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女「私もう女で居たくないんだけど」
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女「私もう女で居たくないんだけど」
男「男は男で辛いんだよ」
女「そうじゃなくて、女っていう属性が嫌なの」
男「・・・・・・えーと」
女「幼女、少女、妹、幼馴染、モンスター娘・・・・・・女。ほら」
男「ん?」
女「シンプル過ぎるじゃない!」
男「それってそんなに嫌がること?」
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女「嫌に決まってるでしょ!?なによ女って。まるで素うどんじゃないの!」
男「素うどんかどうかは分からないけど」
女「味気ないってこと!」
男「でも人気がないって訳でもないでしょ?男女物のSSとか今でも多いよ」
女「そ、それはまあ・・・・・・」
男「想像の余地があっていいじゃん。幼女だと幼い子供をイメージしちゃうけど、女なら好きな女性をイメージできるっていうか」
女「それってようするに私自身には魅力がないってことでしょ!?」
男「どうしてそうなるかなぁ」
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女「とにかくもう女は嫌なの。私もなにか属性を身に着けるわ!」
男「んー例えば?」
美女「・・・・・・どう?」モジモジ
男「・・・・・・結局シンプルじゃない?」
女「じゃあどうすれば良いのよ!」
男「とりあえず○女っていうのは有りなんじゃない?人気の高い幼女もこのルールに則ってるし」
○女「分かったわ」
男「暫定だからそれで良いんだけど、○女ってなんか丸っこい女の人って感じがするよね」
[ピー]女「なにそれ!じゃあこれにする」
男「ごめん、それだと犯罪者だ」
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○女「よし、じゃあ○に何を入れようか」
男「んーそう言われると難しいな。粗方出尽くされた感あるし」
○女「うーん・・・・・・あ」
男「なにか思いついた?」
中女「どう?」
男「中年女性にしか見えない」
○女「うーん。幼女・少女ときてるから有りだと思ったんだけどなぁ」
男「駄目ではないんだけど、ファンは減るだろうなぁ」
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○女「分かった!」
男「ん?」
○女「そもそも○女に縛ったのがいけなかったのよ。女騎士、とか女魔法使い、とかもあるじゃない!」
男「ああ、女○○にする訳ね」
女○○「そうそう!これならなにか良いアイディアが浮かぶかも!」
男「職業だとくっつけやすそうだよね」
女王「これはどう?ファンタジーで攻めてみたんだけど」
男「う、うーん」
女王「なに?」
男「どうして毎回年齢層高めな所を突くの?」
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女オーク「じゃあこれならどうさ!」
男「オークの破壊力が強すぎて可愛い容姿が想像出来ないよ」
女オーク「贅沢言うな!」
男「謝るからとりあえずオークを取ろう?怖いよ」
女「どうしたものかなぁ」
男「ファンタジーだともう可愛い職業は埋まっちゃってるだろうから、もう少し別のジャンルで攻めてみようよ」
女「例えばー?」
男「んー会社の役職とかどう?」
女上司「ほら、もうあるじゃん」
男「ああそっか」
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女部下「ほらほら早くして下さいよ先輩」
男「・・・・・・あのさあ」
女係長「思いついたかね?」
男「名前を変えるのには限界があるんじゃない?」
女「じゃあどうすればいいの?このままは嫌だよ」
男「うーん・・・・・・口調を変えてみるのはどうだろう」
女「口調?」
男「うん。容姿はあくまで想像に委ねて、別の方向で個性を出そう」
女「おお!あったまいー!」
男(ようするに普通のSSってことなんだけどなぁ・・・・・・)
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女「例えばこういうのはどうでがす?」
男「・・・・・・可愛いと思うの?」
女「思わない・・・・・・」
男「じゃあやめようよ」
女「これはどうでありんすか?」
男「こ、今度は名前の方がネックになったね。それなら名前を遊女とか花魁にしないと」
女「難しすぎるよ!」
男(難しい女だなぁ・・・・・・あ!)
男「これだよ!」
女「え?」
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難しい女「・・・・・・」
男「おお、新しい!今まで居なかったよ!こういうキャラクター!」
難しい女「あのさあ」
男「どうしたの?難しい女!」
難しい女「こういうキャラが居ないのって、人気が出なさそうだからじゃないの?」
男「あー・・・・・・じゃ、じゃあ次は!」
険しい顔の女「真面目に考えたんでしょうね」
男「じょ、上手に使ってらっしゃるのね」
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先生!王道にして至高の女幼馴染が良いと思います!
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王道ではあるが、往々にして当て馬だ
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楽しい乙。
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昔馴染「ねえ、こういうのはどう?」
男「・・・・・・ねえそれって幼馴――」
昔馴染「昔馴染みだよ」
男「あ、はい」
昔馴染「これなら新しいでしょう?男の人なら誰でも一度は思い描く近所で一緒に育ったおさ、昔馴染!!」
男「ねえ今幼馴染って言いそうになったよね?」
昔馴染「これは大人気間違いなしでしょう!」
男「・・・・・・ちなみに幼馴染とはなにが違うの?」
昔馴染「・・・・・・えーと・・・・・・」
男「ないんだ・・・・・・」
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女「あー分かんないよ。なんだったら満足するわけ?」
男「いや、だから最初からそのままで良いって言ってるじゃない」
女「いやなの!」
男「そんなこと言われても・・・・・・」
女「あーもう、はっきりしないなぁ。今からあなたははっきりしない男ね!」
はっきりしない男「ちょっと変な属性加えないでよ!長いし!」
険しい顔の女「・・・・・・」
はっきりしない男「ごめんごめん、怖いからその顔はやめて」
女「・・・・・・」ニッコリ
はっきりしない男(変な技覚えちゃったなぁ)
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男の妻はどうや?
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男「ねえ」
女幼馴染「んー?」
男「なんか今までのルールを無視したワードが見えてるんだけど・・・・・・」
女幼馴染の妹「チッチッチ、あまーい」
男「増えた!」
女幼馴染の妹(幼女)「一つ一つはありきたりでも組み合わせると新しくなるんだよ!」
男「お、おお。確かにそうだね」
女幼馴染の妹(幼女)※魔法使い「どう?これなら魅力が倍増だよ!」
男「長い長い!こういうのって足し算じゃないから!」
険しい顔の女幼馴染の妹(幼女)※魔法使い「文句があるの?」
男「もう寿限無みたいになってるからやめよう?台詞より長い名前ってどうなのさ」
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女「うーん」
男「難しいなぁ」
女「うーん・・・・・・あ、そうだ」ボソ
男「なんかないかなぁ」
考える女「うーーん。う、う、うーん」チラ、チラ
男「え、なに?・・・・・・あ」
考える女「うーーん。難しいなぁ」ドヤァ
男「自信ありそうだけど、それじゃあパチモンの彫刻にしか見えないよ・・・・・・」
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女「あ!そうだ」ドヤァ
男「え、なになに?」
女「ほら、これだよ。こーれ」ドヤァ
男「ん?」
女「まだ分かんないの?」ドヤァ
男「あ、もしかしてその顔のこと言ってるの・・・・・・?」
女「そうそう、表情でキャラ付け!斬新でしょう?」ドヤァ
男「うん、考え方は新しいかもね」
女「やったー!結構自信あったんだぁ」ドヤァ
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女「じゃあ試しによくある台詞練習してみるね」
男「うん」
女「もう、また遅刻して!いつまでたっても子供なんだから!」ドヤァ
男「あ、ああ・・・・・・」
女「べ、べつにあんたのことなんか好きじゃないんだからね!」ドヤァ
男「・・・・・・」
女「大好き・・・・・・」ドヤァ
男(な、なんだろう。とてつもなくうざい!)
女「どうだった!?これなら人気出ると思う?」ドヤァ
男「ど、どうだろうね」ニガワライ
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女「なんか疲れたなぁ。男は注文多すぎだよ」
男(誰も頼んでないんだけどなぁ)
女「表情系は結構レパートリーあったのになぁ」
男「・・・・・・そうだ、系ってどうだろう?」
女「系?」
男「そう、系。体育会系女子、みたいな感じで」
女「いいかも!SSであんまりみたことないね!」
男「でしょう?これなら納得のいく属性があるかもしれないよ」
体育会系女子「あ、バス乗り遅れちゃう!走るぞ男君っ!ファイトだ!」ニコ
男「お、おお。ちょっと可愛いじゃないか!」
体育会系女子「明日のデート内容?ふふ、内緒だよ!ヒントはねぇ・・・・・・42.195km」ニコ
男「おお、フルマラソンでも付き合っちゃうくらいに可愛い!」
体育会系女子「浮気か!?ふざけんな!!」ボゴ!
男「あー攻撃力高いのかぁ・・・・・・」
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体型で…!…ィャ…ナンデモナイデス…(ガクブル)
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テンポ良くて面白い
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マダカナー楽しみにしてるー乙。
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