/.:/V 乂: : : : : : : : : : : : : : \
, ´//リ.:.! \  ̄ ̄ " イ.:.:.|/レ' ` <: : : : : : : : : : : : :ヽ
//j.:.不 \ ィ ´.:.:.:.:|乂" ` <: : : : : : : : : :.\
/ ⊂ニテニ> <ニ乂|乂 ` マ: : : : : : : : :
イ: : : :| |: : : : | |: :从 _____ ヽ: : : : : : : :
|リ厄 | |: : : : | |う||__/ヽー ´ ヽ - 、 __ _V: : : : : : :
(⌒ヾ`
ゝ´ ,))
(( ⌒ゝ lij
ー" ミ ___ お前は本当、馬鹿な奴だお。
ノ(_ \
/"\,, 、/"`` \ 民政党時代から――
/ ( ●)´`(● ) \
| '" (__人__) "' |
\ ` ⌒ ´ /
/ ゝ `` ィヽ
...................................
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::: :::::::::::::::
::::::::::::::: :::::::::::::::
::::::::::::::: ちょっといいですか? :::::::::::::::
::::::::::::::: :::::::::::::::
::::::::::::::: :::::::::::::::
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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
...................................
/ レ'////////////////|
,' ,'≧========xl} 中野さんは思ったら先に行動される方だから
i {ノ/j__//jノ l:l: }_} ハl|
| -=彡イノ __` 从ノ∨}人ミ≧ー 皆さんから反発受けたりのかな?
| ,'l ィfア行 } f'孖ヽノV|
} ,' | ヽ竺ノソ 以ノ/,':i | でも、お二人がこんな時に喧嘩するのは
/ /:八 ' {.:l |
. / /:/: |.:> r‐,. . イ .l | 日本にとってはとっても悲しい事かも。
/ ∧: : :r≦|> ___ . < : |: `Y
./ / \:ト、 ≧zzx__}>、j: :.|: : :|
{. / \\ /`ー'7:\j:.: :.
___ ━┓
/ ― \ ┏┛ ――すみませんおが
| (●) ヽ\ ・
l (⌒ (●) | どなたですかお?
〉  ̄ヽ__) │
. /´ ___/
| ヽ
| ||
__ __
, ':.:.:..:.:.:.:.:.:.:.`¨:.':.‐ - 、
./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`:.、
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ . :. .ヽ
./ :.: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.!:..:. :. }:.:.',ヽ.:.', やる夫。知らないのか。
/. : .:.!:.:.:.:.:.:.i:.:.:/:././ :./,':..:.: .,'|:.|:.ヽヽヽ
l:. :!:.: .:.|:.:.: :.:.:.|:./:/./ :.///:.:. /:.|:.lヽ.:ヽヽヽ 俺の朝日新聞時代の後輩で――
',:.:.|:.:.:.:.| :. .:.: .l/./:/ :.///7:.:/:./|/__l:.',:.|l|:.{
}.:.l:.:.:.:.l: .: .:.:.l/:.//∠__//./:./ャテミ.:.:l.:.|||`、__
l.:.|:.:.:.l`l:.l:.: .|:.|/7=rzェミ/://k斗ィ:.{|:.l |
|l:.ハ.:.ヽヽ',:.:.ヽヽヒエ才‐ヽ ', l:.:.||.|
|l:{ }:.:.|.ヽ_:.ト.:.ヽヽ . > ノ.:.l l|
/ |l ヽ.||:ヽ:.|ヽ:.:.ヽ\ 、 ..-‐'/ヽ:.| `
ヽ }|:.:.:.',ヽ`ヽ:.', 、 '¨, 'ヽ.{ ヽ
´ l:.|:ノヾ、___.ヽ >‐-':.| ヽ
/|:lリ〈〉‐‐‐|.ニニニ彳ヽ{
. r、 {゙l
rト、\} ヽ∩
\` | _
⊂ニ / j/ )⌒\ ´  ̄ ̄ ̄`丶、
\ く/ \}:\ / 、\
><´ / :::::∧ { Y´  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\} ヽ 石井光次郎です。
/ / :::::::::/ \ /│ | '.
〈 / ::::::::::/ 厶└ ァ:T:7丁: :7-: :┬-、| ! よろしくかもです。
\/:::::::::::/ ', ∠: レ{: /=ミ/ レ∨x=ミ∧: : \. |
〈:::::::::: / } 〈 ム|:Ⅳ7心. ト゚心゙ ハ: 、: :> 今日は主筆と中野さんと一緒に話してたら
\/ {ヽ / j:.|:│弋ソ , 弋)り }: ⅣV |
\ ∨ /: |:│''' ''' │:| | おいしい料理が食べられるところがあるって聞いて
\ \{ : |:人 「  ̄} |.:ム 、|
\ Ⅵ |_j:> _ ー'′イ: :| |: | | お二人とついてきたんですよ。
`丶、 (匸{_| |匸)ア(`lニニ´j {ス:.:| |:│ |
`丶、 | | |::`ト、 __/::::::}| l、| |
\ | | に匸>く ::: / | |_人 〈
/`丶、_| | |:::::∨\_X. | | ∧ `、
/: : / : : | | |:/\/ー′ | |/ |
/: : / : : : | |. 〈 /| | l | ヽ
,′: : : : : : | | |:ヽ/:::| \| {. | \
: : : i : : : : :| | /:::j|:::::| ∧∨ | \
朝日新聞 石井光次郎
/ ::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::‘,
/ ::::::::::::::: | ::::::::::::::::::::::::: /:::/::::::::::::::::::ト、 朝日新聞の主筆は学生時代の後輩でね
/ :::::|:::::::::::::|/:::/:::::::::::::://:: /:::::;::::/}:::::∧ \
/ :::::: |i::::::::::::|:::/:/::: ̄”¨≧x イ: /:://∨::::∧ 学校時代からずっと親友として付き合ってるんだよ。
.′::::::::|i::::::::::::∨/ イ午ミメ、 / /:://ヽi|/:/::::|
‘, :::::从:::::::::::: .、 _乂}r' ::/ ィ i|:::::::ハ| 今日は「この国」の事について相談しててね。
}::::::::::::(\:::::::::::\ |′弋}'イ::::/
}:∧::::/: ヽ\::::: 〈 \ / i|::/ 新聞と言うのは国民にとって重要なものだから
}′∨::/:::: ーrヘ::∧ ___, /::イ
ノ ∨::/:::::::| \{ ー<こ 7 / いろいろと話をしてたわけさ。
}:∧:::::::ト. - _ ¨゚ .イ
}′}/::::|\  ̄ - ____/:::| ――で、今ここにいるんだ。
}∧r=====f===== ┤ノヘ:{
____
/ \ 大新聞社の朝日新聞の主筆と親友なのかお……
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \ お前、友達いなさそうに見えて、結構人脈広いんだおな。
| (__人__) |
\ `⌒´ ,/
/ ー‐ \
i i c r、 (_ノ v/ )_ノ r メ、
| { / ( _/ソ/ _ > T´ ヽ、
l. /ー-t―.T´7i ̄,i ハ.トi-r‐'、 「` やる夫先生は
. ', / ー/-ァ=l7´ | ./l ,' j,rVヘ. 「ヽ}
i ∠ =イl /! /|ニ示`l/ i/ 伝T | | うちの主筆を知らないんですか?
,! | Y レ行し::;} じ;ソ l|
/i l | '弋クzソ 、`" !,'
,' ! i ! ハ
,' | ヽ、 !、 |ヽ、 _, イ l
/ ! \ l V ', ` _ イ i l !
. / ト ヘ. ト-ニ_`7ーェ‐</ !川 ハ
{ ヽ ヽ\  ̄`7、 .i/ i!ノノ {|
____
/ \
/ ⌒ ⌒ \ 会ったことがあったとしても
/ (●) (●) \
l ⌒(__人__)⌒ l 覚えてないお(素)
\ `⌒´ /
/ \
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ..┃
┃ あ、お前ら。こんなところにいたのか ...┃
┃ ..┃
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-‐…‐- 、
. ´ _ -‐-、\
/ ,,ァ7 / / / ∧ , あ、どこに行ってたの?
′ ,ィ/ // / 厶.-┬弋ハ
{ ∨ / /ィ,ハi|从六ヽ ミ=‐ もう始まっちゃうところだったよ?
' V'ィiレ'Tニリ '乏刈ハ \
’ }ハ,ル,4弐 Vソ小 \ \
. /∧ ″}爪r勿 ' " } .\ \ ` 、
// 〉 从ヽ ' ' ' ┌く} 人,\\ \ \
/ / //,ハヘ '≧=-`r< {{_》x. \\ \i__,〉
/ //x》ぅv\ニ彡ヘ._,xヘ.」i ヽ \\ \
. ,., -┘ //_〃、/ ヽ 'vx≪,]」_|i‘弋 !、\\\ \
// // {{,入\ ', ゞ</`寸 ‘い, \ ヽi\\
, / /i/ `⌒’vi | i \iハ i ‘'ー-‐¬ノ ヽ}
. / i / i / / |i | | │ | │ } } h, _ ′
. / / / __彡 /ノ_ノ 小 │ | | / { いノ
`¨“ 77´ | / _,/ />、彡イ| } 、 ' ∨ ‘ ' |>
_>:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
∠:::::::::::::::::::::::::::::;::::;::::;::::::::::::;::::;::::::::::::ゝ‐
>'¨フ:::::::;::::'::::;::::/// l::::::;::::::;::::::::::>‐
イ:.::::':::::::::::::::::::/l/十ー l/vl::/l/l:::::::::::\ え、ここだったの?
フ::::::::::_::::::l/ l でテ l/ .V 气レ':::::::::ヽ、
/:': :/: ;t: l ¨ ̄ / !tフソ;::::::::ゝ、 広すぎて、迷ってしまって……
/¨ヽ i:::ゝ _ : ¨ .;::::/`
ーヘ u /"'
人 r==、 /
z ┤ \ /
/ ヽ' ` >‐<
人 \ : : : / : : : \
/ ̄ 亅 / ; : : :冫 : / |
/ | / .入ー―‐': : :ゝ |
. イ レ' 亅::::::::::/ > \
/: : : : /: : /: : / : : : /l: : : : : : : : :ヽ
. /: l : : /: : /: : /: /:/:/∧:l: : : : : : : :ハ
/: : ! : /: : /: :/: ://l // l:|\: :!|: : : : l 相変わらずだな、君は。
,':/: :l : l : ://:/l: イ//,l/=キi≦V | : : : ハ
/イ: | | : |: :l/!/=l'、l'/´/,.ィ彷r) 7:/: ム l:ト| 君に紹介するよ。ここにいるのがやる夫。
,': ,l l: : ∨r忘外 }  ̄ ̄ //: /) }从
l:/ |:l: 、: ヽ ` ̄ 〈 //: /.ン:l
l′lハ : \ \ __,./イィ/彳|l l
′!: | |:ヽ‐ヽ ´-‐一 /ヘ: N州
|/l/|:l、_、:> 、 /,. -ヘl 、
_ \::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ _
\::: ̄::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ̄:/
-=ニ_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∠_ あ、どうも。今日は正力さんに呼ばれて来ました。
/:::::::/:::::::/::::::::::::/|:::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::/
/_:::::/:::::::::|:::/|:::/ |:/|::::::∧::ト、:ヽ:::::::::::::_:::\ やる夫先生ですよね?
 ̄ /://|:::::::|/ ,ィ┬ .|/ |::::/ ,ィ┬N|:::ト、::_\ ̄
∠::::::|/:|:/|∧イ じリ .|:::/ じリ レ::::::::\ ̄ はじめまして――かな?
/::::::::|::::::/|/ |/ | ∧::::| ̄
 ̄/:::::::::{、| | |〉 |/\|
 ̄∠::::::ヽヽ /:|
∠::::::::ヽ , - -, /ヽ|
|/|:::ヽ  ̄ /|
/ |/| ヽ ,,__,, イ | \
// レ' ト, \_
// | ヘ / \`
____
/ \
/ ─ ─ \ はじめましてだお。
/ (●) (●) \
| (__人__) | 報知新聞元社長で
\ `⌒´ ,/
/_∩ ー‐ \ 今は代議士をやってるやる夫だお。
(____) |、 \
| |/ / 大新聞社の主筆に会えて光栄ですお。
| ⊂ /
| し'
\ 、/ /
\/ /
_/ /``l
(____/(_/
`>:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.::.:.::.:.:.::.:.:.:.:/
</::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::::_,>
/:.:..:.:.::.:.:.:.:.:::.:.:..:.:.:.::.:.:.:.:.::ト、:.::::.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:::.:.:/ あ、どうかよろしく。
厶イ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::..:.:.:.ト、 \:::.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:::\
∠:::イ:.:.:.::.:i:.:.:.::.ハ:ハ.::|ヽ:.::| _Ⅵ:.:.:, --、:ヘー‐ 俺は――
/_::::::::::.::.:i:.:.ハ,x==、ヽ ヽ| ´⌒´ ヽ!{. リ:.:.:\
/.:.::.:.:i::ハ. ! ノ:ト| ̄
 ̄ /.:iハ ハ. 〈j 厂:.:.:|
レ.i ヽヽ -‐ァ イ:.::.:.ハ|
\ ヽ、_,,,ノ / ! ヽ| ヘ
丶、 / -''" ヽ
-――"''"| ̄\ 〉\
|ハ | | ヽ /
/:::::::::::::;::::::::::::::::;:::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::;:::::::ミ≠=‐
./::::::::::::::::::!::::::::::::;::::::::::::ヽ:::::::::ヽ:::::::ヽ\:::::::::::::::;:::::::::\\
∠.-‐ フ::::::;'::::;::::;:::::l:::::;:、::::::∧:::::::::ヘ:::::∧ `ヽ::::::::::ヽ::::::::::ヽ 朝日新聞社主筆の緒方竹虎です。
/个::::::::::!:::;:::: l介' \::ヽ \:::ゝ ミ、\ .}::::厶` \
// /::/:::::l::::::::::l∧_厶 `\ \ .l:リ : : /::::::::ヘ\ どうか、お見知りおきを。
' / .Vv'l::::::::/ !弋リ: レ': : : /::::::::::::ゝゝ
レ'l::/ .} .¨ ノ人::::::::::::\
/ l l VvⅣヽ仆`\
; .;: V ::/ゝ
t_ . . ; .,ー― ‐ 、
z / ∠ ̄ ヽ
ゝ ∠ }
ゝ< ゝ
/¨ 厶
朝日新聞社主筆 緒方竹虎
r-、
rー―― !: : `´ ̄`. .' . 、
,!: : : : : : :!: i : i、: : : : : : : :ヽ、
/: : : : : / /|: | : l:!ヽ : : : : ヽ : :ヽ やる夫さん、まだここにいたんですか?
/ : : : : : ,': ,' .! l: : !| l: i、: : : ヽi : ',
/ : : : ,: : ,!-!‐ !,l: : l:! !‐!- 、 : : ヽ : ! ――あれ、緒方さんと一緒でしたか。
. ,': i: : : i: : :l :l lノ!: : !! |/ ヽ : : i: ',: |
l : |: : : !: : :N _! : リ ' _ ヽ: :|: :V さぁさぁ、緒方さん、こちらへどうぞ。
|: /!: : :|: : l. ,´== `r‐{. ==ミ!i: :h: !
l/ !: : i、:i'{ '''' ノ ,.ヽ ''''ノ,ハ:l,ハ,!
ヽ: l ヽ!:`iー‐‐' r‐┐`''''",!,! :i' :|:i
ヽ! ,|: |:i`'ー- `_‐',., イ: !': : !: :!:!
r 、 /|: :!|: : |, '^'、 ,ハl:/: : :,! : ',|
ヽ ヽ_r_v r! :ヾ―l, V /: : : ハ: :ヽ
Y,. -{ Y!:',: :ヽ:.:.V´,フ、ヽ/ : : /:.:`i,: : :',
l、/´)ハヽ'、 :ヽ:.ヾイ|.!|、! : :, ':.:.:./ ! : : ヽ
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∠:::::::::::::::::::::::::::::;::::;::::;::::::::::::;::::;::::::::::::ゝ‐
>'¨フ:::::::;::::'::::;::::/// l::::::;::::::;::::::::::>‐ 正力さん、いつも呼んでもらって悪いですね。
イ:.::::':::::::::::::::::::/l/十ー l/vl::/l/l:::::::::::\
フ::::::::::_::::::l/ l でテ l/ .V 气レ':::::::::ヽ、 では、やる夫さん。失礼しますね。
/:': :/: ;t: l ¨ ̄ / !tフソ;::::::::ゝ、
/¨ヽ i:::ゝ _ : ¨ .;::::/`
ーヘ /"'
人 r==、 /
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/ ヽ' ` >‐<
人 \ : : : / : : : \
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│激動の戦後史は既に戦前に作られていた…… .│
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/ ─ ─ \ 緒方竹虎……
/ (●) (●) \
| (__人__) |
\ `⌒´ ,/
/ ー‐ \
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└‐¬ | └‐¬ | く..く
l二ノ . l二ノ. \)
.
【今回の登場人物一覧】
[主人公]
三木武吉:やる夫(2ch)
[衆議院議員]
鳩山一郎:できる夫(2ch)
若槻礼次郎:アスラン・ザラ(機動戦士ガンダムSEED )
中野正剛:ルルーシュ・ランペルージ(コードギアス)
永井柳太郎:緋村剣心(るろうに剣心)
浅沼稲次郎:ホロ(狼と香辛料)
安藤正純:野比のび太(ドラえもん)
原玉重:柊かがみ(らき☆すた)
松永東:日下部みさお(らき☆すた)
三木武夫:やる太(2ch)
[読売新聞関係]
正力松太郎:高良みゆき(らき☆すた)
務台光雄:高良ゆかり(らき☆すた)
[朝日新聞関係]
緒方竹虎:上条当麻(とある魔術の禁書目録)
石井光次郎:インデックス(とある魔術の禁書目録)
[その他]
重盛久治:柊つかさ(らき☆すた)
[モブ]
東条英機:ご本人AA
民政党政治家:やる蔵
議会事務局員:できない夫
登場人物年齢表(やる夫基準早見表)
1942年12月31日基準
若槻礼次郎:76歳(+18)
安藤正純:66歳(+8)
永井柳太郎:61歳(+3)
鳩山一郎:59歳(+1)
やる夫:58歳(+0)
東条英機:58歳(+0)
正力松太郎:57歳(-1)
中野正剛:56歳(-2)
松永東:55歳(-3)
緒方竹虎:54歳(-4)
石井光次郎:53歳(-5)
務台光雄:46歳(-12)
浅沼稲次郎:44歳(-14)
三木武夫:35歳(-23)
ご鑑賞ありがとうございました。
次回で戦中編は終わりにして、次々回から戦後編に突入したいとおもっております。
投下直前まで、浅沼さんを本編に入れてたのですが
「病気療養中で翼賛選挙に不出馬だった」だったことを思い出して急いでカットしました。
思い出して良かった。
浅沼さんとやる夫の関係も調べると面白いですね。
乙でした。
やっぱり、霹靂はやる太で来ましたか。
中野と緒方、緒方の方が後輩なのか、
逆のイメージでした。
面白かったです!
沢木耕太郎の『テロルの決算』では精神病の為浅沼は翼賛選挙には出馬しなかったそうです。
それにしても当麻が緒方だったとは…びっくりしました。
>>882
そういえばこの時市長になった人って作者さんの前作の主人公の暗殺事件の黒幕と一部で指摘されてる人なんですよね…
そこは触れないでほしかったな
>>965
すみませんでした。
いえ謝罪を求める内容ではございませんので。
こちらこそ申し訳ないです。気を遣わせてしまいまして。
上条さんが緒方w・・確かに不幸過ぎる晩年だが乙です
それにしてもなぜここまでやる夫は若槻が嫌いだったのだろうか?
衆議院の解散を渋った事以外にも何かあったのだろうか…
選挙を渋り田中に政権を譲ると訳もなく約束したあの一件で安達も若槻を嫌い始めたし
非官僚系の党人政治家とは総じて反りが合わなかったんじゃないの?
乙です
>>970
元官僚でもそりのあう人がいたことの方が意外かもしれない
若槻が嫌いってだけで市長立候補を反対しないと言いつつ、
若槻が市長になったら東京がつぶされるって言い分がよくわからん
東京がつぶされるというならソレを立候補の反対理由にすれば良いだけじゃないか
国事を無視して、たんに嫌いな若槻を当て馬扱いして恥をかかせてやろうとしてるだけにしか見えないんだが
>>964
児玉の『悪政・銃声・乱世』を読んでいたらこの人の名前が出てきて吹いた…
なんと駆け出し時代の児玉の面倒を見てやった事がありそのお返しに児玉はやる夫に頼んでこの人を強引に入閣させてもらったとの事…
更に調べてみたら戦後はヤクザと組んで闇商売に関わった上に大物ヤクザの尾津喜之助を公認候補として衆議院選挙に出馬させたり…アンタ元警察官僚でしょ…
極めつけが警察時代に社会主義者の取り締まりの指揮を執り特に震災後の一斉検挙では浅沼を捕まえた上に獄中で凄惨な拷問にかけて半殺しにしたり…
いくら若槻が嫌いとはいえこんな奴を市長にするとはやる夫ってどんだけ若槻の事嫌いだったんだよ…それにしても浅沼もかつての仇敵を担ぐとは何とも複雑怪奇だ…
やる夫が師事してた鈴木喜三郎、加藤高明、浜口雄幸は官僚
だが、第一次内閣のゴタゴタで若槻だけは嫌ってたと見るべきかな
官僚派vs党人派の対立構図は戦後出てきた概念で
戦前(明治大正昭和)は貴族院vs衆議院の構図があった
>>882 この一連の動きを当時の新聞(朝日と都新聞)で調べてみた
昭和15年2月25日 頼母木桂吉の葬儀が終わり候補者が続々と擁立される…松永東(市会議長)、徳川義親、伍堂卓雄、後藤文夫、大久保留次郎など
この時点で市議会の内訳は(152人)民政67人、政友41人、社大20人、市政革新同盟11人、中立8人、無所属5人、ただし民政は革政会(48人)と愛市同盟(19人)に分裂
4月7日 この時点で民政党は候補者を統一できず伍堂(やる夫推薦)派と徳川派で分裂状態、政友会は助役の大久保、社大は後藤を擁立
11日夜 徳川派と社大党、小会派が手を結び若槻礼次郎を統一候補として擁立
12日夕方投票、若槻64票、大久保71票、後藤8票、その他2票で若槻が敗れる、出席者は147人、有効票は145票
勝敗は土壇場でのやる夫派の大久保支持と社大党の分裂(20人中10人が造反)で決したそうです。
つまりやる夫はわずか1日で若槻落選の計画を立てて社大党と浅沼を取り込んだという事になりますがその為に松永は議長を引責辞任しています…
「ドイツ(若槻)を倒す為ならば悪魔とだって手 を結ぶだろう」をやってしまったわけか
引退していた細川が都知事選に出る様なもんだろ
今更首都とはいえ自治体の首長なんかやっても得な事は無さそうだが
あれ、8票の後藤文夫って、
2.26事件の時の内相で、臨時兼任総理の?
若槻程じゃ無いけど、大物だね。
>>980
その後藤文夫です、ちなみにこの時の市長候補には永井柳太郎や元陸相の宇垣一成、元首相の広田弘毅
といった人々も候補に挙がっていました。
こういう政党間、政治家間の争いが日本の民主主義への失望と軍部の台頭を招いた
寧ろ政治家が対外問題や軍部を利用して相手を蹴落とそうとした。
統帥権干犯の時も、陸相の畑俊六が
「国防・軍事には政治・経済・外交など様々な分野が関わるので、それらを
管轄する総理大臣や内務大臣、外務大臣も統帥権に関与すると言えます。」
と議会で発言している。
後藤文夫ってこの人ですか?(パラドックス脳)
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org167851.jpg
革新官僚の頭目なのに何故か226事件で標的にされちゃった人>後藤文夫
>>983
その後藤文夫ですね、朝日新聞では後藤文夫元内相と書かれていましたから
ちなみに『調停の達人』の広田弘毅外務大臣も候補者の一人として担ぎ出されていた他、横山助成元警視総監も候補者でした…
新聞記事によると2月26日の葬儀終了後から4月12日の投票に至るまでに10回も候補者選定の市議会が開かれましたが
その度にやる夫派がと反やる夫派が対立し流会となりすったもんだの挙句に反やる夫派が若槻を担ぎ出したみたいです…
>>983
なにそれ欲しい
>>985
市長選ぶのに流会を繰り返したのか
やる夫派かどうかって東京市会ではそれほど大きな対立軸か
【重要なお知らせ】
当スレは、長い間お世話になりました「やる夫板Ⅱ様」から離れまして
新天地「やる夫スレヒロイン板(新)様(http://jbbs.shitaraba.net/otaku/15956/ )」
に移転することにいたしました。
現在、新スレ移転の準備中のため、なにとぞよろしくおねがい申し上げます。
移転作業完了いたしました。
よろしくおねがいいたします。
やる夫は自由民主党を作るようです 新その1
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/15956/1424232118/
さて、今回の埋めネタはこれにするか……
┌────────────────────────┐
│前作では浅沼氏はこの方に演じていただきました。 ....│
└────────────────────────┘
, --───- 、
/ / ⌒ヽ./⌒ヽ\
/ , -{ / ハヽ } 、 ヽ
/ / ゝ _ ノ, ‐ヽ-' \ヽ
/ ‐┼──- ゝ ノ - ‐一!|‐
| l.、, -一 | ー─- lL_
| / \./ | ー-./ !
、 ' l. /\_ | _/ /\
ヽ X  ̄ ̄ /
/、二二二二二二二二 く
/ / ( 〒)\ ヽ
! / / } !
日本社会党委員長 浅沼稲次郎
┌─────────────────────────┐
│今作の浅沼氏は、口調がややこしいこの人にしました。 │
└─────────────────────────┘
イ`ヘ
/: :| ヽ
/ : :/ ヽ ___ _,,,:. .-: :´彡フ
_ノ\_∠: : : : : : : : :`: :-: :,:_:/彡 /
( : : : : : : : : : : : : : : `ゝ /
マ r::/: /: : | : : : : : : : : ::\ /
//: /: : : |: : | |: : |: _: : : :ヽ
ジ {/ 7|`\/i: /|:|/|´: : : : :|ヽ
〉 ,‐-‐、`|7 || |_::|,_|: : :|:::|: |
で / r:oヽ` /.:oヽヽ: :|: | :|
{ {o:::::::} {:::::0 }/: :|N
っ | ヾ:::ソ ヾ:::ソ /|: : |
!? ヽ::::ー-.. /ヽ ..ー-::: ヽ::| r--ッ
-tヽ/´|`::::::::::;/ `、 ::::::::::: /: i } >
::∧: : :|: |J \ / /::i: | /_ゝ
. \ヾ: |::|` - ,, ___`-´_ ,, - ´|: : :|:::|
ヽ: |::|\  ̄/ /| |: : :|: |
┌───────────────────────────┐
│特に配役の理由とかないんですけど .....│
│本当に「なんとなく」としか言いようがない…… │
│しかし、あえて言うなら経済に強いという点だけでしょうか? .│
└───────────────────────────┘
,,,、
/ i ヽ、 .......-……-.....、,. ――‐-、
! lミ ヾ ::::::::::::::::::::::::::::::::::: Zニ=ー、;;;
{ l ミ ゞ:/:::::::::::::::::::::::::::::::\ミ./
/::::::::::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヾ./ヽ
/:::::::::: : /::::::::::::::::i::::::::::::|::::::::::::::::::::::::.
,':: :::::::::::,' /::\|::::::|i :::::::::l/ |::::::::::::::::::.
l:::::::::i::::イ´:::::/ l : ! |:::: : ,'|::::::j、::::::|::::::::l
|:::: : l:: : |::::::/ l/ l: : / l ./ ヽ: : |::::::::|
|:::::r |:::: l:/三三 .|/ 三三 !:::ハ::::::,'
|:::::| .|:::::: | 、、、 、、、|〈::|/
|:::::ヽl:::::::::l U /:: lイ
|::::::::::::::: : |._ rv―--、 ':::::::::|
|:::::::::::::::: : l.:/l ― <i´::::::::::::::::: |
|:::::::::::::::::::::|'| ヽ |,、\:!ヽ:::::::::::::::::|
|::::::::::::::::::::::l へ\ l' .ヽ l::/:::::::::::::::::|
┌─────────────────────────┐
│浅沼氏というと「最期」がクローズアップされてますが │
│今回の作品ではそのシーンは入れないつもりですので ......│
│あしからずご了承ください。 │
└─────────────────────────┘
【前作の最期】
____ ____
. / /⌒ヽ⌒ヽ 、 / \三三三三三三三
/ , -| ・| ・ |、\ / \二二二二二二二
/ / `ー ●ー ′ ヽ / (○) (○) \三三三三三三三
l / 三. | 三 | | (トェェェェェェェェイ) |二二二二二二二
| l /⌒\_|_/^l l \ \ェェェェェ/ /三三三三三三三
l | l , ─ 、- 、 l / / ト _ \二二二二二二二
ヽ l ヽ ___)__ / / .<三三三三三三| |(___)三三三三三三三
〉━━━O━━━´⌒ヽ |\  ̄ ̄ レ/ 二二二二二二二
/ / ヽ l l |  ̄ ̄ ̄ 三三三三三三三
┌──────────────────────────────┐
│前作では浅沼氏はモブでしたが │
│今作では重要な役を演じていただきます。 .│
│小説吉田学校では、やる夫×浅沼がクローズアップされてましたが .....│
│実際、その通りだったと思ってます。 ...│
└──────────────────────────────┘
__________________ (⌒Y⌒)
(⌒.) || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| (⌒ ○⌒)
(⌒○⌒.) || | ____ .|| (__,人_,)
(_,人,_.) || | / \ .||
|| | / ─ ─ \ .|| r'⌒Y⌒)
!ヽ, __ ,/{ ||,._ | / (●) (●) \ || 冫 ○ く
!,ゞ´ ヾ. 、爻'` | .| (__人__) | ||. (__,ノ、__,)
! !l iリノハリリ ヽ/'i| | \ `⌒´ ,/ ||
.,ノ リ |゚ ー゚ノ!| /ノi| | / ー‐ \ ||
(´(. /〉j卉ニづ´ ||_________________||
ッ(/#___ヽ、´ |干| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|干| (○)
,, ◎_゙゙"rェェ"゙´,,.,、ii|王|iiw.、、,,、,.,,,、,.、、ル ii,,、,.、、.、、,,、,.,,,、,,.,、、,wji|王|,wi,、,ヽ|〃,.,、,.
ヾ_::o::. > o::,‐く/┴ ,r‐√^)ヘ:::, -<;-'ヾ^∨⌒ソ:;:o::: , -v - 、r‐√^)ヘ<o`>:::,:
ーヾ__, -、,-'_\| ノゝ, -r-、⌒ヽ| ノ~)!ー 、;- (⌒\| ノ~) ‐v‐ 、 r-、;、::::
::::(⌒\| ノ~)○(⌒\/ノ^) _ ゝ○ (⌒\| ノ~) ,ゝ ○ (⌒ヽ|ノ ) | ~)
:::(⌒ゝ○<⌒)l(⌒ゝ○<⌒), ,ノil::(⌒ゝ ○<⌒)、ノ,r‐√^)ヘ○<⌒) ○⌒)
:::ソ( ノilヽ、ソ::||:::( ,ノ/ハ、,ゞ´:: ::::||:::::: ( ,ノilヽ、ソ::::<^ゝ i /⌒)lヽ ノ:::ilヽ ノ
┌────────────────────────────────────┐
│やる夫が保守合同を実現した際 ...│
│その脳裏には、総理大臣になる浅沼氏の姿を思い浮かべてたかもしれませんね。 │
│それが、やる夫が思い描いていた二大政党制だったはずですから。 │
└────────────────────────────────────┘
,. . ´: ̄ :~ :丶、
_/: : : : : : : :: : : : :ヽ
,.イ :"ナ : : : : : : : : : : : : :ヾ
`7-ッ: : : : : : : : : : : : : : : :! …………
|: : : : : : : : : : : : : : : : : :|
从ト|: : : : : : : : : : : : : : |
| : : : : : : : : : : : : : : :|
|:|: :v : : : : : : : : : : :|!|
从: ト: |:{:.:.:|:./イ{: : /リ
ヽ,rj ーーーヘく/___
く´:::`’::::`’::::::ノ ': : : `ヽ
`ー‐ ¨¨`ー<__Zィー′
┌───────────────────────────┐
│逆に考えると…… │
│保守党内部で敵ばかり作ってしまったやる夫にとって .....│
│革新党の人たちのほうが付き合いやすかったんですかね? .│
└───────────────────────────┘
|ヽ、) ,、
/ ヽYノ
/ r''ヽ、.|
| `ー-ヽ|ヮ
| `|
|. |
ヽ、 |
ヽ____ノ
/_ノ ' ヽ_\
/(≡) (≡)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
/ \
( | | )
\| э |/
( ,,,, ,ノ
\ 、(U)ノ ノ
\/ / ┼ヽ -|r‐、. レ |
/ /\ d⌒) ./| _ノ __ノ
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9
次スレとなります。
今までありがとうございました。
やる夫は自由民主党を作るようです 新その1
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/15956/1424232118/
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