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【SS】何者でもないウマ娘が怪物と対峙する話
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https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/20196/1671370616/-100
の続きだぜ
トレーナー「というわけで去年の天皇賞秋から1年、ついにこの舞台に立つことができたなぁ…」
ウマ娘「まさかアタイが本当にオグリと対戦することになるとは…正直思わなかったよ」
トレーナー「オレは思ってたけどね?」
ウマ娘「ホントに?アタイはこの1年何回も1番人気に押されては何回も負けて、デビュー前の落ちこぼれだった時とは違う意味で心折れそうになったよ」
トレーナー「それでもこの前のレースをキッチリ勝って、れっきとしたオープンクラスになったじゃないか」
ウマ娘「このアタイがオープンクラス、ねぇ…」
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トレーナー「でもよぉ…ほんの2年前までは身体が弱くてまともにレースにならなかったを思うと…あの怪物オグリキャップを倒すところまで王手をかけたんだ。それだけでもオレは嬉しいよ…」
ウマ娘「ちょっ、まだ泣くのは早いって!まだスタートラインに立っただけ、というか立ってもいないんだから!」
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ウマ娘「それでさ、アタイがこの天皇賞に勝てる確率って、どのくらいだと思う?」
トレーナー「100%!って言いたいけどそう簡単に勝てるほど甘い相手じゃないからな…まぁ、5.5%ってとこだな」
ウマ娘「少なっ。教え子に対して厳しくない?」
トレーナー「オグリも5.5%だし、ミルワカバやヤエノムテキも5.5%、それにこの前の毎日王冠を勝って3連勝中のやつだって5.5%だ」
ウマ娘「どういうこと?」
トレーナー「スタートラインに立てば条件はみんな一緒、誰が勝つかなんて分からないってことよ」
ウマ娘「言い方回りくどっ」
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トレーナー「とにかく、走り出したら相手の実績がどうとか関係ない。思い切って自分のレースやってこい」
ウマ娘「わかった。やるだけやってみる」
トレーナー「にしてもついにダイが勝負服で走るのか…あーっ!しまった!」
ウマ娘「うわ急に大声出さないでよびびるから」
トレーナー「ずっとダイの勝負服にばっかり気を取られてオレの服装のこと完全に忘れてた」
ウマ娘「それがどうしたの」
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トレーナー「教え子がGI出たことなんてなかったから安物でボロいスーツしか持ってない…」
ウマ娘「ふーん、じゃあトレーナーにはオンボロスーツで表彰式に上がって恥かいてもらおうかな」
トレーナー「何ィ!まぁ、それもいいか」
時代の終わりと夢の始まりが交錯する天皇賞秋が、始まる
-おわり-
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2年越しの続編は熱い
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シングレほんへでも、そう遠くないうちに登場すると思います。
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これはビックリダイユウサク!
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感動した!
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こういうのでいいんだよこういうので
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