トレーナー「すっげえ…レースを支配しきったクリークもすごいけど、ものともしない末脚で迫ったオグリも怪物だわ。メッチャ熱かった…なぁダイ、ダイもそう思うだろ」
ウマ娘「うん、そうだね…」
トレーナー「どうした？今のレースすげえ興奮したろ？お腹でも痛くなったのか？」
ウマ娘「あのさぁ、担当のウマ娘がいる横で他のウマ娘の話されてテンション上がるやつなんていると思う？」
トレーナー「へ？」
トレーナー「いやいやいや、まぁ確かに今は差があるかもしれないけど、絶対あいつらに追いつけるから、大丈夫だから」
ウマ娘「それだいぶ前から言ってるけどテキトーなこといってるだけじゃないの。アタイ知ってるんだよ。アタイのトレーナーはいつもでっかいことばっかり言ってるって」
トレーナー「いやいやみんな誤解してるけど、オレは実現できそうなことしか口にしない主義よ。実は慎重派タイプなのよ」
ウマ娘「えぇ…正直あんま信用できないんだけど。…じゃあそんなに言うならさ、いつよ？」
ウマ娘「アタイはいつオグリとかクリークに追いつけるかって言ってんの！」
トレーナー「そうだなぁ…来年。ちょうど1年後には追いつくぞ！」
ウマ娘「1年？たったの？」
トレーナー「オレには見えるぞ。ちょうど1年後の同じ天皇賞秋で、オグリと壮絶な競り合いを見せているダイの姿が…」
ウマ娘「それで、アタイは勝つの？」
トレーナー「…」
ウマ娘「そこは勝つって言ってよ！」
トレーナー「うーん、まぁ確かにぶっちぎりで遅かったけど、ダイの場合は身体が弱かったってのはあるし、身体の弱ささえ改善されればトップレベル相手でもやれるんじゃないかな…って思ったのよ」
ウマ娘「で、その見立てはどうなのさ？」
トレーナー「オレの目は間違ってなかったね。1回も勝てないウマ娘なんかたくさんいる中、ダイはこの時点で5回勝ってるんだから。言っとくけどなかなかいないよ？5回も勝ってるウマ娘なんか」
トレーナー「今は、ね？今は確かにそうかもしれないけど、ダイは身体弱かった分、急成長するタイミングも他のウマ娘より遅くに来るから。そうなったらもうあいつらなんてチンチンよ」
ウマ娘「ホントに？テキトーなこといってるだけじゃないの？」
トレーナー「オレが今までウソ言ったことあるか？」
ウマ娘「結構あるよ？モテてモテてしょうがなかったとか」
トレーナー「いや事実かもわかんないだろ！まぁこれから1年間、アイツらに追いつき追い越せるように、頑張っていこう！おー！」
ウマ娘「…おー」
このあと、レースの出し過ぎで長期休みを強いられるが、それはまた別の話
この何者でもないウマ娘ちゃんが、今後オグリキャップなどと交わることはあるのでしょうか…
ニワカだからこれもう分かんねぇな
呼ばれ方が「ダイ」ってのがポイントですね
一番有名なレースは1年後ではないんですけど