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私の力

1 : unknown :2014/08/16(土) 17:29:17 bnXWAvds0
設定
ドラクエのような世界での物語です。登場人物は何人増やしても構いません。またアリサに最大孕ましていい人数は100までです。バストは350㎝を越えなければいくらでも膨乳させて構いません。

主人公シフォン14歳
職業:勇者
バストFカップの巨乳の持ち主。子宮に特殊能力を持っており、倒した魔物の子供を性行為なしに孕むことができる。その子は臨月並の大きさまで受胎と同時に急激に成長する。また性行為によってできた子供は妊娠期間を延長する物質と卵巣を活発化させ排卵数を増やしたり、誘発したりする。妊娠中は倒した魔物の魔力を吸って子供の養分にし、妊娠中に性行為を行えば必ず二人の子を追加妊娠し、胸を成長させる。追加妊娠時は痛みを伴って急激に成長する。


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2 : unknown :2014/08/16(土) 17:43:55 bnXWAvds0
※アリサじゃなくてシフォンです。

「ハァァァッ!!」
ゴブリンを軽快に切り裂いていく少女がいた。動くたびにその童顔には釣り合わない大きな乳房が揺れる。
6体はいたゴブリンはあっという間に物言わぬ死体となった。
「長老様、どうして私が魔物を殺すのを禁じてたんだろ?こんなに強いし、村人の助けになるのに。」
シフォンは腹部に違和感を感じたが、そのまま村に帰った。
家に帰りつくとどうも胸が苦しい。腹部に何か入ってくるような感じもするし、熱っぽかった。メジャーを取り出してバストを測ると・・・
「嘘・・・大きくなってる。昨日測って88㎝だったのが今は96㎝。なんかすごく張りつめてるしってくぅぅっ!」
突如シフォンの腹部が膨らみ始めた!
グッグッググググググ
「ハァハァ何よ・・・これっ!?」
ググググググググググググググググググググググググ
どんどん大きくなっていく腹。
グググググググググググググググ
「う、う、うわぁぁぁぁぁ」
・・・数分後。彼女のお腹はまるでバスケットボールを二つ飲み込んだような凶悪な大きさにまで膨らんでいた。


3 : 無明 :2014/08/16(土) 20:42:32 xpziGcNU0
あまりにも急に膨らむもので暫くの間痛みがあったが、収まったためシフォンは落ち着いた。
シフォンはまず、ゴブリンに毒を盛られたり魔法をかけられたりしたのかと考えた。
(でも、そんな様子はまったく無かった……)
考えてはいるものの、膨らんだ胸と腹が大きすぎて動けそうにない。
このままベッドに横になっているしかないと焦るシフォン。
そこに、ドアを開きっぱなしにしていたからだろうか。
長老が駆け込んできた。
そしてシフォンの様子を見るなり一言。
「シフォン、魔物を斬ってしまったのか……説明を、せねばなるまいな……」

そして長老はベッドに横たわるシフォンに説明を始めた。
かつて、魔物たちと人間との戦いがより活発だった太古の昔。
魔王を倒すために立ち上がった3人の勇者がいた。
彼らは苦難と冒険の果て、魔王を討ち滅ぼすことに成功した。
だが、魔王は死ぬ間際に、勇者の一人にある呪いをかけたのだ。
魔物を殺せば殺すほど魔物を孕み、産むようになるという恐るべき呪いを。
そして、その呪いを受けた勇者こそ、シフォンの遠い先祖であった………。

そして、その話を聞いたシフォンはというと………。
「じゃあ、私が直接魔王に会ってきて呪いを解いてもらうわ!魔界の魔物が増えるなら満足してくれるはずよ!」
「まてシフォン、お前が死んだら……」
「死なないわよ!大丈夫!」
長老を簡単にあしらうと、最小限の装備と、重さを感じさせにくくする魔法のブーツを履き、シフォンは立ち上がった。
目的は一つ。
自分の呪いを解いてもらい、人間界に魔物が来ないようにするためである。


4 : unknown :2014/08/16(土) 22:39:18 bnXWAvds0
「って勢いよく出発したはいいんだけど・・・」
下を見てもあるのは自分の胸と、胸以上に大きなお腹。旅支度の時を思い出すと、恥ずかしくて顔が真っ赤になってしまう。
―防具屋にて
「おじさーん!オーダーメイドの防具を作って欲しいんだけど・・・」
「ど、ど、ど、どうしたシフォン!?その腹は?ゴブリンに変な薬でも打たれたのか?」
彼はグラン。王国から直接防具生産の依頼を受けるほどの売れっ子鍛冶屋だ。実はシフォンの家の家主さんだったりする。
「えと、これは・・・(まさか魔物を孕んだなんて言えないし)、魔王に呪われちゃって・・・あ、でも大丈夫!!私強いから!」
「そんなこと言ったって相手は魔王だぞ?」
「大丈夫だって!私これでも自分の剣の腕には自信があるの。」
実際、シフォンは村一番の剣士だ。可憐な天才剣士と巷では言われ、名のある傭兵もスカウトに来たくらいだ。
「うーん、それだったら・・・よし!わかった!お前が死なねぇように飛びっきりのを作ってやるよ!」
「ありがとう、おじさん!」
「ただしお代は払えよ。」
「えぇぇーここはおじさん、漢を見せて 」
「待て待て、今払えとは誰も言ってないだろ?このお代はお前さんが無事にこの村に帰ってきてから払えばいい。」
「おじさん」
「さ、そうと決まればだ。シフォン、ほら下着だけになって。」
「やだ、おじさん。お代は体ってこと?」
「違う違う。お前よりもっと胸がデカい嫁さんがいるんだ、浮気なんてするわけないだろ?」
・・・20分後
「やっと脱げた。」
お腹は諦めていたが、胸だけはと思いぎゅうぎゅうに下着に押し込めていたためなかなか脱げなかったのだ。結局はブラは胸が破壊してしまったのだが。
「バストは108㎝、アンダー68㎝、M カップだな。ウエスト・・・というか腹囲測るな、腹囲は185㎝。」
(7カップも大きくなったの!?それにウエストは59しかなかったのに126㎝も膨らんでる・・・)
「腹はオレイカルコスを糸状にして編んだものにするな。わからんが、おそらくその腹まだまだ大きくなるんだろ?」
そうだ、おじさんの言う通り旅の途中で魔物を殺すのは避けられない。そしたら私どんどん孕んじゃうんだ。
「胸も呪いが関係あるなら魔法のブラにしとくか。」
「え!?なにそれ?」
「どんなに急激に膨らんで壊れてしまっても胸に当てるだけでピッタリのサイズになるんだ、嫁さんが発明したんだぜ?」
「す、すごい!」
付け心地は最高だった。
「おい!クロト!こっちにこい!」
「なんだよ、親父。」
クロトはシフォンの幼馴染みだ。歳は16歳。黒い髪の毛と真紅の瞳が特長だ。実はシフォン、クロトが好きだったりするわけだが、当人は気にするわけでもなくいきなり痛いところを
「シフォン、お前胸も腹も作り物かと思ったぞ!?」
はぁやっぱりそう思われるよねぇ。とも言えないこの切なさ。
「クロト、お前シフォンについて行け。」
「「ハァ!?」」
綺麗にハモった。


5 : 無明 :2014/08/16(土) 23:48:16 xpziGcNU0
「お前は弓が使えるだろ。シフォンは剣を使う。だから後ろから助けてやらんと一生このままだぞ?」
「ちょっとまってくれ親父、訳がわからない!」
突然の父の発言に戸惑うクロト。
シフォンは、そんな彼に事情をざっくりと説明した。
「えっとね、私、魔王の呪いにかかってこうなっちゃって……呪いを解くには、魔王を倒すしかないの。クロトお願い、手伝って!」
クロトはしばし考えこんだが、数分もすると意を決して答えた。
「分かった。呪われたまんまなんて寝覚めが悪いしな。ついていくよ」


"
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6 : unknown :2014/08/17(日) 00:15:10 SRTArzQ.0
協力してくれるのはすごく嬉しい、嬉しいのだが、正直この腹のことがいつかバレる。その時クロトは魔物の母親となってしまった私をどんな目で見つめるのだろう。
「どうしたんだよ、そんなこわい顔して。」
「え、えと、少し考え事。」
「なんだよ、言いたいことがあるならちゃんと言わねえとわからねぇだろ?お前、旅始めて1ヶ月もそんな感じだぞ。」
突然、お腹に大きな手が触れる。
「この腹のこと、そんなに心配なのか?」
クロトの手に反応したのかお腹の子が蹴り返す。
「い、今動かなかったか!?」
「き、気のせいだよ!」
まさか、こんなに早くにバレる訳にはいかない。と、その時魔物の呻き声が。・・・この声はサイクロップス!?
ガァァァァア!!
クロトの瞳が光る。漆黒の弓に紅の矢が大量につがえられる。この量の魔力だ、ひとたまりもないだろう。
ドゴォォォン!
正確に目を貫いた。クロトの実力が予想以上でますますドキドキする。
と、そのとき


7 : 無明 :2014/08/17(日) 00:25:06 m4JEGeac0
倒したはずのサイクロップスがなおも歩みを止めない。
あまり近づかれては、弓の魔力にこちらが巻き込まれる。
するとサイクロップスは棍棒を落としたらしく、それをひろおうと屈みこんだ。
(今だ!)
シフォンは一気に駆け出すと、そのままサイクロップスの首に一撃。
こんどこそ、完全に倒すことが出来たはずだ。
だが、その途端。
「あっ……痛たたたたたたた!!」
胸と腹が、急激に膨らみだした。


8 : unknown :2014/08/17(日) 00:26:14 SRTArzQ.0
「く、くうっ、くぅあっ、ぅああっ!」
突如シフォンの腹が膨らみだした。
(あんなに大きな魔物の子供じゃ私のお腹がっ)
お腹が脈打ちサイクロップスの膨大な魔力を吸い付くし、腹の子6人をさらに成長させる。吸いきれなかったのか魔力は胸にも流れ込み、乳腺を肥大化させ、脂肪をつけ、母乳を生産し始める。
グッグググググググッグググググググググッ
「おい、なんなんだよコレ・・・」
腹が割けるかと言う激痛と、張りつめる乳房の痛みに苦悶の声をあげる。
「くうっハッハッくぅあぁぁっハッハッう、うわぁぁぁぁぁハッハッハッハッハァハァ」
(こんな姿を見られたら私、クロトに嫌われっ)
そんな束の間の思考すら許さないほどの痛みがシフォンを襲う。
「ぐぅわぁぁぁぁ、ハッハッハァハァぐっぅう、うわぁぁぁぁぁハァハァうぅっ」


9 : 無明 :2014/08/17(日) 00:35:28 m4JEGeac0
やがて、そのままシフォンは気を失った………。

「しっかりしろ、シフォン!おい!!」
「あれ………?クロト、私………!!」
クロトの声で目を覚ましたが、嫌な予感が頭をよぎり恐怖するシフォン。
だがクロトの反応は違った。
「よ、よくわかんねえけど……それが、呪い、なんだろ?」
シフォンは頷くことしかできない。
「たしかに、こんなの辛いもんな……魔王、やっつけねえと。大丈夫、嫌いになんかなるかよ!」


10 : unknown :2014/08/17(日) 01:04:57 SRTArzQ.0
「クロト・・・・うっうっ」
涙が止まらなかった。嬉しかった。こんな化け物みたいな自分を受け入れてくれたクロトのことをますます好きになるくらいに。
「なぁシフォン。俺さ、お前にもっと頼られたいんだ。旅立ってから辛かったろ?隠し事して、いつ魔物を切らなきゃいけなくなるか怖かったろ?」
「ヒグッ・・・うっうっ。うん、辛かった。怖かったよ、クロト。」
思わず抱きついてしまう。巨大すぎる胸が、腹がクロトにあたる。
「あ、ゴメン・・・」
「謝るなよ。仕方ないだろ。こんな体なんだから。」
「ゴメン。」
「あのさ、このタイミングで言うのもどうかと思ったんだがよ。」
「なに?」
「お前は気づいてないかもしれねぇけど、俺お前のこと10年前出会ったあの日から好きだったんだ。13になって急にデカくなったお前の胸を何度も揉みたいと思ったんだ。」
「・・・・ッ!?」
「お前の腹に魔物の子供しかいないってんなら作ろうぜ。俺たちの子供。もしかしたら俺の精気で魔物の子もハーフになるかも知れねぇしさ。」
クロトは本気で私を・・・
「誰がなんと言おうとお前の腹にいる以上魔物の子供もお前の子供だろ?自信もてよ。きっと可愛い子達だぜ?」
「クロト、私に頂戴。クロトの遺伝子。私もクロトのこと大好きだったよ!」

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行為の描写もしたいのですが、表現力に乏しいもので・・・
このあとの展開というか、行為後、最初にできたゴブリンたちをそろそろ産みたいなと。
設定追加で、子供に愛情とパートナーの精液が与えられるとより強力な魔物の力を宿し、それぞれの遺伝子(シフォンとクロト)の見た目の特徴を継いだハーフとなる。
という設定でお願いします。


11 : 無明 :2014/08/17(日) 01:58:50 m4JEGeac0
そして、二人はそのまま木陰に隠れ、一夜を明かすことになった。
だが、お互いを好いているような男女が真夜中にふたりきりとなれば、当然そのままとはいかない。
そう、二人はセックスに及んでいた。
恐る恐るではあるし、シフォンの体を気遣っての、とてもゆっくりとしたものだ。
だがそれでも、二人は幸せであった。
満たし、満たされること。
それを二人は求めていたからだ。


12 : unknown :2014/08/17(日) 17:35:58 SRTArzQ.0
クロトの手がシフォンの育ち過ぎた胸に触れる。声を我慢していても感じてしまって変な声が出る。
「ひゃぁあ・・・んっんっハァ」
だんだん胸が張ってくる感覚と、秘所が濡れてくる感触にゾクゾクしていた。何度も唇を交わし舌を絡ませ熱く熱く何度もキスをした。
「んっ・・・ハァんっ・・ハァハァんっ」
ビシャビシャに濡れてきた自分が少し恥ずかしい気もしていたが、下の口はクロトの一物を欲しているのかますます濡れてくる。
「い、入れるぞ。」
「うん」
「んっ!はぁぁぅんっハァハァ・・・んっんっクロトのが入ってきっ!」
「シフォン、お前やっぱり初めてだったのか・・・んっキツい、すごく締め付けてくるっ!」
「んっクロトのっ、ためにっ、ハァッ、取ってっ、ハァんっ、おいたの」
「や、ヤバイ最高っ逝きそう!そろそろ出すぞっ」
「出して、クロトのを中に出してっ」
どぴゅるるるるるっ
「ハァハァ気持ちよかった・・・」
「ハァハァクロト、私の中どうだった?」
「すごく暖かかった。」
第2ラウンドが数分もしないまま始まり、シフォンの体にも徐々に変化が現れてきた。


13 : unknown :2014/08/17(日) 17:52:38 SRTArzQ.0
行為を終え、着替え終わったそのときだった。シフォンの胸が徐々に膨らみだし、お腹に熱を感じ始める。
「くぅっセックスでもできるの!?」
一気にグポンと膨らみ、それから膨乳・膨腹の波が押し寄せてきた。
グッグッグッグッグググググググググググググググググググッグッグッグググググググググググググッ
胸から母乳が吹き出し、腹は異常なペースで膨らみ続ける。ブラを破壊してもなお膨らみ続ける胸と拍動と同じ速度で大きくなる腹が激痛を与える。
ものの数十秒でシフォンの体はクロトとセックスする前よりも成長してしまった。
「ハァハァ・・・こんなんじゃ化け物よ!どうして私の体は!」
「シフォン!!」
急に抱き締められ、顔が熱くなる。
大きながっしりとした手が、さらに肥大化した胸を腹を優しく撫でる。
もみゅもみゅっ
・・・前言撤回、かなり痛い力強く胸を揉んでいた。その刺激のせいか、母乳が吹き出す。
「シフォン、お前今最高に可愛いよ。もっともっと腹も胸も大きくなってくれ。」
「え!?」
「たくさん孕んでもっともっと魅力的になってくれ。昔よりももっとお前が好きだよ。」
・・・どんな奇跡だろうか。クロトは膨乳・膨腹フェチだったのだ。


14 : unknown :2014/08/17(日) 18:41:48 SRTArzQ.0
魔法のブラとオレイカルコスの腹巻きは便利な機能がついてあった。自動修復ともうひとつ、自動測定だ。
「バスト168㎝アンダー68のZMカップ、腹囲285㎝。」
胸は一気にアルファベットを一周し、さらに14個もカップ数を増やしたのだ。恐るべき成長である。胸がカチカチに張って痛かったりするが。お腹の子の成長もあるが、さらに4人の子供を孕み今、シフォンの腹には11もの胎児がひしめきあっている。余程窮屈なのか、しきりにお腹をさすり蹴ってくる。
「シフォン、そのブラもうひとつ機能があるぞ。」
「ん?なに?」
ギュウウウウウウウウウウウウ
突如ブラ胸を締め付け始める。
「え!?なに!?キツい!?」
瞳に文字が写りこんできた。どうやらシフォンにしか見えないらしいが・・・
「母乳量80リットル、搾乳するのをオススメします。」
「胸が張ってる原因って母乳だったんだ。」
シフォンは妊娠のことをほとんどなにも知らずに妊婦になったため、自分の体のことをイマイチ理解していなかったのだ。
「そろそろだな。」
「え?何が?」
「最初、ゴブリン切ったって言ってたじゃん。ゴブリン種は約1ヶ月で臨月を迎えるんだって。もう予定日を一週間は過ぎてるし、いつ産まれてもおかしくないな。」
クロトの博識さには頭が下がる。お腹をさする。どんな子供かはわからないが自分の体に感じる命に愛しさを感じていた。自然とシフォンにも母性というべきものが備わってきたのかもしれない。
「ちなみにサイクロップスはおよそ6ヶ月で、臨月になると25キロもの巨大児になるらしい。まあ、あんなデカイ化け物の子供だからなデカくて当たり前か。」
「ふぅん。クロトは何でも知ってるんだね。」
搾乳しながら言う。
「何でもって訳じゃないけど・・・」
それにしてもものすごい量だ。今まで搾乳しなかった訳ではないが、せいぜい1日に1リットルくらいしか出なかった。それが、今は止まることなくずーっと出続けていた。
臨月だと知ってからは挿れるのは控えていたが、胸を揉んだりキスをしたりは毎晩やっていた。胸は少しずつだが、乳腺が発達するのも体質なのか。揉まれれば揉まれるほど固くギッチリとした乳房になっていった。乳腺が増えるからか母乳量も増え、1回に100リットルもの量が出るようになった。が、搾っても搾っても、数分たつとすぐに母乳が溜まりガチガチに張ってしまう。1日に出す母乳は2400リットルにも及んだ。特に朝に出す量は半端じゃなく、1800リットルもの量を出す。搾乳の時間は3時間にも及ぶ。
こうした道中のなか、ついにシフォンの陣痛が始まった。


15 : unknown :2014/08/17(日) 22:16:58 SRTArzQ.0
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最後の方の母乳量間違いです。0が1つ多いです。すべて0を消したものと考えてください。すみません。
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16 : 無明 :2014/08/17(日) 22:21:53 PVK6D5AA0
それは、朝の搾乳のさなかの事だった。
いつものように準備をし、クロトはシフォンの乳を絞っていた。
敏感になっているのか、シフォンは艶めかしい声を上げる。
「我慢できないのか?さすがにその、下半身に悪い……」
「そんなこと言ったって……あっ、あんっ!」
その後もクロトは手際良く絞ってゆき、樽3つをいっぱいにした。
そのあたりで、突然シフォンが呻いた。
慌てるクロトに、彼女は更にこういった。
「産まれそう……」


17 : unknown :2014/08/17(日) 23:27:29 SRTArzQ.0
通常1ヶ月で臨月となるはずだった子供たちはなぜか2ヶ月もの間腹に留まり続けていた。腹囲は300㎝で15㎝しか大きくなっていないが、球体を膨らますのに必要な体積は、球体が大きければ大きいほど、多くなる。シフォンのお腹は大きさこそそこまで変化がないように見えても、重さはかなり増えていた。陣痛の間隔も短くなり、激痛がシフォンを襲う。巨大児に育ち、なかなか頭が出てこない。
「ふぅぅぅんっハァハァふぅぅぅんっハァハァ」
陣痛開始から約30分子宮口は全開になっていた。
「呼吸法を変えろ、シフォン!!」
「ふんぅぅぅぅんんんんっハァハァふぅぅぅんっハァハァふぅぅぅんぅぅぅぅぅんっあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
ズボンという音とともに第1子、第2子と一気に出てきた。
「フグッ!?ううぅんっふぅぅぅんぅぅぅぅぅんっはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
第3子、第4子がまとめて出てきた。陣痛開始から1時間もかからずに出産が終わった。かなりの安産だった。
「ハァハァハァ、ハァ、ハァ。・・・産まれたの?」
「産まれたよ!!3人男の子で1人女の子だ。」
シフォンは自分の子供を見るのが怖かった。望んでできた子供じゃない。その上魔物だ。と、クロトが奇妙な発言をした。
「あれ?これゴブリン・・・の子供なんだよな。緑色でもねぇし、顔も人間だ。男の子の方は俺そっくりだし、女の子はシフォンにそっくりだ。」
気になって我が子を見てみる。
「本当だ!クロトにそっくり!黒い髪に顔立ちも面影がある。この子は私と同じ髪の色だ!」
「本当にきれいな銀色だ。」
「どうしてなんだろ?」
「実はセックスするまでは単なる魔力の塊で、魔物のDNAをもとに作られる器で、愛やパートナーからの精液で人の心をもっちまうんだ。神様がお前に魔王の呪いを力に変えられるようにしてくれてたんだよ、きっと!」
ハーフなのか、ゴブリンらしい耳は残っていたが感激だった。自分は愛する人の子をちゃんと産めたのだと。


18 : 無明 :2014/08/18(月) 00:00:39 VpmddX3o0
上から順に、
アディン、ドゥエ、トレス、フィーアと名付けられた子供達は、 成長期になるまでは時間がかかるらしいが、魔王の呪いと関係があるのか、健康に成長していった。
だが、ゴブリンの子供4人を産んでも腹はあまりしぼまない。
まだ2m近くある腹を抱えている。
中が広くなったことと関係あるのか、サイクロプスの子が激しい胎動をよこす。
苦しみながらも、二人、いや六人は旅を続けていった。

サイクロプスの子が8ヶ月目になる頃、一行は通りかかった街で村人に頼み込まれた。
夜になると町外れの森に現れるワーウルフを、倒して欲しいというたのみだ。


19 : unknown :2014/08/18(月) 00:03:59 5l/I9gqE0
シフォンの腹囲はかなり小さくなり、今は80㎝しかない。バストも中身が凝縮されたのか母乳量が増えた代わりに98㎝にまで圧縮された。母乳もここ最近どんどん濃くなっている気がする。今は5つ子が子宮にいるわけだが、そんな気配を感じさせないほどの大きさだった。
子供たちに母乳を与えながら、子供の名前を考えていた。


20 : unknown :2014/08/18(月) 00:13:02 5l/I9gqE0
※さっきのは無視していいです。

「大丈夫なのかよ、引き受けても?」
「私が勇者である以上避けては通れないわ。それにまたお腹の子を増やしたいからね。」
「でも今産まれてないゴブリンもいるし、お前の腹の中今16人もいるんだぜ?」
実はさっき子供を産んだのをいいことにセックスしまくったのだ。合計5ラウンドもし、そのあと大膨腹・大膨乳が待っていたことはいうまでもない。


21 : 無明 :2014/08/18(月) 00:38:02 WMnIklp60
「クロトとの子供だし、勇者の子だっていうなら100人でも200人でも産んでみせるわ!」
そう言って胸を張るシフォン。
クロとは呆れながらもどこか喜んでいた。

そして夜。
行き倒れた二人組を装って町外れの森のなかに潜むシフォンとクロト。
闇の中から、唸り声が聴こえる。
その数は3。
(キたわね……)
ワーウルフの一匹がシフォンに迫る。
むき出しの巨大な腹にかぶりつこうというその時、喉を一突きにされ息絶えた。
残りの2匹は、クロトが弓で仕留めた。


22 : unknown :2014/08/18(月) 00:39:43 5l/I9gqE0
シフォンの腹囲は324㎝とかなりの大きさになっていた。サイクロップスのサイズは臨月並だったが、まだ8ヶ月。まだまだ大きくなるようだった。バストもやや膨らんだがすぐに98㎝とかなり小さくなっていた。搾乳量も減ったが、母乳の養分が濃すぎるのかアディンたちはすくすくと大きくなっていった。特にフィーアの成長は著しく、胸元が少し膨らんで来ていた。人間の年齢でいうと10歳くらいなのだが、将来とんでもない巨乳さんになるに違いない。
夜、子供たちを置いて、討伐に来た二人。煌々と満月が照らし、ワーウルフの魔力はどんどん大きくなる。エンシェントドラゴン並の魔力を持った連中を16体。それを倒したあとどれだけ孕むか、それだけでシフォンの頭はいっぱいだった。月光を浴びた彼女の子宮と胸の魔力暴走がこのあと起こるとは夢にも思っていなかった。


23 : unknown :2014/08/18(月) 01:00:34 5l/I9gqE0
「弱いわね!」
次々とワーウルフを葬るシフォン。3体を倒すとすぐに現れた16体も物言わぬ死体へと変えていくべく剣を振るう。攻撃を避けては斬り、避けては斬りとしていたが、思わぬところで転んでしまった。もともとあんなに大きな腹を抱えて戦っていたのだ、バランスを崩してしまったのだ。その隙をつかれオレイカルコス製の腹巻きが破れる。月光を浴びてしまった。すぐに体勢を建て直し残りの5体を倒すと彼女の腹が例に漏れず膨らみ始めた。のだが・・・


24 : 無明 :2014/08/18(月) 01:09:52 WMnIklp60
何かがおかしい、と思ったその時、視界の端に文字が見えた。
(種族合成……ははーん、魔王ったら、ご先祖様をモンスター生産機にするつもりでこんなことを………)
月光には強い魔力があるという。
それを浴びて、呪いが変質したか、強化されたのだろう。
シフォンは新たに、体内の子供を合成し、より強い子を生む力を手に入れたのだった。


25 : unknown :2014/08/18(月) 01:17:31 5l/I9gqE0
10㎝膨らんだだけで膨腹が止まったのだ。だが、お腹からは湯気がたっていた。今までとは違う変化にシフォンは戸惑っていた。
「おい、シフォン。今回はあんまりできなかったのか?」
「いや、殺した数ちゃんとできるはずっ!?」
ボコンッと突如音を立てて膨らんだ。実はすぐに魔力は子宮に入ったのだが、彼女の子宮内部で魔力の暴走が起こっていたのだ。エンシェントドラゴン級の魔力を16体も吸いさらにその魔力が、シフォンの子宮でさらに強大に、また月光を浴びたことによって育った魔力が6倍の魔力に変換されたのだ。
その魔力はシフォンの胸を超急激に成長させ、子宮のサイクロップスたちが吸いきれないと激しい胎動を起こす。


26 : unknown :2014/08/18(月) 01:29:39 5l/I9gqE0
呪いが強力になったはいいが、魔力が子供と胸を成長させるのは変わらなかったらしく、変化が終わったあとシフォンはほぼ全裸になっていた。バストは280㎝アンダー60㎝のZZZカップに、腹囲は424㎝になっていた。あっという間に19人もの胎児が子宮に宿ったその腹でゴブリンが出てこようとしていた。
さっきの成長で子宮に負荷がかかり陣痛を誘発してしまったのだ。


27 : 無明 :2014/08/18(月) 01:38:14 WMnIklp60
強い陣痛に苦しむシフォン。
オレイカルコスの腹巻きは月光を浴び、より強くなり彼女の腹を覆う。
ワーウルフのような、というと語幣があるが、シフォンは絶叫した。
「ああっぐぅあああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
その瞬間、あまりに苦しかったのだろうか。
大量の母乳をまき散らすと同時に、一気に残りのゴブリンを生み出した。


28 : unknown :2014/08/18(月) 01:38:17 5l/I9gqE0
「ふぅぅぅんっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
長いこと子宮にいたせいで育ち過ぎていたようだ。肩が骨盤に引っ掛かる。
「ハァァァァアンッふぅぅぅんっハァハァふぅぅぅんぅんっガァ!?ハッハッハッふぅぅぅんっふぅぅぅんファぁぁぁぁあッ!!」
ドボンッと子宮から出てきたのは15歳くらいのハーフゴブリンだった。この子たちは双子だったらしく同じ羊膜に包まれて出てきた。
なんと彼女の子宮の1/2を彼女達が占めていた。よく見るとかなりの巨乳である。すでにKカップはありそうな胸だ。


29 : 無明 :2014/08/18(月) 01:42:06 WMnIklp60
慌ててクロトが膜を破り、二人の様子を確かめる。
「パパ………?」
二人はクロトを見ると、揃ってそうつぶやいた。
困惑するクロトに、向かって右側の、シフォンと同じ髪色の娘が言う。
「ママが、教えてくれたのです」


30 : unknown :2014/08/18(月) 01:46:40 5l/I9gqE0
「え!?ヒグッ」
立て続けに陣痛が起こった。と同時にオレイカルコスの腹巻きは強力にお腹を縛り上げた。
「あぁあぐっぐぁぁぁぁぁあふぅぅぅんっファあぐっぐぁぁぁぁぁあファぁぁぁぁあッ!!」
子宮全部の胎児を出さんが如く彼女のお腹から次々と胎児が生まれ落ちる。


31 : unknown :2014/08/18(月) 01:49:51 5l/I9gqE0
「ママが苦しんでいるのです!」
そう言うやいなや回復魔法を唱える。子宮が空になりようやく陣痛が収まった。が、出産後の疲労はあっさり消えてしまった。


32 : unknown :2014/08/18(月) 01:56:34 5l/I9gqE0
銀髪赤目の少女はクレア、黒髪青目の少女はサキと名付けられた。 ようやく子宮が空になったはいいが、シフォンは落ち込んでいた。
「あ〜あ。、せっかくたくさん作ったのに。」
「ママは痛そうなのになんで子供が欲しいんですか?」
声をあわせて聞かれるとなんだか可笑しくて変な気分になる。
「あなたたちは私とパパが愛し合ってできた子供なのよ。少しくらい痛くてもちっとも気にならないわ。」
「さて、他の子達も名前決めなきゃな。」


33 : 無明 :2014/08/18(月) 01:57:31 WMnIklp60
生まれた子どもたちにも手伝ってもらい、なんとか街へと戻るクロトたち。
村人たちから大変な祝福を受けたが、それを喜んでいる場合ではない。
他にも4人のハーフゴブリンが生まれたが、シフォンの腹はしぼまない。
そう、出産後無意識のあいだに、8ヶ月のサイクロプスと今しがた受胎したばかりのワーウルフを合成、より強い種族にしていたのだ。
さすがに腹も先ほどほどではないものの、子供1人くらいなら上に乗れそうな大きさだ。


34 : 無明 :2014/08/18(月) 02:04:01 WMnIklp60
>>33は、「ワーウルフとサイクロプスとが合成されたため、生まれなかった」ということにしておいて下さい。


35 : unknown :2014/08/18(月) 02:22:23 5l/I9gqE0
了解です。
バストの縛りはなくして際限なく大きくしてもらってOKです。
―――――――――――――――――――――――――――
「私のお腹いつになったらしぼむんだろう」
腹囲は少し減って400㎝。バストも再び98㎝になりIカップに戻ってしまった。さっき生まれた、アクセル、キー、ゼクス、フォルスはシフォンの母乳を飲むやいなや急激に成長した。母乳の量も明らかに増えさっきの搾乳では15リットルもの量が出た。
「クロト、ゴメンねせっかく大きくしたのに。」
「また大きくすればいいさ。それよりお前の母乳スゲェよ。俺もさっき飲んだんだけど・・・俺の傷全部消えちまったぜ。」
「きっと成長した分母乳に変わって濃くなったんだと思う。」
このところセックスをしてないせいでシフォンもクロトもお互い我慢の限界だった。が、我慢している。というのも、今度はドラゴン討伐なのだ。そのときに動きづらくならないためにドラゴンを孕んだあとにヤろうと約束していたのだ。


36 : 無明 :2014/08/18(月) 02:29:03 WMnIklp60
そして、運命のドラゴン討伐の日。
臨月になりパンパンの堅く張り詰めた腹を抱え、シフォンはドラゴンを討伐に向かった。
戦術は簡単。
クロトの弓でドラゴンの翼を射抜き、クレアとサキの魔法で動きを封じ、シフォンがとどめを刺す。
そうしたら、子どもたちの力を借りて下山しようというわけだ。
ドラゴンの子を孕めば、まず自力で動けはしまい。
覚悟を決めて、シフォンたちは山へ向かった。


37 : unknown :2014/08/18(月) 19:48:01 5l/I9gqE0
子供たちの活躍はめざましいものだった。クレア姉妹の魔法は最大級の禁忌魔法のメテオストライクやバニシングブレイカーなどの上位の破壊魔法ばかりだった。アディンや、生まれたばかりのアクセルたちは戦士として素晴らしい力を持っていた。皆体よりも遥かにデカイ剣でドラゴンの指や脚を切断していく。
クロトが放つ紅の矢は一撃でドラゴンの腹に風穴を空けた。
「ハァァァァアッ!!!!」
シフォンが止めをさす。
ドラゴンの断末魔を聞きながら自分の腹に魔力がたまるのを感じているシフォン。
ドクンッ!ドクンッ!
お腹が胸が脈打ちはじめる。
「クッ!うぅんハァ、ふぁぁぁんっ、ぐぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁあぐっふぁぁぁんっ、フッ、フッ、フッフガァァぁぁぁぁぁぁあんっ。」
ボコンッボコンッボコンッボコンッ
恐ろしい速度で腹が膨らむ。
「ヒグッ!?」
胸にも魔力が集まり、パンパンにはりつめる。と、グッグッグッグッググググ今までで最大のスピードで膨らんでいく。母乳を吹き出し続けそこら中が母乳でびしょびしょになる。
クロトはそんなシフォンを欲望が籠りすぎた目で見つめていた。
ボコンッボコンッボコンッボコンッボコンッボコンッボコンッボコンッドクンッドクンッドクンッドクンッドクンッグッグッグッグッボコンッ!!
「ヒグァッ!ふぅぅぅんファぁぁぁぁあッ!!あぐっあぎぐぅぅぅッ!あ''ガァ!?」
メキメキメキメキメキメキドゴンッ!!!
「ふぅ、ふぅ、ふぅ、終わっ・・・た」
視界の文字が腹囲とバストを教えてくれる。
腹囲1898㎝、バスト689㎝。
「ッ!クロト、何を!?」
突如クロトが胸を揉みしだきはじめた。母乳がその刺激で溜まり始める。バスト738㎝という文字。これだけの体積が母乳の量なのだろう。
「シフォン、ぁぁぁ俺もう我慢できないよ。」
子宮にクロトのものがぶち当たる。
「ひゃぁぁんっ」
反射してきつく締め上げてしまう。
「うぐっ」
ぶりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅ
「うっ!ファぁぁぁンッ!!」
またお腹が膨らむ。膨らんだせいか膣がさらにきつく締め上げ
「うぉ!?また出っ」
ぶりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅ
「クロト・・・ハァハァもっと・・・もっと出してぇッン!!」
ボコンッボコンッと腹を膨らましながら叫ぶ。
「今度はなんか、搾り取られるような変な感覚だっ!」
シフォンはドラゴンを孕んだことにより、排卵数が増え、子宮がサキュバスのように精気を吸い尽くす呪いが強力になったのだ。


38 : unknown :2014/08/18(月) 20:15:33 5l/I9gqE0
行為は二日後の朝まで続き、腹囲は5896㎝、バストは1498㎝になった。
「これだけ大きいともう動けないや。」
お腹は15歩先の視界を覆いつくし、バストはこれだけ大きくても垂れる様子もなく胴体に腹囲400㎝だった頃のお腹がくっついているような大きさの乳房が。
ドラゴンは本来100年かかって卵を産むのだが、シフォンが人間というせいもありできたのは胎児、さらに昨晩からドラゴンとサイクロップスとワーウルフとクロトとの子供を合成しているため人間の特性をもったドラゴンに変化しているようだった。サイクロップスは6ヶ月で臨月となる。
本来100年がかりで成体サイズの牛ほどの卵を産むのだが、サイクロップスの特性で急激に成長し続けていた。なにもしなくてもたった一晩で5㎝も腹囲が変化し、バストは10㎝も膨らむのだ。母乳が出る前は100㎝近く大きくなる。さらに母乳を出すとすぐに膨乳が始まる。シフォンは風船のようにどんどん大きくなっていった。現在、人間を68人、超巨大ドラゴンを一匹お腹に抱えていた。
「クロト!動いたっ!ヒグッ!」
胎動は苦痛でしかないが、それすらも愛しいと感じるほどの愛情を子供たちに感じてしまう。ググッ
腹囲5986、バスト1618という文字が浮かぶ。
「また大きくなったみたい。どんどん大きくなってね。」
ググググググッ
「シフォン、お前そんなに子供に好き好き言ってたらどんどん膨らんじまうぞ。」
「いいの、これは誰がなんと言おうとクロトとの子供なの。どんどん大きくなってほしいじゃない。未熟児で生まれるよりはいいでしょ?」
ググッ
「そうだけど。」
「それよりさぁ」
いやらしい手つきでクロトの股間を撫でる。
「もうこんなに固いの?待っててね、子供たち寝かせたら今日もやってあげる。」
「う、うん。」
いとおしそうにお腹を撫でる。その姿は誰よりも美しかった。


39 : 無明 :2014/08/18(月) 20:22:28 WMnIklp60
(ドラゴンの大きさを恐れ、また大き過ぎると周囲の人達に怪しまれる、と考えたためこうなった、と解釈して下さい)

(このままじゃ、クロトを殺しちゃうし、これ以上ドラゴンが増えたら私のお腹がっ!?)
そう感じたシフォンは念じた。
すると、膨らみすぎた腹が激しく波打つ。
時間を巻き戻すように、腹がしぼんでいく。
「あぐぁっ………うがっ………!!」
「シフォン、シフォン!!」
クロトが4度目の射精を終えると同時に、シフォンの変化も収まった。
腹囲は一気にしぼみ、180cmほどに。
バストもまた、150cmほどまでしぼんだ。
これなら、周囲の人が見てもギリギリ普通の妊婦に見える、といった位だろうか。
では、嘗ての大きさのぶんはどうなったのか。
答えは単純。
種族合成の力と、ドラゴンの魔力で可能となった空間圧縮を使ったのだ。
だが重さは変わらないため、魔法のブーツをもってしても膝をつくほど重いようだ。
結局、クロトと子どもたちに支えられ、魔王の居場所を示す10の手がかりの一つ、竜の牙を手に入れシフォンは麓の町へ戻った。
さすがにしばらくはゆっくりしたいようだ。


40 : unknown :2014/08/18(月) 22:03:50 5l/I9gqE0
お腹を圧縮するというのは想像以上に力と体力を使う。家では本来の大きさに戻していた。
「腹囲6972㎝、バスト1895㎝かぁ。たった2週間なのにすごい成長だなぁ。」
大きくなぁれ大きくなぁれと念じながらの旅だ、腹囲は変わらないのに重さはどんどん大きくなるのでまさかとは思っていたが。
「ママお腹もお胸も大きい!」
「そうでしょ?ほら、ッ!動くのよ。」
ボコボコと蹴ってくる。あまりにお腹を強く蹴るものだから痛すぎて母乳を撒き散らしてしまう。実はシフォン、もう乳離れしてしまった子供たちのおかげで母乳の生産量は増え続けているのに、誰も飲まないため常に乳房がパンパンだった。そのため少しの刺激ですぐに母乳が出てしまうのだ。
「うわっ、ママおっぱいからお漏らししてる〜」
ググッ
・・・また胸が大きくなった。
「クロト〜搾ってー。」
「わかった。ってお前さっきよりも大きいじゃないか!」
「へへ、育っちゃった。20㎝くらい。」
「うぉ、そして重っ!」
今のシフォンの体重は全く太っていないため妊娠前45キロだった体重から引けば求まる。胎児と子宮諸々だけで486キロ、バストは片方だけで45キロもあった。
こんなのだから搾る方も一苦労である。搾乳が終わって母乳の量を測ると150リットルもの量を吐き出した。
ググッググッ
「バスト2000㎝!?やったついに2000を越えたよ!!」
「いいからさっさと戻してくれよ、俺たちお前の胸と腹で潰される。」
「あ、ゴメン。」
今も痛みはあるが、戻すのには苦痛をあまり感じなくなった。
が、これ以上は戻らないのかどれだけ念じても腹囲は200㎝よりは小さくならなかった。バストも100㎝よりは小さくならなかった。
「ねぇクロト、今日もしよっ!」
「お前、これ以上作ったら大変なんじゃないか?」
「大丈夫よ、それに作れば作るほど子宮が強化されるから。せっかくの休暇だし、ね?」
可愛い顔で、色っぽくおねだりされると断れないのがクロトの悪いところである。
「子供たちが寝たらな。それと、そろそろ36人は産まれるはずだから準備しとけよ。」
「はぁーい。
こうして毎夜毎夜子作りに明け暮れるのであった。」


41 : 無明 :2014/08/18(月) 22:18:40 EKRRn3o20
そして、子供達を養うにはなんだかんだでお金が要る。
なかなか難しいと感じていたシフォンだったが、今のようすを見てクロトが叫んだ。
「そうだ、シフォンのその母乳を樽やビンに詰めて売れば少しはお金になるかもしれない!」

こうしてシフォン達一家は、牛乳の行商人というもう一つの身分を得ることになった。
シフォンも、さすがにそのときは胸も腹縮めて普通の妊婦を装っている。
そんな感じで次の手がかりがあるという大陸へわたるため、港町への旅費を稼いでいる、その最中だった。
客の応対をしているさなか、陣痛が始まったのだ。


42 : unknown :2014/08/18(月) 22:43:27 5l/I9gqE0
「ふぅぅぅんっふぅぅぅんっ」
たった2回のいきみで一人産み落とすその安産ぶりは変わっておらず、ようやく陣痛が収まった頃、たった3時間で36人きっちり産み落とした。
が、お腹の大きさは相変わらずで、重さはドラゴンのせいでますます増えていた。
「ただいま、シフォン。俺がいない間に大変だったな。」
実はクロト隣町にまでシフォンの母乳を売りに行っていた。シフォンの母乳は甘くて濃くて最高!だと評判になりかなりの額を1日で稼げるようになった。
シフォンの胸も本来の大きさに戻すと2500㎝にまでなっていた。母乳の量も600リットルになり、さらに大量の母乳を売りに行けるようにもなった。今回はその弊害といってもよい。
「ううん、クロトがいなくてもきっちり産めたよ私。でもすごく寂しかった。」
「ゴメンな、シフォン。この埋め合わせはきっとする。」
「うん、しばらくは子宮を休ませるから回復したらまたしようね。」
子供たちの前でこんなにラブラブだと見てる側としては恥ずかしかったりもする。


43 : 無明 :2014/08/18(月) 22:52:49 WMnIklp60
だが今の二人には、そんな様子が見えているわけもなかった。

それから2週間後、一家は目的の港町へついた。
途中で一度出産があり、いま妊娠しているのはドラゴンの子1匹と人間の子供が15人。
その残り15人はまだ胎芽の段階である、と言える。
その間も母乳を売ることで大金を得て、家族全員乗っても(魔物に変身できる子はその姿で)大丈夫な巨大船を手に入れた。
かくして向こうの大陸を目指すことになったが、ここからがまた、苦難の道程だった。


44 : unknown :2014/08/19(火) 04:48:30 pbSyHAeo0
「次の手がかりは『竜神の涙』か、クロトなにか知ってる?」
「向こうの大陸に行けばなにか見つかると思うんだけど」
「母さん、たしかあの大陸には蛇神信仰があるから、竜神ってのも多分それなんじゃないかなぁって。」
「ゼクス!すごいじゃない!!よし!お腹も大きくならないうちにさっさと行こう!」
シフォンのお腹は胎児が少なくなってからというものの腹囲を前のウエスト59㎝にまで戻すことができるようになった。ただしバストは成長を続けており109㎝にしか縮まなくなってしまっていた。実際のサイズにしばらく戻していないため、どれほど大きくなっているかはわからないが。


45 : 無明 :2014/08/19(火) 05:52:43 0dy7TUb60
「ふぅ……んっ……!」
流石に船に乗ってから胸の大きさを戻すわけには行かないが、少しでも楽になろうと腹のサイズは元に戻す。
すると、たちまち270cmに腹が膨らんだ。
(確か、間の島で休憩しながらだから、大陸につく頃には今のお腹にいる子達がみんな産まれる頃かもね?)
そのことも考えて、可能な限り大きな船を買ったのだ。
いざとなれば、船上で暮らすことも出来る。
これなら心配なしだと、シフォンは微笑んだ。

最初のハプニングは出航から3日目。
最初の寄港地である島に行く途中、大蛸のクラーケンが襲いかかってきたのだ。
柔らかい身体はクロトの弓を通さない。
つまり、シフォンが戦うしかないのだ。


46 : unknown :2014/08/19(火) 16:30:36 pbSyHAeo0
――――――――――――――――――――
―――――――――――
シフォンのお腹に70~80ほどの胎児を妊娠させて、バストも腹囲もどんどん大きくしていくつもり(具体的には腹囲は7000以上バストは2500以上)なので出産は待ってください。
――――――――――――――――――――――――――――――

船を飲み込まんとするクラーケン。倒さなければ、船どころか全員お陀仏。かといって斬れば確実に身動きできない。今、お腹には16もの胎児がいる。ドラゴン一匹だけで物凄いサイズなのだ、ドラゴンよりも大きいクラーケンを孕めばこの船を沈めてしまうかもしれない。
「クロト、私怖い。あれがお腹のなかにできたら私・・・」
「シフォン・・・」
ドゴーン!!
触手が船を攻撃している。
「クロト、皆をお願い。」
一気にお腹を縮める。
「うん!この体型ならなんとかなるはず。」
「待て!シフォン!お前も無事じゃあ・・・」
「大丈夫。私お母さんだもの。こんなところでは死ねないわ。」
そう言って飛び出したシフォン。シフォンめがけて無数の触手が襲いかかってくる。そのすべてを斬り落とす。
「私だってただただ作ってばかりだったわけじゃないのよ!」
剣に魔力を込める。妊娠期間のなかでシフォンは自然と魔法を扱えるようになっていた。
「行くわよ!ミッドナイト・クレッセント!!」
巨大な三日月がクラーケンを両断した!!


47 : 無明 :2014/08/19(火) 16:55:14 0dy7TUb60
(シフォンのセリフはあくまでも予想なので、いくら外してもらっても結構です)

クラーケンの死骸は、まるで水で出来ていたかのようにさらりと崩れていく。
そして。
「ううっくっ………!!!!!」
シフォンがうめき声を上げ、腹が一気に膨らむ。
その勢いで、船が大きく左右に揺れる
「ぐっうっ………っっっっぁあっ!!」
バランスを崩しかけたシフォンだったが、なんとか踏みとどまる。
そして、またしても空間圧縮を使い、出来る限り腹囲を縮める。
だが、クラーケンを孕んだ今では、130cmほどに縮めるのがやっとだった。
その一方で胸囲は空間圧縮を胸その物だけでなく、貯めこまれた母乳にもかけることで、108cm前後にまで縮めることができた。
これなら、寄港地の島でも怪しまれることはないだろう。


48 : unknown :2014/08/19(火) 16:59:31 pbSyHAeo0
「ママ、剣術系禁忌魔法をあんなに軽々と使うなんて。」
「「「「「「「「「スゲェ!!」」」」」」」」」」
クロトたちは歓喜の声をあげた。
「やったな、シフォン!!」
シフォンの顔を見て青ざめるクロト。脂汗をかきひたすらお腹をさすったり撫でたりしている。
「お腹が熱い!うぅ!!」
クラーケンの魔力が子宮に流れ込んでいたのだ。
ドクンッ!
「あがぁ!?」
ドクンッ!ドクンッ!ドクンッ!ドクンッ!
ボコンッ!!
「ヒグッ!?」
ボコンッ!!ボコンッ!!ボコンッ!!ボコンッ!!ボコンッ!!ボコンッ!!
不気味な音を出しながらシフォンのお腹は膨れ上がっていた。クラーケンの魔力で15人の子供も臨月サイズを越えて成長する。そして胸にも魔力が侵食し、109㎝に圧縮していたバストはいとも簡単に300㎝にまで大きくなる。
ドクンッ!ドクンッ!ドクンッ!ドクンッ!ドクンッ!
ググググッ!!ボコンッ!!ボコンッ!!
「あ"がぁぁ!?ふぅぅぅん!がぁぁぁぁぁ!?ハァァン!!く、苦しいッ」
ボコンッ!!ボコンッ!!ボコンッ!!ドクンッ!ドクンッ!ドクンッ!ドクンッ!ドクンッ!ドクンッ!ドクンッ!ドクンッ!ドクンッ!ドクンッ!ドクンッ!ドクンッ!ググググググググググググググググググググッ!!ボコンッ!!
脈打ち異様な音をたてどこまでも育たんとする胎児たち。貪欲に魔力を貪り、シフォンの体は母親としての体の役割を果たすためか、より魔力を吸おうと魔力を奪う結界を張る。
「え!?私たちの体から魔力が!?」
「ち、力が抜けるっ」
「おふくろっ」
船上の魔力を吸い付くした子宮と乳房は本来の大きさに戻ってしまっていた。
「おい!シフォン!!シフォン!!」
「・・・クロ・・・ト。お腹の子は・・・無事?・・・他の子達は?」
「あぁ無事だよ。ったく心配かけやがって!」
「ゴメンね。もう大丈夫だから。ヒグッ!」
ボコンッ!!
結局シフォンの膨乳と膨腹は翌朝まで続いた。
「腹囲7982㎝、バスト2835㎝か。」
「それにしても大きくなったよなぁ。今じゃお前の胸と腹で部屋が埋まっちまうもんなぁ。」
モミュモミュモミュモミュ
クロトの手が力強く胸を揉む。
「クロト、胸揉まないでっ漏れるっ」
バシャッバシャッ
「母乳量250リットルか。」
お腹と胸を戻しつつ、シフォンは訪ねた。
「クロト、もうすぐ食料なくなっちゃうけど?」


49 : unknown :2014/08/19(火) 17:03:13 pbSyHAeo0
上陸したはいいが、やはりこれだけのお腹だと目立ってしまう。130㎝とはいえ大きいことに変わりはないのだ。
食料も一通り買い終わり、宿に戻ろうとしたそのときトラブルが発生した。
「助けてっ!」
大勢の魔物を引き連れて少年が泣きついてきた。どうやら追われてるらしい。


50 : 無明 :2014/08/19(火) 17:03:31 0dy7TUb60
順番前後しちゃいました、申し訳ないです。
この書き込みの後にさっきの自分の書き込み入れれば、問題なく話は進むでしょうか?


51 : unknown :2014/08/19(火) 17:06:18 pbSyHAeo0
すみません。長文を投下してたのでページの読み込みが行われていませんでした。そうしてもらえると助かります。


52 : 無明 :2014/08/19(火) 17:16:28 0dy7TUb60
>>48>>47>>49

現地の少年らしいが、幸いにも言葉は通じるようだ。
「助けて、父さんが、父さんが神殿に」
少年はパニック状態のようで、なかなか要領を得ていない。
とりあえず落ち着かせねばならないと、近くの木陰に座らせ、先ほど買い込んだ冷たい水を飲ませた。

なんとか落ち着いた少年が言うには、彼の父親が山から帰る途中足を滑らせて、古びた神殿に落ちてしまったのだという。
そして少年は助けに行こうとしたが、大量のモンスターに襲われ逃げ帰って来たというわけだった。
神殿の入口の広さを聞くに、あまり大人数は連れていけない。
そのため、シフォンとクロトはチームを選抜し、神殿に向かうことにした。


53 : unknown :2014/08/19(火) 17:49:48 pbSyHAeo0
「作戦を言うぞ。まずはクレアとサキが入口を突破。アクセルとゼクスは奥でボス級の相手をしておけ。俺とシフォンで残りを始末する。」
「パパ、ママにあまり斬らせない方がいいんじゃないですか?」
「大丈夫よ、サキ。ママのお腹はそう簡単には壊れないわ。」
実はシフォンのことを闇医者に見せたのだがどうやら陣痛を抑制する物質が出産を起こさせまいとしているらしいのだ。また、女性ホルモンと成長ホルモンも盛んに分泌され、そのホルモンは胸にのみ集中しているらしかった。排卵数も週に5個に増え、シフォンの子宮は孕めば孕むほど魔物を産むのに適した体となるようだった。現在、ヒトを35人、ドラゴン一匹、クラーケン一匹を孕んでいるようで子宮自体はドラゴンクラスの強度になっているようだった。
「シフォンはどれだけつくっても平気なんだと。お医者さんが言うんだから間違いないさ。作戦は今晩決行する。」
シフォンは今回の討伐でどれほど子供をつくれるか、考えていた。


54 : 無明 :2014/08/19(火) 18:26:30 0dy7TUb60
「いくらドラゴン並みと言っても限界が有るかもしれないし、あまり一気にやっては……それに、ここには弱い魔物のほうが多いわ」
サキのその進言に対し、少し考えこむシフォン。
更に、アクセルとゼクスからも意見があった。
「一番強い相手は、父さん母さんが相手してくれたほうが安心できると思うんだ」
「あいつのお父さんも、きっとそこにいるはずだし、さ」
言われてみれば尤もだ。
「分かった。その代わり四人とも、ちゃんと私達が奥へ行けるようにしなさいね?」


55 : 無明 :2014/08/20(水) 19:24:36 Lmghco1E0
子供たちに露払いを任せ、二人で神殿の奥へ奥へとすすんでいくシフォンとクロト。
どうしても待ち伏せや子供たちの討ち漏らしがあり、ここまでで七匹ほどのモンスターをシフォンは斬り伏せた。
今までと違い、植物系のモンスターが目立つ。
ポイズンフラワーにリビングアイビー、ラフレシア。
周りの気候か、それとも別の理由があるのか。
「植物系のモンスターは、いったいどんな風になるのかしら?」
腹をさすってシフォンは言う。
「いつもと変わらないんじゃないか?」
「だからって、ここではしないでよ?」
そんな呑気な会話をしながら、二人はより奥に進んでいく。
この神殿の主を、倒す為に。


56 : unknown :2014/08/20(水) 21:24:35 S2L.4UXE0
「ねぇねぇ、クロトあれ蕾だよね?」
巨大な花の蕾が神殿の奥にあった。白い花で茎には蔦が巻き付いており不気味な感じだった。
「う、うぅ。」
「シフォン、聞こえるか?」
「うん。やっぱりここにあのこのお父さんがいるんだ。」
と、突然シフォンの脚になにかが巻き付く。
「キャッ!?」
あっという間に持ち上げられ、逆さで吊られてしまう。蕾が開き、シフォンよりも大きい(本来の大きさには及ばないが)胸をもつ和風の黒髪の美女が現れる。下半身は茎になっていて、植物版人魚のようなシルエットだ。
「妾を斬ろうという娘はお主か?その歳で孕むとは・・・はしたないことこの上ない!」
「あーあ、言わなきゃ良かったのに。」
「なんじゃ?小僧、この7つの大罪が一柱、色欲のアスモデウスと知って尚その口が聞けるか?」
「アンタが石臼だか木臼だか知らねぇが、気を付けろよ。お前は怒らせない方がいいやつを怒らせちまったんだ。」
「何を生意気な、ギャァァァァ!!」
突如アスモデウスの触手が切断される。
「よくも・・・私の・・・私とクロトの子を・・・バカにしたな!!」
本当に妊婦か疑いたくなるような速度で天を翔け、地を駆け、手が霞むほどの速さで剣を振るい続ける。
「や、やめろ、やめろ。わかった、謝ろう。謝るから殺さないでくれ!」
「もう、遅いわっ!!燃え尽きなさい!コバルトソルブレイジング!」
蒼い炎の斬撃がアスモデウスを切り裂いた。
「ギャァァァァ!!貴様の名は魔王のもとにも知られることになるぞ!魔物ごときの低級な種族を孕み続けているからといい気になるなよ。」
アスモデウスの体は跡形もなく燃え尽きた。
「シフォン。」
「ん?何?」
「悪魔属の魔力はエンシェントドラゴン50体分だぞ。その上7王の一匹なら・・・多分100体分はくだらないぞ。」
「なんか不思議なのよね。魔力を吸ってる感じはするんだけど、お腹にできる感じがしないというか。」
「宿に帰ったら変化があるかもな、とにかく1度宿に帰ろう。」
「待って、あのこのお父さんは?」
「俺に抜かりはないさ。」
クロトの背には、確かに男性がいた。
「すごい!さすがクロト!」
「誉めてもなんもでないぞ。」
「ううん、今日は出して欲しいな。な・か・に。」
「お前、溜まった魔力を子供に変えたくて変えたくてたまらないんだろう・・・ハァわかった。とにかく帰ろうモタモタしてたら日がくれる。」
こんな会話をしながら一行は宿に戻った。


57 : unknown :2014/08/20(水) 21:32:33 S2L.4UXE0
膨腹と膨乳はまだ待ってください。
一応子供はできてはいますが、魔力を吸いきれておらず完全な妊娠に至ってないと思ってください。


58 : 無明 :2014/08/20(水) 22:35:56 Lmghco1E0
いくらシフォンの身体でも、七王の一柱が持っていた魔力を全て子供に変換するのは流石に無理があった。
そのため、変換しきれない魔力を自分のものとして、シフォンはより強化されていく。
今やシフォンの持つ魔力は人間を超え、魔物のそれに近づいていた。
そうなればなるほど、魔法で制御できる範囲も広がっていく。
もはや、空間圧縮など造作も無いことだった。
本来の大きさに戻してしまったらクロトを腹と胸で押し潰して殺しかねないため、彼からも空間圧縮の解除は出来る限りしないでほしいと言われていたため、シフォンにとっても願ったり叶ったりであった。


59 : 無明 :2014/08/21(木) 01:57:10 qPMS.ZiE0
(では、どのタイミングでさせます?)


また、先程からの違和感もあってか、珍しくシフォンとクロトは、ただ添い寝するだけだった。

翌朝、シフォンたちのもとへと大量の食料が届けられていた。
驚いたシフォンは、先に起きていたクレアに話を聞く。
「あの神殿のモンスターたちは、定期的に人を襲っていたそうなのです。それをお母様が退治したことで、村の人がお礼に、と」
彼女の指さす先には、時間停止魔法の札が張られた木箱が山のように積まれていた。
腐らないように、という配慮か。
これだけあれば、次の寄港地までは十分保つだろう。
さらにそれだけではなく、島から船職人をかき集め、シフォンたちの船を改造してくれるというのだ。


60 : unknown :2014/08/21(木) 21:44:54 W3v4OGOk0
船は大砲がつまれており、道中魔物が出ても安心の設備となった。またシフォンの部屋には反重力魔法の魔方陣が刻まれ、またどら○モンのポケットよろしくの魔法で、ここでどれだけの大きさの膨腹・膨乳が起こってもこの部屋に収まるようになっていた。
「やった!これでお腹に呪符を貼らなくて済みそうだわ!」
寝てる間は魔力の制御がうまくいかないのか1度クロトを潰しかけたことがあった。その頃はお腹も250㎝しかなかったが、今は3倍以上のお腹である。これではクロトを殺しかねない。
「お前のお腹全く膨らまないな・・・」
実はシフォン、あれから3日経つが未だに魔力を吸収し続けていた。
「おかしいな、今までこんなことなかったのに。」
「とりあえずは待ってみようぜ。おいそれと医者に診せられる体じゃないしな。」
―そしてさらに3日。クロトもシフォンも我慢の限界だった。特にシフォンは強化された子宮が性欲を高めており、かれこれ2週間もセックスをしないのは辛いものだった。そしてついに二人の理性がぶっ飛んでしまう。それは二人で入浴しているときのことだった。
―――――――――――――――――――――――――――――――
このあとの行為後に特大のをいれる予定です。

読み返してみると、常識外れすぎたので、私がかいたシフォンのバストと腹囲は1/10と思ってください。


61 : 無明 :2014/08/21(木) 22:07:31 qPMS.ZiE0

クロトも溜まっていたのだろう。
シフォンの背中を洗っている間、彼のものは完全にいきり立っていた。
彼は当然、気を遣ってそうとわからないように振舞っていたが、当のシフォンにはバレバレであった。
アスモデウスを倒して更に魔力を我がものとした彼女の身体は、人間の身でありながらサキュバスに近い性質を得つつあった。
そのため、クロトの状態も、背中に触れるクロトのモノではっきりとわかっている。
(そうだ……♥)
シフォンはすこしタイミングを見計らうとわざとバランスを崩して、クロトの上に座るような形で倒れこんだ。
「おわあっ!?」
突然のことにクロトは驚く。
そしてそのまま、シフォンの中へとクロトのモノが入っていった………。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
現在のシフォンとクロトの体勢は、シフォンが背中を向けた騎乗位と行った感じです。

サイズをやり過ぎたということですが、ある程度、大きさの限界を決めておきましょうか?
自分としては、圧縮時は普通の妊婦だとごまかせるくらい(最大値B180cm弱、W200cm弱)、開放時はその4倍くらいならどうかな、と思っています。


62 : unknown :2014/08/22(金) 06:40:18 UzF2v7E.0
そうですね・・・
最大W999㎝、B600㎝で圧縮時は無明さんの数字で進めましょう。
――――――――――――――――――――――――――――――
「フフ、やっぱりクロトのしたくてしたくてウズウズしてたんじゃない。」
「シ、シフォン!?俺のがお前のに!?」
シフォンの膣がクロトの剣を絞り上げる。
「俺、自分でもやってないんだ、そんな急にやられたら・・・」
ぶりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅ
「うん、来てる来てる。今日はクロトの吸い付くすんだから。」
「お前のお腹様子変なんだろ?やめとけって、くっ!」
ぶりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅ
シフォンの子宮はサキュバスのそれよりも強力にクロトの精を吸い付くさんとする。
「ふぁぁん、んっ、もっと!」
「!?」
ぶりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅ
「もっともっともっともっと!フフフフフ、クロトの子供、もっと欲しい!」
「おい!シフォン、これ以上は・・・」
「ひゃあんっんっんっんっ」
シフォンはアスモデウスの魔力に操られ完全に理性がなくなっている。
「もう、クロトったら野暮なことい・わ・な・い・の、そうだ!」
シフォンは雄の精力を倍増させる魔法と性欲が高まる魔法をクロトにかける。
―3時間後
「ハァ・・・ハァ・・まだよ、もっとクロトと一緒にいた・・・い。エッチなことしてないと・・・クロトが・・・」
シフォンが気絶しようやくことがおさまった。クロトの精は完全に出尽くしたようで、いきり立っていたものの面影もなくなってしまった。
「心配しなくても、俺はお前の体に惚れたんじゃねぇよ。やっぱり自分の腹のことで嫌われると思ったんだろうな。」
ベットにシフォンを運ぶとあることにクロトが気づく。
「こいつの腹、まだ魔力が集まってるのか?お、シフォン気がついたかお前大変だったん・・・」
「クロト、早く部屋から出ていって。」
「おい、なに怒ってんだよ?押し倒したのはおま・・・」
「早く!!」
バウンッ
胸がブラを破壊して飛び出してくる。
「んっ胸が、くっ!」
お腹を抱えてうずくまる。
「私、こうなってるときはお腹を圧縮できないっ、から、ハゥッ!早く!!お腹でクロトを潰さないうちに!!」
クロトは急いで部屋を飛び出した。シフォンの呻き声や、悲鳴が聞こえる。
「ハゥッ!くぅっ!あがぁ!?」
ボッコンッボッコンッボッコンッボッコンッボッコンッボッコンッグッグッグッグッグッグッグッグッグッグッグッグッ
「うぅっ、っ〜〜〜〜〜〜あ"あ"ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
ボッコン!!!!!
「ふぅ、ふぅ、ふぅ、・・・・終わった」
変化が終わったあとシフォンの視界に出てきた数値は恐ろしいものだった。
「え!?腹囲498㎝、バスト348㎝!?前のサイズがお腹が295で、胸が250㎝だったから、ドラゴンがそだったのかな、それとも他の赤ちゃん?そもそも何人いるんだっけ?」
実はシフォン、今何人の子供を孕んでいるかわからなくなっていた。残り数日でドラゴンの予定日も来て、初の難産に苦しむことになるが、シフォンは想像もできていなかった。


63 : 無明 :2014/08/22(金) 07:41:13 ZsERFZHk0
シフォンは少し焦っていた。
今の様子では、できる限り空間圧縮を使っていないと、部屋から出ることすら難しくなる。
少し予想外過ぎたのだ。
(何とかして、赤ちゃんの数を知る方法があればいいけど……)
そう考えたシフォンの視界に、ある文字が浮かぶ。
エンシェントドラゴン:1
クラーケン:1
人間:8
ポイズンフラワーハーフ:3
リビングアイビーハーフ:2
ラフレシアハーフ:2
ドライアド(アスモデウス属):3
その意味がなんであるか、シフォンにはすぐ理解できた。
(ドラゴンとクラーケンだけでも一杯一杯なのに、こんなに……)
流石に、たくさん欲しいと言っても多すぎる。
シフォンは少し考えると、種族合成を使うことに決めた。
最も強いドライアドを基本に、植物系をひとまとめにしておこうと考えたのだ。
そして彼女が念じると、文字がかわってゆく。
エンシェントドラゴン:1
クラーケン:1
人間:8
アルラウネ(アスモデウス属):3
すると、巨大な腹が少しだけしぼんだ。
変化が収まったことを確認し、再び空間圧縮を使う。
みるみるうちに腹も胸も小さくなり、バストは131cm,腹囲は168cmくらいになった。
大きすぎではあるが、次の寄港地でも怪しまれにくくはなるだろう。
ブラと腹巻きが治ったのを確かめて、シフォンは眠った。
明日は、いよいよこの島を離れる日だ。

------------------------------

今後寄港地ごとに七つの大罪を司る悪魔を倒していく感じがいいかな?
あと、ドラゴンは戦闘中の出産もいいかもしれません。


64 : unknown :2014/08/22(金) 20:40:29 UzF2v7E.0
「シフォン、お前お腹大丈夫か?」
「クロト、それ言うの43回目。一昨日からずっと二言目にはそれじゃない。」
「だってお前、お腹毎日毎日大きくなってるじゃないか。」
「フフ、大げさだよ〜。大きくっていっても5㎝しか大きくならないし。」
「でもなぁ。」
「もう、大丈夫って言ってるでしょ。それより早く出港しなきゃ、ね?」
「ママ〜、なんか怪我してるオジサンが会いたいそうです。」
その件の怪我してるオジサンは、先日シフォン達が助けたお父さんだった。
「そんな体で助けていただいたとは・・・本当になんと言っていいものか。」
「いいんですよ、俺たちも探し物のついででしたから。」
「今日はお礼にと。」
「お、お礼なんてそんな!私はそんなつもりはなくて。」
「いえ、そういうわけにはまいりません。」
そういって花の形をした魔法石を渡してきた。アスモデウスのコアだったものらしく、「天空の華」というものらしい。
「これは!母さんこれ、僕達が探してた手がかりの一つですよ!」
「本当に!?さすがゼクス!お父さんに似て物知りなのね〜」
「母さん、本当に貰うの?」
「すみません、今の俺たちにはそれが必要です。譲ってくださらないでしょうか?」
「譲るもなにももともと私はこれを届けに来たのです。」
「ありがとうございます!」
こうして新たな手がかりを入手し、いよいよ次の目的地へと向かう。


65 : 無明 :2014/08/22(金) 21:09:48 ZsERFZHk0
「天空の華」は中央、雄しべや雌しべに当たる部分に大きな穴が開いている。
テーブルの上にそれを置いたところで、クレアがあるものを持ってきた。
「ママ、これをもしかすると………」
そう言って置かれたのは、竜の牙。
水晶のような光沢を持ち、うっすらと青い光を帯びている。
「んー……そうか!」
クロトはそれをしばらく見つめていたが、思いついたように、牙の先端を上に向けると、それを「天空の華」の中央にはめ込む。
すると、牙が光を放った。
その光は一本の線となり、部屋を飛び出し水平線の向こうへと伸びていく。
「これは………?」
子供達とクロトが困惑する中、シフォンは何かに気づいた。
自分が強い魔力を持っているから、そう感じられたのだろうか。
それとも、勇者の勘か。
「これは……次の手がかりの場所を示しているのよ、きっと!」
それを聞いたゼクスが、船内の自室に戻って何かを調べ始めた。
「青の光は……怠惰のベルフェゴール!」
次の寄港地になる島には、怠惰のベルフェゴールがいる。
それはつまり、更なる戦いを予言していた………。


66 : unknown :2014/08/22(金) 21:43:57 UzF2v7E.0
船の書庫室。シフォンとクロトはある本の挿し絵を見て顔がひきつっていた。
「・・・ナマケモノみたいな可愛い悪魔ならいいのにね。」
「シフォン・・・」
二人はゼクスが持っている超悪魔大全なるものを読んでいた。ゼクスは港町で大量の本を買っていたらしく、超陰陽大全、超殺人鬼大全、超英雄大全、超薬学大全、超占星術大全などなどジャンル問わずこの狭い書庫をあっという間にゼクスの書斎にしてしまっていた。なかには妊娠の全て、女性ホルモンの働き、解呪法などシフォンの体に関する本もあり、嬉しく思う。
その超悪魔大全によると、
「便所に座った屁の悪魔って・・・もう少しどうにかならないのかよ。」
弱点は不明。ちなみにシフォンもクロトも宗教に入っていないため、神の加護のこもったものは扱えなかったりする。
「やっぱり斬るしかないかぁ。」
出港から2ヶ月。当初の目的であった竜神の涙を入手するための航路を変えねばならず、かなりの間船で生活している。その間も子供は増え続けており、現在エンシェントドラゴン1匹、クラーケン1匹、人間25人、アルラウネ3匹を計30人をお腹に抱えていた。腹囲は500㎝になり、バストは370㎝になった。圧縮しても腹囲180㎝、バスト145㎝とかなり大きくなっていた。部屋に戻ったシフォンは搾乳をはじめる。30リットルもの母乳が出た。
「ドラゴン、出てこないなぁ。予定日は3ヶ月も過ぎてるんだけどな・・・」
「シフォン!!すぐに来てくれ!人魚が、セイレーンがアクセル達を狙ってる!」

――――――――――――――――――――――――――――――
セイレーン=人魚です。
ドラゴンはこの戦闘の最中に産んでほしいです。

しばらくネットが使えないところに行くので更新は明日からできません。


67 : 無明 :2014/08/22(金) 22:02:08 ZsERFZHk0
オディンとアクセル、ゼクスが見張りに出ていたところを、セイレーンに襲われたらしい。
三人はよく戦っていたが、なんといっても敵の数が多い。
何より周りは海、相手のメインフィールドだ。
弓や船に備えられた砲で相手をするものの、セイレーンは自由自在の動きを見せる。
「三人とも、大丈夫!?」
慌てて自室から飛び出したシフォンは、剣を天に掲げて唱える。
「レイジオブポセイドン!」
剣を振り下ろすと、途端に巨大な水柱がいくつも上がり、セイレーンたちを船上へと打ち上げる。
その様子にほとんどはおそれをなして逃げるが、体勢を立て直して着地する、タコのような下半身の人魚が一人。
「このスキュラの領域に無断で入るとは………容赦はせん!」


----------------------------------

一体一の戦いの最中に破水、と言った感じにしたいのですが、どうでしょうか?


68 : unknown :2014/08/22(金) 22:25:35 UzF2v7E.0
無明さんのお好きなようになさってください。
―――――――――――――――――――――――――――――

「母さん!」
「「お袋!」」
「アンタ、私の子供に手を出してただで済むと思ってるのっ!」
あっという間に3体が死体と変わった。
「大丈夫だった?」
「母さん!後ろ!!」
シフォンの体が壁に叩きつけられる。
「かふっ!」
巨大な蛇が攻撃してきた。
「よくも我の妻たちを殺してくれたな。なんだ、貴様は愛を十分過ぎるほど受け取っているようだな。」
「母さん、こいつは嫉妬のリヴァイアサンだ!」
(さっきのでお腹がなんか変・・・)
立ち上がる。そのとき!バシャッ!
シフォンは破水してしまった。


69 : 無明 :2014/08/22(金) 22:37:15 ZsERFZHk0

すいません、最後の一文を見落としていました。
では明日以降、自分でいくらか進ませておきます。

----------------------------------

「どうした!さっきの威勢の良さはどこへ行った?」
破水したその隙をついて、次々とシフォンを攻め立てるリバイアサン。
繰り出される攻撃と陣痛に、戦うこともままならない。
出産が始まったためか、空間圧縮も緩んで来ている。
決着をつけなければ、ここで死んでしまう。
「こんなに子供たちが居るのに……死ねないわよーーーー!!」
心からの叫びとともに、リバイアサンを両断するシフォン。
それと同時に、出産が止められないことを悟ってしまった。
アスモデウスとリバイアサンを倒したことで、ドラゴンの成長に必要な分の魔力など、とっくの昔に集まって居たからだ。
「クロト……ブラとパンツ、脱がせて……産まれる……!」


70 : unknown :2014/08/26(火) 06:32:03 L1KLZpT20
空間圧縮はクロトがブラを外した瞬間緩んでしまい、元の体に戻ってしまっていた。
そして陣痛が始まってからおよそ7日が経過した。子宮口は全開になっており、シフォンは全力でいきんでいるものの出てくる気配は愚か、リヴァイアサンの魔力で産道で育っているらしく出産を長引かせている一つの要因となっていた。
「ふぅぅぅぅぅんんっ!ふぅぅぅぅぅぅぅぅんんっあ"ぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
ようやく頭がでてきた。クロトがそれを掴む。
「クロト!!引っ張って!!ふぅぅぅぅぅぅぅぅんんっあぁぁぁぁぁぁっ!」
ヌポンっ!とドラゴンの胎児がでてきた。お腹が一気に縮まった。1週間にも及んだシフォンの出産はようやく終わったのだった。
「ハァハァハァ・・・・ハァ」
「シフォン、元気な男の子だよ。頑張ったな。」
「へへ、しばらく動けそうにないや。っ!?」
ドクンッ!!ドクンッ!!ドクンッ!!ドクンッ!!
シフォンの子宮が脈打ち始める。
シフォンが、胸がガチガチに張ってくる感覚とお腹の違和感を覚えたときには遅かった。
―数十秒後
1度半分にまで縮まったシフォンの腹囲は結局-120㎝減の380㎝、バストは395㎝にまで育ってしまった。


71 : 無明 :2014/08/26(火) 10:25:14 lOi/3Q6.0
なんとか空間圧縮をつかう力は残っていたが、出産の疲労でとても動けるものではない。
子供たちとクロトの手を借りて自室に戻ったシフォンは、そのまま泥のように眠った。 

シフォンは2日の間眠り続けた。
その間、新たに妊娠したシーサーペント3匹ととセイレーン6匹は着実に育っていた。
また、その間もドラゴンの赤ん坊はシフォンのそばを片時たりとも離れることなく、共に眠っていた。
母乳は、ドラゴンが大量にのむためしばらく絞る必要はなさそうだった。


72 : unknown :2014/08/26(火) 20:31:31 L1KLZpT20
ドラゴン出産から実に3週間が経っていた。シフォンたちはとある島に滞在していた。照りつける日差しと潮風が心地よい。
「ここに来てから変化があると言えばお前のお腹と胸くらいだな・・・」
「ん?」
授乳しながら答えるシフォン。ドラゴン出産からは陣痛も起きておらず、お腹はますます大きくなるばかりだった。そのお腹には妊娠線一つなく、胸はいっそう大きくなっていた。
「旅立ってからそろそろ1年か・・・まさか私お母さんになるなんて夢にも思わなかったな。」
「感心してる場合じゃねぇだろ?魔王への手がかりはいっこうに見つからないわ、お腹の子供は増えるばかりだわ、呪いは解けるどころか強くなってるし・・・」
授乳が終わり、お腹と胸を縮める。
「私、妊娠しなかったらこんな感じだったのかなぁ」
バストはどれだけ念じても98㎝より小さくはならなかった。ダユンっ!とたちまち158㎝にまで膨らむ。これ以上は縮められないらしく、腹囲は188㎝。通常時は腹囲は480㎝、バストは405㎝になるシフォンの体。
確かに早く手を打たなければいけないのだが、動こうにも動けない。
「手がかり0じゃなぁ」
そのときセイルから連絡があった。ようやくベルフェゴールの居場所がわかったのだ。


73 : 無明 :2014/08/26(火) 21:24:24 lOi/3Q6.0
この島に立ち寄ったのは間違いではなかった。
島の中央に聳える山。
その麓の洞窟の最奥にベルフェゴールがいるらしい。
そうとなれば、またメンバーを決めて動くしか無い。
オディンたち上の四人とクレア、サキ。
そしてあと3人ほど連れて行きたいのだが、どうも考えがまとまらない。
シフォンが気がかりにしていることは一つ。
生まれたばかりのドラゴンである、アーサーの事だった。
エンシェントドラゴンである以上、その力は今の時点で子供たちの中ではトップクラス。
ベルフェゴールという恐ろしい相手と戦うためには、欠かせない戦力だからだ。

-------------------------------------------

ここでちょっと思いついた独自設定を一つ。
ドラゴン(アーサーと名前を付けさせてもらいました)についてですが、
戦闘に参加した場合シフォンたちの中で最強であるというのが、自分の考えです。
その一方でデメリットもあり、戦闘を終えて疲労がたまると、シフォンの子宮に戻って直接魔力補給を受けなければいけない、という一種の召喚獣のような扱いはどうか、と提案します。


74 : unknown :2014/08/26(火) 23:05:19 L1KLZpT20
いいと思います。
魔力の供給とシフォンの授乳によってのみ成長するという設定も追加してもよろしいでしょうか?


75 : 無明 :2014/08/26(火) 23:14:01 lOi/3Q6.0
自分としては矛盾しない設定追加は大歓迎です。


76 : unknown :2014/08/26(火) 23:31:48 L1KLZpT20
それで進めていきましょう。
――――――――――――――――――――――――――――――――
ドラゴンを抱き、洞窟に入るシフォンたち。洞窟に入る前に10匹の下級悪魔を切り捨てているが。シフォンのお腹の状況は凄まじいものとなっていた。
人間37
クラーケン1
アルラウネ3
シーサーペント3
セイレーン6
ファントム10
の計60もの胎児が腹でうごめいていた。
そしてついに最深部に着いた。奇襲という段取りだが、子供たちはうまくやっているのだろうか。と、突如悲鳴が聞こえた。奇襲に失敗したのだ


77 : 無明 :2014/08/27(水) 00:17:07 .HnWkTOg0
その悲鳴を察するやいなや、シフォンの抱いていたドラゴンが腕をすり抜け飛び出していった!
「あっ、アーサー!」
慌てて後を追うシフォンとクロト。
だが、ドラゴンのスピードはとてつもなく速い。
シフォンは勿論のこと、クロトでも到底追いつけるものではない。
追いつけないのは仕方ないと、とにかく後を追う中、シフォンは考えていた。
(ベルフェゴールを倒したらまた増える……なら、お腹のスペースは極力空けておかないと)
シフォンは頭のなかでパターンを考えると、まだ胎芽の状態にすぎないファントムをクラーケン、アルラウネ、シーサーペントと合成し。更にセイレーンをシーサーペントに合成。
胎児の数を44人にして、なんとか子宮のスペースを確保しようと必死だった。


78 : unknown :2014/08/29(金) 00:37:39 5I/iUa420
アーサーは最深部の入り口にいた。ホッと息をついたのもつかの間、アーサーは突然吠えた。
「アーサー?」
アーサーの体がみるみる変わっていく。赤子サイズからあっという間に馬程の大きさまで成長した。
「面倒くせぇなぁ」
ベルフェゴールはドラゴンを殺さんと襲いかかる。アーサーはブレスで応戦する。灼熱の咆哮が下半身を消し飛ばす。ベルフェゴールも負けじと拳打を繰り出すが、その拳はあっけなく握り潰されてしまう。
「す、すごい。」
が、次の瞬間アーサーは壁に叩きつけられてしまった。シフォンは頭の血管が切れた音を聞いた。
「うわぁぁぁぁあ!!!!」
鬼が宿ったかと疑うばかりの形相で剣を振るう。
「なに!?」
ベルフェゴールを斬って捨て、アーサーに駆け寄る。
「ママ、へへ力を使い過ぎたや。ママのお腹で休んどくね。」
ベルフェゴールの魔力を吸い付くした子宮がボコンッ!と膨らむ。馬サイズのアーサーがお腹に入ったためである。さらに胎児も増え、シフォンのお腹はさらに凶悪に膨らみ続けていた。


79 : 無明 :2014/08/29(金) 01:18:47 oRLipMmo0
「っく……!アーサー、狭かったら言ってね……っ!」
急激な変化に苦しみながら、空間圧縮を使うシフォン。
限界近くまで膨れ上がった腹と胸を強引に押さえ込み、なんとか事なきを得た。
圧縮しても、かなり大きなサイズ。
圧縮時の限界といえようか。
「アーサー、大丈夫かしら……」
そんな不安を口にするシフォンの頭に、直接声が響いた。
(大丈夫、ちょっと疲れただけだよ。狭くもない)
子宮の中に居るうちは、こうやって魔力を使い意志疎通をするとアーサーは言っていた。
ベルフェゴールの持っていた「怠惰の瑪瑙」を掴み取ると、シフォンは辺りを見渡した。
ベルフェゴールへの貢ぎ物か否か、宝物らしき箱が散見される。
ふとめに止まった一つを開けると、中には濃緑色を基調とした、魔力を帯びた美しいドレスが収まっていた。
手で引っ張って見ると、かなり伸びる。
「これは……私にピッタリかもしれないわ!」
残る財宝からはベルフェゴールを倒したという証拠になりそうなものと武器、そしてお金と宝石のみを選び、子供たちとともに運び出した。

宿で早速着替えるシフォン。
ドレスは彼女の胸も腹もキチンと覆い隠し、更に彼女自身の魔力回復を早め、魔法に対する加護まで持ち合わせていた。
---------------------------------------------------------------

ブラと腹巻きを下着に、このドレスを今後は着る、という感じで行きたいかな、と。


80 : unknown :2014/08/30(土) 17:13:45 GamLXyQU0
クロトは絶句した。シフォンのあまりの美しさに心を奪われたのだ。ZZカップもある巨大な胸に、200㎝もある大きな腹に、そしてドレスを纏ったその姿に。
「綺麗だよ、シフォン。」
「そ、そう。ひゃあ!?」
パンパンに張った乳房を揉みしだいていく。片手ではドレスを脱がしていた。
胸の張りはますます強くなり、母乳が吹き出す。
「シフォン、ゴメン。今日は俺、我慢できそうにない。」
人間としての理性がとび、雄としての本能に突き動かされ、シフォンの下の口に固く、反り上がったそれを突き刺す。
「クロトっ、ふぁぁん、っダメ、今日はお腹が苦しいっの」
思わず、締め付けてしまうシフォン。シフォンの子宮はこの世のあらゆる色魔のそれを軽く超えており、ただ精液を搾り取る。すぐに中に入ってくる感覚を感じるシフォン。すぐに勢いを失ったクロトの一物はシフォンの魔力ですぐに復活する。何度も何度も、熱いものを流される度にシフォンの子宮がさらに進化した。精液の量が倍増するような呪いをクロトにかけたのだ。さらにクロトの魔力をも奪い始める。射精はいつまでも止まらずにシフォンの中に流れ込む。
「!?うぐっあがぁぁぁぁぁぁ」
シフォンの胸もお腹も大きくなっていく。クロトの魔力を受けて胎児が急成長を始めたのだ。それに加え、シフォンにできていたベルフェゴールの卵も精を受けて、新たな胎児ができていた。シフォンのお腹のアーサーも成長を始め、シフォンは今まで経験したことのない激痛に襲われた。
――気がついたら朝になっていた。シフォンは腹巻きを巻き、ブラを付ける。腹囲は719㎝、バストは620㎝になっていた。さらに母乳量は360リットルに。胎児の数も増し
人間49
アルラウネ3
シーサーペント3
ガルム3
ドラゴン1
クラーケン1
あまりの急成長にシフォンは言葉を失う。胸の張りも強くなってきた。さらにバストが大きくなる。どうやらシフォンの母乳には成長を促進させる効果があるようだった。635㎝となった胸から母乳が漏れ出す。
「!?痛っ!」
昨日の刺激で陣痛も始まってしまった。すでに子宮口も開いてしまっていた。
―――――――――――――――――――――――――
次で人間を全員産んでほしいです。


81 : unknown :2014/08/30(土) 18:32:50 GamLXyQU0
シフォンはたった3時間で20人もの赤子を生んでいた。だが、シフォンの陣痛は全く収まる気配はない。お腹にできた人間の胎児は臨月以上に育っており、それが一気に産まれようとした結果である。
「はぐぅっ!ふぅぅん!?あ"がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
残りの胎児も産道の狭さなどお構いなしに産まれようとしたためか、激痛が走る。
ドポッドポッドポッドポッドポッドポッ
一気に6人を産み落とす。シフォンの体力も限界に近づいていた。
「ハァ、ハァ、はぐぅぅんっ、ふぅぅんぁぁぁぁ!!」
一人また一人と産み落としていくシフォン。出産はまる1週間かかり、人間の胎児全てを産み落としていた。


82 : 無明 :2014/08/30(土) 18:43:27 R.IAd94c0
もしこうなっていたのがシフォンでなければ、今頃悶死していたといえよう。
それほどまでの出来事だった。
すっかり疲れ果てたシフォンは、そのまま眠りについた。
有り余る魔力が、彼女を急激に回復させてゆく……。

二日間眠り続け、シフォンは完全に回復した。
その間も魔物の赤ん坊は成長しており、腹囲はついに圧縮しても160cm以下にはならなかった。
シフォンを悩ませる問題はそれだけではない。
流石に子供たちが多すぎて、全員を連れて行くわけにはいかなくなったのだ……。


83 : unknown :2014/08/30(土) 19:03:35 GamLXyQU0
こんなに多いと授乳も大変である。ようやく全員授乳が終わった頃には一番最初の子供が泣き出してしまう。シフォンの悩みはこれだけではない。出産してからさらに5㎝成長したシフォンの胸。母乳の量が一気に6倍になり、飲ませても飲ませても母乳が一向に減らないのだ。パンッパンッに張りつめた胸が痛すぎて、正直しんどい。
母乳はまた売りに出すとして問題は、赤ちゃんの数だ。クレアやサキやシオンやノエルに見てもらっていたもののさすがに多すぎる。
「おっぱい飲んだら、大人になるくらい栄養があればなぁ。あれ?」
胸がまた膨らみ出した。胸が一段と重くなる。と、最初に飲んでいた子供が泣き出した。
「あらあら、お腹が空いたの?」
おっぱいをあげるシフォン。
こうして1週間がすぎた。
―翌週
シフォンの母乳の栄養分は凄まじく、産んだ赤ちゃんは立派な体に成長していた。思考能力も凄まじく、まさしく大人だった。だが戦闘能力のない人間を旅につれていくわけにはいかない。しぶしぶ子供たちと別れ、次の目的地へと向かった。
次の目的地は、強欲の城。強欲のマモンが巣食う城だ。


84 : 無明 :2014/08/30(土) 21:08:29 9tjGPRw.0
いくら成長が早かったとはいえ、子供たちのを一人にさせるのは危険だということで、今までついてきてくれていた子供たちのうち数人が村に残って面倒を見つつ生活することとなった。
よって、今旅について来ている子どもたちは、アディン、ドゥエ、トレス、フィーア、クレア、サキ、アクセル、ゼクス、そしてシフォンの腹の中で回復中のアーサーの9人だった。
「決着をつけたら、また皆に会いに行かないとね」
そう心に誓い、やたら寂しくなってしまった船で旅立つ。
そして、クロトともある約束をしていた。
「新しく魔物を妊娠するまでセックス禁止」。
これ以上子供、特に人間が増えてしまったらさすがに厳しいからだ。

セイレーンなどによる襲撃もなく、船上の日々は穏やかに過ぎていく、
だが、シフォンは大事なことを忘れていた。
クラーケンの予定日が、とっくの昔に過ぎていたことを………。


85 : unknown :2014/08/31(日) 00:25:14 GCdk4Sx60
シフォンが15歳になろうかという1週間前のある日のこと。
船旅が始まってから2週間。シフォンたちはなんのトラブルに見舞われることなく快適に旅を続けていた。
シフォンのお腹はたった2週間で目に見えてわかるほどに大きくなっていた。今や腹囲は520?。出港する前から


86 : unknown :2014/08/31(日) 00:26:44 GCdk4Sx60
手が滑りました
書き直します


87 : unknown :2014/08/31(日) 09:44:13 GCdk4Sx60
シフォンが15歳になろうかという1週間前のある日のこと。
船旅が始まってから2週間。シフォンたちはなんのトラブルに見舞われることなく快適に旅を続けていた。
シフォンのお腹はたった2週間で目に見えてわかるほどに大きくなっていた。今や腹囲は520㎝。出港する前から実に40㎝もの成長。悪魔の子供たちの予定日が当分先なのでまだまだ育っているくらいにしか思っていなかったシフォン。そのまま数日が経ったある日。
「いくらなんでも成長のペース早すぎやしねぇか?」
腹囲640㎝になったお腹は固く張っていたが、シフォンは特に気にとめる様子もなく過ごしていた。
数時間後。出産するとは夢にも思っていなかった。


88 : 無明 :2014/08/31(日) 16:49:07 ryzyCWRE0
やることもないので、甲板上に出て風に当たるシフォン。
次の島へは、もう数日かかるだろう。
「暇ねえ……」
口からも、ついそんな言葉がでる。
と、その時だった。
ぐるりと、お腹の中で何かが蠢いた。
「っ!?」
嫌な予感を感じるシフォン。
脂汗が、じわりじわりと吹き出てくる。
さらに鈍痛を感じ、彼女は確信した。
産まれる。
しかも、かなりの難産になると。


89 : unknown :2014/09/01(月) 00:21:46 q26sxQIg0
陣痛が始まってから、すでに34時間。子宮口は全開なのだが、育ちすぎていて産道にすら達していない。骨盤が折れるのも構わずシフォンはいきみ続けていた。


90 : 無明 :2014/09/01(月) 00:57:15 DTXng4560
クロトも、子どもたちも必死に助産しているが、進展がなかなか無い。
シフォンは少しでも助けにならないものかと、思いつく限りの魔法を発動していた。
体力と筋力の倍加、治癒、苦痛軽減。
しかしそれをもってしても、巨大すぎるクラーケンは出てきそうにない。
命の危険を感じ始めたシフォンに、訴えかける声があった。
(ママ……ママ………)
アーサーである。
(僕はまだ出られないけど……方法はあるよ)
その言葉に、シフォンは当然すがりつく。
(アーサー、教えて。このままじゃママ、死んじゃうかもしれないの)
(簡単だよ。魔力の流れを、形を変えて封じ込めればいいんだ……その分、僕はしばらく出てこられなくなるけれど、今よりきっと、楽になるはずだよ)
(魔力の流れを………?)
アーサーはなおも続ける。
(ママの想像しやすい形に………)
言われるまま、シフォンは頭のなかでイメージする。
最も出産しやすい形。
そう、それは………。
(そんなの、決まってるじゃない……私と、クロトの………)


91 : unknown :2014/09/01(月) 22:28:10 q26sxQIg0
続き書いてもらえませんか?
産んでしまってもかまわないので。
それとシフォン15歳(小説内ではあと6日)を節目に1度子宮の胎児を全出産させようと思ってます。


92 : 無明 :2014/09/01(月) 23:19:41 DTXng4560
了解しました。
ただし、アーサー以外、と言う形でよろしいでしょうか?
ちょっとやりたいことがあるので。

----------------------------------------------------------

そのイメージが何であるか、言うまでもない。
(決まってるわよ………そんなの、なんだってたった一つしかないもの………)
「私とクロトの………赤ちゃんなんだから!!」
シフォンが心からそう叫ぶ。
すると、あそこまで遅々として進まなかった出産に、変化があった。
突如腹がしぼんだかと思うと、なにか、大きな塊が進んでいく。
シフォンはそれをはっきりと感じ取り、それにあわせていきんだ。
クロトが、子どもたちが息を呑む。
次の瞬間、驚くほど穏やかに、するりと出て行った。
それは、赤ん坊だ。
透き通るような白い肌に、薄く紫のかった黒髪。
どこか禍々しささえ感じる、きれいな女の子だった………。


93 : unknown :2014/09/02(火) 00:13:16 sjJS2fw.0
この少女はノエルと名付けられた。
クロトにそっくりな女の子で、シフォンは喜びの絶頂を迎えていた。また一人自分と愛する人との子供が生まれた、これだけでシフォンは幸せなのである。
「よくやったな、シフォン。骨盤大丈夫か?」
「うん、さっき治ったみたい。」
腹囲は280㎝にまで縮み、いよいよバカデカイ胸が目立ってきた。お腹のせいで目立っていなかったが、640㎝の超乳が目立たない理由もなく、ドレスのせいでますます妖艶になっていた。


94 : 無明 :2014/09/02(火) 00:34:24 jIkLzhg20
さすがにあまりに大きすぎるということで、授乳の時にも空間圧縮でバストを縮めなければ不便そうだった。
しかし、シフォンには気がかりなことが別にあった。
子宮内に居るはずのアーサーにいくら呼びかけても、返事が帰ってこないのだ。
ノエルを生む手助けをしてくれた、礼がしたいのに。
その不安も抱えながら、シフォンは15歳の誕生日を迎えた………。


95 : unknown :2014/09/03(水) 19:28:33 T37SXv6s0
「よかったな、シフォン。15になるまでにお腹引っ込んで。」
シフォンはノエルを産み落とした後も出産しており、ノエル出産後の2日後にはアルラウネ、その翌日にはシーサーペントを、さらにその翌日にはドヴェルグを産んでいた。子宮にいるのはキリン程の大きさになったアーサーだけなのだが、どういう訳かウエストは57?になった。胸も妊娠中ではないためか、楽々圧縮することができるようになった。ただし、108?よりも小さくはならなかったが。もしかすると妊娠しなかったら本来このサイズだったのかもしれない。
「15でこの胸って育ちすぎよね・・・何カップあるんだろ?」
測ってみるとアンダー68?のMカップだった。見た目は華奢なのだが、胸の存在感が凄すぎる。
さて、そんなシフォンだが一つ心配していることがあった。それは他でもないアーサーのことだった。


96 : unknown :2014/09/03(水) 19:29:18 T37SXv6s0
やりたいことというのをやってもらってもよろしいでしょうか?


97 : 無明 :2014/09/03(水) 21:01:47 TbFlq6Vo0
調べたところ七つの大罪に対応するうち、憤怒を象徴する動物の中にドラゴンがあったので、それと組み合わせて、「島に満ちるマモンの魔力を吸収し、最後にサタンの力を受けて、パワーアップしたアーサーがシフォンたちの窮地を救う」というのを一つやろうかな?と思いまして。
あと軽く設定無視ですが、シフォンにちゃんと10ヶ月かけて妊娠して欲しい、というのも。

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「アーサー、どうしたのかしら……」
不安そうに呟き、空を見上げるシフォン。
あれから、アーサーとの意思疎通も出来ないままだ。
だが、もうすぐ次の島に着く。
何かが変わるだろう、とシフォンは淡い期待を抱いていた。

次の島には、強欲の城があると言われていたが、その様子は見当たらない。
シフォンはクロトと共に、町へ情報集めに出掛けた。
知らない、わからないなどの答えが相次ぐ中、武器屋の番をしていた男性が、とても大事な情報を教えてくれた。
「あの城なら……今までの感じだと、次に現れるのは半年後、ってところだ。売上もあがるからよく覚えているよ」
つまり、もう半年はここに居なければ、マモンに会うことすら叶わない。
住むスペースは船にあると言うことで、以前のように港町で母乳を売り、しばらくここにとどまることを決めた。


98 : unknown :2014/09/05(金) 16:46:34 KA2O7YQg0
ここでもシフォンの母乳は大評判で、そこらの領主よりも稼いでいた一行。あれから5ヶ月あまりが経過したが、街には何の変化もなく変わったのはシフォンのバストサイズとヒップのサイズのみだった。やはり育ち盛りなのか、Mカップのブラからは僅か2ヶ月で肉がはみ出し始め、今やNカップのブラもキツくなり始めている。112㎝の大玉のスイカは垂れることなく、1日に2400リットルもの母乳を貯めるタンクとなっていた。ヒップも15歳のそれとは思えない程の完璧なラインを描いており88㎝の色気を放つ美しい桃となっていた。
妊娠はアーサーの様子がおかしいからとしなかったお陰か、シフォンはともかくクロトは我慢の限界らしい。もはや無我の境地に至ったのかもしれない。
そんなこの上なく退屈な毎日を送るなか、ついに街に異変が起こり始めた。


99 : 無明 :2014/09/05(金) 18:12:02 rUnfF1jQ0
突如として、町の人々の金遣いが荒くなり始めたのだ。
ただでさえ売れていたシフォンの母乳はそれこそ飛ぶように売れ始める。
もしや、と思いシフォンたちは街へと向かう。
街の向こう、何もなかったはずの場所に、見慣れない巨大な城がそびえ立っている。
「強欲の城……」
ゼクスが呟く。
チャンスは今しかないだろう、というのは皆わかっている。
莫大な魔力を持つシフォンと、その子どもたち、そしてシフォンと幾度と無くセックスしたクロトは、恐るべき魔力耐性を持っているため、町の人のように浮かされたりはしない。
だが今は、あえて武器屋へと向かった。
皆の武器と防具を仕立て直すためだ。

武器屋の主人も魔力耐性が高いのか、いつもと変わらない様子で応対してくれる。
「あんたら、本当にあの城に乗り込むんだな……とくに銀髪のお嬢ちゃんなんか、その腹……」
胎内の魔物をすべて産み、いちど平らになったはずのシフォンの腹は、再び膨らんでいた。
外から見れば、かなり大きめの臨月か、双子だと思われるほどだろう。
「大丈夫ですって。今まで何度も、こんなかんじだったんで……」
そう、今シフォンが宿しているのはアーサーのみ。
今再び、魔力を受けて成長しなおしているのだ。
「仕方ねえなあ……あんたのために、いいものを作ってやろうじゃねえか!」

半日ほどで、武器屋はシフォンたちに新しい武器と防具を提供した。
クロトの弓は、ボロボロになっていた弦をミスリルの鋼糸で作り直し、本体も同じようにミスリルで補強、魔法の効果を高める細工がされていた。
子どもたちにも、それぞれの得意なものに見合った新しい武器と防具が渡される。
そして、シフォンはというと………。
「これならもう服が破れる心配をしなくてすむわね、ありがとう武器屋さん!」
まず、防具。
ミスリルとオリハルコンの合金で出来た、伸縮自在のプレートアーマーだ。
どんな体型であろうと、ピッタリとフィットする。
そして、武器はというと………。
「お嬢ちゃん、それで剣のほうなんだが……何か、とんでもなくヤバイものが出来たかもしれねえ……」
少し怯えたような様子で、武器屋の主人は剣を差し出す。
しっかりとした鞘に入れられたそれを、シフォンが手にとったその瞬間。
剣が、強烈な光を放った。


100 : unknown :2014/09/06(土) 17:48:57 2sEpA8qw0
剣の光はシフォンを覆い尽くし、シフォンの魔力を急上昇させていた。どうやら使い手の魔力を際限なく増やし続ける魔法剣らしい。
抜く前の6倍にまで膨れ上がった魔力はそこらの魔族にもひけをとらないはずだ。さらに抜けば抜くほど魔力が増える剣だ。これは今後の闘いで使えるかもしれない。
そう考えていると子宮に妙な違和感を感じた。もしかしたらアーサーが気がついたのかもしれないと気にも止めていなかった。
が、シフォンはこの剣がもたらすとんでもない災難をまだ知らなかった・・・


101 : 無明 :2014/09/06(土) 18:28:07 GYwZwJn20
魔力を増幅して放出し、その余波で光り輝くのがこの剣の特性のようだ。
つまり魔族にとっては、辺りを松明で照らしているようなもの。
早速城へ突入したシフォンたちに、次々とマモン配下のモンスター達が殺到する。
あまり自分が戦っては、さらに魔族を孕み、アーサーになにかあるかもしれない。
そう考えると、なかなか敵を切り捨てることができない。
(でも、戦わなきゃ!)
目の前に飛び出してきたインプを叩き斬る。
だが次の瞬間起こった現象は、何時もと違っていた。
新しく増えたような、そんな感じではない。
そう、胎内で成長するアーサーに、魔物の魔力が吸収されていっているのだ。
新しく増えないならばアーサーに影響はないだろうとシフォンは判断し、目の前の敵を斬り倒して進んでゆく。


102 : unknown :2014/09/06(土) 19:05:55 2sEpA8qw0
それからのシフォンの活躍は凄まじいもので、城に潜ってからたった30分で300体以上もの魔族を斬っていた。
「本当に悪魔の巣窟ね、ここ。」
魔力が充満した子宮は220㎝に。それでも足りないというのか、アーサーはどんどん魔力を吸い成長していた。
「シフォン、まだ来るぞ!」
「了解!!」
シフォンたち一行は先へ先へと進んでいく。
「母さん、まだ1階でしょ?こんなペースじゃあ拉致が空かないわ。」
「待ってて、ママ近道のつくるから。」
そういうと塔の最上階へと光線をはなった。
「あとは、エアリアルの魔法でっと。」
長ったらしい呪文を唱えると、シフォンたちは浮いた。
「このまま一気に最上階に行くよ!」


103 : 無明 :2014/09/06(土) 21:21:35 GYwZwJn20
光の柱の中を進むシフォンたち。
だが上から、そして下から。
飛べるモンスター達が挟み撃ちにせんと、大挙して追いかけ、追いつめてくる。
「ここは私が!」
「サキ!」
「私も!」
クロトをシフォンの隣に押しやり、クレアとサキが下側に回る。
「やりましょう、クレア!」
「はい!」
二人は、同じ呪文を唱え始める。
双子の魔力はよく似ているという。
それをぶつければ、どのような事になるか。
「「エクスプロード……マキシマム!」」
激しい光と、衝撃。
それはまるで、あえて例えるならロケットの様に。
恐るべき速さでシフォンたちを押し上げていった。
下からの魔物は爆炎に焼かれ、上からの魔物は衝撃に押しつぶされていく。
やがて一行は、ひときわ高い天井をぶち抜いた。


104 : unknown :2014/09/08(月) 13:13:53 Wema5MiU0
一際きらびやかな部屋に出た一行。金銀財宝が山を作っている。魔物の気配はない。
「誰だ!我が城への侵入者は!」
「うっ」
シフォンたちは完全に不意を突かれた。光線がシフォンとクロトを貫く。
「私たちには効かないわ!行くよ、クロト!!」
シフォンの剣を弓につがえ放つ。
「ディバイン・バニッシャー」
「なにッ!」
マモンは頭だけを残して消えてしまった。
「今のが魔法だと思ったら大間違いだ。これは呪いだ、己の欲望を高めるな。ククク、さぁ、お前らはどこまで耐えられる?」
「何を言ってるのやら。さぁて私たちも帰りましょう。クロト?」
脂汗をかいているクロト。彼は今、必死に自分と戦っていた。
「だ、大丈夫だ。早く帰ろう。」
魔力を酷使した一行はフラフラと町を目指した。


105 : 無明 :2014/09/08(月) 16:19:16 I.A3UutQ0
もはや魔法関係の能力が人間の域を超えているシフォンと、その血を引き、半魔でもある子供たちには、マモンの呪いといえども効果はなかった。
だが、ただ一人魔法耐性が高まっていても、ただの人間であるクロトは違った。
呪いの影響を受け、一時的にだが性欲が異常に昴ぶってしまったのである。
疲れ切り、ベッドで眠るシフォンに飛びつくクロト。
もはや理性なども消し飛び、目の前の思い人を貪ることしか考えられない。
クロトは今や、獣だった。

「シフォン……シフォン!!」
「あっ、あっあっ、く、クロトぉ*顗*
クロトに為すすべもなくやられていくシフォンだったが、やはりいつもと勝手が違う。
本来なら新しい赤ん坊になるべき魔力は、アーサーに次々と吸収されていく。
ドラゴンの成長には、それ程莫大な魔力が必要なのだった。


106 : unknown :2014/09/09(火) 16:56:54 2Su6mGc20
「あの男の欲は『性欲』か。さてお前の欲は?解放しろ!己の欲のままに狂え!」
頭の中に声が響いてくる。何度も強く、強くこだましていた。私の欲・・・それは・・・
突如としてシフォンの腹部が引っ込んだ。今までの大きさなんかなかったかのように。あっさりとなくなってしまった丘であった場所を愛しそうに撫でる。子供がほしい、子供がほしい、クロトとの愛の形が、私の宝が、ほしい、ほしい、ほしい。手元に転がっていた剣を抜いたり納めたりをとり憑かれたように繰り返し、自身の魔力を急上昇させる。その魔力を受けてか、シフォンの子宮は魔王ですら予想しなかった進化を遂げた。
「あぁ、シフォン。」
「クロト」
舌を絡ませ、熱く口づけしながら抱き合う二人。
シフォンが感じていた違和感。それは神に等しい魔力を持ったシフォンが、無意識に子供を作っていたことだった。クロトの精を受けて、胎児の形となる魔力。さらに進化した子宮は魔力の永久増幅器官を作り出してしまった。これにより斬られた魔物の魔力は増幅されて吸収されるようになりアーサー達の成長と母乳の生産を促進した。
ボコボコと膨らむ腹は今にもはち切れるのではないかという程凶悪に膨らみ続けていた。

翌朝シフォン達が目覚めると、立っているのに床についてしまった920cmの巨大な腹と、なぜか640cmの超乳が見る影もなく圧縮され(本来の大きさなのに)114cmにまで縮んでしまった、それでも十分過ぎるほど巨大な胸だった。今やうごめく100もの胎児を抱えてしまっていた。


107 : 無明 :2014/09/09(火) 18:34:45 KL9g2lPE0
暫くして、理性を取り戻したシフォンは焦った。
大きさだけではない。
この苦しさ、明らかに自分の限界を超えている。
(今は、今は待って赤ちゃん達……いつかきっと、絶対、みんな産んであげるから……!)
確かに子供は欲しい。
だが、そのために自分の命を危険に晒すわけにはいかない。
その思いを、シフォンは全力で念じた。
するとどうだろうか。
不思議なことに、腹がみるみるうちに萎んでいく。
本人もきづいてはいないが、剣の力で増幅され、あまりに莫大な魔力を持ったシフォンは今や生命の因果律すら部分的に操作できるようになったのだった。
そう、子宮を満たしていた100人もの胎児は卵子と精子になり、生命より前の段階でとどめられていたのだ。
そして、その魔力の波動は魂だけとなり、呪いを発していたマモンをも消し飛ばしたのだった。

こうして「強欲の鋼玉」を手に入れたシフォンたち。
アクセルのおかげで、憤怒のサタンは次の島にある闘技場で、戦士たちの怒りを高めて支配者として君臨しているのだということがわかった。
それを聞いたシフォンは、とんでもないことを言い出した。
「私が剣闘士として出るわ、それでサタンを直接倒すの」


108 : unknown :2014/09/17(水) 22:08:25 0C0k2YOQ0
「お母さん!たった2ヶ月前に測って作った衣装、どうして入らないのよ!」
クレアに手伝ってもらいながら、シフォンは戦闘服へと着替えていた。
当然と言えば当然だが、シフォンの魔法の防具は着用を禁止されていた。ミスリル製ともなれば、防御力も相当なものであるからだ。
そんなシフォン、何にてこずっているかというと・・・
「だいたい、お母さんがまた胸を大きくしちゃうからじゃない!」
そう、シフォンの胸は成長期でどんどん大きくなっていた。ちなみにOカップある。
お腹はまたまた引っ込んでいる。


109 : 無明 :2014/09/17(水) 23:05:27 Bi6FV6Gs0
引っ込んでいるとはいっても、まだ中には巨大なドラゴンであるアーサーがいる。
胸も呆れるほど大きいが、同じくらいかそれ以上に腹も大きい。
何も知らない人が見れば、五つ子以上を妊娠していると思うくらいだろうか。
そんな体系のシフォンに合う防具など、出来合いの物であるはずがなかった。

騒動の末、ホビット用の防具を2つつなぎ合わせて急拵えの胸当てと腰鎧を作ってもらい、それを普段使いしている魔法のドレスの上に着込むことになった。
「よし……軽くて悪くない感じね」
着付けが終わり、軽く体を動かすシフォン。
魔剣を左腕のバンドに釣りさげると、早速闘技場への入り口を開いた。


110 : unknown :2014/09/18(木) 20:30:59 LmrfN7m20
最初こそ妊婦が戦っていると、笑われていたが、順当に勝ち進むシフォンを見て態度が変わっていた。
「やっぱり、お腹動きにくいや。」
と、お腹を完全に引っ込める。
「胸も引っ込まないかなぁ。」
と、116cmある胸を見つめる。と、観客から歓声・・・というより黄色い悲鳴が上がる。
銀髪、モデルなみのスラッとした身長(168cmある)、グラマラスな体型(スリーサイズは上から116/59/89)。戦士というよりもアイドルのような存在に変わりつつあるシフォン。決勝戦まであと2試合・・・。


111 : 無明 :2014/09/18(木) 20:52:42 JnLFeAZQ0
いざ準決勝というとき、シフォンはある違和感を感じた。
周囲に、魔力が満ちているのを感じる。
(恐ろしいほど魔力が強いわね……つまり、サタンの居場所に近づいてるって事かしら?)
そのシフォンの考えを裏付けるかのように、準決勝の相手は見るからに凶暴そうな、筋骨隆々の大男だった。
「ウオオオオオオオ!!」
サタンの魔法で怒りを増幅されているのか、雄叫びを上げるその姿は理性的とは思えない。
同時に、シフォン自身の体にも異変が起きる。
ドレスを押し上げ、空間圧縮で引っ込めたはずの腹が膨らみはじめる。
みるみるうちに、先ほどと同じ様な大きさまで戻っていく。
(アーサーの成長が早くなってる!?)
慌てるシフォンをよそに、大きなハンマーを担いだ大男と妊婦剣士の戦いに、観客は興奮の絶頂に達していた。
「やっちまえー!」
「あんな筋肉ダルマ叩っ斬っちまえ!」
「赤ん坊もろともあのボテ腹を叩き潰せー!!」
そんな、過激な声援も飛ぶ。
観客までもが、サタンの影響下にあるのだ。


112 : unknown :2014/09/18(木) 21:35:30 LmrfN7m20
お腹はどんどん大きくなっていき、一瞬そのお腹のせいで隙ができた。そのわずかな瞬間に、攻撃される。
避けきれない、そう思った次の瞬間。不思議な現象が起きた。
結界が敵の攻撃を防ぐ。弾かれたハンマーは粉々になる。
「ママに手出しさせない。」
そういうとシフォンが唱えてもないのに、禁忌魔法メテオストライクが発動した。次々と禁忌魔法が発動されていく。
ハンマー男が沈黙してようやく魔法の嵐は終わった。いくら魔力量が魔族の6倍あるとは言え、シフォンでもあんな量の魔力は持ち合わせていなかった。
「アーサー?」
「フハハハハハハ、実に面白いその魔力、俺がいただこう!」
サタンが襲ってきた。異形の手がシフォンの腹に触れる。魔力を吸われる感覚にシフォンは意識が遠退いてきていた。もはや絶体絶命のその時!
「なに!?」
サタンからお腹に魔力が集まってくる感覚を覚えたシフォン。どんどんお腹が膨らんでいく。その腹はあっという間に床につき、尚も膨らみ続ける。サタンが張っていた結界も観客や戦士の狂喜を操っていた魔法をも吸い付くし、シフォンへと流れ込んだ。


113 : 無明 :2014/09/18(木) 21:57:55 JnLFeAZQ0
何が起こっているのか、自分でも分からない。
シフォンが困惑するその隙を見て、サタンがもう一撃を加えようとする。
だが、まるで反撃するかのような魔力の波動が、シフォンのお腹から放たれた。
「何の光!?」
言い切る前に弾き飛ばされ、がれきの中に埋もれるサタン。
「な、何……っううう!!?」
状況が飲み込めないシフォンの腹に、突如痛みが走る。
そう、サタンから魔力を吸い取ったアーサーが、ついに産まれようとしているのだった……。


114 : unknown :2014/09/21(日) 23:06:40 zgUQXTZM0
設定追加しました
ぬら○ひょんの孫の羽○狐の出産シーンを見て思いつきました。

三重圧縮
前回決めた限界値腹囲999cmが二重目の圧縮。生物のリミッターとしての役割を担う。三重目の圧縮が解除されると建物サイズの腹(大阪城くらい)になる
――――――――――――――――――――――――――――――

腹囲800cm を越えんとする腹は陣痛の間も風船のように膨らみ続けており、巨大な胎児が腰骨を砕きながら生まれ落ちようとしていた。ゴキゴキッと奇怪な音を立てながら。
その頃体勢を立て直したサタンがまたもシフォンに襲いかかる。
激痛のあまり動けないシフォン。その時またも見えない壁がサタンを弾き飛ばした。と、シフォンの腹がボコンッと一気に膨らむ。どうやらなかのアーサーが魔力を使えば使うほどお腹は膨らむらしい。今やシフォンの腹は900cm。鼻の穴からスイカどころではない。針の穴からバランスボールを捻り出すような激痛に絶叫するシフォン。本能のままにいきみ続けようやく羊膜に包まれた、凶悪な大きさをもつ成竜の頭が見えてきた。シフォンの膣から出てきたそれは彼女の直径940cmの膨らみと同じ大きさだ。と、シフォンはついに気絶してしまった。
シフォンの影がどんどん大きくなっていく。おおよそ人間とは思えない影へと変貌した城のようなそれは、本来の、成竜を孕んだ直径600'000cm、メートル換算で60mの腹へと変貌した。
気絶した体の主を無視して、胎児を出さんとする子宮。ついに、竜が、エンシェントドラゴンの3倍の大きさを誇るその巨躯が姿を表した。


115 : 無明 :2014/09/22(月) 00:12:24 CHPogWBM0
もはや物理法則もなにもあったものではない。
有り得ないサイズの腹から、有り得ないサイズの巨竜が生まれようとしている。
意識を失っていながらも、シフォンはただ本能のままにいきんでいた。
魔法なのか、それとも彼女の強い意志によるものか。
その力を借りて、徐々に、少しづつ。
母体を破壊しながら、その黄金色の体躯を見せ始める竜。
竜は、自らを包む羊膜を噛み破った。
まるで川の水を引いてきたかのように、辺りが羊水に浸される。
その流れに乗り、竜は自らの体を強引に引きずり出した。
畳まれていた翼を広げ、目を開く。
そして巨竜が、アーサーが吼えた。
咆哮が大地を、空を震わせる。
それはサタンを圧倒し、遠く離れた町で待つクロト達をも震わせる。
「く、おのれ……」
怯んだサタンが態勢を整えようとした、その時。
アーサーの吐くブレスが、彼を消滅させた。
そのエネルギーは、無茶すぎる出産のダメージを受けていたシフォンが意識を取り戻すには十分すぎる一声だった……。

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シフォンは「巨竜の母」の称号を得た(魔力増大、妊娠期間中能力向上、妊娠期間長期化、一定レベルまでの出産開始コントロール)
シフォンは「龍の加護」を得た(身体強化、回復力向上)


116 : unknown :2014/09/22(月) 02:04:40 unYdiJl.0
ビリビリと大地を震わす咆哮が聞こえてくる。どれくらい気を失っていたのだろう、シフォンには今の状況が全く飲み込めなかった。
「何?このお腹・・・」
シフォンの体は浮いていた。大きく膨らんだ腹が浮かしているといった方が正しいか。無意識のうちに生物の本能でこれだけのお腹を圧縮していたらしかったシフォン。今までで相当な量の魔力を吸ってきた子宮は、いつのまにか生物の領域を越えていたらしかった。量にしてサタン(エンシェントドラゴン1億体分)100体分の魔力は、おそらく魔王ですら予想しなかった進化を遂げたのかもしれない。
自分が産んだ黄金の竜。あの大きさの胎児が自分の中にいたとはにわかに信じがたい。それにしても大きな腹だ。家なんか潰してしまいそうだ。現に何軒かは餌食となってはいるが。超弩級の40mの腹。アーサーの分縮まったとは言えかなりの大きさだ。お腹を圧縮しまくってようやくくびれを取り戻したシフォン。
アーサーに回復魔法をかけてもらい、ようやく立ち上がることができた。破れてしまった服から、普段の鎧姿へと着替える。改めて自分の体を見てみる。ついさっき化物並みの大きさの腹を抱えていたとは思えないボディライン。心なしか胸も大きくなっているみたいだった。
少年姿になったアーサー達を連れて急いでその場を後にした。


117 : 無明 :2014/09/22(月) 03:57:57 CHPogWBM0
(妊娠期間中能力向上は、妊娠している数に応じてある程度向上するイメージです。あと、シフォンの状態を適宜明記した方が分かりやすいかも?)


宿に戻るやいなや、アーサーの姿をみた家族達が一斉に詰めかけた。
以前より遥かに力を持ったその姿に驚き、感心し、喜び。
そして何よりシフォンが、無事に生まれてくれたことを喜びアーサーを抱き締めた。

ゼクスの本によると、次に指し示された行き先はどうやらベルゼブブの支配する場所のようだ。
暴食を司る悪魔が相手ということは、どんな手を使ってくるかも分からない。
再び、一家に緊張が走る。
それに不安を感じたのか、シフォンは再びクロトの体を求めた。
だが、サタンの百倍にも及ぶ魔力で満ち満ちている子宮に新たな生命が宿れば、どうなるか分からない。
そこでシフォンは一計を案じた。
以前、百人もの赤ん坊を宿しかけたとのことだ。
そのうちの幾つかを、もう一度自分に宿らせる。
そこに魔力を上乗せして、少しずつ子宮の負担を減らす考えだ。
クロトの精液をきっかけのエネルギーとして、10の受精卵に魔力を分配する。
サタンの10倍の魔力を帯びれば魔族化は免れない。
だが、それでもクロトとの子には変わりないのだ。
シフォンは、それで良かった。

海流の都合や天候など、色々な事情が重なり、ベルゼブブの支配すると言われる島にたどり着いたのは、それからさらに3カ月後だった。

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現在のシフォンの状態
妊娠三ヶ月半
莫大な魔力を帯びた赤子:10
胸囲:150cmMカップ(圧縮)、320cm(最大)
腹囲:62cm(圧縮)、140cm(最大)


118 : unknown :2014/09/23(火) 02:05:58 7uKekRCs0
シフォンの胸に関してですが、無明さんのだとカップが違うので、独断で変えました。また、胸の大きさは通常の妊婦同様、妊娠期間中に徐々に大きくしていきます。圧縮はなしでお願いします。

出発前のシフォン
バスト:115cm(Oカップ)
アンダーバスト:70cm
腹囲:62cm(3cmアップ)
備考:妊娠3ヶ月2週目
10つ子妊娠

―――――――――――――――――――――――――――――――


119 : 無明 :2014/09/23(火) 02:55:47 af53oq5.0
三ヶ月の間、船内では変わらず家族一同快適に過ごせたようだった。
シフォンのつわりがほぼなかったのも大きいだろう。
そして、毎度のアクセル、ゼクスの作戦会議なども重ねられ、対策をかなり練っていたようだ。
巨大な虫の姿をしているというベルゼブブを倒すには、やはり虫の嫌うものが必要である。
とにかく、炎の魔法で追い詰めるのが効果的と判断されたようで、魔法を使えるクレアとサキ、そしてマジックアローの撃てるクロトは鍛錬に励んでいた。

そしてついに、嶋への上陸。
ベルゼブブが司るのは「暴食」。
無論抜群の魔力耐性をもつシフォンたちに影響はないが、それでも島の港の様子はひどい有様だった。
船員達も港の働き手もみな、常に何かを食べながら作業しているのだ。
「うわあ、もう手遅れって感じね………」
シフォンは、この数ヶ月で一段と大きくなった腹を両手で抱えるようにしつつ、港の様子を見ていた。
子供達に船の警備を任せつつ、クロトを呼んでシフォンは港町に繰り出した。
まず、医者を探すのだ。
これはシフォンが以前、一度も医者にかからないために村人に怪しまれたことがあったからだ。
それを避けるため、たまに医者にかかろうと思いついたのだった。
しかし、道を歩くだけでも人々が振り返る。
シフォンの美貌だけでなく、その巨大な腹を凝視する。
流石にアーサーのときとは比べるべくもないが、まだ六ヶ月とは思えない、巨大すぎる腹であった。
その中では、10人もの赤ん坊が元気に蠢いていた。
「ねえクロト、服屋さんとかないかしら?」
「どうしたんだシフォン、突然」
「アーサーを産んだときにドレスのお腹が破けちゃって、今こうじゃない?だから、新しい服が欲しいかな?ってね」
ドレスの破けたところから突き出す生腹を撫で回しながら、シフォンは答える。
ベルゼブブもマモンと同じく、現れるには周期があるらしい。
やはりそれまでは、この嶋にとどまるしかない。
だからなのか、シフォンは今回も長期的な計画を立てていた。

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島到着時のシフォン
バスト120cm Pカップ
アンダー72.5cm
ウエスト168cm
妊娠六ヶ月三週目
10つ子妊娠中


120 : unknown :2014/09/23(火) 17:04:10 7uKekRCs0
「キツい、キツい、キツい!入らないって!!」
発注していた服の試着。際限なく大きくなるドレスをと思っていたが、この寂れてしまった村にはあるはずがなく、仕方なく最大サイズのものを注文しておいたのだが・・・
シフォンが腹を膨らませるには1ヶ月というわずかな時間でも十分だった。結局、ドレスの購入はあきらめ自分たちで作ることになった。
店員によればベルゼブブはあと3年は出てこないらしい。昼間は作戦会議、夜は魔物退治に明け暮れていたそんなある日のこと。闇医者に見せていた検査結果がわかった。それによると、シフォンの子宮は魔力を吸いすぎたが故に当初かけられていた呪いよりも強力な呪いとなりかかっているそうだ。3年後、シフォンの子宮はできることできないことがでてくるそうだ。これは、子宮が本来の性質「胎児の数をコントロールできない」こと等、呪いで変えられた子宮がリセットしようとするために生じるもので、これに比例して魔力の吸収量や胎児の成長率も上がるということだ。今回の妊娠が終われば、シフォンは90つ子の妊婦になることは間違いないらしい。
もうひとつ、それは予定日。予定日はあと5ヶ月後。10つ子妊娠が終われば、これも大きく変わり、妊娠期間は長くなるということだった。
他にも排卵数の増加が起き、排卵日は性欲が高まるという結果だった。

・・・5ヶ月後。
シフォン現在臨月。シフォンのお産が始まった。
―――――――――――――――――――――――――――――――
現在のシフォン
バスト:122cm(Oカップ)
アンダーバスト:75
腹囲:368cm(200cmアップ)
妊娠12ヶ月目


121 : 無明 :2014/09/23(火) 17:31:38 93/.AMpE0
(呪いが変質した影響で難産となり、かなり苦しい出産となる感じでいきたいと思います)

「ううう……っああっ………ぅっくうぅ………」
呪いが変質した影響か、これほどの異常な妊娠をしておきながらも今までのような苦痛の軽減が通じず、アーサーの時ほどではないがシフォンは産みの苦しみを味わうこととなっていた。
魔法も通じず、子供達にも手は出せない。
「まだ特に変化はない。今はただ耐えてくれ、お嬢さん」
闇医者が様子を見つつ、そう告げる。
「大丈夫だシフォン。俺もいるから」
クロトに励ましてもらいつつ、シフォンはひさしぶりに、本格的な出産に臨んでいた。


122 : 無明 :2014/09/23(火) 17:46:27 NYc.ACcw0
(誤って途中投稿してしまいました)

「クロト……うん、私頑張るね……っううぅ………」
なんとか笑顔を作り答えたシフォンだったが、かなりつらそうである。
今までのような苦痛軽減の効果が無い以上、その苦しみは半ば「初めて感じるもの」に近かった。
それでも耐えられているのは、隣にいるのがクロトであるからにほかならないだろう。
陣痛の合間には、闇医者の眼前でキスまでする有り様である。
だが見方を変えれば、それこそが今のシフォンを支えているものといえるだろう。
結局、出産に目立った進展はなく1日が過ぎた………。


123 : unknown :2014/09/24(水) 01:07:14 NBtMoFkY0
「ふぅぅぅぅぅぅんっ!!ふぅぅぅぅぅぅんっ!!」
いきめど、いきめど、全くお産が進まないまま実に7日。子宮口は開く兆しすら見せず、0mmのままだ。このままではシフォンの体力も直に尽きる。帝王切開は、子宮自体が強力な結界を張っているため不可能。完全に手詰まりとなってしまっていた。クロトはただ見ていることしかできない自分を歯がゆく感じていた。
「ふぅぅぅぅぅぅんっ!!ふぅぅぅぅぅぅんっ!!」
「シフォン、一回休め。このままじゃ死んじまう。」
「ク・・・ロト・・・。私、まだ頑張る・・・」
「どうして!」
「私・・・・くうっ、この子たちは私とクロトの子供よ。絶体に、絶体に産むって約束したのぉぉぉ!ふぐっ、ふぅんあっ、ふぅぅぅぅぅぅんっ!!ふぅぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
固く閉じられていた子宮口もようやく開き始めた。これまで進まなかったのが嘘のように次々と胎児がでてくる。アーサーの出産のおかげか、産道がかなり伸縮性を持って修復されたらしく、スムーズにお産が進んでいく。陣痛開始から10日後、長かったお産がついに終わった。どの胎児も4kgを越えた大きさで、10人とも健康らしい。
ただひとつ問題があるのは・・・
パツンパツンに張りつめたQカップもある巨大な胸。アーサー出産後、1万2千Lもの母乳を出していたのがさらに増えたのだ。今や4倍の量を出すため常時胸がパンパンなのだが、これが物凄く痛い。近頃のどうでもよすぎるしかしながら、切実な問題だった。


124 : 無明 :2014/09/24(水) 02:11:14 eT5nhYhY0
10人に飲ませても、毎日売る量を確保してもなかなか尽きない。
たまにほかの子供達も吸ったりしているが、それでも減らないようだ。
このままでは、痛みで行動もままならない。
そこでクロトとクレア、サキはシフォンのつけている、魔法のブラな目を付けた。
魔法の応用で、常時母乳を絞るようにすれば少しは軽減できるのではないか、というゼクスの発想を聞き、クレアが具体的な手段を思いついた。
それを聞いたシフォンは、突然涙した。
「し、シフォン!?どうしたんだよ?」
あわてるクロトに、シフォン泣きながらも語った。
「だってぇ………わたしと、クロトの子供達が、こんな立派になったんだよ……?嬉しくないわけ、ないじゃない………」
嬉し涙を流す彼女を、クロトはしっかりと、抱き締めた。

町中の鍛冶屋とマジックアイテムショップ、そして武器屋までもを集め、シフォンのブラの改造が始まったのは翌日のこと。
魔王を倒す旅の途中である、と明かしたなら、人々が協力するのは当然の事だった。
街一番の鍛冶屋の鍛冶場を使って、儀式のための装備まで揃っている。
できる限りでは、最高の環境だった。
そして、シフォン本人はというと………

船の中の、シフォンの部屋。
そこにクロトと、二人きりでいた。
なぜかというと、原因はシフォンの肉体にあった。
「どうしようクロト、今回はまだエッチしてないよね……?」
そう、シフォンが再び妊娠したのだ。


125 : unknown :2014/09/25(木) 23:34:31 r9wn8kXI0
「実はね・・・」
と、シフォンは圧縮を解除した。すると単胎の8ヶ月相当のお腹が出てきた。目を疑うクロト。まだ10つ子出産から4ヶ月しか経っていないから当然だろう。
「さっき目を使って調べたんだけど・・・100人だって。」
「ひゃ、100人!?」
実際、アーサーを産んだことがあるシフォンにとってさほど苦しい妊娠ではないのだが・・・これほどの数の妊娠となるとクロトはただ不安しか感じない。が、墜ろすことができない以上産む他あるまい。

そんなクロトの心配など露知らず、シフォンのお腹はどんどん大きくなっていった。やはり胎児の数に母乳は比例するのか、胸も一段と大きくなった。1度Oカップまで戻ったシフォンの胸は妊娠3ヶ月にはQカップになっていたらしく、更に1ヶ月でTカップにまで育っていた。今や一日に24万リットルも出すようになっていた。
ブラはようやく完成し一時間に1万リットルも作られる母乳をスッキリさせてくれていた。ちなみに、ブラが完成したとき子供たちがあきれるほど泣いていたことは秘密である。
さて、順調に見えるシフォンたちであるがひとつ大きな問題を抱えていた。
それは、シフォンが羊水超過多であるという点。もうひとつは胎盤が異常発達を遂げており、成長が加速度的に進んでいるという点だった。胎児の大きさは妊娠6ヶ月にして単胎の臨月相当に成長しており、まだまだ成長することを考えると育ちすぎな腹になっていた。
――――――――――――――――――――――――――――――――
シフォンの状態
バスト:128cm(13cmアップ)
アンダーバスト:70cm
ウエスト:215cm(圧縮時)
645cm(本来)
妊娠6ヶ月
備考:


126 : 無明 :2014/09/26(金) 01:56:06 YWnbYLw60
(シフォンが勇者だという設定もありますし、こういうのもいいですよね?さすがに胎児3桁は想像もつかさなさすてちょっと書きづらいかなとも思ったので)

可能不可能に関わらず、このままではシフォンにとって苦しすぎるのは明白。
妊娠が苦しいのではなく、妊娠中のシフォンが苦しいのだ
いくら黄金の巨竜であるアーサーを産んだといっても、妊娠中の負担が0になるわけではない。
クロトは今になって、改めてシフォンの身体が心配になっていた。
いくら自分が大きな胸や腹が好きでも、それでシフォンの命を削るようなことがあるのは、いくらなんでも簡便だ。
その思いから、クロトは悩み始めた………。

自分の体もそうだが、シフォンはクロトの悩む姿に不安を覚え始めた。
自分は良くても、クロトの悩む姿を見たくない。
(神様……呪いを解くためにはクロトが絶対に必要なの……お願い、私に何とかする力をください!)
シフォンは、心の底から祈った。
するとシフォンは、自分の身体から力が湧き出ていることにきづいた。
莫大な魔力。
変質した呪いよりも根深い、シフォンの、いやシフォンの血筋に伝わる力。
(そうだ……きっと私のご先祖様はこうして……)
シフォンは何かに気づき、念じた。
(この子たちの……無限大の可能性を、纏めて!!)
念じながら、巨大すぎる腹に手を触れた。
巨大すぎるウエストが、みるみるうちにしぼんでいく。
シフォンの胎内では、宇宙創世にちかい何かが起こっていた。
数多の胎児たちが、これからたどるであろう可能性。
それを辿り、凝縮していく。
そして可能性は、2つにまとまる。
シフォンの遠い先祖、三人の勇者の一人は生命の可能性を操る力を手にしていた。
その力で仲間の傷を癒やしたり、戦ったりしていた。
クロトへの純粋な思いが、シフォンに眠るその力を目覚めさせたのだ。

――――――――――――――――――――――――――――――――

シフォンの状態
バスト:128cm
アンダーバスト:70cm
ウエスト:135cm
妊娠6ヶ月
備考:巨大児(男女双子)妊娠中だが羊水は非常に多い
この成長スピードだと、誕生する頃には3歳半くらいの大きさになる模様


127 : unknown :2014/09/27(土) 21:04:49 j1aQndnI0
双子だとなんかなぁと思ったので勝手に数を増やしてます。
それと今後こういうご都合主義的に胎児を減らすのはナシでお願いします。
―――――――――――――――――――――――――――――――
妊娠10ヶ月。シフォンはとうとう普通だったら臨月という時期にまで突入していた。が、あと1週間で妊娠11ヶ月になる大きくなった胎児たちはまだ出たくないと言わんばかりに育ち続けていた。巨大な腹はシフォンの踝の辺りにまで膨らんでおり、圧縮を解くとどうなるのかわからないほどにまで膨らんでいた。10つ子妊娠のときよりもはるかに大きな腹には、20つ子が絶えずお腹を蹴りまくっていた。
お腹の中ですでに3才児と同じ大きさにまで育った胎児。胎動で毎夜毎夜シフォンを文字通り叩き起こしているわけだが、近頃はお腹を変型させるほど蹴りあげてくる。ついにお腹に乗っかるほどの胸に成長したVカップの超乳を胎動で上下に動かすほど強い胎動だ。
相変わらずの羊水過多でお腹の重みは一段と増していた。
絞れど絞れど出てきた母乳はさらに量を増し、今や一時間に3万リットルのミルク製造機と化していた。
ベルゼブブの呪いで食欲の塊となった町人全員を満たしてしまうほどの量で、懐具合も相当潤っている。
ベルゼブブ再来の兆候もないままこの街で3年過ごすことになるとは夢にも思っていないシフォンたちであった。
――――――――――――――――――――――――――――――
シフォンの状態
バスト:
ウエスト:
妊娠10ヶ月3週目
20つ子妊娠
備考:胎児は普通の15歳の子供にまで成長する。なお二次性徴もおこる。妊娠期間は残り3年。


128 : 無明 :2014/09/27(土) 21:28:29 7pPaKosw0
了解しました。こちらもすいませんでした。

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いくらシフォンでも、ここまでなれば苦しいし、思うように動けない。
どうしてこうなっているのか。
一つだけ、シフォンには心当たりがあった。
ゼクス曰わく、ベルゼブブの呪いは魂に直接作用するものであるという。
つまり、高い魔法抵抗力をもつシフォンは大丈夫でも、生まれる前の純粋な命である胎児には呪いを防ぐ力などないというわけだ。
そして刺激された欲求は、母体から栄養を吸い取る道を選んだ。
このままでは、赤ん坊たちは大人になるまでこのままだろう。
流石にそれは避けたいと、シフォンは手段を探し始めた。
このままでは、ベルゼブブと戦うどころではなくなるからだ。


129 : unknown :2014/09/27(土) 22:52:51 j1aQndnI0
妊娠12ヶ月。
あれからさらに大きくなった胎児たちは、貪欲に養分を貪り続けていた。シフォンは飢餓状態が続いており、仕方なく自分の有り余る母乳で飢えをしのいでいた。以外にも常人を1ヶ月水だけで過ごせるほどの栄養を与える母乳のおかげか、痩せることはなかった。むしろ太ってきたくらいだ、主に胸が。
動けないほどの爆腹をもつシフォンは戦闘訓練の中で、動く方法を見つけ出した。999秒のみお腹をもとのウエスト59cmまで圧縮することが可能になっていた。が、これは諸刃の剣で時間がくれば激痛と共にお腹が急激に膨らむ。使い時を間違わぬようにしようと思うシフォンであった。
妊娠15ヶ月
シフォンたちは海に来ていた。久々にバカンスをして、家族の絆をふかめようという趣旨のもと行われた今回の旅行。シフォンにはエアリアルの魔法で移動してもらっている。
クレア、サキ、ノエルはさすがというべきか15歳ながらも大人顔負けのスタイルになっていた。
以外にも姉妹で最年少のクレアが一番発育がよく、14歳とは思えないIカップの爆乳を小さな水着で包んでいた。サキたち姉妹はEカップだが、それでも十分大きい。だが、上には上がいる。16歳の彼女らの母。5万リットルの母乳生産工場をもつシフォンである。ちなみに工場の敷地面積は大きく、Wカップもある。
こうしてバカンスを楽しんだシフォンたちであった。


130 : 無明 :2014/09/28(日) 00:18:40 K3gBO/3o0
妊娠22ヶ月。
どんどん成長していく胎児の前に、圧縮していられる時間も日々縮んでいく。
今ではもはや、1分程が限界である。
圧縮していなければ戦うことは愚か、移動も出来ない。
お腹が地面についてしまうのだ。
エアリアルの魔法をもってしても、地面から少しだけ浮き上がる程度。
いよいよ危機が近づきつつあった。


131 : 無明 :2014/09/28(日) 15:24:54 K3gBO/3o0
「これじゃあ、ベルゼブブと戦うどころか、居場所へいくのも無理だわ……」
船の自室でため息をつくシフォン。
少なくともこの腹をなんとかしておかなければ、この問題は解決しないだろう。

悩むシフォンの耳に、朗報が入ったのは4ヶ月後。
ベルゼブブに使者を送る方法を、ゼクスが見つけたのだという。
さらにゼクスが言うには、ベルゼブブは悪魔たちの中でも騎士団を率いるほどの厳格な悪魔であり、決闘の日時を指定すれば応じてくれるのではないかということだ。
そうと決まれば、シフォンの行動は早かった。
なんとしてもベルゼブブを倒さねばならないし、ベルゼブブを倒せば妊娠は避けられない。
ならば、この子たちを産んでからの万全を期して戦うのが最善だというわけだ。


132 : 無明 :2014/10/07(火) 02:37:27 1C61FrVY0
シフォンののぞみは、中途半端に潰えた。
ベルゼブブに送った手紙の返事が、3日で来た。
そこまではよかった。
ベルゼブブからの返答が問題だった。
「十月待ってやる」
今から10ヶ月後と聞き、シフォンはいやな予感が拭えなかった。
その頃はには、いつ生まれてもおかしくないくらいではないか。
その状態で、ベルゼブブと戦わざるを得ない。
今まで経験はあれど、決闘となるとベルゼブブは桁違いの相手。
自分一人で戦うことに、シフォンは少し不安を覚えていた。


133 : unknown :2014/10/07(火) 20:23:38 I2MA5Mz.0
妊娠39ヶ月目。

三重に圧縮して、ようやく800cmになるシフォンの爆腹。どういう訳か妊娠線ひとつない。約束の日が近い中一向に生まれる気配のない20つ子達。通常10ヶ月で生まれるところを3年間も子宮にいたのではさすがに苦しいどころの騒ぎではない。胎動はまるで別の生き物のようにお腹を変形させ、休まる暇もない。*

医者によると綺麗に半分の男女比だそうで、どれももう二次性徴が起こっているそうだ。さすがに射精や月経は起こっていないそうだが発育もいいらしい。

シフォンの体はと言うと、もう圧縮すらできなくなり、胸はと言うとこれまたどういう訳か一気に縮まってしまった。つい先月まで膨らみに膨らんだZZZカップの超乳は、Uカップになった。圧縮せずともこのサイズ。逆に圧縮すればDカップになってしまう。サイズが小さくなったのは嬉しいのだが、ひとつ大きな問題も。まるで今までつけていた脂肪全てが母乳になったかのように、毎日毎日物凄い量の母乳が出る。10万リットル/hの量を生産し続け、常にパツンパツンに張っている大きな大きな胸。

アーサーをもってして飲みきらない量の母乳は、村人だけでなく近隣の村人にも振る舞われた。 量だけでなく栄養分も増えているのか、シフォンの母乳を一口飲むだけで1ヶ月は水のみで過ごせるほどの莫大な栄養分が含まれていた。その母乳も胎児の成長に貢献したらしい。相当大きく育ててしまった。

そんな妊娠生活も終わりを告げようとしていた。お腹の張りが強くなってきていたのだ。このお産がシフォンの体を大きく変えることになることはまだ知らない。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――

バスト:130cm(Uカップ)

腹囲:800cm*

ヒップ:85cm

妊娠39ヶ月目

超羊水過多:羊水は胎児一人50リットル*


134 : unknown :2014/10/07(火) 20:25:08 I2MA5Mz.0
ボコッという音を立てお腹が一気に膨らむ。圧縮が解けてきているのだ。今まではとてつもない難産だったが、今回は子宮口も骨盤も早い段階で全開になっていた。あとは、大人と遜色ない大きさの胎児を捻り出すだけなのだが・・・またしても骨盤に引っ掛かっていた。通常あり得ない大きさなのだから当然と言えば当然なのだが。

陣痛の痛みが強くなるにつれ、大きく膨らむお腹。

「アガァァァ!?痛い痛い痛い痛い痛い痛いィィィィ!グァァァァァ」

陣痛の痛みと膨腹の痛みとがシフォンを苦しめていた。気絶することすら許されない激痛の中、ますます勢いを増して膨らむお腹。

ボコッボコッボコッボコッボコッボコッボコッボコッボコッボコッボコッボコッボコッ!!!

「グッ!?」

ボコンッ!ボコンッ!ボコンッ!ボコンッボコンッボコンッボコンッボコンッボコンッボコンッボコンッボコンッボコンッボコンッボコンッボコンッ!!!

腹の重みが一気に増し体勢が崩れた。横になれない弊害はこんなところに現れたのだ。

腹はどんどん膨らんでいき、ついには直径20メートルに。

アーサー出産時程ではないが、もはや人間クラスでない化物並の孕み腹はグニグニと生き物のように動きながら中の胎児を、骨盤のことなどお構いなしに出そうとしていた。時々メキッバキッと決して人間が出す音ではない音を立てながら、その魔宮とも言うべき空間は宿主であるシフォンを苦しめていた。

ズルリと羊膜に包まれた美少女が出てきた。母親の遺伝子を色濃く継いだのか、ノエルをも凌ぐ巨乳である。

一人目を出産したことを境に、ズルリ、ズルリと次々と胎児を出していた子宮。

骨盤を砕き、ようやく全ての胎児を出産したシフォンは、疲れのあまり気を失った。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

シフォンの状態

バスト:132cm(Uカップ)

腹囲:15メートル


135 : 無明 :2014/10/07(火) 20:54:21 Zef3E7Cw0
気を失い、ひたすらに眠るシフォン。
生まれた子供たちは他の皆が世話をしてくれていると分かったのも、気を失う原因となっただろう。
クロトの呼びかけにも答えることなく、彼女は眠り続けた。
その間、彼女は夢を見ていた。
何もない空間に、一人横たわる。
その、孤独な空間に、ある影が現れた。
「ほほう、お主が吾輩に勝負を挑もうという女か………」
古風なしゃべりの巨大な蠅が、そこにいた。
「勝負を……まさか貴方が、ベルゼブブ!?」
夢の中だからなのか、自由に体を動かせることに驚きつつ、シフォンは向き直った。
「いかにも吾輩はベルゼブブ。書まで頂いては、受けんわけにも行くまい」
返事を聞くやいなや、シフォンはいつの間にか剣を抜く。
「まあ待て。今、お主と戦うのに相応しい姿となってやろうではないか」
すると、ベルゼブブの姿がみるみるうちに変化する。
黒く、虫の意匠を持つ鎧を纏った騎士へと。
「準備は出来てるわ」
剣を構えてそう語るシフォン。
「宜しい。夢の中で倒れれば、お主は二度と目覚めん。だが、吾輩に勝てば、吾輩の魔力も、魂すらもお主の物だ。よいな?」
ベルゼブブもまた、剣を抜く。
夢の中での決闘が、始まった。


136 : unknown :2014/10/08(水) 16:48:20 bZCqkVAo0
夢の中ではボテ腹ではないらしい。
久々に自分の本当の身体を見たシフォン。
168cmの高身長に、旅立ってから4年で15カップもアップし、Uカップにまで育った母乳タンク。その割には細いウエストに、ウエストとは対称的にグラマラスな曲線を描く腰。湮魔さながらの体型に、自分でもよくもここまでになったものだと思うシフォン。
思索に耽っていると、蠅の王が攻めてきた。相手の剣を受け、弾き、流し、なやし、すりあげ、そうしてできたブレイクポイントに突きを叩き込む。神速の突きは剣に弾かれ、また1合、2合と打ち合いを続ける。さながら舞うように剣を振るうシフォンと、焦りが見えてきたベルゼブブ。
胎児と羊水、総重量2tもの子宮を抱え3年近く歩き続け、剣の特訓を欠かさなかったシフォンにとって、今の身体は軽々とという言葉が霞むほどの動きを可能にするほど軽かったのである。
超スピードで繰り出される斬撃の嵐。その一撃一撃もとてつもなく重く、もはやベルゼブブの負けは決まったと思われたその時。パツンパツンに張った乳房を揉まれた。
「ヒグッ!?」
出産中の一週間ずっと搾乳していなかったシフォン。噴水のように母乳が吹き出す。
服をひっぺがし、蛇口となった乳頭を吸い始める。
「す、吸っちゃらめぇぇ」
栄養満点の母乳を飲み続ける蠅の王。暴食の悪魔とはよく言ったもので、あっという間に片方の乳房の張りをとってしまった。


137 : 無明 :2014/10/08(水) 19:07:56 AKidXG860
「ふむ、なかなかの美味……では、もう片方をも頂くとしよう…………」
口元を拭い、もう片方の乳房にむしゃぶりつく蠅の王。
ぐんぐんと、シフォンの母乳を飲み干してゆく。
痺れるような感覚に悶えながらも、シフォンは剣を握りなおす。
その心を支えているのは、強靭な意志と、一つの思い。
剣を逆手に持ち替えると、なおも乳を吸い続ける蠅の王の頭めがけて振り下ろす。
「あのね…………あたしの赤ちゃんの分を………盗ってるんじゃないわよーーーー!!」
強い魔力を帯びた剣が、蠅の王の脳天に突き刺さった。
「お、お見事……全く、吾輩としたことが……吾輩の負けだよ。さあ、お主に魔力と、我が力を授けよう………」
ぐったりとしたまま、蠅の王はつぶやく。
そのまま彼の姿は、オレンジ色の光となって消え失せた。
そのオレンジ色の光が、そのままシフォンを覆う。
全身を覆ったかと思うと、その光は緑と黒を基調とした鎧へと変じた。
(これは豊穣神の鎧……常にお主の身体に合い、考えるだけで纏うことができる)
ベルゼブブのこえが、どこからか響く。
同時に、シフォンは自らの魔力の増大を感じ取った。
ベルゼブブの魔力を、得たのだろうか。
(吾輩はしばらく、休ませて貰うぞ……お主は誇るがよい。吾輩を打ち倒したのだからな)
薄れていく最後の光がシフォンの体に入り込むと、ベルゼブブの声は聞こえなくなった。

「!!」
そのとたん、シフォンは飛び起きた。
身体をまず、見る。
(本当に、あの鎧が……)
夢の中でベルゼブブに授かった、鎧を着ている。
(何とかして鎧を脱がないと……)
そう考えた途端、鎧は緑に光り消え失せた。
(ベルゼブブは、本当にくれたのね……)
右手に、彼を倒した証である「蠅王の緑柱石」を握ると、シフォンは家族たちに無事を知らせに部屋を出た。

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シフォンの状態
バスト:130cm(Tカップ)
腹囲:63cm(非妊娠時)
妊娠:ベルゼブブの魂×1


暴食のベルゼブブだけあって、今後しばらくは追加で妊娠せずに倒したモンスターの魔力をすべて吸収する感じで行きたい。次代の勇者候補の一人目といった感じで。
あくまでも次代の、なので急成長もなしで。


138 : unknown :2014/10/08(水) 23:41:35 bZCqkVAo0
そうですね・・・妊娠期間は10ヶ月くらいで、普通の赤子サイズにしましょうか。


139 : 無明 :2014/10/09(木) 01:08:17 D6cvcR9w0
10ヶ月には同意しますけど、普通の赤子の誕生はなんだかんだでラストに持って行きたい気もするので、「異常すぎない範囲だが、かなり大きい」くらいかな?と思います。
なにせ、暴食のベルゼブブの転生ですから。
あと、腹囲だけは羊水過多で160cm以下でなら常識はずれのサイズにしてもいいかと

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魔王の居城への鍵を持つ最後の一柱、傲慢のルシファーを倒すべく、シフォンたち一家は島を発った。
生まれた子どもたちは名を伏せた上で、島に置いていかざるを得なかったのが心苦しいところだった。
だがその後ろめたさを、あっという間に吹き飛ばす出来事があった。
シフォンの妊娠、それも珍しく、一人だけだというのだ。
皆が不思議がる中で、シフォンは一人確信していた。
この子は、今までとは違うと。


140 : unknown :2014/10/17(金) 00:40:09 QEy0nlbs0
異常なまでに積み上がった皿。店内には家族連れがわずか一組。それも食べてるのは18歳くらいの女の子だ。ガツガツと物凄いスピードで皿を空にしていく。お腹は三つ子の妊婦かというくらいにまで膨れ上がっており、入店前のキュッと括れたウエストなどなかったかのようだ。

「お母さん、もうあれから何時間食べてると思ってるの?」
この家族が入店してから半日。彼女は自分の胸から母乳をだし、それを水替わりに飲んでいた。大ジョッキをあれから40杯近く飲んでいる。

妊娠1ヶ月。異常な食欲に支配されるようになったシフォンは街中から食べ物を貰っても足りないと言い出し、今や王国中にいる子供達から大量の食糧を貰って生活していた。
たまには外食に行こうといったのが運のつき。現在に至るという訳だ。

ベルゼブブを体内に宿しているせいか、異常な食欲は妊娠経過に伴ってさらにひどくなることとなる


141 : 無明 :2014/10/17(金) 00:59:01 .Zd5ZXHM0
言ってしまえば、異常な食べづわりともいえようか。
結局彼女が満足したのは、店の料理をすべて食い尽くしてからであった。
さらに店の主人は驚くべき光景を目にする。
恐るべきスピードで、料理を詰め込んだ少女の腹がしぼんでいったのだ。
店主は5倍の代金を貰ったにもかかわらず、目を回して倒れてしまった。


142 : 名無しのごんべへ :2014/10/25(土) 12:24:42 acCiSvow0
妊娠4ヶ月。
通常の妊婦の8ヶ月程の大きさのお腹を抱えたシフォン。決して食べ過ぎたせいではない。胎児がすでにこの大きさにまで育っているのだ。胎児の成長はさらに加速していくこととなり、6ヶ月には臨月の妊婦よりも大きくなっていた。
大きくなったのは腹ばかりでない。異常な食欲のままに高カロリーなものを食べ続けた弊害がついに現れ始めた。


143 : unknown :2014/11/03(月) 09:27:21 I9MdI8VM0
妊娠7ヶ月。
双子なみにまで大きくなったその腹は、さらなる成長の加速を続けようとしていた。本来は生まれてもいいほどの大きさになっているが、シフォンの呪いは『どれだけの巨大児を孕もうとも臨月まで妊娠を続ける』という悪質なものに変質し、まだ18歳の彼女に苦痛を与え続けていた。


144 : unknown :2014/11/03(月) 09:59:26 I9MdI8VM0
さらに悪いことに、母乳の生産量が上がったのだ。牛よりもよくでる乳は一時間に60万リットルも生産する。出せば出すほどどんどん出るという話を聞いたシフォンは、その対策のため断乳を始めた。
のだが、通常の妊婦の60万倍もの量である。一リットルで、ガチガチに張って痛いらしいのである。
常にはりつめて痛いだけでなくかなりの熱も持ってしまった。
なかでも食後はきついらしく、全く動けないほどの激痛になるらしい。
栄養満点の母乳を溜め込み始め、2ヶ月なんとか持ちこたえたが、妊娠9ヶ月目にしてなんと2カップアップした。
考えてみてほしい。ある半球に紙粘土をつけていったとしよう。最初は一回り大きくするのに少しの粘土で済む。だが、大きくなればなるほどその量も増えてしまう。
今、Wカップになった胸はさらに重みを増し、母乳の生産量増加に拍車をかけていた。
お腹の方はというと、三つ子妊婦のようになっていた。臨月になるころには八つ子妊娠以上の腹になり、苦しそうだった。
入浴中、派手に母乳を撒き散らし、2ヶ月分の母乳を吐き出したときは愕然とした。絞ってサイズダウンしたかに見えたバストは全くダウンしていなかったのである。
こうして、辛い妊娠期間が陣痛の開始により終わろうとしていた。が、膨張し続けた子宮が強い陣痛を起こせるはずもなくこのあとかなりの間陣痛で苦しむこととなる。


145 : 無明 :2014/11/06(木) 01:45:08 wyHUToj60
シフォンは苦しそうながらも、なんとか自力で動くことは出来るようだった。
いままでのあり得ない妊娠の影響といえようか。
妊娠していなければ、超人的な動きを可能としたであろうほど、全身が強化されているのだ。
乳房の痛みにばかり気が行って、シフォンは陣痛の開始に全く気がついていない様子だった………。


147 : unknown :2015/05/04(月) 08:36:22 /ilxpENk0
「ぅ、はうっ!!」
ボコンっ!と一気に二回りほど大きくなった腹。
陣痛開始(本人は気づいていないが)から3時間。シフォンの魔力は腹のベルゼブブに吸われ続けていた。
「お前、とうしたんだよその腹...」
10つ子でも孕んだかのようなお腹に変貌すれば無理もない。
「さっきから魔力吸われてて...これ以上吸われたらダメっぽい....」
「狩りに行くなら手伝うぞ。」
「ううん。クロトは子供たち見てて。」
シフォンは魔物の巣窟であるダンジョンへと一人で向かった。
この決断がシフォンがかつてない難産に苦しむ原因となることを、本人含め誰も知る由がなかった。


148 : 無明 :2015/05/04(月) 18:30:07 tlSZ2rVY0
あれほどの巨大な腹を抱えていても、シフォンの戦闘能力はほとんど衰えていなかった。
唯一、素早い動きで相手を撹乱するのではなく、相手を待ち構えて一撃を加える、という戦い方の違いはあったが。
ダンジョンの魔物たちはもはやシフォンの敵ではない。
だが、それが仇になった。
倒した魔物の魔力を、全て胎内の赤ん坊が吸収し始めたのだ。


149 : unknown :2015/05/04(月) 21:38:32 /ilxpENk0
すみません。事故に遭っていたもので、こちらに来れず長い間更新できませんでした。m(__)m
─────────────
陣痛開始から既に14時間。
五才児くらいの子供一人は孕んでいそうな程に腹は巨大化していた。
魔力の吸収量は胎児の発育と共に増え、シフォンの魔力の残存量も残り僅かとなっていた。
「うぐっ....ま、まだ吸うの....」
「グルルルルルル...」
「お、奥から....?」
ドシン!ドシン!ドシン!と地響きを立てて接近する巨大な魔物。
オークが手に持つ巨大な棍棒でシフォンを殴り付けた。
「くっ!!」
咄嗟に剣でガードし、腹に力を入れる。
「グォォォォォ!!」
棍棒による攻撃を紙一重で避けるシフォン。
腹部に違和感、張りつめたような違和感を感じながらも剣で受けるには重すぎる攻撃を弾いていく。

そして特大の一撃が降り下ろされ、それを防御した瞬間

バシャ!!

羊水の三分の二にあたる10リットルもの量を子宮から吐き出してしまった。
「は、破水!?くっ!!」

棍棒の嵐は止むことなく、彼女を追い詰めていく。
そして破水したことにより陣痛の痛みが劇的に増し、シフォンを苦しめる。
「ま、まだ子宮口開いてないのに!?」
オークはそれを好機と見なし、腹を抱えて蹲るシフォンに襲いかかった。


150 : 無明 :2015/05/04(月) 23:56:08 dahMUmWw0
が、次の瞬間。
驚くべきことに、オークの一撃がシフォンを打ち据えることはなかった。
打撃をとっさに剣で受け止めることに成功したと同時に、突如としてオークが苦しみ始めたのだ。
陣痛のせいで状況の掴めないシフォンだったが、すぐに理解した。
(今生まれようとしているこの子が、まさか生きた魔物から魔力を……!?)


151 : unknown :2015/05/10(日) 13:07:44 h/a51MHk0
「やめて!これ以上大きくなったら、産めなくなっちゃ....はうっ!」
眼前のオークは干からびてしまい、巨大な魔力を吸った胎児は、洞窟内の魔物全ての魔力を喰らい始めた。
胎児はぐんぐん成長していきやがて床につくくらい大きくなってしまった。
「は、破裂しそう!」
そして、次なるシフォンの変化は────

巨大な腹はそのままに13歳の頃の体に戻ってしまったのである。


152 : 無明 :2015/05/10(日) 15:03:08 wBE3feo20
そうなれば、体が耐えられるはずがない。
ミチミチと、嫌な音が聞こえてくる。
痛みさえ感じる。
呼吸をするのも難しくなる中、シフォンは恐怖した。
(だ、ダメッ!!お、お腹が、もう、は、は れ つ す────     )

シフォンは、どこからか聴こえる産声で目を覚ました。
ついでに、全身が濡れている。
「ん、ん……」
身を起こそうとした時、大きな赤ん坊が自分の体に乗せられていることに気づいた。
ふつうの赤ん坊より、3回りは大きいだろうか。
ああ、なんとか産めたんだ。
そんなことを思いながら、シフォンはその子を抱いて立ち上がった。

シフォンは気づいていない。
自分の体が、元に戻っていることも。
自分の体が濡れているのは、自分の血のせいだったことも。
あの時身体が縮んだのは、子供に魔力を吸われたからだということも………。


153 : unknown :2015/05/17(日) 09:52:58 9ZUk1nWU0
「出産すると胸が縮むって本当なのかな....」
ベルゼブブの子を産んでから1ヶ月。
子供はヨハンと名付けられた。
で、こんなことをシフォンが呟くのには訳があった。
妊娠中はあれほど大きかった胸がEカップほどに縮んでしまったのである。


154 : 名無しのごんべへ :2015/06/08(月) 22:06:36 CmDLbClI0
胸が縮んでしまったのを気にしているシフォンだが、もう一つ気掛かりがあった。
13歳の頃の体で、ふつうの赤ん坊より、3回りは大きいヨハンをどうやって気絶したまま産んだのかが少し気掛かりであった。
特に気になるのが、ヨハンが股の下ではなく自分の体の上、しかもお腹の上にいたこと、そして現在下腹部にはまるでお腹を切った痕のように臍下から性器まで続く一本の線が出来ている。
また気付いていた、ヨハンが産まれた時体を濡らしていたのは自分の血だということに。
「これじゃあ、まるでお腹が切り開かれて……、いや気にしないほうが良いね過ぎ去ったことだし、今の所体に異常は無いし。今は胸の方ね。」
シフォンは気にすると埒が明かないと思い、気持ちを切り替え今後のことを考えることにした。


155 : 無明 :2015/06/08(月) 23:55:09 Ms22PPFA0
腹部の線については、クレアとサキに見てもらった結果特に異常がないことを知っていた。
だからこそ、シフォンは気に留めるつもりはなかった。

ベルゼブブは倒れた。
つまり、魔王の元へ至る鍵を持つ相手の残りは一人。
傲慢を司る、ルシファー。
それを倒すための方法をひたすら考え、彼女はひとつの結論に至る。
自分の力のことをもう一度思い直し、今までの戦いを振り返り。
彼女は、覚悟を決めた。

「クロト、お願い。私に、最強の赤ちゃんを頂戴」


156 : S.I :2015/08/04(火) 23:17:59 aorznUfc0
シフォンのお願いを聞き、クロトは彼女を妊娠させたいと決心した。
そしてクロトはシフォンの願いを成就する為に神頼みをするべく教会で神に祈りを捧げた。
「神様、俺とシフォンに最強の赤ちゃんを授けてください。そして、
俺にシフォンや子供達を守れる力を授けてください。」
そして、その祈りは神に届いた。

翌朝、クロトは普段とは少し違う違和感を感じて目が覚めた。
クロトが自分の姿を鏡で見てみると、なんと昨日よりも背が大きくなり、
腹筋や胸板、腕や足は立派な筋肉質になり、陰茎や睾丸もあり得ない程の大きさに発育していたのであった。
早速クロトは、シフォンにその姿を見せ、シフォンに自分が昨日教会で神に
彼女の願いを成就させる事と彼女達を守れる力を授けてくださいというような内容の願い事をした事を話した。
シフォンは、自分のみならず子供達の為にクロトが神に祈りを捧げた事に感激し、
クロトの願い事をこのような形で受け入れた神に感謝していた。

「神様、クロトの体に磨きをかけてくれてありがとうございます。
こんなに立派なおちんちんでどんな子ができるのか楽しみです。」


157 : 無明 :2015/08/05(水) 17:48:45 kTLVeUjo0
そして、夜。
「シフォン……」
「うん、クロト。お願い。私を壊しても、いいから」
「そんな事できるか。これだけたくさんの子どもたちがいるんだ。みんなで幸せに暮らせるようじゃなきゃ」
覚悟を決めた表情のシフォンに、クロトは優しい言葉をかける。
「そう、だね……来て、クロト」
その言葉にシフォンも顔を綻ばせ、微笑みを返す。
シフォンの膣に、クロトの逸物がゆっくりと差し込まれる。
「んん!」
シフォンがたまらず声を上げると、クロトは気遣いながらゆっくりと動き始める。
悦ばせるためだけではない。
とにかく奥へ奥へ、シフォンの子宮に直接注ごうとするような深い動きである。
「あ、あ、あ、クロト、っ、あっ」
シフォンは、クロトンの大きな体にしがみつくように抱きつく。
クロトも、シフォンの小さな身体を抱き返す。
「クロト……私と一緒に、これからも……」
「ああ、一緒にいよう」
お互いを抱く腕に、よりいっそうの力が籠もる。
次の瞬間、シフォンは胎内に熱い激流を感じ、臨月の妊婦ほどに腹を膨らませ失神した。

クレアの手で、双子を妊娠したことが確認されるまでそう時間はかからなかった。


158 : unknown :2015/08/06(木) 00:09:37 C3PddhTA0
「大丈夫か、シフォン。」
「う、うん。なんとか。」
妊娠2ヶ月。
今までの妊娠の中で最も魔力を吸われているシフォンは、悪阻と重なったこともあり中々に優れてはいなかった。
Iカップと劇的なバストアップを促したホルモンがより悪阻を、吸った魔力の分大きくなっていく胎児がホルモン分泌を盛んにするせいか、体調がよくなる気配はなかった。
既に腹囲は100センチ。ちょうど臨月の妊婦のように膨らみ、胎児もそれ相応に成長していた。あれほどの多胎をあれほどの巨大児に成長させてきたシフォンの子宮である。たった二人には多すぎる量の養分に加え、魔力が発育を促すためにシフォンがこれまでで一番の巨大児の出産に挑むことになるのは明白だった。


159 : 無明 :2015/08/10(月) 18:47:04 DOk0gsWI0
次に変化が訪れたのは、悪阻の収まった5ヶ月め。
あれほど膨らんでいたお腹が、普通の妊婦ほどになったのだ。
子供たちに確かめてもらうと、子宮を滞留していた魔力が双子に吸収されたためだという。
シフォンは驚きながらも、悪阻が収まったこと、そして比較的身軽になれたことに喜んだ。

ルシファーは、かつて神殿として使われていた遺跡を支配し、周囲の町をも征服しているという。
恐らく、今まででもっとも強い相手だろう。
シフォンは覚悟すると同時に、あることを始めた。
ヨハンを産んだからなのか、ベルゼブブからもらった鎧を自在に変化させることが出来るようになったのだ。
それを生かし、鎧を普段着の内側に隠すようにしたのだ。
ルシファーが街を征服しているなら、いつ攻撃されるかわからないからだ。


160 : S.I :2015/10/17(土) 00:14:19 7YV84c.E0
シフォンがベルゼブブからもらった鎧を普段着の内側に隠すようにするのを始めた頃、クロトはある防具職人に新調してもらった鎧を装備し始めた。
その鎧は、グローブや胸当てなどは鎖帷子のようなデザインで普段着の内側に隠せる程薄くて貧弱そうだが、この鎧の完成には深い訳がある。

神の願い事のおかげで高身長で立派な筋肉質の身体付きで陰茎や睾丸もあり得ない程の大きさに発育したクロトは、今から1か月程前、サイズの合う鎧を新調する費用を稼ぐついでがてら、ある建築技師からの大浴場の建設を1週間手伝って欲しいという依頼を引き受けた。
その大浴場の建設現場は、盗賊団による血生臭い強盗殺人事件が多発する危険地帯で、クロトは建築技師に連れられて建設現場に向かう途中で盗賊団に襲撃されたが、クロトは持ち前の弓矢で抵抗したが、剣を持った盗賊の一人の不意打ちをくらいそうになったが、不思議な事にクロトを斬りつけようとした剣は粉々に砕けてしまい、クロトはとっさにその盗賊に掴みかかって紙屑みたいに投げ飛ばした。
それを目の当たりにした盗賊団は全員クロトに土下座して命乞いをし、建築技師はこれから大浴場の建設を行う事を話すと彼らは改心して二人について行き、大浴場建設に従事し、クロトと改心した盗賊団の協力で大浴場は完成し、建築技師は、「予定よりも遥かに早く完成した」と歓喜していた。
大浴場完成を記念した宴会の夜にクロトは不思議な夢を見た。その夢は、今自分達がいる地点の近くの大木を掘れば珍しい鉱石が出てきて、それである防具職人に鎧を作ってもらうように頼めという内容であった。
翌朝、クロトは建築技師に夢の事を話し、夢に出てきた大木を掘ってみれば珍しい鉱石が出てきたのであった。そしてその鉱石で鎧を作ってもらうよう頼めという防具職人は、建築技師の親友であった為、彼の道案内でその防具職人の元へ行き、報酬の金でこの鉱石で鎧を作るよう頼み、そしてそれが完成したのであった。
鎧のデザインは、職人曰く、「自分の夢の中に出た鎧を参考にした」との事で、この鎧はクロト専用の鎧で未知なる力が秘められているらしい。
クロトは神の願い事のおかげで高身長で立派な筋肉質の身体付きで陰茎や睾丸もあり得ない程の大きさに発育したことと盗賊に襲われた時の事もあって、この鎧の素となった鉱石を自分に探させてこの職人の元に行かせてこの未知なる力が秘められているらしい鎧を作らせたのは神様のおかげだと確信し、自分やこの鎧に未知なる力を引き出し、それでシフォンや子供達を守り、自分達の目的を果たそうと心に決めたのであった。

余計な話かもしれないが、クロトのもあり得ない程の大きさに発育した陰茎や睾丸は、シフォンとセックスをした時に彼女の腹を臨月の妊婦ほどに膨らませた程の大量の精液・精子が作られ、蓄積されるようになり、精力絶倫で本音を言えばシフォンと沢山エッチしたいのだが、シフォンがこれまでで一番の巨大児の出産に挑むことになるのは明白となった事とお腹の子の養分の為とあって、シフォンとのエッチはシフォンにフェラさせて精液を飲ませる程度で我慢しているのである。


161 : 無明 :2015/11/24(火) 12:11:08 9R9X22Wk0
だが、シフォンとその赤ん坊が魔力を欲することには変わらない。
効率が悪くとも、どんどんと魔力を吸収してしまうのだ。
結果として、胎児の成長は止まらない。
それでも、今までの妊娠で鍛えられたシフォンの体は、耐えてみせた。
日常生活を送るには問題ないくらいには、動くことができる。
だが、それでは肝心要の、ルシファーとの戦いが出来るかどうか。
そう不安がっていたシフォンの助けになったのは、クロトの鎧を作った職人。
クロトの鎧を作った余りで何かできないかと試していたところ、魔力に反応して使用者の力を高める合金が出来上がったというのだ。


162 : unknown :2016/02/01(月) 00:05:03 xabYiXDM0
魔力の吸収は妊娠の経過と共に、量が増えていった。
妊娠6ヶ月を過ぎた頃には、シフォンの一日の魔力生成量(ベルゼブブの10倍)を上回りつつあった。
結果、胎児は各3キロにまで成長。
腹は双子の臨月ほどにまで膨らんだ。
「シフォン、最近具合が悪そうじゃないか。大丈夫なのか?」
心配したクロトが尋ねた。
「魔力が足りないだけだから平気よ。そのうち慣れるわ。」
シフォンはクロトに心配をかけまいとこう答えたが、正直なところ目眩と吐き気、ひどい頭痛に悩まされており、起きているのがやっとのところであった。
実はシフォン、魔力の慢性的な枯渇が続き、かなり重度の悪阻のような状態だったのである。
それから二週間。
胎児の魔力吸収量はさらに増え、足りない分の魔力をシフォンの体を変換して得るほどにまでなっていた。
そんな状況が続くなか、6ヶ月も残り僅かというところで、シフォンはついに倒れてしまった。「シフォン!?」
「母さん!?」
異変に気づいたクロトたちが駆け寄る。
この時既に胎児は各4キロ。腹囲は130㎝にも成長しており、三つ子の臨月と言われても疑いようがないほど大きく膨らんでいた。
シフォンを抱えたクロトたちは病院へと急いだ。


163 : 無明 :2016/02/01(月) 01:54:18 9kVDfKq60
「なるほど……この方の周りだけ魔力が極端に減少している、そのせいで体調不良が起きているのだな」
たまたま病院には魔法医がいたため、何が起こっているかはすぐに判明した。
問題は治療法である。
人類有数の魔力生成能力を持つシフォンのそれを吸収し続けているという現状。
それを超える魔力量など、なかなかない。
魔法医は考えた末、苦しげに.言った。
「ルシファーの城の大広間なら、あるいは……」


164 : unknown :2016/02/07(日) 02:00:42 WmFQD1oo0
医師の言葉を聞いたクロトたちはシフォンを連れ、ルシファーの居城へと向かった。
馬車での移動となったが、彼女は眠り続け、その間にも彼女の体には様々な変化が生じ続けていた。

そんな最中、妊娠7ヶ月目に入ったシフォン。
彼女の腹部は著しい変化を見せ、4つ子を孕み臨月を迎えたような大きさだった。
双子は既に各6キロ。
道中、魔物という魔物の魔力を無意識下で奪った結果だった。
バストも腹と競い合うように成長し続け、Kカップに到達していた。
「一週間眠ったっきりか...」
「お母さん、大丈夫かな?」
シフォンを見つめるクロトたち。
時折、彼女の腹が胎動によって歪になるのを眺めながら、目覚めるのを待った。


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