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女(28)「しますか? 結婚」
-
男「最近どうなん」
女「んー、まぁ仕事が大変です」
男「ほんまか。頑張ってるんやなぁ」
女「まぁ私よりしんどい人多いし」
男「そんなもん?」
女「ですね」
男「……あー、働きたくねぇ」
女「もう就活しなくなって何年ですか」
男「それ聞く?」
"
"
-
男「まぁ今日は俺のおごりや。食ってくれや」
女「割り勘じゃないと嫌です」
男「いつになったらおごらせてくれるん」
女「ていうか収入ないでしょ」
男「貯金はある」
女「……」ハァ
男「分かったわかった割り勘な割り勘」
女「おごられた瞬間絶交します」
男「ニートなのに絶交はせんのか」
女「それは……」
男「相変わらず変わっとるわ」
女「先輩にだけは言われたくないですね」
男「確かになwww」
-
男「職場の雰囲気はどうなん」
女「意外と飲み会とか多くて疲れます」
男「ああ、意外とアットホームやねんな」
女「それは危ない」
男「なんて言うんじゃあ」
女「うぇーい系?」
男「懐かしい」
女「先輩はぼっち系でしょ」
男「系ってなに系って」
女「じゃあぼっち」
男「えー。女がおるやんか」
女「……そういうのずるい」
男「え?」
女「何でもないです」
-
男「でもまぁ女は酒強いからええやんか」
女「別に強くない」
男「俺なんかこないだ350の缶無理やったわ」
女「それは笑う」
男「え、どうなん飲み会の帰りとかに声かけられたりせんの」
女「声って?」
男(下ネタが苦手な女にどこまで攻めるか……行くか?)
▶Yes
No
男「お持ち帰り……とか」
女「……酒なんて百害あって一利なしです」
男(……ちっ)
-
男「はー。まぁ俺も彼女ほしいなとかは思うけどね」
女「何のアピール?」
男「いや、俺よくなんにも興味ないように見えるって言われるからさ。あるんやでっていう」
女「それをあたしに言ってどうするん」
男「特に意味はない」
女「やっぱ先輩の方がおかしいわ」
男「そう?」
女「だいたい先輩は二次元派でしょ」
男「んー、ああそれなぁ。最近考えたんやけど、俺やっぱどう頑張っても『にわか』やわ」
女「『にわか』って?」
男「しったか的な」
女「先輩しったかなんですか」
"
"
-
男「しったかとは違うんかなぁ、知らんけど」
女「知らんのかい」
男「でもまぁ詳しくないしなー。好きな作品はあるけど」
女「どんな作品が好きなんですか」
男「暗い奴」
女「前言ってた女子高生が殺されるやつ書きました?」
男「あー、進んでない」
女「新人賞出す言ってたやないですか」
男「出すよ出す」
女「ほんま?」
男「ほんまやで」
-
男「今日は楽しかったわ。ありがとう」
女「こちらこそ」
男「また遊ぼうな」
女「はい。今から帰って何するんですか」
男「えー? 友達と電話かな」
女「またネットの人?」
男「……なに?」
女「いえ。あんまりのめりこみすぎると危ないですよ」
男「知っとる」
女「それじゃあ、また」
-
友「おう。帰ってきたか」
男「うん」
友「どこまでいったん」
男「別になんも」
友「はぁー、いくじなし」
男「はぁ?」
友「一生童貞やぞそんなんやったら」
-
男「お前のこと小説に書いてもいい?」
友「最強にして」
男「ラノベじゃない」
友「え、なに、凶悪殺人犯?」
男「そっちでもない。日常系」
友「じゃあ日常系最強で」
男「意味不明」
友「かいとんの」
男「まぁね」
友「いろいろ手ェ出してどれも完結せんのやろ?」
男「なかなかに痛いところを突くな」
友「そんなもんやろ人生」
男「確かに」
-
男「人生ってなんなん」
友「俺も知らん」
男「最近あれ聴いてるわハウルの」
友「ああ」
男「あれが人生?」
友「それもまた一理やな」
-
『その瞬間、私の眼前に銀色の鋭利なものが突き立てられた、それがナイフと気づくまで、時間はかからなかった』
男「いやでもこんなん、人殺したことないしわからんな」
友「いや、殺したことあるよ」
男「あるんか」
友「人は無自覚にな、誰かを殺しとるんや」
男「そんなもん?」
友「そんなもんや」
-
しますえん
-
ハッピーエンドだと嬉しいな
-
友「いまいくつ?」
男「29」
友「おっほwww やっばいなー」
男「友いくつだっけ」
友「いっこ上」
男「お前もやばいな。医学部受験はかどってんの?」
友「女あさりに忙しい」
男「さいてー」
-
男「……」カチッ
男「……」カチッ
男「お、未経験歓迎……」
友「いい求人あったか?」
男「うーん、営業……あ」
『応募条件 30歳以下の方 ※長期雇用によるキャリア育成を図るため』
男「童貞だの魔法使いだのどうでもいいんだ」
男「こっちは笑えないもんなぁ」
-
エタった?
-
___
/ \ _________
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| (゚) (゚) | < エタスレにうんこしていきますね
| )●( | \_________
\ ▽ ノ
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人i ブバチュウ!!
ノ:;;,ヒ=-;、
(~´;;;;;;;゙'‐;;;)
,i`(;;;゙'―---‐'ヾ
ヽ;;';ー--―-、'';;;;;゙)
-
友「ん? なに」
男「いや」
友「働かなくてもいいんやで」
男「そういうわけには……」
友「親もいる、貯蓄もある。なんでわざわざしんどい思いをしなくちゃいけないのか」
男「勤労は義務じゃん」
友「お前は義務だから働くのか? 違うだろ? 自分の生活のためだろ? 誰だってそうだ」
男「……」
友「それが保証されてるなら、働かなくたっていい」
-
男「保証なんてされてない」
男(両親ともにもうすぐ還暦を迎える)
友「されてるやん。で、金なくなったら親からせびれ」
男「……どうしてそこまで?」
友「ん?」
男「浪人何年目なん? 普通、何年もしてたら見切りつけて就活するやろ」
友「お前が俺を責めるのか?」
男「いや、そういうつもりじゃないけど……」
友「恨んでる、って言ったら笑う?」フフッ
-
男「え?」
友「恨んでる節があるかもしれない、親を」
男「ああ」
男(俺かと思った)
友「別に確たる何かがあったってわけじゃないんだ。普段の言動とか、接し方とか――どうでもいいようなことで確執は深まるもんさ」
男「うーん……」
友「俺はいつか医学部に合格する。そして親や、ガッコの先生や、社会を見返す」
\ゴハンヨー/
-
男「すまん、飯呼ばれたわ」
友「おう、またな」
男「……」
友「はよ切れよwww」
男「今度オフ会しようや」
友「受かったらな」
男「一生無理やんけ」
友「うっせ」
-
母「誰と話しとったん」
男「……友達」
母「友達なんておったん」
男「……飯、ありがとう」
母「いいえー」
-
『きょう未明、大阪府――で、自宅に住む――さん夫婦が何物かに刃物で刺され、病院に運ばれましたが、死亡しました』
『犯人は未だ逃走中とのことで、警視庁は行方を調査しています』
母「物騒ねえ」
男「……ああ」
男(社会を見返す、か……)
男(見返す価値なんてあるのか? いや、ないからこそ――)
-
男「」カチッ
男「」カチッ
男(転職サイト――こんなんで就職できるのか?)
男(ハロワの方がいいのか? いや、友人の紹介――)
男(親のコネ――)
男(父親は俺を見限っているだろう)
男(なんで、いつからこうなったのかなぁ)
男「」カチッ
-
『1時間4万円〜! 好みのアノ娘が待ってます☆!』
男(1時間4万円って高くね?)
男(あ、この子好みだな……)
男(生活が保障されている、か)
男(でも例えば、あんなふうに急に殺されでもしたら――)
『20XX年 サスペンス部門新人賞』
男「全然書いてねぇや」
男(なぜ俺はサスペンスを、それも探偵要素のないサイコサスペンスを書くのか)
男(それは多分俺自身が、)
男(あの犯人と変わりないからだ)
-
https://is.gd/DR5blP
-
ボーイ「ああ、その娘ですね。いまちょうど――空いてます」
男「じゃあよろしくお願いします」
ボーイ「はい。フロントまで嬢が迎えに来ますから。お金は終わった後、その子に渡してください」
男「はい」
ボーイ「あ、来ました」
嬢「こんばんは〜!」
男(かわいい)
男「よ、よろしくお願いします」
嬢「じゃあいこっか」スッ
男(手、繋ぐのか?)
嬢「恋人繋ぎ、しよ?」
男(恋人……)スッ
男(恋人ってなんや)
-
見入ってしまった続き期待
素人童貞は魔法使いにはならんのかな?
-
働き始めました
今日更新します
-
お?
-
嬢「♪」ギュ
男(あ……)
チン
嬢「4階だよ」
男「はい」
嬢「はい? ふふ、リラックスして」チュ
男「あ」サッ
-
嬢「? なんで避けるの?」
男「あ、そういうのは……」
嬢「キス嫌なの? じゃあ」チン
男「違うんだ」
嬢「何が違うの?」
男「抱きに来たわけじゃない」
-
嬢「は?」
男(やっぱおかしいよな)
嬢「行く? 行かない? エレベーター閉まっちゃう」
男(ほんとに俺は何しに来たんだろう)
男「行きます」
嬢「嬉しい♪」
男(帰ってもいいような気がした)
嬢「ここ来るの初めてでしょ?」
-
男(俺はこのかわいい女の子に何を求めているのか)
嬢「シャワー一緒に浴びる? 先行く?」
男(性的な慰め? 精神的な慰め?)
嬢「ねえ、聞いてる?」
男(違う、見下しに来たんだ)
嬢「ねえってばぁ」ムギュ
男(体を売ってお金を稼ごうとする女を)
-
少ないけどここまで
また明日更新します
-
嬢「もー、お兄さん全然話聞いてくれない」
男「おじさんやけど」
嬢「ばかだなー、営業トークだよぉ」
男「ああ」
男(馬鹿正直な子だな)
嬢「馬鹿正直にそんなこと言う? って思ったんでしょ」
男「え、あ、いや」
嬢「だってお兄さん変な人だし、別にいいかなって。危険な人ではなさそう」
男「危険な人って?」
嬢「……そろそろ来てるかもね」
男「え?」
-
嬢「ほんとに抱かないの?」
男「ああ」
嬢「じゃあお話ししよっか」
男「話?」
嬢「何か話したいことがあるんでしょ? でなきゃわざわざお店まで来ない」
男「ああ……」
嬢「それとも、ほんとに何もしないでお金くれるつもり?」
男「話すよ。聞いてほしいことがあるんだけどさ……」
嬢「うん」
-
友「風俗行ったぁ!?」
男「ああ」
友「おお、ついにか。で、どうだったん初体験は」
男「何もしてない」
友「は?」
男「何もしない」
友「ガチで?」
男「ガチ」
友「……いくらしたん」
男「だいたい4万くらい」
友「いやさすがにアホwww え? マジ? え!?」
-
男「だいたい、初体験がどうこうってのは俺より友の方が知ってるだろ」
友「ああ……」
男「どうなの」
友「どうって……まぁ気持ちよさだけならオナニーの方がええな」
男「マジ?」
友「まぁそういうのって、相手を満足させるためみたいなところがあるからなぁ」
男「なるほどなぁ」
友「しんみりすんなwww」
-
男(ああいう人もいるんだなぁ)
――
男「楽しかったよ」
嬢「嘘でしょ」
男「聞いてもらえて安心した」
嬢「まぁ気が向いたら来れば? 抱きに来てもいいんだし。てゆーかそういう場所だし」
男「ああ」
嬢「! 静かに」
サングラス「嬢出せって言ってんだろォ!!」
ボーイ「ですから彼女は今他のお客様の対応中で……あ」
-
男「なにあれ」
嬢「しゃべらないで。裏口から出て。ボーイに案内させる」コソ
男「え?」
サングラス「嬢ちゃ〜ん!! 待ってたよぉ!! なんでさっきいなかったの? ボクのことだけが好きなんじゃなかったの? ねぇ? ねぇ? そうなんだよねぇ!!」ズイ
嬢「あー! サングラスさぁん♪ 来てくれたんですね♪ ありがとう〜!!」
サングラス「答えろよ」
嬢「ん? 行こっか♪」
サングラス「答えろつってんだよぉ!!」ドンッ
-
ボーイ「男さんですね。本日はありがとうございました。大変恐れ入りますが、倉口の方へご案内しますので、こちらへ……」スッ
男「え、でもあの子は」
ボーイ「大丈夫です。それよりこっちへ」
-
――
男(振り向きざまに俺が見たのは、彼女のウインクだった)
男(最初ボーイにしたものだと思っていた。けどあれは、俺にだったのか?)
男(また来てね、って、)
男(そういう意味?)
-
今日はここまで
次回更新は未定です
-
え?
早く更新してよ!
-
やはり俺が仕事につくことはまちがっている。
今日更新する
-
今日っていつまで?
-
今日とは
-
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人i ブバチュウ!!
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明日って今さ!
今日は絶対に更新するので許して!
待っててくれた方ありがとう
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友「あーでもほんと馬鹿だなぁ。4万も支払ったのに何もしないなんて」
男「いや、俺は収穫あったと思うよ」
友「何もせずに帰ったのに?」
男「うん」
友「本当、お前は変わったやつやな」
男(あの時……)
-
――
嬢「なに? 聞いてほしい事って?」
男「俺、ずっと働いてないんだ」
嬢「……そうなんだ」
男「……驚かないんだ」
嬢「まぁ、そういう人多いよ。ここに来る人は」
男「金とかどうなってるんだろうな」
嬢「知らないよ、それは」
-
嬢「でもそれって、甘えてるんじゃないの?」
男「え?」
嬢「仕事ってさ、いやもちろん私は『普通の』仕事は分からないけど――どの仕事もきついと思うよ。それをさ、みんな一生懸命やってる訳じゃん。それはやっぱ、どんなに暗い世界にいてもやらなきゃいけないことだと思う」
男「暗い、世界?」
嬢「これは私の勝手な解釈かもしれないけど、仮に私たちの住む場所が『暗い』場所だとしても――仕事は全うしなきゃ。もちろん人には言えない理由で稼いでる子もいるし、ちょっとおつむが足りない子もいるけど」
嬢「私は、たとえオジサンたちが蔑んだ目で私を見ようと、精いっぱいのおもてなしはしたい。それが私の、仕事だから」
-
男「……ごめん、そのおもてなしを断るようなことして」
嬢「そう思うんなら、また来てよ。別に、そういうのを強要するわけじゃないから。お互い話して楽になるなら、それでいいじゃん」
男「君は、俺と話して楽になったの」
彼女は、返事のかわりに、俺の頬にキスをした。
嬢「頑張って。君には見込みがある」
男「何の見込み?」
嬢「いつか自分で気づくよ」
-
少ないけどここまで
次回更新は月曜日の予定
-
乙
できたらトリップ付けて欲しいかも
-
おっ続いた乙乙
-
某日 本屋
男「……」
『合格者はこう答えた! 必勝面接対策20XX』
男「……」スッ
男「……」ペラ
『面接は本来楽しいもの!』
男「面接は本来楽しいもの……あほくさ」
男「人生は……」
男(本気じゃない、棚に戻すのが面倒なだけ)
男「……」
-
店員「こちらどうぞー」
男(例えば、この店員)
店員ピッ「一点で1300円になります!」
男(こいつと同じことを、俺はできるか?)
店員「1300円ちょうどお預かりいたします!」
男(声をかけ、商品を通し、金を数え、受け取り、そして間違いの無いようお釣りを渡す)
店員「ブックカバーはどうされますか?」
男(無理だ。俺には無理だ。全てが怖い)
店員「あの、お客様?」
男(理由とか対処法とか、そんな具体的なものなんかない。ただ漠然と、怖いんだ)
男(こんなものが怖いなんて思っている俺が怖い)
男「あ、いら、ないです」
店員「ありがとうございました!」ニッコリ
男(営業スマイル怖い)
-
公園
男「なんて言ってる間に29だよ」
ブランコ「……」
男「怖い怖いって、俺が一番怖いよな」
滑り台「……」
男「話し相手いなくて、一人で話してるんだもんな」
ベンチ「……」
男「通報されるよな」
コーヒーカップ「……」
男「なあ!」ゲシッ
ブランコ「……」
男「なんとか言えよ!」ゲシゲシッ
滑り台「……」
男「誰かなんとか言えよ!」
-
男「あほくさ」
男「なーにが面接は楽しい、だ」
男「だったら一生面接してろ」
男「お前たちに俺の何がわかる」
男「たった20分の面接で、お前に俺の29年の何がわかる」
男「大した中身じゃない、だけど29年だ」
男「そうだろ?」
男「そうだろ?」
-
おっさん「あんた、大丈夫かい」
男「あっ」
男(聞かれたか?)
おっさん「最近物騒だからねえ。ほら、テレビでやってたろう、行方不明の殺人犯」
男「ああ……」
おっさん「この辺をうろついてるらしいよ。用がないなら早く帰りな」
男「すんません」ザッザッ
おっさん「あ、そうそう」
男「はい?」
おっさん「ABC殺人事件、って知ってるかい」
男「アガサ・クリスティ?」
おっさん「アレの真似し始めたらしいよ」
男「誰が」
おっさん「殺人犯」
-
男「嘘でしょ」
おっさん「テレビでやってたよ。最初に殺した夫婦は阿川さん。奥さんの旧姓馬場」
男「Cから始まる苗字なんてない」
おっさん「どうとでも取れるさ。チヒロさんとか、チエコさんとかね。外国人かもしれない」
男「なんでそんなにしゃべるんや」
おっさん「クク、僕が犯人かと思ったかい?まさか」
おっさん「ネットは何でも教えてくれる」
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男「ネット……ガセだろ」
おっさん「反転世界では闇が真実さ」
男(何言ってんだ……)スタスタ
おっさん「あ、そうそう。僕の名前はクスノキさ。死んだらよろしく。君は?」
男「……」
男「……ヤマモト」
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乙
元引きこもりニートの自分には刺さるスレ
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男(みんな最初は同じだったはずだ)
男(母親のお腹から生まれ)
男(のびのびと育ち)
男(世の中のことを何も知らないまま)
男(無垢なことを恥だとすら思わないまま)
男(みんな平等に、甘い匂いのする教室で勉強してたはずだ)
男(なのに、何だこれは)
男(何だ、これは?)
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???「おい、救急車!」
???「警察が先よ!!」
???「今の、見えたか?」
???「犯人はどこに行った!?」
???「まだそう遠くへはいってないはずだ」
男(あ)
男(そういや俺帝王切開だったわ)
男「最初から負け組か、はは」
俺は、アスファルトに転がる死体を見ながら、そうひとりごちた。
-
おつ
男は殺人犯なのか?
"
"
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