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有咲「小説版?な、なんだそりゃ!?」香澄「はぅ...」
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りみ「うちは日本一のバンドに入る!そこに到達するための軍資金に、まずはこのおにぎりを売りさばかんとね!」裸足でシュタタタタッ!
たえ「自分不器用っすけど、ギターにかけては誰にも負けません!みんな、よろしくっ...あ、電柱のハトかわいい」ジャジャーンッ
とある定時制の生徒の机に書いてあるラクガキ(?)『POPPING♪元気が出る魔法の言葉だよ!』
1-Aの担任「こらこらうるさいぞお前ら...ん、戸山はどうした?...たくっ、あいつはまた休みか」ブツブツ
有咲「...なんだ、これ?」ポケーッ
▶︎▶︎▶︎この物語は、アニメ版の有咲が小説版のバンドリの世界に行ってしまったお話、過度な期待はしないでください
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花女 1-A
有咲「な、なぁおたえ...おまえそんな口調だっけ?」
たえ「...?市ヶ谷さん、珍しいっすね?学校に来るなんて」キョトン
有咲「は?いやいや、今さら何言ってんだよ?そりゃあ4月初めは休んでたけど...っつーか、何でそんな男っぽい口調?」
りみ「ねぇねぇ、市ヶ谷さんこのおにぎりお昼にどう?今なら2個で400円!なっ?どや?」キラキラ
有咲「...りみ、何で裸足なんだ?靴はどうしたんだよ(やけにハイテンション..香澄のマネしてんのか?にしても...)」
りみ「んー?どないしたん、そんなの前からやろ?あ!そうやってうちのセールスから逃れようって魂胆かい♡」ウシシ
たえ「さすが市ヶ谷さん、スルースキルハンパない」ウンウン
有咲「えーっと...うん、なるほど」
...だれなんだよ、こいつらっ!?!?
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※小説版の性格をわずかに取り入れて、世界観を大幅に改変
▶︎▶︎▶︎
今朝、学校に来ていつも飛びついて来るあいつがいなかった、バカ香澄のことだ。
その香澄の机には、誰か知らない人とやりとりしているであろう、ラクガキ?が残っている。
他にも、学校で米を炊き、それを売りさばいているりみの姿や、堅実な日本男児のようなおたえの態度。
何もかも、初めて見る光景だ。
そして何より驚いたのが、私がなぜかこの1-Aに所属していたことだ。
私のクラスは1-Bのはず、なのに。
朝のホームルームで、みんなが着席をし始めると、私の席は知らない誰かが座っていた。
すると、1-Bの担任が、私がAクラスであることを指摘してくれる。
そこで初めて、何かがおかしい。
正確には、自分の周りがいつもと違うことに気づいたのだった。
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りみ「なぁねぇ〜、市ヶ谷さん♪ほいじゃ、300円!...えーいっ!ほんなら250円!?これで買ってまえぇ!」
有咲「"なぁ"か"ねぇ"か、どっちかにしろ(見た目がりみなだけに、あまり乱暴な口調ではねのけられないが...)」イライラ
たえ「そういや、市ヶ谷さんから話しかけるなんて滅多にないっすよね...?もしかして、ギターに興味あるとか?」キラッ
有咲「いや、ちげーけど..えーっと...おまえ、おたえなんだよな?それにりみも」
りみ「......?市ヶ谷さん、本当にどないしたの?なんか悪いモノでも食べたん?まっウチは金欠やけん食えれば何でもええけどなっ♡」アハハハッ!
たえ「??..正真正銘の、花園たえっす...このギターは自分の宝物、そして相棒...♪へへ」スリスリ
有咲「(おいおい、マジかよ冗談じゃねえぞ..どこぞの変態バンドみてえなヤツが2人も)」
有咲「(ん、待てよ?ずっと気になってたんだが、沙綾はどうした!?...もしかして、別のクラスにいるとか、そういう事態になってんのか?)」キョロキョロ
りみ「それにしても残念やね〜戸山さん、せっかく仲良うなれたなぁ〜って思ったのに..もう3日も学校に来うへん」ハァ
戸山...?あ、香澄のことか、あいつも何やってんだよこんな時に!!
3日も来てないって、何があったんだよ。
...そっか!きっと私と同じように、こんなヘンテコな世界に放り出されたに違いない。
驚きのあまり、家で何かしらの解決策を探しているってところだろうな。
ひとまず、この2人を相手にしてる場合じゃない。
昼休みになったら、学園中を散策して、まずことの事態を理解するのがいちばんだ...
それに、沙綾を早く見つけ出して、なるべく早くこの変態どもをまとめて欲しい。
私じゃ収拾できそうにないぞ。
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___あなたが学年一位の、市ヶ谷さんね...
千聖「その、ポッピンパーティ..?だったかしら..何かのイベント?」
有咲「いやいや、だからバンドですよ、バンド!!...もしかして覚えてない..?」ワナワナ
花音「あ、あのぅ..うちの学校でバンドしてる人は軽音楽部ぐらいで..他には聞いたことないよ..?」
ポピパのことを知らない..!?
...花音さんも以前のような人見知りだし..
まさか、ハロハピも存在してないのか?
それに私のことも全然覚えてないみたいだし、一緒にウサギを追いかけたのも記憶にないらしい。
有咲「...どういうことだよ、この状況。わけわかんねー..」ガクッ..
千聖「市ヶ谷さん?だ、大丈夫かしら?」
有咲「沙綾はどこにも見つからない...ポピパも知られていない..嘘だろ、うそだろっ...」ブツブツ
花音「千聖ちゃん、この子...ちょ、ちょっと怖い...」
千聖「えーっと、市ヶ谷さん?とりあえず、もう授業が始まるし..ね?」
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有咲「...帰る!!!!」ダッ!
千聖「え、ちょっと?帰るって...?!」
はやく香澄のところに行って、事情を
聞かなきゃダメだ...!!
あいつなら、こんな世界でも即座に
交友関係広めて馴染むんだろうが
有咲「私はそんな器用じゃないっつうの!」
何より、この世界のみんながみせる
初めましての顔が、私にとって辛くもあったわけで...
私のことを知っているであろう、
アイツにはやく会えれば、この胸の
ザワザワした感じも、
少しは落ち着くだろうと思ったんだが..
ただ、アイツが元の世界の状態のまま
この世界にやってきている保証はどこにも
ないわけで。
私は、なんとかそう思い込まないと、
心が押しつぶされそうだったんだ。
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この学校に、沙綾がいないこと。
おたえや、りみがバンドをしていないこと。
アイツが、学校にきていないこと...
ひとりぼっちだった自分の、あの頃の感覚
を思い出して、胸がキュッとする。
嫌な予感が頭の中をかけめぐる、
オマエだけは、アイツだけはいつも通りで
いてくれと。
ふざけたヘラヘラ顔で、バンドバンドと
言ってきてほしいと...
戸山香澄の家へ向かい近付くにつれて、妄想が膨らんでいく。
有咲「はぁ...はぁ..ここ、だよな?」ゼェゼェ
結局、途中で走ってしまった。
運動不足なのがたたってこのありさまだ。
でも、そんな無様はどうでもいい。
この世界にも、アイツはいる。
私にはそれが安堵であり唯一の関心、
一呼吸置いてインターホンを鳴らしてみる。
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今はまだ午前中、お昼前。
さっさと連れ出して、学校に来させよう。
そしたらおたえとりみ、
うん...沙綾も探し出して、またバンドだ。
有咲「...」ピンポーン...
『は〜い、戸山ですが』
有咲「こほんっ...こんにちは♪香澄さんと同じクラスの市ヶ谷と申します」ニコッ
有咲「実は、香澄さんに迎えにきてほしいと頼まれまして、おほほ♪」
『えっ...しょ、少々お待ちください』
こんなもんだろ、同じ学校の制服だし
怪しまれずには済んだか?
..授業中にやってくる時点で十分怪しいか。
『いらっしゃい、香澄のお友達なのね?』
『...中等部のときのお友達、かしら?ごめんなさいね、お友達がきたのは久しぶりで』
やめてくれ。
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『あの子、いつの間に友達なんてできたのかしら..』
『でも良かった、高校に進学しても、すぐにまた閉じこもっちゃったのよ..』
...嘘だろ、おい...
『今呼ぶわね?..香澄〜!!お友達が来たわよ〜!...はぁ、ごめんなさいね?まだ寝てるのかもし
有咲「....香澄っ!!」ドタドタドタッ
『あっ..市ヶ谷さん!?』
【香澄の部屋♪】
ガチャッ!!
有咲「おい香澄ぃ!!はやく学校行くぞ!!大変なんだよ、りみやおたえ...が...」
「.....ッピン..へへ..♪踊れないの...キミだけじゃな..!?」ビクッ
有咲「お、おい..香澄か..?」
「ぁ、あ...ぇ..だ、れ...?お、おかーさん..!...っ..この、ひと..??」ビクビクッ
髪はボサボサで寝グセだらけ、チャームポイントの猫耳ヘアーもなし。
部屋はお菓子や音楽のCD、散らかった紙くずで散乱し、カーテンを閉め切った暗い
空間の中。
パソコンをつけて、アイドルの踊り?に合わせて動いていたアイツの姿がそこにあった...。
【つづく】
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なんでこんなに設定が違うのか…
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面白そう
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※小説版の性格を完璧には真似しとらんので注意や(詳しくは小説購入お勧め)※
前回のバンドリ★ガールズバンドパーティ(改)
有咲「あぁーっ本っ当に勘弁してくれよ!何で私だけこんな目に..この世界おかしすぎだろっ!」
有咲「いつものように学校に行ったら、りみは学校でおにぎり作って、朝ご飯と称し売りさばいて金儲け」
有咲「おたえもなんだか、シブいっつーか、昭和男くさい口調に..元のおたえとは違う変な雰囲気を漂わせるし」
有咲「その上、いつもみんなを支えてくれる沙綾までいないときた...どこに行っちまったんだよ..頼む..」
有咲「そして、極めつけは..私がいちばん心配..していた香澄の存在。アイツだけは、元のままでいてくれと願っていたんだが...」
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ゲームしかしてないけど小説版の世界観てかなりカオスなのな
期待
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戸山香澄(?)の部屋
カチ..カチ...
香澄「うぅ...ぇう...」チラッ チラッ
時計の音が鳴り響くだけの静かな部屋、香澄が部屋の端っこで私の様子を伺っている
有咲「マジかよ..これ、本当に香澄なのかよ..」
正直にいうと、なんの輝きもなかった
顔も何ていうか幸薄そうな表情で...
明らかにワクワクドキドキなんて求めていない
まさに、アイツの真逆をいったような、
ネクラで後退的な雰囲気をかもし出している
香澄「あぁの...あなた、ダレなの?こ、こここに何しに...」ガクブル
有咲「あぁー、とりあえず何もしないから、そのエアガンらしきものをしまってくれ」ハァ..
どこで手に入れたんだよ、
こういうガキっぽいのは変わってないのか?
香澄「む、ムリだよ..へ、変な人の言うことなんて、聞くもんか..」プルプル
有咲「ゴミ屋敷並みの部屋で、髪ボサボサくせえヤツのほうが、どー見ても変だけどっ」イラッ
香澄「...っ!?..!!」ウルッ
有咲「(...あっやべ!ちょっとムカついて口走っちまった)あ、待て待て泣くなっ」アセット
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乙
更新待ってる
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香澄「..くさく、ない..もんっ...!」グス..ゴシゴシ
涙がこぼれるクマだらけの目元が、ぬぐいこする度に赤くなっていく
香澄「さいてー..っ..だよ..っ!」ブツブツ
有咲「ちょ、悪かったって!お、落ち着けよっ」アセアセ
心はガラス並みにもろいらしい。
普段の香澄なら、こんなとき「あ〜っ!ひどいよ有咲ー!」なんて言いながら
ヘラヘラ笑って、私に応えてくれるんだけど...
香澄「ふぐっ..帰って...」プルプル
有咲「...は?」
すぐさま拒絶された。
香澄「帰ってよ!!うぅううっ!」パンッ!
有咲「ぅおわあっ!?」サッ
\\ドタバタッ!//
こいつっ!撃ってきやがったぞ!?
部屋の隅にいた香澄は、怒りに任せてベッドに飛び乗り、転びながらも
すぐに立ち上がり、上から射撃するカタチで私にBB弾をぶつけてくる
有咲「てぇっ!!痛っ!おい香澄ぃ!」ポコポコッ
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香澄「出てって!もう来ないで!!...帰ってよぉっ!」パンッパン!
「あなたも、私をバカにしてるんでしょっ!!」
_____バタンッ!!!! カチャンッ
有咲「はぁー..はぁ〜っ...ひぃ..」ゼェゼェ
何だよ、なんなんだよっ..
これマジなやつじゃねーか?
有咲「香澄..おまえ、一体何が..」
...一つだけ確かなことがある、あれは完全に香澄じゃないってことだ
もはや別人、感情的なところは変わっていないが、ぜんっぜん読めん...
おまけに繊細すぎて、普段の関わり方をすると暴走する始末
有咲「...どうすりゃ良いんだよ、せっかくの頼みの綱が...」
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頼みの綱...そうだ
なんだかんだいって、いつもリードしてくれていたのはアイツだった
だから今回も、何とかしてくれるだろうと
密かに期待をしていたのに
今はあんな風貌...といっちゃ、
また撃たれそうだが
正直に言うと、ショックだ。
しかも、あんなに拒まれて、
驚いて何もできなかった
..そもそもあれだけで、
あそこまで怒るとかおかしくねーかっ?!
有咲「くそっ..腕赤くなってんじゃん」スリスリ
香澄の怒った表情は初めて見た
普段笑ってるやつが、怒ったときにヤバいというのはこんな気持ちなんだろうな
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若干カラダが震えている
胸の鼓動がはやくなって、
息をするのが重い
有咲「..ダメだ、今日はもう帰ろう」
プラスどころか大きなマイナスを背負って、香澄の家を後にする
今は静かな場所で、
一人で心を整理するとしよう
これで本格的にひとりぼっちになっちまった
バンドは、どうする..?
これからどうしていけば良い?
様々な問題で考えがいっぱいになりながら、体をふらつかせ帰路につく
家について、ばあちゃんの声もよそに
寝床について頭をカラッポにした
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___...や..?___けど....
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夕方 放課後
@市ヶ谷家
有咲「ん....今、何時だ..?」ムニャ
「もう朝の8:00や!!遅刻するよ?」
有咲「...え!?は?マジかよそんなに寝てた?!」ガバッ
りみ「嘘に決まっとるやん、夕方の4時だよ」
有咲「....おい、何で私の部屋にいる」
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来てたか
おつおつ
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